JPH09329137A - 玉軸受装置 - Google Patents
玉軸受装置Info
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- JPH09329137A JPH09329137A JP14710596A JP14710596A JPH09329137A JP H09329137 A JPH09329137 A JP H09329137A JP 14710596 A JP14710596 A JP 14710596A JP 14710596 A JP14710596 A JP 14710596A JP H09329137 A JPH09329137 A JP H09329137A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】玉軸受を固定する部材への振動伝達を抑制し
て、例えばスピンドルモータの非回転数同期成分の振れ
を小さくできる玉軸受装置を提供する。 【解決手段】外輪6が外輪固定部材であるハブ4に固定
され、内輪7が内輪固定部材である軸部材3に固定さ
れ、且つ外輪6の外径面の外輪軌道11と軸方向位置が
同じ部分は流体に接している構成とした。玉8が外輪軌
道11内を高速で転動する際の玉通過振動等に起因する
非回転数同期成分の振れが外輪6の変形によって吸収さ
れるため、ハブ4にそのまま伝わることはない。
て、例えばスピンドルモータの非回転数同期成分の振れ
を小さくできる玉軸受装置を提供する。 【解決手段】外輪6が外輪固定部材であるハブ4に固定
され、内輪7が内輪固定部材である軸部材3に固定さ
れ、且つ外輪6の外径面の外輪軌道11と軸方向位置が
同じ部分は流体に接している構成とした。玉8が外輪軌
道11内を高速で転動する際の玉通過振動等に起因する
非回転数同期成分の振れが外輪6の変形によって吸収さ
れるため、ハブ4にそのまま伝わることはない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気ディス
ク装置,光ディスク装置等の映像,音響,情報機器およ
びその他の精密回転機器に用いられる軸受装置に係り、
特に、ディスク駆動用スピンドルモータに適した玉軸受
装置に関する。
ク装置,光ディスク装置等の映像,音響,情報機器およ
びその他の精密回転機器に用いられる軸受装置に係り、
特に、ディスク駆動用スピンドルモータに適した玉軸受
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の玉軸受装置としては、例
えば図8に示すような磁気ディスク装置のスピンドルモ
ータに組み込まれたものがある。モータ基台2に固定し
て立設された軸部材3と、図示しない磁気ディスクが搭
載されて回転駆動モータMで回転駆動されるハブ4との
間に、軸方向に互いに離間させて二個の玉軸受5,5を
配設している。各玉軸受5は、外輪6がハブ4の内面に
圧入又は接着等の手段で密着して固定され、内輪7が軸
部材3の外面に同じく圧入又は接着等の手段で密着して
固定されており、軸部材3を内輪固定部材、ハブ4を外
輪固定部材として構成している。
えば図8に示すような磁気ディスク装置のスピンドルモ
ータに組み込まれたものがある。モータ基台2に固定し
て立設された軸部材3と、図示しない磁気ディスクが搭
載されて回転駆動モータMで回転駆動されるハブ4との
間に、軸方向に互いに離間させて二個の玉軸受5,5を
配設している。各玉軸受5は、外輪6がハブ4の内面に
圧入又は接着等の手段で密着して固定され、内輪7が軸
部材3の外面に同じく圧入又は接着等の手段で密着して
固定されており、軸部材3を内輪固定部材、ハブ4を外
輪固定部材として構成している。
【0003】このような軸受装置が組み込まれている磁
気ディスク装置等にあっては、最近、ますます高記録密
度化が進展しつつあり、磁気ヘッド等の位置決め精度の
向上に対する要求が高まっている。これに伴い、スピン
ドルモータに対する非回転数同期成分の振れが小さいこ
とが強く求められており、必然的に当該スピンドルモー
タに組み込まれている玉軸受5には非回転数同期成分の
振れが小さいことが求められている。そのため玉軸受を
構成する各部材にも高い加工精度が必要である。
気ディスク装置等にあっては、最近、ますます高記録密
度化が進展しつつあり、磁気ヘッド等の位置決め精度の
向上に対する要求が高まっている。これに伴い、スピン
ドルモータに対する非回転数同期成分の振れが小さいこ
とが強く求められており、必然的に当該スピンドルモー
タに組み込まれている玉軸受5には非回転数同期成分の
振れが小さいことが求められている。そのため玉軸受を
構成する各部材にも高い加工精度が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、玉軸受
は、そもそも軸受自体に転動体である玉の通過振動や、
軸受のばね特性に基づく本質的な振動を有しており、従
って加工精度をいくら向上させても、非回転数同期成分
の振れを零にすることは難かしい。ところが、従来の玉
軸受装置は、その外輪6が外輪固定部材であるハブ4の
内面に、またその内輪7は内輪固定部材である軸部材3
に、いずれも圧入又は接着等の手段で密着して固定され
る構造のため、玉通過振動等の非回転数同期成分の振れ
がそのまま直接的に軸部材3やハブ4に伝わり、スピン
ドルモータの回転精度を低下させているという問題があ
った。
は、そもそも軸受自体に転動体である玉の通過振動や、
軸受のばね特性に基づく本質的な振動を有しており、従
って加工精度をいくら向上させても、非回転数同期成分
の振れを零にすることは難かしい。ところが、従来の玉
軸受装置は、その外輪6が外輪固定部材であるハブ4の
内面に、またその内輪7は内輪固定部材である軸部材3
に、いずれも圧入又は接着等の手段で密着して固定され
る構造のため、玉通過振動等の非回転数同期成分の振れ
がそのまま直接的に軸部材3やハブ4に伝わり、スピン
ドルモータの回転精度を低下させているという問題があ
った。
【0005】また、玉軸受5で発生した振動が、スピン
ドルモータのハブ4に装着された磁気ディスクを加振し
て磁気ディスクの回転を不安定にしたり、軸部材3から
モータ基台2を経てHDD駆動装置のベースに伝わって
スイングアームを加振し、磁気ヘッドの位置決め精度を
劣化させたりするなどの問題もあった。
ドルモータのハブ4に装着された磁気ディスクを加振し
て磁気ディスクの回転を不安定にしたり、軸部材3から
モータ基台2を経てHDD駆動装置のベースに伝わって
スイングアームを加振し、磁気ヘッドの位置決め精度を
劣化させたりするなどの問題もあった。
【0006】そこで本発明は、このような従来の玉軸受
装置の問題点に着目してなされたものであり、玉軸受を
固定する部材への振動伝達を抑制し、例えばスピンドル
モータに適用してその非回転数同期成分の振れを小さく
できる玉軸受装置を提供することを目的とする。
装置の問題点に着目してなされたものであり、玉軸受を
固定する部材への振動伝達を抑制し、例えばスピンドル
モータに適用してその非回転数同期成分の振れを小さく
できる玉軸受装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る玉軸受装置は、玉軸受は外
輪が外輪固定部材に固定されて内輪が内輪固定部材に固
定され、且つ前記外輪の外径面の外輪軌道と軸方向位置
が同じ部分及び前記内輪の内径面の内輪軌道と軸方向位
置が同じ部分の少なくとも一方は、流体に接しているこ
とを特徴とする。
め、本発明の請求項1に係る玉軸受装置は、玉軸受は外
輪が外輪固定部材に固定されて内輪が内輪固定部材に固
定され、且つ前記外輪の外径面の外輪軌道と軸方向位置
が同じ部分及び前記内輪の内径面の内輪軌道と軸方向位
置が同じ部分の少なくとも一方は、流体に接しているこ
とを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項2に係る玉軸受装置
は、玉軸受は外輪がスリーブに嵌合して固定されて内輪
が内輪固定部材に固定され、前記スリーブは外輪固定部
材に固定され、且つ前記スリーブの外径面の外輪軌道と
軸方向位置が同じ部分は流体に接していることを特徴と
する。
は、玉軸受は外輪がスリーブに嵌合して固定されて内輪
が内輪固定部材に固定され、前記スリーブは外輪固定部
材に固定され、且つ前記スリーブの外径面の外輪軌道と
軸方向位置が同じ部分は流体に接していることを特徴と
する。
【0009】本発明の請求項1に係る玉軸受装置によれ
ば、外輪の外径面または内輪の内径面のどちらか一方ま
たは両方は、従来のように外輪固定部材ないし内輪固定
部材に全面的に密着して固定されずに、軌道位置に対応
する軸方向位置において流体に接していることから、軌
道位置に対応する軸方向位置の微少変形が可能であり、
玉通過振動等の非回転数同期成分の振れが、振れによる
外輪または内輪の微少変形によって吸収され、外輪固定
部材や内輪固定部材には伝達されない。そのため、本発
明の請求項1に係る玉軸受装置をスピンドルモータに用
いると、当該スピンドルモータの非回転数同期成分の振
れが小さくなり、ひいては磁気ディスクやスイングアー
ムを加振することがなくなって磁気ヘッドの位置決め精
度を向上させる。
ば、外輪の外径面または内輪の内径面のどちらか一方ま
たは両方は、従来のように外輪固定部材ないし内輪固定
部材に全面的に密着して固定されずに、軌道位置に対応
する軸方向位置において流体に接していることから、軌
道位置に対応する軸方向位置の微少変形が可能であり、
玉通過振動等の非回転数同期成分の振れが、振れによる
外輪または内輪の微少変形によって吸収され、外輪固定
部材や内輪固定部材には伝達されない。そのため、本発
明の請求項1に係る玉軸受装置をスピンドルモータに用
いると、当該スピンドルモータの非回転数同期成分の振
れが小さくなり、ひいては磁気ディスクやスイングアー
ムを加振することがなくなって磁気ヘッドの位置決め精
度を向上させる。
【0010】また、本発明の請求項2に係る玉軸受装置
によれば、外輪の外径面がスリーブを介して外輪固定部
材に固定され、前記スリーブの外径面は外輪の軌道位置
に対応する軸方向位置が流体に接していることから、ス
リーブは外輪の軌道位置に対応する軸方向位置の微少変
形が可能であり、玉通過振動等の非回転数同期成分の振
れが、振れによる外輪及びスリーブの微少変形によって
吸収され、外輪固定部材には伝達されない。そのため、
本発明の請求項2に係る玉軸受装置をスピンドルモータ
に用いると、当該スピンドルモータの外輪固定部材であ
るハブの非回転数同期成分の振れが小さくなり、スピン
ドルモータの回転精度を向上させる。
によれば、外輪の外径面がスリーブを介して外輪固定部
材に固定され、前記スリーブの外径面は外輪の軌道位置
に対応する軸方向位置が流体に接していることから、ス
リーブは外輪の軌道位置に対応する軸方向位置の微少変
形が可能であり、玉通過振動等の非回転数同期成分の振
れが、振れによる外輪及びスリーブの微少変形によって
吸収され、外輪固定部材には伝達されない。そのため、
本発明の請求項2に係る玉軸受装置をスピンドルモータ
に用いると、当該スピンドルモータの外輪固定部材であ
るハブの非回転数同期成分の振れが小さくなり、スピン
ドルモータの回転精度を向上させる。
【0011】ここで、前記外輪固定部材はスピンドルモ
ータのハブとすることができる。また、前記内輪固定部
材はスピンドルモータの軸部材とすることができる。ま
た、前記外輪の外径面及び前記内輪の内径面の少なくと
も一方は軌道と軸方向位置が同じ部分に環状溝を有し、
環状溝が流体に接しているものとすることができる。
ータのハブとすることができる。また、前記内輪固定部
材はスピンドルモータの軸部材とすることができる。ま
た、前記外輪の外径面及び前記内輪の内径面の少なくと
も一方は軌道と軸方向位置が同じ部分に環状溝を有し、
環状溝が流体に接しているものとすることができる。
【0012】また、前記スリーブの外径面の外輪軌道と
の軸方向位置が同じ部分は環状溝を有し、その環状溝に
おいてスリーブが流体に接しているものとすることがで
きる。
の軸方向位置が同じ部分は環状溝を有し、その環状溝に
おいてスリーブが流体に接しているものとすることがで
きる。
【0013】また、前記外輪が固定される外輪固定部材
の内径面及び前記内輪が固定される内輪固定部材の外径
面の少なくとも一方が、軌道と軸方向位置が同じ部分に
環状溝を有し、その環状溝において前記外輪の外径面及
び前記内輪の内径面の少なくとも一方が流体に接してい
るものとすることができる。
の内径面及び前記内輪が固定される内輪固定部材の外径
面の少なくとも一方が、軌道と軸方向位置が同じ部分に
環状溝を有し、その環状溝において前記外輪の外径面及
び前記内輪の内径面の少なくとも一方が流体に接してい
るものとすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、各図において、従来と同一
又は相当する部分には同一の符号を付してある。
を参照して説明する。なお、各図において、従来と同一
又は相当する部分には同一の符号を付してある。
【0015】図1は本発明の玉軸受装置の第1の実施形
態の断面図である。この実施形態は、本発明に係る玉軸
受装置を実際のHDDスピンドルモータに軸固定で組み
付けたもので、先ず構成を説明すると、スピンドルモー
タの軸部材3がモータ基台2に同心に固定して立設さ
れ、その軸部材3の上下二箇所には深みぞ玉軸受5を介
して、ハブ4が回転自在に装着されている。玉軸受5
は、外径面に環状溝14を設けた外輪6がハブ4の内面
に固定され、内輪7が軸部材3の外径面に固定されてお
り、これによりハブ4が外輪固定部材を構成すると共
に、軸部材3が内輪固定部材を構成している。外輪6の
内径面には外輪軌道11、内輪7の外径面には内輪軌道
12が、それぞれ軸方向の中間に位置して形成されてお
り、それら両軌道11,12の間に転動体として複数個
の玉8が挿入されている。なお、外輪6又は内輪7の両
端面部には、玉軸受5の内部に封入されているグリース
のような潤滑用流体の洩れを防止するシールドまたはシ
ール部材13が装着されている。
態の断面図である。この実施形態は、本発明に係る玉軸
受装置を実際のHDDスピンドルモータに軸固定で組み
付けたもので、先ず構成を説明すると、スピンドルモー
タの軸部材3がモータ基台2に同心に固定して立設さ
れ、その軸部材3の上下二箇所には深みぞ玉軸受5を介
して、ハブ4が回転自在に装着されている。玉軸受5
は、外径面に環状溝14を設けた外輪6がハブ4の内面
に固定され、内輪7が軸部材3の外径面に固定されてお
り、これによりハブ4が外輪固定部材を構成すると共
に、軸部材3が内輪固定部材を構成している。外輪6の
内径面には外輪軌道11、内輪7の外径面には内輪軌道
12が、それぞれ軸方向の中間に位置して形成されてお
り、それら両軌道11,12の間に転動体として複数個
の玉8が挿入されている。なお、外輪6又は内輪7の両
端面部には、玉軸受5の内部に封入されているグリース
のような潤滑用流体の洩れを防止するシールドまたはシ
ール部材13が装着されている。
【0016】外輪6,内輪7の固定状態をより詳細に説
明すると、内輪7の方は、その内径面を、軸部材3の外
径面に圧入又は接着等の手段で全面的に密着させて固定
してある。これに対して外輪6の方は、その外径面の前
記外輪軌道11と軸方向位置が同じ部分(図示のもので
は軸方向の中間位置)に前記環状溝14が形成されてお
り、その環状溝14を除いた外輪外径面のみをハブ4の
内径面に圧入又は接着等の手段で密着させて固定してあ
る。当該環状溝14には、予め潤滑油やグリース等の潤
滑用の流体を充填してあってもよい。また、それらの流
体を充填しない空のままの状態であってもよく、その場
合には環状溝14には流体である空気が存在するといえ
る。換言すれば、この実施形態の場合、外輪6の外径面
の外輪軌道11と軸方向位置が同じ部分は環状溝14で
あって流体(空気,潤滑油,グリース等)に常時接して
いる状態でハブ4の内面に固定されている。
明すると、内輪7の方は、その内径面を、軸部材3の外
径面に圧入又は接着等の手段で全面的に密着させて固定
してある。これに対して外輪6の方は、その外径面の前
記外輪軌道11と軸方向位置が同じ部分(図示のもので
は軸方向の中間位置)に前記環状溝14が形成されてお
り、その環状溝14を除いた外輪外径面のみをハブ4の
内径面に圧入又は接着等の手段で密着させて固定してあ
る。当該環状溝14には、予め潤滑油やグリース等の潤
滑用の流体を充填してあってもよい。また、それらの流
体を充填しない空のままの状態であってもよく、その場
合には環状溝14には流体である空気が存在するといえ
る。換言すれば、この実施形態の場合、外輪6の外径面
の外輪軌道11と軸方向位置が同じ部分は環状溝14で
あって流体(空気,潤滑油,グリース等)に常時接して
いる状態でハブ4の内面に固定されている。
【0017】このように玉軸受5を介して回転可能に軸
部材3に支持されるハブ4の上面にはねじ孔16が形成
され、図示されない磁気ディスクを搭載してねじ止めす
るようになっている。また、ハブ4の下面には環状の凹
部17が設けられており、その環状の凹部17の内径面
に、ロータ(マグネット)18が固定されると共に、当
該環状の凹部17内に突き出して形成されているモータ
基台2の環状の突部2aの外周面に前記ロータ18にエ
アギャップを隔てて半径方向対向に配されたステータ1
9が固定されて回転駆動モータMが構成されている。
部材3に支持されるハブ4の上面にはねじ孔16が形成
され、図示されない磁気ディスクを搭載してねじ止めす
るようになっている。また、ハブ4の下面には環状の凹
部17が設けられており、その環状の凹部17の内径面
に、ロータ(マグネット)18が固定されると共に、当
該環状の凹部17内に突き出して形成されているモータ
基台2の環状の突部2aの外周面に前記ロータ18にエ
アギャップを隔てて半径方向対向に配されたステータ1
9が固定されて回転駆動モータMが構成されている。
【0018】次に、この実施形態の作用を述べる。回転
駆動モータMのステータ19のコイルに通電すると、ハ
ブ4が駆動される。ハブ4は玉軸受5の玉8の転動を介
して軸部材3の回りに回転し、そのハブ4に搭載されて
いる図外の磁気ディスクが同期的に回転駆動される。こ
の場合、玉軸受5は、玉8が遠心力で外輪6に押しつけ
られつつ外輪軌道11に沿って転動する。その玉8が外
輪軌道11内を高速で転動する際の玉通過振動や、玉軸
受5のばね特性に起因する本質的な振動等の非回転数同
期成分の振れが外輪6に生ずる。しかし、外輪6は外輪
軌道11の軸方向位置に等しい位置の環状溝14が流体
に接しているので、外輪6は微少変形が可能であり、外
輪6の振動は外輪6の変形によって吸収され、ハブ4に
そのまま伝わることが防止される。そのため、玉軸受5
を備えたスピンドルモータは回転精度が向上するという
効果を奏する。
駆動モータMのステータ19のコイルに通電すると、ハ
ブ4が駆動される。ハブ4は玉軸受5の玉8の転動を介
して軸部材3の回りに回転し、そのハブ4に搭載されて
いる図外の磁気ディスクが同期的に回転駆動される。こ
の場合、玉軸受5は、玉8が遠心力で外輪6に押しつけ
られつつ外輪軌道11に沿って転動する。その玉8が外
輪軌道11内を高速で転動する際の玉通過振動や、玉軸
受5のばね特性に起因する本質的な振動等の非回転数同
期成分の振れが外輪6に生ずる。しかし、外輪6は外輪
軌道11の軸方向位置に等しい位置の環状溝14が流体
に接しているので、外輪6は微少変形が可能であり、外
輪6の振動は外輪6の変形によって吸収され、ハブ4に
そのまま伝わることが防止される。そのため、玉軸受5
を備えたスピンドルモータは回転精度が向上するという
効果を奏する。
【0019】また、環状溝14内に流体が存在するので
外輪6の変形によって振動が吸収されることから、外輪
6で発生する玉通過振動がハブ4を介してこれに搭載さ
れている磁気ディスクを加振したり、HDD駆動装置の
ベースを伝わってスイングアームを加振したりすること
が抑制され、磁気ディスクの安定した回転が保証される
と共に磁気ヘッドの位置決め精度も向上するという効果
を奏する。
外輪6の変形によって振動が吸収されることから、外輪
6で発生する玉通過振動がハブ4を介してこれに搭載さ
れている磁気ディスクを加振したり、HDD駆動装置の
ベースを伝わってスイングアームを加振したりすること
が抑制され、磁気ディスクの安定した回転が保証される
と共に磁気ヘッドの位置決め精度も向上するという効果
を奏する。
【0020】なお、環状溝14が密封されたダンパとし
て機能する場合は、環状溝14内の流体は空気の場合よ
り潤滑油,グリース等の方がより顕著な振動減衰効果が
得られる。
て機能する場合は、環状溝14内の流体は空気の場合よ
り潤滑油,グリース等の方がより顕著な振動減衰効果が
得られる。
【0021】図2は、本発明の玉軸受装置の第2の実施
形態の断面図である。この実施形態の玉軸受装置は、軸
部材3の上下二箇所に取り付けた深みぞ玉軸受5,5の
外輪6とハブ4の内面との間にスリーブ21を介在させ
てあり、そのスリーブの外径面に環状溝22を設けてい
る点が上記第1の実施形態のものとは異なっている。す
なわち、この実施形態の外輪6はスリーブ21の内面に
嵌合して密着して固定され、スリーブ21はその外径面
に形成された環状溝22を除いた外径面をハブ4の内径
面に圧入又は接着等の手段で密着させて固定してある。
当該スリーブ21の環状溝22には、前記同様に、流体
として予め潤滑油やグリース等の潤滑流体を充填する
か、もしくは空気を存在せしめている。この実施形態で
も、ハブ4が外輪固定部材を構成すると共に、軸部材3
が内輪固定部材を構成している。
形態の断面図である。この実施形態の玉軸受装置は、軸
部材3の上下二箇所に取り付けた深みぞ玉軸受5,5の
外輪6とハブ4の内面との間にスリーブ21を介在させ
てあり、そのスリーブの外径面に環状溝22を設けてい
る点が上記第1の実施形態のものとは異なっている。す
なわち、この実施形態の外輪6はスリーブ21の内面に
嵌合して密着して固定され、スリーブ21はその外径面
に形成された環状溝22を除いた外径面をハブ4の内径
面に圧入又は接着等の手段で密着させて固定してある。
当該スリーブ21の環状溝22には、前記同様に、流体
として予め潤滑油やグリース等の潤滑流体を充填する
か、もしくは空気を存在せしめている。この実施形態で
も、ハブ4が外輪固定部材を構成すると共に、軸部材3
が内輪固定部材を構成している。
【0022】なお、図示のものは、スリーブ21の環状
溝22を、軸部材3の上部に配した深みぞ玉軸受5から
下部に配した深みぞ玉軸受5に及ぶ溝幅の広い一個の溝
として形成してあり、これによってスリーブ21の外径
面の外輪軌道11と軸方向位置が同じ部分はそれぞれ環
状溝22の流体に接するものとなっている。しかし、ス
リーブ21の環状溝22を二個の深みぞ玉軸受5,5に
対応させてスリーブ21の外径面に二箇所に分けて形成
しても良く、その場合は、スリーブ21の外径面の外輪
軌道11と軸方向位置が同じ部分が環状溝の流体にそれ
ぞれ接するものになる。または、環状溝22を有するス
リーブ21を分割して二個とし、各玉軸受5毎にスリー
ブ21をそれぞれ配設してもよい。なお、スリーブ21
を一個にすると、軸部材3、二個の玉軸受5及びスリー
ブ21を予め組み立ててユニット化して移送でき、モー
タの組み立てが容易となる。
溝22を、軸部材3の上部に配した深みぞ玉軸受5から
下部に配した深みぞ玉軸受5に及ぶ溝幅の広い一個の溝
として形成してあり、これによってスリーブ21の外径
面の外輪軌道11と軸方向位置が同じ部分はそれぞれ環
状溝22の流体に接するものとなっている。しかし、ス
リーブ21の環状溝22を二個の深みぞ玉軸受5,5に
対応させてスリーブ21の外径面に二箇所に分けて形成
しても良く、その場合は、スリーブ21の外径面の外輪
軌道11と軸方向位置が同じ部分が環状溝の流体にそれ
ぞれ接するものになる。または、環状溝22を有するス
リーブ21を分割して二個とし、各玉軸受5毎にスリー
ブ21をそれぞれ配設してもよい。なお、スリーブ21
を一個にすると、軸部材3、二個の玉軸受5及びスリー
ブ21を予め組み立ててユニット化して移送でき、モー
タの組み立てが容易となる。
【0023】その他の構成および作用効果は、上記第1
の実施形態と同様である。図3は、本発明の軸受装置の
第3の実施形態の断面図である。この実施形態は、スピ
ンドルモータのハブ4を回転自在に支承する二組の軸受
装置の一方を本発明の玉軸受装置1Cとし、他方を動圧
流体軸受25とした例である。玉軸受装置1Cはスピン
ドルモータの基台2に固定して立設された軸部材3の下
部に配設し、動圧流体軸受25は軸部材3の上部に配設
されている。
の実施形態と同様である。図3は、本発明の軸受装置の
第3の実施形態の断面図である。この実施形態は、スピ
ンドルモータのハブ4を回転自在に支承する二組の軸受
装置の一方を本発明の玉軸受装置1Cとし、他方を動圧
流体軸受25とした例である。玉軸受装置1Cはスピン
ドルモータの基台2に固定して立設された軸部材3の下
部に配設し、動圧流体軸受25は軸部材3の上部に配設
されている。
【0024】この玉軸受装置1Cの深みぞ玉軸受5は、
外輪6の外径面と内輪7の内径面との双方に、それぞれ
環状溝14が設けられている点が上記各実施形態の示す
玉軸受装置とは異なっている。そして、外輪6の方は、
外輪6の外径面の外輪軌道11と軸方向位置が同じ部分
に形成されている環状溝14を除いた外輪6外径面をハ
ブ4の内径面に圧入又は接着等の手段で密着させて固定
している。一方、内輪7の方は、内輪7の内径面の内輪
軌道12と軸方向位置が同じ部分に形成されている環状
溝14を除いた内輪7内径面を軸部材3の外径面に圧入
又は接着等の手段で密着させて固定している。各環状溝
14には、潤滑油,グリースまたは空気等の流体15が
充填されている。この実施形態も、ハブ4が外輪固定部
材を構成すると共に、軸部材3が内輪固定部材を構成し
ている。
外輪6の外径面と内輪7の内径面との双方に、それぞれ
環状溝14が設けられている点が上記各実施形態の示す
玉軸受装置とは異なっている。そして、外輪6の方は、
外輪6の外径面の外輪軌道11と軸方向位置が同じ部分
に形成されている環状溝14を除いた外輪6外径面をハ
ブ4の内径面に圧入又は接着等の手段で密着させて固定
している。一方、内輪7の方は、内輪7の内径面の内輪
軌道12と軸方向位置が同じ部分に形成されている環状
溝14を除いた内輪7内径面を軸部材3の外径面に圧入
又は接着等の手段で密着させて固定している。各環状溝
14には、潤滑油,グリースまたは空気等の流体15が
充填されている。この実施形態も、ハブ4が外輪固定部
材を構成すると共に、軸部材3が内輪固定部材を構成し
ている。
【0025】前記動圧流体軸受25は、軸部材3の上端
部近傍の軸外周面がラジアル外周面26とされ、これに
ラジアル軸受隙間27を介して対向するスリーブ部材2
8の内周面がラジアル軸受面29とされ、そのラジアル
軸受面29及びラジアル外周面26の何れか一方または
双方に、例えばヘリングボーン状等の動圧発生用の溝3
0が形成されると共に、潤滑油,グリース,磁性流体等
の潤滑流体が軸受すき間27に存在して潤滑されてい
る。当該スリーブ部材28はハブ4の内面に一体に固着
してある。
部近傍の軸外周面がラジアル外周面26とされ、これに
ラジアル軸受隙間27を介して対向するスリーブ部材2
8の内周面がラジアル軸受面29とされ、そのラジアル
軸受面29及びラジアル外周面26の何れか一方または
双方に、例えばヘリングボーン状等の動圧発生用の溝3
0が形成されると共に、潤滑油,グリース,磁性流体等
の潤滑流体が軸受すき間27に存在して潤滑されてい
る。当該スリーブ部材28はハブ4の内面に一体に固着
してある。
【0026】この玉軸受装置1Cの場合は、深みぞ玉軸
受5の外輪6の外径面及び内輪7の内径面にそれぞれ環
状溝14が設けられているため、外輪軌道11及び内輪
軌道12を転動する玉8の通過振動等による外輪6又は
内輪7の非回転数同期成分の振れは、外輪6又は内輪7
の微少変形によって吸収されるから、前記深みぞ玉軸受
5の非回転数同期成分の振れがハブ4や軸部材3に伝達
されることはない。一方、スピンドルモータ上部に配設
された動圧流体軸受25の方は、非接触タイプの軸受で
あってもともと非回転数同期成分の振れがない。そのた
め、高い回転精度並びに位置決め精度を有するスピンド
ルモータを提供できる。
受5の外輪6の外径面及び内輪7の内径面にそれぞれ環
状溝14が設けられているため、外輪軌道11及び内輪
軌道12を転動する玉8の通過振動等による外輪6又は
内輪7の非回転数同期成分の振れは、外輪6又は内輪7
の微少変形によって吸収されるから、前記深みぞ玉軸受
5の非回転数同期成分の振れがハブ4や軸部材3に伝達
されることはない。一方、スピンドルモータ上部に配設
された動圧流体軸受25の方は、非接触タイプの軸受で
あってもともと非回転数同期成分の振れがない。そのた
め、高い回転精度並びに位置決め精度を有するスピンド
ルモータを提供できる。
【0027】図4は、本発明の軸受装置の第4の実施形
態の断面図である。この実施形態も、上記第3の実施形
態の場合と同様に、スピンドルモータのハブ4を支承す
る二組の軸受装置のうち下方のものを本発明の玉軸受装
置1Dとし、他方を動圧流体軸受25とした例である。
ただし、軸部材3の一端(上端)側がハブ4の方に一体
に固定された軸回転タイプである点が上記第3の実施形
態の場合とは異なっている。
態の断面図である。この実施形態も、上記第3の実施形
態の場合と同様に、スピンドルモータのハブ4を支承す
る二組の軸受装置のうち下方のものを本発明の玉軸受装
置1Dとし、他方を動圧流体軸受25とした例である。
ただし、軸部材3の一端(上端)側がハブ4の方に一体
に固定された軸回転タイプである点が上記第3の実施形
態の場合とは異なっている。
【0028】スピンドルモータの基台2には軸部材3を
通すスリーブ部32が一体に立設されている。その基台
のスリーブ部32の内面下端部に、軸受取付け凹部33
が形成されており、その内周面に環状溝14が形成され
ている。そして、前記凹部33の内周面に玉軸受装置1
Dを構成する深みぞ玉軸受5の外輪6の外径面が圧入又
は接着等の手段で密着して固定されており、前記凹部3
3の内周面に設けた環状溝14は、外輪軌道11と同じ
軸方向位置にある。また、この実施形態では、回転する
軸部材3の下端側の外径面にも環状溝14が形成されて
いる。そして当該軸部材3の外径面に深みぞ玉軸受5の
内輪7の内径面が圧入又は接着等の手段で密着して固定
されており、前記軸部材3に設けた環状溝14は、内輪
軌道12と同じ軸方向位置にある。この実施形態の場合
は、モータ基台2が外輪固定部材を構成すると共に、軸
部材3が内輪固定部材を構成している。
通すスリーブ部32が一体に立設されている。その基台
のスリーブ部32の内面下端部に、軸受取付け凹部33
が形成されており、その内周面に環状溝14が形成され
ている。そして、前記凹部33の内周面に玉軸受装置1
Dを構成する深みぞ玉軸受5の外輪6の外径面が圧入又
は接着等の手段で密着して固定されており、前記凹部3
3の内周面に設けた環状溝14は、外輪軌道11と同じ
軸方向位置にある。また、この実施形態では、回転する
軸部材3の下端側の外径面にも環状溝14が形成されて
いる。そして当該軸部材3の外径面に深みぞ玉軸受5の
内輪7の内径面が圧入又は接着等の手段で密着して固定
されており、前記軸部材3に設けた環状溝14は、内輪
軌道12と同じ軸方向位置にある。この実施形態の場合
は、モータ基台2が外輪固定部材を構成すると共に、軸
部材3が内輪固定部材を構成している。
【0029】動圧流体軸受25は、軸部材3のハブ取付
け端近傍の軸外周面がラジアル外周面26とされ、これ
にラジアル軸受隙間27を介して対向するスリーブ部3
2の内周面がラジアル軸受面29とされ、そのラジアル
軸受面29及びラジアル外周面26の何れか一方または
双方に、例えばスパイラル状等の動圧発生用の溝30が
形成されると共に、潤滑油,グリース,磁性流体等の潤
滑流体が軸受すき間27に存在して潤滑されている。
け端近傍の軸外周面がラジアル外周面26とされ、これ
にラジアル軸受隙間27を介して対向するスリーブ部3
2の内周面がラジアル軸受面29とされ、そのラジアル
軸受面29及びラジアル外周面26の何れか一方または
双方に、例えばスパイラル状等の動圧発生用の溝30が
形成されると共に、潤滑油,グリース,磁性流体等の潤
滑流体が軸受すき間27に存在して潤滑されている。
【0030】なお、この実施形態における回転駆動モー
タMのステータ19は、基台のスリーブ部32の外面に
固定されている。以上の構成を備えた玉軸受装置1Dの
作用効果は、上記第3の実施形態のものと同様である。
タMのステータ19は、基台のスリーブ部32の外面に
固定されている。以上の構成を備えた玉軸受装置1Dの
作用効果は、上記第3の実施形態のものと同様である。
【0031】図5は、本発明の玉軸受装置の第5の実施
形態の断面図である。この実施形態は、玉軸受装置の内
周に動圧流体軸受を配設してハブ4を支持するスピンド
ルモータに、本発明の玉軸受装置1Fを適用した例であ
る。すなわち、玉軸受装置1Fの内輪7の内径面にスリ
ーブ35の外径面を密着して固着して一体とし、そのス
リーブ35の内径面がラジアル軸受面29とされて動圧
発生用の溝30が形成されると共に、スリーブ上端部に
設けたフランジ部35fが回転部材であるハブ4にねじ
36で固定されている。そして、前記スリーブ35のラ
ジアル軸受面29に、ラジアル軸受すき間27を介して
モータ基台2に立設された固定部材である軸部材3のラ
ジアル外周面26が対向し、動圧流体軸受25を構成し
ている。
形態の断面図である。この実施形態は、玉軸受装置の内
周に動圧流体軸受を配設してハブ4を支持するスピンド
ルモータに、本発明の玉軸受装置1Fを適用した例であ
る。すなわち、玉軸受装置1Fの内輪7の内径面にスリ
ーブ35の外径面を密着して固着して一体とし、そのス
リーブ35の内径面がラジアル軸受面29とされて動圧
発生用の溝30が形成されると共に、スリーブ上端部に
設けたフランジ部35fが回転部材であるハブ4にねじ
36で固定されている。そして、前記スリーブ35のラ
ジアル軸受面29に、ラジアル軸受すき間27を介して
モータ基台2に立設された固定部材である軸部材3のラ
