JPH09320623A - 電気絶縁型継手 - Google Patents
電気絶縁型継手Info
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- JPH09320623A JPH09320623A JP8136903A JP13690396A JPH09320623A JP H09320623 A JPH09320623 A JP H09320623A JP 8136903 A JP8136903 A JP 8136903A JP 13690396 A JP13690396 A JP 13690396A JP H09320623 A JPH09320623 A JP H09320623A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 機械的な連結強度に優れ、冷却剤の漏洩噴出
を確実に防止可能な、信頼性の高い電気絶縁型継手を提
供する。 【解決手段】 内側の第1と第2のパイプ11,12
は、十分な距離を介して対向配置される。第1と第2の
パイプ11,12の各々には、端面11a,12aに向
かって、小径部、テーパ部20、大径端部が形成され
る。第1パイプ11の小径部の途中から第2パイプ12
の小径部の途中までを一括的に覆う第3パイプ13が、
スリーブ10を介して設けられ、その内周形状は第1と
第2のパイプ11,12の外周形状に適合する。第3パ
イプ13には、中央の大径部、両側のテーパ部、両側の
小径端部が形成される。スリーブ10の両側の小径端部
の各々は、第3パイプ13の両側の端面13a,13b
を越えて所定寸法だけ突出し、この突出部分は第1と第
2のパイプ11,12の小径部の外周面を覆う。
を確実に防止可能な、信頼性の高い電気絶縁型継手を提
供する。 【解決手段】 内側の第1と第2のパイプ11,12
は、十分な距離を介して対向配置される。第1と第2の
パイプ11,12の各々には、端面11a,12aに向
かって、小径部、テーパ部20、大径端部が形成され
る。第1パイプ11の小径部の途中から第2パイプ12
の小径部の途中までを一括的に覆う第3パイプ13が、
スリーブ10を介して設けられ、その内周形状は第1と
第2のパイプ11,12の外周形状に適合する。第3パ
イプ13には、中央の大径部、両側のテーパ部、両側の
小径端部が形成される。スリーブ10の両側の小径端部
の各々は、第3パイプ13の両側の端面13a,13b
を越えて所定寸法だけ突出し、この突出部分は第1と第
2のパイプ11,12の小径部の外周面を覆う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体管路を電気的
に絶縁して機械的に連結するための電気絶縁型継手に係
り、より詳細には、燃料電池スタック組立体の内部にお
ける流体の圧力による漏洩噴出を防止するための電気絶
縁型継手に関する。
に絶縁して機械的に連結するための電気絶縁型継手に係
り、より詳細には、燃料電池スタック組立体の内部にお
ける流体の圧力による漏洩噴出を防止するための電気絶
縁型継手に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池スタックは、複数の燃料電池を
相互に上下に積み重ね、この積み重ねた燃料電池を相互
に電気的に直列または並列に接続することにより形成さ
れるものであり、発電に使用される。この燃料電池スタ
ックによる発電は、水素濃度の高い燃料と酸化剤(代表
的には酸素が使用される)とを、電気化学的に反応させ
ることによって行うものである。
相互に上下に積み重ね、この積み重ねた燃料電池を相互
に電気的に直列または並列に接続することにより形成さ
れるものであり、発電に使用される。この燃料電池スタ
ックによる発電は、水素濃度の高い燃料と酸化剤(代表
的には酸素が使用される)とを、電気化学的に反応させ
ることによって行うものである。
【0003】このような燃料電池スタックを使用すれば
大きい電気出力を得ることができる。そして、この燃料
電池スタックを使用する発電においては、実施する圧力
を高くするほど、すなわち、使用する発電部、反応部、
および冷却剤等の圧力を高くするほど、発電の効率を向
上させることができる。このように加圧される燃料電池
スタックは、耐圧容器の中に収納される。
大きい電気出力を得ることができる。そして、この燃料
電池スタックを使用する発電においては、実施する圧力
を高くするほど、すなわち、使用する発電部、反応部、
および冷却剤等の圧力を高くするほど、発電の効率を向
上させることができる。このように加圧される燃料電池
スタックは、耐圧容器の中に収納される。
【0004】また、このような燃料電池スタックを作動
させるために使用する各種の流体、例えば、燃料、空
気、および全ての冷却剤は、燃料電池スタックの外部か
らこの燃料電池スタックの内部に供給しなければならな
い。代表的な場合には、マニホールドが使用され、この
マニホールドによって反応物および水等の冷却用流体が
燃料電池スタックの構成部材に供給される。すなわち、
反応物が燃料電池に供給されると共に、冷却用流体が冷
却板組立体に供給される。
させるために使用する各種の流体、例えば、燃料、空
気、および全ての冷却剤は、燃料電池スタックの外部か
らこの燃料電池スタックの内部に供給しなければならな
い。代表的な場合には、マニホールドが使用され、この
マニホールドによって反応物および水等の冷却用流体が
燃料電池スタックの構成部材に供給される。すなわち、
反応物が燃料電池に供給されると共に、冷却用流体が冷
却板組立体に供給される。
【0005】ところで、以上のようなマニホールドは、
発電部の側部に対し、当て金継手による接続、クランプ
接続、あるいはその他の方法で取り付けられる。この取
り付けにあたって、マニホールドは、必要に応じて、燃
料電池スタックの発電部に対して電気的に絶縁される。
また、マニホールドが冷却剤マニホールドである場合に
は、燃料電池スタックの一方の側部に供給用の冷却剤マ
ニホールドが設けられ、その燃料電池スタックの反対側
の側部に排出用の冷却剤マニホールドが設けられる。
発電部の側部に対し、当て金継手による接続、クランプ
接続、あるいはその他の方法で取り付けられる。この取
り付けにあたって、マニホールドは、必要に応じて、燃
料電池スタックの発電部に対して電気的に絶縁される。
また、マニホールドが冷却剤マニホールドである場合に
は、燃料電池スタックの一方の側部に供給用の冷却剤マ
ニホールドが設けられ、その燃料電池スタックの反対側
の側部に排出用の冷却剤マニホールドが設けられる。
【0006】一方、燃料電池スタックの冷却板組立体
は、燃料電池の全ての範囲にわたって分散配設され、1
つの冷却板組立体は、複数個の燃料電池セル集合体を冷
却する。そして、冷却剤マニホールドは電気的絶縁性を
有する継手によって各冷却板組立体に接続される。これ
は、冷却板組立体の電荷を冷却剤マニホールドに伝達さ
せないためである。これらの冷却剤マニホールドには、
それぞれ複数の筒状ニップルが取り付けられ、この複数
のニップルは各冷却板組立体に対して1つずつ設けられ
ている。また、各冷却板組立体には、冷却剤マニホール
ドのニップルに対応する筒状ニップルが取り付けられて
いる。
は、燃料電池の全ての範囲にわたって分散配設され、1
つの冷却板組立体は、複数個の燃料電池セル集合体を冷
却する。そして、冷却剤マニホールドは電気的絶縁性を
有する継手によって各冷却板組立体に接続される。これ
は、冷却板組立体の電荷を冷却剤マニホールドに伝達さ
せないためである。これらの冷却剤マニホールドには、
それぞれ複数の筒状ニップルが取り付けられ、この複数
のニップルは各冷却板組立体に対して1つずつ設けられ
ている。また、各冷却板組立体には、冷却剤マニホール
ドのニップルに対応する筒状ニップルが取り付けられて
いる。
【0007】この各冷却板組立体と冷却剤マニホールド
の対応するニップル間は、スリーブまたはホースによっ
て連結されている。このスリーブまたはホースは、PT
FE等の絶縁材料で作られている。このような連結構造
は、例えば、米国特許出願第932,849号(出願日
は1986年11月20日、出願人はテーラー他)に記
載されている。この場合、マニホールドと冷却板とを接
続している通路は比較的小径であり、その直径は約8〜
15mm程度である。そして、このような小径の通路に
おいては、加圧された冷却剤の漏洩噴出を防止するのに
十分な強度を容易に確保することができる。このような
小径の通路において、絶縁材料であるスリーブまたはホ
ースに加えられる圧力は、代表的な場合には、約10〜
25kg/cm2 程度である。なお、この場合の絶縁材
料の温度は約170℃ないし210℃程度に達する。ま
た、このようなスリーブまたはホースと冷却板およびマ
ニホールドとの間で絶縁可能な電圧は約500V以下で
ある。
の対応するニップル間は、スリーブまたはホースによっ
て連結されている。このスリーブまたはホースは、PT
FE等の絶縁材料で作られている。このような連結構造
は、例えば、米国特許出願第932,849号(出願日
は1986年11月20日、出願人はテーラー他)に記
載されている。この場合、マニホールドと冷却板とを接
続している通路は比較的小径であり、その直径は約8〜
15mm程度である。そして、このような小径の通路に
おいては、加圧された冷却剤の漏洩噴出を防止するのに
十分な強度を容易に確保することができる。このような
小径の通路において、絶縁材料であるスリーブまたはホ
ースに加えられる圧力は、代表的な場合には、約10〜
25kg/cm2 程度である。なお、この場合の絶縁材
料の温度は約170℃ないし210℃程度に達する。ま
た、このようなスリーブまたはホースと冷却板およびマ
ニホールドとの間で絶縁可能な電圧は約500V以下で
ある。
【0008】一方、多数の燃料電池スタックを使用して
大電力発電を行う場合には、使用されている全ての燃料
電池スタックを冷却するために、燃料電池スタックの外
部から冷却剤を導入し、この冷却剤を使用されている全
ての燃料電池スタックに循環させることになる。このよ
うな多数の燃料電池スタックの冷却を行う場合には、冷
却水等の冷却剤を、各燃料電池スタックの耐圧容器の外
側に取り付けられた冷却剤供給管を介して各燃料電池ス
タックの耐圧容器の中に送り込み、各燃料電池スタック
の耐圧容器内で流す。このように各燃料電池スタックの
耐圧容器内を流れた冷却剤は、冷却剤供給管と同様に耐
圧容器の外側に取り付けられた冷却剤排出管を介して外
部に排出される。
大電力発電を行う場合には、使用されている全ての燃料
電池スタックを冷却するために、燃料電池スタックの外
部から冷却剤を導入し、この冷却剤を使用されている全
ての燃料電池スタックに循環させることになる。このよ
うな多数の燃料電池スタックの冷却を行う場合には、冷
却水等の冷却剤を、各燃料電池スタックの耐圧容器の外
側に取り付けられた冷却剤供給管を介して各燃料電池ス
タックの耐圧容器の中に送り込み、各燃料電池スタック
の耐圧容器内で流す。このように各燃料電池スタックの
耐圧容器内を流れた冷却剤は、冷却剤供給管と同様に耐
圧容器の外側に取り付けられた冷却剤排出管を介して外
部に排出される。
【0009】また、このように、多数の燃料電池スタッ
クを使用した発電部において、供給用の冷却剤マニホー
ルドおよび排出用の冷却剤マニホールドは、各燃料電池
スタックの各耐圧容器内の内部に配設されている。そし
て、外部の冷却剤供給管または冷却剤排出管と耐圧容器
内の冷却剤マニホールドとの接続は、耐圧容器を貫通す
る管路と、マニホールド側の管路によって行われてい
る。
クを使用した発電部において、供給用の冷却剤マニホー
ルドおよび排出用の冷却剤マニホールドは、各燃料電池
スタックの各耐圧容器内の内部に配設されている。そし
て、外部の冷却剤供給管または冷却剤排出管と耐圧容器
内の冷却剤マニホールドとの接続は、耐圧容器を貫通す
る管路と、マニホールド側の管路によって行われてい
る。
【0010】図8および図9は、このような耐圧容器を
貫通する貫通形冷却剤パイプ1とマニホールド側のU字
形冷却剤パイプ2、および冷却剤マニホールド3を示す
図であり、図中4は、冷却剤マニホールド3のニップル
である。また、貫通形冷却剤パイプ1とU字形冷却剤パ
イプ2間は、ホース5(図8)または電気絶縁型継手6
(図9)によって電気的に絶縁されかつ機械的に連結さ
れている。
貫通する貫通形冷却剤パイプ1とマニホールド側のU字
形冷却剤パイプ2、および冷却剤マニホールド3を示す
図であり、図中4は、冷却剤マニホールド3のニップル
である。また、貫通形冷却剤パイプ1とU字形冷却剤パ
イプ2間は、ホース5(図8)または電気絶縁型継手6
(図9)によって電気的に絶縁されかつ機械的に連結さ
れている。
【0011】すなわち、図8に示すように、貫通形冷却
剤パイプ1とU字形冷却剤パイプ2の径がほぼ等しい場
合には、この間の連結は典型的にホース5によって行わ
れている。この場合、ホース5の両端は、貫通形冷却剤
パイプ1とU字形冷却剤パイプ2の各端部にクランプ等
によってそれぞれ固定されている。
剤パイプ1とU字形冷却剤パイプ2の径がほぼ等しい場
合には、この間の連結は典型的にホース5によって行わ
れている。この場合、ホース5の両端は、貫通形冷却剤
パイプ1とU字形冷却剤パイプ2の各端部にクランプ等
によってそれぞれ固定されている。
【0012】また、図9に示すように、貫通形冷却剤パ
イプ1の外径が、U字管路2の内径よりも小さい場合に
は、冷却剤パイプ1,2間の連結は典型的に電気絶縁型
継手6によって行われている。この電気絶縁型継手6
は、第1パイプ11と第2パイプ12とを内外に配置
し、この内外の第1と第2のパイプ11,12の間に電
気絶縁性を有するスリーブ10を挟み込み、入れ子式に
結合することによって形成されている。なお、この図9
においては、一例として、第1パイプ11が貫通形冷却
剤パイプ1として形成され、かつ、第2パイプ12がU
字形冷却剤パイプ2の一部として形成された場合を示し
ているが、第1パイプ11と第1パイプ12の一方、あ
るいは両方が、これらの冷却剤パイプ1,2と別部材と
して設けられる場合もある。
イプ1の外径が、U字管路2の内径よりも小さい場合に
は、冷却剤パイプ1,2間の連結は典型的に電気絶縁型
継手6によって行われている。この電気絶縁型継手6
は、第1パイプ11と第2パイプ12とを内外に配置
し、この内外の第1と第2のパイプ11,12の間に電
気絶縁性を有するスリーブ10を挟み込み、入れ子式に
結合することによって形成されている。なお、この図9
においては、一例として、第1パイプ11が貫通形冷却
剤パイプ1として形成され、かつ、第2パイプ12がU
字形冷却剤パイプ2の一部として形成された場合を示し
ているが、第1パイプ11と第1パイプ12の一方、あ
るいは両方が、これらの冷却剤パイプ1,2と別部材と
して設けられる場合もある。
【0013】そして、供給側においては、図8および図
9の矢印Aに示すように、外部の供給用冷却剤パイプか
らの冷却剤が、貫通形冷却剤パイプ1によって耐圧容器
内に供給され、この貫通形冷却剤パイプ1からホース5
または電気絶縁型継手6、およびU字形冷却剤パイプ2
を介して冷却剤マニホールド3に導かれ、この冷却剤マ
ニホールド3から、ニップル4を介して燃料電池スタッ
クの各冷却板組立体に供給される。また、排出側におい
ては、供給側と逆に、燃料電池スタックの各冷却板組立
体からの冷却剤が、ニップル4を介して冷却剤マニホー
