JPH09320498A - カラー受像管装置 - Google Patents
カラー受像管装置Info
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- JPH09320498A JPH09320498A JP8132890A JP13289096A JPH09320498A JP H09320498 A JPH09320498 A JP H09320498A JP 8132890 A JP8132890 A JP 8132890A JP 13289096 A JP13289096 A JP 13289096A JP H09320498 A JPH09320498 A JP H09320498A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一体化されたスクリーン部を複数個の領域に
分割して走査するカラー受像管装置において、スクリー
ン部に表示される画像が隣接領域との境界で分断されな
いように構成するすることを目的とする。 【解決手段】 ストライプ状の蛍光体層B,G,R および光
吸収層4 が並列形成され、その光吸収層と重なる位置に
インデックス信号蛍光体層2 が形成されたスクリーン部
14を有し、このスクリーン部を複数個の領域に分割して
走査するカラー受像管装置において、蛍光体層の並列方
向の複数個の領域を、選択された光吸収層を隣接領域と
の境界1 とし、インデックス信号蛍光体層をその境界と
なる光吸収層と重なる位置を避けて設けた。
分割して走査するカラー受像管装置において、スクリー
ン部に表示される画像が隣接領域との境界で分断されな
いように構成するすることを目的とする。 【解決手段】 ストライプ状の蛍光体層B,G,R および光
吸収層4 が並列形成され、その光吸収層と重なる位置に
インデックス信号蛍光体層2 が形成されたスクリーン部
14を有し、このスクリーン部を複数個の領域に分割して
走査するカラー受像管装置において、蛍光体層の並列方
向の複数個の領域を、選択された光吸収層を隣接領域と
の境界1 とし、インデックス信号蛍光体層をその境界と
なる光吸収層と重なる位置を避けて設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インデックス方
式のカラー受像管装置に係り、特にスクリーン部を複数
個の領域に分割して走査するカラー受像管装置に関す
る。
式のカラー受像管装置に係り、特にスクリーン部を複数
個の領域に分割して走査するカラー受像管装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、独立した小型の受像管を複数
個配置して、高解像度の大画面を構成する受像管装置
が、特開昭48−90428号公報、特開昭49−21
019号公報、実開昭53−117130号公報などに
開示されている。この種の受像管装置は、屋外などに配
置される分割数の多い巨大画面を構成する場合には有効
であるが、画面サイズが40インチ程度の中規模の表示
画面を構成する場合は、各領域に表示される画像の繋ぎ
目が目立ち、みずらい画面となる。したがって、特に家
庭用テレビ受像機や計算機利用設計(CAD)の図形表
示用端末機器として用いる場合は、画面に繋ぎ目が現れ
ることが致命的な欠陥となる。
個配置して、高解像度の大画面を構成する受像管装置
が、特開昭48−90428号公報、特開昭49−21
019号公報、実開昭53−117130号公報などに
開示されている。この種の受像管装置は、屋外などに配
置される分割数の多い巨大画面を構成する場合には有効
であるが、画面サイズが40インチ程度の中規模の表示
画面を構成する場合は、各領域に表示される画像の繋ぎ
目が目立ち、みずらい画面となる。したがって、特に家
庭用テレビ受像機や計算機利用設計(CAD)の図形表
示用端末機器として用いる場合は、画面に繋ぎ目が現れ
ることが致命的な欠陥となる。
【0003】このような受像管装置の問題点を解決する
ものとして、米国特許第3,071,706号明細書、
実公昭39−25641号公報、特公昭42−4928
号公報、特開昭50−17167号公報などには、複数
個の独立した受像管のスクリーン部を一体化した多ネッ
ク方式の受像管装置が提案されている。この多ネック方
式の受像管装置は、上記独立した小型の受像管を複数個
配置した場合の画像の繋ぎ目をなくすことができ、かな
り見易い画面を構成することができる。しかし、この受
像管装置では、分割して走査される領域がきわめて接近
して位置するため、隣接領域間の画像のわずかな違い
が、よく目立つようになる。
ものとして、米国特許第3,071,706号明細書、
実公昭39−25641号公報、特公昭42−4928
号公報、特開昭50−17167号公報などには、複数
個の独立した受像管のスクリーン部を一体化した多ネッ
ク方式の受像管装置が提案されている。この多ネック方
式の受像管装置は、上記独立した小型の受像管を複数個
配置した場合の画像の繋ぎ目をなくすことができ、かな
り見易い画面を構成することができる。しかし、この受
像管装置では、分割して走査される領域がきわめて接近
して位置するため、隣接領域間の画像のわずかな違い
が、よく目立つようになる。
【0004】一方、カラー受像管装置については、色選
別が必要である。そのために、特願平4−169005
号明細書や特願平5−168262号明細書などには、
色選別電極として、シャドウマスクを用いた多ネック方
式のカラー受像管装置が示されている。しかし、シャド
ウマスクを用いると、シャドウマスクとスクリーン部と
の機械的なずれなどにより、シャドウマスクの電子ビー
ム通過孔を通過した電子ビームがスクリーン部の蛍光体
層に正しく衝突しないミスランディングが生ずるという
問題がある。
別が必要である。そのために、特願平4−169005
号明細書や特願平5−168262号明細書などには、
色選別電極として、シャドウマスクを用いた多ネック方
式のカラー受像管装置が示されている。しかし、シャド
ウマスクを用いると、シャドウマスクとスクリーン部と
の機械的なずれなどにより、シャドウマスクの電子ビー
ム通過孔を通過した電子ビームがスクリーン部の蛍光体
層に正しく衝突しないミスランディングが生ずるという
問題がある。
【0005】このシャドウマスクを用いた多ネック方式
のカラー受像管装置の問題点を解決する受像管装置とし
て、特公平4−53067号公報には、スクリーン部に
インデックス蛍光体層を設け、このインデックス蛍光体
層から得られる信号光をフィードバックして、電子ビー
ムなどへの信号を制御するシャドウマスクを用いない多
ネック方式のカラー受像管装置(インデックス方式カラ
ー受像管装置)が開示されている。
のカラー受像管装置の問題点を解決する受像管装置とし
て、特公平4−53067号公報には、スクリーン部に
インデックス蛍光体層を設け、このインデックス蛍光体
層から得られる信号光をフィードバックして、電子ビー
ムなどへの信号を制御するシャドウマスクを用いない多
ネック方式のカラー受像管装置(インデックス方式カラ
ー受像管装置)が開示されている。
【0006】このインデックス方式カラー受像管装置に
よれば、シャドウマスクを用いた多ネック方式のカラー
受像管装置のミスランディングを解決することができ
る。しかし、このインデックス方式カラー受像管装置
は、図6に示すように、複数個の電子銃から放出される
電子ビームにより分割して走査される領域の境界1まで
インデックス蛍光体層2が設けられているため、実際に
このカラー受像管装置を動作させた場合、その境界1を
明確化すること、すなわち、隣接領域に表示される画像
の繋ぎ目を精度よく制御することががむつかしく、スク
リーン部に表示される画像が各領域の境界で分断されて
しまうという問題がある。
よれば、シャドウマスクを用いた多ネック方式のカラー
受像管装置のミスランディングを解決することができ
る。しかし、このインデックス方式カラー受像管装置
は、図6に示すように、複数個の電子銃から放出される
電子ビームにより分割して走査される領域の境界1まで
インデックス蛍光体層2が設けられているため、実際に
このカラー受像管装置を動作させた場合、その境界1を
明確化すること、すなわち、隣接領域に表示される画像
の繋ぎ目を精度よく制御することががむつかしく、スク
リーン部に表示される画像が各領域の境界で分断されて
しまうという問題がある。
【0007】なお,図6において、B,G,Rは、それ
ぞれ青、緑、赤に発光する3色蛍光体層、4は、その3
色蛍光体層B,G,R間に設けられた光吸収層、5は、
アルミニウム膜、6は、走査方向を示す矢印である。
ぞれ青、緑、赤に発光する3色蛍光体層、4は、その3
色蛍光体層B,G,R間に設けられた光吸収層、5は、
アルミニウム膜、6は、走査方向を示す矢印である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、一体化
されたスクリーン部を有する多ネック方式のカラー受像
管装置については、そのスクリーン部にインデックス蛍
光体層が設けられ、このインデックス蛍光体層から得ら
れる信号光をフィードバックして、電子ビームなどへの
信号を制御するインデックス方式が有効である。しかし
このインデックス方式カラー受像管装置は、複数個の電
子銃から放出される電子ビームにより分割して走査され
る領域の境界までインデックス蛍光体層2が設けられて
いるため、隣接領域の繋ぎ目を精度よく制御することが
がむつかしく、スクリーン部に表示される画像が各領域
の境界で分断されてしまうという問題がある。
されたスクリーン部を有する多ネック方式のカラー受像
管装置については、そのスクリーン部にインデックス蛍
光体層が設けられ、このインデックス蛍光体層から得ら
れる信号光をフィードバックして、電子ビームなどへの
信号を制御するインデックス方式が有効である。しかし
このインデックス方式カラー受像管装置は、複数個の電
子銃から放出される電子ビームにより分割して走査され
る領域の境界までインデックス蛍光体層2が設けられて
いるため、隣接領域の繋ぎ目を精度よく制御することが
がむつかしく、スクリーン部に表示される画像が各領域
の境界で分断されてしまうという問題がある。
【0009】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、一体化されたスクリーン部を複数
個の電子銃から放出される電子ビームにより複数個の領
域に分割して走査するカラー受像管装置において、隣接
領域に表示される画像との繋ぎ目を精度よく制御して、
スクリーン部に表示される画像が隣接領域との境界で分
断されないように構成するすることを目的とする。
なされたものであり、一体化されたスクリーン部を複数
個の電子銃から放出される電子ビームにより複数個の領
域に分割して走査するカラー受像管装置において、隣接
領域に表示される画像との繋ぎ目を精度よく制御して、
スクリーン部に表示される画像が隣接領域との境界で分
断されないように構成するすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】複数色の連続または不連
続のストライプ状蛍光体層および光吸収層が所定の配列
ピッチで並列形成され、その光吸収層と重なる位置に蛍
光体層と平行に連続または不連続のストライプ状インデ
ックス信号蛍光体層が所定の配列ピッチで形成されたス
クリーン部を有し、このスクリーン部を複数個の電子銃
から放出される電子ビームにより少なくとも蛍光体層の
並列方向に複数個の領域に分割して走査するカラー受像
管装置において、蛍光体層の並列方向の複数個の領域を
上記光吸収層から選択された光吸収層を隣接領域との境
界とし、インデックス信号蛍光体層を隣接領域との境界
となる光吸収層と重なる位置を避けて設けた。
続のストライプ状蛍光体層および光吸収層が所定の配列
ピッチで並列形成され、その光吸収層と重なる位置に蛍
光体層と平行に連続または不連続のストライプ状インデ
ックス信号蛍光体層が所定の配列ピッチで形成されたス
クリーン部を有し、このスクリーン部を複数個の電子銃
から放出される電子ビームにより少なくとも蛍光体層の
並列方向に複数個の領域に分割して走査するカラー受像
管装置において、蛍光体層の並列方向の複数個の領域を
上記光吸収層から選択された光吸収層を隣接領域との境
界とし、インデックス信号蛍光体層を隣接領域との境界
となる光吸収層と重なる位置を避けて設けた。
【0011】また、フェースプレートおよびこのフェー
スプレートと対向するリアプレートとの間にこれらフェ
ースプレートとリアプレートとを支える支持体が配置さ
れた外囲器を有し、フェースプレートの内面に複数色の
連続または不連続のストライプ状蛍光体層よび光吸収層
が所定の配列ピッチで並列形成され、その光吸収層と重
なる位置に蛍光体層と平行に連続または不連続のストラ
イプ状インデックス信号蛍光体層が所定の配列ピッチで
形成されたスクリーン部が設けられ、このスクリーン部
をリアプレート側に配置された複数個の電子銃から放出
される電子ビームにより少なくとも蛍光体層の並列方向
に複数個の領域に分割して走査するカラー受像管装置に
おいて、蛍光体層の並列方向の複数個の領域を、上記光
吸収層から選択された光吸収層を隣接領域との境界と
し、インデックス信号蛍光体層を隣接領域との境界とな
る光吸収層と重なる位置を避けて設け、支持体を隣接領
域との境界となる光吸収層上に配置した。
スプレートと対向するリアプレートとの間にこれらフェ
ースプレートとリアプレートとを支える支持体が配置さ
れた外囲器を有し、フェースプレートの内面に複数色の
連続または不連続のストライプ状蛍光体層よび光吸収層
が所定の配列ピッチで並列形成され、その光吸収層と重
なる位置に蛍光体層と平行に連続または不連続のストラ
イプ状インデックス信号蛍光体層が所定の配列ピッチで
形成されたスクリーン部が設けられ、このスクリーン部
をリアプレート側に配置された複数個の電子銃から放出
される電子ビームにより少なくとも蛍光体層の並列方向
に複数個の領域に分割して走査するカラー受像管装置に
おいて、蛍光体層の並列方向の複数個の領域を、上記光
吸収層から選択された光吸収層を隣接領域との境界と
し、インデックス信号蛍光体層を隣接領域との境界とな
る光吸収層と重なる位置を避けて設け、支持体を隣接領
域との境界となる光吸収層上に配置した。
【0012】また、上記各カラー受像管装置において、
複数色の蛍光体層の配列数を2の倍数で設けた。
複数色の蛍光体層の配列数を2の倍数で設けた。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【0014】図1にその一形態であるカラー受像管装置
の前面側からみた斜視図を、図2に背面からみた斜視図
を、さらに、図3に図1における III−III 線断面図を
示す。
の前面側からみた斜視図を、図2に背面からみた斜視図
を、さらに、図3に図1における III−III 線断面図を
示す。
【0015】これら図1ないし図3に示したように、こ
のカラー受像管装置は、フェースプレート10、このフ
ェースプレート10と対向するリアプレート11、この
リアプレート11に設けられた複数個のファンネル1
2、およびその各ファンネル12に連設された複数個の
ネック13からなる真空外囲器を有する。図示例では、
水平方向に4個、垂直方向に3個、合計12個のファン
ネル12が設けられている。そのフェースプレート10
の内面には、後述するスクリーン部14が設けられてい
る。また、複数個のファンネル12に連設された各ネッ
ク13内には、それぞれ単電子ビーム15を放出する電
子銃16が配設されている。また、リアプレート11に
は、各ファンネル12を挟んで、上下、左右に透明な受
光窓(図示せず)が設けられ、これら受光窓の外側に受
光部17が設けられている。さらに、各ファンネル12
の外側には、偏向ヨーク18が装着されている。
のカラー受像管装置は、フェースプレート10、このフ
ェースプレート10と対向するリアプレート11、この
リアプレート11に設けられた複数個のファンネル1
2、およびその各ファンネル12に連設された複数個の
ネック13からなる真空外囲器を有する。図示例では、
水平方向に4個、垂直方向に3個、合計12個のファン
ネル12が設けられている。そのフェースプレート10
の内面には、後述するスクリーン部14が設けられてい
る。また、複数個のファンネル12に連設された各ネッ
ク13内には、それぞれ単電子ビーム15を放出する電
子銃16が配設されている。また、リアプレート11に
は、各ファンネル12を挟んで、上下、左右に透明な受
光窓(図示せず)が設けられ、これら受光窓の外側に受
光部17が設けられている。さらに、各ファンネル12
の外側には、偏向ヨーク18が装着されている。
【0016】上記スクリーン部14は、図4に示すよう
に、フェースプレート10の内面上に、所定の配列ピッ
チで水平方向に並列形成された青、緑、赤に発光する垂
直方向に細長いストライプ状の3色蛍光体層B,G,R
と、これら蛍光体層B,G,R間に設けられた垂直方向
に細長いストライプ状の光吸収層4と、これら蛍光体層
B,G,Rおよび光吸収層4上に設けられた薄いアルミ
ニウム膜5と、このアルミニウム膜5を介して光吸収層
4と重なる位置に蛍光体層B,G,Rと平行に所定の配
列ピッチで水平方向に並列形成された垂直方向に細長い
ストライプ状のインデックス信号蛍光体層2とからな
る。
に、フェースプレート10の内面上に、所定の配列ピッ
チで水平方向に並列形成された青、緑、赤に発光する垂
直方向に細長いストライプ状の3色蛍光体層B,G,R
と、これら蛍光体層B,G,R間に設けられた垂直方向
に細長いストライプ状の光吸収層4と、これら蛍光体層
B,G,Rおよび光吸収層4上に設けられた薄いアルミ
ニウム膜5と、このアルミニウム膜5を介して光吸収層
4と重なる位置に蛍光体層B,G,Rと平行に所定の配
列ピッチで水平方向に並列形成された垂直方向に細長い
ストライプ状のインデックス信号蛍光体層2とからな
る。
【0017】そのインデックス信号蛍光体層2の水平方
向配列ピッチPHIは、3色蛍光体層B,G,Rのトリオ
の水平方向配列ピッチPH に対して、 PHI=2/3×PH に設定され、たとえば3色蛍光体層B,G,Rおよび光
吸収層4の幅を0.100mmとするとき、 PH =0.600mm PHI=0.400mm となっている。
向配列ピッチPHIは、3色蛍光体層B,G,Rのトリオ
の水平方向配列ピッチPH に対して、 PHI=2/3×PH に設定され、たとえば3色蛍光体層B,G,Rおよび光
吸収層4の幅を0.100mmとするとき、 PH =0.600mm PHI=0.400mm となっている。
【0018】なお、3色蛍光体層B,G,Rには、通常
のカラー受像管に用いられるp22蛍光体や投写管用蛍
光体が用いられ、インデックス信号蛍光体層2には、p
36(ZnCdS:Ag,Ni)、p37(ZnS:A
g,Ni)、p46(Y2 SAl5 O12:Cs)、p4
6(Y2 S:SiO5 :Cs)などが用いられる。
のカラー受像管に用いられるp22蛍光体や投写管用蛍
光体が用いられ、インデックス信号蛍光体層2には、p
36(ZnCdS:Ag,Ni)、p37(ZnS:A
g,Ni)、p46(Y2 SAl5 O12:Cs)、p4
6(Y2 S:SiO5 :Cs)などが用いられる。
【0019】このカラー受像管装置では、このインデッ
クス信号蛍光体層22から得られる信号光により、電子
ビームへの信号を制御して色切り換えがおこなわれる。
クス信号蛍光体層22から得られる信号光により、電子
ビームへの信号を制御して色切り換えがおこなわれる。
【0020】この受像管装置では、上記各ネック13内
に配設された電子銃16から放出される電子ビーム15
を各ファンネル12の外側に装着された偏向ヨーク18
により水平、垂直方向に偏向して、スクリーン部14を
複数個の矩形状領域、すなわち、図示例では、図1に破
線で区画して示したように、水平方向に4個、垂直方向
に3個、合計12個の矩形状領域A1 〜A4 ,B1 〜B
4 ,C1 〜C4 に分割して走査する。そして、映像信号
の入力された電子ビームの走査により各領域A1 〜A4
,B1 〜B4 ,C1 〜C4 に画像が描かれる。この画
像は、それぞれ各領域A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜
C4 に設けられたインデックス信号蛍光体層2からの信
号光を受光することにより受光部17から出力される信
号により、電子ビーム15への信号を制御して色切り換
えがおこなわれ、各領域A1 〜A4,B1 〜B4 ,C1
〜C4 に分割された画像が表示される。そして、この各
領域A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜C4 に描かれる画
像を繋いで、スクリーン部14の全面に切れ目のない1
つの大きな合成画像を表示するものとなっている。この
スクリーン部14の全面に得られる画像の横と縦の比
は、4:3または16:9である。
に配設された電子銃16から放出される電子ビーム15
を各ファンネル12の外側に装着された偏向ヨーク18
により水平、垂直方向に偏向して、スクリーン部14を
複数個の矩形状領域、すなわち、図示例では、図1に破
線で区画して示したように、水平方向に4個、垂直方向
に3個、合計12個の矩形状領域A1 〜A4 ,B1 〜B
4 ,C1 〜C4 に分割して走査する。そして、映像信号
の入力された電子ビームの走査により各領域A1 〜A4
,B1 〜B4 ,C1 〜C4 に画像が描かれる。この画
像は、それぞれ各領域A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜
C4 に設けられたインデックス信号蛍光体層2からの信
号光を受光することにより受光部17から出力される信
号により、電子ビーム15への信号を制御して色切り換
えがおこなわれ、各領域A1 〜A4,B1 〜B4 ,C1
〜C4 に分割された画像が表示される。そして、この各
領域A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜C4 に描かれる画
像を繋いで、スクリーン部14の全面に切れ目のない1
つの大きな合成画像を表示するものとなっている。この
スクリーン部14の全面に得られる画像の横と縦の比
は、4:3または16:9である。
【0021】なお、その図1に示した破線は、便宜上示
したものであり、実際には存在しない。特にこの破線で
示した各領域A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜C4 の境
界のうち、水平方向に隣接する各領域A1 〜A4 ,B1
〜B4 ,C1 〜C4 の境界は、図4に示した3色蛍光体
層B,G,R間に設けられた光吸収層4から選択された
光吸収層上に位置する。そして、インデックス信号蛍光
体層2は、それぞれ各領域A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C
1 〜C4 内に位置し、上記水平方向に隣接する各領域A
1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜C4 の境界上の光吸収層
4と重なる位置には設けられていない。
したものであり、実際には存在しない。特にこの破線で
示した各領域A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜C4 の境
界のうち、水平方向に隣接する各領域A1 〜A4 ,B1
〜B4 ,C1 〜C4 の境界は、図4に示した3色蛍光体
層B,G,R間に設けられた光吸収層4から選択された
光吸収層上に位置する。そして、インデックス信号蛍光
体層2は、それぞれ各領域A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C
1 〜C4 内に位置し、上記水平方向に隣接する各領域A
1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜C4 の境界上の光吸収層
4と重なる位置には設けられていない。
【0022】ここで、上記各領域A1 〜A4 ,B1 〜B
4 ,C1 〜C4 に対する電子ビームの走査を、図4に一
点鎖線で示した境界1を境にして水平方向に隣接する第
1、第2の領域について、さらに詳しく説明すると、一
点鎖線で示した境界1に対して左側の第1の領域を走査
する電子ビーム15a は、矢印20a で示した方向に水
平偏向され、第1の領域を左から右に第2の領域との境
界まで走査して、第1の領域内の3色蛍光体層B,G,
Rおよびインデックス信号蛍光体層2を発光させ、第2
の領域との境界に隣接する最後の蛍光体層Bまで発光さ
せる。この第1の領域の走査については、電子ビームを
過偏向する場合があるが、この場合は、隣接する領域ま
で走査しないように、外囲器内に過偏向電子ビームを遮
蔽する遮蔽体を設けるか、あるいは蛍光体層B,G,R
を発光させる電子ビーム量にしきい値を設定して、隣接
する領域の3色蛍光体層B,G,Rやインデックス信号
蛍光体層22を発光させないようにする。一方、一点鎖
線で示した境界1に対して右側の第2の領域について
は、この第2の領域を走査する電子ビーム15b は、矢
印20b で示した方向に水平偏向され、第2の領域を左
から右に第1の領域との境界から走査を開始して、第2
の領域内の3色蛍光体層B,G,Rおよびインデックス
信号蛍光体層2を発光させ、第1の領域との境界に隣接
する最初の蛍光体層Rを発光させる。この第2の領域の
走査についても、電子ビームを過偏向する場合がある
が、この場合は、上記第1の領域の場合と同様に、隣接
する領域まで走査しないように、外囲器内に過偏向電子
ビームを遮蔽する遮蔽体を設けるか、あるいは蛍光体層
B,G,Rを発光させる電子ビーム量にしきい値を設定
して、隣接する領域の3色蛍光体層B,G,Rやインデ
ックス信号蛍光体層2を発光させないようにする。
4 ,C1 〜C4 に対する電子ビームの走査を、図4に一
点鎖線で示した境界1を境にして水平方向に隣接する第
1、第2の領域について、さらに詳しく説明すると、一
点鎖線で示した境界1に対して左側の第1の領域を走査
する電子ビーム15a は、矢印20a で示した方向に水
平偏向され、第1の領域を左から右に第2の領域との境
界まで走査して、第1の領域内の3色蛍光体層B,G,
Rおよびインデックス信号蛍光体層2を発光させ、第2
の領域との境界に隣接する最後の蛍光体層Bまで発光さ
せる。この第1の領域の走査については、電子ビームを
過偏向する場合があるが、この場合は、隣接する領域ま
で走査しないように、外囲器内に過偏向電子ビームを遮
蔽する遮蔽体を設けるか、あるいは蛍光体層B,G,R
を発光させる電子ビーム量にしきい値を設定して、隣接
する領域の3色蛍光体層B,G,Rやインデックス信号
蛍光体層22を発光させないようにする。一方、一点鎖
線で示した境界1に対して右側の第2の領域について
は、この第2の領域を走査する電子ビーム15b は、矢
印20b で示した方向に水平偏向され、第2の領域を左
から右に第1の領域との境界から走査を開始して、第2
の領域内の3色蛍光体層B,G,Rおよびインデックス
信号蛍光体層2を発光させ、第1の領域との境界に隣接
する最初の蛍光体層Rを発光させる。この第2の領域の
走査についても、電子ビームを過偏向する場合がある
が、この場合は、上記第1の領域の場合と同様に、隣接
する領域まで走査しないように、外囲器内に過偏向電子
ビームを遮蔽する遮蔽体を設けるか、あるいは蛍光体層
B,G,Rを発光させる電子ビーム量にしきい値を設定
して、隣接する領域の3色蛍光体層B,G,Rやインデ
ックス信号蛍光体層2を発光させないようにする。
【0023】このように第1、第2の領域を走査するこ
とにより、第1の領域を走査する電子ビーム15a は、
この第1の領域の最後のインデックス信号蛍光体層2ま
で発光させ、その結果、この第1の領域に対応して設け
られた受光部から得られる信号を、この第1の領域を走
査する電子ビーム15a を放出する電子銃や偏向ヨーク
の制御部に確実にフィードバックすることができる。ま
た、第2の領域を走査する電子ビーム15b は、この第
2の領域の最初のインデックス信号蛍光体層2を発光さ
せ、その結果、この第2の領域に対応して設けられた受
光部から得られる信号を、この第2の領域を走査する電
子ビーム15b を放出する電子銃や偏向ヨークの制御部
に確実にフィードバックすることができる。
とにより、第1の領域を走査する電子ビーム15a は、
この第1の領域の最後のインデックス信号蛍光体層2ま
で発光させ、その結果、この第1の領域に対応して設け
られた受光部から得られる信号を、この第1の領域を走
査する電子ビーム15a を放出する電子銃や偏向ヨーク
の制御部に確実にフィードバックすることができる。ま
た、第2の領域を走査する電子ビーム15b は、この第
2の領域の最初のインデックス信号蛍光体層2を発光さ
せ、その結果、この第2の領域に対応して設けられた受
光部から得られる信号を、この第2の領域を走査する電
子ビーム15b を放出する電子銃や偏向ヨークの制御部
に確実にフィードバックすることができる。
【0024】つまり、従来のように、インデックス信号
蛍光体層が隣接領域の境界上の光吸収層と重なる位置に
設けられている場合は、第1の領域を走査する電子ビー
ムがその境界上のインデックス信号蛍光体層を衝撃した
場合に生ずる信号光と、第2の領域を走査する電子ビー
ムが衝撃した場合に生ずる信号光とを区別することがむ
つかしく、フィードバック系を正しく動作させることが
困難であったが、上記のように構成することにより、従
来の問題点を解消することができる。
蛍光体層が隣接領域の境界上の光吸収層と重なる位置に
設けられている場合は、第1の領域を走査する電子ビー
ムがその境界上のインデックス信号蛍光体層を衝撃した
場合に生ずる信号光と、第2の領域を走査する電子ビー
ムが衝撃した場合に生ずる信号光とを区別することがむ
つかしく、フィードバック系を正しく動作させることが
困難であったが、上記のように構成することにより、従
来の問題点を解消することができる。
【0025】したがって、上記のように構成することに
より、各領域に分割されて描かれる画像を繋ぎ合わせて
スクリーン部全面に描かれる合成画像を、通常のカラー
受像管に表示される画像と同様に違和感のない画像とす
ることができ、かつ各領域に画像を同時に描くことによ
り、通常のカラー受像管と同等以上の輝度を確保でき、
軽量かつ奥行きの短い高解像度、高輝度のカラー受像管
装置とすることができる。
より、各領域に分割されて描かれる画像を繋ぎ合わせて
スクリーン部全面に描かれる合成画像を、通常のカラー
受像管に表示される画像と同様に違和感のない画像とす
ることができ、かつ各領域に画像を同時に描くことによ
り、通常のカラー受像管と同等以上の輝度を確保でき、
軽量かつ奥行きの短い高解像度、高輝度のカラー受像管
装置とすることができる。
【0026】なお、上記水平方向に隣接する領域の境界
上の光吸収層を避けて、他の光吸収層と重なる位置にイ
ンデックス信号蛍光体層を所定の配列ピッチで形成する
ことは、たとえば下記のように設計することで可能とな
る。
上の光吸収層を避けて、他の光吸収層と重なる位置にイ
ンデックス信号蛍光体層を所定の配列ピッチで形成する
ことは、たとえば下記のように設計することで可能とな
る。
【0027】すなわち、複数個の電子ビームにより分割
して走査される領域の水平方向の長さをLH 、3色蛍光
体層のトリオの水平方向の数をnHとすると、 nH=LH /PH で表され、nHは整数となる。そこで、インデックス信
号蛍光体層の配列ピッチを、 PHI=2/3×PH と、PH の2/3とすると、図4に示したように、3色
蛍光体層トリオに対するインデックス信号蛍光体層の配
列は、aおよびbで示した2つのパターンの繰り返しと
なる。
して走査される領域の水平方向の長さをLH 、3色蛍光
体層のトリオの水平方向の数をnHとすると、 nH=LH /PH で表され、nHは整数となる。そこで、インデックス信
号蛍光体層の配列ピッチを、 PHI=2/3×PH と、PH の2/3とすると、図4に示したように、3色
蛍光体層トリオに対するインデックス信号蛍光体層の配
列は、aおよびbで示した2つのパターンの繰り返しと
なる。
【0028】つまり、インデックス信号蛍光体層が水平
方向に隣接する領域の境界上にないようにするために
は、1つの領域内の3色蛍光体層トリオの水平方向の数
nHを2の倍数にすればよく、それにより、a,bで示
した2つのパターンは、その領域内で完結し、隣接領域
では、また、そのaパターンから始まり、水平方向に隣
接する領域の境界上の光吸収層を避けて形成することが
できる。
方向に隣接する領域の境界上にないようにするために
は、1つの領域内の3色蛍光体層トリオの水平方向の数
nHを2の倍数にすればよく、それにより、a,bで示
した2つのパターンは、その領域内で完結し、隣接領域
では、また、そのaパターンから始まり、水平方向に隣
接する領域の境界上の光吸収層を避けて形成することが
できる。
【0029】なお、このようなインデックス信号蛍光体
層の配置は、特願平3−182741号明細書などに示
されているように、フェースプレートとリアプレートと
の間に真空外囲器に加わる大気圧荷重を支える支持体が
配置されるカラー受像管装置に好適である。
層の配置は、特願平3−182741号明細書などに示
されているように、フェースプレートとリアプレートと
の間に真空外囲器に加わる大気圧荷重を支える支持体が
配置されるカラー受像管装置に好適である。
【0030】すなわち、図5に示すように、上記真空外
囲器に加わる大気圧荷重を支える支持体22は、水平方
向に隣接する領域の一点鎖線で示す境界1上の光吸収層
4と重なる位置に設けられる。そのため、この境界上に
インデックス信号蛍光体層2を設けると、支持体22と
の接触によりインデックス信号蛍光体層2が傷付けられ
る。また、この支持体22の近くでは、電子ビームが支
持体22により遮られる。また仮にインデックス信号蛍
光体層2を衝撃できても、その結果得られる信号光を十
分に受光部に到達させることがむつかしく、必要なイン
デックス信号を十分に確保できなくなるという問題が生
ずる。
囲器に加わる大気圧荷重を支える支持体22は、水平方
向に隣接する領域の一点鎖線で示す境界1上の光吸収層
4と重なる位置に設けられる。そのため、この境界上に
インデックス信号蛍光体層2を設けると、支持体22と
の接触によりインデックス信号蛍光体層2が傷付けられ
る。また、この支持体22の近くでは、電子ビームが支
持体22により遮られる。また仮にインデックス信号蛍
光体層2を衝撃できても、その結果得られる信号光を十
分に受光部に到達させることがむつかしく、必要なイン
デックス信号を十分に確保できなくなるという問題が生
ずる。
【0031】しかし、上記のように、境界1上の光吸収
層4を避けてインデックス信号蛍光体層2を設けると、
支持体22によるインデックス信号蛍光体層2の損傷を
回避でき、かつ電子ビームを遮ることもなく、またイン
デックス信号蛍光体層2からの信号光を十分に受光部に
到達させることが可能となり、支持体22を有するイン
デックス方式のカラー受像管装置を適正に構成すること
ができる。
層4を避けてインデックス信号蛍光体層2を設けると、
支持体22によるインデックス信号蛍光体層2の損傷を
回避でき、かつ電子ビームを遮ることもなく、またイン
デックス信号蛍光体層2からの信号光を十分に受光部に
到達させることが可能となり、支持体22を有するイン
デックス方式のカラー受像管装置を適正に構成すること
ができる。
【0032】なお、上記実施の形態において述べたイン
デックス信号蛍光体層は、水平方向に並列する3色蛍光
体層の水平走査する電子ビームの色切り換えをおこなう
ための制御信号を得るためのものであるから、垂直方向
については何ら関係ない。
デックス信号蛍光体層は、水平方向に並列する3色蛍光
体層の水平走査する電子ビームの色切り換えをおこなう
ための制御信号を得るためのものであるから、垂直方向
については何ら関係ない。
【0033】また、垂直方向に隣接する領域間の画像の
繋がりについては、特公昭4−53069号公報に示さ
れている技術によりおこなうか、各領域を走査する電子
ビームを垂直方向に過偏向させ、この過偏向された電子
ビームを管内に設けられた遮蔽体で遮蔽するか、あるい
は3色蛍光体層を発光させる電子ビーム量にしきい値を
設定して、隣接する領域の3色蛍光体層を発光させない
ようにする方法で制御することができる。
繋がりについては、特公昭4−53069号公報に示さ
れている技術によりおこなうか、各領域を走査する電子
ビームを垂直方向に過偏向させ、この過偏向された電子
ビームを管内に設けられた遮蔽体で遮蔽するか、あるい
は3色蛍光体層を発光させる電子ビーム量にしきい値を
設定して、隣接する領域の3色蛍光体層を発光させない
ようにする方法で制御することができる。
【0034】また、上記実施の形態では、3色蛍光体層
を図面(図4)の左側から赤R、緑G、青Bの順に設け
たが、3色蛍光体層の順序は、これに限定されるもので
はない。
を図面(図4)の左側から赤R、緑G、青Bの順に設け
たが、3色蛍光体層の順序は、これに限定されるもので
はない。
【0035】さらに、上記実施の形態では、垂直方向に
細長いストライプ状の3色蛍光体層を水平方向に走査
し、この水平方向走査を繰り返して垂直走査する場合に
ついて説明したが、この走査は、垂直方向に細長いスト
ライプ状の3色蛍光体層を垂直方向に走査し、この垂直
方向走査を繰り返して水平走査する場合にも適用可能で
ある。
細長いストライプ状の3色蛍光体層を水平方向に走査
し、この水平方向走査を繰り返して垂直走査する場合に
ついて説明したが、この走査は、垂直方向に細長いスト
ライプ状の3色蛍光体層を垂直方向に走査し、この垂直
方向走査を繰り返して水平走査する場合にも適用可能で
ある。
【0036】また、上記実施の形態では、スクリーン部
に垂直方向に細長いストライプ状の3色蛍光体層を設け
たが、この3色蛍光体層は、水平方向に細長いストライ
プ状の3色蛍光体層としてもよい。
に垂直方向に細長いストライプ状の3色蛍光体層を設け
たが、この3色蛍光体層は、水平方向に細長いストライ
プ状の3色蛍光体層としてもよい。
【0037】さらにまた、上記実施の形態では、ストラ
イプ状の3色蛍光体層およびインデックス信号蛍光体層
を連続した細長い形状としたが、これら3色蛍光体層お
よびインデックス信号蛍光体層は、不連続のストライプ
状としてもよい。
イプ状の3色蛍光体層およびインデックス信号蛍光体層
を連続した細長い形状としたが、これら3色蛍光体層お
よびインデックス信号蛍光体層は、不連続のストライプ
状としてもよい。
【0038】
【発明の効果】複数色の連続または不連続のストライプ
状蛍光体層および光吸収層が所定の配列ピッチで並列形
成され、その光吸収層と重なる位置に蛍光体層と平行に
連続または不連続のストライプ状インデックス信号蛍光
体層が所定の配列ピッチで形成されたスクリーン部を有
し、このスクリーン部を複数個の電子銃から放出される
電子ビームにより少なくとも蛍光体層の並列方向に複数
個の領域に分割して走査するカラー受像管装置におい
て、蛍光体層の並列方向の複数個の領域を、上記光吸収
層から選択された光吸収層を隣接領域との境界とし、イ
ンデックス信号蛍光体層を、隣接領域との境界となる光
吸収層と重なる位置を避けて設けると、各領域に分割さ
れて描かれる画像を繋ぎ合わせてスクリーン部全面に描
かれる合成画像を、通常のカラー受像管に表示される画
像と同様に、違和感のない画像とすることができ、かつ
各領域に画像を同時に描くことにより、通常のカラー受
像管と同等以上の輝度を確保できる。したがって、上記
のように構成することにより、軽量かつ奥行きの短い高
解像度、高輝度の実用性に富んだカラー受像管装置とす
ることができる。
状蛍光体層および光吸収層が所定の配列ピッチで並列形
成され、その光吸収層と重なる位置に蛍光体層と平行に
連続または不連続のストライプ状インデックス信号蛍光
体層が所定の配列ピッチで形成されたスクリーン部を有
し、このスクリーン部を複数個の電子銃から放出される
電子ビームにより少なくとも蛍光体層の並列方向に複数
個の領域に分割して走査するカラー受像管装置におい
て、蛍光体層の並列方向の複数個の領域を、上記光吸収
層から選択された光吸収層を隣接領域との境界とし、イ
ンデックス信号蛍光体層を、隣接領域との境界となる光
吸収層と重なる位置を避けて設けると、各領域に分割さ
れて描かれる画像を繋ぎ合わせてスクリーン部全面に描
かれる合成画像を、通常のカラー受像管に表示される画
像と同様に、違和感のない画像とすることができ、かつ
各領域に画像を同時に描くことにより、通常のカラー受
像管と同等以上の輝度を確保できる。したがって、上記
のように構成することにより、軽量かつ奥行きの短い高
解像度、高輝度の実用性に富んだカラー受像管装置とす
ることができる。
【0039】さらに、フェースプレートおよびこのフェ
ースプレートと対向するリアプレートとの間にこれらフ
ェースプレートとリアプレートとを支える支持体が配置
された外囲器を有し、フェースプレートの内面に複数色
の連続または不連続のストライプ状蛍光体層よび光吸収
層が所定の配列ピッチで並列形成され、その光吸収層と
重なる位置に蛍光体層と平行に連続または不連続のスト
ライプ状インデックス信号蛍光体層が所定の配列ピッチ
で形成されたスクリーン部が設けられ、このスクリーン
部をリアプレート側に配置された複数個の電子銃から放
出される電子ビームにより少なくとも蛍光体層の並列方
向に複数個の領域に分割して走査するカラー受像管装置
において、蛍光体層の並列方向の複数個の領域を、上記
光吸収層から選択された光吸収層を隣接領域との境界と
し、インデックス信号蛍光体層を隣接領域との境界とな
る光吸収層と重なる位置を避けて設け、支持体を隣接領
域との境界となる光吸収層上に配置することにより、支
持体を配置しても、この支持体によるインデックス信号
蛍光体層の損傷を回避でき、かつ電子ビームを遮ること
もなく、またインデックス信号蛍光体層からの信号光を
十分に受光部に到達させることが可能となり、支持体を
有するインデックス方式のカラー受像管装置を適正に構
成することができる。
ースプレートと対向するリアプレートとの間にこれらフ
ェースプレートとリアプレートとを支える支持体が配置
された外囲器を有し、フェースプレートの内面に複数色
の連続または不連続のストライプ状蛍光体層よび光吸収
層が所定の配列ピッチで並列形成され、その光吸収層と
重なる位置に蛍光体層と平行に連続または不連続のスト
ライプ状インデックス信号蛍光体層が所定の配列ピッチ
で形成されたスクリーン部が設けられ、このスクリーン
部をリアプレート側に配置された複数個の電子銃から放
出される電子ビームにより少なくとも蛍光体層の並列方
向に複数個の領域に分割して走査するカラー受像管装置
において、蛍光体層の並列方向の複数個の領域を、上記
光吸収層から選択された光吸収層を隣接領域との境界と
し、インデックス信号蛍光体層を隣接領域との境界とな
る光吸収層と重なる位置を避けて設け、支持体を隣接領
域との境界となる光吸収層上に配置することにより、支
持体を配置しても、この支持体によるインデックス信号
蛍光体層の損傷を回避でき、かつ電子ビームを遮ること
もなく、またインデックス信号蛍光体層からの信号光を
十分に受光部に到達させることが可能となり、支持体を
有するインデックス方式のカラー受像管装置を適正に構
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態であるカラー受像管装
置を前面側からみた斜視図である。
置を前面側からみた斜視図である。
【図2】上記カラー受像管装置を背面側からみた斜視図
である。
である。
【図3】上記カラー受像管装置の図1における III−II
線断面図である。
線断面図である。
【図4】上記カラー受像管装置のスクリーン部を示す図
である。
である。
【図5】スクリーン部に対する支持体の配置を説明する
ための図である。
ための図である。
【図6】従来のカラー受像管装置のスクリーン部を示す
図である。
図である。
1…境界 2…インデックス信号蛍光体層 4…光吸収層 10…フェースプレート 11…リアプレート 14…スクリーン部 15…電子ビーム 16…電子銃 22…支持体 A1 〜A4 …領域 B1 〜B4 …領域 C1 〜C4 …領域 B,G,R…3色蛍光体層
Claims (3)
- 【請求項1】 複数色の連続または不連続のストライプ
状蛍光体層および光吸収層が所定の配列ピッチで並列形
成され、上記光吸収層と重なる位置に上記蛍光体層と平
行に連続または不連続のストライプ状インデックス信号
蛍光体層が所定の配列ピッチで形成されたスクリーン部
を有し、このスクリーン部を複数個の電子銃から放出さ
れる電子ビームにより少なくとも上記蛍光体層の並列方
向に複数個の領域に分割して走査するカラー受像管装置
において、 上記蛍光体層の並列方向の複数個の領域は上記光吸収層
から選択された光吸収層を隣接領域との境界とし、上記
インデックス信号蛍光体層が上記境界となる光吸収層と
重なる位置を避けて設けられていることを特徴とするカ
ラー受像管装置。 - 【請求項2】 フェースプレートおよびこのフェースプ
レートと対向するリアプレートとの間にこれらフェース
プレートとリアプレートとを支える支持体が配置された
外囲器を有し、上記フェースプレートの内面に複数色の
連続または不連続のストライプ状蛍光体層および光吸収
層が所定の配列ピッチで並列形成され、上記光吸収層と
重なる位置に上記蛍光体層と平行に連続または不連続の
ストライプ状インデックス信号蛍光体層が所定の配列ピ
ッチで形成されたスクリーン部が設けられ、このスクリ
ーン部を上記リアプレート側に配置された複数個の電子
銃から放出される電子ビームにより少なくとも上記蛍光
体層の並列方向に複数個の領域に分割して走査するカラ
ー受像管装置において、 上記蛍光体層の並列方向の複数個の領域は上記光吸収層
から選択された光吸収層を隣接領域との境界とし、上記
インデックス信号蛍光体層が上記境界となる光吸収層と
重なる位置を避けて設けられ、上記支持体が上記境界と
なる光吸収層上に配置されていることを特徴とする請求
項1記載のカラー受像管装置。 - 【請求項3】 各領域の複数色の蛍光体層の配列数が2
の倍数で設けられていることを特徴とする請求項1また
は2記載のカラー受像管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8132890A JPH09320498A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | カラー受像管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8132890A JPH09320498A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | カラー受像管装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09320498A true JPH09320498A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15091952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8132890A Pending JPH09320498A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | カラー受像管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09320498A (ja) |
-
1996
- 1996-05-28 JP JP8132890A patent/JPH09320498A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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