JPH09282705A - 共用型光ピックアップ - Google Patents
共用型光ピックアップInfo
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- JPH09282705A JPH09282705A JP8089171A JP8917196A JPH09282705A JP H09282705 A JPH09282705 A JP H09282705A JP 8089171 A JP8089171 A JP 8089171A JP 8917196 A JP8917196 A JP 8917196A JP H09282705 A JPH09282705 A JP H09282705A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光の利用効率を低下させることなく、小型化
・コンパクト化を阻害することなく、CD、CD−R、
DVD等の異なる種類の光記録媒体を再生可能な共用型
光ピックアップを実現すること。 【解決手段】 共用型光ピックアップ1は、レーザ光源
11および対物レンズ13を備えた第1の光学系10
と、レーザ光源11および対物レンズ23を備えた第2
の光学系20と、双方の対物レンズ13、23をトラッ
キング方向およびフォーカシング方向に移動可能に支持
しているレンズアクチュエータ30とを有する。第1の
光学系はCD、CD−Rの再生用であり、波長が約63
5nmから約650nmの範囲のレーザ光を使用する。
第2の光学系20はDVDの再生用であり、波長が78
0nmのレーザ光を使用する。従って、波長依存性のあ
るCD−Rの再生が可能であり、レンズアクチュエータ
30は共用であるので光ピックアップの小型化・コンパ
クト化を阻害しない。
・コンパクト化を阻害することなく、CD、CD−R、
DVD等の異なる種類の光記録媒体を再生可能な共用型
光ピックアップを実現すること。 【解決手段】 共用型光ピックアップ1は、レーザ光源
11および対物レンズ13を備えた第1の光学系10
と、レーザ光源11および対物レンズ23を備えた第2
の光学系20と、双方の対物レンズ13、23をトラッ
キング方向およびフォーカシング方向に移動可能に支持
しているレンズアクチュエータ30とを有する。第1の
光学系はCD、CD−Rの再生用であり、波長が約63
5nmから約650nmの範囲のレーザ光を使用する。
第2の光学系20はDVDの再生用であり、波長が78
0nmのレーザ光を使用する。従って、波長依存性のあ
るCD−Rの再生が可能であり、レンズアクチュエータ
30は共用であるので光ピックアップの小型化・コンパ
クト化を阻害しない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光記録媒体の記録・
再生あるいはそれらの一方の動作を行なう光ピックアッ
プに関するものである。さらに詳しくは、種類の異なる
光記録媒体の再生動作等を行なうことの可能な共用型光
ピックアップに関するものである。
再生あるいはそれらの一方の動作を行なう光ピックアッ
プに関するものである。さらに詳しくは、種類の異なる
光記録媒体の再生動作等を行なうことの可能な共用型光
ピックアップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光記録媒体としては、CD、DV
D等のように、記録密度、厚さ等が異なるものが用いら
れるようになってきている。このため、光記録再生装置
等に組み込まれる光ピックアップも、このような異なる
種類の光記録媒体を読み取り可能な共用型のものが提案
されている。
D等のように、記録密度、厚さ等が異なるものが用いら
れるようになってきている。このため、光記録再生装置
等に組み込まれる光ピックアップも、このような異なる
種類の光記録媒体を読み取り可能な共用型のものが提案
されている。
【0003】CDおよびDVDの双方を読み取り可能な
共用型光ピックアップとしては、これらの双方に共通な
単一のレーザ光源と単一の対物レンズを用いた構成のも
のが知られている。この形式の光ピックアップでは、焦
点位置の異なるCDおよびDVDの再生を行なうことが
できるように、ホログラム素子を用いて2重焦点レンズ
を構成している。
共用型光ピックアップとしては、これらの双方に共通な
単一のレーザ光源と単一の対物レンズを用いた構成のも
のが知られている。この形式の光ピックアップでは、焦
点位置の異なるCDおよびDVDの再生を行なうことが
できるように、ホログラム素子を用いて2重焦点レンズ
を構成している。
【0004】また、レーザ光源は共通であるが、対物レ
ンズとしてCD用の対物レンズおよびDVD用の対物レ
ンズの双方を備えた共用型光ピックアップも知られてい
る。この構成の光ピックアップでは、これらの対物レン
ズを、対象となる光記録媒体の種類に応じて切り換えて
使用する構成となっている。
ンズとしてCD用の対物レンズおよびDVD用の対物レ
ンズの双方を備えた共用型光ピックアップも知られてい
る。この構成の光ピックアップでは、これらの対物レン
ズを、対象となる光記録媒体の種類に応じて切り換えて
使用する構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ホログ
ラム素子を用いて2重焦点レンズを構成した光ピックア
ップにおいては、対象となる光記録媒体に応じて、2重
焦点位置の一方に形成されるレーザ光のスポットを用い
て再生あるいは記録が行なわれる。このため、レーザ光
のほぼ半分は記録・再生動作に関与していないので、光
の利用効率が悪いという問題がある。
ラム素子を用いて2重焦点レンズを構成した光ピックア
ップにおいては、対象となる光記録媒体に応じて、2重
焦点位置の一方に形成されるレーザ光のスポットを用い
て再生あるいは記録が行なわれる。このため、レーザ光
のほぼ半分は記録・再生動作に関与していないので、光
の利用効率が悪いという問題がある。
【0006】後者の対物レンズを切り換えて使用する光
ピックアップにおいては、対物レンズをトラッキング方
向およびフォーカシング方向に移動させるためのレンズ
アクチュエータに、レンズ切り換え用の機構を付加する
必要がある。このため、このレンズアクチュエータの機
構が複雑になり、その小型化が困難になる。また、レン
ズの切り換え動作が付加されるので、その分、レンズア
クチュエータの誤動作の危険性も増大する。
ピックアップにおいては、対物レンズをトラッキング方
向およびフォーカシング方向に移動させるためのレンズ
アクチュエータに、レンズ切り換え用の機構を付加する
必要がある。このため、このレンズアクチュエータの機
構が複雑になり、その小型化が困難になる。また、レン
ズの切り換え動作が付加されるので、その分、レンズア
クチュエータの誤動作の危険性も増大する。
【0007】これらの問題点に加えて、従来の共用型の
光ピックアップは共通のレーザ光源を採用しているの
で、次のような問題点もある。すなわち、光記録媒体と
してはCD、DVD以外の形式のものがある。例えば、
CD−Rが知られている。CD−Rは波長依存性があ
り、その再生を行なうには波長が780nmのレーザ光
を使用する必要がある。それ以外の波長のレーザ光、例
えば、従来のCD/DVD共用型の光ピックアップで使
用されている波長が650nmのレーザ光では再生でき
ない。このため、従来の共用型の光ピックアップは一般
的にCD−Rの再生ができない。
光ピックアップは共通のレーザ光源を採用しているの
で、次のような問題点もある。すなわち、光記録媒体と
してはCD、DVD以外の形式のものがある。例えば、
CD−Rが知られている。CD−Rは波長依存性があ
り、その再生を行なうには波長が780nmのレーザ光
を使用する必要がある。それ以外の波長のレーザ光、例
えば、従来のCD/DVD共用型の光ピックアップで使
用されている波長が650nmのレーザ光では再生でき
ない。このため、従来の共用型の光ピックアップは一般
的にCD−Rの再生ができない。
【0008】本発明の課題は、このような従来の問題点
を解消可能な共用型光ピックアップを実現することにあ
る。
を解消可能な共用型光ピックアップを実現することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の共用型光ピックアップは、第1のレーザ
光源および当該第1のレーザ光源からのレーザ光を光記
録媒体上に集光させる第1の対物レンズを備えた第1の
光学系と、第2のレーザ光源および当該レーザ光源から
のレーザ光を光記録媒体上に集光させる第2の対物レン
ズを備えた第2の光学系と、前記第1および第2の対物
レンズをトラッキング方向およびフォーカシング方向に
移動可能に支持している共用レンズアクチュエータとを
有する構成を採用している。
めに、本発明の共用型光ピックアップは、第1のレーザ
光源および当該第1のレーザ光源からのレーザ光を光記
録媒体上に集光させる第1の対物レンズを備えた第1の
光学系と、第2のレーザ光源および当該レーザ光源から
のレーザ光を光記録媒体上に集光させる第2の対物レン
ズを備えた第2の光学系と、前記第1および第2の対物
レンズをトラッキング方向およびフォーカシング方向に
移動可能に支持している共用レンズアクチュエータとを
有する構成を採用している。
【0010】この構成の共用型光ピックアップでは、例
えば、前記第1の光学系をCDあるいはCD−Rの再生
等に用い、前記第2の光学系をDVDの再生等に用い
る。
えば、前記第1の光学系をCDあるいはCD−Rの再生
等に用い、前記第2の光学系をDVDの再生等に用い
る。
【0011】換言すると、前記第1の光学系の前記第1
のレーザ光源を波長が約630nmから約650nmの
範囲のレーザ光を出射するものとし、前記第2の光学系
の前記第2のレーザ光源を波長が780nmのレーザ光
を出射するものとする。
のレーザ光源を波長が約630nmから約650nmの
範囲のレーザ光を出射するものとし、前記第2の光学系
の前記第2のレーザ光源を波長が780nmのレーザ光
を出射するものとする。
【0012】ここで、前記共用レンズアクチュエータ
は、一般的に使用されているレンズアクチュエータと同
様に、トラッキング方向およびフォーカシング方向に移
動可能なレンズホルダを備えており、前記第1および第
2の対物レンズの双方がレンズホルダによって保持され
る。この場合、レンズホルダの重量バランスが崩れて、
そのトラッキング方向への回転駆動等に支障が発生する
ことを回避するために、当該レンズホルダの回転中心に
当該レンズホルダの重心が位置するように、第1および
第2の対物レンズの保持位置を設定することが望まし
い。
は、一般的に使用されているレンズアクチュエータと同
様に、トラッキング方向およびフォーカシング方向に移
動可能なレンズホルダを備えており、前記第1および第
2の対物レンズの双方がレンズホルダによって保持され
る。この場合、レンズホルダの重量バランスが崩れて、
そのトラッキング方向への回転駆動等に支障が発生する
ことを回避するために、当該レンズホルダの回転中心に
当該レンズホルダの重心が位置するように、第1および
第2の対物レンズの保持位置を設定することが望まし
い。
【0013】一方、本発明では2系統の光学系を備えて
おり、双方の光学系が同時に光記録媒体の再生動作等に
使用されることない。すなわち、常に一方の光学系は不
使用状態にある。そこで、不使用状態にある光学系を利
用して、他方の光学系によって再生等が行なわれている
光記録媒体から信号を読み取り、当該信号を、前記共用
レンズアクチュエータの駆動制御のために用いることが
できる。例えば、読み取り信号を、レンズアクチュエー
タのトラック位置制御用信号として用いることができ
る。
おり、双方の光学系が同時に光記録媒体の再生動作等に
使用されることない。すなわち、常に一方の光学系は不
使用状態にある。そこで、不使用状態にある光学系を利
用して、他方の光学系によって再生等が行なわれている
光記録媒体から信号を読み取り、当該信号を、前記共用
レンズアクチュエータの駆動制御のために用いることが
できる。例えば、読み取り信号を、レンズアクチュエー
タのトラック位置制御用信号として用いることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1には、本発明を適用した共用
型光ピックアップの概略構成を示してある。この共用型
光ピックアップ1は、第1の光学系10と第2の光学系
20と有している。第1の光学系10は、レーザ光源1
1と、ここから出射されたレーザ光L11を反射するハ
ーフミラー12と、反射されたレーザ光L11を光記録
媒体2の記録面上に光スポットとして集光させる対物レ
ンズ13を備えている。光記録媒体2で反射した戻り光
は、ハーフミラー12を透過して、光検出器14により
検出される。
型光ピックアップの概略構成を示してある。この共用型
光ピックアップ1は、第1の光学系10と第2の光学系
20と有している。第1の光学系10は、レーザ光源1
1と、ここから出射されたレーザ光L11を反射するハ
ーフミラー12と、反射されたレーザ光L11を光記録
媒体2の記録面上に光スポットとして集光させる対物レ
ンズ13を備えている。光記録媒体2で反射した戻り光
は、ハーフミラー12を透過して、光検出器14により
検出される。
【0015】同様に、第2の光学系20は、レーザ光源
21と、ここから出射されたレーザ光L21を反射する
ハーフミラー22と、反射されたレーザ光L21を光記
録媒体2の記録面上に光スポットとして集光させる対物
レンズ23を備えている。光記録媒体2で反射した戻り
光は、ハーフミラー22を透過して、光検出器24によ
り検出される。
21と、ここから出射されたレーザ光L21を反射する
ハーフミラー22と、反射されたレーザ光L21を光記
録媒体2の記録面上に光スポットとして集光させる対物
レンズ23を備えている。光記録媒体2で反射した戻り
光は、ハーフミラー22を透過して、光検出器24によ
り検出される。
【0016】上記の対物レンズ13および23を、トラ
ッキング方向およびフォーカシング方向に移動させるた
めのレンズアクチュエータ30は軸摺動型のものであ
る。すなわち、摺動軸31とレンズホルダ32と、磁気
駆動式のトラッキング駆動機構33と、同じく磁気駆動
式のフォーカシング駆動機構34を備えている。レンズ
ホルダ32は上記の対物レンズ13および23を保持し
ている。また、摺動軸31に対して、その軸線方向(フ
ォーカシング方向)に摺動可能であると共に、その回り
に回転可能(トラッキング方向への移動が可能)に支持
されている。
ッキング方向およびフォーカシング方向に移動させるた
めのレンズアクチュエータ30は軸摺動型のものであ
る。すなわち、摺動軸31とレンズホルダ32と、磁気
駆動式のトラッキング駆動機構33と、同じく磁気駆動
式のフォーカシング駆動機構34を備えている。レンズ
ホルダ32は上記の対物レンズ13および23を保持し
ている。また、摺動軸31に対して、その軸線方向(フ
ォーカシング方向)に摺動可能であると共に、その回り
に回転可能(トラッキング方向への移動が可能)に支持
されている。
【0017】ここで、第1の光学系10はCDおよびC
D−Rの再生用のものである。そのために、レーザ光源
11は波長が780nmのレーザ光L11を発生する。
また、対物レンズ13は、CD再生用に一般的に使用さ
れている開口数が0.45のものである。これに対し
て、第2の光学系20はDVD再生用のものである。そ
のために、レーザ光源21は波長が635nmから65
0nmの間のレーザ光L21を発生する。また、対物レ
ンズ23は、DVD再生用に一般的に使用されている開
口数が0.6のものである。
D−Rの再生用のものである。そのために、レーザ光源
11は波長が780nmのレーザ光L11を発生する。
また、対物レンズ13は、CD再生用に一般的に使用さ
れている開口数が0.45のものである。これに対し
て、第2の光学系20はDVD再生用のものである。そ
のために、レーザ光源21は波長が635nmから65
0nmの間のレーザ光L21を発生する。また、対物レ
ンズ23は、DVD再生用に一般的に使用されている開
口数が0.6のものである。
【0018】このように、対物レンズ13と対物レンズ
23の開口数が異なっており、一般的にはDVD用の対
物レンズ23の方の大きくて重量もある。重量の異なる
対物レンズを搭載したレンズホルダ32は摺動軸31を
中心に回転駆動されるので、レンズホルダ32の重心位
置が摺動軸31、すなわち回転中心に位置するように、
これらの2個の対物レンズを取り付けることが望まし
い。一般的には、レンズホルダ32の回転中心を通る直
線上において、回転中心を挟み、両側にそれぞれ対物レ
ンズ13、23を配置すると共に、回転中心からの距離
を適切に設定すればよい。このように重量バランスを取
る理由は、重心位置が回転中心から外れると、円滑な回
転駆動が阻害されて、トラッキング補正動作等が適切に
行われないからである。
23の開口数が異なっており、一般的にはDVD用の対
物レンズ23の方の大きくて重量もある。重量の異なる
対物レンズを搭載したレンズホルダ32は摺動軸31を
中心に回転駆動されるので、レンズホルダ32の重心位
置が摺動軸31、すなわち回転中心に位置するように、
これらの2個の対物レンズを取り付けることが望まし
い。一般的には、レンズホルダ32の回転中心を通る直
線上において、回転中心を挟み、両側にそれぞれ対物レ
ンズ13、23を配置すると共に、回転中心からの距離
を適切に設定すればよい。このように重量バランスを取
る理由は、重心位置が回転中心から外れると、円滑な回
転駆動が阻害されて、トラッキング補正動作等が適切に
行われないからである。
【0019】なお、対物レンズ13、23は光記録媒体
の記録面上の異なる位置で再生動作等を行なう。これら
の対物レンズ13、23は、光記録媒体2に対して、そ
の半径方向に並ぶように配置される。あるいは、トラッ
キング方向に並ぶように配置される。
の記録面上の異なる位置で再生動作等を行なう。これら
の対物レンズ13、23は、光記録媒体2に対して、そ
の半径方向に並ぶように配置される。あるいは、トラッ
キング方向に並ぶように配置される。
【0020】対物レンズ13、23を半径上に並べた場
合には、例えば、一方の対物レンズ13の側の第1の光
学系10に回折格子等を配置して、3ビーム法によりト
ラッキングエラー信号の検出を行う。この場合、他方の
対物レンズ23の側の第2の光学系20では、1ビーム
法によりトラッキングエラー信号の検出を行なえばよ
い。
合には、例えば、一方の対物レンズ13の側の第1の光
学系10に回折格子等を配置して、3ビーム法によりト
ラッキングエラー信号の検出を行う。この場合、他方の
対物レンズ23の側の第2の光学系20では、1ビーム
法によりトラッキングエラー信号の検出を行なえばよ
い。
【0021】一方、本発明では2系統の光学系を備えて
おり、双方の光学系が同時に光記録媒体の再生動作等に
使用されることはない。すなわち、常に一方の光学系は
不使用状態にある。そこで、不使用状態にある光学系を
利用して、他方の光学系によって再生等が行なわれてい
る光記録媒体から信号を読み取り、当該信号を、共用レ
ンズアクチュエータの駆動制御のために用いることがで
きる。例えば、読み取り信号を、レンズアクチュエータ
のトラック位置制御用信号として用いることができる。
このようにすれば、外乱によってレンズホルダのトラッ
キング制御に狂いが発生する等の弊害を回避できる。
おり、双方の光学系が同時に光記録媒体の再生動作等に
使用されることはない。すなわち、常に一方の光学系は
不使用状態にある。そこで、不使用状態にある光学系を
利用して、他方の光学系によって再生等が行なわれてい
る光記録媒体から信号を読み取り、当該信号を、共用レ
ンズアクチュエータの駆動制御のために用いることがで
きる。例えば、読み取り信号を、レンズアクチュエータ
のトラック位置制御用信号として用いることができる。
このようにすれば、外乱によってレンズホルダのトラッ
キング制御に狂いが発生する等の弊害を回避できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の共用型光
ピックアップは、それぞれ専用のレーザ光源を備えた第
1および第2の光学系を備えている。したがって、従来
の2重焦点レンズ方式の光ピックアップのように光の利
用効率が低下することがない。また、従来のレンズ切り
換え方式の光ピックアップのようなレンズ切り換え機構
が不要であり、レンズアクチュエータの機構の複雑化を
回避できる。
ピックアップは、それぞれ専用のレーザ光源を備えた第
1および第2の光学系を備えている。したがって、従来
の2重焦点レンズ方式の光ピックアップのように光の利
用効率が低下することがない。また、従来のレンズ切り
換え方式の光ピックアップのようなレンズ切り換え機構
が不要であり、レンズアクチュエータの機構の複雑化を
回避できる。
【0023】また、本発明によれば、種類の異なる光記
録媒体の再生等を行なうための専用のレーザ光源を備え
ているので、従来の共用型の光ピックアップとは異な
り、例えば、CD、CD−RおよびDVDの全ての再生
等を行なうことができる。しかも、大きなスペースを占
めるレンズアクチュエータは共通であるので、光ピック
アップの小型化、コンパクト化を阻害することもない。
録媒体の再生等を行なうための専用のレーザ光源を備え
ているので、従来の共用型の光ピックアップとは異な
り、例えば、CD、CD−RおよびDVDの全ての再生
等を行なうことができる。しかも、大きなスペースを占
めるレンズアクチュエータは共通であるので、光ピック
アップの小型化、コンパクト化を阻害することもない。
【0024】さらに、使用されない側の光学系を利用し
て、レンズアクチュエータの駆動制御に用いる信号を光
記録媒体の側から読み取るようにしている。したがっ
て、レンズアクチュエータの駆動を従来に比べて精度良
く行なうことができる。
て、レンズアクチュエータの駆動制御に用いる信号を光
記録媒体の側から読み取るようにしている。したがっ
て、レンズアクチュエータの駆動を従来に比べて精度良
く行なうことができる。
【図1】本発明を適用した光ピックアップの構成を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
1 光ピックアップ 2 光記録媒体 10 第1の光学系 11 レーザ光源 13 対物レンズ 14 光検出器 20 第2の光学系 21 レーザ光源 23 対物レンズ 24 光検出器 30 レンズアクチュエータ 31 摺動軸 32 レンズホルダ 33 トラッキング駆動機構 34 フォーカシング駆動機構
Claims (6)
- 【請求項1】 第1のレーザ光源および当該第1のレー
ザ光源からのレーザ光を光記録媒体上に集光させる第1
の対物レンズを備えた第1の光学系と、第2のレーザ光
源および当該レーザ光源からのレーザ光を光記録媒体上
に集光させる第2の対物レンズを備えた第2の光学系
と、前記第1および第2の対物レンズをトラッキング方
向およびフォーカシング方向に移動可能に支持している
共用レンズアクチュエータとを有することを特徴とする
共用型光ピックアップ。 - 【請求項2】 請求項1において、前記第1の光学系
は、光記録媒体がCDあるいはCD−Rである場合に用
いるためのものであり、前記第2の光学系は、光記録媒
体がDVDである場合に用いるためのものであることを
特徴とする共用型光ピクアップ。 - 【請求項3】 請求項1において、前記第1の光学系の
前記第1のレーザ光源は波長が約630nmから約65
0nmの範囲のレーザ光を出射するものであり、前記第
2の光学系の前記第2のレーザ光源は波長が780nm
のレーザ光を出射するものであることを特徴とする共用
型光ピックアップ。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のうちの何れかの項に
おいて、前記共用レンズアクチュエータは、前記第1お
よび第2の対物レンズを保持していると共に前記トラッ
キング方向に回転可能に支持されたレンズホルダを備え
ており、当該レンズホルダの回転中心に当該レンズホル
ダの重心が位置していることを特徴とする共用型光ピッ
クアップ。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のうちの何れかの項に
おいて、前記第1および第2の光学系の一方の光学系を
用いて光記録媒体の再生等を行なう場合に、他方の光学
系により得られる前記光記録媒体からの読み取り信号
を、前記共用レンズアクチュエータの駆動制御のために
用いることを特徴とする共用型光ピックアップ。 - 【請求項6】 請求項5において、前記読み取り信号を
トラック位置制御用信号として用いることを特徴とする
共用型光ピックアップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8089171A JPH09282705A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 共用型光ピックアップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8089171A JPH09282705A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 共用型光ピックアップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09282705A true JPH09282705A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=13963352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8089171A Pending JPH09282705A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 共用型光ピックアップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09282705A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030003344A (ko) * | 2001-06-30 | 2003-01-10 | (주)월드텔레콤 | 광픽업장치 |
JP2007317314A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Hitachi Ltd | 光ディスク装置 |
US8031571B2 (en) | 2005-06-23 | 2011-10-04 | Sony Corporation | Signal drive apparatus and optical pickup apparatus using the same |
-
1996
- 1996-04-11 JP JP8089171A patent/JPH09282705A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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