JPH09282351A - Cadシステム - Google Patents
CadシステムInfo
- Publication number
- JPH09282351A JPH09282351A JP8095457A JP9545796A JPH09282351A JP H09282351 A JPH09282351 A JP H09282351A JP 8095457 A JP8095457 A JP 8095457A JP 9545796 A JP9545796 A JP 9545796A JP H09282351 A JPH09282351 A JP H09282351A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trouble
- information
- cad system
- importance
- analysis information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
- Debugging And Monitoring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トラブル発生前及びトラブル発生時におい
て、その時発生しやすいトラブルの情報を表示して、ト
ラブルの発生を防ぎ、トラブルからの回復/修復を支援
して作業効率を向上させたCADシステムを提供する。 【解決手段】 作業者が種々の操作を行なっていると
き、入力装置6からトラブル解析情報の検索を指示す
る。操作履歴ファイル3にはそれまでに実行した操作が
蓄積されており、それらの操作および操作の組に対して
インデックスキーを付加する。インデックス情報制御部
4は、現在の操作及び操作の組のインデックスキーをも
とに故障テーブル2を参照し、発生する可能性のあるト
ラブルと対応する重要度を得る。そのトラブルに対する
トラブル解析情報をトラブル解析情報格納部1から検索
し、重要度に応じて出力装置7に出力する。
て、その時発生しやすいトラブルの情報を表示して、ト
ラブルの発生を防ぎ、トラブルからの回復/修復を支援
して作業効率を向上させたCADシステムを提供する。 【解決手段】 作業者が種々の操作を行なっていると
き、入力装置6からトラブル解析情報の検索を指示す
る。操作履歴ファイル3にはそれまでに実行した操作が
蓄積されており、それらの操作および操作の組に対して
インデックスキーを付加する。インデックス情報制御部
4は、現在の操作及び操作の組のインデックスキーをも
とに故障テーブル2を参照し、発生する可能性のあるト
ラブルと対応する重要度を得る。そのトラブルに対する
トラブル解析情報をトラブル解析情報格納部1から検索
し、重要度に応じて出力装置7に出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータによ
る設計支援システム(CAD)に関し、特に作業者によ
る操作トラブルを未然に防ぐとともに操作トラブルから
の復旧を容易にするCADシステムに関するものであ
る。
る設計支援システム(CAD)に関し、特に作業者によ
る操作トラブルを未然に防ぐとともに操作トラブルから
の復旧を容易にするCADシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータによって設計を支援
するCADシステムが普及し、CADシステム専門の作
業者だけでなく、一般の設計者もCADシステムを利用
する用になってきている。また、CADシステムが高機
能化し、操作が複雑になってきている。このような状況
において、CADシステムの操作誤りの発生が頻発して
いる。CADシステムにおいて、作業者による操作ミス
が起きた場合、その発生原因を究明したり、トラブルか
ら回復し、以前の状態に修復するための処置がすぐには
わからず、作業が中断するという問題がある。また、ト
ラブルを回復/修復するために多大な時間を浪費し、作
業効率が低下するといった問題がある。そんため、操作
トラブルから早急に復旧できる対策が待たれている。
するCADシステムが普及し、CADシステム専門の作
業者だけでなく、一般の設計者もCADシステムを利用
する用になってきている。また、CADシステムが高機
能化し、操作が複雑になってきている。このような状況
において、CADシステムの操作誤りの発生が頻発して
いる。CADシステムにおいて、作業者による操作ミス
が起きた場合、その発生原因を究明したり、トラブルか
ら回復し、以前の状態に修復するための処置がすぐには
わからず、作業が中断するという問題がある。また、ト
ラブルを回復/修復するために多大な時間を浪費し、作
業効率が低下するといった問題がある。そんため、操作
トラブルから早急に復旧できる対策が待たれている。
【0003】従来の操作トラブルからの復旧方法の一つ
として、作業者が操作した手順を全て操作履歴として記
憶させ、これを表示させることや再実行させることで操
作トラブルを解析し、復旧させることが行なわれてい
る。しかしながら、表示や再実行させるだけでは原因を
追求することに多大な時間が必要となり、作業効率が低
減する。特に、このような操作履歴を利用して原因を特
定し、復旧させるためには知識と経験が必要となり、操
作経験の浅い初心者では有効な手法に成りえないという
問題点がある。
として、作業者が操作した手順を全て操作履歴として記
憶させ、これを表示させることや再実行させることで操
作トラブルを解析し、復旧させることが行なわれてい
る。しかしながら、表示や再実行させるだけでは原因を
追求することに多大な時間が必要となり、作業効率が低
減する。特に、このような操作履歴を利用して原因を特
定し、復旧させるためには知識と経験が必要となり、操
作経験の浅い初心者では有効な手法に成りえないという
問題点がある。
【0004】また、例えば、特開平3−189851号
公報では、コンピュータ支援の教育システム(CAI)
において、作業者のキー入力およびマウスの指示などの
操作を採取し、再実行させることにより操作の確認をさ
せているが、確認以上のことは実施できず作業者に指示
することやトラブルに対応するための機能は有していな
い。
公報では、コンピュータ支援の教育システム(CAI)
において、作業者のキー入力およびマウスの指示などの
操作を採取し、再実行させることにより操作の確認をさ
せているが、確認以上のことは実施できず作業者に指示
することやトラブルに対応するための機能は有していな
い。
【0005】さらに別の方法として、ソフトウェアやユ
ーザインタフェースの処理技術において、何段階か前ま
でに行なった操作に基づいてトラブル原因を抽出してい
くことが考えられている。しかし、このようにして抽出
されたトラブル原因に対するユーザへの対応は画一的で
ある。例えば、複数のトラブル原因が抽出された場合、
それらのトラブル原因に対するユーザへの回復/修復情
報の提供順序は常に一定であり、例えば、あるユーザに
ついては後の方で提供される回復/修復情報が有効であ
る場合が多いときでも、予め設定された順でしか回復/
修復情報が提供されない。そのため、このようなトラブ
ルの復旧方法によって必ずしも早期に復旧せず、作業効
率が向上しないといった問題がある。このように、作業
者に応じてトラブル原因および/または回復処置の情報
を表示させる順序を変化させていくような処理は考慮さ
れていなかった。
ーザインタフェースの処理技術において、何段階か前ま
でに行なった操作に基づいてトラブル原因を抽出してい
くことが考えられている。しかし、このようにして抽出
されたトラブル原因に対するユーザへの対応は画一的で
ある。例えば、複数のトラブル原因が抽出された場合、
それらのトラブル原因に対するユーザへの回復/修復情
報の提供順序は常に一定であり、例えば、あるユーザに
ついては後の方で提供される回復/修復情報が有効であ
る場合が多いときでも、予め設定された順でしか回復/
修復情報が提供されない。そのため、このようなトラブ
ルの復旧方法によって必ずしも早期に復旧せず、作業効
率が向上しないといった問題がある。このように、作業
者に応じてトラブル原因および/または回復処置の情報
を表示させる順序を変化させていくような処理は考慮さ
れていなかった。
【0006】さらに従来の技術では、トラブルが発生す
る前にその操作によって発生しそうなトラブルを知り、
トラブル発生を回避することは考えられていなかった。
る前にその操作によって発生しそうなトラブルを知り、
トラブル発生を回避することは考えられていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、トラブル発生前に過去に起
きたトラブル事例をもとに回復/修復情報を読み出し、
作業者端末に表示することによって、トラブルの発生を
未然に防ぐ手段を与え、また、トラブル発生後において
も、トラブル事例をもとに回復/修復情報を作業者端末
に表示することによって、作業中断の時間を短縮して作
業効率を向上させることのできるCADシステムを提供
することを目的とするものである。
情に鑑みてなされたもので、トラブル発生前に過去に起
きたトラブル事例をもとに回復/修復情報を読み出し、
作業者端末に表示することによって、トラブルの発生を
未然に防ぐ手段を与え、また、トラブル発生後において
も、トラブル事例をもとに回復/修復情報を作業者端末
に表示することによって、作業中断の時間を短縮して作
業効率を向上させることのできるCADシステムを提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、CADシステムにおいて、CADシステム本体と、
トラブルに関する情報が格納されたトラブル解析情報格
納手段と、前記CADシステム本体に対する操作あるい
は操作の組み合わせとトラブルの内容を示すためのトラ
ブルキー情報とトラブルの発生頻度に基づく重要度によ
って構成された故障テーブルと、前記CADシステム本
体に対する操作を記憶する操作履歴情報記憶手段と、操
作中に該操作あるいは該操作を含むそれまでの操作の組
み合わせをもとに前記故障テーブルを参照し対応する前
記トラブルキー情報を重要度に応じて選択し選択したト
ラブルキー情報を用いて前記解析情報格納手段に格納さ
れているトラブルに関する情報を読み出して出力する制
御手段を有することを特徴とするものである。
は、CADシステムにおいて、CADシステム本体と、
トラブルに関する情報が格納されたトラブル解析情報格
納手段と、前記CADシステム本体に対する操作あるい
は操作の組み合わせとトラブルの内容を示すためのトラ
ブルキー情報とトラブルの発生頻度に基づく重要度によ
って構成された故障テーブルと、前記CADシステム本
体に対する操作を記憶する操作履歴情報記憶手段と、操
作中に該操作あるいは該操作を含むそれまでの操作の組
み合わせをもとに前記故障テーブルを参照し対応する前
記トラブルキー情報を重要度に応じて選択し選択したト
ラブルキー情報を用いて前記解析情報格納手段に格納さ
れているトラブルに関する情報を読み出して出力する制
御手段を有することを特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、CADシステム
において、CADシステム本体と、トラブルに関する情
報が格納されたトラブル解析情報格納手段と、前記CA
Dシステム本体に対する操作あるいは操作の組み合わせ
とトラブルの内容を示すためのトラブルキー情報と重要
度によって構成された故障テーブルと、前記CADシス
テム本体に対する操作を記憶する操作履歴情報記憶手段
と、トラブル発生時にそのときの操作あるいは該操作を
含むそれまでの操作の組み合わせをもとに前記故障テー
ブルを参照し対応する前記トラブルキー情報を重要度に
応じて選択し選択したトラブルキー情報を用いて前記解
析情報格納手段に格納されているトラブルに関する情報
を読み出して出力する制御手段を有することを特徴とす
るものである。
において、CADシステム本体と、トラブルに関する情
報が格納されたトラブル解析情報格納手段と、前記CA
Dシステム本体に対する操作あるいは操作の組み合わせ
とトラブルの内容を示すためのトラブルキー情報と重要
度によって構成された故障テーブルと、前記CADシス
テム本体に対する操作を記憶する操作履歴情報記憶手段
と、トラブル発生時にそのときの操作あるいは該操作を
含むそれまでの操作の組み合わせをもとに前記故障テー
ブルを参照し対応する前記トラブルキー情報を重要度に
応じて選択し選択したトラブルキー情報を用いて前記解
析情報格納手段に格納されているトラブルに関する情報
を読み出して出力する制御手段を有することを特徴とす
るものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のCADシステムにおいて、前記重要度が過去
に発生したトラブルの頻度に基づいて算出されることを
特徴とするものである。
2に記載のCADシステムにおいて、前記重要度が過去
に発生したトラブルの頻度に基づいて算出されることを
特徴とするものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれか1項に記載のCADシステムにおいて、前
記重要度が前記制御手段が読み出された前記トラブルに
関する情報をもとに作業者が行なったトラブル対策の確
定入力に基づき更新されるものであり、更新された前記
重要度により前記故障テーブルを変更することを特徴と
するものである。
3のいずれか1項に記載のCADシステムにおいて、前
記重要度が前記制御手段が読み出された前記トラブルに
関する情報をもとに作業者が行なったトラブル対策の確
定入力に基づき更新されるものであり、更新された前記
重要度により前記故障テーブルを変更することを特徴と
するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のCADシステム
の実施の一形態を内包するシステム構成図である。図
中、1はトラブル解析情報格納部、2は故障テーブル、
3は操作履歴ファイル、4はインデックス情報制御部、
5は入出力制御部、6は入力装置、7は表示装置、8は
CADシステム本体である。
の実施の一形態を内包するシステム構成図である。図
中、1はトラブル解析情報格納部、2は故障テーブル、
3は操作履歴ファイル、4はインデックス情報制御部、
5は入出力制御部、6は入力装置、7は表示装置、8は
CADシステム本体である。
【0013】トラブル解析情報格納部1は、作業者に提
示されるトラブルの発生原因、対策、発生までの操作手
順といった画面情報や関連技術情報がトラブル内容ごと
にトラブル解析情報として格納されている。それぞれの
トラブル解析情報には検索のためのトラブルキーが設け
られている。このトラブルキーは、階層化して複数設け
ることができる。検索に際してはトラブルキーを用いて
アクセスし、該当するトラブル解析情報が作業者端末に
表示される。トラブル解析情報格納部1は、例えばデー
タベースなどで構成することができる。
示されるトラブルの発生原因、対策、発生までの操作手
順といった画面情報や関連技術情報がトラブル内容ごと
にトラブル解析情報として格納されている。それぞれの
トラブル解析情報には検索のためのトラブルキーが設け
られている。このトラブルキーは、階層化して複数設け
ることができる。検索に際してはトラブルキーを用いて
アクセスし、該当するトラブル解析情報が作業者端末に
表示される。トラブル解析情報格納部1は、例えばデー
タベースなどで構成することができる。
【0014】故障テーブル2は、操作または操作の組合
せと、その時に起こりうるトラブルに対応したトラブル
解析情報を指し示すトラブルキーと、重要度とにより構
成されている。この故障テーブル2は、操作履歴ファイ
ルから抽出された操作履歴情報をもとにトラブル解析情
報格納部1のうちから特定されたトラブル解析情報を選
択するために使用される。故障テーブル2中の操作また
は操作の組み合わせは、コマンド名や操作名を直接記述
するほか、対応するインデックス情報を用いて記述する
こともできる。
せと、その時に起こりうるトラブルに対応したトラブル
解析情報を指し示すトラブルキーと、重要度とにより構
成されている。この故障テーブル2は、操作履歴ファイ
ルから抽出された操作履歴情報をもとにトラブル解析情
報格納部1のうちから特定されたトラブル解析情報を選
択するために使用される。故障テーブル2中の操作また
は操作の組み合わせは、コマンド名や操作名を直接記述
するほか、対応するインデックス情報を用いて記述する
こともできる。
【0015】操作履歴ファイル3には、実行した操作コ
マンドおよびその操作コマンドに対応したキー入力やマ
ウス指示が記録される。それぞれの操作の記録は、コマ
ンド名や操作名を記録するほか、対応するインデックス
情報を用いて記録することもできる。このとき、コマン
ドや操作のほか、複数のコマンドや操作の組み合わせに
ついてもインデックス情報を記録することができる。操
作履歴ファイル3は、通常は作業者ごとに作業端末の半
導体記憶装置や接続されている磁気ディスク装置などで
構成することができる。
マンドおよびその操作コマンドに対応したキー入力やマ
ウス指示が記録される。それぞれの操作の記録は、コマ
ンド名や操作名を記録するほか、対応するインデックス
情報を用いて記録することもできる。このとき、コマン
ドや操作のほか、複数のコマンドや操作の組み合わせに
ついてもインデックス情報を記録することができる。操
作履歴ファイル3は、通常は作業者ごとに作業端末の半
導体記憶装置や接続されている磁気ディスク装置などで
構成することができる。
【0016】インデックス情報制御部4は、操作履歴フ
ァイル3の中から特定の操作コマンドや操作コマンドの
組合せを抽出する機能と、抽出した情報を故障テーブル
2に渡して対応するトラブル解析情報を得る機能と、得
られたトラブル解析情報を表示装置7に渡す機能と、作
業者によって確定されたトラブル、原因、対策を統計情
報として処理するために故障テーブル2中の重要度を更
新する機能を有する。
ァイル3の中から特定の操作コマンドや操作コマンドの
組合せを抽出する機能と、抽出した情報を故障テーブル
2に渡して対応するトラブル解析情報を得る機能と、得
られたトラブル解析情報を表示装置7に渡す機能と、作
業者によって確定されたトラブル、原因、対策を統計情
報として処理するために故障テーブル2中の重要度を更
新する機能を有する。
【0017】入出力制御部5は、操作履歴ファイル3、
インデックス情報制御部4、CADシステム本体8との
間の情報のやりとりを制御する。また、入力装置6から
の入力の受付と表示装置7への表示制御など、ユーザイ
ンタフェースとしても機能する。作業時には、入力装置
6から作業者が入力した操作を操作履歴ファイル3に格
納するとともにCADシステム本体8に渡し、また、C
ADシステム本体8から出力される情報に従って表示装
置7への出力および画面の更新を行なう。また、作業者
が予測されるトラブルの表示要求を行なったり、あるい
はトラブルが発生した時には、インデックス情報制御部
4からの要求に応じて操作履歴ファイル3から操作履歴
あるいはインデックス情報を読み出してインデックス情
報制御部4に渡し、トラブル解析情報をインデックス情
報制御部4から表示装置7へ渡す。
インデックス情報制御部4、CADシステム本体8との
間の情報のやりとりを制御する。また、入力装置6から
の入力の受付と表示装置7への表示制御など、ユーザイ
ンタフェースとしても機能する。作業時には、入力装置
6から作業者が入力した操作を操作履歴ファイル3に格
納するとともにCADシステム本体8に渡し、また、C
ADシステム本体8から出力される情報に従って表示装
置7への出力および画面の更新を行なう。また、作業者
が予測されるトラブルの表示要求を行なったり、あるい
はトラブルが発生した時には、インデックス情報制御部
4からの要求に応じて操作履歴ファイル3から操作履歴
あるいはインデックス情報を読み出してインデックス情
報制御部4に渡し、トラブル解析情報をインデックス情
報制御部4から表示装置7へ渡す。
【0018】入力装置6は、キーボードや、マウスなど
のポインティングデバイス等から構成され、作業者から
の入力を入出力制御部5に伝える。また、表示装置7
は、例えばCRTディスプレイ等から構成され、入出力
制御部5によってCADシステム本体8によるCADの
画面や、予測されるトラブルの表示要求時あるいはトラ
ブル発生時にはインデックス情報制御部4からのトラブ
ル解析情報などを表示する。
のポインティングデバイス等から構成され、作業者から
の入力を入出力制御部5に伝える。また、表示装置7
は、例えばCRTディスプレイ等から構成され、入出力
制御部5によってCADシステム本体8によるCADの
画面や、予測されるトラブルの表示要求時あるいはトラ
ブル発生時にはインデックス情報制御部4からのトラブ
ル解析情報などを表示する。
【0019】CADシステム本体8は、設計工程に対応
したツールが階層的に構成されており、作業者は必要に
応じてツールを選択するコマンドを入力し、ツールを使
用することができる。これらのツールは、トラブル解析
情報に付加されている検索情報の一部と対応しており、
検索範囲を限定するためにも使用される。このCADシ
ステム本体8はどのような用途のCADシステムでもよ
く、ここでは一例として電気系CADシステムとする。
したツールが階層的に構成されており、作業者は必要に
応じてツールを選択するコマンドを入力し、ツールを使
用することができる。これらのツールは、トラブル解析
情報に付加されている検索情報の一部と対応しており、
検索範囲を限定するためにも使用される。このCADシ
ステム本体8はどのような用途のCADシステムでもよ
く、ここでは一例として電気系CADシステムとする。
【0020】図2は、操作履歴ファイルの一例を示す構
成図である。図2に示した操作履歴ファイル3は、コマ
ンドの領域とインデックス情報の領域から構成されてい
る。コマンドの領域には、実行したコマンドごとに、キ
ー入力操作からマウス指示までの詳細な履歴が記録され
ている。
成図である。図2に示した操作履歴ファイル3は、コマ
ンドの領域とインデックス情報の領域から構成されてい
る。コマンドの領域には、実行したコマンドごとに、キ
ー入力操作からマウス指示までの詳細な履歴が記録され
ている。
【0021】また、インデックス情報の領域は、インデ
ックス情報制御部4により付加される領域であり、故障
テーブル2と対応させるために必要な操作に付加され
る。ここでは、インデックス情報の領域には、トラブル
の種類を示すキーが格納されるトラブルキー領域と、コ
マンドごとに対応してインデックス情報が付加される第
1のインデックスキー領域と、複数コマンドの組合せに
よりインデックス情報が付加される第2のインデックス
キー領域が設けられている。故障テーブル2と対応させ
るときにこれらのトラブルキーおよびインデックスキー
が参照される。故障テーブル2との対応がコマンドなど
の操作名だけで行なえる場合には、インデックス情報の
領域は必要ない。
ックス情報制御部4により付加される領域であり、故障
テーブル2と対応させるために必要な操作に付加され
る。ここでは、インデックス情報の領域には、トラブル
の種類を示すキーが格納されるトラブルキー領域と、コ
マンドごとに対応してインデックス情報が付加される第
1のインデックスキー領域と、複数コマンドの組合せに
よりインデックス情報が付加される第2のインデックス
キー領域が設けられている。故障テーブル2と対応させ
るときにこれらのトラブルキーおよびインデックスキー
が参照される。故障テーブル2との対応がコマンドなど
の操作名だけで行なえる場合には、インデックス情報の
領域は必要ない。
【0022】図3は、故障テーブルの一例を示す構成図
である。図3に示した故障テーブル2は、予め定義され
ている操作または操作組あわせが登録された操作領域
と、登録されている操作に対応して起こりうるトラブル
の内容が登録されたトラブル領域と、トラブル領域の各
トラブルに対応した重要度を示す重要度領域を有してい
る。重要度は、そのトラブルの発生頻度を示す値とする
ことができる。この重要度の値は、予め定義可能である
が、作業者により入力装置6にて特定されたトラブル情
報に基づいて自動的に変化していくように構成すること
ができる。図3に示した例では、操作領域にインデック
スキーとコマンド名の両方を表示しているが、これに限
らず、どちらか一方のみで構成してもよい。
である。図3に示した故障テーブル2は、予め定義され
ている操作または操作組あわせが登録された操作領域
と、登録されている操作に対応して起こりうるトラブル
の内容が登録されたトラブル領域と、トラブル領域の各
トラブルに対応した重要度を示す重要度領域を有してい
る。重要度は、そのトラブルの発生頻度を示す値とする
ことができる。この重要度の値は、予め定義可能である
が、作業者により入力装置6にて特定されたトラブル情
報に基づいて自動的に変化していくように構成すること
ができる。図3に示した例では、操作領域にインデック
スキーとコマンド名の両方を表示しているが、これに限
らず、どちらか一方のみで構成してもよい。
【0023】図4は、本発明のCADシステムの実施の
一形態を内包するシステムにおけるトラブル解析情報の
検索動作の一例を示すフローチャートである。作業者
は、CADシステムに備えられているツールを利用して
種々の操作を行なう。そのツールを使用して各種のコマ
ンドを実行させる。このとき、作業者はその時点で発生
する可能性のあるトラブルについての情報を検索するこ
とができる。
一形態を内包するシステムにおけるトラブル解析情報の
検索動作の一例を示すフローチャートである。作業者
は、CADシステムに備えられているツールを利用して
種々の操作を行なう。そのツールを使用して各種のコマ
ンドを実行させる。このとき、作業者はその時点で発生
する可能性のあるトラブルについての情報を検索するこ
とができる。
【0024】S11においてトラブル解析情報の検索が
指示されると、操作履歴ファイル3に蓄積されているコ
マンドに対してS12でインデックスキーを付加すると
ともに、S13で複数のコマンドの組に対してもインデ
ックスキーを付加する。また、S14において、現在使
用している設計ツールの識別情報を付加する。
指示されると、操作履歴ファイル3に蓄積されているコ
マンドに対してS12でインデックスキーを付加すると
ともに、S13で複数のコマンドの組に対してもインデ
ックスキーを付加する。また、S14において、現在使
用している設計ツールの識別情報を付加する。
【0025】S15において、現在実行中のコマンドお
よびそのコマンドを含むコマンドの組のインデックスキ
ーをもとに、故障テーブル2を参照する。故障テーブル
2によって現在実行中のコマンドおよびそのコマンドを
含むコマンドの組に対応した1以上のトラブルキーと対
応する重要度が得られる。これらをすべてあるいはイン
デックスキーごとに例えば重要度順に並べ替え、S16
においてそれぞれのトラブルキーに対応するトラブル解
析情報をトラブル解析情報格納部1から検索し、S17
において検索結果を出力する。作業者は、この検索結果
の出力をもとに、現状で発生しやすいトラブルを事前に
確認することができ、トラブルを未然に防ぐことができ
る。
よびそのコマンドを含むコマンドの組のインデックスキ
ーをもとに、故障テーブル2を参照する。故障テーブル
2によって現在実行中のコマンドおよびそのコマンドを
含むコマンドの組に対応した1以上のトラブルキーと対
応する重要度が得られる。これらをすべてあるいはイン
デックスキーごとに例えば重要度順に並べ替え、S16
においてそれぞれのトラブルキーに対応するトラブル解
析情報をトラブル解析情報格納部1から検索し、S17
において検索結果を出力する。作業者は、この検索結果
の出力をもとに、現状で発生しやすいトラブルを事前に
確認することができ、トラブルを未然に防ぐことができ
る。
【0026】なお、S14において付加する設計ツール
の識別情報は、膨大なトラブル解析情報の中から検索を
行なう場合に、検索範囲を限定し、より高速に検索する
ために用いられるものである。
の識別情報は、膨大なトラブル解析情報の中から検索を
行なう場合に、検索範囲を限定し、より高速に検索する
ために用いられるものである。
【0027】図5は、本発明のCADシステムの実施の
一形態を内包するシステムにおけるトラブル解析情報の
検索動作の具体例の説明図である。いま作業者は、コマ
ンドA、コマンドBを実行させた後にコマンドCを実行
し、現在に至っているものとする。この時点で作業者が
トラブル解析情報の検索を指示したとする。
一形態を内包するシステムにおけるトラブル解析情報の
検索動作の具体例の説明図である。いま作業者は、コマ
ンドA、コマンドBを実行させた後にコマンドCを実行
し、現在に至っているものとする。この時点で作業者が
トラブル解析情報の検索を指示したとする。
【0028】まず、操作履歴ファイル3に蓄積されてい
る操作履歴をもとに、インデックス情報を付加する。こ
の例では、コマンドCに対してインデックスキーK00
1が付加され、また、コマンドA,B,Cの組に対して
インデックスキーW001が付加されている。
る操作履歴をもとに、インデックス情報を付加する。こ
の例では、コマンドCに対してインデックスキーK00
1が付加され、また、コマンドA,B,Cの組に対して
インデックスキーW001が付加されている。
【0029】インデックス情報制御部4は、操作履歴フ
ァイル3よりインデックス情報としてインデックスキー
K001,W001を抽出し、現在使用している設計ツ
ールの識別情報とともに故障テーブル2に渡す。故障テ
ーブル2では、渡されたそれぞれのインデックスキーに
対応したトラブルキーと重要度の組を求める。得られた
トラブルキーと渡された設計ツールの識別情報によりト
ラブル解析情報格納部1を検索する。検索の結果、トラ
ブル解析情報格納部1から読み出されたトラブル解析情
報は、画像情報や文字情報としてインデックス情報制御
部4、入出力制御部5を介して表示装置7に表示され
る。
ァイル3よりインデックス情報としてインデックスキー
K001,W001を抽出し、現在使用している設計ツ
ールの識別情報とともに故障テーブル2に渡す。故障テ
ーブル2では、渡されたそれぞれのインデックスキーに
対応したトラブルキーと重要度の組を求める。得られた
トラブルキーと渡された設計ツールの識別情報によりト
ラブル解析情報格納部1を検索する。検索の結果、トラ
ブル解析情報格納部1から読み出されたトラブル解析情
報は、画像情報や文字情報としてインデックス情報制御
部4、入出力制御部5を介して表示装置7に表示され
る。
【0030】このとき、表示されるトラブル解析情報
は、例えば重要度の高い順に表示させることができる。
これにより、作業者は最も発生しやすいトラブルに関す
る情報から参照することができる。あるいは、インデッ
クスキーごとに重要度の順に表示させることも可能であ
る。これにより、作業者はコマンド固有のトラブルと、
他のコマンドとの関連によるトラブルとを分けて認識す
ることが容易にできる。
は、例えば重要度の高い順に表示させることができる。
これにより、作業者は最も発生しやすいトラブルに関す
る情報から参照することができる。あるいは、インデッ
クスキーごとに重要度の順に表示させることも可能であ
る。これにより、作業者はコマンド固有のトラブルと、
他のコマンドとの関連によるトラブルとを分けて認識す
ることが容易にできる。
【0031】なお、表示順の決定は、故障テーブル2か
らトラブル解析情報格納部1を検索する際の検索順序で
決定したり、あるいはインデックス情報制御部4が表示
装置7に表示する際に重要度を参照して並べ替えること
ができる。
らトラブル解析情報格納部1を検索する際の検索順序で
決定したり、あるいはインデックス情報制御部4が表示
装置7に表示する際に重要度を参照して並べ替えること
ができる。
【0032】図6は、本発明のCADシステムの実施の
一形態を内包するシステムにおけるトラブル発生時の検
索動作の一例を示すフローチャートである。いま、S2
1で作業者がCADシステム本体8に備えられているツ
ールを利用して種々の操作を行なっているときに、S2
2において操作ミスによるトラブルが発生したとする。
このとき、作業者はS23においてトラブル解析情報の
検索を指示することができる。
一形態を内包するシステムにおけるトラブル発生時の検
索動作の一例を示すフローチャートである。いま、S2
1で作業者がCADシステム本体8に備えられているツ
ールを利用して種々の操作を行なっているときに、S2
2において操作ミスによるトラブルが発生したとする。
このとき、作業者はS23においてトラブル解析情報の
検索を指示することができる。
【0033】インデックス情報制御部4は、S24にお
いて、現在のトラブル内容は何かを特定するために、そ
のエラーコードを確認し、トラブルキーとする。また、
S25において、操作履歴ファイル3に蓄積されている
コマンドに対してさかのぼってインデックスキーを付加
する。また、S26で複数のコマンドの組に対してもイ
ンデックスキーを付加する。さらに、S27において、
現在使用している設計ツールの識別情報を付加する。
いて、現在のトラブル内容は何かを特定するために、そ
のエラーコードを確認し、トラブルキーとする。また、
S25において、操作履歴ファイル3に蓄積されている
コマンドに対してさかのぼってインデックスキーを付加
する。また、S26で複数のコマンドの組に対してもイ
ンデックスキーを付加する。さらに、S27において、
現在使用している設計ツールの識別情報を付加する。
【0034】S28において、トラブルが発生した現在
実行中のコマンドおよびそのコマンドを含むコマンドの
組のインデックスキーをもとに、故障テーブル2を参照
する。故障テーブル2によってトラブルの発生したコマ
ンドおよびそのコマンドを含むコマンドの組に対応した
1以上のトラブルキーの中から、発生したトラブルに対
応する重要度を得る。複数の重要度が得られた場合に
は、その重要度順にインデックスキーを並べ替え、S2
9においてトラブルキーに対応するトラブル解析情報を
トラブル解析情報格納部1から検索し、S30において
コマンドあるいはコマンドの組とともに検索結果を出力
する。作業者は、この出力をもとに、トラブルが操作中
のコマンド単体で発生したのか、他のコマンドとの併用
によって発生したのか等を知り、その上でトラブル解析
情報を参照してトラブルの解決を図ることができる。
実行中のコマンドおよびそのコマンドを含むコマンドの
組のインデックスキーをもとに、故障テーブル2を参照
する。故障テーブル2によってトラブルの発生したコマ
ンドおよびそのコマンドを含むコマンドの組に対応した
1以上のトラブルキーの中から、発生したトラブルに対
応する重要度を得る。複数の重要度が得られた場合に
は、その重要度順にインデックスキーを並べ替え、S2
9においてトラブルキーに対応するトラブル解析情報を
トラブル解析情報格納部1から検索し、S30において
コマンドあるいはコマンドの組とともに検索結果を出力
する。作業者は、この出力をもとに、トラブルが操作中
のコマンド単体で発生したのか、他のコマンドとの併用
によって発生したのか等を知り、その上でトラブル解析
情報を参照してトラブルの解決を図ることができる。
【0035】あるトラブル解析情報が表示され、その情
報をもとにトラブルの解決を行なうとき、そのトラブル
解析情報が有効であるとS31で判断された場合、S3
2において作業者はトラブル確定の入力を行なう。トラ
ブル確定の情報は、トラブル発生頻度の情報として故障
テーブル2に渡され、統計処理を実施して重要度キーを
自動的に更新する。このとき、故障テーブル2の重要度
は、トラブルの発生頻度そのものの場合を含む。このよ
うにして、故障テーブル2の重要度は、トラブルが発生
するたびに最新の重要度に更新される。これにより、ト
ラブル発生時だけでなく、トラブル発生前の検索時にお
いても、その時々の状況に合わせた最新のトラブル解析
情報が得られ、トラブル回避を有効に行ない、発生した
トラブルの早期解決を図ることができる。
報をもとにトラブルの解決を行なうとき、そのトラブル
解析情報が有効であるとS31で判断された場合、S3
2において作業者はトラブル確定の入力を行なう。トラ
ブル確定の情報は、トラブル発生頻度の情報として故障
テーブル2に渡され、統計処理を実施して重要度キーを
自動的に更新する。このとき、故障テーブル2の重要度
は、トラブルの発生頻度そのものの場合を含む。このよ
うにして、故障テーブル2の重要度は、トラブルが発生
するたびに最新の重要度に更新される。これにより、ト
ラブル発生時だけでなく、トラブル発生前の検索時にお
いても、その時々の状況に合わせた最新のトラブル解析
情報が得られ、トラブル回避を有効に行ない、発生した
トラブルの早期解決を図ることができる。
【0036】表示されたトラブル解析情報が有効でない
とS31で判断された場合、S34でまだ未表示のトラ
ブル解析情報が存在する場合は、S35で未表示のトラ
ブル解析情報の内から新たに表示を行なう。また、検索
されたすべてのトラブル解析情報が有効でない、すなわ
ち、トラブル解決の対策に成り得ない時は、これ以上の
トラブル解決のための情報提供は無理である。トラブル
解決は作業者または知見者によって行なわれる。そし
て、S36において、新規トラブルとして原因/対策な
どが迅速に登録される。
とS31で判断された場合、S34でまだ未表示のトラ
ブル解析情報が存在する場合は、S35で未表示のトラ
ブル解析情報の内から新たに表示を行なう。また、検索
されたすべてのトラブル解析情報が有効でない、すなわ
ち、トラブル解決の対策に成り得ない時は、これ以上の
トラブル解決のための情報提供は無理である。トラブル
解決は作業者または知見者によって行なわれる。そし
て、S36において、新規トラブルとして原因/対策な
どが迅速に登録される。
【0037】図7は、本発明のCADシステムの実施の
一形態を内包するシステムの変形例におけるトラブル発
生時の動作の一例の説明図である。図中、9はトラブル
テーブルである。図7に示した例では、トラブル解析情
報格納部1内にトラブルテーブル9を有している。この
トラブルテーブルは、各トラブルが発生した回数を、そ
のトラブルの原因となったコマンドあるいはコマンドの
組ごとに蓄積するものである。例えば、図7に示した具
体例では、トラブルキーT001のトラブルは、コマン
ドAにおいて3回発生していることを示している。
一形態を内包するシステムの変形例におけるトラブル発
生時の動作の一例の説明図である。図中、9はトラブル
テーブルである。図7に示した例では、トラブル解析情
報格納部1内にトラブルテーブル9を有している。この
トラブルテーブルは、各トラブルが発生した回数を、そ
のトラブルの原因となったコマンドあるいはコマンドの
組ごとに蓄積するものである。例えば、図7に示した具
体例では、トラブルキーT001のトラブルは、コマン
ドAにおいて3回発生していることを示している。
【0038】作業者がコマンド実行中にトラブルが発生
すると、発生したトラブルに対応するトラブルキーを用
いてトラブルテーブル9を参照することにより、そのト
ラブルが発生するに至った原因となるコマンドと、その
コマンドにおけるトラブル発生回数が得られる。これを
重要度として用いることによって、簡易的に、また高速
に、発生頻度の高い原因順にトラブル解析情報を検索
し、表示させることができる。また、操作履歴ファイル
3に付加されるインデックス情報を用いて原因を限定
し、検索することも可能である。
すると、発生したトラブルに対応するトラブルキーを用
いてトラブルテーブル9を参照することにより、そのト
ラブルが発生するに至った原因となるコマンドと、その
コマンドにおけるトラブル発生回数が得られる。これを
重要度として用いることによって、簡易的に、また高速
に、発生頻度の高い原因順にトラブル解析情報を検索
し、表示させることができる。また、操作履歴ファイル
3に付加されるインデックス情報を用いて原因を限定
し、検索することも可能である。
【0039】トラブル解析情報を作業者が参照すること
によってトラブル確定が入力されたとき、確定されたト
ラブル解析情報の原因とトラブルキーとから決定される
トラブルテーブル9のエントリの値を変更する。また、
それに伴って統計処理を行ない、故障テーブル2の重要
度を更新する。このとき、故障テーブル2の重要度は、
トラブルテーブル9に格納されるトラブルの発生頻度そ
のものとしてもよい。
によってトラブル確定が入力されたとき、確定されたト
ラブル解析情報の原因とトラブルキーとから決定される
トラブルテーブル9のエントリの値を変更する。また、
それに伴って統計処理を行ない、故障テーブル2の重要
度を更新する。このとき、故障テーブル2の重要度は、
トラブルテーブル9に格納されるトラブルの発生頻度そ
のものとしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、行なった操作単独のほか、操作の組み合わせ
に応じたトラブル解析情報を得ることができるので、操
作間の関係を踏まえたトラブル解析情報を得ることがで
きる。また、トラブル解析情報は、トラブルが発生した
ときだけでなく、トラブルが発生していないときでも発
生する可能性の高いトラブルについてトラブル解析情報
を得ることができるので、トラブルを未然に回避し、作
業効率を向上させることができる。さらに、出力される
トラブル解析情報は重要度に応じて提示されるので、効
率のよいトラブルの回避、および、迅速なトラブルの回
復および修復を図ることができ、作業者の作業効率を著
しく向上させることができるという効果がある。
によれば、行なった操作単独のほか、操作の組み合わせ
に応じたトラブル解析情報を得ることができるので、操
作間の関係を踏まえたトラブル解析情報を得ることがで
きる。また、トラブル解析情報は、トラブルが発生した
ときだけでなく、トラブルが発生していないときでも発
生する可能性の高いトラブルについてトラブル解析情報
を得ることができるので、トラブルを未然に回避し、作
業効率を向上させることができる。さらに、出力される
トラブル解析情報は重要度に応じて提示されるので、効
率のよいトラブルの回避、および、迅速なトラブルの回
復および修復を図ることができ、作業者の作業効率を著
しく向上させることができるという効果がある。
【図1】 本発明のCADシステムの実施の一形態を内
包するシステム構成図である。
包するシステム構成図である。
【図2】 操作履歴ファイルの一例を示す構成図であ
る。
る。
【図3】 故障テーブルの一例を示す構成図である。
【図4】 本発明のCADシステムの実施の一形態を内
包するシステムにおけるトラブル解析情報の検索動作の
一例を示すフローチャートである。
包するシステムにおけるトラブル解析情報の検索動作の
一例を示すフローチャートである。
【図5】 本発明のCADシステムの実施の一形態を内
包するシステムにおけるトラブル解析情報の検索動作の
具体例の説明図である。
包するシステムにおけるトラブル解析情報の検索動作の
具体例の説明図である。
【図6】 本発明のCADシステムの実施の一形態を内
包するシステムにおけるトラブル発生時の検索動作の一
例を示すフローチャートである。
包するシステムにおけるトラブル発生時の検索動作の一
例を示すフローチャートである。
【図7】 本発明のCADシステムの実施の一形態を内
包するシステムの変形例におけるトラブル発生時の動作
の一例の説明図である。
包するシステムの変形例におけるトラブル発生時の動作
の一例の説明図である。
1…トラブル解析情報格納部、2…故障テーブル、3…
操作履歴ファイル、4…インデックス情報制御部、5…
入出力制御部、6…入力装置、7…表示装置、8…CA
Dシステム本体、9…トラブルテーブル。
操作履歴ファイル、4…インデックス情報制御部、5…
入出力制御部、6…入力装置、7…表示装置、8…CA
Dシステム本体、9…トラブルテーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/60 610A
Claims (4)
- 【請求項1】 CADシステム本体と、トラブルに関す
る情報が格納されたトラブル解析情報格納手段と、前記
CADシステム本体に対する操作あるいは操作の組み合
わせとトラブルの内容を示すためのトラブルキー情報と
トラブルの発生頻度に基づく重要度によって構成された
故障テーブルと、前記CADシステム本体に対する操作
を記憶する操作履歴情報記憶手段と、操作中に該操作あ
るいは該操作を含むそれまでの操作の組み合わせをもと
に前記故障テーブルを参照し対応する前記トラブルキー
情報を重要度に応じて選択し選択したトラブルキー情報
を用いて前記解析情報格納手段に格納されているトラブ
ルに関する情報を読み出して出力する制御手段を有する
ことを特徴とするCADシステム。 - 【請求項2】 CADシステム本体と、トラブルに関す
る情報が格納されたトラブル解析情報格納手段と、前記
CADシステム本体に対する操作あるいは操作の組み合
わせとトラブルの内容を示すためのトラブルキー情報と
重要度によって構成された故障テーブルと、前記CAD
システム本体に対する操作を記憶する操作履歴情報記憶
手段と、トラブル発生時にそのときの操作あるいは該操
作を含むそれまでの操作の組み合わせをもとに前記故障
テーブルを参照し対応する前記トラブルキー情報を重要
度に応じて選択し選択したトラブルキー情報を用いて前
記解析情報格納手段に格納されているトラブルに関する
情報を読み出して出力する制御手段を有することを特徴
とするCADシステム。 - 【請求項3】 前記重要度は、過去に発生したトラブル
の頻度に基づいて算出されることを特徴とする請求項1
または2に記載のCADシステム。 - 【請求項4】 前記重要度は、前記制御手段が読み出さ
れた前記トラブルに関する情報をもとに作業者が行なっ
たトラブル対策の確定入力に基づき更新されるものであ
り、更新された前記重要度により前記故障テーブルを変
更することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1
項に記載のCADシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8095457A JPH09282351A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | Cadシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8095457A JPH09282351A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | Cadシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09282351A true JPH09282351A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14138217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8095457A Pending JPH09282351A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | Cadシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09282351A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6466897B1 (en) | 1998-02-26 | 2002-10-15 | Nec Corporation | Computer user aiding system, computer user aiding method and storage medium storing program therefor |
JP2005276098A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Fujitsu Ltd | エラー訂正支援プログラムおよびその記録媒体、エラー訂正支援装置ならびにエラー訂正支援方法 |
JP2006221671A (ja) * | 2001-09-28 | 2006-08-24 | Ricoh Co Ltd | キー操作再生方法、この方法をコンピュータに実行させるプログラムおよび画像形成装置 |
JP2011028355A (ja) * | 2009-07-22 | 2011-02-10 | Brother Industries Ltd | 周辺装置 |
JP2012008770A (ja) * | 2010-06-24 | 2012-01-12 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置および情報処理方法 |
JP2014010761A (ja) * | 2012-07-02 | 2014-01-20 | Fujitsu Ltd | システムを管理するためのプログラム、方法及び情報処理装置 |
JP2016040646A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-03-24 | 株式会社オプティム | 操作ヒント表示端末、操作ヒント表示システム及び方法 |
-
1996
- 1996-04-17 JP JP8095457A patent/JPH09282351A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6466897B1 (en) | 1998-02-26 | 2002-10-15 | Nec Corporation | Computer user aiding system, computer user aiding method and storage medium storing program therefor |
JP2006221671A (ja) * | 2001-09-28 | 2006-08-24 | Ricoh Co Ltd | キー操作再生方法、この方法をコンピュータに実行させるプログラムおよび画像形成装置 |
JP2005276098A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Fujitsu Ltd | エラー訂正支援プログラムおよびその記録媒体、エラー訂正支援装置ならびにエラー訂正支援方法 |
JP2011028355A (ja) * | 2009-07-22 | 2011-02-10 | Brother Industries Ltd | 周辺装置 |
JP2012008770A (ja) * | 2010-06-24 | 2012-01-12 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置および情報処理方法 |
JP2014010761A (ja) * | 2012-07-02 | 2014-01-20 | Fujitsu Ltd | システムを管理するためのプログラム、方法及び情報処理装置 |
JP2016040646A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-03-24 | 株式会社オプティム | 操作ヒント表示端末、操作ヒント表示システム及び方法 |
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