JPH09298752A - デジタル画像受信方法およびデジタル画像受信機 - Google Patents
デジタル画像受信方法およびデジタル画像受信機Info
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- JPH09298752A JPH09298752A JP13771296A JP13771296A JPH09298752A JP H09298752 A JPH09298752 A JP H09298752A JP 13771296 A JP13771296 A JP 13771296A JP 13771296 A JP13771296 A JP 13771296A JP H09298752 A JPH09298752 A JP H09298752A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T9/00—Image coding
- G06T9/004—Predictors, e.g. intraframe, interframe coding
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Physics & Mathematics (AREA)
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- Theoretical Computer Science (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多重化された複数のプログラムを簡単な操作
で検索でき、しかも受信機の回路構成を簡略化すること
ができるデジタル画像受信方法および受信機を提供する
こと。 【解決手段】 コントローラ44からCSチューナ12
に対して周波数帯域を一方向にスキャンする指示が送ら
れ、受信可能な放送波の周波数がサーチされる。サーチ
された各放送波に複数の放送プログラムが多重化されて
いる場合に、MPEG2ビデオ復号化部28によって各
放送プログラムに対応したIピクチャの復号化処理が行
われ、各復号化データがメモリ38に格納される。サー
チ終了時に、所定の放送波に対応した各復号化データが
メモリ38から読み出され、D/A変換器32およびN
TSCエンコーダ34を通すことによりアナログの映像
信号に変換され、液晶表示装置36の画面内にこれら復
号化データに基づく複数の静止画が分割表示される。
で検索でき、しかも受信機の回路構成を簡略化すること
ができるデジタル画像受信方法および受信機を提供する
こと。 【解決手段】 コントローラ44からCSチューナ12
に対して周波数帯域を一方向にスキャンする指示が送ら
れ、受信可能な放送波の周波数がサーチされる。サーチ
された各放送波に複数の放送プログラムが多重化されて
いる場合に、MPEG2ビデオ復号化部28によって各
放送プログラムに対応したIピクチャの復号化処理が行
われ、各復号化データがメモリ38に格納される。サー
チ終了時に、所定の放送波に対応した各復号化データが
メモリ38から読み出され、D/A変換器32およびN
TSCエンコーダ34を通すことによりアナログの映像
信号に変換され、液晶表示装置36の画面内にこれら復
号化データに基づく複数の静止画が分割表示される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つの周波数に複
数のチャネルが多重化されたデジタル画像を受信する際
のデジタル画像受信方法およびデジタル画像受信機に関
する。
数のチャネルが多重化されたデジタル画像を受信する際
のデジタル画像受信方法およびデジタル画像受信機に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信衛星を使ったBS(Broadcas
ting Satellite)放送およびCS(Communication Sate
llite )放送によるアナログ方式のテレビ放送が実用化
されている。アナログ方式によるBS放送あるいはCS
放送は、何れも1つの放送波に1つの放送プログラムが
対応付けられており、放送プログラムを切り換える場合
には受信周波数を変えて対応する放送プログラムを切り
換えることになる。
ting Satellite)放送およびCS(Communication Sate
llite )放送によるアナログ方式のテレビ放送が実用化
されている。アナログ方式によるBS放送あるいはCS
放送は、何れも1つの放送波に1つの放送プログラムが
対応付けられており、放送プログラムを切り換える場合
には受信周波数を変えて対応する放送プログラムを切り
換えることになる。
【0003】また、1996年には通信衛星を使ったCSデ
ジタル放送が開始される予定である。このCSデジタル
放送は、1つの放送波に複数の放送プログラムが多重化
されており、放送波を効率よく使うことができる。
ジタル放送が開始される予定である。このCSデジタル
放送は、1つの放送波に複数の放送プログラムが多重化
されており、放送波を効率よく使うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したア
ナログ方式によるBS放送あるいはCS放送は、各放送
波毎に放送プログラムが対応付けられているため、他の
放送プログラムを検索して見たいプログラムを選択する
場合には、各放送プログラムに対応したチャネル切り換
えが必要であり、操作が煩雑であった。
ナログ方式によるBS放送あるいはCS放送は、各放送
波毎に放送プログラムが対応付けられているため、他の
放送プログラムを検索して見たいプログラムを選択する
場合には、各放送プログラムに対応したチャネル切り換
えが必要であり、操作が煩雑であった。
【0005】また、従来のBS受信機には、表示画面を
分割して、各分割画面に各放送プログラムを表示させる
機能を有するものもあるが、分割表示させるプログラム
毎に受信機構が必要となるため受信機の回路構成が複雑
になる。特に、車載用の受信機を考えた場合に、受信機
の大きさに制限があり、またコスト低減のためにも回路
構成はできるだけ簡略化する必要がある。
分割して、各分割画面に各放送プログラムを表示させる
機能を有するものもあるが、分割表示させるプログラム
毎に受信機構が必要となるため受信機の回路構成が複雑
になる。特に、車載用の受信機を考えた場合に、受信機
の大きさに制限があり、またコスト低減のためにも回路
構成はできるだけ簡略化する必要がある。
【0006】また、CSデジタル放送においても基本的
には同じであり、1つの周波数内に多重化された他の放
送プログラム、あるいは他の周波数の放送プログラムを
検索して見たいプログラムを選択する場合には、各放送
プログラムを切り換える必要があり、操作が煩雑であっ
た。
には同じであり、1つの周波数内に多重化された他の放
送プログラム、あるいは他の周波数の放送プログラムを
検索して見たいプログラムを選択する場合には、各放送
プログラムを切り換える必要があり、操作が煩雑であっ
た。
【0007】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は多重化された複数のプログラ
ムを簡単な操作で検索でき、しかも受信機の回路構成を
簡略化することができるデジタル画像受信方法および受
信機を提供することにある。
たものであり、その目的は多重化された複数のプログラ
ムを簡単な操作で検索でき、しかも受信機の回路構成を
簡略化することができるデジタル画像受信方法および受
信機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のデジタル画像受信方法および受信機
は、多重化された複数の放送プログラムのそれぞれに対
応した圧縮画像データの中から例えばIピクチャ等のフ
レーム内予測符号化データを抽出して復号化を行い、こ
の復号化データを記憶部に格納し、その後この復号化デ
ータに基づく静止画映像を1画面内に分割表示する。多
重化された各放送プログラムのフレーム内予測符号化デ
ータに基づいて静止画表示に必要な復号化画像データを
得ており、フレーム間予測符号化データを用いた場合に
比べると復号化処理の負担が少なくなる。また、多重化
された複数の放送プログラムの内容が同時に見られるた
め、放送プログラムの検索が容易であり、放送プログラ
ムを頻繁に切り換えることなく選択することができる。
ために、本発明のデジタル画像受信方法および受信機
は、多重化された複数の放送プログラムのそれぞれに対
応した圧縮画像データの中から例えばIピクチャ等のフ
レーム内予測符号化データを抽出して復号化を行い、こ
の復号化データを記憶部に格納し、その後この復号化デ
ータに基づく静止画映像を1画面内に分割表示する。多
重化された各放送プログラムのフレーム内予測符号化デ
ータに基づいて静止画表示に必要な復号化画像データを
得ており、フレーム間予測符号化データを用いた場合に
比べると復号化処理の負担が少なくなる。また、多重化
された複数の放送プログラムの内容が同時に見られるた
め、放送プログラムの検索が容易であり、放送プログラ
ムを頻繁に切り換えることなく選択することができる。
【0009】また、本発明のデジタル画像受信方法およ
び受信機は、受信周波数帯を所定方向に周波数掃引して
受信可能な周波数を検索し、その中の1つに同調周波数
を合わせた後に、上述した静止画映像の分割表示を行っ
ている。このようにして受信周波数帯を一方向にスキャ
ンして受信可能な放送波をサーチする所謂「オートメモ
リ」動作が可能となり、しかも、各放送波に含まれる全
放送プログラムの静止画を1画面内に分割表示すること
により、放送プログラムの選択等が容易となる。
び受信機は、受信周波数帯を所定方向に周波数掃引して
受信可能な周波数を検索し、その中の1つに同調周波数
を合わせた後に、上述した静止画映像の分割表示を行っ
ている。このようにして受信周波数帯を一方向にスキャ
ンして受信可能な放送波をサーチする所謂「オートメモ
リ」動作が可能となり、しかも、各放送波に含まれる全
放送プログラムの静止画を1画面内に分割表示すること
により、放送プログラムの選択等が容易となる。
【0010】また、本発明のデジタル画像受信方法およ
び受信機は、いずれかの放送プログラムの動画映像表示
中にCN比が低下した場合に、受信周波数帯を所定方向
に周波数掃引して他の受信可能な周波数を検索し、この
受信可能な周波数内で多重化された放送プログラムの静
止画を1画面内に分割表示している。CN比が良好な放
送波に含まれる全放送プログラムの静止画を1画面内に
分割表示することにより、現在受信可能な放送プログラ
ムの選択等が容易となる。
び受信機は、いずれかの放送プログラムの動画映像表示
中にCN比が低下した場合に、受信周波数帯を所定方向
に周波数掃引して他の受信可能な周波数を検索し、この
受信可能な周波数内で多重化された放送プログラムの静
止画を1画面内に分割表示している。CN比が良好な放
送波に含まれる全放送プログラムの静止画を1画面内に
分割表示することにより、現在受信可能な放送プログラ
ムの選択等が容易となる。
【0011】また、本発明のデジタル画像受信方法およ
び受信機は、複数の放送プログラムのいずれか一の動画
映像表示中に、並行して複数の放送プログラムの少なく
とも一に対応した圧縮画像データの中からフレーム内予
測符号化データを抽出して復号化を行い、この復号化デ
ータを記憶部に格納しており、動画映像表示を中断した
際にこの記憶部に格納された復号化データを読み出して
表示する。動画映像を中断する場合とは、例えば現在受
信している放送波のCN比が低下した場合や、車載の受
信機を考えた場合に車両が停車中は動画表示を行い、車
両が走行中は静止画表示を行う場合が考えられる。この
ように、動画映像表示と並行してフレーム内予測符号化
データの復号化を行ってその結果を格納しておくことに
より、動画映像表示を中断する直前の静止画を容易に表
示することができる。また、動画映像表示を再開する場
合には、フレーム内予測符号化データに対する復号化を
行った後にフレーム間予測符号化データに対する復号化
を再開するようにすれば、先にフレーム間予測符号化デ
ータに対して復号化を行うことがないため、動画映像表
示の乱れを防止することができる。
び受信機は、複数の放送プログラムのいずれか一の動画
映像表示中に、並行して複数の放送プログラムの少なく
とも一に対応した圧縮画像データの中からフレーム内予
測符号化データを抽出して復号化を行い、この復号化デ
ータを記憶部に格納しており、動画映像表示を中断した
際にこの記憶部に格納された復号化データを読み出して
表示する。動画映像を中断する場合とは、例えば現在受
信している放送波のCN比が低下した場合や、車載の受
信機を考えた場合に車両が停車中は動画表示を行い、車
両が走行中は静止画表示を行う場合が考えられる。この
ように、動画映像表示と並行してフレーム内予測符号化
データの復号化を行ってその結果を格納しておくことに
より、動画映像表示を中断する直前の静止画を容易に表
示することができる。また、動画映像表示を再開する場
合には、フレーム内予測符号化データに対する復号化を
行った後にフレーム間予測符号化データに対する復号化
を再開するようにすれば、先にフレーム間予測符号化デ
ータに対して復号化を行うことがないため、動画映像表
示の乱れを防止することができる。
【0012】なお、上述した圧縮画像データとしては、
MPEGフォーマットにより符号化されたものを考える
ことができ、この場合には、フレーム内予測符号化デー
タはIピクチャに、フレーム間予測符号化データはPピ
クチャおよびBピクチャにそれぞれ対応する。
MPEGフォーマットにより符号化されたものを考える
ことができ、この場合には、フレーム内予測符号化デー
タはIピクチャに、フレーム間予測符号化データはPピ
クチャおよびBピクチャにそれぞれ対応する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態のDVB(Digital Video Broadcasting)受信機につ
いて、図面を参照しながら具体的に説明する。
態のDVB(Digital Video Broadcasting)受信機につ
いて、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0014】図1は、本実施形態のDVB受信機1の構
成を示す図であり、一例として車載用のDVB受信機1
の構成が示されている。同図において、CSアンテナ1
0は、QPSK変調されたCS放送波を受信するための
ものであり、例えば車体上部に固定されている。CSチ
ューナ12は、所定周波数近傍(例えば1.2GHz)
に設定された複数の受信周波数の中から1つを選択同調
するものである。QPSK復調部14は、CSチューナ
12で選択同調された所定周波数のCS放送波に対して
QPSK復調を行う。デインタリーブ/誤り訂正部16
は、QPSK復調された信号に対してデインタリーブ処
理およびリード・ソロモン符号による誤り訂正処理を行
う。なお、実際にはQPSK復調された信号をフィルタ
を通した後に波形整形し、さらにビタビ復号化処理した
後に上述したデインタリーブ処理および誤り訂正処理を
行っている。
成を示す図であり、一例として車載用のDVB受信機1
の構成が示されている。同図において、CSアンテナ1
0は、QPSK変調されたCS放送波を受信するための
ものであり、例えば車体上部に固定されている。CSチ
ューナ12は、所定周波数近傍(例えば1.2GHz)
に設定された複数の受信周波数の中から1つを選択同調
するものである。QPSK復調部14は、CSチューナ
12で選択同調された所定周波数のCS放送波に対して
QPSK復調を行う。デインタリーブ/誤り訂正部16
は、QPSK復調された信号に対してデインタリーブ処
理およびリード・ソロモン符号による誤り訂正処理を行
う。なお、実際にはQPSK復調された信号をフィルタ
を通した後に波形整形し、さらにビタビ復号化処理した
後に上述したデインタリーブ処理および誤り訂正処理を
行っている。
【0015】分離化部18は、送信側で各周波数ごとに
多重化された複数の放送プログラムの中から所望の放送
プログラムのデータのみを分離する。このデータにはM
PEG2で情報圧縮された映像データと音声データが含
まれる。映像・音声分離/デスクランブル部20は、分
離化部18で分離された所望のプログラムのデータから
さらに画像データと音声データを分離するとともに、各
データに対して送信側でスクランブル処理がされている
場合には所定のデスクランブル処理を行う。MPEG2
音声復号化部22は、映像・音声分離/デスクランブル
部20で分離された音声データを復号化する。この復号
化された音声データは、D/A変換器24を通すことに
よりアナログの音声信号に変換され、スピーカ26から
出力される。
多重化された複数の放送プログラムの中から所望の放送
プログラムのデータのみを分離する。このデータにはM
PEG2で情報圧縮された映像データと音声データが含
まれる。映像・音声分離/デスクランブル部20は、分
離化部18で分離された所望のプログラムのデータから
さらに画像データと音声データを分離するとともに、各
データに対して送信側でスクランブル処理がされている
場合には所定のデスクランブル処理を行う。MPEG2
音声復号化部22は、映像・音声分離/デスクランブル
部20で分離された音声データを復号化する。この復号
化された音声データは、D/A変換器24を通すことに
よりアナログの音声信号に変換され、スピーカ26から
出力される。
【0016】MPEG2ビデオ復号化部28は、映像・
音声分離/デスクランブル部20で分離された画像デー
タを復号化する。この復号化されたデータはスイッチ3
0(後述する)を介してD/A変換器32に入力され、
輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crが作られる。さら
に、NTSCエンコーダ34によってこれらの輝度信号
および色差信号からNTSC信号(映像信号)が作ら
れ、液晶表示装置36に送られる。メモリ38は、MP
EG2ビデオ復号化部28によって復号化処理される各
種のピクチャ(I、P、B)の中からIピクチャのみを
選択的に格納するVRAMであり、1つの受信周波数に
多重化された複数の放送プログラムが含まれている場合
に、各放送プログラムごとに用意された領域にそれぞれ
のIピクチャの復号化データを格納する。
音声分離/デスクランブル部20で分離された画像デー
タを復号化する。この復号化されたデータはスイッチ3
0(後述する)を介してD/A変換器32に入力され、
輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crが作られる。さら
に、NTSCエンコーダ34によってこれらの輝度信号
および色差信号からNTSC信号(映像信号)が作ら
れ、液晶表示装置36に送られる。メモリ38は、MP
EG2ビデオ復号化部28によって復号化処理される各
種のピクチャ(I、P、B)の中からIピクチャのみを
選択的に格納するVRAMであり、1つの受信周波数に
多重化された複数の放送プログラムが含まれている場合
に、各放送プログラムごとに用意された領域にそれぞれ
のIピクチャの復号化データを格納する。
【0017】キー入力部40は、各種の操作指示を与え
る操作パネルであり、例えば受信周波数帯を一方向にス
キャンしてその時点で受信可能な周波数を自動的に検出
する所謂オートメモリ動作を指示する「オートメモリ」
キーや、表示させたい放送プログラム番号を直接入力す
るテンキー等の各種操作キーを備えている。車速センセ
42は、DVB受信機1が搭載された車両の速度を検出
する。コントローラ44は、DVB受信機1の全体を制
御する。具体的には、コントローラ44は、同調周波数
の設定、CN比低下の監視、多重化された各放送プログ
ラムの検出および分離指示、スイッチ30の切り換えに
よる出力映像の切り換え、車両の状態判定、各種操作キ
ーの押下状態判定等を行う。
る操作パネルであり、例えば受信周波数帯を一方向にス
キャンしてその時点で受信可能な周波数を自動的に検出
する所謂オートメモリ動作を指示する「オートメモリ」
キーや、表示させたい放送プログラム番号を直接入力す
るテンキー等の各種操作キーを備えている。車速センセ
42は、DVB受信機1が搭載された車両の速度を検出
する。コントローラ44は、DVB受信機1の全体を制
御する。具体的には、コントローラ44は、同調周波数
の設定、CN比低下の監視、多重化された各放送プログ
ラムの検出および分離指示、スイッチ30の切り換えに
よる出力映像の切り換え、車両の状態判定、各種操作キ
ーの押下状態判定等を行う。
【0018】DVB受信機1は上述した構成を有してお
り、各種の表示動作を場合を分けて詳細に説明する。表
示動作としては、(1)オートメモリ動作時に検索した
各周波数毎に多重化された放送プログラムの静止画を1
画面内に分割表示(以後1画面への静止画の分割表示を
「アイコン表示」と称する。)する場合、(2)受信中
の放送波のCN比が低下した場合に受信可能な他の周波
数に多重化された放送プログラムの静止画を1画面内に
アイコン表示する場合、(3)停車時は動画を表示し、
移動中は直前の静止画をアイコン表示する場合等があ
る。各表示動作はコントローラ44の表示制御によって
行われており、それぞれについて場合を分けて説明す
る。
り、各種の表示動作を場合を分けて詳細に説明する。表
示動作としては、(1)オートメモリ動作時に検索した
各周波数毎に多重化された放送プログラムの静止画を1
画面内に分割表示(以後1画面への静止画の分割表示を
「アイコン表示」と称する。)する場合、(2)受信中
の放送波のCN比が低下した場合に受信可能な他の周波
数に多重化された放送プログラムの静止画を1画面内に
アイコン表示する場合、(3)停車時は動画を表示し、
移動中は直前の静止画をアイコン表示する場合等があ
る。各表示動作はコントローラ44の表示制御によって
行われており、それぞれについて場合を分けて説明す
る。
【0019】〔オートメモリ動作時の表示制御〕図2
は、オートメモリ動作時に検索した各周波数の受信波に
含まれる複数の放送プログラムの静止画を1画面にアイ
コン表示する場合の動作手順を示す流れ図である。
は、オートメモリ動作時に検索した各周波数の受信波に
含まれる複数の放送プログラムの静止画を1画面にアイ
コン表示する場合の動作手順を示す流れ図である。
【0020】ACCスイッチがオン状態になってDVB
受信機1に電源が投入されると、コントローラ44は、
キー入力部40に備わった「オートメモリ」キーの操作
状態を監視しており(ステップ201)、「オートメモ
リ」キーが押下されると受信周波数のスキャン制御を開
始する(ステップ202)。コントローラ44は、CS
チューナ12に指示を送ることにより、受信周波数を低
周波側から高周波側に、あるいは高周波側から低周波側
に一方向にスキャンする。また、コントローラ44は、
この受信周波数のスキャン制御と並行して搬送波の有無
を監視しており(ステップ203)、搬送波を受信する
とCSチューナ12に指示を送ってスキャン動作を中断
し(ステップ204)、その受信周波数を維持する。な
お、搬送波を受信しない場合にはQPSK復調部14か
らPLLアンロック信号が出力されており、このPLL
アンロック信号を監視することにより、搬送波の有無を
判断することができる。
受信機1に電源が投入されると、コントローラ44は、
キー入力部40に備わった「オートメモリ」キーの操作
状態を監視しており(ステップ201)、「オートメモ
リ」キーが押下されると受信周波数のスキャン制御を開
始する(ステップ202)。コントローラ44は、CS
チューナ12に指示を送ることにより、受信周波数を低
周波側から高周波側に、あるいは高周波側から低周波側
に一方向にスキャンする。また、コントローラ44は、
この受信周波数のスキャン制御と並行して搬送波の有無
を監視しており(ステップ203)、搬送波を受信する
とCSチューナ12に指示を送ってスキャン動作を中断
し(ステップ204)、その受信周波数を維持する。な
お、搬送波を受信しない場合にはQPSK復調部14か
らPLLアンロック信号が出力されており、このPLL
アンロック信号を監視することにより、搬送波の有無を
判断することができる。
【0021】次に、コントローラ44は、着目している
受信周波数内で多重化された複数の放送プログラムの各
画像データに含まれるIピクチャの復号化をMPEG2
ビデオ復号化部28に対して指示する(ステップ20
5)。具体的には、コントローラ44から分離化部18
に対して指示を送って、多重化された放送プログラムの
圧縮データを順に分離化する。映像・音声分離/デスク
ランブル部20は、この分離化された各放送プログラム
の圧縮データの中からさらに画像データのみを抽出して
MPEG2ビデオ復号化部28に送り、MPEG2ビデ
オ復号化部28においてIピクチャの復号化が行われ
る。このようなMPEG2ビデオ復号化部28によるI
ピクチャの復号化処理が多重化された各放送プログラム
に対して行われる。
受信周波数内で多重化された複数の放送プログラムの各
画像データに含まれるIピクチャの復号化をMPEG2
ビデオ復号化部28に対して指示する(ステップ20
5)。具体的には、コントローラ44から分離化部18
に対して指示を送って、多重化された放送プログラムの
圧縮データを順に分離化する。映像・音声分離/デスク
ランブル部20は、この分離化された各放送プログラム
の圧縮データの中からさらに画像データのみを抽出して
MPEG2ビデオ復号化部28に送り、MPEG2ビデ
オ復号化部28においてIピクチャの復号化が行われ
る。このようなMPEG2ビデオ復号化部28によるI
ピクチャの復号化処理が多重化された各放送プログラム
に対して行われる。
【0022】また、コントローラ44は、上述したIピ
クチャの復号化タイミングを監視しており、Iピクチャ
の復号化タイミングに合わせてメモリ38にメモリ書き
込み許可信号を送り、復号化されたIピクチャの画像デ
ータをメモリ38の所定の領域に書き込む(ステップ2
06)。
クチャの復号化タイミングを監視しており、Iピクチャ
の復号化タイミングに合わせてメモリ38にメモリ書き
込み許可信号を送り、復号化されたIピクチャの画像デ
ータをメモリ38の所定の領域に書き込む(ステップ2
06)。
【0023】図3は、MPEG2圧縮画像の階層構造の
一例を示す図である。MPEG2圧縮画像は、同図
(A)に示すシーケンス層および同図(B)に示すGO
P(Group Of Picture)層を含んで構成される。このG
OP層は3種類のピクチャI、P、Bを含んでいる。I
ピクチャは、フレーム内予測符号化画像であり、他のフ
レームを参照することなしに復号化することができる。
Pピクチャは、フレーム間予測符号化画像であり、過去
のIあるいはPピクチャを参照することにより復号化す
ることができる。Bピクチャは、双方向フレーム間予測
符号化画像であり、過去および未来のIあるいはPピク
チャを参照することにより復号化することができる。な
お、MPEG2ではGOP構造を持つか持たないかは自
由に選択することができるため、GOP構造を持たない
場合にはシーケンス層の下に各ピクチャに対応したピク
チャ層がくることになる。
一例を示す図である。MPEG2圧縮画像は、同図
(A)に示すシーケンス層および同図(B)に示すGO
P(Group Of Picture)層を含んで構成される。このG
OP層は3種類のピクチャI、P、Bを含んでいる。I
ピクチャは、フレーム内予測符号化画像であり、他のフ
レームを参照することなしに復号化することができる。
Pピクチャは、フレーム間予測符号化画像であり、過去
のIあるいはPピクチャを参照することにより復号化す
ることができる。Bピクチャは、双方向フレーム間予測
符号化画像であり、過去および未来のIあるいはPピク
チャを参照することにより復号化することができる。な
お、MPEG2ではGOP構造を持つか持たないかは自
由に選択することができるため、GOP構造を持たない
場合にはシーケンス層の下に各ピクチャに対応したピク
チャ層がくることになる。
【0024】図4は、3種類のピクチャの全てを復号化
した場合の復号化順序の説明図である。上述したよう
に、Bピクチャのみは過去および未来のIあるいはPピ
クチャを参照しなければ復号化できないため、同図
(A)に示す符号化順序と同図(B)に示す復号化デー
タの出力順序が同じにはならない。このように、通常は
この3種類のピクチャが所定の順序で復号化されてお
り、コントローラ44は、Iピクチャの復号化データが
出力されるタイミングでMPEG2ビデオ復号化部28
から出力されるIピクチャ再生信号(図4(C))を検
出したときに、メモリ38に対してメモリ書き込み許可
信号を出力してIピクチャの復号化データをメモリ38
の所定領域に書き込む。
した場合の復号化順序の説明図である。上述したよう
に、Bピクチャのみは過去および未来のIあるいはPピ
クチャを参照しなければ復号化できないため、同図
(A)に示す符号化順序と同図(B)に示す復号化デー
タの出力順序が同じにはならない。このように、通常は
この3種類のピクチャが所定の順序で復号化されてお
り、コントローラ44は、Iピクチャの復号化データが
出力されるタイミングでMPEG2ビデオ復号化部28
から出力されるIピクチャ再生信号(図4(C))を検
出したときに、メモリ38に対してメモリ書き込み許可
信号を出力してIピクチャの復号化データをメモリ38
の所定領域に書き込む。
【0025】このようにして、現在の受信周波数内で多
重化されている全ての放送プログラムのIピクチャの復
号化およびこの復号化データのメモリ38への格納が終
了すると、ステップ202に戻って、受信周波数のスキ
ャンが継続される。他に受信可能な周波数が存在する場
合には、その都度スキャンを中断して(ステップ20
4)、多重化された各放送プログラムのIピクチャの復
号化(ステップ205)およびメモリ38への格納(ス
テップ206)が繰り返される。
重化されている全ての放送プログラムのIピクチャの復
号化およびこの復号化データのメモリ38への格納が終
了すると、ステップ202に戻って、受信周波数のスキ
ャンが継続される。他に受信可能な周波数が存在する場
合には、その都度スキャンを中断して(ステップ20
4)、多重化された各放送プログラムのIピクチャの復
号化(ステップ205)およびメモリ38への格納(ス
テップ206)が繰り返される。
【0026】一方向の周波数スキャンが終了して他に搬
送波がない場合には、次にコントローラ44は、所定の
受信波の各放送プログラムに対応したIピクチャの復号
化データをメモリ38から読み出して(ステップ20
7)、液晶表示装置36に各放送プログラムに対応した
静止画のアイコン表示を行う(ステップ208)。受信
可能な周波数が2つ以上ある場合には、予めアイコン表
示する順番を決めておくこともできるが、低周波側ある
いは高周波側から順にアイコン表示するようにしてもよ
い。
送波がない場合には、次にコントローラ44は、所定の
受信波の各放送プログラムに対応したIピクチャの復号
化データをメモリ38から読み出して(ステップ20
7)、液晶表示装置36に各放送プログラムに対応した
静止画のアイコン表示を行う(ステップ208)。受信
可能な周波数が2つ以上ある場合には、予めアイコン表
示する順番を決めておくこともできるが、低周波側ある
いは高周波側から順にアイコン表示するようにしてもよ
い。
【0027】図5は、アイコン表示された表示画面の一
例を示す図である。同図(A)には、着目している周波
数に例えば5つの放送プログラムが多重化されている場
合であって、各放送プログラムの静止画A〜Eを並べて
表示した場合が示されている。また、同図(B)には、
5つの放送プログラムの中の1つの静止画Aのみを全面
に表示し、その上に他の4つの放送プログラムの静止画
B〜Eを重ねてアイコン表示した場合が示されている。
例を示す図である。同図(A)には、着目している周波
数に例えば5つの放送プログラムが多重化されている場
合であって、各放送プログラムの静止画A〜Eを並べて
表示した場合が示されている。また、同図(B)には、
5つの放送プログラムの中の1つの静止画Aのみを全面
に表示し、その上に他の4つの放送プログラムの静止画
B〜Eを重ねてアイコン表示した場合が示されている。
【0028】このように、多重化された複数の放送プロ
グラムの静止画を1画面内にアイコン表示することによ
り、DVB受信機1の操作者は複数の放送プログラムの
中から見たいものを、画面を切り換えることなしに選択
することができる。放送プログラムの選択は、例えば液
晶表示装置36の表面に設けられたタッチパネル(図示
せず)を介して見たい放送プログラムの静止画を直接指
で触れることにより行うことができる。あるいは、各静
止画A〜Eがキー入力部40に備わったテンキーの
「1」〜「5」のそれぞれに対応しているものとする
と、対応するテンキーを押下することにより放送プログ
ラムの選択を行うことができる。
グラムの静止画を1画面内にアイコン表示することによ
り、DVB受信機1の操作者は複数の放送プログラムの
中から見たいものを、画面を切り換えることなしに選択
することができる。放送プログラムの選択は、例えば液
晶表示装置36の表面に設けられたタッチパネル(図示
せず)を介して見たい放送プログラムの静止画を直接指
で触れることにより行うことができる。あるいは、各静
止画A〜Eがキー入力部40に備わったテンキーの
「1」〜「5」のそれぞれに対応しているものとする
と、対応するテンキーを押下することにより放送プログ
ラムの選択を行うことができる。
【0029】いずれかの方法により、見たい放送プログ
ラムの1つが選択されると(ステップ209)、コント
ローラ44は、分離化部18に指示を送ってこの選択さ
れた放送プログラムの圧縮データのみを分離化し、所定
の動画表示を行う。すなわち、映像・音声分離/デスク
ランブル部20によってこの圧縮データがさらに音声デ
ータと画像データとに分離され、MPEG2ビデオ復号
化部28によって画像データに含まれる3種類のピクチ
ャの復号化が行われる。この復号化処理によって、図4
(B)に示したように一定の順番にI、P、Bの各ピク
チャの復号化データが出力され、この復号化データがス
イッチ30を介してD/A変換器32およびNTSCエ
ンコーダ34に入力され、選択された放送プログラムの
動画映像が液晶表示装置36に表示される(ステップ2
10)。
ラムの1つが選択されると(ステップ209)、コント
ローラ44は、分離化部18に指示を送ってこの選択さ
れた放送プログラムの圧縮データのみを分離化し、所定
の動画表示を行う。すなわち、映像・音声分離/デスク
ランブル部20によってこの圧縮データがさらに音声デ
ータと画像データとに分離され、MPEG2ビデオ復号
化部28によって画像データに含まれる3種類のピクチ
ャの復号化が行われる。この復号化処理によって、図4
(B)に示したように一定の順番にI、P、Bの各ピク
チャの復号化データが出力され、この復号化データがス
イッチ30を介してD/A変換器32およびNTSCエ
ンコーダ34に入力され、選択された放送プログラムの
動画映像が液晶表示装置36に表示される(ステップ2
10)。
【0030】また、ステップ208でアイコン表示され
た複数の放送プログラムの中に見たい番組が含まれてい
ない場合には、他の受信周波数内に多重化された各放送
プログラムの静止画を表示させることもできる。受信周
波数の切り換え指示は、例えばキー入力部40に備わっ
た「スキップ」キーをDVB受信機1の操作者が押下す
ることにより行われる。受信周波数の切り換えが指示さ
れると(ステップ211)、コントローラ44は、メモ
リ38の読出しアドレスを切り換えて、他の受信周波数
に対応させて格納した復号化データを読み出し(ステッ
プ212)、異なる受信周波数内に多重化された各放送
プログラムの静止画のアイコン表示を行う。
た複数の放送プログラムの中に見たい番組が含まれてい
ない場合には、他の受信周波数内に多重化された各放送
プログラムの静止画を表示させることもできる。受信周
波数の切り換え指示は、例えばキー入力部40に備わっ
た「スキップ」キーをDVB受信機1の操作者が押下す
ることにより行われる。受信周波数の切り換えが指示さ
れると(ステップ211)、コントローラ44は、メモ
リ38の読出しアドレスを切り換えて、他の受信周波数
に対応させて格納した復号化データを読み出し(ステッ
プ212)、異なる受信周波数内に多重化された各放送
プログラムの静止画のアイコン表示を行う。
【0031】このように、1つの受信周波数内に複数の
放送プログラムが多重化された場合であっても、多重化
された各放送プログラムの圧縮データの中からIピクチ
ャの復号化データのみを選択的にメモリ38に格納して
おいて、各周波数ごとのアイコン表示を行っており、見
たい放送プログラムを探すために全放送プログラムを1
つずつ表示させる手間を低減することができる。また、
MPEG2ビデオ復号化部28では、フレーム内予測符
号化画像であるIピクチャに対してのみ復号化を行えば
よいため、処理の負担が軽くなる。
放送プログラムが多重化された場合であっても、多重化
された各放送プログラムの圧縮データの中からIピクチ
ャの復号化データのみを選択的にメモリ38に格納して
おいて、各周波数ごとのアイコン表示を行っており、見
たい放送プログラムを探すために全放送プログラムを1
つずつ表示させる手間を低減することができる。また、
MPEG2ビデオ復号化部28では、フレーム内予測符
号化画像であるIピクチャに対してのみ復号化を行えば
よいため、処理の負担が軽くなる。
【0032】なお、上述した説明では、分離化部18に
よってある放送プログラムの圧縮データを分離化し、そ
の中の画像データに対してMPEG2ビデオ復号化部2
8による復号化処理を行って、Iピクチャの復号化デー
タのみを抽出した。したがって、多重化された全放送プ
ログラムのIピクチャを復号化するには、その都度分離
化部18を切り換えて圧縮データを分離する放送プログ
ラムを切り換えて、各放送プログラムのIピクチャを個
別に復号化する必要がある。但し、本実施形態のMPE
G2ビデオ復号化部28は、Iピクチャの復号化のみを
行えばよく、従来のようにPおよびBピクチャについて
復号化を行う場合に比べて処理の負担が大きく軽減され
るため、分離化部18によって各放送プログラムの圧縮
データを分離することなく、全ての放送プログラムの圧
縮データの中からIピクチャのみを選択的に復号化する
こともできる。
よってある放送プログラムの圧縮データを分離化し、そ
の中の画像データに対してMPEG2ビデオ復号化部2
8による復号化処理を行って、Iピクチャの復号化デー
タのみを抽出した。したがって、多重化された全放送プ
ログラムのIピクチャを復号化するには、その都度分離
化部18を切り換えて圧縮データを分離する放送プログ
ラムを切り換えて、各放送プログラムのIピクチャを個
別に復号化する必要がある。但し、本実施形態のMPE
G2ビデオ復号化部28は、Iピクチャの復号化のみを
行えばよく、従来のようにPおよびBピクチャについて
復号化を行う場合に比べて処理の負担が大きく軽減され
るため、分離化部18によって各放送プログラムの圧縮
データを分離することなく、全ての放送プログラムの圧
縮データの中からIピクチャのみを選択的に復号化する
こともできる。
【0033】〔CN比低下時の表示制御〕次に、DVB
受信機1において動画表示中にCN比が低下して正常な
動画再生が不可能になった場合に、受信可能な他の周波
数を検索してこの周波数内で多重化された複数の放送プ
ログラムの静止画をアイコン表示する場合の動作を説明
する。
受信機1において動画表示中にCN比が低下して正常な
動画再生が不可能になった場合に、受信可能な他の周波
数を検索してこの周波数内で多重化された複数の放送プ
ログラムの静止画をアイコン表示する場合の動作を説明
する。
【0034】図6は、CN比が低下した場合の動作手順
を部分的に示す流れ図である。ある放送プログラムの動
画映像表示が行われているとき、例えば図2に示したス
テップ210においてDVB受信機1の操作者によって
選択されたある放送プログラムの動画表示が行われてい
るときに、コントローラ44は、QPSK復調部14か
ら出力されるPLLアンロック信号を監視しており(ス
テップ601)、PLLアンロック信号が検出されない
ときには正常にその放送プログラムのデータが受信され
ている場合であり、上述した動画表示が継続される。
を部分的に示す流れ図である。ある放送プログラムの動
画映像表示が行われているとき、例えば図2に示したス
テップ210においてDVB受信機1の操作者によって
選択されたある放送プログラムの動画表示が行われてい
るときに、コントローラ44は、QPSK復調部14か
ら出力されるPLLアンロック信号を監視しており(ス
テップ601)、PLLアンロック信号が検出されない
ときには正常にその放送プログラムのデータが受信され
ている場合であり、上述した動画表示が継続される。
【0035】ところが、車両の走行場所等によっては放
送波が受信しにくいこともあり、この場合にはQPSK
復調部14からPLLアンロック信号が出力される。コ
ントローラ44は、CN比が低下してPLLアンロック
信号を検出すると(ステップ601)、図2に示したス
テップ202以降と同様の処理を実行する。すなわち、
コントローラ44は、CN比低下により受信不可能にな
った周波数に代えて新たな周波数の放送波を受信するた
めに、受信周波数をスキャンし(ステップ202)、新
たな放送波が含まれる搬送波を検出したときに(ステッ
プ203)スキャンを中断し(ステップ204)、その
周波数で多重化された各放送プログラムのIピクチャの
復号化を行って(ステップ205)、復号化データをメ
モリ38に格納する(ステップ206)。一連の周波数
スキャンが終了すると、コントローラ44は、所定の受
信波の復号化データをメモリ38から読み出してアイコ
ン表示し(ステップ207、208)、適宜放送プログ
ラムの選択(ステップ209)および受信周波数の切り
換え(ステップ211、212)を行って、以後図6に
示したステップ210に戻って、選択した新たな放送プ
ログラムの動画映像表示が行われる。
送波が受信しにくいこともあり、この場合にはQPSK
復調部14からPLLアンロック信号が出力される。コ
ントローラ44は、CN比が低下してPLLアンロック
信号を検出すると(ステップ601)、図2に示したス
テップ202以降と同様の処理を実行する。すなわち、
コントローラ44は、CN比低下により受信不可能にな
った周波数に代えて新たな周波数の放送波を受信するた
めに、受信周波数をスキャンし(ステップ202)、新
たな放送波が含まれる搬送波を検出したときに(ステッ
プ203)スキャンを中断し(ステップ204)、その
周波数で多重化された各放送プログラムのIピクチャの
復号化を行って(ステップ205)、復号化データをメ
モリ38に格納する(ステップ206)。一連の周波数
スキャンが終了すると、コントローラ44は、所定の受
信波の復号化データをメモリ38から読み出してアイコ
ン表示し(ステップ207、208)、適宜放送プログ
ラムの選択(ステップ209)および受信周波数の切り
換え(ステップ211、212)を行って、以後図6に
示したステップ210に戻って、選択した新たな放送プ
ログラムの動画映像表示が行われる。
【0036】このように、本実施形態のDVB受信機1
においては、所定の動画表示を行っているときであって
もCN比の状態を監視しており、CN比が低下して現在
受信している放送波が弱まって正常な動画再生が不可能
になったときには、他の受信可能周波数が検索され、そ
の中で多重化された各放送プログラムの静止画がアイコ
ン表示される。したがって、オートメモリ動作時と同様
に、DVB受信機1の操作者は、受信可能な放送プログ
ラムを探すために全放送プログラムを1つずつ表示させ
る手間を低減することができる。また、MPEG2ビデ
オ復号化部28では、フレーム内予測符号化画像である
Iピクチャに対してのみ復号化を行えばよいため、処理
の負担が軽くなる。
においては、所定の動画表示を行っているときであって
もCN比の状態を監視しており、CN比が低下して現在
受信している放送波が弱まって正常な動画再生が不可能
になったときには、他の受信可能周波数が検索され、そ
の中で多重化された各放送プログラムの静止画がアイコ
ン表示される。したがって、オートメモリ動作時と同様
に、DVB受信機1の操作者は、受信可能な放送プログ
ラムを探すために全放送プログラムを1つずつ表示させ
る手間を低減することができる。また、MPEG2ビデ
オ復号化部28では、フレーム内予測符号化画像である
Iピクチャに対してのみ復号化を行えばよいため、処理
の負担が軽くなる。
【0037】〔走行開始時に動画から静止画に切り換え
る表示制御〕図7は、停車中は動画を表示し、走行中は
走行開始直前の静止画を表示する場合の動作手順を示す
流れ図である。なお、停車時にまず所望の放送プログラ
ムを指定して動画表示を行い、車両が走行を開始した後
は強制的に動画表示から静止画表示に切り換えるものと
する。
る表示制御〕図7は、停車中は動画を表示し、走行中は
走行開始直前の静止画を表示する場合の動作手順を示す
流れ図である。なお、停車時にまず所望の放送プログラ
ムを指定して動画表示を行い、車両が走行を開始した後
は強制的に動画表示から静止画表示に切り換えるものと
する。
【0038】車両が停車中に運転者によって選択された
ある放送プログラムの動画表示が行われる。運転者は図
2に動作手順を示したオートメモリ機能を利用して所望
の放送プログラムを選択し、この選択された放送プログ
ラムの動画映像が液晶表示装置36の画面に表示される
(ステップ701)。
ある放送プログラムの動画表示が行われる。運転者は図
2に動作手順を示したオートメモリ機能を利用して所望
の放送プログラムを選択し、この選択された放送プログ
ラムの動画映像が液晶表示装置36の画面に表示される
(ステップ701)。
【0039】但し、放送プログラムの選択方法について
は、オートメモリ機能を利用した場合に限らずどのよう
な方法を用いてもよい。例えば、キー入力部40を操作
して、各放送プログラム毎に付された複数桁の番号に対
応するテンキーを押下することにより放送プログラムの
選択を行うようにしてもよい。この場合には、放送波の
周波数が複数ある場合であっても、各周波数の各プログ
ラム毎に異なる複数桁の番号を対応付けておけば、この
複数桁の放送プログラム番号を指定するだけで、現在の
受信周波数等を意識することなく任意の放送プログラム
を指定することができる。具体的には、コントローラ4
4は、デインタリーブ/誤り訂正部16によって処理さ
れたデータを参照することにより、現在の周波数に対応
する受信データの中からPAT(プログラム・アソシエ
ーション・テーブル)を抽出し、キー入力された放送プ
ログラム番号をこのPAT内で検索する。該当するプロ
グラム番号がない場合には、PAT内で認識したネット
ワークPID(パケット識別子)によってNIT(ネッ
トワーク・インフォメーション・テーブル)を受信して
プログラム番号が含まれる周波数を認識し、CSチュー
ナ12に指示を送って受信周波数を変更した後、変更後
の周波数に対応する受信データの中からPATを抽出す
る。次に、コントローラ44は、PAT内の情報からP
MT(プログラム・マップ・テーブル)を受信し、分離
化部18に指示を送ってこのPMT内の情報からプログ
ラム番号に対応するトランスポート・ストリーム・パケ
ットを分離する。このようにして、ある放送プログラム
の圧縮データのみが分離され、さらに映像・音声分離/
デスクランブル部20によって画像データと音声データ
が分離され、MPEG2ビデオ復号化部28によって画
像データが復号化されて動画表示が行われる。
は、オートメモリ機能を利用した場合に限らずどのよう
な方法を用いてもよい。例えば、キー入力部40を操作
して、各放送プログラム毎に付された複数桁の番号に対
応するテンキーを押下することにより放送プログラムの
選択を行うようにしてもよい。この場合には、放送波の
周波数が複数ある場合であっても、各周波数の各プログ
ラム毎に異なる複数桁の番号を対応付けておけば、この
複数桁の放送プログラム番号を指定するだけで、現在の
受信周波数等を意識することなく任意の放送プログラム
を指定することができる。具体的には、コントローラ4
4は、デインタリーブ/誤り訂正部16によって処理さ
れたデータを参照することにより、現在の周波数に対応
する受信データの中からPAT(プログラム・アソシエ
ーション・テーブル)を抽出し、キー入力された放送プ
ログラム番号をこのPAT内で検索する。該当するプロ
グラム番号がない場合には、PAT内で認識したネット
ワークPID(パケット識別子)によってNIT(ネッ
トワーク・インフォメーション・テーブル)を受信して
プログラム番号が含まれる周波数を認識し、CSチュー
ナ12に指示を送って受信周波数を変更した後、変更後
の周波数に対応する受信データの中からPATを抽出す
る。次に、コントローラ44は、PAT内の情報からP
MT(プログラム・マップ・テーブル)を受信し、分離
化部18に指示を送ってこのPMT内の情報からプログ
ラム番号に対応するトランスポート・ストリーム・パケ
ットを分離する。このようにして、ある放送プログラム
の圧縮データのみが分離され、さらに映像・音声分離/
デスクランブル部20によって画像データと音声データ
が分離され、MPEG2ビデオ復号化部28によって画
像データが復号化されて動画表示が行われる。
【0040】また、コントローラ44は、ステップ70
1における動画表示と並行して、多重化された他の放送
プログラムの各Iピクチャの復号化をMPEG2ビデオ
復号化部28に対して指示する(ステップ702)。動
画表示を行っている放送プログラムについては、MPE
G2ビデオ復号化部28からIピクチャ再生信号が出力
されたときに、コントローラ44からメモリ38にメモ
リ書き込み許可信号を送って、メモリ38の所定の領域
にIピクチャの復号化データのみを格納する。また、そ
れ以外の多重化された放送プログラムについては、MP
EG2ビデオ復号化部28において上述した動画表示に
必要な復号化処理と並行した時分割処理を行うことによ
りIピクチャの復号化処理のみを行っており、それぞれ
の復号化データ出力タイミングでIピクチャ再生信号が
出力されたときに、コントローラ44からメモリ38に
メモリ書き込み許可信号を送って、メモリ38の異なる
所定領域に各Iピクチャの復号化データを格納する。
1における動画表示と並行して、多重化された他の放送
プログラムの各Iピクチャの復号化をMPEG2ビデオ
復号化部28に対して指示する(ステップ702)。動
画表示を行っている放送プログラムについては、MPE
G2ビデオ復号化部28からIピクチャ再生信号が出力
されたときに、コントローラ44からメモリ38にメモ
リ書き込み許可信号を送って、メモリ38の所定の領域
にIピクチャの復号化データのみを格納する。また、そ
れ以外の多重化された放送プログラムについては、MP
EG2ビデオ復号化部28において上述した動画表示に
必要な復号化処理と並行した時分割処理を行うことによ
りIピクチャの復号化処理のみを行っており、それぞれ
の復号化データ出力タイミングでIピクチャ再生信号が
出力されたときに、コントローラ44からメモリ38に
メモリ書き込み許可信号を送って、メモリ38の異なる
所定領域に各Iピクチャの復号化データを格納する。
【0041】このような所定の放送プログラムの動画表
示および多重化された放送プログラム毎のIピクチャの
復号化データの格納処理と並行して、コントローラ44
は、車両が走行を開始したか否かを監視する(ステップ
703)。車両が走行を開始したか否かの判断は、車速
センサ42の出力を監視することにより行われるが、こ
れ以外にも例えばハンドブレーキがかかっているか否か
を監視することにより行ってもよい。車両が走行を開始
すると、コントローラ44は、MPEG2ビデオ復号化
部28に指示を送って復号化処理の中断を指示した後
に、動画表示を中断するとともにスイッチ30の切り換
えを行って、走行開始直前の各放送プログラムのIピク
チャの復号化データをメモリ38から読み出して(ステ
ップ704)、液晶表示装置36に各放送プログラムに
対応した静止画のアイコン表示を行う(ステップ70
5)。例えば、図5(A)に示すように多重化された5
つの放送プログラムの静止画A〜Eのそれぞれを同じ大
きさにアイコン表示する場合や、図5(B)に示すよう
に走行直前に動画表示を行っていた放送プログラムの静
止画Aを全面に表示するとともにそれ以外の静止画B〜
Eのそれぞれを重ねてアイコン表示する場合等が考えら
れる。
示および多重化された放送プログラム毎のIピクチャの
復号化データの格納処理と並行して、コントローラ44
は、車両が走行を開始したか否かを監視する(ステップ
703)。車両が走行を開始したか否かの判断は、車速
センサ42の出力を監視することにより行われるが、こ
れ以外にも例えばハンドブレーキがかかっているか否か
を監視することにより行ってもよい。車両が走行を開始
すると、コントローラ44は、MPEG2ビデオ復号化
部28に指示を送って復号化処理の中断を指示した後
に、動画表示を中断するとともにスイッチ30の切り換
えを行って、走行開始直前の各放送プログラムのIピク
チャの復号化データをメモリ38から読み出して(ステ
ップ704)、液晶表示装置36に各放送プログラムに
対応した静止画のアイコン表示を行う(ステップ70
5)。例えば、図5(A)に示すように多重化された5
つの放送プログラムの静止画A〜Eのそれぞれを同じ大
きさにアイコン表示する場合や、図5(B)に示すよう
に走行直前に動画表示を行っていた放送プログラムの静
止画Aを全面に表示するとともにそれ以外の静止画B〜
Eのそれぞれを重ねてアイコン表示する場合等が考えら
れる。
【0042】上述した各放送プログラムに対応した静止
画のアイコン表示は車両が走行中は継続され(ステップ
706)、車両が停車すると、再び動画表示を行うため
の準備が開始される。まず、コントローラ44は、MP
EG2ビデオ復号化部28に復号化処理を再開する旨の
指示を送った後に、Iピクチャの復号化が行われたか否
かを監視する(ステップ707)。コントローラ44
は、MPEG2ビデオ復号化部28から出力されるIピ
クチャ再生信号によってIピクチャの復号化を確認した
後にスイッチ30を切り換え(ステップ708)、ステ
ップ701に戻って動画表示を再開する。
画のアイコン表示は車両が走行中は継続され(ステップ
706)、車両が停車すると、再び動画表示を行うため
の準備が開始される。まず、コントローラ44は、MP
EG2ビデオ復号化部28に復号化処理を再開する旨の
指示を送った後に、Iピクチャの復号化が行われたか否
かを監視する(ステップ707)。コントローラ44
は、MPEG2ビデオ復号化部28から出力されるIピ
クチャ再生信号によってIピクチャの復号化を確認した
後にスイッチ30を切り換え(ステップ708)、ステ
ップ701に戻って動画表示を再開する。
【0043】すなわち、PピクチャやBピクチャは、過
去のPピクチャを参照する必要があるため、MPEG2
ビデオ復号化部28による復号化処理を再開した直後に
PピクチャやBピクチャの復号化処理が行われると、過
去の復号化データを参照することができず、表示画面が
乱れることになる。このような不都合はIピクチャの復
号化を最初に行うことにより回避することができるた
め、上述したステップ707でIピクチャの復号化タイ
ミングを監視し、ステップ708ではそのタイミングで
静止画映像から動画映像への切り換えを行っている。但
し、車両走行開始後もMPEG2ビデオ復号化部28の
復号化処理を継続して行っている場合には、Bピクチャ
やPピクチャの復号化タイミングでスイッチ30を切り
換えても表示映像の乱れは生じないため、ステップ70
7、708の処理を省略して、直接ステップ701に戻
って動画表示を行うようにしてもよい。
去のPピクチャを参照する必要があるため、MPEG2
ビデオ復号化部28による復号化処理を再開した直後に
PピクチャやBピクチャの復号化処理が行われると、過
去の復号化データを参照することができず、表示画面が
乱れることになる。このような不都合はIピクチャの復
号化を最初に行うことにより回避することができるた
め、上述したステップ707でIピクチャの復号化タイ
ミングを監視し、ステップ708ではそのタイミングで
静止画映像から動画映像への切り換えを行っている。但
し、車両走行開始後もMPEG2ビデオ復号化部28の
復号化処理を継続して行っている場合には、Bピクチャ
やPピクチャの復号化タイミングでスイッチ30を切り
換えても表示映像の乱れは生じないため、ステップ70
7、708の処理を省略して、直接ステップ701に戻
って動画表示を行うようにしてもよい。
【0044】このように、本実施形態のDVB受信機1
においては、停車中に動画映像の表示動作と並行して多
重化された複数の放送プログラムのIピクチャのみを復
号化してその復号化データをメモリ38に格納してお
り、車両走行開始後の動画映像表示から静止画映像表示
への切り換えをスイッチ30を切り換えるだけで容易に
行うことができる。しかも、静止画映像表示を行うため
にMPEG2ビデオ復号化部28においてIピクチャの
みを復号化しているため処理の負担が軽く、多重化され
た複数の放送プログラムの静止画映像を同時にアイコン
表示することが可能となり、その静止画映像を見た運転
者が必要に応じて動画映像表示する放送プログラムを切
り換えることもできる。
においては、停車中に動画映像の表示動作と並行して多
重化された複数の放送プログラムのIピクチャのみを復
号化してその復号化データをメモリ38に格納してお
り、車両走行開始後の動画映像表示から静止画映像表示
への切り換えをスイッチ30を切り換えるだけで容易に
行うことができる。しかも、静止画映像表示を行うため
にMPEG2ビデオ復号化部28においてIピクチャの
みを復号化しているため処理の負担が軽く、多重化され
た複数の放送プログラムの静止画映像を同時にアイコン
表示することが可能となり、その静止画映像を見た運転
者が必要に応じて動画映像表示する放送プログラムを切
り換えることもできる。
【0045】〔CN比低下時に動画から静止画に切り換
える表示制御〕図7を用いた説明では、車両走行開始時
に動画映像表示から静止画映像表示に切り換えるように
したが、現在受信している放送波のCN比が低下したと
きに動画映像表示から静止画映像表示に切り換えるよう
にしてもよい。但し、この場合には図6に示したように
受信可能な他の周波数の検索は行わずに、現在の受信周
波数を維持しながら静止画映像への切り換えを行うもの
とする。
える表示制御〕図7を用いた説明では、車両走行開始時
に動画映像表示から静止画映像表示に切り換えるように
したが、現在受信している放送波のCN比が低下したと
きに動画映像表示から静止画映像表示に切り換えるよう
にしてもよい。但し、この場合には図6に示したように
受信可能な他の周波数の検索は行わずに、現在の受信周
波数を維持しながら静止画映像への切り換えを行うもの
とする。
【0046】図8は、現在受信している放送波のCN比
が低下したときに静止画映像表示に切り換える場合の動
作手順を示す流れ図である。基本的には、図7に示した
流れ図と同じ動作手順であり、図7に示したステップ7
03の走行開始の監視処理をCN比低下の監視処理(ス
テップ703A)に置き換えるとともに、ステップ70
6の車両停車の監視処理をCN比回復の監視処理(ステ
ップ706A)に置き換えるだけでよい。
が低下したときに静止画映像表示に切り換える場合の動
作手順を示す流れ図である。基本的には、図7に示した
流れ図と同じ動作手順であり、図7に示したステップ7
03の走行開始の監視処理をCN比低下の監視処理(ス
テップ703A)に置き換えるとともに、ステップ70
6の車両停車の監視処理をCN比回復の監視処理(ステ
ップ706A)に置き換えるだけでよい。
【0047】すなわち、動画映像表示動作(ステップ7
01)と並行して、多重化された他の放送プログラムの
各Iピクチャの復号化が行われ(ステップ702)、各
復号化データがメモリ38に格納される。また、コント
ローラ44は、CN比が低下したか否かを監視する(ス
テップ703A)。CN比が低下したか否かの判断は、
上述したようにQPSK復調部14から出力されるPL
Lアンロック信号を検出することにより行われる。次
に、スイッチ30が切り換えられ、CN比低下直前の各
放送プログラムのIピクチャの復号化データがメモリ3
8から読み出されて(ステップ704)、液晶表示装置
36に各放送プログラムに対応した静止画のアイコン表
示が行われる(ステップ705)。
01)と並行して、多重化された他の放送プログラムの
各Iピクチャの復号化が行われ(ステップ702)、各
復号化データがメモリ38に格納される。また、コント
ローラ44は、CN比が低下したか否かを監視する(ス
テップ703A)。CN比が低下したか否かの判断は、
上述したようにQPSK復調部14から出力されるPL
Lアンロック信号を検出することにより行われる。次
に、スイッチ30が切り換えられ、CN比低下直前の各
放送プログラムのIピクチャの復号化データがメモリ3
8から読み出されて(ステップ704)、液晶表示装置
36に各放送プログラムに対応した静止画のアイコン表
示が行われる(ステップ705)。
【0048】上述した各放送プログラムに対応した静止
画のアイコン表示はCN比が回復するまで継続され(ス
テップ706A)、CN比が回復すると、コントローラ
44は、MPEG2ビデオ復号化部28によるIピクチ
ャの復号化処理のタイミングを確認した後(ステップ7
07)、スイッチ30を切り換える(ステップ70
8)。以後、ステップ701に戻って動画表示が再開さ
れる。
画のアイコン表示はCN比が回復するまで継続され(ス
テップ706A)、CN比が回復すると、コントローラ
44は、MPEG2ビデオ復号化部28によるIピクチ
ャの復号化処理のタイミングを確認した後(ステップ7
07)、スイッチ30を切り換える(ステップ70
8)。以後、ステップ701に戻って動画表示が再開さ
れる。
【0049】図9は、上述したCN比低下時の一連の動
作タイミングを示すタイミング図である。同図(A)に
はQPSK復調部14から出力されるPLLアンロック
信号が、同図(B)にはコントローラ44からメモリ3
8に対して出力されるメモリ書き込み許可信号が、同図
(C)にはMPEG2ビデオ復号化部28から出力され
るIピクチャ再生信号がそれぞれ示されている。CN比
が低下してPLLアンロック信号が立ち上がるタイミン
グで、メモリ38に入力されるメモリ書き込み許可信号
の論理が立ち下がり、以後MPEG2ビデオ復号化部2
8からIピクチャ再生信号が出力されてもメモリ38に
対するIピクチャの復号化データの書き込みは行われな
い。このような状態において、CN比が回復してPLL
アンロック信号が立ち下がると、メモリ書き込み許可信
号が立ち上がって以後有効となり、その後MPEG2ビ
デオ復号化部28からIピクチャ再生信号が出力される
と、メモリ38に対するIピクチャの復号化データの書
き込みが再開される。
作タイミングを示すタイミング図である。同図(A)に
はQPSK復調部14から出力されるPLLアンロック
信号が、同図(B)にはコントローラ44からメモリ3
8に対して出力されるメモリ書き込み許可信号が、同図
(C)にはMPEG2ビデオ復号化部28から出力され
るIピクチャ再生信号がそれぞれ示されている。CN比
が低下してPLLアンロック信号が立ち上がるタイミン
グで、メモリ38に入力されるメモリ書き込み許可信号
の論理が立ち下がり、以後MPEG2ビデオ復号化部2
8からIピクチャ再生信号が出力されてもメモリ38に
対するIピクチャの復号化データの書き込みは行われな
い。このような状態において、CN比が回復してPLL
アンロック信号が立ち下がると、メモリ書き込み許可信
号が立ち上がって以後有効となり、その後MPEG2ビ
デオ復号化部28からIピクチャ再生信号が出力される
と、メモリ38に対するIピクチャの復号化データの書
き込みが再開される。
【0050】このように、本実施形態のDVB受信機1
においては、CN比が良好なときに動画映像の表示動作
と並行して多重化された複数の放送プログラムのIピク
チャのみを復号化してその復号化データをメモリ38に
格納しており、CN比の低下後の動画映像表示から静止
画映像表示への切り換えをスイッチ30を切り換えるだ
けで容易に行うことができる。しかも、静止画映像表示
を行うためにMPEG2ビデオ復号化部28においてI
ピクチャのみを復号化しているため処理の負担が軽く、
多重化された複数の放送プログラムの静止画映像を同時
にアイコン表示することが可能となり、その静止画映像
を見た運転者がCN比の回復後に必要に応じて動画映像
表示する放送プログラムを切り換えることもできる。
においては、CN比が良好なときに動画映像の表示動作
と並行して多重化された複数の放送プログラムのIピク
チャのみを復号化してその復号化データをメモリ38に
格納しており、CN比の低下後の動画映像表示から静止
画映像表示への切り換えをスイッチ30を切り換えるだ
けで容易に行うことができる。しかも、静止画映像表示
を行うためにMPEG2ビデオ復号化部28においてI
ピクチャのみを復号化しているため処理の負担が軽く、
多重化された複数の放送プログラムの静止画映像を同時
にアイコン表示することが可能となり、その静止画映像
を見た運転者がCN比の回復後に必要に応じて動画映像
表示する放送プログラムを切り換えることもできる。
【0051】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。
【0052】例えば、上述した図7および図8を用いて
説明した動作手順においては、車両開始後あるいはCN
比低下時に、1つの受信波内に多重化された複数の放送
プログラムに対応した静止画映像をアイコン表示する場
合を説明したが、必ずしも複数の放送プログラムの静止
画映像を同時に表示する必要はなく、図5(C)に示す
ようにそれまで動画映像を表示していた放送プログラム
の静止画映像のみを表示するようにしてもよい。この場
合には、図7および図8のステップ702において、動
画映像表示(ステップ701)のために復号化したI、
P、Bピクチャの復号化データの中からIピクチャの復
号化データのみを抽出してメモリ38に格納すればよ
く、MPEG2ビデオ復号化部28は最小限の機能(分
離化された1つの放送プログラムの動画映像に必要な機
能)のみを有すればよい。
説明した動作手順においては、車両開始後あるいはCN
比低下時に、1つの受信波内に多重化された複数の放送
プログラムに対応した静止画映像をアイコン表示する場
合を説明したが、必ずしも複数の放送プログラムの静止
画映像を同時に表示する必要はなく、図5(C)に示す
ようにそれまで動画映像を表示していた放送プログラム
の静止画映像のみを表示するようにしてもよい。この場
合には、図7および図8のステップ702において、動
画映像表示(ステップ701)のために復号化したI、
P、Bピクチャの復号化データの中からIピクチャの復
号化データのみを抽出してメモリ38に格納すればよ
く、MPEG2ビデオ復号化部28は最小限の機能(分
離化された1つの放送プログラムの動画映像に必要な機
能)のみを有すればよい。
【0053】また、上述した図7および図8を用いて説
明した動作手順においては、動画映像表示に必要な復号
化処理と並行して、静止画のアイコン表示に必要な各放
送プログラムのIピクチャの復号化処理を行う必要があ
り、一例として図1に示したMPEG2ビデオ復号化部
28によって各復号化処理を時分割で行う場合を説明し
たが、これら2種類の復号化処理を別々のMPEG2ビ
デオ復号化部で行うようにしてもよい。図10は、2種
類のMPEG2ビデオ復号化部を有するDVB受信機1
Aの構成図である。同図に示すDVB受信機1Aは、図
1に示したDVB受信機1に含まれるMPEG2ビデオ
復号化部28を、動画映像表示用にI、P、Bピクチャ
全てに対して復号化処理を行う第1のMPEG2ビデオ
復号化部28Aと、多重化された各放送プログラムに含
まれるIピクチャの復号化のみを行う第2のMPEG2
ビデオ復号化部28Bとに分けた構成を有している。し
たがって、MPEG2ビデオ復号化部28Aによって復
号化された動画映像の画像データはスイッチ30を介し
てD/A変換器32に直接入力され、MPEG2ビデオ
復号化部28Bによって復号化された静止画のアイコン
表示用の画像データは一旦メモリ38に格納された後
に、スイッチ30を介してD/A変換器32に入力され
る。
明した動作手順においては、動画映像表示に必要な復号
化処理と並行して、静止画のアイコン表示に必要な各放
送プログラムのIピクチャの復号化処理を行う必要があ
り、一例として図1に示したMPEG2ビデオ復号化部
28によって各復号化処理を時分割で行う場合を説明し
たが、これら2種類の復号化処理を別々のMPEG2ビ
デオ復号化部で行うようにしてもよい。図10は、2種
類のMPEG2ビデオ復号化部を有するDVB受信機1
Aの構成図である。同図に示すDVB受信機1Aは、図
1に示したDVB受信機1に含まれるMPEG2ビデオ
復号化部28を、動画映像表示用にI、P、Bピクチャ
全てに対して復号化処理を行う第1のMPEG2ビデオ
復号化部28Aと、多重化された各放送プログラムに含
まれるIピクチャの復号化のみを行う第2のMPEG2
ビデオ復号化部28Bとに分けた構成を有している。し
たがって、MPEG2ビデオ復号化部28Aによって復
号化された動画映像の画像データはスイッチ30を介し
てD/A変換器32に直接入力され、MPEG2ビデオ
復号化部28Bによって復号化された静止画のアイコン
表示用の画像データは一旦メモリ38に格納された後
に、スイッチ30を介してD/A変換器32に入力され
る。
【0054】また、上述した各種の実施形態では、MP
EG2のフォーマットで圧縮された画像データを受信す
る場合を説明したが、本発明はフレーム内予測符号化デ
ータとフレーム間予測符号化データを組み合わせた圧縮
画像データを受信する場合に適用することができる。
EG2のフォーマットで圧縮された画像データを受信す
る場合を説明したが、本発明はフレーム内予測符号化デ
ータとフレーム間予測符号化データを組み合わせた圧縮
画像データを受信する場合に適用することができる。
【0055】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、多重化
された各放送プログラムのフレーム内予測符号化データ
に基づいて静止画表示に必要な復号化画像データを得て
おり、フレーム間予測符号化データを用いた場合に比べ
ると復号化処理の負担が少なくなる。また、多重化され
た複数の放送プログラムの内容が同時に見られるため、
放送プログラムの検索が容易となり、放送プログラムを
頻繁に切り換えることなく選択することができる。
された各放送プログラムのフレーム内予測符号化データ
に基づいて静止画表示に必要な復号化画像データを得て
おり、フレーム間予測符号化データを用いた場合に比べ
ると復号化処理の負担が少なくなる。また、多重化され
た複数の放送プログラムの内容が同時に見られるため、
放送プログラムの検索が容易となり、放送プログラムを
頻繁に切り換えることなく選択することができる。
【0056】また、本発明によれば、受信周波数帯を一
方向にスキャンして受信可能な放送波をサーチし、各放
送波に含まれる全放送プログラムの静止画を1画面内に
分割表示することにより、放送プログラムの選択等が容
易となる。
方向にスキャンして受信可能な放送波をサーチし、各放
送波に含まれる全放送プログラムの静止画を1画面内に
分割表示することにより、放送プログラムの選択等が容
易となる。
【0057】また、本発明によれば、いずれかの放送プ
ログラムの動画映像表示中にCN比が低下した場合に、
受信周波数帯を所定方向に周波数掃引して他の受信可能
な周波数を検索し、この受信可能な周波数内で多重化さ
れた放送プログラムの静止画を1画面内に分割表示して
おり、CN比が良好な放送波に含まれる全放送プログラ
ムの静止画を1画面内に分割表示することにより、現在
受信可能な放送プログラムの選択等が容易となる。
ログラムの動画映像表示中にCN比が低下した場合に、
受信周波数帯を所定方向に周波数掃引して他の受信可能
な周波数を検索し、この受信可能な周波数内で多重化さ
れた放送プログラムの静止画を1画面内に分割表示して
おり、CN比が良好な放送波に含まれる全放送プログラ
ムの静止画を1画面内に分割表示することにより、現在
受信可能な放送プログラムの選択等が容易となる。
【0058】また、本発明によれば、動画映像表示中に
並行してフレーム内予測符号化データを復号化して格納
し、動画映像表示を中断した際にこの復号化データを読
み出して表示しており、動画映像表示を中断する直前の
静止画を容易に表示することができる。特に、動画映像
表示を再開する場合には、フレーム内予測符号化データ
に対する復号化を行った後にフレーム間予測符号化デー
タに対する復号化を再開することにより、先にフレーム
間予測符号化データに対して復号化を行うことがないた
め、動画映像表示の乱れを防止することができる。
並行してフレーム内予測符号化データを復号化して格納
し、動画映像表示を中断した際にこの復号化データを読
み出して表示しており、動画映像表示を中断する直前の
静止画を容易に表示することができる。特に、動画映像
表示を再開する場合には、フレーム内予測符号化データ
に対する復号化を行った後にフレーム間予測符号化デー
タに対する復号化を再開することにより、先にフレーム
間予測符号化データに対して復号化を行うことがないた
め、動画映像表示の乱れを防止することができる。
【図1】本発明を適用したDVB受信機の構成図であ
る。
る。
【図2】オートメモリ機能を実現する動作手順を示す流
れ図である。
れ図である。
【図3】MPEG2圧縮画像データの階層構造を部分的
に示す説明図である。
に示す説明図である。
【図4】圧縮画像データの各ピクチャの復号化順序と出
力順序の関係を示す図である。
力順序の関係を示す図である。
【図5】静止画のアイコン表示の一例を示す図である。
【図6】CN比が低下した場合に他の受信可能周波数を
検索する動作手順を示す流れ図である。
検索する動作手順を示す流れ図である。
【図7】車両走行開始時に動画映像表示から静止画のア
イコン表示に切り換える動作手順を示す流れ図である。
イコン表示に切り換える動作手順を示す流れ図である。
【図8】CN比が低下した場合に直前の静止画映像表示
を行う動作手順を示す流れ図である。
を行う動作手順を示す流れ図である。
【図9】CN比の変化にともなうIピクチャの復号化デ
ータの格納タイミングを示す図である。
ータの格納タイミングを示す図である。
【図10】図1に示したDVB受信機の変形例を示す構
成図である。
成図である。
10 CSアンテナ 12 CSチューナ 14 QPSK復調部 16 デインタリーブ/誤り訂正部 18 分離化部 20 映像・音声分離/デスクランブル部 28 MPEG2ビデオ復号化部 30 スイッチ 32 D/A変換器 34 NTSCエンコーダ 36 液晶表示装置 38 メモリ 40 キー入力部 42 車速センサ 44 コントローラ
Claims (14)
- 【請求項1】 フレーム内予測符号化データとフレーム
間予測符号化データが組み合わされた圧縮画像データを
受信するデジタル画像受信方法であって、 多重化された複数の放送プログラムのそれぞれに対応し
た前記圧縮画像データの中から前記フレーム内予測符号
化データを抽出して復号化を行い、この復号化データを
記憶部に格納し、 前記記憶部に格納された前記複数の放送プログラムのそ
れぞれに対応した前記復号化データを読み出し、これら
複数の前記復号化データに基づく静止画映像を1画面内
に分割表示することを特徴とするデジタル画像受信方
法。 - 【請求項2】 フレーム内予測符号化データとフレーム
間予測符号化データが組み合わされた圧縮画像データを
受信するデジタル画像受信方法であって、 受信周波数帯を所定方向に周波数掃引し、受信可能な周
波数を検索した後に、その中の1つに同調周波数を合わ
せ、 前記同調周波数内で多重化された複数の放送プログラム
のそれぞれに対応した前記圧縮画像データの中から前記
フレーム内予測符号化データを抽出して復号化を行い、
この復号化データを記憶部に格納し、 前記記憶部に格納された前記複数の放送プログラムのそ
れぞれに対応した前記復号化データを読み出し、これら
複数の前記復号化データに基づく静止画映像を1画面内
に分割表示することを特徴とするデジタル画像受信方
法。 - 【請求項3】 フレーム内予測符号化データとフレーム
間予測符号化データが組み合わされた圧縮画像データを
受信するデジタル画像受信方法であって、 放送プログラムの動画映像表示中にCN比が低下した場
合に、受信周波数帯を所定方向に周波数掃引し、受信可
能な周波数を検索した後に、その中の1つに同調周波数
を合わせ、 前記同調周波数内で多重化された複数の放送プログラム
のそれぞれに対応した前記圧縮画像データの中から前記
フレーム内予測符号化データを抽出して復号化を行い、
この復号化データを記憶部に格納し、 前記記憶部に格納された前記複数の放送プログラムのそ
れぞれに対応した前記復号化データを読み出し、これら
複数の前記復号化データに基づく静止画映像を1画面内
に分割表示することを特徴とするデジタル画像受信方
法。 - 【請求項4】 フレーム内予測符号化データとフレーム
間予測符号化データが組み合わされた圧縮画像データを
受信するデジタル画像受信方法であって、 複数の放送プログラムのいずれか一の動画映像表示中
に、並行して前記複数の放送プログラムの少なくとも一
に対応した前記圧縮画像データの中から前記フレーム内
予測符号化データを抽出して復号化を行い、この復号化
データを記憶部に格納し、 前記動画映像表示を中断した際に、前記記憶部に格納さ
れた前記復号化データを読み出し、前記復号化データが
1つの放送プログラムに対するものである場合には前記
復号化データに基づく静止画映像を1画面に表示し、前
記復号化データが複数の放送プログラムに対するもので
ある場合には前記復号化データに基づいて各放送プログ
ラムに対応した複数の静止画映像を1画面内に分割表示
することを特徴とするデジタル画像受信方法。 - 【請求項5】 請求項4において、 前記静止画映像の表示を行っているときに前記動画映像
表示を再開する場合に、前記フレーム内予測符号化デー
タに対する復号化を行った後に、前記フレーム間予測符
号化データに対する復号化を行うことを特徴とするデジ
タル画像受信方法。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記圧縮画像データはMPEGフォーマットにより符号
化されたものであり、前記フレーム内予測符号化データ
はIピクチャに、前記フレーム間予測符号化データはP
ピクチャおよびBピクチャにそれぞれ対応することを特
徴とするデジタル画像受信方法。 - 【請求項7】 フレーム内予測符号化データとフレーム
間予測符号化データが組み合わされた圧縮画像データを
受信するデジタル画像受信機であって、 多重化された複数の放送プログラムのそれぞれに対応し
た前記圧縮画像データの中から前記フレーム内予測符号
化データを抽出して復号化を行う分離復号化部と、 前記分離復号化部による復号化データを格納する記憶部
と、 前記記憶部に格納された前記複数の放送プログラムのそ
れぞれに対応した前記復号化データに基づいて、前記複
数の放送プログラムのそれぞれに対応した静止画映像を
1画面内に分割表示する表示制御部と、 を備えることを特徴とするデジタル画像受信機。 - 【請求項8】 請求項7において、 受信周波数帯を所定方向に周波数掃引して受信可能な周
波数を検索する周波数掃引部と、 前記周波数掃引部による検索結果に基づき、受信可能な
周波数の中の1つに同調周波数を設定して所定の放送波
を受信する放送波受信部と、 をさらに備えており、前記放送波受信部によって周波数
が設定された放送波内で多重化された複数の放送プログ
ラムに対応した静止画映像を1画面内に分割表示するこ
とを特徴とするデジタル画像受信機。 - 【請求項9】 請求項8において、 所定の放送プログラムの動画映像表示と並行してこの放
送プログラムが含まれる放送波のCN比を監視するCN
比監視部と、 前記CN比監視部によってCN比の低下を検出したとき
に前記周波数掃引部に対して周波数掃引の指示を送る掃
引指示部と、 前記放送波受信部によってCN比が良好な他の放送波を
受信したときに、前記動画映像表示から、CN比が良好
な他の放送波内で多重化された複数の放送プログラムに
対応した静止画映像の分割表示に切り換える切換え制御
部と、 を備え、動画表示中の放送波のCN比が低下したときに
他に受信可能な放送波に含まれる放送プログラムの静止
画映像を分割表示することを特徴とするデジタル画像受
信機。 - 【請求項10】 フレーム内予測符号化データとフレー
ム間予測符号化データが組み合わされた圧縮画像データ
を受信するデジタル画像受信機であって、 多重化された複数の放送プログラムのいずれか一の動画
映像表示中に、並行して前記複数の放送プログラムの少
なくとも一に対応した前記圧縮画像データの中から前記
フレーム内予測符号化データを抽出して復号化を行う分
離復号化部と、 前記分離復号化部による復号化データを格納する記憶部
と、 前記動画映像表示を中断した際に、前記記憶部に格納さ
れた前記復号化データを読み出し、前記復号化データが
1つの放送プログラムに対するものである場合には前記
復号化データに基づく静止画映像を1画面に表示し、前
記復号化データが複数の放送プログラムに対するもので
ある場合には前記復号化データに基づいて各放送プログ
ラムに対応した複数の静止画映像を1画面内に分割表示
する表示制御手段と、 を備え、動画映像表示を中断したときに、直前の静止画
映像を表示することを特徴とするデジタル画像受信機。 - 【請求項11】 請求項10において、 所定の放送プログラムの動画映像表示と並行してこの放
送プログラムが含まれる放送波のCN比を監視するCN
比監視部をさらに備えており、 前記CN比監視部によってCN比の低下を検出したとき
に、前記動画映像表示の中断を行って静止画映像表示に
切り換えることを特徴とするデジタル画像受信機。 - 【請求項12】 請求項10において、 車両が移動を開始したか否かを検出する走行状態監視部
をさらに備えており、 車両が停車中であるときに前記動画映像表示を行い、車
両が走行を開始したときに前記動画映像表示の中断を行
って静止画映像表示に切り換えることを特徴とするデジ
タル画像受信機。 - 【請求項13】 請求項10〜12のいずれかにおい
て、 前記動画映像表示を再開するときに、前記分離復号化部
において前記フレーム内予測符号化データに対して復号
化を行うタイミングを検出して、前記静止画映像表示か
ら前記動画映像表示に切り換える切り換え制御部をさら
に備えており、 前記フレーム内予測符号化データに対する復号化処理を
行った後に前記動画映像表示を再開することを特徴とす
るデジタル画像受信機。 - 【請求項14】 請求項7〜13のいずれかにおいて、 前記圧縮画像データはMPEGフォーマットにより符号
化されたものであり、前記フレーム内予測符号化データ
はIピクチャに、前記フレーム間予測符号化データはP
ピクチャおよびBピクチャにそれぞれ対応することを特
徴とするデジタル画像受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13771296A JPH09298752A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | デジタル画像受信方法およびデジタル画像受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13771296A JPH09298752A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | デジタル画像受信方法およびデジタル画像受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09298752A true JPH09298752A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=15205069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13771296A Pending JPH09298752A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | デジタル画像受信方法およびデジタル画像受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09298752A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 1996-05-07 JP JP13771296A patent/JPH09298752A/ja active Pending
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Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040210 |