JPH09325959A - かな漢字変換方法及びシステム - Google Patents
かな漢字変換方法及びシステムInfo
- Publication number
- JPH09325959A JPH09325959A JP8144700A JP14470096A JPH09325959A JP H09325959 A JPH09325959 A JP H09325959A JP 8144700 A JP8144700 A JP 8144700A JP 14470096 A JP14470096 A JP 14470096A JP H09325959 A JPH09325959 A JP H09325959A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- character data
- key
- input operation
- time
- key input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Document Processing Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 変換効率を向上するかな漢字変換方法及びシ
ステムを提供する。 【解決手段】 一連のキー入力操作に対応する一連の文
字データDtiを記憶すると共に、あるキー入力操作か
ら次のキー入力操作迄の経過時間Tcをそれぞれ測定
し、前記経過時間Tcが所定時間To以上であった直前
の位置で前記一連の文字データDtiを区切って出力す
ることを特徴とする。
ステムを提供する。 【解決手段】 一連のキー入力操作に対応する一連の文
字データDtiを記憶すると共に、あるキー入力操作か
ら次のキー入力操作迄の経過時間Tcをそれぞれ測定
し、前記経過時間Tcが所定時間To以上であった直前
の位置で前記一連の文字データDtiを区切って出力す
ることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパソコンやワープロ
等に適用する、かな漢字変換方法及びシステムに関す
る。
等に適用する、かな漢字変換方法及びシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のパソコンやワープロ等における日
本語かな漢字変換機能は、入力された文字列の文法的規
則性のみから一意的に文節の区切り位置を推測する方法
を採用していた。
本語かな漢字変換機能は、入力された文字列の文法的規
則性のみから一意的に文節の区切り位置を推測する方法
を採用していた。
【0003】従来例のかな漢字変換方法及びシステムを
図面を用いて説明する。図3は従来装置例のかな漢字変
換システムのブロックダイヤグラムである。図中、αは
かな漢字変換システム、1はCPU、2はキーボード、
3はRAM、4はROM、5はバスである。
図面を用いて説明する。図3は従来装置例のかな漢字変
換システムのブロックダイヤグラムである。図中、αは
かな漢字変換システム、1はCPU、2はキーボード、
3はRAM、4はROM、5はバスである。
【0004】図3に示す従来例のかな漢字変換システム
αは、CPU1と、文節区切り処理実行を指示する変換
キー2aを具備すると共に操作者から各種文字等のキー
入力操作が付与されるキーボード2と、内部に前記キー
ボード2へ付与されたキー入力操作に対応する入力文字
データDtiを格納するキーバッファ3a及び文節区切
り処理結果の文節区切り結果文字データDrを格納する
結果格納部3bを具備したRAM3と、内部に文節解析
の為の単語辞書及び選択的に文節辞書からなる辞書部4
aを具備したROM4と前記CPU1乃至ROM4を相
互に接続するバス5とから構成されている。
αは、CPU1と、文節区切り処理実行を指示する変換
キー2aを具備すると共に操作者から各種文字等のキー
入力操作が付与されるキーボード2と、内部に前記キー
ボード2へ付与されたキー入力操作に対応する入力文字
データDtiを格納するキーバッファ3a及び文節区切
り処理結果の文節区切り結果文字データDrを格納する
結果格納部3bを具備したRAM3と、内部に文節解析
の為の単語辞書及び選択的に文節辞書からなる辞書部4
aを具備したROM4と前記CPU1乃至ROM4を相
互に接続するバス5とから構成されている。
【0005】このような従来装置例を適用する従来方法
例のかな漢字変換方法を説明する。図4は従来方法例の
かな漢字変換方法の処理フローチャートである。
例のかな漢字変換方法を説明する。図4は従来方法例の
かな漢字変換方法の処理フローチャートである。
【0006】第1ステップとして、キーバッファ3aを
初期化する。
初期化する。
【0007】第2ステップとして、キーボード2へキー
入力操作が付与されると、変換キー2aが押されたか否
か判断する。押されていれば第4ステップへジャンプ
し、押されていなければ第3ステップへ進む。
入力操作が付与されると、変換キー2aが押されたか否
か判断する。押されていれば第4ステップへジャンプ
し、押されていなければ第3ステップへ進む。
【0008】第3ステップとして、付与されたキー入力
操作に対応する入力文字データDtiをバス5を介して
キーバッファ3aへ順次格納した後、第2ステップへジ
ャンプする。例えば、既にキー入力操作「こ」,
「こ」,「で」が付与されてキーバッファ3aに入力文
字データDti=「ここで」が格納された後で、キー入
力操作「は」が付与されると、キーバッファ3aの入力
文字データDti=「ここで」に続く位置に当該キー入
力操作「は」に対応する入力文字データDti=「は」
を格納し、キーバッファ3aの入力文字データDti=
「ここでは」とし、第2ステップへジャンプする。
操作に対応する入力文字データDtiをバス5を介して
キーバッファ3aへ順次格納した後、第2ステップへジ
ャンプする。例えば、既にキー入力操作「こ」,
「こ」,「で」が付与されてキーバッファ3aに入力文
字データDti=「ここで」が格納された後で、キー入
力操作「は」が付与されると、キーバッファ3aの入力
文字データDti=「ここで」に続く位置に当該キー入
力操作「は」に対応する入力文字データDti=「は」
を格納し、キーバッファ3aの入力文字データDti=
「ここでは」とし、第2ステップへジャンプする。
【0009】第4ステップとして、キーバッファ3aへ
格納された入力文字データDtiを、辞書部4aを参照
しつつ既知の文節解析方法を用いて文節毎に分割する。
ここでの既知の文節解析方法は、例えば文節解析に最長
一致法を用いた場合では、以下の通りである。 (1)入力文字データDtiの中から付属語(助詞・助
動詞等)である可能性をもつ文字データを検索する。こ
の例では、入力文字データDti=「ここではきものを
ぬぐ」の中には助詞の可能性がある文字データとして、
「で」,「は」,「も」,「の」,「を」が存在する。 (2)当該助詞の可能性がある文字データの直後を文節
区切り位置と判断し、入力文字データDti=「ここで
・は・きも・の・を・ぬぐ」と分割する。 (3)最長一致法では文節区切り位置の候補が複数存在
する場合には文頭から順に判断していき、文節が最も長
くなる区切り方を優先して、入力文字データDti=
「ここで・は・きも・の・を・ぬぐ」を「ここでは・き
ものを・ぬぐ」と分割する。
格納された入力文字データDtiを、辞書部4aを参照
しつつ既知の文節解析方法を用いて文節毎に分割する。
ここでの既知の文節解析方法は、例えば文節解析に最長
一致法を用いた場合では、以下の通りである。 (1)入力文字データDtiの中から付属語(助詞・助
動詞等)である可能性をもつ文字データを検索する。こ
の例では、入力文字データDti=「ここではきものを
ぬぐ」の中には助詞の可能性がある文字データとして、
「で」,「は」,「も」,「の」,「を」が存在する。 (2)当該助詞の可能性がある文字データの直後を文節
区切り位置と判断し、入力文字データDti=「ここで
・は・きも・の・を・ぬぐ」と分割する。 (3)最長一致法では文節区切り位置の候補が複数存在
する場合には文頭から順に判断していき、文節が最も長
くなる区切り方を優先して、入力文字データDti=
「ここで・は・きも・の・を・ぬぐ」を「ここでは・き
ものを・ぬぐ」と分割する。
【0010】第5ステップとして、文節毎に分割した文
節区切り結果文字データDr=「ここでは」,「きもの
を」,「ぬぐ」を結果格納部3bへ格納する。
節区切り結果文字データDr=「ここでは」,「きもの
を」,「ぬぐ」を結果格納部3bへ格納する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のかな漢字変換方法及びシステムαは、次に列挙するよ
うな欠点があった。則ち第1点として、キー入力操作時
の付随情報を一切利用しないため、必ずしも適切な文節
区切り位置を指定できるとは限らず、場合によっては期
待する文節区切り変換結果を得られない欠点があった。
のかな漢字変換方法及びシステムαは、次に列挙するよ
うな欠点があった。則ち第1点として、キー入力操作時
の付随情報を一切利用しないため、必ずしも適切な文節
区切り位置を指定できるとは限らず、場合によっては期
待する文節区切り変換結果を得られない欠点があった。
【0012】第2点として、キー入力操作時の付随情報
を一切利用しないため、必ずしも適切な文節区切り位置
を指定できるとは限らず、期待する文節区切り変換結果
が得られない場合には区切り直し操作を要し、操作手順
が大幅に増加する欠点があった。
を一切利用しないため、必ずしも適切な文節区切り位置
を指定できるとは限らず、期待する文節区切り変換結果
が得られない場合には区切り直し操作を要し、操作手順
が大幅に増加する欠点があった。
【0013】第3点として、文節の区切り位置が一意的
に決定される為に、複数の文節区切り位置候補を提示し
てその中から最適な文節区切り位置を選択できない欠点
があった。
に決定される為に、複数の文節区切り位置候補を提示し
てその中から最適な文節区切り位置を選択できない欠点
があった。
【0014】ここにおいて本発明の目的は、変換効率を
向上するかな漢字変換方法及びシステムを提供する。
向上するかな漢字変換方法及びシステムを提供する。
【0015】
【課題を解する為の手段】本発明は、前記課題を解決す
るため、次の新規な特徴的構成手段を採用する。すなわ
ち、本発明方法の第1の特徴は、一連のキー入力操作に
対応する一連の文字データを記憶すると共に、あるキー
入力操作から次のキー入力操作迄の経過時間をそれぞれ
測定し、前記一連の文字データにおける前記経過時間が
所定時間以上であった文字データの直前の位置が文節の
区切りであることを示す情報を前記一連の文字データと
共に出力するかな漢字変換方法である。
るため、次の新規な特徴的構成手段を採用する。すなわ
ち、本発明方法の第1の特徴は、一連のキー入力操作に
対応する一連の文字データを記憶すると共に、あるキー
入力操作から次のキー入力操作迄の経過時間をそれぞれ
測定し、前記一連の文字データにおける前記経過時間が
所定時間以上であった文字データの直前の位置が文節の
区切りであることを示す情報を前記一連の文字データと
共に出力するかな漢字変換方法である。
【0016】本発明方法の第2の特徴は、一連のキー入
力操作に対応する一連の文字データを記憶すると共に、
あるキー入力操作から次のキー入力操作迄の経過時間を
それぞれ測定し、前記経過時間が所定時間以上であった
直前の位置で前記一連の文字データを区切って出力する
かな漢字変換方法である。
力操作に対応する一連の文字データを記憶すると共に、
あるキー入力操作から次のキー入力操作迄の経過時間を
それぞれ測定し、前記経過時間が所定時間以上であった
直前の位置で前記一連の文字データを区切って出力する
かな漢字変換方法である。
【0017】本発明装置の第1の特徴は、キー入力操作
が付与されるキーボード等の入力手段と、前記入力手段
へあるキー入力操作が付与される毎に前記入力手段へ入
力操作付与されたキーに対応する文字データを生成する
と共に経過時間の計測を開始し、前記入力手段へ次のキ
ー入力操作が付与された時の前記経過時間が、予め設定
された所定時間以上であった場合には、当該文字データ
の直前の位置が文節区切り位置であることを示す情報を
一連の前記文字データに付加して出力する文節区切り手
段とを具備したかな漢字変換システムである。
が付与されるキーボード等の入力手段と、前記入力手段
へあるキー入力操作が付与される毎に前記入力手段へ入
力操作付与されたキーに対応する文字データを生成する
と共に経過時間の計測を開始し、前記入力手段へ次のキ
ー入力操作が付与された時の前記経過時間が、予め設定
された所定時間以上であった場合には、当該文字データ
の直前の位置が文節区切り位置であることを示す情報を
一連の前記文字データに付加して出力する文節区切り手
段とを具備したかな漢字変換システムである。
【0018】本発明装置の第2の特徴は、キー入力操作
が付与されるキーボード等の入力手段と、前記入力手段
へあるキー入力操作が付与される毎に前記入力手段へ入
力操作付与されたキーに対応する文字データを生成する
と共に経過時間の計測を開始し、前記入力手段へ次のキ
ー入力操作が付与された時の前記経過時間が、予め設定
された所定時間以上であった場合には、当該所定時間以
上であった各位置で一連の前記文字データを区切って出
力する文節区切り手段とを具備したかな漢字変換システ
ムである。
が付与されるキーボード等の入力手段と、前記入力手段
へあるキー入力操作が付与される毎に前記入力手段へ入
力操作付与されたキーに対応する文字データを生成する
と共に経過時間の計測を開始し、前記入力手段へ次のキ
ー入力操作が付与された時の前記経過時間が、予め設定
された所定時間以上であった場合には、当該所定時間以
上であった各位置で一連の前記文字データを区切って出
力する文節区切り手段とを具備したかな漢字変換システ
ムである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例につき図面
を用いて説明する。図1は本発明の装置例のかな漢字変
換システムのブロックダイヤグラムである。図中、βは
かな漢字変換システム、101はCPU、102はキー
ボード、103はRAM、104はROM、105はバ
スである。
を用いて説明する。図1は本発明の装置例のかな漢字変
換システムのブロックダイヤグラムである。図中、βは
かな漢字変換システム、101はCPU、102はキー
ボード、103はRAM、104はROM、105はバ
スである。
【0020】図1に示す本発明の装置例のかな漢字変換
システムβは、内部に自走式の経過時間カウンタ101
a及び当該経過時間カウンタ101aで計測された経過
時間Tcを格納値Trとして格納する経過時間レジスタ
101b及びフラグを格納するフラグレジスタ101c
とを具備したCPU101と、文節区切り処理実行を指
示する変換キー102aを具備すると共に操作者から各
種文字等のキー入力操作が付与されるキーボード102
と、内部に前記キーボード102へ付与されたキー入力
操作に対応する入力文字データDtiを格納するキーバ
ッファ103a及び前記キーボード102へ付与された
キー入力操作の時間間隔の情報を格納値Btとして格納
する時間バッファ103b及び文節区切り候補文字デー
タDs1〜Dsnを格納する分割候補格納部103c及
び文節区切り結果文字データDr1〜Drnを格納する
結果格納部103dを具備したRAM103と、内部に
文節解析の為の単語辞書及び選択的に文節辞書からなる
辞書部104aを具備したROM104と、前記CPU
101乃至ROM104を相互に接続するバス105と
から構成されている。
システムβは、内部に自走式の経過時間カウンタ101
a及び当該経過時間カウンタ101aで計測された経過
時間Tcを格納値Trとして格納する経過時間レジスタ
101b及びフラグを格納するフラグレジスタ101c
とを具備したCPU101と、文節区切り処理実行を指
示する変換キー102aを具備すると共に操作者から各
種文字等のキー入力操作が付与されるキーボード102
と、内部に前記キーボード102へ付与されたキー入力
操作に対応する入力文字データDtiを格納するキーバ
ッファ103a及び前記キーボード102へ付与された
キー入力操作の時間間隔の情報を格納値Btとして格納
する時間バッファ103b及び文節区切り候補文字デー
タDs1〜Dsnを格納する分割候補格納部103c及
び文節区切り結果文字データDr1〜Drnを格納する
結果格納部103dを具備したRAM103と、内部に
文節解析の為の単語辞書及び選択的に文節辞書からなる
辞書部104aを具備したROM104と、前記CPU
101乃至ROM104を相互に接続するバス105と
から構成されている。
【0021】
【実施例】このような本発明の装置例を適用するかな漢
字変換方法を説明する。図2は本発明の方法例のかな漢
字変換方法の処理フローチャートである。この例では、
「ここでは/きものを/ぬぐ」(/:文節の区切り位
置)と入力したい場合を用いて説明する。この例では、
文節の区切りである「は」と「き」の間、及び「を」と
「ぬ」の間で、基準値To以上の時間的間隔をおき、
「ここでは|きものを|ぬぐ」(|:入力時にその前後
のキー入力操作の時間間隔が基準値Toに比べて長かっ
た部分)と一連のキー入力操作を付与する。則ち、キー
入力操作の途中で、文節を区切りたい位置で、一瞬手を
休めることとなる。
字変換方法を説明する。図2は本発明の方法例のかな漢
字変換方法の処理フローチャートである。この例では、
「ここでは/きものを/ぬぐ」(/:文節の区切り位
置)と入力したい場合を用いて説明する。この例では、
文節の区切りである「は」と「き」の間、及び「を」と
「ぬ」の間で、基準値To以上の時間的間隔をおき、
「ここでは|きものを|ぬぐ」(|:入力時にその前後
のキー入力操作の時間間隔が基準値Toに比べて長かっ
た部分)と一連のキー入力操作を付与する。則ち、キー
入力操作の途中で、文節を区切りたい位置で、一瞬手を
休めることとなる。
【0022】第1ステップとして、キーバッファ103
a・時間バッファ103b・経過時間カウンタ101a
を初期化する。この例では、キーバッファ103aは空
白に、時間バッファ103bの格納値Bt=「1B」
(B:2進値)となるものとする。
a・時間バッファ103b・経過時間カウンタ101a
を初期化する。この例では、キーバッファ103aは空
白に、時間バッファ103bの格納値Bt=「1B」
(B:2進値)となるものとする。
【0023】第2ステップとして、キーボード102の
キー入力操作の付与を待ち、キー入力操作が付与された
場合に押されたキーが変換キー102aであるか否か判
断する。変換キー102aであれば第7ステップへジャ
ンプし、変換キー102aでなければ第3ステップへ進
む。
キー入力操作の付与を待ち、キー入力操作が付与された
場合に押されたキーが変換キー102aであるか否か判
断する。変換キー102aであれば第7ステップへジャ
ンプし、変換キー102aでなければ第3ステップへ進
む。
【0024】第3ステップとして、キーバッファ103
aが初期状態であるか否か判断する。初期状態であれば
入力操作されたキーに対応する入力文字データDtiを
キーバッファ103aへ格納し、初期状態でなければ入
力操作されたキーに対応する入力文字データDtiをキ
ーバッファ103aへ格納し、その時の経過時間カウン
タ101aの経過時間Tcを経過時間レジスタ101b
の格納値Trとして格納する。
aが初期状態であるか否か判断する。初期状態であれば
入力操作されたキーに対応する入力文字データDtiを
キーバッファ103aへ格納し、初期状態でなければ入
力操作されたキーに対応する入力文字データDtiをキ
ーバッファ103aへ格納し、その時の経過時間カウン
タ101aの経過時間Tcを経過時間レジスタ101b
の格納値Trとして格納する。
【0025】第4ステップとして、経過時間レジスタ1
01bの格納値Trが予め設定された基準値To以上で
あるか否か判断する。(格納値Tr)≧(基準値To)
であればフラグレジスタ101c=「1B」とし、(格
納値Tr)<(基準値To)であればフラグレジスタ1
01c=「0B」とする。この例では、キー入力操作
「き」及び「ぬ」の付与時にはフラグレジスタ101c
=「1B」に、それ以外のキー入力操作付与時にはフラ
グレジスタ101c=「0B」となる。
01bの格納値Trが予め設定された基準値To以上で
あるか否か判断する。(格納値Tr)≧(基準値To)
であればフラグレジスタ101c=「1B」とし、(格
納値Tr)<(基準値To)であればフラグレジスタ1
01c=「0B」とする。この例では、キー入力操作
「き」及び「ぬ」の付与時にはフラグレジスタ101c
=「1B」に、それ以外のキー入力操作付与時にはフラ
グレジスタ101c=「0B」となる。
【0026】第5ステップとして、時間バッファ103
bの格納値Btを1ビット左側へシフトし、その最下位
ビットにフラグレジスタ101cの値を格納する。例え
ば、時間バッファ103bの格納値Bt=「10001
0B」、フラグレジスタ101c=「1B」が格納され
ている場合、時間バッファ103bの格納値Btを左へ
1ビットシフトした値「1000100B」の最下位ビ
ットにフラグレジスタ101c=「1B」を格納し、時
間バッファ103bの格納値Bt=「1000101
B」とする。
bの格納値Btを1ビット左側へシフトし、その最下位
ビットにフラグレジスタ101cの値を格納する。例え
ば、時間バッファ103bの格納値Bt=「10001
0B」、フラグレジスタ101c=「1B」が格納され
ている場合、時間バッファ103bの格納値Btを左へ
1ビットシフトした値「1000100B」の最下位ビ
ットにフラグレジスタ101c=「1B」を格納し、時
間バッファ103bの格納値Bt=「1000101
B」とする。
【0027】第6ステップとして、経過時間カウンタ1
01aを初期化して経過時間Tcの計測を開始し、第2
ステップへジャンプする。
01aを初期化して経過時間Tcの計測を開始し、第2
ステップへジャンプする。
【0028】第7ステップとして、キーバッファ103
aへ順次蓄積されて格納された入力文字データDti
を、辞書部104aを参照しつつ既知の文節解析方法を
用いて文節毎に分割し、入力文字データDtiを文節毎
に切り分けて一つ以上の文節区切り候補文字データDs
1〜Dsnとして分割候補格納部103cへ出力する。
ここでの既知の文節解析方法は、文法的・文脈的には誤
りのない一つ以上の文節区切り候補を出力できるものと
する。例えば、キーバッファ103aへ格納された入力
文字データDti=「ここではきものをぬぐ」であった
場合、分割候補として第1の文節区切り候補文字データ
Ds1=「ここでは/きものを/ぬぐ」及び第2の分割
候補格納部103c=「ここで/はきものを/ぬぐ」を
分割候補格納部103cへ格納する。
aへ順次蓄積されて格納された入力文字データDti
を、辞書部104aを参照しつつ既知の文節解析方法を
用いて文節毎に分割し、入力文字データDtiを文節毎
に切り分けて一つ以上の文節区切り候補文字データDs
1〜Dsnとして分割候補格納部103cへ出力する。
ここでの既知の文節解析方法は、文法的・文脈的には誤
りのない一つ以上の文節区切り候補を出力できるものと
する。例えば、キーバッファ103aへ格納された入力
文字データDti=「ここではきものをぬぐ」であった
場合、分割候補として第1の文節区切り候補文字データ
Ds1=「ここでは/きものを/ぬぐ」及び第2の分割
候補格納部103c=「ここで/はきものを/ぬぐ」を
分割候補格納部103cへ格納する。
【0029】第8ステップとして、前記第1乃至第2の
文節区切り候補文字データDs1,Ds2の中から、文
節区切り位置が時間バッファ103bの格納値Btと一
致するものから順に、文節区切り結果文字データDr1
〜Drnとして結果格納部103cへ格納する。この例
では、「ここでは|きものを|ぬぐ」と入力されている
ので、時間バッファ103=「1000100010
B」であり、これは第7ステップで得られた文節区切り
候補文字データDs1の文節区切り位置と一致する。従
って、第1の文節区切り結果文字データDr1=文節区
切り候補文字データDs1=「ここでは」,「きもの
を」,「ぬぐ」、第2の文節区切り結果文字データDr
2=文節区切り候補文字データDs2=「ここで」,
「はきものを」,「ぬぐ」として、順に結果格納部10
3cへ格納する。
文節区切り候補文字データDs1,Ds2の中から、文
節区切り位置が時間バッファ103bの格納値Btと一
致するものから順に、文節区切り結果文字データDr1
〜Drnとして結果格納部103cへ格納する。この例
では、「ここでは|きものを|ぬぐ」と入力されている
ので、時間バッファ103=「1000100010
B」であり、これは第7ステップで得られた文節区切り
候補文字データDs1の文節区切り位置と一致する。従
って、第1の文節区切り結果文字データDr1=文節区
切り候補文字データDs1=「ここでは」,「きもの
を」,「ぬぐ」、第2の文節区切り結果文字データDr
2=文節区切り候補文字データDs2=「ここで」,
「はきものを」,「ぬぐ」として、順に結果格納部10
3cへ格納する。
【0030】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のかな漢字変
換方法及びシステムを採用することにより、第1点とし
て、キー入力操作時の時間情報を利用して、自分の望む
文節の区切り位置を指定でき、期待通りの変換結果を得
られる利点がある。
換方法及びシステムを採用することにより、第1点とし
て、キー入力操作時の時間情報を利用して、自分の望む
文節の区切り位置を指定でき、期待通りの変換結果を得
られる利点がある。
【0031】第2点として、キー入力操作時の時間情報
を利用して、操作手順を増加することなく文章を適切な
文節区切り位置で区切ることが可能な利点がある。
を利用して、操作手順を増加することなく文章を適切な
文節区切り位置で区切ることが可能な利点がある。
【0032】第3点として、文節の区切りを一意的に決
めないために、キー入力操作時の時間情報を利用して、
複数の文節区切り候補を提示可能な利点がある。
めないために、キー入力操作時の時間情報を利用して、
複数の文節区切り候補を提示可能な利点がある。
【図1】本発明の装置例のかな漢字変換システムのブロ
ックダイヤグラムである。
ックダイヤグラムである。
【図2】本発明の方法例のかな漢字変換方法の処理フロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図3】従来装置例のかな漢字変換システムのブロック
ダイヤグラムである。
ダイヤグラムである。
【図4】従来方法例のかな漢字変換方法の処理フローチ
ャートである。
ャートである。
α,β かな漢字変換システム Dti 入力文字データ Ds1〜Dsn 文節区切り候補文字データ Dr1〜Drn 文節区切り結果文字データ 1,101 CPU 2,102 キーボード 3,103 RAM 4,104 ROM 5,105 バス
Claims (4)
- 【請求項1】 一連のキー入力操作に対応する一連の文
字データを記憶すると共に、あるキー入力操作から次の
キー入力操作迄の経過時間をそれぞれ測定し、前記一連
の文字データにおける前記経過時間が所定時間以上であ
った文字データの直前の位置が文節の区切りであること
を示す情報を前記一連の文字データと共に出力すること
を特徴とするかな漢字変換方法。 - 【請求項2】 一連のキー入力操作に対応する一連の文
字データを記憶すると共に、あるキー入力操作から次の
キー入力操作迄の経過時間をそれぞれ測定し、前記経過
時間が所定時間以上であった直前の位置で前記一連の文
字データを区切って出力することを特徴とするかな漢字
変換方法。 - 【請求項3】 キー入力操作が付与されるキーボード等
の入力手段と、 前記入力手段へあるキー入力操作が付与される毎に前記
入力手段へ入力操作付与されたキーに対応する文字デー
タを生成すると共に経過時間の計測を開始し、前記入力
手段へ次のキー入力操作が付与された時の前記経過時間
が、予め設定された所定時間以上であった場合には、当
該文字データの直前の位置が文節区切り位置であること
を示す情報を一連の前記文字データに付加して出力する
文節区切り手段とを具備したことを特徴とするかな漢字
変換システム。 - 【請求項4】 キー入力操作が付与されるキーボード等
の入力手段と、 前記入力手段へあるキー入力操作が付与される毎に前記
入力手段へ入力操作付与されたキーに対応する文字デー
タを生成すると共に経過時間の計測を開始し、前記入力
手段へ次のキー入力操作が付与された時の前記経過時間
が、予め設定された所定時間以上であった場合には、当
該所定時間以上であった各位置で一連の前記文字データ
を区切って出力する文節区切り手段とを具備したことを
特徴とするかな漢字変換システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8144700A JPH09325959A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | かな漢字変換方法及びシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8144700A JPH09325959A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | かな漢字変換方法及びシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09325959A true JPH09325959A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15368251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8144700A Pending JPH09325959A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | かな漢字変換方法及びシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09325959A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009524853A (ja) * | 2005-12-13 | 2009-07-02 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | データ入力を形成するためのシステム、コンピュータ・プログラムおよび方法 |
-
1996
- 1996-06-06 JP JP8144700A patent/JPH09325959A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009524853A (ja) * | 2005-12-13 | 2009-07-02 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | データ入力を形成するためのシステム、コンピュータ・プログラムおよび方法 |
US10152139B2 (en) | 2005-12-13 | 2018-12-11 | International Business Machines Corporation | Autocompletion method and system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Brants | TnT-a statistical part-of-speech tagger | |
JPH10326275A (ja) | 形態素解析方法および装置、並びに日本語形態素解析方法および装置 | |
JPH09325959A (ja) | かな漢字変換方法及びシステム | |
JP2000311168A (ja) | 形態素解析システム及びその方法並びにこの形態素解析プログラムを記録した記録媒体 | |
JP3351397B2 (ja) | 中国語入力装置及び中国語入力方法 | |
JPH11282839A (ja) | 機械翻訳システム及び機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JPS63308665A (ja) | 仮名漢字変換装置 | |
JP2668205B2 (ja) | 文章検索装置 | |
JP3585944B2 (ja) | データ処理方法及びその装置 | |
JP2695772B2 (ja) | 仮名漢字変換装置 | |
JP3084864B2 (ja) | 文章入力装置 | |
JPH04372047A (ja) | 仮名漢字変換装置 | |
JP2738386B2 (ja) | 仮名漢字変換装置 | |
JP2802369B2 (ja) | かな漢字変換装置 | |
JPH0721174A (ja) | かな漢字変換装置 | |
JP2638777B2 (ja) | かな漢字変換装置 | |
JPH03208162A (ja) | 入力装置 | |
JPH0827795B2 (ja) | かな漢字変換装置 | |
JPH0610804B2 (ja) | かな漢字変換装置 | |
JPH0816910B2 (ja) | 言語解析装置 | |
JPH0128977B2 (ja) | ||
JPS6315360A (ja) | かな漢字変換方式 | |
JPS63136264A (ja) | 機械翻訳装置 | |
JPH0695329B2 (ja) | 日本語入力方式 | |
JPS62243063A (ja) | 日本語入力方式 |