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JPH09318871A - 補助投光装置および焦点検出装置 - Google Patents

補助投光装置および焦点検出装置

Info

Publication number
JPH09318871A
JPH09318871A JP8156041A JP15604196A JPH09318871A JP H09318871 A JPH09318871 A JP H09318871A JP 8156041 A JP8156041 A JP 8156041A JP 15604196 A JP15604196 A JP 15604196A JP H09318871 A JPH09318871 A JP H09318871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light projecting
sensor
focus detection
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8156041A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Sensui
隆之 泉水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP8156041A priority Critical patent/JPH09318871A/ja
Priority to US08/863,597 priority patent/US5870637A/en
Publication of JPH09318871A publication Critical patent/JPH09318871A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影レンズの焦点距離の変化によって撮影画
角が変化し、焦点検出の対象となる被写体の領域が変化
しても、重なってはいけない投光パターンを、重ねるこ
となく対応するAFエリアに投光することのできる投光
装置、および該投光装置により投光されたパターンを用
いて焦点検出を行うことが可能な焦点検出装置を提供す
ること。 【解決手段】 被写体からの光を受光して位相差法によ
り被写体に対するフォーカシングレンズの合焦状態を取
得する、複数のセンサを有する焦点検出装置と共に用い
られる補助投光装置であって、各センサに対応した複数
の投光パターンを被写体に向けてそれぞれ投光するため
の複数の投光部(3、4)と、前記投光部の各々を時間
をずらして駆動する制御手段(60)と、を有する構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焦点検出装置を備
えるカメラにおいて、焦点検出時に必要に応じて被写体
に補助光を投光する補助投光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、被写体に対する撮影レンズの
合焦状態を判定する焦点検出装置が知られている。焦点
検出装置の検出結果に基づいて、カメラのフォーカシン
グレンズを駆動して合焦状態とするAF(オートフォー
カス)機構を有するカメラも種々提案され、実施されて
いる。この様な焦点検出装置における焦点検出(あるい
は合焦状態の判定)の方法としては、種々知られている
が、なかでも位相差法は、被写体距離の幅広い範囲にわ
たって、比較的正確な結果が得られる方法として、一眼
レフカメラ等に広く利用されている。
【0003】位相差法のように、被写体からの光を受光
して焦点検出を行う方法においては、被写体が比較的暗
い場合や、たとえ被写体自体は明るくてもコントラスト
が低い場合には、位相差を検出することができず、焦点
検出処理を行うことができない。そのような場合に備え
て、従来より、位相差法を用いた焦点検出において、被
写体に所定のパターンを有する補助光を投光する、補助
投光装置が用いられていた。補助投光装置は、焦点検出
用のAFセンサに対応した特定のパターンを被写体に投
影する。被写体により反射された該パターンは焦点検出
装置の光学系により一対の画像としてAFセンサの受光
面に投影され、AFセンサにより積分される。
【0004】焦点検出装置はAFセンサから出力され
る、該一対の画像に対応した信号に基づき、フィルム面
(と等価な位置)に対する該パターンの像面の位置を検
出する(位相差法による)。このようにして検出された
像面の位置を移動させてフィルム面に該パターンの像面
を一致させるためのフォーカシングレンズの駆動量を決
定することができる(AF演算)。
【0005】焦点検出は、ファインダ視野内にいくつか
設けられた焦点検出エリアそれぞれについて行われ、所
定のアルゴリズムにより、上記複数のAFエリアについ
ての焦点検出処理の結果に基づいてフォーカシングレン
ズの駆動が行われる。
【0006】図11に、ファインダ視野内のAFエリア
の例を示す。図11においては、ファインダ視野71の
内部に、3つのAFエリア71L、71C、71RがH
字状に配置されている。これらAFエリア71L、71
C、71Rに対応してAFセンサが設けられており、各
AFエリアにおける被写体からの光を受光して、上述の
位相差法により焦点検出を行う。なお、AFセンサとし
てはCCD等の受光素子が用いられる。
【0007】次に、補助投光パターンについて説明す
る。被写体のコントラストが低い場合には、図12に示
すような投光パターンが被写体に向けて投光される。す
なわち、図12において左右方向に延びるAFエリア7
1Cに対しては、図12の上下方向に延びた複数のライ
ンから構成される第1のパターンP1が投影され、図1
2において上下方向に延びるAFエリア71L、71R
に対しては、図12の左右方向に延び、複数のラインか
ら構成される第2のパターンP2が投光される。これに
より、AFエリア71Cに対応したセンサにより、AF
エリア71Cにおける焦点検出が行われ、AFエリア7
1L、71Rに対応したセンサにより、これらの各エリ
アにおける焦点検出が行われる。
【0008】ところが、当該カメラがレンズ交換可能な
カメラの場合、レンズ交換することにより撮影レンズの
焦点距離が変化する。あるいは、当該カメラが焦点距離
にズームレンズを備えたカメラである場合には、ズーミ
ングによりレンズの焦点距離が変化する。撮影レンズの
焦点距離が長くなると、ファインダ視野71に収まる被
写体の範囲は撮影レンズの焦点距離が小さい場合に比べ
て相対的に小さくなる。この場合、一般に補助投光の倍
率は一定のままであるため、たとえば、ズームレンズを
装着したカメラの場合、ズームレンズがワイド端にある
時には各AFエリア71L、71C、71Rと第1およ
び第2の投光パターンP1、P2との関係が図12に示
すようになっていた場合でも、ズームレンズをテレ側に
移動させると、各AFエリア71L、71C、71Rと
第1および第2の投光パターンP1、P2との関係が図
13に示すようになってしまう。すなわち、撮影レンズ
の焦点距離が長くなったために、ファインダ視野71に
収まる被写体の範囲が相対的に狭くなり、この結果全て
のAFエリア71L、71C、71Rに対して投光パタ
ーンP1が投影されている状態となり、投光パターンP
2はAFエリア71L、71Rの外側に位置することに
なる。
【0009】AFエリアが延びる方向に沿って複数のピ
ーク(光量の強い部分)が発生するようなパターンが焦
点検出のためには望ましい。従って、AFエリア71
L、71C、71Rと投光パターンP1、P2との関係
が図13のようになっている場合、AFエリア71Cに
関しては正常な焦点検出が行われるが、AFエリア71
Lおよび71Rにおいては、焦点検出処理の結果得られ
るデータは不正確なものとなる可能性が高い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑み、撮影レンズの焦点距離が変化したために撮影画
角が変化し、焦点検出の対象となる被写体の領域が変化
しても、重なってはいけない投光パターンを、重ねるこ
となく対応するAFエリアに投光することのできる投光
装置、および該投光装置により投光されたパターンを用
いて焦点検出を行うことが可能な焦点検出装置を提供す
ることを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の補助
投光装置は、被写体からの光を受光して位相差法により
被写体に対するフォーカシングレンズの合焦状態を取得
する複数のセンサを有する焦点検出装置と共に用いられ
る補助投光装置であって、各センサに対応した複数の投
光パターンを被写体に向けてそれぞれ投光するための複
数の投光部と、前記投光部の各々を時間をずらして駆動
する制御手段と、を有することを特徴としている。従っ
て、複数のセンサそれぞれが、対応した投光パターンが
投影されているときに駆動されれば、どのセンサの出力
信号からも正確なデータを得ることができる。
【0012】ここで、前記制御手段は、前記複数の投光
部を駆動する際、同時に2つ以上の投光部が点灯しない
ように制御することが望ましい。ただし、これは、焦点
検出装置のAFセンサ駆動中に該センサに対応したパタ
ーンだけが投光されているという条件を満たしていれば
良いものであって、あるパターンから次のパターンへ移
る際に一時的に2つ以上の投光部が点灯することは問題
ない。
【0013】また、この補助投光装置を用いる測距装置
は、前記補助投光装置が有する前記複数の投光部から投
光される複数の投光パターンの投光のタイミングに同期
して前記複数のセンサを駆動するセンサ駆動手段を有す
ることを特徴としている。
【0014】なお、前記焦点検出装置は、前記複数のセ
ンサそれぞれに対して前記投光パターンを用いて焦点検
出を行うか否かを判定する判定手段をする構成とし、前
記制御手段は前記判定手段により補助投光が必要と判定
されたセンサに対応する投光パターンのみを投光するよ
う前記投光部を駆動することが可能である。
【0015】この様に制御することにより、例えば、3
点で焦点検出を行う構成の焦点検出装置においてある1
点のみ補助光なしでAF演算できないような場合には、
不必要に他の2点で補助光を使用したAF演算を行うこ
となく、必要な点のみについて補助光を用いた焦点検出
を行うことができ、効率が良い。
【0016】前記複数のセンサのうち少なくとも2つが
同一の投光パターンに対応している場合には、前記セン
サ駆動手段は、前記同一の投光パターンに対応した前記
少なくとも2つのセンサを前記同一の投光パターンが投
光されている時に同時に駆動するよう制御することも可
能である。
【0017】さらに、以上のような焦点検出装置におい
て、合焦のためのフォーカシングレンズの移動量を検出
結果に基づいて演算する演算手段を備える構成とするこ
とも可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態であ
る、カメラ100の正面図である。カメラ100は、一
眼レフカメラであり、撮影レンズ1を有している。カメ
ラ本体上部には、ストロボ2が設けられており、ストロ
ボ2の横には、本実施形態の特徴的構成である、第1補
助投光部3および第2補助投光部4が並んで設けられて
いる。図中5はシャッタボタンで、シャッタボタン5の
半押しにより、測光および焦点検出処理が行われ、シャ
ッタボタン5の全押しにより撮影が行われる。
【0019】図2は、カメラ100の制御系を示すブロ
ック図である。カメラ100は全体の動作を司るCPU
60を有しており、各駆動部・制御部はCPU60の制
御の下に動作する。測光部24は、被写体の輝度を測定
するものであり、測光部の測光結果に基づいて絞り制御
部29において設定される絞り値、およびシャッタ制御
部28において設定されるシャッタスピードがCPU6
0により演算され、決定される。
【0020】シャッタ制御部28は、シャッタボタン5
が全押しされると、シャッタを駆動してフィルムの露光
を行う。また、絞り制御部29は、シャッタボタン5が
全押しされると、露光に先立って図示しない絞りを必要
な絞り値まで絞り込む。この時のシャッタ速度および絞
り値は上記の測光部の測光結果に基づいてCPU60が
演算した値による。
【0021】巻き上げ制御部30は、被写体の撮影が終
了する毎に、図示しないフィルム巻き上げ機構を制御し
てフィルムを1フレーム分巻き上げる。ミラー制御部3
3は、撮影時にクイックリターンミラー(図示せず)を
退避位置に移動させる。SW入力部34は、シャッタボ
タン5の半押し、全押しや、その他各操作ボタンの操作
状況をCPU60に伝達する機能を果たす。
【0022】ストロボ制御部27は、ストロボの発光や
充電の制御を行う。ズームレンズ駆動部26は、ズーム
リング(図示せず)の回動に応じてズームレンズを移動
させ、撮影レンズの焦点距離を変化させる。AFレンズ
駆動部25はフォーカシングレンズ(図示せず)を合焦
位置に移動させるためのものである。
【0023】Rセンサ21、Cセンサ22およびLセン
サ23は、図11に示されるファインダ視野71内のA
Fエリア71R、71C、71Lにそれぞれ対応するセ
ンサである。被写体からの光が撮影レンズ1を介してカ
メラ内部に導かれた後、各AFエリア71R、71C、
71Lに対応する部分の光がそれぞれ光学系を介して一
対の像としてRセンサ21、Cセンサ22、Lセンサ2
3上に投影される。CPU60は、これらセンサR2
1、センサC22、センサL23上に投影された像に基
づき、位相差法により、フィルム面に対する像面のずれ
量および方向を取得し、さらにその結果から合焦状態を
得るためのフォーカシングレンズの移動量および移動方
向を求め、AFレンズ駆動部25を制御してフォーカシ
ングレンズを合焦位置に移動させる。
【0024】さらに、CPU60には、第1補助光駆動
部と第2補助光駆動部32、42が接続されている。第
1補助光駆動部は、第1光源31を駆動して発光させ
る。第1光源31から射出した光は、所定のパターンが
形成されたパターン板3Pおよびレンズ3Lを介して被
写体に向けて投光される。第2補助光駆動部は、第2光
源41を駆動して発光させる。第2光源41から射出し
た光は、所定のパターンが形成されたパターン板4Pお
よびレンズ4Lを介して被写体に向けて投光される。本
実施の形態においては、AFエリア71R、71Cおよ
び71Lは、ファインダ視野71の短辺方向または長辺
方向に沿って延びている。これに対応して、上記パター
ン板3Pおよび4Pに形成されたパターンは、ファイン
ダ視野71(図11参照)の長辺方向に延びたラインが
短辺方向に沿って複数配置された第1のパターンP1
(図12参照)と、短辺方向に延びたラインが長辺方向
に沿って複数配置された第2のパターンP2(図12参
照)とに分けられ、前者はAFエリア71Rおよび71
Lに対する焦点検出処理の時に用いられ、後者は、AF
エリア71Cの焦点検出が行なわれる時に用いられる。
【0025】尚、第1補助光駆動部32と第2補助光駆
動部42、およびCPU60が本発明の補助投光装置を
構成している。また、Rセンサ21、Cセンサ22、L
センサ23、CPU60が本発明の焦点検出装置の主要
部となる。
【0026】図3は、図1に示すカメラ100を横から
見た場合の、第1および第2補助投光部3および4から
の射出光が広がる様子を示す図である。光源31(また
は41)から射出された光はパターン板3P(またはパ
ターン板4P)およびレンズ3L(または4L)を介し
て射出され、撮影レンズ1の光軸上で図3に示す範囲A
にわたって広がっている。すなわち、被写体が範囲Aの
中にあれば、被写体と光軸が交わる位置において必ず補
助投光パターンが被写体に投影されていることになる。
ここで範囲Aは、カメラからの距離にして数十センチメ
ートル〜十数メートルの距離となるようにレンズ3Lお
よび4L、パターン板3P、4Pおよび第1、第2の光
源31、41の位置が設定されている。言い換えれば、
少なくともカメラからの距離数十センチメートル〜十数
メートルの範囲においては、撮影レンズの光軸近傍の被
写体に投光される第1および第2の補助投光パターンP
1、P2はほぼ同一の範囲内に投光される。
【0027】図4は本実施の形態における、第1光源3
1、パターン板3Pおよびレンズ3Lの配置を示す概略
図である。なお、第2光源41もパターン板4Pに形成
されたパターンが異なるだけで、構成は第1光源31と
同一であるため、図中では括弧内に参照番号を記して示
す。また、光源として本実施の形態においては発光ダイ
オード(LED)を用いている。パターン板3P(4
P)は第1のパターンP1(第2のパターンP2)がス
リットとして形成された遮光板からなる。レンズ3L
(4L)の焦点距離は数ミリ〜十数ミリメートル程度で
あり、レンズ3L(4L)とパターン板3P(4P)と
の距離は、レンズ3L(4L)の焦点距離とほぼ同じに
設定されている。
【0028】図5は、光源部の変形例を示す。変形例に
おいては、光源およびレンズは図4の場合と同一のもの
を用いることが可能であるが、パターン板3P(4P)
の変形例として透明電極を有するLCDを有する構成と
なっている。LCDを駆動してパターンP1およびP2
を形成することが可能である。従って、図5の変形例の
光源部を用いる場合には、光源部は一対の光源を有する
必要はなく、一つの光源、一つのLCDプレート、そし
て一つのレンズにより各AFエリアに対応した投光パタ
ーンを被写体に向けて時間差投光することが可能とな
る。
【0029】図6および7は、本実施の形態においてC
PU60が実行する焦点検出処理を説明するためのフロ
ーチャートである。本実施の形態においては、各センサ
に対応した投光パターンを、時系列投光(所定の時間差
で各投光パターンを1つずつ順次投光)し、かつ、投光
パターンの投光に同期してRセンサ21、Cセンサ2
2、Lセンサ23を時系列駆動(所定の時間差で順次駆
動)することにより焦点検出処理を行うように制御され
る。なお、Rセンサ21とLセンサ23は同一の投光パ
ターンを使用するため、Rセンサ21とLセンサ23は
同時に駆動される。
【0030】焦点検出処理は、撮影者がカメラ100の
シャッタボタン5を半押しした時に開始される処理であ
る。まず、焦点検出処理の最初に以下の処理で用いられ
る各フラグ(後述するIRED要求フラグ1および2を
含む)をクリア(初期値を0に設定)する(S61)。
次に、CPU60は、Rセンサ21、Cセンサ22、L
センサ23において受光光の積分を行い、各センサ毎に
データを取り込む(S62)。そして、取り込んだ各セ
ンサ毎のデータに基づき、位相差法により、AF演算
(各AFエリア毎のデフォーカス量を求める演算)を行
う(S63)。
【0031】本実施の形態ではAFエリアとして3つの
エリアが規定されている。3つのエリアそれぞれにおい
て焦点検出処理が正常に行われたかどうかを判定する
(S64)。3点(AFエリア71L、71C、71
R)それぞれに対してのAF演算が少なくとも1点に対
して正常に行われた場合(S64:YES)には、処理
は図7のS83へ進み、合焦状態であるなら(S83:
YES)、AFロック(S84)処理を行う。AFロッ
クとは、シャッタボタン5を半押し状態にしている間
は、カメラを他の方向に向けてもその合焦状態を変えな
い処理である。すなわち、S83で合焦していると一旦
判定されると、シャッタボタン5が押されていない状態
にならない限りは、S83の時点でのフォーカシングレ
ンズの位置が維持される。
【0032】S83において、合焦ではないと判定され
た場合には(S83:NO)、CPU60はAFレンズ
駆動部25を制御してフォーカシングレンズを合焦位置
に移動する(S85)。なお、合焦の判定は、3点での
焦点検出結果に所定の重みづけ等をおこなって判定す
る。
【0033】S64において3点全てにおいて焦点検出
結果に異常があった場合(S64:NO)、補助投光を
許可するか否かを判定する(S65)。ここで、焦点検
出結果の異常とは、位相差法による演算結果の信頼性が
乏しい場合や、コントラストが低すぎてデフォーカス量
の演算ができない場合等である。
【0034】詳細な説明は省略するが、本実施形態のカ
メラは補助投光を禁止する動作モードを有しており、禁
止モードの場合にはS65においてNOと判定される。
また、本実施形態のカメラ100においてはポップアッ
プストロボ2に隣接して補助投光部3、4が配置されて
いる。このため、ストロボ2がポップアップされていな
い場合には補助投光部3、4も機能しないため自動的に
補助投光禁止モードとなり、S65の判定はNOとな
る。
【0035】S65においてNOと判定された場合に
は、3点の測距結果が得られず、かつ補助投光が禁止さ
れている状態であるため、フォーカシングレンズをその
移動範囲全域に渡って移動させて合焦点を探すサーチ動
作を行う。
【0036】3点(AFエリア71R、71C、71
L)全てに対して焦点検出結果がNGの場合(正常では
ない場合)で、補助投光が許可されている場合(S6
5:YES)には、S66において、まず、Cセンサ2
2に関して判定が行われる。S66では、Cセンサ22
の焦点検出結果がコントラストNGでありかつ積分時間
が所定時間以上であるか否かが判定される。
【0037】補助投光はコントラストが低い場合に焦点
検出のための補助手段として有効である。しかし、コン
トラストが低くて正常な焦点検出結果が得られないよう
な場合であっても、被写体が明るい場合には補助投光を
投光しても補助投光の効果が十分には得られず、従って
測距に必要な信号を取得できない可能性が高い。このた
め、被写体が明るい時(すなわち、積分時間が所定値よ
り小さい時)には、コントラストNGであっても補助投
光を行わない。
【0038】S66にてYESと判定されると、S67
において第1パターンP1(図12参照)による補助投
光を行うためのフラグIRED要求1に1をセットす
る。
【0039】S68においては、S66と同様の判定
を、LセンサおよびRセンサについて行う。S68でL
センサおよびRセンサのどちらかに対してYESと判定
された場合には、第2パターンP2(図12参照)によ
る補助投光を行うためのフラグIRED要求2に1をセ
ットする。
【0040】次にCPU60は、図7のS71に処理を
進める。S71では、IRED要求1フラグに1がセッ
トされているかどうかを判定する。IRED要求1に1
がセットされている場合(S71:YES)には、S7
2においてサブルーチンIREDON1を実行する。
【0041】IREDON1は図8に示す処理で、フォ
ーカシングモータ駆動中でなく(S86:NO)、サー
チ処理中でない(S87:NO)場合に第1光源31を
点灯して第1パターンP1を被写体に向けて投光し(S
88)、発光量が安定するまで所定時間その状態を保ち
(S89)、リターンする処理である。
【0042】IREDON1処理により第1パターンP
1が被写体に投光されている状態で、CセンサのCCD
積分およびデータの取り込みを行う(S73)。次に、
取り込んだデータに基づきAF演算処理を行う(S7
4)。AF演算処理の後、IREDOFF処理(図10
参照)により補助光を消灯する(S75)。
【0043】以上のようにしてCセンサによる積分結果
に基づきAF演算が行われ、エリア71Cに対応するA
F結果が得られたことにより、3点の焦点検出結果のう
ちどれか1つが有効になった場合には(S76:YE
S)、S83へ処理を進め、合焦か否かに基づきAFロ
ックまたは合焦のためのフォーカシングレンズの移動を
行う。
【0044】S71においてIRED要求1に1がセッ
トされていない場合、すなわち、Cセンサの出力信号か
らはAF演算が正常に行われた場合には、Cセンサに対
応した補助投光は行わず、S77においてIRED要求
2に1がセットされているか否かが判定される。IRE
D要求2に1がセットされていない場合には(S77:
NO)、CPU60はサーチ動作を行う。IRED要求
2に1がセットされている場合(S77:YES)に
は、CPU60は、サブルーチンIREDON2を実行
する。
【0045】IREDON2は、図9に示す処理で、フ
ォーカシングモータ駆動中でなく(S90:NO)、サ
ーチ処理中でない(S91:NO)場合に第2光源41
を点灯して第2パターンP2を被写体に向けて投光し
(S92)、発光量が安定するまで所定時間その状態を
保ち(S93)、リターンする処理である。
【0046】IREDON2処理により第2パターンP
2が被写体に投光されている状態で、L、RセンサのC
CD積分およびデータの取り込みを行う(S79)。さ
らに、CPU60は、取り込んだデータに基づいて、A
F演算を実行する(S80)。AF演算実行後、CPU
60は、IREDOFF処理により点灯中の補助投光2
を消灯する。
【0047】以上のようにしてL、Rセンサのデータに
基づき(すなわちAFエリア71L、71Rに対応し
た)焦点検出結果を得た後に、3点の焦点検出結果のう
ちどれか1つが有効になったか否かを判定する(S8
2)。ここで、NOと判定された場合には、サーチ動作
に進む。また、S82においてYESと判定された場合
には、処理はS83に進み、CPU60は、合焦か否か
に基づきAFロックまたは合焦のためのフォーカシング
レンズの移動を行う。
【0048】図10は、IREDOFF処理である。I
REDOFF処理においては、第1光源31および第2
光源41の消灯のみを実行している。
【0049】以上のように、第1補助投光部3および第
2補助投光部4とそれに対応したCセンサ、およびL、
Rセンサとをそれぞれ時系列処理(時間差を持たせて順
次駆動する処理)するように制御することにより、各投
光パターンがオーバーラップしない状態で各センサの積
分が行われるため、正確な焦点検出処理が可能となる。
【0050】なお、実施の形態においては一眼レフカメ
ラ100を用いたが、位相差法による焦点検出処理を行
うカメラであれば、いわゆるコンパクトカメラや銀塩フ
ィルムを用いずCCD等によって画像信号を取得するよ
うなカメラにおいても本発明は適用可能である。
【0051】なお、上述の実施の形態においては、焦点
検出の結果を利用してフォーカシングレンズの移動量を
演算し、フォーカシングレンズを合焦位置に移動させて
いるが、本発明はこの様なオートフォーカスシステムに
限る必要はなく、たとえば、マニュアルでフォーカシン
グを行う場合に合焦状態を表示するような場合にも本発
明の補助投光装置および焦点検出装置を適用することが
可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の補助投光
装置および焦点検出装置によれば、複数のセンサを有す
る位相差法を利用した焦点検出装置において、各センサ
に対応したパターンを投光する補助投光部を時系列駆動
することにより、各パターンをオーバーラップさせるこ
となく、かつ十分に広い範囲に投光することが可能とな
る。このため、たとえば、ズーミングなどによりAFエ
リアの大きさが変化するような場合でも、確実に各セン
サに対応した投光パターンを他と重複させることなく投
光することができるため、常に正確な焦点検出が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である、カメラ100の正
面図である。
【図2】カメラ100の制御系を示すブロック図であ
る。
【図3】図1に示すカメラ100を横から見た場合の、
補助投光装置3および4からの射出光が広がる様子を示
す図である。
【図4】本実施の形態における、光源31(41)、パ
ターン板P1(P2)およびレンズ3L(4L)の配置
を示す概略図である。
【図5】光源部の変形例を示す。
【図6】本実施の形態においてCPU60が実行する焦
点検出処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】本実施の形態においてCPU60が実行する焦
点検出処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】IREDON1の処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】IREDON2の処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】IREDOFF処理のフローチャートであ
る。
【図11】ファインダ視野内のAFエリアの例を示す。
【図12】投光パターンとAFエリアとの関係を示す図
である。
【図13】投光パターンとAFエリアとの関係を示す図
である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 ストロボ 3 第1補助投光部 31 第1光源 32 第1補助光駆動部 3P パターン板 3L レンズ 4 第2補助投光部 41 第2光源 42 第2補助光駆動部 4P パターン板 4L レンズ 5 シャッタボタン 21 Rセンサ 22 Cセンサ 23 Lセンサ 24 測光部 25 AFレンズ駆動部 26 ズームレンズ駆動部 34 SW入力部 60 CPU 71 ファインダ視野 71R、71C、71L AFエリア 100 カメラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光を受光して位相差法によ
    り被写体に対するフォーカシングレンズの合焦状態を取
    得するための、複数のセンサを有する焦点検出装置と共
    に用いられる、補助投光装置であって、 各センサに対応した複数の投光パターンを被写体に向け
    てそれぞれ投光するための複数の投光部と、 前記投光部の各々を時間をずらして駆動する制御手段
    と、を有することを特徴とする補助投光装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記複数の投光部を駆
    動する際、同時に2つ以上の投光部が点灯しないように
    制御することを特徴とする請求項1に記載の補助投光装
    置。
  3. 【請求項3】 前記補助投光装置が有する前記複数の投
    光部から投光される複数の投光パターンの投光のタイミ
    ングに同期して前記複数のセンサを駆動するセンサ駆動
    手段を有することを特徴とする、請求項1または2に記
    載の補助投光装置を用いる焦点検出装置。
  4. 【請求項4】 前記焦点検出装置は、前記複数のセンサ
    それぞれに対して前記投光パターンを用いて焦点検出を
    行うか否かを判定する判定手段を有し、前記制御手段は
    前記判定手段により補助投光が必要と判定されたセンサ
    に対応する投光パターンのみを投光するよう前記投光部
    を駆動することを特徴とする、請求項3に記載の焦点検
    出装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のセンサのうち少なくとも2つ
    は同一の投光パターンに対応しており、前記センサ駆動
    手段は、前記同一の投光パターンに対応した前記少なく
    とも2つのセンサを前記同一の投光パターンが投光され
    ている時に同時に駆動すること、を特徴とする請求項3
    または4に記載の焦点検出装置。
  6. 【請求項6】 複数の投光パターンをタイミングをずら
    して投光する、位相差法を利用した焦点検出装置のため
    の補助投光装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかにおいて、前
    記合焦状態に基づいて前記フォーカシングレンズの移動
    量を演算する演算手段をさらに有することを特徴とする
    焦点検出装置。
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