JPH09262219A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
磁気共鳴イメージング装置Info
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Abstract
もマイクロスコピーが適用可能な磁気共鳴イメージング
装置を提供すること。 【解決手段】 静磁場中の被検体に対し、高周波磁場と
傾斜磁場とを印加してエコーを収集するパルスシーケン
スを制御するパルスシーケンス制御手段と、収集された
エコーに基づいて画像を再構成する画像再構成手段とを
有する磁気共鳴イメージング装置であって、前記パルス
シーケンス制御手段は、再構成された前記画像のリード
アウト傾斜磁場方向における空間分解能を設定する空間
分解能制御手段と、リードアウト傾斜磁場の強度により
決まる空間分解能が前記空間分解能制御手段により設定
された空間分解能よりも低くなるリードアウト傾斜磁場
を印加する傾斜磁場強度制御手段とを具備する。
Description
ング(MRI)装置に係わり、特に低いリードアウト傾
斜磁場で高分解能の画像を撮影する技術に関するもので
ある。
ち磁気共鳴イメージング装置(以下、単に検査装置とい
う)は、たとえば、図24に示す構成である。
するマグネット、2602は傾斜磁場を発生する傾斜磁
場発生コイル、2603は被検体であり、これは静磁場
発生マグネット2601及び傾斜磁場発生コイル260
2内に設置される。
2605と高周波磁場発生器2606とに命令を送り、
傾斜磁場及び高周波磁場を発生する。この高周波磁場は
プローブ2607を通じて被検体2603に印加され
る。
プローブ2607により受波され、受信器2608で検
波が行われる。
れ、ここで画像再構成等の信号処理が行われ、処理結果
がディスプレイ2610に表示される。なお、必要に応
じて、記憶媒体2611に信号や測定条件を記憶させる
こともできる。
シムコイル2612を使う。シムコイル2612は複数
のチャネルからなり、シム電源2613により電流が供
給される。静磁場均一度の調整時には、各コイルに流れ
る電流をシーケンサ2604により制御する。このと
き、シーケンサ2604はシム電源2613に命令を送
り、静磁場不均一を補正するような付加的な磁場をシム
コイル2612より発生させる。
ログラムされたタイミングおよび強度で各装置が動作す
るように制御を行う。このプログラムのうち、特に高周
波磁場、傾斜磁場、信号受信のタイミングや強度を記述
したものはパルスシーケンスと呼ばれている。
手順の概略を、図25に示す典型的なパルスシーケンス
であるスピンエコー法を用いて説明する。
ス傾斜磁場201の印加とともに磁化励起用高周波磁場
(RF)パルス202を印加し、対象物体内のあるスラ
イスに磁気共鳴現象を誘起する。
位置情報を付加する位相エンコード傾斜磁場パルス20
4を印加し、180度パルス205を印加した後、リー
ドアウト方向の位置情報を付加するリードアウト傾斜磁
場パルス206を印加しながら磁気共鳴信号(エコー)
203が計測される。
するため、以上の手順を繰り返し、複数個のエコーを計
測する。この時、一度励起された磁化が平衡状態に戻る
のに数秒を要するため、エコーの計測終了から次の励起
までに、通常、その待ち時間が必要である。
に付き通常64から512であり、計測するエコーの数
は64から256が一般的である。
間(k空間,計測空間)上にエコーを並べ、2次元逆フ
ーリエ変換により画像再構成を行ない、断層像を得る。
このときの画像のマトリクス数は、(1個のエコーのサ
ンプリング点数)×(エコー数)になる。
イズΔWxとは、リードアウト傾斜磁場の強度をGx、
サンプリングレートをΔt、サンプリング点数をNで示
すと、それぞれ下記の式(1),(2)で表される。
撮影で対象となるプロトンでは、約42.5759MH
z/Tである。
に、高分解能の画像を得るマイクロスコピーの方法とし
て、サンプリングレートΔtと傾斜磁場Gxとを大きく
するか、あるいは、サンプリング点数Nを大きくするこ
とが考えられる。
を大きくすることにより分解能を高めており、通常10
0〜1000mT/m程度の非常に強力な磁場強度の傾
斜磁場を印加している。
いため、サンプリングレートやサンプリング点数を大き
くした場合に比べて、磁化の緩和による信号強度の減衰
や静磁場不均一の影響が小さく抑えられ、画質の劣化が
少なくてすむからである。
技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
ージング装置である臨床用のMRI装置でマイクロスコ
ピーを実施するためには、検査室等の限られた広さの部
屋に設置可能な大きさの装置で、直径約40cmの広い
領域にわたりリニアリティが良いと共に、100〜10
00mT/m程度という強力な磁場強度の傾斜磁場を発
生させる必要がある。
の発生は、分析用の小型装置では実現されているが、直
径約40cmの広い領域では発生できないという問題が
あった。
に磁場強度が変化するため、人体への影響すなわち人体
にかかる負荷が無視できなくなるという問題がある。
究例はあるが、それを臨床に用いるのは、撮影時間の制
約から不可能である。
る傾斜磁場強度は、最大で30mT/m程度である。
せず、人体に対してもマイクロスコピーが適用可能な磁
気共鳴イメージング装置を提供することにある。
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
場と傾斜磁場とを印加してエコーを収集するパルスシー
ケンスを制御するパルスシーケンス制御手段と、収集さ
れたエコーに基づいて画像を再構成する画像再構成手段
とを有する磁気共鳴イメージング装置であって、前記パ
ルスシーケンス制御手段は、再構成された前記画像のリ
ードアウト傾斜磁場方向における空間分解能を設定する
空間分解能制御手段と、リードアウト傾斜磁場の強度に
より決まる空間分解能が前記空間分解能制御手段により
設定された空間分解能よりも低くなるリードアウト傾斜
磁場を印加する傾斜磁場強度制御手段とを具備する。
ング装置において、前記画像再構成手段は、前記空間分
解能制御手段により設定される空間分解能の最小単位を
画像のリードアウト方向の1画素の幅とする。
気共鳴イメージング装置において、前記空間分解能制御
手段は、前記高周波磁場を照射して前記被検体の1部を
選択的に励起することにより、前記空間分解能を設定す
る。
ング装置において、前記空間分解能制御手段は、前記被
検体内の領域を、前記リードアウト傾斜磁場方向とほぼ
垂直な方向のほぼ等間隔なスライス群に励起し、前記傾
斜磁場強度制御手段は、リードアウト傾斜磁場の強度に
より決まる空間分解能を前記スライスの間隔とほぼ等し
くする。
ング装置において、前記空間分解能制御手段は、前記リ
ードアウト傾斜磁場の印加方向と同じ方向に励起用傾斜
磁場を印加すると共に、前記高周波磁場パルスをほぼ等
間隔に複数回照射する。
気共鳴イメージング装置において、前記パルスシーケン
ス制御手段は、前記高周波磁場と前記傾斜磁場とを印加
