JPH09290588A - Pcカード - Google Patents
PcカードInfo
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- JPH09290588A JPH09290588A JP8131039A JP13103996A JPH09290588A JP H09290588 A JPH09290588 A JP H09290588A JP 8131039 A JP8131039 A JP 8131039A JP 13103996 A JP13103996 A JP 13103996A JP H09290588 A JPH09290588 A JP H09290588A
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- Pending
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
減し、かつ、製造が容易で、侵入ノイズにより周囲の機
器に影響を与える心配の無い、軽量な、安価なPCカー
ドを提供すること。 【解決手段】 フレーム3、シールドケース2からなる
PCカードであって、前記フレーム3、又はシールドケ
ース2が、表面に酸化皮膜を有する軟磁性粉末と有機結
合材からなる複合磁性体6で形成されている。
Description
ソナルコンピュータやテレビゲーム、電子手帳等で使用
されているICメモリーカード、FAXモデム、LAN
カード等のPCカードに関するもので、このEMI対策
に関する。
部分1、シールドケース2、フレーム3、コネクタ4で
構成されている。
カード等のコンピュータ本体への装着の他に外部との接
続を要するようなものには、更にコネクタ4aが設けら
れている。
ム等の金属で形成されており、機械的な保護のほか、外
来ノイズ等から本体部分を守る働きをしている。
ケース2、コネクタ4を機械的に接続・保持するため
に、凹凸や切り欠きを持つ複雑な形状となっており、プ
ラスチックの成型品が使われる。
電気的に接続するために、導体のピン端子がプラスチッ
クでモールドされている。
周波数の高周波化により、今まであまり問題となってこ
なかった各種デバイスからの放射ノイズが、クローズア
ップされるようになってきた。
守るかに重点が置かれ、一部の電磁波の放射源を有する
機器を除いて、機器側から放射されるノイズの対策は、
なされてこなかった。
に、本体部分1の上下面は、シールドケース2に覆われ
ている。従って、外来ノイズの飛来を防止し、かつ、本
体部分1の各種のデバイス5からでる放射ノイズも防止
している。
4の僅かなスペースからの放射ノイズが周囲の機器に影
響を与え、PCカードを使用する機器本体の放射ノイズ
によって、PCカードに搭載されている各種のデバイス
5が影響を受けることが判ってきており、この対策が必
要である。
あり、ある程度、強度を必要とし、肉厚に成形されてい
るが、これをシールドケースと同様に金属で作るので
は、コストも重量も増加して好ましくない。
で、金属で構成すると、ピン端子との絶縁を図らなけれ
ばならず、製造が非常に困難である。
又、本体部分搭載のデバイス5が、ノイズの放射源であ
る。そのため、ノイズを反射したり、デバイス5発生の
ノイズをシールドケース2によりアースに落とすような
ときには、シールドケース2がアンテナとなり、2次放
射を起こし、ノイズの発生源以外のデバイスに影響を及
ぼすことになる。
ノイズを効果的に低減し、かつ、製造が容易で、侵入し
てくるノイズにより周囲の機器に影響を与える心配の無
い、軽量な、安価なPCカードを提供することにある。
パーソナルコンピュータ用の外部記憶媒体やFAXモデ
ム等に用いられるフレーム、シールドケースを有するP
Cカードであって、前記フレーム及びシールドケースの
うち少なくともどちらか一方が、表面に酸化皮膜を有す
る軟磁性粉末と有機結合材からなる複合磁性体で形成さ
れていることを特徴とするPCカードある。
前記フレーム及びシールドケースのうち少なくともどち
らか一方が、導電性材料の層との多層構造となっている
ことを特徴とするPCカードである。
性体を有機結合材と混練してなる複合磁性体でPCカー
ドのシールドケースとフレームを作製し、電磁波を広い
周波数範囲で吸収する性能を有し、2次放射を起こすこ
とのない、従来、用いられていたプラスチックフレーム
と同様、製造しやすく、安価で軽量なフレーム及びシー
ルドケースを提供できる。
ては、本願出願人が先に提案した特願平07−1839
11明細書中で詳しく述べているが、前記複合磁性体を
用いるため、広い周波数範囲、特に、フェライト等の他
の絶縁性の磁性体では吸収することの出来ない高い周波
数においても、効果的に放射ノイズを低減でき、反射等
による2次放射は生じない。又、導電性が低いため、ピ
ン端子等との絶縁の必要がない。
施すことにより、ノイズ低減性能を容易に向上させるこ
とができる。
を図面を用いて説明する。
第1の実施の形態のPCカードは、フレーム3を従来の
プラスチックから複合磁性体6に置き換えたものであ
る。
面に酸化皮膜を有する軟磁性体粉末と加熱混練され、図
1に示したような複雑形状も容易に成形することが出来
る。
第2の実施の形態のPCカードは、従来のアルミニウム
等を用いたシールドケース2から複合磁性体6を用いた
シールドケースに置き換え、所望の形状に成形し、表面
に金属コーティング7を施して用いた例である。
する。複合磁性体は、表面に酸化皮膜を有する軟磁性体
として、粒径が32〜60μmで、アスペクト比が5以
上で、アルゴン雰囲気中で、650℃×2時間で、酸化
処理を施したFe−Al−Si合金の微粉末を、有機結
合材として、アクリロニトル−ブタジエン−スチレン共
重合体(ABS)を用いて加熱・混練し、加圧成形し
て、製作した。軟磁性体粉末は、酸素分圧20%の窒素
−酸素混合ガス雰囲気中で気相酸化し、表面に酸化皮膜
が形成されている。混合割合は、軟磁性体粉末が70w
t%、有機結合材が30wt%である。この複合磁性体
のμ−f特性を図3に示す。
ドを図1に示す。実施例1では、前記複合磁性体6によ
って、PCカードのフレーム3を構成する。フレーム3
は、図1に示すように、本体部分1(図7参照)並びに
シールドケース2(図2参照)、コネクタ4、4aを機
械的に結合・保持できるように、様々な凹凸や切り欠き
が形成されている。フレーム3の肉厚は、最も薄いピン
端子ガイド部分で0.5mmであるが、外枠部分では2.
3〜5.6mmになっている。
を作り、評価を行った。評価結果を図5に示す。
り、内部からの放射ノイズを外部に出さず、かつ、侵入
ノイズの影響を内部に伝えない。更に、結合レベルも低
いので、2次放射ノイズも発生しない。
十分効果はある。それに、必要に応じて導電性材料をコ
ーティングする。又、内部に導電性材料の層を設け、多
層化を図ってもよい。多層化した場合、更に透過減衰レ
ベルが低下する。
作製したが、本複合磁性体の導電性が非常に低い特性を
生かし、コネクタの樹脂モールド部分も本複合磁性体で
製作する。又は、フレームと一体化したコネクタを製作
してもよい。
ドに用いられるシールドケースを図2に示す。実施例2
では、シールドケース2は上記複合磁性体6で作り、前
記複合磁性体上に金属コーティング7したものである。
金属コーティング7は、シールドケース2の外側に当た
る面のみに銅をめっきし、5μmの厚さにコーティング
した。この時、めっきの前処理には、アルカリ性溶剤に
よって表面処理を行い、酸性溶剤を用いたときのよう
に、複合磁性体内に含まれるFeの成分が、イオン化し
て均質な膜を作るのを阻害したりしないよう配慮してい
る。又、複合磁性体は、0.5mmの厚みでシールドケ
ース2の形状に成形してある。
性体板(a)、5μmの銅めっきを施した複合磁性体板
(b)、比較試料として0.5mmの厚みのアルミ板
(c)を用意し、それぞれ透過減衰レベル及び結合レベ
ルの測定を行った。その結果を図6に示す。
aはやや劣る結果となったが、結合レベルを比較する
と、aとbは、共にcと比較して非常に低下している。
又、cでは反対に結合レベルが高く、反射が著しいこと
が判る。
の金属板によるシールドケースでも、優れた特性を示す
が、2次放射ノイズの発生により内部に設置されている
デバイスに悪影響を与えるのに対し、本発明によるシー
ルドケースでは同等の透過減衰特性を有する上に2次放
射ノイズを発生させることはない。
すように、電磁界波源用発信器21と電磁界強度測定器
(受信用素子)22と、それぞれループ径2mm以下の
電磁界送信用微小ループアンテナ23及び電磁界受信用
微小ループアンテナ24を接続した装置を用いた。
すように、電磁界送信用微小ループアンテナ23と電磁
界受信用微小ループアンテナ24との間に試料を位置さ
せた。
に、試料の一面と電磁界送信用微小ループアンテナ23
及び電磁界受信用微小ループアンテナ24とを対向させ
た。電磁界強度測定器22には、図示しないスペクトラ
ムアナライザが接続されており、試料が存在しない状態
での電磁界強度を基準として測定を行った。
ば、本体部分から放射されるノイズを効果的に低減し、
かつ、製造が容易で、侵入してくるノイズの放射により
周囲の機器に影響を与える心配の無い、軽量な、安価な
PCカードを提供することが可能になった。
図1(a)は上面図。図1(b)は図1(a)のA−A
断面図。
スを示す上面図及び断面図。図2(a)は上面図。図2
(b)は図2(a)のB−B断面図。
体のμ−f特性図。
は透過減衰レベルの測定方法を示す説明図。図4(b)
は結合レベルの測定方法を示す説明図。
合磁性体板の特性図。図5(a)は透過減衰レベルを示
す図。図5(b)は結合レベルを示す図。
合磁性体板の特性図。図6(a)は透過減衰レベルを示
す図。図6(b)は結合レベルを示す図。
Claims (2)
- 【請求項1】 フレーム、シールドケースを有するPC
カードであって、前記フレーム及びシールドケースのう
ち少なくともどちらか一方が、表面に酸化皮膜を有する
軟磁性粉末と有機結合材からなる複合磁性体で形成され
ていることを特徴とするPCカード。 - 【請求項2】 請求項1記載のPCカードにおいて、前
記フレーム及びシールドケースのうち少なくともどちら
か一方が、導電性材料の層との多層構造となっているこ
とを特徴とするPCカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8131039A JPH09290588A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | Pcカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8131039A JPH09290588A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | Pcカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09290588A true JPH09290588A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=15048599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8131039A Pending JPH09290588A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | Pcカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09290588A (ja) |
-
1996
- 1996-04-25 JP JP8131039A patent/JPH09290588A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050715 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050823 |
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A521 | Request for written amendment filed |
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A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060125 |
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A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20060217 |