JPH09310695A - 斜流ポンプまたは軸流ポンプ - Google Patents
斜流ポンプまたは軸流ポンプInfo
- Publication number
- JPH09310695A JPH09310695A JP12450596A JP12450596A JPH09310695A JP H09310695 A JPH09310695 A JP H09310695A JP 12450596 A JP12450596 A JP 12450596A JP 12450596 A JP12450596 A JP 12450596A JP H09310695 A JPH09310695 A JP H09310695A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- flow
- angle
- flow pump
- casing
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- Withdrawn
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 5
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 5
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の斜流ポンプや軸流ポンプなど高比速度
のポンプにおいては締切り運転における軸動力が仕様点
における軸動力よりも相当高く、通常の起動、停止は締
切り運転で行われるため、仕様点における軸動力よりも
高い出力のモータを必要としているが、高い出力のモー
タはコスト高となるために極力締切り運転における軸動
力の低い斜流ポンプ、軸流ポンプが望まれている。 【解決手段】 羽根車下流に設けられ流れの圧力を検知
する圧力センサにより検知された圧力に基づいて制御装
置が少なくとも羽根車の入口近傍または出口近傍の何れ
か一方のケーシングに設けられ角度が可変の羽根の角度
を変えるようにする。
のポンプにおいては締切り運転における軸動力が仕様点
における軸動力よりも相当高く、通常の起動、停止は締
切り運転で行われるため、仕様点における軸動力よりも
高い出力のモータを必要としているが、高い出力のモー
タはコスト高となるために極力締切り運転における軸動
力の低い斜流ポンプ、軸流ポンプが望まれている。 【解決手段】 羽根車下流に設けられ流れの圧力を検知
する圧力センサにより検知された圧力に基づいて制御装
置が少なくとも羽根車の入口近傍または出口近傍の何れ
か一方のケーシングに設けられ角度が可変の羽根の角度
を変えるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揚水、排水、その
他に適用される斜流ポンプまたは軸流ポンプに関するも
のである。
他に適用される斜流ポンプまたは軸流ポンプに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3は揚水、排水、その他に使用されて
いる従来の斜流ポンプの説明図である。図において、斜
流ポンプは主軸11、羽根車1、ディフューザ2、ケー
シング3、吸込管3aなどで構成されている。従来の斜
流ポンプや軸流ポンプなど高比速度のポンプは締切り運
転における軸動力が仕様点における軸動力よりも相当高
く、通常の起動、停止は締切り運転で行われるため、仕
様点における軸動力よりも高い出力のモータを必要とし
ている。
いる従来の斜流ポンプの説明図である。図において、斜
流ポンプは主軸11、羽根車1、ディフューザ2、ケー
シング3、吸込管3aなどで構成されている。従来の斜
流ポンプや軸流ポンプなど高比速度のポンプは締切り運
転における軸動力が仕様点における軸動力よりも相当高
く、通常の起動、停止は締切り運転で行われるため、仕
様点における軸動力よりも高い出力のモータを必要とし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
斜流ポンプや軸流ポンプなど高比速度のポンプにおいて
は締切り運転における軸動力が仕様点における軸動力よ
りも相当高く、通常の起動、停止は締切り運転で行われ
るため、仕様点における軸動力よりも高い出力のモータ
