JPH09299343A - 心電図情報収集装置及び心電図情報処理方法 - Google Patents
心電図情報収集装置及び心電図情報処理方法Info
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- JPH09299343A JPH09299343A JP8123607A JP12360796A JPH09299343A JP H09299343 A JPH09299343 A JP H09299343A JP 8123607 A JP8123607 A JP 8123607A JP 12360796 A JP12360796 A JP 12360796A JP H09299343 A JPH09299343 A JP H09299343A
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Landscapes
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 着衣をいちいち脱ぐことなく容易に心電図情
報を収集することができる心電図情報収集装置及び心電
図情報処理方法を提供する。 【解決手段】 患者の首にあるいは肩に釣り下げる釣り
下げ部材20と、釣り下げ部材20に固着され釣り下げ
られた時に患者胸部に位置する心電図情報を収集して記
録可能な心電図情報記録部10と、釣り下げ部材20に
より首に懸けた時の左右の夫々の首の付け根近傍となる
位置に配設された心電図情報記録部10と夫々独立して
導通状態に維持された左右電極部30、40とを備え、
心電図情報記録部10は、患者皮膚表面側に配設された
生体電極部と、押圧されたことを検知すると前記生体電
極部と前記左右電極部30、40よりの生体信号より心
電図情報を生成して記録する心電図情報記録部とを備え
る。
報を収集することができる心電図情報収集装置及び心電
図情報処理方法を提供する。 【解決手段】 患者の首にあるいは肩に釣り下げる釣り
下げ部材20と、釣り下げ部材20に固着され釣り下げ
られた時に患者胸部に位置する心電図情報を収集して記
録可能な心電図情報記録部10と、釣り下げ部材20に
より首に懸けた時の左右の夫々の首の付け根近傍となる
位置に配設された心電図情報記録部10と夫々独立して
導通状態に維持された左右電極部30、40とを備え、
心電図情報記録部10は、患者皮膚表面側に配設された
生体電極部と、押圧されたことを検知すると前記生体電
極部と前記左右電極部30、40よりの生体信号より心
電図情報を生成して記録する心電図情報記録部とを備え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は患者の首にあるいは
肩より直接皮膚に触れるように釣り下げて心電図情報を
記録する心電図情報収集装置及び心電図情報処理装置に
関するものである。
肩より直接皮膚に触れるように釣り下げて心電図情報を
記録する心電図情報収集装置及び心電図情報処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】心臓発作時の心電図情報を記録する方法
として、病院等に入院時では心電図情報収集用の生体電
極を患者胸部の所定位置に常時装着して心電図情報を収
集し、測定した心電図情報に異常が検出された場合にこ
れを解析すれば良い。しかし、完全に心臓病を完治して
から退院する場合はまれであり、日常生活ができるめど
が立った段階で退院し、自宅療養などを行なう場合がほ
とんどである。そして心臓発作が起こった場合に等に
は、これに対する治療薬を服用することで対処してい
た。
として、病院等に入院時では心電図情報収集用の生体電
極を患者胸部の所定位置に常時装着して心電図情報を収
集し、測定した心電図情報に異常が検出された場合にこ
れを解析すれば良い。しかし、完全に心臓病を完治して
から退院する場合はまれであり、日常生活ができるめど
が立った段階で退院し、自宅療養などを行なう場合がほ
とんどである。そして心臓発作が起こった場合に等に
は、これに対する治療薬を服用することで対処してい
た。
【0003】この場合における心電図情報を収集できれ
ば心臓発作の原因究明や治療に多大に効果が期待でき
る。しかしながら、心電図の記録には常時生体電極を皮
膚表面に装着しておかなければならず、また装置も大型
であり非常に限られた状態の場合のみ収集されているの
が現状であった。以上の点に鑑み近年の電子技術の進歩
によりメモリ技術が向上し、小型かつ大容量のメモリが
登場してきており、これを利用して発作が起きた時のみ
生体に装着して使用する小型かつ軽量の心電図情報収集
装置も登場してきている。
ば心臓発作の原因究明や治療に多大に効果が期待でき
る。しかしながら、心電図の記録には常時生体電極を皮
膚表面に装着しておかなければならず、また装置も大型
であり非常に限られた状態の場合のみ収集されているの
が現状であった。以上の点に鑑み近年の電子技術の進歩
によりメモリ技術が向上し、小型かつ大容量のメモリが
登場してきており、これを利用して発作が起きた時のみ
生体に装着して使用する小型かつ軽量の心電図情報収集
装置も登場してきている。
【0004】この種の従来の装置は、小型の装置の上面
と下面に夫々電極を配置しており、発作が起きた場合
に、発作を起こした本人が発作が起きてから装置本人の
胸部に直接置き、下部電極を胸部に密着させ、上部電極
に右手を押しあてて装置を起動させ、右手と胸部の電極
の電位差より心電図を検出して所定時間心電図情報を記
録するものであった。
と下面に夫々電極を配置しており、発作が起きた場合
に、発作を起こした本人が発作が起きてから装置本人の
胸部に直接置き、下部電極を胸部に密着させ、上部電極
に右手を押しあてて装置を起動させ、右手と胸部の電極
の電位差より心電図を検出して所定時間心電図情報を記
録するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
のような従来の心電図情報収集装置は、いずれも発作が
起きた場合に、発作を起こした本人が着衣を脱いで胸部
を露出させ、露出させた胸部に装置を押しあてることが
必須の条件であった。このため、発作が起きている際に
このような動作をすることはほとんど不可能であり、実
施には記録できない場合がほとんどであった。
のような従来の心電図情報収集装置は、いずれも発作が
起きた場合に、発作を起こした本人が着衣を脱いで胸部
を露出させ、露出させた胸部に装置を押しあてることが
必須の条件であった。このため、発作が起きている際に
このような動作をすることはほとんど不可能であり、実
施には記録できない場合がほとんどであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題に鑑
みて成されたもので、上述の課題を解決し、着衣をいち
いち脱ぐことなく容易に心電図情報を収集することがで
きる心電図情報収集装置及び心電図情報処理方法を提供
することを目的とする。そして、係る目的を達成する一
手段として、例えば以下の構成を備える。
みて成されたもので、上述の課題を解決し、着衣をいち
いち脱ぐことなく容易に心電図情報を収集することがで
きる心電図情報収集装置及び心電図情報処理方法を提供
することを目的とする。そして、係る目的を達成する一
手段として、例えば以下の構成を備える。
【0007】即ち、患者の首にあるいは肩に釣り下げる
釣り下げ部材と、前記釣り下げ部材に固着され前記釣り
下げ部材により患者の首に釣り下げられた時に患者胸部
に位置する心電図情報を収集して記録可能な心電図情報
記録部と、前記釣り下げ部材により首に懸けた時の左右
の夫々の首の付け根近傍となる位置に配設された前記心
電図情報記録部と夫々独立して導通状態に維持された左
右電極部とを備え、前記心電図情報記録部は、患者皮膚
表面側に配設された生体電極部と、押圧されたことを検
知すると前記生体電極部と前記左右電極部よりの生体信
号より心電図情報を生成して記録する心電図情報記録部
とを備えることを特徴とする。
釣り下げ部材と、前記釣り下げ部材に固着され前記釣り
下げ部材により患者の首に釣り下げられた時に患者胸部
に位置する心電図情報を収集して記録可能な心電図情報
記録部と、前記釣り下げ部材により首に懸けた時の左右
の夫々の首の付け根近傍となる位置に配設された前記心
電図情報記録部と夫々独立して導通状態に維持された左
右電極部とを備え、前記心電図情報記録部は、患者皮膚
表面側に配設された生体電極部と、押圧されたことを検
知すると前記生体電極部と前記左右電極部よりの生体信
号より心電図情報を生成して記録する心電図情報記録部
とを備えることを特徴とする。
【0008】そして例えば、前記心電図情報記録部は、
押圧されている間心電図情報を記録することを特徴とす
る。あるいは、前記心電図情報記録部は内蔵する記録メ
モリに心電図情報を書込むことを特徴とする。また例え
ば、前記記録メモリはICメモリであることを特徴とす
る。更に、前記心電図情報記録部で記録した心電図情報
を外部に出更に例えば、前記心電図情報記録部は、所定
量の最新に記録した心電図情報のみを記録していること
を特徴とする。
押圧されている間心電図情報を記録することを特徴とす
る。あるいは、前記心電図情報記録部は内蔵する記録メ
モリに心電図情報を書込むことを特徴とする。また例え
ば、前記記録メモリはICメモリであることを特徴とす
る。更に、前記心電図情報記録部で記録した心電図情報
を外部に出更に例えば、前記心電図情報記録部は、所定
量の最新に記録した心電図情報のみを記録していること
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。 [発明の実施の形態の第1の例]図1乃至図3は本発明
に係る発明の実施の形態の一例の心電図情報収集装置及
び心電図情報処理方法を説明するための図である。図1
は本例の心電図情報収集装置の生体への装着状態の例を
示す図、図2は本例の心電図情報収集装置本体部の構造
を示す図、図3は本例の心電図情報収集装置の電子回路
部分の構成を示すブロック図である。
る発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。 [発明の実施の形態の第1の例]図1乃至図3は本発明
に係る発明の実施の形態の一例の心電図情報収集装置及
び心電図情報処理方法を説明するための図である。図1
は本例の心電図情報収集装置の生体への装着状態の例を
示す図、図2は本例の心電図情報収集装置本体部の構造
を示す図、図3は本例の心電図情報収集装置の電子回路
部分の構成を示すブロック図である。
【0010】本例の心電図情報収集装置は心電図情報収
集装置本体10を釣り下げ部材である鎖20で首よりネ
ックレス状に釣り下げたり、あるいは、肩よりショルダ
ー状に釣り下げて襷懸けの状態として使用する。そし
て、この鎖20の途中の2ヶ所に電極30、40設けて
おり、この2つの電極30、40と心電図情報収集装置
本体10との間は導電性導体で接続されている。この導
電性導体は、鎖20の中に配設することができる。
集装置本体10を釣り下げ部材である鎖20で首よりネ
ックレス状に釣り下げたり、あるいは、肩よりショルダ
ー状に釣り下げて襷懸けの状態として使用する。そし
て、この鎖20の途中の2ヶ所に電極30、40設けて
おり、この2つの電極30、40と心電図情報収集装置
本体10との間は導電性導体で接続されている。この導
電性導体は、鎖20の中に配設することができる。
【0011】そして、心電図情報収集装置本体10及び
鎖20に固着された電極30、40よりの収集生体信号
により心電図情報を検出して後述する記録メモリ中に記
憶する。具体的には、例えば左肩の近くに置かれる第一
の電極30を陰極とし、右肩の近くに置かれる電極40
を接地用導子として用い、心電図情報収集装置本体10
を陽極として用いることにより各電極の電位差を検知し
て心電図を収集することが可能となる。
鎖20に固着された電極30、40よりの収集生体信号
により心電図情報を検出して後述する記録メモリ中に記
憶する。具体的には、例えば左肩の近くに置かれる第一
の電極30を陰極とし、右肩の近くに置かれる電極40
を接地用導子として用い、心電図情報収集装置本体10
を陽極として用いることにより各電極の電位差を検知し
て心電図を収集することが可能となる。
【0012】例えば心電図情報収集装置本体10がV4
位置、あるいはV5位置、更にV1位置等のいずれかの位
置にくるようにすれば良い。例えば、V1位置においた
場合には不整脈の評価に重要な価値があり、襷懸けの状
態とする等してV4位置、あるいはV5位置においた場合
には患者の虚血やカリウム異常によるST−T変化を有
効に記録することができる。
位置、あるいはV5位置、更にV1位置等のいずれかの位
置にくるようにすれば良い。例えば、V1位置においた
場合には不整脈の評価に重要な価値があり、襷懸けの状
態とする等してV4位置、あるいはV5位置においた場合
には患者の虚血やカリウム異常によるST−T変化を有
効に記録することができる。
【0013】以上の様にセットされる本例の心電図情報
収集装置本体の構造を図2を参照して以下説明する。本
例の心電図情報収集装置本体10の外形は、左右電極3
0、40に接続されるリード線11、12、鎖20に接
続されるフック部13、14、中央部に導電性材料で形
成された導電素子16が配設された可撓性を有する電極
部15、比較的硬質の材料で形成された着脱自在に構成
された平面カバー17で形成されている。
収集装置本体の構造を図2を参照して以下説明する。本
例の心電図情報収集装置本体10の外形は、左右電極3
0、40に接続されるリード線11、12、鎖20に接
続されるフック部13、14、中央部に導電性材料で形
成された導電素子16が配設された可撓性を有する電極
部15、比較的硬質の材料で形成された着脱自在に構成
された平面カバー17で形成されている。
【0014】そして、内部に電子回路部100、及びス
イッチ部175が配設されている。スイッチ部175
は、背面より本例の心電図情報収集装置本体10を押圧
した際に、電極部15が押圧されて変形し、スイッチ部
175の両接点を閉接すると、電子回路部100が起動
し、心電図測定及び記録を行なうように動作する。即
ち、図2の背面の平面カバー17側より押圧すると、電
極部15が電子回路部100方向に変形し、スイッチ部
175の両接点を閉接するとともに電極素子16を皮膚
表面に圧接した状態となる。このため、電極素子16よ
りの導出生体信号が電子回路部100内に取込まれるこ
とになる。
イッチ部175が配設されている。スイッチ部175
は、背面より本例の心電図情報収集装置本体10を押圧
した際に、電極部15が押圧されて変形し、スイッチ部
175の両接点を閉接すると、電子回路部100が起動
し、心電図測定及び記録を行なうように動作する。即
ち、図2の背面の平面カバー17側より押圧すると、電
極部15が電子回路部100方向に変形し、スイッチ部
175の両接点を閉接するとともに電極素子16を皮膚
表面に圧接した状態となる。このため、電極素子16よ
りの導出生体信号が電子回路部100内に取込まれるこ
とになる。
【0015】次にこの電子回路部100の詳細構成を図
3のブロック図を参照して説明する。図3において、1
10は本例の装置全体の制御を司るCPU、120はC
PU110の動作制御手順等を記憶するROM、130
はCPU110の作業領域として各種処理経過等を一時
記憶するRAM、140は収集した心電図情報を記憶す
る記録メモリ、150は入力部160で検出した各電極
よりの信号を元に心電図情報を検出し、所定周期でサン
プリングして対応するデジタル信号に変換して出力する
心電図処理部、160は接地用電極40と、陽極用電極
16、陰極用電極30間の電位差を検出して所定レベル
に増幅するとともに心電図処理部150に出力する入力
部である。
3のブロック図を参照して説明する。図3において、1
10は本例の装置全体の制御を司るCPU、120はC
PU110の動作制御手順等を記憶するROM、130
はCPU110の作業領域として各種処理経過等を一時
記憶するRAM、140は収集した心電図情報を記憶す
る記録メモリ、150は入力部160で検出した各電極
よりの信号を元に心電図情報を検出し、所定周期でサン
プリングして対応するデジタル信号に変換して出力する
心電図処理部、160は接地用電極40と、陽極用電極
16、陰極用電極30間の電位差を検出して所定レベル
に増幅するとともに心電図処理部150に出力する入力
部である。
【0016】心電図処理部において各電極間の電位差よ
り心電図情報を検出する処理は公知の方法を用いること
ができる。このため、心電図処理の詳細説明は省略す
る。なお、各電極よりのアナログ信号を入力部160で
対応するデジタル信号に変換し、心電図処理部150で
はこのデジタル信号より心電図を検出する様に制御して
も良い。
り心電図情報を検出する処理は公知の方法を用いること
ができる。このため、心電図処理の詳細説明は省略す
る。なお、各電極よりのアナログ信号を入力部160で
対応するデジタル信号に変換し、心電図処理部150で
はこのデジタル信号より心電図を検出する様に制御して
も良い。
【0017】また、170は電源であり、本例では駆動
源として電池を用いている。そして、この電源より各構
成に駆動電力を供給するか否かはスイッチ部175が閉
接されたか否かで制御している。なお、記録メモリ14
0の記憶内容が破壊されないように必要であればこの記
録メモリ140には保持電源が常時供給される。また、
電源170からは、CPU110にスイッチ部175の
ON/OFF状態を電源の立ち上がり及び立ち下がりと
は別個に報知する様になっており、スイッチ部175の
接点が離れてOFF状態となった場合には速やかにこの
ことをCPU110に報知可能に構成されている。この
ため、CPU110ではこの信号によりスイッチOFF
を検出して直ちに各構成の動作を終了させて実際の電源
断に備えることができるように構成されている。
源として電池を用いている。そして、この電源より各構
成に駆動電力を供給するか否かはスイッチ部175が閉
接されたか否かで制御している。なお、記録メモリ14
0の記憶内容が破壊されないように必要であればこの記
録メモリ140には保持電源が常時供給される。また、
電源170からは、CPU110にスイッチ部175の
ON/OFF状態を電源の立ち上がり及び立ち下がりと
は別個に報知する様になっており、スイッチ部175の
接点が離れてOFF状態となった場合には速やかにこの
ことをCPU110に報知可能に構成されている。この
ため、CPU110ではこの信号によりスイッチOFF
を検出して直ちに各構成の動作を終了させて実際の電源
断に備えることができるように構成されている。
【0018】但し、このスイッチ部175で直接電源の
ON/OFFを行なうように制御しても良いことは勿論
である。更に、本例においては、以上の構成に加えて、
外部装置200に記録メモリ140中に記憶している心
電図情報を読み出して出力する出力部180が備えられ
ており、収集されて記録メモリ140に格納されている
記録心電図情報を読み出すことが可能に構成されてい
る。なお、この出力部180は、コネクタ185を介し
て外部装置200と接続可能に構成されており、例えば
外部装置200よりコネクタ185を介して記録メモリ
140の記録内容を順次読み出すことができる。
ON/OFFを行なうように制御しても良いことは勿論
である。更に、本例においては、以上の構成に加えて、
外部装置200に記録メモリ140中に記憶している心
電図情報を読み出して出力する出力部180が備えられ
ており、収集されて記録メモリ140に格納されている
記録心電図情報を読み出すことが可能に構成されてい
る。なお、この出力部180は、コネクタ185を介し
て外部装置200と接続可能に構成されており、例えば
外部装置200よりコネクタ185を介して記録メモリ
140の記録内容を順次読み出すことができる。
【0019】また、コネクタ185を用いずに、LED
等の発光手段を内蔵し、光結合によるワイヤレス伝送に
より記録メモリ140の記録内容を読み出してもよい。
このように構成することにより、非接触でデータの授受
ができ、コネクタ部の劣化などの虞の無い、信頼性の高
いものとできる。この出力部180よりの出力信号は、
記録メモリ140より読み出したデジタル形式の情報を
直接外部装置で読み取ってもよい。外部装置200に読
み取りのための専用の構成を備えている場合などはこの
方法が有効である。
等の発光手段を内蔵し、光結合によるワイヤレス伝送に
より記録メモリ140の記録内容を読み出してもよい。
このように構成することにより、非接触でデータの授受
ができ、コネクタ部の劣化などの虞の無い、信頼性の高
いものとできる。この出力部180よりの出力信号は、
記録メモリ140より読み出したデジタル形式の情報を
直接外部装置で読み取ってもよい。外部装置200に読
み取りのための専用の構成を備えている場合などはこの
方法が有効である。
【0020】そして、必要に応じて出力部180及び記
録メモリ140に外部装置200よりコネクタ185を
介して駆動電力を供給し、記録メモリ140の記録内容
を順次読み出すことができる様に構成してもよい。な
お、この場合において、CPU110その他の各構成に
も合わせて外部装置200より動作電力を供給してCP
U110の制御下で記録メモリ140の記憶内容を出力
部180に出力するように構成してもよい。
録メモリ140に外部装置200よりコネクタ185を
介して駆動電力を供給し、記録メモリ140の記録内容
を順次読み出すことができる様に構成してもよい。な
お、この場合において、CPU110その他の各構成に
も合わせて外部装置200より動作電力を供給してCP
U110の制御下で記録メモリ140の記憶内容を出力
部180に出力するように構成してもよい。
【0021】但し、本例の出力部180の構成は以上の
例に限定されるものではなく、外部装置200に特別の
入力回路が無いような場合においても、本例装置の測定
情報を出力することができる。この場合においては、例
えば、この出力部180をDC−ACコンバータ構成と
してCPU110により記録メモリ140より読み出さ
れたデジタル心電図情報を対応するアナログ信号に変換
し、外部装置に供給するように構成することができる。
例に限定されるものではなく、外部装置200に特別の
入力回路が無いような場合においても、本例装置の測定
情報を出力することができる。この場合においては、例
えば、この出力部180をDC−ACコンバータ構成と
してCPU110により記録メモリ140より読み出さ
れたデジタル心電図情報を対応するアナログ信号に変換
し、外部装置に供給するように構成することができる。
【0022】コネクタ185はミニジャックとし、例え
ばここからDC0.5V/mVの出力とすることによ
り、これを通常の心電計の生体電極よりの検出信号とし
て入力することができ、外部装置が心電計の場合には何
らこのために特別の構成を備える必要がなくなる。更に
また、以上の説明においては、直接収集した心電図情報
を外部装置200に出力する場合について説明した。し
かし、本発明は以上の例に限定されるものではなく、例
えば出力部180に入力信号を対応する音響信号に変換
して出力することが可能な構成を備えるものとし、例え
ば患者が発作が収まった後などに医療機関に電話をか
け、この電話に音響信号として送出し、これを電話を通
して受信した外部装置で対応する心電図情報に変換して
もよい。
ばここからDC0.5V/mVの出力とすることによ
り、これを通常の心電計の生体電極よりの検出信号とし
て入力することができ、外部装置が心電計の場合には何
らこのために特別の構成を備える必要がなくなる。更に
また、以上の説明においては、直接収集した心電図情報
を外部装置200に出力する場合について説明した。し
かし、本発明は以上の例に限定されるものではなく、例
えば出力部180に入力信号を対応する音響信号に変換
して出力することが可能な構成を備えるものとし、例え
ば患者が発作が収まった後などに医療機関に電話をか
け、この電話に音響信号として送出し、これを電話を通
して受信した外部装置で対応する心電図情報に変換して
もよい。
【0023】以上の説明における出力部180のコネク
タ185は、平面カバー17を着脱自在に構成した場合
には、この平面カバー17を取外した場合における電子
回路100中の露出部分に設けることが望ましい。ある
いは、上述したミニジャックでコネクタ185を構成し
た場合には平面カバー17に直接取り付けた構成であっ
ても、また装置のサイド面に設けてもよい。
タ185は、平面カバー17を着脱自在に構成した場合
には、この平面カバー17を取外した場合における電子
回路100中の露出部分に設けることが望ましい。ある
いは、上述したミニジャックでコネクタ185を構成し
た場合には平面カバー17に直接取り付けた構成であっ
ても、また装置のサイド面に設けてもよい。
【0024】以上の図3に示す構成を備える本例の心電
図情報収集装置本体の電子回路部100は、電源部17
0接続ワイヤー等を除き1個あるいは小数のICで構成
することができ、例えば記録メモリ140をICメモリ
で構成すれば、全ての構成を1個のICで構成すること
も可能となり、全体を小型軽量に構成することができ、
首に懸けるペンダント程度の大きさで構成することがで
きる。
図情報収集装置本体の電子回路部100は、電源部17
0接続ワイヤー等を除き1個あるいは小数のICで構成
することができ、例えば記録メモリ140をICメモリ
で構成すれば、全ての構成を1個のICで構成すること
も可能となり、全体を小型軽量に構成することができ、
首に懸けるペンダント程度の大きさで構成することがで
きる。
【0025】以上の構成を備える本例の装置を利用して
心電図を記録させる記録方法を以下説明する。本例の心
電図情報収集装置は、心臓発作を起こす可能性のある患
者等に常時装着し、実際に発作が起きた場合や患者に自
覚症状がおきたような場合に、患者自身が従来の様に着
衣を脱いだりはだけたりすることなく、その時点の心電
図情報を収集可能とするものである。
心電図を記録させる記録方法を以下説明する。本例の心
電図情報収集装置は、心臓発作を起こす可能性のある患
者等に常時装着し、実際に発作が起きた場合や患者に自
覚症状がおきたような場合に、患者自身が従来の様に着
衣を脱いだりはだけたりすることなく、その時点の心電
図情報を収集可能とするものである。
【0026】このため、本例の装置を図1に示すように
直接皮膚表面に首から釣り下げる/あるいは右肩より袈
裟がけした状態で心電図情報収集装置本体10が上述し
た測定ポイント近傍となるように配置する。そしてその
上より衣服を順次着てゆく。この際の心電図情報収集装
置本体10の位置であるが、望むべきは正確に各測定ポ
イント上に位置することが望ましいが、ある程度測定ポ
イントの近傍に位置していれば略良好な測定結果を得る
ことができる。
直接皮膚表面に首から釣り下げる/あるいは右肩より袈
裟がけした状態で心電図情報収集装置本体10が上述し
た測定ポイント近傍となるように配置する。そしてその
上より衣服を順次着てゆく。この際の心電図情報収集装
置本体10の位置であるが、望むべきは正確に各測定ポ
イント上に位置することが望ましいが、ある程度測定ポ
イントの近傍に位置していれば略良好な測定結果を得る
ことができる。
【0027】この状態において、日常生活を行い、患者
が心臓の異常を自覚した場合は、着衣の上よりもし可能
であれば予め認識している測定ポイントに心電図情報収
集装置本体10を掴んで、下方に引っ張ってあるいは、
ずらして位置決めして左右電極30、40を皮膚に密着
させるとともに心電図情報収集装置本体10を皮膚に押
しあてる。
が心臓の異常を自覚した場合は、着衣の上よりもし可能
であれば予め認識している測定ポイントに心電図情報収
集装置本体10を掴んで、下方に引っ張ってあるいは、
ずらして位置決めして左右電極30、40を皮膚に密着
させるとともに心電図情報収集装置本体10を皮膚に押
しあてる。
【0028】これにより、左右電極30、40が良好な
接触状態となるとともに、心電図情報収集装置本体10
の電極素子16が皮膚に密着し、スイッチ部材175の
接点も閉接して電源170より図3に示す各構成に駆動
電力が供給される。この結果、CPU110が動作を開
始し、心電図処理部150を起動して入力部160を介
して入力された各電極間の電位差より心電図情報を抽出
する。そしてこの抽出した心電図情報を順次記録メモリ
140に格納していく。そして、患者による心電図情報
収集部本体10の押し付けが解除されるとスイッチ部1
75の接点が離れ、CPU110は心電図収集処理を終
了して記録メモリ140への記録を中止する。そして電
源175よりの駆動電源が落ちることにより全ての動作
を停止する。
接触状態となるとともに、心電図情報収集装置本体10
の電極素子16が皮膚に密着し、スイッチ部材175の
接点も閉接して電源170より図3に示す各構成に駆動
電力が供給される。この結果、CPU110が動作を開
始し、心電図処理部150を起動して入力部160を介
して入力された各電極間の電位差より心電図情報を抽出
する。そしてこの抽出した心電図情報を順次記録メモリ
140に格納していく。そして、患者による心電図情報
収集部本体10の押し付けが解除されるとスイッチ部1
75の接点が離れ、CPU110は心電図収集処理を終
了して記録メモリ140への記録を中止する。そして電
源175よりの駆動電源が落ちることにより全ての動作
を停止する。
【0029】以上の余裕のない場合には、単に心電図情
報収集装置本体10を服の上から押し付けるのみであっ
ても、各電極は皮膚に直接触れた状態となっており、略
完全な心電波形が収集できる。なお、本例の心電図情報
収集装置においては、記録メモリ140は内部ループ式
の記録方式を採用しており、記録メモリ140には最新
の所定量の心電図情報のみが記録される方式であり、複
数回に渡って長時間記録状態とした場合においても、最
新の一定時間分の心電図情報のみが記録された状態であ
る。
報収集装置本体10を服の上から押し付けるのみであっ
ても、各電極は皮膚に直接触れた状態となっており、略
完全な心電波形が収集できる。なお、本例の心電図情報
収集装置においては、記録メモリ140は内部ループ式
の記録方式を採用しており、記録メモリ140には最新
の所定量の心電図情報のみが記録される方式であり、複
数回に渡って長時間記録状態とした場合においても、最
新の一定時間分の心電図情報のみが記録された状態であ
る。
【0030】図3に示す本例では、心電図処理部150
は、サンプリング周波数250Hzの4mS毎に0.0
1mV/Bitの解像度で心電図情報を出力し、記録メモ
リ140は1CH分の心電図誘導を約60秒間分記録す
ることができるように構成されている。なお、もう少し
長時間の記録要求がある場合には記録メモリの記憶容量
を増やせば良く、また、サンプリング周波数や解像度を
落とせばより長時間の記録が可能となる。以上の種々の
点を検討した結果、略60秒間の記録ができればほとん
どの場合には心電図情報の解析ができるため、上述の時
間が設定されている。
は、サンプリング周波数250Hzの4mS毎に0.0
1mV/Bitの解像度で心電図情報を出力し、記録メモ
リ140は1CH分の心電図誘導を約60秒間分記録す
ることができるように構成されている。なお、もう少し
長時間の記録要求がある場合には記録メモリの記憶容量
を増やせば良く、また、サンプリング周波数や解像度を
落とせばより長時間の記録が可能となる。以上の種々の
点を検討した結果、略60秒間の記録ができればほとん
どの場合には心電図情報の解析ができるため、上述の時
間が設定されている。
【0031】以上の様にして記録メモリ140に発作時
等の心電図情報を格納しておき、的確な処置を行なって
発作が収まった後などに、この本例の心電図情報収集装
置を病院などの治療期間に持参する。これを受けとった
医療機関においては、出力部に外部装置200を接続し
て記憶されている心電図情報を読み出す。そしてこの心
電図情報を解析することにより、発作などが起きた時に
心電図情報的確に把握でき適切な治療を行なうことが可
能となる。図4に示す例は、上述したV5の位置に心電
図情報収集装置本体10を押しあてた場合の例である。
図4に示すように非常に明瞭な波形が収集できた。
等の心電図情報を格納しておき、的確な処置を行なって
発作が収まった後などに、この本例の心電図情報収集装
置を病院などの治療期間に持参する。これを受けとった
医療機関においては、出力部に外部装置200を接続し
て記憶されている心電図情報を読み出す。そしてこの心
電図情報を解析することにより、発作などが起きた時に
心電図情報的確に把握でき適切な治療を行なうことが可
能となる。図4に示す例は、上述したV5の位置に心電
図情報収集装置本体10を押しあてた場合の例である。
図4に示すように非常に明瞭な波形が収集できた。
【0032】以上説明したように本例によれば、着衣を
着たままこの着衣の上から本例の心電図情報収集装置本
体10を身体に押し付けるのみで押し付けている間の心
電図情報を収集することができ、例えば心臓病患者に装
着しておくことにより、心臓発作が起きた時の心電図波
形を患者に大きな負担をかけることなく確実に収集する
ことができる。
着たままこの着衣の上から本例の心電図情報収集装置本
体10を身体に押し付けるのみで押し付けている間の心
電図情報を収集することができ、例えば心臓病患者に装
着しておくことにより、心臓発作が起きた時の心電図波
形を患者に大きな負担をかけることなく確実に収集する
ことができる。
【0033】[発明の実施の形態の第2の例]上述した
発明の実施の形態の第1の例においては、スイッチ部1
75を電極素子16の配設側に設けた。このため、平面
カバー17裏面の電子回路100部分に出力部コネクタ
185を配設する場合の制約が少ないものとできた。し
かし、本発明は以上の例に限定されるものではなく、出
力部コネクタ185が設けられる領域を確保できる場合
にはこのスイッチ部は平面カバー裏面に設けてもよい。
このように構成することにより、平面カバー方向より押
圧した場合におけるスイッチ開閉操作の簡略化が図れ
る。
発明の実施の形態の第1の例においては、スイッチ部1
75を電極素子16の配設側に設けた。このため、平面
カバー17裏面の電子回路100部分に出力部コネクタ
185を配設する場合の制約が少ないものとできた。し
かし、本発明は以上の例に限定されるものではなく、出
力部コネクタ185が設けられる領域を確保できる場合
にはこのスイッチ部は平面カバー裏面に設けてもよい。
このように構成することにより、平面カバー方向より押
圧した場合におけるスイッチ開閉操作の簡略化が図れ
る。
【0034】即ち、電極素子部分を可撓性を有する材料
で構成する必要がなくなり、かつ平面カバー側の変形も
ごくわずかでスイッチ開閉でき、構造上もより容易なも
のとできる。スイッチ部を平面カバー裏面に設けた本発
明に係る発明の実施の形態の第2の例を図5を参照して
以下説明する。図5は本発明に係る発明の実施の形態の
第2の例の心電図情報収集装置本体の構造を説明するた
めの図である。図5において、上述した図2に示す発明
の実施の形態の第1の例と同様構成には同一番号を付し
詳細説明を省略する。なお、電子回路部100の構成は
上述した図3の構成と同様構成とすることができる。
で構成する必要がなくなり、かつ平面カバー側の変形も
ごくわずかでスイッチ開閉でき、構造上もより容易なも
のとできる。スイッチ部を平面カバー裏面に設けた本発
明に係る発明の実施の形態の第2の例を図5を参照して
以下説明する。図5は本発明に係る発明の実施の形態の
第2の例の心電図情報収集装置本体の構造を説明するた
めの図である。図5において、上述した図2に示す発明
の実施の形態の第1の例と同様構成には同一番号を付し
詳細説明を省略する。なお、電子回路部100の構成は
上述した図3の構成と同様構成とすることができる。
【0035】図5に示す発明の実施の形態の第2の例に
おいては、電極素子56は電子回路部100に直接接続
されているものでも、あるいは信号線により接続されて
いるものでも良く、いずれの場合のいてもこの部分を可
撓性を有する材料で構成する必要はなく、導電性材料で
あれば種々の材料を用いることができる。平面カバー5
1はやはり着脱自在に設けられているが、本例において
はやや可撓性を有する様に構成されており、平面カバー
51部分を押圧することにより変形し、内側に設けられ
ているスイッチ部175bの接点が閉接する。これによ
り心電図情報の収集が行われることになる。
おいては、電極素子56は電子回路部100に直接接続
されているものでも、あるいは信号線により接続されて
いるものでも良く、いずれの場合のいてもこの部分を可
撓性を有する材料で構成する必要はなく、導電性材料で
あれば種々の材料を用いることができる。平面カバー5
1はやはり着脱自在に設けられているが、本例において
はやや可撓性を有する様に構成されており、平面カバー
51部分を押圧することにより変形し、内側に設けられ
ているスイッチ部175bの接点が閉接する。これによ
り心電図情報の収集が行われることになる。
【0036】以上に説明した発明の実施の形態の第2の
例においても、上述した第1の例と同様の作用効果を達
成している。更に、発明の実施の形態の第2の例におい
ては、電極素子部分を可撓性を有する材料で構成する必
要がなくなり、かつ平面カバー側の変形もごくわずかで
スイッチ接点に離接ができ、構造上もより容易なものと
できる。
例においても、上述した第1の例と同様の作用効果を達
成している。更に、発明の実施の形態の第2の例におい
ては、電極素子部分を可撓性を有する材料で構成する必
要がなくなり、かつ平面カバー側の変形もごくわずかで
スイッチ接点に離接ができ、構造上もより容易なものと
できる。
【0037】[発明の実施の形態例の他の例]上述した
例では心電図情報収集装置本体10を鎖20により釣り
下げていたが、本発明は以上の例に限定されるものでは
なく、心電図情報収集装置本体10を釣り下げられるも
のであればその形状等は問わない。例えば、鎖に替え、
ケーブルで心電図情報収集装置本体10を釣り下げる構
成としてもよい。この場合には、左右電極30、40と
心電図情報収集装置本体10との間の接続をこのケーブ
ル自体を使用することが容易にできる。例えば、左右電
極30、40までのケーブルの中心部を例えば導電性材
料で形成すれば良い。
例では心電図情報収集装置本体10を鎖20により釣り
下げていたが、本発明は以上の例に限定されるものでは
なく、心電図情報収集装置本体10を釣り下げられるも
のであればその形状等は問わない。例えば、鎖に替え、
ケーブルで心電図情報収集装置本体10を釣り下げる構
成としてもよい。この場合には、左右電極30、40と
心電図情報収集装置本体10との間の接続をこのケーブ
ル自体を使用することが容易にできる。例えば、左右電
極30、40までのケーブルの中心部を例えば導電性材
料で形成すれば良い。
【0038】更に、以上の説明においては、記録メモリ
140としてICメモリを用いて出力部180よりこの
記録内容を読み出す構成としていたが、本発明は以上の
例に限定されるものではなく、記録メモリ140そのも
のを取外し可能に構成し、出力部180及びコネクト1
85を不要とすることもできる。この場合には、メモリ
チップのみを取外し可能なコネクタに装着し、このメモ
リチップを外部装置にメモリ読み出し部に装着して中の
記録内容を読み出すようにする。以上の様に構成するこ
とにより、構造を簡略化できる。
140としてICメモリを用いて出力部180よりこの
記録内容を読み出す構成としていたが、本発明は以上の
例に限定されるものではなく、記録メモリ140そのも
のを取外し可能に構成し、出力部180及びコネクト1
85を不要とすることもできる。この場合には、メモリ
チップのみを取外し可能なコネクタに装着し、このメモ
リチップを外部装置にメモリ読み出し部に装着して中の
記録内容を読み出すようにする。以上の様に構成するこ
とにより、構造を簡略化できる。
【0039】また、記録メモリ140をICメモリでは
なく、記録媒体に収集した心電図情報を記録する方式と
することにより、この記録媒体のみを取り出して外部装
置の読み取り装置にセットして記録情報を読み出すよう
にしても良い。小型軽量化できるものであれば任意の構
成を採用することができ、磁気ディスク方式のものであ
っても、カートリッジ方式の磁気記録媒体であっても良
い。更に、エンドレスの磁気テープに記録する方式であ
っても良い。更に、光磁気ディスクであっても良いこと
は勿論である。
なく、記録媒体に収集した心電図情報を記録する方式と
することにより、この記録媒体のみを取り出して外部装
置の読み取り装置にセットして記録情報を読み出すよう
にしても良い。小型軽量化できるものであれば任意の構
成を採用することができ、磁気ディスク方式のものであ
っても、カートリッジ方式の磁気記録媒体であっても良
い。更に、エンドレスの磁気テープに記録する方式であ
っても良い。更に、光磁気ディスクであっても良いこと
は勿論である。
【0040】即ち、小型の磁気記録方式のフレキシブル
ディスク方式であっても、磁気ディスク方式であっても
良く、光磁気ディスク方式であっても良く、その記録方
式には何ら限定されない。但し、首から下げて使用する
ため、できるだけ小型軽量であることが望ましい。ま
た、記録した心電図波形を外部装置でデジタルデータと
して読み出し可能に構成する場合に限定されるものでは
ない。即ち、心電図情報を可視表示可能な様に記録する
ものであっても発作時の心電図波形を調べることが可能
であり、例えば、フイルム上に心電波形を焼き付けるこ
とにより、このフイルムを取外すことにより心電波形を
認識可能に構成してもよい。
ディスク方式であっても、磁気ディスク方式であっても
良く、光磁気ディスク方式であっても良く、その記録方
式には何ら限定されない。但し、首から下げて使用する
ため、できるだけ小型軽量であることが望ましい。ま
た、記録した心電図波形を外部装置でデジタルデータと
して読み出し可能に構成する場合に限定されるものでは
ない。即ち、心電図情報を可視表示可能な様に記録する
ものであっても発作時の心電図波形を調べることが可能
であり、例えば、フイルム上に心電波形を焼き付けるこ
とにより、このフイルムを取外すことにより心電波形を
認識可能に構成してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、着衣
を着たままこの着衣の上から胸部に配置された電図情報
収集装置本体を身体に押し付けるのみで、心電図情報を
収集することができ、例えば心臓病患者に装着しておく
ことにより、心臓発作が起きた時の心電図波形を患者に
大きな負担をかけることなく確実に収集することができ
る。
を着たままこの着衣の上から胸部に配置された電図情報
収集装置本体を身体に押し付けるのみで、心電図情報を
収集することができ、例えば心臓病患者に装着しておく
ことにより、心臓発作が起きた時の心電図波形を患者に
大きな負担をかけることなく確実に収集することができ
る。
【図1】本発明に係る発明の実施の形態の一例の心電図
情報収集装置の生体への装着状態の例を示す図である。
情報収集装置の生体への装着状態の例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態例の心電図情報収集装置本
体部の構造を示す図である。
体部の構造を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態例の心電図情報収集装置の
電子回路部分の構成を示すブロック図である。
電子回路部分の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態例の心電図情報収集装置を
用いて収集記録した心電図情報の記録例を示す図であ
る。
用いて収集記録した心電図情報の記録例を示す図であ
る。
【図5】本発明に係る発明の実施の形態例の第2の例に
おける心電図情報収集装置本体部の構造を示す図であ
る。
おける心電図情報収集装置本体部の構造を示す図であ
る。
10 心電図情報収集装置本体 20 鎖 30、40 電極 11、12 リード線 13、14 フック部 15 電極部 16、56 電極素子 17、51 平面カバー17で形成されている。 100 電子回路部 110 CPU 120 ROM 130 RAM 140 記録メモリ 150 心電図処理部 160 入力部 170 電源 175 スイッチ部 180 出力部 185 コネクタ 200 外部装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安住 明也 東京都文京区本郷2丁目35番8号 フクダ 電子株式会社本郷事業所内
Claims (7)
- 【請求項1】 患者の首にあるいは肩に釣り下げる釣り
下げ部材と、 前記釣り下げ部材に固着され前記釣り下げ部材により患
者の首に釣り下げられた時に患者胸部に位置する心電図
情報を収集して記録可能な心電図情報記録部と、 前記釣り下げ部材により首に懸けた時の左右の夫々の首
の付け根近傍となる位置に配設された前記心電図情報記
録部と夫々独立して導通状態に維持された左右電極部と
を備え、 前記心電図情報記録部は、患者皮膚表面側に配設された
生体電極部と、押圧されたことを検知すると前記生体電
極部と前記左右電極部よりの生体信号より心電図情報を
生成して記録する心電図情報記録部とを備えることを特
徴とする心電図情報収集装置。 - 【請求項2】 前記心電図情報記録部は、押圧されてい
る間心電図情報を記録することを特徴とする請求項1記
載の心電図情報収集装置。 - 【請求項3】 前記心電図情報記録部は内蔵する記録メ
モリに心電図情報を書込むことを特徴とする請求項1又
は請求項2のいずれかに記載の心電図情報収集装置。 - 【請求項4】 前記記録メモリはICメモリであること
を特徴とする請求項3記載の心電図情報収集装置。 - 【請求項5】 更に、前記心電図情報記録部で記録した
心電図情報を外部に出力する出力部を備えることを特徴
とする請求項1乃至4のいずれかに記載の心電図情報収
集装置。 - 【請求項6】 前記心電図情報記録部は、所定量の最新
に記録した心電図情報のみを記録していることを特徴と
する請求項1乃至5のいずれかに記載の心電図情報収集
装置。 - 【請求項7】 前記請求項1乃至6のいずれかに記載の
心電図情報収集装置を患者の首にあるいは肩より直接皮
膚に触れるように釣り下げて、患者による心臓不調の自
覚時に衣服の上より前記心電図情報記録部を押圧するこ
とにより押圧している間の心電図情報を記録することを
特徴とする心電図情報処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8123607A JPH09299343A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 心電図情報収集装置及び心電図情報処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8123607A JPH09299343A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 心電図情報収集装置及び心電図情報処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09299343A true JPH09299343A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14864802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8123607A Pending JPH09299343A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 心電図情報収集装置及び心電図情報処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09299343A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002282230A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-02 | Fukuda Denshi Co Ltd | 生体情報収集装置、生体情報処理装置及び処理方法 |
JP2007504917A (ja) * | 2003-09-12 | 2007-03-08 | ボディーメディア インコーポレイテッド | 心臓関連パラメータの測定方法及び装置 |
JP2008284364A (ja) * | 2007-05-15 | 2008-11-27 | National Yang Ming Univ | ネックレスタイプの心電計及び体温情報検出器 |
JP2013188279A (ja) * | 2012-03-13 | 2013-09-26 | Casio Computer Co Ltd | 人体情報収集装置 |
CN103330563A (zh) * | 2013-06-04 | 2013-10-02 | 深圳市美的连电子科技有限公司 | 一种微型心电记录仪 |
JP2015024063A (ja) * | 2013-07-28 | 2015-02-05 | 株式会社大木工藝 | ネックレス |
-
1996
- 1996-05-17 JP JP8123607A patent/JPH09299343A/ja active Pending
Cited By (7)
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