JPH09307545A - 著作物データ再生方法および装置 - Google Patents
著作物データ再生方法および装置Info
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- JPH09307545A JPH09307545A JP8119368A JP11936896A JPH09307545A JP H09307545 A JPH09307545 A JP H09307545A JP 8119368 A JP8119368 A JP 8119368A JP 11936896 A JP11936896 A JP 11936896A JP H09307545 A JPH09307545 A JP H09307545A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 暗号化された著作物データを復号するための
キーの不正侵入による盗難や、その結果予想される著作
物データの不正な再生を防止し、適正な対価を徴収す
る。 【解決手段】 著作物データ提供時に用いられたものと
同じ暗号解読キーを、有線もしくは無線通信等により利
用承認を受けることにより入手する交信部4を備える。
入力部2で入力された暗号化された著作物データは、そ
の中に含まれるデータ識別子12と情報本体13とを分
離部3で分離し、データ識別子12を送信部6から情報
提供業者に送り、情報提供業者から送られた暗号解読キ
ーを受信部7で受信して交信解読部8で解読し、そのキ
ーを使用して復号部9で情報本体13を復号し、再生部
10で再生する。
キーの不正侵入による盗難や、その結果予想される著作
物データの不正な再生を防止し、適正な対価を徴収す
る。 【解決手段】 著作物データ提供時に用いられたものと
同じ暗号解読キーを、有線もしくは無線通信等により利
用承認を受けることにより入手する交信部4を備える。
入力部2で入力された暗号化された著作物データは、そ
の中に含まれるデータ識別子12と情報本体13とを分
離部3で分離し、データ識別子12を送信部6から情報
提供業者に送り、情報提供業者から送られた暗号解読キ
ーを受信部7で受信して交信解読部8で解読し、そのキ
ーを使用して復号部9で情報本体13を復号し、再生部
10で再生する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、著作権の存在する
著作物データを電子化して流通させる際に、著作物を不
正な利用から保護するとともに、適正な著作権対価を徴
収することを可能とする著作物データ再生方法およびそ
の装置に関するものである。
著作物データを電子化して流通させる際に、著作物を不
正な利用から保護するとともに、適正な著作権対価を徴
収することを可能とする著作物データ再生方法およびそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル情報圧縮技術やデジタル
通信技術の発達にともない、映像・音楽・文書等の著作
物の電子化が進み、これらが情報記録媒体はもとより放
送や通信を介して流通するケースが非常に多くなってき
た。そのような電子化された著作物データの流通に際し
ては、著作物の不正な再生・複写等を防止して著作権を
保護することが重要であり、最近ではそのような機能を
持った著作物データ再生装置が利用されるようになって
きた。このような著作物データ再生装置としては、例え
ば、特開平7−131452号公報に「ディジタル情報
保護方法及びその処理装置」として記載されている構成
が知られている。
通信技術の発達にともない、映像・音楽・文書等の著作
物の電子化が進み、これらが情報記録媒体はもとより放
送や通信を介して流通するケースが非常に多くなってき
た。そのような電子化された著作物データの流通に際し
ては、著作物の不正な再生・複写等を防止して著作権を
保護することが重要であり、最近ではそのような機能を
持った著作物データ再生装置が利用されるようになって
きた。このような著作物データ再生装置としては、例え
ば、特開平7−131452号公報に「ディジタル情報
保護方法及びその処理装置」として記載されている構成
が知られている。
【0003】以下、図18を参照して従来の著作物デー
タ再生装置について説明する。図18は従来の著作物デ
ータ再生装置の機能ブロックの構成を示すものである。
図18において、101は著作物データ再生装置、10
2は暗号化された著作物データを入力する入力部、10
3は暗号化された著作物データを解読するための共通キ
ーがあらかじめ格納された共通キー蓄積部、104は暗
号化された著作物データを共通キーを用いて復号化する
復号部、105は著作物データを人間の視聴覚もしくは
触覚等で感知できる状態に再生する再生部である。
タ再生装置について説明する。図18は従来の著作物デ
ータ再生装置の機能ブロックの構成を示すものである。
図18において、101は著作物データ再生装置、10
2は暗号化された著作物データを入力する入力部、10
3は暗号化された著作物データを解読するための共通キ
ーがあらかじめ格納された共通キー蓄積部、104は暗
号化された著作物データを共通キーを用いて復号化する
復号部、105は著作物データを人間の視聴覚もしくは
触覚等で感知できる状態に再生する再生部である。
【0004】以上のように構成された著作物データ再生
装置101において、以下その動作について説明する。
まず、通信路等から暗号化された入力データが入力部1
02に入力され、復号部104に送られる。一方、共通
キー蓄積部103から、あらかじめ格納された共通キー
が読み出され、復号部104に供給される。復号部10
4では、供給された共通キーを用いて、暗号化された著
作物データの不正改ざんのチェックおよび復号化を行な
う。復号化された著作物データは、再生部105へ送ら
れ、再生部105で人間の視聴覚もしくは触覚等で感知
できる状態に再生され、出力される。
装置101において、以下その動作について説明する。
まず、通信路等から暗号化された入力データが入力部1
02に入力され、復号部104に送られる。一方、共通
キー蓄積部103から、あらかじめ格納された共通キー
が読み出され、復号部104に供給される。復号部10
4では、供給された共通キーを用いて、暗号化された著
作物データの不正改ざんのチェックおよび復号化を行な
う。復号化された著作物データは、再生部105へ送ら
れ、再生部105で人間の視聴覚もしくは触覚等で感知
できる状態に再生され、出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、暗号化された著作物データを解読・復
号するための共通キーは同じ値が固定的に使用され、し
かも著作物データ再生装置内に常時保持されているた
め、この共通キーが通信路等を介した外部からのハッカ
ー等の不正侵入により、暗号化された著作物データとと
もに盗難される可能性がある。このため、このキーとデ
ータが盗まれた場合には、他の同種の装置によって不正
に再生できてしまうので、著作権が侵害されてしまうと
いう課題を有していた。
従来の構成では、暗号化された著作物データを解読・復
号するための共通キーは同じ値が固定的に使用され、し
かも著作物データ再生装置内に常時保持されているた
め、この共通キーが通信路等を介した外部からのハッカ
ー等の不正侵入により、暗号化された著作物データとと
もに盗難される可能性がある。このため、このキーとデ
ータが盗まれた場合には、他の同種の装置によって不正
に再生できてしまうので、著作権が侵害されてしまうと
いう課題を有していた。
【0006】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
もので、暗号化された著作物データを解読・復号するた
めのキーの不正侵入による盗難や、その結果予想される
著作物データの不正な再生を防止することができ、加え
て著作物データの再生に際して適正な対価を徴収するこ
とができる、著作物データ再生方法および装置を提供す
ることを目的とする。
もので、暗号化された著作物データを解読・復号するた
めのキーの不正侵入による盗難や、その結果予想される
著作物データの不正な再生を防止することができ、加え
て著作物データの再生に際して適正な対価を徴収するこ
とができる、著作物データ再生方法および装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、暗号化された著作物データを、有線もし
くは無線通信を通じて情報提供者から利用承認を受ける
ことによって暗号解読キーを入手し、これを用いて著作
物データを復号化して再生するように構成したものであ
る。これにより、暗号化された著作物データを解読・復
号するためのキーの不正侵入による盗難や、その結果予
想される著作物データの不正な再生を防止することがで
き、加えて著作物データの再生に際して適正な対価を徴
収することができる。
成するために、暗号化された著作物データを、有線もし
くは無線通信を通じて情報提供者から利用承認を受ける
ことによって暗号解読キーを入手し、これを用いて著作
物データを復号化して再生するように構成したものであ
る。これにより、暗号化された著作物データを解読・復
号するためのキーの不正侵入による盗難や、その結果予
想される著作物データの不正な再生を防止することがで
き、加えて著作物データの再生に際して適正な対価を徴
収することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
通信路または情報記録媒体から入力された暗号化された
著作物データを、有線もしくは無線通信を通じて情報提
供者から利用承認を受けることによって入手した暗号解
読キーを用いて復号化して再生することを特徴とする著
作物データ再生方法であり、暗号解読キーを内部に蓄積
しないので、外部からの不正侵入による暗号解読キーの
盗難や、その結果予想される著作物データの不正な再生
を防止することができ、さらに、著作物データ再生の都
度利用承認が必要となるので、再生による視聴回数に応
じた適正な課金や、その他の管理を行なうことも可能と
なるという作用を有する。
通信路または情報記録媒体から入力された暗号化された
著作物データを、有線もしくは無線通信を通じて情報提
供者から利用承認を受けることによって入手した暗号解
読キーを用いて復号化して再生することを特徴とする著
作物データ再生方法であり、暗号解読キーを内部に蓄積
しないので、外部からの不正侵入による暗号解読キーの
盗難や、その結果予想される著作物データの不正な再生
を防止することができ、さらに、著作物データ再生の都
度利用承認が必要となるので、再生による視聴回数に応
じた適正な課金や、その他の管理を行なうことも可能と
なるという作用を有する。
【0009】本発明の請求項2記載の発明は、データの
識別子と毎回異なるキーで暗号化された情報本体とから
なる著作物データを通信路または情報記録媒体から入力
する入力手段と、前記入力手段から入力された著作物デ
ータをデータの識別子と暗号化された情報本体とに分離
する分離手段と、当該著作物データの利用の承認を求め
るために前記分離手段により得たデータの識別子を情報
提供者に送り、許可回答として当該著作物データに対し
て用いられた暗号解読キーを入手する有線もしくは無線
通信を用いた交信手段と、前記交信手段により得られた
暗号解読キーを用いて前記分離手段により得られた暗号
化された情報本体を復号化する復号手段と、前記復号手
段により得られた復号化した情報本体を人間の視聴覚も
しくは触覚等で感知できる状態に再生する再生手段とを
備えた著作物データ再生装置であり、暗号解読キーを内
部に蓄積せず、暗号化された状態で入手するので、外部
からの不正侵入および通信路の盗聴による暗号解読キー
の盗難を防止でき、万一交信解読キーが盗まれた場合に
おいても暗号解読キー無しでは著作物データの再生は行
なえないので、不正な再生が防止できる、さらに、著作
物データ再生の都度利用承認が必要となるので、再生に
よる視聴回数に応じた適正な課金や、その他の管理を行
なうことも可能となるという作用を有する。
識別子と毎回異なるキーで暗号化された情報本体とから
なる著作物データを通信路または情報記録媒体から入力
する入力手段と、前記入力手段から入力された著作物デ
ータをデータの識別子と暗号化された情報本体とに分離
する分離手段と、当該著作物データの利用の承認を求め
るために前記分離手段により得たデータの識別子を情報
提供者に送り、許可回答として当該著作物データに対し
て用いられた暗号解読キーを入手する有線もしくは無線
通信を用いた交信手段と、前記交信手段により得られた
暗号解読キーを用いて前記分離手段により得られた暗号
化された情報本体を復号化する復号手段と、前記復号手
段により得られた復号化した情報本体を人間の視聴覚も
しくは触覚等で感知できる状態に再生する再生手段とを
備えた著作物データ再生装置であり、暗号解読キーを内
部に蓄積せず、暗号化された状態で入手するので、外部
からの不正侵入および通信路の盗聴による暗号解読キー
の盗難を防止でき、万一交信解読キーが盗まれた場合に
おいても暗号解読キー無しでは著作物データの再生は行
なえないので、不正な再生が防止できる、さらに、著作
物データ再生の都度利用承認が必要となるので、再生に
よる視聴回数に応じた適正な課金や、その他の管理を行
なうことも可能となるという作用を有する。
【0010】請求項3記載の発明は、入力手段が、デー
タの識別子と条件情報とこの条件情報が特定の場合にの
み毎回異なるキーで暗号化された情報本体とからなる著
作物データを、通信路または情報記録媒体により入力す
るものであり、分離手段が、前記入力手段から入力され
た著作物データをデータの識別子と条件情報と情報本体
とに分離するものであり、前記分離手段により得られた
条件情報に基づいて利用承認の要否を判定する判定手段
を備え、前記判定手段により得られた判定結果が承認不
要の場合には、交信手段および復号手段の働きを抑止し
て、前記分離手段により得られた情報本体をそのまま復
号化して再生手段へ供給する請求項2記載の著作物デー
タ再生装置であり、請求項2記載の発明の有する作用に
加えて、著作権の存在しないデータと、著作権の存在す
る暗号化された著作物データとを同一の経路で流通さ
せ、同一の装置で再生することが可能となるという作用
を有する。
タの識別子と条件情報とこの条件情報が特定の場合にの
み毎回異なるキーで暗号化された情報本体とからなる著
作物データを、通信路または情報記録媒体により入力す
るものであり、分離手段が、前記入力手段から入力され
た著作物データをデータの識別子と条件情報と情報本体
とに分離するものであり、前記分離手段により得られた
条件情報に基づいて利用承認の要否を判定する判定手段
を備え、前記判定手段により得られた判定結果が承認不
要の場合には、交信手段および復号手段の働きを抑止し
て、前記分離手段により得られた情報本体をそのまま復
号化して再生手段へ供給する請求項2記載の著作物デー
タ再生装置であり、請求項2記載の発明の有する作用に
加えて、著作権の存在しないデータと、著作権の存在す
る暗号化された著作物データとを同一の経路で流通さ
せ、同一の装置で再生することが可能となるという作用
を有する。
【0011】請求項4記載の発明は、交信手段が、デー
タの識別子を事前に登録されたユーザ識別情報とともに
通信路を介して情報提供者に送る送信部と、通信路を介
して情報提供者から当該著作物データに対して用いられ
た暗号化された暗号解読キーを受信する受信部と、前記
受信手段により得られた暗号化された暗号解読キーを、
内部に保持した交信解読キーを用いて解読する交信解読
部とを備えた請求項2または3記載の著作物データ再生
装置であり、請求項2または3記載の発明の有する作用
に加えて、暗号解読キーのセキュリティを高めることが
できる。
タの識別子を事前に登録されたユーザ識別情報とともに
通信路を介して情報提供者に送る送信部と、通信路を介
して情報提供者から当該著作物データに対して用いられ
た暗号化された暗号解読キーを受信する受信部と、前記
受信手段により得られた暗号化された暗号解読キーを、
内部に保持した交信解読キーを用いて解読する交信解読
部とを備えた請求項2または3記載の著作物データ再生
装置であり、請求項2または3記載の発明の有する作用
に加えて、暗号解読キーのセキュリティを高めることが
できる。
【0012】請求項5記載の発明は、送信部が、著作物
データの利用の承認を求める際にデータの識別子および
ユーザ識別情報とともに、事前に登録された認証情報を
情報提供者に送るものである請求項4記載の著作物デー
タ再生装置であり、請求項4記載の発明の有する作用に
加えて、事前に登録されたパスワードや暗証番号等の認
証情報をユーザに入力させることにより、他人のユーザ
識別情報を用いて利用承認を求めること、すなわち詐称
することによる不正利用と、詐称によって暗号解読キー
が盗まれることとを、ユーザ識別情報の内容等を制限す
ることなく防止できるという作用を有する。
データの利用の承認を求める際にデータの識別子および
ユーザ識別情報とともに、事前に登録された認証情報を
情報提供者に送るものである請求項4記載の著作物デー
タ再生装置であり、請求項4記載の発明の有する作用に
加えて、事前に登録されたパスワードや暗証番号等の認
証情報をユーザに入力させることにより、他人のユーザ
識別情報を用いて利用承認を求めること、すなわち詐称
することによる不正利用と、詐称によって暗号解読キー
が盗まれることとを、ユーザ識別情報の内容等を制限す
ることなく防止できるという作用を有する。
【0013】請求項6記載の発明は、送信部および受信
部が、複数の通信路を選択して使用するものである請求
項4記載の著作物データ再生装置であり、請求項4記載
の発明の有する作用に加えて、毎回異なった通信路を用
いることができるので、暗号化された暗号解読キーが盗
聴されることすら困難にでき、より効果的に不正な再生
を防止できるとともに、通信路をモニタすることにより
混雑や障害を回避することができるので、これらの要因
で再生が遅れることを防止できるという作用を有する。
部が、複数の通信路を選択して使用するものである請求
項4記載の著作物データ再生装置であり、請求項4記載
の発明の有する作用に加えて、毎回異なった通信路を用
いることができるので、暗号化された暗号解読キーが盗
聴されることすら困難にでき、より効果的に不正な再生
を防止できるとともに、通信路をモニタすることにより
混雑や障害を回避することができるので、これらの要因
で再生が遅れることを防止できるという作用を有する。
【0014】請求項7記載の発明は、交信解読部が、ユ
ーザ側と情報提供者側とで同期して切り替わる交信解読
キーを用いて、暗号化された暗号解読キーを解読するも
のである請求項4記載の著作物データ再生装置であり、
請求項4記載の発明の有する作用に加えて、交信解読キ
ーはユーザ固有で交信毎もしくは特定のタイミングで切
り替わるので、不正侵入、盗聴、詐称、あるいはそれら
の組み合わせにより暗号化された暗号解読キーを盗むこ
と、および不正な再生を極めて効果的に防止できるとい
う作用を有する。
ーザ側と情報提供者側とで同期して切り替わる交信解読
キーを用いて、暗号化された暗号解読キーを解読するも
のである請求項4記載の著作物データ再生装置であり、
請求項4記載の発明の有する作用に加えて、交信解読キ
ーはユーザ固有で交信毎もしくは特定のタイミングで切
り替わるので、不正侵入、盗聴、詐称、あるいはそれら
の組み合わせにより暗号化された暗号解読キーを盗むこ
と、および不正な再生を極めて効果的に防止できるとい
う作用を有する。
【0015】請求項8記載の発明は、入力されたデータ
を通信路または情報記録媒体に出力する手段を備えた請
求項2から7のいずれかに記載の著作物データ再生装置
であり、請求項2から7に記載の発明の有する作用に加
えて、著作物データの再生の都度利用承認が必要となる
ので著作権を保護することができる一方、著作物データ
を同種の装置間でコピーすることができるので、情報の
自由な流通を促進することができるという作用を有す
る。
を通信路または情報記録媒体に出力する手段を備えた請
求項2から7のいずれかに記載の著作物データ再生装置
であり、請求項2から7に記載の発明の有する作用に加
えて、著作物データの再生の都度利用承認が必要となる
ので著作権を保護することができる一方、著作物データ
を同種の装置間でコピーすることができるので、情報の
自由な流通を促進することができるという作用を有す
る。
【0016】請求項9記載の発明は、入力されたデータ
を固有の暗号化キーで暗号化する固有暗号化手段と、前
記暗号化手段により固有暗号化された入力データを蓄積
する蓄積手段と、前記蓄積手段により蓄積された固有暗
号化データを復号化して分離手段へ供給する固有復号手
段とを備えた請求項2から7のいずれかに記載の著作物
データ再生装置であり、請求項2から7に記載の発明の
有する作用に加えて、不正侵入から著作物データを保護
しつつ著作物データを蓄積することができるという作用
を有する。
を固有の暗号化キーで暗号化する固有暗号化手段と、前
記暗号化手段により固有暗号化された入力データを蓄積
する蓄積手段と、前記蓄積手段により蓄積された固有暗
号化データを復号化して分離手段へ供給する固有復号手
段とを備えた請求項2から7のいずれかに記載の著作物
データ再生装置であり、請求項2から7に記載の発明の
有する作用に加えて、不正侵入から著作物データを保護
しつつ著作物データを蓄積することができるという作用
を有する。
【0017】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態について図面を用いて説明する。図1は本発明の請求
項1、2および4に対応する実施の形態1における著作
物データ再生装置の構成を示す機能ブロック図である。
図1において、1は著作物データ再生装置、2は暗号化
された著作物データを入力する入力部で、有線通信・無
線通信・放送等の受信装置またはビデオテープ・コンパ
クトディスク等の情報記録媒体の読み取り装置が使用で
きる。3は暗号化された著作物データをデータの識別子
と暗号化された情報本体とに分離する分離部で、デマル
チプレクサ等が使用できる。4は交信部で、データの識
別子を事前に登録されたユーザ識別情報とともに通信路
5を介して情報提供者(本実施の形態では情報提供業者
とする。)に送る送信部6と、通信路5を介して情報提
供業者から当該著作物データに対して用いられた暗号化
された暗号解読キーを受信する受信部7と、各装置の内
部に保持した固有の交信解読キーを用いて、暗号化され
た暗号解読キーを解読する交信解読部8とから構成され
る。送信部6および受信部7には、ISDN端末等の有
線通信送受信機やPHS端末等の無線通信送受信機など
のほか、LANカード等のネットワークインタフェース
装置なども使用できる。交信解読部8には、交信解読キ
ーを保持したメモリ等と交信解読アルゴリズムを組み込
んだ演算回路とを使用できる。9は暗号解読キーを用い
て暗号化された情報本体を復号化する復号部で、復号ア
ルゴリズムを組み込んだ演算回路が使用できる。10は
復号化された著作物データを人間の視聴覚もしくは触覚
等で感知できる状態に再生する再生部で、ディスプレイ
モニタ等の表示装置やプリンタ等の印刷装置などのほ
か、演奏装置、音声出力装置、点字印字装置なども使用
できる。なお、分離部3、復号部9、交信解読部8は、
マイクロコンピュータまたは汎用コンピュータ上のコン
ピュータプログラムを使用して実現してもよい。
態について図面を用いて説明する。図1は本発明の請求
項1、2および4に対応する実施の形態1における著作
物データ再生装置の構成を示す機能ブロック図である。
図1において、1は著作物データ再生装置、2は暗号化
された著作物データを入力する入力部で、有線通信・無
線通信・放送等の受信装置またはビデオテープ・コンパ
クトディスク等の情報記録媒体の読み取り装置が使用で
きる。3は暗号化された著作物データをデータの識別子
と暗号化された情報本体とに分離する分離部で、デマル
チプレクサ等が使用できる。4は交信部で、データの識
別子を事前に登録されたユーザ識別情報とともに通信路
5を介して情報提供者(本実施の形態では情報提供業者
とする。)に送る送信部6と、通信路5を介して情報提
供業者から当該著作物データに対して用いられた暗号化
された暗号解読キーを受信する受信部7と、各装置の内
部に保持した固有の交信解読キーを用いて、暗号化され
た暗号解読キーを解読する交信解読部8とから構成され
る。送信部6および受信部7には、ISDN端末等の有
線通信送受信機やPHS端末等の無線通信送受信機など
のほか、LANカード等のネットワークインタフェース
装置なども使用できる。交信解読部8には、交信解読キ
ーを保持したメモリ等と交信解読アルゴリズムを組み込
んだ演算回路とを使用できる。9は暗号解読キーを用い
て暗号化された情報本体を復号化する復号部で、復号ア
ルゴリズムを組み込んだ演算回路が使用できる。10は
復号化された著作物データを人間の視聴覚もしくは触覚
等で感知できる状態に再生する再生部で、ディスプレイ
モニタ等の表示装置やプリンタ等の印刷装置などのほ
か、演奏装置、音声出力装置、点字印字装置なども使用
できる。なお、分離部3、復号部9、交信解読部8は、
マイクロコンピュータまたは汎用コンピュータ上のコン
ピュータプログラムを使用して実現してもよい。
【0018】以上のように構成された著作物データ再生
装置1において、以下その動作について図2を参照しな
がら説明する。まず、通信路等からの入力データは毎回
異なるキーで暗号化され、入力部2に入力される(ST
1)。入力部2では、入力データを暗号化された著作物
データ11として分離部3に送る。ここで、暗号化され
た著作物データ11のフォーマット例を図3(a)に示
す。暗号化された著作物データ11は、データ識別子i
12と、データ識別子12に対して一意に決定された暗
号解読キーKiを用いて暗号化された情報本体13(K
i[情報本体]で示す)とからなる。データ識別子iお
よび暗号解読キーKiは情報提供業者によって管理さ
れ、これらの対応関係はユーザには知らされない。デー
タ識別子12は、情報本体13の内容を識別するもので
はなく、用いられた暗号解読キーKiを特定するもので
ある。従って、情報本体13の内容が同一であっても、
一般には、異なったデータ識別子が用いられ得る。
装置1において、以下その動作について図2を参照しな
がら説明する。まず、通信路等からの入力データは毎回
異なるキーで暗号化され、入力部2に入力される(ST
1)。入力部2では、入力データを暗号化された著作物
データ11として分離部3に送る。ここで、暗号化され
た著作物データ11のフォーマット例を図3(a)に示
す。暗号化された著作物データ11は、データ識別子i
12と、データ識別子12に対して一意に決定された暗
号解読キーKiを用いて暗号化された情報本体13(K
i[情報本体]で示す)とからなる。データ識別子iお
よび暗号解読キーKiは情報提供業者によって管理さ
れ、これらの対応関係はユーザには知らされない。デー
タ識別子12は、情報本体13の内容を識別するもので
はなく、用いられた暗号解読キーKiを特定するもので
ある。従って、情報本体13の内容が同一であっても、
一般には、異なったデータ識別子が用いられ得る。
【0019】さて、分離部3では、この暗号化された著
作物データ11をデータ識別子12と暗号化された情報
本体13とに分離し(ST2)、それぞれを交信部4の
送信部6と、復号部9とに送る。送信部6では、データ
識別子12を、情報提供業者との契約時に決定されて登
録され、装置内部に保持されたユーザ識別情報とまとめ
て利用承認要求データ14とし、通信路5を介して情報
提供業者に送信する(ST3)。これに対して情報提供
業者側では、ユーザおよびデータの確認を行ない、ユー
ザに回答を送信する(ST4)。回答が利用を承認し許
可する場合には(ST5)、通信路5を介して利用許可
回答データ18を受信部7に送る。
作物データ11をデータ識別子12と暗号化された情報
本体13とに分離し(ST2)、それぞれを交信部4の
送信部6と、復号部9とに送る。送信部6では、データ
識別子12を、情報提供業者との契約時に決定されて登
録され、装置内部に保持されたユーザ識別情報とまとめ
て利用承認要求データ14とし、通信路5を介して情報
提供業者に送信する(ST3)。これに対して情報提供
業者側では、ユーザおよびデータの確認を行ない、ユー
ザに回答を送信する(ST4)。回答が利用を承認し許
可する場合には(ST5)、通信路5を介して利用許可
回答データ18を受信部7に送る。
【0020】ここで、利用承認要求データ14のフォー
マット例を図3(b)に示す。利用承認要求データ14
は、ヘッダ15と、データ識別子i16と、ユーザ識別
情報17とを含む。万一不正侵入が行なわれて装置内部
のユーザ識別情報が盗まれた場合などに、他人が同種の
装置を用いて本装置のユーザになりすまして不正な再生
を行なうことができないよう、ユーザ識別情報17とし
ては、例えば、送信部6、受信部7で用いられるネット
ワーク上のアドレスそのものを用いると良い。あるい
は、ユーザ識別情報17は特に限定せず、利用許可回答
データ18の転送を情報提供業者からのコールバック等
により行なうものとしてもよい。なお、ここではデータ
識別子16やユーザ識別情報17を暗号化しない場合を
説明したが、盗聴からプライバシーを保護するうえで
は、暗号化することが好ましい。
マット例を図3(b)に示す。利用承認要求データ14
は、ヘッダ15と、データ識別子i16と、ユーザ識別
情報17とを含む。万一不正侵入が行なわれて装置内部
のユーザ識別情報が盗まれた場合などに、他人が同種の
装置を用いて本装置のユーザになりすまして不正な再生
を行なうことができないよう、ユーザ識別情報17とし
ては、例えば、送信部6、受信部7で用いられるネット
ワーク上のアドレスそのものを用いると良い。あるい
は、ユーザ識別情報17は特に限定せず、利用許可回答
データ18の転送を情報提供業者からのコールバック等
により行なうものとしてもよい。なお、ここではデータ
識別子16やユーザ識別情報17を暗号化しない場合を
説明したが、盗聴からプライバシーを保護するうえで
は、暗号化することが好ましい。
【0021】続いて、利用許可回答データ18のフォー
マット例を図3(c)に示す。利用許可回答データ18
には、ヘッダ19と、交信解読キーKrを用いて暗号化
された暗号解読キー20(Kr[Ki]で示す)が含ま
れている。交信解読キーKrは、情報提供業者との契約
時に決定されて登録され、装置内部に書き込まれてユー
ザには未知の装置固有の値である。
マット例を図3(c)に示す。利用許可回答データ18
には、ヘッダ19と、交信解読キーKrを用いて暗号化
された暗号解読キー20(Kr[Ki]で示す)が含ま
れている。交信解読キーKrは、情報提供業者との契約
時に決定されて登録され、装置内部に書き込まれてユー
ザには未知の装置固有の値である。
【0022】さて、受信部7では、この利用許可回答デ
ータ18を受信すると、これに含まれる暗号化された暗
号解読キー20を取り出し、交信解読部8に送る(ST
6)。交信解読部8では、暗号化された暗号解読キー2
0を交信解読キーKrを用いて解読し、暗号解読キーを
得て復号部9へ供給する(ST7)。復号部9では、暗
号解読キーを用いて、暗号化された情報本体13を復号
化し、復号化された著作物データとして再生部10へ送
る(ST8)。この復号化された著作物データは、再生
部10で人間の聴覚もしくは触覚等で感知できる状態に
再生され、出力される(ST9)。利用許可回答データ
18を受信できない場合は、復号・再生することなく
(ST10)、処理を終了する。
ータ18を受信すると、これに含まれる暗号化された暗
号解読キー20を取り出し、交信解読部8に送る(ST
6)。交信解読部8では、暗号化された暗号解読キー2
0を交信解読キーKrを用いて解読し、暗号解読キーを
得て復号部9へ供給する(ST7)。復号部9では、暗
号解読キーを用いて、暗号化された情報本体13を復号
化し、復号化された著作物データとして再生部10へ送
る(ST8)。この復号化された著作物データは、再生
部10で人間の聴覚もしくは触覚等で感知できる状態に
再生され、出力される(ST9)。利用許可回答データ
18を受信できない場合は、復号・再生することなく
(ST10)、処理を終了する。
【0023】このように、本実施の形態1によれば、暗
号解読キーを内部に蓄積せず、暗号化された状態で入手
するので、外部からの不正侵入および通信路の盗聴によ
る暗号解読キーの盗難を防止でき、万一交信解読キーが
盗まれた場合においても、暗号解読キー無しでは著作物
データの再生は行なえないので、不正な再生が防止でき
る、さらに、著作物データ再生の都度利用承認が必要と
なるので、再生による視聴回数に応じた適正な課金や、
その他の管理を行なうことも可能となる。
号解読キーを内部に蓄積せず、暗号化された状態で入手
するので、外部からの不正侵入および通信路の盗聴によ
る暗号解読キーの盗難を防止でき、万一交信解読キーが
盗まれた場合においても、暗号解読キー無しでは著作物
データの再生は行なえないので、不正な再生が防止でき
る、さらに、著作物データ再生の都度利用承認が必要と
なるので、再生による視聴回数に応じた適正な課金や、
その他の管理を行なうことも可能となる。
【0024】(実施の形態2)図4は本発明の請求項3
および4に対応する実施の形態2における著作物データ
再生装置21の構成を示す機能ブロック図である。図4
において図1と異なるのは、分離部3Aは暗号化された
著作物データ31をデータ識別子32と条件情報33と
暗号化された情報本体34とに分離するものとし、条件
情報33に基づいて著作物データの利用承認が必要か否
かを判定する判定部22を設け、その判定結果に基づい
て交信部4Aおよび復号部9Aの動作を制御するように
した点である。判定部22は、論理回路を組み合わせて
使用できる。あるいは、マイクロコンピュータまたは汎
用コンピュータ上のコンピュータプログラムを使用して
実現してもよい。
および4に対応する実施の形態2における著作物データ
再生装置21の構成を示す機能ブロック図である。図4
において図1と異なるのは、分離部3Aは暗号化された
著作物データ31をデータ識別子32と条件情報33と
暗号化された情報本体34とに分離するものとし、条件
情報33に基づいて著作物データの利用承認が必要か否
かを判定する判定部22を設け、その判定結果に基づい
て交信部4Aおよび復号部9Aの動作を制御するように
した点である。判定部22は、論理回路を組み合わせて
使用できる。あるいは、マイクロコンピュータまたは汎
用コンピュータ上のコンピュータプログラムを使用して
実現してもよい。
【0025】以上のように構成された著作物データ再生
装置21において、以下その動作について図5を参照し
て説明する。まず、通信路等からの入力データは毎回異
なるキーで暗号化され、入力部2に入力される(ST1
1)。入力部2では、入力データを暗号化された著作物
データ31として分離部3Aに送る。
装置21において、以下その動作について図5を参照し
て説明する。まず、通信路等からの入力データは毎回異
なるキーで暗号化され、入力部2に入力される(ST1
1)。入力部2では、入力データを暗号化された著作物
データ31として分離部3Aに送る。
【0026】ここで、本実施の形態2における暗号化さ
れた著作物データ31のフォーマット例を図6に示す。
暗号化された著作物データ31は、データ識別子i32
と、条件情報33と、データ識別子32に対して一意に
決定された暗号解読キーKiを用いて暗号化された情報
本体34(Ki[情報本体]で示す)とからなる。デー
タ識別子iおよび暗号解読キーKiは、情報提供業者に
よって管理され、これらの対応関係はユーザには知らさ
れない。データ識別子32は、情報本体34の内容を識
別するものではなく、用いられた暗号解読キーKiを特
定するものである。従って、情報本体34の内容が同一
であっても、一般には、異なったデータ識別子が用いら
れ得る。条件情報33は、著作物データの利用条件を細
分化してビット列で表現したものであって、非著作物で
あることを示すビット35、著作権が放棄されているこ
とを示すビット36、著作権保護の対象であることを示
すビット37などからなる。この例で、利用承認が必要
と判定されるのはビット37が立っている場合で、不要
と判定されるのはビット35または36が立っている場
合である。
れた著作物データ31のフォーマット例を図6に示す。
暗号化された著作物データ31は、データ識別子i32
と、条件情報33と、データ識別子32に対して一意に
決定された暗号解読キーKiを用いて暗号化された情報
本体34(Ki[情報本体]で示す)とからなる。デー
タ識別子iおよび暗号解読キーKiは、情報提供業者に
よって管理され、これらの対応関係はユーザには知らさ
れない。データ識別子32は、情報本体34の内容を識
別するものではなく、用いられた暗号解読キーKiを特
定するものである。従って、情報本体34の内容が同一
であっても、一般には、異なったデータ識別子が用いら
れ得る。条件情報33は、著作物データの利用条件を細
分化してビット列で表現したものであって、非著作物で
あることを示すビット35、著作権が放棄されているこ
とを示すビット36、著作権保護の対象であることを示
すビット37などからなる。この例で、利用承認が必要
と判定されるのはビット37が立っている場合で、不要
と判定されるのはビット35または36が立っている場
合である。
【0027】さて、分離部3Aでは、この暗号化された
著作物データ31をデータ識別子32と、条件情報33
と、暗号化された情報本体34とに分離し(ST1
2)、それぞれを交信部4Aの送信部6と、判定部22
と、復号部9Aとに送る。判定部22では、条件情報3
3に基づいて前述のごとく利用承認の要否を判定し(S
T13)、判定結果を交信部4Aおよび復号部9Aへ送
る。交信部4Aおよび復号部9Aでは、この判定結果が
利用承認必要である場合には、実施の形態1の場合と同
様に動作する(ST14〜22)。判定結果が利用承認
不要である場合には、交信部4Aの動作は抑止され、復
号部9Aでは、暗号化された情報本体34として供給さ
れる入力をそのまま復号化された著作物データとして再
生部10へ送る。再生部10の動作は、判定結果にかか
わらず実施の形態1の場合と同様で、復号化された著作
物データは、人間の聴覚もしくは触覚等で感知できる状
態に再生され、出力される。
著作物データ31をデータ識別子32と、条件情報33
と、暗号化された情報本体34とに分離し(ST1
2)、それぞれを交信部4Aの送信部6と、判定部22
と、復号部9Aとに送る。判定部22では、条件情報3
3に基づいて前述のごとく利用承認の要否を判定し(S
T13)、判定結果を交信部4Aおよび復号部9Aへ送
る。交信部4Aおよび復号部9Aでは、この判定結果が
利用承認必要である場合には、実施の形態1の場合と同
様に動作する(ST14〜22)。判定結果が利用承認
不要である場合には、交信部4Aの動作は抑止され、復
号部9Aでは、暗号化された情報本体34として供給さ
れる入力をそのまま復号化された著作物データとして再
生部10へ送る。再生部10の動作は、判定結果にかか
わらず実施の形態1の場合と同様で、復号化された著作
物データは、人間の聴覚もしくは触覚等で感知できる状
態に再生され、出力される。
【0028】このように、本実施の形態2によれば、実
施の形態1の効果に加え、著作権の存在しないデータ
と、著作権の存在する暗号化された著作物データとを同
一の経路で流通させ、同一の装置で再生することが可能
となる。
施の形態1の効果に加え、著作権の存在しないデータ
と、著作権の存在する暗号化された著作物データとを同
一の経路で流通させ、同一の装置で再生することが可能
となる。
【0029】(実施の形態3)図7は本発明の請求項5
に対応する実施の形態3における著作物データ再生装置
41の構成を示す機能ブロック図である。図7において
図1と異なるのは、交信部4Bに、事前に登録された認
証情報を入力する認証入力部42を設け、送信部6Aを
その認証情報をデータ識別子および事前に登録されたユ
ーザ識別情報とともに通信路5を介して情報提供業者に
送るようにした点である。認証入力部42には、キーボ
ード、タッチパネル、マウス等の入力機器を使用しても
よく、登録された認証情報が記録されたICカードとI
Cカード読み取り機とを組み合わせて使用してもよい。
に対応する実施の形態3における著作物データ再生装置
41の構成を示す機能ブロック図である。図7において
図1と異なるのは、交信部4Bに、事前に登録された認
証情報を入力する認証入力部42を設け、送信部6Aを
その認証情報をデータ識別子および事前に登録されたユ
ーザ識別情報とともに通信路5を介して情報提供業者に
送るようにした点である。認証入力部42には、キーボ
ード、タッチパネル、マウス等の入力機器を使用しても
よく、登録された認証情報が記録されたICカードとI
Cカード読み取り機とを組み合わせて使用してもよい。
【0030】以上のように構成された著作物データ再生
装置41において、以下その動作について図8を参照し
ながら説明する。本実施の形態3において上記実施の形
態1と異なるのは、認証入力部42および送信部6Aの
動作のみである。すなわち、ST31、32とST36
から42までは図2のST1、2とST4から10まで
と同じであり、異なるのは、認証入力部42がユーザか
ら事前に登録されたパスワードや暗証番号等の認証情報
51の入力を受けて(ST33)、これを盗聴防止のた
め暗号化し(ST34)、暗号化された認証情報52と
して送信部6Aへ送り、送信部6Aでは、データ識別子
12と、情報提供業者との契約時に決定されて登録さ
れ、装置内部に保持されたユーザ識別情報と、暗号化さ
れた認証情報52とをまとめて利用承認要求データ53
とし、通信路5を介して情報提供業者に送信する(ST
35)点である。
装置41において、以下その動作について図8を参照し
ながら説明する。本実施の形態3において上記実施の形
態1と異なるのは、認証入力部42および送信部6Aの
動作のみである。すなわち、ST31、32とST36
から42までは図2のST1、2とST4から10まで
と同じであり、異なるのは、認証入力部42がユーザか
ら事前に登録されたパスワードや暗証番号等の認証情報
51の入力を受けて(ST33)、これを盗聴防止のた
め暗号化し(ST34)、暗号化された認証情報52と
して送信部6Aへ送り、送信部6Aでは、データ識別子
12と、情報提供業者との契約時に決定されて登録さ
れ、装置内部に保持されたユーザ識別情報と、暗号化さ
れた認証情報52とをまとめて利用承認要求データ53
とし、通信路5を介して情報提供業者に送信する(ST
35)点である。
【0031】ここで、利用承認要求データ53のフォー
マット例を図9に示す。利用承認要求データ53は、ヘ
ッダ54と、データ識別子i55と、ユーザ識別情報5
6と、送信用の暗号化キーKsで暗号化された認証情報
57(Ks[認証情報]で示す)とを含む。認証情報5
2を情報提供業者側で確認することにより、他人が本装
置のユーザになりすまして不正な再生を行なうことを防
止できるので、ユーザ識別情報56にネットワーク上の
アドレスを用いたり、情報提供業者からのコールバック
等を用いる必要がなくなり、ネットワーク上のアドレス
を固定せずに使用される携帯型装置においても適用可能
となる。なお、ここではデータ識別子55やユーザ識別
情報56を暗号化しない場合を説明したが、盗聴からプ
ライバシーを保護するうえでは、これらも暗号化するこ
とが好ましい。あるいは逆に、認証入力部42から出力
された認証情報52の暗号化を省略して、代わりに通信
路5の方に盗聴防止策を施してもよい。
マット例を図9に示す。利用承認要求データ53は、ヘ
ッダ54と、データ識別子i55と、ユーザ識別情報5
6と、送信用の暗号化キーKsで暗号化された認証情報
57(Ks[認証情報]で示す)とを含む。認証情報5
2を情報提供業者側で確認することにより、他人が本装
置のユーザになりすまして不正な再生を行なうことを防
止できるので、ユーザ識別情報56にネットワーク上の
アドレスを用いたり、情報提供業者からのコールバック
等を用いる必要がなくなり、ネットワーク上のアドレス
を固定せずに使用される携帯型装置においても適用可能
となる。なお、ここではデータ識別子55やユーザ識別
情報56を暗号化しない場合を説明したが、盗聴からプ
ライバシーを保護するうえでは、これらも暗号化するこ
とが好ましい。あるいは逆に、認証入力部42から出力
された認証情報52の暗号化を省略して、代わりに通信
路5の方に盗聴防止策を施してもよい。
【0032】このように、本実施の形態3によれば、実
施の形態1の効果に加え、事前に登録されたパスワード
や暗証番号等の認証情報をユーザに入力させることによ
り、他人のユーザ識別情報を用いて利用承認を求めるこ
と、すなわち詐称することによる不正利用と、詐称によ
って暗号解読キーが盗まれることとを、ユーザ識別情報
の内容等を制限することなく防止できる。
施の形態1の効果に加え、事前に登録されたパスワード
や暗証番号等の認証情報をユーザに入力させることによ
り、他人のユーザ識別情報を用いて利用承認を求めるこ
と、すなわち詐称することによる不正利用と、詐称によ
って暗号解読キーが盗まれることとを、ユーザ識別情報
の内容等を制限することなく防止できる。
【0033】(実施の形態4)図10は本発明の請求項
6に対応する実施の形態4における著作物データ再生装
置61の構成を示す機能ブロック図である。図10にお
いて図1と異なるのは、交信部4Cに、複数の通信路5
A、5Bを選択して使用する選択部62を設け、送信部
6と受信部7では、選択部62を介して通信路5Aと5
Bとを選択するようにした点である。通信路5Aおよび
5Bには、同種のネットワークの異なった回線を使用す
ることも、有線通信と無線通信のような全く異なった種
類のネットワーク回線を使用することもできる。ただし
後者の場合、通信の下位レイヤ機能を、送信部6および
受信部7ではなく選択部62に持たせる必要がある。
6に対応する実施の形態4における著作物データ再生装
置61の構成を示す機能ブロック図である。図10にお
いて図1と異なるのは、交信部4Cに、複数の通信路5
A、5Bを選択して使用する選択部62を設け、送信部
6と受信部7では、選択部62を介して通信路5Aと5
Bとを選択するようにした点である。通信路5Aおよび
5Bには、同種のネットワークの異なった回線を使用す
ることも、有線通信と無線通信のような全く異なった種
類のネットワーク回線を使用することもできる。ただし
後者の場合、通信の下位レイヤ機能を、送信部6および
受信部7ではなく選択部62に持たせる必要がある。
【0034】以上のように構成された著作物データ再生
装置61において、以下その動作について図11を参照
しながら説明する。本実施の形態4において実施の形態
1と異なるのは、送信部6、受信部7および選択部62
の動作のみである。すなわち、ST51、52とST5
4から61までは図2のST1、2とST3から10ま
でと同じであり、異なるのはST53のみであり、送信
部6では、利用承認要求データ14を直接通信路に送り
出すのではなく選択部62に送り、受信部7では、利用
許可回答データ18を直接通信路から受け取るのではな
く選択部62から受け、選択部62では、毎回異なった
通信路を複数の通信路5A、5Bから選択して送受信に
使用する。なお、選択部62では、複数の通信路5A、
5Bをランダムに選択しても、通信路の混雑状況や障害
発生状況に応じて選択するようにしてもよい。また、以
上の説明では、選択部62において2つの通信路から選
択する構成としたが、3つ以上の通信路から選択する構
成としてもよい。
装置61において、以下その動作について図11を参照
しながら説明する。本実施の形態4において実施の形態
1と異なるのは、送信部6、受信部7および選択部62
の動作のみである。すなわち、ST51、52とST5
4から61までは図2のST1、2とST3から10ま
でと同じであり、異なるのはST53のみであり、送信
部6では、利用承認要求データ14を直接通信路に送り
出すのではなく選択部62に送り、受信部7では、利用
許可回答データ18を直接通信路から受け取るのではな
く選択部62から受け、選択部62では、毎回異なった
通信路を複数の通信路5A、5Bから選択して送受信に
使用する。なお、選択部62では、複数の通信路5A、
5Bをランダムに選択しても、通信路の混雑状況や障害
発生状況に応じて選択するようにしてもよい。また、以
上の説明では、選択部62において2つの通信路から選
択する構成としたが、3つ以上の通信路から選択する構
成としてもよい。
【0035】このように、本実施の形態4によれば、実
施の形態1の効果に加え、毎回異なった通信路を用いる
ことができるので、暗号化された暗号解読キーが盗聴さ
れることすら困難にでき、より効果的に不正な再生を防
止できるとともに、通信路をモニタすることにより混雑
や障害を回避することができるので、これらの要因で再
生が遅れることを防止できる。
施の形態1の効果に加え、毎回異なった通信路を用いる
ことができるので、暗号化された暗号解読キーが盗聴さ
れることすら困難にでき、より効果的に不正な再生を防
止できるとともに、通信路をモニタすることにより混雑
や障害を回避することができるので、これらの要因で再
生が遅れることを防止できる。
【0036】(実施の形態5)図12は本発明の請求項
7に対応する実施の形態5における著作物データ再生装
置71の構成を示す機能ブロック図である。図12にお
いて図1と異なるのは、交信部4Dに、交信毎もしくは
特定のタイミングで情報提供業者側と同期して切り替わ
る交信解読キーを発生する交信解読キー発生部72を設
け、交信解読部8Aをその交信解読キーを用いて、暗号
化された暗号解読キーを解読するものとした点にある。
交信解読キー発生部72には、ユーザ固有のパラメータ
が設定されたメモリと疑似乱数発生回路の組み合わせ
や、ユーザ固有の演算回路とカウンタの組み合わせなど
が使用できる。あるいは、これらの機能をマイクロコン
ピュータまたは汎用コンピュータ上のコンピュータプロ
グラムを使用して実現してもよい。また、ユーザ側と情
報提供業者側とで交信解読キーの切り替えの同期を取る
ために、さらにタイマや通信装置を組み合わせて使用し
てもよい。
7に対応する実施の形態5における著作物データ再生装
置71の構成を示す機能ブロック図である。図12にお
いて図1と異なるのは、交信部4Dに、交信毎もしくは
特定のタイミングで情報提供業者側と同期して切り替わ
る交信解読キーを発生する交信解読キー発生部72を設
け、交信解読部8Aをその交信解読キーを用いて、暗号
化された暗号解読キーを解読するものとした点にある。
交信解読キー発生部72には、ユーザ固有のパラメータ
が設定されたメモリと疑似乱数発生回路の組み合わせ
や、ユーザ固有の演算回路とカウンタの組み合わせなど
が使用できる。あるいは、これらの機能をマイクロコン
ピュータまたは汎用コンピュータ上のコンピュータプロ
グラムを使用して実現してもよい。また、ユーザ側と情
報提供業者側とで交信解読キーの切り替えの同期を取る
ために、さらにタイマや通信装置を組み合わせて使用し
てもよい。
【0037】以上のように構成された著作物データ再生
装置71において、以下その動作について図13を参照
しながら説明する。本実施の形態5において実施の形態
1と異なるのは、交信解読キー発生部72および交信解
読部8Aの動作のみである。すなわち、ST71から7
6までとST79から82までは図2のST1から6ま
でとST7から10までと同じであり、異なるのは、S
T77と78である。情報提供業者から通信路5を介し
て受信部7に送られる利用許可回答データ18におい
て、暗号解読キーは毎回もしくは特定のタイミング毎に
異なる交信解読キーを用いて暗号化されており、受信部
7で暗号化された暗号解読キーとして取り出される。こ
れに対して、交信解読キー発生部72では、情報提供業
者側と同一のアルゴリズムで生成され同期して切り替わ
る交信解読キーを発生しており、交信解読キーが変換さ
れた場合には(ST77)、その交信解読キーを交信解
読部8Aに供給し(ST78)、交信解読部8Aでは、
交信解読キー発生部72から供給される交信解読キーを
用いて、暗号化された暗号解読キーを解読し、暗号解読
キーとして復号部9に送る。
装置71において、以下その動作について図13を参照
しながら説明する。本実施の形態5において実施の形態
1と異なるのは、交信解読キー発生部72および交信解
読部8Aの動作のみである。すなわち、ST71から7
6までとST79から82までは図2のST1から6ま
でとST7から10までと同じであり、異なるのは、S
T77と78である。情報提供業者から通信路5を介し
て受信部7に送られる利用許可回答データ18におい
て、暗号解読キーは毎回もしくは特定のタイミング毎に
異なる交信解読キーを用いて暗号化されており、受信部
7で暗号化された暗号解読キーとして取り出される。こ
れに対して、交信解読キー発生部72では、情報提供業
者側と同一のアルゴリズムで生成され同期して切り替わ
る交信解読キーを発生しており、交信解読キーが変換さ
れた場合には(ST77)、その交信解読キーを交信解
読部8Aに供給し(ST78)、交信解読部8Aでは、
交信解読キー発生部72から供給される交信解読キーを
用いて、暗号化された暗号解読キーを解読し、暗号解読
キーとして復号部9に送る。
【0038】このように、本実施の形態5によれば、実
施の形態1の効果に加え、交信解読キーは、ユーザ固有
で交信毎もしくは特定のタイミングで切り替わるので、
不正侵入、盗聴、詐称、あるいはそれらの組み合わせに
より暗号化された暗号解読キーを盗むこと、および不正
な再生を極めて効果的に防止できる。
施の形態1の効果に加え、交信解読キーは、ユーザ固有
で交信毎もしくは特定のタイミングで切り替わるので、
不正侵入、盗聴、詐称、あるいはそれらの組み合わせに
より暗号化された暗号解読キーを盗むこと、および不正
な再生を極めて効果的に防止できる。
【0039】(実施の形態6)図14は本発明の請求項
8に対応する実施の形態6における著作物データ再生装
置81の構成を示す機能ブロック図である。図14にお
いて図1と異なるのは、出力部82を設けた点にある。
出力部82には、有線通信・無線通信・放送等の送信装
置またはビデオテープ・磁気ディスク等の情報記録媒体
の書き込み装置が使用できる。
8に対応する実施の形態6における著作物データ再生装
置81の構成を示す機能ブロック図である。図14にお
いて図1と異なるのは、出力部82を設けた点にある。
出力部82には、有線通信・無線通信・放送等の送信装
置またはビデオテープ・磁気ディスク等の情報記録媒体
の書き込み装置が使用できる。
【0040】以上のように構成された著作物データ再生
装置81において、以下その動作について図15を参照
しながら説明する。本実施の形態6において実施の形態
1と異なるのは、入力部2Aにおいて入力データを暗号
化された著作物データ11として出力部82にも送る点
である。すなわち、ST91とST93から101まで
は図2のST1とST2から10までと同じであり、異
なるのは、ST92、102において、出力部82が入
力部2から送られた入力データを出力データ83として
有線通信・無線通信・放送等で送信するかまたは情報記
録媒体に書き込むことができる点である。
装置81において、以下その動作について図15を参照
しながら説明する。本実施の形態6において実施の形態
1と異なるのは、入力部2Aにおいて入力データを暗号
化された著作物データ11として出力部82にも送る点
である。すなわち、ST91とST93から101まで
は図2のST1とST2から10までと同じであり、異
なるのは、ST92、102において、出力部82が入
力部2から送られた入力データを出力データ83として
有線通信・無線通信・放送等で送信するかまたは情報記
録媒体に書き込むことができる点である。
【0041】このように、本実施の形態6によれば、実
施の形態1の効果に加え、著作物データの再生の都度利
用承認が必要となるので著作権を保護することができる
一方、著作物データを同種の装置間でコピーすることが
できるので情報の自由な流通を促進することができる。
施の形態1の効果に加え、著作物データの再生の都度利
用承認が必要となるので著作権を保護することができる
一方、著作物データを同種の装置間でコピーすることが
できるので情報の自由な流通を促進することができる。
【0042】(実施の形態7)図16は本発明の請求項
9に対応する実施の形態7における著作物データ再生装
置91の構成を示す機能ブロック図である。図16にお
いて図1と異なるのは、固有暗号化部92、蓄積部9
3、固有復号部94を設けた点にある。固有暗号化部9
2には、ユーザには未知で装置固有の暗号化キーを用い
た暗号化アルゴリズムを組み込んだ演算回路、固有復号
部94には、その暗号化キーに対応した復号化アルゴリ
ズムを組み込んだ演算回路が使用できるほか、マイクロ
コンピュータまたは汎用コンピュータ上のコンピュータ
プログラムを使用して実現してもよい。また、蓄積部9
3には、大容量のメモリや外部記憶装置等が使用でき
る。
9に対応する実施の形態7における著作物データ再生装
置91の構成を示す機能ブロック図である。図16にお
いて図1と異なるのは、固有暗号化部92、蓄積部9
3、固有復号部94を設けた点にある。固有暗号化部9
2には、ユーザには未知で装置固有の暗号化キーを用い
た暗号化アルゴリズムを組み込んだ演算回路、固有復号
部94には、その暗号化キーに対応した復号化アルゴリ
ズムを組み込んだ演算回路が使用できるほか、マイクロ
コンピュータまたは汎用コンピュータ上のコンピュータ
プログラムを使用して実現してもよい。また、蓄積部9
3には、大容量のメモリや外部記憶装置等が使用でき
る。
【0043】以上のように構成された著作物データ再生
装置91において、以下その動作について図17を参照
しながら説明する。本実施の形態7において実施の形態
1と異なるのは、入力部2Bにおいて入力データを暗号
化された著作物データ11として固有暗号化部92にも
送り(ST111)、固有暗号化部92では、これをさ
らに装置固有の暗号化キーを用いたアルゴリズムで暗号
化して(ST112)、固有暗号化著作物データ11A
として蓄積部93に蓄積し(ST113)、固有復号部
94では、蓄積部93から蓄積された固有暗号化著作物
データ11Aを取り出して、その暗号化キーに対応した
復号化アルゴリズムで復号化し(ST121)、もとの
暗号化された著作物データ11として分離部3Bに供給
できる点にある。あとのST122から130までは図
2のST2から10までと同じである。
装置91において、以下その動作について図17を参照
しながら説明する。本実施の形態7において実施の形態
1と異なるのは、入力部2Bにおいて入力データを暗号
化された著作物データ11として固有暗号化部92にも
送り(ST111)、固有暗号化部92では、これをさ
らに装置固有の暗号化キーを用いたアルゴリズムで暗号
化して(ST112)、固有暗号化著作物データ11A
として蓄積部93に蓄積し(ST113)、固有復号部
94では、蓄積部93から蓄積された固有暗号化著作物
データ11Aを取り出して、その暗号化キーに対応した
復号化アルゴリズムで復号化し(ST121)、もとの
暗号化された著作物データ11として分離部3Bに供給
できる点にある。あとのST122から130までは図
2のST2から10までと同じである。
【0044】このように、本実施の形態7によれば、実
施の形態1の効果に加え、不正侵入から著作物データを
保護しつつ著作物データを蓄積することができる。
施の形態1の効果に加え、不正侵入から著作物データを
保護しつつ著作物データを蓄積することができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、暗号化
された著作物データを解読・復号するためのキーの不正
侵入による盗難や、その結果予想される著作物データの
不正な再生を防止することができ、加えて著作物データ
の再生に際して適正な対価を徴収することができるとい
う有利な効果が得られる。
された著作物データを解読・復号するためのキーの不正
侵入による盗難や、その結果予想される著作物データの
不正な再生を防止することができ、加えて著作物データ
の再生に際して適正な対価を徴収することができるとい
う有利な効果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態1における著作物データ再
生装置の構成を示す機能ブロック図
生装置の構成を示す機能ブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における動作を示すフロ
ー図
ー図
【図3】本発明の実施の形態1におけるデータのフォー
マット図
マット図
【図4】本発明の実施の形態2における著作物データ再
生装置の構成を示す機能ブロック図
生装置の構成を示す機能ブロック図
【図5】本発明の実施の形態2における動作を示すフロ
ー図
ー図
【図6】本発明の実施の形態2におけるデータのフォー
マット図
マット図
【図7】本発明の実施の形態3における著作物データ再
生装置の構成を示す機能ブロック図
生装置の構成を示す機能ブロック図
【図8】本発明の実施の形態3における動作を示すフロ
ー図
ー図
【図9】本発明の実施の形態3によるデータのフォーマ
ット図
ット図
【図10】本発明の実施の形態4における著作物データ
再生装置の構成を示す機能ブロック図
再生装置の構成を示す機能ブロック図
【図11】本発明の実施の形態4における動作を示すフ
ロー図
ロー図
【図12】本発明の実施の形態5における著作物データ
再生装置の構成を示す機能ブロック図
再生装置の構成を示す機能ブロック図
【図13】本発明の実施の形態5における動作を示すフ
ロー図
ロー図
【図14】本発明の実施の形態6における著作物データ
再生装置の構成を示す機能ブロック図
再生装置の構成を示す機能ブロック図
【図15】本発明の実施の形態6における動作を示すフ
ロー図
ロー図
【図16】本発明の実施の形態7における著作物データ
再生装置の構成を示す機能ブロック図
再生装置の構成を示す機能ブロック図
【図17】本発明の実施の形態7における動作を示すフ
ロー図
ロー図
【図18】従来の著作物データ再生装置の構成を示す機
能ブロック図
能ブロック図
1、21、41、61、71、81、91 著作物デー
タ再生装置 2 入力部 3 分離部 4 交信部 5 通信路 6 送信部 7 受信部 8 交信解読部 9 復号部 10 再生部 22 判定部 42 認証入力部 62 選択部 72 交信解読キー発生部 82 出力部 92 固有暗号化部 93 蓄積部 94 固有復号部
タ再生装置 2 入力部 3 分離部 4 交信部 5 通信路 6 送信部 7 受信部 8 交信解読部 9 復号部 10 再生部 22 判定部 42 認証入力部 62 選択部 72 交信解読キー発生部 82 出力部 92 固有暗号化部 93 蓄積部 94 固有復号部
Claims (9)
- 【請求項1】 通信路または情報記録媒体から入力され
た暗号化された著作物データを、有線もしくは無線通信
を通じて情報提供者から利用承認を受けることによって
入手した暗号解読キーを用いて復号化して再生すること
を特徴とする著作物データ再生方法。 - 【請求項2】 データの識別子と毎回異なるキーで暗号
化された情報本体とからなる著作物データを通信路また
は情報記録媒体から入力する入力手段と、前記入力手段
から入力された著作物データをデータの識別子と暗号化
された情報本体とに分離する分離手段と、当該著作物デ
ータの利用の承認を求めるために前記分離手段により得
たデータの識別子を情報提供者に送り、許可回答として
当該著作物データに対して用いられた暗号解読キーを入
手する有線もしくは無線通信を用いた交信手段と、前記
交信手段により得られた暗号解読キーを用いて前記分離
手段により得られた暗号化された情報本体を復号化する
復号手段と、前記復号手段により得られた復号化した情
報本体を人間の視聴覚もしくは触覚等で感知できる状態
に再生する再生手段とを備えた著作物データ再生装置。 - 【請求項3】 入力手段が、データの識別子と条件情報
とこの条件情報が特定の場合にのみ毎回異なるキーで暗
号化された情報本体とからなる著作物データを通信路ま
たは情報記録媒体により入力するものであり、分離手段
が、前記入力手段から入力された著作物データをデータ
の識別子と条件情報と情報本体とに分離するものであ
り、前記分離手段により得られた条件情報に基づいて利
用承認の要否を判定する判定手段を備え、前記判定手段
により得られた判定結果が承認不要の場合には、交信手
段および復号手段の働きを抑止して、前記分離手段によ
り得られた情報本体をそのまま復号化して再生手段へ供
給する請求項2記載の著作物データ再生装置。 - 【請求項4】 交信手段が、データの識別子を事前に登
録されたユーザ識別情報とともに通信路を介して情報提
供者に送る送信部と、通信路を介して情報提供者から当
該著作物データに対して用いられた暗号化された暗号解
読キーを受信する受信部と、前記受信部により得られた
暗号化された暗号解読キーを、内部に保持した交信解読
キーを用いて解読する交信解読部とを備えた請求項2ま
たは3記載の著作物データ再生装置。 - 【請求項5】 送信部が、著作物データの利用の承認を
求める際に、データの識別子およびユーザ識別情報とと
もに、事前に登録された認証情報を情報提供者に送るも
のである請求項4記載の著作物データ再生装置。 - 【請求項6】 送信部および受信部が、複数の通信路を
選択して使用するものである請求項4記載の著作物デー
タ再生装置。 - 【請求項7】 交信解読部が、ユーザ側と情報提供者側
とで同期して切り替わる交信解読キーを用いて、暗号化
された暗号解読キーを解読するものである請求項4記載
の著作物データ再生装置。 - 【請求項8】 入力されたデータを通信路または情報記
録媒体に出力する手段を備えた請求項2から7のいずれ
かに記載の著作物データ再生装置。 - 【請求項9】 入力されたデータを固有の暗号化キーで
暗号化する固有暗号化手段と、前記暗号化手段により固
有暗号化された入力データを蓄積する蓄積手段と、前記
蓄積手段により蓄積された固有暗号化データを復号化し
て分離手段へ供給する固有復号手段とを備えた請求項2
から7のいずれかに記載の著作物データ再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8119368A JPH09307545A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 著作物データ再生方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8119368A JPH09307545A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 著作物データ再生方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09307545A true JPH09307545A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14759778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8119368A Pending JPH09307545A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 著作物データ再生方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09307545A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000048483A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-02-18 | Victor Co Of Japan Ltd | 情報処理方法及び情報処理装置 |
JP2004336392A (ja) * | 2003-05-07 | 2004-11-25 | Sony Corp | データ通信システム、データ送信装置及びデータ送信方法、データ受信装置及びデータ受信方法、並びにコンピュータ・プログラム |
JP2009087065A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Toshiba Corp | 情報処理装置、およびコンテンツリスト表示方法 |
US8255679B2 (en) | 2007-04-20 | 2012-08-28 | Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. | Receiver and receiving method |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP8119368A patent/JPH09307545A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000048483A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-02-18 | Victor Co Of Japan Ltd | 情報処理方法及び情報処理装置 |
JP2004336392A (ja) * | 2003-05-07 | 2004-11-25 | Sony Corp | データ通信システム、データ送信装置及びデータ送信方法、データ受信装置及びデータ受信方法、並びにコンピュータ・プログラム |
US8255679B2 (en) | 2007-04-20 | 2012-08-28 | Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. | Receiver and receiving method |
JP2009087065A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Toshiba Corp | 情報処理装置、およびコンテンツリスト表示方法 |
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