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JPH09278165A - 整列装置 - Google Patents

整列装置

Info

Publication number
JPH09278165A
JPH09278165A JP9143296A JP9143296A JPH09278165A JP H09278165 A JPH09278165 A JP H09278165A JP 9143296 A JP9143296 A JP 9143296A JP 9143296 A JP9143296 A JP 9143296A JP H09278165 A JPH09278165 A JP H09278165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
articles
article
conveyor
predetermined number
row
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9143296A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoharu Hayami
清晴 速見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP9143296A priority Critical patent/JPH09278165A/ja
Publication of JPH09278165A publication Critical patent/JPH09278165A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品を所定数の完全な整列状態にする。 【解決手段】 偏平な物品Pを乱雑な状態で供給する供
給コンベア9と、物品Pを複数の列に整列させて搬送す
る複数の搬送コンベア19と、各列を整列させたまま所
定数の物品Pを並べる並列コンベア29とを設ける。各
列に対応した複数の搬送コンベア19を個別にモータ2
0によって駆動する。搬送コンベア19の物品Pの入口
および出口を開閉する入口開閉用ストッパ27および出
口開閉用ストッパ28を設け、所定数の物品Pが並んだ
列に対応する搬送コンベア19を停止し、両ストッパ2
7,28により物品Pの入口と出口を閉じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍ハンバーグ、
冷凍コロッケ、冷凍トンカツ等の偏平な物品を一まとめ
にして包装するために、物品を搬送しながら複数の列に
整列させて、各列に所定数だけ並べて揃える整列装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンベア上で物品を複数の列に整
列して一まとめにし、包装機に送り込む整列装置では、
一つのベルトからなるコンベアを用い、そのコンベア上
に物品を複数の列に分割するように仕切板を設けてい
る。そして、コンベア上に乱雑な状態で物品が供給され
ると、物品は各列に整列されながら搬送され、この整列
した物品が整列台上に所定数揃えられることにより、一
まとめにされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような整列装置では、コンベア上の各列に一様に物品が
供給されず、整列台上の各列において所定数並ぶのに時
間的ずれが生じる。したがって、コンベアは全部の列に
所定数の物品が揃うまで駆動されることになり、その結
果、所定数の物品が揃っている列では、後から搬送され
てきた物品が整列している物品を押すことになり、搬送
されてきた物品が整列している物品に乗り上げて重なっ
たり、物品の整列状態を乱したりする。また、早めにコ
ンベアを停止すると、物品の足りない列ができてしまう
といった問題が起きる。
【0004】従来では、こうして整列状態が不完全にな
ると、手作業で物品の重なりを直したり、足りない列に
物品を追加したりして列を整えていた。そのため、所定
数の物品を整列させるまでに時間がかかり、作業効率が
悪い。さらには、作業員が常時ついている必要があり、
完全な自動化を達成できない。
【0005】本発明は、上記に鑑み、自動的に所定数の
物品を完全な整列状態にすることができる整列装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、偏平な物品を乱雑な状態で供給する供給手段と、
供給手段から入ってきた物品を複数の列に整列し搬送す
る搬送手段と、整列した物品を所定数だけ並べて揃える
並列手段とを備え、搬送手段は、各列に対応した複数の
コンベアと、各コンベアを個別に駆動する駆動手段とを
有し、コンベアに対する物品の入口および出口をそれぞ
れ開閉するストッパが設けられ、所定数の物品が並んだ
列に対応するコンベアを停止し、両ストッパにより物品
の入口および出口をそれぞれ閉じるものである。
【0007】したがって、各列の物品の並びの状況に応
じて物品の搬送が行われ、各列の整列状態は乱されるこ
とがない。
【0008】また、搬送手段の各コンベアに搬送方向に
往復動して物品の向きを整える長さの異なる一対の移動
体が設けられ、移動体の先端に物品に接触するように回
転体が設けられている。したがって、物品は移動体の往
復動に連れて向きが統一され、整列される。そして、回
転体の回転により、物品は移動体に引っ掛かることがな
い。
【0009】また、供給手段に、搬送方向を横切る方向
に物品を移動する案内手段が設けられている。したがっ
て、各コンベアにまんべんなく物品が供給され、駆動し
ているコンベアに優先的に供給され、早く所定数の物品
を並び終えることができる。
【0010】さらに、並列手段に、所定数だけ整列され
た物品を押し出す押出手段と、押し出される物品を互い
に寄せ合わせて揃える寄せ手段とが設けられ、押出手段
は、押し出すときに物品に当接し戻るときには物品の進
行を妨げない押出板を備えている。したがって、物品を
押出板により押し出しながら寄せて揃える動作を一度に
でき、効率がよい。また、押し出した後、次の物品が搬
送されてきても、押出板は物品の進行の邪魔にならず、
素早く所定数の物品を並べることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の整列装置は、図1,2の
如く、冷凍室から出てきた物品Pを複数の列に整列し
て、各列毎に所定数の物品Pを並べ、これらを整列した
まま密接させることにより一まとめにして包装機1まで
搬送するものであって、冷凍室から出てきた乱雑な状態
の物品Pを供給する供給手段と、供給手段から入ってき
た物品Pを複数の列に整列し搬送する搬送手段と、整列
した物品Pを所定数だけ並べて揃え一まとめに包装機1
に送り出す並列手段とを備えている。
【0012】なお、包装機1は、所定数だけ整列されて
揃った一まとまりの物品Pを樹脂製のシート2により上
下から挟んで包装するものである。また、図1,2中、
3はシート2が巻き付けられているドラム、4はシート
2を案内するガイドローラ、5は物品Pを包装機1に搬
送して包装した物品Pをさらに搬送するための包装用コ
ンベア、6は包装用コンベア5を駆動するモータ、7は
包装されたパックXを溜めておくストッカー、8はスト
ッカー7のパックXを次工程に搬送するストッカー用コ
ンベアである。そして、ストッカー7は、パックXがあ
る程度溜まるとストッカー用コンベア8に移す機能を備
えている。
【0013】前記供給手段は、物品Pを搬送する供給コ
ンベア9と、物品Pの重なりをなくすための規制バー1
0とからなる。供給コンベア9は、一対のローラ11,
12に一つのエンドレスベルト13が架け渡されたもの
であり、一方のローラ11に図示しない本体フレームに
設置されたモータ14の回転駆動力が伝えられ、供給コ
ンベア9は駆動される。なお、供給コンベア9の両側に
は側板が設けられ、物品Pが搬送途中で供給コンベア9
から飛び出すことを防止している。
【0014】規制バー10は、ステンレス等の防錆性の
金属あるいは樹脂等の角柱の棒からなり、物品Pが傷つ
かないように下側の角が滑らかに面取り加工されてい
る。そして、供給コンベア9の上方に物品Pの搬送方向
と直交して配置され、上下方向の高さ調節が可能なよう
に本体フレームに取り付けられている。この規制バー1
0と供給コンベア9との間は、物品Pが2個重なって通
過できないようになっている。
【0015】さらに、供給手段には、搬送方向を横切る
方向に物品Pを移動させる案内手段が設けられている。
案内手段は、4枚の羽根15と、羽根15を支持するチ
ェーン16またはベルト等の伝達部材と、チェーン16
を駆動するモータ17とからなり、モータ17の回転駆
動力がスプロケットギヤ18を介してチェーン16に伝
達され、羽根15は搬送方向を横切る方向に移動する。
そして、供給コンベア9の上方で、規制バー10より搬
送方向下流側に配されている。また、チェーン16と供
給コンベア9との間隔は、物品Pが1個だけ通過できる
ように物品Pの厚さより少し大きい高さとされる。
【0016】各羽根15は、それぞれチェーン16の等
分割位置にベルト13面に対して垂直に取り付けられて
いる。さらに、チェーン16に対して移動方向側に広角
をもつように傾斜されている。そして、案内手段は、供
給コンベア9により搬送途中の物品Pが移動中の羽根1
5に当接すると、搬送方向を横切る方向にその物品Pを
移動させる。
【0017】前記搬送手段は、前述した供給手段の搬送
方向下流側に配設され、5本の搬送コンベア19と、各
搬送コンベア19を個別に駆動する5個のモータ20と
を備えている。搬送コンベア19は、一対の軸21,2
2にそれぞれ5個づつのローラ23,24が回転自在に
設けられ、5本のベルト25がそれぞれ対を成すローラ
23,24およびテンションローラ26に架け渡されて
なる。一方の軸21側の各ローラ23には、中央に軸2
1より大径でローラ23より小径のスプロケットギヤが
配設されている。そして、本体フレームに設置された各
モータ20の回転駆動力が、そのスプロケットギヤにチ
ェーン等を介して伝えられ、ローラ23が回転する。さ
らに、その回転が他方の軸22側のローラ24にベルト
25を介して伝えられる。こうして、搬送コンベア19
がモータ20によりそれぞれ駆動される。
【0018】なお、ローラ23,24およびテンション
ローラ26は、軸方向への移動が制限されている。ま
た、各搬送コンベア19の搬送方向上流側には、各搬送
コンベア19間を仕切る図示しない仕切板が設けられ、
物品Pが隣接する搬送コンベア19にまたがって搬送さ
れることを防止している。
【0019】また、各搬送コンベア19の物品Pの入口
および出口には、それぞれ個別に開閉する入口開閉用ス
トッパ27と出口開閉用ストッパ28とが並設されてい
る。入口開閉用ストッパ27は搬送コンベア19と供給
コンベア9との間に配され、出口開閉用ストッパ28は
搬送コンベア19と後述する並列コンベア29との間に
配され、各ストッパ27,28は、エアシリンダ30に
より上下動可能とされ、それぞれ個別に駆動されて入口
および出口での物品Pの出入りを規制している。
【0020】なお、後述する並列コンベア29に供給さ
れる物品Pの列数を少なくする場合、不必要な列に対応
した搬送コンベア19を常時停止し、その搬送コンベア
19に対応した入口開閉用ストッパ27により、その搬
送コンベア19の入口を常時閉じる。これにより、不要
な列の搬送コンベア19には物品Pが供給されない。し
たがって、このような簡単な操作で不必要な列を減らす
ことができ、一まとめにする包装状態の変更に容易に対
応できる。
【0021】さらに、各搬送コンベア19には、図3に
示すように、搬送方向に往復動して物品Pの向きを整え
る長さの異なる移動体31が設けられ、移動体31の搬
送方向上流側の先端に物品Pに接触するように円盤状の
回転体32が設けられている。
【0022】移動体31は、平板状であり、先端面は物
品Pを傷つけないように丸みがつけられ、隣り合う搬送
コンベア19の間に長いものと短いものとが後端を揃え
て交互に配設されている。そして、移動体31の底面と
搬送コンベア19との間隔は、物品Pが通過できない高
さ、つまり物品Pの厚みより狭くされている。
【0023】移動体31は、搬送コンベア19の上方を
またぐブラケット33に取り付けられ、ブラケット33
は、スライドベアリング34によって一対のレール35
に沿って搬送方向に移動自在に支持されている。さら
に、ブラケット33は、図示しないシリンダ、モータ等
の駆動源により搬送方向に往復動され、それに伴い移動
体31が往復動する。この往復動は、搬送コンベア19
が駆動中に適度な速度で常時行われている。
【0024】回転体32は、移動体31の先端を貫通し
て移動体31およびブラケット33に回転自在に支持さ
れた軸36,37に固定され、各移動体31の搬送コン
ベア19に面する側にそれぞれ配されている。斜めに向
かい合う回転体32の間隔は、物品Pの長手方向の幅よ
り小かつ短手方向の幅より大となるようにされている。
そのため、搬送される物品Pは、長手方向が搬送方向と
平行になるように搬送される。
【0025】軸36,37の一端には、プーリー38が
挿嵌され、ブラケット33上面に設置されたモータ39
の回転駆動力が、プーリー38、ベルト40等の駆動力
伝達部材を介して両軸に伝えられ、一つでも搬送コンベ
ア19が駆動している間は常時回転体32が反時計回り
に回転する。
【0026】前記並列手段は、搬送手段の搬送方向下流
側に設けられ、物品Pを搬送する並列コンベア29と並
列コンベア29の出口からの物品Pの排出を規制する規
制ストッパ41とを備えている。並列コンベア29は、
供給コンベア9と同じ構造である。また、並列コンベア
29には、リミットスイッチ、光センサ等により搬送さ
れてきた物品Pを各列毎に検出し、予め設定された所定
数であるか否かをカウントする検出手段が設けられてい
る。
【0027】規制ストッパ41は、搬送コンベア19よ
り搬送される物品Pの列に対応して並列コンベア29と
包装用コンベア5との間に5個並設され、検出手段から
の出力信号に基づいてシリンダ42等の駆動源により個
別に上下動される。そして、規制ストッパ41は、通常
時並列コンベア29の出口を閉じ、搬送コンベア19か
ら搬送されてきた各列の物品Pの数がすべての列におい
て所定数になると、規制ストッパ41は出口を開けるよ
うに制御される。
【0028】さらに、並列手段には、所定数だけ整列さ
れた物品Pを押し出す押出手段と、押し出された物品P
を互いに寄せ合わせて揃える寄せ手段とが設けられてい
る。
【0029】押出手段は、図4に示すように、物品Pに
当接し物品Pを並列コンベア29上から包装用コンベア
5上に押し出す押出板43と、物品Pを押し出すときに
物品Pの浮き上がりを防止する押さえ板44と、押出板
43を搬送方向に移動させるためのエアシリンダ45と
からなる。
【0030】エアシリンダ45は、並列コンベア29の
上方で本体フレームに固定され、そのロッド45aにブ
ラケット46が取り付けられている。押さえ板44は、
L型に形成され、ブラケット46にボルト47により装
着され、並列コンベア29に対して平行にかつ各列に対
応して配設されており、並列コンベア29からの高さ
は、物品Pが搬送途中に周囲の物品Pに押圧されても浮
き上がるのを抑えるように物品Pより少し厚いだけの高
さとされる。なお、ボルト47は押さえ板44の縦溝4
8を貫通しており、押さえ板44はブラケット46に対
する上下方向の位置を可変でき、搬送される物品Pの厚
みによって並列コンベア29からの高さを調節できる。
【0031】ブラケット46は、並列コンベア29の上
方をまたぎ、スライドベアリング49によって一対のレ
ール50に沿って搬送方向に往復動自在に支持されてい
る。なお、エアシリンダ45の代わりに、モータ、オイ
ルシリンダを使用してもよい。
【0032】押出板43は、図5の如く、ブラケット4
6に回転自在に支持された軸51に嵌合され、下部43
aに物品Pの列に対応して5個の切欠52が形成されて
いる。切欠52の幅は、物品Pの短手方向の幅より小と
され、切欠52に押さえ板44が挿通されている。そし
て、押出板43の下部43aは、上部43bより重くな
るように形成され、自然状態で鉛直になる。また、軸5
1はブラケット46に搬送方向に移動調節できるよう支
持されており、物品Pを押し出す初期位置を変更でき、
物品Pを押し出す個数を変えることができる。
【0033】そして、押出板43は、押し出すときに物
品Pに当接し、戻るときには物品Pの進行を妨げないよ
うにされており、そのため押出板43の回転を規制する
当接部材53が設けられている。当接部材53は、押さ
え板44の水平溝54にボルト55、ナット56により
移動可能に取り付けられ、押出板43の初期位置の変更
に応じて搬送方向に対して位置をずらすことができる。
【0034】物品Pを押し出すとき、図6(a)に示す
ように、押出板43は物品Pと当接しA方向に回転しよ
うとするが、当接部材53に当接して回転が制限される
ので、物品Pを搬送方向に押し出すことができる。一
方、押出板43が元の位置に復帰するとき、すなわち搬
送方向と逆に移動するときには、図6(b)に示すよう
に、押出板43が次に搬送されてきた物品Pと当接して
もB方向に回転するので、物品Pの進行を妨げずに元の
位置に戻ることができる。また、押出板43が初期位置
にあって、物品Pが搬送コンベア19から並列コンベア
29に搬送されるときにも、同様の作用で物品Pの進行
を妨げない。
【0035】寄せ手段は、両側の物品Pに当接して物品
Pを中央に寄せる一対の寄せ棒57と、寄せ棒57を押
出板43の移動に合わせて互いに近接離間させる幅寄せ
機構とからなる。寄せ棒57は、略T字状に形成され、
本体フレームに軸58周りに回転自在に支持されてお
り、並列コンベア29の両側にそれぞれ配され、ばね等
の付勢部材59により常時外側に付勢されている。ま
た、寄せ棒57は、押出板43に当たらないように押出
板43の下端より低い位置に配されている。
【0036】幅寄せ機構は、寄せ棒57に回転自在に支
持されたローラ60と、ブラケット46に取り付けられ
ローラ60に当接するカム61とを備え、押出板43の
移動によって寄せ棒57のローラ60がカム61の傾斜
面61aを転動することにより、寄せ棒57が互いに内
方向に移動して近づき、並列コンベア29上の物品Pを
整列したまま中央に向かって寄せ集めるものである。な
お、寄せ手段は、物品Pを中央に寄せるものに限らず、
一側に寄せるものであってもよい。
【0037】そして、上記シリンダ、モータの駆動は、
シーケンサあるいはマイコンにより自動的に制御されて
いる。すなわち、並列コンベア29のある列に所定数の
物品Pが整列されたとき、その列に対応する搬送コンベ
ア19を停止するとともにその出入口のストッパ27,
28を上昇させて閉じるようにしている。また、すべて
の列において所定数になると、規制ストッパ41を下降
させて並列コンベア29の出口を開けるとともに、押出
板43を移動させて物品Pを押し出しながら互いに寄せ
合わせて揃えるようにしている。さらに、上記の押し出
し動作が終了したとき、搬送コンベア19の駆動開始、
ストッパ27,28の下降による各出入口の開放および
規制ストッパ41の上昇による並列コンベア29の出口
閉鎖を行っている。このような一連の動作の制御を行
い、自動運転を可能にしている。
【0038】上記構成により、供給コンベア9に物品P
が供給されると、物品Pは供給コンベア9により乱雑な
状態のまま搬送され、規制バー10により物品Pの重な
りが除去される。物品Pがチェーン16の下を通り抜け
て搬送コンベア19の入口に到達したとき、搬送コンベ
ア19の入口が物品Pで塞がれているか、あるいは入口
開閉用ストッパ27により閉じられていると、物品Pは
搬送コンベア19内に進入できず、溜まってしまう。
【0039】しかし、案内手段の羽根15の移動によ
り、物品Pは搬送方向を横切る方向に移動し、空いてい
る別の入口に案内される。これにより、物品Pがまんべ
んなく供給されることになる。また、搬送コンベア19
に供給されなかった物品Pは羽根15によりチェーン1
6に沿って周回して戻され、入口の手前に溜まり過ぎる
ことはない。
【0040】搬送コンベア19に供給された物品Pは搬
送されるが、搬送中の物品Pはまだ向きが整っていな
い。そこで、物品Pが回転体32に当接して向きが変え
られ、移動体31によりその向きが統一される。このと
き、回転体32が反時計回りに回転しているので、物品
Pが移動体31に引っ掛かることなく搬送される。した
がって、ここを通過した以降、物品Pは整列されて搬送
されることになる。
【0041】この整列した状態の物品Pは、搬送コンベ
ア19から並列コンベア29に順次送り込まれ、並列コ
ンベア29により搬送されて規制ストッパ41に当接
し、それ以上進むのが制限される。このとき、押出板4
3は並列コンベア29上にあっても、搬送されてきた物
品Pが接触するとB方向に回転するため、物品Pの搬送
を妨げない。
【0042】並列コンベア29上の各列に所定数の物品
Pが揃うまで、整列を維持しながら次々と溜められる。
その後、各列において物品Pが所定数揃うと、揃った列
に対応した搬送コンベア19を停止し、さらに各ストッ
パ27,28を上昇させて、その搬送コンベア19の入
口と出口とを閉じる。したがって、揃った列の後方から
新しい物品Pは搬送されることがなく、揃った列の整列
状態が乱されることはない。そして、並列コンベア29
上の各列で物品Pが所定数になると、規制ストッパ41
を下降させて、並列コンベア29の出口を開ける。
【0043】そして、エアシリンダ45を駆動し、ブラ
ケット46を搬送方向に移動させ、図7に示すように、
並列コンベア29上の物品Pを押出板43により搬送方
向下流側に押し出し、同時に寄せ棒57により物品Pを
中央に寄せる。このとき押出板43は、当接板53に当
接することにより回転が規制されて鉛直状態を維持して
おり、物品Pに垂直に当接しながらブラケット46の移
動により物品Pを包装用コンベア5上に押し出す。ま
た、寄せ棒57は、ブラケット46の移動によりローラ
60がカム61の傾斜面61aを転動して中央に向かっ
て移動し、両側の物品Pを内側に寄せる。
【0044】これにより、図8に示すように、所定数だ
け整列した物品Pの間隔が詰められ、密着した状態で一
まとまりになって上下に張られたシート2に挟まれなが
ら包装機1内に送り込まれる。包装機1内に搬送された
一まとまりの物品Pは、包装機1においてシート2の全
周が溶着されることにより包装され、パックXとなる。
このパックXは、ストッカー7に移され、ストッカー7
に所定数のパックXが揃うと、ストッカー用コンベア8
により次工程に搬送される。
【0045】物品Pが包装用コンベア5に移ったとき、
規制ストッパ41を上昇させ並列コンベア29の出口を
閉ざし、各ストッパ27,28を下降して搬送コンベア
19の入口と出口とを開け、搬送コンベア19を駆動す
る。次の整列した物品Pが並列コンベア29上にすぐに
並ぶので、次の物品Pを押し出すまでの待機時間を少な
くできる。また、押出板43が初期位置に戻るとき、押
出板43は、次に並列コンベア29に搬送されてくる物
品Pと当接するがB方向に回転するため、その物品Pの
進行を妨げず、初期位置に復帰することができる。
【0046】このように、偏平な物品Pを乱雑な状態で
供給しても整列して並べ、所定数に揃える一連の動作を
自動的に行え、整列状態を乱すことなく効率よく並べる
ことができ、人手がいらず完全な自動化、無人化を達成
できる。
【0047】さらに、所定数の物品Pが揃った列の搬送
コンベア19を停止し、その搬送コンベア19の入口と
出口を両ストッパ27,28により閉じると、停止して
いる搬送コンベア19に物品Pは供給されず、搬送コン
ベア19上の物品Pを後ろから供給されてくる物品Pが
押すといったことがなくなり、物品Pが重なったりして
整列状態が乱されるということはなく、安定した整列状
態が得られる。
【0048】また、搬送コンベア19を停止させ、その
搬送コンベア19の入口と出口を両ストッパ27,28
により閉じておくことにより、整列させる物品Pの列数
を任意に選択でき、包装すべき一まとまりの物品Pの数
の変更に容易に対応できる。さらに、搬送コンベア19
の両側に設けられた移動体31により、物品Pの向きを
整えて統一して、物品Pを整列することができる。そし
て、移動体31の先端に物品Pに接触するように設けた
回転体32により、移動体31に物品Pが引っ掛かるこ
とを防止でき、スムーズに搬送することができる。
【0049】供給手段に、搬送方向を横切る方向に物品
Pを移動する案内手段を設けると、搬送コンベア19に
まんべんなく物品Pを供給でき、各列に物品Pが所定数
並ぶ時間のばらつきがなくなり、並べる処理時間が短く
て済む。
【0050】並列手段に、所定数だけ整列された物品P
を押し出す押出手段と、押し出される物品を互いに寄せ
合わせて揃える寄せ手段とを設けると、物品Pを押しな
がらにして揃えるといった具合に2つの動作を同時にで
き、物品Pを揃える処理時間を短縮することができる。
【0051】また、押出板43は押し出すときに物品P
に当接し戻るときには物品Pの進行を妨げないように回
転方向が規制されているので、次に並べられる物品Pの
進行を邪魔せず、物品Pを押し出しながら次の物品Pを
並べることができ、次に所定数並んだ物品Pを押し出す
までの待機時間が短くなる。
【0052】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、本実施の形態の並列コンベア29を複数のコンベア
にすると、所定数並んだそのコンベアを停止することに
より、コンベアと物品との摩擦により冷凍されている物
品が摩擦熱により溶けるといった悪影響を防げる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、偏平な物品を乱雑な状態で供給する供給手段
と、供給手段から入ってきた物品を複数の列に整列し搬
送する搬送手段と、整列した物品を所定数だけ並べて揃
える並列手段とが設けられているので、物品を乱雑な状
態から整列して揃えるまで一連の動作を自動的に行え、
整列させたまま所定数の物品を効率よく並べることがで
きる。
【0054】さらに、所定数の物品が揃った列の搬送手
段のコンベアを停止し、そのコンベアの入口および出口
をストッパにより閉じることにより、その列に対しては
物品が後ろから搬送されることはなく、前方で整列して
いる物品が後から搬送されてくる物品によって整列状態
を乱されることがなくなり、安定した整列状態を得るこ
とができる。
【0055】また、搬送手段のコンベアに移動体を設け
ることにより、物品の向きを整えて、その向きを統一し
て整列できる。そして、移動体の先端に物品に接触する
ように回転体を設けることにより、移動体には物品が引
っ掛かることがなく、整列させながらスムーズに物品を
搬送することができる。
【0056】さらに、供給手段に、搬送方向を横切る方
向に物品を移動する案内手段が設けられているので、コ
ンベアにまんべんなく物品を供給でき、各列に物品が所
定数並ぶ時間のばらつきがなくなり、並べる処理時間が
短くて済み、作業効率を向上させることができる。
【0057】また、並列手段に、所定数だけ整列された
物品を押し出す押出手段と、押し出される物品を互いに
寄せ合わせて揃える寄せ手段とが設けられているので、
物品を押しながら揃えるといった2つの動作を同時にで
き、物品を短縮でき、作業効率の向上となる。
【0058】さらに、押出手段は、押し出すときに物品
に当接し戻るときには物品の進行を妨げない押出板を備
えているので、次に並べられる物品の進行は邪魔され
ず、物品を押し出しながら次の物品を並べることがで
き、次の物品を押し出すまでの待機時間が短くなり、作
業効率を向上させることができる。
【0059】そして、上記のものを総合的に設けること
により、乱雑な状態で供給された物品を搬送しながら整
列させて複数の列に所定数だけ並べて揃え、完全な整列
状態で物品を一まとめにするといった一連の動作を自動
的に行うことができる。したがって、物品の整列状態を
修正する必要がなくなり、自動かつ無人運転が行える整
列装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の整列装置の平面図
【図2】整列装置の正面図
【図3】移動体および回転体の平面図
【図4】押出手段の正面図
【図5】押出板の側面図
【図6】押出板の動きを示す図で、(a)は物品を押し
出すとき、(b)は搬送されてくる物品に当接するとき
【図7】物品を押しながら寄せ合わせているときの状態
を示す図
【図8】物品の押し出しが終了したときの状態を示す図
【符号の説明】
P 物品 9 供給コンベア 10 規制バー 15 羽根 19 搬送コンベア 20 搬送モータ 27 入口開閉用ストッパ 28 出口開閉用ストッパ 29 並列コンベア 31 移動体 32 回転体 43 押出板 44 押さえ板 45 エアシリンダ 57 寄せ棒 60 ローラ 61 カム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平な物品を乱雑な状態で供給する供給
    手段と、該供給手段から入ってきた物品を複数の列に整
    列し搬送する搬送手段と、整列した物品を所定数だけ並
    べて揃える並列手段とを備え、前記搬送手段は、各列に
    対応した複数のコンベアと、各コンベアを個別に駆動す
    る駆動手段とを有し、前記コンベアに対する物品の入口
    および出口をそれぞれ開閉するストッパが設けられ、所
    定数の物品が並んだ列に対応する前記コンベアを停止
    し、前記ストッパにより前記入口および出口を閉じるこ
    とを特徴とする整列装置。
  2. 【請求項2】 搬送手段の各コンベアに、搬送方向に往
    復動して物品の向きを整える長さの異なる一対の移動体
    が設けられ、該移動体の先端に物品に接触するように回
    転体が設けられたことを特徴とする請求項1記載の整列
    装置。
  3. 【請求項3】 供給手段に、搬送方向を横切る方向に物
    品を移動する案内手段が設けられたことを特徴とする請
    求項1記載の整列装置。
  4. 【請求項4】 並列手段に、所定数だけ整列された物品
    を押し出す押出手段と、押し出される物品を互いに寄せ
    合わせて揃える寄せ手段とが設けられ、前記押出手段
    は、押し出すときに物品に当接し戻るときには物品の進
    行を妨げない押出板を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の整列装置。
  5. 【請求項5】 搬送手段の各コンベアに、搬送方向に往
    復動して物品の向きを整える長さの異なる一対の移動体
    が設けられ、該移動体の先端に物品に接触するように回
    転体が設けられ、供給手段に、搬送方向を横切る方向に
    物品を移動する案内手段が設けられ、並列手段に、所定
    数だけ整列された物品を押し出す押出手段と、押し出さ
    れる物品を互いに寄せ合わせて揃える寄せ手段とが設け
    られ、前記押出手段は、押し出すときに物品に当接し戻
    るときには物品の進行を妨げない押出板を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の整列装置。
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