JPH0932380A - 引戸用ラッチ付き引手 - Google Patents
引戸用ラッチ付き引手Info
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- JPH0932380A JPH0932380A JP18886395A JP18886395A JPH0932380A JP H0932380 A JPH0932380 A JP H0932380A JP 18886395 A JP18886395 A JP 18886395A JP 18886395 A JP18886395 A JP 18886395A JP H0932380 A JPH0932380 A JP H0932380A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- latch
- sickle
- sliding door
- hole
- push button
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】部品点数が少なく構造も簡単で、左右引戸に部
材の共用ができ、しかも使い勝手が良い引戸用ラッチ付
き引手を提供すること。 【解決手段】正面に押ボタン用孔11を形成した引手本
体10と、この引手本体の背後にバネを介在し垂直状に
取り付けられた枢軸40によって枢着される鎌ラッチ2
0とからなり、この鎌ラッチの一側には押ボタン用孔1
1から引手本体正面に突出状に設けられる押ボタン30
を有し、他側には引戸戸当り2側に形成した開口3を貫
通し、ケース枠戸当り6側に形成したラッチ係止孔7に
係脱可能な鎌状係止部27を有し、前記バネにより鎌ラ
ッチの鎌状係止部27をラッチ係止孔7に係止する方向
に付勢し、押ボタン30を押圧することにより鎌ラッチ
の鎌状係止部27とラッチ係止孔7との係止が解除され
てなる引戸用ラッチ付き引手Aとした。
材の共用ができ、しかも使い勝手が良い引戸用ラッチ付
き引手を提供すること。 【解決手段】正面に押ボタン用孔11を形成した引手本
体10と、この引手本体の背後にバネを介在し垂直状に
取り付けられた枢軸40によって枢着される鎌ラッチ2
0とからなり、この鎌ラッチの一側には押ボタン用孔1
1から引手本体正面に突出状に設けられる押ボタン30
を有し、他側には引戸戸当り2側に形成した開口3を貫
通し、ケース枠戸当り6側に形成したラッチ係止孔7に
係脱可能な鎌状係止部27を有し、前記バネにより鎌ラ
ッチの鎌状係止部27をラッチ係止孔7に係止する方向
に付勢し、押ボタン30を押圧することにより鎌ラッチ
の鎌状係止部27とラッチ係止孔7との係止が解除され
てなる引戸用ラッチ付き引手Aとした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、書類保管庫,部
品収納庫,物置等の引戸に用いられる引手に関するもの
である。
品収納庫,物置等の引戸に用いられる引手に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、書類保管庫の引き違い引戸は、
通常左右引戸の戸先側にそれぞれ引手を設け、重なり合
う戸尻側には両引戸を施錠するための鍵部を設けてあ
る。保管庫の使い勝手から、日常は施錠することなく、
引戸の開閉を行っているのが現状である。しかしなが
ら、地震が発生すると、鍵が掛かっていない引戸は振動
で自然と開いてしまい、保管庫内の中身が飛び出して散
乱することになった。
通常左右引戸の戸先側にそれぞれ引手を設け、重なり合
う戸尻側には両引戸を施錠するための鍵部を設けてあ
る。保管庫の使い勝手から、日常は施錠することなく、
引戸の開閉を行っているのが現状である。しかしなが
ら、地震が発生すると、鍵が掛かっていない引戸は振動
で自然と開いてしまい、保管庫内の中身が飛び出して散
乱することになった。
【0003】庫内中身の飛び出し防止のために、引戸を
閉鎖したときにケース枠側に係止するラッチ装置を設け
たスライド扉用掛金装置が実開平3−47971号公報
