JPH09262244A - レゼクトスコープ - Google Patents
レゼクトスコープInfo
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- JPH09262244A JPH09262244A JP8334122A JP33412296A JPH09262244A JP H09262244 A JPH09262244 A JP H09262244A JP 8334122 A JP8334122 A JP 8334122A JP 33412296 A JP33412296 A JP 33412296A JP H09262244 A JPH09262244 A JP H09262244A
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- JP
- Japan
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- electrode
- roller
- living tissue
- resectoscope
- peripheral surface
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は高周波電流を生体組織との接触部に集
中的に流して生体組織の蒸散や、凝固等の処置の効率を
高め、広い範囲を均一に処置する操作を簡単に行うこと
ができるレゼクトスコープを提供することを最も主要な
特徴とする。 【解決手段】電極ユニット17に生体組織と略面接触す
る略円筒状の金属製ローラ28を設け、このローラ28
の外周面上に生体組織との接触面積を小さくするリング
状溝33を設けたものである。
中的に流して生体組織の蒸散や、凝固等の処置の効率を
高め、広い範囲を均一に処置する操作を簡単に行うこと
ができるレゼクトスコープを提供することを最も主要な
特徴とする。 【解決手段】電極ユニット17に生体組織と略面接触す
る略円筒状の金属製ローラ28を設け、このローラ28
の外周面上に生体組織との接触面積を小さくするリング
状溝33を設けたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡下で、前立
腺の切除、蒸散や、体腔内の病変部や、出血部の切除
や、凝固、止血などを行うためのレゼクトスコープに関
する。
腺の切除、蒸散や、体腔内の病変部や、出血部の切除
や、凝固、止血などを行うためのレゼクトスコープに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レゼクトスコープはシース内に
観察用の内視鏡であるスコープ(光学視管)と、生体組
織切除用の電極とを挿入し、スコープで体腔内の病変部
を観察しながらシースの先端開口部から電極を外部側に
突没させることにより、病変部を焼き切る等の処置を行
う構成になっている。
観察用の内視鏡であるスコープ(光学視管)と、生体組
織切除用の電極とを挿入し、スコープで体腔内の病変部
を観察しながらシースの先端開口部から電極を外部側に
突没させることにより、病変部を焼き切る等の処置を行
う構成になっている。
【0003】この種のレゼクトスコープとして従来から
例えば、実公平4−2645号公報には電極棒の先端部
分に細いワイヤでループ形状に形成された電極を設け、
この電極に高周波電流を流しながら組織を削るように切
除する構成のものが開示されている。
例えば、実公平4−2645号公報には電極棒の先端部
分に細いワイヤでループ形状に形成された電極を設け、
この電極に高周波電流を流しながら組織を削るように切
除する構成のものが開示されている。
【0004】また、DE4242126C1にはレゼク
トスコープの電極としてワイヤ上に回転自在に支持され
たローラが開示されている。そして、内視鏡の前方に配
置されたローラを生体組織に押し付けた状態で、内視鏡
に対して前後に動かすことにより、生体組織上でローラ
をころがし、さらに生体組織上でローラをころがしなが
らローラに高周波電流を流すことにより、前立腺の蒸散
や、病変部の凝固等の処置を行うようになっている。
トスコープの電極としてワイヤ上に回転自在に支持され
たローラが開示されている。そして、内視鏡の前方に配
置されたローラを生体組織に押し付けた状態で、内視鏡
に対して前後に動かすことにより、生体組織上でローラ
をころがし、さらに生体組織上でローラをころがしなが
らローラに高周波電流を流すことにより、前立腺の蒸散
や、病変部の凝固等の処置を行うようになっている。
【0005】さらに、ここではローラ上に多数の突起を
設け、生体組織上でローラをころがした際にこの突起を
組織内に突刺すことにより、組織深部まで治療効果を与
え、高周波電流による前立腺の蒸散や、病変部の凝固等
の効率を上げることが行われている。
設け、生体組織上でローラをころがした際にこの突起を
組織内に突刺すことにより、組織深部まで治療効果を与
え、高周波電流による前立腺の蒸散や、病変部の凝固等
の効率を上げることが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】実公平4−2645号
公報に開示されるレゼクトスコープの電極の先端形状は
細いワイヤでループ形状に形成されているので、電極に
高周波電流を流しながら生体組織を削るように切除する
ことは出来るが、生体組織を広い範囲に亙り均一に削る
ためのレゼクトスコープの操作が難しい問題がある。
公報に開示されるレゼクトスコープの電極の先端形状は
細いワイヤでループ形状に形成されているので、電極に
高周波電流を流しながら生体組織を削るように切除する
ことは出来るが、生体組織を広い範囲に亙り均一に削る
ためのレゼクトスコープの操作が難しい問題がある。
【0007】また、細いワイヤでループ形状に形成され
ている電極を出血部に当てて止血したり、広い範囲を均
一に凝固するためには出血部に正確に細いループを当て
る必要があるので、難しいレゼクトスコープの操作が要
求される問題もある。
ている電極を出血部に当てて止血したり、広い範囲を均
一に凝固するためには出血部に正確に細いループを当て
る必要があるので、難しいレゼクトスコープの操作が要
求される問題もある。
【0008】さらに、最近、前立腺に高出力の高周波電
流を流して一気に蒸散させて前立腺を縮小させて排尿状
態を向上させる術式が前立腺肥大症の治療に行われるよ
うになってきたが、ループ形状の電極では、広い範囲を
均一に蒸散させることは出来ない問題がある。
流を流して一気に蒸散させて前立腺を縮小させて排尿状
態を向上させる術式が前立腺肥大症の治療に行われるよ
うになってきたが、ループ形状の電極では、広い範囲を
均一に蒸散させることは出来ない問題がある。
【0009】また、DE4242126C1の技術で
は、ローラ上に設けられている多数の突起が高すぎると
生体組織が点状に深く蒸散したり、焼けたりするため、
広い範囲を均一に治療できない問題がある。さらに、突
起に電流が集中するため、突起先端が熱により変形ある
いは摩耗してなまってしまい、治療効果が落ちる不具合
がある。
は、ローラ上に設けられている多数の突起が高すぎると
生体組織が点状に深く蒸散したり、焼けたりするため、
広い範囲を均一に治療できない問題がある。さらに、突
起に電流が集中するため、突起先端が熱により変形ある
いは摩耗してなまってしまい、治療効果が落ちる不具合
がある。
【0010】なお、ローラ上の突起が低すぎるとローラ
本体が生体組織に直接接触するので、電流が突起に集中
せず、ローラ本体から生体組織に流れてしまうため、治
療効果が落ちる問題がある。
本体が生体組織に直接接触するので、電流が突起に集中
せず、ローラ本体から生体組織に流れてしまうため、治
療効果が落ちる問題がある。
【0011】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、高周波電流を生体組織との接触部に集
中的に流すことができ、生体組織の蒸散や、凝固等の処
置の効率を高めることができるとともに、広い範囲を均
一に処置する操作を簡単に行うことができるレゼクトス
コープを提供することにある。
で、その目的は、高周波電流を生体組織との接触部に集
中的に流すことができ、生体組織の蒸散や、凝固等の処
置の効率を高めることができるとともに、広い範囲を均
一に処置する操作を簡単に行うことができるレゼクトス
コープを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】スコープと、このスコー
プを体腔内に挿通するためのシースと、このシースの先
端開口部から外部側に突没する生体組織切除用の電極
と、この電極に通電する電極通電手段とを有するレゼク
トスコープにおいて、前記電極に生体組織と略面接触す
る面接触部分を設け、前記面接触部分に前記生体組織と
の接触面積を小さくする凹陥部を設けたことを特徴とす
るレゼクトスコープである。そして、電極の面接触部分
の凹陥部によって生体組織との接触面積を小さくするこ
とにより、高周波電流を集中的に流して生体組織の蒸散
や、凝固等の処置の効率を高めるとともに、広い範囲を
均一に処置する操作を簡単に行うことができるようにし
たものである。
プを体腔内に挿通するためのシースと、このシースの先
端開口部から外部側に突没する生体組織切除用の電極
と、この電極に通電する電極通電手段とを有するレゼク
トスコープにおいて、前記電極に生体組織と略面接触す
る面接触部分を設け、前記面接触部分に前記生体組織と
の接触面積を小さくする凹陥部を設けたことを特徴とす
るレゼクトスコープである。そして、電極の面接触部分
の凹陥部によって生体組織との接触面積を小さくするこ
とにより、高周波電流を集中的に流して生体組織の蒸散
や、凝固等の処置の効率を高めるとともに、広い範囲を
均一に処置する操作を簡単に行うことができるようにし
たものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図3を参照して説明する。図1は本実施の形
態におけるレゼクトスコープ全体の概略構成を示すもの
である。このレゼクトスコープにはスコープ1と、ワー
キング・エレメント2と、シース3とが設けられてい
る。
を図1乃至図3を参照して説明する。図1は本実施の形
態におけるレゼクトスコープ全体の概略構成を示すもの
である。このレゼクトスコープにはスコープ1と、ワー
キング・エレメント2と、シース3とが設けられてい
る。
【0014】また、スコープ1には細長い挿入部4と、
この挿入部4の基端部に連結された手元側端部5とが設
けられている。そして、手元側端部5には接眼部6と、
ライトガイド接続部7とが設けられている。
この挿入部4の基端部に連結された手元側端部5とが設
けられている。そして、手元側端部5には接眼部6と、
ライトガイド接続部7とが設けられている。
【0015】また、シース3の基端部には円筒部材8の
先端部が連結されている。この円筒部材8の外周面には
液体を注入するための送水口9が突設されている。さら
に、円筒部材8の基端部にはワーキング・エレメント2
の連結部材10が装着されている。
先端部が連結されている。この円筒部材8の外周面には
液体を注入するための送水口9が突設されている。さら
に、円筒部材8の基端部にはワーキング・エレメント2
の連結部材10が装着されている。
【0016】また、ワーキング・エレメント2には円筒
部材8の基端部に連結された前部ユニット11と、絶縁
部材から成り、軸方向に前後に操作可能なスライダ12
と、このスライダ12のスライド動作をガイドする細長
いガイド管13とが設けられている。ここで、連結部材
10にはガイド管13の挿通孔10aと、電極挿通孔1
0bとが形成されている。そして、ガイド管13の先端
部側は連結部材10の挿通孔10a内に挿入され、円筒
部材8内を通り、シース3の先端開口部3aの近傍部位
まで延設されている。
部材8の基端部に連結された前部ユニット11と、絶縁
部材から成り、軸方向に前後に操作可能なスライダ12
と、このスライダ12のスライド動作をガイドする細長
いガイド管13とが設けられている。ここで、連結部材
10にはガイド管13の挿通孔10aと、電極挿通孔1
0bとが形成されている。そして、ガイド管13の先端
部側は連結部材10の挿通孔10a内に挿入され、円筒
部材8内を通り、シース3の先端開口部3aの近傍部位
まで延設されている。
【0017】さらに、ガイド管13の基端部にはスコー
プ固定部材14が設けられている。そして、スコープ1
の挿入部4はこのスコープ固定部材14を通してガイド
管13内に挿入され、シース3の先端開口部3aの近傍
部位まで延出されている。
プ固定部材14が設けられている。そして、スコープ1
の挿入部4はこのスコープ固定部材14を通してガイド
管13内に挿入され、シース3の先端開口部3aの近傍
部位まで延出されている。
【0018】また、ワーキング・エレメント2の前部ユ
ニット11には連結部材10に固定された指掛け部材1
5が設けられている。この指掛け部材15とスライダ1
2との間には略U字状の板ばね部材16が架設されてい
る。そして、この板ばね部材16のばね力によってスラ
イダ12が指掛け部材15から離間する方向に付勢され
ている。
ニット11には連結部材10に固定された指掛け部材1
5が設けられている。この指掛け部材15とスライダ1
2との間には略U字状の板ばね部材16が架設されてい
る。そして、この板ばね部材16のばね力によってスラ
イダ12が指掛け部材15から離間する方向に付勢され
ている。
【0019】また、スライダ12には生体組織切除用の
電極ユニット17の固定部18と、電源コード接続口金
19と、指掛けリング20とが設けられている。ここ
で、電極ユニット17の固定部18と電源コード接続口
金19との間はリード線21により接続されている。さ
らに、電源コード接続口金19には高周波電源22に基
端部が取付けられたアクティブ・コード23の先端部が
接続されている。
電極ユニット17の固定部18と、電源コード接続口金
19と、指掛けリング20とが設けられている。ここ
で、電極ユニット17の固定部18と電源コード接続口
金19との間はリード線21により接続されている。さ
らに、電源コード接続口金19には高周波電源22に基
端部が取付けられたアクティブ・コード23の先端部が
接続されている。
【0020】また、シース3内にはスコープ1の挿入部
4とともに、図2に示すようにローラ型の蒸散電極から
なる電極ユニット17が配設されている。この電極ユニ
ット17には軸心部に配設された金属ワイヤ24によっ
て細長い軸部25と、この軸部25の先端部に連結され
た2股状のアーム26a,26bと、2股状のアーム2
6a,26bの先端間を連結するローラ軸部27とが形
成されている。そして、ローラ軸部27には略円筒状の
金属製のローラ(導電性回転体)28が回転自在に取付
けられている。この場合、ローラ28は金属ワイヤ24
によって形成されているローラ軸部27に対して常に接
触しながら回転することが出来、常にローラ軸部27と
電気的に導通されている。
4とともに、図2に示すようにローラ型の蒸散電極から
なる電極ユニット17が配設されている。この電極ユニ
ット17には軸心部に配設された金属ワイヤ24によっ
て細長い軸部25と、この軸部25の先端部に連結され
た2股状のアーム26a,26bと、2股状のアーム2
6a,26bの先端間を連結するローラ軸部27とが形
成されている。そして、ローラ軸部27には略円筒状の
金属製のローラ(導電性回転体)28が回転自在に取付
けられている。この場合、ローラ28は金属ワイヤ24
によって形成されているローラ軸部27に対して常に接
触しながら回転することが出来、常にローラ軸部27と
電気的に導通されている。
【0021】さらに、金属ワイヤ24におけるローラ軸
部27の両側から手元部近傍までテフロン等の絶縁材料
から成る絶縁チューブ29で覆われ、絶縁されている。
なお、電極ユニット17の手元側の端部には金属ワイヤ
24が露出されている接続部30が設けられている。
部27の両側から手元部近傍までテフロン等の絶縁材料
から成る絶縁チューブ29で覆われ、絶縁されている。
なお、電極ユニット17の手元側の端部には金属ワイヤ
24が露出されている接続部30が設けられている。
【0022】また、絶縁チューブ29の外周面は手元側
端部の近傍から先端部近傍まで、金属パイプ31で覆わ
れ、電極ユニット17の剛性が高められている。この金
属パイプ31の先端近傍には2股状のアーム26a,2
6bと同形状の2股アーム部32a,32bが設けられ
ている。そして、これらの2股アーム部32a,32b
によって2股状のアーム26a,26bの剛性も高めら
れている。
端部の近傍から先端部近傍まで、金属パイプ31で覆わ
れ、電極ユニット17の剛性が高められている。この金
属パイプ31の先端近傍には2股状のアーム26a,2
6bと同形状の2股アーム部32a,32bが設けられ
ている。そして、これらの2股アーム部32a,32b
によって2股状のアーム26a,26bの剛性も高めら
れている。
【0023】また、電極ユニット17のローラ28はシ
ース3の先端開口部3aの近傍部位に配設されている。
さらに、軸部25の基端部は連結部材10の電極挿通孔
10b内に移動自在に挿通されている。この電極ユニッ
ト17の接続部30はスライダ12の固定部18に機械
的に固定されるとともに、電気的に接続されている。こ
れにより、電極ユニット17がワーキング・エレメント
2に組付けられている。そして、スライダ12をスライ
ド操作することにより、高周波電流を流したまま、電極
ユニット17の先端のローラ28をシース3の先端開口
部3aから外部側に突没することができるようになって
いる。
ース3の先端開口部3aの近傍部位に配設されている。
さらに、軸部25の基端部は連結部材10の電極挿通孔
10b内に移動自在に挿通されている。この電極ユニッ
ト17の接続部30はスライダ12の固定部18に機械
的に固定されるとともに、電気的に接続されている。こ
れにより、電極ユニット17がワーキング・エレメント
2に組付けられている。そして、スライダ12をスライ
ド操作することにより、高周波電流を流したまま、電極
ユニット17の先端のローラ28をシース3の先端開口
部3aから外部側に突没することができるようになって
いる。
【0024】また、電極ユニット17のローラ28の外
周面上には図3に示すように複数、本実施の形態では3
つのリング状溝(凹陥部)33が設けられている。そし
て、これらの3つのリング状溝33によってローラ28
における生体組織との接触面積を小さくする手段が形成
されている。
周面上には図3に示すように複数、本実施の形態では3
つのリング状溝(凹陥部)33が設けられている。そし
て、これらの3つのリング状溝33によってローラ28
における生体組織との接触面積を小さくする手段が形成
されている。
【0025】次に、上記構成の作用について説明する。
レゼクトスコープの使用時にはまず、シース3を患者の
体腔内の処置対象部位に挿入する。そして、スコープ1
による体腔内の処置対象部位の観察と、ワーキング・エ
レメント2による体腔内の病変部等の処置対象部位の処
置が行われる。
レゼクトスコープの使用時にはまず、シース3を患者の
体腔内の処置対象部位に挿入する。そして、スコープ1
による体腔内の処置対象部位の観察と、ワーキング・エ
レメント2による体腔内の病変部等の処置対象部位の処
置が行われる。
【0026】このワーキング・エレメント2による処置
は次のように行われる。すなわち、作業者の片方の手の
親指を指掛けリング20に掛け、残りの指を指掛け部材
15に掛けた状態で、スライダ12を前進させることに
より、電極ユニット17も前進し、ローラ28をシース
3の先端開口部3aから外部側に突出させることができ
る。そして、スコープ1による体腔内の処置対象部位の
観察下で、ローラ28を処置対象部位の生体組織に接触
させる。この状態で、スライダ12をスライド操作する
ことにより、処置対象部位の生体組織上でローラ28を
ころがすとともに、生体組織上でローラ28をころがし
ながらローラ28に高周波電流を流すことにより、前立
腺の蒸散や、病変部の凝固等の処置が行われる。
は次のように行われる。すなわち、作業者の片方の手の
親指を指掛けリング20に掛け、残りの指を指掛け部材
15に掛けた状態で、スライダ12を前進させることに
より、電極ユニット17も前進し、ローラ28をシース
3の先端開口部3aから外部側に突出させることができ
る。そして、スコープ1による体腔内の処置対象部位の
観察下で、ローラ28を処置対象部位の生体組織に接触
させる。この状態で、スライダ12をスライド操作する
ことにより、処置対象部位の生体組織上でローラ28を
ころがすとともに、生体組織上でローラ28をころがし
ながらローラ28に高周波電流を流すことにより、前立
腺の蒸散や、病変部の凝固等の処置が行われる。
【0027】また、ローラ28に高周波電流を流す処置
作業中は電極ユニット17のローラ28の外周面に形成
された3つのリング状溝33以外の突起部33aの先端
部分だけが生体組織と接触されるので、リング状溝33
が形成されていない平滑なローラに比べてローラ28と
生体組織との接触部の面積を小さくすることができる。
そのため、ローラ28の外周面に形成された3つのリン
グ状溝33以外の突起部33aの先端部分に高周波電流
を集中的に流すことができるので、生体組織の蒸散や、
凝固等の処置の効率を高めることができる。
作業中は電極ユニット17のローラ28の外周面に形成
された3つのリング状溝33以外の突起部33aの先端
部分だけが生体組織と接触されるので、リング状溝33
が形成されていない平滑なローラに比べてローラ28と
生体組織との接触部の面積を小さくすることができる。
そのため、ローラ28の外周面に形成された3つのリン
グ状溝33以外の突起部33aの先端部分に高周波電流
を集中的に流すことができるので、生体組織の蒸散や、
凝固等の処置の効率を高めることができる。
【0028】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、生体組織上でローラ28をころ
がしながらローラ28に高周波電流を流すことにより、
前立腺の蒸散や、病変部の凝固等の処置を行うことがで
きるので、広い範囲を均一に処置する操作を簡単に行う
ことができる。
果を奏する。すなわち、生体組織上でローラ28をころ
がしながらローラ28に高周波電流を流すことにより、
前立腺の蒸散や、病変部の凝固等の処置を行うことがで
きるので、広い範囲を均一に処置する操作を簡単に行う
ことができる。
【0029】さらに、電極ユニット17のローラ28の
外周面上に3つのリング状溝33を設けたので、電極ユ
ニット17のローラ28と生体組織との接触部はリング
状溝33以外の突起部33aの先端部分だけとなる。そ
のため、外周面が平滑に形成されているローラに比べて
生体組織との接触面積を小さくすることができるので、
ローラ28の外周面に形成された3つのリング状溝33
以外の突起部33aの先端部分に高周波電流を集中的に
流すことができ、生体組織の蒸散や、凝固等の処置の効
率を高めることができる。
外周面上に3つのリング状溝33を設けたので、電極ユ
ニット17のローラ28と生体組織との接触部はリング
状溝33以外の突起部33aの先端部分だけとなる。そ
のため、外周面が平滑に形成されているローラに比べて
生体組織との接触面積を小さくすることができるので、
ローラ28の外周面に形成された3つのリング状溝33
以外の突起部33aの先端部分に高周波電流を集中的に
流すことができ、生体組織の蒸散や、凝固等の処置の効
