JPH09331276A - Catv光同軸ハイブリッドシステム - Google Patents
Catv光同軸ハイブリッドシステムInfo
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- JPH09331276A JPH09331276A JP8150847A JP15084796A JPH09331276A JP H09331276 A JPH09331276 A JP H09331276A JP 8150847 A JP8150847 A JP 8150847A JP 15084796 A JP15084796 A JP 15084796A JP H09331276 A JPH09331276 A JP H09331276A
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- catv
- coaxial
- optical
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- Pending
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- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】パイロットAGC方式のため回路構成が複雑と
なり、かつ受け側等化のためテレビ全帯域で一律にS/
Nを確保するのが難しかった。 【解決手段】CATVの電気信号を光信号に変換して光
ファイバケーブルXへ送出するE/O変換器11を有す
るヘッドエンド装置1と、光ファイバケーブルXを通し
て入力される光CATV信号を電気信号に逆変換して分
配するとともに分配後に伝送される同軸ケーブルY
−「」の損失特性を分配前に予等化するT−AGC機能
付の等化器を有するO/E変換器2と、同軸ケーブルY
−「」の定損失分を増幅するとともに多数のCATV加
入者へCATV信号を分配する分配増幅器3と、個別の
CATV加入者へCATV信号を分岐するタップオフ5
−1,5−2と、タップオフ5−1および5−2におけ
る分岐損失および加入者線Z−1,Z−2の線路損失分
を増幅する延長増幅器4とを備える。
なり、かつ受け側等化のためテレビ全帯域で一律にS/
Nを確保するのが難しかった。 【解決手段】CATVの電気信号を光信号に変換して光
ファイバケーブルXへ送出するE/O変換器11を有す
るヘッドエンド装置1と、光ファイバケーブルXを通し
て入力される光CATV信号を電気信号に逆変換して分
配するとともに分配後に伝送される同軸ケーブルY
−「」の損失特性を分配前に予等化するT−AGC機能
付の等化器を有するO/E変換器2と、同軸ケーブルY
−「」の定損失分を増幅するとともに多数のCATV加
入者へCATV信号を分配する分配増幅器3と、個別の
CATV加入者へCATV信号を分岐するタップオフ5
−1,5−2と、タップオフ5−1および5−2におけ
る分岐損失および加入者線Z−1,Z−2の線路損失分
を増幅する延長増幅器4とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CATV光同軸ハ
イブリッドシステムに関し、特に光幹線伝送路から複数
の同軸幹線伝送路へ分配し各各の加入者へCATV信号
を配信するCATV光同軸ハイブリッドシステムに関す
る。
イブリッドシステムに関し、特に光幹線伝送路から複数
の同軸幹線伝送路へ分配し各各の加入者へCATV信号
を配信するCATV光同軸ハイブリッドシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のCATV同軸ハイブリッドシステ
ムにおいて、同軸伝送路上に縦続接続される複数の中継
器の後段に位置する各各の中継器で行う中継器間伝送路
の温度損失補償のための自動利得制御(以下、AGCと
称す)をパイロットAGCにより各各受け側等化してい
た。
ムにおいて、同軸伝送路上に縦続接続される複数の中継
器の後段に位置する各各の中継器で行う中継器間伝送路
の温度損失補償のための自動利得制御(以下、AGCと
称す)をパイロットAGCにより各各受け側等化してい
た。
【0003】詳述すると、先行技術である従来のCAT
V同軸ハイブリッドシステムである特開平3−1748
87号公報の「CATV施設の増設用中継器」では、ヘ
ッドエンド装置にパイロット信号発生器を備えてパイロ
ット信号を各各の中継器へ送出し、各各の中継器ではそ
のパイロット信号を検出してAGC動作を行ない、各各
中継器の送出レベルを一定に保っている。
V同軸ハイブリッドシステムである特開平3−1748
87号公報の「CATV施設の増設用中継器」では、ヘ
ッドエンド装置にパイロット信号発生器を備えてパイロ
ット信号を各各の中継器へ送出し、各各の中継器ではそ
のパイロット信号を検出してAGC動作を行ない、各各
中継器の送出レベルを一定に保っている。
【0004】また、この従来のCATV施設では、既設
の中継器のパイロット信号を抽出するバンドパスフィル
タとしてLCフィルタを使用しているために帯域外減衰
量を急峻にすることができず、前記のパイロット信号付
近に新たなパイロット信号を重量すると、本来のパイロ
ット信号と共にバンドパスフィルタを通過してしまい、
AGCが誤動作してしまう。このため、従来のCATV
施設では、既設の中継器用のパイロット信号周波数と同
一周波数の中継器用パイロット信号でAGC動作する中
継器を増設用に使っていた。
の中継器のパイロット信号を抽出するバンドパスフィル
タとしてLCフィルタを使用しているために帯域外減衰
量を急峻にすることができず、前記のパイロット信号付
近に新たなパイロット信号を重量すると、本来のパイロ
ット信号と共にバンドパスフィルタを通過してしまい、
AGCが誤動作してしまう。このため、従来のCATV
施設では、既設の中継器用のパイロット信号周波数と同
一周波数の中継器用パイロット信号でAGC動作する中
継器を増設用に使っていた。
【0005】ところで、この従来のCATV施設では、
1〜12チャネルのテレビ信号の再送信を行なうため、
パイロット信号周波数はパイロット信号検出用のLCフ
ィルタの実現性からテレビ信号伝送帯域の高城端の22
2MHzより更に高周波の246MHzに配置するのが
一般であった。しかし現在では、LCフィルタより急峻
な減衰特性を持つ弾性表面派フィルタを完成し、これに
よりテレビ信号伝送帯域を有効に使用でき、より多くの
チャネルを伝送できるようになっている。また、パイロ
ット信号周波数をテレビ信号伝送帯域の高域端に配置す
れば、帯域の中間に配置するよりも一層多くのチャネル
を伝送させることができるため、一般にテレビ信号伝送
帯域上端にパイロット信号を配置している。このよう
に、現在の弾性表面波フィルタを使用し、パイロット信
号周波数を高域端に配置することにより、サービス内容
の拡大を図ることができる。
1〜12チャネルのテレビ信号の再送信を行なうため、
パイロット信号周波数はパイロット信号検出用のLCフ
ィルタの実現性からテレビ信号伝送帯域の高城端の22
2MHzより更に高周波の246MHzに配置するのが
一般であった。しかし現在では、LCフィルタより急峻
な減衰特性を持つ弾性表面派フィルタを完成し、これに
よりテレビ信号伝送帯域を有効に使用でき、より多くの
チャネルを伝送できるようになっている。また、パイロ
ット信号周波数をテレビ信号伝送帯域の高域端に配置す
れば、帯域の中間に配置するよりも一層多くのチャネル
を伝送させることができるため、一般にテレビ信号伝送
帯域上端にパイロット信号を配置している。このよう
に、現在の弾性表面波フィルタを使用し、パイロット信
号周波数を高域端に配置することにより、サービス内容
の拡大を図ることができる。
【0006】上述したことから、この従来のCATV施
設の中継器を増設する場合に、今迄と同一の中継器を増
設に用いると、将来テレビ信号伝送帯域の拡大や双方向
化を行なってサービス内容を拡大する場合にすべての中
継器の交換が必要となるので、将来の需要を見越して増
設部分に予め広帯域又は双方向の中継器を使用すること
が考えられる。
設の中継器を増設する場合に、今迄と同一の中継器を増
設に用いると、将来テレビ信号伝送帯域の拡大や双方向
化を行なってサービス内容を拡大する場合にすべての中
継器の交換が必要となるので、将来の需要を見越して増
設部分に予め広帯域又は双方向の中継器を使用すること
が考えられる。
【0007】この第1の従来例を図5に示す。この構成
によるCATV施設においては、増設用中継器としてパ
イロット信号周波数が288MHz(f2 )の双方向用
中継器8−1,8−2,…を用い、既設中継器としてパ
イロット信号周波数が246MHz(f1 )の片方向用
中継器7−1〜7−nを用いた場合、ヘッドエンド装置
10から周波数288MHzの増設用中継器8−1,8
−2,…用のパイロット信号を送出すると、既設中継器
7−1〜7−n内のパイロット信号抽出用バンドパスフ
ィルタにLCフィルタを使用していて帯域外減衰量特性
が急峻でないため、288MHzのパイロット信号が2
46MHzのパイロット信号検出回路の検出レベルに影
響を与えてAGC回路が誤動作を起こし、既設中継器7
−1〜7−nをも調整を行うことになって、施設全体を
再調整しなければならないという欠点があった。
によるCATV施設においては、増設用中継器としてパ
イロット信号周波数が288MHz(f2 )の双方向用
中継器8−1,8−2,…を用い、既設中継器としてパ
イロット信号周波数が246MHz(f1 )の片方向用
中継器7−1〜7−nを用いた場合、ヘッドエンド装置
10から周波数288MHzの増設用中継器8−1,8
−2,…用のパイロット信号を送出すると、既設中継器
7−1〜7−n内のパイロット信号抽出用バンドパスフ
ィルタにLCフィルタを使用していて帯域外減衰量特性
が急峻でないため、288MHzのパイロット信号が2
46MHzのパイロット信号検出回路の検出レベルに影
響を与えてAGC回路が誤動作を起こし、既設中継器7
−1〜7−nをも調整を行うことになって、施設全体を
再調整しなければならないという欠点があった。
【0008】このような欠点を除去するための第2の従
来例によるCATV施設の増設用中継器では、既設の中
継器用と同一のAGC用パイロット信号により動作する
AGC回路と、このAGC回路の出力側に接続されて既
設の中継器用のAGC用パイロット信号の周波数と異な
る周波数のAGC用パイロット信号を発生するAGC用
パイロット信号発生器とを設けるようにして、既設中継
器用のAGC用パイロット信号周波数と異なる周波数の
パイロット信号の中継器を増設したものである。
来例によるCATV施設の増設用中継器では、既設の中
継器用と同一のAGC用パイロット信号により動作する
AGC回路と、このAGC回路の出力側に接続されて既
設の中継器用のAGC用パイロット信号の周波数と異な
る周波数のAGC用パイロット信号を発生するAGC用
パイロット信号発生器とを設けるようにして、既設中継
器用のAGC用パイロット信号周波数と異なる周波数の
パイロット信号の中継器を増設したものである。
【0009】図3の系統図について説明すると、既設の
中継器7−1〜7−nは片方向伝送用中継器であり、ヘ
ッドエンド装置6に設置されたAGC用パイロット信号
発生器61から送られる周波数f1 のAGC用パイロッ
ト信号によりAGC動作を行なう。この既設の中継器7
−nの後段に増設用の双方向中継器8−1,8−2,…
を増設してCATV施設のサービスエリアを拡大する。
このとき、既設の中継器7−1〜7−nのAGC回路が
誤動作しないように増設用双方向中継器8−1から、増
設用双方向中継器8−2で使用するAGC用パイロット
信号を送出する。増設用双方向中継器8−1に備えられ
た増設用のAGC用パイロット信号発生器86から送ら
れる周波数f2 のAGC用パイロット信号により、増設
用双方向中継器18−1より以降の中継器8−2,…は
AGC回路が動作する。
中継器7−1〜7−nは片方向伝送用中継器であり、ヘ
ッドエンド装置6に設置されたAGC用パイロット信号
発生器61から送られる周波数f1 のAGC用パイロッ
ト信号によりAGC動作を行なう。この既設の中継器7
−nの後段に増設用の双方向中継器8−1,8−2,…
を増設してCATV施設のサービスエリアを拡大する。
このとき、既設の中継器7−1〜7−nのAGC回路が
誤動作しないように増設用双方向中継器8−1から、増
設用双方向中継器8−2で使用するAGC用パイロット
信号を送出する。増設用双方向中継器8−1に備えられ
た増設用のAGC用パイロット信号発生器86から送ら
れる周波数f2 のAGC用パイロット信号により、増設
用双方向中継器18−1より以降の中継器8−2,…は
AGC回路が動作する。
【0010】次に図4における双方向中継器の動作につ
いて説明すると、伝送路から入力される下り伝送信号は
等化器80により線路長に伴う損失特性が補償されて方
向ろ波器81を通過してAGC増幅器82により増幅さ
れる。ここで、前述の周波数f1 のAGC用パイロット
信号を利用してAGC制御部83によりAGCがかけれ
る。その後、下り伝送信号は図3におけるAGC用パイ
ロット信号発生器86から発生された周波数f2 の増設
用双方向中継器に使用するAGC用パイロット信号をA
GC増幅器82の出力側で結合してから方向ろ波器84
を通過して、下り伝送路へ送出される。
いて説明すると、伝送路から入力される下り伝送信号は
等化器80により線路長に伴う損失特性が補償されて方
向ろ波器81を通過してAGC増幅器82により増幅さ
れる。ここで、前述の周波数f1 のAGC用パイロット
信号を利用してAGC制御部83によりAGCがかけれ
る。その後、下り伝送信号は図3におけるAGC用パイ
ロット信号発生器86から発生された周波数f2 の増設
用双方向中継器に使用するAGC用パイロット信号をA
GC増幅器82の出力側で結合してから方向ろ波器84
を通過して、下り伝送路へ送出される。
【0011】一方、下り伝送路側から入力される上り伝
送信号は方向ろ波器84を通過して上り信号増幅器85
により所要のレベルに増幅され、方向ろ波器81を通過
して上り伝送路へ送出される。
送信号は方向ろ波器84を通過して上り信号増幅器85
により所要のレベルに増幅され、方向ろ波器81を通過
して上り伝送路へ送出される。
【0012】このように、第2の従来技術であるCAT
V施設の増設用中継器は、パイロット信号発生器86を
内蔵することにより、既設中継器のAGC用パイロット
信号周波数と異なる周波数のAGC用パイロット信号を
発生できるので、上記異なる周波数のAGC用パイロッ
ト信号を使用する中継器を増設することができ、これに
より既設中継器全体の調整を必要とせず、将来双方向化
やチャネルの増加を行なう場合に既設部分の中継器を交
換するだけで行なうことができるようにしたものであ
る。
V施設の増設用中継器は、パイロット信号発生器86を
内蔵することにより、既設中継器のAGC用パイロット
信号周波数と異なる周波数のAGC用パイロット信号を
発生できるので、上記異なる周波数のAGC用パイロッ
ト信号を使用する中継器を増設することができ、これに
より既設中継器全体の調整を必要とせず、将来双方向化
やチャネルの増加を行なう場合に既設部分の中継器を交
換するだけで行なうことができるようにしたものであ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】これら従来のパイロッ
トAGC方式によるCATV同軸ハイブリッドシステム
の第1の課題は、回路構成が複雑なうえにパイロット信
号を発生させる手段とそのパイロット信号を抽出する手
段、および抽出したパイロット信号を整流して利得を可
変させる手段が必要であり、かつCATVシステムにお
いては幹線同軸ケーブルの温度損失補償を各各中継器単
位で受け側等化を行わなければならないため、経済的で
なかった。
トAGC方式によるCATV同軸ハイブリッドシステム
の第1の課題は、回路構成が複雑なうえにパイロット信
号を発生させる手段とそのパイロット信号を抽出する手
段、および抽出したパイロット信号を整流して利得を可
変させる手段が必要であり、かつCATVシステムにお
いては幹線同軸ケーブルの温度損失補償を各各中継器単
位で受け側等化を行わなければならないため、経済的で
なかった。
【0014】従って本発明の第1の目的は、CATV同
軸ハイブリッドシステムにおいて、各幹線系の同軸ケー
ブルの温度損失補償を送り側の光電気変換段階において
予等化することにより、システムを経済的に構築するこ
とである。
軸ハイブリッドシステムにおいて、各幹線系の同軸ケー
ブルの温度損失補償を送り側の光電気変換段階において
予等化することにより、システムを経済的に構築するこ
とである。
【0015】また、これら従来のパイロットAGC方式
によるCATV同軸ハイブリッドシステムの第2の課題
は、温度変動によるケーブルの√f損失の変動をCAT
V伝送路に設置された各中継器においてヘッドエンド装
置より出力されたパイロット信号のレベルにより検出
し、温度により変動したケーブルの√f損失をもとの状
態へ補正したのみであったので、CATV同軸ハイブリ
ッドシステムとしては、パイロット信号以外の伝送、例
えばテレビジョン信号等に対してなんら制御を加えてい
なかった。さらに、四季に応じて生じるケーブルの√f
損失の変動に対してパイロット信号周波数を伝送基準レ
ベルに一致させるため、ケーブル損失が増加する夏季に
はヘッドエンド装置から出力されたレベルがCATV伝
送路に設置された中継器に到達するまでに低下するた
め、信号対雑音比(S/N比)が劣化していた。
によるCATV同軸ハイブリッドシステムの第2の課題
は、温度変動によるケーブルの√f損失の変動をCAT
V伝送路に設置された各中継器においてヘッドエンド装
置より出力されたパイロット信号のレベルにより検出
し、温度により変動したケーブルの√f損失をもとの状
態へ補正したのみであったので、CATV同軸ハイブリ
ッドシステムとしては、パイロット信号以外の伝送、例
えばテレビジョン信号等に対してなんら制御を加えてい
なかった。さらに、四季に応じて生じるケーブルの√f
損失の変動に対してパイロット信号周波数を伝送基準レ
ベルに一致させるため、ケーブル損失が増加する夏季に
はヘッドエンド装置から出力されたレベルがCATV伝
送路に設置された中継器に到達するまでに低下するた
め、信号対雑音比(S/N比)が劣化していた。
【0016】従って本発明の第2の目的は、ケーブルの
温度変動による√f損失特性を予等化方式により逆√f
損失特性で補正することによりテレビジョン信号帯域を
一律に損失補正し、システム全帯域のS/N劣化を防止
することである。
温度変動による√f損失特性を予等化方式により逆√f
損失特性で補正することによりテレビジョン信号帯域を
一律に損失補正し、システム全帯域のS/N劣化を防止
することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によるCATV同
軸ハイブリッドシステムは、光幹線伝送路を通して伝送
入力されるヘッドエンド装置からの光CATV信号を複
数の同軸幹線伝送路へ分配して各各の加入者へCATV
信号を配信するCATV光同軸ハイブリッドシステムに
おいて、前記複数の同軸幹線伝送路のケーブル損失特性
を前記分配する前に共通の劣化手段で予等化する。
軸ハイブリッドシステムは、光幹線伝送路を通して伝送
入力されるヘッドエンド装置からの光CATV信号を複
数の同軸幹線伝送路へ分配して各各の加入者へCATV
信号を配信するCATV光同軸ハイブリッドシステムに
おいて、前記複数の同軸幹線伝送路のケーブル損失特性
を前記分配する前に共通の劣化手段で予等化する。
【0018】本発明によるCATV光同軸ハイブリッド
システムは、FDM多重された第1のCATV伝送信号
で光を強度変調して前記第1のCATV伝送信号を電気
信号から光信号に変換して光CATV伝送信号として光
幹線伝送路である光ファイバケーブルへ出力するCAT
Vヘッドエンド装置と、前記光ファイバケーブルを通し
て入力される前記CATVヘッドエンド装置からの前記
光CATV伝送信号を光信号から電気信号に逆変換して
所定レベルに増幅しかつ後に接続される複数の同軸幹線
伝送路のケーブル損失特性を共通の等化手段で予等化す
るとともに前記増幅され予等化された第2のCATV伝
送信号を前記複数の同軸幹線伝送路へ分配する幹線信号
処理手段と、前記同軸幹線伝送路を通して入力される前
記幹線信号処理手段からの前記分配された前記第2のC
ATV伝送信号を所定レベルに増幅して複数の第1のC
ATV加入者回線へ分岐出力する分岐増幅手段と、前記
第1のCATV加入者回線を通して入力される前記増幅
手段からの前記第2のCATV伝送信号を個別のCAT
V加入者端末へ分岐する第1の加入者分岐手段と、前記
第1の加入者分岐手段の後に接続される第2のCATV
加入者回線以降の加入者端末へ前記第2のCATV伝送
信号を配信するために前記第1および第2の加入者回線
および前記第1の加入者分岐手段で生じる回線損失およ
び分岐損失分等を増幅する延長増幅手段と、を備える。
システムは、FDM多重された第1のCATV伝送信号
で光を強度変調して前記第1のCATV伝送信号を電気
信号から光信号に変換して光CATV伝送信号として光
幹線伝送路である光ファイバケーブルへ出力するCAT
Vヘッドエンド装置と、前記光ファイバケーブルを通し
て入力される前記CATVヘッドエンド装置からの前記
光CATV伝送信号を光信号から電気信号に逆変換して
所定レベルに増幅しかつ後に接続される複数の同軸幹線
伝送路のケーブル損失特性を共通の等化手段で予等化す
るとともに前記増幅され予等化された第2のCATV伝
送信号を前記複数の同軸幹線伝送路へ分配する幹線信号
処理手段と、前記同軸幹線伝送路を通して入力される前
記幹線信号処理手段からの前記分配された前記第2のC
ATV伝送信号を所定レベルに増幅して複数の第1のC
ATV加入者回線へ分岐出力する分岐増幅手段と、前記
第1のCATV加入者回線を通して入力される前記増幅
手段からの前記第2のCATV伝送信号を個別のCAT
V加入者端末へ分岐する第1の加入者分岐手段と、前記
第1の加入者分岐手段の後に接続される第2のCATV
加入者回線以降の加入者端末へ前記第2のCATV伝送
信号を配信するために前記第1および第2の加入者回線
および前記第1の加入者分岐手段で生じる回線損失およ
び分岐損失分等を増幅する延長増幅手段と、を備える。
【0019】本発明によるCATV光同軸ハイブリッド
システムは、前記等化手段が、前記同軸幹線伝送路ケー
ブルの距離長に応じた√f損失特性を等化するものであ
り、かつ前記同軸幹線伝送路ケーブルの季節変化による
温度変動に伴なう√f損失変動分をも自動的に等化する
ものである。
システムは、前記等化手段が、前記同軸幹線伝送路ケー
ブルの距離長に応じた√f損失特性を等化するものであ
り、かつ前記同軸幹線伝送路ケーブルの季節変化による
温度変動に伴なう√f損失変動分をも自動的に等化する
ものである。
【0020】本発明によるCATV光同軸ハイブリッド
システムは、前記等化手段における前記温度変動に伴な
う√f損失変動分を、温度可変素子両端の周囲温度変動
に伴なうバイアス電圧の変動を差動増幅した信号により
自動的に制御して等化する。
システムは、前記等化手段における前記温度変動に伴な
う√f損失変動分を、温度可変素子両端の周囲温度変動
に伴なうバイアス電圧の変動を差動増幅した信号により
自動的に制御して等化する。
【0021】本発明によるCATV光同軸ハイブリッド
システムは、前記等化手段が、前記複数の同軸幹線伝送
路ケーブル各各の距離長が異なる場合に、前記差動増幅
機能の感度を調整することにより前記複数の同軸幹線伝
送路ケーブル各各の√f損失等化残偏差を最小限にす
る。
システムは、前記等化手段が、前記複数の同軸幹線伝送
路ケーブル各各の距離長が異なる場合に、前記差動増幅
機能の感度を調整することにより前記複数の同軸幹線伝
送路ケーブル各各の√f損失等化残偏差を最小限にす
る。
【0022】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。本発明の一実施例を示す図1を参照する
と、CATV光同軸ハイブリッドシステムの予等化方式
は、FDM多重されたCATV伝送信号を電気信号から
光CATV信号に変換して幹線光伝送路である光ファイ
バケーブルXへ送出する電気/光(E/O)変換器11
を有するCATVセンタ送信端局装置としてのヘッドエ
ンド装置1と、光ファイバケーブルXを通して入力され
るヘッドエンド装置1のE/O変換器11からの光CA
TV信号を光/電気変換して電気信号に戻し幹線同軸伝
送路である複数の同軸ケーブルY−1〜Y−4へ分配す
るとともにその分配手段の前段で同軸ケーブルY−1〜
Y−4の√fケーブル損失特性を温度特性をも含めて予
等化する光/電気(O/E)変換器2と、O/E変換器
2で予等化され分配出力されたCATV信号が同軸ケー
ブルY−1〜Y−4の損失特性にともなって受けた定損
失分を増幅するとともに所定のCATV加入者へCAT
V信号を分岐するために分岐増幅して複数の加入者線Z
1−1,Z2−1,Z3−1,Z4−1へ分岐出力する
分岐増幅器3と、加入者線Z−1を通して入力される分
岐増幅器3からのCATV信号を個別のCATV加入者
へ分岐出力するタップオフ5−1と、タップオフ5−1
出力のCATV信号がタップオフ5−1および加入者線
Z1−2で受けた損失分を増幅して下方の加入者線Z1
−3へ出力しタップオフ5−2から分岐される個別の加
入者へCATV信号を送出する延長増幅器4とから構成
される。
て説明する。本発明の一実施例を示す図1を参照する
と、CATV光同軸ハイブリッドシステムの予等化方式
は、FDM多重されたCATV伝送信号を電気信号から
光CATV信号に変換して幹線光伝送路である光ファイ
バケーブルXへ送出する電気/光(E/O)変換器11
を有するCATVセンタ送信端局装置としてのヘッドエ
ンド装置1と、光ファイバケーブルXを通して入力され
るヘッドエンド装置1のE/O変換器11からの光CA
TV信号を光/電気変換して電気信号に戻し幹線同軸伝
送路である複数の同軸ケーブルY−1〜Y−4へ分配す
るとともにその分配手段の前段で同軸ケーブルY−1〜
Y−4の√fケーブル損失特性を温度特性をも含めて予
等化する光/電気(O/E)変換器2と、O/E変換器
2で予等化され分配出力されたCATV信号が同軸ケー
ブルY−1〜Y−4の損失特性にともなって受けた定損
失分を増幅するとともに所定のCATV加入者へCAT
V信号を分岐するために分岐増幅して複数の加入者線Z
1−1,Z2−1,Z3−1,Z4−1へ分岐出力する
分岐増幅器3と、加入者線Z−1を通して入力される分
岐増幅器3からのCATV信号を個別のCATV加入者
へ分岐出力するタップオフ5−1と、タップオフ5−1
出力のCATV信号がタップオフ5−1および加入者線
Z1−2で受けた損失分を増幅して下方の加入者線Z1
−3へ出力しタップオフ5−2から分岐される個別の加
入者へCATV信号を送出する延長増幅器4とから構成
される。
【0023】さらに、上記構成におけるO/E変換器2
は、光ファイバケーブルXから入力端Aを介して入力さ
れる光CATV信号を光/電気変換して光信号から電気
信号に戻す光/電気変換部20と;電気信号に戻された
CATV信号を所定レベルに増幅する増幅部21と;後
述の損失補償制御信号aに制御されて出力端B−1〜B
−4に接続される幹線同軸伝送路としての同軸ケーブル
Y−1〜Y−4の√fケーブル損失特性を季節の温度変
化によるケーブル損失特性変動分をも含めて予等化する
等化器220と、周囲の温度変化に伴って抵抗値が変化
し電源+Vが抵抗Rとの抵抗分割比で分圧されるバイア
ス電圧を変化させる温度可変素子222と、温度可変素
子222両端のバイアス電圧の変化を差動増幅して等化
器220を制御する前述の損失補償制御信号aを出力す
る差動増幅器221とを有する温度補償自動利得制御部
(T−AGC)22と;T−AGC22の等化器220
で予等化されたCATV信号を4分配して出力端B−1
〜B−4から幹線同軸伝送路としての同軸ケーブルY−
1〜Y−4各各へ分配出力する分配部23と;から構成
される。
は、光ファイバケーブルXから入力端Aを介して入力さ
れる光CATV信号を光/電気変換して光信号から電気
信号に戻す光/電気変換部20と;電気信号に戻された
CATV信号を所定レベルに増幅する増幅部21と;後
述の損失補償制御信号aに制御されて出力端B−1〜B
−4に接続される幹線同軸伝送路としての同軸ケーブル
Y−1〜Y−4の√fケーブル損失特性を季節の温度変
化によるケーブル損失特性変動分をも含めて予等化する
等化器220と、周囲の温度変化に伴って抵抗値が変化
し電源+Vが抵抗Rとの抵抗分割比で分圧されるバイア
ス電圧を変化させる温度可変素子222と、温度可変素
子222両端のバイアス電圧の変化を差動増幅して等化
器220を制御する前述の損失補償制御信号aを出力す
る差動増幅器221とを有する温度補償自動利得制御部
(T−AGC)22と;T−AGC22の等化器220
で予等化されたCATV信号を4分配して出力端B−1
〜B−4から幹線同軸伝送路としての同軸ケーブルY−
1〜Y−4各各へ分配出力する分配部23と;から構成
される。
【0024】図1および図2を併せて参照して動作につ
いて説明する。ヘッドエンド装置1内のE/O変換器1
1はCATVFDM多重信号で直接強度変調した光CA
TV信号を出力して幹線光伝送路である光ファイバケー
ブルXを通して加入者側へ送出する。加入者側では光フ
ァイバケーブルXを通して入力された光CATV信号を
O/E変換器2で光/電気変換した後4分配して幹線同
軸伝送路である同軸ケーブルY−1〜Y−4へ各各出力
する。そして、同軸ケーブルY−3に分配された電気信
号のCATV信号は同軸分配網である同軸ケーブルY−
3,同分岐増幅器3,加入者線Z1−1〜Z1−3,タ
ップオフ5−1〜5−2および延長増幅器4により各各
加入者のもとへ分配される。
いて説明する。ヘッドエンド装置1内のE/O変換器1
1はCATVFDM多重信号で直接強度変調した光CA
TV信号を出力して幹線光伝送路である光ファイバケー
ブルXを通して加入者側へ送出する。加入者側では光フ
ァイバケーブルXを通して入力された光CATV信号を
O/E変換器2で光/電気変換した後4分配して幹線同
軸伝送路である同軸ケーブルY−1〜Y−4へ各各出力
する。そして、同軸ケーブルY−3に分配された電気信
号のCATV信号は同軸分配網である同軸ケーブルY−
3,同分岐増幅器3,加入者線Z1−1〜Z1−3,タ
ップオフ5−1〜5−2および延長増幅器4により各各
加入者のもとへ分配される。
【0025】次に、O/E変換器2内部の動作について
説明する。光ファイバケーブルXを通して入力端Aに入
力された光CATV信号は光/電気(O/E)変換部2
0において電気信号に変換され、CATV伝送信号とし
て増幅部21に入力され増幅される。この増幅器21
は、光ファイバケーブルXにおけるケーブル損失,O/
E変換部20における変換損失,等化器220における
定損失および分配部23における分配損失分を増幅する
固定利得増幅器である。増幅器21で所定のレベルに増
幅されたCATV伝送信号はT−AGC22内の等化器
220で予等化され、分配部23により4分配されて出
力端B−1〜B−4から各各同軸幹線伝送路Y−1〜Y
−4へ出力される。
説明する。光ファイバケーブルXを通して入力端Aに入
力された光CATV信号は光/電気(O/E)変換部2
0において電気信号に変換され、CATV伝送信号とし
て増幅部21に入力され増幅される。この増幅器21
は、光ファイバケーブルXにおけるケーブル損失,O/
E変換部20における変換損失,等化器220における
定損失および分配部23における分配損失分を増幅する
固定利得増幅器である。増幅器21で所定のレベルに増
幅されたCATV伝送信号はT−AGC22内の等化器
220で予等化され、分配部23により4分配されて出
力端B−1〜B−4から各各同軸幹線伝送路Y−1〜Y
−4へ出力される。
【0026】続いて、T−AGC部22の動作について
説明する。温度可変素子222は周囲温度の変化によっ
て抵抗値が変化する素子であり、内部電源からの電圧
(+V)は抵抗器Rの抵抗値および温度可変素子222
の抵抗値によって分圧され、温度可変素子222両端の
電圧は差動増幅器221におけるバイアス電圧となる。
従って、このバイアス電圧は温度の変化に追従するの
で、この温度可変素子222のバイアス電圧の変化を差
動増幅部221で増幅して損失補償制御信号aとして等
化器220を等化制御する。これによって、分配部23
で分配出力されるCATV信号は分配される前段でT−
AGC部22の等化器220で予等化される。ここで、
等化器220は同軸幹線伝送路である同軸ケーブルY−
1〜Y−4の√fケーブル損失特性をケーブルの季節変
化に伴なう損失温度変動分をもFDM多重伝送される使
用伝送帯域全域にわたって等化するものであり、同軸ケ
ーブルY−1〜Y−4のケーブル長に応じて予め固定的
に等化する固定等化器と、温度変動に伴なう損失変動分
をリアルタイムに等化する可変等化器とにより構成さ
れ、差動増幅器221からの損失補償制御信号aで自動
制御されるのは後者の可変等化器の方である。
説明する。温度可変素子222は周囲温度の変化によっ
て抵抗値が変化する素子であり、内部電源からの電圧
(+V)は抵抗器Rの抵抗値および温度可変素子222
の抵抗値によって分圧され、温度可変素子222両端の
電圧は差動増幅器221におけるバイアス電圧となる。
従って、このバイアス電圧は温度の変化に追従するの
で、この温度可変素子222のバイアス電圧の変化を差
動増幅部221で増幅して損失補償制御信号aとして等
化器220を等化制御する。これによって、分配部23
で分配出力されるCATV信号は分配される前段でT−
AGC部22の等化器220で予等化される。ここで、
等化器220は同軸幹線伝送路である同軸ケーブルY−
1〜Y−4の√fケーブル損失特性をケーブルの季節変
化に伴なう損失温度変動分をもFDM多重伝送される使
用伝送帯域全域にわたって等化するものであり、同軸ケ
ーブルY−1〜Y−4のケーブル長に応じて予め固定的
に等化する固定等化器と、温度変動に伴なう損失変動分
をリアルタイムに等化する可変等化器とにより構成さ
れ、差動増幅器221からの損失補償制御信号aで自動
制御されるのは後者の可変等化器の方である。
【0027】ここで、同軸幹線伝送路である同軸ケーブ
ルY−1〜Y−4各各のケーブル長は多少の差はあれ、
大きな差はないということを前提としている。つまり、
多少のケーブル長差があってもその平均ケーブル長のケ
ーブル損失特性に合せて等化器を構成すれば、CATV
伝送信号の品質が劣化しない程度のケーブル長差のシス
テムを対象とするものである。
ルY−1〜Y−4各各のケーブル長は多少の差はあれ、
大きな差はないということを前提としている。つまり、
多少のケーブル長差があってもその平均ケーブル長のケ
ーブル損失特性に合せて等化器を構成すれば、CATV
伝送信号の品質が劣化しない程度のケーブル長差のシス
テムを対象とするものである。
【0028】以上説明したように、大してケーブル長差
のない複数の同軸幹線伝送路を通してCATV信号を加
入者端末へ配信する場合に、これら複数の同軸幹伝送路
へ分配される前に、つまり光幹線伝送路である光ファイ
バケーブルXを通して入力される光CATV信号を電気
信号に戻した段階で、しかも複数の同軸ケーブルY−1
〜Y−4の平均ケーブル長に合せて予等化することによ
り、従来受け側で個々の同軸ケーブル対応に必要であっ
た等化器が1ケで済み、システム構築上および経済的に
はるかに有利であり、かつ予等化方式であるため、信号
のS/N品質においても有利である。
のない複数の同軸幹線伝送路を通してCATV信号を加
入者端末へ配信する場合に、これら複数の同軸幹伝送路
へ分配される前に、つまり光幹線伝送路である光ファイ
バケーブルXを通して入力される光CATV信号を電気
信号に戻した段階で、しかも複数の同軸ケーブルY−1
〜Y−4の平均ケーブル長に合せて予等化することによ
り、従来受け側で個々の同軸ケーブル対応に必要であっ
た等化器が1ケで済み、システム構築上および経済的に
はるかに有利であり、かつ予等化方式であるため、信号
のS/N品質においても有利である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CATV光同軸ハイブリッドシステムにおいて、光幹線
伝送路系のO/E変換器1ノード当たり配信される加入
者数に対する同軸分配網を、高効率な分配システムとす
るために複数の同軸幹線伝路系の各各の同軸中継器でも
ある分岐増幅器のカスケード段数を例えば1段程度で分
配する場合に、同軸幹線伝送路段数が少ないためケーブ
ル損失特性の温度補償残の相加を考慮する必要がないた
めAGC精度を緩和させることができるので、AGC機
能をO/E変換器1台のみに対するT−AGCのみで達
成することが可能となり、同軸幹線伝送路ケーブルの温
度補償を各各同軸中継器で受け側等化する従来のパイロ
ットAGC方式に比較し、CATV光同軸ハイブリッド
システム構築上回路的にも経済的にも非常に有利となる
という効果を奏する。
CATV光同軸ハイブリッドシステムにおいて、光幹線
伝送路系のO/E変換器1ノード当たり配信される加入
者数に対する同軸分配網を、高効率な分配システムとす
るために複数の同軸幹線伝路系の各各の同軸中継器でも
ある分岐増幅器のカスケード段数を例えば1段程度で分
配する場合に、同軸幹線伝送路段数が少ないためケーブ
ル損失特性の温度補償残の相加を考慮する必要がないた
めAGC精度を緩和させることができるので、AGC機
能をO/E変換器1台のみに対するT−AGCのみで達
成することが可能となり、同軸幹線伝送路ケーブルの温
度補償を各各同軸中継器で受け側等化する従来のパイロ
ットAGC方式に比較し、CATV光同軸ハイブリッド
システム構築上回路的にも経済的にも非常に有利となる
という効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例のCATV光同軸ハイブリッ
ドシステムを示すブロック図である。
ドシステムを示すブロック図である。
【図2】同実施例の光電気変換器内部のブロック図であ
る。
る。
【図3】第2の従来例を示すCATV施設のシステム系
統図である。
統図である。
【図4】同第2の従来例の増設用中継器のブロック図で
ある。
ある。
【図5】第1の従来例を示すCATV施設のシステム系
統図である。
統図である。
1 ヘッドエンド装置 2 光電気変換器(O/E) 3 分岐増幅器 4 延長増幅器 5−1,5−2 タップオフ 11 電気光変換器(E/O) 20 光電気変換部 21 増幅部 22 温度補償自動利得制御部(T−AGC部) 23 分配器 220 等化器 221 差動増幅器 222 温度可変素子 X 光ファイバーケーブル Y 同軸ケーブル
Claims (5)
- 【請求項1】 光幹線伝送路を通して伝送入力されるヘ
ッドエンド装置からの光CATV信号を複数の同軸幹線
伝送路へ分配して各各の加入者へCATV信号を配信す
るCATV光同軸ハイブリッドシステムにおいて、 前記複数の同軸幹線伝送路のケーブル損失特性を前記分
配する前に共通の等化手段で予等化することを特徴とす
るCATV光同軸ハイブリッドシステム。 - 【請求項2】 FDM多重された第1のCATV伝送信
号で光を強度変調して前記第1のCATV伝送信号を電
気信号から光信号に変換して光CATV伝送信号として
光幹線伝送路である光ファイバケーブルへ出力するCA
TVヘッドエンド装置と、 前記光ファイバケーブルを通して入力される前記CAT
Vヘッドエンド装置からの前記光CATV伝送信号を光
信号から電気信号に逆変換して所定レベルに増幅しかつ
後に接続される複数の同軸幹線伝送路のケーブル損失特
性を共通の等化手段で予等化するとともに前記増幅され
予等化された第2のCATV伝送信号を前記複数の同軸
幹線伝送路へ分配する幹線信号処理手段と、 前記同軸幹線伝送路を通して入力される前記幹線信号処
理手段からの前記分配された前記第2のCATV伝送信
号を所定レベルに増幅して複数の第1のCATV加入者
回線へ分岐出力する分岐増幅手段と、 前記第1のCATV加入者回線を通して入力される前記
増幅手段からの前記第2のCATV伝送信号を個別のC
ATV加入者端末へ分岐する第1の加入者分岐手段と、 前記第1の加入者分岐手段の後に接続される第2のCA
TV加入者回線以降の加入者端末へ前記第2のCATV
伝送信号を配信するために前記第1および第2の加入者
回線および前記第1のの加入者分岐手段で生じる回線損
失および分岐損失分等を増幅する延長増幅手段と、 を備えることを特徴とするCATV光同軸ハイブリッド
システム。 - 【請求項3】 前記等化手段が、前記同軸幹線伝送路ケ
ーブルの距離長に応じた√f損失特性を等化するもので
あり、かつ前記同軸幹線伝送路ケーブルの季節変化によ
る温度変動に伴なう√f損失変動分をも自動的に等化す
るものであることを特徴とする請求項1または2記載の
CATV光同軸ハイブリッドシステム。 - 【請求項4】 前記等化手段における前記温度変動に伴
なう√f損失変動分を、温度可変素子両端の周囲温度変
動に伴なうバイアス電圧の変動を差動増幅した信号によ
り自動的に制御して等化することを特徴とする請求項
1,2または3記載のCATV光同軸ハイブリッドシス
テム。 - 【請求項5】 前記等化手段が、前記複数の同軸幹線伝
送路ケーブル各各の距離長が異なる場合に、前記差動増
幅機能の感度を調整することにより前記複数の同軸幹線
伝送路ケーブル各各の√f損失等化残偏差を最小限にす
ることを特徴とする請求項1,2,3または4記載のC
ATV光同軸ハイブリッドシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8150847A JPH09331276A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | Catv光同軸ハイブリッドシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8150847A JPH09331276A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | Catv光同軸ハイブリッドシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09331276A true JPH09331276A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15505687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8150847A Pending JPH09331276A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | Catv光同軸ハイブリッドシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09331276A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010187176A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Mitsubishi Electric Corp | 表示装置 |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP8150847A patent/JPH09331276A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010187176A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Mitsubishi Electric Corp | 表示装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991019 |