で提案されている。この装置は、扉に固着されるケース
に引手板を出没自在に収容し、扉の正面と平行な枢軸に
よって引手板の基端部をケースに枢着し、引手の背後に
おいて操作棒をケースに直線摺動可能に収納し、操作棒
をばねによって突出方向に付勢してある。操作棒に設け
た受動カム部と係合する駆動カム板をケースに収容し、
駆動カム板を押動する操作突子を引手板の基端部の背面
側に突設し、扉正面と直角な枢軸によって揺動ラッチ体
の基端部を操作棒の先端部に枢着し、別の枢軸によって
揺動ラッチ体の中間部を固定基板に枢着してある。そし
て、揺動ラッチ体の先端部に固定枠体側の受金に係脱す
るフック部を設け、受金に当接したときに揺動ラッチ体
を枢軸を中心に退避回動させる誘導カム面をフック部の
外面に設けたものである。
閉鎖したときにケース枠側に係止するラッチ装置を設け
たスライド扉用掛金装置が実開平3−47971号公報
で提案されている。この装置は、扉に固着されるケース
に引手板を出没自在に収容し、扉の正面と平行な枢軸に
よって引手板の基端部をケースに枢着し、引手の背後に
おいて操作棒をケースに直線摺動可能に収納し、操作棒
をばねによって突出方向に付勢してある。操作棒に設け
た受動カム部と係合する駆動カム板をケースに収容し、
駆動カム板を押動する操作突子を引手板の基端部の背面
側に突設し、扉正面と直角な枢軸によって揺動ラッチ体
の基端部を操作棒の先端部に枢着し、別の枢軸によって
揺動ラッチ体の中間部を固定基板に枢着してある。そし
て、揺動ラッチ体の先端部に固定枠体側の受金に係脱す
るフック部を設け、受金に当接したときに揺動ラッチ体
を枢軸を中心に退避回動させる誘導カム面をフック部の
外面に設けたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置は部品点数が多く、構造が複雑であるばかりでな
く、扉の開放動作と揺動ラッチ体の解除動作が一動作で
行えず、開閉操作上不便であり実用的でなかった。ま
た、左右の引戸に応じて専用部材を用意する必要があ
り、製作,組み立てさらには在庫管理上の問題点があっ
た。
装置は部品点数が多く、構造が複雑であるばかりでな
く、扉の開放動作と揺動ラッチ体の解除動作が一動作で
行えず、開閉操作上不便であり実用的でなかった。ま
た、左右の引戸に応じて専用部材を用意する必要があ
り、製作,組み立てさらには在庫管理上の問題点があっ
た。
【0005】この発明は上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、部品点数が少なく構造も簡単で、左右引戸に
部材の共用ができ、しかも使い勝手が良い引戸用ラッチ
付き引手を提供することを目的とするものである。
のであり、部品点数が少なく構造も簡単で、左右引戸に
部材の共用ができ、しかも使い勝手が良い引戸用ラッチ
付き引手を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するため、正面に押ボタン用孔を形成した引手本体
と、この引手本体の背後にバネを介在し垂直状に取り付
けられた枢軸によって枢着される鎌ラッチとからなり、
この鎌ラッチの一側には前記押ボタン用孔から引手本体
正面に突出状に設けられる押ボタンを有し、他側には引
戸戸当り側に形成した開口を貫通し、ケース枠戸当り側
に形成したラッチ係止孔に係脱可能な鎌状係止部を有
し、前記バネにより前記鎌ラッチの鎌状係止部を前記ラ
ッチ係止孔に係止する方向に付勢し、前記押ボタンを押
圧することにより前記鎌ラッチの鎌状係止部と前記ラッ
チ係止孔との係止が解除されてなることを特徴とするも
のである。
決するため、正面に押ボタン用孔を形成した引手本体
と、この引手本体の背後にバネを介在し垂直状に取り付
けられた枢軸によって枢着される鎌ラッチとからなり、
この鎌ラッチの一側には前記押ボタン用孔から引手本体
正面に突出状に設けられる押ボタンを有し、他側には引
戸戸当り側に形成した開口を貫通し、ケース枠戸当り側
に形成したラッチ係止孔に係脱可能な鎌状係止部を有