率を高めることができる。
【0030】なお、本実施の形態では電極ユニット17
のローラ28の外周面上に3つのリング状溝33を設け
た構成を示したが、電極ユニット17のローラ28の外
周面上に1つ、或いは3つ以外の複数のリング状溝33
を設けてもよい。
のローラ28の外周面上に3つのリング状溝33を設け
た構成を示したが、電極ユニット17のローラ28の外
周面上に1つ、或いは3つ以外の複数のリング状溝33
を設けてもよい。
【0031】さらに、本実施の形態ではレゼクトスコー
プに組付ける電極ユニット17として開示しているが、
レゼクトスコープに組付けず、電極ユニット17を単独
で使用する外科用の電気処置具に同様のローラ28を設
けたものでも良い。
プに組付ける電極ユニット17として開示しているが、
レゼクトスコープに組付けず、電極ユニット17を単独
で使用する外科用の電気処置具に同様のローラ28を設
けたものでも良い。
【0032】また、図4は本発明の第2の実施の形態を
示すものである。これは、第1の実施の形態の電極ユニ
ット17のローラ28の内周面に金メッキを施した導電
コーティング層41を形成するとともに、金属ワイヤ2
4におけるローラ軸部27の外周面にも同様に金メッキ
を施した導電コーティング層42を形成したものであ
る。
示すものである。これは、第1の実施の形態の電極ユニ
ット17のローラ28の内周面に金メッキを施した導電
コーティング層41を形成するとともに、金属ワイヤ2
4におけるローラ軸部27の外周面にも同様に金メッキ
を施した導電コーティング層42を形成したものであ
る。
【0033】これにより、電極ユニット17のローラ2
8と金属ワイヤ24におけるローラ軸部27との接触面
間に酸化被膜が形成されること防ぐことができるので、
電気的接触の抵抗を小さくすることができる。
8と金属ワイヤ24におけるローラ軸部27との接触面
間に酸化被膜が形成されること防ぐことができるので、
電気的接触の抵抗を小さくすることができる。
【0034】なお、導電コーティング層41,42は金
メッキに限定されるものではなく、電極ユニット17の
ローラ28と金属ワイヤ24におけるローラ軸部27と
の接触面間に酸化被膜が形成されること防ぐことができ
る他の金属や、他の導電材料による導電コーティング層
であってもよい。
メッキに限定されるものではなく、電極ユニット17の
ローラ28と金属ワイヤ24におけるローラ軸部27と
の接触面間に酸化被膜が形成されること防ぐことができ
る他の金属や、他の導電材料による導電コーティング層
であってもよい。
【0035】また、図5は本発明の第3の実施の形態を
示すものである。これは、第1の実施の形態の電極ユニ
ット17のローラ28を純チタン、あるいはチタン合金
製のローラ51を設けたものである。
示すものである。これは、第1の実施の形態の電極ユニ
ット17のローラ28を純チタン、あるいはチタン合金
製のローラ51を設けたものである。
【0036】これにより、通電時に生体組織Hが電極ユ
ニット17のローラ28に付着することを防ぐことがで
きる。なお、第1の実施の形態の電極ユニット17のロ
ーラ28の外周面にチタンコーティングを施し、生体組
織Hが付着することを防ぐ構成にしてもよい。
ニット17のローラ28に付着することを防ぐことがで
きる。なお、第1の実施の形態の電極ユニット17のロ
ーラ28の外周面にチタンコーティングを施し、生体組
織Hが付着することを防ぐ構成にしてもよい。
【0037】また、図6乃至図8は本発明の第4の実施
の形態を示すものである。これは、第1の実施の形態の
電極ユニット17のローラ28の外周面上に左右に波打
つ波形の4つのリング状溝(凹陥部)61を設けたもの
である。
の形態を示すものである。これは、第1の実施の形態の
電極ユニット17のローラ28の外周面上に左右に波打
つ波形の4つのリング状溝(凹陥部)61を設けたもの
である。
【0038】これにより、生体組織上で電極ユニット1
7のローラ28をころがしながら通電した際に、ローラ
28との接触によって蒸散あるいは凝固される生体組織
部分が直線ではなく、波打った形に形成されるので、よ
り均一にむらなく処置が出来る。
7のローラ28をころがしながら通電した際に、ローラ
28との接触によって蒸散あるいは凝固される生体組織
部分が直線ではなく、波打った形に形成されるので、よ
り均一にむらなく処置が出来る。
【0039】ここで、第1の実施の形態のように電極ユ
ニット17のローラ28の外周面上に直線状のリング状
溝33を設けた場合には処置の開始後の初期にはローラ
28の各リング状溝33間の突起部33aの先端部のみ
が生体組織に接触するので、電流密度が上昇する結果、
蒸散効果だけでなく、生体組織の切開効果が生じる。そ
のため、この場合には処置の進行にともない図7(A)
に示すようにローラ28の各リング状溝33間の突起部
33aが生体組織中に沈み、各リング状溝33内に生体
組織が侵入し、ローラ28の各リング状溝33の溝壁面
にまで生体組織が接触するので、ローラ28における生
体組織との接触面積が増加する結果、図8中の特性曲線
Aに示すように電流密度が下がり、蒸散効果が下がるお
それがある。
ニット17のローラ28の外周面上に直線状のリング状
溝33を設けた場合には処置の開始後の初期にはローラ
28の各リング状溝33間の突起部33aの先端部のみ
が生体組織に接触するので、電流密度が上昇する結果、
蒸散効果だけでなく、生体組織の切開効果が生じる。そ
のため、この場合には処置の進行にともない図7(A)
に示すようにローラ28の各リング状溝33間の突起部
33aが生体組織中に沈み、各リング状溝33内に生体
組織が侵入し、ローラ28の各リング状溝33の溝壁面
にまで生体組織が接触するので、ローラ28における生
体組織との接触面積が増加する結果、図8中の特性曲線
Aに示すように電流密度が下がり、蒸散効果が下がるお
それがある。
【0040】これに対して、本実施の形態ではローラ2
8の外周面上のリング状溝61は左右に波打つ波形に形
成されているので、各リング状溝61間の突起部66a
と生体組織との接触部はローラ28の回転にともないロ
ーラ28の軸方向に移動する。そのため、本実施の形態
では処置が進行してもローラ28の各リング状溝66間
の突起部66aが生体組織中に沈み難くすることができ
るので、図7(B)に示すようにローラ28の各リング
状溝66間の突起部66aの先端部のみを生体組織に接
触させる状態で常に保持することができ、ローラ28に
おける生体組織との接触面積を低下させて、電流密度を
高め、図8中の特性曲線Bに示すように安定した蒸散効
果が得られる。
8の外周面上のリング状溝61は左右に波打つ波形に形
成されているので、各リング状溝61間の突起部66a
と生体組織との接触部はローラ28の回転にともないロ
ーラ28の軸方向に移動する。そのため、本実施の形態
では処置が進行してもローラ28の各リング状溝66間
の突起部66aが生体組織中に沈み難くすることができ
るので、図7(B)に示すようにローラ28の各リング
状溝66間の突起部66aの先端部のみを生体組織に接
触させる状態で常に保持することができ、ローラ28に
おける生体組織との接触面積を低下させて、電流密度を
高め、図8中の特性曲線Bに示すように安定した蒸散効
果が得られる。
【0041】なお、本実施の形態では電極ユニット17
のローラ28の外周面上に4つの波形のリング状溝61
を設けた構成を示したが、電極ユニット17のローラ2
8の外周面上に1つ、或いは4つ以外の複数の波形のリ
ング状溝33を設けてもよい。
のローラ28の外周面上に4つの波形のリング状溝61
を設けた構成を示したが、電極ユニット17のローラ2
8の外周面上に1つ、或いは4つ以外の複数の波形のリ
ング状溝33を設けてもよい。
【0042】また、図9は本発明の第5の実施の形態を
示すものである。これは、第1の実施の形態(図1乃至
図3参照)の電極ユニット17のローラ28の表面に第
1の実施の形態と同様に3つの周方向のリング状溝(凹
陥部)33を設けるとともに、3つのリング状溝33と
交差する軸方向に延設された複数の軸方向溝(凹陥部)
71を設けたものである。
示すものである。これは、第1の実施の形態(図1乃至
図3参照)の電極ユニット17のローラ28の表面に第
1の実施の形態と同様に3つの周方向のリング状溝(凹
陥部)33を設けるとともに、3つのリング状溝33と
交差する軸方向に延設された複数の軸方向溝(凹陥部)
71を設けたものである。
【0043】これにより、電極ユニット17のローラ2
8と生体組織との接触面積を第1の実施の形態のような
周方向のリング状溝33のみのローラ28に比べて更に
小さくすることができるので、通電時に高周波電流をよ
り集中的に流すことができ、生体組織の蒸散や、凝固等
の処置の効率を一層高め、治療効果を高めることができ
る。
8と生体組織との接触面積を第1の実施の形態のような
周方向のリング状溝33のみのローラ28に比べて更に
小さくすることができるので、通電時に高周波電流をよ
り集中的に流すことができ、生体組織の蒸散や、凝固等
の処置の効率を一層高め、治療効果を高めることができ
る。
【0044】また、図10は本発明の第6の実施の形態
を示すものである。これは、第1の実施の形態(図1乃
至図3参照)の電極ユニット17のローラ28の外周面
に複数の螺旋状の溝(凹陥部)81を設けたものであ
る。
を示すものである。これは、第1の実施の形態(図1乃
至図3参照)の電極ユニット17のローラ28の外周面
に複数の螺旋状の溝(凹陥部)81を設けたものであ
る。
【0045】これにより、生体組織上で電極ユニット1
7のローラ28をころがしながら通電した際に、第4の
実施の形態(図6参照)と同じく、ローラ28との接触
によって蒸散あるいは凝固される生体組織部分が直線で
はなく、波打った形に形成されるので、蒸散あるいは凝
固をより均一に行うことが出来る。
7のローラ28をころがしながら通電した際に、第4の
実施の形態(図6参照)と同じく、ローラ28との接触
によって蒸散あるいは凝固される生体組織部分が直線で
はなく、波打った形に形成されるので、蒸散あるいは凝
固をより均一に行うことが出来る。
【0046】また、図11は本発明の第7の実施の形態
を示すものである。これは、第1の実施の形態(図1乃
至図3参照)の電極ユニット17のローラ28の表面に
複数の円形穴(凹陥部)91を設けたものである。
を示すものである。これは、第1の実施の形態(図1乃
至図3参照)の電極ユニット17のローラ28の表面に
複数の円形穴(凹陥部)91を設けたものである。
【0047】これにより、生体組織上で電極ユニット1
7のローラ28をころがしながら通電した際に、ローラ
28の外周面の各円形穴91によってローラ28の外周
面と生体組織との接触面積を小さくすることができるの
で、ローラ28の外周面の各円形穴91以外の部分に高
周波電流を集中的に流すことができ、生体組織の蒸散
や、凝固等の処置の効率を高めることができる。
7のローラ28をころがしながら通電した際に、ローラ
28の外周面の各円形穴91によってローラ28の外周
面と生体組織との接触面積を小さくすることができるの
で、ローラ28の外周面の各円形穴91以外の部分に高
周波電流を集中的に流すことができ、生体組織の蒸散
や、凝固等の処置の効率を高めることができる。
【0048】さらに、本実施の形態ではローラ28の外
周面の各円形穴91以外の部分と生体組織との接触部は
ローラ28の回転にともないローラ28の各円形穴91
の位置に応じて軸方向に移動する。そのため、本実施の
形態では処置が進行してもローラ28の外周面の各円形
穴91以外の部分が生体組織中に沈み難くすることがで
きるので、ローラ28の外周面の各円形穴91以外の部
分のみを生体組織に略面接触させる状態で常に保持する
ことができ、第4の実施の形態(図6参照)と同じく、
ローラ28における生体組織との接触面積を低下させ
て、電流密度を高め、安定した蒸散効果が得られる。
周面の各円形穴91以外の部分と生体組織との接触部は
ローラ28の回転にともないローラ28の各円形穴91
の位置に応じて軸方向に移動する。そのため、本実施の
形態では処置が進行してもローラ28の外周面の各円形
穴91以外の部分が生体組織中に沈み難くすることがで
きるので、ローラ28の外周面の各円形穴91以外の部
分のみを生体組織に略面接触させる状態で常に保持する
ことができ、第4の実施の形態(図6参照)と同じく、
ローラ28における生体組織との接触面積を低下させ
て、電流密度を高め、安定した蒸散効果が得られる。
【0049】また、図12(A)〜(C)は本発明の第
8の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1
〜7の各実施の形態のローラ型の蒸散電極からなる電極
ユニット17に代えて断面形状が略U字型のU字型電極
101を設けたものである。このU字型電極101には
レゼクトスコープのシース3(図1参照)の軸方向に沿
って所定の長さの電極本体102が設けられている。
8の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1
〜7の各実施の形態のローラ型の蒸散電極からなる電極
ユニット17に代えて断面形状が略U字型のU字型電極
101を設けたものである。このU字型電極101には
レゼクトスコープのシース3(図1参照)の軸方向に沿
って所定の長さの電極本体102が設けられている。
【0050】この電極本体102の外周面には生体組織
との接触面積を小さくする複数の直線状溝(凹陥部)1
03が設けられている。各直線状溝103は図12
(B)に示すようにレゼクトスコープのシース3の軸方
向に沿って延設されている。
との接触面積を小さくする複数の直線状溝(凹陥部)1
03が設けられている。各直線状溝103は図12
(B)に示すようにレゼクトスコープのシース3の軸方
向に沿って延設されている。
【0051】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態ではU字型電極1
01の電極本体102の外周面に生体組織との接触面積
を小さくする複数の直線状溝103を設けたので、U字
型電極101の電極本体102と生体組織との接触部は
図12(C)に示すように直線状溝103以外の部分だ
けとなる。そのため、直線状溝103がなく、外周面が
平滑に形成されているU字型電極101の電極本体10
2に比べて生体組織との接触面積を小さくすることがで
きるので、U字型電極101の電極本体102の外周面
に形成された直線状溝103以外の部分に高周波電流を
集中的に流すことができ、生体組織の蒸散や、凝固等の
処置の効率を高めることができる。
果を奏する。すなわち、本実施の形態ではU字型電極1
01の電極本体102の外周面に生体組織との接触面積
を小さくする複数の直線状溝103を設けたので、U字
型電極101の電極本体102と生体組織との接触部は
図12(C)に示すように直線状溝103以外の部分だ
けとなる。そのため、直線状溝103がなく、外周面が
平滑に形成されているU字型電極101の電極本体10
2に比べて生体組織との接触面積を小さくすることがで
きるので、U字型電極101の電極本体102の外周面
に形成された直線状溝103以外の部分に高周波電流を
集中的に流すことができ、生体組織の蒸散や、凝固等の
処置の効率を高めることができる。
【0052】また、図13は本発明の第9の実施の形態
を示すものである。本実施の形態は第8の実施の形態
(図12(A)〜(C)参照)のU字型電極101の電
極本体102の外周面に形成された複数の直線状溝10
3に代えて図13に示すように略波形に蛇行させた複数
の波形溝(凹陥部)111を設けたものである。
を示すものである。本実施の形態は第8の実施の形態
(図12(A)〜(C)参照)のU字型電極101の電
極本体102の外周面に形成された複数の直線状溝10
3に代えて図13に示すように略波形に蛇行させた複数
の波形溝(凹陥部)111を設けたものである。
【0053】そこで、本実施の形態ではU字型電極10
1の電極本体102の外周面に複数の波形溝111を設
けたので、U字型電極101の電極本体102と生体組
織との接触部は波形溝111以外の部分だけとなる。そ
のため、第8の実施の形態と同様にU字型電極101の
電極本体102における生体組織との接触面積を小さく
することができるので、U字型電極101の電極本体1
02の外周面に形成された波形溝111以外の部分に高
周波電流を集中的に流すことができ、生体組織の蒸散
や、凝固等の処置の効率を高めることができる。
1の電極本体102の外周面に複数の波形溝111を設
けたので、U字型電極101の電極本体102と生体組
織との接触部は波形溝111以外の部分だけとなる。そ
のため、第8の実施の形態と同様にU字型電極101の
電極本体102における生体組織との接触面積を小さく
することができるので、U字型電極101の電極本体1
02の外周面に形成された波形溝111以外の部分に高
周波電流を集中的に流すことができ、生体組織の蒸散
や、凝固等の処置の効率を高めることができる。
【0054】さらに、本実施の形態では特にU字型電極
101の電極本体102の外周面の複数の波形溝111
を略波形に蛇行させた形状に形成したので、U字型電極
101をシース3の軸方向に沿って進退移動させる動作
にともない電極本体102の外周面と生体組織との接触
部を各波形溝111に沿ってU字型電極101の進退動
作方向とは略直交する方向に移動させることができる。
そのため、本実施の形態では処置が進行しても各波形溝
111内に生体組織が侵入し難くすることができるの
で、電極本体102の外周面の波形溝111以外の部分
のみを生体組織に接触させる状態で常に保持することが
でき、U字型電極101における生体組織との接触面積
を低下させて、電流密度を高め、安定した蒸散効果が得
られる。
101の電極本体102の外周面の複数の波形溝111
を略波形に蛇行させた形状に形成したので、U字型電極
101をシース3の軸方向に沿って進退移動させる動作
にともない電極本体102の外周面と生体組織との接触
部を各波形溝111に沿ってU字型電極101の進退動
作方向とは略直交する方向に移動させることができる。
そのため、本実施の形態では処置が進行しても各波形溝
111内に生体組織が侵入し難くすることができるの
で、電極本体102の外周面の波形溝111以外の部分
のみを生体組織に接触させる状態で常に保持することが
でき、U字型電極101における生体組織との接触面積
を低下させて、電流密度を高め、安定した蒸散効果が得
られる。
【0055】また、図14は本発明の第10の実施の形
態を示すものである。本実施の形態は第9の実施の形態
(図13参照)のU字型電極101の電極本体102の
外周面に形成された複数の波形溝111に代えて図14
に示すように複数の円形穴(凹陥部)121を設けたも
のである。
態を示すものである。本実施の形態は第9の実施の形態
(図13参照)のU字型電極101の電極本体102の
外周面に形成された複数の波形溝111に代えて図14
に示すように複数の円形穴(凹陥部)121を設けたも
のである。
【0056】そこで、本実施の形態ではU字型電極10
1の電極本体102の外周面に複数の円形穴121を設
けたので、U字型電極101の電極本体102と生体組
織との接触部は円形穴121以外の部分だけとなる。そ
のため、第9の実施の形態と同様にU字型電極101の
電極本体102における生体組織との接触面積を小さく
することができるので、U字型電極101の電極本体1
02の外周面に形成された円形穴121以外の部分に高
周波電流を集中的に流すことができ、生体組織の蒸散
や、凝固等の処置の効率を高めることができる。
1の電極本体102の外周面に複数の円形穴121を設
けたので、U字型電極101の電極本体102と生体組
織との接触部は円形穴121以外の部分だけとなる。そ
のため、第9の実施の形態と同様にU字型電極101の
電極本体102における生体組織との接触面積を小さく
することができるので、U字型電極101の電極本体1
02の外周面に形成された円形穴121以外の部分に高
周波電流を集中的に流すことができ、生体組織の蒸散
や、凝固等の処置の効率を高めることができる。
【0057】さらに、本実施の形態でもU字型電極10
1をシース3の軸方向に沿って進退移動させる動作にと
もない電極本体102の外周面と生体組織との接触部を
円形穴121によってU字型電極101の進退動作方向
とは異なる方向に移動させることができるので、処置が
進行しても各円形穴121内に生体組織が侵入し難くす
ることができる。そのため、電極本体102の外周面の
円形穴121以外の部分のみを生体組織に接触させる状
態で常に保持することができ、U字型電極101におけ
る生体組織との接触面積を低下させて、電流密度を高
め、安定した蒸散効果が得られる。
1をシース3の軸方向に沿って進退移動させる動作にと
もない電極本体102の外周面と生体組織との接触部を
円形穴121によってU字型電極101の進退動作方向
とは異なる方向に移動させることができるので、処置が
進行しても各円形穴121内に生体組織が侵入し難くす
ることができる。そのため、電極本体102の外周面の
円形穴121以外の部分のみを生体組織に接触させる状
態で常に保持することができ、U字型電極101におけ
る生体組織との接触面積を低下させて、電流密度を高
め、安定した蒸散効果が得られる。
【0058】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他の
特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他の
特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
【0059】記 (付記項1) スコープと、前記スコープを体腔内に挿
通するためのシースと、前記シースの先端開口部より突
没する組織切除用の電極と、前記スコープの基端部から
前記電極に通電する電極通電手段とを有するレゼクトス
コープにおいて、前記電極の先端近傍に、略円筒状で、
且つその円周面上に少なくとも1本の溝を有する金属回
転体を設けたことを特徴とするレゼクトスコープ。
通するためのシースと、前記シースの先端開口部より突
没する組織切除用の電極と、前記スコープの基端部から
前記電極に通電する電極通電手段とを有するレゼクトス
コープにおいて、前記電極の先端近傍に、略円筒状で、
且つその円周面上に少なくとも1本の溝を有する金属回
転体を設けたことを特徴とするレゼクトスコープ。
【0060】(付記項2) 付記項1記載のレゼクトス
コープであって、前記金属回転体は、前記電極通電手段
と電気的に接続しながら回転可能であることを特徴とす
るレゼクトスコープ。
コープであって、前記金属回転体は、前記電極通電手段
と電気的に接続しながら回転可能であることを特徴とす
るレゼクトスコープ。
【0061】(付記項3) スコープと、電極操作器
と、スコープを挿通する為のシースと、電極操作器に手
元部が接続固定され、シース内部を通り、シース先端開
口部より、先端が突没する電極とから成るレゼクトスコ
ープにおいて、電極の先端に略円筒状の金属より成り、
患部を処置する為の回転体が電極内の導電ワイヤと電気
的に接触しながら回転可能なように設けられるととも
に、回転体の外周面上に、1体あるいは複数の溝を設け
たことを特徴とするレゼクトスコープ。
と、スコープを挿通する為のシースと、電極操作器に手
元部が接続固定され、シース内部を通り、シース先端開
口部より、先端が突没する電極とから成るレゼクトスコ
ープにおいて、電極の先端に略円筒状の金属より成り、
患部を処置する為の回転体が電極内の導電ワイヤと電気
的に接触しながら回転可能なように設けられるととも
に、回転体の外周面上に、1体あるいは複数の溝を設け
たことを特徴とするレゼクトスコープ。
【0062】(付記項4) 外科手術用の電気処置具に
おいて、処置具先端に略円筒状の金属より成る回転体が
処置具内の導電ワイヤと電気的に接触しながら回転する
ように設けられるとともに回転体の外周面上に、1体あ
るいは複数の溝を設けたことを特徴とする電気処置具。
おいて、処置具先端に略円筒状の金属より成る回転体が
処置具内の導電ワイヤと電気的に接触しながら回転する
ように設けられるとともに回転体の外周面上に、1体あ
るいは複数の溝を設けたことを特徴とする電気処置具。
【0063】(付記項3、4の作用) 電極の回転体外
表面に1本以上の溝を設けて、回転体を組織に押し付け
ながら高周波電流を流した時に、回転体と組織の間の接
触部が、小さな面積でかつ複数、できるだけ多くの箇所
となるようにした。
表面に1本以上の溝を設けて、回転体を組織に押し付け
ながら高周波電流を流した時に、回転体と組織の間の接
触部が、小さな面積でかつ複数、できるだけ多くの箇所
となるようにした。
【0064】(付記項5) レゼクトスコープ用電極に
おいて、電極先端に略円筒状の金属より成る回転体が電
極内部の導電ワイヤと電気的に接触しながら回転するよ
うに設けられているとともに、回転体と導電ワイヤが接
触する部分の回転体の内面及び/又は導電ワイヤの外周
面に導電コーティング層を設けたレゼクトスコープ用電
極。
おいて、電極先端に略円筒状の金属より成る回転体が電
極内部の導電ワイヤと電気的に接触しながら回転するよ
うに設けられているとともに、回転体と導電ワイヤが接
触する部分の回転体の内面及び/又は導電ワイヤの外周
面に導電コーティング層を設けたレゼクトスコープ用電
極。
【0065】(付記項6) 外科処置用の電気処置具に
おいて、処置具先端に略円筒状の金属より成る回転体が
処置具内部の導電ワイヤと電気的に接触しながら回転す
るように設けられているとともに、回転体と導電ワイヤ
が接触する部分の回転体の内面及び/又は導電ワイヤの
外周面に導電コーティング層を設けた電気処置具。
おいて、処置具先端に略円筒状の金属より成る回転体が
処置具内部の導電ワイヤと電気的に接触しながら回転す
るように設けられているとともに、回転体と導電ワイヤ
が接触する部分の回転体の内面及び/又は導電ワイヤの
外周面に導電コーティング層を設けた電気処置具。
【0066】(付記項5、6の作用) 回転体のワイヤ
を通す穴の内周及び/又はワイヤ外周に酸化被膜の形成
を防ぐ表面処理(金メッキなど)を行い導電コーティン
グ層を設け、接触部の電気抵抗を小さくし、電流を流れ
易くした。
を通す穴の内周及び/又はワイヤ外周に酸化被膜の形成
を防ぐ表面処理(金メッキなど)を行い導電コーティン
グ層を設け、接触部の電気抵抗を小さくし、電流を流れ
易くした。
【0067】(付記項7) レゼクトスコープ用電極に
おいて、電極先端に略円筒状の回転体が内部の導電ワイ
ヤと電気的に接触しながら回転するように設けられてい
るとともに、回転体全体あるいは回転体の少なくとも外
周面をチタンあるいはチタン合金としたレゼクトスコー
プ用電極。
おいて、電極先端に略円筒状の回転体が内部の導電ワイ
ヤと電気的に接触しながら回転するように設けられてい
るとともに、回転体全体あるいは回転体の少なくとも外
周面をチタンあるいはチタン合金としたレゼクトスコー
プ用電極。
【0068】(付記項8) 外科処置用の電気処置具に
おいて、処置具先端に略円筒状の回転体が内部の導電ワ
イヤと電気的に接触しながら回転するように設けられて
いるとともに、回転体全体あるいは少なくとも回転体の
外周面をチタンあるいはチタン合金とした電気処置具。
おいて、処置具先端に略円筒状の回転体が内部の導電ワ
イヤと電気的に接触しながら回転するように設けられて
いるとともに、回転体全体あるいは少なくとも回転体の
外周面をチタンあるいはチタン合金とした電気処置具。
【0069】(付記項7、8の作用) 回転体を組織の
焦げつき、付着を防ぐ材質(チタンなど)として、常に
安定して電流が回転体から組織へ流れるようにした。 (付記項9) スコープと、このスコープを体腔内に挿
通するためのシースと、このシースの先端開口部から外
部側に突没する生体組織切除用の電極と、この電極に通
電する電極通電手段とを有するレゼクトスコープにおい
て、前記電極における生体組織との接触部分に略円筒状
の導電性の回転体を設け、前記導電性回転体の外周面上
に前記生体組織との接触面積を小さくする手段を設けた
ことを特徴とするレゼクトスコープ。
焦げつき、付着を防ぐ材質(チタンなど)として、常に
安定して電流が回転体から組織へ流れるようにした。 (付記項9) スコープと、このスコープを体腔内に挿
通するためのシースと、このシースの先端開口部から外
部側に突没する生体組織切除用の電極と、この電極に通
電する電極通電手段とを有するレゼクトスコープにおい
て、前記電極における生体組織との接触部分に略円筒状
の導電性の回転体を設け、前記導電性回転体の外周面上
に前記生体組織との接触面積を小さくする手段を設けた
ことを特徴とするレゼクトスコープ。
【0070】(付記項10) 電気手術用電源と、これ
と接続するローラー型の蒸散電極とにおいて、前記ロー
ラー電極に1本以上の溝を構成し、この溝の形状が円筒
状ではなく蛇行、もしくは円柱状の穴を構成し、電極が
生体にしずみにくくしたことを特徴とする電気手術用電
極。
と接続するローラー型の蒸散電極とにおいて、前記ロー
ラー電極に1本以上の溝を構成し、この溝の形状が円筒
状ではなく蛇行、もしくは円柱状の穴を構成し、電極が
生体にしずみにくくしたことを特徴とする電気手術用電
極。
【0071】(付記項10の解決しようとする課題)
従来ローラーの溝付き、もしくは歯車状の電極は、電流
密度を高めるために生体との接触面積を低減している
が、電流密度が上昇した結果、蒸散効果だけでなく、切
開効果が生じ、その結果、電極が組織中にしずみ、電極
の溝にまで組織が接触し、その結果、電流密度が減少
し、蒸散効果が下がってしまっていた。
従来ローラーの溝付き、もしくは歯車状の電極は、電流
密度を高めるために生体との接触面積を低減している
が、電流密度が上昇した結果、蒸散効果だけでなく、切
開効果が生じ、その結果、電極が組織中にしずみ、電極
の溝にまで組織が接触し、その結果、電流密度が減少
し、蒸散効果が下がってしまっていた。
【0072】(付記項10の目的) 効率の良い電気手
術。 (付記項11) 電気手術用電極において、電極形状が
ある一定の厚みを有するU字型であり、U字型電極の患
者接触部に溝を設けたことを特徴とする電気手術用電
極。
術。 (付記項11) 電気手術用電極において、電極形状が
ある一定の厚みを有するU字型であり、U字型電極の患
者接触部に溝を設けたことを特徴とする電気手術用電
極。
【0073】(付記項11の解決しようとする課題)
従来の溝なしのバンド電極の場合、患者と電極部の接触
面積が広いため、高周波電流密度が低下し、焼灼性能が
低下していた。 (付記項11の目的) 焼灼効率の良い電気手術用電
極。
従来の溝なしのバンド電極の場合、患者と電極部の接触
面積が広いため、高周波電流密度が低下し、焼灼性能が
低下していた。 (付記項11の目的) 焼灼効率の良い電気手術用電
極。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば電極に生体組織と略面接
触する面接触部分を設け、面接触部分に生体組織との接
触面積を小さくする凹陥部を設けたので、電極の面接触
部分と生体組織との接触面積を小さくすることにより、
小さい接触面積の面接触部分に高周波電流を集中的に流
して生体組織の蒸散や、凝固等の処置の効率を高めるこ
とができるとともに、広い範囲を均一に処置する操作を
簡単に行うことができる。
触する面接触部分を設け、面接触部分に生体組織との接
触面積を小さくする凹陥部を設けたので、電極の面接触
部分と生体組織との接触面積を小さくすることにより、
小さい接触面積の面接触部分に高周波電流を集中的に流
して生体組織の蒸散や、凝固等の処置の効率を高めるこ
とができるとともに、広い範囲を均一に処置する操作を
簡単に行うことができる。
【図1】 本発明の第1の実施の形態におけるレゼクト
スコープ全体の概略構成を示す縦断面図。
スコープ全体の概略構成を示す縦断面図。
【図2】 第1の実施の形態のレゼクトスコープの電極
ユニットの構造を示す斜視図。
ユニットの構造を示す斜視図。
【図3】 第1の実施の形態のレゼクトスコープの電極
ユニットのローラを示す斜視図。
ユニットのローラを示す斜視図。
【図4】 本発明の第2の実施の形態のレゼクトスコー
プの電極ユニットの要部構成を示す縦断面図。
プの電極ユニットの要部構成を示す縦断面図。
【図5】 本発明の第3の実施の形態のレゼクトスコー
プの電極ユニットの要部構成を示す縦断面図。
プの電極ユニットの要部構成を示す縦断面図。
【図6】 本発明の第4の実施の形態のレゼクトスコー
プの電極ユニットの要部構成を示す正面図。
プの電極ユニットの要部構成を示す正面図。
【図7】 第4の実施の形態のレゼクトスコープの作用
を説明するための説明図。
を説明するための説明図。
【図8】 第4の実施の形態のレゼクトスコープの動作
特性を示す特性図。
特性を示す特性図。
【図9】 本発明の第5の実施の形態のレゼクトスコー
プの電極ユニットの要部構成を示す斜視図。
プの電極ユニットの要部構成を示す斜視図。
【図10】 本発明の第6の実施の形態のレゼクトスコ
ープの電極ユニットの要部構成を示す斜視図。
ープの電極ユニットの要部構成を示す斜視図。
【図11】 本発明の第7の実施の形態のレゼクトスコ
ープの電極ユニットの要部構成を示す斜視図。
ープの電極ユニットの要部構成を示す斜視図。
【図12】 本発明の第8の実施の形態を示すもので、
(A)はレゼクトスコープのU字型電極の要部構成を示
す斜視図、(B)は同平面図、(C)はU字型電極と生
体組織との接触部を示す縦断面図。
(A)はレゼクトスコープのU字型電極の要部構成を示
す斜視図、(B)は同平面図、(C)はU字型電極と生
体組織との接触部を示す縦断面図。
【図13】 本発明の第9の実施の形態のレゼクトスコ
ープのU字型電極の要部構成を示す平面図。
ープのU字型電極の要部構成を示す平面図。
【図14】 本発明の第10の実施の形態のレゼクトス
コープのU字型電極の要部構成を示す平面図。
コープのU字型電極の要部構成を示す平面図。
1 スコープ 3 シース 3a 先端開口部 17 電極ユニット 19 電源コード接続口金(電極通電手段) 28 ローラ(面接触部分) 33、61 リング状溝(凹陥部) 71 軸方向溝(凹陥部) 81 螺旋状溝(凹陥部) 91、121 円形穴(凹陥部) 101 U字型電極 103 直線状溝(凹陥部) 111 波形溝(凹陥部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉嶺 英人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 スコープと、このスコープを体腔内に挿
通するためのシースと、このシースの先端開口部から外
部側に突没する生体組織切除用の電極と、この電極に通
電する電極通電手段とを有するレゼクトスコープにおい
て、 前記電極に生体組織と略面接触する面接触部分を設け、
前記面接触部分に前記生体組織との接触面積を小さくす
る凹陥部を設けたことを特徴とするレゼクトスコープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8334122A JPH09262244A (ja) | 1996-01-24 | 1996-12-13 | レゼクトスコープ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-10245 | 1996-01-24 | ||
JP1024596 | 1996-01-24 | ||
JP8334122A JPH09262244A (ja) | 1996-01-24 | 1996-12-13 | レゼクトスコープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09262244A true JPH09262244A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=26345491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8334122A Withdrawn JPH09262244A (ja) | 1996-01-24 | 1996-12-13 | レゼクトスコープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09262244A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000016707A1 (fr) * | 1998-09-18 | 2000-03-30 | Hidehiro Yamamoto | Dispositif d'alimentation en energie pour endoscope |
WO2006038646A1 (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-13 | Olympus Corporation | 高周波処置装置 |
WO2010076873A1 (ja) * | 2008-12-29 | 2010-07-08 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 外科手術装置 |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP8334122A patent/JPH09262244A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000016707A1 (fr) * | 1998-09-18 | 2000-03-30 | Hidehiro Yamamoto | Dispositif d'alimentation en energie pour endoscope |
AU751124B2 (en) * | 1998-09-18 | 2002-08-08 | Hidehiro Yamamoto | Endoscope power supplying appliance |
US6585638B1 (en) | 1998-09-18 | 2003-07-01 | Hidehiro Yamamoto | Endoscope power supplying appliance |
WO2006038646A1 (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-13 | Olympus Corporation | 高周波処置装置 |
US7867229B2 (en) | 2004-10-05 | 2011-01-11 | Olympus Corporation | High-frequency treatment apparatus |
WO2010076873A1 (ja) * | 2008-12-29 | 2010-07-08 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 外科手術装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |