JPH09302925A - コンクリート打設工法とそれに使用される自昇式コンクリート型枠 - Google Patents
コンクリート打設工法とそれに使用される自昇式コンクリート型枠Info
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- JPH09302925A JPH09302925A JP12361296A JP12361296A JPH09302925A JP H09302925 A JPH09302925 A JP H09302925A JP 12361296 A JP12361296 A JP 12361296A JP 12361296 A JP12361296 A JP 12361296A JP H09302925 A JPH09302925 A JP H09302925A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 足場の組立てや解体に手間がかかる。コンク
リート養生時の品質確保が難しい。アンカーボルト埋込
み位置を正確にしないと型枠の連結が難しい。 【解決手段】 幅方向に2以上に分割されて互いに上下
にスライド可能に連結された分割型枠を、コンクリート
打設箇所に設置すると共にアンカーボルトに支持させて
同一平面に揃え、分割型枠の内側にコンクリートを打設
し、硬化したコンクリートからいずれかの分割型枠を脱
型し、脱型した分割型枠を他方の分割型枠に沿って上昇
させ、上昇した分割型枠をそのアンカーボルト7に支持
させて保持し、次に他方の分割型枠を脱型し、その分割
型枠を先に上昇させた分割型枠に沿って上昇させてアン
カーボルトに支持させて先に上昇させた分割型枠と同一
面に並べ、これら分割型枠の内側にコンクリートを打設
し、以下、分割型枠の脱型、分割型枠の上昇及び同一面
に揃えてのアンカーボルトへの保持、コンクリートの打
設を繰返してコンクリートを段階的に構築するようにし
た。
リート養生時の品質確保が難しい。アンカーボルト埋込
み位置を正確にしないと型枠の連結が難しい。 【解決手段】 幅方向に2以上に分割されて互いに上下
にスライド可能に連結された分割型枠を、コンクリート
打設箇所に設置すると共にアンカーボルトに支持させて
同一平面に揃え、分割型枠の内側にコンクリートを打設
し、硬化したコンクリートからいずれかの分割型枠を脱
型し、脱型した分割型枠を他方の分割型枠に沿って上昇
させ、上昇した分割型枠をそのアンカーボルト7に支持
させて保持し、次に他方の分割型枠を脱型し、その分割
型枠を先に上昇させた分割型枠に沿って上昇させてアン
カーボルトに支持させて先に上昇させた分割型枠と同一
面に並べ、これら分割型枠の内側にコンクリートを打設
し、以下、分割型枠の脱型、分割型枠の上昇及び同一面
に揃えてのアンカーボルトへの保持、コンクリートの打
設を繰返してコンクリートを段階的に構築するようにし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリートを上方に段
階的に打設して、煙突、タワー、橋脚、高架水槽等の高
構造物を施工するコンクリート打設工法と、それに使用
される自昇式コンクリート型枠に関するものである。
階的に打設して、煙突、タワー、橋脚、高架水槽等の高
構造物を施工するコンクリート打設工法と、それに使用
される自昇式コンクリート型枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】煙突、タワー、橋脚、高架水槽等の高構
造物を施工する方法としてはこれまでも種々の施工方法
が開発されているが、ここでは高さが数十〜百メートル
に達するような高架橋用の高橋脚を施工する方法に限っ
て説明する。従来、高橋脚を施工する方法としては、総
足場工法、スリップフォーム工法、クライミングフォー
ム工法があった。
造物を施工する方法としてはこれまでも種々の施工方法
が開発されているが、ここでは高さが数十〜百メートル
に達するような高架橋用の高橋脚を施工する方法に限っ
て説明する。従来、高橋脚を施工する方法としては、総
足場工法、スリップフォーム工法、クライミングフォー
ム工法があった。
【0003】総足場工法は、施工する橋脚の周囲に地上
面から完成時の橋脚の高さに等しい所まで足場を組み上
げ、この足場を利用して橋脚施工用の型枠を地上側から
段階的に上昇させ、各段階で鉄筋・支持鋼棒の組み立て
や、型枠のセット、型枠へのコンクリート打設、型枠の
取り外しを行って橋脚のコンクリートを完成させるもの
である。
面から完成時の橋脚の高さに等しい所まで足場を組み上
げ、この足場を利用して橋脚施工用の型枠を地上側から
段階的に上昇させ、各段階で鉄筋・支持鋼棒の組み立て
や、型枠のセット、型枠へのコンクリート打設、型枠の
取り外しを行って橋脚のコンクリートを完成させるもの
である。
【0004】スリップフォーム工法は、橋脚用に組み立
てられた垂直支持鋼棒を利用して既設橋脚の上部に足場
及び型枠を備えた構造物を吊り下げ、この吊り下げた構
造物を油圧式クライミングジャッキにより微小量(3〜
5cm)ずつ引き上げながら前記型枠内に連続的にコン
クリートを打設して、橋脚のコンクリートを完成させる
ものである。
てられた垂直支持鋼棒を利用して既設橋脚の上部に足場
及び型枠を備えた構造物を吊り下げ、この吊り下げた構
造物を油圧式クライミングジャッキにより微小量(3〜
5cm)ずつ引き上げながら前記型枠内に連続的にコン
クリートを打設して、橋脚のコンクリートを完成させる
ものである。
【0005】クライミングフォーム工法は、足場及び型
枠を備えた構造物の下端を既設橋脚の外壁(固まったコ
ンクリート)に設けたアンカーボルトに固定して同構造
物を既設橋脚の上部に自立させ、この構造物内で補強鉄
筋の組み立てや型枠のセット、型枠へのコンクリートの
打設及びアンカーボルトの埋込みを行ない、その後にこ
の型枠を先のコンクリート打設時に設けたアンカーボル
トに支持して固定すると共に、構造物の下端のアンカー
ボルトを切り離して、型枠と上下スライド可能に連結し
た構造物を次の施工位置に上昇させ、所定の位置にてこ
の構造物の下端をより高い位置のアンカーボルトに付け
替えて同構造物を自立させる。これらの作業を繰り返し
て段階的に橋脚のコンクリートを完成させる。なお、ア
ンカーボルトは橋脚を施工する段階で橋脚の外壁面に取
り付けていく。
枠を備えた構造物の下端を既設橋脚の外壁(固まったコ
ンクリート)に設けたアンカーボルトに固定して同構造
物を既設橋脚の上部に自立させ、この構造物内で補強鉄
筋の組み立てや型枠のセット、型枠へのコンクリートの
打設及びアンカーボルトの埋込みを行ない、その後にこ
の型枠を先のコンクリート打設時に設けたアンカーボル
トに支持して固定すると共に、構造物の下端のアンカー
ボルトを切り離して、型枠と上下スライド可能に連結し
た構造物を次の施工位置に上昇させ、所定の位置にてこ
の構造物の下端をより高い位置のアンカーボルトに付け
替えて同構造物を自立させる。これらの作業を繰り返し
て段階的に橋脚のコンクリートを完成させる。なお、ア
ンカーボルトは橋脚を施工する段階で橋脚の外壁面に取
り付けていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
総足場工法では、橋脚の高さが高くなると足場の材料も
多く必要になりコスト高となる他、足場の組み立てや解
体の時間と手間も多くかかり、工期と工費が膨れ上がる
という問題があった。
総足場工法では、橋脚の高さが高くなると足場の材料も
多く必要になりコスト高となる他、足場の組み立てや解
体の時間と手間も多くかかり、工期と工費が膨れ上がる
という問題があった。
【0007】前記のスリップフォーム工法では、硬化し
つつあるコンクリートが連続的な型枠の引き上げにより
こすられながら脱型されるため、コンクリートの養生管
理面での品質確保が難しい。またコンクリート表面が粗
面となり、美観を損ねる。この他、垂直方向の傾斜補正
が難しく、正確さを求めるためには常時正確な計測作業
が必要となり作業が面倒である。また施工装置が非常に
高価である。
つつあるコンクリートが連続的な型枠の引き上げにより
こすられながら脱型されるため、コンクリートの養生管
理面での品質確保が難しい。またコンクリート表面が粗
面となり、美観を損ねる。この他、垂直方向の傾斜補正
が難しく、正確さを求めるためには常時正確な計測作業
が必要となり作業が面倒である。また施工装置が非常に
高価である。
【0008】前記のクライミングフォーム工法では、総
足場工法やスリップフォーム工法の問題はないが、構造
物を取り付けるアンカーボルトの埋め込み位置に僅かで
もズレがあると、構造物を連結して固定することができ
ない。従ってアンカーボルトを毎回正確に橋脚の外壁コ
ンクリートに取り付けなければならないが、この作業に
は手間と時間がかかる。また構造物とアンカーフレーム
を連結したり外したりする付け替え作業は非常に危険で
ある。
足場工法やスリップフォーム工法の問題はないが、構造
物を取り付けるアンカーボルトの埋め込み位置に僅かで
もズレがあると、構造物を連結して固定することができ
ない。従ってアンカーボルトを毎回正確に橋脚の外壁コ
ンクリートに取り付けなければならないが、この作業に
は手間と時間がかかる。また構造物とアンカーフレーム
を連結したり外したりする付け替え作業は非常に危険で
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のコンクリート打
設工法と自昇式コンクリート型枠は、前記したクライミ
ングフォーム工法に利用するのに適するものである。
設工法と自昇式コンクリート型枠は、前記したクライミ
ングフォーム工法に利用するのに適するものである。
【0010】本発明のうち請求項1記載のコンクリート
打設工法は、幅方向に2以上に分割された分割型枠2、
3が互いに上下にスライド可能に連結され、夫々の分割
型枠2、3に保持機構5が設けられ、いずれか又は全て
の分割型枠にそれらを互いに昇降可能とした昇降機構6
が設けられてなるコンクリート型枠1をコンクリート打
設箇所に設置し、夫々の分割型枠2、3の保持機構5を
打設済コンクリート4から外側に突設されているアンカ
ーボルト7に支持させて同一平面に揃え、そのコンクリ
ート型枠1の内側にコンクリートを打設し、打設したコ
ンクリートが硬化してからいずれかの分割型枠を脱型
し、脱型した分割型枠を他方の分割型枠に沿って昇降機
構6により上昇させ、上昇した分割型枠をその保持機構
5により下方のアンカーボルト7に支持させ、次に、他
方の分割型枠を脱型し、その分割型枠を先に上昇させた
分割型枠に沿って昇降機構6により上昇させ、同分割型
枠をその保持機構5により下方のアンカーボルト7に支
持させて先に上昇させた分割型枠と同一面に並べ、この
コンクリート型枠1の内側にコンクリートを打設し、以
下、前記の分割型枠の脱型、分割型枠の上昇及び同一面
に揃えてのアンカーボルト7への支持、コンクリートの
打設を繰返してコンクリートを段階的に縦方向に構築す
るようにしたものである。
打設工法は、幅方向に2以上に分割された分割型枠2、
3が互いに上下にスライド可能に連結され、夫々の分割
型枠2、3に保持機構5が設けられ、いずれか又は全て
の分割型枠にそれらを互いに昇降可能とした昇降機構6
が設けられてなるコンクリート型枠1をコンクリート打
設箇所に設置し、夫々の分割型枠2、3の保持機構5を
打設済コンクリート4から外側に突設されているアンカ
ーボルト7に支持させて同一平面に揃え、そのコンクリ
ート型枠1の内側にコンクリートを打設し、打設したコ
ンクリートが硬化してからいずれかの分割型枠を脱型
し、脱型した分割型枠を他方の分割型枠に沿って昇降機
構6により上昇させ、上昇した分割型枠をその保持機構
5により下方のアンカーボルト7に支持させ、次に、他
方の分割型枠を脱型し、その分割型枠を先に上昇させた
分割型枠に沿って昇降機構6により上昇させ、同分割型
枠をその保持機構5により下方のアンカーボルト7に支
持させて先に上昇させた分割型枠と同一面に並べ、この
コンクリート型枠1の内側にコンクリートを打設し、以
下、前記の分割型枠の脱型、分割型枠の上昇及び同一面
に揃えてのアンカーボルト7への支持、コンクリートの
打設を繰返してコンクリートを段階的に縦方向に構築す
るようにしたものである。
【0011】本発明のうち請求項2記載のコンクリート
打設工法は、請求項1記載のコンクリート打設工法にお
いて、必要時に、分割型枠2、3の下方に、アンカーボ
ルト7に支持可能な増設保持機構13を備えた増設ポス
ト12を連結し、分割型枠2、3の保持機構5をアンカ
ーボルト7に支持させると共に、増設保持機構13を分
割型枠2、3の保持機構5を支持するアンカーボルト7
よりも下方のアンカーボルト7に支持させるようにした
ものである。
打設工法は、請求項1記載のコンクリート打設工法にお
いて、必要時に、分割型枠2、3の下方に、アンカーボ
ルト7に支持可能な増設保持機構13を備えた増設ポス
ト12を連結し、分割型枠2、3の保持機構5をアンカ
ーボルト7に支持させると共に、増設保持機構13を分
割型枠2、3の保持機構5を支持するアンカーボルト7
よりも下方のアンカーボルト7に支持させるようにした
ものである。
【0012】本発明のうち請求項3記載の自昇式コンク
リート型枠は図1に示す様に、コンクリート型枠1がそ
の幅方向に2以上に分割され、分割された夫々の分割型
枠2、3は図3、5に示す様に互いに上下にスライド可
能に連結され、夫々の分割型枠2、3に打設済みコンク
リート4に保持可能な保持機構5(図6〜図8)が設け
られ、双方又は一方の分割型枠2に両分割型枠2、3を
互いに昇降させる昇降機構6(図4、図5)が設けら
れ、昇降機構6はいずれかの分割型枠が保持機構5によ
り打設済みコンクリート4に保持されているときに、そ
の分割型枠に沿って他方の分割型枠を上昇可能としたも
のである。
リート型枠は図1に示す様に、コンクリート型枠1がそ
の幅方向に2以上に分割され、分割された夫々の分割型
枠2、3は図3、5に示す様に互いに上下にスライド可
能に連結され、夫々の分割型枠2、3に打設済みコンク
リート4に保持可能な保持機構5(図6〜図8)が設け
られ、双方又は一方の分割型枠2に両分割型枠2、3を
互いに昇降させる昇降機構6(図4、図5)が設けら
れ、昇降機構6はいずれかの分割型枠が保持機構5によ
り打設済みコンクリート4に保持されているときに、そ
の分割型枠に沿って他方の分割型枠を上昇可能としたも
のである。
【0013】本発明のうち請求項4記載の自昇式コンク
リート型枠は図1に示す様に、コンクリート型枠1が幅
方向内側の分割型枠2とその両外側の2つの分割型枠3
とに3分割され、内側の分割型枠2と外側の2つの分割
型枠3は互いに上下方向にスライド可能に連結され、夫
々の分割型枠2、3に打設済みコンクリート4に保持可
能な保持機構5(図6〜図8)が設けられ、内側の分割
型枠2と外側の分割型枠3の双方又は一方にそれらの分
割型枠2、3を互いに昇降させる昇降機構6(図4、図
5)が設けられ、昇降機構6はいずれかの分割型枠が保
持機構5により打設済みコンクリート4に保持されてい
るときに、その分割型枠に沿って他方の分割型枠を上昇
可能としたものである。
リート型枠は図1に示す様に、コンクリート型枠1が幅
方向内側の分割型枠2とその両外側の2つの分割型枠3
とに3分割され、内側の分割型枠2と外側の2つの分割
型枠3は互いに上下方向にスライド可能に連結され、夫
々の分割型枠2、3に打設済みコンクリート4に保持可
能な保持機構5(図6〜図8)が設けられ、内側の分割
型枠2と外側の分割型枠3の双方又は一方にそれらの分
割型枠2、3を互いに昇降させる昇降機構6(図4、図
5)が設けられ、昇降機構6はいずれかの分割型枠が保
持機構5により打設済みコンクリート4に保持されてい
るときに、その分割型枠に沿って他方の分割型枠を上昇
可能としたものである。
【0014】本発明のうち請求項5記載の自昇式コンク
リート型枠は、分割型枠2、3の保持機構5が図6〜図
9に示す様に、コンクリート4に埋め込まれたアンカー
ボルト7のうちコンクリート4より外側に突出する頭部
8(図9)に取付けられた支持具9(図7、図9)とそ
れに着脱可能なるように装着したキャップ10(図8)
との間の凹陥支持部11に上方から落し込んで装着で
き、キャップ10を取外してアンカーボルト7の軸線方
向に引き戻すと凹陥支持部11から取外し可能なる様に
形成されてなるものである。
リート型枠は、分割型枠2、3の保持機構5が図6〜図
9に示す様に、コンクリート4に埋め込まれたアンカー
ボルト7のうちコンクリート4より外側に突出する頭部
8(図9)に取付けられた支持具9(図7、図9)とそ
れに着脱可能なるように装着したキャップ10(図8)
との間の凹陥支持部11に上方から落し込んで装着で
き、キャップ10を取外してアンカーボルト7の軸線方
向に引き戻すと凹陥支持部11から取外し可能なる様に
形成されてなるものである。
【0015】本発明のうち請求項6記載の自昇式コンク
リート型枠は、分割型枠2、3の下方に図2、図4に示
す様に増設ポスト12を連結し、増設ポスト12に増設
保持機構13を設けたものである。
リート型枠は、分割型枠2、3の下方に図2、図4に示
す様に増設ポスト12を連結し、増設ポスト12に増設
保持機構13を設けたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の自昇式コンクリート型枠
の実施の形態を図1〜図9に基づいて詳細に説明する。
図1に示す自昇式コンクリート型枠は打設済コンクリー
ト4の外側にあてがうコンクリート型枠1を、その幅方
向内側の分割型枠2と、その両外側の2つの分割型枠3
との3つに分割されている。
の実施の形態を図1〜図9に基づいて詳細に説明する。
図1に示す自昇式コンクリート型枠は打設済コンクリー
ト4の外側にあてがうコンクリート型枠1を、その幅方
向内側の分割型枠2と、その両外側の2つの分割型枠3
との3つに分割されている。
【0017】内側の分割型枠2は図1、図2に示す様
に、内型本体21と、内型構造体22とからなる。内型
本体21は図3に示す様に、横方向に間隔をあけて配置
した4本の内型前方支柱23の背後に2本の前方横材2
4を横向きに配置し、前方支柱23の前端に図1、図2
に示す様に内型板25を取付けてなる。内型構造体22
は図3に示す様に2本の後方支柱26を横方向に間隔を
あけて配置し、その両外側に2本の角パイプによる後方
連結柱27を配置し、その後方連結柱27と後方支柱2
6とを上下の後方横材28により連結し、後方横材28
と前方横材24との間に、ジャッキによる内型伸縮具2
9を上方、下方、斜めに取付けて、それら伸縮具29を
延ばすと内型本体21(図1、図2)が前方に押され、
縮めると内型本体21が後方に引き戻されるようにして
ある。
に、内型本体21と、内型構造体22とからなる。内型
本体21は図3に示す様に、横方向に間隔をあけて配置
した4本の内型前方支柱23の背後に2本の前方横材2
4を横向きに配置し、前方支柱23の前端に図1、図2
に示す様に内型板25を取付けてなる。内型構造体22
は図3に示す様に2本の後方支柱26を横方向に間隔を
あけて配置し、その両外側に2本の角パイプによる後方
連結柱27を配置し、その後方連結柱27と後方支柱2
6とを上下の後方横材28により連結し、後方横材28
と前方横材24との間に、ジャッキによる内型伸縮具2
9を上方、下方、斜めに取付けて、それら伸縮具29を
延ばすと内型本体21(図1、図2)が前方に押され、
縮めると内型本体21が後方に引き戻されるようにして
ある。
【0018】図3の後方横材28のうち2本の後方支柱
26の位置から後方に方形枠状の内連結子32が突設さ
れ、2本の後方連結柱27から後方に角孔のあいている
保持子33が突設され、後方横材28の長手方向両端に
ローラ−チェーン止め金具34が取付けられている。
26の位置から後方に方形枠状の内連結子32が突設さ
れ、2本の後方連結柱27から後方に角孔のあいている
保持子33が突設され、後方横材28の長手方向両端に
ローラ−チェーン止め金具34が取付けられている。
【0019】図1に示す2個の外側の分割型枠3は外型
構造体41の先端に外型板42を取付けてなる。外側構
造体41は図5に示す横長方形のフレーム43の内側に
2本の外型支柱44を取付け、フレーム43の両外側の
縦材45の後方に位置決め用支柱46を連結し、その位
置決め用支柱46及び縦材45の下から前方に支持材4
7を突設し、支持材47から斜め上方に補強材48を突
設し、その支持材47と補強材48の先端に図4に示す
様に縦長の受材49を取付け、その受材49に図1、図
4に示す様に取り付けたネジ式ジャッキによる外型枠伸
縮具50の先に外型板42を取付けてなる。これによ
り、外型枠伸縮具50を延ばすと外型板42が打設済コ
ンクリート4に圧接し、縮めると打設済コンクリート4
から離れるようにしてある。前記の位置決め用支柱46
には、その縦方向に間隔をあけて止め孔87が開口され
ている。また、図4に示す様に受材49の先方にはガイ
ドローラRが回転自在に取り付けられており、このガイ
ドローラRは図示されていないローラ用伸縮具の伸縮に
より打設済コンクリート4に接触したり、それから離れ
たりするようにしてある。
構造体41の先端に外型板42を取付けてなる。外側構
造体41は図5に示す横長方形のフレーム43の内側に
2本の外型支柱44を取付け、フレーム43の両外側の
縦材45の後方に位置決め用支柱46を連結し、その位
置決め用支柱46及び縦材45の下から前方に支持材4
7を突設し、支持材47から斜め上方に補強材48を突
設し、その支持材47と補強材48の先端に図4に示す
様に縦長の受材49を取付け、その受材49に図1、図
4に示す様に取り付けたネジ式ジャッキによる外型枠伸
縮具50の先に外型板42を取付けてなる。これによ
り、外型枠伸縮具50を延ばすと外型板42が打設済コ
ンクリート4に圧接し、縮めると打設済コンクリート4
から離れるようにしてある。前記の位置決め用支柱46
には、その縦方向に間隔をあけて止め孔87が開口され
ている。また、図4に示す様に受材49の先方にはガイ
ドローラRが回転自在に取り付けられており、このガイ
ドローラRは図示されていないローラ用伸縮具の伸縮に
より打設済コンクリート4に接触したり、それから離れ
たりするようにしてある。
【0020】図5のフレーム43の上横材51のうち外
型支柱44の位置から前方に方形枠状の外連結子52が
突設され、上横材51の長手方向両端の上にモータMが
取付けられ、フレーム43の下横材53の長手方向両端
にスプロケット54が回転自在に設けられ、モータMと
スプロケット54と内型枠2のローラーチェーン止め金
具34との間にローラーチェーン55を掛けて、モータ
M4の正逆回転に応じてスプロケット54が正逆回転す
るようにしてある。このモータM、スプロケット54、
ローラーチェーン止め金具34により昇降機構6が構成
されている。
型支柱44の位置から前方に方形枠状の外連結子52が
突設され、上横材51の長手方向両端の上にモータMが
取付けられ、フレーム43の下横材53の長手方向両端
にスプロケット54が回転自在に設けられ、モータMと
スプロケット54と内型枠2のローラーチェーン止め金
具34との間にローラーチェーン55を掛けて、モータ
M4の正逆回転に応じてスプロケット54が正逆回転す
るようにしてある。このモータM、スプロケット54、
ローラーチェーン止め金具34により昇降機構6が構成
されている。
【0021】前記した内側の分割型枠2と外側の分割型
枠3は図3、図5に示す様に連結してある。即ち、内側
の分割型枠2の内連結子32内に外側の分割型枠3の外
型支柱44を上下にスライド可能に差込み、内側の分割
型枠2の保持子33に外側の分割型枠3のフレーム43
の位置決め用支柱46を上下にスライド可能に差込み、
内側の分割型枠2の後方連結柱27にフレーム43の両
外側の縦材45を差込み、外側の分割型枠3の外連結子
52内に内側の分割型枠2の後方支柱26を上下にスラ
イド可能に差込んである。なお、外側の分割型枠3の背
丈は内側の分割型枠2の背丈の約2倍として、その背丈
差内において内側の分割型枠2が外側の分割型枠3に沿
って昇降できるようにしてある。
枠3は図3、図5に示す様に連結してある。即ち、内側
の分割型枠2の内連結子32内に外側の分割型枠3の外
型支柱44を上下にスライド可能に差込み、内側の分割
型枠2の保持子33に外側の分割型枠3のフレーム43
の位置決め用支柱46を上下にスライド可能に差込み、
内側の分割型枠2の後方連結柱27にフレーム43の両
外側の縦材45を差込み、外側の分割型枠3の外連結子
52内に内側の分割型枠2の後方支柱26を上下にスラ
イド可能に差込んである。なお、外側の分割型枠3の背
丈は内側の分割型枠2の背丈の約2倍として、その背丈
差内において内側の分割型枠2が外側の分割型枠3に沿
って昇降できるようにしてある。
【0022】内側の分割型枠2と外側の分割型枠3とを
前記のように連結することにより、モータMを正回転さ
せると内側の分割型枠2が外側の分割型枠3に沿って上
昇し、モータMを逆回転させると内側の分割型枠2が外
側の分割型枠3に沿って降下するようにしてある。従っ
て、外側の分割型枠3を打設済コンクリート4に支持し
て固定し、内側の分割型枠2を外側の分割型枠3に沿っ
て上下にスライド可能なフリーの状態にしておくと、モ
ータMの正回転時には内側の分割型枠2が外側の分割型
枠3に沿って上昇し、内側の分割型枠2を打設済コンク
リート4に支持して固定し、外側の分割型枠3を外型枠
2に沿って上下にスライド可能なフリーの状態にしてお
くと、モータMの逆回転時には外側の分割型枠3が内側
の分割型枠2に沿って上昇する。内側の分割型枠2又は
外側の分割型枠3が所定位置に到来したら、内側の分割
型枠2の保持子33の下から位置決め用支柱46の止め
孔87に止めピン(図示されていない)を差込むと、内
側の分割型枠2をその位置に支持することができる。
前記のように連結することにより、モータMを正回転さ
せると内側の分割型枠2が外側の分割型枠3に沿って上
昇し、モータMを逆回転させると内側の分割型枠2が外
側の分割型枠3に沿って降下するようにしてある。従っ
て、外側の分割型枠3を打設済コンクリート4に支持し
て固定し、内側の分割型枠2を外側の分割型枠3に沿っ
て上下にスライド可能なフリーの状態にしておくと、モ
ータMの正回転時には内側の分割型枠2が外側の分割型
枠3に沿って上昇し、内側の分割型枠2を打設済コンク
リート4に支持して固定し、外側の分割型枠3を外型枠
2に沿って上下にスライド可能なフリーの状態にしてお
くと、モータMの逆回転時には外側の分割型枠3が内側
の分割型枠2に沿って上昇する。内側の分割型枠2又は
外側の分割型枠3が所定位置に到来したら、内側の分割
型枠2の保持子33の下から位置決め用支柱46の止め
孔87に止めピン(図示されていない)を差込むと、内
側の分割型枠2をその位置に支持することができる。
【0023】図2に示す様に内側の分割型枠2の前方支
柱23の下端部には保持機構5が取付けられている。こ
の保持機構5は図6に示すように前方支柱23の下端部
に溶接等により取付けられたブラケット61と、その下
に螺子62とナット63とにより取付けられたL字状の
取付け板64と、その背面に螺子65とナット66とに
より取付けた平板状の嵌合板67とから構成されてい
る。
柱23の下端部には保持機構5が取付けられている。こ
の保持機構5は図6に示すように前方支柱23の下端部
に溶接等により取付けられたブラケット61と、その下
に螺子62とナット63とにより取付けられたL字状の
取付け板64と、その背面に螺子65とナット66とに
より取付けた平板状の嵌合板67とから構成されてい
る。
【0024】前記の嵌合板67の下部の2箇所には下向
きU字状で且つ下方広がりの嵌合凹部68が形成されて
いる。この嵌合板67は図7の様にスペーサ68を介在
させて取付け板64に取付けることにより、スペーサ6
8の厚さを変えると嵌合凹部68の前後方向への位置を
調節できるようにしてある。また、ブラケット61には
図7に示す様に長孔69を開口して、図6のナット63
を緩めると嵌合板67が横方向にスライド可能なるよう
にしてあり、このスライドにより嵌合凹部68の横方向
の位置を調節できるようにしてある。
きU字状で且つ下方広がりの嵌合凹部68が形成されて
いる。この嵌合板67は図7の様にスペーサ68を介在
させて取付け板64に取付けることにより、スペーサ6
8の厚さを変えると嵌合凹部68の前後方向への位置を
調節できるようにしてある。また、ブラケット61には
図7に示す様に長孔69を開口して、図6のナット63
を緩めると嵌合板67が横方向にスライド可能なるよう
にしてあり、このスライドにより嵌合凹部68の横方向
の位置を調節できるようにしてある。
【0025】前記の嵌合凹部68は図6〜図8に示すよ
うに、打設済みのコンクリート4に埋め込まれたアンカ
ーボルト7のうち、コンクリート4より外側に突出する
頭部8(図9)に取付けられた支持具9と、それに着脱
可能に取付けたキャップ10との間の凹陥支持部11
(図9(c))に上方から落し込んで嵌合することがで
き、キャップ10を取外すと、アンカーボルト7の軸線
方向に引くことにより凹陥支持部11から取外すことが
できるようにしてある。
うに、打設済みのコンクリート4に埋め込まれたアンカ
ーボルト7のうち、コンクリート4より外側に突出する
頭部8(図9)に取付けられた支持具9と、それに着脱
可能に取付けたキャップ10との間の凹陥支持部11
(図9(c))に上方から落し込んで嵌合することがで
き、キャップ10を取外すと、アンカーボルト7の軸線
方向に引くことにより凹陥支持部11から取外すことが
できるようにしてある。
【0026】支持具9は図9に明示するように、コンク
リート4に埋め込まれたアンカーボルト7のうちコンク
リート4より外側に突出する頭部8(図9)に着脱可能
としたものである。この支持具は頭部8への装着時にコ
ンクリート4に形成されている凹部70に差込み可能な
突部71と、頭部8への装着時にコンクリート4より外
側に突出する係止部72と、係止部72よりも外径が小
さく且つその外側に突出する支持部73と、支持部73
とほぼ同径で外周に螺子が形成されている連結部74と
を備えている。キャップ10は中心部にねじ穴が開けら
れており、そのねじ穴を支持具9の連結部74と螺合さ
せると、係止部72から離れてそれと対向するようにし
てある。係止部72とキャップ7の互いに対向する対向
面76、77は対向方向に次第に先細りになる斜面に形
成されて、2つの対向面76、77と支持部73とによ
り形成される凹陥支持部11(図9(c))に落とし込
まれる保持機構5が、その斜面に沿って案内されて支持
部73の上に落下するようにしてある。
リート4に埋め込まれたアンカーボルト7のうちコンク
リート4より外側に突出する頭部8(図9)に着脱可能
としたものである。この支持具は頭部8への装着時にコ
ンクリート4に形成されている凹部70に差込み可能な
突部71と、頭部8への装着時にコンクリート4より外
側に突出する係止部72と、係止部72よりも外径が小
さく且つその外側に突出する支持部73と、支持部73
とほぼ同径で外周に螺子が形成されている連結部74と
を備えている。キャップ10は中心部にねじ穴が開けら
れており、そのねじ穴を支持具9の連結部74と螺合さ
せると、係止部72から離れてそれと対向するようにし
てある。係止部72とキャップ7の互いに対向する対向
面76、77は対向方向に次第に先細りになる斜面に形
成されて、2つの対向面76、77と支持部73とによ
り形成される凹陥支持部11(図9(c))に落とし込
まれる保持機構5が、その斜面に沿って案内されて支持
部73の上に落下するようにしてある。
【0027】外側の分割型枠3の下方に取付けられてい
る保持機構5は、前記した内側の分割型枠2の保持機構
5と同じ構造であり、図4に示す外側の分割型枠3の受
材49の下方に取付けられている。
る保持機構5は、前記した内側の分割型枠2の保持機構
5と同じ構造であり、図4に示す外側の分割型枠3の受
材49の下方に取付けられている。
【0028】図2、図4に示す増設ポスト12は分割型
枠2、3の保持機構5よりも下方に設けられて、その保
持機構5を支持するアンカーボルト7よりも下方のアン
カーボルト7に係止するためのものである。この増設ポ
スト12は図6に示す様に分割型枠2、3の保持機構5
の下方に設けられており、その増設保持機構13の構造
は内側の分割型枠2、外側の分割型枠3の保持機構5と
同じにしてある。
枠2、3の保持機構5よりも下方に設けられて、その保
持機構5を支持するアンカーボルト7よりも下方のアン
カーボルト7に係止するためのものである。この増設ポ
スト12は図6に示す様に分割型枠2、3の保持機構5
の下方に設けられており、その増設保持機構13の構造
は内側の分割型枠2、外側の分割型枠3の保持機構5と
同じにしてある。
【0029】
【発明の実施の形態2】図示したものはコンクリート型
枠を3つに分割した場合であるが、コンクリート型枠は
2つ或は4つ以上に分割することもできる。その場合は
前記した様に夫々の分割型枠2、3を相互にスライド可
能に連結する共に、昇降機構6により互いに他方の分割
型枠に沿って昇降可能とし、また、夫々の分割型枠2、
3に保持機構5を設けてアンカーボルト7に保持できる
ようにする。
枠を3つに分割した場合であるが、コンクリート型枠は
2つ或は4つ以上に分割することもできる。その場合は
前記した様に夫々の分割型枠2、3を相互にスライド可
能に連結する共に、昇降機構6により互いに他方の分割
型枠に沿って昇降可能とし、また、夫々の分割型枠2、
3に保持機構5を設けてアンカーボルト7に保持できる
ようにする。
【0030】
【発明の実施の形態3】本発明の自昇式コンクリート型
枠を使用して、本発明のコンクリート打設工法により図
1に示す様な中空のコンクリート橋脚を打設する場合に
ついて以下に説明する。 1.図8(a)に示す様に、地面の上に基礎コンクリー
ト80を打設しておく。この場合、コンクリート打設時
にアンカーボルト7を埋設してその頭部を基礎コンクリ
ート80の外壁面より外側に突出させておく。 2.互いにスライド可能に組合わされている内側の分割
型枠2と外側の分割型枠3とを止めピンで止めて、両分
割型枠2、3を横一列に並べて高さを揃えておく。この
自昇式コンクリート型枠を図8(a)に示す基礎コンク
リート80の外周面上方に配置する。このとき内側の分
割型枠2と外側の分割型枠3の保持機構5をアンカーボ
ルト7の頭部に装着されている支持具9とキャップ10
とにより形成される凹陥支持部11に落し込んで、同支
持具9により支持する。 3.図1の自昇式コンクリート型枠の内側にコンクリー
トを打設する。このときアンカーボルトの根元側をコン
クリート内に埋め込み、頭部をコンクリートの外側に突
出させる。
枠を使用して、本発明のコンクリート打設工法により図
1に示す様な中空のコンクリート橋脚を打設する場合に
ついて以下に説明する。 1.図8(a)に示す様に、地面の上に基礎コンクリー
ト80を打設しておく。この場合、コンクリート打設時
にアンカーボルト7を埋設してその頭部を基礎コンクリ
ート80の外壁面より外側に突出させておく。 2.互いにスライド可能に組合わされている内側の分割
型枠2と外側の分割型枠3とを止めピンで止めて、両分
割型枠2、3を横一列に並べて高さを揃えておく。この
自昇式コンクリート型枠を図8(a)に示す基礎コンク
リート80の外周面上方に配置する。このとき内側の分
割型枠2と外側の分割型枠3の保持機構5をアンカーボ
ルト7の頭部に装着されている支持具9とキャップ10
とにより形成される凹陥支持部11に落し込んで、同支
持具9により支持する。 3.図1の自昇式コンクリート型枠の内側にコンクリー
トを打設する。このときアンカーボルトの根元側をコン
クリート内に埋め込み、頭部をコンクリートの外側に突
出させる。
【0031】4.打設したコンクリートが硬化したら内
側の分割型枠2を脱型する。この場合、内型枠伸縮具2
9を縮めて内側の分割型枠2を図10(a)に示す様に
後方に引き離す。また内側の分割型枠2と外側の分割型
枠3とを止めてある止めピンを抜いて両型枠を互いに上
下にスライド可能とする。 5.次に、モータMを正回転させて図10(b)に示す
様に内側の分割型枠2を外側の分割型枠3に沿って上昇
させる。このとき所定位置より多少高めの位置まで上昇
させて停止させる。この内側の分割型枠2の下方に図1
0(b)に示す様に内枠用足場85を取付ける。 6.内側の分割型枠2の停止を緩めて内側の分割型枠2
を多少降下させて、図11(a)に示す様に内側の分割
型枠2の保持機構5をそれより下方のアンカーボルトに
落とし込んで支持させてセットする。
側の分割型枠2を脱型する。この場合、内型枠伸縮具2
9を縮めて内側の分割型枠2を図10(a)に示す様に
後方に引き離す。また内側の分割型枠2と外側の分割型
枠3とを止めてある止めピンを抜いて両型枠を互いに上
下にスライド可能とする。 5.次に、モータMを正回転させて図10(b)に示す
様に内側の分割型枠2を外側の分割型枠3に沿って上昇
させる。このとき所定位置より多少高めの位置まで上昇
させて停止させる。この内側の分割型枠2の下方に図1
0(b)に示す様に内枠用足場85を取付ける。 6.内側の分割型枠2の停止を緩めて内側の分割型枠2
を多少降下させて、図11(a)に示す様に内側の分割
型枠2の保持機構5をそれより下方のアンカーボルトに
落とし込んで支持させてセットする。
【0032】7.外型枠伸縮具50の操作により外側の
分割型枠3を打設済コンクリート4より後方に引き離し
(脱型し)て、外側の分割型枠3が内側の分割型枠2に
沿って上昇可能なるようにしておく。また、ローラ用伸
縮具を操作してガイドローラRをコンクリート4に押し
付ける。 8.モータMを逆回転させて外側の分割枠体3を内側の
分割枠体2に沿って上昇させる。このとき所定位置より
多少高めの位置まで上昇させて停止させ、外側の分割型
枠3の下方に図11(b)に示す様に外枠用足場86を
取付ける。 9.停止を緩めて外側の分割型枠3及び増設ポスト12
を多少降下させ、外側の分割型枠3の保持機構5をそれ
より下方のアンカーボルトの上に落とし込んで支持さ
せ、図11(c)に示す様に外側の分割型枠3と内側の
分割型枠2を同一面に揃えてセットする。また、ローラ
用伸縮具を操作してガイドローラRを引っ込める。
分割型枠3を打設済コンクリート4より後方に引き離し
(脱型し)て、外側の分割型枠3が内側の分割型枠2に
沿って上昇可能なるようにしておく。また、ローラ用伸
縮具を操作してガイドローラRをコンクリート4に押し
付ける。 8.モータMを逆回転させて外側の分割枠体3を内側の
分割枠体2に沿って上昇させる。このとき所定位置より
多少高めの位置まで上昇させて停止させ、外側の分割型
枠3の下方に図11(b)に示す様に外枠用足場86を
取付ける。 9.停止を緩めて外側の分割型枠3及び増設ポスト12
を多少降下させ、外側の分割型枠3の保持機構5をそれ
より下方のアンカーボルトの上に落とし込んで支持さ
せ、図11(c)に示す様に外側の分割型枠3と内側の
分割型枠2を同一面に揃えてセットする。また、ローラ
用伸縮具を操作してガイドローラRを引っ込める。
【0033】10.位置決め用支柱46の止め孔87に
止めピンを差込んで、同一面に揃った内側の分割型枠2
と外側の分割型枠3を連結固定する。 11.同一面に揃った内側の分割型枠2及び外側の分割
型枠3の内側にコンクリートを打設すると同時に予めセ
ットしたアンカーボルトを埋め込む。 12.以下、前記4〜11の操作を繰り返して、順次、
上方にコンクリートを打設して、橋脚を成形する。 13.橋脚が完成したあとは内側の分割型枠2及び外側
の分割型枠3を上昇時とは逆に操作して降下させる。
止めピンを差込んで、同一面に揃った内側の分割型枠2
と外側の分割型枠3を連結固定する。 11.同一面に揃った内側の分割型枠2及び外側の分割
型枠3の内側にコンクリートを打設すると同時に予めセ
ットしたアンカーボルトを埋め込む。 12.以下、前記4〜11の操作を繰り返して、順次、
上方にコンクリートを打設して、橋脚を成形する。 13.橋脚が完成したあとは内側の分割型枠2及び外側
の分割型枠3を上昇時とは逆に操作して降下させる。
【0034】図示したものは本発明の自昇式コンクリー
ト型枠を中空橋脚の一辺の外側面にのみ配置した例であ
るが、本発明の自昇式コンクリート型枠は四つ用意し
て、それらの型枠を中空橋脚の四辺の外側面に配置し、
それらを連結具で連結して、四つの型枠が同期して昇降
するようにしたり、四つの自昇式コンクリート型枠を図
1に仮想線で示す様に中空橋脚の内面に配置して使用す
ることもできる。
ト型枠を中空橋脚の一辺の外側面にのみ配置した例であ
るが、本発明の自昇式コンクリート型枠は四つ用意し
て、それらの型枠を中空橋脚の四辺の外側面に配置し、
それらを連結具で連結して、四つの型枠が同期して昇降
するようにしたり、四つの自昇式コンクリート型枠を図
1に仮想線で示す様に中空橋脚の内面に配置して使用す
ることもできる。
【0035】前記したコンクリート打設工法は増設ポス
ト12を使用しない場合であるが、本発明の自昇式コン
クリート型枠は、初回のコンクリート打設後に内側の分
割型枠2、外側の分割型枠3を上昇させてから、それら
の分割型枠2、3の下方に増設ポスト12を連結し、増
設ポスト12の増設保持機構13を、分割型枠2、3の
保持機構5を保持するアンカーボルトよりも下方のアン
カーボルトに支持するようにすることもできる。
ト12を使用しない場合であるが、本発明の自昇式コン
クリート型枠は、初回のコンクリート打設後に内側の分
割型枠2、外側の分割型枠3を上昇させてから、それら
の分割型枠2、3の下方に増設ポスト12を連結し、増
設ポスト12の増設保持機構13を、分割型枠2、3の
保持機構5を保持するアンカーボルトよりも下方のアン
カーボルトに支持するようにすることもできる。
【0036】
【発明の効果】本発明のうち請求項3及び請求項4に記
載の自昇式コンクリート型枠は次のような効果がある。 .コンクリート型枠がその幅方向に2以上に分割され
ているので、自昇式ではあるが構造が簡潔であり、小型
化される。 .夫々の分割型枠に、打設済コンクリートに保持可能
な保持機構が設けられているので、分割型枠の支持が確
実になる。 .夫々の分割型枠が互いに上下にスライド可能に連結
され、しかも双方又は一方の分割型枠に両分割型枠を互
いに昇降させる昇降機構が設けられているので、いずれ
かの分割型枠が保持機構によりコンクリートに保持され
ているときに、その分割型枠に沿って他方の分割型枠を
上昇させることができ、昇降操作が容易である。
載の自昇式コンクリート型枠は次のような効果がある。 .コンクリート型枠がその幅方向に2以上に分割され
ているので、自昇式ではあるが構造が簡潔であり、小型
化される。 .夫々の分割型枠に、打設済コンクリートに保持可能
な保持機構が設けられているので、分割型枠の支持が確
実になる。 .夫々の分割型枠が互いに上下にスライド可能に連結
され、しかも双方又は一方の分割型枠に両分割型枠を互
いに昇降させる昇降機構が設けられているので、いずれ
かの分割型枠が保持機構によりコンクリートに保持され
ているときに、その分割型枠に沿って他方の分割型枠を
上昇させることができ、昇降操作が容易である。
【0037】本発明のうち請求項5記載の自昇式コンク
リート型枠は次のような効果がある。 .分割型枠の保持機構を、アンカーボルト或はアンカ
ーボルトの頭部に取付けられた支持具とそれに装着され
たキャップとの間の凹陥支持部に上方から落し込んで装
着することができるので、保持機構による内外の分割型
枠の支持が容易になる。 .支持具からキャップを外せば、凹陥支持部に支持さ
れている保持機構を上方に引上げることなく、そのまま
の位置で、内側の分割型枠及び外側の分割型枠を打設済
コンクリートから離れるように引き戻して、凹陥支持部
から取り外すことができ、保持機構により支持されてい
る内側の分割型枠及び外側の分割型枠を打設済コンクリ
ートから容易に脱型することができる。
リート型枠は次のような効果がある。 .分割型枠の保持機構を、アンカーボルト或はアンカ
ーボルトの頭部に取付けられた支持具とそれに装着され
たキャップとの間の凹陥支持部に上方から落し込んで装
着することができるので、保持機構による内外の分割型
枠の支持が容易になる。 .支持具からキャップを外せば、凹陥支持部に支持さ
れている保持機構を上方に引上げることなく、そのまま
の位置で、内側の分割型枠及び外側の分割型枠を打設済
コンクリートから離れるように引き戻して、凹陥支持部
から取り外すことができ、保持機構により支持されてい
る内側の分割型枠及び外側の分割型枠を打設済コンクリ
ートから容易に脱型することができる。
【0038】本発明のうち請求項6記載の自昇式コンク
リート型枠は、分割型枠の下方に増設ポストを連結し、
増設ポストに増設保持機構を設けたので、分割型枠の保
持機構と増設ポストの増設保持機構とを同時にアンカー
ボルト或はアンカーボルトに取り付けた支持具とキャッ
プとの間の凹陥支持部に支持することができ、分割型枠
の支持が安定する。
リート型枠は、分割型枠の下方に増設ポストを連結し、
増設ポストに増設保持機構を設けたので、分割型枠の保
持機構と増設ポストの増設保持機構とを同時にアンカー
ボルト或はアンカーボルトに取り付けた支持具とキャッ
プとの間の凹陥支持部に支持することができ、分割型枠
の支持が安定する。
【図1】本発明の自昇式コンクリート型枠の実施形態の
一例を示す平面図。
一例を示す平面図。
【図2】本発明の自昇式コンクリート型枠における内型
枠の側面図。
枠の側面図。
【図3】本発明の自昇式コンクリート型枠における内型
枠と外型枠の連結説明図。
枠と外型枠の連結説明図。
【図4】本発明の自昇式コンクリート型枠における外型
枠の側面図。
枠の側面図。
【図5】本発明の自昇式コンクリート型枠における外型
枠と内型枠の連結説明図。
枠と内型枠の連結説明図。
【図6】本発明の自昇式コンクリート型枠における保持
機構と補助保持機構の正面説明図。
機構と補助保持機構の正面説明図。
【図7】(a)は本発明の自昇式コンクリート型枠にお
ける保持機構と補助保持機構をコンクリート側より見た
斜視図、(b)は外側より見た斜視図。
ける保持機構と補助保持機構をコンクリート側より見た
斜視図、(b)は外側より見た斜視図。
【図8】本発明の自昇式コンクリート型枠の使用状態を
示すものであり、(a)は初回打設時の側面図、(b)
は2回目以降打設時の側面図。
示すものであり、(a)は初回打設時の側面図、(b)
は2回目以降打設時の側面図。
【図9】本発明の自昇式コンクリート型枠における保持
機構と補助保持機構を支持するアンカーボルトとそれに
取り付ける支持具の一例を示すものであり、(a)はア
ンカーボルトへ支持具を装着する前の説明図、(b)は
アンカーボルトへ支持具を装着した状態の説明図、
(c)はアンカーボルトへ装着した支持具にキャップを
装着した状態の説明図、(d)は(c)の状態の右側立
面図。
機構と補助保持機構を支持するアンカーボルトとそれに
取り付ける支持具の一例を示すものであり、(a)はア
ンカーボルトへ支持具を装着する前の説明図、(b)は
アンカーボルトへ支持具を装着した状態の説明図、
(c)はアンカーボルトへ装着した支持具にキャップを
装着した状態の説明図、(d)は(c)の状態の右側立
面図。
【図10】本発明の自昇式コンクリート型枠の昇降状態
を示すものであり、(a)は内型枠の脱型説明図、
(b)は内型枠の上昇説明図。
を示すものであり、(a)は内型枠の脱型説明図、
(b)は内型枠の上昇説明図。
【図11】本発明の自昇式コンクリート型枠の昇降状態
を示すものであり、(a)は内型枠のセット時の説明
図、(b)は外型枠の上昇説明図、(c)は外型枠のセ
ット時の説明図。
を示すものであり、(a)は内型枠のセット時の説明
図、(b)は外型枠の上昇説明図、(c)は外型枠のセ
ット時の説明図。
1はコンクリート型枠 2、3は分割型枠 4は打設済コンクリート 5は保持機構 6は昇降機構 7はアンカーボルト 8はアンカーボルトの頭部 9は支持具 10はキャップ 11は凹陥支持部 12は増設ポスト 13は増設保持機構
Claims (6)
- 【請求項1】幅方向に2以上に分割された分割型枠
(2、3)が互いに上下にスライド可能に連結され、夫
々の分割型枠(2、3)に保持機構(5)が設けられ、
いずれか又は全ての分割型枠にそれらを互いに昇降可能
とした昇降機構(6)が設けられてなるコンクリート型
枠(1)をコンクリート打設箇所に設置し、夫々の分割
型枠(2、3)の保持機構(5)を打設済コンクリート
(4)から外側に突設されているアンカーボルト(7)
に支持させて同一平面に揃え、そのコンクリート型枠
(1)の内側にコンクリートを打設し、打設したコンク
リートが硬化してからいずれかの分割型枠を脱型し、脱
型した分割型枠を他方の分割型枠に沿って昇降機構
(6)により上昇させ、上昇した分割型枠をその保持機
構(5)により下方のアンカーボルト(7)に支持さ
せ、次に、他方の分割型枠を脱型し、その分割型枠を先
に上昇させた分割型枠に沿って昇降機構(6)により上
昇させ、同分割型枠をその保持機構(5)により下方の
アンカーボルト(7)に支持させて先に上昇させた分割
型枠と同一面に並べ、このコンクリート型枠(1)の内
側にコンクリートを打設し、以下、前記の分割型枠の脱
型、分割型枠の上昇及び同一面に揃えてのアンカーボル
ト(7)への支持、コンクリートの打設を繰返してコン
クリートを段階的に縦方向に構築するようにしたことを
特徴とするコンクリート打設工法。 - 【請求項2】請求項1記載のコンクリート打設工法にお
いて、必要時に、分割型枠(2、3)の下方に、アンカ
ーボルト(7)に支持可能な増設保持機構(13)を備
えた増設ポスト(12)を連結し、分割型枠(2、3)
の保持機構(5)をアンカーボルト(7)に支持させる
と共に、増設保持機構(13)を分割型枠(2、3)の
保持機構(5)を支持するアンカーボルト(7)よりも
下方のアンカーボルト(7)に支持させるようにしたこ
とを特徴とするコンクリート打設工法。 - 【請求項3】コンクリート型枠(1)がその幅方向に2
以上に分割され、分割された夫々の分割型枠(2、3)
は互いに上下にスライド可能に連結され、夫々の分割型
枠(2、3)に下方の打設済みコンクリート(4)に保
持可能な保持機構(5)が設けられ、双方又は一方の分
割型枠に両分割型枠(2、3)を互いに昇降させる昇降
機構(6)が設けられ、昇降機構(6)はいずれかの分
割型枠が保持機構(5)により打設済みコンクリート
(4)に保持されているときに、その分割型枠に沿って
他方の分割型枠を上昇可能としたことを特徴とする自昇
式コンクリート型枠。 - 【請求項4】コンクリート型枠(1)が幅方向内側の分
割型枠(2)とその両外側の2つの分割型枠(3)とに
3分割され、内側の分割型枠(2)と外側の分割型枠
(3)は互いに上下にスライド可能に連結され、夫々の
分割型枠(2、3)に打設済みコンクリート(4)に保
持可能な保持機構(5)が設けられ、内側の分割型枠
(2)と外側の分割型枠(3)の双方又は一方にそれら
の分割型枠(2、3)を互いに昇降させる昇降機構
(6)が設けられ、昇降機構(6)はいずれかの分割型
枠が保持機構(5)により打設済みコンクリート(4)
に保持されているときに、その分割型枠に沿って他方の
分割型枠を上昇可能としたことを特徴とする自昇式コン
クリート型枠。 - 【請求項5】分割型枠(2、3)の保持機構(5)が、
打設済みコンクリート(4)に埋め込まれたアンカーボ
ルト(7)のうち同コンクリート(4)より外側に突出
する頭部(8)に取付けられた支持具(9)とそれに着
脱可能なキャップ(10)との間の凹陥支持部(11)
に上方から落し込んで装着でき、キャップ(10)を取
外してアンカーボルト(7)の軸線方向に引き戻すと凹
陥支持部(11)から取外し可能なる様に形成されてな
ることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の自昇式
コンクリート型枠。 - 【請求項6】分割型枠(2、3)の下方に増設ポスト
(12)を連結し、増設ポスト(12)に増設保持機構
(13)を設けたことを特徴とする請求項3乃至請求項
5の夫々に記載の自昇式コンクリート型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12361296A JPH09302925A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | コンクリート打設工法とそれに使用される自昇式コンクリート型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12361296A JPH09302925A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | コンクリート打設工法とそれに使用される自昇式コンクリート型枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09302925A true JPH09302925A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14864915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12361296A Pending JPH09302925A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | コンクリート打設工法とそれに使用される自昇式コンクリート型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09302925A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010024766A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Daichi Maintenance Kk | 型枠保持用支保工 |
JP2013238053A (ja) * | 2012-05-15 | 2013-11-28 | Shimizu Corp | 養生マット一体型型枠装置 |
CN113338170A (zh) * | 2021-06-30 | 2021-09-03 | 郑州大学 | 一种用于大斜度塔施工爬模的模板系统的施工方法 |
-
1996
- 1996-05-17 JP JP12361296A patent/JPH09302925A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010024766A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Daichi Maintenance Kk | 型枠保持用支保工 |
JP2013238053A (ja) * | 2012-05-15 | 2013-11-28 | Shimizu Corp | 養生マット一体型型枠装置 |
CN113338170A (zh) * | 2021-06-30 | 2021-09-03 | 郑州大学 | 一种用于大斜度塔施工爬模的模板系统的施工方法 |
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