を必要としているが、高い出力のモータはコスト高とな
るために極力締切り運転における軸動力の低い斜流ポン
プ、軸流ポンプが望まれている。
斜流ポンプや軸流ポンプなど高比速度のポンプにおいて
は締切り運転における軸動力が仕様点における軸動力よ
りも相当高く、通常の起動、停止は締切り運転で行われ
るため、仕様点における軸動力よりも高い出力のモータ
を必要としているが、高い出力のモータはコスト高とな
るために極力締切り運転における軸動力の低い斜流ポン
プ、軸流ポンプが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る斜流ポンプ
または軸流ポンプは上記課題の解決を目的にしており、
羽根車下流に設けられ流れの圧力を検知する圧力センサ
により検知された圧力に基づいて制御装置が少なくとも
上記羽根車の入口近傍または出口近傍の何れか一方のケ
ーシングに設けられ角度が可変の羽根の角度を変えるよ
うになっている。このように圧力センサで羽根車下流の
圧力値を検知することにより流量を検出することができ
る。羽根車の回転速度は一定であるから流量が変化する
ことによって流れの向きが変わるが、羽根車の入口近傍
または出口近傍に設けられている羽根の角度を制御装置
により羽根車に対して流れの衝突が少なくなるように変
化させる。仕様点付近では羽根の角度を流れに沿う方向
に変化させる。これにより、羽根車の入口、出口側にお
いて流れの逆流による羽根車への衝突が低く抑えられて
締切り運転付近における軸動力が低く押さえられる。
または軸流ポンプは上記課題の解決を目的にしており、
羽根車下流に設けられ流れの圧力を検知する圧力センサ
により検知された圧力に基づいて制御装置が少なくとも
上記羽根車の入口近傍または出口近傍の何れか一方のケ
ーシングに設けられ角度が可変の羽根の角度を変えるよ
うになっている。このように圧力センサで羽根車下流の
圧力値を検知することにより流量を検出することができ
る。羽根車の回転速度は一定であるから流量が変化する
ことによって流れの向きが変わるが、羽根車の入口近傍
または出口近傍に設けられている羽根の角度を制御装置
により羽根車に対して流れの衝突が少なくなるように変
化させる。仕様点付近では羽根の角度を流れに沿う方向
に変化させる。これにより、羽根車の入口、出口側にお
いて流れの逆流による羽根車への衝突が低く抑えられて
締切り運転付近における軸動力が低く押さえられる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の実施の
一形態に係る斜流ポンプの説明図である。図において、
本実施の形態に係る斜流ポンプは揚水、排水、その他に
使用されるもので、図に示すように締切り運転付近にお
ける軸動力を低減させるために羽根車1の入口直前およ
び出口直後に可動の羽根4を取付けるとともに、その羽
根4の回転軸12を回動させるモータ7などによる駆動
手段、羽根車1出口における圧力を検出する圧力センサ
8、その圧力検出値に基づいて回動軸12を駆動して羽
根4の角度を変える制御器9などを設け、羽根4の角度
を速度三角形に基づいて最適に設定することにより羽根
車1の入口および出口における流れの剥離を最小にして
圧力損失を小さくし、低流量域から締切り運転までの軸
動力を低減させるようにしている。
一形態に係る斜流ポンプの説明図である。図において、
本実施の形態に係る斜流ポンプは揚水、排水、その他に
使用されるもので、図に示すように締切り運転付近にお
ける軸動力を低減させるために羽根車1の入口直前およ
び出口直後に可動の羽根4を取付けるとともに、その羽
根4の回転軸12を回動させるモータ7などによる駆動
手段、羽根車1出口における圧力を検出する圧力センサ
8、その圧力検出値に基づいて回動軸12を駆動して羽
根4の角度を変える制御器9などを設け、羽根4の角度
を速度三角形に基づいて最適に設定することにより羽根
車1の入口および出口における流れの剥離を最小にして
圧力損失を小さくし、低流量域から締切り運転までの軸
動力を低減させるようにしている。
【0006】図1において、符号1は本斜流ポンプの羽
根車、2はディフューザ、3はケーシング、3aは吸込
管、11は主軸、12は羽根車1入口の直前部および羽
根車1出口の直後部においてケーシング3を貫通する回
転軸、4は回転軸12のケーシング3内側端に取付けら
れた羽根、5は回転軸12のケーシング3外側端に取付
けられたレバー、6はレバー5に連るガイドリング、7
はガイドリング6に連結されているモータ、8はケーシ
ング3に設けられてケーシング3内の羽根車1出口部の
圧力を検知する圧力センサ、9は圧力センサ8に連な
り、圧力センサ8の検知した圧力値に応じてモータ7の
駆動を制御する制御器である。なお、同図の上半部は通
常の運転時において水が定常的に流れている状態におけ
る羽根4の取付け角度と流れ(矢印)とを概略的に示
し、同図の下半部は締切り運転時における羽根4の取付
け角度と流れ(矢印)とを概略的に示す。羽根4はケー
シング3の周方向に羽根車1の入口、出口と略対峙する
ように7〜9枚設けられており、ケーシング3を貫通す
る各羽根4の回転軸12に取付けられたレバー5に連な
ってケーシング3を囲む環状のガイドリング6によって
7〜9枚の羽根4が一斉に動くようになっている。但
し、羽根車1の入口側と出口側とでは羽根4の移動角が
後述するように互いに異なっている。
根車、2はディフューザ、3はケーシング、3aは吸込
管、11は主軸、12は羽根車1入口の直前部および羽
根車1出口の直後部においてケーシング3を貫通する回
転軸、4は回転軸12のケーシング3内側端に取付けら
れた羽根、5は回転軸12のケーシング3外側端に取付
けられたレバー、6はレバー5に連るガイドリング、7
はガイドリング6に連結されているモータ、8はケーシ
ング3に設けられてケーシング3内の羽根車1出口部の
圧力を検知する圧力センサ、9は圧力センサ8に連な
り、圧力センサ8の検知した圧力値に応じてモータ7の
駆動を制御する制御器である。なお、同図の上半部は通
常の運転時において水が定常的に流れている状態におけ
る羽根4の取付け角度と流れ(矢印)とを概略的に示
し、同図の下半部は締切り運転時における羽根4の取付
け角度と流れ(矢印)とを概略的に示す。羽根4はケー
シング3の周方向に羽根車1の入口、出口と略対峙する
ように7〜9枚設けられており、ケーシング3を貫通す
る各羽根4の回転軸12に取付けられたレバー5に連な
ってケーシング3を囲む環状のガイドリング6によって
7〜9枚の羽根4が一斉に動くようになっている。但
し、羽根車1の入口側と出口側とでは羽根4の移動角が
後述するように互いに異なっている。
【0007】本斜流ポンプを締切り状態で起動させる
と、水は羽根車1により昇圧されるが、流れないために
羽根車1の入口および出口に逆流域が形成される。しか
しながら、圧力センサ8、制御器9などにより羽根4の
取付け角度が羽根車1に対する流れの衝突を最小限に抑
制するように設定されていることによって締切り運転に
おける軸動力が低く押さえられる。そして、ポンプ吐出
量が増加すると逆流域が解消されてポンプ揚程が下が
り、ケーシング3内における圧力も低下する。これを圧
力センサ8が検知して制御器9に伝達し、所定の圧力以
下になるとモータ7に通電されてガイドリンク6とレバ
ー5とを介してモータ7に連結されている回転軸12に
より羽根4の角度が流れがスムーズになるように羽根車
1の入口側と出口側とにおける羽根4の取付け角度がそ
れぞれ変化する(順流時)。従って、仕様点付近ではポ
ンプ効率、吸込み性能が低下することなく本来の性能が
発揮される。また、ポンプ流量を低下させ、さらに停止
する場合は圧力センサ8の検知する圧力が大きくなるこ
とにより制御器9により羽根4の角度が変化して締切り
運転における軸動力が低減する(逆流時)。これらの作
用により、仕様点における軸動力よりも少し大きい程度
の容量のモータで起動および停止が可能となり、モータ
の出力は従来以下のものでよく、コストの低減が図られ
る。
と、水は羽根車1により昇圧されるが、流れないために
羽根車1の入口および出口に逆流域が形成される。しか
しながら、圧力センサ8、制御器9などにより羽根4の
取付け角度が羽根車1に対する流れの衝突を最小限に抑
制するように設定されていることによって締切り運転に
おける軸動力が低く押さえられる。そして、ポンプ吐出
量が増加すると逆流域が解消されてポンプ揚程が下が
り、ケーシング3内における圧力も低下する。これを圧
力センサ8が検知して制御器9に伝達し、所定の圧力以
下になるとモータ7に通電されてガイドリンク6とレバ
ー5とを介してモータ7に連結されている回転軸12に
より羽根4の角度が流れがスムーズになるように羽根車
1の入口側と出口側とにおける羽根4の取付け角度がそ
れぞれ変化する(順流時)。従って、仕様点付近ではポ
ンプ効率、吸込み性能が低下することなく本来の性能が
発揮される。また、ポンプ流量を低下させ、さらに停止
する場合は圧力センサ8の検知する圧力が大きくなるこ
とにより制御器9により羽根4の角度が変化して締切り
運転における軸動力が低減する(逆流時)。これらの作
用により、仕様点における軸動力よりも少し大きい程度
の容量のモータで起動および停止が可能となり、モータ
の出力は従来以下のものでよく、コストの低減が図られ
る。
【0008】図2(a),(b)は速度三角形に基づく
羽根4の設定方向を示しており、同図(a)は通常の運
転による流れの順流時を、同図(b)は締切り運転によ
る逆流時を示す。仕様点を含む通常の運転による順流時
においては同図(a)に示すように羽根車1の入口側で
は流れがポンプ回転軸に沿う方向に流入する。羽根車1
は或る回転速度u1 を有しているため、流れは羽根車1
に対して相対的にw1の速度をもって羽根車1へスムー
ズに流入する。このとき、羽根4は回転しない状態で絶
対速度Cm1 に沿った角度とする。また、羽根車1の出
口側では羽根車1に対して相対的にw2 の速度で流出す
るが、絶対速度はCm2 であるので羽根4は絶対速度C
m2 に沿う角度とする。また、締切り運転を含む低流量
時(逆流時)においては同図(b)に示すように羽根車
1の入口では流量が減少しているために流れは絶対速度
C’m1 で羽根車1へ流入する。このため、流れの角度
がβ’1 となって羽根車1に流れの剥離を生じる。これ
が速度損失となって余分な軸動力を要するが、羽根4を
回転させて図に示す方向にすることによって流入角度を
β1 にすることが可能で、流れの剥離を防止することが
できて余分な軸動力を必要としない。また、羽根車1の
出口側では流れが逆流してくると羽根4が無い場合には
羽根車1出口側で大きな剥離現象を生じるが、羽根4を
回転させて図に示す角度にすることにより流れの剥離が
縮少されて速度損失が低減する。
羽根4の設定方向を示しており、同図(a)は通常の運
転による流れの順流時を、同図(b)は締切り運転によ
る逆流時を示す。仕様点を含む通常の運転による順流時
においては同図(a)に示すように羽根車1の入口側で
は流れがポンプ回転軸に沿う方向に流入する。羽根車1
は或る回転速度u1 を有しているため、流れは羽根車1
に対して相対的にw1の速度をもって羽根車1へスムー
ズに流入する。このとき、羽根4は回転しない状態で絶
対速度Cm1 に沿った角度とする。また、羽根車1の出
口側では羽根車1に対して相対的にw2 の速度で流出す
るが、絶対速度はCm2 であるので羽根4は絶対速度C
m2 に沿う角度とする。また、締切り運転を含む低流量
時(逆流時)においては同図(b)に示すように羽根車
1の入口では流量が減少しているために流れは絶対速度
C’m1 で羽根車1へ流入する。このため、流れの角度
がβ’1 となって羽根車1に流れの剥離を生じる。これ
が速度損失となって余分な軸動力を要するが、羽根4を
回転させて図に示す方向にすることによって流入角度を
β1 にすることが可能で、流れの剥離を防止することが
できて余分な軸動力を必要としない。また、羽根車1の
出口側では流れが逆流してくると羽根4が無い場合には
羽根車1出口側で大きな剥離現象を生じるが、羽根4を
回転させて図に示す角度にすることにより流れの剥離が
縮少されて速度損失が低減する。
【0009】同図(c)は軸動力の低減範囲を示してお
り、実線は軸動力、一点鎖線は揚程である。羽根4が設
けられていなければ締切り運転時(Q/Qr =0)の軸
動力はA点であるが、羽根4の作用でB点となり、実線
から破線のように軸動力が低下する。流量が増加して吐
出圧力がC点まで下がると羽根4の角度が変化して通常
の流れ(順流)に沿うようになる。このように、羽根4
は高比速度の斜流ポンプにおける高負荷帯では通常の流
れを妨げない角度に、また低負荷帯から締切り運転にか
けては羽根車1への流れの衝突を可能な限り小さくする
角度になり、締切り運転付近における軸動力を減らす。
また、流量が増加すれば羽根4の角度をを通常の流れに
沿うように変化させることにより、斜流ポンプ本来の性
能を発揮させる。これにより、モータの容量を小さくす
ることができて大幅なコストダウンが可能になる。
り、実線は軸動力、一点鎖線は揚程である。羽根4が設
けられていなければ締切り運転時(Q/Qr =0)の軸
動力はA点であるが、羽根4の作用でB点となり、実線
から破線のように軸動力が低下する。流量が増加して吐
出圧力がC点まで下がると羽根4の角度が変化して通常
の流れ(順流)に沿うようになる。このように、羽根4
は高比速度の斜流ポンプにおける高負荷帯では通常の流
れを妨げない角度に、また低負荷帯から締切り運転にか
けては羽根車1への流れの衝突を可能な限り小さくする
角度になり、締切り運転付近における軸動力を減らす。
また、流量が増加すれば羽根4の角度をを通常の流れに
沿うように変化させることにより、斜流ポンプ本来の性
能を発揮させる。これにより、モータの容量を小さくす
ることができて大幅なコストダウンが可能になる。
【0010】従来の斜流ポンプや軸流ポンプなど高比速
度のポンプにおいては締切り運転における軸動力が仕様
点の軸動力よりも相当高く、通常の起動、停止は締切り
運転で行われるため、その軸動力よりも高い出力のモー
タを必要としているが、高い出力のモータはコスト高と
なるために極力締切り運転における軸動力の低い斜流ポ
ンプ、軸流ポンプが望まれている。これに対し、本斜流
ポンプにおいてはこのような従来の斜流ポンプにおける
課題を解決するためにディフューザ2出口における圧力
を圧力センサ8で検知してフィードバックさせることに
より、どのくらいの流量が流れているかを検出する。羽
根車1の回転数は一定であるので流量が変化すると速度
三角形が大流量側(順流側)または締切り運転を含む小
流量側(逆流側)へ変化し、この流量の変化によって流
れの向きが大きく変わるが、締切り運転付近においての
み羽根車1前後に設けた羽根4が羽根車1に対して流れ
の衝突が少なくなるようにモータ7によりその角度が変
化することによって羽根車1入口における逆流域の流れ
を制御し、流量が増加したならば通常の流れに沿うよう
に羽根4の角度をモータ7により変化させて締切り運転
付近における軸動力を低減させるようにしており、これ
により羽根車1入口側および出口側において流れの逆流
が羽根車1に衝突するのが抑制されて締切り運転付近に
おける軸動力が低く押さえられ、仕様点付近における運
転では羽根4の角度が流れの方向に沿うように変化する
ことにより、締切り運転付近においてのみ軸動力を軽減
し、流量が増加したならばポンプ本来の性能を発揮させ
ることができる。
度のポンプにおいては締切り運転における軸動力が仕様
点の軸動力よりも相当高く、通常の起動、停止は締切り
運転で行われるため、その軸動力よりも高い出力のモー
タを必要としているが、高い出力のモータはコスト高と
なるために極力締切り運転における軸動力の低い斜流ポ
ンプ、軸流ポンプが望まれている。これに対し、本斜流
ポンプにおいてはこのような従来の斜流ポンプにおける
課題を解決するためにディフューザ2出口における圧力
を圧力センサ8で検知してフィードバックさせることに
より、どのくらいの流量が流れているかを検出する。羽
根車1の回転数は一定であるので流量が変化すると速度
三角形が大流量側(順流側)または締切り運転を含む小
流量側(逆流側)へ変化し、この流量の変化によって流
れの向きが大きく変わるが、締切り運転付近においての
み羽根車1前後に設けた羽根4が羽根車1に対して流れ
の衝突が少なくなるようにモータ7によりその角度が変
化することによって羽根車1入口における逆流域の流れ
を制御し、流量が増加したならば通常の流れに沿うよう
に羽根4の角度をモータ7により変化させて締切り運転
付近における軸動力を低減させるようにしており、これ
により羽根車1入口側および出口側において流れの逆流
が羽根車1に衝突するのが抑制されて締切り運転付近に
おける軸動力が低く押さえられ、仕様点付近における運
転では羽根4の角度が流れの方向に沿うように変化する
ことにより、締切り運転付近においてのみ軸動力を軽減
し、流量が増加したならばポンプ本来の性能を発揮させ
ることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明に係る斜流ポンプまたは軸流ポン
プは前記のように構成されており、羽根車の入口、出口
側において流れの逆流による羽根車への衝突が低く抑え
られて締切り運転付近における軸動力が低く押さえられ
るので、低出力のモータでも斜流ポンプ、軸流ポンプを
駆動させることができてコストが低減する。
プは前記のように構成されており、羽根車の入口、出口
側において流れの逆流による羽根車への衝突が低く抑え
られて締切り運転付近における軸動力が低く押さえられ
るので、低出力のモータでも斜流ポンプ、軸流ポンプを
駆動させることができてコストが低減する。
【図1】図1は本発明の実施の一形態に係る斜流ポンプ
の断面図である。
の断面図である。
【図2】図2はその作用説明図である。
【図3】図3は従来の斜流ポンプの断面図である。
1 羽根車 2 ディフューザ 3 ケーシング 3a 吸込管 4 羽根 5 レバー 6 ガイドリング 7 モータ 8 圧力センサ 9 制御器 11 主軸 12 回転軸
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも羽根車の入口近傍または出口
近傍の何れか一方のケーシングに設けられ角度が可変の
羽根と、上記羽根車下流に設けられ流れの圧力を検知す
る圧力センサと、該圧力センサにより検知された圧力に
基づいて上記羽根の角度を変える制御装置とを備えたこ
とを特徴とする斜流ポンプまたは軸流ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12450596A JPH09310695A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 斜流ポンプまたは軸流ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12450596A JPH09310695A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 斜流ポンプまたは軸流ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09310695A true JPH09310695A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=14887158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12450596A Withdrawn JPH09310695A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 斜流ポンプまたは軸流ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09310695A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104776061A (zh) * | 2015-05-05 | 2015-07-15 | 中国农业大学 | 一种固定导叶体进口角可调节的轴流泵 |
CN105545809A (zh) * | 2016-02-01 | 2016-05-04 | 江苏大学 | 一种混流泵的切割装置 |
KR101674548B1 (ko) * | 2015-09-30 | 2016-11-09 | 강원대학교산학협력단 | 축류 펌프 또는 사류 펌프용 가변 안내 깃 |
-
1996
- 1996-05-20 JP JP12450596A patent/JPH09310695A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104776061A (zh) * | 2015-05-05 | 2015-07-15 | 中国农业大学 | 一种固定导叶体进口角可调节的轴流泵 |
KR101674548B1 (ko) * | 2015-09-30 | 2016-11-09 | 강원대학교산학협력단 | 축류 펌프 또는 사류 펌프용 가변 안내 깃 |
CN105545809A (zh) * | 2016-02-01 | 2016-05-04 | 江苏大学 | 一种混流泵的切割装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |