JPH0932679A - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents
内燃機関の燃料供給装置Info
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- JPH0932679A JPH0932679A JP18566495A JP18566495A JPH0932679A JP H0932679 A JPH0932679 A JP H0932679A JP 18566495 A JP18566495 A JP 18566495A JP 18566495 A JP18566495 A JP 18566495A JP H0932679 A JPH0932679 A JP H0932679A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- filter
- case
- supply device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料フィルターの燃料の使用圧によるフィル
ターケースの膨張を抑制することにより、燃料フィルタ
ーの長期にわたる耐久性を確保する。 【解決手段】 燃料タンク23内の燃料を吸入しかつ昇
圧して燃料吐出ポート10から内燃機関への燃料供給通
路に吐出する燃料ポンプ22と、燃料供給通路途上に配
置される燃料フィルター15と、燃料ポンプ22及び燃
料フィルター15を装備して燃料タンク23内に配置さ
れる保持ケース16とを備える。燃料フィルター15の
燃料使用圧によって膨張するフィルターケースにその膨
張を抑制するための膨張抑制材51を設ける。
ターケースの膨張を抑制することにより、燃料フィルタ
ーの長期にわたる耐久性を確保する。 【解決手段】 燃料タンク23内の燃料を吸入しかつ昇
圧して燃料吐出ポート10から内燃機関への燃料供給通
路に吐出する燃料ポンプ22と、燃料供給通路途上に配
置される燃料フィルター15と、燃料ポンプ22及び燃
料フィルター15を装備して燃料タンク23内に配置さ
れる保持ケース16とを備える。燃料フィルター15の
燃料使用圧によって膨張するフィルターケースにその膨
張を抑制するための膨張抑制材51を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車に
おける内燃機関の燃料供給装置に関する。
おける内燃機関の燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関の燃料供給装置には、例
えば特開平6−123261号公報に開示されるよう
に、燃料タンク内の燃料を吸入しかつ昇圧して燃料吐出
ポートから内燃機関への燃料供給通路に吐出する燃料ポ
ンプと、前記燃料供給通路途上に配置される燃料フィル
タ−と、前記燃料ポンプ及び燃料フィルターを装備して
前記燃料タンク内に配置されるケースとを備えるものが
ある。このような燃料供給装置における燃料フィルター
にあっては、フィルターエレメントを収納するフィルタ
ーケースに合成樹脂製ケース(樹脂製ケースともいう)
が採用される場合がある。詳しくは、例えば燃料フィル
ターが単独でエンジンルームに設置される場合には、燃
料洩れを防止する目的から金属製の耐圧ケースが採用さ
れているが、上記燃料供給装置のように燃料タンク内に
配置する燃料フィルターでは微少の燃料洩れも許容可能
であることや燃料タンク内が高温にならないこと等の理
由から樹脂製ケースを採用する場合がある。
えば特開平6−123261号公報に開示されるよう
に、燃料タンク内の燃料を吸入しかつ昇圧して燃料吐出
ポートから内燃機関への燃料供給通路に吐出する燃料ポ
ンプと、前記燃料供給通路途上に配置される燃料フィル
タ−と、前記燃料ポンプ及び燃料フィルターを装備して
前記燃料タンク内に配置されるケースとを備えるものが
ある。このような燃料供給装置における燃料フィルター
にあっては、フィルターエレメントを収納するフィルタ
ーケースに合成樹脂製ケース(樹脂製ケースともいう)
が採用される場合がある。詳しくは、例えば燃料フィル
ターが単独でエンジンルームに設置される場合には、燃
料洩れを防止する目的から金属製の耐圧ケースが採用さ
れているが、上記燃料供給装置のように燃料タンク内に
配置する燃料フィルターでは微少の燃料洩れも許容可能
であることや燃料タンク内が高温にならないこと等の理
由から樹脂製ケースを採用する場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した内燃機関の燃
料供給装置において、フィルターケースに樹脂製ケース
を採用する場合、経年変化にともない、燃料やその燃料
中の含有物質や、圧力によるストレス等によって強度が
低下することが予測される。したがって、燃料フィルタ
ーにおける燃料使用圧が高圧(例えば燃料噴射方式の場
合2.5 kg/cm2以上)であると、その使用圧でフィル
ターケースが膨張し、甚だしいときには破損をきたすお
それがある。
料供給装置において、フィルターケースに樹脂製ケース
を採用する場合、経年変化にともない、燃料やその燃料
中の含有物質や、圧力によるストレス等によって強度が
低下することが予測される。したがって、燃料フィルタ
ーにおける燃料使用圧が高圧(例えば燃料噴射方式の場
合2.5 kg/cm2以上)であると、その使用圧でフィル
ターケースが膨張し、甚だしいときには破損をきたすお
それがある。
【0004】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、燃料フィルターの燃料使用圧によるフィルターケー
スの膨張を抑制することにより、燃料フィルターの長期
にわたる耐久性を確保することのできる内燃機関の燃料
供給装置を提供することにある。
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、燃料フィルターの燃料使用圧によるフィルターケー
スの膨張を抑制することにより、燃料フィルターの長期
にわたる耐久性を確保することのできる内燃機関の燃料
供給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、燃料タンク内の燃料を吸入しかつ昇圧し
て燃料吐出ポートから内燃機関への燃料供給通路に吐出
する燃料ポンプと、前記燃料供給通路途上に配置される
燃料フィルターと、前記燃料ポンプ及び燃料フィルター
を装備して前記燃料タンク内に配置される保持ケースと
を備える内燃機関の燃料供給装置において、前記燃料フ
ィルターの燃料使用圧によって膨張するフィルターケー
スにその膨張を抑制するための膨張抑制材を設けたもの
である。この請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置に
よると、燃料フィルターの燃料使用圧によるフィルター
ケースの膨張が膨張抑制材によって抑制される。請求項
2の発明は、請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置に
おいて、燃料ポンプの外筒が膨張抑制材を兼ねるもので
ある。この請求項2記載の内燃機関の燃料供給装置によ
ると、燃料フィルターの燃料使用圧によるフィルターケ
ースの膨張を燃料ポンプの外筒を利用して抑制するた
め、膨張抑制材としての専用部品を使用しないで済む。
請求項3の発明は、請求項1記載の内燃機関の燃料供給
装置において、フィルターケースを合成樹脂製としたも
のである。この請求項3記載の内燃機関の燃料供給装置
によると、合成樹脂製ケースを採用することにより、金
