JPH09324770A - ツイン形スクロール流体機械 - Google Patents
ツイン形スクロール流体機械Info
- Publication number
- JPH09324770A JPH09324770A JP17975496A JP17975496A JPH09324770A JP H09324770 A JPH09324770 A JP H09324770A JP 17975496 A JP17975496 A JP 17975496A JP 17975496 A JP17975496 A JP 17975496A JP H09324770 A JPH09324770 A JP H09324770A
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- JP
- Japan
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- scroll
- orbiting
- fixed
- teeth
- scrolls
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C27/00—Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C27/005—Axial sealings for working fluid
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ツイン形スクロール流体機械において、従来構
成では旋回スクロールが、偏心駆動軸上で固定されずに
組立てられる構造であるため、旋回スクロールの左右の
旋回隙間が一定せず、チップシールの異常面圧が起った
り、又反対端面は漏洩が起ったりしたので、旋回スクロ
ーを左右の固定スクロールの中心に位置決めすることを
目的とした。 【解決手段】旋回スクロール歯の外周端部5、及び旋回
スクロールボスの両端に突起を構成し、両固定スクロー
ル3,4の側板内面との間で、旋回運動ができる微小隙
間9を設けて、固定スクロール3,4を結合させ、旋回
スクロール2を中心に位置決めする構成とした。 【効果】左右のチップシールの面圧が均等になり、チッ
プシール異常摩耗や漏洩がなくなり、動力アップや短寿
命を防止できる。
成では旋回スクロールが、偏心駆動軸上で固定されずに
組立てられる構造であるため、旋回スクロールの左右の
旋回隙間が一定せず、チップシールの異常面圧が起った
り、又反対端面は漏洩が起ったりしたので、旋回スクロ
ーを左右の固定スクロールの中心に位置決めすることを
目的とした。 【解決手段】旋回スクロール歯の外周端部5、及び旋回
スクロールボスの両端に突起を構成し、両固定スクロー
ル3,4の側板内面との間で、旋回運動ができる微小隙
間9を設けて、固定スクロール3,4を結合させ、旋回
スクロール2を中心に位置決めする構成とした。 【効果】左右のチップシールの面圧が均等になり、チッ
プシール異常摩耗や漏洩がなくなり、動力アップや短寿
命を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はツイン形スクロール流体
機械において、旋回スクロールの公転に関するものであ
る。
機械において、旋回スクロールの公転に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】旋回スクロール、左右の固定スクロール
並びに偏心駆動軸を中心に構成するツイン形スクロール
流体機械の旋回スクロールの公転構成については、左右
の固定スクロールを結合固定し、その内部に旋回スクロ
ールをツイン形に設けているが、旋回スクロールが、固
定スクロールに対して、一定の隙間を均一になるように
構成されておらず、従って各部品の加工精度や組立技術
により、旋回スクロールが偏在することが起り得るもの
である。
並びに偏心駆動軸を中心に構成するツイン形スクロール
流体機械の旋回スクロールの公転構成については、左右
の固定スクロールを結合固定し、その内部に旋回スクロ
ールをツイン形に設けているが、旋回スクロールが、固
定スクロールに対して、一定の隙間を均一になるように
構成されておらず、従って各部品の加工精度や組立技術
により、旋回スクロールが偏在することが起り得るもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のツイン形スクロ
ール流体機械の2旋回スクロールの旋回構成は、前記し
たのように1偏心駆動軸と該軸を、中央に嵌入する如
く、左右の3、4の固定スクロールを結合すると共に、
その内部空間に2旋回スクロールを1偏心駆動軸に嵌着
の上、スクロール歯が相互にラップするように構成し、
更に、これら各々のラップ歯には、自己潤滑性材の7チ
ップシール及び弾性材の8緩衝体をラップ歯先端に嵌入
し、3、4の左右、固定スクロールの内面に摺動するよ
うに係合させ、気密を保持しながら旋回運動をする構成
にしている。
ール流体機械の2旋回スクロールの旋回構成は、前記し
たのように1偏心駆動軸と該軸を、中央に嵌入する如
く、左右の3、4の固定スクロールを結合すると共に、
その内部空間に2旋回スクロールを1偏心駆動軸に嵌着
の上、スクロール歯が相互にラップするように構成し、
更に、これら各々のラップ歯には、自己潤滑性材の7チ
ップシール及び弾性材の8緩衝体をラップ歯先端に嵌入
し、3、4の左右、固定スクロールの内面に摺動するよ
うに係合させ、気密を保持しながら旋回運動をする構成
にしている。
【0004】然しながら、該構成にあっては2旋回スク
ロールは、1偏心駆動軸上に固定されていないため、1
偏心駆動軸上で、左右の3、4固定スクロール歯と、2
旋回スクロール歯との2つの、軸方向隙間の範囲で自由
な位置に設定されることになる。すなわち7チップシー
ルが正常に作動するには2旋回スクロール歯と左右の
3、4固定スクロール側板内面との隙間、及び2旋回ス
クロールの鏡板と左右の3、4固定スクロール歯との隙
間は、均一であることが条件になる。しかるに前述した
ように2旋回スクロールは1偏心駆動軸上で自由に位置
決めできる為に、該、旋回スクロールは3、4固定スク
ロールの結合で設けた軸方向空間の中央に、位置するこ
とは殆ど不可能になってくる。従って、2旋回スクロー
ルの1偏心駆動軸上での設定が、假に右側へ寄って組立
てられたとすれば、3右の固定スクロールの側板内面
と、2旋回スクロールの右側スクロール歯の先端との隙
間は規定値より小となり、7チップシールは、8緩衝体
で吸収できない程の異常面圧を受け、該チップシールは
早期摩耗の要因となり、尚、異常面圧による動力アップ
の原因にもなる。
ロールは、1偏心駆動軸上に固定されていないため、1
偏心駆動軸上で、左右の3、4固定スクロール歯と、2
旋回スクロール歯との2つの、軸方向隙間の範囲で自由
な位置に設定されることになる。すなわち7チップシー
ルが正常に作動するには2旋回スクロール歯と左右の
3、4固定スクロール側板内面との隙間、及び2旋回ス
クロールの鏡板と左右の3、4固定スクロール歯との隙
間は、均一であることが条件になる。しかるに前述した
ように2旋回スクロールは1偏心駆動軸上で自由に位置
決めできる為に、該、旋回スクロールは3、4固定スク
ロールの結合で設けた軸方向空間の中央に、位置するこ
とは殆ど不可能になってくる。従って、2旋回スクロー
ルの1偏心駆動軸上での設定が、假に右側へ寄って組立
てられたとすれば、3右の固定スクロールの側板内面
と、2旋回スクロールの右側スクロール歯の先端との隙
間は規定値より小となり、7チップシールは、8緩衝体
で吸収できない程の異常面圧を受け、該チップシールは
早期摩耗の要因となり、尚、異常面圧による動力アップ
の原因にもなる。
【0005】次に反対側である、4左の固定スクロール
の側板内面と、2旋回スクロールの左側スクロール歯先
端との隙間は、規定値+(規定値−右の実際隙間)とな
り、すこぶる大なる隙間となって、7チップシールと8
緩衝体をもってしても弱い面圧として存在し、チップシ
ールの役目をせず、スクロール渦全般に渉って漏洩が発
生し、設計圧縮比を保持できない事態が起る要因であ
る。又、1偏心駆動軸には、複数の軸受を介して、2旋
回スクロールをセットし、更にオイルシールを両端に嵌
装しているので、極めて大なる嵌合力で該軸と、旋回ス
クロールは組立てられるから、7チップシールはこれら
の旋回スクロール嵌合力より弱い面圧の上、更に7チッ
プシールの面圧は8緩衝体で弱められるので、中心がは
ずれてセットされた、2旋回スクロールは7チップシー
ルによって、1偏心駆動軸上を移動する現象は起り得な
い。
の側板内面と、2旋回スクロールの左側スクロール歯先
端との隙間は、規定値+(規定値−右の実際隙間)とな
り、すこぶる大なる隙間となって、7チップシールと8
緩衝体をもってしても弱い面圧として存在し、チップシ
ールの役目をせず、スクロール渦全般に渉って漏洩が発
生し、設計圧縮比を保持できない事態が起る要因であ
る。又、1偏心駆動軸には、複数の軸受を介して、2旋
回スクロールをセットし、更にオイルシールを両端に嵌
装しているので、極めて大なる嵌合力で該軸と、旋回ス
クロールは組立てられるから、7チップシールはこれら
の旋回スクロール嵌合力より弱い面圧の上、更に7チッ
プシールの面圧は8緩衝体で弱められるので、中心がは
ずれてセットされた、2旋回スクロールは7チップシー
ルによって、1偏心駆動軸上を移動する現象は起り得な
い。
【0006】
【課題を解決するための手段】2旋回スクロール鏡板の
両面に構成される、5スクロール歯の各渦外周端の7チ
ップシールが存在しない部分の歯丈寸法と、左右の3、
4固定スクロールの結合寸法との間で、旋回運動ができ
る微小隙間を設定して、3、4両固定スクロールで2旋
回スクロールを爽持、結合され、且、チップシール装着
部のスクロール歯は、7チップシールにより相互に規定
面圧を確保できる隙間を設定した構成を第1の発明と
し、次に2旋回スクロール鏡板の両面に構成するすべて
のスクロール歯の歯丈寸法は、前述の7チップシール装
着部のスクロール歯の寸法として構成すると共に、渦外
周端のチップシールが存在しない部分の、旋回運動をす
る範囲の3、4両固定スクロール側板内面に、5a旋回
用突起を設け、5旋回スクロール歯、渦外周端部とは微
小隙間を設定し、5a旋回用突起を介して、3、4両固
定スクロールで爽持、結合した構成を第2の発明として
いる。更に5旋回スクロール歯と、3、4両固定スクロ
ール歯が共にラップする状態で、各スクロール歯先端と
鏡板、側板各内面との隙間は、7チップシールを介し
て、摺動、旋回運動をする構成とし、1偏心駆動軸を嵌
入する2旋回スクロールボスの両端に10旋回用突起を
設け、該突起と3、4両固定スクロール側板内面との間
は11微小隙間を設けて旋回運動に支障がない状態で爽
持、結合せしめた構成を第3の発明としている。
両面に構成される、5スクロール歯の各渦外周端の7チ
ップシールが存在しない部分の歯丈寸法と、左右の3、
4固定スクロールの結合寸法との間で、旋回運動ができ
る微小隙間を設定して、3、4両固定スクロールで2旋
回スクロールを爽持、結合され、且、チップシール装着
部のスクロール歯は、7チップシールにより相互に規定
面圧を確保できる隙間を設定した構成を第1の発明と
し、次に2旋回スクロール鏡板の両面に構成するすべて
のスクロール歯の歯丈寸法は、前述の7チップシール装
着部のスクロール歯の寸法として構成すると共に、渦外
周端のチップシールが存在しない部分の、旋回運動をす
る範囲の3、4両固定スクロール側板内面に、5a旋回
用突起を設け、5旋回スクロール歯、渦外周端部とは微
小隙間を設定し、5a旋回用突起を介して、3、4両固
定スクロールで爽持、結合した構成を第2の発明として
いる。更に5旋回スクロール歯と、3、4両固定スクロ
ール歯が共にラップする状態で、各スクロール歯先端と
鏡板、側板各内面との隙間は、7チップシールを介し
て、摺動、旋回運動をする構成とし、1偏心駆動軸を嵌
入する2旋回スクロールボスの両端に10旋回用突起を
設け、該突起と3、4両固定スクロール側板内面との間
は11微小隙間を設けて旋回運動に支障がない状態で爽
持、結合せしめた構成を第3の発明としている。
【0007】
【作用】前記第1〜第3の発明に示すように、両固定ス
クロールの結合によって生じる、旋回スクロールの旋回
運動空間に於ける軸方向隙間は、旋回スクロール歯、渦
外周端部と、両固定スクロール側板内面、又は、旋回ス
クロールボス両端の旋回用突起と、両固定スクロール側
板内面との間には、旋回運転ができる最小の隙間を設
け、水平、垂直共、圧縮作用に充分に効果を発揮する状
態に保持し均一なチップシールの面圧力を保つ旋回運動
を保証している。
クロールの結合によって生じる、旋回スクロールの旋回
運動空間に於ける軸方向隙間は、旋回スクロール歯、渦
外周端部と、両固定スクロール側板内面、又は、旋回ス
クロールボス両端の旋回用突起と、両固定スクロール側
板内面との間には、旋回運転ができる最小の隙間を設
け、水平、垂直共、圧縮作用に充分に効果を発揮する状
態に保持し均一なチップシールの面圧力を保つ旋回運動
を保証している。
【0008】
【実施例】図1〜図8の必要図により実施例につき説明
する。図1はツイン形スクロール流体機械の従来の全体
構成図であり、2旋回スクロール3、4両固定スクロー
ルの結合隙間は、左右の隙間が均一になるように構成さ
れることは極めてむつかしい。図2は本発明に係わる第
1の発明の実施例を示し、1は偏心駆動軸で、2旋回ス
クロールに嵌入している。3、4は左右の固定スクロー
ルで、5旋回スクロール歯、渦外周端部と3及び4の両
固定スクロール側板内面で、2旋回スクロールが旋回運
動ができる6微小隙間を設けて結合する。7はチップシ
ール、8はチップシール背面に入れる弾性材の緩衝体で
ある。9は各スクロール歯先端と対向する鏡板、側板と
の隙間を示し、7チップシールによって漏洩を防止して
いる。図5は第2の発明の実施例を示し、1は偏心駆動
軸で、2旋回スクロールに嵌入している。2旋回スクロ
ール、3、4左右の固定スクロールの各スクロール歯、
歯丈寸法は全て9スクロール歯先端と対向する鏡板、側
板との隙間を確保して結合する。その際3、4の左右固
定スクロール側板内面で5旋回スクロール歯、渦外周端
部が旋回運動する部分に5a旋回用突起を、該旋回スク
ロール歯外周端部が、旋回できる最小の微小隙間を設け
る。6は微小隙間を示す。9は各スクロール歯先端と対
向する鏡板、側板との隙間を示し、7チップシール、8
弾性材緩衝体で漏洩を防止している。図7は第3の発明
の実施例を示し、1偏心駆動軸を嵌入している2旋回ス
クロールのボス両端に、10旋回用突起を設ける。該突
起と3右固定スクロール側板内面との間には、2旋回ス
クロールが旋回運動ができる、11微小隙間を設けて
3、4両固定スクロールは結合させる。(4、左固定ス
クロールは図示せず。)
する。図1はツイン形スクロール流体機械の従来の全体
構成図であり、2旋回スクロール3、4両固定スクロー
ルの結合隙間は、左右の隙間が均一になるように構成さ
れることは極めてむつかしい。図2は本発明に係わる第
1の発明の実施例を示し、1は偏心駆動軸で、2旋回ス
クロールに嵌入している。3、4は左右の固定スクロー
ルで、5旋回スクロール歯、渦外周端部と3及び4の両
固定スクロール側板内面で、2旋回スクロールが旋回運
動ができる6微小隙間を設けて結合する。7はチップシ
ール、8はチップシール背面に入れる弾性材の緩衝体で
ある。9は各スクロール歯先端と対向する鏡板、側板と
の隙間を示し、7チップシールによって漏洩を防止して
いる。図5は第2の発明の実施例を示し、1は偏心駆動
軸で、2旋回スクロールに嵌入している。2旋回スクロ
ール、3、4左右の固定スクロールの各スクロール歯、
歯丈寸法は全て9スクロール歯先端と対向する鏡板、側
板との隙間を確保して結合する。その際3、4の左右固
定スクロール側板内面で5旋回スクロール歯、渦外周端
部が旋回運動する部分に5a旋回用突起を、該旋回スク
ロール歯外周端部が、旋回できる最小の微小隙間を設け
る。6は微小隙間を示す。9は各スクロール歯先端と対
向する鏡板、側板との隙間を示し、7チップシール、8
弾性材緩衝体で漏洩を防止している。図7は第3の発明
の実施例を示し、1偏心駆動軸を嵌入している2旋回ス
クロールのボス両端に、10旋回用突起を設ける。該突
起と3右固定スクロール側板内面との間には、2旋回ス
クロールが旋回運動ができる、11微小隙間を設けて
3、4両固定スクロールは結合させる。(4、左固定ス
クロールは図示せず。)
【0009】次に作用について説明する。1偏心駆動軸
の回転により、2旋回スクロールは公転する旋回運動を
行う。この際、3、4の両固定スクロール側板内面と5
旋回スクロール歯、渦外周端部、又は2旋回スクロール
ボス両端の10旋回用突起との間には、6、11の微小
隙間を保って旋回運動が行われる。 故にこの構造に
て、2旋回スクロールは3、4両固定スクロール結合に
よって1偏心駆動軸上で位置決めされ、7チップシール
と8弾性材緩衝体を嵌入されている、9の各スクロール
歯先端と対向する鏡板、側板との隙間は均一とすること
が可能となる。
の回転により、2旋回スクロールは公転する旋回運動を
行う。この際、3、4の両固定スクロール側板内面と5
旋回スクロール歯、渦外周端部、又は2旋回スクロール
ボス両端の10旋回用突起との間には、6、11の微小
隙間を保って旋回運動が行われる。 故にこの構造に
て、2旋回スクロールは3、4両固定スクロール結合に
よって1偏心駆動軸上で位置決めされ、7チップシール
と8弾性材緩衝体を嵌入されている、9の各スクロール
歯先端と対向する鏡板、側板との隙間は均一とすること
が可能となる。
【0010】
【発明の効果】本発明に係るツイン形スクロール流体機
械においては、3、4両固定スクロールの結合によって
生じる、2旋回スクロールの旋回運動空間に於ける、軸
方向寸法は6、11の微小隙間で実質的な旋回運動と垂
直、水平度を確保し、2旋回スクロールを固定軸受等を
使用せずに、位置決めせしめていることによって、7チ
ップシールが作動する、9のスクロール歯先端と対向す
る鏡板、側板との隙間は均一、一定にすることができ
る。故に7チップシールの面圧増加による異常摩耗に起
因する短寿命、並びに7チップシールの面圧不足がもた
らす、圧縮室間の漏洩に起因する圧縮比の低下、最高到
達圧力や真空度の不足は起ることがない有用な特徴をも
つ、多大な効果をもった発明である。
械においては、3、4両固定スクロールの結合によって
生じる、2旋回スクロールの旋回運動空間に於ける、軸
方向寸法は6、11の微小隙間で実質的な旋回運動と垂
直、水平度を確保し、2旋回スクロールを固定軸受等を
使用せずに、位置決めせしめていることによって、7チ
ップシールが作動する、9のスクロール歯先端と対向す
る鏡板、側板との隙間は均一、一定にすることができ
る。故に7チップシールの面圧増加による異常摩耗に起
因する短寿命、並びに7チップシールの面圧不足がもた
らす、圧縮室間の漏洩に起因する圧縮比の低下、最高到
達圧力や真空度の不足は起ることがない有用な特徴をも
つ、多大な効果をもった発明である。
【図1】従来の旋回スクロール機構をもったツイン形ス
クロール流体機械の縦断面図。
クロール流体機械の縦断面図。
【図2】本発明の第1の発明による、旋回スクロール軸
方向位置決め構成をもったツイン形スクロール流体機械
のスクロール部縦断面図。
方向位置決め構成をもったツイン形スクロール流体機械
のスクロール部縦断面図。
【図3】本発明の第1の発明による旋回スクロール、右
側平面図。
側平面図。
【図4】本発明の第1の発明による旋回スクロール、左
側平面図。
側平面図。
【図5】本発明の第2の発明による、旋回スクロール軸
方向位置決め構成をもったツイン形スクロール流体機械
のスクロール部縦断面図。
方向位置決め構成をもったツイン形スクロール流体機械
のスクロール部縦断面図。
【図6】本発明の第2の発明による右固定スクロール平
面図。
面図。
【図7】本発明の第3の発明による、旋回スクロールボ
ス部に軸方向位置決め構成をもったツイン形スクロール
流体機械の軸部縦断面図。
ス部に軸方向位置決め構成をもったツイン形スクロール
流体機械の軸部縦断面図。
【図8】本発明の第3の発明による旋回スクロール右側
平面図。
平面図。
1……偏心駆動軸 2……旋回ス
クロール 3……右固定スクロール 4……左固定
スクロール 5……旋回スクロール歯、渦外周端部 5a……旋回
用突起 6、11……微小隙間 7……チップ
シール 8……弾性材緩衝体 9……スクロ
ール歯先端と対向する鏡板、側板との隙間 10……旋回スクロールボス両端の旋回用突起 12…
…ケーシング S……偏心量
クロール 3……右固定スクロール 4……左固定
スクロール 5……旋回スクロール歯、渦外周端部 5a……旋回
用突起 6、11……微小隙間 7……チップ
シール 8……弾性材緩衝体 9……スクロ
ール歯先端と対向する鏡板、側板との隙間 10……旋回スクロールボス両端の旋回用突起 12…
…ケーシング S……偏心量
Claims (3)
- 【請求項1】固定スクロール並びにケーシングと、旋回
スクロール、偏心駆動軸より成り、旋回スクロールは自
転をせず、公転する構成とし固定、旋回両スクロールの
各鏡板より、共に軸方向にスクロール歯を設け、ラップ
部を構成し、圧縮室を外周より中心に向けて圧縮するツ
イン形スクロール流体機械において、旋回スクロール鏡
板の両面に構成する、スクロール歯の渦外周端部が、左
右の固定スクロールの側板内面にはさみ込まれており、
旋回スクロール鏡板両面のスクロール歯の渦外周端部
と、左右の固定スクロール側板内面との間で、旋回運動
ができる程度に、且、旋回スクロールが実質的に傾かな
い程度の微小隙間を設けて、固定スクロールに結合され
ていることを特徴とするツイン形スクロール流体機械。 - 【請求項2】旋回スクロール歯の渦外周端部が、微小隙
間を設けて旋回運動をする左右の固定スクロール側板内
面の対応面に、旋回用突起を設けて成ることを特徴とす
る、特許請求の範囲第1項記載のツイン形スクロール流
体機械。 - 【請求項3】固定スクロール並びに、ケーシングと旋回
スクロール、偏心駆動軸より成り、旋回スクロールは自
転せずに、公転する構成にて、固定、旋回両スクロール
の側板、鏡板より、共に軸方向にスクロール歯を設け、
ラップ部を構成し、圧縮室を外周より中心に向けて圧縮
するツイン形スクロール流体機械において、旋回スクロ
ールの軸ボス部の両端に、旋回用突起を設け、該両端の
旋回用突起が、左右の固定スクロールの側板内面にはさ
み込まれており、旋回スクロール軸ボス部の両端の旋回
用突起と、左右の固定スクロール側板内面との間で、旋
回運動ができる程度に且、旋回スクロールが実質的に傾
かない程度の微小隙間を設けて、固定スクロールに結合
されていることを特徴とするツイン形スクロール流体機
械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17975496A JPH09324770A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | ツイン形スクロール流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17975496A JPH09324770A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | ツイン形スクロール流体機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09324770A true JPH09324770A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=16071304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17975496A Pending JPH09324770A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | ツイン形スクロール流体機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09324770A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7645130B2 (en) | 2005-03-28 | 2010-01-12 | Mitsubishi Electric Corporation | Scroll compressor with an orbiting scroll and two fixed scrolls and ring and tip seals |
JP2013160063A (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Anest Iwata Corp | スクロール式流体機械 |
CN114718866A (zh) * | 2022-05-20 | 2022-07-08 | 重庆超力高科技股份有限公司 | 涡盘组件、涡旋压缩机和车载空调系统 |
-
1996
- 1996-06-04 JP JP17975496A patent/JPH09324770A/ja active Pending
Cited By (4)
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