し、前記バネにより前記鎌ラッチの鎌状係止部を前記ラ
ッチ係止孔に係止する方向に付勢し、前記押ボタンを押
圧することにより前記鎌ラッチの鎌状係止部と前記ラッ
チ係止孔との係止が解除されてなることを特徴とするも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明に係る引戸用ラッチ付き
引手は、閉鎖状態にある引戸を開放する際に引手に手を
掛けると、手の指で押ボタンが押され鎌ラッチがバネの
付勢力に抗して枢軸を中心に回動するため、ケース枠戸
当り側のラッチ係止孔に係止されていた鎌ラッチの鎌状
係止部が解除される。略同時に開放方向に力を加えるこ
とで、引戸が横移動して開放可能になる。引手本体から
手を離すと、バネの付勢力によって鎌状ラッチが復帰し
て、押ボタンが引手本体の正面方向に突出状態になる。
引手は、閉鎖状態にある引戸を開放する際に引手に手を
掛けると、手の指で押ボタンが押され鎌ラッチがバネの
付勢力に抗して枢軸を中心に回動するため、ケース枠戸
当り側のラッチ係止孔に係止されていた鎌ラッチの鎌状
係止部が解除される。略同時に開放方向に力を加えるこ
とで、引戸が横移動して開放可能になる。引手本体から
手を離すと、バネの付勢力によって鎌状ラッチが復帰し
て、押ボタンが引手本体の正面方向に突出状態になる。
【0008】また、引戸を閉鎖する際には、閉鎖方向に
加えられる僅かな力で、引戸戸当り側の開口から突出す
る鎌状係止部が、ケース枠戸当り側のラッチ係止孔縁部
に当接するので、鎌ラッチがバネの付勢力に抗して枢軸
を中心に回動してラッチ係止孔に係止される。引戸に対
する閉鎖方向への力で引戸戸当りがケース枠戸当りに当
接すると、閉鎖と同時に自動的に引戸が係止状態にな
る。
加えられる僅かな力で、引戸戸当り側の開口から突出す
る鎌状係止部が、ケース枠戸当り側のラッチ係止孔縁部
に当接するので、鎌ラッチがバネの付勢力に抗して枢軸
を中心に回動してラッチ係止孔に係止される。引戸に対
する閉鎖方向への力で引戸戸当りがケース枠戸当りに当
接すると、閉鎖と同時に自動的に引戸が係止状態にな
る。
【0009】以下、この発明に係る具体的な実施例を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る引戸用ラ
ッチ付き引手の正面図、図2は同引手の側面図、図3は
同引手の背面図、図4は同引手の分解斜視図、図5は引
戸の開閉に伴う同引手の動作を示す動作説明図である。
面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る引戸用ラ
ッチ付き引手の正面図、図2は同引手の側面図、図3は
同引手の背面図、図4は同引手の分解斜視図、図5は引
戸の開閉に伴う同引手の動作を示す動作説明図である。
【0010】図示するように、引戸用ラッチ付き引手A
は引戸1(図5参照)の正面戸先側に取り付けられる引
手本体10と、この引手本体10の背後に取り付けられ
る鎌状ラッチ20で構成されている。
は引戸1(図5参照)の正面戸先側に取り付けられる引
手本体10と、この引手本体10の背後に取り付けられ
る鎌状ラッチ20で構成されている。
【0011】引手本体10は、手掛けとして指先が差し
込める大きさであって、正面視縦長矩形の断面U字形に
形成してある。その凹状正面には、後記する押ボタン3
0を正面方向に突出可能にする矩形の押ボタン用孔11
を穿設してある(図4参照)。さらに、背面側部には、
鎌状ラッチ20を揺動自在に取り付けるため、垂直状に
取り付けるスプリングピン40を挿通する挿通孔13を
穿設したラッチ取付部12を形成してある(図4参
照)。このラッチ取付部12はリブ形状をなし、縦方向
に間隔を空けて4個所形成し、その間に鎌状ラッチ20
のピン取付部23を位置させてスプリングピン40を挿
着するようにしてある。
込める大きさであって、正面視縦長矩形の断面U字形に
形成してある。その凹状正面には、後記する押ボタン3
0を正面方向に突出可能にする矩形の押ボタン用孔11
を穿設してある(図4参照)。さらに、背面側部には、
