JPH09294636A - 昇降天板付きワゴンデスク - Google Patents
昇降天板付きワゴンデスクInfo
- Publication number
- JPH09294636A JPH09294636A JP11140496A JP11140496A JPH09294636A JP H09294636 A JPH09294636 A JP H09294636A JP 11140496 A JP11140496 A JP 11140496A JP 11140496 A JP11140496 A JP 11140496A JP H09294636 A JPH09294636 A JP H09294636A
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- JP
- Japan
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- top plate
- desk
- elevating
- finger
- top board
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 平机の両脚板間に配設して袖付きの机を構成
できるとともに、脚板の外側に設置して脇机として利用
でき、昇降天板を高さ調節する際の指詰め防止等の安全
性と操作性を高めた昇降天板付きワゴンデスクを提供す
る。 【解決手段】 平机の両脚板間又は脚板の外側に移動さ
せて設置可能なワゴンデスクであって、本体部3の固定
天板4の上位に昇降機構5の支持部材15にて支持され
た昇降天板6を設けるとともに、該支持部材の下降規制
用のストッパー(18B,21)を係脱させる操作レバ
ー23を前記昇降天板の両側部下面側に配し、昇降天板
を最下降させた際に固定天板と昇降天板との間に指詰め
防止空間25を確保すべく、前記操作レバーに保高部2
3Dを設けた。
できるとともに、脚板の外側に設置して脇机として利用
でき、昇降天板を高さ調節する際の指詰め防止等の安全
性と操作性を高めた昇降天板付きワゴンデスクを提供す
る。 【解決手段】 平机の両脚板間又は脚板の外側に移動さ
せて設置可能なワゴンデスクであって、本体部3の固定
天板4の上位に昇降機構5の支持部材15にて支持され
た昇降天板6を設けるとともに、該支持部材の下降規制
用のストッパー(18B,21)を係脱させる操作レバ
ー23を前記昇降天板の両側部下面側に配し、昇降天板
を最下降させた際に固定天板と昇降天板との間に指詰め
防止空間25を確保すべく、前記操作レバーに保高部2
3Dを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平机と組合せて使
用する昇降天板付きワゴンデスクに係わり、更に詳しく
は昇降天板を高さ調節する際の指詰め防止等の安全性と
操作性を高めた昇降天板付きワゴンデスクに関する。
用する昇降天板付きワゴンデスクに係わり、更に詳しく
は昇降天板を高さ調節する際の指詰め防止等の安全性と
操作性を高めた昇降天板付きワゴンデスクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の移動可能なワゴンデスク
は、本体部に多段に引出しが設けられ、平机の両脚板間
の一方の脚板に接近させて配設して袖付きの机を構成
し、又は脚板の外側に設置して脇机として利用できるも
のであり、学童用の学習机においてはこの種の分離型の
ものが昨今の主流となっている。しかし、ワゴンデスク
の天板の高さを平机の両脚板間に収容できるような低い
状態に固定したものでは、平机の脚板の外側に配設して
脇机として利用する場合には、天板の高さが低過ぎて、
通常の用途では使い勝手が悪く、ワゴンデスクの天板は
主に書類等の物を載せるためや、机天板よりも多少高さ
が低い方が使い勝手が良いワードプロセッサ等のOA機
器を載置するための載置台として使用されている。
は、本体部に多段に引出しが設けられ、平机の両脚板間
の一方の脚板に接近させて配設して袖付きの机を構成
し、又は脚板の外側に設置して脇机として利用できるも
のであり、学童用の学習机においてはこの種の分離型の
ものが昨今の主流となっている。しかし、ワゴンデスク
の天板の高さを平机の両脚板間に収容できるような低い
状態に固定したものでは、平机の脚板の外側に配設して
脇机として利用する場合には、天板の高さが低過ぎて、
通常の用途では使い勝手が悪く、ワゴンデスクの天板は
主に書類等の物を載せるためや、机天板よりも多少高さ
が低い方が使い勝手が良いワードプロセッサ等のOA機
器を載置するための載置台として使用されている。
【0003】そのため、ワゴンデスクの天板の高さを、
平机の両脚板間に配設できるような低い状態と、平机の
脚板の外側に配設して脇机として利用できるように、机
天板と同一高さの高い状態との二段階に設定できるよう
に、本体部に昇降天板をリンク式の昇降機構を介して連
結した構造のものが提供されるに至った。
平机の両脚板間に配設できるような低い状態と、平机の
脚板の外側に配設して脇机として利用できるように、机
天板と同一高さの高い状態との二段階に設定できるよう
に、本体部に昇降天板をリンク式の昇降機構を介して連
結した構造のものが提供されるに至った。
【0004】しかし、従来のリンク式の昇降機構を有す
る昇降天板付きワゴンデスクは、昇降天板の高さを変更
中に不意に昇降天板が下降して、本体部と該昇降天板と
の間に指を詰める恐れがあるとともに、昇降天板の高さ
を維持するストッパーに不意に触れて解除されて前記同
様の問題が生じる可能性がある。特に、リンク式昇降機
構が本体部と昇降天板との間に露出した構造のものは、
リンク式昇降機構自体に対する指詰めの問題もある。一
方、ネジ式昇降機構による無段階の高さ調節が可能な構
造のものは、基本的に指詰めの危険性はないが、昇降天
板の高さ調節に長時間かかるので操作性において問題が
ある。
る昇降天板付きワゴンデスクは、昇降天板の高さを変更
中に不意に昇降天板が下降して、本体部と該昇降天板と
の間に指を詰める恐れがあるとともに、昇降天板の高さ
を維持するストッパーに不意に触れて解除されて前記同
様の問題が生じる可能性がある。特に、リンク式昇降機
構が本体部と昇降天板との間に露出した構造のものは、
リンク式昇降機構自体に対する指詰めの問題もある。一
方、ネジ式昇降機構による無段階の高さ調節が可能な構
造のものは、基本的に指詰めの危険性はないが、昇降天
板の高さ調節に長時間かかるので操作性において問題が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が前述
の状況に鑑み、解決しようとするところは、平机の両脚
板間に配設して袖付きの机を構成できるとともに、脚板
の外側に設置して脇机として利用でき、昇降天板を高さ
調節する際の指詰め防止等の安全性と操作性を高めた昇
降天板付きワゴンデスクを提供する点にある。
の状況に鑑み、解決しようとするところは、平机の両脚
板間に配設して袖付きの机を構成できるとともに、脚板
の外側に設置して脇机として利用でき、昇降天板を高さ
調節する際の指詰め防止等の安全性と操作性を高めた昇
降天板付きワゴンデスクを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、平机の両脚板間又は脚板の外側に移動させ
て設置可能なワゴンデスクであって、本体部の固定天板
の上位に昇降機構の支持部材にて支持された昇降天板を
設けるとともに、該支持部材の下降規制用のストッパー
を係脱させる操作レバーを前記昇降天板の両側部下面側
に配し、昇降天板を最下降させた際に固定天板と昇降天
板との間に指詰め防止空間を確保すべく、前記操作レバ
ーに保高部を設けてなる昇降天板付きワゴンデスクを構
成したのである。このように、操作レバーによって指詰
め防止空間を確保したので、不意に昇降天板が最下降し
た場合であっても、昇降天板と固定天板との間に指を挟
み込んで怪我をする危険性がなくなる。
決のために、平机の両脚板間又は脚板の外側に移動させ
て設置可能なワゴンデスクであって、本体部の固定天板
の上位に昇降機構の支持部材にて支持された昇降天板を
設けるとともに、該支持部材の下降規制用のストッパー
を係脱させる操作レバーを前記昇降天板の両側部下面側
に配し、昇降天板を最下降させた際に固定天板と昇降天
板との間に指詰め防止空間を確保すべく、前記操作レバ
ーに保高部を設けてなる昇降天板付きワゴンデスクを構
成したのである。このように、操作レバーによって指詰
め防止空間を確保したので、不意に昇降天板が最下降し
た場合であっても、昇降天板と固定天板との間に指を挟
み込んで怪我をする危険性がなくなる。
【0007】また、前記操作レバーは、下方開放した指
掛部を上端部に形成するとともに、該指掛部の内奥側に
前記保高部を形成し、前記昇降天板を最下降させた際
に、前記指掛部、保高部及び固定天板とで側方開放した
指詰め防止空間を確保するものである。
掛部を上端部に形成するとともに、該指掛部の内奥側に
前記保高部を形成し、前記昇降天板を最下降させた際
に、前記指掛部、保高部及び固定天板とで側方開放した
指詰め防止空間を確保するものである。
【0008】そして、前記昇降機構が、互いに同調して
昇降する左右一対の単位昇降機構からなり、両側部の前
記操作レバーが、各単位昇降機構のそれぞれに独立的に
設けた下降規制用のストッパーを係脱させるものである
ことが好ましい。両側部の操作レバーを持ってストッパ
ーを解除し、その状態で昇降天板を昇降操作するので、
左右の力バランスが良くなってスムーズな操作性が得ら
れるとともに、不意に一方の操作レバーに触れて一方の
単位昇降機構のストッパーが解除されたとしても昇降天
板が不意に下降することがなく安全性が確保できる。
昇降する左右一対の単位昇降機構からなり、両側部の前
記操作レバーが、各単位昇降機構のそれぞれに独立的に
設けた下降規制用のストッパーを係脱させるものである
ことが好ましい。両側部の操作レバーを持ってストッパ
ーを解除し、その状態で昇降天板を昇降操作するので、
左右の力バランスが良くなってスムーズな操作性が得ら
れるとともに、不意に一方の操作レバーに触れて一方の
単位昇降機構のストッパーが解除されたとしても昇降天
板が不意に下降することがなく安全性が確保できる。
【0009】更に好ましくは、前記単位昇降機構が、本
体部の側板肉厚内に組み込まれたラチェット式昇降機構
であり、前記支持部材が本体部の上端から直線的に昇降
するものである。従って、昇降天板の高さ調節が微小間
隔毎に多段階に行えるとともに、支持部材が本体部に対
して直線的に昇降するので、昇降機構自体に指を詰める
危険性がない。
体部の側板肉厚内に組み込まれたラチェット式昇降機構
であり、前記支持部材が本体部の上端から直線的に昇降
するものである。従って、昇降天板の高さ調節が微小間
隔毎に多段階に行えるとともに、支持部材が本体部に対
して直線的に昇降するので、昇降機構自体に指を詰める
危険性がない。
【0010】
【発明の実施の形態】次に添付図面に示した実施の形態
に基づき更に本発明の詳細を説明する。図1はワゴンデ
スク1を平机2の内部に設置して使用する状態を示し、
図2はワゴンデスク1を平机2の外部に並設して使用す
る状態を示している。
に基づき更に本発明の詳細を説明する。図1はワゴンデ
スク1を平机2の内部に設置して使用する状態を示し、
図2はワゴンデスク1を平机2の外部に並設して使用す
る状態を示している。
【0011】前記ワゴンデスク1は、本体部3の上端に
設けた固定天板4の上位に、ラチェット式の昇降機構5
にて支持された昇降天板6を設けたものであり、本体部
3には多段に引出し7,…を設けるとともに、下端には
複数のキャスター8,…を設けて移動可能となしてい
る。
設けた固定天板4の上位に、ラチェット式の昇降機構5
にて支持された昇降天板6を設けたものであり、本体部
3には多段に引出し7,…を設けるとともに、下端には
複数のキャスター8,…を設けて移動可能となしてい
る。
【0012】前記平机2は、机天板9の両側に脚板1
0,10を有し、両脚板10,10間の上部であって、
机天板9の下面側に沿った左右に上段引出し11,11
を設け、両脚板10,10間の奥部で後幕板12に沿っ
て棚13を設けた通常構造のものである。
0,10を有し、両脚板10,10間の上部であって、
机天板9の下面側に沿った左右に上段引出し11,11
を設け、両脚板10,10間の奥部で後幕板12に沿っ
て棚13を設けた通常構造のものである。
【0013】次に、前記ワゴンデスク1の昇降機構5を
含めた構造を図3〜図9に基づいて詳細に説明する。ワ
ゴンデスク1は、両側板14,14の上端間に前記固定
天板4を渡設し、両側板14,14のそれぞれの内部に
組み込んだ前記昇降機構5を構成する単位昇降機構5
A,5Bの各支持部材15,15が該側板14,14の
上端から上方へ延び、L字状に内方へ曲がったその先端
部15Aに前後方向に配向した取付杆16をそれぞれ固
着し、両取付杆16,16の上面に前記昇降天板6を載
置してネジ止め等の適宜な固定手段で取付けたものであ
る。左右の単位昇降機構5A,5Bは、左右対称である
以外に構造的な相違はなく、特に左右で区別する必要が
ない場合には昇降機構5として説明する。
含めた構造を図3〜図9に基づいて詳細に説明する。ワ
ゴンデスク1は、両側板14,14の上端間に前記固定
天板4を渡設し、両側板14,14のそれぞれの内部に
組み込んだ前記昇降機構5を構成する単位昇降機構5
A,5Bの各支持部材15,15が該側板14,14の
上端から上方へ延び、L字状に内方へ曲がったその先端
部15Aに前後方向に配向した取付杆16をそれぞれ固
着し、両取付杆16,16の上面に前記昇降天板6を載
置してネジ止め等の適宜な固定手段で取付けたものであ
る。左右の単位昇降機構5A,5Bは、左右対称である
以外に構造的な相違はなく、特に左右で区別する必要が
ない場合には昇降機構5として説明する。
【0014】前記昇降機構5は、前記側板14の後部寄
り位置に設けた縦溝17(若しくは縦穴)内に、前記支
持部材15の直線状の基部15Bを上下動可能に配設す
るとともに、支持部材15の基部15Bの後縁に沿って
形成したラック15Cを、前記縦溝17内に水平な軸芯
回りに回転可能に配設した歯車部材18のピニオン18
Aに噛合させ、支持部材15の上下動(昇降)に伴って
歯車部材18が回転するのである。ここで、左右の単位
昇降機構5A,5Bの各歯車部材18,18は、本体部
3の収納空間に横設したシャフト19の両端に軸芯が固
定されており、一体となって回転し、もって左右の支持
部材15,15は同調して上下動するのである。
り位置に設けた縦溝17(若しくは縦穴)内に、前記支
持部材15の直線状の基部15Bを上下動可能に配設す
るとともに、支持部材15の基部15Bの後縁に沿って
形成したラック15Cを、前記縦溝17内に水平な軸芯
回りに回転可能に配設した歯車部材18のピニオン18
Aに噛合させ、支持部材15の上下動(昇降)に伴って
歯車部材18が回転するのである。ここで、左右の単位
昇降機構5A,5Bの各歯車部材18,18は、本体部
3の収納空間に横設したシャフト19の両端に軸芯が固
定されており、一体となって回転し、もって左右の支持
部材15,15は同調して上下動するのである。
【0015】次に、前記昇降機構5を構成するストッパ
ー構造について説明する。このストッパー構造は、前記
歯車部材18の回転を規制することによって、間接的に
支持部材15の下降を規制するが、支持部材15の上昇
は規制しない構造を例示している。前記歯車部材18に
は、ピニオン18Aと並設してラチェット18Bを一体
形成し、あるいは分離形成して回転に対して一体化し、
該ラチェット18Bに本体部3に対して固定的な支軸2
0にて回動可能に設けた駒片21の爪21Aを噛合し、
前記支持部材15が下降する方向に対する歯車部材18
の一方向回転のみ規制している。また、前記駒片21
は、支軸20を中心に前記爪21Aがラチェット18B
に噛合する方向にコイルばね22にて弾性付勢してい
る。また、支持部材15を下動、即ち昇降天板6を下降
させるには、コイルばね22の弾性付勢力に抗して前記
駒片21を回動させて爪21Aをラチェット18Bから
引き離し、歯車部材18が自由回転できる状態にする。
この状態を本発明ではストッパーを解除した状態と定義
し、爪21Aをラチェット18Bに噛合させたり、引き
離したりする操作を本発明ではストッパーを係脱すると
定義する。
ー構造について説明する。このストッパー構造は、前記
歯車部材18の回転を規制することによって、間接的に
支持部材15の下降を規制するが、支持部材15の上昇
は規制しない構造を例示している。前記歯車部材18に
は、ピニオン18Aと並設してラチェット18Bを一体
形成し、あるいは分離形成して回転に対して一体化し、
該ラチェット18Bに本体部3に対して固定的な支軸2
0にて回動可能に設けた駒片21の爪21Aを噛合し、
前記支持部材15が下降する方向に対する歯車部材18
の一方向回転のみ規制している。また、前記駒片21
は、支軸20を中心に前記爪21Aがラチェット18B
に噛合する方向にコイルばね22にて弾性付勢してい
る。また、支持部材15を下動、即ち昇降天板6を下降
させるには、コイルばね22の弾性付勢力に抗して前記
駒片21を回動させて爪21Aをラチェット18Bから
引き離し、歯車部材18が自由回転できる状態にする。
この状態を本発明ではストッパーを解除した状態と定義
し、爪21Aをラチェット18Bに噛合させたり、引き
離したりする操作を本発明ではストッパーを係脱すると
定義する。
【0016】そこで次に、ストッパーを解除する構造に
ついて説明する。前記支持部材15の基部15Bの内側
に沿って長尺板状の操作レバー23を配設し、該操作レ
バー23は前記昇降天板6の下面近傍から歯車部材18
の近傍まで延びており、その下端部と中間部にそれぞれ
回動片24の一端を支軸24Aにて枢着するとともに、
他端を支軸24Bにて支持部材15の基部15Bに枢着
し、平行四辺形のリンク機構を構成している。ここで、
通常の状態では支軸24Aは支軸24Bより下位に設定
し、即ち回動片24が傾斜した状態に設定している。そ
して、操作レバー23の上端に設けた指掛部23Aを持
ち上げて該操作レバー23を上動させると、平行四辺形
のリンク機構を介して該操作レバー23が平行移動し、
操作レバー23の一側縁に形成した押圧片23Bが前記
駒片21の突片21Bを押して、当該駒片21をコイル
ばね22の弾性付勢力に抗して回動させて、爪21Aを
ラチェット18Bから引き離すのである。
ついて説明する。前記支持部材15の基部15Bの内側
に沿って長尺板状の操作レバー23を配設し、該操作レ
バー23は前記昇降天板6の下面近傍から歯車部材18
の近傍まで延びており、その下端部と中間部にそれぞれ
回動片24の一端を支軸24Aにて枢着するとともに、
他端を支軸24Bにて支持部材15の基部15Bに枢着
し、平行四辺形のリンク機構を構成している。ここで、
通常の状態では支軸24Aは支軸24Bより下位に設定
し、即ち回動片24が傾斜した状態に設定している。そ
して、操作レバー23の上端に設けた指掛部23Aを持
ち上げて該操作レバー23を上動させると、平行四辺形
のリンク機構を介して該操作レバー23が平行移動し、
操作レバー23の一側縁に形成した押圧片23Bが前記
駒片21の突片21Bを押して、当該駒片21をコイル
ばね22の弾性付勢力に抗して回動させて、爪21Aを
ラチェット18Bから引き離すのである。
【0017】また、前記操作レバー23の上端部の構造
は、上端を内方へ直角に折曲して形成した水平板23C
の内奥縁から保高部23Dを立起形成し、該保高部23
Dの上縁から外方へ前記指掛部23Aを折曲形成したも
のである。ここで、指掛部23Aの下方には水平板23
Cが存在しないように寸法設定し、不注意で水平板23
Cに指を掛けて、そのまま昇降天板6を下降させて固定
天板4との間に指を挟まないようにしている。つまり、
前記操作レバー23は、下方開放した指掛部23Aを上
端部に形成するとともに、該指掛部23Aの内奥側に前
記保高部23Dを形成した上端部構造を有し、前記昇降
天板6を最下降させた際に、前記指掛部23A、保高部
23D及び固定天板4とで側方開放した指詰め防止空間
25を確保するものである(図3参照)。また、実際に
は前記指掛部23Aは、合成樹脂製のカバー(図示せ
ず)で外被されている。
は、上端を内方へ直角に折曲して形成した水平板23C
の内奥縁から保高部23Dを立起形成し、該保高部23
Dの上縁から外方へ前記指掛部23Aを折曲形成したも
のである。ここで、指掛部23Aの下方には水平板23
Cが存在しないように寸法設定し、不注意で水平板23
Cに指を掛けて、そのまま昇降天板6を下降させて固定
天板4との間に指を挟まないようにしている。つまり、
前記操作レバー23は、下方開放した指掛部23Aを上
端部に形成するとともに、該指掛部23Aの内奥側に前
記保高部23Dを形成した上端部構造を有し、前記昇降
天板6を最下降させた際に、前記指掛部23A、保高部
23D及び固定天板4とで側方開放した指詰め防止空間
25を確保するものである(図3参照)。また、実際に
は前記指掛部23Aは、合成樹脂製のカバー(図示せ
ず)で外被されている。
【0018】更に各部の詳細を以下に説明する。図6に
示すように、前記歯車部材18や駒片21は、前記縦溝
17内に固定したケース26内に収容されており、該ケ
ース26は側方へ開放した箱形の本体27と該本体27
の開放端を閉鎖する蓋体28とから構成されている。本
体27の底面、即ち側面には軸孔27Aを形成し、蓋体
28の対応する位置には軸孔28Aを形成し、前記歯車
部材18の両側に突設した軸芯部18C,18Cをそれ
ぞれ軸孔27A,28Aに回動可能に挿入し、また前記
駒片21は蓋体28の適所に枢着されている。
示すように、前記歯車部材18や駒片21は、前記縦溝
17内に固定したケース26内に収容されており、該ケ
ース26は側方へ開放した箱形の本体27と該本体27
の開放端を閉鎖する蓋体28とから構成されている。本
体27の底面、即ち側面には軸孔27Aを形成し、蓋体
28の対応する位置には軸孔28Aを形成し、前記歯車
部材18の両側に突設した軸芯部18C,18Cをそれ
ぞれ軸孔27A,28Aに回動可能に挿入し、また前記
駒片21は蓋体28の適所に枢着されている。
【0019】また、前記操作レバー23を上下動可能に
支持する構造としては、図4及び図8に示すようにケー
ス26の本体27の上下面に形成した案内孔27B,2
7Bに操作レバー23を貫通するとともに、図7に示す
ように前記縦溝17に対応する側板14の上端に取付け
た端部カバー29の開口29Aに操作レバー23を挿通
したものであり、前記開口29Aと案内孔27B及びラ
ック15Cがピニオン18Aに噛合していることによっ
て、操作レバー23を前後左右の振れを規制しガタつき
なく上下動案内するのである。尚、前記端部カバー29
には、操作レバー23を遊挿するための開口29Bも前
記開口29Aに連通させて形成している。
支持する構造としては、図4及び図8に示すようにケー
ス26の本体27の上下面に形成した案内孔27B,2
7Bに操作レバー23を貫通するとともに、図7に示す
ように前記縦溝17に対応する側板14の上端に取付け
た端部カバー29の開口29Aに操作レバー23を挿通
したものであり、前記開口29Aと案内孔27B及びラ
ック15Cがピニオン18Aに噛合していることによっ
て、操作レバー23を前後左右の振れを規制しガタつき
なく上下動案内するのである。尚、前記端部カバー29
には、操作レバー23を遊挿するための開口29Bも前
記開口29Aに連通させて形成している。
【0020】また、前記支持部材15の下部の幅方向中
央には、その長さ方向に沿って長孔15Dを形成し、該
長孔15D内に配したコイルばね30の一端を当該支持
部材15の下端に係着するとともに、他端をそれよりも
上方のケース26(本体27)の適所に係着し、該コイ
ルばね30によって支持部材15を介して昇降天板6を
上方へ弾性付勢している。このコイルばね30によっ
て、昇降天板6を上昇させる動作が軽くなり、子供でも
容易に行えるのである。一方、昇降天板6を下降させる
際には、コイルばね30を伸長するが、コイルばね30
の弾性付勢力よりも昇降天板6、支持部材15及び操作
レバー23等の重量が勝っていれば、その動作は容易で
ある。
央には、その長さ方向に沿って長孔15Dを形成し、該
長孔15D内に配したコイルばね30の一端を当該支持
部材15の下端に係着するとともに、他端をそれよりも
上方のケース26(本体27)の適所に係着し、該コイ
ルばね30によって支持部材15を介して昇降天板6を
上方へ弾性付勢している。このコイルばね30によっ
て、昇降天板6を上昇させる動作が軽くなり、子供でも
容易に行えるのである。一方、昇降天板6を下降させる
際には、コイルばね30を伸長するが、コイルばね30
の弾性付勢力よりも昇降天板6、支持部材15及び操作
レバー23等の重量が勝っていれば、その動作は容易で
ある。
【0021】更に、本実施の形態においては、前記昇降
天板6を最下降させた際に、昇降天板6と固定天板4と
の間に指詰め防止空間25を確実に確保するために、前
記取付杆16の両端部下面にゴム製の緩衝部材31,3
1を突設し、固定天板4の上面に当止できるようにして
あり、前記操作レバー23の保高部23Dとともに、指
詰め防止の二重の安全策を講じている。
天板6を最下降させた際に、昇降天板6と固定天板4と
の間に指詰め防止空間25を確実に確保するために、前
記取付杆16の両端部下面にゴム製の緩衝部材31,3
1を突設し、固定天板4の上面に当止できるようにして
あり、前記操作レバー23の保高部23Dとともに、指
詰め防止の二重の安全策を講じている。
【0022】また、前記シャフト19は、単位昇降機構
5A,5Bをそれぞれ対応する側板14,14内に組み
込んだ後に取付けることができるようにしている。即
ち、図6に示すように、シャフト19は四角パイプで形
成し、その端部の一面に切欠部19Aを形成し、前記歯
車部材18の軸芯部18Cに突設した四角柱状の連結部
18Dを、前記切欠部19Aを通してシャフト19内に
嵌合し、シャフト19と連結部18Dを貫通したネジ1
9B又はピンで連結している。
5A,5Bをそれぞれ対応する側板14,14内に組み
込んだ後に取付けることができるようにしている。即
ち、図6に示すように、シャフト19は四角パイプで形
成し、その端部の一面に切欠部19Aを形成し、前記歯
車部材18の軸芯部18Cに突設した四角柱状の連結部
18Dを、前記切欠部19Aを通してシャフト19内に
嵌合し、シャフト19と連結部18Dを貫通したネジ1
9B又はピンで連結している。
【0023】最後に、前記操作レバー23を操作して昇
降天板6を昇降させる動作を簡単に説明する。図8は、
前記駒片21の爪21Aが歯車部材18のラチェット1
8Bに噛合した状態を示している。この状態で昇降天板
6を下降させようとすると、支持部材15に下方への力
が加わり、そのラック15Cとピニオン18Aを介して
歯車部材18を図中において反時計回りに回転させる力
が作用するが、この回転方向はラチェット18Bと爪2
1Aとが強く噛合するので、歯車部材18は回転せず、
もって昇降天板6の下降を規制する。一方、昇降天板6
を上昇、即ち支持部材15を上動させる場合には、歯車
部材18が時計回りに回転することになるので、爪21
Aがラチェット18Bを乗り越えながら回転し、操作レ
バー23を操作してストッパーを解除しなくても行うこ
とができる。
降天板6を昇降させる動作を簡単に説明する。図8は、
前記駒片21の爪21Aが歯車部材18のラチェット1
8Bに噛合した状態を示している。この状態で昇降天板
6を下降させようとすると、支持部材15に下方への力
が加わり、そのラック15Cとピニオン18Aを介して
歯車部材18を図中において反時計回りに回転させる力
が作用するが、この回転方向はラチェット18Bと爪2
1Aとが強く噛合するので、歯車部材18は回転せず、
もって昇降天板6の下降を規制する。一方、昇降天板6
を上昇、即ち支持部材15を上動させる場合には、歯車
部材18が時計回りに回転することになるので、爪21
Aがラチェット18Bを乗り越えながら回転し、操作レ
バー23を操作してストッパーを解除しなくても行うこ
とができる。
【0024】次に、前記昇降天板6の両側部下面側に位
置する操作レバー23,23の指掛部23A,23A
に、両手の指を下方から添えて、該指掛部23Aを昇降
天板6側に接近するように引き上げると、操作レバー2
3が上動し、二つの回動片24,24からなる平行四辺
形リンク機構によって操作レバー23が駒片21側へ平
行移動し、その押圧片23Bで突片21Bを押して、該
駒片21がコイルばね22の弾性付勢力に抗して回動
し、爪21Aがラチェット18Bから引き離され、それ
によって歯車部材18が自由に回転できる状態、即ちス
トッパーが解除された状態になる(図9参照)。この状
態で、操作レバー23の指掛部23Aを持ったまま、昇
降天板6を持ち上げて上昇させることができ、所望の高
さになったときに、指掛部23Aから指を離せば、操作
レバー23の自重と、コイルばね22による弾性付勢力
とによって再び爪21Aがラチェット18Bに噛合する
状態になる。ここで、前記昇降天板6の高さ調節可能な
最小単位は、ラチェット18Bの歯のピッチに略一致
し、このピッチを5mm程度に設計すれば、昇降天板6
の高さを5mm間隔で調節することができ、様々な高さ
用途に対応できる。
置する操作レバー23,23の指掛部23A,23A
に、両手の指を下方から添えて、該指掛部23Aを昇降
天板6側に接近するように引き上げると、操作レバー2
3が上動し、二つの回動片24,24からなる平行四辺
形リンク機構によって操作レバー23が駒片21側へ平
行移動し、その押圧片23Bで突片21Bを押して、該
駒片21がコイルばね22の弾性付勢力に抗して回動
し、爪21Aがラチェット18Bから引き離され、それ
によって歯車部材18が自由に回転できる状態、即ちス
トッパーが解除された状態になる(図9参照)。この状
態で、操作レバー23の指掛部23Aを持ったまま、昇
降天板6を持ち上げて上昇させることができ、所望の高
さになったときに、指掛部23Aから指を離せば、操作
レバー23の自重と、コイルばね22による弾性付勢力
とによって再び爪21Aがラチェット18Bに噛合する
状態になる。ここで、前記昇降天板6の高さ調節可能な
最小単位は、ラチェット18Bの歯のピッチに略一致
し、このピッチを5mm程度に設計すれば、昇降天板6
の高さを5mm間隔で調節することができ、様々な高さ
用途に対応できる。
【0025】また、他の昇降機構5の例を図10〜図1
2に基づいて説明する。前述の例では操作レバー23を
引き上げると、該操作レバー23そのものが歯車部材1
8に接近する方向に平行移動するものであったが、この
例の昇降機構5では、操作レバー23は上下動するのみ
で、該操作レバー23の上動に伴って作動部材32が歯
車部材18に接近する方向に平行移動する機構である。
2に基づいて説明する。前述の例では操作レバー23を
引き上げると、該操作レバー23そのものが歯車部材1
8に接近する方向に平行移動するものであったが、この
例の昇降機構5では、操作レバー23は上下動するのみ
で、該操作レバー23の上動に伴って作動部材32が歯
車部材18に接近する方向に平行移動する機構である。
【0026】具体的には、前記操作レバー23は前記支
持部材15に対して上下動のみ可能に連結する。そのた
めに操作レバー23の下端部とその上方の所定距離を隔
てた中間部とに、縦長孔33,33を形成するととも
に、両縦長孔33,33の間の部分を前記支持部材15
の基部15Bから離れるように段折して保持部34を形
成し、該保持部34の上下端部に傾斜孔35,35を形
成している。この傾斜孔35の傾斜方向は、傾斜孔35
の上端が前記支持部材15のラック15Cから離れた位
置であり、傾斜孔35の下端が該ラック15Cに接近し
た位置に設定している。そして、前記縦長孔33,33
に、カシメピン36の軸部36Aを遊挿するとともに、
該軸部36Aよりも小径のネジ部36Bを合成樹脂製の
ガイド部材37の通孔37Aに挿通した後、支持部材1
5の基部15Bに形成した螺孔38に螺合してガイド部
材37を取付けると同時に支持部材15に対して操作レ
バー23を上下動可能に取付けるのである。前記ガイド
部材37は、互いに上下対称なものを上下一対用い、本
例では同一形状のものを上下逆転して用いており、該ガ
イド部材37は、通孔37Aを形成した部分の両側に、
前記操作レバー23の保持部34以外の部分を両側から
摺接する突条37B,37Bを形成するとともに、上方
のガイド部材37では下部に、下方のガイド部材37で
は上部に段落ちした摺接台37Cを形成し、該摺接台3
7Cに横長溝37Dを形成している。
持部材15に対して上下動のみ可能に連結する。そのた
めに操作レバー23の下端部とその上方の所定距離を隔
てた中間部とに、縦長孔33,33を形成するととも
に、両縦長孔33,33の間の部分を前記支持部材15
の基部15Bから離れるように段折して保持部34を形
成し、該保持部34の上下端部に傾斜孔35,35を形
成している。この傾斜孔35の傾斜方向は、傾斜孔35
の上端が前記支持部材15のラック15Cから離れた位
置であり、傾斜孔35の下端が該ラック15Cに接近し
た位置に設定している。そして、前記縦長孔33,33
に、カシメピン36の軸部36Aを遊挿するとともに、
該軸部36Aよりも小径のネジ部36Bを合成樹脂製の
ガイド部材37の通孔37Aに挿通した後、支持部材1
5の基部15Bに形成した螺孔38に螺合してガイド部
材37を取付けると同時に支持部材15に対して操作レ
バー23を上下動可能に取付けるのである。前記ガイド
部材37は、互いに上下対称なものを上下一対用い、本
例では同一形状のものを上下逆転して用いており、該ガ
イド部材37は、通孔37Aを形成した部分の両側に、
前記操作レバー23の保持部34以外の部分を両側から
摺接する突条37B,37Bを形成するとともに、上方
のガイド部材37では下部に、下方のガイド部材37で
は上部に段落ちした摺接台37Cを形成し、該摺接台3
7Cに横長溝37Dを形成している。
【0027】また、前記作動部材32は、長尺板材の一
側縁、即ち歯車部材18に近い側を直角に折曲して押圧
片32Aを形成するとともに、上下端部に通孔32B,
32Bを形成したものである。そして、前記ガイド部材
37の横長溝37Dにカシメピン39の頭部39Aを横
移動可能に収容するとともに、軸部39Bを前記作動部
材32の通孔32Bに挿通し、該軸部39Bにリング状
のスペーサー40を挿通した状態で、前記操作レバー2
3の傾斜孔35に移動可能に遊挿するのである。それか
ら、前述の如くカシメピン36によって操作レバー23
及びガイド部材37を支持部材15の基部15Bに取付
けると、作動部材32はガイド部材37の摺接台37C
と、スペーサー40を介して操作レバー23の保持部3
4との間に保持されて外れることがないのである。
側縁、即ち歯車部材18に近い側を直角に折曲して押圧
片32Aを形成するとともに、上下端部に通孔32B,
32Bを形成したものである。そして、前記ガイド部材
37の横長溝37Dにカシメピン39の頭部39Aを横
移動可能に収容するとともに、軸部39Bを前記作動部
材32の通孔32Bに挿通し、該軸部39Bにリング状
のスペーサー40を挿通した状態で、前記操作レバー2
3の傾斜孔35に移動可能に遊挿するのである。それか
ら、前述の如くカシメピン36によって操作レバー23
及びガイド部材37を支持部材15の基部15Bに取付
けると、作動部材32はガイド部材37の摺接台37C
と、スペーサー40を介して操作レバー23の保持部3
4との間に保持されて外れることがないのである。
【0028】次に、図11に示すように、前述の如く前
記支持部材15に、操作レバー23、ガイド部材37及
び作動部材32を組み付けた状態で、ケース26の本体
27に挿入してラック15Cを前記歯車部材18のピニ
オン18Aに噛合させる。それから、蓋体28に支軸2
0にて略く字状の駒片21を中央部を軸支した状態で、
該蓋体28を本体27に固定する。ここで、前記本体2
7には側壁27Cの内側に沿って略同一形状の立起壁2
7Dを間隙を設けて形成してあり、該側壁27Cと立起
壁27Dとの間に板ばね41の基部を嵌合して取付け
て、前記駒片21の爪21Aをラチェット18Bに噛合
する方向に弾性付勢している。一方、前記駒片21の他
端は突片21Bとなっており、前記作動部材32の押圧
片32Aの近傍に位置している。また、通常の状態で
は、カシメピン36の軸部36Aが縦長孔33の上端部
に位置するとともに、カシメピン39の軸部39Bが傾
斜孔35の上端部に位置するように設定している。
記支持部材15に、操作レバー23、ガイド部材37及
び作動部材32を組み付けた状態で、ケース26の本体
27に挿入してラック15Cを前記歯車部材18のピニ
オン18Aに噛合させる。それから、蓋体28に支軸2
0にて略く字状の駒片21を中央部を軸支した状態で、
該蓋体28を本体27に固定する。ここで、前記本体2
7には側壁27Cの内側に沿って略同一形状の立起壁2
7Dを間隙を設けて形成してあり、該側壁27Cと立起
壁27Dとの間に板ばね41の基部を嵌合して取付け
て、前記駒片21の爪21Aをラチェット18Bに噛合
する方向に弾性付勢している。一方、前記駒片21の他
端は突片21Bとなっており、前記作動部材32の押圧
片32Aの近傍に位置している。また、通常の状態で
は、カシメピン36の軸部36Aが縦長孔33の上端部
に位置するとともに、カシメピン39の軸部39Bが傾
斜孔35の上端部に位置するように設定している。
【0029】そして、前記操作レバー23を引き上げる
と、図12に示すように、該操作レバー23は支持部材
15に対して縦長孔33とカシメピン36によって案内
されて上動し、傾斜孔35の上動に伴ってその傾斜縁に
よってカシメピン39の軸部39Bを歯車部材18に接
近する方向に押出し、従って作動部材32が歯車部材1
8に接近する方向に平行移動し、もって作動部材32の
押圧片32Aによって前記駒片21の突片21Bを押
し、板ばね41の弾性付勢力に抗して爪21Aをラチェ
ット18Bから引き離してストッパー状態が解除され
る。その他の構造及び操作は前記同様であるので、同一
構成には同一符号を付してその説明は省略する。
と、図12に示すように、該操作レバー23は支持部材
15に対して縦長孔33とカシメピン36によって案内
されて上動し、傾斜孔35の上動に伴ってその傾斜縁に
よってカシメピン39の軸部39Bを歯車部材18に接
近する方向に押出し、従って作動部材32が歯車部材1
8に接近する方向に平行移動し、もって作動部材32の
押圧片32Aによって前記駒片21の突片21Bを押
し、板ばね41の弾性付勢力に抗して爪21Aをラチェ
ット18Bから引き離してストッパー状態が解除され
る。その他の構造及び操作は前記同様であるので、同一
構成には同一符号を付してその説明は省略する。
【0030】しかし、本発明は、昇降機構5の具体例に
限定されるものではなく、例えばガスシリンダーを用い
た昇降機構も採用でき、その場合には前記操作レバー2
3はガスシリンダーの制御ピンを操作できる機構にな
る。
限定されるものではなく、例えばガスシリンダーを用い
た昇降機構も採用でき、その場合には前記操作レバー2
3はガスシリンダーの制御ピンを操作できる機構にな
る。
【0031】
【発明の効果】本発明の昇降天板付きワゴンデスクによ
れば、以下の顕著な効果を奏するものである。
れば、以下の顕著な効果を奏するものである。
【0032】請求項1によれば、操作レバーによって指
詰め防止空間を確保したので、不意に昇降天板が最下降
した場合であっても、昇降天板と固定天板との間に指を
挟み込んで怪我をする危険性がなくなるとともに、操作
レバーを昇降天板の両側部下面側に配しているので、操
作時に昇降天板の両側部を必然的に持つようになって左
右の力バランスが良く、昇降動作をスムーズに行うこと
ができる。
詰め防止空間を確保したので、不意に昇降天板が最下降
した場合であっても、昇降天板と固定天板との間に指を
挟み込んで怪我をする危険性がなくなるとともに、操作
レバーを昇降天板の両側部下面側に配しているので、操
作時に昇降天板の両側部を必然的に持つようになって左
右の力バランスが良く、昇降動作をスムーズに行うこと
ができる。
【0033】請求項2によれば、操作レバーの指掛部は
下方開放しているので、昇降操作時に常に所定の指掛部
に指を掛けることができ、しかも昇降天板を最下降させ
た際に、指掛部、保高部及び固定天板とで側方開放した
指詰め防止空間を確保したので、指詰めの危険性がなく
なる。
下方開放しているので、昇降操作時に常に所定の指掛部
に指を掛けることができ、しかも昇降天板を最下降させ
た際に、指掛部、保高部及び固定天板とで側方開放した
指詰め防止空間を確保したので、指詰めの危険性がなく
なる。
【0034】請求項3によれば、両側部の操作レバーを
持ってストッパーを解除し、その状態で昇降天板を昇降
操作するので、左右の力バランスが良くなってスムーズ
な操作性が得られるとともに、不意に一方の操作レバー
に触れて一方の単位昇降機構のストッパーが解除された
としても昇降天板が不意に下降することがなく安全性が
確保できる。
持ってストッパーを解除し、その状態で昇降天板を昇降
操作するので、左右の力バランスが良くなってスムーズ
な操作性が得られるとともに、不意に一方の操作レバー
に触れて一方の単位昇降機構のストッパーが解除された
としても昇降天板が不意に下降することがなく安全性が
確保できる。
【0035】請求項4によれば、昇降天板の高さ調節が
微小間隔毎に多段階に行えるとともに、支持部材が本体
部に対して直線的に昇降するので、昇降機構自体に指を
詰める危険性が全くない。
微小間隔毎に多段階に行えるとともに、支持部材が本体
部に対して直線的に昇降するので、昇降機構自体に指を
詰める危険性が全くない。
【図1】平机の両脚板間にワゴンデスクを設置した使用
状態を示す正面図である。
状態を示す正面図である。
【図2】平机の脚板の外側にワゴンデスクを設置した使
用状態を示す正面図である。
用状態を示す正面図である。
【図3】本発明の要部の簡略縦断正面図である。
【図4】昇降機構を示す一部省略した縦断側面図であ
る。
る。
【図5】昇降機構を示す分解斜視図である。
【図6】図4のX−X線拡大断面図である。
【図7】昇降機構の上部構造を示す一部省略した部分斜
視図である。
視図である。
【図8】昇降機構の要部を示す部分断面図である。
【図9】昇降機構のストッパーを解除した状態を示す省
略部分断面図である。
略部分断面図である。
【図10】昇降機構の他の例を示す要部の分解斜視図で
ある。
ある。
【図11】同じく昇降機構のストッパーが作用している
通常の状態を示す省略部分断面図である。
通常の状態を示す省略部分断面図である。
【図12】同じく昇降機構のストッパーを解除した状態
を示す省略部分断面図である。
を示す省略部分断面図である。
1 ワゴンデスク 2 平机 3 本体部 4 固定天板 5 昇降機構 5A,5B 単位昇降機構 6 昇降天板 7 引出し 8 キャスター 9 机天板 10 脚板 11 上段引出し 12 後幕板 13 棚 14 側板 15 支持部材 15A 先端部 15B 基部 15C ラック 15D 長孔 16 取付杆 17 縦溝 18 歯車部材 18A ピニオン 18B ラチェット(ストッパー) 18C 軸芯部 18D 連結部 19 シャフト 19A 切欠部 19B ネジ 20 支軸 21 駒片 21A 爪(ストッパー) 21B 突片 22 コイルばね 23 操作レバー 23A 指掛部 23B 押圧片 23C 水平板 23D 保高部 24 回動片 24A,24B 支軸 25 指詰め防止空間 26 ケース 27 本体 27A 軸孔 27B 案内孔 27C 側壁 27D 立起壁 28 蓋体 28A 軸孔 29 端部カバー 29A,29B 開口 30 コイルばね 31 緩衝部材 32 作動部材 32A 押圧片 32B 通孔 33 縦長孔 34 保持部 35 傾斜孔 36 カシメピン 36A 軸部 36B ネジ部 37 ガイド部材 37A 通孔 37B 突条 37C 摺接台 37D 横長溝 38 螺孔 39 カシメピン 39A 頭部 39B 軸部 40 スペーサー 41 板ばね
Claims (4)
- 【請求項1】 平机の両脚板間又は脚板の外側に移動さ
せて設置可能なワゴンデスクであって、本体部の固定天
板の上位に昇降機構の支持部材にて支持された昇降天板
を設けるとともに、該支持部材の下降規制用のストッパ
ーを係脱させる操作レバーを前記昇降天板の両側部下面
側に配し、昇降天板を最下降させた際に固定天板と昇降
天板との間に指詰め防止空間を確保すべく、前記操作レ
バーに保高部を設けたことを特徴とする昇降天板付きワ
ゴンデスク。 - 【請求項2】 前記操作レバーは、下方開放した指掛部
を上端部に形成するとともに、該指掛部の内奥側に前記
保高部を形成し、前記昇降天板を最下降させた際に、前
記指掛部、保高部及び固定天板とで側方開放した指詰め
防止空間を確保するものである請求項1記載の昇降天板
付きワゴンデスク。 - 【請求項3】 前記昇降機構が、互いに同調して昇降す
る左右一対の単位昇降機構からなり、両側部の前記操作
レバーが、各単位昇降機構のそれぞれに独立的に設けた
下降規制用のストッパーを係脱させるものである請求項
1又は2記載の昇降天板付きワゴンデスク。 - 【請求項4】 前記単位昇降機構が、本体部の側板肉厚
内に組み込まれたラチェット式昇降機構であり、前記支
持部材が本体部の上端から直線的に昇降するものである
請求項3記載の昇降天板付きワゴンデスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11140496A JPH09294636A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 昇降天板付きワゴンデスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11140496A JPH09294636A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 昇降天板付きワゴンデスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09294636A true JPH09294636A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14560303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11140496A Pending JPH09294636A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 昇降天板付きワゴンデスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09294636A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100608273B1 (ko) * | 2006-04-04 | 2006-08-08 | 백남준 | 수강용 책상의 높이조절장치 |
JP2007075440A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Kokuyo Furniture Co Ltd | 操作部、昇降天板付ワゴン |
JP2014064673A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Nanami:Kk | テーブル |
JP2015045149A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | 沖電気工業株式会社 | オートロック機構及び媒体処理装置 |
WO2017014537A1 (ko) * | 2015-07-22 | 2017-01-26 | 오준석 | 화이트보드의 승강장치 |
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