してエコーを収集する第1のパルスシーケンスと、前記
空間分解能制御手段と前記第1のパルスシーケンスとか
ら構成される第2のパルスシーケンスを実行し、前記画
像再構成手段は、前記第1のパルスシーケンスにより収
集されたエコーと、前記第2のパルスシーケンスにより
収集されたエコーとの差分処理を行う差分処理手段を具
備する。
ング装置において、前記差分処理手段は、第1のパルス
シーケンスにより収集されたエコーと、第2のパルスシ
ーケンスにより収集されたエコーとからそれぞれ再構成
された画像に対して、前記差分処理を行う。
れかの磁気共鳴イメージング装置において、前記複数の
高周波磁場パルスは、振幅が一定である。
れかの磁気共鳴イメージング装置において、前記複数の
高周波磁場パルスは、振幅変調されている。
ずれかの磁気共鳴イメージング装置において、前記複数
の高周波磁場パルスは、周波数変調あるいは位相変調さ
れている。
いずれかの磁気共鳴イメージング装置において、前記パ
ルスシーケンス制御手段は、前記スライス群の位置をリ
ードアウト傾斜磁場を印加する軸に沿って移動させなが
ら前記パルスシーケンスの実行を所定の回数繰り返す。
いずれかの磁気共鳴イメージング装置において、前記パ
ルスシーケンスの繰り返し毎に前記高周波磁場パルスの
周波数を変化させる。
いずれかの磁気共鳴イメージング装置において、前記パ
ルスシーケンスの繰り返し毎に静磁場強度を変化させ
る。
いずれかの磁気共鳴イメージング装置において、前記パ
ルスシーケンスは、エコー収集に伴ない、前記被検体に
位相エンコード傾斜磁場を印加する。
ージング装置において、前記位相エンコード傾斜磁場の
強度が前記リードアウト傾斜磁場の強度とほぼ等しい。
いずれかの磁気共鳴イメージング装置において、前記パ
ルスシーケンスは、リードアウト方向を変化させながら
エコー収集を繰り返す。
いずれかの磁気共鳴イメージング装置において、前記パ
ルスシーケンスは、磁化の励起とエコーの計測との間に
180度パルスを照射する。
のいずれかの磁気共鳴イメージング装置において、前記
リードアウト傾斜磁場を反転させながら複数個の前記エ
コーを収集するパルスシーケンスを具備する。
のいずれかの磁気共鳴イメージング装置において、前記
パルスシーケンスの実行に先立って、注目領域以外の領
域の信号を抑制するシーケンスを実行する。
のいずれかの磁気共鳴イメージング装置において、前記
画像再構成手段は、同一の前記パルスシーケンスで収集
したエコーに基づいて再構成した複数の画像を積算す
る。
いずれかの磁気共鳴イメージング装置において、前記パ
ルスシーケンスの繰り返し毎にその時点で計測されてい
るエコーを用いて画像再構成を行う。
ージング装置において、再構成された部分的な画像を表
示装置に表示する。
ば、まず、再構成手段が空間分解能制御手段によって決
まる空間分解能の最小単位を画像のリードアウトアウト
方向の1画素の幅とする。
検体に対して、リードアウト方向の傾斜磁場を印加しな
がら複数個の高周波磁場を照射する。これにより、被検
体内がリードアウト傾斜磁場と垂直な方向に等間隔なス
ライス群に励起される。
ウト傾斜磁場の強度によって決まる空間分解能が空間分
解能制御手段によって決定される空間分解能よりも低く
なるリードアウト傾斜磁場を被検体に印加する。
印加する方向に沿って移動しながら、エコーを計測する
ことにより、リードアウトアウト方向の1画素を空間分
解能の最小単位とするエコーが計測される。
に基づいて画像を構成することにより、スライス厚を1
画素の幅とする画像を構成できるので、強力な傾斜磁場
を必要とせず、人体に対してもマイクロスコピーが適用
できる。
施の形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明
する。
全図において、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
態1の磁気共鳴イメージング装置の概略構成を示すブロ
ック図であり、101は静磁場発生マグネット、102
は傾斜磁場発生コイル、103は被検体、104はシー
ケンサ(パルスシーケンス制御手段)、105は傾斜磁
場電源、106は高周波パルス発生器、107はプロー
ブ、108は受信器、109は計算機(画像再構成手
段)、110はディスプレイ、111は記憶媒体、11
2はシムコイル、113はシム電源を示す。
1は静磁場を発生(生成)するための周知のマグネット
であり、たとえば、永久磁石を用いる。
生するための周知のコイルであり、たとえば、被検体1
03の体軸方向をZ軸方向、このZ軸と直交する面内の
位置を特定するための座標として、互いに直交するX軸
およびY軸を設定するときに、X軸,Y軸,Z軸の各軸
方向に所定の傾斜を有する線形傾斜磁場Gx,Gy,G
zを発生する。
斜磁場電源105に接続されており、この電源から供給
される電流に対応する磁場を発生する。
定しておくことができる周知のシーケンサであり、たと
えば、計算機109で組まれた測定のシーケンスをデー
タとして受け取り、このデータに基づく順番で高周波パ
ルス発生器106、受信器108、シム電源113およ
び記憶媒体111等に動作信号を出力することにより、
装置の制御を行う。
り、たとえば、前述するX軸,Y軸,Z軸方向の各傾斜
磁場発生コイル102を駆動するための3台の電源より
構成される。
置を選択するための周知の選択励起高周波パルスを発生
するための回路であり、たとえば、基準となる高周波を
発生する周知のシンセサイザーと、このシンセサイザー
が発生した高周波を所定の信号に変調するための変調回
路と、変調された電気信号を増幅するためのアンプとか
ら構成される。
6で発生したパルスを磁場に変換して被検体に導き照射
すると共に、被検体から放出される信号(エコー信号も
しくはエコー)を受波し、受信器108に導くためのコ
イルである。
プローブ107で導かれたエコーを検出(検波)し、こ
の結果をデジタル信号に変換した後、計算機109に出
力するブロックであり、電気信号をデジタル情報に変換
する周知のA/D変換器から構成される。
処理手段)であり、たとえば、前述する測定のシーケン
スを組みデータとして出力すると共に、エコーに基づい
て断層像等の構成を行う。
力される映像信号を表示するための周知の表示装置であ
る。
像、測定条件およびシーケンス等を記憶しておくための
周知の記憶装置であり、たとえば、磁気ディスク装置、
半導体メモリ、光磁気記憶装置、磁気テープ装置等を用
いる。
101が発生する静磁場の均一性を保つための磁場を発
生させるためのコイルであり、シム電源113から電流
を供給される。
力に基づいてシムコイル112に電流を供給する、周知
の電源である。
ング装置では、従来の装置と同様に、計算機109で組
まれた測定のシーケンスのデータの内、特に高周波磁
場、傾斜磁場、信号受信のタイミングや強度を記述した
ものはパルスシーケンスと呼ぶものとする。
構成を示すブロック図であり、401は空間分解能制御
手段、402は傾斜磁場強度制御手段、403はコント
ローラを示す。