鎌状ラッチ20を揺動自在に取り付けるため、垂直状に
取り付けるスプリングピン40を挿通する挿通孔13を
穿設したラッチ取付部12を形成してある(図4参
照)。このラッチ取付部12はリブ形状をなし、縦方向
に間隔を空けて4個所形成し、その間に鎌状ラッチ20
のピン取付部23を位置させてスプリングピン40を挿
着するようにしてある。
【0012】一方鎌状ラッチ20は板状をなし、一側に
は引手本体10の押ボタン用孔11から突出する押ボタ
ン30を取り付ける係合軸22を形成してあり、略中間
部分には引手本体10のラッチ取付部12に取り付けら
れるピン取付部23を、また、他側には図5に示すよう
に、保管庫ケース枠5のケース枠戸当り6に形成したラ
ッチ係止孔7に係止可能な鎌状係止部27を形成してあ
る。
は引手本体10の押ボタン用孔11から突出する押ボタ
ン30を取り付ける係合軸22を形成してあり、略中間
部分には引手本体10のラッチ取付部12に取り付けら
れるピン取付部23を、また、他側には図5に示すよう
に、保管庫ケース枠5のケース枠戸当り6に形成したラ
ッチ係止孔7に係止可能な鎌状係止部27を形成してあ
る。
【0013】鎌状ラッチ20の一側は引手本体10側に
略直角に折曲形成して、押ボタン30の凹部に背面から
当接させる曲面形状の押ボタン当接部21を先端に形成
してある。この押ボタン当接部21の上下部に押ボタン
30の取付孔33(図4参照)に嵌挿する係合軸22を
垂直状に突設してある。
略直角に折曲形成して、押ボタン30の凹部に背面から
当接させる曲面形状の押ボタン当接部21を先端に形成
してある。この押ボタン当接部21の上下部に押ボタン
30の取付孔33(図4参照)に嵌挿する係合軸22を
垂直状に突設してある。
【0014】押ボタン30は四周に鍔部31を有する正
面視縦長矩形の断面U字形であり、凸面を正面にして鎌
状ラッチ20の係合軸22に嵌挿する取付孔33を穿設
した取付部32を、鍔部31上下の背面側に切込みを入
れて突設してある。この押ボタン30はその凹部を鎌状
ラッチ20側に向け、取付孔33が係合軸22に嵌挿し
た状態に装着され、係合軸22を中心に回動可能にして
ある。押ボタン30はその正面凸状側を引手本体10の
押ボタン用孔11の背面から装着し、四周にわたる鍔部
31を当接させてある。そして、押ボタン30の正面凸
状側が引手本体10の正面側に常時突出するように、ね
じりコイルスプリング41によって付勢してある。さら
に、この押ボタン30の凸状正面には、図1に示すよう
に、「PUSH」もしくは「押す」の文字を表記して、
引戸1の開放操作を分かりやすくしてある。
面視縦長矩形の断面U字形であり、凸面を正面にして鎌
状ラッチ20の係合軸22に嵌挿する取付孔33を穿設
した取付部32を、鍔部31上下の背面側に切込みを入
れて突設してある。この押ボタン30はその凹部を鎌状
ラッチ20側に向け、取付孔33が係合軸22に嵌挿し
た状態に装着され、係合軸22を中心に回動可能にして
ある。押ボタン30はその正面凸状側を引手本体10の
押ボタン用孔11の背面から装着し、四周にわたる鍔部
31を当接させてある。そして、押ボタン30の正面凸
状側が引手本体10の正面側に常時突出するように、ね
じりコイルスプリング41によって付勢してある。さら
に、この押ボタン30の凸状正面には、図1に示すよう
に、「PUSH」もしくは「押す」の文字を表記して、
引戸1の開放操作を分かりやすくしてある。
【0015】ピン取付部23は引手本体10のラッチ取
付部12の間に位置させるため、間隔を空けて3個所厚
肉に形成し、スプリングピン40を挿通するための挿通
孔24(図4参照)をそれぞれ垂直方向に穿設してあ
る。ピン取付部23の間には、引手本体10のラッチ取
付部12が位置するため、これを避ける透孔25と、ね
じりコイルスプリング41を装着するためのスプリング
装着孔26をそれぞれ穿設してある。このねじりコイル
スプリング41は、引手本体10に鎌状ラッチ20を組
み付ける際にスプリング装着孔26に挿入し、一端部を
鎌状ラッチ20に係止し、他端部を引手本体10に係止
した状態で、スプリングピン40を挿通して取り付けら
れる。
付部12の間に位置させるため、間隔を空けて3個所厚
肉に形成し、スプリングピン40を挿通するための挿通
孔24(図4参照)をそれぞれ垂直方向に穿設してあ
る。ピン取付部23の間には、引手本体10のラッチ取
付部12が位置するため、これを避ける透孔25と、ね
じりコイルスプリング41を装着するためのスプリング
装着孔26をそれぞれ穿設してある。このねじりコイル
スプリング41は、引手本体10に鎌状ラッチ20を組
み付ける際にスプリング装着孔26に挿入し、一端部を
鎌状ラッチ20に係止し、他端部を引手本体10に係止
した状態で、スプリングピン40を挿通して取り付けら
れる。
【0016】また、鎌状係止部27は、ピン取付部23
から延出する腕の先端に形成され、その部位を押ボタン
当接部21とは反対方向に突出形成してある。この鎌状
係止部27は、引戸戸当り2に形成した開口3から腕を
貫通させて、引戸1の閉鎖時にケース枠戸当たり6に形
成したラッチ係止孔7に係止される長さに延設されてい
る。そして、ねじりコイルスプリング41の付勢力によ
り、鎌状ラッチ20はスプリングピン40を支軸として
回動し、鎌状ラッチ20の押ボタン当接部21は、押ボ
タン30を引手本体10から突出させ、押ボタン30の
鍔部31を引手本体10の押ボタン用孔11に当接させ
る方向に付勢されると共に、鎌状ラッチ20の鎌状係止
部27はラッチ係止孔7と係止する方向に付勢されるよ
うになっている。
から延出する腕の先端に形成され、その部位を押ボタン
当接部21とは反対方向に突出形成してある。この鎌状
係止部27は、引戸戸当り2に形成した開口3から腕を
貫通させて、引戸1の閉鎖時にケース枠戸当たり6に形
成したラッチ係止孔7に係止される長さに延設されてい
る。そして、ねじりコイルスプリング41の付勢力によ
り、鎌状ラッチ20はスプリングピン40を支軸として
回動し、鎌状ラッチ20の押ボタン当接部21は、押ボ
タン30を引手本体10から突出させ、押ボタン30の
鍔部31を引手本体10の押ボタン用孔11に当接させ
る方向に付勢されると共に、鎌状ラッチ20の鎌状係止
部27はラッチ係止孔7と係止する方向に付勢されるよ
うになっている。
【0017】以上のように構成した引戸用ラッチ付き引
手Aは、従来技術に比べて部品点数が少なく、構造も簡
単で、組み立ても容易に行え、しかも全ての部材は左右
引戸に共用できるので、製作,在庫管理も簡便に行え
る。
手Aは、従来技術に比べて部品点数が少なく、構造も簡
単で、組み立ても容易に行え、しかも全ての部材は左右
引戸に共用できるので、製作,在庫管理も簡便に行え
る。
【0018】以上のように構成した引戸用ラッチ付き引
手を備えた引戸の開閉操作を、図5により説明する。閉
鎖状態にある引戸1を開放する際には、引手本体10に
手を掛け凹部に指を差し込む。指により押ボタン30が
押され、鎌状ラッチ20がねじりコイルスプリング41
の付勢力に抗してスプリングピン40を中心に、仮想線
で示すように回動する。これにより、鎌状係止部27が
ケース枠戸当り6のラッチ係止孔7から解除される。こ
れと略同時に引戸の開放方向に力を加えることで、引戸
が開放可能になる。その後、引手本体10から手を離す
と、ねじりコイルスプリング41の付勢力で、鎌状ラッ
チ20が仮想線の状態から実線で示す復帰状態に移行す
る。
手を備えた引戸の開閉操作を、図5により説明する。閉
鎖状態にある引戸1を開放する際には、引手本体10に
手を掛け凹部に指を差し込む。指により押ボタン30が
押され、鎌状ラッチ20がねじりコイルスプリング41
の付勢力に抗してスプリングピン40を中心に、仮想線
で示すように回動する。これにより、鎌状係止部27が
ケース枠戸当り6のラッチ係止孔7から解除される。こ
れと略同時に引戸の開放方向に力を加えることで、引戸
が開放可能になる。その後、引手本体10から手を離す
と、ねじりコイルスプリング41の付勢力で、鎌状ラッ
チ20が仮想線の状態から実線で示す復帰状態に移行す
る。
【0019】引戸1を閉鎖する際には、引戸1に閉鎖方
向への力を加えることで、引戸戸当り2の開口3から突
出する鎌状係止部27がケース枠戸当り6のラッチ係止
孔7縁部に当接するので、鎌ラッチ20がねじりコイル
スプリング41の付勢力に抗してスプリングピン40を
中心に回動してラッチ係止孔27に係止される。引戸1
に対する閉鎖方向への力で引戸戸当り2がケース枠戸当
り6に当接すると、閉鎖と同時に自動的に引戸1が係止
状態になる。
向への力を加えることで、引戸戸当り2の開口3から突
出する鎌状係止部27がケース枠戸当り6のラッチ係止
孔7縁部に当接するので、鎌ラッチ20がねじりコイル
スプリング41の付勢力に抗してスプリングピン40を
中心に回動してラッチ係止孔27に係止される。引戸1
に対する閉鎖方向への力で引戸戸当り2がケース枠戸当
り6に当接すると、閉鎖と同時に自動的に引戸1が係止
状態になる。
【0020】このように、引戸1が閉鎖状態のときは、
鎌状ラッチ20の鎌状係止部27がケース枠5のラッチ
係止孔7に係止されているので、地震などで振動が発生
しても引戸が開くことがなく、保管庫内の中身が飛び出
して散乱することがない。また強い力で引戸を閉鎖して
も、ケース枠戸当りに衝突して跳ね返り開くことがな
く、鎌状ラッチが確実に係止されて閉鎖される。
鎌状ラッチ20の鎌状係止部27がケース枠5のラッチ
係止孔7に係止されているので、地震などで振動が発生
しても引戸が開くことがなく、保管庫内の中身が飛び出
して散乱することがない。また強い力で引戸を閉鎖して
も、ケース枠戸当りに衝突して跳ね返り開くことがな
く、鎌状ラッチが確実に係止されて閉鎖される。
【0021】
【発明の効果】この発明の引戸用ラッチ付き引手は、以
上のように構成したので、次のような特有の効果を奏す
る。 引戸が閉鎖状態のときは、鎌状ラッチの鎌状係止部が
ケース枠のラッチ係止孔に係止されているので、地震な
どで振動が発生しても引戸が開くことがなく、保管庫内
の中身が飛び出して散乱することがない。
上のように構成したので、次のような特有の効果を奏す
る。 引戸が閉鎖状態のときは、鎌状ラッチの鎌状係止部が
ケース枠のラッチ係止孔に係止されているので、地震な
どで振動が発生しても引戸が開くことがなく、保管庫内
の中身が飛び出して散乱することがない。
【0022】引手を閉鎖方向へ移動させると、引戸は
閉鎖と同時に自動的に鎌状ラッチの鎌状係止部とケース
枠のラッチ係止孔が係止して係止状態となり、一方、閉
鎖・係止状態にある引戸を開放させるには、引手の押ボ
タンを押しながら引手を開放方向へ移動させるだけでよ
く、一動作で引戸の閉鎖と係止、又は開放と係止解除を
行うことができ、開閉操作が極めて簡便である。
閉鎖と同時に自動的に鎌状ラッチの鎌状係止部とケース
枠のラッチ係止孔が係止して係止状態となり、一方、閉
鎖・係止状態にある引戸を開放させるには、引手の押ボ
タンを押しながら引手を開放方向へ移動させるだけでよ
く、一動作で引戸の閉鎖と係止、又は開放と係止解除を
行うことができ、開閉操作が極めて簡便である。
【0023】強い力で引戸を閉鎖しても、ケース枠戸
当りに衝突して跳ね返り開くことがなく、鎌状ラッチが
確実に係止されて閉鎖される。 従来の装置に比べて、部品点数が少なく簡単な構造で
製作でき、しかも各部材を左右引戸に共用できる。
当りに衝突して跳ね返り開くことがなく、鎌状ラッチが
確実に係止されて閉鎖される。 従来の装置に比べて、部品点数が少なく簡単な構造で
製作でき、しかも各部材を左右引戸に共用できる。
【図1】この発明に係る引戸用ラッチ付き引手の正面図
である。
である。
【図2】同引戸用ラッチ付き引手の側面図である。
【図3】同引戸用ラッチ付き引手の背面図である。
【図4】同引戸用ラッチ付き引手の分解斜視図である。
【図5】引戸の開閉に伴う同引戸用ラッチ付き引手の動
作を示す動作説明図である。
作を示す動作説明図である。
A 引戸用ラッチ付き引手 1 引戸 2 引戸戸当り 3 引戸戸当り側開口 5 保管庫ケース枠 6 ケース枠戸当り 7 ラッチ係止孔 10 引手本体 11 押ボタン用孔 12 ラッチ取付部 20 鎌状ラッチ 21 押ボタン当接部 22 係合軸 23 ピン取付部 27 鎌状係止部 30 押ボタン 32 取付部 40 スプリングピン 41 ねじりコイルスプリング
Claims (1)
- 【請求項1】 正面に押ボタン用孔を形成した引手本体
と、この引手本体の背後にバネを介在し垂直状に取り付
けられた枢軸によって枢着される鎌ラッチとからなり、 この鎌ラッチの一側には前記押ボタン用孔から引手本体
正面に突出状に設けられる押ボタンを有し、他側には引
戸戸当り側に形成した開口を貫通し、ケース枠戸当り側
に形成したラッチ係止孔に係脱可能な鎌状係止部を有
し、前記バネにより前記鎌ラッチの鎌状係止部を前記ラ
ッチ係止孔に係止する方向に付勢し、前記押ボタンを押
圧することにより前記鎌ラッチの鎌状係止部と前記ラッ
チ係止孔との係止が解除されてなることを特徴とする引
戸用ラッチ付き引手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18886395A JPH0932380A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | 引戸用ラッチ付き引手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18886395A JPH0932380A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | 引戸用ラッチ付き引手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0932380A true JPH0932380A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16231190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18886395A Pending JPH0932380A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | 引戸用ラッチ付き引手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0932380A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001262952A (ja) * | 2000-03-22 | 2001-09-26 | Fujisash Co | 嵌め殺し窓の換気装置 |
JP2010285852A (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-24 | Sun Wave Ind Co Ltd | スライド扉 |
CN112049529A (zh) * | 2020-08-18 | 2020-12-08 | 厦门富桂通科技有限公司 | 一种储物柜锁具 |
-
1995
- 1995-07-25 JP JP18886395A patent/JPH0932380A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001262952A (ja) * | 2000-03-22 | 2001-09-26 | Fujisash Co | 嵌め殺し窓の換気装置 |
JP2010285852A (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-24 | Sun Wave Ind Co Ltd | スライド扉 |
CN112049529A (zh) * | 2020-08-18 | 2020-12-08 | 厦门富桂通科技有限公司 | 一种储物柜锁具 |
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