ルド3に排出され、この冷却剤マニホールド3から、U
字形冷却剤パイプ2、およびホースまたは継手6を介し
て貫通形冷却剤パイプ1に導かれ、この貫通形冷却剤パ
イプ1によって外部の排出用冷却剤パイプに排出され
る。
9の矢印Aに示すように、外部の供給用冷却剤パイプか
らの冷却剤が、貫通形冷却剤パイプ1によって耐圧容器
内に供給され、この貫通形冷却剤パイプ1からホース5
または電気絶縁型継手6、およびU字形冷却剤パイプ2
を介して冷却剤マニホールド3に導かれ、この冷却剤マ
ニホールド3から、ニップル4を介して燃料電池スタッ
クの各冷却板組立体に供給される。また、排出側におい
ては、供給側と逆に、燃料電池スタックの各冷却板組立
体からの冷却剤が、ニップル4を介して冷却剤マニホー
ルド3に排出され、この冷却剤マニホールド3から、U
字形冷却剤パイプ2、およびホースまたは継手6を介し
て貫通形冷却剤パイプ1に導かれ、この貫通形冷却剤パ
イプ1によって外部の排出用冷却剤パイプに排出され
る。
【0014】また、図8および図9に示す構成におい
て、冷却剤マニホールド3と外部の冷却剤パイプを接続
する貫通形冷却剤パイプ1やU字形冷却剤パイプ2の直
径は、具体的には約40〜80mm程度である。また、
図8に示すように、パイプ1,2の連結に使用されるホ
ース5は、例えば、長さが約600mm程度、内径が約
50mm程度である。
て、冷却剤マニホールド3と外部の冷却剤パイプを接続
する貫通形冷却剤パイプ1やU字形冷却剤パイプ2の直
径は、具体的には約40〜80mm程度である。また、
図8に示すように、パイプ1,2の連結に使用されるホ
ース5は、例えば、長さが約600mm程度、内径が約
50mm程度である。
【0015】さらに、図9に示す電気絶縁型継手6の形
成は、例えば、図10〜図12に示すようにして行われ
る。すなわち、図10に示すように、まず、第1パイプ
11と、この第1パイプ11の外径にほぼ等しい内径を
有するスリーブ10、および、このスリーブ10の外径
よりも大きな内径を有する大径の第2パイプ12を用意
する。そして、図11に示すように、第1パイプ11の
端面11a側から、スリーブ10の一方の端面10a側
の部分をこの第1パイプ11の外周に被せ、この第1パ
イプ11とスリーブ10とが所定寸法だけ重なり合うよ
うにする。続いて、この第1パイプ11とスリーブ10
との重なり部分の中央部にテーパ部20を形成するよう
にして、この部分から第1パイプ11の端面11aに至
る部分の径を拡大加工する。すなわち、スリーブ10の
中央部の第1パイプ11側の外径が、第2パイプ13の
内径とほぼ等しくなるようにしてスリーブ10と第1パ
イプ11を拡大加工する。
成は、例えば、図10〜図12に示すようにして行われ
る。すなわち、図10に示すように、まず、第1パイプ
11と、この第1パイプ11の外径にほぼ等しい内径を
有するスリーブ10、および、このスリーブ10の外径
よりも大きな内径を有する大径の第2パイプ12を用意
する。そして、図11に示すように、第1パイプ11の
端面11a側から、スリーブ10の一方の端面10a側
の部分をこの第1パイプ11の外周に被せ、この第1パ
イプ11とスリーブ10とが所定寸法だけ重なり合うよ
うにする。続いて、この第1パイプ11とスリーブ10
との重なり部分の中央部にテーパ部20を形成するよう
にして、この部分から第1パイプ11の端面11aに至
る部分の径を拡大加工する。すなわち、スリーブ10の
中央部の第1パイプ11側の外径が、第2パイプ13の
内径とほぼ等しくなるようにしてスリーブ10と第1パ
イプ11を拡大加工する。
【0016】この後、図12に示すように、スリーブ1
0の他方の端面10b側から、第2パイプ12の端面1
2a側の部分をこのスリーブ10の外周に被せ、この第
2パイプ12の端面12aからスリーブ10の端面10
a側の部分が所定寸法だけ突出するようにする。続い
て、この第2パイプ12における端面12a側の一部
を、第1パイプ11とスリーブ10との重なり部分の形
状に合わせて絞り加工する。すなわち、第2パイプ12
の端面12a側の内径がスリーブ10の小径部の外径と
ほぼ等しくなり、かつ、第2パイプ12におけるスリー
ブ10と第1パイプ11のテーパ部20に重なる部分が
このテーパ部20と整合するテーパ部20を形成するよ
うにして第2パイプ12を絞り加工する。この結果、第
1パイプ11、スリーブ10、および第2パイプ12か
らなる3層のテーパ部20が形成される。
0の他方の端面10b側から、第2パイプ12の端面1
2a側の部分をこのスリーブ10の外周に被せ、この第
2パイプ12の端面12aからスリーブ10の端面10
a側の部分が所定寸法だけ突出するようにする。続い
て、この第2パイプ12における端面12a側の一部
を、第1パイプ11とスリーブ10との重なり部分の形
状に合わせて絞り加工する。すなわち、第2パイプ12
の端面12a側の内径がスリーブ10の小径部の外径と
ほぼ等しくなり、かつ、第2パイプ12におけるスリー
ブ10と第1パイプ11のテーパ部20に重なる部分が
このテーパ部20と整合するテーパ部20を形成するよ
うにして第2パイプ12を絞り加工する。この結果、第
1パイプ11、スリーブ10、および第2パイプ12か
らなる3層のテーパ部20が形成される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、冷却剤マニホールド3を外部の冷却剤供給管また
は冷却剤排出管に接続する貫通形冷却剤パイプ1やU字
形冷却剤パイプ2の直径は、約8〜15mm程度の直径
を有するニップル4に比べて、約40〜80mm程度と
大きい。この場合、燃料電池スタックの耐圧容器の外に
設置されている給水装置は、発電施設の発電部の全ての
燃料電池スタックの燃料電池に作用するから、貫通形冷
却剤パイプ1とU字形冷却剤パイプ2との間には、燃料
電池スタックを直列に接続した構造の発電部の高い電
圧、例えば3000V程度まで高い電圧を絶縁できる連
結構造が要求される。また、このような冷却剤パイプ
1,2間の連結構造において、仮に冷却剤が漏洩噴出し
た場合には、それに起因して漏電または短絡事故が発生
する可能性があるが、そのような不都合な事態の発生を
防止することも要求される。
うに、冷却剤マニホールド3を外部の冷却剤供給管また
は冷却剤排出管に接続する貫通形冷却剤パイプ1やU字
形冷却剤パイプ2の直径は、約8〜15mm程度の直径
を有するニップル4に比べて、約40〜80mm程度と
大きい。この場合、燃料電池スタックの耐圧容器の外に
設置されている給水装置は、発電施設の発電部の全ての
燃料電池スタックの燃料電池に作用するから、貫通形冷
却剤パイプ1とU字形冷却剤パイプ2との間には、燃料
電池スタックを直列に接続した構造の発電部の高い電
圧、例えば3000V程度まで高い電圧を絶縁できる連
結構造が要求される。また、このような冷却剤パイプ
1,2間の連結構造において、仮に冷却剤が漏洩噴出し
た場合には、それに起因して漏電または短絡事故が発生
する可能性があるが、そのような不都合な事態の発生を
防止することも要求される。
【0018】しかしながら、図8および図9に示したよ
うな従来のホース5や電気絶縁型継手6は、このような
冷却剤パイプ1,2間の連結構造に係る要求を十分に満
足するものではなく、次のような問題点を有している。
うな従来のホース5や電気絶縁型継手6は、このような
冷却剤パイプ1,2間の連結構造に係る要求を十分に満
足するものではなく、次のような問題点を有している。
【0019】まず、図8に示すような従来のホース5
は、その両端で冷却剤パイプ1,2の端部にクランプ等
によってそれぞれ固定されているが、ホース5本体自身
の強度には限界があるため、通常は、網目状に織られた
非導電材料によって補強しなければならない。このこと
は、冷却剤パイプ間の連結構造を複雑化させ、製造を困
難にする。
は、その両端で冷却剤パイプ1,2の端部にクランプ等
によってそれぞれ固定されているが、ホース5本体自身
の強度には限界があるため、通常は、網目状に織られた
非導電材料によって補強しなければならない。このこと
は、冷却剤パイプ間の連結構造を複雑化させ、製造を困
難にする。
【0020】また、前述したように、3000Vの高電
圧を絶縁するために、約40〜80mm程度のパイプ
1,2をホース5で連結した場合には、たとえこのホー
ス5が網目状の非導電材料で補強されていたとしても、
燃料電池列の周囲の高い温度と高い圧力の相乗効果によ
って、ホース5が破損する可能性がある。そして、複数
の燃料電池スタックを使用した構成において、このよう
な連結用のホース5が1つでも破損することは極めて不
都合であるため、そのような可能性がある場合には、全
ての燃料電池スタックの連結用ホースの定格流量を大き
くしなければならない。このことも、冷却剤パイプ間の
連結構造を複雑化させ、製造を困難にする。
圧を絶縁するために、約40〜80mm程度のパイプ
1,2をホース5で連結した場合には、たとえこのホー
ス5が網目状の非導電材料で補強されていたとしても、
燃料電池列の周囲の高い温度と高い圧力の相乗効果によ
って、ホース5が破損する可能性がある。そして、複数
の燃料電池スタックを使用した構成において、このよう
な連結用のホース5が1つでも破損することは極めて不
都合であるため、そのような可能性がある場合には、全
ての燃料電池スタックの連結用ホースの定格流量を大き
くしなければならない。このことも、冷却剤パイプ間の
連結構造を複雑化させ、製造を困難にする。
【0021】一方、図9に示すような従来の電気絶縁型
継手6は、前述したように、内外に配置した第1と第2
のパイプ11,12の間に、電気絶縁性を有するスリー
ブ10を挟み込み、入れ子式に結合した構造を有してい
る。しかし、このような構造の電気絶縁型継手6では、
特に、図12に示すように、外側の第2パイプ12とス
リーブ10との間の部分は、冷却剤の流れ方向に拘ら
ず、燃料電池列の周囲の高い温度と冷却剤の高い圧力の
相乗効果を受け易いため、図12の矢印Bに示すよう
に、この部分から冷却剤が漏洩噴出する可能性がある。
さらに、この部分において、過度の温度と圧力が加わっ
た場合には、抜け方向に相対移動を生じる可能性があ
る。そして、このようにパイプとスリーブとの間で相対
移動を生じた場合には、この部分から冷却剤が漏洩噴出
する可能性があるばかりでなく、配管の再組立を行わな
ければならない。
継手6は、前述したように、内外に配置した第1と第2
のパイプ11,12の間に、電気絶縁性を有するスリー
ブ10を挟み込み、入れ子式に結合した構造を有してい
る。しかし、このような構造の電気絶縁型継手6では、
特に、図12に示すように、外側の第2パイプ12とス
リーブ10との間の部分は、冷却剤の流れ方向に拘ら
ず、燃料電池列の周囲の高い温度と冷却剤の高い圧力の
相乗効果を受け易いため、図12の矢印Bに示すよう
に、この部分から冷却剤が漏洩噴出する可能性がある。
さらに、この部分において、過度の温度と圧力が加わっ
た場合には、抜け方向に相対移動を生じる可能性があ
る。そして、このようにパイプとスリーブとの間で相対
移動を生じた場合には、この部分から冷却剤が漏洩噴出
する可能性があるばかりでなく、配管の再組立を行わな
ければならない。
【0022】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
複数の燃料電池スタックを使用した発電部の耐圧容器の
内部で冷却剤パイプ間を電気的に絶縁しかつ機械的に連
結するための電気絶縁型継手において、機械的な連結強
度に優れ、冷却剤の漏洩噴出を確実に防止可能であり、
信頼性が高く、しかも、構造が簡単であり、製造も容易
な、実用性の高い電気絶縁型継手を提供することであ
る。また、本発明の別の目的は、耐熱性能、耐電圧性
能、および耐圧性能に優れた電気絶縁型継手を提供する
ことである。
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
複数の燃料電池スタックを使用した発電部の耐圧容器の
内部で冷却剤パイプ間を電気的に絶縁しかつ機械的に連
結するための電気絶縁型継手において、機械的な連結強
度に優れ、冷却剤の漏洩噴出を確実に防止可能であり、
信頼性が高く、しかも、構造が簡単であり、製造も容易
な、実用性の高い電気絶縁型継手を提供することであ
る。また、本発明の別の目的は、耐熱性能、耐電圧性
能、および耐圧性能に優れた電気絶縁型継手を提供する
ことである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、筒状の第1管路と筒状の第2管路を、電気絶縁材料
製の筒状のスリーブを介して電気的に絶縁しかつ機械的
に連結する電気絶縁型継手において、次のような構成を
有することを特徴としている。
は、筒状の第1管路と筒状の第2管路を、電気絶縁材料
製の筒状のスリーブを介して電気的に絶縁しかつ機械的
に連結する電気絶縁型継手において、次のような構成を
有することを特徴としている。
【0024】まず、第1と第2の管路は、その各一方の
端面が電気絶縁に十分な距離を介して互いに対向するよ
うにして配置される。そして、第1と第2の管路の各々
には、その前記対向端面と反対側からこの対向端面に向
かって、小径部、テーパ部、および大径端部が連続的に
形成され、第1管路の前記大径端部と第2管路の前記大
径端部は、互いにほぼ等しい外径を有する。
端面が電気絶縁に十分な距離を介して互いに対向するよ
うにして配置される。そして、第1と第2の管路の各々
には、その前記対向端面と反対側からこの対向端面に向
かって、小径部、テーパ部、および大径端部が連続的に
形成され、第1管路の前記大径端部と第2管路の前記大
径端部は、互いにほぼ等しい外径を有する。
【0025】また、第1管路の前記小径部の途中から第
2管路の前記小径部の途中までに至る部分の外周面を一
括的に覆う筒状の第3管路が設けられる。この第3管路
には、この第3管路の内周形状が第1と第2の管路の外
周形状に適合するようにして、第1と第2の管路の各前
記大径端部に重なる中央の大径部、第1と第2の管路の
各前記テーパ部に重なる両側のテーパ部、および第1と
第2の管路の各前記小径部に重なる両側の小径端部が連
続的に形成される。
2管路の前記小径部の途中までに至る部分の外周面を一
括的に覆う筒状の第3管路が設けられる。この第3管路
には、この第3管路の内周形状が第1と第2の管路の外
周形状に適合するようにして、第1と第2の管路の各前
記大径端部に重なる中央の大径部、第1と第2の管路の
各前記テーパ部に重なる両側のテーパ部、および第1と
第2の管路の各前記小径部に重なる両側の小径端部が連
続的に形成される。
【0026】一方、スリーブは、第1と第2の管路と、
第3管路との間に挟み込まれるようにして配置される。
このスリーブには、このスリーブの形状が第1と第2の
管路の外周形状および前記第3管路の内周形状に適合す
るようにして、第1と第2の管路の各前記大径端部と第
3管路の前記大径部との間に挟まれる中央の大径部、第
1と第2の管路の各前記テーパ部と第3管路の各前記テ
ーパ部との間に挟まれる両側のテーパ部、および第1と
第2の管路の各前記小径部と第3管路の各前記小径端部
との間に挟まれる両側の小径端部が連続的に形成され
る。そして、スリーブの前記両側の小径端部の各々は、
第3管路の対応する各前記小径端部の端面を越えて突出
し、この突出部分が第1と第2の管路の各前記小径部の
外周面を覆うように構成される。
第3管路との間に挟み込まれるようにして配置される。
このスリーブには、このスリーブの形状が第1と第2の
管路の外周形状および前記第3管路の内周形状に適合す
るようにして、第1と第2の管路の各前記大径端部と第
3管路の前記大径部との間に挟まれる中央の大径部、第
1と第2の管路の各前記テーパ部と第3管路の各前記テ
ーパ部との間に挟まれる両側のテーパ部、および第1と
第2の管路の各前記小径部と第3管路の各前記小径端部
との間に挟まれる両側の小径端部が連続的に形成され
る。そして、スリーブの前記両側の小径端部の各々は、
第3管路の対応する各前記小径端部の端面を越えて突出
し、この突出部分が第1と第2の管路の各前記小径部の
外周面を覆うように構成される。
【0027】すなわち、請求項1に記載の発明による電
気絶縁型継手は、内側の2本のパイプ(第1と第2の管
路)に各1つのテーパ部を設けて内側のパイプ全体で一
対のテーパ部を形成すると共に、外側の1本のパイプ
(第3管路)に一対のテーパ部を設け、この3本のパイ
プ(第1〜第3の管路)を入れ子式にして結合したもの
であり、継手全体として一対のテーパ部を有するもので
ある。そして、電気絶縁材料製のスリーブを、内側の2
本のパイプ(第1と第2の管路)と外側の1本のパイプ
(第3管路)との間に挟み、このスリーブの両側の端部
が、外側のパイプの両側の端面を越えて突出するように
構成している。
気絶縁型継手は、内側の2本のパイプ(第1と第2の管
路)に各1つのテーパ部を設けて内側のパイプ全体で一
対のテーパ部を形成すると共に、外側の1本のパイプ
(第3管路)に一対のテーパ部を設け、この3本のパイ
プ(第1〜第3の管路)を入れ子式にして結合したもの
であり、継手全体として一対のテーパ部を有するもので
ある。そして、電気絶縁材料製のスリーブを、内側の2
本のパイプ(第1と第2の管路)と外側の1本のパイプ
(第3管路)との間に挟み、このスリーブの両側の端部
が、外側のパイプの両側の端面を越えて突出するように
構成している。
【0028】このような構成を有することにより、外側
のパイプ内に内側の2本のパイプの端部を収納できるた
め、内側のパイプの端部を保護し、その屈曲を防止する
ことができる。また、スリーブの両側の端部によって外
側のパイプの両側の端部を支持できるため、外側のパイ
プの両端部を保護し、その屈曲を防止することができ
る。
のパイプ内に内側の2本のパイプの端部を収納できるた
め、内側のパイプの端部を保護し、その屈曲を防止する
ことができる。また、スリーブの両側の端部によって外
側のパイプの両側の端部を支持できるため、外側のパイ
プの両端部を保護し、その屈曲を防止することができ
る。
【0029】一方、このように、3本のパイプを一対の
テーパ部を有するようにして入れ子式に結合した本発明
の電気絶縁型継手においては、内側の2本のパイプを一
括的に覆うスリーブが、外側のパイプの両端部よりも突
出するようにして設けられているため、図12に示した
従来の電気絶縁型継手に存在していたような、外側のパ
イプとスリーブとの間の漏洩経路がない。また、この電
気絶縁型継手の内部を流れる冷却剤の圧力は、一対のテ
ーパ部を外側方向に押圧するように作用するが、この押
圧力によって、内外のパイプ間を強制的に結合させるよ
うな軸線方向の分力が作用するため、機械的な結合強度
を向上できる。このように、本発明においては、冷却剤
の漏洩経路がなく、また、機械的な結合強度を向上でき
ることから、冷却剤の漏洩噴出を容易かつ確実に防止で
きると共に、冷却剤の圧力に起因する破損を防止するこ
とができる。
テーパ部を有するようにして入れ子式に結合した本発明
の電気絶縁型継手においては、内側の2本のパイプを一
括的に覆うスリーブが、外側のパイプの両端部よりも突
出するようにして設けられているため、図12に示した
従来の電気絶縁型継手に存在していたような、外側のパ
イプとスリーブとの間の漏洩経路がない。また、この電
気絶縁型継手の内部を流れる冷却剤の圧力は、一対のテ
ーパ部を外側方向に押圧するように作用するが、この押
圧力によって、内外のパイプ間を強制的に結合させるよ
うな軸線方向の分力が作用するため、機械的な結合強度
を向上できる。このように、本発明においては、冷却剤
の漏洩経路がなく、また、機械的な結合強度を向上でき
ることから、冷却剤の漏洩噴出を容易かつ確実に防止で
きると共に、冷却剤の圧力に起因する破損を防止するこ
とができる。
【0030】請求項2に記載の発明は、筒状の第1管路
と筒状の第2管路を、電気絶縁材料製の筒状のスリーブ
を介して電気的に絶縁しかつ機械的に連結する電気絶縁
型継手において、次のような構成を有することを特徴と
している。
と筒状の第2管路を、電気絶縁材料製の筒状のスリーブ
を介して電気的に絶縁しかつ機械的に連結する電気絶縁
型継手において、次のような構成を有することを特徴と
している。
【0031】まず、第1と第2の管路は、互いに逆向き
の端面を含む部分が内外に重なるようにして配置され
る。そして、第1管路には、その前記端面と反対側から
この端面に向かって、大径部、くびれ部、および大径端
部が連続的に形成され、前記くびれ部は、一対のテーパ
部とその間の小径部から形成される。また、第2管路に
は、この第2管路の内周形状が第1管路の外周形状に適
合するようにして、第1管路の前記大径端部に重なる大
径部、第1管路の前記くびれ部に重なるくびれ部、およ
び第1管路の前記大径部に重なる大径端部が連続的に形
成される。
の端面を含む部分が内外に重なるようにして配置され
る。そして、第1管路には、その前記端面と反対側から
この端面に向かって、大径部、くびれ部、および大径端
部が連続的に形成され、前記くびれ部は、一対のテーパ
部とその間の小径部から形成される。また、第2管路に
は、この第2管路の内周形状が第1管路の外周形状に適
合するようにして、第1管路の前記大径端部に重なる大
径部、第1管路の前記くびれ部に重なるくびれ部、およ
び第1管路の前記大径部に重なる大径端部が連続的に形
成される。
【0032】一方、スリーブは、第1と第2の管路の間
に挟み込まれるようにして配置される。このスリーブに
は、このスリーブの形状が第1管路の外周形状および第
2管路の内周形状に適合するようにして、第1と第2の
管路の各前記くびれ部間に挟まれる中央のくびれ部と、
第1と第2の管路の各前記大径部と各前記大径端部との
間にそれぞれ挟まれる両側の大径端部が連続的に形成さ
れる。そして、スリーブの前記両側の大径端部のうち、
第1管路の前記大径部と第2管路の前記大径端部との間
に挟まれる大径端部は、第2管路の前記端面を越えて突
出し、この突出部分が第1管路の前記大径部の外周面を
覆うように構成される。
に挟み込まれるようにして配置される。このスリーブに
は、このスリーブの形状が第1管路の外周形状および第
2管路の内周形状に適合するようにして、第1と第2の
管路の各前記くびれ部間に挟まれる中央のくびれ部と、
第1と第2の管路の各前記大径部と各前記大径端部との
間にそれぞれ挟まれる両側の大径端部が連続的に形成さ
れる。そして、スリーブの前記両側の大径端部のうち、
第1管路の前記大径部と第2管路の前記大径端部との間
に挟まれる大径端部は、第2管路の前記端面を越えて突
出し、この突出部分が第1管路の前記大径部の外周面を
覆うように構成される。
【0033】すなわち、請求項2に記載の発明による電
気絶縁型継手は、内外の2本のパイプ(第1と第2の管
路)にそれぞれ1つのくびれ部を設けてこのくびれ部を
重ね合わせて入れ子式に結合したものであり、継手全体
として一対のテーパ部を有するものである。そして、電
気絶縁材料製のスリーブを、内側のパイプ(第1管路)
と外側のパイプ(第2管路)との間に挟み、このスリー
ブの一方の端部が、外側のパイプの端面を越えて突出す
るように構成している。
気絶縁型継手は、内外の2本のパイプ(第1と第2の管
路)にそれぞれ1つのくびれ部を設けてこのくびれ部を
重ね合わせて入れ子式に結合したものであり、継手全体
として一対のテーパ部を有するものである。そして、電
気絶縁材料製のスリーブを、内側のパイプ(第1管路)
と外側のパイプ(第2管路)との間に挟み、このスリー
ブの一方の端部が、外側のパイプの端面を越えて突出す
るように構成している。
【0034】このような構成を有することにより、外側
のパイプ内に内側のパイプの端部を収納できるため、内
側のパイプの端部を保護し、その屈曲を防止することが
できる。また、スリーブの一方の端部によって外側のパ
イプの端部を支持できるため、外側の端部を保護し、そ
の屈曲を防止することができる。
のパイプ内に内側のパイプの端部を収納できるため、内
側のパイプの端部を保護し、その屈曲を防止することが
できる。また、スリーブの一方の端部によって外側のパ
イプの端部を支持できるため、外側の端部を保護し、そ
の屈曲を防止することができる。
【0035】一方、このようにくびれ部を有する本発明
の電気絶縁型継手は、図12に示した従来の電気絶縁型
継手よりテーパ部が増えており、内外のパイプの結合部
に一対のテーパ部を有している。そのため、この電気絶
縁型継手の内部を流れる冷却剤の圧力が、この一対のテ
ーパ部を外側方向に押圧すると、この押圧力によって、
内外のパイプ間を強制的に結合させるような軸線方向の
分力が作用し、機械的な結合強度を向上できる。特に、
本発明においては、内外のパイプの各々が、いずれも一
対のテーパ部で結合されることになるため、機械的な結
合強度を十分に向上できる。
の電気絶縁型継手は、図12に示した従来の電気絶縁型
継手よりテーパ部が増えており、内外のパイプの結合部
に一対のテーパ部を有している。そのため、この電気絶
縁型継手の内部を流れる冷却剤の圧力が、この一対のテ
ーパ部を外側方向に押圧すると、この押圧力によって、
内外のパイプ間を強制的に結合させるような軸線方向の
分力が作用し、機械的な結合強度を向上できる。特に、
本発明においては、内外のパイプの各々が、いずれも一
対のテーパ部で結合されることになるため、機械的な結
合強度を十分に向上できる。
【0036】以上のように、本発明においては、機械的
な結合強度を十分に向上できることから、結合部の気密
性を十分に向上し、冷却剤の漏洩噴出を容易かつ確実に
防止できると共に、冷却剤の圧力に起因する破損を十分
に防止することができる。
な結合強度を十分に向上できることから、結合部の気密
性を十分に向上し、冷却剤の漏洩噴出を容易かつ確実に
防止できると共に、冷却剤の圧力に起因する破損を十分
に防止することができる。
【0037】請求項3に記載の発明は、筒状の第1管路
と筒状の第2管路を、電気絶縁材料製の筒状のスリーブ
を介して電気的に絶縁しかつ機械的に連結する電気絶縁
型継手において、次のような構成を有することを特徴と
している。
と筒状の第2管路を、電気絶縁材料製の筒状のスリーブ
を介して電気的に絶縁しかつ機械的に連結する電気絶縁
型継手において、次のような構成を有することを特徴と
している。
【0038】まず、第1と第2の管路は、その各一方の
端面が電気絶縁に十分な距離を介して互いに対向するよ
うにして配置される。そして、第1と第2の管路の各々
には、その前記端面と反対側からこの対向端面に向かっ
て、大径部、くびれ部、および大径端部がそれぞれ連続
的に形成され、前記くびれ部は、一対のテーパ部とその
間の小径部から形成される。ここで、第1管路の前記大
径端部と第2管路の前記大径端部は、互いにほぼ等しい
外径を有する。
端面が電気絶縁に十分な距離を介して互いに対向するよ
うにして配置される。そして、第1と第2の管路の各々
には、その前記端面と反対側からこの対向端面に向かっ
て、大径部、くびれ部、および大径端部がそれぞれ連続
的に形成され、前記くびれ部は、一対のテーパ部とその
間の小径部から形成される。ここで、第1管路の前記大
径端部と第2管路の前記大径端部は、互いにほぼ等しい
外径を有する。
【0039】また、第1管路の前記大径基部の途中から
第2管路の前記大径基部の途中までに至る部分の外周面
を一括的に覆う筒状の第3管路が設けられる。この第3
管路には、この第3管路の内周形状が第1と第2の管路
の外周形状に適合するようにして、第1と第2の管路の
各前記大径端部に重なる中央の大径部、第1と第2の管
路の各前記くびれ部に重なる両側のくびれ部、および前
記第1と第2の管路の各前記小径部に重なる両側の小径
端部が連続的に形成される。
第2管路の前記大径基部の途中までに至る部分の外周面
を一括的に覆う筒状の第3管路が設けられる。この第3
管路には、この第3管路の内周形状が第1と第2の管路
の外周形状に適合するようにして、第1と第2の管路の
各前記大径端部に重なる中央の大径部、第1と第2の管
路の各前記くびれ部に重なる両側のくびれ部、および前
記第1と第2の管路の各前記小径部に重なる両側の小径
端部が連続的に形成される。
【0040】一方、スリーブは、第1と第2の管路と、
第3管路との間に挟み込まれるようにして配置される。
このスリーブには、このスリーブの形状が第1と第2の
管路の外周形状および第3管路の内周形状に適合するよ
うにして、第1と第2の管路の各前記大径端部と第3管
路の前記大径部との間に挟まれる中央の大径部、第1と
第2の管路の各前記くびれ部と第3管路の各前記くびれ
部との間に挟まれる両側のくびれ部、および第1と第2
の管路の各前記小径部と第3管路の各前記小径端部との
間に挟まれる両側の小径端部が連続的に形成される。そ
して、スリーブの前記両側の大径端部の各々は、第3管
路の対応する各前記大径端部の端面を越えて突出し、こ
の突出部分が第1と第2の管路の各前記大径部の外周面
を覆うように構成される。
第3管路との間に挟み込まれるようにして配置される。
このスリーブには、このスリーブの形状が第1と第2の
管路の外周形状および第3管路の内周形状に適合するよ
うにして、第1と第2の管路の各前記大径端部と第3管
路の前記大径部との間に挟まれる中央の大径部、第1と
第2の管路の各前記くびれ部と第3管路の各前記くびれ
部との間に挟まれる両側のくびれ部、および第1と第2
の管路の各前記小径部と第3管路の各前記小径端部との
間に挟まれる両側の小径端部が連続的に形成される。そ
して、スリーブの前記両側の大径端部の各々は、第3管
路の対応する各前記大径端部の端面を越えて突出し、こ
の突出部分が第1と第2の管路の各前記大径部の外周面
を覆うように構成される。
【0041】すなわち、請求項3に記載の発明による電
気絶縁型継手は、内側の2本のパイプ(第1と第2の管
路)に各1つのくびれ部を設けて内側のパイプ全体で一
対のくびれ部を形成すると共に、外側の1本のパイプ
(第3管路)に一対のくびれ部を設け、この3本のパイ
プ(第1〜第3の管路)を入れ子式にして結合したもの
であり、継手全体として、2対のテーパ部を有するもの
である。そして、電気絶縁材料製のスリーブを、内側の
2本のパイプ(第1と第2の管路)と外側の1本のパイ
プ(第3管路)との間に挟み、このスリーブの両側の端
部が、外側のパイプの両側の端面を越えて突出するよう
に構成している。
気絶縁型継手は、内側の2本のパイプ(第1と第2の管
路)に各1つのくびれ部を設けて内側のパイプ全体で一
対のくびれ部を形成すると共に、外側の1本のパイプ
(第3管路)に一対のくびれ部を設け、この3本のパイ
プ(第1〜第3の管路)を入れ子式にして結合したもの
であり、継手全体として、2対のテーパ部を有するもの
である。そして、電気絶縁材料製のスリーブを、内側の
2本のパイプ(第1と第2の管路)と外側の1本のパイ
プ(第3管路)との間に挟み、このスリーブの両側の端
部が、外側のパイプの両側の端面を越えて突出するよう
に構成している。
【0042】このような構成を有することにより、外側
のパイプ内に内側の2本のパイプの端部を収納できるた
め、内側のパイプの端部を保護し、その屈曲を防止する
ことができる。また、スリーブの両側の端部によって外
側のパイプの両側の端部を支持できるため、外側のパイ
プの両端部を保護し、その屈曲を防止することができ
る。
のパイプ内に内側の2本のパイプの端部を収納できるた
め、内側のパイプの端部を保護し、その屈曲を防止する
ことができる。また、スリーブの両側の端部によって外
側のパイプの両側の端部を支持できるため、外側のパイ
プの両端部を保護し、その屈曲を防止することができ
る。
【0043】一方、このように、3本のパイプを一対の
くびれ部を有するようにして入れ子式に結合した本発明
の電気絶縁型継手においては、内側の2本のパイプを一
括的に覆うスリーブが、外側のパイプの両端部よりも突
出するようにして設けられているため、図12に示した
従来の電気絶縁型継手に存在していたような、外側のパ
イプとスリーブとの間の漏洩経路がない。また、このよ
うに一対のくびれ部を有する本発明の電気絶縁型継手
は、図12に示した従来の電気絶縁型継手よりテーパ部
が増えており、内側のパイプと外側のパイプとの結合部
に2対ものテーパ部を有している。そのため、この電気
絶縁型継手の内部を流れる冷却剤の圧力が、この2対の
テーパ部を外側方向に押圧すると、この押圧力によっ
て、内外のパイプ間を強制的に結合させるような軸線方
向の分力が作用し、機械的な結合強度を向上できる。特
に、本発明においては、継手全体の結合が2対ものテー
パ部によって行われており、しかも、内側のパイプの各
々と外側のパイプとの各結合がいずれも一対のテーパ部
で行われているため、機械的な結合強度を十分に向上で
きる。
くびれ部を有するようにして入れ子式に結合した本発明
の電気絶縁型継手においては、内側の2本のパイプを一
括的に覆うスリーブが、外側のパイプの両端部よりも突
出するようにして設けられているため、図12に示した
従来の電気絶縁型継手に存在していたような、外側のパ
イプとスリーブとの間の漏洩経路がない。また、このよ
うに一対のくびれ部を有する本発明の電気絶縁型継手
は、図12に示した従来の電気絶縁型継手よりテーパ部
が増えており、内側のパイプと外側のパイプとの結合部
に2対ものテーパ部を有している。そのため、この電気
絶縁型継手の内部を流れる冷却剤の圧力が、この2対の
テーパ部を外側方向に押圧すると、この押圧力によっ
て、内外のパイプ間を強制的に結合させるような軸線方
向の分力が作用し、機械的な結合強度を向上できる。特
に、本発明においては、継手全体の結合が2対ものテー
パ部によって行われており、しかも、内側のパイプの各
々と外側のパイプとの各結合がいずれも一対のテーパ部
で行われているため、機械的な結合強度を十分に向上で
きる。
【0044】以上のように、本発明においては、冷却剤
の漏洩経路がなく、また、機械的な結合強度を十分に向
上できることから、結合部の気密性を十分に向上し、冷
却剤の漏洩噴出を容易かつ確実に防止できると共に、冷
却剤の圧力に起因する破損を十分に防止することができ
る。本発明は、特に、直径の大きな冷却剤パイプを使用
する場合に好適である。
の漏洩経路がなく、また、機械的な結合強度を十分に向
上できることから、結合部の気密性を十分に向上し、冷
却剤の漏洩噴出を容易かつ確実に防止できると共に、冷
却剤の圧力に起因する破損を十分に防止することができ
る。本発明は、特に、直径の大きな冷却剤パイプを使用
する場合に好適である。
【0045】請求項4〜6に記載の発明は、請求項1〜
3のいずれか一つに記載の発明において、スリーブが、
次のような構成を有することを特徴としている。請求項
4に記載の発明は、スリーブが、ポリ四フッ化エチレン
樹脂:(CF2−CF2 )n を含む材料で構成されたこ
とを特徴としている。請求項5に記載の発明は、スリー
ブが、パーフルオロエチレンプロピレン樹脂:(CF2
−CF2 )m (CF3 CF−CF2 )n を含む材料で構
成されたことを特徴としている。請求項6に記載の発明
は、スリーブが、パーフルオロアルコキシ樹脂:(CF
2 −CF2 )m (Rf OCF−CF2 )n を含む材料で
構成されたことを特徴としている。以上のような構成を
有する請求項4〜6に記載の発明によれば、スリーブ
を、耐熱性、電気絶縁性、機械的強度に優れた材料で構
成しているため、電気絶縁型継手の耐熱性能、耐電圧性
能、および耐圧性能を向上することができる。
3のいずれか一つに記載の発明において、スリーブが、
次のような構成を有することを特徴としている。請求項
4に記載の発明は、スリーブが、ポリ四フッ化エチレン
樹脂:(CF2−CF2 )n を含む材料で構成されたこ
とを特徴としている。請求項5に記載の発明は、スリー
ブが、パーフルオロエチレンプロピレン樹脂:(CF2
−CF2 )m (CF3 CF−CF2 )n を含む材料で構
成されたことを特徴としている。請求項6に記載の発明
は、スリーブが、パーフルオロアルコキシ樹脂:(CF
2 −CF2 )m (Rf OCF−CF2 )n を含む材料で
構成されたことを特徴としている。以上のような構成を
有する請求項4〜6に記載の発明によれば、スリーブ
を、耐熱性、電気絶縁性、機械的強度に優れた材料で構
成しているため、電気絶縁型継手の耐熱性能、耐電圧性
能、および耐圧性能を向上することができる。
【0046】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか一つに記載の発明において、複数の管路の全て
が、同じ線膨脹係数を持つ金属材料で構成されたことを
特徴としている。以上のような構成を有する請求項7に
記載の発明によれば、全ての管路を、同じ線膨脹係数を
持つ金属材料で構成することにより、周囲の温度変化に
対して、全ての管路が同様に膨脹・収縮するため、電気
絶縁型継手の耐熱性能、耐電圧性能、および耐圧性能を
向上することができる。
いずれか一つに記載の発明において、複数の管路の全て
が、同じ線膨脹係数を持つ金属材料で構成されたことを
特徴としている。以上のような構成を有する請求項7に
記載の発明によれば、全ての管路を、同じ線膨脹係数を
持つ金属材料で構成することにより、周囲の温度変化に
対して、全ての管路が同様に膨脹・収縮するため、電気
絶縁型継手の耐熱性能、耐電圧性能、および耐圧性能を
向上することができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下には、本発明による電気絶縁
型継手の複数の実施の形態について、図1〜図7を参照
して具体的に説明する。なお、図8〜図12に示した従
来例と同一部分には、同一符号を付し、説明を省略す
る。
型継手の複数の実施の形態について、図1〜図7を参照
して具体的に説明する。なお、図8〜図12に示した従
来例と同一部分には、同一符号を付し、説明を省略す
る。
【0048】[1.第1の実施の形態] [1−1.構成]図1は、本発明による第1の実施の形
態として、請求項1,4〜7に記載の各発明を適用した
電気絶縁型継手の一つの実施の形態を示す断面図であ
る。この図1に示すように、本実施の形態においては、
スリーブ10、第1パイプ11、および第2パイプ12
に加えて、第3パイプ13が使用されている。すなわ
ち、本実施の形態は、内側の第1と第2のパイプ11,
12に各1つのテーパ部20を設けて内側のパイプ全体
で一対のテーパ部20を形成すると共に、外側の第3パ
イプ13に一対のテーパ部20を設け、この3本のパイ
プ11〜13を入れ子式にしてスリーブ10を介して結
合したものである。
態として、請求項1,4〜7に記載の各発明を適用した
電気絶縁型継手の一つの実施の形態を示す断面図であ
る。この図1に示すように、本実施の形態においては、
スリーブ10、第1パイプ11、および第2パイプ12
に加えて、第3パイプ13が使用されている。すなわ
ち、本実施の形態は、内側の第1と第2のパイプ11,
12に各1つのテーパ部20を設けて内側のパイプ全体
で一対のテーパ部20を形成すると共に、外側の第3パ
イプ13に一対のテーパ部20を設け、この3本のパイ
プ11〜13を入れ子式にしてスリーブ10を介して結
合したものである。
【0049】まず、第1と第2のパイプ11,12は、
その端面11a,12aが電気絶縁に十分な距離を介し
て互いに対向するように配置されている。このうち、第
1パイプ11には、その端面11aと反対側からこの端
面11aに向かって、小径部、テーパ部20、および端
面11aを含む大径端部が連続的に形成されている。同
様に、第2パイプ12にも、その端面12aと反対側か
らこの端面12aに向かって、小径部、テーパ部20、
および端面12aを含む大径端部が連続的に形成されて
いる。そして、第1と第2のパイプ12の大径端部は、
互いにほぼ等しい外径を有している。
その端面11a,12aが電気絶縁に十分な距離を介し
て互いに対向するように配置されている。このうち、第
1パイプ11には、その端面11aと反対側からこの端
面11aに向かって、小径部、テーパ部20、および端
面11aを含む大径端部が連続的に形成されている。同
様に、第2パイプ12にも、その端面12aと反対側か
らこの端面12aに向かって、小径部、テーパ部20、
および端面12aを含む大径端部が連続的に形成されて
いる。そして、第1と第2のパイプ12の大径端部は、
互いにほぼ等しい外径を有している。
【0050】また、第3パイプ13は、第1パイプ11
の小径部の途中から第2パイプ12の小径部の途中まで
に至る部分の外周面を一括的に覆うようにして設けられ
ており、その内周形状は、第1と第2のパイプ11,1
2の外周形状に適合するようにして形成されている。す
なわち、この第3パイプ13の中央部には、第1パイプ
11の大径端部から第2パイプ12の大径端部までに至
る部分に重なる大径部が形成されている。そして、この
第3パイプ13の中央の大径部の両側には、第1と第2
のパイプ11,12の各テーパ部20に重なる各テーパ
部20、および第1と第2のパイプ11,12の各小径
部に重なる各小径端部が、それぞれ連続的に形成されて
いる。この場合、第3パイプ13の両側の小径端部は、
両側の端面13a,13bをそれぞれ含んでいる。
の小径部の途中から第2パイプ12の小径部の途中まで
に至る部分の外周面を一括的に覆うようにして設けられ
ており、その内周形状は、第1と第2のパイプ11,1
2の外周形状に適合するようにして形成されている。す
なわち、この第3パイプ13の中央部には、第1パイプ
11の大径端部から第2パイプ12の大径端部までに至
る部分に重なる大径部が形成されている。そして、この
第3パイプ13の中央の大径部の両側には、第1と第2
のパイプ11,12の各テーパ部20に重なる各テーパ
部20、および第1と第2のパイプ11,12の各小径
部に重なる各小径端部が、それぞれ連続的に形成されて
いる。この場合、第3パイプ13の両側の小径端部は、
両側の端面13a,13bをそれぞれ含んでいる。
【0051】なお、この第3パイプ13の各部の内径
は、第1と第2のパイプ11,12の対応する部分の外
径よりもスリーブ10の厚み分だけ大きくされている。
また、3本のパイプ11〜13はいずれも、同じ線膨脹
係数を持った金属材料、例えばステンレス鋼から構成さ
れている。
は、第1と第2のパイプ11,12の対応する部分の外
径よりもスリーブ10の厚み分だけ大きくされている。
また、3本のパイプ11〜13はいずれも、同じ線膨脹
係数を持った金属材料、例えばステンレス鋼から構成さ
れている。
【0052】一方、スリーブ10は、内側の第1と第2
のパイプ11,12と、外側の第3パイプ13との間に
挟み込まれるようにして配置されており、その内周形状
および外周形状は、それぞれ、第1と第2のパイプ1
1,12の外周形状および第3パイプ13の内周形状に
適合するようにして形成されている。すなわち、このス
リーブ10の中央部には、第1と第2のパイプ11,1
2の各大径端部と第3パイプ13の中央の大径部との間
に挟まれる大径部が形成されている。そして、このスリ
ーブ10の中央の大径部の両側には、第1と第2のパイ
プ11,12の各テーパ部20と第3パイプ13の各テ
ーパ部20との間に挟まれる各テーパ部20、および第
1と第2のパイプ11,12の各小径部と第3パイプ1
3の各小径端部との間に挟まれる各小径端部が、それぞ
れ連続的に形成されている。このスリーブ10の両側の
小径端部は、両側の各端面10a,10bをそれぞれ含
んでいる。
のパイプ11,12と、外側の第3パイプ13との間に
挟み込まれるようにして配置されており、その内周形状
および外周形状は、それぞれ、第1と第2のパイプ1
1,12の外周形状および第3パイプ13の内周形状に
適合するようにして形成されている。すなわち、このス
リーブ10の中央部には、第1と第2のパイプ11,1
2の各大径端部と第3パイプ13の中央の大径部との間
に挟まれる大径部が形成されている。そして、このスリ
ーブ10の中央の大径部の両側には、第1と第2のパイ
プ11,12の各テーパ部20と第3パイプ13の各テ
ーパ部20との間に挟まれる各テーパ部20、および第
1と第2のパイプ11,12の各小径部と第3パイプ1
3の各小径端部との間に挟まれる各小径端部が、それぞ
れ連続的に形成されている。このスリーブ10の両側の
小径端部は、両側の各端面10a,10bをそれぞれ含
んでいる。
【0053】この場合、スリーブ10と、第1と第2の
パイプ11,12の各々との重なり部分の寸法は、所定
寸法:L1 とされている。また、このスリーブ10の両
側の小径端部の各々は、第3パイプ13の両側の端面1
3a,13bを越えて所定寸法:L2 だけ突出し、この
突出部分は第1と第2のパイプ11,12の小径部の外
周面を覆っている。すなわち、第3パイプ13の両側の
部分は、スリーブ10を介して第1または第2のパイプ
11,12と重なっており、それによって、3層の重な
り部分が形成されているが、この両側の3層の重なり部
分の寸法は、所定寸法:L3 (L3 =L1 −L2 )とな
っている。
パイプ11,12の各々との重なり部分の寸法は、所定
寸法:L1 とされている。また、このスリーブ10の両
側の小径端部の各々は、第3パイプ13の両側の端面1
3a,13bを越えて所定寸法:L2 だけ突出し、この
突出部分は第1と第2のパイプ11,12の小径部の外
周面を覆っている。すなわち、第3パイプ13の両側の
部分は、スリーブ10を介して第1または第2のパイプ
11,12と重なっており、それによって、3層の重な
り部分が形成されているが、この両側の3層の重なり部
分の寸法は、所定寸法:L3 (L3 =L1 −L2 )とな
っている。
【0054】なお、このスリーブ10の各部の内径は、
第1と第2のパイプ11,12の対応する部分の外径と
ほぼ等しくされており、各部の外径は、第3パイプ13
の対応する部分の内径とほぼ等しくされている。また、
このスリーブ10は、絶縁材料であるPTFE、FE
P、およびPFAの中のいずれか一つの材料から構成さ
れている。
第1と第2のパイプ11,12の対応する部分の外径と
ほぼ等しくされており、各部の外径は、第3パイプ13
の対応する部分の内径とほぼ等しくされている。また、
このスリーブ10は、絶縁材料であるPTFE、FE
P、およびPFAの中のいずれか一つの材料から構成さ
れている。
【0055】さらに、図2は、以上のような構成を有す
る本実施の形態の電気絶縁型継手を使用して耐圧容器を
貫通する貫通形冷却剤パイプ1と冷却剤マニホールド3
側のU字形冷却剤パイプ2との間を接続した状態を示す
構成図である。電気絶縁型継手6を除けば、他の部分の
構成は、図8あるいは図9に示した従来例の構成と全く
同様である。すなわち、第1パイプ11は、貫通形冷却
剤パイプ1として形成されており、第2パイプ12は、
U字形冷却剤パイプ2の一部として形成されている。
る本実施の形態の電気絶縁型継手を使用して耐圧容器を
貫通する貫通形冷却剤パイプ1と冷却剤マニホールド3
側のU字形冷却剤パイプ2との間を接続した状態を示す
構成図である。電気絶縁型継手6を除けば、他の部分の
構成は、図8あるいは図9に示した従来例の構成と全く
同様である。すなわち、第1パイプ11は、貫通形冷却
剤パイプ1として形成されており、第2パイプ12は、
U字形冷却剤パイプ2の一部として形成されている。
【0056】[1−2.継手の形成方法]図3は、図1
に示すような電気絶縁型継手の形成方法を示す断面図で
ある。以下には、この図3を参照して、本実施の形態の
電気絶縁型継手の形成方法の一例について簡単に説明す
る。
に示すような電気絶縁型継手の形成方法を示す断面図で
ある。以下には、この図3を参照して、本実施の形態の
電気絶縁型継手の形成方法の一例について簡単に説明す
る。
【0057】前述したように、本実施の形態の電気絶縁
型継手は、3本のパイプ11〜13を入れ子式にしてス
リーブ10を介して結合したものであり、一対のテーパ
部20を有するものである。このような電気絶縁型継手
を形成する際には、まず、小径の第1と第2のパイプ1
1,12と、これらのパイプ11,12の外径とほぼ等
しい内径を有するスリーブ10、および、このスリーブ
10の外径よりも大きな内径を有する大径の第3パイプ
13を用意する。
型継手は、3本のパイプ11〜13を入れ子式にしてス
リーブ10を介して結合したものであり、一対のテーパ
部20を有するものである。このような電気絶縁型継手
を形成する際には、まず、小径の第1と第2のパイプ1
1,12と、これらのパイプ11,12の外径とほぼ等
しい内径を有するスリーブ10、および、このスリーブ
10の外径よりも大きな内径を有する大径の第3パイプ
13を用意する。
【0058】そして、図3に示すように、第1パイプ1
1の端面11a側から、スリーブ10の一方の端面10
a側の部分をこの第1パイプ11の外周に被せ、この第
1パイプ11とスリーブ10とが所定寸法:L1 だけ重
なり合うようにする。続いて、この第1パイプ11とス
リーブ10との寸法:L1 の重なり部分の中央部にテー
パ部20を形成するようにして、この部分から第1パイ
プ11の端面11aに至る部分の径を拡大加工する。す
なわち、スリーブ10の中央部の第1パイプ11側の外
径が、第3パイプ13の内径とほぼ等しくなるようにし
てスリーブ10と第1パイプ11を拡大加工する。
1の端面11a側から、スリーブ10の一方の端面10
a側の部分をこの第1パイプ11の外周に被せ、この第
1パイプ11とスリーブ10とが所定寸法:L1 だけ重
なり合うようにする。続いて、この第1パイプ11とス
リーブ10との寸法:L1 の重なり部分の中央部にテー
パ部20を形成するようにして、この部分から第1パイ
プ11の端面11aに至る部分の径を拡大加工する。す
なわち、スリーブ10の中央部の第1パイプ11側の外
径が、第3パイプ13の内径とほぼ等しくなるようにし
てスリーブ10と第1パイプ11を拡大加工する。
【0059】この後、図3に示すように、スリーブ10
の他方の端面10b側から、第3パイプ13の全体をこ
のスリーブ10の外周に被せ、この第3パイプ13の両
側の端面13a,13bからスリーブ10の両端が所定
寸法:L2 ずつそれぞれ突出するようにする。続いて、
この第3パイプ13の端面13a側の一部を、スリーブ
10と第1パイプ11との重なり部分に合わせて絞り加
工する。すなわち、第3パイプ13のこの端面13a側
の端部の内径がスリーブ10の小径端部の外径とほぼ等
しくなり、かつ、第3パイプ13におけるスリーブ10
のテーパ部20と重なる部分が、このテーパ部20と整
合するテーパ部20を形成するようにして第3パイプ1
3を絞り加工する。この結果、第1パイプ11、スリー
ブ10、および第3パイプ13からなる所定寸法:L3
(L3 =L1 −L2 )の3層部分の中央部にテーパ部2
0が形成される。
の他方の端面10b側から、第3パイプ13の全体をこ
のスリーブ10の外周に被せ、この第3パイプ13の両
側の端面13a,13bからスリーブ10の両端が所定
寸法:L2 ずつそれぞれ突出するようにする。続いて、
この第3パイプ13の端面13a側の一部を、スリーブ
10と第1パイプ11との重なり部分に合わせて絞り加
工する。すなわち、第3パイプ13のこの端面13a側
の端部の内径がスリーブ10の小径端部の外径とほぼ等
しくなり、かつ、第3パイプ13におけるスリーブ10
のテーパ部20と重なる部分が、このテーパ部20と整
合するテーパ部20を形成するようにして第3パイプ1
3を絞り加工する。この結果、第1パイプ11、スリー
ブ10、および第3パイプ13からなる所定寸法:L3
(L3 =L1 −L2 )の3層部分の中央部にテーパ部2
0が形成される。
【0060】さらに、スリーブ10の端面10b側か
ら、このスリーブ10内に、第2パイプ12の端面12
a側の部分をこのスリーブ10の内周に挿入し、この第
2パイプ12とスリーブ10とが所定寸法:L1 だけ重
なり合うようにする。続いて、この第2パイプ12とス
リーブ10との寸法:L1 の重なり部分の中央部にテー
パ部20を形成するようにして、この部分から第2パイ
プ12の端面12aに至る部分の径を拡大加工する。す
なわち、スリーブ10の中央部の第2パイプ12側の外
径が、第3パイプ13の内径とほぼ等しくなるようにし
てスリーブ10と第2パイプ12を拡大加工する。
ら、このスリーブ10内に、第2パイプ12の端面12
a側の部分をこのスリーブ10の内周に挿入し、この第
2パイプ12とスリーブ10とが所定寸法:L1 だけ重
なり合うようにする。続いて、この第2パイプ12とス
リーブ10との寸法:L1 の重なり部分の中央部にテー
パ部20を形成するようにして、この部分から第2パイ
プ12の端面12aに至る部分の径を拡大加工する。す
なわち、スリーブ10の中央部の第2パイプ12側の外
径が、第3パイプ13の内径とほぼ等しくなるようにし
てスリーブ10と第2パイプ12を拡大加工する。
【0061】最後に、第3パイプ13の端面13b側の
一部を、スリーブ10と第2パイプ12との重なり部分
に合わせて絞り加工する。すなわち、第3パイプ13の
この端面13b側の端部の内径がスリーブ10の小径端
部の外径とほぼ等しくなり、かつ、第3パイプ13にお
けるスリーブ10のテーパ部20と重なる部分が、この
テーパ部20と整合するテーパ部20を形成するように
して第3パイプ13を絞り加工する。この結果、第1パ
イプ11側と同様に、第2パイプ12、スリーブ10、
および第3パイプ13からなる所定寸法:L3 (L3 =
L1 −L2 )の3層部分の中央部にテーパ部20が形成
される。
一部を、スリーブ10と第2パイプ12との重なり部分
に合わせて絞り加工する。すなわち、第3パイプ13の
この端面13b側の端部の内径がスリーブ10の小径端
部の外径とほぼ等しくなり、かつ、第3パイプ13にお
けるスリーブ10のテーパ部20と重なる部分が、この
テーパ部20と整合するテーパ部20を形成するように
して第3パイプ13を絞り加工する。この結果、第1パ
イプ11側と同様に、第2パイプ12、スリーブ10、
および第3パイプ13からなる所定寸法:L3 (L3 =
L1 −L2 )の3層部分の中央部にテーパ部20が形成
される。
【0062】[1−3.作用]以上のような構成を有す
る本実施の形態によれば、外側の第3パイプ13内に内
側の第1と第2のパイプ11,12の端部を収納できる
ため、内側のパイプ11,12の端部を保護し、その屈
曲を防止することができる。また、スリーブ10の両側
の端部によって外側の第3パイプ13の両側の端部を支
持できるため、外側の第3パイプ13の両端部を保護
し、その屈曲を防止することができる。
る本実施の形態によれば、外側の第3パイプ13内に内
側の第1と第2のパイプ11,12の端部を収納できる
ため、内側のパイプ11,12の端部を保護し、その屈
曲を防止することができる。また、スリーブ10の両側
の端部によって外側の第3パイプ13の両側の端部を支
持できるため、外側の第3パイプ13の両端部を保護
し、その屈曲を防止することができる。
【0063】一方、本実施の形態においては、このよう
に、3本のパイプを一対のテーパ部を有するようにして
入れ子式に結合しており、特に、内側の第1と第2のパ
イプ11,12を一括的に覆うスリーブ10が、外側の
第3パイプ13の両端部よりも所定寸法:L2 だけ突出
するようにして設けられているため、図12に示した従
来の電気絶縁型継手に存在していたような、外側のパイ
プとスリーブとの間の漏洩経路がない。また、この電気
絶縁型継手の内部を流れる冷却剤の圧力は、一対のテー
パ部20を外側方向に押圧するように作用するが、この
押圧力によって、内外のパイプ間を強制的に結合させる
ような軸線方向の分力が作用するため、機械的な結合強
度を向上できる。
に、3本のパイプを一対のテーパ部を有するようにして
入れ子式に結合しており、特に、内側の第1と第2のパ
イプ11,12を一括的に覆うスリーブ10が、外側の
第3パイプ13の両端部よりも所定寸法:L2 だけ突出
するようにして設けられているため、図12に示した従
来の電気絶縁型継手に存在していたような、外側のパイ
プとスリーブとの間の漏洩経路がない。また、この電気
絶縁型継手の内部を流れる冷却剤の圧力は、一対のテー
パ部20を外側方向に押圧するように作用するが、この
押圧力によって、内外のパイプ間を強制的に結合させる
ような軸線方向の分力が作用するため、機械的な結合強
度を向上できる。
【0064】[1−4.効果]以上のように、本実施の
形態においては、冷却剤の漏洩経路がなく、また、機械
的な結合強度を向上できることから、冷却剤の漏洩噴出
を容易かつ確実に防止できると共に、冷却剤の圧力に起
因する破損を防止することができる。特に、本実施の形
態は、同じ径を有するパイプ間を結合する場合に好適で
ある。さらに、本実施の形態においては、スリーブ10
を、PTFE、FEP、およびPFAなどの、耐熱性、
電気絶縁性、機械的強度に優れた材料で構成しているこ
とに加えて、第1〜第3のパイプ11〜13の全てを、
同じ線膨脹係数を持つ金属材料で構成しているため、高
い電気絶縁型継手の耐熱性能、耐電圧性能、および耐圧
性能を得ることができる。
形態においては、冷却剤の漏洩経路がなく、また、機械
的な結合強度を向上できることから、冷却剤の漏洩噴出
を容易かつ確実に防止できると共に、冷却剤の圧力に起
因する破損を防止することができる。特に、本実施の形
態は、同じ径を有するパイプ間を結合する場合に好適で
ある。さらに、本実施の形態においては、スリーブ10
を、PTFE、FEP、およびPFAなどの、耐熱性、
電気絶縁性、機械的強度に優れた材料で構成しているこ
とに加えて、第1〜第3のパイプ11〜13の全てを、
同じ線膨脹係数を持つ金属材料で構成しているため、高
い電気絶縁型継手の耐熱性能、耐電圧性能、および耐圧
性能を得ることができる。
【0065】[2.第2の実施の形態] [2−1.構成]図4は、本発明による第2の実施の形
態として、請求項2,4〜7に記載の各発明を適用した
電気絶縁型継手の一つの実施の形態を示す断面図であ
る。この図4に示すように、本実施の形態においては、
スリーブ10、第1パイプ11、および第2パイプ12
のみを使用してこの3つの部材を重ね合わせている点で
は、図12に示した従来例と同様であるが、この3層部
分において、単なる一つのテーパ部を設けるだけではな
く、一対のテーパ部20とその間の小径部からなるくび
れ部30を設けている点で異なっている。すなわち、本
実施の形態は、内外の第1と第2のパイプ11,12に
それぞれ1つのくびれ部30を設け、この第1と第2の
パイプ11,12を入れ子式にしてスリーブ10を介し
て結合したものである。
態として、請求項2,4〜7に記載の各発明を適用した
電気絶縁型継手の一つの実施の形態を示す断面図であ
る。この図4に示すように、本実施の形態においては、
スリーブ10、第1パイプ11、および第2パイプ12
のみを使用してこの3つの部材を重ね合わせている点で
は、図12に示した従来例と同様であるが、この3層部
分において、単なる一つのテーパ部を設けるだけではな
く、一対のテーパ部20とその間の小径部からなるくび
れ部30を設けている点で異なっている。すなわち、本
実施の形態は、内外の第1と第2のパイプ11,12に
それぞれ1つのくびれ部30を設け、この第1と第2の
パイプ11,12を入れ子式にしてスリーブ10を介し
て結合したものである。
【0066】まず、第1と第2のパイプ11,12は、
互いに逆向きの端面11a,12aを含む部分が内外に
重なるようにして配置されている。このうち、第1パイ
プ1には、その端面11aと反対側からこの端面11a
に向かって、大径部、くびれ部30(一対のテーパ部2
0とその間の小径部)、および端面11aを含む大径端
部が連続的に形成されている。
互いに逆向きの端面11a,12aを含む部分が内外に
重なるようにして配置されている。このうち、第1パイ
プ1には、その端面11aと反対側からこの端面11a
に向かって、大径部、くびれ部30(一対のテーパ部2
0とその間の小径部)、および端面11aを含む大径端
部が連続的に形成されている。
【0067】同様に、第2パイプ12にも、その端面1
2aと反対側からこの端面12aに向かって、大径部、
くびれ部30(一対のテーパ部20とその間の小径
部)、および端面11aを含む大径端部が連続的に形成
されている。この場合、第2パイプ12は、第1パイプ
11の大径部の途中からくびれ部30を経て端面11a
側の大径端部までに至る部分の外周面を覆うようにして
設けられており、その内周形状は、第1パイプ11の外
周形状に適合するようにして形成されている。すなわ
ち、第2パイプ12のくびれ部30が、第1パイプ11
のくびれ部30と重なり、第2パイプ12のくびれ部3
0の両側の大径部が、それぞれ第1パイプ11の両側の
大径部とそれぞれ重なるように形成されている。
2aと反対側からこの端面12aに向かって、大径部、
くびれ部30(一対のテーパ部20とその間の小径
部)、および端面11aを含む大径端部が連続的に形成
されている。この場合、第2パイプ12は、第1パイプ
11の大径部の途中からくびれ部30を経て端面11a
側の大径端部までに至る部分の外周面を覆うようにして
設けられており、その内周形状は、第1パイプ11の外
周形状に適合するようにして形成されている。すなわ
ち、第2パイプ12のくびれ部30が、第1パイプ11
のくびれ部30と重なり、第2パイプ12のくびれ部3
0の両側の大径部が、それぞれ第1パイプ11の両側の
大径部とそれぞれ重なるように形成されている。
【0068】なお、この第2パイプ12の各部の内径
は、第1パイプ11の対応する部分の外径よりもスリー
ブ10の厚み分だけ大きくされている。また、第1と第
2のパイプ11,12はいずれも、同じ線膨脹係数を持
った金属材料、例えばステンレス鋼から構成されてい
る。
は、第1パイプ11の対応する部分の外径よりもスリー
ブ10の厚み分だけ大きくされている。また、第1と第
2のパイプ11,12はいずれも、同じ線膨脹係数を持
った金属材料、例えばステンレス鋼から構成されてい
る。
【0069】一方、スリーブ10は、内側の第1パイプ
11と外側の第2パイプ12との間に挟み込まれるよう
にして配置されており、その内周形状および外周形状
は、それぞれ、第1パイプ11の外周形状および第2パ
イプ12の内周形状に適合するようにして形成されてい
る。すなわち、このスリーブ10の中央部には、第1と
第2のパイプ11,12のくびれ部30の間に挟まれる
くびれ部30が形成されている。そして、このスリーブ
10のくびれ部30の両側には、第1と第2のパイプ1
1,12の大径部と大径端部の間に挟まれる大径端部が
それぞれ形成されている。このスリーブ10の両側の大
径端部は、両側の各端面10a,10bをそれぞれ含ん
でいる。
11と外側の第2パイプ12との間に挟み込まれるよう
にして配置されており、その内周形状および外周形状
は、それぞれ、第1パイプ11の外周形状および第2パ
イプ12の内周形状に適合するようにして形成されてい
る。すなわち、このスリーブ10の中央部には、第1と
第2のパイプ11,12のくびれ部30の間に挟まれる
くびれ部30が形成されている。そして、このスリーブ
10のくびれ部30の両側には、第1と第2のパイプ1
1,12の大径部と大径端部の間に挟まれる大径端部が
それぞれ形成されている。このスリーブ10の両側の大
径端部は、両側の各端面10a,10bをそれぞれ含ん
でいる。
【0070】この場合、スリーブ10と第1パイプ11
との重なり部分の寸法は、所定寸法:L1 とされてい
る。また、このスリーブ10の一方の端面10a側の大
径端部は、第2パイプ12の端面12aを越えて所定寸
法:L2 だけ突出し、この突出部分は第1パイプ11の
大径部の外周面を覆っている。すなわち、第2パイプ1
2の端面12a側の一部は、スリーブ10を介して第1
パイプ11と重なっており、それによって、3層の重な
り部分が形成されているが、この3層の重なり部分の寸
法は、所定寸法:L3 (L3 =L1 −L2 )となってい
る。また、スリーブ10の他方の端面10b側の大径端
部は、第1パイプ11の端面11aを越えて大きく突出
し、この突出部分は第2パイプ12の大径部の内周面に
重なり合っている。
との重なり部分の寸法は、所定寸法:L1 とされてい
る。また、このスリーブ10の一方の端面10a側の大
径端部は、第2パイプ12の端面12aを越えて所定寸
法:L2 だけ突出し、この突出部分は第1パイプ11の
大径部の外周面を覆っている。すなわち、第2パイプ1
2の端面12a側の一部は、スリーブ10を介して第1
パイプ11と重なっており、それによって、3層の重な
り部分が形成されているが、この3層の重なり部分の寸
法は、所定寸法:L3 (L3 =L1 −L2 )となってい
る。また、スリーブ10の他方の端面10b側の大径端
部は、第1パイプ11の端面11aを越えて大きく突出
し、この突出部分は第2パイプ12の大径部の内周面に
重なり合っている。
【0071】なお、このスリーブ10の各部の内径は、
第1パイプ11の対応する部分の外径とほぼ等しくされ
ており、各部の外径は、第2パイプ12の対応する部分
の内径とほぼ等しくされている。また、このスリーブ1
0は、絶縁材料であるPTFE、FEP、およびPFA
の中のいずれか一つの材料から構成されている。
第1パイプ11の対応する部分の外径とほぼ等しくされ
ており、各部の外径は、第2パイプ12の対応する部分
の内径とほぼ等しくされている。また、このスリーブ1
0は、絶縁材料であるPTFE、FEP、およびPFA
の中のいずれか一つの材料から構成されている。
【0072】さらに、図4は、以上のような構成を有す
る本実施の形態の電気絶縁型継手を使用して耐圧容器を
貫通する貫通形冷却剤パイプ1と冷却剤マニホールド3
側のU字形冷却剤パイプ2との間を接続した状態を示す
構成図である。電気絶縁型継手6を除けば、他の部分の
構成は、前記第1の実施の形態の構成と全く同様であ
る。
る本実施の形態の電気絶縁型継手を使用して耐圧容器を
貫通する貫通形冷却剤パイプ1と冷却剤マニホールド3
側のU字形冷却剤パイプ2との間を接続した状態を示す
構成図である。電気絶縁型継手6を除けば、他の部分の
構成は、前記第1の実施の形態の構成と全く同様であ
る。
【0073】[2−2.継手の形成方法]以下には、本
実施の形態の電気絶縁型継手の形成方法の一例について
簡単に説明する。前述したように、本実施の形態の電気
絶縁型継手は、2本のパイプ11,12を入れ子式にし
てスリーブ10を介して結合したものであり、一つのく
びれ部30を有するものである。このような電気絶縁型
継手を形成する際には、まず、小径の第1パイプ11
と、この第1パイプ11の外径とほぼ等しい内径を有す
るスリーブ10、および、このスリーブ10の外径とほ
ぼ等しい内径を有する大径の第2パイプ12を用意す
る。
実施の形態の電気絶縁型継手の形成方法の一例について
簡単に説明する。前述したように、本実施の形態の電気
絶縁型継手は、2本のパイプ11,12を入れ子式にし
てスリーブ10を介して結合したものであり、一つのく
びれ部30を有するものである。このような電気絶縁型
継手を形成する際には、まず、小径の第1パイプ11
と、この第1パイプ11の外径とほぼ等しい内径を有す
るスリーブ10、および、このスリーブ10の外径とほ
ぼ等しい内径を有する大径の第2パイプ12を用意す
る。
【0074】そして、第1パイプ11の端面11a側か
ら、スリーブ10の一方の端面10a側の部分をこの第
1パイプ11の外周に被せ、この第1パイプ11とスリ
ーブ10とが所定寸法:L1 だけ重なり合うようにす
る。続いて、この第1パイプ11とスリーブ10との寸
法:L1 の重なり部分の中央部に、一対のテーパ部20
とその間の小径部からなるくびれ部30を形成するよう
にして、この部分の径を絞り加工する。
ら、スリーブ10の一方の端面10a側の部分をこの第
1パイプ11の外周に被せ、この第1パイプ11とスリ
ーブ10とが所定寸法:L1 だけ重なり合うようにす
る。続いて、この第1パイプ11とスリーブ10との寸
法:L1 の重なり部分の中央部に、一対のテーパ部20
とその間の小径部からなるくびれ部30を形成するよう
にして、この部分の径を絞り加工する。
【0075】この後、スリーブ10の他方の端面10b
側から、第2パイプ12の端面12a側の部分をこのス
リーブ10の外周に被せ、この第2パイプ12の端面1
2aからスリーブ10の端面10a側の部分が所定寸
法:L2 だけ突出するようにする。続いて、この第2パ
イプ12におけるスリーブ10のくびれ部30と重なる
部分が、このくびれ部30と整合するくびれ部30を形
成するようにして第2パイプ12を絞り加工する。この
結果、第1パイプ11、スリーブ10、および第2パイ
プ12からなる所定寸法:L3 (L3 =L1 −L2 )の
3層部分の中央部にくびれ部30が形成される。
側から、第2パイプ12の端面12a側の部分をこのス
リーブ10の外周に被せ、この第2パイプ12の端面1
2aからスリーブ10の端面10a側の部分が所定寸
法:L2 だけ突出するようにする。続いて、この第2パ
イプ12におけるスリーブ10のくびれ部30と重なる
部分が、このくびれ部30と整合するくびれ部30を形
成するようにして第2パイプ12を絞り加工する。この
結果、第1パイプ11、スリーブ10、および第2パイ
プ12からなる所定寸法:L3 (L3 =L1 −L2 )の
3層部分の中央部にくびれ部30が形成される。
【0076】[2−3.作用]以上のような構成を有す
る本実施の形態によれば、外側の第2パイプ12内に内
側の第1パイプ11の端部を収納できるため、内側の第
1パイプ11の端部を保護し、その屈曲を防止すること
ができる。また、スリーブ10の端部によって外側の第
2パイプ12の端部を支持できるため、外側の第2パイ
プ12の端部を保護し、その屈曲を防止することができ
る。
る本実施の形態によれば、外側の第2パイプ12内に内
側の第1パイプ11の端部を収納できるため、内側の第
1パイプ11の端部を保護し、その屈曲を防止すること
ができる。また、スリーブ10の端部によって外側の第
2パイプ12の端部を支持できるため、外側の第2パイ
プ12の端部を保護し、その屈曲を防止することができ
る。
【0077】一方、本実施の形態においては、図12に
示した従来の電気絶縁型継手よりテーパ部が増えてお
り、内外のパイプ11,12の結合部に一対のテーパ部
20を有している。そのため、この電気絶縁型継手の内
部を流れる冷却剤の圧力が、この一対のテーパ部20を
外側方向に押圧する押圧力によって、内外のパイプ1
1,12間を強制的に結合させるような軸線方向の分力
が作用し、機械的な結合強度を向上できる。特に、本実
施の形態においては、内外のパイプ11,12の各々
が、いずれも一対のテーパ部20で結合されることにな
るため、機械的な結合強度をより向上できる。
示した従来の電気絶縁型継手よりテーパ部が増えてお
り、内外のパイプ11,12の結合部に一対のテーパ部
20を有している。そのため、この電気絶縁型継手の内
部を流れる冷却剤の圧力が、この一対のテーパ部20を
外側方向に押圧する押圧力によって、内外のパイプ1
1,12間を強制的に結合させるような軸線方向の分力
が作用し、機械的な結合強度を向上できる。特に、本実
施の形態においては、内外のパイプ11,12の各々
が、いずれも一対のテーパ部20で結合されることにな
るため、機械的な結合強度をより向上できる。
【0078】[2−4.効果]以上のように、本実施の
形態においては、機械的な結合強度を十分に向上できる
ことから、結合部の気密性を十分に向上し、冷却剤の漏
洩噴出を容易かつ確実に防止できると共に、冷却剤の圧
力に起因する破損を十分に防止することができる。さら
に、前記第1の実施の形態と同様に、スリーブ10を、
PTFE、FEP、およびPFAなどの、耐熱性、電気
絶縁性、機械的強度に優れた材料で構成していることに
加えて、第1と第2のパイプ11,12の両方を、同じ
線膨脹係数を持つ金属材料で構成しているため、高い電
気絶縁型継手の耐熱性能、耐電圧性能、および耐圧性能
を得ることができる。
形態においては、機械的な結合強度を十分に向上できる
ことから、結合部の気密性を十分に向上し、冷却剤の漏
洩噴出を容易かつ確実に防止できると共に、冷却剤の圧
力に起因する破損を十分に防止することができる。さら
に、前記第1の実施の形態と同様に、スリーブ10を、
PTFE、FEP、およびPFAなどの、耐熱性、電気
絶縁性、機械的強度に優れた材料で構成していることに
加えて、第1と第2のパイプ11,12の両方を、同じ
線膨脹係数を持つ金属材料で構成しているため、高い電
気絶縁型継手の耐熱性能、耐電圧性能、および耐圧性能
を得ることができる。
【0079】[3.第3の実施の形態] [3−1.構成]図6は、本発明による第3の実施の形
態として、請求項3,4〜7に記載の各発明を適用した
電気絶縁型継手の一つの実施の形態を示す断面図であ
る。この図6に示すように、本実施の形態においては、
前記第1の実施の形態と同様に、スリーブ10と第1〜
第3のパイプ11〜13が使用されているが、第1パイ
プ11側と第2パイプ12側の各3層部分において、単
なる一つのテーパ部を設けるだけではなく、各3層部分
において、一対のテーパ部20を含むくびれ部30をそ
れぞれ設けている点で異なっている。
態として、請求項3,4〜7に記載の各発明を適用した
電気絶縁型継手の一つの実施の形態を示す断面図であ
る。この図6に示すように、本実施の形態においては、
前記第1の実施の形態と同様に、スリーブ10と第1〜
第3のパイプ11〜13が使用されているが、第1パイ
プ11側と第2パイプ12側の各3層部分において、単
なる一つのテーパ部を設けるだけではなく、各3層部分
において、一対のテーパ部20を含むくびれ部30をそ
れぞれ設けている点で異なっている。
【0080】すなわち、本実施の形態は、内側の第1と
第2のパイプ11,12に各1つのくびれ部を設けて内
側のパイプ全体で一対のくびれ部を形成すると共に、外
側の第3パイプに一対のくびれ部を設け、この3本のパ
イプ11〜13を入れ子式にしてスリーブ10を介して
結合したものである。したがって、前記第1の実施の形
態における両側の3層部分の各テーパ部20を前記第2
の実施の形態と同様のくびれ部30に変更した点以外に
ついては、前記第1の実施の形態と同様に構成されてい
る。
第2のパイプ11,12に各1つのくびれ部を設けて内
側のパイプ全体で一対のくびれ部を形成すると共に、外
側の第3パイプに一対のくびれ部を設け、この3本のパ
イプ11〜13を入れ子式にしてスリーブ10を介して
結合したものである。したがって、前記第1の実施の形
態における両側の3層部分の各テーパ部20を前記第2
の実施の形態と同様のくびれ部30に変更した点以外に
ついては、前記第1の実施の形態と同様に構成されてい
る。
【0081】まず、第1と第2のパイプ11,12は、
その端面11a,12aが電気絶縁に十分な距離を介し
て互いに対向するように配置されている。このうち、第
1パイプ11には、その端面11aと反対側からこの端
面11aに向かって、大径部、くびれ部30(一対のテ
ーパ部20とその間の小径部)、および端面11aを含
む大径端部が連続的に形成されている。同様に、第2パ
イプ12にも、その端面12aと反対側からこの端面1
2aに向かって、大径部、くびれ部30(部側テーパ
部、小径部、および端部側テーパ部)、および端面12
aを含む大径端部が連続的に形成されている。そして、
第1と第2のパイプ12の大径端部は、互いにほぼ等し
い外径を有している。
その端面11a,12aが電気絶縁に十分な距離を介し
て互いに対向するように配置されている。このうち、第
1パイプ11には、その端面11aと反対側からこの端
面11aに向かって、大径部、くびれ部30(一対のテ
ーパ部20とその間の小径部)、および端面11aを含
む大径端部が連続的に形成されている。同様に、第2パ
イプ12にも、その端面12aと反対側からこの端面1
2aに向かって、大径部、くびれ部30(部側テーパ
部、小径部、および端部側テーパ部)、および端面12
aを含む大径端部が連続的に形成されている。そして、
第1と第2のパイプ12の大径端部は、互いにほぼ等し
い外径を有している。
【0082】また、第3パイプ13は、第1パイプ11
の大径部の途中から第2パイプ12の大径部の途中まで
に至る部分の外周面を一括的に覆うようにして設けられ
ており、その内周形状は、第1と第2のパイプ11,1
2の外周形状に適合するようにして形成されている。す
なわち、この第3パイプ13の中央部には、第1パイプ
11の大径端部から第2パイプ12の大径端部までに至
る部分に重なる中央部が形成されている。そして、この
第3パイプ13の中央の大径部の両側には、第1と第2
のパイプ11,12の各くびれ部30に重なる各くびれ
部30、および第1と第2のパイプ11,12の各大径
部に重なる各大径端部が、それぞれ形成されている。こ
の場合、第3パイプ13の両側の大径端部は、両側の端
面13a,13bをそれぞれ含んでいる。
の大径部の途中から第2パイプ12の大径部の途中まで
に至る部分の外周面を一括的に覆うようにして設けられ
ており、その内周形状は、第1と第2のパイプ11,1
2の外周形状に適合するようにして形成されている。す
なわち、この第3パイプ13の中央部には、第1パイプ
11の大径端部から第2パイプ12の大径端部までに至
る部分に重なる中央部が形成されている。そして、この
第3パイプ13の中央の大径部の両側には、第1と第2
のパイプ11,12の各くびれ部30に重なる各くびれ
部30、および第1と第2のパイプ11,12の各大径
部に重なる各大径端部が、それぞれ形成されている。こ
の場合、第3パイプ13の両側の大径端部は、両側の端
面13a,13bをそれぞれ含んでいる。
【0083】なお、この第3パイプ13の各部の内径
は、第1と第2のパイプ11,12の対応する部分の外
径よりもスリーブ10の厚み分だけ大きくされている。
また、3本のパイプ11〜13はいずれも、同じ線膨脹
係数を持った金属材料、例えばステンレス鋼から構成さ
れている。
は、第1と第2のパイプ11,12の対応する部分の外
径よりもスリーブ10の厚み分だけ大きくされている。
また、3本のパイプ11〜13はいずれも、同じ線膨脹
係数を持った金属材料、例えばステンレス鋼から構成さ
れている。
【0084】一方、スリーブ10は、内側の第1と第2
のパイプ11,12と、外側の第3パイプ13との間に
挟み込まれるようにして配置されており、その内周形状
および外周形状は、それぞれ、第1と第2のパイプ1
1,12の外周形状および第3パイプ13の内周形状に
適合するようにして形成されている。すなわち、このス
リーブ10の中央部には、第1と第2のパイプ11,1
2の各大径端部と第3パイプ13の中央の大径部との間
に挟まれる大径部が形成されている。そして、このスリ
ーブ10の中央の大径部の両側には、第1と第2のパイ
プ11,12の各くびれ部30と第3パイプ13の各く
びれ部30との間に挟まれる各くびれ部20、および第
1と第2のパイプ11,12の各大径部と第3パイプ1
3の各大径端部との間に挟まれる各大径端部が、それぞ
れ連続的に形成されている。このスリーブ10の両側の
大径端部は、両側の各端面10a,10bをそれぞれ含
んでいる。
のパイプ11,12と、外側の第3パイプ13との間に
挟み込まれるようにして配置されており、その内周形状
および外周形状は、それぞれ、第1と第2のパイプ1
1,12の外周形状および第3パイプ13の内周形状に
適合するようにして形成されている。すなわち、このス
リーブ10の中央部には、第1と第2のパイプ11,1
2の各大径端部と第3パイプ13の中央の大径部との間
に挟まれる大径部が形成されている。そして、このスリ
ーブ10の中央の大径部の両側には、第1と第2のパイ
プ11,12の各くびれ部30と第3パイプ13の各く
びれ部30との間に挟まれる各くびれ部20、および第
1と第2のパイプ11,12の各大径部と第3パイプ1
3の各大径端部との間に挟まれる各大径端部が、それぞ
れ連続的に形成されている。このスリーブ10の両側の
大径端部は、両側の各端面10a,10bをそれぞれ含
んでいる。
【0085】この場合、スリーブ10と、第1と第2の
パイプ11,12の各々との重なり部分の寸法は、所定
寸法:L1 とされている。また、このスリーブ10の両
側の大径端部の各々は、第3パイプ13の両側の端面1
3a,13bを越えて所定寸法:L2 だけ突出し、この
突出部分は第1と第2のパイプ11,12の大径部の外
周面を覆っている。すなわち、第3パイプ13の両側の
部分は、スリーブ10を介して第1または第2のパイプ
11,12と重なっており、それによって、3層の重な
り部分が形成されているが、この両側の3層の重なり部
分の寸法は、所定寸法:L3 (L3 =L1 −L2 )とな
っている。
パイプ11,12の各々との重なり部分の寸法は、所定
寸法:L1 とされている。また、このスリーブ10の両
側の大径端部の各々は、第3パイプ13の両側の端面1
3a,13bを越えて所定寸法:L2 だけ突出し、この
突出部分は第1と第2のパイプ11,12の大径部の外
周面を覆っている。すなわち、第3パイプ13の両側の
部分は、スリーブ10を介して第1または第2のパイプ
11,12と重なっており、それによって、3層の重な
り部分が形成されているが、この両側の3層の重なり部
分の寸法は、所定寸法:L3 (L3 =L1 −L2 )とな
っている。
【0086】なお、このスリーブ10の各部の内径は、
第1と第2のパイプ11,12の対応する部分の外径と
ほぼ等しくされており、各部の外径は、第3パイプ13
の対応する部分の内径とほぼ等しくされている。また、
このスリーブ10は、絶縁材料であるPTFE、FE
P、およびPFAの中のいずれか一つの材料から構成さ
れている。
第1と第2のパイプ11,12の対応する部分の外径と
ほぼ等しくされており、各部の外径は、第3パイプ13
の対応する部分の内径とほぼ等しくされている。また、
このスリーブ10は、絶縁材料であるPTFE、FE
P、およびPFAの中のいずれか一つの材料から構成さ
れている。
【0087】さらに、図7は、以上のような構成を有す
る本実施の形態の電気絶縁型継手を使用して耐圧容器を
貫通する貫通形冷却剤パイプ1と冷却剤マニホールド3
側のU字形冷却剤パイプ2との間を接続した状態を示す
構成図である。電気絶縁型継手6を除けば、他の部分の
構成は、前記第1および第2の実施の形態の構成と全く
同様である。
る本実施の形態の電気絶縁型継手を使用して耐圧容器を
貫通する貫通形冷却剤パイプ1と冷却剤マニホールド3
側のU字形冷却剤パイプ2との間を接続した状態を示す
構成図である。電気絶縁型継手6を除けば、他の部分の
構成は、前記第1および第2の実施の形態の構成と全く
同様である。
【0088】[3−2.継手の形成方法]以下には、本
実施の形態の電気絶縁型継手の形成方法の一例について
簡単に説明する。
実施の形態の電気絶縁型継手の形成方法の一例について
簡単に説明する。
【0089】前述したように、本実施の形態の電気絶縁
型継手は、3本のパイプ11〜13を入れ子式にしてス
リーブ10を介して結合したものであり、一対のくびれ
部30を有するものである。このような電気絶縁型継手
を形成する際には、まず、小径の第1と第2のパイプ1
1,12と、これらのパイプ11,12の外径とほぼ等
しい内径を有するスリーブ10、および、このスリーブ
10の外径とほぼ等しい内径を有する大径の第3パイプ
13を用意する。
型継手は、3本のパイプ11〜13を入れ子式にしてス
リーブ10を介して結合したものであり、一対のくびれ
部30を有するものである。このような電気絶縁型継手
を形成する際には、まず、小径の第1と第2のパイプ1
1,12と、これらのパイプ11,12の外径とほぼ等
しい内径を有するスリーブ10、および、このスリーブ
10の外径とほぼ等しい内径を有する大径の第3パイプ
13を用意する。
【0090】そして、第1パイプ11の端面11a側か
ら、スリーブ10の一方の端面10a側の部分をこの第
1パイプ11の外周に被せ、この第1パイプ11とスリ
ーブ10とが所定寸法:L1 だけ重なり合うようにす
る。続いて、この第1パイプ11とスリーブ10との寸
法:L1 の重なり部分の中央部にくびれ部30を形成す
るようにして、この部分の径を絞り加工する。
ら、スリーブ10の一方の端面10a側の部分をこの第
1パイプ11の外周に被せ、この第1パイプ11とスリ
ーブ10とが所定寸法:L1 だけ重なり合うようにす
る。続いて、この第1パイプ11とスリーブ10との寸
法:L1 の重なり部分の中央部にくびれ部30を形成す
るようにして、この部分の径を絞り加工する。
【0091】この後、スリーブ10の他方の端面10b
側から、第3パイプ13の一方の端面13a側の部分を
このスリーブ10の外周に被せ、この第3パイプ13の
端面13aからスリーブ10の端面10a側の部分が所
定寸法:L2 だけ突出するようにする。続いて、この第
3パイプ13におけるスリーブ10のくびれ部30と重
なる部分が、このくびれ部30と整合するくびれ部30
を形成するようにして第3パイプ13を絞り加工する。
この結果、第1パイプ11、スリーブ10、および第3
パイプ13からなる所定寸法:L3 (L3 =L1 −
L2 )の3層部分の中央部にくびれ部30が形成され
る。
側から、第3パイプ13の一方の端面13a側の部分を
このスリーブ10の外周に被せ、この第3パイプ13の
端面13aからスリーブ10の端面10a側の部分が所
定寸法:L2 だけ突出するようにする。続いて、この第
3パイプ13におけるスリーブ10のくびれ部30と重
なる部分が、このくびれ部30と整合するくびれ部30
を形成するようにして第3パイプ13を絞り加工する。
この結果、第1パイプ11、スリーブ10、および第3
パイプ13からなる所定寸法:L3 (L3 =L1 −
L2 )の3層部分の中央部にくびれ部30が形成され
る。
【0092】さらに、スリーブ10の端面10b側か
ら、このスリーブ10内に、第2パイプ12の端面12
a側の部分をこのスリーブ10の内周に挿入し、この第
2パイプ12とスリーブ10とが所定寸法:L1 だけ重
なり合うようにする。続いて、この第2パイプ12とス
リーブ10との寸法:L1 の重なり部分の中央部にくび
れ部30を形成するようにして、この部分の径を絞り加
工する。
ら、このスリーブ10内に、第2パイプ12の端面12
a側の部分をこのスリーブ10の内周に挿入し、この第
2パイプ12とスリーブ10とが所定寸法:L1 だけ重
なり合うようにする。続いて、この第2パイプ12とス
リーブ10との寸法:L1 の重なり部分の中央部にくび
れ部30を形成するようにして、この部分の径を絞り加
工する。
【0093】最後に、第3パイプ13におけるスリーブ
10の端面13b側のくびれ部30と重なる部分が、こ
のくびれ部30と整合するくびれ部30を形成するよう
にして第3パイプ13を絞り加工する。この結果、第2
パイプ12、スリーブ10、および第3パイプ1からな
る所定寸法:L3 (L3 =L1 −L2 )の3層部分の中
央部にくびれ部30が形成される。
10の端面13b側のくびれ部30と重なる部分が、こ
のくびれ部30と整合するくびれ部30を形成するよう
にして第3パイプ13を絞り加工する。この結果、第2
パイプ12、スリーブ10、および第3パイプ1からな
る所定寸法:L3 (L3 =L1 −L2 )の3層部分の中
央部にくびれ部30が形成される。
【0094】[3−3.作用]以上のような構成を有す
る本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様
に、外側の第3パイプ13内に内側の第1と第2のパイ
プ11,12の端部を収納できるため、内側のパイプ1
1,12の端部を保護し、その屈曲を防止することがで
きる。また、スリーブ10の両側の端部によって外側の
第3パイプ13の両側の端部を支持できるため、外側の
第3パイプ13の両端部を保護し、その屈曲を防止する
ことができる。
る本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様
に、外側の第3パイプ13内に内側の第1と第2のパイ
プ11,12の端部を収納できるため、内側のパイプ1
1,12の端部を保護し、その屈曲を防止することがで
きる。また、スリーブ10の両側の端部によって外側の
第3パイプ13の両側の端部を支持できるため、外側の
第3パイプ13の両端部を保護し、その屈曲を防止する
ことができる。
【0095】一方、本実施の形態においては、このよう
に、3本のパイプを一対のくびれ部を有するようにして
入れ子式に結合しており、特に、内側の第1と第2のパ
イプ11,12を一括的に覆うスリーブ10が、外側の
第3パイプ13の両端部よりも所定寸法:L2 だけ突出
するようにして設けられているため、前記第1の実施の
形態と同様に、外側のパイプとスリーブとの間の漏洩経
路がない。
に、3本のパイプを一対のくびれ部を有するようにして
入れ子式に結合しており、特に、内側の第1と第2のパ
イプ11,12を一括的に覆うスリーブ10が、外側の
第3パイプ13の両端部よりも所定寸法:L2 だけ突出
するようにして設けられているため、前記第1の実施の
形態と同様に、外側のパイプとスリーブとの間の漏洩経
路がない。
【0096】また、本実施の形態においては、前記第2
の実施の形態と同様に、テーパ部が増えており、内側の
パイプ11,12と外側のパイプ13との結合部に2対
ものテーパ部20を有している。そのため、この電気絶
縁型継手の内部を流れる冷却剤の圧力が、この2対のテ
ーパ部20を外側方向に押圧すると、この押圧力によっ
て、内外のパイプ間を強制的に結合させるような軸線方
向の分力が作用し、機械的な結合強度を向上できる。特
に、本実施の形態においては、電気絶縁継手全体の結合
が2対ものテーパ部20によって行われており、しか
も、内側のパイプ11,12の各々と外側のパイプ13
との各結合がいずれも一対のテーパ部で行われているた
め、機械的な結合強度を十分に向上できる。
の実施の形態と同様に、テーパ部が増えており、内側の
パイプ11,12と外側のパイプ13との結合部に2対
ものテーパ部20を有している。そのため、この電気絶
縁型継手の内部を流れる冷却剤の圧力が、この2対のテ
ーパ部20を外側方向に押圧すると、この押圧力によっ
て、内外のパイプ間を強制的に結合させるような軸線方
向の分力が作用し、機械的な結合強度を向上できる。特
に、本実施の形態においては、電気絶縁継手全体の結合
が2対ものテーパ部20によって行われており、しか
も、内側のパイプ11,12の各々と外側のパイプ13
との各結合がいずれも一対のテーパ部で行われているた
め、機械的な結合強度を十分に向上できる。
【0097】[3−4.効果]以上のように、本実施の
形態においては、2対のテーパ部20を有し、機械的な
結合強度を十分に向上できることから、結合部の気密性
を十分に向上し、冷却剤の漏洩噴出を容易かつ確実に防
止できると共に、冷却剤の圧力に起因する破損を十分に
防止することができる。また、本実施の形態は、同じ径
を有するパイプ間を結合する場合に好適である。特に、
両側に大径端部を有しており、しかもこのように、気密
性、耐圧性能に優れているため、直径の大きな冷却剤パ
イプを結合する場合に好適である。
形態においては、2対のテーパ部20を有し、機械的な
結合強度を十分に向上できることから、結合部の気密性
を十分に向上し、冷却剤の漏洩噴出を容易かつ確実に防
止できると共に、冷却剤の圧力に起因する破損を十分に
防止することができる。また、本実施の形態は、同じ径
を有するパイプ間を結合する場合に好適である。特に、
両側に大径端部を有しており、しかもこのように、気密
性、耐圧性能に優れているため、直径の大きな冷却剤パ
イプを結合する場合に好適である。
【0098】さらに、前記第1および第2の実施の形態
と同様に、スリーブ10を、PTFE、FEP、および
PFAなどの、耐熱性、電気絶縁性、機械的強度に優れ
た材料で構成していることに加えて、第1と第2のパイ
プ11,12の両方を、同じ線膨脹係数を持つ金属材料
で構成しているため、高い電気絶縁型継手の耐熱性能、
耐電圧性能、および耐圧性能を得ることができる。
と同様に、スリーブ10を、PTFE、FEP、および
PFAなどの、耐熱性、電気絶縁性、機械的強度に優れ
た材料で構成していることに加えて、第1と第2のパイ
プ11,12の両方を、同じ線膨脹係数を持つ金属材料
で構成しているため、高い電気絶縁型継手の耐熱性能、
耐電圧性能、および耐圧性能を得ることができる。
【0099】[4.他の実施の形態]なお、本発明は、
前記各実施の形態に限定されるものではなく、他にも多
種多様な形態を実施可能である。例えば、スリーブやパ
イプの具体的な材料は適宜選択可能である。また、前記
第3の実施の形態をさらに発展させて、3箇所以上にく
びれ部を設ける構成も可能である。このようにくびれ部
の数を増やすことにより、気密性、耐圧性能をより向上
することができる。
前記各実施の形態に限定されるものではなく、他にも多
種多様な形態を実施可能である。例えば、スリーブやパ
イプの具体的な材料は適宜選択可能である。また、前記
第3の実施の形態をさらに発展させて、3箇所以上にく
びれ部を設ける構成も可能である。このようにくびれ部
の数を増やすことにより、気密性、耐圧性能をより向上
することができる。
【0100】さらに、前記各実施の形態においては、本
発明の電気絶縁型継手を、耐圧容器を貫通する貫通形冷
却剤パイプとU字形冷却剤パイプとの連結に適用した場
合について説明したが、本発明は、各種の冷却剤パイプ
間の連結に同様に適用可能であり、同様に優れた作用効
果を得られるものである。また、前記各実施の形態にお
いては、第1パイプおよび第2パイプの両方を、連結す
る冷却剤パイプの全部または一部として形成した場合に
ついて説明したが、第1と第2のパイプのいずれか一方
あるいは両方を、連結する冷却剤パイプとは別の部材と
して形成することも同様に可能である。
発明の電気絶縁型継手を、耐圧容器を貫通する貫通形冷
却剤パイプとU字形冷却剤パイプとの連結に適用した場
合について説明したが、本発明は、各種の冷却剤パイプ
間の連結に同様に適用可能であり、同様に優れた作用効
果を得られるものである。また、前記各実施の形態にお
いては、第1パイプおよび第2パイプの両方を、連結す
る冷却剤パイプの全部または一部として形成した場合に
ついて説明したが、第1と第2のパイプのいずれか一方
あるいは両方を、連結する冷却剤パイプとは別の部材と
して形成することも同様に可能である。
【0101】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、内外の
パイプ間の結合を一対以上のテーパ部を介して行うこと
により、このテーパ部を外側方向に押圧する冷却剤の押
圧力によって、内外のパイプを強制的に結合させるよう
な軸線方向の分力を作用させることができるため、従来
に比べて機械的な連結強度に優れ、冷却剤の漏洩噴出を
確実に防止可能であり、信頼性が高く、しかも、構造が
簡単であり、製造も容易な、実用性の高い電気絶縁型継
手を提供することができる。
パイプ間の結合を一対以上のテーパ部を介して行うこと
により、このテーパ部を外側方向に押圧する冷却剤の押
圧力によって、内外のパイプを強制的に結合させるよう
な軸線方向の分力を作用させることができるため、従来
に比べて機械的な連結強度に優れ、冷却剤の漏洩噴出を
確実に防止可能であり、信頼性が高く、しかも、構造が
簡単であり、製造も容易な、実用性の高い電気絶縁型継
手を提供することができる。
【0102】また、スリーブやパイプの材料を適切に選
択することにより、耐熱性能、耐電圧性能、および耐圧
性能に優れた電気絶縁型継手を提供することができる。
より具体的に、本発明によれば、210℃程度の高温に
耐え得る高耐熱性能、3000V程度の高電圧に耐え得
る高耐電圧性能、および約25kg/cm2 程度の高圧
力に耐え得る高耐圧性能を有するような電気絶縁型継手
を提供することができる。
択することにより、耐熱性能、耐電圧性能、および耐圧
性能に優れた電気絶縁型継手を提供することができる。
より具体的に、本発明によれば、210℃程度の高温に
耐え得る高耐熱性能、3000V程度の高電圧に耐え得
る高耐電圧性能、および約25kg/cm2 程度の高圧
力に耐え得る高耐圧性能を有するような電気絶縁型継手
を提供することができる。
【図1】本発明による第1の実施の形態の電気絶縁型継
手を示す断面図。
手を示す断面図。
【図2】図1の電気絶縁型継手を使用して耐圧容器を貫
通する冷却剤パイプと冷却剤マニホールド側の冷却剤パ
イプとの間を接続した状態を示す構成図。
通する冷却剤パイプと冷却剤マニホールド側の冷却剤パ
イプとの間を接続した状態を示す構成図。
【図3】図1の電気絶縁型継手の形成方法を示す断面
図。
図。
【図4】本発明による第2の実施の形態の電気絶縁型継
手を示す断面図。
手を示す断面図。
【図5】図4の電気絶縁型継手を使用して耐圧容器を貫
通する冷却剤パイプと冷却剤マニホールド側の冷却剤パ
イプとの間を接続した状態を示す構成図。
通する冷却剤パイプと冷却剤マニホールド側の冷却剤パ
イプとの間を接続した状態を示す構成図。
【図6】本発明による第3の実施の形態の電気絶縁型継
手を示す断面図。
手を示す断面図。
【図7】図6の電気絶縁型継手を使用して耐圧容器を貫
通する冷却剤パイプと冷却剤マニホールド側の冷却剤パ
イプとの間を接続した状態を示す構成図。
通する冷却剤パイプと冷却剤マニホールド側の冷却剤パ
イプとの間を接続した状態を示す構成図。
【図8】従来のホースを使用して耐圧容器を貫通する冷
却剤パイプと冷却剤マニホールド側の冷却剤パイプとの
間を接続した状態を示す構成図。
却剤パイプと冷却剤マニホールド側の冷却剤パイプとの
間を接続した状態を示す構成図。
【図9】従来の電気絶縁型継手を使用して耐圧容器を貫
通する冷却剤パイプと冷却剤マニホールド側の冷却剤パ
イプとの間を接続した状態を示す構成図。
通する冷却剤パイプと冷却剤マニホールド側の冷却剤パ
イプとの間を接続した状態を示す構成図。
【図10】図9の電気絶縁型継手の形成方法の初期の工
程を示す断面図。
程を示す断面図。
【図11】図9の電気絶縁型継手の形成方法の途中の工
程を示す断面図。
程を示す断面図。
【図12】図9の電気絶縁型継手を示す断面図。
1:貫通形冷却剤パイプ 2:U字形冷却剤パイプ 3:冷却剤マニホールド 4:ニップル 5:ホース 6:電気絶縁型継手 10:スリーブ 10a,10b:端面 11:第1パイプ 11a:端面 12:第2パイプ 12a:端面 13:第3パイプ 13a,13b:端面 20:テーパ部 30:くびれ部 A:冷却剤の流れ方向 B:漏洩した冷却剤の流れ方向
Claims (7)
- 【請求項1】 筒状の第1管路と筒状の第2管路を、電
気絶縁材料製の筒状のスリーブを介して電気的に絶縁し
かつ機械的に連結する電気絶縁型継手において、 前記第1と第2の管路は、その各一方の端面が電気絶縁
に十分な距離を介して互いに対向するようにして配置さ
れ、 前記第1と第2の管路の各々には、その前記端面と反対
側からこの端面に向かって、小径部、テーパ部、および
大径端部がそれぞれ連続的に形成され、 前記第1管路の前記大径端部と前記第2管路の前記大径
端部は、互いにほぼ等しい外径を有し、 前記第1管路の前記小径部の途中から前記第2管路の前
記小径部の途中までに至る部分の外周面を一括的に覆う
筒状の第3管路が設けられ、 前記第3管路には、この第3管路の内周形状が前記第1
と第2の管路の外周形状に適合するようにして、第1と
第2の管路の各前記大径端部に重なる中央の大径部、第
1と第2の管路の各前記テーパ部に重なる両側のテーパ
部、および第1と第2の管路の各前記小径部に重なる両
側の小径端部が連続的に形成され、 前記スリーブは、前記第1と第2の管路と、前記第3管
路との間に挟み込まれるようにして配置され、 前記スリーブには、このスリーブの形状が前記第1と第
2の管路の外周形状および前記第3管路の内周形状に適
合するようにして、第1と第2の管路の各前記大径端部
と第3管路の前記大径部との間に挟まれる中央の大径
部、第1と第2の管路の各前記テーパ部と第3管路の各
前記テーパ部との間に挟まれる両側のテーパ部、および
第1と第2の管路の各前記小径部と第3管路の各前記小
径端部との間に挟まれる両側の小径端部が連続的に形成
され、 前記スリーブの前記両側の小径端部の各々は、前記第3
管路の対応する各前記小径端部の端面を越えて突出し、
この突出部分が前記第1と第2の管路の各前記小径部の
外周面を覆うように構成されたことを特徴とする電気絶
縁型継手。 - 【請求項2】 筒状の第1管路と筒状の第2管路を、電
気絶縁材料製の筒状のスリーブを介して電気的に絶縁し
かつ機械的に連結する電気絶縁型継手において、 前記第1と第2の管路は、互いに逆向きの端面を含む部
分が内外に重なるようにして配置され、 前記第1管路には、その前記端面と反対側からこの端面
に向かって、大径部、くびれ部、および大径端部が連続
的に形成され、前記くびれ部は、一対のテーパ部とその
間の小径部から形成され、 前記第2管路には、この第2管路の内周形状が前記第1
管路の外周形状に適合するようにして、第1管路の前記
大径端部に重なる大径部、第1管路の前記くびれ部に重
なるくびれ部、および第1管路の前記大径部に重なる大
径端部が連続的に形成され、 前記スリーブは、前記第1と第2の管路の間に挟み込ま
れるようにして配置され、 前記スリーブには、このスリーブの形状が前記第1管路
の外周形状および前記第2管路の内周形状に適合するよ
うにして、第1と第2の管路の各前記くびれ部間に挟ま
れる中央のくびれ部と、第1と第2の管路の各前記大径
部と各前記大径端部との間にそれぞれ挟まれる両側の大
径端部が連続的に形成され、 前記スリーブの前記両側の大径端部のうち、前記第1管
路の前記大径部と前記第2管路の前記大径端部との間に
挟まれる大径端部は、第2管路の前記端面を越えて突出
し、この突出部分が第1管路の大径部の外周面を覆うよ
うに構成されたことを特徴とする電気絶縁型継手。 - 【請求項3】 筒状の第1管路と筒状の第2管路を、電
気絶縁材料製の筒状のスリーブを介して電気的に絶縁し
かつ機械的に連結する電気絶縁型継手において、 前記第1と第2の管路は、その各一方の端面が電気絶縁
に十分な距離を介して互いに対向するようにして配置さ
れ、 前記第1と第2の管路の各々には、その前記端面と反対
側からこの対向端面に向かって、大径部、くびれ部、お
よび大径端部がそれぞれ連続的に形成され、前記くびれ
部は、一対のテーパ部とその間の小径部から形成され、 前記第1管路の前記大径端部と前記第2管路の前記大径
端部は、互いにほぼ等しい外径を有し、 前記第1管路の前記大径部の途中から前記第2管路の前
記大径部の途中までに至る部分の外周面を一括的に覆う
筒状の第3管路が設けられ、 前記第3管路には、この第3管路の内周形状が前記第1
と第2の管路の外周形状に適合するようにして、第1と
第2の管路の各前記大径端部に重なる中央の大径部、第
1と第2の管路の各前記くびれ部に重なる両側のくびれ
部、および前記第1と第2の管路の各前記小径部に重な
る両側の小径端部が連続的に形成され、 前記スリーブは、前記第1と第2の管路と、前記第3管
路との間に挟み込まれるようにして配置され、 前記スリーブには、このスリーブの形状が前記第1と第
2の管路の外周形状および前記第3管路の内周形状に適
合するようにして、第1と第2の管路の各前記大径端部
と第3管路の前記大径部との間に挟まれる中央の大径
部、第1と第2の管路の各前記くびれ部と第3管路の各
前記くびれ部との間に挟まれる両側のくびれ部、および
第1と第2の管路の各前記小径部と第3管路の各前記小
径端部との間に挟まれる両側の小径端部が連続的に形成
され、 前記スリーブの前記両側の大径端部の各々は、前記第3
管路の対応する各前記大径端部の端面を越えて突出し、
この突出部分が前記第1と第2の管路の各前記大径部の
外周面を覆うように構成されたことを特徴とする電気絶
縁型継手。 - 【請求項4】 前記スリーブは、ポリ四フッ化エチレン
樹脂:(CF2 −CF2 )n を含む材料で構成されたこ
とを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一
つに記載の電気絶縁型継手。 - 【請求項5】 前記スリーブは、パーフルオロエチレン
プロピレン樹脂:(CF2 −CF2 )m (CF3 CF−
CF2 )n を含む材料で構成されたことを特徴とする請
求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の電気絶
縁型継手。 - 【請求項6】 前記スリーブは、パーフルオロアルコキ
シ樹脂:(CF2 −CF2 )m (Rf OCF−CF2 )
n を含む材料で構成されたことを特徴とする請求項1か
ら請求項3までのいずれか一つに記載の電気絶縁型継
手。 - 【請求項7】 前記複数の管路の全ては、同じ線膨脹係
数を持つ金属材料で構成されたことを特徴とする請求項
1から請求項6までのいずれか一つに記載の電気絶縁型
継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8136903A JPH09320623A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 電気絶縁型継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8136903A JPH09320623A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 電気絶縁型継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09320623A true JPH09320623A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15186269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8136903A Pending JPH09320623A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 電気絶縁型継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09320623A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016066577A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池スタック |
CN106322560A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-01-11 | 新昌县开铭制冷配件有限公司 | 一种用于空调机制冷管的连接管 |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP8136903A patent/JPH09320623A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016066577A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池スタック |
CN106322560A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-01-11 | 新昌县开铭制冷配件有限公司 | 一种用于空调机制冷管的连接管 |
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