生器106、受信器108、シム電源113、傾斜磁場
電源105および記憶媒体111を後述する手順で制御
することによって、リードアウト傾斜磁場の強度により
決まる空間分解能よりも、画像の空間分解能を高くでき
る。
解能制御手段401が高周波パルス発生器106と傾斜
磁場電源105とを制御して、撮影する画像の空間分解
能が設定される。
磁場電源105を制御して、エコー計測時のリードアウ
ト傾斜磁場強度を設定する。ただし、傾斜磁場強度制御
手段402は、同時に受信器108も制御してエコーの
計測も行う。この時、リードアウト傾斜磁場の強度によ
り決まる空間分解能が、空間分解能制御部401にて設
定した空間分解能よりも低くなるようにする。
れる空間分解能と、傾斜磁場強度制御手段において設定
されるリードアウト時の空間分解能との関係を説明する
ための図であり、501は縞の幅、502は縞の間隔、
503はプロジェクション(投影図)を示す。
リードアウト方向、縦軸が投影方向を示す。
ており、空間分解能制御手段401に於いて被検体内部
を等間隔の縞状に励起した場合を例として示している。
間分解能を、縞の間隔502と等しくとってエコーを計
測すると、このエコーのもつ空間分解能は、縞の幅50
1になる。これは、エコーを1次元逆フーリエ変換して
作成したプロジェクション503を見るとよく理解でき
る。
空間分解能は縞の間隔502に等しいが、含まれている
画像情報は励起されている縞の部分だけの情報であるた
め、プロジェクション503の空間分解能は縞の幅50
1に等しいといえる。
表示する際には、リードアウト傾斜磁場の強度で決まる
空間分解能の最小単位、すなわち、図3における縞の間
隔502を1ピクセルとするのではなく、縞の幅501
を画像の1ピクセルの幅とする。これにより、リードア
ウト傾斜磁場強度で決まる空間分解能502よりも高い
空間分解能の画像を得ることができる。
は、被検体の一部のプロジェクションしか計測できな
い。
ンを計測するために、縞全体の位置を任意に変化させな
がらエコーの計測を繰り返すことが必要となる。
り、504、505、506はそれぞれ、1回目、2回
目、16回目のパルスシーケンスの実行により計測され
たエコーを、逆フーリエ変換して得られたプロジェクシ
ョンを示す。
得られる各プロジェクションを合成して得られた完全な
プロジェクションである。
の際、直前の計測で励起された縞に対して縞全体の位置
が縞の幅だけシフトするように励起を行う。
合計m回パルスシーケンスの実行を繰り返す、すなわ
ち、図4に示すように、縞の幅と縞の間隔の比が1:1
6の場合には、まず、合計16回、パルスシーケンス実
行を繰り返す。
エ変換を施してプロジェクション504〜506を作成
し、重ね合せることにより、被検体全体のプロジェクシ
ョン507が合成できる。
は、リードアウト傾斜磁場の強度で決まる空間分解能の
最小単位すなわち縞の間隔502ではなく、縞の幅50
1である。
傾斜磁場の強度で決まる空間分解能509が画像の空間
分解能になる。従って、プロジェクション507と同じ
空間分解能を得るためには、リードアウト傾斜磁場強度
を強くして、傾斜磁場の強度で決まる空間分解能509
を縞の幅501と等しくする必要がある。
と縞の間隔502との比が1:16の場合には、従来法
では傾斜磁場強度を16倍強くする必要がある。
メージング装置の動作を説明するためのパルスシーケン
スを示し、以下、この図に基づいて、本実施の形態1の
磁気共鳴イメージング装置の空間分解能制御手段401
のリードアウト方向における画像の空間分解能を設定す
る方法について説明する。
は空間分解能制御部分、602はRFパルス、603は
励起用傾斜磁場パルス、604は180度パルス、60
5はリードアウト傾斜磁場パルス、606はエコー、6
08は傾斜磁場強度制御部分、Gx,Gy,Gzは前述
するようにそれぞれx,y,z軸方向の傾斜磁場を示
し、このときのリードアウト方向はx方向である。
た磁化は、180度パルスにより反転される。そして、
リードアウト傾斜磁場によりリフェーズ(位相反転)さ
れ、エコー606を発生する。
より複数回にわたって励起が行われているので、複数個
のエコー606が生成される。一般にエコー606の数
は励起に用いられたRFパルス602の個数と等しい。
また、一番目のエコー606は最後に照射されたRFパ
ルス602により発生したエコー606であり、最後の
エコー606は一番目に照射されたRFパルス602に
より発生したエコー606である。
の強度は励起用傾斜磁場パルス603と等しくし、リー
ドアウト傾斜磁場パルス605の印加開始時間を調整し
て、対応するRFパルス602とエコー606とのそれ
ぞれの中心が、180度パルスの照射中心に対して時間
的に対称になるようにする。このようにすることによ
り、各エコー606は静磁場不均一の影響を受けていな
いスピンエコーとなる。
関係から、各エコー606のエコー時間はそれぞれ異な
り、早く計測されたエコー606ほどエコー時間が短
い。
なっており、後のエコーほどT2強調度が大きく、エコ
ー強度が小さくなる。それ以外では、渦電流などの装置
特性の影響の受けかたが若干異なってはいるが、基本的
に各エコーの性質は同じである。
604を照射せず、反転させたリードアウト傾斜磁場6
07を用いることにより、エコーを計測してもよい。
れる。180度パルスを用いれば静磁場不均一の影響を
受けないスピンエコーを得ることができるが、180度
パルスの照射のために通常数msの余分な時間が必要に
なる。
とにより、各エコーのエコー時間を短縮でき、エコーの
SN比を向上できる。
起用傾斜磁場パルス603印加中に複数個のRFパルス
602を照射する構成になっている。この構成自体は周
知の方法であり、詳細は特公平6−34784号公報に
記載されている。
とにより、図7の太線で示すように、被検体内701の
励起領域はx方向に垂直なスライス群702になる。
なり、これにより、リードアウト方向の空間分解能がス
ライスの厚さに設定される。
生原理を説明するための図を示し、以下、この図に基づ
いて、スライス群の発生原理を説明する。
変換の関係にあり、左の列はRFパルスの形状を、右の
列はそれに対応した周波数分布を示す。図8の縦軸は強
度、横軸は左の列が時間、右の列が周波数である。
の波形801に対して、時間的に無限の等間隔パルス列
803とのたたみこみ演算(*)802をとり、さらに
矩形波805との積(×)804をとると、sinc関
数3山の時間的に有限な列806になる。
幅をa、パルス列803の間隔をb、矩形波805の幅
をb×n(nは正の整数)とすると、sinc関数列8
06の間隔はb、各sinc関数の印加時間はaにな
る。
変換を行うと右の列に示した波形になり、たたみこみ8
02は積808に、積804はたたみこみ810に変換
される。
した場合の周波数分布は、等間隔の有限なsinc関数
列812になることが分かる。ただし、矩形波807の
周波数帯域は4/a、パルス列809の間隔は1/b、
sinc関数811の主ローブの幅は2/(b×n)で
ある。
すれば、周波数分布は2/(b×n)の幅をもつパルス
の列と考えられる。矩形波807の周波数帯域は、スラ
イス群702に垂直な方向の選択励起領域の幅になる。
sinc関数を用いたが、山の数を増やしたsinc関
数や矩形波807の形状を改良した最適化パルスを用い
てもよい。
数)とすると、矩形波807の周波数帯域は(s+1)
/aになる。sが大きいほど矩形波807の形状の歪み
が小さくなるが、同じ周波数帯域を実現するための照射
時間aが長くなるので、パルス間隔bの自由度が小さく
なる。sは、通常の撮影では3でよい。
のシェーディングになるため、画質の劣化が激しい場合
には、山の数を増やすか、あるいは最適化パルスを用い
る。
スとは、矩形波の歪みができるだけ少くなるようにRF
パルスの波形を最適化したパルスである。
l.,Optimal Control Solutions to the Magnetic Reson
ance Selective Excitation Problem IEEE Trans. on M
ed. Imag.,Vol.MI-5,No.2,pp.106-115,1986」に記載さ
れている波形を用いることができる。このような最適化
したパルスを用いることにより、画像のシェーディング
を抑えることができる。
印加して、被検体内に共鳴周波数の傾斜をもたせておけ
ば、被検体内の励起領域は、傾斜磁場を印加した方向に
垂直で等間隔なスライス群になる。
りであり、スライスの厚さは、2/(b×n)、間隔は
1/bである。傾斜磁場強度をGxとすると、リードア
ウト方向の励起領域の厚さWは下記の式(3)となる。
さdは、下記の式(4)となる。
る。
強度で決まる空間分解能ΔWxを、このスライスの間隔
と等しく、下記の式(5)とする。
bとサンプリングレートΔt、サンプリング点数Nの関
係は下記の式(6)となる。
パルス全体のフリップ角が、スピンエコー法と同じよう
にほぼ90度になるようにする。但し、十分な繰り返し
時間を待たずに同じスライスを励起する場合には、RF
パルス全体のフリップ角が90度よりも小さい角度にな
るようにした方が、2回目以降の信号減衰が小さくな
り、エコーのSN比が向上する。
ライス群の位置を変化させながらエコーの計測を繰り返
す必要がある。スライス群の位置は、RFパルス列を照
射する際に用いる搬送波の周波数を変化させシフトでき
る。
スライスを励起させる場合には、スライスの厚さの周波
数2/(b×n)だけ搬送波周波数を変化させればよ
い。
01の搬送波周波数がf0であり、それによる励起プロ
ファイルが902であったとすると、RFパルス列90
3の搬送波周波数をf0+2/(b×n)とすれば、励
起プロファイル904は、励起プロファイル902に対
して2/(b×n)だけシフトする。
送波の周波数を2/(b×n)ずつ変化させながら、合
計n/2回の計測を繰り返せばリードアウト方向の全て
の情報が得られる。
して、静磁場強度を変化させる方法がある。
り制御されたシム電源113とそれに接続されるシムコ
イル112とにより実現される。
Δfとには、対象とする核種(通常はプロトン)の磁気
回転比をγとすると、下記の式(7)の関係がある。
の示す式(8)を満すΔHだけ静磁場強度を変化させる
ことにより、スライスの位置をスライス1枚の厚さだけ
シフトできる。
ケンスの一例の図を示し、以下、この図に基づいて、前
述する空間分解能制御方法を用いて2次元の画像を撮影
する方法について説明する。
用いるパルスシーケンスであり、磁化にy方向の位置情
報を付与するディフェーズ用傾斜磁場パルス122と位
相エンコード傾斜磁場パルス123、z方向の位置情報
を付与するスライス選択傾斜磁場パルス121のそれぞ
れを図4に示すパルスシーケンスに付け足したものであ
る。
択傾斜磁場パルス121が印加されることにより、z軸
方向の一部分の磁化のみが選択的に反転される。この反
転された磁化だけが、リードアウト傾斜磁場パルス60
5によりリフェーズされ、エコー606を結ぶ。
得られる。そのときの位置と厚さとは、180度パルス
605の搬送波の周波数とスライス選択傾斜磁場パルス
121の強度により自由に調節することが可能である。
inc関数の場合、断面の位置zとおおよその厚さΔz
は、下記の式(9),(10)となる。
気回転比、Gzはスライス選択傾斜磁場パルスの強度、
tは180度パルスの照射時間である。
相エンコード傾斜磁場パルス123の印加により、磁化
はy方向の位置情報を付与され、エコーはk空間(計測
空間)を図11に示すように走査する。すなわち、ディ
フェーズ用傾斜磁場パルス122により第1エコーはk
y軸の負の方向に位置し、位相エンコード傾斜磁場パル
ス123によるリフェーズによりエコー毎に正の方向へ
移動する。
3が連続的に印加されているので、エコーはk空間上を
斜めに走査する。ディフェーズ用傾斜磁場パルス122
が位相エンコード傾斜磁場パルス123によりキャンセ
ルされた点で、エコーはkx軸と交わる。なお、位相エ
ンコード傾斜磁場パルス123の代わりにこれを反転さ
せてRFパルス602の照射とともに印加しても同じ位
相エンコードとしての効果を得ることができる。
磁場パルス122の強度Gyとエコー間隔bで決まり、
下記の式(11)で与えられる。
だけ広く走査するかにかかわっている。例えば、kx軸
に対して対称になるようにny個のエコーを計測した場
合では、下記の式(12)となる。
コーを配置し、ハーフフーリエ変換を行って32エコー
と等価な画像を作成した場合には、下記の式(13)と
なる。
のと同様にスライス群の位置を変化させながらパルスシ
ーケンスの実行を繰り返す。すなわち、計n/2回の計
測を繰り返せばリードアウト方向の全ての情報が得られ
る。これにより、n/2個の図11に示す2次元のエコ
ーセットが得られる。
画像を再構成する方法を説明するための図を示し、以
下、この図に基づいて、画像の再構成の方法を説明す
る。
エコーセットを2次元逆フーリエ変換してから合成する
ことにより行われる。
構成画像、132,133はそれぞれ1回目と2回目の
計測で得られたエコーセットを2次元逆フーリエ変換し
て得られた部分画像、134,135はそれぞれリード
アウト傾斜磁場と位相エンコード傾斜磁場の強度とで決
まる1ピクセルの幅、136は再構成された画像のリー
ドアウト方向の1ピクセルの幅を示す。なお、再構成画
像の位相エンコード方向の1ピクセルの幅は135であ
る。
トを2次元逆フーリエ変換して部分画像132を作成す
る。部分画像132の各列は再構成画像の対応する列へ
配置される。同様にして2回目以降の計測で得られたエ
コーセットも再構成画像上へ配置されていく。n/2個
目のエコーセットまでこの処理が行われれば、画像再構
成は終了する。
め、高速フーリエ変換を適用するには座標変換が必要で
ある。そのまま適用しても画像再構成はできるが、わず
かな歪みが生じる。
スを各エコーの間にブリップ状に印加することにより、
k空間上を水平に走査できるので、高速フーリエ変換を
そのまま適用できる。
隙間がないので、エコーの両端を若干捨てなければなら
なくなる。
