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JPH09277320A - 射出成形型と協働するニードル閉鎖弁 - Google Patents

射出成形型と協働するニードル閉鎖弁

Info

Publication number
JPH09277320A
JPH09277320A JP8242290A JP24229096A JPH09277320A JP H09277320 A JPH09277320 A JP H09277320A JP 8242290 A JP8242290 A JP 8242290A JP 24229096 A JP24229096 A JP 24229096A JP H09277320 A JPH09277320 A JP H09277320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
closing
casing
passage
closing valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8242290A
Other languages
English (en)
Inventor
Otto Maenner
メナー オットー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE19621084A external-priority patent/DE19621084C1/de
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH09277320A publication Critical patent/JPH09277320A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/27Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
    • B29C45/28Closure devices therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成形型と協働するニードル閉鎖弁を改善
して、フィルム押し湯が避けられるようにする。 【解決手段】 閉鎖ニードル10が内部に、材料のため
の長手方向へ延びる通路11を有しており、該通路が閉
鎖ニードルよりも短くなっており、ケーシング6の内部
9に閉鎖ニードルを通って前記通路11へ通じる流入口
12が設けられており、前記通路が閉鎖ニードルの、射
出成形型2に向いた自由な端部10aの手前に出口とし
て少なくとも1つの側方の流出口13を有しており、前
記閉鎖ニードルが射出成形位置で、前記流出口を備える
領域で以て、該閉鎖ニードルのための貫通孔14を備え
る前記ケーシングから突出し、及び/又は前記射出成形
型2内に係合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】射出成形型と協働するニード
ル閉鎖弁であって、ニードル閉鎖弁がケーシング、該ケ
ーシングに向けられかつ該ケーシングの内部へ延びる材
料供給路、前記ケーシング内で軸線方向に調節可能な閉
鎖ニードル、並びに材料のための、前記閉鎖ニードルに
よって閉鎖可能な出口を有している形式のものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】前記形式のニードル閉鎖弁は、種々の形
及び構造で公知である。このようなニードル閉鎖弁は例
えばドイツ連邦共和国特許第3843035C2号明細
書及びヨーロッパ特許だい03744346B1号明細
書により公知である。
【0003】ニードル閉鎖弁の出口がケーシングの、射
出成形型に装着可能な端部に配置され、ケーシングの開
口として形成されており、該開口に閉鎖ニードルが閉鎖
位置で係合し、かつ前記開口から閉鎖ニードルが開放の
ために軸線方向に引き戻し可能である。射出過程が終了
すると、閉鎖ニードルが再び軸線方向に移動させられ、
ケーシングの出口として役立つ開口が閉鎖ニードルの自
由な端部によってほぼ満たされ、その結果、材料は出口
を通過できない。
【0004】このようなニードル閉鎖弁を用いた射出成
形に際しては、射出成形された製品における押し湯の少
なくとも1つの痕跡が認められ得ることは避けられな
い。特に扁平な製品の射出成形に際しては付加的な押し
湯部分を設けなければならず、該押し湯部分は続いて打
ち抜くによって取り除かれねばならない。打ち抜きによ
って取り除かれるべき押し湯部分は「フィルム押し湯(F
ilmanguss)」とも呼ばれる。このようなフィルム押し湯
は、型の拡大を意味し、さらに特に後の打ち抜きに際し
て付加的な作業をも意味する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】冒頭に述べた形式のニ
ードル閉鎖弁を改善して、フィルム押し湯が避けられる
ようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の構成では、閉鎖ニードルが内部に、材料のた
めの長手方向へ延びる通路を有しており、該通路が閉鎖
ニードルよりも短くなっており、前記ケーシングの内部
に閉鎖ニードルを通って前記通路へ通じる流入口が設け
られており、前記通路が閉鎖ニードルの、射出成形型に
向いた自由な端部の手前に出口として少なくとも1つの
側方の流出口を有しており、前記閉鎖ニードルが射出成
形位置で、前記流出口を備える領域で以て、該閉鎖ニー
ドルのための貫通孔を備える前記ケーシングから突出
し、及び/又は前記射出成形型内に係合している。
【0007】従って従来技術とは異なる形式で、射出成
形材料が閉鎖ニードルを軸線方向に引き戻した後にニー
ドル閉鎖弁のケーシングの貫通路を通して型内に射出さ
れるのではなく、閉鎖ニードルが逆方向に調節され、こ
れによって、閉鎖ニードルに出口として設けられた流出
口がケーシングから閉鎖ニードルを通して型内に噴射さ
れる。ケーシングの貫通路はこの場合には付加的なニー
ドル案内として、かつ出口の閉鎖のための手段としても
役立つ。
【0008】1つの溝から閉鎖ニードルの内部への側方
の少なくとも1つの流出口を備えたニードル閉鎖弁の前
記構成に基づき、著しく扁平な製品も射出成形すること
が可能であり、それというのは閉鎖ニードルからの流出
口が例えば軸線方向で相応に狭く、スリットとして若し
くは方形若しくは円形の穴として構成されていて、かつ
直接に扁平な型の側方に位置決めされ、その結果、閉鎖
ニードル内の通路を通して案内された材料が閉鎖ニード
ルから側方へ直接に扁平な型内に流入するからである。
型、ひいては射出成形された製品に対する流出口の前述
の直接的な作用によって、貫通孔内にある材料を型から
の製品の取り出しに際して及び/又は閉鎖ニードルの前
もって行われる引き戻しに際して完全に切り離すことが
可能であり、その結果、製品に押し湯が気づかれない。
【0009】有利には、閉鎖ニードルの内部の通路が閉
鎖ニードルの自由な端部の手前で、特に側方の流出口の
ところで終わっている。これによって、閉鎖ニードルの
内部の場合によってさらに延びる通路に対してデッドス
ペースが避けられる。
【0010】閉鎖ニードルの側方の流出口が射出成形位
置から引き戻された位置でニードル閉鎖弁のケーシング
の貫通孔の内壁によって閉じられていてよい。これによ
って、ケーシングにおける閉鎖ニードルのための貫通孔
が、一面において閉鎖ニードルの自由な端部を案内し、
かつ他面において閉鎖ニードルの引き戻された場合に側
方の流出口を閉鎖するという別の機能を有している。従
って、貫通孔及び閉鎖ニードルが閉鎖位置で型への材料
供給を阻止するようになっており、このために閉鎖ニー
ドルが従来の構造に対して逆の方向に移動させられる。
【0011】特に有利には、閉鎖ニードルが側方若しく
は半径方向の流出口で以てケーシング内に引き戻され
て、これによって占められた閉鎖位置で閉鎖ニードルの
流出口が、ケーシングに設けられた加熱装置の領域若し
くは作用領域に位置するようになっている。これによっ
て、閉鎖ニードルの内部に存在する材料が閉鎖位置でも
加熱されて、従って流動状態のままであり、その結果、
新たな射出成形過程でクリーニング作業なしに直ちに閉
鎖ニードルから射出される。
【0012】閉鎖ニードルの内部に特に同軸的にかつ中
央に配置された通路の長さが、通路内への流入口を、閉
鎖ニードルの引き戻された閉鎖位置でケーシング内に及
び/又はケーシングに配設のニードル案内内に位置せし
めるように規定されている。通路のさらなら延長は不必
要であり、通路は閉鎖ニードルの比較的短い部分長さ(T
eil-Laenge)にわたってだけ存在していると十分であ
り、閉鎖ニードルが該部分長さの外側では通常の形式で
全横断面を有している。実質的には、閉鎖ニードルの内
部に配置された通路は閉鎖ニードルの押し出された際に
ニードル閉鎖弁のケーシングの内部と型とを接続できる
長さだけしか必要としない。
【0013】本発明のさらに別の構成では、閉鎖ニード
ルの内部に配置された通路が側方の複数の流出口を有し
ており、該流出口が半径方向に、若しくは斜めに、及び
/又は通路の周囲を介して延びかつ閉鎖ニードルの外側
に通じてすべて閉鎖ニードルの同じ横断面内に配置さ
れ、若しくは互いに軸線方向の間隔を置いて閉鎖ニード
ルに配置されている。複数の流出口は大きく著しく扁平
な製品を射出成形するためか、若しくは1つのニードル
閉鎖弁で同時に複数の製品を製造するために用いられ
る。立体的に形成される製品においては、互いに軸線方
向で閉鎖ニードルに配置される流出口も有効である。
【0014】閉鎖ニードルの内部の通路が閉鎖ニードル
の自由な端部の前で、特に流出口で終わっているので、
自由な端部で通路に対して所定の突出部が生じる。有利
には、通路の端部及び側方の流出口を越える部分が、密
