JPH09313991A - 塗装ガン - Google Patents
塗装ガンInfo
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- JPH09313991A JPH09313991A JP13540696A JP13540696A JPH09313991A JP H09313991 A JPH09313991 A JP H09313991A JP 13540696 A JP13540696 A JP 13540696A JP 13540696 A JP13540696 A JP 13540696A JP H09313991 A JPH09313991 A JP H09313991A
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- coating gun
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Abstract
(57)【要約】
【課題】経路の洗浄作業を効率的かつ確実に行うととも
に、構成を容易に簡素化する。 【解決手段】塗装ガン10は、塗料を塗料吐出口88に
供給する供給経路90と、この供給経路90から分岐さ
れ、前記塗料を含む排液を排出するダンプ経路92と、
前記ダンプ経路92に連通するとともに前記塗装ガン1
0の外部に開口するダンプノズル94とを備え、前記供
給経路90、前記ダンプ経路92および前記ダンプノズ
ル94が、該塗装ガン10自体に直接設けられている。
に、構成を容易に簡素化する。 【解決手段】塗装ガン10は、塗料を塗料吐出口88に
供給する供給経路90と、この供給経路90から分岐さ
れ、前記塗料を含む排液を排出するダンプ経路92と、
前記ダンプ経路92に連通するとともに前記塗装ガン1
0の外部に開口するダンプノズル94とを備え、前記供
給経路90、前記ダンプ経路92および前記ダンプノズ
ル94が、該塗装ガン10自体に直接設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料吐出口から塗
料を噴射して塗装を行う塗装ガンに関する。
料を噴射して塗装を行う塗装ガンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、導電性塗料を用いる静電塗装
装置では、塗料供給源から塗料供給経路を介して塗装ガ
ンに導電性塗料が供給されるとともに、この導電性塗料
が高電圧を印加された状態で前記塗装ガンから導出され
ることにより、ワークに対して静電塗装を行うように構
成されている。
装置では、塗料供給源から塗料供給経路を介して塗装ガ
ンに導電性塗料が供給されるとともに、この導電性塗料
が高電圧を印加された状態で前記塗装ガンから導出され
ることにより、ワークに対して静電塗装を行うように構
成されている。
【0003】この種の塗装ガンでは、色替時の混色等を
防止するために、塗料供給経路を洗浄する必要がある。
このため、例えば、実開平4−106656号公報に開
示されている塗装ガンでは、塗料供給経路にダンプ弁が
設けられるとともに、このダンプ弁にダンプ経路を介し
て排液槽が接続されている。そして、塗料供給経路の洗
浄時に生ずる排液が、ダンプ経路を介して排液槽に排出
されるように構成されている。
防止するために、塗料供給経路を洗浄する必要がある。
このため、例えば、実開平4−106656号公報に開
示されている塗装ガンでは、塗料供給経路にダンプ弁が
設けられるとともに、このダンプ弁にダンプ経路を介し
て排液槽が接続されている。そして、塗料供給経路の洗
浄時に生ずる排液が、ダンプ経路を介して排液槽に排出
されるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
技術では、塗装ガンの動作姿勢や動作範囲等を考慮し
て、この塗装ガンに設けられているダンプ経路が、通
常、数メートルの長さを有する細径管路で構成されてお
り、特に、塗装ガンをロボットに装着する際には、前記
ダンプ経路の長尺化が著しいものになっている。このた
め、ダンプ経路に背圧が作用してしまい、色替洗浄作業
に相当な時間がかかるという問題が指摘されている。
技術では、塗装ガンの動作姿勢や動作範囲等を考慮し
て、この塗装ガンに設けられているダンプ経路が、通
常、数メートルの長さを有する細径管路で構成されてお
り、特に、塗装ガンをロボットに装着する際には、前記
ダンプ経路の長尺化が著しいものになっている。このた
め、ダンプ経路に背圧が作用してしまい、色替洗浄作業
に相当な時間がかかるという問題が指摘されている。
【0005】しかも、導電性塗料を使用して静電塗装を
行う場合、ダンプ経路から排液が排出された後、このダ
ンプ経路の洗浄および乾燥作業が必要となる。新たな導
電性塗料に高電圧を印加する際、ダンプ経路に残存する
排液や洗浄液を通って漏電するおそれがあるからであ
る。従って、特に長尺かつ細径なダンプ経路の洗浄およ
び乾燥作業が煩雑なものとなり、色替塗装作業全体の効
率化が容易に遂行されないという問題が指摘されてい
る。
行う場合、ダンプ経路から排液が排出された後、このダ
ンプ経路の洗浄および乾燥作業が必要となる。新たな導
電性塗料に高電圧を印加する際、ダンプ経路に残存する
排液や洗浄液を通って漏電するおそれがあるからであ
る。従って、特に長尺かつ細径なダンプ経路の洗浄およ
び乾燥作業が煩雑なものとなり、色替塗装作業全体の効
率化が容易に遂行されないという問題が指摘されてい
る。
【0006】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、簡単な構成で、塗装ガン内の供給経路の洗浄作業
を迅速かつ容易に行うことができ、色替塗装作業全体の
効率化が可能な塗装ガンを提供することを目的とする。
あり、簡単な構成で、塗装ガン内の供給経路の洗浄作業
を迅速かつ容易に行うことができ、色替塗装作業全体の
効率化が可能な塗装ガンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、塗料を塗料吐出口に供給する供給経路
と、前記供給経路から分岐されるダンプ経路と、前記ダ
ンプ経路に連通するダンプノズルとが、塗装ガン自体に
直接設けられている。このため、ダンプ経路が一挙に短
尺化され、供給経路を洗浄する際に排液が前記ダンプ経
路を介してダンプノズルから塗装ガンの外部に迅速に排
出される。従って、供給経路およびダンプ経路の洗浄お
よび乾燥作業が短時間で確実に遂行され、色替塗装作業
全体の効率化が容易に遂行可能になる。
めに、本発明は、塗料を塗料吐出口に供給する供給経路
と、前記供給経路から分岐されるダンプ経路と、前記ダ
ンプ経路に連通するダンプノズルとが、塗装ガン自体に
直接設けられている。このため、ダンプ経路が一挙に短
尺化され、供給経路を洗浄する際に排液が前記ダンプ経
路を介してダンプノズルから塗装ガンの外部に迅速に排
出される。従って、供給経路およびダンプ経路の洗浄お
よび乾燥作業が短時間で確実に遂行され、色替塗装作業
全体の効率化が容易に遂行可能になる。
【0008】また、ダンプノズルの先端部に、塗装ガン
の外部に向かって内径が広がる拡径部位が設けられる。
これにより、ダンプノズルの先端部に排液が残留するこ
とがなく、前記先端部の洗浄性が有効に向上する。
の外部に向かって内径が広がる拡径部位が設けられる。
これにより、ダンプノズルの先端部に排液が残留するこ
とがなく、前記先端部の洗浄性が有効に向上する。
【0009】さらにまた、ダンプノズルが、排液を流す
ための内管と、前記内管を囲繞するとともに、該内管と
の間にエアを流すための外管とを備えた二重管で構成さ
れる。従って、ダンプノズルから排出される排液の拡散
を抑えることができ、例えば、この排液が塗装ガンに付
着することを確実に阻止することが可能になる。
ための内管と、前記内管を囲繞するとともに、該内管と
の間にエアを流すための外管とを備えた二重管で構成さ
れる。従って、ダンプノズルから排出される排液の拡散
を抑えることができ、例えば、この排液が塗装ガンに付
着することを確実に阻止することが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る塗装ガン10を備えた静電塗装装置12の概略構
成説明図である。
に係る塗装ガン10を備えた静電塗装装置12の概略構
成説明図である。
【0011】この静電塗装装置12は、複数の異なる塗
料を選択的に供給する接地された色替弁機構14と、図
示しないロボットに装着されて塗料を噴射する第1の実
施形態に係る塗装ガン10と、前記色替弁機構14と前
記塗装ガン10との間に介装される中間貯留槽16と、
前記中間貯留槽16と該色替弁機構14との間に設けら
れる供給路18a、18bを接離自在な絶縁分離弁機構
20とを備える。
料を選択的に供給する接地された色替弁機構14と、図
示しないロボットに装着されて塗料を噴射する第1の実
施形態に係る塗装ガン10と、前記色替弁機構14と前
記塗装ガン10との間に介装される中間貯留槽16と、
前記中間貯留槽16と該色替弁機構14との間に設けら
れる供給路18a、18bを接離自在な絶縁分離弁機構
20とを備える。
【0012】色替弁機構14は、エア(A)、水(W)
および洗浄液(S)等の供給を制御する第1洗浄弁22
と、異なる塗料を供給することが可能な複数の塗料弁2
4a〜24nとを備えている。
および洗浄液(S)等の供給を制御する第1洗浄弁22
と、異なる塗料を供給することが可能な複数の塗料弁2
4a〜24nとを備えている。
【0013】絶縁分離弁機構20は、色替弁機構14に
非印加側の供給路18aを介して接続される可動ブロッ
ク26を備え、この可動ブロック26は、駆動手段であ
るエアシリンダ27から延在するロッド27aに連結さ
れて矢印A方向に進退自在である。
非印加側の供給路18aを介して接続される可動ブロッ
ク26を備え、この可動ブロック26は、駆動手段であ
るエアシリンダ27から延在するロッド27aに連結さ
れて矢印A方向に進退自在である。
【0014】可動ブロック26には、第1弁体部28が
設けられるとともに、図2に示すように、この第1弁体
部28内には、供給路18aに連通する第1通孔30が
形成される。第1通孔30には、第1開閉弁32、第2
開閉弁34および第3開閉弁36が配設されている。可
動ブロック26には、供給路18aから分岐されたダン
プ経路38が設けられ、このダンプ経路38が排液槽4
0に接続される。
設けられるとともに、図2に示すように、この第1弁体
部28内には、供給路18aに連通する第1通孔30が
形成される。第1通孔30には、第1開閉弁32、第2
開閉弁34および第3開閉弁36が配設されている。可
動ブロック26には、供給路18aから分岐されたダン
プ経路38が設けられ、このダンプ経路38が排液槽4
0に接続される。
【0015】第1弁体部28に対向して、固定型の第2
弁体部42が配設される。この第2弁体部42には、図
2に示すように、第2通孔44が形成されており、この
第2通孔44が第4開閉弁46を介して印加側の供給路
18bに連通自在である。第2通孔44から分岐して洗
浄経路48が設けられるとともに、この洗浄経路48に
は、第5開閉弁50および第6開閉弁52が配設され
る。洗浄経路48には、残留塗料を洗浄する第2洗浄弁
54が接続されている。
弁体部42が配設される。この第2弁体部42には、図
2に示すように、第2通孔44が形成されており、この
第2通孔44が第4開閉弁46を介して印加側の供給路
18bに連通自在である。第2通孔44から分岐して洗
浄経路48が設けられるとともに、この洗浄経路48に
は、第5開閉弁50および第6開閉弁52が配設され
る。洗浄経路48には、残留塗料を洗浄する第2洗浄弁
54が接続されている。
【0016】図1に示すように、中間貯留槽16は、シ
リンダ56を備え、このシリンダ56内にピストン58
が矢印A方向に往復摺動自在に配置される。このシリン
ダ56の内壁部とピストン58の先端部とによって、塗
料充填用シリンダ室60が形成される。
リンダ56を備え、このシリンダ56内にピストン58
が矢印A方向に往復摺動自在に配置される。このシリン
ダ56の内壁部とピストン58の先端部とによって、塗
料充填用シリンダ室60が形成される。
【0017】ピストン58の先端面62は、シリンダ5
6のシリンダ器壁64側に向かって突出する凸状テーパ
面で構成される。シリンダ器壁64には、その内周端縁
部に位置して供給路18bに連通する注入孔部66が形
成される一方、その中央部に位置して塗装ガン10に連
通する排出孔部68が設けられる。
6のシリンダ器壁64側に向かって突出する凸状テーパ
面で構成される。シリンダ器壁64には、その内周端縁
部に位置して供給路18bに連通する注入孔部66が形
成される一方、その中央部に位置して塗装ガン10に連
通する排出孔部68が設けられる。
【0018】ピストン58には、サーボモータ70の回
転軸72に連結されたボールねじ74が連結されてい
る。シリンダ56に近接してカスケード76が配設さ
れ、このカスケード76が低電圧供給源78に接続され
ている。
転軸72に連結されたボールねじ74が連結されてい
る。シリンダ56に近接してカスケード76が配設さ
れ、このカスケード76が低電圧供給源78に接続され
ている。
【0019】第1の実施形態に係る塗装ガン10には、
中間貯留槽16の排出孔部68が比較的長尺なホース8
0を介して連通するとともに、洗浄経路82を介して回
転霧化頭洗浄弁84が連通する。
中間貯留槽16の排出孔部68が比較的長尺なホース8
0を介して連通するとともに、洗浄経路82を介して回
転霧化頭洗浄弁84が連通する。
【0020】図2および図3に示すように、塗装ガン1
0は、ホース80を介して供給される塗料を回転霧化頭
86の塗料吐出口88に供給する供給経路90と、この
供給経路90から分岐され、前記塗料を含む排液を排出
するダンプ経路92と、このダンプ経路92に連通する
とともに、前記塗装ガン10の外部に開口するダンプノ
ズル94とを備える。
0は、ホース80を介して供給される塗料を回転霧化頭
86の塗料吐出口88に供給する供給経路90と、この
供給経路90から分岐され、前記塗料を含む排液を排出
するダンプ経路92と、このダンプ経路92に連通する
とともに、前記塗装ガン10の外部に開口するダンプノ
ズル94とを備える。
【0021】回転霧化頭86は、図3に示すように、塗
装ガン10内に構成されるモータ96によって回転自在
であり、この回転霧化頭86の塗料吐出口88に連通す
る供給経路90にトリガ弁98が接続される一方、ダン
プ経路92にダンプ弁100が接続されている。この塗
装ガン10には、洗浄経路82に連通する洗浄経路10
2が設けられており、この洗浄経路102は、回転霧化
頭86の先端側に開放されている。
装ガン10内に構成されるモータ96によって回転自在
であり、この回転霧化頭86の塗料吐出口88に連通す
る供給経路90にトリガ弁98が接続される一方、ダン
プ経路92にダンプ弁100が接続されている。この塗
装ガン10には、洗浄経路82に連通する洗浄経路10
2が設けられており、この洗浄経路102は、回転霧化
頭86の先端側に開放されている。
【0022】ダンプノズル94は、塗装ガン10自体に
直接装着されるものであり、図4に示すように、この塗
装ガン10の壁部10aに螺合されるねじ部104を一
端側に備えており、この一端側には、ダンプ経路92が
圧着されている。ダンプノズル94の中央部には、ダン
プ経路92に連通する貫通孔106が形成され、このダ
ンプノズル94の先端部には、塗装ガン10の外部に向
かって内径が広がる拡径部位108が設けられる。この
拡径部位108は、貫通孔106を構成する内壁106
aにRの面取りを行うことにより構成されている。
直接装着されるものであり、図4に示すように、この塗
装ガン10の壁部10aに螺合されるねじ部104を一
端側に備えており、この一端側には、ダンプ経路92が
圧着されている。ダンプノズル94の中央部には、ダン
プ経路92に連通する貫通孔106が形成され、このダ
ンプノズル94の先端部には、塗装ガン10の外部に向
かって内径が広がる拡径部位108が設けられる。この
拡径部位108は、貫通孔106を構成する内壁106
aにRの面取りを行うことにより構成されている。
【0023】このように構成される塗装ガン10の動作
について、これを組み込む静電塗装装置12との関係で
以下に説明する。
について、これを組み込む静電塗装装置12との関係で
以下に説明する。
【0024】静電塗装に際して、先ず、絶縁分離弁機構
20を構成するエアシリンダ27の作用下に、可動ブロ
ック26が矢印A1方向に移動すると、第1弁体部28
が第2弁体部42に接合される(図5参照)。これによ
り、第1および第2通孔30、44が互いに連通する。
20を構成するエアシリンダ27の作用下に、可動ブロ
ック26が矢印A1方向に移動すると、第1弁体部28
が第2弁体部42に接合される(図5参照)。これによ
り、第1および第2通孔30、44が互いに連通する。
【0025】次いで、色替弁機構14の塗料弁24a〜
24nの中、いずれかより所定の色の塗料が供給路18
aに圧送されると、この塗料は、絶縁分離弁機構20を
構成する第1および第4開閉弁32、46の開放作用下
に、前記供給路18aから第1および第2通孔30、4
4を通って供給路18bに供給される。このため、塗料
は、注入孔部66からシリンダ室60に充填され、さら
に排出孔部68およびホース80を通って塗装ガン10
まで充填される。
24nの中、いずれかより所定の色の塗料が供給路18
aに圧送されると、この塗料は、絶縁分離弁機構20を
構成する第1および第4開閉弁32、46の開放作用下
に、前記供給路18aから第1および第2通孔30、4
4を通って供給路18bに供給される。このため、塗料
は、注入孔部66からシリンダ室60に充填され、さら
に排出孔部68およびホース80を通って塗装ガン10
まで充填される。
【0026】そこで、図6に示すように、第1、第2お
よび第4開閉弁32、34、46が閉じられる一方、第
3、第5および第6開閉弁36、50、52が開かれた
状態で、第2洗浄弁54から洗浄経路48を介して第2
弁体部42に水およびエアが順次供給される。第2弁体
部42に導入された水やエアは、この第2弁体部42の
第2通孔44および第1弁体部28の第1通孔30に残
留する塗料を洗浄した後、ダンプ経路38から排液槽4
0に排出される。
よび第4開閉弁32、34、46が閉じられる一方、第
3、第5および第6開閉弁36、50、52が開かれた
状態で、第2洗浄弁54から洗浄経路48を介して第2
弁体部42に水およびエアが順次供給される。第2弁体
部42に導入された水やエアは、この第2弁体部42の
第2通孔44および第1弁体部28の第1通孔30に残
留する塗料を洗浄した後、ダンプ経路38から排液槽4
0に排出される。
【0027】絶縁分離弁機構20の洗浄作業が終了した
後、エアシリンダ27が駆動されて可動ブロック26が
矢印A2方向に移動し、第1弁体部28が第2弁体部4
2から絶縁距離を有して分離される(図1参照)。
後、エアシリンダ27が駆動されて可動ブロック26が
矢印A2方向に移動し、第1弁体部28が第2弁体部4
2から絶縁距離を有して分離される(図1参照)。
【0028】その後、中間貯留槽16において、サーボ
モータ70の作用下に回転軸72と一体的にボールねじ
74が回転され、このピストン58が矢印A1方向に移
動するとともに、低電圧供給源78が駆動される。これ
により、シリンダ室60内に充填されていた塗料は、高
電圧が印加された状態でホース80から塗装ガン10に
圧送される。この塗装ガン10では、モータ96の回転
作用下に回転霧化頭86が回転しており、塗料は、供給
経路90を通って、塗料吐出口88から図示しないワー
クに塗布されて静電塗装が行われる。
モータ70の作用下に回転軸72と一体的にボールねじ
74が回転され、このピストン58が矢印A1方向に移
動するとともに、低電圧供給源78が駆動される。これ
により、シリンダ室60内に充填されていた塗料は、高
電圧が印加された状態でホース80から塗装ガン10に
圧送される。この塗装ガン10では、モータ96の回転
作用下に回転霧化頭86が回転しており、塗料は、供給
経路90を通って、塗料吐出口88から図示しないワー
クに塗布されて静電塗装が行われる。
【0029】ところで、上記の塗料とは異なる色の塗料
により塗装作業を行う際には、中間貯留槽16内に充填
されている塗料に高電圧を印加して静電塗装を行ってい
る間に、非印加側の供給路18aでは、色替洗浄作業が
行われている。すなわち、第1洗浄弁22を介して供給
路18aから第1開閉弁32に至るまでの間が洗浄さ
れ、この洗浄に用いられた洗浄液が残留塗料とともに排
液としてダンプ経路38から排液槽40に排出される。
このため、色替弁機構14は、異なる色の塗料を供給可
能な状態になり、塗料弁24a〜24nの中、いずれか
より新たな塗料が供給路18aに供給される。
により塗装作業を行う際には、中間貯留槽16内に充填
されている塗料に高電圧を印加して静電塗装を行ってい
る間に、非印加側の供給路18aでは、色替洗浄作業が
行われている。すなわち、第1洗浄弁22を介して供給
路18aから第1開閉弁32に至るまでの間が洗浄さ
れ、この洗浄に用いられた洗浄液が残留塗料とともに排
液としてダンプ経路38から排液槽40に排出される。
このため、色替弁機構14は、異なる色の塗料を供給可
能な状態になり、塗料弁24a〜24nの中、いずれか
より新たな塗料が供給路18aに供給される。
【0030】一方、第2洗浄弁54を介して中間貯留槽
16側の洗浄作業が行われる。すなわち、サーボモータ
70の作用下にピストン58が所定の位置に配置された
後、第4〜第6開閉弁46、50、52が開放された状
態で、第2洗浄弁54から水およびエアが順次洗浄経路
48を通って供給路18bに導入される(図7参照)。
この水やエアは、シリンダ56の注入孔部66からシリ
ンダ室60内に導入され、このシリンダ室60内を洗浄
した後に排出孔部68からホース80を介して塗装ガン
10に導入される。
16側の洗浄作業が行われる。すなわち、サーボモータ
70の作用下にピストン58が所定の位置に配置された
後、第4〜第6開閉弁46、50、52が開放された状
態で、第2洗浄弁54から水およびエアが順次洗浄経路
48を通って供給路18bに導入される(図7参照)。
この水やエアは、シリンダ56の注入孔部66からシリ
ンダ室60内に導入され、このシリンダ室60内を洗浄
した後に排出孔部68からホース80を介して塗装ガン
10に導入される。
【0031】塗装ガン10では、図7に示すように、ト
リガ弁98が閉塞されるとともに、ダンプ弁100が開
放されている。従って、ホース80から供給経路90に
導入された水およびエアは、この供給経路90から分岐
されたダンプ経路92を介してダンプノズル94に導入
され、このダンプノズル94の先端部から塗装ガン10
の外部に排出される。
リガ弁98が閉塞されるとともに、ダンプ弁100が開
放されている。従って、ホース80から供給経路90に
導入された水およびエアは、この供給経路90から分岐
されたダンプ経路92を介してダンプノズル94に導入
され、このダンプノズル94の先端部から塗装ガン10
の外部に排出される。
【0032】この場合、第1の実施形態では、供給経路
90とこの供給経路90から分岐されたダンプ経路92
とこのダンプ経路92に連通するダンプノズル94と
が、塗装ガン10自体に直接設けられている。これによ
り、図3に示すように、ダンプ経路92が一挙に短尺化
され、中間貯留槽16側の洗浄作業に使用された洗浄液
および残留塗料が、この短尺なダンプ経路92からダン
プノズル94の貫通孔106を介して塗装ガン10の外
部に迅速に排出される。
90とこの供給経路90から分岐されたダンプ経路92
とこのダンプ経路92に連通するダンプノズル94と
が、塗装ガン10自体に直接設けられている。これによ
り、図3に示すように、ダンプ経路92が一挙に短尺化
され、中間貯留槽16側の洗浄作業に使用された洗浄液
および残留塗料が、この短尺なダンプ経路92からダン
プノズル94の貫通孔106を介して塗装ガン10の外
部に迅速に排出される。
【0033】従って、従来の細径でかつ長尺なダンプ経
路を使用する際のように、背圧の発生やダンプ経路の内
壁に残留塗料や洗浄液が残る等の不具合がなく、中間貯
留槽16側の洗浄および乾燥作業が短時間で確実に遂行
されるという効果が得られる。このため、静電塗装装置
12全体の色替塗装作業が一挙に効率的に遂行可能にな
る。
路を使用する際のように、背圧の発生やダンプ経路の内
壁に残留塗料や洗浄液が残る等の不具合がなく、中間貯
留槽16側の洗浄および乾燥作業が短時間で確実に遂行
されるという効果が得られる。このため、静電塗装装置
12全体の色替塗装作業が一挙に効率的に遂行可能にな
る。
【0034】なお、ダンプノズル94から排液を排出す
る際には、塗装ガン10を装着した図示しないロボット
をワークから有効に離間させることにより、このワーク
に前記排液が付着することを防止している。
る際には、塗装ガン10を装着した図示しないロボット
をワークから有効に離間させることにより、このワーク
に前記排液が付着することを防止している。
【0035】また、本実施形態では、図4に示すよう
に、ダンプノズル94の先端部に拡径部位108が設け
られている。これにより、ダンプノズル94の先端部に
排液が残留し難くなり、水およびエアをこのダンプノズ
ル94に供給することによって、該先端部側の洗浄性が
有効に向上するという利点がある。
に、ダンプノズル94の先端部に拡径部位108が設け
られている。これにより、ダンプノズル94の先端部に
排液が残留し難くなり、水およびエアをこのダンプノズ
ル94に供給することによって、該先端部側の洗浄性が
有効に向上するという利点がある。
【0036】図8には、本発明の第2の実施形態に係る
塗装ガン109を構成するダンプノズル110が示され
ている。このダンプノズル110は、内管112と外管
114とが同軸的に配設された二重管で構成されてお
り、前記外管114に設けられたねじ部115が塗装ガ
ン109の壁部109aに螺合される。内管112内に
排液を流す一方、この内管112と前記外管114との
間にエア導入用通路116が形成されている。内管11
2の先端には、内壁118にRの面取りを施すことによ
り、拡径部位120が設けられている。
塗装ガン109を構成するダンプノズル110が示され
ている。このダンプノズル110は、内管112と外管
114とが同軸的に配設された二重管で構成されてお
り、前記外管114に設けられたねじ部115が塗装ガ
ン109の壁部109aに螺合される。内管112内に
排液を流す一方、この内管112と前記外管114との
間にエア導入用通路116が形成されている。内管11
2の先端には、内壁118にRの面取りを施すことによ
り、拡径部位120が設けられている。
【0037】このように構成されるダンプノズル110
では、残留塗料および洗浄液を含む排液が内管112内
を通って外部に排出されるとともに、この内管112と
外管114との間に形成された通路116にエアが供給
される。これにより、ダンプノズル110から排出され
る排液の周囲にエアゾーンを設けることができ、この排
液が拡散して塗装ガン109等に付着することを確実に
阻止することが可能になる。
では、残留塗料および洗浄液を含む排液が内管112内
を通って外部に排出されるとともに、この内管112と
外管114との間に形成された通路116にエアが供給
される。これにより、ダンプノズル110から排出され
る排液の周囲にエアゾーンを設けることができ、この排
液が拡散して塗装ガン109等に付着することを確実に
阻止することが可能になる。
【0038】ところで、第1および第2の実施形態に係
る塗装ガン10、109では、ロボットに装着されて種
々の塗装作業を行うため、ダンプノズル94(110)
の取付位置にはさほど制限がなく、ロボットの制御によ
って前記ダンプノズル94(110)をワークに支承が
ない姿勢に維持して排液を排出することができる。
る塗装ガン10、109では、ロボットに装着されて種
々の塗装作業を行うため、ダンプノズル94(110)
の取付位置にはさほど制限がなく、ロボットの制御によ
って前記ダンプノズル94(110)をワークに支承が
ない姿勢に維持して排液を排出することができる。
【0039】これに対して、塗装ガン10(109)が
中間貯留槽16と一体的に組み込まれてレシプロケータ
を構成する場合には、ダンプノズル94(110)は、
塗装ガン10(109)に対して下部側に設けることが
望ましい。
中間貯留槽16と一体的に組み込まれてレシプロケータ
を構成する場合には、ダンプノズル94(110)は、
塗装ガン10(109)に対して下部側に設けることが
望ましい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る塗装ガンで
は、塗料を塗料吐出口に供給する供給経路と、前記供給
経路から分岐されるダンプ経路と、前記ダンプ経路に連
通するダンプノズルとが、塗装ガン自体に直接設けられ
ている。このため、ダンプ経路が一挙に短尺化され、供
給経路を洗浄する際に、排液が前記ダンプ経路を介して
ダンプノズルから塗装ガンの外部に迅速に排出される。
従って、供給経路およびダンプ経路の洗浄および乾燥作
業が短時間で確実に遂行され、色替塗装作業全体の効率
化が容易に遂行可能になる。
は、塗料を塗料吐出口に供給する供給経路と、前記供給
経路から分岐されるダンプ経路と、前記ダンプ経路に連
通するダンプノズルとが、塗装ガン自体に直接設けられ
ている。このため、ダンプ経路が一挙に短尺化され、供
給経路を洗浄する際に、排液が前記ダンプ経路を介して
ダンプノズルから塗装ガンの外部に迅速に排出される。
従って、供給経路およびダンプ経路の洗浄および乾燥作
業が短時間で確実に遂行され、色替塗装作業全体の効率
化が容易に遂行可能になる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る塗装ガンが組み
込まれる静電塗装装置の概略構成説明図である。
込まれる静電塗装装置の概略構成説明図である。
【図2】前記静電塗装装置の回路説明図である。
【図3】前記塗装ガンの一部省略縦断面説明図である。
【図4】前記第1の実施形態に係る塗装ガンを構成する
ダンプノズルの縦断面図である。
ダンプノズルの縦断面図である。
【図5】前記静電塗装装置の動作を説明する概略構成図
である。
である。
【図6】前記静電塗装装置を構成する絶縁分離弁機構が
結合された状態の回路説明図である。
結合された状態の回路説明図である。
【図7】前記静電塗装装置を構成する中間貯留槽側を洗
浄する際の回路説明図である。
浄する際の回路説明図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る塗装ガンを構成
するダンプノズルの縦断面図である。
するダンプノズルの縦断面図である。
10、109…塗装ガン 12…静電塗装装
置 14…色替弁機構 16…中間貯留槽 18a、18b…供給路 20…絶縁分離弁
機構 22、54…洗浄弁 24a〜24n…
塗料弁 26…可動ブロック 27…エアシリン
ダ 28、42…弁体部 30、44…通孔 32、34、36、46、50、52…開閉弁 38、92…ダンプ経路 48、102…洗
浄経路 88…塗料吐出口 90…供給経路 98…トリガ弁 100…ダンプ弁 94、110…ダンプノズル 106…貫通孔 108、120…拡径部位 112…内管 114…外管
置 14…色替弁機構 16…中間貯留槽 18a、18b…供給路 20…絶縁分離弁
機構 22、54…洗浄弁 24a〜24n…
塗料弁 26…可動ブロック 27…エアシリン
ダ 28、42…弁体部 30、44…通孔 32、34、36、46、50、52…開閉弁 38、92…ダンプ経路 48、102…洗
浄経路 88…塗料吐出口 90…供給経路 98…トリガ弁 100…ダンプ弁 94、110…ダンプノズル 106…貫通孔 108、120…拡径部位 112…内管 114…外管
Claims (3)
- 【請求項1】塗料吐出口から塗料を噴射して塗装を行う
塗装ガンであって、 前記塗料を前記塗料吐出口に供給する供給経路と、 前記供給経路から分岐され、前記塗料を含む排液を排出
するダンプ経路と、 前記ダンプ経路に連通するとともに、前記塗装ガンの外
部に開口するダンプノズルと、 を備え、 前記供給経路、前記ダンプ経路および前記ダンプノズル
が、前記塗装ガン自体に直接設けられることを特徴とす
る塗装ガン。 - 【請求項2】請求項1記載の塗装ガンにおいて、前記ダ
ンプノズルの先端部には、前記塗装ガンの外部に向かっ
て内径が広がる拡径部位が設けられることを特徴とする
塗装ガン。 - 【請求項3】請求項1記載の塗装ガンにおいて、前記ダ
ンプノズルは、前記排液を流すための内管と、 前記内管を囲繞するとともに、該内管との間にエアを流
すための外管と、 を備えることを特徴とする塗装ガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13540696A JPH09313991A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 塗装ガン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13540696A JPH09313991A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 塗装ガン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09313991A true JPH09313991A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15150988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13540696A Pending JPH09313991A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 塗装ガン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09313991A (ja) |
-
1996
- 1996-05-29 JP JP13540696A patent/JPH09313991A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050118 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20050322 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20051004 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |