JPH09300388A - ブッシュを有する反応射出成形体 - Google Patents
ブッシュを有する反応射出成形体Info
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- JPH09300388A JPH09300388A JP8118596A JP11859696A JPH09300388A JP H09300388 A JPH09300388 A JP H09300388A JP 8118596 A JP8118596 A JP 8118596A JP 11859696 A JP11859696 A JP 11859696A JP H09300388 A JPH09300388 A JP H09300388A
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブッシュを有する反応射出成形体において、
成形体の重量や振動などによる荷重が作用しても、ブッ
シュが埋め込まれた位置の成形体の一部が破損するおそ
れの少ないブッシュを有する反応射出成形体を提供する
こと。 【解決手段】 筒状のブッシュ24a,24bの外周面
が成形体20内部に埋め込まれているブッシュを有する
反応射出成形体であって、ブッシュ24a,24bの外
周面に、凹凸が形成してある。
成形体の重量や振動などによる荷重が作用しても、ブッ
シュが埋め込まれた位置の成形体の一部が破損するおそ
れの少ないブッシュを有する反応射出成形体を提供する
こと。 【解決手段】 筒状のブッシュ24a,24bの外周面
が成形体20内部に埋め込まれているブッシュを有する
反応射出成形体であって、ブッシュ24a,24bの外
周面に、凹凸が形成してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルト孔などが形
成されたブッシュを有する反応射出成形体に関する。
成されたブッシュを有する反応射出成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】反応射出成形(以下、RIMとも言う)
法は、二つの反応原液をミキシングチャンバで混合して
金型のキャビティに送り込み、金型内で反応させつつ射
出成形を行う製法である。このRIM法は、ノルボルネ
ン系モノマーからポリマー(成形体)を成形する場合な
どに好適に用いられている。
法は、二つの反応原液をミキシングチャンバで混合して
金型のキャビティに送り込み、金型内で反応させつつ射
出成形を行う製法である。このRIM法は、ノルボルネ
ン系モノマーからポリマー(成形体)を成形する場合な
どに好適に用いられている。
【0003】特にノルボルネン系モノマーの反応射出成
形体は、耐衝撃性に優れ、成形が容易であることなどか
ら、数多くの分野への応用が開発されつつある。図6に
示すように、このような反応射出成形体2をコンクリー
ト壁4や土台などに固定するために、壁4には金属製の
ボルト受け5を埋め込み、成形体2には金属製のブッシ
ュ6(カラーとも称されることがあるが、本明細書で
は、総称してブッシュとする)を埋め込み成形してい
る。ブッシュ6にはボルト孔7が形成してあり、このボ
ルト孔7にボルト10を通し、ワッシャ8を介してネジ
止めすることにより、成形体2を壁4に着脱自在に取り
付けることができる。
形体は、耐衝撃性に優れ、成形が容易であることなどか
ら、数多くの分野への応用が開発されつつある。図6に
示すように、このような反応射出成形体2をコンクリー
ト壁4や土台などに固定するために、壁4には金属製の
ボルト受け5を埋め込み、成形体2には金属製のブッシ
ュ6(カラーとも称されることがあるが、本明細書で
は、総称してブッシュとする)を埋め込み成形してい
る。ブッシュ6にはボルト孔7が形成してあり、このボ
ルト孔7にボルト10を通し、ワッシャ8を介してネジ
止めすることにより、成形体2を壁4に着脱自在に取り
付けることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
成形体2では、成形体の重量や振動により、ブッシュが
埋め込まれた位置の成形体の一部が破損するおそれがあ
った。本発明は、このような実状に鑑みてなされ、ブッ
シュを有する反応射出成形体において、成形体の重量や
振動などによる荷重が作用しても、ブッシュが埋め込ま
れた位置の成形体の一部が破損するおそれの少ないブッ
シュを有する反応射出成形体を提供することを目的とす
る。
成形体2では、成形体の重量や振動により、ブッシュが
埋め込まれた位置の成形体の一部が破損するおそれがあ
った。本発明は、このような実状に鑑みてなされ、ブッ
シュを有する反応射出成形体において、成形体の重量や
振動などによる荷重が作用しても、ブッシュが埋め込ま
れた位置の成形体の一部が破損するおそれの少ないブッ
シュを有する反応射出成形体を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るブッシュを有する反応射出成形体は、
ブッシュの外周面に、凹凸が形成してあることを特徴と
する。凹凸の形状は、特に限定されないが、次に示す凹
凸形状が例示される。
に、本発明に係るブッシュを有する反応射出成形体は、
ブッシュの外周面に、凹凸が形成してあることを特徴と
する。凹凸の形状は、特に限定されないが、次に示す凹
凸形状が例示される。
【0006】例えば複数の凸部または凹部がブッシュの
外周面に整然とまたはランダムに形成してある。凸部の
形状は、特に限定されず、半球形、矩体形、多角体、リ
ング状、楕円体形状など、種々の形状が採用され得る。
また、凹部の形状も特に限定されず、円形溝、矩形溝、
リング状溝、楕円状溝、多角形溝、リング状溝など、種
々の形状が採用され得る。また、本発明では、これらの
凸部と凹部とが混在しても良い。
外周面に整然とまたはランダムに形成してある。凸部の
形状は、特に限定されず、半球形、矩体形、多角体、リ
ング状、楕円体形状など、種々の形状が採用され得る。
また、凹部の形状も特に限定されず、円形溝、矩形溝、
リング状溝、楕円状溝、多角形溝、リング状溝など、種
々の形状が採用され得る。また、本発明では、これらの
凸部と凹部とが混在しても良い。
【0007】さらに、成形体への荷重を低減させるため
にブッシュの外周面に線条部材を巻き付ける(例えばロ
ービング巻)ことも考えられる。線条部材の線径は、1
〜30μm程度が好ましい。線条部材としては、たとえ
ばガラス、カーボン、アラミド製線材が用いられる。線
条部材は、前述のような凸部が形成されたブッシュの外
周面に巻回すると、さらに効果的である。また、これら
の線状部材を帯状にしても良い。
にブッシュの外周面に線条部材を巻き付ける(例えばロ
ービング巻)ことも考えられる。線条部材の線径は、1
〜30μm程度が好ましい。線条部材としては、たとえ
ばガラス、カーボン、アラミド製線材が用いられる。線
条部材は、前述のような凸部が形成されたブッシュの外
周面に巻回すると、さらに効果的である。また、これら
の線状部材を帯状にしても良い。
【0008】ブッシュの形状も特に限定されないが、中
心軸に沿って軸孔(ボルト挿通孔)を有し、その両端部
にフランジ部が形成してある。ブッシュの外周面形状と
しては、円筒形、楕円筒形、多角筒形など、種々の形状
が採用され得る。ブッシュは、たとえばステンレス、ア
ルミ、鉄などの金属で構成される。
心軸に沿って軸孔(ボルト挿通孔)を有し、その両端部
にフランジ部が形成してある。ブッシュの外周面形状と
しては、円筒形、楕円筒形、多角筒形など、種々の形状
が採用され得る。ブッシュは、たとえばステンレス、ア
ルミ、鉄などの金属で構成される。
【0009】本発明では、反応射出成形体の全体形状も
特に限定されず、例えば平板状、曲板状、ブロック状な
ど種々の形状を採用することができる。反応射出成形に
際しては、金型内の所定位置にブッシュを固定し、その
後、金型を閉じ、キャビティ内に反応原液を注入する。
特に限定されず、例えば平板状、曲板状、ブロック状な
ど種々の形状を採用することができる。反応射出成形に
際しては、金型内の所定位置にブッシュを固定し、その
後、金型を閉じ、キャビティ内に反応原液を注入する。
【0010】反応射出成形に用いる反応原液としては、
特に限定されないが、ウレタン系、ウレア系、ナイロン
系、エポキシ系、不飽和ポリエステル系、フェノール系
および、ノルボルネン系などが挙げられ、一般的成形条
件としては、反応原液温度は20〜80°C、反応原液
の粘性は、たとえば、30°Cにおいて、5cps〜3
000cps好ましくは100cps〜1000cps
程度である。
特に限定されないが、ウレタン系、ウレア系、ナイロン
系、エポキシ系、不飽和ポリエステル系、フェノール系
および、ノルボルネン系などが挙げられ、一般的成形条
件としては、反応原液温度は20〜80°C、反応原液
の粘性は、たとえば、30°Cにおいて、5cps〜3
000cps好ましくは100cps〜1000cps
程度である。
【0011】かかる成形においては、補強材を予め金型
内に設置しておき、その中に反応液を供給して重合させ
るか、または補強材を二つの反応原液のどちらかあるい
は両方に添加して、重合させることにより強化ポリマー
(成形品)を製造することもできる。
内に設置しておき、その中に反応液を供給して重合させ
るか、または補強材を二つの反応原液のどちらかあるい
は両方に添加して、重合させることにより強化ポリマー
(成形品)を製造することもできる。
【0012】補強材としては、例えば、ガラス繊維、ア
ラミド繊維、カーボン繊維、超高分子量ポリエチレン繊
維、金属繊維、ポリプロピレン繊維、アルミコーティン
グガラス繊維、木綿、アクリル繊維、ボロン繊維、シリ
コンカーバイド繊維、アルミナ繊維などを挙げることが
できる。また、チタン酸カリウムや硫酸カルシウムなど
のウィスカーも挙げることができる。さらに、これらの
補強材は、長繊維状またはチョップドストランド状のも
のをマット化したもの、布状に織ったもの、チョップ形
状のままのものなど、種々の形状で使用することができ
る。これらの補強材は、その表面をシランカップリング
材等のカップリング剤で処理したものが、樹脂との密着
性を向上させる上で好ましい。配合量は、特に制限はな
いが、反応原液全量に対して通常10重量%以上、好ま
しくは20〜60重量%である。
ラミド繊維、カーボン繊維、超高分子量ポリエチレン繊
維、金属繊維、ポリプロピレン繊維、アルミコーティン
グガラス繊維、木綿、アクリル繊維、ボロン繊維、シリ
コンカーバイド繊維、アルミナ繊維などを挙げることが
できる。また、チタン酸カリウムや硫酸カルシウムなど
のウィスカーも挙げることができる。さらに、これらの
補強材は、長繊維状またはチョップドストランド状のも
のをマット化したもの、布状に織ったもの、チョップ形
状のままのものなど、種々の形状で使用することができ
る。これらの補強材は、その表面をシランカップリング
材等のカップリング剤で処理したものが、樹脂との密着
性を向上させる上で好ましい。配合量は、特に制限はな
いが、反応原液全量に対して通常10重量%以上、好ま
しくは20〜60重量%である。
【0013】また、酸化防止剤、充填剤、顔料、着色
剤、発泡剤、難燃剤、摺動付与剤、エラストマー、ジシ
クロペンタジエン系熱重合樹脂およびその水添物など種
々の添加剤を配合することにより、得られるポリマーの
特性を改質することができる。酸化防止剤としては、フ
ェノール系、リン系、アミン系など各種のプラスチック
・ゴム用酸化防止剤がある。充填剤にはミルドガラス、
カーボンブラック、タルク、炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウム、雲母などの無機質充填剤がある。エラスト
マーとしては、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプ
レン、スチレン−ブタジエン共重合体(SBR)、スチ
レン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SB
S)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体(SIS)、エチレン−プロピレン−ジエンターポリ
マー(EPDM)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EV
A)およびこれらの水素化物などがある。
剤、発泡剤、難燃剤、摺動付与剤、エラストマー、ジシ
クロペンタジエン系熱重合樹脂およびその水添物など種
々の添加剤を配合することにより、得られるポリマーの
特性を改質することができる。酸化防止剤としては、フ
ェノール系、リン系、アミン系など各種のプラスチック
・ゴム用酸化防止剤がある。充填剤にはミルドガラス、
カーボンブラック、タルク、炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウム、雲母などの無機質充填剤がある。エラスト
マーとしては、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプ
レン、スチレン−ブタジエン共重合体(SBR)、スチ
レン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SB
S)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体(SIS)、エチレン−プロピレン−ジエンターポリ
マー(EPDM)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EV
A)およびこれらの水素化物などがある。
【0014】添加剤は、通常、予め反応液のいずれか一
方または双方に混合しておく。反応射出成形に用いる金
型本体は、必ずしも剛性の高い高価な金型である必要は
なく、金属製金型に限らず、樹脂製金型、または単なる
型枠を用いることができる。反応射出成形は、低粘度の
反応液を用い、比較的低温低圧で成形できるためであ
る。金型内は不活性ガスでシールし、重合反応に用いる
成分類は窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下で貯蔵し、
かつ操作することが好ましい。
方または双方に混合しておく。反応射出成形に用いる金
型本体は、必ずしも剛性の高い高価な金型である必要は
なく、金属製金型に限らず、樹脂製金型、または単なる
型枠を用いることができる。反応射出成形は、低粘度の
反応液を用い、比較的低温低圧で成形できるためであ
る。金型内は不活性ガスでシールし、重合反応に用いる
成分類は窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下で貯蔵し、
かつ操作することが好ましい。
【0015】金型温度は、好ましくは、10〜150
℃、より好ましくは、30〜120℃、さらに好ましく
は、50〜100℃である。金型の温度制御は、金型内
に熱媒体用の通路を設け、熱媒体を流通させることなど
により行うことができる。金型圧力は通常0.1〜10
0Kg/cm2 の範囲である。重合時間は、適宜選択す
ればよいが、通常、反応液の注入終了後、30秒〜20
分の範囲である。
℃、より好ましくは、30〜120℃、さらに好ましく
は、50〜100℃である。金型の温度制御は、金型内
に熱媒体用の通路を設け、熱媒体を流通させることなど
により行うことができる。金型圧力は通常0.1〜10
0Kg/cm2 の範囲である。重合時間は、適宜選択す
ればよいが、通常、反応液の注入終了後、30秒〜20
分の範囲である。
【0016】本発明では、ブッシュの外周面に凹凸が形
成してあるので、ブッシュの外周面と成形体との接合強
度が高まる。したがって、ブッシュに作用する成形体重
量や振動などの外力は、成形体の表面のみでなく内部に
も分散して伝達する。その結果、成形体の重量や振動な
どによる荷重が作用しても、ブッシュが埋め込まれた位
置で成形体が破損するおそれは少なくなる。
成してあるので、ブッシュの外周面と成形体との接合強
度が高まる。したがって、ブッシュに作用する成形体重
量や振動などの外力は、成形体の表面のみでなく内部に
も分散して伝達する。その結果、成形体の重量や振動な
どによる荷重が作用しても、ブッシュが埋め込まれた位
置で成形体が破損するおそれは少なくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るブッシュを有
する反応射出成形体を、図面に示す実施形態に基づき、
詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る反応
射出成形体の斜視図、図2は図1に示すII−II線に沿う
断面図、図3(A),(B)はそれぞれブッシュの例を
示す斜視図、図4,5はブッシュのその他の例を示す斜
視図である。
する反応射出成形体を、図面に示す実施形態に基づき、
詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る反応
射出成形体の斜視図、図2は図1に示すII−II線に沿う
断面図、図3(A),(B)はそれぞれブッシュの例を
示す斜視図、図4,5はブッシュのその他の例を示す斜
視図である。
【0018】図1に示すように、本実施形態の成形体2
0は、平板状であり、その板の上部2箇所に、取付穴2
2が形成してある。これらの取付穴22の底部には、図
2に示すように、ブッシュ24aおよび/または24b
が埋め込んで成形してある。図3(A)に示すように、
ブッシュ24aは、円筒状のブッシュ本体26aと、そ
の両端に一体に成形されたフランジ部28,28とを有
する。そして、ブッシュ24aの軸心に沿って、軸孔3
2が形成してある。この軸孔32の内径は、軸孔32へ
挿通されるボルトのネジ部の外径よりも大きく、しかも
ボルトの頭部の外径よりも小さく設計される。
0は、平板状であり、その板の上部2箇所に、取付穴2
2が形成してある。これらの取付穴22の底部には、図
2に示すように、ブッシュ24aおよび/または24b
が埋め込んで成形してある。図3(A)に示すように、
ブッシュ24aは、円筒状のブッシュ本体26aと、そ
の両端に一体に成形されたフランジ部28,28とを有
する。そして、ブッシュ24aの軸心に沿って、軸孔3
2が形成してある。この軸孔32の内径は、軸孔32へ
挿通されるボルトのネジ部の外径よりも大きく、しかも
ボルトの頭部の外径よりも小さく設計される。
【0019】フランジ部28の外径は、ブッシュ本体2
6aの外形よりも大きく、ボルトの頭部の外径よりも大
きく、ワッシャの外径よりも小さくなるように設計され
る。ブッシュ本体26aの外径は、軸孔32の内径の1
01%よりも大きく、好ましくは105%よりも大き
く、より好ましくは110%よりも大きく、かつ300
%よりも小さく、好ましくは200%よりも小さく、よ
り好ましくは150%より小さく設計される。ブッシュ
本体26aの軸方向の長さは成形体20の厚さなどに応
じて決定され、成形体20の厚さと同じもしくは0.0
1mm〜10mm長く、好ましくは0.1mm〜5mm
長く、より好ましくは0.5mm〜3mm長くなるよう
に設計される。
6aの外形よりも大きく、ボルトの頭部の外径よりも大
きく、ワッシャの外径よりも小さくなるように設計され
る。ブッシュ本体26aの外径は、軸孔32の内径の1
01%よりも大きく、好ましくは105%よりも大き
く、より好ましくは110%よりも大きく、かつ300
%よりも小さく、好ましくは200%よりも小さく、よ
り好ましくは150%より小さく設計される。ブッシュ
本体26aの軸方向の長さは成形体20の厚さなどに応
じて決定され、成形体20の厚さと同じもしくは0.0
1mm〜10mm長く、好ましくは0.1mm〜5mm
長く、より好ましくは0.5mm〜3mm長くなるよう
に設計される。
【0020】フランジ部28の外径は、ブッシュ本体2
6aの外径の101%よりも大きく好ましくは105%
よりも大きく、より好ましくは110%よりも大きく、
かつ300%よりも小さく、好ましくは200%よりも
小さく、より好ましくは150%よりも小さく設計され
る。フランジ部28の厚さは、特に限定されないが、ブ
ッシュ本体26aの軸方向の長さの1%〜45%、好ま
しくは5%〜30%、より好ましくは10%〜25%程
度である。
6aの外径の101%よりも大きく好ましくは105%
よりも大きく、より好ましくは110%よりも大きく、
かつ300%よりも小さく、好ましくは200%よりも
小さく、より好ましくは150%よりも小さく設計され
る。フランジ部28の厚さは、特に限定されないが、ブ
ッシュ本体26aの軸方向の長さの1%〜45%、好ま
しくは5%〜30%、より好ましくは10%〜25%程
度である。
【0021】図3(A)に示すブッシュ24aでは、ブ
ッシュ本体26aの外周面に、1mm以上でブッシュ本
体26aの軸方向の長さの20%以下の内径の円形凹部
30aが、ブッシュ本体26aの側面の10%以上、好
ましくは20%以上、より好ましくは30%以上、かつ
70%以下、好ましくは60%以下、より好ましくは5
0%以下の面積を占めるように、形態は特に限定されな
いが隣接する凹部との距離を1mm以上離して配置して
ある。凹部30aの深さは、ブッシュ本体26aの肉厚
(内径と外径の差)の1%以上、好ましくは5%以上、
より好ましくは10%以上、かつ50%以下、好ましく
は40%以下、より好ましくは30%以下程度である。
ッシュ本体26aの外周面に、1mm以上でブッシュ本
体26aの軸方向の長さの20%以下の内径の円形凹部
30aが、ブッシュ本体26aの側面の10%以上、好
ましくは20%以上、より好ましくは30%以上、かつ
70%以下、好ましくは60%以下、より好ましくは5
0%以下の面積を占めるように、形態は特に限定されな
いが隣接する凹部との距離を1mm以上離して配置して
ある。凹部30aの深さは、ブッシュ本体26aの肉厚
(内径と外径の差)の1%以上、好ましくは5%以上、
より好ましくは10%以上、かつ50%以下、好ましく
は40%以下、より好ましくは30%以下程度である。
【0022】図3(B)に示すブッシュ24bでは、ブ
ッシュ本体26bの外周面に、1mm以上で、ブッシュ
本体26bの軸方向の長さの20%以下の外径の円形凸
部30bが、ブッシュ本体26aの側面の10%以上、
好ましくは20%以上、より好ましくは30%以上、か
つ70%以下、好ましくは60%以下、より好ましくは
50%以下の面積を占めるように、形態は特に限定され
ないが、隣接する凸部との距離を1mm以上離して配置
してある。凸部30bの高さは、フランジ部28bの外
径とブッシュ本体26bの外径との差の1%以上、好ま
しくは5%以上、より好ましくは10%以上、かつ30
0%以下、好ましくは200%以下、より好ましくは1
00%以下程度である。
ッシュ本体26bの外周面に、1mm以上で、ブッシュ
本体26bの軸方向の長さの20%以下の外径の円形凸
部30bが、ブッシュ本体26aの側面の10%以上、
好ましくは20%以上、より好ましくは30%以上、か
つ70%以下、好ましくは60%以下、より好ましくは
50%以下の面積を占めるように、形態は特に限定され
ないが、隣接する凸部との距離を1mm以上離して配置
してある。凸部30bの高さは、フランジ部28bの外
径とブッシュ本体26bの外径との差の1%以上、好ま
しくは5%以上、より好ましくは10%以上、かつ30
0%以下、好ましくは200%以下、より好ましくは1
00%以下程度である。
【0023】図2に示す例では、一方の取付穴22の底
部には、図3(A)に示すブッシュ24aが埋め込んで
成形してあり、他方の取付穴22の底部には、図3
(B)に示すブッシュ24bが埋め込んで成形してあ
る。なお、いずれか一種類のブッシュ24a,24bを
双方の取付穴22の底部に埋め込んで成形しても良い。
部には、図3(A)に示すブッシュ24aが埋め込んで
成形してあり、他方の取付穴22の底部には、図3
(B)に示すブッシュ24bが埋め込んで成形してあ
る。なお、いずれか一種類のブッシュ24a,24bを
双方の取付穴22の底部に埋め込んで成形しても良い。
【0024】ブッシュ24a,24bの埋め込み成形に
際しては、まず、金型内に、ブッシュ24a,24bを
所定位置に配置する。金型の内周面には、ブッシュ24
a,24bのフランジ部28を位置決めするための溝が
形成してあることが好ましい。なお、ブッシュ24a,
24b以外に、成形体内部に何らかの部材(たとえば金
属体など)埋め込み成形したい場合には、その部材も金
型内の所定位置に配置する。
際しては、まず、金型内に、ブッシュ24a,24bを
所定位置に配置する。金型の内周面には、ブッシュ24
a,24bのフランジ部28を位置決めするための溝が
形成してあることが好ましい。なお、ブッシュ24a,
24b以外に、成形体内部に何らかの部材(たとえば金
属体など)埋め込み成形したい場合には、その部材も金
型内の所定位置に配置する。
【0025】次に、型締めを行い、金型のキャビティ内
に反応原液を注入し、反応射出成形を行う。反応射出成
形が、ノルボルネン系モノマーを用いた反応射出成形で
ある場合には、本実施形態において使用するモノマー
は、ジシクロペンタジエンやジヒドロジシクロペンタジ
エン、テトラシクロドデセン、トリシクロペンタジエン
等のノルボルネン環を有するシクロオレフィンである。
に反応原液を注入し、反応射出成形を行う。反応射出成
形が、ノルボルネン系モノマーを用いた反応射出成形で
ある場合には、本実施形態において使用するモノマー
は、ジシクロペンタジエンやジヒドロジシクロペンタジ
エン、テトラシクロドデセン、トリシクロペンタジエン
等のノルボルネン環を有するシクロオレフィンである。
【0026】ノルボルネン系モノマーを用いた反応射出
成形において使用することができるメタセシス触媒は、
六塩化タングステン、トリドデシルアンモニウムモリブ
デート、トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデート
等のモリブデン酸有機アンモニウム塩等のノルボルネン
系モノマーの塊状重合用触媒として公知のメタセシス触
媒であれば特に制限はないが、モリブデン酸有機アンモ
ニウム塩が好ましい。
成形において使用することができるメタセシス触媒は、
六塩化タングステン、トリドデシルアンモニウムモリブ
デート、トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデート
等のモリブデン酸有機アンモニウム塩等のノルボルネン
系モノマーの塊状重合用触媒として公知のメタセシス触
媒であれば特に制限はないが、モリブデン酸有機アンモ
ニウム塩が好ましい。
【0027】活性剤(共触媒)としては、エチルアルミ
ニウムジクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド等の
アルキルアルミニウムハライド、アルコキシアルキルア
ルミニウムハライド、有機スズ化合物等が挙げられる。
反応射出成形の前準備として、ノルボルネン系モノマ
ー、メタセシス触媒及び活性剤を主材とする反応射出成
形用材料をノルボルネン系モノマーとメタセシス触媒と
よりなるA液と、前記のノルボルネン系モノマーと活性
剤とよりなるB液との安定な2液に分けて、それぞれを
別のタンクに入れておく。反応射出成形に際しては、こ
れらの2液をミキシングチャンバー内で混合し、次い
で、この混合液を、金型のキャビティに注入し、塊状重
合して、ブッシュ24a,24bと一体化された成形品
を得る。
ニウムジクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド等の
アルキルアルミニウムハライド、アルコキシアルキルア
ルミニウムハライド、有機スズ化合物等が挙げられる。
反応射出成形の前準備として、ノルボルネン系モノマ
ー、メタセシス触媒及び活性剤を主材とする反応射出成
形用材料をノルボルネン系モノマーとメタセシス触媒と
よりなるA液と、前記のノルボルネン系モノマーと活性
剤とよりなるB液との安定な2液に分けて、それぞれを
別のタンクに入れておく。反応射出成形に際しては、こ
れらの2液をミキシングチャンバー内で混合し、次い
で、この混合液を、金型のキャビティに注入し、塊状重
合して、ブッシュ24a,24bと一体化された成形品
を得る。
【0028】反応射出成形時において、金型の温度は、
好ましくは、10〜150℃、より好ましくは、30〜
120℃、さらに好ましくは、50〜100℃に制御さ
れる。金型の型締め圧力は通常0.1〜100Kg/c
m2 の範囲である。重合時間は、適宜選択すればよい
が、通常、反応液の注入終了後、30秒〜20分、好ま
しくは、5分以下である。
好ましくは、10〜150℃、より好ましくは、30〜
120℃、さらに好ましくは、50〜100℃に制御さ
れる。金型の型締め圧力は通常0.1〜100Kg/c
m2 の範囲である。重合時間は、適宜選択すればよい
が、通常、反応液の注入終了後、30秒〜20分、好ま
しくは、5分以下である。
【0029】その後、型開きを行い、金型内から、図2
に示すように、ブッシュ24a,24bが一体化された
成形体20を取り出す。本実施形態では、ブッシュ24
a,24bの外周面に凹部30aまたは凸部30bによ
る凹凸が形成してあるので、ブッシュ24a,24bの
外周面と成形体20との接合強度が高まる。したがっ
て、ブッシュ24a,24bに作用する成形体重量や振
動などの外力は、成形体20の表面のみでなく内部にも
分散して伝達する。その結果、成形体20の重量や振動
などによる荷重が作用しても、ブッシュが埋め込まれた
位置で成形体が破損するおそれは少なくなる。
に示すように、ブッシュ24a,24bが一体化された
成形体20を取り出す。本実施形態では、ブッシュ24
a,24bの外周面に凹部30aまたは凸部30bによ
る凹凸が形成してあるので、ブッシュ24a,24bの
外周面と成形体20との接合強度が高まる。したがっ
て、ブッシュ24a,24bに作用する成形体重量や振
動などの外力は、成形体20の表面のみでなく内部にも
分散して伝達する。その結果、成形体20の重量や振動
などによる荷重が作用しても、ブッシュが埋め込まれた
位置で成形体が破損するおそれは少なくなる。
【0030】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。たとえば、ブッシュの全体形状あるいは
ブッシュ本体の外周面に形成する凹凸形状は、上述した
実施形態に限定されず、種々に改変が可能である。
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。たとえば、ブッシュの全体形状あるいは
ブッシュ本体の外周面に形成する凹凸形状は、上述した
実施形態に限定されず、種々に改変が可能である。
【0031】図4に示すブッシュ24cでは、ブッシュ
本体26cの形状を、四角筒形状とすると共に、フラン
ジ部28cの形状を四角板形状とし、軸孔32cの横断
面も四角形状としている。この実施形態では、ブッシュ
本体26cの外周面に、周方向に細長い長手リブ形状の
凸部30cを形成してある。
本体26cの形状を、四角筒形状とすると共に、フラン
ジ部28cの形状を四角板形状とし、軸孔32cの横断
面も四角形状としている。この実施形態では、ブッシュ
本体26cの外周面に、周方向に細長い長手リブ形状の
凸部30cを形成してある。
【0032】図5に示すブッシュ24dでは、ブッシュ
本体26dの外周面に、フランジ部28と略同じ外径の
リング状凸部30dが所定間隔で形成してある。また、
図3,4,5に示すいずれかのブッシュのブッシュ本体
26a,26b,26c,26dの外周面の凹部に、線
条部材を巻き付け(例えばロービング巻)ても良い。線
条部材の線径は、1〜30μm程度が好ましい。線条部
材としては、たとえばガラス、カーボン、アラミド製線
材が用いられる。線条部材を巻回することで、成形体を
構成する樹脂が、線条部材間の隙間に入り込み、ブッシ
ュと成形体との接合部がさらに強固になる。
本体26dの外周面に、フランジ部28と略同じ外径の
リング状凸部30dが所定間隔で形成してある。また、
図3,4,5に示すいずれかのブッシュのブッシュ本体
26a,26b,26c,26dの外周面の凹部に、線
条部材を巻き付け(例えばロービング巻)ても良い。線
条部材の線径は、1〜30μm程度が好ましい。線条部
材としては、たとえばガラス、カーボン、アラミド製線
材が用いられる。線条部材を巻回することで、成形体を
構成する樹脂が、線条部材間の隙間に入り込み、ブッシ
ュと成形体との接合部がさらに強固になる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を、さらに具体的な実施例に基
づき説明するが、本発明は、これら実施例に限定されな
い。実施例1 図3(A)に示すSUS304製のブッシュ24aを二
つ準備した。ブッシュ24aのフランジ部28の外径
は、50mmであり、フランジ部28の厚さは5mmであ
り、ブッシュ本体26aの外径は、45mmであり、その
軸方向長さは20mmであり、軸孔32の内径は、40mm
であり、凹部30aの内径は3mmであり、凹部30aの
配置ピッチは5mmであった。この二つのブッシュ24a
を金型内に配置し、反応射出成形を行い、図1に示す縦
600mm、横400mm、厚さ50mmの成形体20を成形
した。
づき説明するが、本発明は、これら実施例に限定されな
い。実施例1 図3(A)に示すSUS304製のブッシュ24aを二
つ準備した。ブッシュ24aのフランジ部28の外径
は、50mmであり、フランジ部28の厚さは5mmであ
り、ブッシュ本体26aの外径は、45mmであり、その
軸方向長さは20mmであり、軸孔32の内径は、40mm
であり、凹部30aの内径は3mmであり、凹部30aの
配置ピッチは5mmであった。この二つのブッシュ24a
を金型内に配置し、反応射出成形を行い、図1に示す縦
600mm、横400mm、厚さ50mmの成形体20を成形
した。
【0034】反応射出成形に際しては、ジシクロペンタ
ジエン(DCP)90%と非対称型シクロペンタジエン
3量体10%とから成るノルボルネン系モノマーを2つ
の容器に入れ、一方にはモノマーに対しジエチルアルミ
ニウムクロリド(DEAC)を40モル濃度、1,3−
ジクロロ−2−プロパノール(dcPrOH)48モル
濃度に成るように添加した(A液)。他方には、モノマ
ーに対し、トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデー
トを10ミリモル濃度となるように添加した(B液)。
これらA液およびB液は、それぞれAタンクおよびBタ
ンクに貯留した。
ジエン(DCP)90%と非対称型シクロペンタジエン
3量体10%とから成るノルボルネン系モノマーを2つ
の容器に入れ、一方にはモノマーに対しジエチルアルミ
ニウムクロリド(DEAC)を40モル濃度、1,3−
ジクロロ−2−プロパノール(dcPrOH)48モル
濃度に成るように添加した(A液)。他方には、モノマ
ーに対し、トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデー
トを10ミリモル濃度となるように添加した(B液)。
これらA液およびB液は、それぞれAタンクおよびBタ
ンクに貯留した。
【0035】金型の内部に装着された温調配管に温水を
流すことで、金型の温度を30°Cに設定し、金型のキ
ャビティ内に、同容量のA液とB液とを混合して注入
し、約5分程度経過した後、金型内からブッシュ24a
が一体化された反応射出成形体を取り出した。
流すことで、金型の温度を30°Cに設定し、金型のキ
ャビティ内に、同容量のA液とB液とを混合して注入
し、約5分程度経過した後、金型内からブッシュ24a
が一体化された反応射出成形体を取り出した。
【0036】この成形体20のブッシュ24aの各軸孔
32に、外径38mm、厚さ2mmのワッシャを介して、M
22のボルトを通し、コンクリート壁に固定した。この
成形体20に、最大振幅±2mm、最大荷重500kg、
周波数30HZの振動を上下方向に加えた。100時間
経過後でも、ブッシュ24aが埋め込まれた部分の成形
体に破損は生じなかった。10個のサンプルに対して同
様な試験を行ったところ、いずれも、ブッシュ24aが
埋め込まれた部分の成形体に破損は生じなかった。
32に、外径38mm、厚さ2mmのワッシャを介して、M
22のボルトを通し、コンクリート壁に固定した。この
成形体20に、最大振幅±2mm、最大荷重500kg、
周波数30HZの振動を上下方向に加えた。100時間
経過後でも、ブッシュ24aが埋め込まれた部分の成形
体に破損は生じなかった。10個のサンプルに対して同
様な試験を行ったところ、いずれも、ブッシュ24aが
埋め込まれた部分の成形体に破損は生じなかった。
【0037】比較例1 ブッシュ本体の外周面に凹部を形成しないブッシュを用
いて反応射出成形を行い、反応射出成形体を得た以外
は、実施例1と同様にして、成形体の試験を行った。
いて反応射出成形を行い、反応射出成形体を得た以外
は、実施例1と同様にして、成形体の試験を行った。
【0038】100時間経過後で、10個のサンプルの
うち、3個のサンプルにおいて、ブッシュが埋め込まれ
た部分の成形体に欠けが観察された。
うち、3個のサンプルにおいて、ブッシュが埋め込まれ
た部分の成形体に欠けが観察された。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、ブッシュの外周面に凹凸が形成してあるので、ブッ
シュの外周面と成形体との接合強度が高まる。したがっ
て、ブッシュに作用する成形体重量や振動などの外力
は、成形体の表面のみでなく内部にも分散して伝達す
る。その結果、成形体の重量や振動などによる荷重が作
用しても、ブッシュが埋め込まれた位置で成形体が破損
するおそれは少なくなる。
ば、ブッシュの外周面に凹凸が形成してあるので、ブッ
シュの外周面と成形体との接合強度が高まる。したがっ
て、ブッシュに作用する成形体重量や振動などの外力
は、成形体の表面のみでなく内部にも分散して伝達す
る。その結果、成形体の重量や振動などによる荷重が作
用しても、ブッシュが埋め込まれた位置で成形体が破損
するおそれは少なくなる。
【図1】図1は本発明の一実施形態に係る反応射出成形
体の斜視図である。
体の斜視図である。
【図2】図2は図1に示すII−II線に沿う断面図であ
る。
る。
【図3】図3(A),(B)はそれぞれブッシュの例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】図4はブッシュのその他の例を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】図5はブッシュのその他の例を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】図6は従来例に係るブッシュを有する反応射出
成形体の断面図である。
成形体の断面図である。
20… 成形体 22… 取付穴 24a,24b,24c,24d… ブッシュ 26a,26b,26c,26d… ブッシュ本体 28,28c… フランジ 30a… 凹部 30b,30c,30d… 凸部
Claims (1)
- 【請求項1】 筒状のブッシュの外周面が成形体内部に
埋め込まれているブッシュを有する反応射出成形体であ
って、 前記ブッシュの外周面に、凹凸が形成してあることを特
徴とするブッシュを有する反応射出成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8118596A JPH09300388A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | ブッシュを有する反応射出成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8118596A JPH09300388A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | ブッシュを有する反応射出成形体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09300388A true JPH09300388A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14740498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8118596A Pending JPH09300388A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | ブッシュを有する反応射出成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09300388A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005094149A3 (de) * | 2004-03-18 | 2006-02-09 | Epcos Ag | Trägerplattform für elektrische bauelemente und modul mit der trägerplattform |
CN104526958A (zh) * | 2014-12-24 | 2015-04-22 | 天津惠德汽车进气系统有限公司 | 一种发动机塑料件连接用金属嵌件结构 |
JP2015218881A (ja) * | 2014-05-21 | 2015-12-07 | 日産自動車株式会社 | 部品締結構造 |
JP2021088093A (ja) * | 2019-12-03 | 2021-06-10 | いすゞ自動車株式会社 | 繊維強化樹脂組成物との接合用の金属部材、金属樹脂接合体の製造方法、および金属樹脂接合体 |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP8118596A patent/JPH09300388A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005094149A3 (de) * | 2004-03-18 | 2006-02-09 | Epcos Ag | Trägerplattform für elektrische bauelemente und modul mit der trägerplattform |
JP2015218881A (ja) * | 2014-05-21 | 2015-12-07 | 日産自動車株式会社 | 部品締結構造 |
CN104526958A (zh) * | 2014-12-24 | 2015-04-22 | 天津惠德汽车进气系统有限公司 | 一种发动机塑料件连接用金属嵌件结构 |
JP2021088093A (ja) * | 2019-12-03 | 2021-06-10 | いすゞ自動車株式会社 | 繊維強化樹脂組成物との接合用の金属部材、金属樹脂接合体の製造方法、および金属樹脂接合体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |