JPH09296035A - 吸水性材料 - Google Patents
吸水性材料Info
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- JPH09296035A JPH09296035A JP11252496A JP11252496A JPH09296035A JP H09296035 A JPH09296035 A JP H09296035A JP 11252496 A JP11252496 A JP 11252496A JP 11252496 A JP11252496 A JP 11252496A JP H09296035 A JPH09296035 A JP H09296035A
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Abstract
を備えた吸水性材料を提供する。 【解決手段】下記の一般式(1)で表される繰り返し単
位から構成される吸水性高分子化合物を主成分とする吸
水性材料である。 【化1】
Description
かつ水に対する溶出が極めて少なく、さらに容易に成形
可能な吸水性材料に関するものである。
水性樹脂を主として、これを単独または複合化により様
々な形態に加工され、衛生材料をはじめ、おむつ、トレ
ーに使用される鮮度保持シート等に用いられている。例
えば、食料品の鮮度保持に使用されるシートとしては、
サンドイッチ構造に、高吸水性樹脂層を挟んでその両面
に紙や不織布が配置された吸水シートがあげられる。し
かしながら、このような従来の高吸水性樹脂を使用した
吸水シートにおいては、高吸水性樹脂そのものが微粒子
であることから、紙や不織布に直接添加する方法をとっ
ているため、紙や不織布の面全体に均一に担持させるこ
とが極めて困難である。したがって、吸水シートの各部
分により吸水性能が異なるという問題を有している。さ
らに、吸水時には、高吸水性樹脂の膨張により体積が大
きくなることから、一定以上の厚みが必要となり厚みの
薄いシートを作製することが困難であるという問題も有
している。このように、従来の吸水シートでは、厚みの
薄いものが得られ難く、また、品質上も優れたものは得
られ難い。そのうえ、市場に出回っている高吸水性樹脂
では、その一部が水に溶解するため、食品および医薬品
関係において実用上の問題以上にその使用が制限されて
いるのが現状である。
この出願人は、紙製基材に、ポリエチレンオキシドある
いは特定の水溶性高分子化合物を含浸させて、その後、
この含浸紙製基材に、電離性放射線または活性光線を照
射して上記高分子化合物を架橋させて吸水性樹脂化した
吸水紙を提案している(特願平5−188057号)。
しかしながら、このような方法においても、架橋と同時
に分解も生起すると考えられ、水に対する溶出が抑制さ
れないという問題を有している。そのため、上記吸水紙
を、高い安全性が要求される食品用の鮮度保持シートお
よび医薬品用として用いることができない。
もので、水に対する溶出量が極めて少なく、優れた吸水
性を備えた吸水性材料の提供をその目的とする。
め、本発明の吸水性材料は、下記の一般式(1)で表さ
れる繰り返し単位から構成される吸水性高分子化合物を
主成分とするという構成をとる。
もちろん、水に対する溶出量の極めて少ない材料を得る
ために一連の研究を重ねた。その結果、前記一般式
(1)で表される特殊な構造の吸水性高分子化合物、す
なわち、式(1)中のアルキレンオキシド鎖部分の付加
形態が、ブチレンオキシド鎖の両端にエチレンオキシド
鎖が存在する形態をとっており、このような構造に起因
して水に対する溶出量が非常に少なくなる。さらに、式
(1)中のR2 が直鎖状ジカルボン酸類化合物残基であ
って、かつ炭素数12〜36のものとなる構成をとるこ
とにより、より吸水倍率が高く、しかも水に対する溶出
量が極めて少ない材料が得られることを見出し本発明に
到達した。なお、上記直鎖状ジカルボン酸とは、枝分か
れしていない直線状に結合した炭素鎖を有するカルボン
酸をいう。
表される特殊な構造の吸水性高分子化合物の重量平均分
子量を前記ポリオキシアルキレン化合物(A)の分子量
で除算した値(すなわち、上記吸水性高分子化合物1分
子中のジカルボン酸類化合物残基の平均個数)が3〜2
1の範囲に設定されたものは、フィルム成形性、加工
性、機械物性および水に対する溶出量が極めて少なく吸
水倍率も比較的大きい吸水性材料として有用である。
酸類化合物残基の形成材料となる炭素数12〜36の直
鎖状ジカルボン酸(a)、および、炭素数12〜36の
直鎖状ジカルボン酸の低級アルキルエステル(b)の少
なくとも一方は、低級の脂肪族ジカルボン酸化合物、お
よび、芳香族ジカルボン酸化合物と比較してエステル化
反応あるいはエステル交換反応が容易にまた迅速に進行
することができ好ましい。
その構造がイオン性を有しないため、その吸水性能は水
中の塩類の影響を全く受けないという効果を有する。
とは、吸水倍率10倍以上の性能を備えていることをい
う。
しく説明する。
性高分子化合物を主成分として用いることにより得られ
る。なお、本発明において主成分とするとは、主成分の
みからなる場合も含める趣旨である。
下記の一般式(1)で表される繰り返し単位から構成さ
れるものである。
ルキレンオキシド鎖部分の付加形態は、上記のように、
繰り返し単位mで表されるエチレンオキシド鎖と、繰り
返し単位pで表されるエチレンオキシド鎖が、繰り返し
単位nで表されるブチレンオキシド鎖を挟んで両末端に
位置するような形態をとる。そして、Aで表されるアル
キレンオキシド鎖部分のうち繰り返し単位mおよびpで
表される二つのエチレンオキシド鎖が、アルキレンオキ
シド鎖部分中85〜95重量%(以下「%」と略す)存
在し、繰り返し単位nで表されるブチレンオキシド鎖
が、アルキレンオキシド鎖部分中5〜15%存在する。
すなわち、繰り返し単位mおよびpで表される二つのエ
チレンオキシド鎖が85%未満(ブチレンオキシド量が
15%を超える)では、吸水性能が低下し、逆にエチレ
ンオキシド鎖が95%を超える(ブチレンオキシド量が
5%未満)と、水に対する溶出量が多くなるからであ
る。さらに、これら繰り返し数m,n,pより計算され
る重量比は、44(m+p)/72n=85/15〜9
5/5となるよう設定され、より好ましくは44(m+
p)/72n=85/15〜92/8である。このよう
な範囲に設定することにより、吸水性高分子化合物の吸
水倍率も比較的大きくかつ水への溶出が極めて低いもの
となる。また、R2 である、直鎖状ジカルボン酸類化合
物残基(炭素数12〜36)と結合する、繰り返し単位
pで表されるエチレンオキシド鎖においては、p/(m
+p)が50%以上に設定されなければならない。より
好ましくはp/(m+p)が60〜80%である。すな
わち、二つのエチレンオキシド鎖(繰り返し部分m,
p)の合計量中繰り返し部分pが50%以上に設定され
ることにより、エステル化反応およびエステル交換反応
が容易となる。なお、上記m,n,pは、繰り返し数で
あって平均付加モル数と同意義である。
構成される特殊な吸水性高分子化合物は、下記に示す二
成分、(A)および(B)を用いて得られる。
に、エチレンオキシドを付加重合させ、ついでブチレン
オキシドを付加重合させ、さらにエチレンオキシドを付
加重合させてなる重量平均分子量5000〜30000
のポリアルキレンオキシド化合物。 (B)下記(a)および(b)の少なくとも一方。 (a)炭素数12〜36の直鎖状ジカルボン酸。 (b)炭素数12〜36の直鎖状ジカルボン酸の低級ア
ルキルエステル。
化合物としては、主として、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、ネオペンチルグリコール、ビスフェノー
ルA、ポリテトラメチレングリコール、シクロヘキサン
−1,4−ジメタノール等の脂環式ジオール、ブチルア
ミン、ラウリルアミン、オクチルアミン、シクロヘキシ
ルアミン、アニリン等のアミン類があげられる。これら
は単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
合物に付加重合させるエチレンオキシド、および、ブチ
レンオキシドにおいては、3段階に付加重合させる際の
全エチレンオキシド量(最初と最後に付加重合させるエ
チレンオキシド量)を、全体の80〜90%に設定し、
ブチレンオキシド量を全体の10〜20%に設定するこ
とが好ましい。すなわち、エチレンオキシド量が80%
未満(ブチレンオキシド量が20%を超える)では、吸
水性能が低下し、逆にエチレンオキシド量が90%を超
える(ブチレンオキシド量が10%未満)と、水に対す
る溶出量が多くなるからである。
て、例えば、つぎのようにして得られる。すなわち、水
酸化ナトリウム,水酸化カリウム等の苛性アルカリを触
媒として、約90〜200℃の温度で、まず、活性水素
基を2個有する有機化合物にエチレンオキシドを付加重
合させる。ついで、これにブチレンオキシドを付加重合
させる。さらに、エチレンオキシドを付加重合させる。
このようにして活性水素基を2個有する有機化合物にエ
チレンオキシド、ブチレンオキシド、エチレンオキシド
をブロックで付加重合させることにより得られる。
アルキレンオキシド化合物は、重量平均分子量が500
0〜30000の範囲に設定することが好ましく、特に
好ましくは10000〜30000である。すなわち、
重量平均分子量が5000未満では、得られた吸水性高
分子化合物のシート成形性が低下する。逆に、3000
0を超えると、アルキレンオキシド付加反応での反応速
度が著しく低下する傾向がみられるからである。
は、前述のように、炭素数12〜36の直鎖状ジカルボ
ン酸(a)、および、炭素数12〜36の直鎖状ジカル
ボン酸の低級アルキルエステル(b)の少なくとも一方
である。より詳しく説明すると、炭素数12〜36の飽
和直鎖脂肪族ジカルボン酸、炭素数12〜36の不飽和
直鎖脂肪族ジカルボン酸、およびそれらの低級アルキル
エステルが用いられる。より好ましくは上記化合物にお
いて、炭素数が14〜27の直鎖状ジカルボン酸および
その低級アルキルエステル、特に好ましくは炭素数16
〜24の直鎖状ジカルボン酸およびその低級アルキルエ
ステルがあげられる。上記炭素数12〜36の直鎖状ジ
カルボン酸としては、具体的には、1,10−デカメチ
レンジカルボン酸、1,14−テトラデカメチレンジカ
ルボン酸、1,18−オクタデカメチレンジカルボン
酸、1,32−ドトリアコンタンメチレンジカルボン酸
等があげられ、上記その低級アルキルエステルとして
は、これらジカルボン酸のメチルエステル、ジメチルエ
ステル、エチルエステル、ジエチルエステル、プロピル
エステル、ジプロピルエステル等があげられる。これら
は単独でもしくは2種以上併せて用いられる。なかで
も、特に反応の容易性という観点から、上記ジカルボン
酸の低級エステルを用いることが好ましい。
(B)とを用い、つぎのように反応させて得られる。す
なわち、前述のように反応させてポリアルキレンオキシ
ド化合物(A)を準備し、これに上記(B)を添加した
後、昇温させ、80〜250℃の加熱下において0.0
01〜20mmHgの減圧にして脱水または脱アルコー
ルを行うことにより得られる。この間の反応時間として
は、通常、30分〜6時間である。
る際の両者の配合割合(A/B)は、具体的には、当量
比で、A/B=1/0.8〜1/3の範囲に設定するこ
とが好ましい。より好ましくはA/B=1/0.9〜1
/1.5である。
物は、重量平均分子量が10000〜300000の範
囲に設定することが好ましく、特に好ましくは5000
0〜200000である。すなわち、1分子中のジカル
ボン酸化合物残基の平均個数は3〜21の範囲に設定さ
れることが好ましく、特に好ましくは10〜21であ
る。なお、上記1分子中のジカルボン酸化合物残基の平
均個数は、[〔(吸水性高分子化合物の重量平均分子
量)/ポリアルキレンオキシド化合物(A)の分子量〕
+1]にて算出される。
性高分子化合物以外に、優れた吸水性等の特性を損なわ
ない範囲内で、その用途等に応じて、例えば、安定剤、
着色剤、紫外線吸収剤および他の吸水性樹脂等を適宜に
配合してもよい。
応じて適宜の形状に成形して供される。例えば、フィル
ム状、シート状、ペレット状、糸状、粉末状、フレーク
状等があげられる。特に、この吸水性材料はフィルム形
成能に優れており、適宜の厚みのフィルム状に、または
シート状に成形可能である。
明する。
「部」と略す)に、触媒下(KOH)、エチレンオキシ
ドを6380部(付加モル数:145モル)単独で付加
重合させてポリアルキレンオキシド化合物の中間物質
(1)を得た。この中間物質(1)をJIS K155
7よりOHV(水酸基価)を測定し、OHV17.4よ
り重量平均分子量6442を得た。
部にブチレンオキシド1912.8(付加モル数:31
モル)部付加重合せしめ、同様の方法でOHV12.9
より重量平均分子量8674の中間物質(2)を得た。
その後、中間物質(2)7417.98部に、もう一度
エチレンオキシドを5456.16部(付加モル数:1
38モル)付加重合せしめ、同様の方法でOHV7.4
より重量平均分子量15230のポリアルキレンオキシ
ド化合物を作製した。
物100部に、オクタデカン−1,18−ジカルボン酸
ジメチルを2.67部(当量比=1/1.1)加え、エ
ステル交換反応を行い重量平均分子量130000の吸
水性高分子化合物を得た。この吸水性高分子化合物の分
子量測定は、ゲル浸透クロマトグラフィー(HLC−8
020;東ソー社製、以下同じ)を用い、溶離液はアセ
トニトリル/水〔=6/4(容積比)〕の混合溶媒と
し、ポリエチレンオキシドを標準物質として得た検量線
より測定を行った。(得られた吸水性高分子化合物の重
量平均分子量を上記ポリアルキレンオキシド化合物の分
子量で除算した値は8.5である。)この吸水性高分子
化合物は、前記一般式(1)で表される繰り返し単位か
ら構成され、X,R2 ,m,n,pは下記のとおりであ
る。また、式(1)のA中、繰り返し数m,n,pより
計算される重量比は、44(m+p)/72n=85/
15(エチレンオシキド部分は85%)に設定され、繰
り返し単位m,pより計算される重量割合において、p
/(m+p)=50%である。
オキシド化合物を作製した。このとき、中間物質(1)
を得るためエチレングリコール62部に、触媒下(KO
H)に付加重合させたエチレンオキシドの部数は360
8部(付加モル数:82モル)で、上記方法よりOHV
を測定し、OHV30.6より重量平均分子量3670
を得た。つぎに、中間物質(1)3303部に、ブチレ
ンオキシド907.2部(付加モル数:14モル)付加
重合せしめ、OHV24.0より重量平均分子量467
8の中間物質(2)を得た。この中間物質(2)378
9.18部に、もう一度エチレンオキシドを4419.
36部(付加モル数:124)付加重合せしめ、OHV
11.1より重量平均分子量10134のポリアルキレ
ンオキシド化合物を作製した。
物100部に、オクタデカン−1,18−ジカルボン酸
ジメチルを3.83部(当量比=1/1.05)加え、
エステル交換反応を行い、実施例1と同様の方法で分子
量測定を行い重量平均分子量150000の吸水性高分
子化合物を得た。(得られた吸水性高分子化合物の重量
平均分子量を上記ポリアルキレンオキシド化合物の分子
量で除算した値は14.8である。)この吸水性高分子
化合物は、前記一般式(1)で表される繰り返し単位か
ら構成され、X,R2 ,m,n,pは下記のとおりであ
る。また、式(1)のA中、繰り返し数m,n,pより
計算される重量比は、44(m+p)/72n=9/1
(エチレンオシキド部分は90%)に設定され、繰り返
し単位m,pより計算される重量割合において、p/
(m+p)=60%である。
オキシド化合物を作製した。このとき、中間物質(1)
を得るためエチレングリコール62部に、触媒下(KO
H)に付加重合させたエチレンオキシドの部数は572
0部(付加モル数:130モル)で、上記方法よりOH
Vを測定し、OHV19.4より重量平均分子量578
2を得た。つぎに、中間物質(1)4253.4部に、
ブチレンオキシド741.51部(付加モル数:14モ
ル)付加重合せしめ、OHV16.5より重量平均分子
量6790の中間物質(2)を得た。この中間物質
(2)6044.22部に、もう一度エチレンオキシド
を11828.51部(付加モル数:302モル)付加
重合せしめ、OHV5.6より重量平均分子量2007
8のポリアルキレンオキシド化合物を作製した。
物100部に、8,12−イコサジエン二酸ジメチルエ
ステルを1.91部(当量比=1/1.05)加え、エ
ステル交換反応を行い、実施例1と同様の方法で分子量
測定を行い、重量平均分子量200000の吸水性高分
子化合物を得た。(得られた吸水性高分子化合物の重量
平均分子量を上記ポリアルキレンオキシド化合物の分子
量で除算した値は10.9である。)この吸水性高分子
化合物は、前記一般式(1)で表される繰り返し単位か
ら構成され、X,R2 ,m,n,pは下記のとおりであ
る。また、式(1)のA中、繰り返し数m,n,pより
計算される重量比は、44(m+p)/72n=85/
15(エチレンオシキド部分は85%)に設定され、繰
り返し単位m,pより計算される重量割合において、p
/(m+p)=70%である。
施例1と同様にしてポリアルキレンオキシド化合物を作
製した。このとき、中間物質(1)を得るため、1,6
−ヘキサンジオール118部に、触媒下(KOH)に付
加重合させたエチレンオキシドの部数は3212部(付
加モル数:73モル)で、上記方法よりOHVを測定
し、OHV33.7より重量平均分子量3330を得
た。
部に、ブチレンオキシド470.45部(付加モル数:
8モル)付加重合せしめ、OHV28.7より重量平均
分子量3906の中間物質(2)を得た。この中間物質
(2)3497.58部に、もう一度エチレンオキシド
を2876.15部(付加モル数:73モル)付加重合
せしめ、OHV15.5より重量平均分子量7118の
ポリアルキレンオキシド化合物を作製した。
物100部に、テトラデカン−1,14−ジカルボン酸
ジメチルを5.29部(当量比=1/1.2)加え、エ
ステル交換反応を行い、実施例1と同様の方法で分子量
測定を行い、重量平均分子量50000の吸水性高分子
化合物を得た。(得られた吸水性高分子化合物の重量平
均分子量を上記ポリアルキレンオキシド化合物の分子量
で除算した値は6.9である。)この吸水性高分子化合
物は、前記一般式(1)で表される繰り返し単位から構
成され、X,R2 ,m,n,pは下記のとおりである。
また、式(1)のA中、繰り返し数m,n,pより計算
される重量比は、44(m+p)/72n=92/8
(エチレンオシキド部分は92%)に設定され、繰り返
し単位m,pより計算される重量割合において、p/
(m+p)=50%である。
と同様にしてポリアルキレンオキシド化合物を作製し
た。このとき、中間物質(1)を得るためエチレングリ
コール62部に、触媒下(KOH)に付加重合させたエ
チレンオキシドの部数は6776部(付加モル数:15
4モル)で、上記方法よりOHVを測定し、OHV1
6.4より重量平均分子量6838を得た。
に、ブチレンオキシド2592部(付加モル数:40モ
ル)付加重合せしめ、OHV11.5より重量平均分子
量9718の中間物質(2)を得た。この中間物質
(2)7871.58部に、もう一度エチレンオキシド
を10121.76部(付加モル数:284モル)付加
重合せしめ、OHV5.1より重量平均分子量2221
4のポリアルキレンオキシド化合物を作製した。
物100部に、8,12−イコサジエン二酸ジメチルを
2.14部(当量比=1/1.3)加え、エステル交換
反応を行い、実施例1と同様の方法で分子量測定を行
い、重量平均分子量250000の吸水性高分子化合物
を得た。(得られた吸水性高分子化合物の重量平均分子
量を上記ポリアルキレンオキシド化合物の分子量で除算
した値は11.3である。)この吸水性高分子化合物
は、前記一般式(1)で表される繰り返し単位から構成
され、X,R2 ,m,n,pは下記のとおりである。ま
た、式(1)のA中、繰り返し数m,n,pより計算さ
れる重量比は、44(m+p)/72n=87/13
(エチレンオシキド部分は87%)に設定され、繰り返
し単位m,pより計算される重量割合において、p/
(m+p)=65%である。
オキシド化合物を作製した。このとき、中間物質(1)
を得るためエチレングリコール62部に、触媒下(KO
H)に付加重合させたエチレンオキシドの部数は360
8部(付加モル数:82モル)で、上記方法よりOHV
を測定し、OHV30.6より重量平均分子量3670
を得た。
チレンオキシド907.2部(付加モル数:14モル)
付加重合せしめ、OHV24.0より重量平均分子量4
678の中間物質(2)を得た。この中間物質(2)3
789.18部に、もう一度エチレンオキシドを441
9.36部(付加モル数:124)付加重合せしめ、O
HV11.1より重量平均分子量10134のポリアル
キレンオキシド化合物を作製した。
物100部に、セバシン二酸ジメチルを2.38部(当
量比=1/1.05)加え、エステル交換反応を行い、
実施例1と同様の方法で分子量測定を行い重量平均分子
量150000の吸水性高分子化合物を得た。(得られ
た吸水性高分子化合物の重量平均分子量を上記ポリアル
キレンオキシド化合物の分子量で除算した値は14.8
である。)この吸水性高分子化合物は、前記一般式
(1)で表される繰り返し単位から構成され、X,
R2 ,m,n,pは下記のとおりである。また、式
(1)のA中、繰り返し数m,n,pより計算される重
量比は、44(m+p)/72n=9/1(エチレンオ
シキド部分は90%)に設定され、繰り返し単位m,p
より計算される重量割合において、p/(m+p)=6
0%である。
(KOH)、エチレンオキシドを7128部(付加モル
数:162モル)単独で付加重合させて、ポリアルキレ
ンオキシド化合物の中間物質(1)を得た。この中間物
質(1)のOHVを測定し、OHV15.5より重量平
均分子量7234を得た。
ブチレンオキシド2851.2部(付加モル数:44モ
ル)付加重合せしめ、OHV10.8より重量平均分子
量10402の中間物質(2)を得た。その後、中間物
質(2)8425.62部に、もう一度エチレンオキシ
ドを3849.12部(付加モル数:108モル)付加
重合せしめ、同様にOHV7.4より重量平均分子量1
5154のポリアルキレンオキシド化合物を作製した。
物100部に、テレフタル酸ジメチルを1.41部(当
量比=1/1.1)加え、エステル交換反応を行い実施
例1と同様分子量測定を行い、重量平均分子量6000
0の吸水性高分子化合物を得た。(得られた吸水性高分
子化合物の重量平均分子量を上記ポリアルキレンオキシ
ド化合物の分子量で除算した値は4.0である。)この
吸水性高分子化合物は、前記一般式(1)で表される繰
り返し単位から構成され、X,R2 ,m,n,pは下記
のとおりである。また、式(1)のA中、繰り返し数
m,n,pより計算される重量比は、44(m+p)/
72n=79/21(エチレンオシキド部分は79%)
に設定され、繰り返し単位m,pより計算される重量割
合において、p/(m+p)=40%である。
(KOH)、エチレンオキシドを4664部(付加モル
数:106モル)単独で付加重合させてポリアルキレン
オキシド化合物の中間物質(1)を得た。この中間物質
(1)のOHVを測定し、OHV23.7より重量平均
分子量4740を得た。
チレンオキシド907.2部(付加モル数:14モル)
付加重合せしめ、OHV19.5より重量平均分子量5
748の中間物質(2)を得た。その後、中間物質
(2)4655.88部に、もう一度エチレンオキシド
を3492.72部(付加モル数:98モル)付加重合
せしめ、同様にOHV11.2より重量平均分子量10
060のポリアルキレンオキシド化合物を作製した。
物100部に、セバシン酸ジメチルを2.51部(当量
比=1/1.1)加え、エステル交換反応を行い実施例
1と同様に分子量測定を行い、重量平均分子量7500
0の吸水性高分子化合物を得た。(得られた吸水性高分
子化合物の重量平均分子量を上記ポリアルキレンオキシ
ド化合物の分子量で除算した値は7.5である。)この
吸水性高分子化合物は、前記一般式(1)で表される繰
り返し単位から構成され、X,R2 ,m,n,pは下記
のとおりである。また、式(1)のA中、繰り返し数
m,n,pより計算される重量比は、44(m+p)/
72n=90/10(エチレンオシキド部分は90%)
に設定され、繰り返し単位m,pにより計算される重量
割合において、p/(m+p)=48%である。
媒下(KOH)、エチレンオキシドを3784部(付加
モル数:86モル)単独で付加重合させてポリアルキレ
ンオキシド化合物の中間物質(1)を得た。この中間物
質(1)のOHVを測定し、OHV28.8より重量平
均分子量3902を得た。
ブチレンオキシド1684.8部(付加モル数:26モ
ル)付加重合せしめ、OHV19.4より重量平均分子
量5774の中間物質(2)を得た。その後、中間物質
(2)4676.94部に、もう一度エチレンオキシド
を12260.16部(付加モル数:344モル)付加
重合せしめ、同様にOHV5.4より重量平均分子量2
0910のポリアルキレンオキシド化合物を作製した。
物100部に、フタル酸ジメチルを1.12部(当量比
=1/1.21)加えエステル交換反応を行い、実施例
1と同様に分子量測定を行い、重量平均分子量2400
00の吸水性高分子化合物を得た。(得られた吸水性高
分子化合物の重量平均分子量を上記ポリアルキレンオキ
シド化合物の分子量で除算した値は11.5である。)
この吸水性高分子化合物は、前記一般式(1)で表され
る繰り返し単位から構成され、X,R2 ,m,n,pは
下記のとおりである。また、式(1)のA中、繰り返し
数m,n,pにより計算される重量比は、44(m+
p)/72n=91/9(エチレンオシキド部分は91
%)に設定され、繰り返し単位m,pより計算される重
量割合において、p/(m+p)=80%である。
シド11968部(付加モル数:272モル)を単独で
付加重合させてポリエチレングリコールを作製した。実
施例1と同様にOHV測定し、OHV9.3より重量平
均分子量12030を得た。
0部に、フタル酸ジメチルを1.85(当量比=1/
1.15)加え、エステル交換反応を行い、実施例1と
同様の方法で分子量測定を行い、分子量13000の水
溶性高分子化合物を得た。(下記の一般式で表される繰
り返し単位からなり、式中のA,X,R2 は下記のとお
りである。)この水溶性高分子化合物を水で5%水溶液
とし、これに密度0.46の基紙を5分間浸漬し、金網
上で3分間放置した後、60℃のオーブンで60分間乾
燥させた。その後、低圧水銀ランプ(254nm)で2
0分間照射することにより目的とする吸水紙を得た。
較例品の吸水性材料を用いて、その特性である吸水倍
率、水に対する溶出率、フィルム成形性を測定・評価し
た。その結果を下記の表1に示す。なお、上記各特性
は、下記の方法に従って測定した。
例品について、Tダイ押出機(スクリュー径:20m
m)を用いて、厚み100μmのフィルムを製造し、J
IS K7127に準じて機械物性を測定した。得られ
た測定値から、引張強度が100kg/cm2 以上で伸
び率が500%以上のものをフィルム成形性ありとして
○、上記引張強度および伸び率のいずれか一方、もしく
は双方ともその値(物性)が満たないものをフィルム成
形性なしとして×と表示した。
径:20mm)を用いて、厚み100μm×17cm×
17cmのフィルムを作製してその重量(a)を測定し
た。そして、上記フィルムを、水温(25℃)の蒸留水
250gの入ったビーカーに30分浸漬した。一方、予
め、蒸留水に浸漬した後取り出して5分間放置し、落下
水のないことを確認して重量(b)を測定した濾紙を準
備した。そして、上記濾紙で浸漬後のサンプルを濾過し
た。5分間放置した後、濾紙からの水滴の落下のないこ
とを確認した。その後、濾紙と吸水体の重量(c)を測
定した。そして、下記の式から吸水倍率を算出した。
析計(型式:MODEL−1555、湯浅アイオニクス
KK製)を用いてフィルムの有機炭素含量を測定した。
その後、下記の式によりフィルムより溶出した有機炭素
含量(%)を溶出率として表示した。
/フィルム重量)÷10000
m2 のフィルムを、60℃の蒸留水400ccの入った
ビーカー中に30分間温度を保持しながら浸漬し、その
後、速やかに濾過して濾液を採取した。その濾液を上水
道法の有機物測定に準じてKMnO4 消費量(ppm)
測定を行い、この値をフィルムからの溶出量とした。
成形性としては満足のいくものであったが、比較例2〜
5品は吸水性能に劣り、また水に対する溶出率が高いも
のであった。比較例1品に関しては比較例2〜5品と比
較すると吸水倍率は高く、かつ水に対する溶出率も小さ
い。しかしながら、実施例品においては、比較例2〜5
品はもちろん、比較例1品と比べても吸水倍率が10倍
を超えて高く、かつ水に対する溶出率も低く、フィルム
成形性とともに全てにおいて満足のいくものであった。
前記一般式(1)で表される特定の構造を有する吸水性
高分子化合物を主成分とするものである。このように、
式(1)中のアルキレンオキシド鎖部分の付加形態が、
ブチレンオキシドの両端にエチレンオキシドが存在する
形態をとり、さらに、式(1)中のR2 が直鎖状ジカル
ボン酸類化合物残基であって、かつ炭素数12〜36の
ものとなる構成をとることから、水に対する溶出量が非
常に少なく、しかも従来のものに比べて吸水倍率の高い
吸水性に優れたものである。
特定の範囲の重量平均分子量であるポリアルキレンオキ
シド化合物(A)と、炭素数12〜36の直鎖状ジカル
ボン酸およびその低級アルキルエステルの少なくとも一
方(B)を反応させて得られる吸水性高分子化合物の、
1分子中に有するジカルボン酸化合物残基の平均個数が
3〜21のものでは、フィルム成形性に優れ、吸水倍率
が高く水に対する溶出量が極めて少なく、吸水性材料と
して特に有用となる。したがって、本発明の吸水性材料
は、食品等の鮮度保持用材料となる吸水性シート(フィ
ルム)、医薬品や化粧品の包装材として良好な性能を発
揮する。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記の一般式(1)で表される繰り返し
単位から構成される吸水性高分子化合物を主成分とする
ことを特徴とする吸水性材料。 【化1】 - 【請求項2】 吸水性高分子化合物が、下記の(A)お
よび(B)を反応させてなるものであって、1分子中の
直鎖状ジカルボン酸化合物残基の平均個数が3〜21で
ある請求項1記載の吸水性材料。 (A)活性水素基を2個有する有機化合物に、エチレン
オキシドを付加重合させ、ついでブチレンオキシドを付
加重合させ、さらにエチレンオキシドを付加重合させて
なる重量平均分子量5000〜30000のポリアルキ
レンオキシド化合物。 (B)下記(a)および(b)の少なくとも一方。 (a)炭素数12〜36の直鎖状ジカルボン酸。 (b)炭素数12〜36の直鎖状ジカルボン酸の低級ア
ルキルエステル。 - 【請求項3】 吸水性高分子化合物の重量平均分子量を
上記ポリアルキレンオキシド化合物(A)の分子量で除
算した値が3〜21である請求項2記載の吸水性材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11252496A JP3568684B2 (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 吸水性材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11252496A JP3568684B2 (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 吸水性材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09296035A true JPH09296035A (ja) | 1997-11-18 |
JP3568684B2 JP3568684B2 (ja) | 2004-09-22 |
Family
ID=14588810
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11252496A Expired - Fee Related JP3568684B2 (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 吸水性材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3568684B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6753069B1 (en) * | 1998-10-26 | 2004-06-22 | Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. | Resin composition for ink jet recording sheet, the recording sheet, recording method of the same, and method for producing the recording sheet |
-
1996
- 1996-05-07 JP JP11252496A patent/JP3568684B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
US6753069B1 (en) * | 1998-10-26 | 2004-06-22 | Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. | Resin composition for ink jet recording sheet, the recording sheet, recording method of the same, and method for producing the recording sheet |
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Publication number | Publication date |
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