ジアル外周面26が対向し、動圧流体軸受25を構成し
ている。
【0032】前記玉軸受装置1Fの外輪6の外径面の外
輪軌道11と軸方向位置が同じ部分に環状溝14が設け
られており、その環状溝14を除いた外輪外径面をモー
タ基台2の内周面に圧入又は接着等の手段で密着させ
て、外輪6がモータ基台2に固定されている。この実施
形態の場合は、モータ基台2が外輪固定部材を構成する
と共に、ハブ4が内輪固定部材を構成し、また外輪6は
外輪固定部材を介して軸部材3に固定されている。そし
て、外輪6の外径面の外輪軌道11と軸方向位置が同じ
部分は環状溝14であって流体(この場合は空気)に接
している。
輪軌道11と軸方向位置が同じ部分に環状溝14が設け
られており、その環状溝14を除いた外輪外径面をモー
タ基台2の内周面に圧入又は接着等の手段で密着させ
て、外輪6がモータ基台2に固定されている。この実施
形態の場合は、モータ基台2が外輪固定部材を構成する
と共に、ハブ4が内輪固定部材を構成し、また外輪6は
外輪固定部材を介して軸部材3に固定されている。そし
て、外輪6の外径面の外輪軌道11と軸方向位置が同じ
部分は環状溝14であって流体(この場合は空気)に接
している。
【0033】玉軸受装置1Fの予圧は、ハブ4の内面に
軸部材3の端面に対向させて取り付けた予圧付与用磁石
37と、強磁性体製の軸部材3との間に作用する磁気吸
引力で付与するようにしている。
軸部材3の端面に対向させて取り付けた予圧付与用磁石
37と、強磁性体製の軸部材3との間に作用する磁気吸
引力で付与するようにしている。
【0034】ハブ4を駆動する回転駆動モータMのステ
ータ19はモータ基台2に固定され、これにエアギャッ
プを介して半径方向対向に配置されるロータ(マグネッ
ト)18はバックヨーク20を介してハブ4の内面に固
定されている。そのハブ4の外面に、取付け部材38を
介して磁気ディスクDが装着されている。
ータ19はモータ基台2に固定され、これにエアギャッ
プを介して半径方向対向に配置されるロータ(マグネッ
ト)18はバックヨーク20を介してハブ4の内面に固
定されている。そのハブ4の外面に、取付け部材38を
介して磁気ディスクDが装着されている。
【0035】この玉軸受装置1Fの場合、外輪6の形状
が深みぞ玉軸受5の場合のように単純な円筒状ではな
く、板金状で弾力に富む複雑な湾曲形状にしてある。こ
のように外輪6を薄肉としたことにより、玉通過時の通
過振動等による外輪6の非回転数同期成分の振れによる
外輪6の微少変形に対するばね定数を自由に設定するこ
とができて、より一層の振動吸収能力を発揮する利点が
ある。
が深みぞ玉軸受5の場合のように単純な円筒状ではな
く、板金状で弾力に富む複雑な湾曲形状にしてある。こ
のように外輪6を薄肉としたことにより、玉通過時の通
過振動等による外輪6の非回転数同期成分の振れによる
外輪6の微少変形に対するばね定数を自由に設定するこ
とができて、より一層の振動吸収能力を発揮する利点が
ある。
【0036】なお、玉軸受装置1Fに4点接触玉軸受を
使用すると、4点接触玉軸受単体でモーメント剛性を得
ることができるから、軸受装置全体のモーメント剛性を
向上する利点がある。また、4点接触玉軸受を使用した
場合は、軸受すき間を負のすき間として軸受内部で予圧
を与えているため、前記玉軸受への予圧付与用の磁石3
7を省くことができる利点もある。また、負のすき間で
ある4点接触玉軸受を使用しても、外輪外径面に環状溝
14を設けていることから、すき間量に応じて外輪6が
自由に変形することが可能であり、玉8と外輪軌道11
間の面圧が過度に大きくなり過ぎるという欠点を無くす
ことができる。
使用すると、4点接触玉軸受単体でモーメント剛性を得
ることができるから、軸受装置全体のモーメント剛性を
向上する利点がある。また、4点接触玉軸受を使用した
場合は、軸受すき間を負のすき間として軸受内部で予圧
を与えているため、前記玉軸受への予圧付与用の磁石3
7を省くことができる利点もある。また、負のすき間で
ある4点接触玉軸受を使用しても、外輪外径面に環状溝
14を設けていることから、すき間量に応じて外輪6が
自由に変形することが可能であり、玉8と外輪軌道11
間の面圧が過度に大きくなり過ぎるという欠点を無くす
ことができる。
【0037】図6は、本発明の玉軸受装置の第6の実施
形態の断面図である。この実施形態は、上記第5の実施
形態と同様に玉軸受の内周に動圧軸受を配置したスピン
ドルモータ(但し、軸回転式)に、本発明の玉軸受装置
1Gを適用した例である。この玉軸受装置1Gは、その
内輪7が外輪6より長くしてあり、内輪7の内径面の内
輪軌道12と軸方向位置が同じ部分が軸受すき間27の
流体に接している。その内輪7の一端部(下端部)をモ
ータ基台2に直接に密着して固定した構造になってい
る。内輪7の内径面は動圧発生用の溝30を有するラジ
アル軸受面29とされ、これにラジアル軸受すき間27
を介して軸部材3のラジアル外周面26が対向し、動圧
流体軸受25を構成している。また、その外輪6はハブ
4の内径面に圧入または接着等の手段で密着して固定さ
れている。この実施形態の場合は、ハブ4が外輪固定部
材を構成すると共に、モータ基台2が内輪固定部材を構
成している。
形態の断面図である。この実施形態は、上記第5の実施
形態と同様に玉軸受の内周に動圧軸受を配置したスピン
ドルモータ(但し、軸回転式)に、本発明の玉軸受装置
1Gを適用した例である。この玉軸受装置1Gは、その
内輪7が外輪6より長くしてあり、内輪7の内径面の内
輪軌道12と軸方向位置が同じ部分が軸受すき間27の
流体に接している。その内輪7の一端部(下端部)をモ
ータ基台2に直接に密着して固定した構造になってい
る。内輪7の内径面は動圧発生用の溝30を有するラジ
アル軸受面29とされ、これにラジアル軸受すき間27
を介して軸部材3のラジアル外周面26が対向し、動圧
流体軸受25を構成している。また、その外輪6はハブ
4の内径面に圧入または接着等の手段で密着して固定さ
れている。この実施形態の場合は、ハブ4が外輪固定部
材を構成すると共に、モータ基台2が内輪固定部材を構
成している。
【0038】前記ハブ4の内径面の外輪6が固定されて
いる部分の軸方向長さは、外輪6の外径面の軸方向長さ
より短くなっており、これにより外輪6の外径面の外輪
軌道11と軸方向位置が同じ部分が流体(この場合は空
気)に接するように構成している。
いる部分の軸方向長さは、外輪6の外径面の軸方向長さ
より短くなっており、これにより外輪6の外径面の外輪
軌道11と軸方向位置が同じ部分が流体(この場合は空
気)に接するように構成している。
【0039】軸部材3は一端部(上端部)がハブ4に同
心に一体に固定されており、軸部材3,ハブ4及び外輪
6が一体回転するようになっている。なお、玉軸受装置
1Gの予圧は、その外輪6の端面(下端面)にギャップ
を介して対向するモータ基台2の上面位置に設置した予
圧付与用磁石37と強磁性体製の外輪6との間に作用す
る磁気吸引力で付与される。
心に一体に固定されており、軸部材3,ハブ4及び外輪
6が一体回転するようになっている。なお、玉軸受装置
1Gの予圧は、その外輪6の端面(下端面)にギャップ
を介して対向するモータ基台2の上面位置に設置した予
圧付与用磁石37と強磁性体製の外輪6との間に作用す
る磁気吸引力で付与される。
【0040】この実施形態における玉軸受装置1Gにあ
っては、玉通過時の通過振動等による外輪6又は内輪7
の非回転数同期成分の振れは、外輪6又は内輪7の微少
変形により吸収される。ハブ4を介してこれに搭載され
ている磁気ディスクD及びモータ基台2を加振すること
はない。
っては、玉通過時の通過振動等による外輪6又は内輪7
の非回転数同期成分の振れは、外輪6又は内輪7の微少
変形により吸収される。ハブ4を介してこれに搭載され
ている磁気ディスクD及びモータ基台2を加振すること
はない。
【0041】図7は、本発明の玉軸受装置の第7の実施
形態の断面図である。この実施形態は、回転駆動モータ
Mが平面対向型であるスピンドルモータに、本発明の玉
軸受装置1Hを適用した例である。この玉軸受装置1H
は、その外輪6の外径面の外輪軌道11と軸方向位置が
同じ部分に環状溝14が設けられており、その環状溝1
4を除いた外輪外径面をモータ基台2の内周面に圧入又
は接着等の手段で密着させて、外輪6がモータ基台2に
固定されている。一方、内輪7の方は外輪6より長くし
てあり、その内輪7の一端部(上端部)をハブ4の内径
面に固定した構造になっている。したがって、この実施
形態の場合、ハブ4が内輪固定部材を構成すると共に、
モータ基台2が外輪固定部材を構成している。そして、
外輪6の外径面の環状溝14は流体に接している。ま
た、内輪7の内径面の内輪軌道12と軸方向位置が同じ
部分は、軸受すき間27内の流体に接している。
形態の断面図である。この実施形態は、回転駆動モータ
Mが平面対向型であるスピンドルモータに、本発明の玉
軸受装置1Hを適用した例である。この玉軸受装置1H
は、その外輪6の外径面の外輪軌道11と軸方向位置が
同じ部分に環状溝14が設けられており、その環状溝1
4を除いた外輪外径面をモータ基台2の内周面に圧入又
は接着等の手段で密着させて、外輪6がモータ基台2に
固定されている。一方、内輪7の方は外輪6より長くし
てあり、その内輪7の一端部(上端部)をハブ4の内径
面に固定した構造になっている。したがって、この実施
形態の場合、ハブ4が内輪固定部材を構成すると共に、
モータ基台2が外輪固定部材を構成している。そして、
外輪6の外径面の環状溝14は流体に接している。ま
た、内輪7の内径面の内輪軌道12と軸方向位置が同じ
部分は、軸受すき間27内の流体に接している。
【0042】内輪7の内径面は動圧発生用の溝30を有
するラジアル軸受面とされ、これにラジアル軸受すき間
27を介して軸部材3のラジアル外周面26が対向し、
動圧流体軸受25を構成している。
するラジアル軸受面とされ、これにラジアル軸受すき間
27を介して軸部材3のラジアル外周面26が対向し、
動圧流体軸受25を構成している。
【0043】回転駆動モータMのロータ(マグネット)
18はバックヨーク20を介してハブ4の下面に固定し
て取り付けてあり、ステータ19はモータ基台2に固定
されてロータ(マグネット)18にエアギャップを介し
て平面対向している。このように回転駆動モータMを平
面対向型にすると、モータの吸引力を玉軸受装置1Hへ
の予圧に利用できるため、ことさら別途予圧付与用磁石
37を設ける必要がなく、低コスト化が図れる利点があ
る。
18はバックヨーク20を介してハブ4の下面に固定し
て取り付けてあり、ステータ19はモータ基台2に固定
されてロータ(マグネット)18にエアギャップを介し
て平面対向している。このように回転駆動モータMを平
面対向型にすると、モータの吸引力を玉軸受装置1Hへ
の予圧に利用できるため、ことさら別途予圧付与用磁石
37を設ける必要がなく、低コスト化が図れる利点があ
る。
【0044】なお、外輪6の外径面の流体と接する部分
の軸方向幅は、外輪軌道11の軸方向幅以上大きいこと
が外輪6の振動の吸収には好ましいが、以下でも振動吸
収できる。
の軸方向幅は、外輪軌道11の軸方向幅以上大きいこと
が外輪6の振動の吸収には好ましいが、以下でも振動吸
収できる。
【0045】また、内輪7の内径面の流体と接する部分
の軸方向幅は内輪軌道12の軸方向幅以上大きいことが
内輪7の振動吸収には好ましいが、以下でも振動吸収で
きる。
の軸方向幅は内輪軌道12の軸方向幅以上大きいことが
内輪7の振動吸収には好ましいが、以下でも振動吸収で
きる。
【0046】更に、スリーブ21の外径面の流体と接す
る部分の軸方向幅は、外輪軌道11の軸方向幅以上大き
いことが外輪6の振動吸収には好ましいが、以下でも振
動吸収できる。
る部分の軸方向幅は、外輪軌道11の軸方向幅以上大き
いことが外輪6の振動吸収には好ましいが、以下でも振
動吸収できる。
【0047】なお、上記第3〜第7の実施形態では、動
圧流体軸受25の動圧発生用の溝30は、ラジアル軸受
面29に設けたものを示したが、ラジアル外周面26の
方に設けても良く、またラジアル軸受面29とラジアル
外周面26との双方に設けても良い。また、溝パターン
も実施形態のものに限定しない。
圧流体軸受25の動圧発生用の溝30は、ラジアル軸受
面29に設けたものを示したが、ラジアル外周面26の
方に設けても良く、またラジアル軸受面29とラジアル
外周面26との双方に設けても良い。また、溝パターン
も実施形態のものに限定しない。
【0048】なお、外輪6の外径面及び内輪7の内径面
に環状溝14を設けると、外輪6及び内輪7は軌道1
1,12の軸方向位置に等しい軸方向位置が薄肉なので
微少変形し易く、外輪6及び内輪7の振動を吸収し易
い。
に環状溝14を設けると、外輪6及び内輪7は軌道1
1,12の軸方向位置に等しい軸方向位置が薄肉なので
微少変形し易く、外輪6及び内輪7の振動を吸収し易
い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る玉軸受装置は、外輪の外径面及び内輪の内径面の
少なくとも一方は、軌道と軸方向位置が同じ部分が流体
に接しているため、玉通過振動等の非回転数同期成分の
振れは外輪や内輪の微少変形によって吸収されて、その
結果玉軸受を固定する部材への振動伝達を極力抑制でき
るという効果を奏する。
に係る玉軸受装置は、外輪の外径面及び内輪の内径面の
少なくとも一方は、軌道と軸方向位置が同じ部分が流体
に接しているため、玉通過振動等の非回転数同期成分の
振れは外輪や内輪の微少変形によって吸収されて、その
結果玉軸受を固定する部材への振動伝達を極力抑制でき
るという効果を奏する。
【0050】また、本発明の請求項2に係る玉軸受装置
は、外輪がスリーブを介して外輪固定部材に固定され、
且つスリーブの外径面の外輪軌道と軸方向位置が同じ部
分は流体に接しているため、玉通過振動等の非回転数同
期成分の振れは外輪及びスリーブの微少変形によって吸
収されて、その結果前記外輪固定部材への振動伝達を極
力抑制できるという効果を奏する。
は、外輪がスリーブを介して外輪固定部材に固定され、
且つスリーブの外径面の外輪軌道と軸方向位置が同じ部
分は流体に接しているため、玉通過振動等の非回転数同
期成分の振れは外輪及びスリーブの微少変形によって吸
収されて、その結果前記外輪固定部材への振動伝達を極
力抑制できるという効果を奏する。
【0051】また、本発明の玉軸受装置をディスク駆動
用スピンドルモータの軸受に適用すると、玉軸受に発生
する非回転数同期成分の振れがスピンドルモータのハブ
に装着された磁気ディスクを加振して磁気ディスクの回
転を不安定にしたり、軸部材からモータ基台を経てHD
D駆動装置のベースに伝わってそのベース上に取り付け
てあるスイングアームを加振し、磁気ヘッドの位置決め
精度を劣化させたりするなどの不具合を防止することが
できるという効果を奏する。
用スピンドルモータの軸受に適用すると、玉軸受に発生
する非回転数同期成分の振れがスピンドルモータのハブ
に装着された磁気ディスクを加振して磁気ディスクの回
転を不安定にしたり、軸部材からモータ基台を経てHD
D駆動装置のベースに伝わってそのベース上に取り付け
てあるスイングアームを加振し、磁気ヘッドの位置決め
精度を劣化させたりするなどの不具合を防止することが
できるという効果を奏する。
【図1】本発明の玉軸受装置を備えたスピンドルモータ
の第1の実施形態の断面図である。
の第1の実施形態の断面図である。
【図2】本発明の玉軸受装置を備えたスピンドルモータ
の第2の実施形態の断面図である。
の第2の実施形態の断面図である。
【図3】本発明の玉軸受装置を備えたスピンドルモータ
の第3の実施形態の断面図である。
の第3の実施形態の断面図である。
【図4】本発明の玉軸受装置を備えたスピンドルモータ
の第4の実施形態の断面図である。
の第4の実施形態の断面図である。
【図5】本発明の玉軸受装置を備えたスピンドルモータ
の第5の実施形態の断面図である。
の第5の実施形態の断面図である。
【図6】本発明の玉軸受装置を備えたスピンドルモータ
の第6の実施形態の断面図である。
の第6の実施形態の断面図である。
【図7】本発明の玉軸受装置を備えたスピンドルモータ
の第7の実施形態の断面図である。
の第7の実施形態の断面図である。
【図8】従来の玉軸受装置を備えたスピンドルモータの
断面図である。
断面図である。
1C,1D,1F,1G,1H 玉軸受装置 2 モータ基台(外輪固定部材、内輪固定部材) 3 軸部材(内輪固定部材) 4 ハブ(外輪固定部材、内輪固定部材) 5 玉軸受 6 外輪 7 内輪 11 外輪軌道(軸受軌道) 12 内輪軌道(軸受軌道) 21 スリーブ
Claims (2)
- 【請求項1】 玉軸受は外輪が外輪固定部材に固定され
て内輪が内輪固定部材に固定され、且つ前記外輪の外径
面の外輪軌道と軸方向位置が同じ部分及び前記内輪の内
径面の内輪軌道と軸方向位置が同じ部分の少なくとも一
方は、流体に接していることを特徴とする玉軸受装置。 - 【請求項2】 玉軸受は外輪がスリーブに嵌合して固定
されて内輪が内輪固定部材に固定され、前記スリーブは
外輪固定部材に固定され、且つ前記スリーブの外径面の
外輪軌道と軸方向位置が同じ部分は流体に接しているこ
とを特徴とする玉軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14710596A JPH09329137A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 玉軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14710596A JPH09329137A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 玉軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09329137A true JPH09329137A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15422635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14710596A Pending JPH09329137A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 玉軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09329137A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109314435A (zh) * | 2016-06-09 | 2019-02-05 | Lg伊诺特有限公司 | 无人机电机及包括该无人机电机的无人机 |
CN114918906A (zh) * | 2022-06-11 | 2022-08-19 | 安徽亚珠金刚石股份有限公司 | 一种人造金刚石车间用转运车与夹具间连接装置 |
-
1996
- 1996-06-10 JP JP14710596A patent/JPH09329137A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109314435A (zh) * | 2016-06-09 | 2019-02-05 | Lg伊诺特有限公司 | 无人机电机及包括该无人机电机的无人机 |
CN109314435B (zh) * | 2016-06-09 | 2021-05-28 | Lg伊诺特有限公司 | 无人机电机及包括该无人机电机的无人机 |
US11180247B2 (en) | 2016-06-09 | 2021-11-23 | Lg Innotek Co., Ltd. | Drone motor and drone comprising same |
CN114918906A (zh) * | 2022-06-11 | 2022-08-19 | 安徽亚珠金刚石股份有限公司 | 一种人造金刚石车间用转运车与夹具间连接装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040317 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040427 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040831 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |