JPH09284353A - 受信機 - Google Patents
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- JPH09284353A JPH09284353A JP8096600A JP9660096A JPH09284353A JP H09284353 A JPH09284353 A JP H09284353A JP 8096600 A JP8096600 A JP 8096600A JP 9660096 A JP9660096 A JP 9660096A JP H09284353 A JPH09284353 A JP H09284353A
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/18—Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
- H04L27/22—Demodulator circuits; Receiver circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/026—Arrangements for coupling transmitters, receivers or transceivers to transmission lines; Line drivers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/03—Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
- H04L25/03006—Arrangements for removing intersymbol interference
- H04L25/03012—Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain
- H04L25/03019—Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception
- H04L25/03057—Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception with a recursive structure
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/26—Systems using multi-frequency codes
- H04L27/2601—Multicarrier modulation systems
- H04L27/2647—Arrangements specific to the receiver only
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種ディジタル受信機の検波復号部におい
て、常時遅延検波を用いることによる特性劣化を補償
し、受信特性を向上させる。 【解決手段】 差動PSK変調されたベースバンド信号
1を入力されたDFE等化器2は、入力信号の伝送路特
性を補償し、推定信号10と差分論理変換復号出力13
aを出力する。遅延検波器9は推定信号10を遅延検波
し、それを正負判定器11で復号して遅延検波復号出力
13bを出力する。選択回路12は、差分論理変換復号
出力13aと遅延検波復号出力13bとを、選択回路情
報入力端子14からの各種の選択情報により、符号誤り
の少ない方を選択して選択出力信号15とする。
て、常時遅延検波を用いることによる特性劣化を補償
し、受信特性を向上させる。 【解決手段】 差動PSK変調されたベースバンド信号
1を入力されたDFE等化器2は、入力信号の伝送路特
性を補償し、推定信号10と差分論理変換復号出力13
aを出力する。遅延検波器9は推定信号10を遅延検波
し、それを正負判定器11で復号して遅延検波復号出力
13bを出力する。選択回路12は、差分論理変換復号
出力13aと遅延検波復号出力13bとを、選択回路情
報入力端子14からの各種の選択情報により、符号誤り
の少ない方を選択して選択出力信号15とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信用電話シ
ステム、移動通信用データ通信システム等に使用する受
信機に関する。
ステム、移動通信用データ通信システム等に使用する受
信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の受信機は、特開平3−1
79852号公報に記載されたものが知られている。図
12は従来のこの種の受信機の構成を示している。図1
2において、101は入力端子、102はFF(フィー
ドフォワード)フィルタ、103はフィルタ係数更新
器、104は判定器、105は遅延検波変換器、106
は正負判定器、107は出力端子である。入力端子10
1から入力された入力信号は、FFフィルタ102によ
り順次遅延され、それぞれ所定のフィルタ係数と乗算さ
れて加算されたものが出力される。この出力信号は、判
定器104で復号判定され、その結果により、フィルタ
係数更新器103が、FFフィルタ102で使用したフ
ィルタ係数が最適になるようにフィルタ係数を更新す
る。また、遅延検波変換器105では、FFフィルタ1
02の出力信号を遅延検波し、その出力を正負判定器1
06で遅延検波復号出力として出力端子107から出力
する。
79852号公報に記載されたものが知られている。図
12は従来のこの種の受信機の構成を示している。図1
2において、101は入力端子、102はFF(フィー
ドフォワード)フィルタ、103はフィルタ係数更新
器、104は判定器、105は遅延検波変換器、106
は正負判定器、107は出力端子である。入力端子10
1から入力された入力信号は、FFフィルタ102によ
り順次遅延され、それぞれ所定のフィルタ係数と乗算さ
れて加算されたものが出力される。この出力信号は、判
定器104で復号判定され、その結果により、フィルタ
係数更新器103が、FFフィルタ102で使用したフ
ィルタ係数が最適になるようにフィルタ係数を更新す
る。また、遅延検波変換器105では、FFフィルタ1
02の出力信号を遅延検波し、その出力を正負判定器1
06で遅延検波復号出力として出力端子107から出力
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の受信機においては、遅延検波変換器による常時遅延
検波方式を用いているため、周波数オフセットの影響や
フェージングのない場合においては、同期検波方式と比
較すると特性劣化を引き起こしやすいという問題があっ
た。
来の受信機においては、遅延検波変換器による常時遅延
検波方式を用いているため、周波数オフセットの影響や
フェージングのない場合においては、同期検波方式と比
較すると特性劣化を引き起こしやすいという問題があっ
た。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、常時遅延検波方式における特性劣化を補
償し、受信特性を向上させることのできる優れた受信機
を提供することを目的とする。
るものであり、常時遅延検波方式における特性劣化を補
償し、受信特性を向上させることのできる優れた受信機
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、DFE等化器から出力された差分論理変
換復号出力と、遅延検波後復号された遅延検波復号出力
とを、種々の選択情報を用いて符号誤り率(BER:Bit
Error Rate)が少ない方に切り替えるようにしたもので
ある。これにより、常時遅延検波方式における特性劣化
を補償し、受信特性を向上させることができる。
成するために、DFE等化器から出力された差分論理変
換復号出力と、遅延検波後復号された遅延検波復号出力
とを、種々の選択情報を用いて符号誤り率(BER:Bit
Error Rate)が少ない方に切り替えるようにしたもので
ある。これにより、常時遅延検波方式における特性劣化
を補償し、受信特性を向上させることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、入力されたベースバンド信号の伝送路特性を補償
し、復号出力を差分論理変換して出力するDFE等化器
と、この等化器からの推定信号を遅延検波する遅延検波
器と、遅延検波された信号を正負判定して復号する正負
判定器と、DFE等化器からの差分論理変換復号出力と
正負判定器からの遅延検波復号出力とを選択情報を基に
切り替えて出力する選択回路とを備えたものであり、様
々な条件下において、差分論理変換復号出力と遅延検波
復号出力とを切り替えることにより、様々な条件に適し
た出力を行うことができ、受信性能を向上させることが
できる。
は、入力されたベースバンド信号の伝送路特性を補償
し、復号出力を差分論理変換して出力するDFE等化器
と、この等化器からの推定信号を遅延検波する遅延検波
器と、遅延検波された信号を正負判定して復号する正負
判定器と、DFE等化器からの差分論理変換復号出力と
正負判定器からの遅延検波復号出力とを選択情報を基に
切り替えて出力する選択回路とを備えたものであり、様
々な条件下において、差分論理変換復号出力と遅延検波
復号出力とを切り替えることにより、様々な条件に適し
た出力を行うことができ、受信性能を向上させることが
できる。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の受信機において、選択回路が、DFE等化器か
らの差分論理変換復号出力と正負判定器からの遅延検波
復号出力とを切り替えるスイッチと、このスイッチを操
作者が動作させる操作ボタンとを備えたものであり、様
々な条件下において、操作者自らが操作ボタンを操作す
ることにより、等化器差分論理変換出力と遅延検波後復
号出力とを切り替えることができる。
1記載の受信機において、選択回路が、DFE等化器か
らの差分論理変換復号出力と正負判定器からの遅延検波
復号出力とを切り替えるスイッチと、このスイッチを操
作者が動作させる操作ボタンとを備えたものであり、様
々な条件下において、操作者自らが操作ボタンを操作す
ることにより、等化器差分論理変換出力と遅延検波後復
号出力とを切り替えることができる。
【0008】本発明の請求項3に記載の発明は、入力し
た中間周波数帯受信信号の利得を上げるアンプと、入力
信号をベースバンド信号に周波数変換する準同期検波回
路と、受信ベースバンド信号に含まれる符号間干渉を補
償し、復号出力を差分論理変換して出力するDFE等化
器と、この等化器からの推定信号を遅延検波して復号す
る遅延検波復号器と、DFE等化器からの差分論理変換
復号出力と遅延検波復号器からの遅延検波復号出力とを
アンプからのアンプ利得信号を基に切り替えて出力する
選択回路とを備えたものであり、様々な条件下におい
て、受信レベルを監視しながら受信レベルが低いときに
は差分論理変換復号出力を選択し、受信レベルが高いと
きは遅延検波復号出力を選択することにより、受信性能
を向上させることができる。
た中間周波数帯受信信号の利得を上げるアンプと、入力
信号をベースバンド信号に周波数変換する準同期検波回
路と、受信ベースバンド信号に含まれる符号間干渉を補
償し、復号出力を差分論理変換して出力するDFE等化
器と、この等化器からの推定信号を遅延検波して復号す
る遅延検波復号器と、DFE等化器からの差分論理変換
復号出力と遅延検波復号器からの遅延検波復号出力とを
アンプからのアンプ利得信号を基に切り替えて出力する
選択回路とを備えたものであり、様々な条件下におい
て、受信レベルを監視しながら受信レベルが低いときに
は差分論理変換復号出力を選択し、受信レベルが高いと
きは遅延検波復号出力を選択することにより、受信性能
を向上させることができる。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3記載の受信機において、選択回路が、アンプ利得信号
を遅延する遅延器と、現在のアンプ利得信号と遅延した
アンプ利得信号とを減算する加算器と、この加算器から
出力された信号の絶対値を取ることにより受信レベル変
動信号を出力する絶対値器と、DFE等化器からの差分
論理変換復号出力と遅延検波復号器からの遅延検波復号
出力とを受信レベル変動信号を基に切り替えて出力する
判定・選択器とを備えたものであり、様々な条件下にお
いて、受信レベルを監視しながら受信レベル変動が少な
いときには差分論理変換復号出力を選択し、受信レベル
変動が大きいときは遅延検波復号出力を選択することに
より、受信性能を向上させることができる。
3記載の受信機において、選択回路が、アンプ利得信号
を遅延する遅延器と、現在のアンプ利得信号と遅延した
アンプ利得信号とを減算する加算器と、この加算器から
出力された信号の絶対値を取ることにより受信レベル変
動信号を出力する絶対値器と、DFE等化器からの差分
論理変換復号出力と遅延検波復号器からの遅延検波復号
出力とを受信レベル変動信号を基に切り替えて出力する
判定・選択器とを備えたものであり、様々な条件下にお
いて、受信レベルを監視しながら受信レベル変動が少な
いときには差分論理変換復号出力を選択し、受信レベル
変動が大きいときは遅延検波復号出力を選択することに
より、受信性能を向上させることができる。
【0010】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
3記載の受信機において、選択回路が、アンプ利得信号
の絶対値を取ることにより受信平均レベル信号を出力す
る絶対値器と、DFE等化器からの差分論理変換復号出
力と遅延検波復号器からの遅延検波復号出力とを受信平
均レベル信号を基に切り替えて出力する判定・選択器と
を備えたものであり、様々な条件下において、受信平均
レベルを監視しながら受信平均レベルが小さいときには
差分論理変換復号出力を選択し、受信平均レベルが大き
いときは遅延検波復号出力を選択することにより、受信
性能を向上させることができる。
3記載の受信機において、選択回路が、アンプ利得信号
の絶対値を取ることにより受信平均レベル信号を出力す
る絶対値器と、DFE等化器からの差分論理変換復号出
力と遅延検波復号器からの遅延検波復号出力とを受信平
均レベル信号を基に切り替えて出力する判定・選択器と
を備えたものであり、様々な条件下において、受信平均
レベルを監視しながら受信平均レベルが小さいときには
差分論理変換復号出力を選択し、受信平均レベルが大き
いときは遅延検波復号出力を選択することにより、受信
性能を向上させることができる。
【0011】本発明の請求項6に記載の発明は、入力し
たベースバンド信号に含まれる符号間干渉を補償し、復
号出力を差分論理変換して出力するDFE等化器と、こ
の等化器からの推定信号を遅延検波して復号する遅延検
波復号器と、DFE等化器におけるフィルタ係数の変化
量を測定するフィルタ係数変化測定器と、DFE等化器
からの差分論理変換復号出力と遅延検波復号器からの遅
延検波復号出力とをフィルタ係数変化量を基に切り替え
て出力する選択回路とを備えたものであり、様々な条件
下において、フィルタ係数を監視しながらフィルタ係数
変化量が小さいときには差分論理変換復号出力を選択
し、フィルタ件数変化量が大きいときは遅延検波復号出
力を選択することにより、受信性能を向上させることが
できる。
たベースバンド信号に含まれる符号間干渉を補償し、復
号出力を差分論理変換して出力するDFE等化器と、こ
の等化器からの推定信号を遅延検波して復号する遅延検
波復号器と、DFE等化器におけるフィルタ係数の変化
量を測定するフィルタ係数変化測定器と、DFE等化器
からの差分論理変換復号出力と遅延検波復号器からの遅
延検波復号出力とをフィルタ係数変化量を基に切り替え
て出力する選択回路とを備えたものであり、様々な条件
下において、フィルタ係数を監視しながらフィルタ係数
変化量が小さいときには差分論理変換復号出力を選択
し、フィルタ件数変化量が大きいときは遅延検波復号出
力を選択することにより、受信性能を向上させることが
できる。
【0012】本発明の請求項7に記載の発明は、入力し
た中間周波数帯受信信号の利得を上げるアンプと、入力
信号をベースバンド信号に周波数変換する準同期検波回
路と、受信ベースバンド信号に含まれる符号間干渉を補
償し、復号出力を差分論理変換して出力するDFE等化
器と、この等化器からの推定信号を遅延検波して復号す
る遅延検波復号器と、DFE等化器からの差分論理変換
復号出力と遅延検波復号器からの遅延検波復号出力とを
アンプからのアンプ利得信号に基づく受信レベル変動量
およびDFE等化器におけるフィルタ係数の変化量を基
に切り替えて出力する選択回路とを備えたものであり、
様々な条件下において、受信レベルおよびフィルタ係数
を監視しながら受信レベル変動量およびフィルタ係数変
化量が小さいときには差分論理変換復号出力を選択し、
受信レベル変動量およびフィルタ件数変化量が大きいと
きは遅延検波復号出力を選択することにより、受信性能
を向上させることができる。
た中間周波数帯受信信号の利得を上げるアンプと、入力
信号をベースバンド信号に周波数変換する準同期検波回
路と、受信ベースバンド信号に含まれる符号間干渉を補
償し、復号出力を差分論理変換して出力するDFE等化
器と、この等化器からの推定信号を遅延検波して復号す
る遅延検波復号器と、DFE等化器からの差分論理変換
復号出力と遅延検波復号器からの遅延検波復号出力とを
アンプからのアンプ利得信号に基づく受信レベル変動量
およびDFE等化器におけるフィルタ係数の変化量を基
に切り替えて出力する選択回路とを備えたものであり、
様々な条件下において、受信レベルおよびフィルタ係数
を監視しながら受信レベル変動量およびフィルタ係数変
化量が小さいときには差分論理変換復号出力を選択し、
受信レベル変動量およびフィルタ件数変化量が大きいと
きは遅延検波復号出力を選択することにより、受信性能
を向上させることができる。
【0013】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
7記載の受信機において、選択回路が、アンプ利得信号
を遅延する遅延器と、現在のアンプ利得信号と遅延した
アンプ利得信号とを減算する加算器と、この加算器から
出力された信号の絶対値を取ることにより受信レベル変
動信号を出力する絶対値器と、DFE等化器におけるフ
ィルタ係数の変化量を測定するフィルタ係数変化測定器
と、フィルタ係数変化量と受信レベル変動信号とを重み
付けして重み付き信号を出力する重み付け器と、DFE
等化器からの差分論理変換復号出力と遅延検波復号器か
らの遅延検波復号出力とを重み付き信号を基に切り替え
て出力する判定・選択器とを備えたものであり、様々な
条件下において、受信レベルおよびフィルタ係数を監視
しながら受信レベル変動量およびフィルタ係数変化量と
を重み付けし、重み付けされた変動量および変化量が小
さいときには差分論理変換復号出力を選択し、重み付け
された変動量およびまたは変化量が大きいときは遅延検
波復号出力を選択することにより、受信性能を向上させ
ることができる。
7記載の受信機において、選択回路が、アンプ利得信号
を遅延する遅延器と、現在のアンプ利得信号と遅延した
アンプ利得信号とを減算する加算器と、この加算器から
出力された信号の絶対値を取ることにより受信レベル変
動信号を出力する絶対値器と、DFE等化器におけるフ
ィルタ係数の変化量を測定するフィルタ係数変化測定器
と、フィルタ係数変化量と受信レベル変動信号とを重み
付けして重み付き信号を出力する重み付け器と、DFE
等化器からの差分論理変換復号出力と遅延検波復号器か
らの遅延検波復号出力とを重み付き信号を基に切り替え
て出力する判定・選択器とを備えたものであり、様々な
条件下において、受信レベルおよびフィルタ係数を監視
しながら受信レベル変動量およびフィルタ係数変化量と
を重み付けし、重み付けされた変動量および変化量が小
さいときには差分論理変換復号出力を選択し、重み付け
された変動量およびまたは変化量が大きいときは遅延検
波復号出力を選択することにより、受信性能を向上させ
ることができる。
【0014】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態について図面を参照して説明する。図1は本発明の請
求項1に対応する第1の実施の形態における受信機の構
成を示している。図1において、1は入力信号であり、
アンテナから受信した差動PSK変調された信号を周波
数変換したベースバンド信号である。2はDFE等化器
であり、入力信号伝送路特性を補償する作用を行うもの
で、FF(フィードフォワード)フィルタ3、FB(フ
ィードバック)フィルタ4、加算器5、判定器6、フィ
ルタ係数更新器7、差分論理変換器8から構成されてい
る。9は遅延検波器であり、加算器5から出力された推
定信号10の遅延検波を行う。11は正負判定器であ
り、遅延検波した信号の復号を行う。12は選択回路で
あり、DFE等化器2から出力された差分論理変換復号
出力13aと正負判定器11から出力された遅延検波復
号出力13bとを、選択回路情報入力端子14からの情
報により、符号誤りの少ない出力信号を選択し、選択出
力信号15とする。
態について図面を参照して説明する。図1は本発明の請
求項1に対応する第1の実施の形態における受信機の構
成を示している。図1において、1は入力信号であり、
アンテナから受信した差動PSK変調された信号を周波
数変換したベースバンド信号である。2はDFE等化器
であり、入力信号伝送路特性を補償する作用を行うもの
で、FF(フィードフォワード)フィルタ3、FB(フ
ィードバック)フィルタ4、加算器5、判定器6、フィ
ルタ係数更新器7、差分論理変換器8から構成されてい
る。9は遅延検波器であり、加算器5から出力された推
定信号10の遅延検波を行う。11は正負判定器であ
り、遅延検波した信号の復号を行う。12は選択回路で
あり、DFE等化器2から出力された差分論理変換復号
出力13aと正負判定器11から出力された遅延検波復
号出力13bとを、選択回路情報入力端子14からの情
報により、符号誤りの少ない出力信号を選択し、選択出
力信号15とする。
【0015】図2は上記FFフィルタ3の構成を示すも
のである。図2において、16は入力信号であり、17
は入力信号16を順次遅延する遅延器であり、その出力
は乗算器18でフィルタ係数20a、20b、20c、
20dと乗算され、各乗算結果が加算器19で加算され
て出力信号21となる。
のである。図2において、16は入力信号であり、17
は入力信号16を順次遅延する遅延器であり、その出力
は乗算器18でフィルタ係数20a、20b、20c、
20dと乗算され、各乗算結果が加算器19で加算され
て出力信号21となる。
【0016】図3は上記FBフィルタ4の構成を示すも
のである。図3において、22は入力信号であり、23
は入力信号22を遅延する遅延器であり、その出力は乗
算器24でフィルタ係数25と乗算され、出力信号26
となる。
のである。図3において、22は入力信号であり、23
は入力信号22を遅延する遅延器であり、その出力は乗
算器24でフィルタ係数25と乗算され、出力信号26
となる。
【0017】以上のように構成された受信機について、
以下図1、図2および図3を参照してその動作を説明す
る。まず、差動PSK変調されたベースバンド信号1が
DFE等化器2に入力される。DFE等化器2のFFフ
ィルタ3に入力されたこの信号16は、遅延器17で順
次遅延され、乗算器18でフィルタ係数20a〜20d
とそれぞれ乗算され、乗算された信号は、それぞれ加算
器19で加算されて出力信号21となる。一方、FBフ
ィルタ4では、判定器6で判定された入力信号22が、
遅延器23に入力されて遅延器23で遅延され、この遅
延された信号とフィルタ係数25とを乗算器24で乗算
して出力信号26を得る。FFフィルタ3の出力信号2
1とFBフィルタ4の出力信号26は、加算器5で加算
されて推定信号10となる。推定信号10は、判定器6
で判定される。また、推定信号10と判定器6の出力
は、フィルタ係数更新器7でフィルタ係数20a〜20
dおよび25が最適になるように更新され、その更新さ
れたフィルタ係数をFFフィルタ3およびFBフィルタ
4に出力する。また、差分論理変換器8は、判定器6の
出力信号を受け取り、“1”、“0”の等化器復号出力
を差分論理変換した差分論理変換復号出力13aを出力
する。遅延検波器9は、DFE等化器2の推定信号10
を遅延検波して、遅延検波後の信号を出力する。遅延検
波後の信号は、正負判定器11で“1”、“0”の遅延
検波復号出力13bとなる。選択回路12は、差分論理
変換復号出力13aと遅延検波復号出力13bとを選択
回路情報入力端子14からの情報により、符号誤りの少
ない出力信号を選択し、選択出力信号15とする。
以下図1、図2および図3を参照してその動作を説明す
る。まず、差動PSK変調されたベースバンド信号1が
DFE等化器2に入力される。DFE等化器2のFFフ
ィルタ3に入力されたこの信号16は、遅延器17で順
次遅延され、乗算器18でフィルタ係数20a〜20d
とそれぞれ乗算され、乗算された信号は、それぞれ加算
器19で加算されて出力信号21となる。一方、FBフ
ィルタ4では、判定器6で判定された入力信号22が、
遅延器23に入力されて遅延器23で遅延され、この遅
延された信号とフィルタ係数25とを乗算器24で乗算
して出力信号26を得る。FFフィルタ3の出力信号2
1とFBフィルタ4の出力信号26は、加算器5で加算
されて推定信号10となる。推定信号10は、判定器6
で判定される。また、推定信号10と判定器6の出力
は、フィルタ係数更新器7でフィルタ係数20a〜20
dおよび25が最適になるように更新され、その更新さ
れたフィルタ係数をFFフィルタ3およびFBフィルタ
4に出力する。また、差分論理変換器8は、判定器6の
出力信号を受け取り、“1”、“0”の等化器復号出力
を差分論理変換した差分論理変換復号出力13aを出力
する。遅延検波器9は、DFE等化器2の推定信号10
を遅延検波して、遅延検波後の信号を出力する。遅延検
波後の信号は、正負判定器11で“1”、“0”の遅延
検波復号出力13bとなる。選択回路12は、差分論理
変換復号出力13aと遅延検波復号出力13bとを選択
回路情報入力端子14からの情報により、符号誤りの少
ない出力信号を選択し、選択出力信号15とする。
【0018】図4および図5は本発明の実施の形態1に
おける受信機の受信特性を示している。図4は静特性下
における受信特性を示しており、曲線Aは遅延検波復号
出力13bを示し、これは従来例と同じものである。曲
線Bは差分論理変換復号出力13aを示し、これは選択
出力信号15となる。すなわち、本発明の実施の形態1
では出力13aと13bのうち、より符号誤りの少ない
出力13aが選択回路12により選択されて装置出力と
なる。一方、図5は動特性下における受信特性を示して
おり、曲線Aは遅延検波復号出力13bを示し、これは
従来例と同じものであり、かつ本発明の実施の形態1に
おける選択出力信号15となる。曲線Bは差分論理変換
復号出力13aを示す。したがって、本実施の形態で
は、出力13aと13bのうち、より符号誤りの少ない
出力13bが選択回路12により選択されて装置出力と
なる。
おける受信機の受信特性を示している。図4は静特性下
における受信特性を示しており、曲線Aは遅延検波復号
出力13bを示し、これは従来例と同じものである。曲
線Bは差分論理変換復号出力13aを示し、これは選択
出力信号15となる。すなわち、本発明の実施の形態1
では出力13aと13bのうち、より符号誤りの少ない
出力13aが選択回路12により選択されて装置出力と
なる。一方、図5は動特性下における受信特性を示して
おり、曲線Aは遅延検波復号出力13bを示し、これは
従来例と同じものであり、かつ本発明の実施の形態1に
おける選択出力信号15となる。曲線Bは差分論理変換
復号出力13aを示す。したがって、本実施の形態で
は、出力13aと13bのうち、より符号誤りの少ない
出力13bが選択回路12により選択されて装置出力と
なる。
【0019】以上のように、本実施の形態1によれば、
入力したベースバンド信号の伝送路特性を補償し、復号
出力を差分論理変換して出力するDFE等化器2と、こ
の等化器2からの推定信号10を遅延検波する遅延検波
器9と、遅延検波された信号を正負判定して復号する正
負判定器11と、DFE等化器2からの差分論理変換復
号出力13aと正負判定器11からの遅延検波復号出力
13bとを選択回路情報入力端子14から入力された選
択情報を基に切り替えて出力する選択回路12とを備え
ているので、差分論理変換復号出力13aと遅延検波復
号出力13bのうち、より符号誤りの少ない方を選択す
ることにより、受信性能を向上させることができる。
入力したベースバンド信号の伝送路特性を補償し、復号
出力を差分論理変換して出力するDFE等化器2と、こ
の等化器2からの推定信号10を遅延検波する遅延検波
器9と、遅延検波された信号を正負判定して復号する正
負判定器11と、DFE等化器2からの差分論理変換復
号出力13aと正負判定器11からの遅延検波復号出力
13bとを選択回路情報入力端子14から入力された選
択情報を基に切り替えて出力する選択回路12とを備え
ているので、差分論理変換復号出力13aと遅延検波復
号出力13bのうち、より符号誤りの少ない方を選択す
ることにより、受信性能を向上させることができる。
【0020】なお、上記の説明では、FFフィルタ3を
遅延器17が3つ、乗算器18が4つの構成で説明した
が、その他の構成でも同様に実施することができる。ま
た、FBフィルタ4を遅延器23が1つ、乗算器24が
1つの構成で説明したが、その他の構成でも同様に実施
することができる。さらに、以上の説明では、シングル
ブランチ受信の構成で説明したが、入力端子が多数の複
数ブランチ受信の場合でも同様に実施することができ
る。
遅延器17が3つ、乗算器18が4つの構成で説明した
が、その他の構成でも同様に実施することができる。ま
た、FBフィルタ4を遅延器23が1つ、乗算器24が
1つの構成で説明したが、その他の構成でも同様に実施
することができる。さらに、以上の説明では、シングル
ブランチ受信の構成で説明したが、入力端子が多数の複
数ブランチ受信の場合でも同様に実施することができ
る。
【0021】(実施の形態2)図6は本発明の請求項2
に対応する第2の実施の形態における選択回路の構成を
示すものである。図6において、選択回路27は、図1
に示した実施の形態1における選択回路12の変更例を
示し、差分論理変換復号出力13aと遅延検波復号出力
13bとを切り替えるスイッチ28と、このスイッチ2
8を操作者が動作させる操作ボタン29とから構成され
ている。本実施の形態2では、例えば、この受信機が内
蔵された携帯電話機の話者自らが操作ボタン29を操作
してスイッチ28を切り替えることにより、差分論理変
換復号出力13aまたは遅延検波復号出力13bのいず
れかを選択することができる。
に対応する第2の実施の形態における選択回路の構成を
示すものである。図6において、選択回路27は、図1
に示した実施の形態1における選択回路12の変更例を
示し、差分論理変換復号出力13aと遅延検波復号出力
13bとを切り替えるスイッチ28と、このスイッチ2
8を操作者が動作させる操作ボタン29とから構成され
ている。本実施の形態2では、例えば、この受信機が内
蔵された携帯電話機の話者自らが操作ボタン29を操作
してスイッチ28を切り替えることにより、差分論理変
換復号出力13aまたは遅延検波復号出力13bのいず
れかを選択することができる。
【0022】以上のように、本実施の形態2によれば、
選択回路27が、DFE等化器2からの差分論理変換復
号出力13aと正負判定器11からの遅延検波復号出力
13bとを切り替えるスイッチ28と、このスイッチ2
8を操作者が動作させる操作ボタン29とを備えている
ので、操作者自らが操作ボタン29を操作することによ
り、簡単なハード構成で差分論理変換復号出力13aと
遅延検波復号出力13bとを切り替えることができる。
選択回路27が、DFE等化器2からの差分論理変換復
号出力13aと正負判定器11からの遅延検波復号出力
13bとを切り替えるスイッチ28と、このスイッチ2
8を操作者が動作させる操作ボタン29とを備えている
ので、操作者自らが操作ボタン29を操作することによ
り、簡単なハード構成で差分論理変換復号出力13aと
遅延検波復号出力13bとを切り替えることができる。
【0023】(実施の形態3)図7は本発明の請求項3
および4に対応する第3の実施の形態における受信機の
構成を示すものである。図7において、31は中間周波
数帯受信信号の入力信号である。32は中間周波数帯受
信信号の利得を上げるアンプである。33は入力信号を
ベースバンド信号に周波数変換する準同期検波回路であ
る。34は受信ベースバンド信号に含まれる符号間干渉
を補償するDFE等化器であり、実施の形態1における
DFE等化器と同様に、推定信号35と差分論理変換復
号出力37aを出力する。36は遅延検波復号器であ
り、推定信号35を遅延検波した後に復号を行って遅延
検波復号出力37bを出力する。38は選択回路であ
り、差分論理変換復号出力37aと遅延検波復号出力3
7bとをアンプ32から出力されるアンプ利得信号39
を用いて選択し、選択出力信号40を出力する。選択回
路38において、41は遅延器であり、アンプ利得信号
39を遅延する。42は加算器であり、現在のアンプ利
得信号39と遅延したアンプ利得信号とを減算する。4
3は絶対値器であり、加算器42から出力された信号の
絶対値を取って受信レベル変動信号44を出力する。4
5は判定・選択器であり、入力信号の大きさにより差分
論理変換復号出力37aと遅延検波復号出力37bのい
ずれかを受信レベル変動信号44を用いて選択し、選択
出力信号40を出力する。
および4に対応する第3の実施の形態における受信機の
構成を示すものである。図7において、31は中間周波
数帯受信信号の入力信号である。32は中間周波数帯受
信信号の利得を上げるアンプである。33は入力信号を
ベースバンド信号に周波数変換する準同期検波回路であ
る。34は受信ベースバンド信号に含まれる符号間干渉
を補償するDFE等化器であり、実施の形態1における
DFE等化器と同様に、推定信号35と差分論理変換復
号出力37aを出力する。36は遅延検波復号器であ
り、推定信号35を遅延検波した後に復号を行って遅延
検波復号出力37bを出力する。38は選択回路であ
り、差分論理変換復号出力37aと遅延検波復号出力3
7bとをアンプ32から出力されるアンプ利得信号39
を用いて選択し、選択出力信号40を出力する。選択回
路38において、41は遅延器であり、アンプ利得信号
39を遅延する。42は加算器であり、現在のアンプ利
得信号39と遅延したアンプ利得信号とを減算する。4
3は絶対値器であり、加算器42から出力された信号の
絶対値を取って受信レベル変動信号44を出力する。4
5は判定・選択器であり、入力信号の大きさにより差分
論理変換復号出力37aと遅延検波復号出力37bのい
ずれかを受信レベル変動信号44を用いて選択し、選択
出力信号40を出力する。
【0024】以上のように構成された受信機において、
以下その動作を説明する。図7において、中間周波数帯
受信信号31は、アンプ32で出力が一定レベルになる
ように調整される。また、その時のアンプ利得信号39
は、選択回路38に入力される。アンプ32の出力は、
準同期検波回路33でベースバンド信号に周波数変換さ
れる。ベースバンド信号は、DFE等化器34でその信
号に含まれる符号間干渉を補償され、推定信号35と差
分論理変換復号出力37aが出力される。遅延検波復号
器36は、推定信号35を遅延検波した後に復号を行
い、遅延検波復号出力37bを出力する。選択回路38
では、まずアンプ利得信号39が遅延器41と加算器4
2に入力される。加算器42の出力結果は、ある時刻間
の受信レベルの変動を表しており、その絶対値を絶対値
器43で求めて受信レベル変動信号44を得る。判定・
選択器45では、その受信レベル変動信号44を受け取
り、あるレベル以上であれば遅延検波復号出力37bを
選択出力信号40とし、あるレベル未満であれば差分論
理変換復号出力37aを選択出力信号40とする。
以下その動作を説明する。図7において、中間周波数帯
受信信号31は、アンプ32で出力が一定レベルになる
ように調整される。また、その時のアンプ利得信号39
は、選択回路38に入力される。アンプ32の出力は、
準同期検波回路33でベースバンド信号に周波数変換さ
れる。ベースバンド信号は、DFE等化器34でその信
号に含まれる符号間干渉を補償され、推定信号35と差
分論理変換復号出力37aが出力される。遅延検波復号
器36は、推定信号35を遅延検波した後に復号を行
い、遅延検波復号出力37bを出力する。選択回路38
では、まずアンプ利得信号39が遅延器41と加算器4
2に入力される。加算器42の出力結果は、ある時刻間
の受信レベルの変動を表しており、その絶対値を絶対値
器43で求めて受信レベル変動信号44を得る。判定・
選択器45では、その受信レベル変動信号44を受け取
り、あるレベル以上であれば遅延検波復号出力37bを
選択出力信号40とし、あるレベル未満であれば差分論
理変換復号出力37aを選択出力信号40とする。
【0025】以上のように、本実施の形態3によれば、
入力した中間周波数帯受信信号の利得を上げるアンプ3
2と、入力信号をベースバンド信号に周波数変換する準
同期検波回路33と、受信ベースバンド信号に含まれる
符号間干渉を補償し、復号出力を差分論理変換して出力
するDFE等化器34と、この等化器34からの推定信
号35を遅延検波して復号する遅延検波復号器36と、
DFE等化器34からの差分論理変換復号出力37aと
遅延検波復号器36からの遅延検波復号出力37bとを
アンプ32からのアンプ利得信号39を基に切り替えて
出力する選択回路38とを備え、この選択回路38が、
アンプ利得信号39を遅延する遅延器41と、現在のア
ンプ利得信号39と遅延したアンプ利得信号とを減算す
る加算器42と、この加算器42から出力された信号の
絶対値を取ることにより受信レベル変動信号44を出力
する絶対値器43と、DFE等化器34からの差分論理
変換復号出力37aと遅延検波復号器36からの遅延検
波復号出力37bとを受信レベル変動信号44を基に切
り替えて出力する判定・選択器45とを備えているの
で、受信レベル変動を監視しながら、自動的に差分論理
変換復号出力37aか、または遅延検波復号出力37b
のいずれかを選択することができ、受信性能を向上させ
ることができる。
入力した中間周波数帯受信信号の利得を上げるアンプ3
2と、入力信号をベースバンド信号に周波数変換する準
同期検波回路33と、受信ベースバンド信号に含まれる
符号間干渉を補償し、復号出力を差分論理変換して出力
するDFE等化器34と、この等化器34からの推定信
号35を遅延検波して復号する遅延検波復号器36と、
DFE等化器34からの差分論理変換復号出力37aと
遅延検波復号器36からの遅延検波復号出力37bとを
アンプ32からのアンプ利得信号39を基に切り替えて
出力する選択回路38とを備え、この選択回路38が、
アンプ利得信号39を遅延する遅延器41と、現在のア
ンプ利得信号39と遅延したアンプ利得信号とを減算す
る加算器42と、この加算器42から出力された信号の
絶対値を取ることにより受信レベル変動信号44を出力
する絶対値器43と、DFE等化器34からの差分論理
変換復号出力37aと遅延検波復号器36からの遅延検
波復号出力37bとを受信レベル変動信号44を基に切
り替えて出力する判定・選択器45とを備えているの
で、受信レベル変動を監視しながら、自動的に差分論理
変換復号出力37aか、または遅延検波復号出力37b
のいずれかを選択することができ、受信性能を向上させ
ることができる。
【0026】(実施の形態4)図8は本発明の請求項5
に対応する第4の実施の形態における受信機の構成を示
すものである。上記した実施の形態3では、選択回路3
8に遅延器41を使用した受信レベル変動方式の例であ
るが、本実施の形態5における選択回路38Aでは、遅
延器を使用しない受信平均レベル測定方式を取ってい
る。他の構成は実施の形態3と同じである。この受信平
均レベル測定方式でも、同様に受信平均レベルを監視し
ながら、自動的に差分論理変換復号出力37aか、また
は遅延検波復号出力37bのいずれかを選択することが
でき、受信性能を向上させることができる。
に対応する第4の実施の形態における受信機の構成を示
すものである。上記した実施の形態3では、選択回路3
8に遅延器41を使用した受信レベル変動方式の例であ
るが、本実施の形態5における選択回路38Aでは、遅
延器を使用しない受信平均レベル測定方式を取ってい
る。他の構成は実施の形態3と同じである。この受信平
均レベル測定方式でも、同様に受信平均レベルを監視し
ながら、自動的に差分論理変換復号出力37aか、また
は遅延検波復号出力37bのいずれかを選択することが
でき、受信性能を向上させることができる。
【0027】(実施の形態5)図9は本発明の請求項6
に対応する第5の実施の形態における受信機の構成を示
すものである。図9において、51は入力信号であり、
差動PSK変調されたベースバンド信号である。52は
ベースバンド信号に含まれる符号間干渉を補償するDF
E等化器であり、実施の形態1におけるDFE等化器と
同様に、推定信号53と差分論理変換復号出力55aを
出力する。54は遅延検波復号器であり、推定信号53
を遅延検波した後に復号を行って遅延検波復号出力55
bを出力する。56はDFE等化器52の内部のフィル
タ係数(図2の20a〜20dおよび図3の25)であ
る。57はフィルタ係数変化測定器であり、フィルタ係
数56の変化を測定する。58はフィルタ係数変化測定
器57から出力されたフィルタ係数変化量である。59
は選択回路であり、差分論理変換復号出力55aと遅延
検波復号出力55bとをフィルタ係数変化量58を用い
て選択し、選択出力信号60を出力する。
に対応する第5の実施の形態における受信機の構成を示
すものである。図9において、51は入力信号であり、
差動PSK変調されたベースバンド信号である。52は
ベースバンド信号に含まれる符号間干渉を補償するDF
E等化器であり、実施の形態1におけるDFE等化器と
同様に、推定信号53と差分論理変換復号出力55aを
出力する。54は遅延検波復号器であり、推定信号53
を遅延検波した後に復号を行って遅延検波復号出力55
bを出力する。56はDFE等化器52の内部のフィル
タ係数(図2の20a〜20dおよび図3の25)であ
る。57はフィルタ係数変化測定器であり、フィルタ係
数56の変化を測定する。58はフィルタ係数変化測定
器57から出力されたフィルタ係数変化量である。59
は選択回路であり、差分論理変換復号出力55aと遅延
検波復号出力55bとをフィルタ係数変化量58を用い
て選択し、選択出力信号60を出力する。
【0028】以上のように構成された受信機において、
フィルタ係数測定器57および選択回路59以外は前記
実施の形態1とほぼ同じなので、ここではフィルタ係数
測定器57および選択回路59の動作を主として説明す
る。図10はフィルタ係数変化測定器57の構成を示し
ており、61は入力信号であり、それぞれDFE等化器
52で使用したフィルタ係数20a〜20d、25が入
力される。最大値検出回路62では、それぞれのフィル
タ係数のパワーを求め、その最大値を検出し、それを遅
延検波回路63が遅延検波する。遅延検波された最大の
パワーを持つフィルタ係数は、atan()64で角度を計
算し、その角度を出力信号65とする。すなわち、出力
信号65は、DFE等化器52のメインフィルタのフィ
ルタ係数変化量58となる。選択回路59では、このフ
ィルタ係数変換量58があるしきい値を越えた場合は、
遅延検波復号出力55bを選択出力信号60とし、越え
ない場合は、差分論理変換復号出力55aを選択出力信
号60とする。
フィルタ係数測定器57および選択回路59以外は前記
実施の形態1とほぼ同じなので、ここではフィルタ係数
測定器57および選択回路59の動作を主として説明す
る。図10はフィルタ係数変化測定器57の構成を示し
ており、61は入力信号であり、それぞれDFE等化器
52で使用したフィルタ係数20a〜20d、25が入
力される。最大値検出回路62では、それぞれのフィル
タ係数のパワーを求め、その最大値を検出し、それを遅
延検波回路63が遅延検波する。遅延検波された最大の
パワーを持つフィルタ係数は、atan()64で角度を計
算し、その角度を出力信号65とする。すなわち、出力
信号65は、DFE等化器52のメインフィルタのフィ
ルタ係数変化量58となる。選択回路59では、このフ
ィルタ係数変換量58があるしきい値を越えた場合は、
遅延検波復号出力55bを選択出力信号60とし、越え
ない場合は、差分論理変換復号出力55aを選択出力信
号60とする。
【0029】以上のように、本実施の形態5によれば、
入力した差動PSK変調された受信ベースバンド信号に
含まれる符号間干渉を補償し、復号出力を差分論理変換
して出力するDFE等化器52と、この等化器52から
の推定信号53を遅延検波して復号する遅延検波復号器
54と、DFE等化器52におけるフィルタ係数の変化
量58を測定するフィルタ係数変化測定器57と、DF
E等化器52からの差分論理変換復号出力55aと遅延
検波復号器54からの遅延検波復号出力55bとをフィ
ルタ係数変化量58を基に切り替えて出力する判定回路
59とを備えているので、メインフィルタのフィルタ係
数変化を監視しながら、自動的に差分論理変換復号出力
55aか、または遅延検波復号出力55bのいずれかを
選択することができ、周波数オフセットがある場合にお
いても受信性能を向上させることができる。
入力した差動PSK変調された受信ベースバンド信号に
含まれる符号間干渉を補償し、復号出力を差分論理変換
して出力するDFE等化器52と、この等化器52から
の推定信号53を遅延検波して復号する遅延検波復号器
54と、DFE等化器52におけるフィルタ係数の変化
量58を測定するフィルタ係数変化測定器57と、DF
E等化器52からの差分論理変換復号出力55aと遅延
検波復号器54からの遅延検波復号出力55bとをフィ
ルタ係数変化量58を基に切り替えて出力する判定回路
59とを備えているので、メインフィルタのフィルタ係
数変化を監視しながら、自動的に差分論理変換復号出力
55aか、または遅延検波復号出力55bのいずれかを
選択することができ、周波数オフセットがある場合にお
いても受信性能を向上させることができる。
【0030】(実施の形態6)図11は本発明の請求項
7および8に対応する第6の実施の形態における受信機
の構成を示すものである。図11において、71は中間
周波数帯受信信号の入力信号である。72は中間周波数
帯受信信号の利得をあげるアンプである。73は入力信
号をベースバンド信号に周波数変換する準同期検波回路
である。74は受信ベースバンド信号に含まれる符号間
干渉を補償するDFE等化器であり、実施の形態5にお
けるDFE等化器と同様に、推定信号75と差分論理変
換復号出力77aとフィルタ係数80を出力する。76
は遅延検波復号器であり、推定信号75を遅延検波した
後に復号を行って遅延検波復号出力77bを出力する。
78は選択回路であり、差分論理変換復号出力77aと
遅延検波復号出力77bとをアンプ72から出力される
アンプ利得信号79とDFE等化器74のフィルタ係数
80の両方を用いて選択し、選択出力信号81を出力す
る。選択回路78において、82は遅延器であり、アン
プ利得信号79を遅延する。83は加算器であり、現在
のアンプ利得信号79と遅延したアンプ利得信号とを減
算する。84は絶対値器であり、加算器83から出力さ
れた信号の絶対値を取って受信レベル変動信号85を出
力する。86は図10と同じフィルタ係数変化測定器で
あり、DFE等化器74から入力されたフィルタ係数8
0のフィルタ係数変化量87を出力する。88は重み付
け器であり、フィルタ係数変化量87と受信レベル変動
信号85とを重み付けして重み付き信号89を出力す
る。90は判定・選択器であり、入力信号の大きさによ
り差分論理変換復号出力77aと遅延検波復号出力77
bのいずれかを重み付き信号89を用いて選択し、選択
出力信号81を出力する。
7および8に対応する第6の実施の形態における受信機
の構成を示すものである。図11において、71は中間
周波数帯受信信号の入力信号である。72は中間周波数
帯受信信号の利得をあげるアンプである。73は入力信
号をベースバンド信号に周波数変換する準同期検波回路
である。74は受信ベースバンド信号に含まれる符号間
干渉を補償するDFE等化器であり、実施の形態5にお
けるDFE等化器と同様に、推定信号75と差分論理変
換復号出力77aとフィルタ係数80を出力する。76
は遅延検波復号器であり、推定信号75を遅延検波した
後に復号を行って遅延検波復号出力77bを出力する。
78は選択回路であり、差分論理変換復号出力77aと
遅延検波復号出力77bとをアンプ72から出力される
アンプ利得信号79とDFE等化器74のフィルタ係数
80の両方を用いて選択し、選択出力信号81を出力す
る。選択回路78において、82は遅延器であり、アン
プ利得信号79を遅延する。83は加算器であり、現在
のアンプ利得信号79と遅延したアンプ利得信号とを減
算する。84は絶対値器であり、加算器83から出力さ
れた信号の絶対値を取って受信レベル変動信号85を出
力する。86は図10と同じフィルタ係数変化測定器で
あり、DFE等化器74から入力されたフィルタ係数8
0のフィルタ係数変化量87を出力する。88は重み付
け器であり、フィルタ係数変化量87と受信レベル変動
信号85とを重み付けして重み付き信号89を出力す
る。90は判定・選択器であり、入力信号の大きさによ
り差分論理変換復号出力77aと遅延検波復号出力77
bのいずれかを重み付き信号89を用いて選択し、選択
出力信号81を出力する。
【0031】以上のように構成された受信機において、
フィルタ係数変化測定器86および重み付け器88以外
の動作は上記実施の形態3とほぼ同じなので、ここでは
フィルタ係数変化測定器86および重み付け器88の動
作を主として説明する。図11において、フィルタ係数
変化測定器86は、DFE等化器74から入力されたフ
ィルタ係数80のフィルタ係数変化量87を出力する。
またアンプ利得信号79が遅延器82と加算器83に入
力され、加算器83の出力結果を絶対値器84で絶対値
化して受信レベル変動信号85を求める。重み付け器8
8にはフィルタ係数変化量87および受信レベル変動信
号85が入力され、これに1:1の重み付けを付加した
と仮定すると、フィルタ係数変化量87かまたは受信レ
ベル変動信号85のいずれかが大きい場合、またはどち
らも大きい場合、重み付き信号89は大きな値を持つこ
とになる。判定・選択器90は、この重み付き信号89
があるしきい値を越えた場合は、遅延検波復号出力77
bを選択出力信号81として出力し、越えない場合は、
差分論理変換復号出力77aを選択出力信号81として
出力する。
フィルタ係数変化測定器86および重み付け器88以外
の動作は上記実施の形態3とほぼ同じなので、ここでは
フィルタ係数変化測定器86および重み付け器88の動
作を主として説明する。図11において、フィルタ係数
変化測定器86は、DFE等化器74から入力されたフ
ィルタ係数80のフィルタ係数変化量87を出力する。
またアンプ利得信号79が遅延器82と加算器83に入
力され、加算器83の出力結果を絶対値器84で絶対値
化して受信レベル変動信号85を求める。重み付け器8
8にはフィルタ係数変化量87および受信レベル変動信
号85が入力され、これに1:1の重み付けを付加した
と仮定すると、フィルタ係数変化量87かまたは受信レ
ベル変動信号85のいずれかが大きい場合、またはどち
らも大きい場合、重み付き信号89は大きな値を持つこ
とになる。判定・選択器90は、この重み付き信号89
があるしきい値を越えた場合は、遅延検波復号出力77
bを選択出力信号81として出力し、越えない場合は、
差分論理変換復号出力77aを選択出力信号81として
出力する。
【0032】以上のように、本実施の形態6によれば、
差分論理変換復号出力77aと遅延検波復号出力77b
とを選択する選択回路78が、アンプ利得信号79を遅
延する遅延器82と、現在のアンプ利得信号79と遅延
したアンプ利得信号とを減算する加算器83と、この加
算器83から出力された信号の絶対値を取ることにより
受信レベル変動信号85を出力する絶対値器84と、D
FE等化器74におけるフィルタ係数80の変化量を測
定するフィルタ係数変化測定器86と、得られたフィル
タ係数変化量87と受信レベル変動信号85とを重み付
けして重み付き信号89を出力する重み付け器88と、
DFE等化器74からの差分論理変換復号出力77aと
遅延検波復号器76からの遅延検波復号出力77bとを
重み付き信号79を基に切り替えて出力する判定・比較
器90とを備えているので、メインフィルタのフィルタ
係数変化量87および受信レベル変動信号85を監視し
ながら、自動的に差分論理変換復号出力77aか、また
は遅延検波復号出力77bのいずれかを選択することが
でき、受信性能を向上させることができる。
差分論理変換復号出力77aと遅延検波復号出力77b
とを選択する選択回路78が、アンプ利得信号79を遅
延する遅延器82と、現在のアンプ利得信号79と遅延
したアンプ利得信号とを減算する加算器83と、この加
算器83から出力された信号の絶対値を取ることにより
受信レベル変動信号85を出力する絶対値器84と、D
FE等化器74におけるフィルタ係数80の変化量を測
定するフィルタ係数変化測定器86と、得られたフィル
タ係数変化量87と受信レベル変動信号85とを重み付
けして重み付き信号89を出力する重み付け器88と、
DFE等化器74からの差分論理変換復号出力77aと
遅延検波復号器76からの遅延検波復号出力77bとを
重み付き信号79を基に切り替えて出力する判定・比較
器90とを備えているので、メインフィルタのフィルタ
係数変化量87および受信レベル変動信号85を監視し
ながら、自動的に差分論理変換復号出力77aか、また
は遅延検波復号出力77bのいずれかを選択することが
でき、受信性能を向上させることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上記実施の形態から明らかな
ように、DFE等化器から出力された差分論理変換復号
出力と、遅延検波後に復号した遅延検波復号出力とを、
種々の選択情報を基に符号誤りが少ない方に切り替える
ようにしたので、常時遅延検波方式における特性劣化を
補償し、受信特性を向上させることができる。
ように、DFE等化器から出力された差分論理変換復号
出力と、遅延検波後に復号した遅延検波復号出力とを、
種々の選択情報を基に符号誤りが少ない方に切り替える
ようにしたので、常時遅延検波方式における特性劣化を
補償し、受信特性を向上させることができる。
【図1】本発明の実施の形態1における受信機の構成を
示すブロック図
示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1におけるFFフィルタの
構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1におけるFBフィルタの
構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態1における受信機の静特性
を示す特性図
を示す特性図
【図5】本発明の実施の形態1における受信機の動特性
を示す特性図
を示す特性図
【図6】本発明の実施の形態2における選択回路の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態3における受信機の構成を
示すブロック図
示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態4における受信機の構成を
示すブロック図
示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態5における受信機の構成を
示すブロック図
示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態5におけるフィルタ係数
変化測定器の構成を示すブロック図
変化測定器の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態6における受信機の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図12】従来例における受信機の構成を示すブロック
図
図
1 入力信号 2 DFE等化器 3 FFフィルタ 4 FBフィルタ 5 加算器 6 判定器 7 フィルタ係数更新器 8 差分論理変換器 9 遅延検波器 10 推定信号 11 正負判定器 12 選択回路 13a 差分論理変換復号出力 13b 遅延検波復号出力 14 選択回路情報入力端子 15 選択出力信号 31 入力信号 32 アンプ 33 準同期検波回路 34 DFE等化器 35 推定信号 36 遅延検波復号器 37a 差分論理変換復号出力 37b 遅延検波復号出力 38 選択回路 39 アンプ利得信号 40 選択出力信号 41 遅延器 42 加算器 43 絶対値器 44 受信レベル変動信号 45 判定・選択器 51 入力信号 52 DFE等化器 53 推定信号 54 遅延検波復号器 55a 差分論理変換復号出力 55b 遅延検波復号出力 56 フィルタ係数 57 フィルタ係数変化測定器 58 フィルタ係数変化量 59 選択回路 60 選択出力信号 71 入力信号 72 アンプ 73 準同期検波回路 74 DFE等化器 75 推定信号 76 遅延検波復号器 77a 差分論理変換復号出力 77b 遅延検波復号出力 78 選択回路 79 アンプ利得信号 80 フィルタ係数 81 選択出力信号 82 遅延器 83 加算器 84 絶対値器 85 受信レベル変動信号 86 フィルタ係数変化測定器 87 フィルタ係数変化量 88 重み付け器 89 重み付き信号 90 判定・選択器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上 杉 充 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 鈴 木 博 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 吉 野 仁 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 入力したベースバンド信号の伝送路特性
を補償し、復号出力を差分論理変換して出力するDFE
等化器と、この等化器からの推定信号を遅延検波する遅
延検波器と、遅延検波された信号を正負判定して復号す
る正負判定器と、前記DFE等化器からの差分論理変換
復号出力と正負判定器からの遅延検波復号出力とを選択
情報を基に切り替えて出力する選択回路とを備えた受信
機。 - 【請求項2】選択回路が、DFE等化器からの差分論理
変換復号出力と正負判定器からの遅延検波復号出力とを
切り替えるスイッチと、このスイッチを操作者が動作さ
せる操作ボタンとを備えた請求項1記載の受信機。 - 【請求項3】 入力した中間周波数帯受信信号の利得を
上げるアンプと、入力信号をベースバンド信号に周波数
変換する準同期検波回路と、受信ベースバンド信号に含
まれる符号間干渉を補償し、復号出力を差分論理変換し
て出力するDFE等化器と、この等化器からの推定信号
を遅延検波して復号する遅延検波復号器と、前記DFE
等化器からの差分論理変換復号出力と遅延検波復号器か
らの遅延検波復号出力とを前記アンプからのアンプ利得
信号を基に切り替えて出力する選択回路とを備えた受信
機。 - 【請求項4】 選択回路が、アンプ利得信号を遅延する
遅延器と、現在のアンプ利得信号と遅延したアンプ利得
信号とを減算する加算器と、この加算器から出力された
信号の絶対値を取ることにより受信レベル変動信号を出
力する絶対値器と、DFE等化器からの差分論理変換復
号出力と遅延検波復号器からの遅延検波復号出力とを前
記受信レベル変動信号を基に切り替えて出力する判定・
選択器とを備えた請求項3記載の受信機。 - 【請求項5】 選択回路が、アンプ利得信号の絶対値を
取ることにより受信平均レベル信号を出力する絶対値器
と、DFE等化器からの差分論理変換復号出力と遅延検
波復号器からの遅延検波復号出力とを前記受信平均レベ
ル信号を基に切り替えて出力する判定・比較器とを備え
た請求項3記載の受信機。 - 【請求項6】 入力したベースバンド信号に含まれる符
号間干渉を補償し、復号出力を差分論理変換して出力す
るDFE等化器と、この等化器からの推定信号を遅延検
波して復号する遅延検波復号器と、前記DFE等化器に
おけるフィルタ係数の変化量を測定するフィルタ係数変
化測定器と、前記DFE等化器からの差分論理変換復号
出力と遅延検波復号器からの遅延検波復号出力とを前記
フィルタ係数変化量を基に切り替えて出力する選択回路
とを備えた受信機。 - 【請求項7】 入力した中間周波数帯受信信号の利得を
上げるアンプと、入力信号をベースバンド信号に周波数
変換する準同期検波回路と、受信ベースバンド信号に含
まれる符号間干渉を補償し、復号出力を差分論理変換し
て出力するDFE等化器と、この等化器からの推定信号
を遅延検波して復号する遅延検波復号器と、前記DFE
等化器からの差分論理変換復号出力と遅延検波復号器か
らの遅延検波復号出力とを前記アンプからのアンプ利得
信号に基づく受信レベル変動量および前記DFE等化器
におけるフィルタ係数の変化量を基に切り替えて出力す
る選択回路とを備えた受信機。 - 【請求項8】 選択回路が、アンプ利得信号を遅延する
遅延器と、現在のアンプ利得信号と遅延したアンプ利得
信号とを減算する加算器と、この加算器から出力された
信号の絶対値を取ることにより受信レベル変動信号を出
力する絶対値器と、DFE等化器におけるフィルタ係数
の変化量を測定するフィルタ係数変化測定器と、得られ
たフィルタ係数変化量と受信レベル変動信号とを重み付
けして重み付き信号を出力する重み付け器と、前記DF
E等化器からの差分論理変換復号出力と遅延検波復号器
からの遅延検波復号出力とを前記重み付き信号を基に切
り替えて出力する判定・選択器とを備えた請求項7記載
の受信機。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8096600A JPH09284353A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 受信機 |
US08/822,834 US6032029A (en) | 1996-04-18 | 1997-03-24 | Receiver selecting either a first demodulated signal or a second demodulated signal in accordance with characteristics of a received signal |
DE69714126T DE69714126T2 (de) | 1996-04-18 | 1997-04-03 | Empfänger für mobile Kommunikationssysteme mit Entzerrung und differenzieller Erfassung |
EP97105566A EP0802657B1 (en) | 1996-04-18 | 1997-04-03 | Receiver for mobile communications systems with equalisation and differential detection |
KR1019970013549A KR100309688B1 (ko) | 1996-04-18 | 1997-04-12 | 수신기 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8096600A JPH09284353A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09284353A true JPH09284353A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14169378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8096600A Pending JPH09284353A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 受信機 |
Country Status (6)
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---|---|
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EP (1) | EP0802657B1 (ja) |
JP (1) | JPH09284353A (ja) |
KR (1) | KR100309688B1 (ja) |
CN (1) | CN1084566C (ja) |
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CN101667412B (zh) * | 2008-09-02 | 2011-12-14 | 宏正自动科技股份有限公司 | 信号补偿装置、信号补偿方法及多计算机切换系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040113 |