属製ケースに比べ軽量化及び低コスト化に有利である。
請求項4の発明は、請求項3記載の内燃機関の燃料供給
装置において、膨張抑制材が通電材料からなるものであ
る。この請求項4記載の内燃機関の燃料供給装置による
と、合成樹脂製ケースに帯電する静電気の放電が通電材
料からなる膨張抑制材によって促進されることになる。
項1の発明は、燃料タンク内の燃料を吸入しかつ昇圧し
て燃料吐出ポートから内燃機関への燃料供給通路に吐出
する燃料ポンプと、前記燃料供給通路途上に配置される
燃料フィルターと、前記燃料ポンプ及び燃料フィルター
を装備して前記燃料タンク内に配置される保持ケースと
を備える内燃機関の燃料供給装置において、前記燃料フ
ィルターの燃料使用圧によって膨張するフィルターケー
スにその膨張を抑制するための膨張抑制材を設けたもの
である。この請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置に
よると、燃料フィルターの燃料使用圧によるフィルター
ケースの膨張が膨張抑制材によって抑制される。請求項
2の発明は、請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置に
おいて、燃料ポンプの外筒が膨張抑制材を兼ねるもので
ある。この請求項2記載の内燃機関の燃料供給装置によ
ると、燃料フィルターの燃料使用圧によるフィルターケ
ースの膨張を燃料ポンプの外筒を利用して抑制するた
め、膨張抑制材としての専用部品を使用しないで済む。
請求項3の発明は、請求項1記載の内燃機関の燃料供給
装置において、フィルターケースを合成樹脂製としたも
のである。この請求項3記載の内燃機関の燃料供給装置
によると、合成樹脂製ケースを採用することにより、金
属製ケースに比べ軽量化及び低コスト化に有利である。
請求項4の発明は、請求項3記載の内燃機関の燃料供給
装置において、膨張抑制材が通電材料からなるものであ
る。この請求項4記載の内燃機関の燃料供給装置による
と、合成樹脂製ケースに帯電する静電気の放電が通電材
料からなる膨張抑制材によって促進されることになる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態1〜9につい
て順に説明する。 〔実施の形態1〕実施の形態1について図1〜図5を参
照して説明図する。図1に内燃機関の燃料供給装置の断
面図が示され、また図2にその燃料供給装置の平面図が
示されている。なお、図1は内部構成をわかりやすく表
したもので図2に表される実際上の配置状態とは一致し
ない。図1及び図2に示される燃料供給装置は、保持ケ
ース16に燃料ポンプ22、高圧側燃料フィルター1
5、プレッシャレギュレター29、及びその他の付属部
品等を装備しモジュール化したもので、1モジュール単
位で燃料タンク23に取り付けられるものである。なお
説明の都合上、保持ケース16、燃料ポンプ22、燃料
フィルター15、プレッシャレギュレター29の順で説
明する。
て順に説明する。 〔実施の形態1〕実施の形態1について図1〜図5を参
照して説明図する。図1に内燃機関の燃料供給装置の断
面図が示され、また図2にその燃料供給装置の平面図が
示されている。なお、図1は内部構成をわかりやすく表
したもので図2に表される実際上の配置状態とは一致し
ない。図1及び図2に示される燃料供給装置は、保持ケ
ース16に燃料ポンプ22、高圧側燃料フィルター1
5、プレッシャレギュレター29、及びその他の付属部
品等を装備しモジュール化したもので、1モジュール単
位で燃料タンク23に取り付けられるものである。なお
説明の都合上、保持ケース16、燃料ポンプ22、燃料
フィルター15、プレッシャレギュレター29の順で説
明する。
【0007】保持ケース16は合成樹脂製のものでほぼ
有底筒状をなしており、その上面開口を覆うほぼ円板状
の合成樹脂製ブラケット2を備えている。保持ケース1
6は、上中下3段の上段から下段に向かって口径を小さ
くする段付円筒状に形成されており、上段収納部16
a、中段収納部16b及び下段収納部16cを有してい
る。またブラケット2の肉厚は保持ケース16の肉厚に
比べ厚く、前記各種部品を装備する保持ケース16を支
持するに十分な剛性を備えている。但し、保持ケース1
6の口径や肉厚はこれに限定されず必要に応じて決めら
れる。なお保持ケース16及びブラケット2は、例えば
ポリアセタールやナイロン等によって成形されている。
有底筒状をなしており、その上面開口を覆うほぼ円板状
の合成樹脂製ブラケット2を備えている。保持ケース1
6は、上中下3段の上段から下段に向かって口径を小さ
くする段付円筒状に形成されており、上段収納部16
a、中段収納部16b及び下段収納部16cを有してい
る。またブラケット2の肉厚は保持ケース16の肉厚に
比べ厚く、前記各種部品を装備する保持ケース16を支
持するに十分な剛性を備えている。但し、保持ケース1
6の口径や肉厚はこれに限定されず必要に応じて決めら
れる。なお保持ケース16及びブラケット2は、例えば
ポリアセタールやナイロン等によって成形されている。
【0008】保持ケース16に対するブラケット2の取
り付け構造について述べる。保持ケース16の上端部に
は四角形状をした適数個(例えば3個)の嵌合窓9が開
口されている。一方、ブラケット2の下面には、保持ケ
ース16内に嵌合可能な円環状をなすブラケットケース
7が一体形成されている。このブラケットケース7の外
周面には、前記嵌合窓9と係合可能な保持突起8がその
嵌合窓9の個数及び形成位置に対応して形成されてい
る。この保持突起8は、保持ケース16内へのブラケッ
トケース7の挿入にともなう保持ケース16のたわみ変
形を利用して嵌合窓9と係合し、ブラケット2と保持ケ
ース16とを抜け止めしている。
り付け構造について述べる。保持ケース16の上端部に
は四角形状をした適数個(例えば3個)の嵌合窓9が開
口されている。一方、ブラケット2の下面には、保持ケ
ース16内に嵌合可能な円環状をなすブラケットケース
7が一体形成されている。このブラケットケース7の外
周面には、前記嵌合窓9と係合可能な保持突起8がその
嵌合窓9の個数及び形成位置に対応して形成されてい
る。この保持突起8は、保持ケース16内へのブラケッ
トケース7の挿入にともなう保持ケース16のたわみ変
形を利用して嵌合窓9と係合し、ブラケット2と保持ケ
ース16とを抜け止めしている。
【0009】前記ブラケット2は燃料タンク23に取り
付けられるもので、その取り付け構造について述べる。
燃料タンク23の上面板には、保持ケース16を挿通可
能なケース挿入用開口孔38が形成されており、その開
口孔38の周縁部をタンクフランジ5としている。ブラ
ケット2は、保持ケース16を燃料タンク23内に前記
開口孔38を通して挿入したうえで、その開口孔38を
塞ぐようにタンクフランジ5上に環状パッキン4を介し
て載せられ、環状のブラケット押え板3をタンクフラン
ジ5に例えば図示しないビス等により締着することによ
って燃料タンク23に固定されている。なお、この燃料
タンク23は例えば自動車の車両に搭載されるものであ
る。
付けられるもので、その取り付け構造について述べる。
燃料タンク23の上面板には、保持ケース16を挿通可
能なケース挿入用開口孔38が形成されており、その開
口孔38の周縁部をタンクフランジ5としている。ブラ
ケット2は、保持ケース16を燃料タンク23内に前記
開口孔38を通して挿入したうえで、その開口孔38を
塞ぐようにタンクフランジ5上に環状パッキン4を介し
て載せられ、環状のブラケット押え板3をタンクフラン
ジ5に例えば図示しないビス等により締着することによ
って燃料タンク23に固定されている。なお、この燃料
タンク23は例えば自動車の車両に搭載されるものであ
る。
【0010】次に燃料ポンプ22について述べる。燃料
ポンプ22には、燃料タンク23内の燃料中に浸漬され
た状態でその下端部の燃料吸入ポート39から燃料を吸
入しかつ昇圧して上端部の燃料吐出ポート10から吐出
するインタンク式電動燃料ポンプが採用されている。燃
料ポンプ22は、その下部が保持ケース16の下段収納
部16cに遊嵌状に嵌入され、中段収納部16cの中央
部に垂立状に収納されている。燃料ポンプ22の底部の
燃料吸入ポート39を含む周辺部分は保持ケース16の
底板の開口孔(符号省略)より露出されている。その燃
料吸入ポート39には吸入する燃料をろ過するためのポ
ンプ入口フィルター20が取り付けられている。ポンプ
入口フィルター20は燃料タンク23の底板23aに接
触している。燃料ポンプ22の底部は、保持ケース16
の底板に対しクッションゴム21を介して弾性的に支持
されている。また燃料ポンプ22の上端面より引き出さ
れたハーネス36は、前記ブラケット2に一体形成され
たコネクタ35内のターミナル40に電気的に接続され
ている。なおコネクタ35にはタンク外の配線側接続用
コネクタが接続される。
ポンプ22には、燃料タンク23内の燃料中に浸漬され
た状態でその下端部の燃料吸入ポート39から燃料を吸
入しかつ昇圧して上端部の燃料吐出ポート10から吐出
するインタンク式電動燃料ポンプが採用されている。燃
料ポンプ22は、その下部が保持ケース16の下段収納
部16cに遊嵌状に嵌入され、中段収納部16cの中央
部に垂立状に収納されている。燃料ポンプ22の底部の
燃料吸入ポート39を含む周辺部分は保持ケース16の
底板の開口孔(符号省略)より露出されている。その燃
料吸入ポート39には吸入する燃料をろ過するためのポ
ンプ入口フィルター20が取り付けられている。ポンプ
入口フィルター20は燃料タンク23の底板23aに接
触している。燃料ポンプ22の底部は、保持ケース16
の底板に対しクッションゴム21を介して弾性的に支持
されている。また燃料ポンプ22の上端面より引き出さ
れたハーネス36は、前記ブラケット2に一体形成され
たコネクタ35内のターミナル40に電気的に接続され
ている。なおコネクタ35にはタンク外の配線側接続用
コネクタが接続される。
【0011】次に、燃料ポンプ22の下流側に接続され
る燃料フィルター15について述べる。燃料フィルター
15は、前記燃料ポンプ22をほぼ隙間なく内挿するほ
ぼ円筒状をなしており、前記保持ケース16の中段収納
部16bに嵌装されその収納部16bの下面上に載置さ
れている。なお燃料フィルター15は、ポンプ入口フィ
ルター20に対し高圧側に配置されるので高圧側燃料フ
ィルターともいう。燃料フィルター15は、円筒状のフ
ィルターエレメント19と、そのエレメント19を収容
する上面開口状の合成樹脂製フィルターロワーボデー1
3と、そのロワーボデー13の上面に樹脂の溶着による
接合部12を介して接合されてロワーボデー上面を塞ぐ
合成樹脂製フィルターアッパーボデー11とからなる。
このフィルターロワーボデー13とフィルターアッパー
ボデー11とによりフィルターエレメント19を収納す
るフィルターケース(符号省略)が形成されている。な
おフィルターロワーボデー13及びフィルターアッパー
ボデー11は、例えばポリアセタールやナイロン等によ
って成形されている。
る燃料フィルター15について述べる。燃料フィルター
15は、前記燃料ポンプ22をほぼ隙間なく内挿するほ
ぼ円筒状をなしており、前記保持ケース16の中段収納
部16bに嵌装されその収納部16bの下面上に載置さ
れている。なお燃料フィルター15は、ポンプ入口フィ
ルター20に対し高圧側に配置されるので高圧側燃料フ
ィルターともいう。燃料フィルター15は、円筒状のフ
ィルターエレメント19と、そのエレメント19を収容
する上面開口状の合成樹脂製フィルターロワーボデー1
3と、そのロワーボデー13の上面に樹脂の溶着による
接合部12を介して接合されてロワーボデー上面を塞ぐ
合成樹脂製フィルターアッパーボデー11とからなる。
このフィルターロワーボデー13とフィルターアッパー
ボデー11とによりフィルターエレメント19を収納す
るフィルターケース(符号省略)が形成されている。な
おフィルターロワーボデー13及びフィルターアッパー
ボデー11は、例えばポリアセタールやナイロン等によ
って成形されている。
【0012】フィルターアッパーボデー11は、フィル
ターエレメント19の上面に当接する環状シール部24
を有している。またフィルターロワーボデー13の外周
壁を形成するフィルターケース外筒部(図1に符号17
を付す)とフィルターエレメント19の外周面との間、
及びそのロワーボデー13の内周壁を形成するフィルタ
ーケース内筒部(図1に符号18を付す)とフィルター
エレメント19の内周面との間には、それぞれ燃料通路
としての隙間41,42が設けられている。前記フィル
ターアッパーボデー11には、図3の断面図によく示さ
れるように、ほぼ逆U字状のフィルター連通路43が形
成されている。フィルター連通路43は、前記燃料ポン
プ22の燃料吐出ポート10に連通するフィルター燃料
流入口1を一端に備えかつ他端が前記フィルターロワー
ボデー13の内側隙間42に連通している。なおフィル
ターアッパーボデー11に取り付けられたプラグ44
は、フィルター連通路43の横方向通路の形成時に開口
された孔45を塞いでいる。
ターエレメント19の上面に当接する環状シール部24
を有している。またフィルターロワーボデー13の外周
壁を形成するフィルターケース外筒部(図1に符号17
を付す)とフィルターエレメント19の外周面との間、
及びそのロワーボデー13の内周壁を形成するフィルタ
ーケース内筒部(図1に符号18を付す)とフィルター
エレメント19の内周面との間には、それぞれ燃料通路
としての隙間41,42が設けられている。前記フィル
ターアッパーボデー11には、図3の断面図によく示さ
れるように、ほぼ逆U字状のフィルター連通路43が形
成されている。フィルター連通路43は、前記燃料ポン
プ22の燃料吐出ポート10に連通するフィルター燃料
流入口1を一端に備えかつ他端が前記フィルターロワー
ボデー13の内側隙間42に連通している。なおフィル
ターアッパーボデー11に取り付けられたプラグ44
は、フィルター連通路43の横方向通路の形成時に開口
された孔45を塞いでいる。
【0013】燃料ポンプ22の燃料吐出ポート10とフ
ィルターアッパーボデー11のフィルター燃料流入口1
とは、図3によく示されるように、燃料吐出ポート10
を円筒状差し口とし、フィルター燃料流入口1を円筒状
受け口とするいんろう継手によって遊嵌状態で直結され
ている。なお燃料吐出ポート10とフィルター燃料流入
口1との嵌合部の間にはOリング14が介在されてい
る。またOリング14は、燃料吐出ポート10に嵌装さ
れた円筒状のスペーサ46の上端面に設置されている。
また燃料吐出ポート10の先端部にはゴム製の孔付きキ
ャップ47が嵌着されている。
ィルターアッパーボデー11のフィルター燃料流入口1
とは、図3によく示されるように、燃料吐出ポート10
を円筒状差し口とし、フィルター燃料流入口1を円筒状
受け口とするいんろう継手によって遊嵌状態で直結され
ている。なお燃料吐出ポート10とフィルター燃料流入
口1との嵌合部の間にはOリング14が介在されてい
る。またOリング14は、燃料吐出ポート10に嵌装さ
れた円筒状のスペーサ46の上端面に設置されている。
また燃料吐出ポート10の先端部にはゴム製の孔付きキ
ャップ47が嵌着されている。
【0014】図1及び図3において、燃料ポンプ22か
ら吐出される燃料の吐出圧力により上方へ移動する燃料
フィルター15の上面には、前記ブラケット2の下面に
突出する棒状ストッパー6の下端面が当接し、その燃料
フィルター15の上動を規制する。但し、ケース16へ
のブラケット2の取り付け時には製造誤差等を考慮し、
燃料フィルター15の上面とストッパー6の下端面との
間にはすき間が設けられている。またフィルターアッパ
ーボデー11には、前記フィルターロワーボデー13の
外側隙間41に連通しかつ上面に開口するフィルター燃
料流出口25が形成されている。しかして前記フィルタ
ーロワーボデー13には、フィルターケース外筒部17
の外周面を取り囲む円筒形状の金属製膨張抑制材51が
インサート成形されている。但し、膨張抑制材51はイ
ンサート成形に限らず、はめ込み等によっても同様の効
果が得られる。この膨張抑制材51には、例えば鉄、ス
テンレス、アルミニウム等の通電材料が採用されてい
る。なお図1のA−A線断面図が図5に略体図で示され
ている。図5において燃料フィルター15及び燃料ポン
プ22の内部構造は省略されている。
ら吐出される燃料の吐出圧力により上方へ移動する燃料
フィルター15の上面には、前記ブラケット2の下面に
突出する棒状ストッパー6の下端面が当接し、その燃料
フィルター15の上動を規制する。但し、ケース16へ
のブラケット2の取り付け時には製造誤差等を考慮し、
燃料フィルター15の上面とストッパー6の下端面との
間にはすき間が設けられている。またフィルターアッパ
ーボデー11には、前記フィルターロワーボデー13の
外側隙間41に連通しかつ上面に開口するフィルター燃
料流出口25が形成されている。しかして前記フィルタ
ーロワーボデー13には、フィルターケース外筒部17
の外周面を取り囲む円筒形状の金属製膨張抑制材51が
インサート成形されている。但し、膨張抑制材51はイ
ンサート成形に限らず、はめ込み等によっても同様の効
果が得られる。この膨張抑制材51には、例えば鉄、ス
テンレス、アルミニウム等の通電材料が採用されてい
る。なお図1のA−A線断面図が図5に略体図で示され
ている。図5において燃料フィルター15及び燃料ポン
プ22の内部構造は省略されている。
【0015】次に、燃料フィルター15の下流側に接続
されるプレッシャレギュレター29について述べる。プ
レッシャレギュレター29は、図4の断面図によく示さ
れるように、金属製レギュレターケース53には合成樹
脂製ホルダー54がそのケース53の接合端をかしめる
ことによって結合されている。このレギュレターケース
53とホルダー54とにより形成される内部空間は、両
者間に介在されたダイアフラム31によって調圧室26
と大気開放室55の二室に区画されている。ダイアフラ
ム31の中央部にはバルブ56およびスプリングシェル
57が取り付けられている。バルブ56は、調圧室26
側に位置し、ダイアフラム31のたわみ変形によってホ
ルダー54側のバルブシート58と接離する。このバル
ブ56は、開弁時に調圧室56と大気開放室55とを連
通する連通孔59を有している。またスプリングシェル
57とレギュレターケース53との間には、バルブ56
をバルブシート58に押圧するダイアフラムスプリング
30が介在されている。またレギュレターケース53に
開口したリターン燃料出口28には、燃料タンク23の
内部空間とを連通するリターン燃料導管27が接続され
ている。なおホルダー54とダイアフラム31との接合
面及びバルブ56とダイアフラム31との接合面にはそ
れぞれその間の気密を保持するためのシールリング63
a,63bが介在されている。
されるプレッシャレギュレター29について述べる。プ
レッシャレギュレター29は、図4の断面図によく示さ
れるように、金属製レギュレターケース53には合成樹
脂製ホルダー54がそのケース53の接合端をかしめる
ことによって結合されている。このレギュレターケース
53とホルダー54とにより形成される内部空間は、両
者間に介在されたダイアフラム31によって調圧室26
と大気開放室55の二室に区画されている。ダイアフラ
ム31の中央部にはバルブ56およびスプリングシェル
57が取り付けられている。バルブ56は、調圧室26
側に位置し、ダイアフラム31のたわみ変形によってホ
ルダー54側のバルブシート58と接離する。このバル
ブ56は、開弁時に調圧室56と大気開放室55とを連
通する連通孔59を有している。またスプリングシェル
57とレギュレターケース53との間には、バルブ56
をバルブシート58に押圧するダイアフラムスプリング
30が介在されている。またレギュレターケース53に
開口したリターン燃料出口28には、燃料タンク23の
内部空間とを連通するリターン燃料導管27が接続され
ている。なおホルダー54とダイアフラム31との接合
面及びバルブ56とダイアフラム31との接合面にはそ
れぞれその間の気密を保持するためのシールリング63
a,63bが介在されている。
【0016】前記ホルダー54には、上下方向に直線状
に連通するプレッシャレギュレター連通路32と、その
連通路32と前記調圧室26とを連通する分岐路60を
有している。ホルダー54のプレッシャレギュレター連
通路32の下端部にはプレッシャレギュレター燃料流入
口61が形成され、またその連通路32の上端部にはプ
レッシャレギュレター燃料流出口62が形成されてい
る。
に連通するプレッシャレギュレター連通路32と、その
連通路32と前記調圧室26とを連通する分岐路60を
有している。ホルダー54のプレッシャレギュレター連
通路32の下端部にはプレッシャレギュレター燃料流入
口61が形成され、またその連通路32の上端部にはプ
レッシャレギュレター燃料流出口62が形成されてい
る。
【0017】前記プレッシャレギュレター29のプレッ
シャレギュレター燃料流入口61と前記燃料フィルター
15のフィルター燃料流出口25とは、プレッシャレギ
ュレター燃料流入口61を円筒状差し口とし、フィルタ
ー燃料流出口25を円筒状受け口とするいんろう継手に
よって直結されている。なおプレッシャレギュレター燃
料流入口61とフィルター燃料流出口25との嵌合部の
間にはOリング34aが介在されている。またプレッシ
ャレギュレター燃料流出口62はブラケット2の後述す
るメインパイプ33と接続される。
シャレギュレター燃料流入口61と前記燃料フィルター
15のフィルター燃料流出口25とは、プレッシャレギ
ュレター燃料流入口61を円筒状差し口とし、フィルタ
ー燃料流出口25を円筒状受け口とするいんろう継手に
よって直結されている。なおプレッシャレギュレター燃
料流入口61とフィルター燃料流出口25との嵌合部の
間にはOリング34aが介在されている。またプレッシ
ャレギュレター燃料流出口62はブラケット2の後述す
るメインパイプ33と接続される。
【0018】前記プレッシャレギュレター29は、プレ
ッシャレギュレター連通路32を流れる給送燃料の圧力
が燃料タンク23内の圧力(大気圧)とダイアフラムス
プリング30の弾性力とを合計した圧力よりも低いとき
にはバルブ56が閉じており、またそれよりも高くなる
とバルブ56が開かれることにより、余剰となる燃料が
バルブ56の連通孔59を通して大気開放室55、リタ
ーン燃料出口28及びリターン燃料導管27を通じて燃
料タンク23内へ戻ることによって、給送燃料の燃圧が
常に一定になるように調整する。
ッシャレギュレター連通路32を流れる給送燃料の圧力
が燃料タンク23内の圧力(大気圧)とダイアフラムス
プリング30の弾性力とを合計した圧力よりも低いとき
にはバルブ56が閉じており、またそれよりも高くなる
とバルブ56が開かれることにより、余剰となる燃料が
バルブ56の連通孔59を通して大気開放室55、リタ
ーン燃料出口28及びリターン燃料導管27を通じて燃
料タンク23内へ戻ることによって、給送燃料の燃圧が
常に一定になるように調整する。
【0019】次に、プレッシャレギュレター29の下流
側に接続されるブラケット2のメインパイプ33につい
て述べる。メインパイプ33は、燃料タンク23の内外
の燃料供給通路を連通するもので、ブラケット2下面に
開口するブラケット燃料流入口64と、ブラケット2上
において側方に開口するライン接続口65を有するほぼ
逆L字状の燃料通路を形成している。なおライン接続口
65には、図示はしない内燃機関におけるフューエルイ
ンジェクタを取り付けたデリバリパイプとつながるフュ
ーエルラインが接続される。
側に接続されるブラケット2のメインパイプ33につい
て述べる。メインパイプ33は、燃料タンク23の内外
の燃料供給通路を連通するもので、ブラケット2下面に
開口するブラケット燃料流入口64と、ブラケット2上
において側方に開口するライン接続口65を有するほぼ
逆L字状の燃料通路を形成している。なおライン接続口
65には、図示はしない内燃機関におけるフューエルイ
ンジェクタを取り付けたデリバリパイプとつながるフュ
ーエルラインが接続される。
【0020】前記ブラケット2のブラケット燃料流入口
64とプレッシャレギュレター29のプレッシャレギュ
レター燃料流出口62とは、プレッシャレギュレター燃
料流出口62を円筒状差し口とし、ブラケット燃料流入
口64を円筒状受け口とするいんろう継手によって直結
されている。なおプレッシャレギュレター燃料流出口6
2とブラケット燃料流入口64との嵌合部の間にはOリ
ング34bが介在されている。また図1において、前記
プレッシャレギュレター29とブラケット2の接続は、
保持ケース16へのブラケット2の取り付けと同時に果
たされる。これにともない、プレッシャレギュレター2
9は燃料フィルター15とブラケット2との間に挟まれ
た状態で保持される。
64とプレッシャレギュレター29のプレッシャレギュ
レター燃料流出口62とは、プレッシャレギュレター燃
料流出口62を円筒状差し口とし、ブラケット燃料流入
口64を円筒状受け口とするいんろう継手によって直結
されている。なおプレッシャレギュレター燃料流出口6
2とブラケット燃料流入口64との嵌合部の間にはOリ
ング34bが介在されている。また図1において、前記
プレッシャレギュレター29とブラケット2の接続は、
保持ケース16へのブラケット2の取り付けと同時に果
たされる。これにともない、プレッシャレギュレター2
9は燃料フィルター15とブラケット2との間に挟まれ
た状態で保持される。
【0021】なお図2に示されるように、前記保持ケー
ス16の側方にはフューエルゲージのセンダゲージ66
が取り付けられている。センダゲージ66は、フロート
67およびアーム68を備えている。
ス16の側方にはフューエルゲージのセンダゲージ66
が取り付けられている。センダゲージ66は、フロート
67およびアーム68を備えている。
【0022】上記した内燃機関の燃料供給装置におい
て、エンジンの運転にともない、燃料ポンプ22により
燃料タンク23内の燃料が吸入し昇圧される。その吸入
される燃料は、ポンプ入口フィルター20を通してろ過
されることにより、その燃料中のゴミが除去される。燃
料ポンプ22の燃料吐出ポート10から吐出する燃料
は、燃料フィルター15のフィルター連通路43からフ
ィルターエレメント19を通してろ過されることによ
り、その燃料中の前記ポンプ入口フィルター20で除去
できなかった細かなゴミが除去された後、プレッシャレ
ギュレター29のプレッシャレギュレター連通路32、
ブラケット2のメインパイプ33を通じ、さらにフュー
エルラインを介してエンジンへと送給される。このとき
メインパイプ33から送出される給送燃料の圧力はプレ
ッシャレギュレター29によって常に一定になるように
調整される。なお燃料の流れが図1中に矢印で示されて
いる。また燃料ポンプ22の燃料吐出ポート10から吐
出される燃料が流れていく通路を総称して燃料供給通路
と称している。
て、エンジンの運転にともない、燃料ポンプ22により
燃料タンク23内の燃料が吸入し昇圧される。その吸入
される燃料は、ポンプ入口フィルター20を通してろ過
されることにより、その燃料中のゴミが除去される。燃
料ポンプ22の燃料吐出ポート10から吐出する燃料
は、燃料フィルター15のフィルター連通路43からフ
ィルターエレメント19を通してろ過されることによ
り、その燃料中の前記ポンプ入口フィルター20で除去
できなかった細かなゴミが除去された後、プレッシャレ
ギュレター29のプレッシャレギュレター連通路32、
ブラケット2のメインパイプ33を通じ、さらにフュー
エルラインを介してエンジンへと送給される。このとき
メインパイプ33から送出される給送燃料の圧力はプレ
ッシャレギュレター29によって常に一定になるように
調整される。なお燃料の流れが図1中に矢印で示されて
いる。また燃料ポンプ22の燃料吐出ポート10から吐
出される燃料が流れていく通路を総称して燃料供給通路
と称している。
【0023】上記内燃機関の燃料供給装置によれば、燃
料フィルター15の燃料使用圧によるフィルターケース
外筒部17の膨張が膨張抑制材51によって抑制される
ので、仮に合成樹脂製フィルターケースが経年変化によ
り燃料やその燃料中の含有物質等によって強度が低下し
たとしても、前記フィルターケース外筒部17の膨張に
よる破損を防止することができ、燃料フィルター15の
長期にわたる耐久性を確保することができる。またフィ
ルターケース外筒部17の膨張抑制材51による膨張の
抑制によって、部品交換時における保持ケース16の中
段収納部16bからの燃料フィルター15の抜き外し及
び再挿入も容易に行えるといった付随的効果も認められ
る。またフィルターケース外筒部17に膨張抑制材51
を設けたことにより、そのフィルターケース外筒部17
の強度が確保されるため、そのフィルターケース外筒部
17の肉厚を薄くしたり、補強リブの追加を廃止したり
することで、フィルターケースをコンパクト化すること
ができ、ひいては燃料タンク23の燃料貯溜量を増大し
また燃料タンク22への搭載性を向上することも可能と
なる。
料フィルター15の燃料使用圧によるフィルターケース
外筒部17の膨張が膨張抑制材51によって抑制される
ので、仮に合成樹脂製フィルターケースが経年変化によ
り燃料やその燃料中の含有物質等によって強度が低下し
たとしても、前記フィルターケース外筒部17の膨張に
よる破損を防止することができ、燃料フィルター15の
長期にわたる耐久性を確保することができる。またフィ
ルターケース外筒部17の膨張抑制材51による膨張の
抑制によって、部品交換時における保持ケース16の中
段収納部16bからの燃料フィルター15の抜き外し及
び再挿入も容易に行えるといった付随的効果も認められ
る。またフィルターケース外筒部17に膨張抑制材51
を設けたことにより、そのフィルターケース外筒部17
の強度が確保されるため、そのフィルターケース外筒部
17の肉厚を薄くしたり、補強リブの追加を廃止したり
することで、フィルターケースをコンパクト化すること
ができ、ひいては燃料タンク23の燃料貯溜量を増大し
また燃料タンク22への搭載性を向上することも可能と
なる。
【0024】また、円筒状をした燃料フィルター15内
に燃料ポンプ22をほぼ隙間なく内挿させたことによ
り、燃料ポンプ22の外筒(通常、金属製円筒材)が膨
張抑制材を兼ねる。詳しくは、燃料フィルター15の燃
料使用圧によるフィルターケース内筒部17の筒内方向
への膨張が燃料ポンプ22の外筒によって抑制できるの
で、仮に合成樹脂製フィルターケースが経年変化により
燃料やその燃料中の含有物質等によって強度が低下した
としても、フィルターケース内筒部18の膨張による破
損を防止することができ、燃料フィルター15の長期に
わたる耐久性を確保することができる。このようにフィ
ルターケース内筒部18の膨張を燃料ポンプ22の外筒
を利用して抑制するため、膨張抑制材としての専用部品
(例えばフィルターケース内筒部18内に挿入する金属
製円筒体)を使用する場合に比べ部品点数や重量等の増
加といった不具合を招かずに済む。
に燃料ポンプ22をほぼ隙間なく内挿させたことによ
り、燃料ポンプ22の外筒(通常、金属製円筒材)が膨
張抑制材を兼ねる。詳しくは、燃料フィルター15の燃
料使用圧によるフィルターケース内筒部17の筒内方向
への膨張が燃料ポンプ22の外筒によって抑制できるの
で、仮に合成樹脂製フィルターケースが経年変化により
燃料やその燃料中の含有物質等によって強度が低下した
としても、フィルターケース内筒部18の膨張による破
損を防止することができ、燃料フィルター15の長期に
わたる耐久性を確保することができる。このようにフィ
ルターケース内筒部18の膨張を燃料ポンプ22の外筒
を利用して抑制するため、膨張抑制材としての専用部品
(例えばフィルターケース内筒部18内に挿入する金属
製円筒体)を使用する場合に比べ部品点数や重量等の増
加といった不具合を招かずに済む。
【0025】また、燃料フィルター15のフィルターケ
ースに樹脂製ケースを採用したので、金属製ケースに比
べ軽量化及び低コスト化に有利である。また、膨張抑制
材51が通電材料からなるものであるから、合成樹脂製
フィルターケースに帯電する静電気の放電が膨張抑制材
51によって促進されるので、フィルターケースの帯電
電位を常に下げておくことができる。また上記実施の形
態1によると、燃料フィルター15によって燃料ポンプ
22が取り囲まれているため、ポンプ騒音の放出を防止
できることによる防音効果も得られる。
ースに樹脂製ケースを採用したので、金属製ケースに比
べ軽量化及び低コスト化に有利である。また、膨張抑制
材51が通電材料からなるものであるから、合成樹脂製
フィルターケースに帯電する静電気の放電が膨張抑制材
51によって促進されるので、フィルターケースの帯電
電位を常に下げておくことができる。また上記実施の形
態1によると、燃料フィルター15によって燃料ポンプ
22が取り囲まれているため、ポンプ騒音の放出を防止
できることによる防音効果も得られる。
【0026】〔実施の形態2〕実施の形態2について燃
料供給装置の要部断面図を示した図6を参照して説明す
る。本実施の形態2は実施の形態1の一部を変更したも
のであるからその変更部分について詳述し、実施の形態
1と同一もしくは実質的に同一構成と考えられる部分に
は同一符号を付して重複する説明は省略する。なお次以
降の実施の形態についても同様の考えで重複する説明は
省略する。本実施の形態2は、実施の形態1における燃
料フィルター15を燃料ポンプ22の外周面のほぼ半分
を取り囲むほぼ三日月形状をした燃料フィルター151
としたものである。これにともない、膨張抑制材51も
燃料フィルター151及び燃料ポンプ22をともに取り
囲む膨張抑制材511とされ、保持ケース16の中段収
納部16bも膨張抑制材511を取り囲む形状になって
いる。本実施の形態では、燃料フィルター151の燃料
使用圧によって膨張するフィルターケースに膨張抑制材
511及び燃料ポンプ22の外筒が面していることか
ら、そのフィルターケースの膨張が抑制される。
料供給装置の要部断面図を示した図6を参照して説明す
る。本実施の形態2は実施の形態1の一部を変更したも
のであるからその変更部分について詳述し、実施の形態
1と同一もしくは実質的に同一構成と考えられる部分に
は同一符号を付して重複する説明は省略する。なお次以
降の実施の形態についても同様の考えで重複する説明は
省略する。本実施の形態2は、実施の形態1における燃
料フィルター15を燃料ポンプ22の外周面のほぼ半分
を取り囲むほぼ三日月形状をした燃料フィルター151
としたものである。これにともない、膨張抑制材51も
燃料フィルター151及び燃料ポンプ22をともに取り
囲む膨張抑制材511とされ、保持ケース16の中段収
納部16bも膨張抑制材511を取り囲む形状になって
いる。本実施の形態では、燃料フィルター151の燃料
使用圧によって膨張するフィルターケースに膨張抑制材
511及び燃料ポンプ22の外筒が面していることか
ら、そのフィルターケースの膨張が抑制される。
【0027】〔実施の形態3〕実施の形態3について燃
料供給装置の要部断面図を示した図7を参照して説明す
る。本実施の形態3は、円柱状に形成した燃料フィルタ
ー152にそのフィルター151の外周面を取り囲む円
筒形状の膨張抑制材512を設けたものである。保持ケ
ース16にフィルター収納部16d及びポンプ収納部1
6eが形成されていて、各収納部16d,16eに燃料
フィルター152と燃料ポンプ22がそれぞれ収容され
ている。この場合、前記実施の形態1,2と異なり、燃
料フィルター152が円柱状をなしているため、燃料ポ
ンプ22の外筒は膨張抑制材を兼ねていない。
料供給装置の要部断面図を示した図7を参照して説明す
る。本実施の形態3は、円柱状に形成した燃料フィルタ
ー152にそのフィルター151の外周面を取り囲む円
筒形状の膨張抑制材512を設けたものである。保持ケ
ース16にフィルター収納部16d及びポンプ収納部1
6eが形成されていて、各収納部16d,16eに燃料
フィルター152と燃料ポンプ22がそれぞれ収容され
ている。この場合、前記実施の形態1,2と異なり、燃
料フィルター152が円柱状をなしているため、燃料ポ
ンプ22の外筒は膨張抑制材を兼ねていない。
【0028】〔実施の形態4〕実施の形態4について燃
料供給装置の要部断面図を示した図8を参照して説明す
る。本実施の形態4は、前記実施の形態1における保持
ケース16の中段収納部16b内に燃料フィルター15
をほぼ密に挿入する一方、膨張抑制材51を保持ケース
16の中段収納部16bを取り囲む円筒状の膨張抑制材
513としたものである。本実施の形態4によると、膨
張抑制材513と保持ケース16の中段収納部16bと
によって、燃料フィルター15の燃料使用圧によるフィ
ルターケースの外側方への膨張が抑制される。この場
合、保持ケース16の中段収納部16bが膨張抑制材の
補助的な役割を果たしている。
料供給装置の要部断面図を示した図8を参照して説明す
る。本実施の形態4は、前記実施の形態1における保持
ケース16の中段収納部16b内に燃料フィルター15
をほぼ密に挿入する一方、膨張抑制材51を保持ケース
16の中段収納部16bを取り囲む円筒状の膨張抑制材
513としたものである。本実施の形態4によると、膨
張抑制材513と保持ケース16の中段収納部16bと
によって、燃料フィルター15の燃料使用圧によるフィ
ルターケースの外側方への膨張が抑制される。この場
合、保持ケース16の中段収納部16bが膨張抑制材の
補助的な役割を果たしている。
【0029】〔実施の形態5〕実施の形態5について燃
料供給装置の要部断面図を示した図9を参照して説明す
る。本実施の形態5は、前記実施の形態4と同様に、前
記実施の形態2における保持ケース16の中段収納部1
6b内に燃料ポンプ22及び燃料フィルター151をほ
ぼ密に挿入する一方、膨張抑制材511を保持ケース1
6の中段収納部16bを取り囲む円筒状の膨張抑制材5
14としたものである。
料供給装置の要部断面図を示した図9を参照して説明す
る。本実施の形態5は、前記実施の形態4と同様に、前
記実施の形態2における保持ケース16の中段収納部1
6b内に燃料ポンプ22及び燃料フィルター151をほ
ぼ密に挿入する一方、膨張抑制材511を保持ケース1
6の中段収納部16bを取り囲む円筒状の膨張抑制材5
14としたものである。
【0030】〔実施の形態6〕実施の形態6について燃
料供給装置の要部断面図を示した図10を参照して説明
する。本実施の形態6は、前記実施の形態4と同様に、
前記実施の形態3における保持ケース16のフィルター
収納部16d内に燃料フィルター152をほぼ密に挿入
する一方、膨張抑制材512を前記フィルター収納部1
6dを取り囲む円筒状の膨張抑制材515としたもので
ある。
料供給装置の要部断面図を示した図10を参照して説明
する。本実施の形態6は、前記実施の形態4と同様に、
前記実施の形態3における保持ケース16のフィルター
収納部16d内に燃料フィルター152をほぼ密に挿入
する一方、膨張抑制材512を前記フィルター収納部1
6dを取り囲む円筒状の膨張抑制材515としたもので
ある。
【0031】〔実施の形態7〕実施の形態7について燃
料供給装置の要部断面図を示した図11を参照して説明
する。本実施の形態7は、前記実施の形態1〜6におけ
る膨張抑制材51(511〜515)と、それに面する
燃料フィルター15(151,152)のフィルターケ
ース外筒部17(あるいは保持ケース16)との接触面
に凹凸面50を設けたものである。本実施の形態による
と、凹凸面50による相互のくい込み関係によって、燃
料フィルター15のフィルターケース(あるいは保持ケ
ース16)の軸方向の変形を抑制することができる。
料供給装置の要部断面図を示した図11を参照して説明
する。本実施の形態7は、前記実施の形態1〜6におけ
る膨張抑制材51(511〜515)と、それに面する
燃料フィルター15(151,152)のフィルターケ
ース外筒部17(あるいは保持ケース16)との接触面
に凹凸面50を設けたものである。本実施の形態による
と、凹凸面50による相互のくい込み関係によって、燃
料フィルター15のフィルターケース(あるいは保持ケ
ース16)の軸方向の変形を抑制することができる。
【0032】〔実施の形態8〕実施の形態8について燃
料供給装置の要部断面図を示した図12を参照して説明
する。本実施の形態8は、前記実施の形態1〜6におけ
る膨張抑制材51(511〜515)に貫通孔50aを
形成し、この膨張抑制材(511〜515)に燃料フィ
ルター15(151,152)のフィルターケース外筒
部17(あるいは保持ケース16)をインサート成形す
ることによって、ケース成形用の樹脂を貫通孔50aに
くい込ませたものである。本実施の形態によると、ケー
ス成形用の樹脂を貫通孔50aにくい込ませたことによ
り、前記実施の形態7に比べ強固なくい込み関係を得る
ことができ、燃料フィルター15(151,152)の
フィルターケース外筒部17(あるいは保持ケース1
6)の軸方向の変形を効果的に抑制することができる。
料供給装置の要部断面図を示した図12を参照して説明
する。本実施の形態8は、前記実施の形態1〜6におけ
る膨張抑制材51(511〜515)に貫通孔50aを
形成し、この膨張抑制材(511〜515)に燃料フィ
ルター15(151,152)のフィルターケース外筒
部17(あるいは保持ケース16)をインサート成形す
ることによって、ケース成形用の樹脂を貫通孔50aに
くい込ませたものである。本実施の形態によると、ケー
ス成形用の樹脂を貫通孔50aにくい込ませたことによ
り、前記実施の形態7に比べ強固なくい込み関係を得る
ことができ、燃料フィルター15(151,152)の
フィルターケース外筒部17(あるいは保持ケース1
6)の軸方向の変形を効果的に抑制することができる。
【0033】〔実施の形態9〕実施の形態9について燃
料供給装置の説明断面図を示した図13を参照して説明
する。図13に断面図で示されるように、本実施の形態
9では前記実施の形態1におけるプレッシャレギュレタ
ー29が排除されたものである。例えば、プレッシャレ
ギュレター29が燃料タンク23外の燃料供給通路に設
けられる場合等である。そしてブラケット2には前記受
け口のブラケット燃料流入口64に代えて、差し口とし
ての円筒状をしたブラケット燃料流入口70が形成され
ており、このブラケット燃料流入口70が燃料フィルタ
ー15のフィルター燃料流出口25にOリング34aを
介在したいんろう継手により直結されている。
料供給装置の説明断面図を示した図13を参照して説明
する。図13に断面図で示されるように、本実施の形態
9では前記実施の形態1におけるプレッシャレギュレタ
ー29が排除されたものである。例えば、プレッシャレ
ギュレター29が燃料タンク23外の燃料供給通路に設
けられる場合等である。そしてブラケット2には前記受
け口のブラケット燃料流入口64に代えて、差し口とし
ての円筒状をしたブラケット燃料流入口70が形成され
ており、このブラケット燃料流入口70が燃料フィルタ
ー15のフィルター燃料流出口25にOリング34aを
介在したいんろう継手により直結されている。
【0034】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、膨張抑制材の形状は、円筒形状
に限るものでなく、必要な部分を部分的に囲むものでも
よい。また膨張抑制材には、金属製円筒材の他、金属製
板状材、強度の大きい合成樹脂等を採用することができ
る。また強度の大きい巻糸や繊維布をフィルターケース
に巻き付けることにより、膨張抑制材とすることもでき
る。また、膨張抑制材は、燃料フィルタ15のフィルタ
ーケース、保持ケースが樹脂製の場合には当該ケースに
インサート成形することができるが、当該ケースと別体
であってもよい。また、燃料フィルタ15のフィルター
ケース、保持ケースは樹脂製ケースに代え、金属製ケー
スとしてもよい。また、実施の形態1,2において、燃
料ポンプ22の外筒を膨張抑制材として兼用したが、そ
の外筒に代え、専用の膨張抑制材を設けてもよい。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、膨張抑制材の形状は、円筒形状
に限るものでなく、必要な部分を部分的に囲むものでも
よい。また膨張抑制材には、金属製円筒材の他、金属製
板状材、強度の大きい合成樹脂等を採用することができ
る。また強度の大きい巻糸や繊維布をフィルターケース
に巻き付けることにより、膨張抑制材とすることもでき
る。また、膨張抑制材は、燃料フィルタ15のフィルタ
ーケース、保持ケースが樹脂製の場合には当該ケースに
インサート成形することができるが、当該ケースと別体
であってもよい。また、燃料フィルタ15のフィルター
ケース、保持ケースは樹脂製ケースに代え、金属製ケー
スとしてもよい。また、実施の形態1,2において、燃
料ポンプ22の外筒を膨張抑制材として兼用したが、そ
の外筒に代え、専用の膨張抑制材を設けてもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置
によると、燃料フィルターの燃料使用圧によるフィルタ
ーケースの膨張を膨張抑制材によって抑制し、そのケー
ス壁部の膨張による破損を防止できる結果、燃料フィル
ターの長期にわたる耐久性を確保することができる。請
求項2記載の内燃機関の燃料供給装置によると、燃料フ
ィルターの燃料使用圧によるフィルターケースの膨張を
燃料ポンプの外筒を利用して抑制するので、膨張抑制材
としての専用部品を使用する場合に比べ部品点数や重量
等の増加といった不具合を招かずに済む。請求項3記載
の内燃機関の燃料供給装置によると、合成樹脂製ケース
を採用することによって、金属製ケースに比べ軽量化及
び低コスト化が図れる。請求項4記載の内燃機関の燃料
供給装置によると、合成樹脂製ケースに帯電する静電気
の放電が通電材料からなる膨張抑制材によって促進され
るので、フィルターケースの帯電電位を常に下げておく
ことができる。
によると、燃料フィルターの燃料使用圧によるフィルタ
ーケースの膨張を膨張抑制材によって抑制し、そのケー
ス壁部の膨張による破損を防止できる結果、燃料フィル
ターの長期にわたる耐久性を確保することができる。請
求項2記載の内燃機関の燃料供給装置によると、燃料フ
ィルターの燃料使用圧によるフィルターケースの膨張を
燃料ポンプの外筒を利用して抑制するので、膨張抑制材
としての専用部品を使用する場合に比べ部品点数や重量
等の増加といった不具合を招かずに済む。請求項3記載
の内燃機関の燃料供給装置によると、合成樹脂製ケース
を採用することによって、金属製ケースに比べ軽量化及
び低コスト化が図れる。請求項4記載の内燃機関の燃料
供給装置によると、合成樹脂製ケースに帯電する静電気
の放電が通電材料からなる膨張抑制材によって促進され
るので、フィルターケースの帯電電位を常に下げておく
ことができる。
【図1】本発明の実施の形態1を示す燃料供給装置の断
面図である。
面図である。
【図2】同燃料供給装置の平面図である。
【図3】燃料ポンプの燃料吐出ポート周辺部を示す断面
図である。
図である。
【図4】プレッシャレギュレターを示す断面図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】実施の形態2を示す燃料供給装置の要部断面図
である。
である。
【図7】実施の形態3を示す燃料供給装置の要部断面図
である。
である。
【図8】実施の形態4を示す燃料供給装置の要部断面図
である。
である。
【図9】実施の形態5を示す燃料供給装置の要部断面図
である。
である。
【図10】実施の形態6を示す燃料供給装置の要部断面
図である。
図である。
【図11】実施の形態7を示す燃料供給装置の要部断面
図である。
図である。
【図12】実施の形態8を示す燃料供給装置の要部断面
図である。
図である。
【図13】実施の形態9を示す燃料供給装置の断面図で
ある。
ある。
10 燃料吐出ポート 15,151,152 燃料フィルター 16 保持ケース 22 燃料ポンプ 23 燃料タンク 51,511,512,513,514,515 膨張
抑制材
抑制材
Claims (4)
- 【請求項1】 燃料タンク内の燃料を吸入しかつ昇圧し
て燃料吐出ポートから内燃機関への燃料供給通路に吐出
する燃料ポンプと、前記燃料供給通路途上に配置される
燃料フィルターと、前記燃料ポンプ及び燃料フィルター
を装備して前記燃料タンク内に配置される保持ケースと
を備える内燃機関の燃料供給装置において、前記燃料フ
ィルターの燃料使用圧によって膨張するフィルターケー
スにその膨張を抑制するための膨張抑制材を設けたこと
を特徴とする内燃機関の燃料供給装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置
において、燃料ポンプの外筒が膨張抑制材を兼ねること
を特徴とする内燃機関の燃料供給装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置
において、フィルターケースを合成樹脂製としたことを
特徴とする内燃機関の燃料供給装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の内燃機関の燃料供給装置
において、膨張抑制材が通電材料からなることを特徴と
する内燃機関の燃料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18566495A JPH0932679A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 内燃機関の燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18566495A JPH0932679A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 内燃機関の燃料供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0932679A true JPH0932679A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16174716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18566495A Pending JPH0932679A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 内燃機関の燃料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0932679A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998003787A1 (fr) * | 1996-07-23 | 1998-01-29 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Filtre a carburant |
WO1998035157A1 (fr) * | 1997-02-07 | 1998-08-13 | Unisia Jecs Corporation | Element d'alimentation en carburant |
US6123521A (en) * | 1997-05-30 | 2000-09-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel supply system having a pump with a resiliently mounted filter |
ES2229859A1 (es) * | 2001-10-16 | 2005-04-16 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Keihin Corporation | Unidad de suministro de combustible para vehiculo de tamaño pequeño. |
US7222610B2 (en) | 2005-08-31 | 2007-05-29 | Denso Corporation | Fuel feed apparatus having small sized structure |
US9080537B2 (en) | 2010-03-24 | 2015-07-14 | Coavis | In-tank filter of fuel pump module |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP18566495A patent/JPH0932679A/ja active Pending
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