接な延長部として形成されており、該延長部が閉鎖位置
でケーシングの貫通孔を満たし、かつ特に部分的に貫通
孔を介してケーシングから突出していて、閉鎖ニードル
を受容する型挿入体及び/又は型コア挿入体と同列を成
している。これによって、一面ではケーシングの貫通孔
内での流出口のシールが改善され、他面では型挿入体又
は型コア挿入体が延長部を付加的に案内し、開放位置へ
の閉鎖ニードルの調節に際して流出口がきっわめて高い
精度で型に達する。
【0015】射出成形型の閉鎖ニードルを受容する噴射
側の型挿入体及び該型挿入体と協働する型コア挿入体
は、ニードル閉鎖弁のケーシングの貫通孔に対して同軸
的に合致して穴若しくは孔を有しており、穴若しくは孔
の横断面が閉鎖ニードルの延長部の横断面に対応してお
り、閉鎖ニードルの延長部が射出位置で型コア挿入体の
穴若しくは孔内に特に密接に係合している。従って、閉
鎖ニードルが射出過程においてもケーシングによってだ
けではなく、型コア挿入体によっても保持されて、密閉
され、その結果、側方の流出口から材料を射出する際に
生じる反力が閉鎖ニードルを変位させるようなことはな
い。さらに、調節運動の際の閉鎖ニードルの案内が改善
される。さらに、射出成形材料が型内以外のどこかに達
するようなことも避けられる。
【0016】側方の流出口の、自由な端部及び延長部に
隣接の縁部がエッジとして形成されていてよく、閉鎖ニ
ードルがエッジ若しくは側方の流出口の領域で場合によ
っては扁平にされていてよい。これによって、幅広の材
料流が得られ、かつ閉鎖ニードルの引き戻しに際してエ
ッジによって押し湯のないように遮断される。
【0017】側方の流出口が軸線方向で成形すべき扁平
な製品の厚さ、及びこれに対して横方向で製品の狭幅に
適合されて、若しくはエッジが型の対応する制限部と合
致している場合には、閉鎖ニードルの引き戻しに際して
閉鎖ニードル内の材料が型内の出口によって切り離さ
れ、その結果、流出口から型内への直接的な噴射に基づ
き前記切り離し過程によって製品に押し湯跡が残されな
い。従って、型内でフィルム押し湯のためのスペースを
考慮することも回避され、それというのは材料が閉鎖ニ
ードルの流出口から型内へひとりでに射出されるからで
ある。
【0018】閉鎖ニードル内に形成された通路への流入
口が、閉鎖ニードルの側方の切欠若しくはフライス加工
部によって形成されており、切欠若しくはフライス加工
部が通路の始端部と交差していてよい。通路内への流入
口は孔若しくはスリットによって形成されていてよい
が、フライス加工成形された切欠が、材料のための通路
横断面を考慮した変わらない流入を生ぜしめる限りにお
いて有利であり、その結果、転向若しくは類似のものに
よる極めてわすかな抵抗しか生じない。
【0019】この場合、通路が側方の切欠の領域で終わ
っており、従ってこの箇所でデッドスペースが避けられ
る。
【0020】特に有利な材料供給のために、切欠が閉鎖
ニードルの自由な端部と逆の側の始端部においてまずわ
ずかで、かつ閉鎖ノズルの長手方向に次第に特に斜めに
増大するようにニードル横断面内に切り込み形成されて
おり、ニードル閉鎖弁のケーシングの内壁と関連して通
路へのほぼ突起のない不変の材料供給部が形成されてい
る。この場合、ケーシング壁が対応する方向で斜めに延
びていてよく、その結果、材料供給のための横断面がほ
ぼ一様に維持され、これによって、流入する材料のため
の良好な条件及び材料の一様な供給が達成される。
【0021】閉鎖ニードルがほぼ円形の横断面を有して
いてよく、通路が閉鎖ニードルの横断面のほぼ中央に配
置されていて、有利には同じく円形の横断面を有してい
てよい。円形横断面を有する構成部材及び通路は特に簡
単に製作できる。例えば、通路が自由な端部からニード
ル内に穿孔され、次いで差しはめられた部材によって閉
じられていてよい。閉鎖ニードル自体は公知の形式で同
じく円形の横断面を有していてよく、横断面は切欠の領
域でのみ部分円弧(teilkreisfoermig)である。従って、
閉鎖ニードルのための案内開口若しくは案内孔も相応に
簡単に製作可能である。
【0022】供給された材料がニードル閉鎖弁のケーシ
ング内で閉鎖ニードルによって2つの流れに分割されな
いようにするため、及びできるだけ意図的に直接に閉鎖
ニードルの切欠及び内部の通路に供給されるようにする
ために、有利には、ケーシングの中空が偏心的に、閉鎖
ニードルに配置されて通路内への材料供給に役立つ切欠
の片側に配置されており、ケーシングが該ケーシング内
に同心的に配置された閉鎖ニードルの案内を該ケーシン
グの中空と逆の側に有しており、案内が閉鎖ニードルの
周囲の半分を越えて広がっており、従って、閉鎖ニード
ルの切欠の領域で案内に射出成形材料の流過のための間
隙が残されている。これによって、射出成形材料が直接
に閉鎖ニードルの切欠に、次いで閉鎖ニードルの内部の
通路内に達し、閉鎖ニードルの周囲に沿って流れること
はない。
【0023】ケーシングの貫通孔と逆の側の端部に、ブ
ッシュとして形成されて閉鎖ニードルをその横断面全体
で案内するように取り囲むニードル案内が設けられてお
り、材料供給路がケーシングの内部を供給溝として構成
されており、供給溝の流入口が端面から、半径方向でニ
ードル閉鎖弁1の端面の一部分を形成するニードル案内
を通ってケーシングの内部の開口に通じており、この場
合、ニードル案内の外面とケーシングの、ニードル案内
を受容する切欠との間で少なくとも型挿入体に対する対
向支承部に隣接の領域に絶縁部、例えば空隙が設けられ
ている。従って、この領域で熱損失が避けられ、その結
果、材料ができるだけ流動化されてケーシング内に、ひ
いては閉鎖ニードルの内部の通路内に達し、材料の早す
ぎる硬化のおそれが避けられる。このような手段に基づ
き、ニードル閉鎖弁の外側に設けられた加熱装置が場合
によっては、材料の流路内で生じる大きな熱損失を考慮
しなければならない場合よりもわずかな出力で運転され
る。
【0024】従来の装置に対して材料のための出口を閉
鎖ニードルの内部の通路の流出口として構成し、即ち型
内への噴射の前に閉鎖ニードル自体及び閉鎖ニードルの
流出口を通して材料を案内し、これによってニードル長
手方向に対して横方向への材料の案内を可能にするニー
ドル閉鎖弁が得られ、その結果、著しく扁平な製品が実
質的に狭幅側から射出成形できる。流出口は製品の狭幅
若しくは型に対応した形を有しているので、フィルム押
し湯がもはや不必要であり、完成した製品に押し湯の見
える部分が生じるようなことはない。材料流路を部分的
に閉鎖ニードル内に移したことによって、型内で従来は
フィルム押し湯のために必要なスペースが省略され、さ
らにこのようなフィルム押し湯の打ち抜き及びフィルム
押し湯によるくずが避けられる。フィルム押し湯の除去
及び製品のフィルム押し湯の領域の後処理が本発明に基
づく配置によって回避されているので、扁平な製品の射
出成形に際して相応に時間も節減される。
【0025】
【発明の実施の形態】ニードル閉鎖弁(Nadelverschluss
duese)1は、材料放出のための端部で以て射出成形型(S
pritzgiessform)2内に差し込まれており、1つの型挿
入体(Form-einsatz)3がニードル閉鎖弁1を部分的に受
容しているのに対して、別の1つの型挿入体4、例えば
型コア挿入体(Kernformeinsatz)は射出成形型2を補完
している。両方の型挿入体3,4間には型(Form)5が配
置されており、型のキャビティー(Kavitaet)がそれぞれ
部分的に型挿入体3及び型挿入体4内に形成されてい
る。
【0026】ニードル閉鎖弁1はケーシング6、該ケー
シング6に向けられた管路状の材料供給路7、並びにケ
ーシング6の内部若しくは中空室9内への材料供給路8
を有している。さらに、ニードル閉鎖弁1は通常の形式
で、ケーシング6内で軸線方向に移動可能な閉鎖ニード
ル10及び材料のための、閉鎖ニードル10によって閉
鎖可能な出口を有している。
【0027】図1にはニードル閉鎖弁1及び閉鎖ニード
ル10の閉鎖位置が示されており、即ち、材料供給路
7,8を通してニードル閉鎖弁1の前記出口を介して型
5内への材料の供給が、遮断して停止されている。
【0028】遮断を解除するために、即ち閉鎖ニードル
10を開放位置に移して、射出成形を行うために、閉鎖
ニードル10が図1に示す閉鎖位置から、軸線方向で図
1の矢印Pf1の方向にニードル閉鎖弁1及びケーシン
グ6の、型挿入体3内に係合する端部を越えて調節及び
移動せしめらて、図2に示す位置を占め、該位置で材料
が型5内に達する。
【0029】閉鎖ニードル10を従来公知のニードル閉
鎖ノズルに対して逆向きに移動運動させてニードル閉鎖
弁1を開くために、特に材料を狭幅側から著しく扁平な
型5内に射出して、できるだけ扁平な製品を押し湯なし
に成形するために、閉鎖ニードル10が内部に材料のた
めの長手方向へ延びる通路(Kanal)11を有しており、
該通路は閉鎖ニードル10よりも短くなっている。
【0030】ニードル閉鎖弁1のケーシング6の内部9
内で通路11への流入口12を設けてあり、該流入口は
通路11の図面で上側の端部に位置していて、通路11
及び通路の始端部部分に対する射出成形材料の横方向若
しくは半径方向の流入を可能にし、その結果、材料が閉
鎖ニードル10の内部の通路を通って流過できる。
【0031】閉鎖ニードル10の、型5に向いた自由な
端部10aの手前に、既に述べた出口(Auslass)として
通路11からの側方の流出口(Austritt)13が設けられ
ており、流出口から材料が図2に示す移動させられた開
放位置で型5内に噴射される。ほぼ半径方向の流出口1
3は閉鎖ニードル10の、流入口12と相対する側に配
置されているが、これとは異なる位置への配置も可能で
ある。閉鎖ニードル10に設けられてニードル閉鎖弁1
の出口を形成する流出口13は、軸線方向の著しくわず
かな寸法しか有さず、即ち実質的にスリットを形成して
おり、該スリットは場合によっては型5よりも低い高さ
しか有していない。射出成形位置では、閉鎖ニードル1
0は図2に示すように、流出口13を備えた端部領域
で、閉鎖ニードルのための貫通孔14を備えたケーシン
グ6から突出して、射出成形型5、若しくは型挿入体
3,4内に係合しており、材料が狭幅側から直接に型5
内に達し、フイルム押し湯が不要である。
【0032】射出成形過程の後に、閉鎖ニードル10が
再び図2に示す射出成形位置から図1に示す閉鎖位置へ
矢印Pf1と逆向きに引き戻される。
【0033】射出成形材料がもっぱら側方の流出口を通
って流出して、かつ通路11の端部に射出成形位置で通
路を負荷する閉鎖部が不要であるので、実施例では、閉
鎖ニードル10の内部の通路11は閉鎖ニードルの自由
な端部の手前で、それも側方の流出口13のところで終
わっており、その結果、側方の流出口13の下側にデッ
ドスペース(Totraum)が存在していない。このような構
成は、最初に端部10aの側から穿孔形成(durchbohre
n)された通路11が後から再び流出口13まで閉鎖され
ることによって、若しくは流出口の領域でもともと終わ
っている閉鎖ニードルが矢印Pf1の方向に続く延長部
15を備えて、該延長部が例えば本来の閉鎖ニードル1
0に溶接、特にレーザー溶接されることによって達成さ
れる。
【0034】引き戻された閉鎖位置では、閉鎖ニードル
10の側方の流出口13はニードル閉鎖弁1のケーシン
グ6の貫通孔14の内壁によって閉じられており、この
場合、一方では閉鎖ニードル10が貫通孔14を満たし
て閉鎖し、他方では貫通孔14の内壁が閉鎖ニードル1
0の流出口13を遮閉しており、その結果これによっ
て、ニードル閉鎖弁1が完全に閉鎖されている。
【0035】閉鎖ニードル10は図1に示すように、側
方若しくは半径方向の流出口13で以てケーシング6内
及び該ケーシングの貫通孔14内に引き戻し可能であ
り、これによって流出口13が占められた閉鎖位置で、
ケーシング6に設けられた加熱装置16の領域若しくは
作用領域に位置せしめられている。これによって、通路
11及び流出口13内にある材料が閉鎖位置でも液状(f
luessig)に保たれる。このことは、流出口13が既に述
べたように著しくわずかな寸法しか有さず、例えば閉鎖
ニードル10の周囲に配置された狭いスリットとして形
成されており、スリットが閉鎖ニードル10の内部を通
路11まで達している場合にも当てはまる。
【0036】閉鎖ニードル10内に同軸的にかつ中央に
配置された通路11の長さは、実施例では通路11内へ
の流入口12が閉鎖ニードル10を閉鎖位置へ引き戻し
た状態でケーシング6内に、若しくはケーシング6に配
設のブッシュ状のニードル案内17内に位置するように
規定されている。特に、閉鎖位置を示す図1から明らか
なように、通路11は閉鎖ニードル10の比較的短い部
分領域にわたってしか延びておらず、図2に示す射出成
形位置で通路11によってそれも閉鎖ニードル10を介
してケーシング6の内部9と型5との間を接続できるよ
うになっている。
【0037】実施例では通路11は、閉鎖ニードル10
の周囲の一部分にわたってほぼスリット状に延びる1つ
の流出口13だけしか有していない。しかしながら、こ
のような側方の複数の流出口を設けることもでき、流出
口は半径方向に、若しくは斜めに、及び/又は通路11
の周囲を介して延びかつ閉鎖ニードル10の外側に通
じ、この場合、すべての流出口13は閉鎖ニードル10
の同じ横断面内に配置され、若しくは互いに軸線方向の
間隔を置いて閉鎖ニードル10に配置されていてよく、
例えば同じ平面若しくは異なる平面にある複数の型5が
同じニードル閉鎖弁1で操作されてよい。
【0038】閉鎖ニードル10の、通路11の端部及び
側方の流出口13を越えて突出する部分は、実施例では
シール性の延長部15として構成されており、延長部は
閉鎖位置でケーシング6の貫通孔14を満たし、図1か
ら明らかなように、ケーシング6から部分的に突出して
いる。延長部は、閉鎖ニードル10を受容する型挿入体
3、若しくはこれと協働する型コア挿入体、若しくは第
2の型挿入体4と同一面を成しているか、或いは第2の
型挿入体内へわずかに突入している。このことは、射出
成形型の、閉鎖ニードル1を受容する射出側の型挿入体
3及びこれと協働する型挿入体4がニードル閉鎖弁1の
ケーシング6の貫通孔14に対して同軸的にかつ合致し
て穴17若しくは孔を有しており、穴若しくは孔の横断
面が閉鎖ニードル10のシール性の延長部15の横断面
に相応していることによって達成され、この場合、延長
部15は図2からも明らかであるように、射出位置で型
挿入体4の穴17内に密接に係合する。穴17は、閉鎖
ニードル10の案内、及び射出成形材料に起因する側方
の負荷に対する閉鎖ニードル10の保持を改善し、かつ
図2に示すようにニードル閉鎖弁1が開かれて、射出成
形材料が流出口13を通って側方から型5、若しくはキ
ャビティー内に噴射され、その際に型挿入体3,4間の
型5に所属しない継ぎ目内への侵入が避けられねばなら
ない場合に、閉鎖ニードル10の確実な保持を行う。
【0039】実施例ではほぼスリット状の側方の流出口
13の、自由な端部10a及びシール性の延長部15に
隣接の縁部(Rand)18は、閉鎖ニードル10の周囲の一
部分にわたって延びるエッジ(Kante)として構成されて
いて、閉鎖ニードル10の引き戻しに際して出口に存在
する材料を、型5内に存在して製品を形成する材料から
分離し、その結果、製品の狭幅側の押し湯部分若しくは
押し湯跡が残されず、従って後処理が避けられる。
【0040】閉鎖ニードル10内に配置された通路11
の流入口12は、実施例では閉鎖ニードルの側部に配置
された切欠19若しくはフライス加工部によって形成さ
れており、切欠若しくはフライス加工部が通路11の始
端部と交差し、即ち通路11の始端部を貫通しており、
その結果、そこに流入口12のための相応の開口が通路
11の軸線方向の所定の距離にわたって形成されてい
る。この場合、通路11は側方の切欠19の領域で終わ
っており、それというのは切欠を越えた延長は不必要で
あり、多くの場合に不都合なデッドスペースを形成する
ことになるからである。
【0041】切欠19は図2から明らかなように、閉鎖
ニードル10の自由な端部10aと逆の始端部19aで
まずわずかに、かつ閉鎖ニードル10の長手方向で次第
に、特に斜めに増大してニードル横断面内に切り込まれ
ており、従ってニードル閉鎖弁1のケーシング6の内壁
と協働して、通路11の流入口12までのほぼ突起のな
い不変ないくらか斜めの材料供給部が形成される。切欠
19の始端部19aも、閉鎖ニードル10の閉鎖位置で
はブッシュ状のニードル案内27内にある。
【0042】閉鎖ニードル10は全体的に若しくは部分
的に異形成形(profilieren)されていてよいが、実施例
では−切欠19は別として−ほぼ円形の横断面を有して
おり、通路11が該横断面の中央に配置されていて、か
つ同じく円形の横断面を有している。このような円形横
断面の部分若しくは通路は、相応の貫通孔14若しくは
穴17と同じように特に簡単に製作される。流出口13
の領域に、前記横断面と相違する部分、特に扁平部を設
けていてよく、流出口13でいくらか幅広の燃料流が型
5の直線的に延びる狭幅部内に流入させられ、該材料流
が閉鎖ニードルの引き戻しに際して押し湯のないように
遮断される。
【0043】図1及び図2から明らかなように、ケーシ
ング6は内部9の片側にのみ1つの中空を有しており、
即ちケーシング6の中空は偏心的に、それも閉鎖ニード
ル10の、材料供給路及び切欠19の存在する側に配置
されている。さらにケーシング6は、中空と逆の側に、
ケーシング内に同心的に配置された閉鎖ニードル10の
ための、ほぼ全長にわたって延びかつ閉鎖ニードル10
の周囲の半分よりも幅広の同心的な案内21を有してお
り、その結果、切欠19の領域で案内21に通路11の
流入口12への射出成形材料の流入のための少なくとも
1つの間隙が維持されている。従って、射出成形材料が
閉鎖ニードル10の回りに流れて、これによって材料流
が分割されるようなことは避けられ、射出成形材料が特
に通路11のもっぱら片側の流入口12に向けられる。
【0044】ケーシング6の貫通孔14と逆の側の端部
に、ブッシュとして構成されていて閉鎖ニードル10を
その横断面全体で案内するように取り囲むニードル案内
27が配置されている。ケーシング6の内部9内への材
料供給路(Werkstoffzufuhr)8は、この場合には供給溝
(Zufuehrkanal)として構成されており、供給溝の流入口
22が端面23から、半径方向でニードル閉鎖弁1の端
面23の一部分を形成するニードル案内(ブッシュ)2
7を通ってケーシング6の内部の開口24に通じてお
り、この場合、ニードル案内27の外面とケーシング6
の、ニードル案内を受容する切欠28との間で少なくと
も型挿入体に対する対向支承部(Wider-lager)29に隣
接の領域に絶縁部が、実施例では空隙30が設けられて
おり、その結果、該領域での熱損失が著しく避けられ、
即ち射出成形材料の堆積若しくは凝固が実質的に避けら
れる。相応に、材料の流動状態が閉鎖ニードル内部に配
置された通路11及び流出口13を通して材料を導くに
もかかわらず、型5内及び型のキャビティ内まで確実に
保たれる。
【0045】前記装置により、著しく扁平な製品も直接
に単数若しくは複数の狭幅側から射出成形され、フィル
ム押し湯及び対応する後作業が不要であり、このように
して製造された製品においては押し湯は気づかれないこ
とが実験によりわかった。
【0046】射出成形型2を備えたニードル閉鎖弁1は
扁平な製品の射出成形のために、製品の狭幅側から配設
の閉鎖ニードル10の内部へ閉鎖ニードル10の長さ部
分領域にわたって1つの通路11を有しており、該通路
はニードル閉鎖弁1のケーシング6の内部に流入口12
を有し、かつ閉鎖ノズル10の、射出成形型2に向いた
自由な端部10aの前に出口として側方の少なくとも1
つの流出口13を有しており、その結果、ニードル閉鎖
弁の射出成形のための開放位置が閉鎖ニードル10の側
方の流出口13をケーシング6から外側へ移動させて、
該流出口13を充填すべき型5若しくはチャンバの高さ
に位置せしめることによって達成され、これに対して閉
鎖位置のためには閉鎖ニードル10の流出口13をケー
シング6内に引き戻すようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくニードル閉鎖弁の閉鎖位置での
部分縦断面図
【図2】図1のニードル閉鎖弁の、型挿入体と型コア挿
入体との間に配置された型の高さに流出口を移動させた
状態での部分縦断面図
【符号の説明】
1 ニードル閉鎖弁、 2 射出成形型、 3,4
型挿入体、 5型、 6 ケーシング、 7,
8 材料供給路、 9 内部、 10閉鎖ニード
ル、 10a 端部、 11 通路、 12 流
入口、 13 流出口、 14 貫通孔、 15
延長部、 17 穴、 18縁部、 19 切
欠、 20 内壁、 21 案内、 22 流入
口、23 端面、 24 開口、 27 ニードル
案内、 28 切欠、29 対向支承部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形型(2)と協働するニードル閉
    鎖弁(1)であって、ニードル閉鎖弁(1)がケーシン
    グ(6)、該ケーシング(6)に向けられかつ該ケーシ
    ング(6)の内部(9)へ延びる材料供給路(7,
    8)、前記ケーシング(6)内で軸線方向に調節可能な
    閉鎖ニードル(10)、並びに材料のための、前記閉鎖
    ニードル(10)によって閉鎖可能な出口を有している
    形式のものにおいて、閉鎖ニードル(10)が内部に、
    材料のための長手方向へ延びる通路(11)を有してお
    り、該通路(11)が閉鎖ニードル(10)よりも短く
    なっており、前記ケーシング(6)の内部(9)に閉鎖
    ニードル(10)を通って前記通路(11)へ通じる流
    入口(12)が設けられており、前記通路(11)が閉
    鎖ニードル(10)の、射出成形型(2)に向いた自由
    な端部(10a)の手前に出口として少なくとも1つの
    側方の流出口(13)を有しており、前記閉鎖ニードル
    (10)が射出成形位置で、前記流出口(13)を備え
    る領域で以て、該閉鎖ニードル(10)のための貫通孔
    (14)を備える前記ケーシング(6)から突出し、及
    び/又は前記射出成形型(2)内に係合していることを
    特徴とする、射出成形型と協働するニードル閉鎖弁。
  2. 【請求項2】 閉鎖ニードル(10)の内部の通路(1
    1)が閉鎖ニードルの自由な端部(10a)の手前で、
    特に側方の流出口(13)のところで終わっている請求
    項1記載のニードル閉鎖弁。
  3. 【請求項3】 閉鎖ニードル(10)の側方の流出口
    (13)が射出成形位置から引き戻された位置でニード
    ル閉鎖弁(1)のケーシング(6)の貫通孔(14)の
    内壁によって閉じられている請求項1又は2記載のニー
    ドル閉鎖弁。
  4. 【請求項4】 閉鎖ニードル(10)が側方若しくは半
    径方向の流出口(13)で以てケーシング(6)内に引
    き戻されて、これによって占められた閉鎖位置で閉鎖ニ
    ードル(10)の流出口(13)が、ケーシング(6)
    に設けられた加熱装置(16)の領域若しくは作用領域
    に位置するようになっている請求項1から3のいずれか
    1項記載のニードル閉鎖弁。
  5. 【請求項5】 閉鎖ニードルの内部に特に同軸的にかつ
    中央に配置された通路(11)の長さが、該通路(1
    1)内への流入口(12)を、閉鎖ニードル(10)の
    引き戻された閉鎖位置でケーシング(6)内に及び/又
    はケーシング(6)に配設のニードル案内(27)内に
    位置せしめるように規定されている請求項1から4まで
    のいずれか1項記載のニードル閉鎖弁。
  6. 【請求項6】 閉鎖ニードルの内部に配置された通路
    (11)が側方の複数の流出口(13)を有しており、
    該流出口が半径方向に、若しくは斜めに、及び/又は前
    記通路(11)の周囲を介して延びかつ閉鎖ニードル
    (10)の外側に通じてすべて閉鎖ニードル(10)の
    同じ横断面内に配置され、若しくは互いに軸線方向の間
    隔を置いて閉鎖ニードル(10)に配置されている請求
    項1から5までのいずれか1項記載のニードル閉鎖弁。
  7. 【請求項7】 閉鎖ニードルの通路(11)の端部及び
    側方の流出口(13)を越える部分が、密接な延長部
    (15)として形成されており、該延長部が閉鎖位置で
    ケーシング(6)の貫通孔(14)を満たし、かつ特に
    部分的に貫通孔(14)を介してケーシング(6)から
    突出していて、閉鎖ニードル(10)を受容する型挿入
    体(3)及び/又は型コア挿入体(4)と同列を成して
    いる請求項1から6のいずれか1項記載のニードル閉鎖
    弁。
  8. 【請求項8】 射出成形型の、ニードル閉鎖弁を受容す
    る射出側の型挿入体(3)及び該型挿入体と協働する型
    コア挿入体(4)が、ニードル閉鎖弁(1)のケーシン
    グ(6)の貫通孔(14)に対して同軸的に合致して穴
    (17)若しくは孔を有しており、穴若しくは孔の横断
    面が閉鎖ニードル(10)の延長部(15)の横断面に
    対応しており、閉鎖ニードルの延長部(15)が射出位
    置で型コア挿入体(4)の穴(17)若しくは孔内に特
    に密接に係合している請求項1から7のいずれか1項記
    載のニードル閉鎖弁。
  9. 【請求項9】 側方の流出口(13)の、自由な端部
    (10a)及び延長部(15)に隣接の縁部(18)が
    エッジとして形成されている請求項1から8までのいず
    れか1項記載のニードル閉鎖弁。
  10. 【請求項10】 閉鎖ニードル(10)内に形成された
    通路(11)への流入口(12)が、閉鎖ニードルの側
    方の切欠(19)若しくはフライス加工部によって形成
    されており、切欠若しくはフライス加工部が通路(1
    1)の始端部と交差している請求項1から9のいずれか
    1項記載のニードル閉鎖弁。
  11. 【請求項11】 閉鎖ニードルの通路(11)が側方の
    切欠(9)の領域で終わっている請求項1から9のいず
    れか1項記載のニードル閉鎖弁。
  12. 【請求項12】 切欠(9)が閉鎖ニードル(10)の
    自由な端部(10a)と逆の側の始端部(19a)にお
    いてまずわずかで、かつ閉鎖ノズル(10)の長手方向
    に次第に特に斜めに増大するようにニードル横断面内に
    切り込み形成されており、ニードル閉鎖弁(1)のケー
    シング(6)の内壁(20)と関連して通路(11)へ
    のほぼ突起のない不変の材料供給部が形成されている請
    求項10又は11記載のニードル閉鎖弁。
  13. 【請求項13】 閉鎖ニードル(10)がほぼ円形の横
    断面を有しており、閉鎖ニードルの通路(11)が閉鎖
    ニードルの横断面のほぼ中央に配置されていて、有利に
    は同じく円形の横断面を有している請求項1から12の
    いずれか1項記載のニードル閉鎖弁。
  14. 【請求項14】 ケーシング(6)の中空が偏心的に、
    閉鎖ニードル(10)に配置されて通路(11)内への
    材料供給に役立つ切欠(19)の片側に配置されてお
    り、ケーシング(6)が該ケーシング内に同心的に配置
    された閉鎖ニードル(10)の案内(21)を該ケーシ
    ングの中空と逆の側に有しており、案内が閉鎖ニードル
    (10)の周囲の半分を越えて広がっており、従って、
    閉鎖ニードルの切欠(19)の領域で案内(21)に射
    出成形材料の流過のための間隙が残されている請求項1
    から13のいずれか1項記載のニードル閉鎖弁。
  15. 【請求項15】 ケーシング(6)の貫通孔(14)と
    逆の側の端部に、ブッシュとして形成されて閉鎖ニード
    ル(10)をその横断面全体で案内するように取り囲む
    ニードル案内(27)が設けられており、材料供給路
    (8)がケーシング(6)の内部(9)を供給溝として
    構成されており、供給溝の流入口(22)が端面(2
    3)から、半径方向でニードル閉鎖弁1の端面23の一
    部分を形成するニードル案内(27)を通ってケーシン
    グ(6)の内部の開口(24)に通じており、この場
    合、ニードル案内(27)の外面とケーシング(6)
    の、ニードル案内を受容する切欠(28)との間で少な
    くとも型挿入体に対する対向支承部(29)に隣接の領
    域に絶縁部、例えば空隙(30)が設けられている請求
    項1から14のいずれか1項記載のニードル閉鎖弁。
  16. 【請求項16】 流出口(13)が閉鎖ニードル(1
    0)の周囲の一部分にわたって延びるスリットとして構
    成されており、スリットが使用位置で型(5)の制限部
    と合致するように形成されている請求項1から15のい
    ずれか1項記載のニードル閉鎖弁。
  17. 【請求項17】 流出口(13)が製品若しくは型
    (5)の狭幅に相応する形を有している請求項1から1
    6のいずれか1項記載のニードル閉鎖弁。
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