プレイ110に表示する際には、通常は、全ての画像再
構成処理が終了してから表示する。あるいは、パルスシ
ーケンスの繰り返し毎に得られた部分画像をそれが得ら
れた時点で表示してもよい。後者の場合、高速な信号処
理系と表示系とを用いることにより、繰り返し毎に徐々
に表示を高分解能化していくことが可能になる。
画像に折り返しが発生する。ただし、リードアウト方向
には、RFパルスにより励起領域の幅が調整できるた
め、その幅を視野よりも小くしておくことにより、折り
返しの問題は防ぐことができる。
た方法で決めた値よりも小さくし、かつ、サンプリング
点数をその分だけ増やしエコー計測時間を一定にしてエ
コーを計測することにより、視野を大きくできる。通常
は、サンプリング点を2倍、サンプリングレートを1/
2にする。
スによる領域の選択やエコー数を増やしての視野拡大が
できないため、撮影に先立って領域選択用のパルスシー
ケンスを実行しておく。
検体と視野との関係を図14に示す。
yは位相エンコード方向を示す。
241と傾斜磁場パルス242とによりy方向の視野1
42の外側領域145のみを励起し、クラッシャー傾斜
磁場パルス243により、この外側領域145を飽和さ
せる。
パルス245とにより、y方向の視野142の外側領域
146のみを励起し、クラッシャーパルス246によ
り、この外側領域146を飽和させる。
搬送波周波数を変えることにより任意に選択できる。特
に、飽和させたい領域が傾斜磁場の原点に対して対称で
ある場合には、搬送波周波数を一定にして傾斜磁場パル
ス242,245の極性を反転させてもよい。
励起を2回に分けて行ったが、励起プロファイルが外側
領域145,146だけになるようなRFパルスを用い
ることにより、1回の励起とクラッシャー傾斜磁場パル
スの印加とで視野外の飽和を行うことが可能である。
には、励起プロファイルを逆フーリエ変換することによ
り作成できる。
5,146を信号の出ない状態にすることにより、位相
エンコード方向の励起可能な領域を視野の範囲だけに絞
ることができる。したがって、その直後に撮影を開始す
ることで、折り返しの問題はなくなる。
う別の方法としては、図10の180度パルス604と
傾斜磁場パルス121とを用いてz方向の領域選択を行
う代わりに、図15に示すように2個の180度パルス
261と263を用いる方法もある。図15において、
xはリードアウト方向、yは位相エンコード方向、zは
スライス方向を示す。
と傾斜磁場パルス262とにより位相エンコード方向の
視野の範囲を選択し、次に、180度パルス263とz
方向の傾斜磁場パルス264とによりスライス方向の選
択を行う。
の領域を選択する方法を用いることもできる。この方法
の詳細については、文献「C.J.Hardy and H.E.Cline,”
Spatial Localization in Two Dimensions Using NMR D
esigner Pulses,”J. of Magn. Reson.,vol.82,pp.647-
654,1989」を参照されたい。
の空間分解能やピクセル数は、エコーの数により制限を
受ける。したがって、エコーの数が不足する場合には、
計測を複数回に分けてエコーの数を増やす、いわゆる、
k空間分割計測法を用いることができる。
k空間の走査方法を図17に示し、以下、図16および
図17に基づいて動作を説明する。
シーケンスのディフェーズ用傾斜磁場パルス122の代
わりに、可変ディフェーズ用傾斜磁場パルス281を用
いる。
ルス281を、k空間上の走査位置が図17に示すよう
に1番下の位置になるよう設定し、1回目の計測を行
う。なお、ここでの計測は、スライス群の位置をシフト
(移動)させながらシーケンスの実行を繰り返す。
281を、走査位置が各計測のスタート位置になるよう
に設定し、予め設定される必要な回数だけ同様な計測を
繰り返す。
波周波数をシフト(移動)させながら、リードアウト方
向の全ての情報を得る。また、各計測の間には、磁化の
回復のための待ち時間を入れる。
描出するマイクロスコピーに適用する場合を例に、リー
ドアウト方向の空間分解能50μmの画像を撮影するパ
ルスシーケンスの具体的なパラメータについて説明す
る。
で、RFパルスに3山のsinc関数を用いるものとす
る。
mm、励起用傾斜磁場パルス強度とリードアウト傾斜磁
場パルスの強度とを等しくGx=30mT/mとする
と、RFパルス1個の照射時間はa=122.331μ
mとなる。
は、2/d/(γ×Gx)=31.3166msとな
り、RFパルスの数nを64とすると、b=489.3
22μmとなる。
x)はリードアウト傾斜磁場パルスの強度で決まる空間
分解能ΔWxと等しく1.6mmになり、視野内のスラ
イスの数は16である。
スの形状をsinc関数3山、照射時間を2msとする
と、スライス選択傾斜磁場パルスの強度Gzは、4/
(γ×t×Δz)=23.487mT/mになる。
で、サンプリングレートΔtはb/N=30.5826
μsである。
ルスを照射しているので、エコーは64個計測される。
この64個のエコーでy方向全体の情報を得ることと
し、y方向のピクセル数を64とする。
mmとすると、y方向の空間分解能は400μmにな
る。この時、位相エンコード傾斜磁場パルスの強度Gy
は1/(γ×b×Wy)=1.875mT/mである。
1.4度である。励起開始からエコー計測終了までの時
間は、励起時間とエコー計測時間がそれぞれ約31m
s、180度パルスの照射時間が2msなので、その他
傾斜磁場パルスの立ち上がり時間を入れても、約70m
sである。
位置をシフトさせながら、以上に示す計測を繰り返す。
が1.6mmで、スライスの厚さが50μmなので、3
2回である。
50μmであり、これは、RFパルスの搬送波の周波数
にして2/(b×n)=63.8638Hzになる。繰
り返し毎に異なる領域を励起するため、計測の繰り返し
に際しては、磁化の回復の待ち時間は不要である。従っ
て、全体の計測時間は約70ms×32=2.24sに
なる。
×25.6mm、空間分解能50μm×400μm、ピ
クセル数256×64の画像が、非常に高速な撮影時間
2.24sで得られる。
置を用いることにより、強力な傾斜磁場を必要としない
ので、従来困難であった人体に対するマイクロスコピー
が実現できる。
間分解能の画像を撮影するためには、リードアウト方向
に16倍の強度すなわち480mT/mの傾斜磁場が必
要であり、人体を対象にしたボア径の大きな装置では実
現できない。
安全基準によると、120μs以上の印加時間をもつパ
ルスの磁場の時間変化率dB/dtは、20T/sとさ
れている。
発生させるた場合、例えば、原点から20cmの位置の
磁場強度は96mTになる。基準に従ってこの磁場を発
生させると4.8msもの時間を要し、その待ち時間の
ために信号が減衰したり、撮影時間が長くなる等の問題
が生じる。
は、前述するように、強力な磁場を必要としないので、
人体に対してマイクロスコピーを実施できる。
有効な撮影方法がないために、内耳の微細構造の描出、
整形外科領域における肩や肘・膝の関節の撮影等が主に
研究レベルで行われているにすぎない。
れば、臨床用のMRI装置をこれらの応用分野に適用で
きるようになる。また、被検体の微細構造の描出が可能
なため、現在のところX線で行われているマンモグラフ
ィや、骨粗鬆症の診断に代わる装置としての利用も可能
である。本発明の装置は磁気共鳴を用いているので、X
線における被曝がなく人体への副作用がないため、検診
を行いやすいという利点がある。
分解能の撮影に適用して、非常に低いリードアウト傾斜
磁場で高速に画像を撮影する方法について、そのパルス
シーケンスの具体的なパラメータを説明する。
し、RFパルスは3山のsinc関数を用いるものとす
る。
m、励起用傾斜磁場パルス強度とリードアウト傾斜磁場
パルスの強度を等しくGx=3mT/mとするとRFパ
ルス1個の照射時間はa=122.331μmとなる。
2/d/(γ×Gx)=15.6583msとなり、R
Fパルスの数nを64とすると、b=244.661μ
mとなる。
x)はリードアウト傾斜磁場パルスの強度で決まる空間
分解能ΔWxと等しく32mmになり、視野内のスライ
スの数は8である。
ルスの形状をsinc関数3山、照射時間を2msとす
ると、スライス選択傾斜磁場パルスの強度Gzは、4/
(γ×t×Δz)=4.7mT/mになる。
で、サンプリングレートΔtはb/N=30.5826
μsである。64個のRFパルスを照射しているので、
エコーは64個計測される。
mとすると、64個のエコーでy方向全体の情報を得る
こととし、y方向のピクセル数を64とすると、y方向
の空間分解能は4mmになる。この時、位相エンコード
傾斜磁場パルスの強度Gyは1/(γ×b×Wy)=
0.375mT/mである。
1.4度である。励起開始からエコー計測終了までの時
間は、励起時間とエコー計測時間がそれぞれ約16m
s、180度パルスの照射時間が2msなので、その他
傾斜磁場パルスの立ち上がり時間を入れても、約40m
sである。
位置をシフトさせながら以上の計測を繰り返す。繰り返
し回数は、スライスの間隔が32mmで、スライスの厚
さが1mmなので、32回である。
であり、これは、RFパルスの搬送波の周波数にして2
/(b×n)=127.728Hzになる。繰り返し毎
に異なる領域を励起するため、計測の繰り返しに際して
磁化の回復の待ち時間は不要である。従って、全体の計
測時間は約40ms×32=1.28sになる。
6mm、空間分解能1mm×4mm、ピクセル数256
×64の画像が、撮影時間1.28sで得られる。
強度が非常に小さくてよいため、ほば全てのMRI装置
で超高速に高分解能の画像を撮影することが可能にな
る。
空間分解能制御手段を用いた撮影方法のパルスシーケン
スを示す図であり、このパルスシーケンスは、MRI装
置のプロジェクション法を用いたものである。
02の照射中に傾斜磁場パルス161,162を印加
し、180度パルス604とスライス選択傾斜磁場パル
ス121によりz方向の特定の範囲を反転し、励起中の
傾斜磁場パルス161,162と同じ強度のリードアウ
ト傾斜磁場パルス163,164を印加してエコー60
6を計測する。
能制御部分については、傾斜磁場パルスの方向が異なる
以外は実施の形態1に記載する方法と原理的に同じであ
る。
れ対応する方向のプロジェクションが得られる。この
時、1回のパルスシーケンス実行によりエコー時間の異
なる複数のエコーが計測されるため、同一方向のプロジ
ェクションが複数できることになる。
のエコーは1つあればよい。そこで、例えば、全て積算
してSN比の向上に役立てたる、あるいは、組織の拡散
が大きくて全てを積算しては画質が劣化する場合には、
第1エコーだけを用いてSN比を良くするか、特定のコ
ントラストの画像を撮影したい場合にはそのエコー時間
のエコーだけを用いる等する。
り返すことにより行う。第1の繰り返しAは、特定方向
のプロジェクションを計測するために、スライス群の位
置をシフトさせながら行う。
パルスの搬送波周波数を変化させる。
方向を変えるために、傾斜磁場パルスの強度を変化させ
ながら行う。
162と164がそれぞれ同じ強度を保つようにする。
傾斜磁場パルス強度の変化順序は、各エコーがk空間の
原点を通り、かつ、k空間全体を走査するようにする。
負へ、yは0から正、そして再び0に戻るようにする。
この時、各エコーは、図19に示すようにk空間上を走
査する。
はあるが、通常は、繰り返しBの中で、繰り返しAを行
う。即ち、まず、プロジェクションの方向を決め、繰り
返しAを行ってその方向の完全なプロジェクションを計
測し、次にプロジェクションの方向を変化させてまた繰
り返しAを行う。
で、待ち時間が不要なのに対して、繰り返しBでは待ち
時間が必要となるので、このような順序にすれば最小の
時間で撮影が終了できる。
ジェクションを作成する方法は、実施の形態1に示す図
12で説明した方法に於いて、x方向のみを用いればよ
い。この処理は撮影終了後に行ってもよいが、繰り返し
Aが終了する毎にその時点で行うことにより、撮影終了
後の処理時間が短縮できる。
び、視野と励起領域との関係は図20のようになる。
は視野、183,184はそれぞれ1回目の繰り返しB
の励起スライス群と励起領域、185は2回目の繰り返
しBの励起スライス群、186は1回目の繰り返しBで
計測されるプロジェクションを示す。
ジェクションから画像を再構成する方法は、通常のX線
CT装置で用いられている方法と同じでよい。これに
は、例えば、逐次近似法、2次元フーリエ変換法、フィ
ルタ補正逆投影法等がある。フィルタ補正逆投影法に
は、フーリエ変換によるフィルタ補正法やコンボリュー
ション法等がある。これらの方法については、木村博一
監修、「最近の医用画像診断装置」、朝倉書店、198
8に記載されている。
気共鳴イメージング装置においても、実施の形態1に示
すように、強力な磁場を被検体に印加することなく高分
解能の画像を撮像できるので、人体に対してもマイクロ
スコピーが適用できる。
パルスシーケンスを示す図であり、空間分解能制御部分
の別の例である。
1は、図10等の場合と同様、空間分解能制御部分60
1に示すように、傾斜磁場パルス603の印加中に複数
のRFパルス221を照射する。
たように3山のsinc関数となるよう振幅変調されて
いる。これは、図8に示した矩形波805が3山のsi
nc関数に置き換えられたことに相当し、各スライスの
励起プロファイル811あるいは812が、sinc関
数ではなく矩形に近くなる。
化が均一に励起されるため、画質とSN比の向上につな
がる。RFパルスを振幅変調する代わりに、周波数変
調、あるいは、位相変調しても同様の効果を得ることが
できる。
うの振幅が小さいため、照射できるRFパルスの数をあ
まり多くできず、発生するエコーの数は少ない。図21
に示す本実施の形態3では、RFパルスの数は5個であ
り、従って、図10や図18のパルスシーケンスで振幅
変調を用いた場合にはエコーの数も5個になる。ただ
し、図18のパルスシーケンスを用いたプロジェクショ
ン法では、エコーは1個あればよいため、このままでも
よい。
場合にはより多くのエコーを必要とする。そこで、図2
1の傾斜磁場強度制御部分608のように、リードアウ
ト傾斜磁場パルス224と位相エンコード傾斜磁場パル
ス225とをそれぞれ反転して繰り返すことにより、エ
コーの数を増やす。また、この方法と先に述べたk空間
分割計測法とを組み合わせてエコーの数を増やすことも
できる。
ング装置においても、実施の形態1に示すように、強力
な磁場を被検体に印加することなく高分解能の画像を撮
像できるので、人体に対してもマイクロスコピーが適用
できる。
形態4の磁気共鳴イメージング装置のパルスシーケンス
を説明するための図である。図23に図22に示すパル
スシーケンスの原理を説明するための図を示し、以下、
図23に基づいて、図22に示すパルスシーケンスを説
明する。
点線内は、周知のスピンエコー法やエコープラナー法等
の通常の画像撮影用パルスシーケンスである。本実施の
形態では一例としてスピンエコー法を示した。
Fパルス602と傾斜磁場パルス603とから成る。
劣化する場合、Gz,Gy,Gzにそれぞれスポイラー
傾斜磁場パルス321,322,323を印加する。一
方、不要なエコーが発生しない場合には、計測時間のむ
だになるのでスポイラー傾斜磁場パルス321,32
2,323は印加しなくてよい。
とにより、磁化は実施の形態1の図7のように励起され
る。
的に示したのが図23の341である。縦軸は空間分解
能制御部分601の終了直後の横磁化の大きさを表して
いる。
322、323を印加すると、横磁化の位相は乱され、
エコーの発生しない状態になる。この時、縦磁化の大き
さは342のように横磁化が発生していた部分が欠けた
状態になっている。
と、リードアウト方向の横磁化のプロファイルはやはり
342のようになる。この後、通常のパルスシーケンス
324を用いて撮影を行うと、得られる画像Dは、スラ
イスの部分の情報が抜けた画像になる。但し、パルスシ
ーケンス324では、リードアウト傾斜磁場パルスで決
まる空間分解能をスライスの間隔343にする。
るとスライス部分だけの情報を含む画像が作成できる。
いずにパルスシーケンス324だけを用いれば、撮影で
きる。この画像Eは、1枚撮影すれば十分である。
せながら、同様にスライス部分だけの情報を含む画像を
作成し、実施の形態1の図12と同様にして各画像を合
成することにより、リードアウト傾斜磁場強度で決まる
空間分解能よりも高い空間分解能の画像が得られる。
再構成を行う前のk空間の状態D’、E’で差分(E’
−D’)を求めてから2次元逆フーリエ変換を行っても
同じ結果が得られる。
エコー法のように励起とエコー計測とを繰り返す必要の
ある場合には、繰り返し毎に空間分解能制御手段401
を実行したほうがよい。これは、時間とともに磁化が回
復して、磁化のプロファイル341、342が乱れてく
るからである。但し、繰り返し間隔が数ms〜数100
msのように短い場合には、最初の1回だけ、あるい
は、繰り返し数回毎に1回だけ空間分解能制御部分60
1を実行してもよい。
気共鳴イメージング装置においても、実施の形態1に示
すように、強力な磁場を被検体に印加することなく高分
解能の画像を撮像できるので、人体に対してもマイクロ
スコピーが適用できる。
前記発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記発明の実施の形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
画像を撮像することができるので、人体に対してもマイ
クロスコピーが適用できる。
装置の概略構成を示すブロック図である。
ブロック図である。
解能と、傾斜磁場強度制御手段において設定されるリー
ドアウト時の空間分解能との関係を説明するための図で
ある。
動作を説明するためのパルスシーケンスを示す図であ
る。
示す図である。
めの図である。
めの図である。
である。
スの一例を示す図である。
方法を説明するための図である。
めの図である。
体と視野等の関係を説明するための図である。
めの図である。
めの図である。
空間の走査方法を説明するための図である。
撮影方法のパルスシーケンスを示す図である。
測空間の走査方法を説明するための図である。
野とプロジェクション、および、視野と励起領域との関
係を説明するための図である。
ある。
グ装置のパルスシーケンスを説明するための図である。
スの原理を説明するための図である。
を示すブロック図である。
ルスシーケンスを説明するための図である。
602…傾斜磁場コイル、103,181,701,2
603…被検体、104,2604…シーケンサ、10
5,2605…傾斜磁場電源、106,2606…高周
波パルス発生器、107,2607…プローブ、10
8,2608…受信器、109,2609…計算機、1
10,2610…ディスプレイ、111,2611…記
憶媒体、112,2612…シムコイル、113,26
13…シム電源、121…スライス選択傾斜磁場パル
ス、122…ディフェーズ用傾斜磁場パルス、123…
位相エンコード傾斜磁場パルス、131…再構成画像、
132…1回目の計測で得られた部分画像、133…2
回目の計測で得られた部分画像、134,135…リー
ドアウト傾斜磁場と位相エンコード傾斜磁場の強度とで
決まる1ピクセルの幅、136…再構成された画像のリ
ードアウト方向の1ピクセルの幅、142…y向の視
野、145,146…外側領域、161,162…傾斜
磁場パルス、163,164…リードアウト傾斜磁場パ
ルス、182…視野、183…1回目の繰り返しBの励
起スライス群、184…1回目の繰り返しBの励起領
域、185…2回目の繰り返しBの励起スライス群、1
86…1回目の繰り返しBで計測されるプロジェクショ
ン、201…スライス傾斜磁場パルス、202…磁化励
起用高周波磁場パルス、203…エコー、204…位相
エンコード傾斜磁場パルス、205…180度パルス、
206…リードアウト傾斜磁場パルス、241,244
…RFパルス、242,245…傾斜磁場パルス、24
3,246…クラッシャー傾斜磁場パルス、247…領
域選択部分、261,263…180度パルス、262
…y方向の傾斜磁場パルス、262…z方向の傾斜磁場
パルス、281…可変ディフェーズ用傾斜磁場パルス、
401…空間分解能制御手段、402…傾斜磁場強度制
御手段、403…コントローラ、501…縞の幅、50
2…縞の間隔、503,504,505,506…プロ
ジェクション、507…完全なプロジェクション、50
9…空間分解能、601…空間分解能制御部分、602
…RFパルス、603…励起用傾斜磁場パルス、604
…180度パルス、605…リードアウト傾斜磁場パル
ス、606…エコー、608…傾斜磁場強度制御部分、
Gx…x軸方向の傾斜磁場、Gy…y軸方向の傾斜磁
場,Gz…z軸方向の傾斜磁場、702…x方向に垂直
なスライス群、801…sinc関数3山の波形、80
2,810…たたみこみ演算、803,809…等間隔
パルス列、804,808は積、805,807…矩形
波、806…sinc関数列、811…sinc関数、
812…sinc関数列、901,903…RFパルス
列、902,904…励起プロファイル。
Claims (22)
- 【請求項1】 静磁場中の被検体に対し、高周波磁場と
傾斜磁場とを印加してエコーを収集するパルスシーケン
スを制御するパルスシーケンス制御手段と、収集された
エコーに基づいて画像を再構成する画像再構成手段とを
有する磁気共鳴イメージング装置であって、 前記パルスシーケンス制御手段は、再構成された前記画
像のリードアウト傾斜磁場方向における空間分解能を設
定する空間分解能制御手段と、リードアウト傾斜磁場の
強度により決まる空間分解能が前記空間分解能制御手段
により設定された空間分解能よりも低くなるリードアウ
ト傾斜磁場を印加する傾斜磁場強度制御手段とを具備す
ることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 【請求項2】 前記画像再構成手段は、前記空間分解能
制御手段により設定される空間分解能の最小単位を画像
のリードアウト方向の1画素の幅とすることを特徴とす
る請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 【請求項3】 前記空間分解能制御手段は、前記高周波
磁場を照射して前記被検体の1部を選択的に励起するこ
とにより、前記空間分解能を設定することを特徴とする
請求項1もしくは2に記載の磁気共鳴イメージング装
置。 - 【請求項4】 前記空間分解能制御手段は、前記被検体
内の領域を、前記リードアウト傾斜磁場方向とほぼ垂直
な方向のほぼ等間隔なスライス群に励起し、前記傾斜磁
場強度制御手段は、リードアウト傾斜磁場の強度により
決まる空間分解能を前記スライスの間隔とほぼ等しくす
ることを特徴とする請求項3に記載の磁気共鳴イメージ
ング装置。 - 【請求項5】 前記空間分解能制御手段は、前記リード
アウト傾斜磁場の印加方向と同じ方向に励起用傾斜磁場
を印加すると共に、前記高周波磁場パルスをほぼ等間隔
に複数回照射することを特徴とする請求項4記載の磁気
共鳴イメージング装置。 - 【請求項6】 前記パルスシーケンス制御手段は、前記
高周波磁場と前記傾斜磁場とを印加してエコーを収集す
る第1のパルスシーケンスと、前記空間分解能制御手段
と前記第1のパルスシーケンスとから構成される第2の
パルスシーケンスを実行し、前記画像再構成手段は、前
記第1のパルスシーケンスにより収集されたエコーと、
前記第2のパルスシーケンスにより収集されたエコーと
の差分処理を行う差分処理手段を具備することを特徴と
する請求項4もしくは5に記載の磁気共鳴イメージング
装置。 - 【請求項7】 前記差分処理手段は、第1のパルスシー
ケンスにより収集されたエコーと、第2のパルスシーケ
ンスにより収集されたエコーとからそれぞれ再構成され
た画像に対して、前記差分処理を行うことを特徴とする
請求項6に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 【請求項8】 前記複数の高周波磁場パルスは、振幅が
一定であることを特徴とする請求項5ないし7のいずれ
か1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 【請求項9】 前記複数の高周波磁場パルスは、振幅変
調されていることを特徴とする請求項5ないし7のいず
れか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 【請求項10】 前記複数の高周波磁場パルスは、周波
数変調あるいは位相変調されていることを特徴とする請
求項5ないし9のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメー
ジング装置。 - 【請求項11】 前記パルスシーケンス制御手段は、前
記スライス群の位置をリードアウト傾斜磁場を印加する
軸に沿って移動させながら前記パルスシーケンスの実行
を所定の回数繰り返すことを特徴とする請求項4ないし
10のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装
置。 - 【請求項12】 前記パルスシーケンスの繰り返し毎に
前記高周波磁場パルスの周波数を変化させることを特徴
とする請求項4ないし11のいずれか1項に記載の磁気
共鳴イメージング装置。 - 【請求項13】 前記パルスシーケンスの繰り返し毎に
静磁場強度を変化させることを特徴とする請求項4ない
し11のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装
置。 - 【請求項14】 前記パルスシーケンスは、エコー収集
に伴ない、前記被検体に位相エンコード傾斜磁場を印加
することを特徴とする請求項1ないし13記載の磁気共
鳴イメージング装置。 - 【請求項15】 前記位相エンコード傾斜磁場の強度が
前記リードアウト傾斜磁場の強度とほぼ等しいことを特
徴とする請求項14記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 【請求項16】 前記パルスシーケンスは、リードアウ
ト方向を変化させながらエコー収集を繰り返すことを特
徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の磁
気共鳴イメージング装置。 - 【請求項17】 前記パルスシーケンスは、磁化の励起
とエコーの計測との間に180度パルスを照射すること
を特徴とする請求項1ないし16のいずれか1項に記載
の磁気共鳴イメージング装置。 - 【請求項18】 前記リードアウト傾斜磁場を反転させ
ながら複数個の前記エコーを収集するパルスシーケンス
を具備することを特徴とする請求項14ないし17のい
ずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 【請求項19】 前記パルスシーケンスの実行に先立っ
て、注目領域以外の領域の信号を抑制するシーケンスを
実行することを特徴とする請求項14ないし18のいず
れか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 【請求項20】 前記画像再構成手段は、同一の前記パ
ルスシーケンスで収集したエコーに基づいて再構成した
複数の画像を積算することを特徴とする請求項14ない
し19のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装
置。 - 【請求項21】 前記パルスシーケンスの繰り返し毎に
その時点で計測されているエコーを用いて画像再構成を
行うことを特徴とする請求項1ないし20のいずれか1
項に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 【請求項22】 再構成された部分的な画像を表示装置
に表示することを特徴とする請求項21記載の磁気共鳴
イメージング装置。
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