JPH09318005A - ボイラ設備 - Google Patents
ボイラ設備Info
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- JPH09318005A JPH09318005A JP13186096A JP13186096A JPH09318005A JP H09318005 A JPH09318005 A JP H09318005A JP 13186096 A JP13186096 A JP 13186096A JP 13186096 A JP13186096 A JP 13186096A JP H09318005 A JPH09318005 A JP H09318005A
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Landscapes
- Chimneys And Flues (AREA)
- Air Supply (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 再生式空気予熱器では、排ガスの温度をあま
り下げないようにし、集塵機へ導入される排ガスの温度
は十分下降させるようにする。 【解決手段】 ボイラ本体1から排出された排ガスGE
が流れる排ガスダクト6に、燃焼用空気ダクト11を通
ってボイラ本体1へ送給される燃焼用空気Aを予熱する
再生式空気予熱器7と再生式空気予熱器7で温度が下降
した排ガスGEを導入し得るようにした集塵機8を設
け、排ガスダクト6の再生式空気予熱器7と集塵機8と
の間に排ガスGEを冷却する排ガスクーラ14を設け、
燃焼用空気ダクト11の再生式空気予熱器7より空気流
れ方向上流側に燃焼用空気Aを加熱する熱交換器21を
設け、熱交換器21と排ガスクーラ14とを水Wが循環
し得るようにする。
り下げないようにし、集塵機へ導入される排ガスの温度
は十分下降させるようにする。 【解決手段】 ボイラ本体1から排出された排ガスGE
が流れる排ガスダクト6に、燃焼用空気ダクト11を通
ってボイラ本体1へ送給される燃焼用空気Aを予熱する
再生式空気予熱器7と再生式空気予熱器7で温度が下降
した排ガスGEを導入し得るようにした集塵機8を設
け、排ガスダクト6の再生式空気予熱器7と集塵機8と
の間に排ガスGEを冷却する排ガスクーラ14を設け、
燃焼用空気ダクト11の再生式空気予熱器7より空気流
れ方向上流側に燃焼用空気Aを加熱する熱交換器21を
設け、熱交換器21と排ガスクーラ14とを水Wが循環
し得るようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボイラ設備に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のボイラ設備の一例は図4に示さ
れ、図中1はボイラ本体である。而して、ボイラ本体1
は、下部前面に設置したバーナ2から噴射された燃料が
燃焼して燃焼ガスGBが生成される火炉3と、火炉3の
上部後方に接続された副側壁4と、副側壁4後部に接続
された後部伝熱部5を備えている。而して、火炉3及び
副側壁4並に後部伝熱部5の周壁は炉壁管によりパネル
状に形成されると共に火炉3の上部や後部伝熱部5内に
は、過熱器、再熱器、節炭器等が収納されている。
れ、図中1はボイラ本体である。而して、ボイラ本体1
は、下部前面に設置したバーナ2から噴射された燃料が
燃焼して燃焼ガスGBが生成される火炉3と、火炉3の
上部後方に接続された副側壁4と、副側壁4後部に接続
された後部伝熱部5を備えている。而して、火炉3及び
副側壁4並に後部伝熱部5の周壁は炉壁管によりパネル
状に形成されると共に火炉3の上部や後部伝熱部5内に
は、過熱器、再熱器、節炭器等が収納されている。
【0003】後部伝熱部5の下部には、後部伝熱部5を
下降して来た燃焼ガスGBを排ガスGEとして送給する
ための排ガスダクト6が接続され、排ガスダクト6に
は、排ガス流れ方向上流側から下流側へ向けて順次、再
生式空気予熱器7、集塵機8等が接続され、排ガスダク
ト6の排ガス流れ方向下流端は煙突9に接続されてい
る。
下降して来た燃焼ガスGBを排ガスGEとして送給する
ための排ガスダクト6が接続され、排ガスダクト6に
は、排ガス流れ方向上流側から下流側へ向けて順次、再
生式空気予熱器7、集塵機8等が接続され、排ガスダク
ト6の排ガス流れ方向下流端は煙突9に接続されてい
る。
【0004】火炉3前面のバーナ2取付け部には、火炉
3内へ燃焼用空気Aを送給するための風箱10が設けら
れ、風箱10には、燃焼用空気Aを風箱10へ送給する
ための燃焼用空気ダクト11が接続されている。
3内へ燃焼用空気Aを送給するための風箱10が設けら
れ、風箱10には、燃焼用空気Aを風箱10へ送給する
ための燃焼用空気ダクト11が接続されている。
【0005】而して、燃焼用空気ダクト11の燃焼用空
気送給方向上流側端には、強圧通風機12が接続され、
燃焼用空気ダクト11には、燃焼用空気送給方向上流側
から下流側へ向けて順次、蒸気式空気予熱器13、再生
式空気予熱器7が接続されている。
気送給方向上流側端には、強圧通風機12が接続され、
燃焼用空気ダクト11には、燃焼用空気送給方向上流側
から下流側へ向けて順次、蒸気式空気予熱器13、再生
式空気予熱器7が接続されている。
【0006】バーナ2から火炉3内へ噴射された燃料
は、燃焼用空気ダクト11から風箱10を介して火炉3
内へ導入された燃焼用空気Aと混合して燃焼し、燃焼ガ
スGBが生成される。
は、燃焼用空気ダクト11から風箱10を介して火炉3
内へ導入された燃焼用空気Aと混合して燃焼し、燃焼ガ
スGBが生成される。
【0007】而して、生成した燃焼ガスGBは、火炉3
内を上昇し、火炉3から副側壁4を通って後部伝熱部5
へ流入し、後部伝熱部5を下降して排ガスGEとして排
ガスダクト6へ排出される。
内を上昇し、火炉3から副側壁4を通って後部伝熱部5
へ流入し、後部伝熱部5を下降して排ガスGEとして排
ガスダクト6へ排出される。
【0008】排ガスダクト6へ排出された排ガスGE
は、再生式空気予熱器7において、燃焼用空気ダクト1
1を送られて来た燃焼用空気Aを予熱し、温度を所定の
温度迄下げたうえ集塵機8へ導入され、集塵機8でダス
トを除去されたうえ更に排ガスダクト6を通って煙突9
へ送給され、煙突9から大気中へ排出される。
は、再生式空気予熱器7において、燃焼用空気ダクト1
1を送られて来た燃焼用空気Aを予熱し、温度を所定の
温度迄下げたうえ集塵機8へ導入され、集塵機8でダス
トを除去されたうえ更に排ガスダクト6を通って煙突9
へ送給され、煙突9から大気中へ排出される。
【0009】一方、強圧通風機12により燃焼用空気ダ
クト11へ送給された燃焼用空気Aは、蒸気式空気予熱
器13で予熱されたうえ、上述のごとく更に再生式空気
予熱器7で所定温度に予熱され、燃焼用空気ダクト11
から風箱10を通って火炉3内へ送給される。
クト11へ送給された燃焼用空気Aは、蒸気式空気予熱
器13で予熱されたうえ、上述のごとく更に再生式空気
予熱器7で所定温度に予熱され、燃焼用空気ダクト11
から風箱10を通って火炉3内へ送給される。
【0010】ボイラ本体1の火炉3、副側壁4、後部伝
熱部5の炉壁管内を流れる水や蒸気等の流体、過熱器、
再熱器、節炭器を流れる流体は、燃焼ガスGBにより加
熱若しくは過熱される。
熱部5の炉壁管内を流れる水や蒸気等の流体、過熱器、
再熱器、節炭器を流れる流体は、燃焼ガスGBにより加
熱若しくは過熱される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のボイラ設備で
は、集塵機8へ導入される排ガスGEの温度は集塵上上
限を高くすることができず、再生式空気予熱器7の出口
で排ガスGEの温度を約110〜120℃迄下降させる
必要がある。
は、集塵機8へ導入される排ガスGEの温度は集塵上上
限を高くすることができず、再生式空気予熱器7の出口
で排ガスGEの温度を約110〜120℃迄下降させる
必要がある。
【0012】しかし、バーナ2から噴射する燃料として
重質油のように硫黄分を多く含む燃料を使用するような
場合には、再生式空気予熱器7の出口で排ガスGEの温
度を図示しない冷却器により110〜120℃迄下降さ
せると、排ガスGE中の成分が凝縮して再生式空気予熱
器7の出口側のエレメントに硫黄分を含む灰が付着し、
エレメントが目詰りを起こす。
重質油のように硫黄分を多く含む燃料を使用するような
場合には、再生式空気予熱器7の出口で排ガスGEの温
度を図示しない冷却器により110〜120℃迄下降さ
せると、排ガスGE中の成分が凝縮して再生式空気予熱
器7の出口側のエレメントに硫黄分を含む灰が付着し、
エレメントが目詰りを起こす。
【0013】そこで、再生式空気予熱器7のエレメント
を水洗して灰を除去しているが、該水洗により硫酸が生
成してエレメントの腐蝕が加速するため、エレメントの
寿命が短くなり、プラント停止による損失及びエレメン
ト交換によるメンテナンスコスト増の問題がある。
を水洗して灰を除去しているが、該水洗により硫酸が生
成してエレメントの腐蝕が加速するため、エレメントの
寿命が短くなり、プラント停止による損失及びエレメン
ト交換によるメンテナンスコスト増の問題がある。
【0014】本発明は上述の実情に鑑み、再生式空気予
熱器出口における排ガスの温度を高くして再生式空気予
熱器のエレメントに目詰りが生じないようにすると共に
集塵機へ導入される排ガスを所定の温度まで下降させ得
るようにすることを目的としてなしたものである。
熱器出口における排ガスの温度を高くして再生式空気予
熱器のエレメントに目詰りが生じないようにすると共に
集塵機へ導入される排ガスを所定の温度まで下降させ得
るようにすることを目的としてなしたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボイラ本体か
ら排出された排ガスが流通する排ガスダクトに、燃焼用
空気ダクトを通ってボイラ本体へ送給される燃焼用空気
を予熱する空気予熱器を設けると共に、前記排ガスダク
トに、空気予熱器で温度が下降した排ガスを導入し得る
ようにした集塵機を設け、排ガスダクトの空気予熱器と
集塵機との間に排ガスを冷却する排ガスクーラを設け、
燃焼用空気ダクトの空気予熱器接続部よりも空気流れ方
向上流側に燃焼用空気を加熱する熱交換器を設け、該熱
交換器と排ガスクーラとの間を所定の媒体が循環し得る
よう、媒体循環管を設けたものである。
ら排出された排ガスが流通する排ガスダクトに、燃焼用
空気ダクトを通ってボイラ本体へ送給される燃焼用空気
を予熱する空気予熱器を設けると共に、前記排ガスダク
トに、空気予熱器で温度が下降した排ガスを導入し得る
ようにした集塵機を設け、排ガスダクトの空気予熱器と
集塵機との間に排ガスを冷却する排ガスクーラを設け、
燃焼用空気ダクトの空気予熱器接続部よりも空気流れ方
向上流側に燃焼用空気を加熱する熱交換器を設け、該熱
交換器と排ガスクーラとの間を所定の媒体が循環し得る
よう、媒体循環管を設けたものである。
【0016】本発明では、排ガスダクトの排ガスクーラ
出側に温度検出器を設け、媒体循環管の所要位置に、温
度検出器からの弁開度指令信号をもとに開度を調整し得
るようにした流量制御弁を設けると良く、更には、排ガ
スクーラの入側に冷却管に付着した灰を除去するスート
ブロワを設けると良い。
出側に温度検出器を設け、媒体循環管の所要位置に、温
度検出器からの弁開度指令信号をもとに開度を調整し得
るようにした流量制御弁を設けると良く、更には、排ガ
スクーラの入側に冷却管に付着した灰を除去するスート
ブロワを設けると良い。
【0017】本発明では、空気予熱器で温度の下降した
排ガスは、排ガスクーラで更に冷却された後集塵機へ導
入される。
排ガスは、排ガスクーラで更に冷却された後集塵機へ導
入される。
【0018】このため、本発明では、空気予熱器出口に
おける排ガスの温度を高くすることができるため、空気
予熱器のエレメントに目詰りが生じることがなく、又集
塵機へ導入される排ガスを所定の温度まで下降させるこ
とができるため、集塵機へ悪影響を与えることもない。
おける排ガスの温度を高くすることができるため、空気
予熱器のエレメントに目詰りが生じることがなく、又集
塵機へ導入される排ガスを所定の温度まで下降させるこ
とができるため、集塵機へ悪影響を与えることもない。
【0019】排ガスダクトの排ガスクーラ出側に温度検
出器を設け、媒体循環管の所要位置に、温度検出器から
の弁開度指令信号をもとに開度を調整し得るようにした
流量制御弁を設けた場合は、集塵機へ導入される排ガス
の温度制御を正確に行うことができ、排ガスクーラの入
側に冷却管に付着した灰を除去するスートブロワを設け
た場合は、排ガスクーラの冷却管に付着した灰を容易且
つ確実に除去することができる。
出器を設け、媒体循環管の所要位置に、温度検出器から
の弁開度指令信号をもとに開度を調整し得るようにした
流量制御弁を設けた場合は、集塵機へ導入される排ガス
の温度制御を正確に行うことができ、排ガスクーラの入
側に冷却管に付着した灰を除去するスートブロワを設け
た場合は、排ガスクーラの冷却管に付着した灰を容易且
つ確実に除去することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しつつ説明する。
図面を参照しつつ説明する。
【0021】図1〜図3は本発明の実施の形態の一例で
あり、図中、14は排ガスダクト6の再生式空気予熱器
7と集塵機8との間の部分に設置された排ガスクーラで
ある。
あり、図中、14は排ガスダクト6の再生式空気予熱器
7と集塵機8との間の部分に設置された排ガスクーラで
ある。
【0022】而して、排ガスクーラ14は、図2、3に
示すごとく、排ガスダクト6を縦向きに上下に貫通して
排ガスダクト6の長手方向及び幅方向へ所定の間隔で配
置された多数の冷却管15を備えると共に、排ガス流れ
方向最上流側の冷却管15よりも排ガス流れ方向上流側
には、冷却管15と平行に排ガスダクト6の幅方向へ所
定の間隔で配置した定置型スートブロワ16が配置さ
れ、図示してない空気源から供給された圧縮空気ACを
定置型スートブロワ16のノズル16aから冷却管15
に吹付けて、冷却管15に付着している灰を吹飛ばし得
るようになっている。
示すごとく、排ガスダクト6を縦向きに上下に貫通して
排ガスダクト6の長手方向及び幅方向へ所定の間隔で配
置された多数の冷却管15を備えると共に、排ガス流れ
方向最上流側の冷却管15よりも排ガス流れ方向上流側
には、冷却管15と平行に排ガスダクト6の幅方向へ所
定の間隔で配置した定置型スートブロワ16が配置さ
れ、図示してない空気源から供給された圧縮空気ACを
定置型スートブロワ16のノズル16aから冷却管15
に吹付けて、冷却管15に付着している灰を吹飛ばし得
るようになっている。
【0023】各冷却管15の下端及び上端は夫々、排ガ
スダクト6の幅方向へ延びる複数組のヘッダ17,18
に接続され、ヘッダ17は合流して水循環管19に接続
され、ヘッダ18は合流して水循環管20に接続されて
いる。
スダクト6の幅方向へ延びる複数組のヘッダ17,18
に接続され、ヘッダ17は合流して水循環管19に接続
され、ヘッダ18は合流して水循環管20に接続されて
いる。
【0024】燃焼用空気ダクト11の蒸気式空気予熱器
13を設けた部分よりも空気流れ方向上流側には、熱交
換器21が設けられている。
13を設けた部分よりも空気流れ方向上流側には、熱交
換器21が設けられている。
【0025】而して、熱交換器21は、図2に示すごと
く燃焼用空気ダクト11を縦向きに上下に貫通して燃焼
用空気ダクト11の長手方向及び幅方向へ所定の間隔で
配置されたフィン22a付きの多数の放熱管22を備
え、放熱管22の上端及び下端は、夫々燃焼用空気ダク
ト11の幅方向へ延びる複数のヘッダ23,24に接続
され、ヘッダ23は合流して前述の水循環管20に接続
され、ヘッダ24は合流して水循環管25に接続されて
いる。
く燃焼用空気ダクト11を縦向きに上下に貫通して燃焼
用空気ダクト11の長手方向及び幅方向へ所定の間隔で
配置されたフィン22a付きの多数の放熱管22を備
え、放熱管22の上端及び下端は、夫々燃焼用空気ダク
ト11の幅方向へ延びる複数のヘッダ23,24に接続
され、ヘッダ23は合流して前述の水循環管20に接続
され、ヘッダ24は合流して水循環管25に接続されて
いる。
【0026】水循環管25の先端は、燃焼用空気ダクト
11で放熱管22を介し放熱して燃焼用空気Aを加熱し
た後の水Wを受入れる水タンク26に接続され、水タン
ク26の下端部には、前述の水循環管19の後端が接続
されている。
11で放熱管22を介し放熱して燃焼用空気Aを加熱し
た後の水Wを受入れる水タンク26に接続され、水タン
ク26の下端部には、前述の水循環管19の後端が接続
されている。
【0027】水循環管19の中途部には、水Wを排ガス
クーラ14へ送給するための循環ポンプ27及び排ガス
クーラ14を通過した後の排ガスGEの温度を所定の温
度に保持するために水循環管19を流れる水Wの流量を
調整する流量制御弁28が設けられている。
クーラ14へ送給するための循環ポンプ27及び排ガス
クーラ14を通過した後の排ガスGEの温度を所定の温
度に保持するために水循環管19を流れる水Wの流量を
調整する流量制御弁28が設けられている。
【0028】又、排ガスダクト6の排ガスクーラ14下
流側には、温度検出器29が設けられ、温度検出器29
で検出した弁開度指令信号Vは流量制御弁28に与え得
るようになっている。
流側には、温度検出器29が設けられ、温度検出器29
で検出した弁開度指令信号Vは流量制御弁28に与え得
るようになっている。
【0029】而して、本実施の形態例においては、排ガ
スクーラ14、熱交換器21、水タンク26、循環ポン
プ27、水循環管20,25,19、流量制御弁28、
温度検出器29等により排ガス温度低減装置30が構成
されている。
スクーラ14、熱交換器21、水タンク26、循環ポン
プ27、水循環管20,25,19、流量制御弁28、
温度検出器29等により排ガス温度低減装置30が構成
されている。
【0030】次に本発明の作動について説明する。
【0031】バーナ2から火炉3内へ噴射された燃料
は、燃焼用空気ダクト11から風箱10を介して火炉3
内へ導入された燃焼用空気Aと混合して燃焼し、燃焼ガ
スGBが生成される。
は、燃焼用空気ダクト11から風箱10を介して火炉3
内へ導入された燃焼用空気Aと混合して燃焼し、燃焼ガ
スGBが生成される。
【0032】而して、生成した燃焼ガスGBは、火炉3
内を上昇し、火炉3から副側壁4を通って後部伝熱部5
へ流入し、後部伝熱部5を下降して排ガスGEとして排
ガスダクト6へ排出される。
内を上昇し、火炉3から副側壁4を通って後部伝熱部5
へ流入し、後部伝熱部5を下降して排ガスGEとして排
ガスダクト6へ排出される。
【0033】排ガスダクト6へ排出された排ガスGE
は、再生式空気予熱器7において、燃焼用空気ダクト1
1を送られて来た燃焼用空気Aを予熱し、次いで排ガス
温度低減装置30の排ガスクーラ14において冷却され
て温度を所定の温度迄下げたうえ集塵機8へ導入され、
集塵機8でダストを除去されたうえ更に排ガスダクト6
を通って煙突9(図4参照)へ送給され、煙突9から大
気中へ放出される。
は、再生式空気予熱器7において、燃焼用空気ダクト1
1を送られて来た燃焼用空気Aを予熱し、次いで排ガス
温度低減装置30の排ガスクーラ14において冷却され
て温度を所定の温度迄下げたうえ集塵機8へ導入され、
集塵機8でダストを除去されたうえ更に排ガスダクト6
を通って煙突9(図4参照)へ送給され、煙突9から大
気中へ放出される。
【0034】一方、強圧通風機12により燃焼用空気ダ
クト11へ送給された燃焼用空気Aは、燃焼用空気ダク
ト11の中途部に設けた排ガス温度低減装置30の熱交
換器21で加熱され、更に蒸気式空気予熱器13で所定
の温度迄予熱され、燃焼用空気ダクト11から風箱10
を通って火炉3内へ送給される。
クト11へ送給された燃焼用空気Aは、燃焼用空気ダク
ト11の中途部に設けた排ガス温度低減装置30の熱交
換器21で加熱され、更に蒸気式空気予熱器13で所定
の温度迄予熱され、燃焼用空気ダクト11から風箱10
を通って火炉3内へ送給される。
【0035】排ガスGEは、再生式空気予熱器7ではそ
れ程温度は降下しないため、再生式空気予熱器7の出口
側のエレメントに硫黄を含んだ灰が付着することはな
く、従って再生式空気予熱器7のエレメントが硫酸等に
より腐蝕することがなく、エレメントの寿命が長期間と
なる。
れ程温度は降下しないため、再生式空気予熱器7の出口
側のエレメントに硫黄を含んだ灰が付着することはな
く、従って再生式空気予熱器7のエレメントが硫酸等に
より腐蝕することがなく、エレメントの寿命が長期間と
なる。
【0036】又、集塵機8へ導入される排ガスGEは、
排ガス温度低減装置30で温度を十分に下降させること
ができるため、集塵機8に対し、温度が高いことによる
弊害を与えることはない。
排ガス温度低減装置30で温度を十分に下降させること
ができるため、集塵機8に対し、温度が高いことによる
弊害を与えることはない。
【0037】排ガス温度低減装置30においては、図2
に示すごとく水タンク26内の水Wは、循環ポンプ27
に吸込まれて加圧され、流量制御弁28の設けられてい
る水循環管19を経てヘッダ17から排ガスクーラ14
の冷却管15へ送給され、排ガスダクト6を流れる排ガ
スGEの温度を所定の温度迄下降させる。これによっ
て、水Wは加熱され、高温となる。
に示すごとく水タンク26内の水Wは、循環ポンプ27
に吸込まれて加圧され、流量制御弁28の設けられてい
る水循環管19を経てヘッダ17から排ガスクーラ14
の冷却管15へ送給され、排ガスダクト6を流れる排ガ
スGEの温度を所定の温度迄下降させる。これによっ
て、水Wは加熱され、高温となる。
【0038】又、高温となった水Wは、ヘッダ18から
排出されて水循環管20を通り、ヘッダ23から熱交換
器21の放熱管22へ流入し、燃焼用空気ダクト11を
流れる燃焼用空気Aを加熱し、ヘッダ24、水循環管2
5を経て水タンク26へ戻る。
排出されて水循環管20を通り、ヘッダ23から熱交換
器21の放熱管22へ流入し、燃焼用空気ダクト11を
流れる燃焼用空気Aを加熱し、ヘッダ24、水循環管2
5を経て水タンク26へ戻る。
【0039】排ガスクーラ14を出た後の排ガスGEの
温度は、温度検出器29により検出され、弁開度指令信
号Vとして流量制御弁28へ与えられ、流量制御弁28
の開度が調整される。このため、排ガスクーラ14を出
た後の排ガスGEの温度は、集塵機8へ導入するのに最
適の温度に制御される。
温度は、温度検出器29により検出され、弁開度指令信
号Vとして流量制御弁28へ与えられ、流量制御弁28
の開度が調整される。このため、排ガスクーラ14を出
た後の排ガスGEの温度は、集塵機8へ導入するのに最
適の温度に制御される。
【0040】排ガスクーラ14で排ガスGEを冷却する
ことにより排ガスGE中の成分が凝縮し、排ガスクーラ
14には、硫黄分を含んだ灰が付着する。このため、圧
縮空気ACを定置型スートブロワ16に供給し、ノズル
16aから圧縮空気ACを排ガスクーラ14の冷却管1
5へ吹付け、付着している灰の除去を行う。このため、
排ガスクーラ14により排ガスGEの温度が下降して硫
黄分を含む灰が冷却管15に付着しても、灰は容易に除
去され、従って、排ガスクーラ14の腐食の虞れは少
い。
ことにより排ガスGE中の成分が凝縮し、排ガスクーラ
14には、硫黄分を含んだ灰が付着する。このため、圧
縮空気ACを定置型スートブロワ16に供給し、ノズル
16aから圧縮空気ACを排ガスクーラ14の冷却管1
5へ吹付け、付着している灰の除去を行う。このため、
排ガスクーラ14により排ガスGEの温度が下降して硫
黄分を含む灰が冷却管15に付着しても、灰は容易に除
去され、従って、排ガスクーラ14の腐食の虞れは少
い。
【0041】なお、本発明の実施の形態においては、上
述の形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ること、等は勿論
である。
述の形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ること、等は勿論
である。
【0042】
【発明の効果】本発明のボイラ設備によれば、請求項1
〜3の何れにおいても空気予熱器出口における排ガスの
温度を高くすることができるため、空気予熱器のエレメ
ントに目詰りが生じることがなく、又集塵機へ導入され
る排ガスを所定の温度迄下降させることができるため、
集塵機へ悪影響を与えることもなく、請求項2の場合は
集塵機へ導入される排ガスの温度を正確に制御でき、請
求項3の場合は、排ガスクーラに灰が付着するのを防止
できる、等種々の優れた効果を奏し得る。
〜3の何れにおいても空気予熱器出口における排ガスの
温度を高くすることができるため、空気予熱器のエレメ
ントに目詰りが生じることがなく、又集塵機へ導入され
る排ガスを所定の温度迄下降させることができるため、
集塵機へ悪影響を与えることもなく、請求項2の場合は
集塵機へ導入される排ガスの温度を正確に制御でき、請
求項3の場合は、排ガスクーラに灰が付着するのを防止
できる、等種々の優れた効果を奏し得る。
【図1】本発明のボイラ設備の実施の形態の一例を示す
フロー図である。
フロー図である。
【図2】本発明のボイラ設備に用いる排ガス温度低減装
置の詳細フロー図である。
置の詳細フロー図である。
【図3】図2のIII−III方向矢視図である。
【図4】従来のボイラ設備の概要図である。
1 ボイラ本体 6 排ガスダクト 7 再生式空気予熱器(空気予熱器) 8 集塵機 11 燃焼用空気ダクト 14 排ガスクーラ 15 冷却管 16 定置型スートブロワ(スートブロワ) 19 水循環管(媒体循環管) 20 水循環管(媒体循環管) 21 熱交換器 25 水循環管(媒体循環管) 28 流量制御弁 29 温度検出器 GE 排ガス A 燃焼用空気 W 水(媒体) V 弁開度指令信号
Claims (3)
- 【請求項1】 ボイラ本体から排出された排ガスが流通
する排ガスダクトに、燃焼用空気ダクトを通ってボイラ
本体へ送給される燃焼用空気を予熱する空気予熱器を設
けると共に、前記排ガスダクトに、空気予熱器で温度が
下降した排ガスを導入し得るようにした集塵機を設け、
排ガスダクトの空気予熱器と集塵機との間に排ガスを冷
却する排ガスクーラを設け、燃焼用空気ダクトの空気予
熱器接続部よりも空気流れ方向上流側に燃焼用空気を加
熱する熱交換器を設け、該熱交換器と排ガスクーラとの
間を所定の媒体が循環し得るよう、媒体循環管を設けた
ことを特徴とするボイラ設備。 - 【請求項2】 排ガスダクトの排ガスクーラ出側に温度
検出器を設け、媒体循環管の所要位置に、温度検出器か
らの弁開度指令信号をもとに開度を調整し得るようにし
た流量制御弁を設けた請求項1に記載のボイラ設備。 - 【請求項3】 排ガスクーラの入側に冷却管に付着した
灰を除去するスートブロワを設けた請求項1又は2に記
載のボイラ設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13186096A JPH09318005A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | ボイラ設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13186096A JPH09318005A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | ボイラ設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09318005A true JPH09318005A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15067822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13186096A Pending JPH09318005A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | ボイラ設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09318005A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006308269A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-11-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 熱回収設備 |
US20120285439A1 (en) * | 2009-05-08 | 2012-11-15 | Foster Wheeler Energia Oy | Thermal Power Boiler |
WO2013136782A1 (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-19 | 株式会社Ihi | 酸素燃焼ボイラシステム |
CN106247304A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-21 | 东方电气集团东方锅炉股份有限公司 | 一种尾部三烟道布置的二次再热锅炉型式 |
CN112325309A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-02-05 | 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 | 一种垃圾焚烧炉排炉用换热管屏 |
-
1996
- 1996-05-27 JP JP13186096A patent/JPH09318005A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8099959B2 (en) | 2004-11-29 | 2012-01-24 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Heat recovery equipment |
US8209985B2 (en) | 2004-11-29 | 2012-07-03 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Heat recovery equipment |
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KR20140138279A (ko) | 2012-03-14 | 2014-12-03 | 가부시키가이샤 아이에이치아이 | 산소 연소 보일러 시스템 |
CN104169647A (zh) * | 2012-03-14 | 2014-11-26 | 株式会社Ihi | 氧燃烧锅炉系统 |
JPWO2013136782A1 (ja) * | 2012-03-14 | 2015-08-03 | 株式会社Ihi | 酸素燃焼ボイラシステム |
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