JPH09259328A - 預金通帳及び自動取引装置 - Google Patents
預金通帳及び自動取引装置Info
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- JPH09259328A JPH09259328A JP6358196A JP6358196A JPH09259328A JP H09259328 A JPH09259328 A JP H09259328A JP 6358196 A JP6358196 A JP 6358196A JP 6358196 A JP6358196 A JP 6358196A JP H09259328 A JPH09259328 A JP H09259328A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 振込取引に必要な情報を記録したシールを通
帳に貼付して、振込時に装置でシールを読み取ることに
より容易に振込取引ができる預金通帳及び自動取引装置
に関し、振込カードのように管理を必要とせず、振込に
必要な情報の操作入力が容易で、短時間で取引ができる
預金通帳及び自動取引装置の提供を目的とする。 【解決手段】 振込取引に必要な情報が機械読み取り可
能に記録されるシール10と、預金金額が記載される通帳
1とから成り、シール10を通帳1の所定箇所に貼付した
構成とする。
帳に貼付して、振込時に装置でシールを読み取ることに
より容易に振込取引ができる預金通帳及び自動取引装置
に関し、振込カードのように管理を必要とせず、振込に
必要な情報の操作入力が容易で、短時間で取引ができる
預金通帳及び自動取引装置の提供を目的とする。 【解決手段】 振込取引に必要な情報が機械読み取り可
能に記録されるシール10と、預金金額が記載される通帳
1とから成り、シール10を通帳1の所定箇所に貼付した
構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行等で使用され
る現金自動取引装置等において振込取引を行う預金通帳
及び自動取引装置に係り、特に振込取引に必要な情報を
記録したシールを通帳に貼付して、振込時に装置でシー
ルを読み取ることにより容易に振込取引ができる預金通
帳及び自動取引装置に関するものである。
る現金自動取引装置等において振込取引を行う預金通帳
及び自動取引装置に係り、特に振込取引に必要な情報を
記録したシールを通帳に貼付して、振込時に装置でシー
ルを読み取ることにより容易に振込取引ができる預金通
帳及び自動取引装置に関するものである。
【0002】近来、銀行等の金融機関において、自動預
金払出し兼用機(Automatic TellerMachine:以下ATM
という)や現金自動払出し機(Cash Dispenser:CD)等
の現金自動取引装置が急速に普及してきた。
金払出し兼用機(Automatic TellerMachine:以下ATM
という)や現金自動払出し機(Cash Dispenser:CD)等
の現金自動取引装置が急速に普及してきた。
【0003】現金自動取引装置では入金(預金)処理や
出金(払出し)処理、更には振込処理も可能であり、銀
行等の営業時間後の延長時間や土・日曜日でも利用する
ことができるため、極めて便利である。また、振込取引
専用の自動振込装置も使用されている。
出金(払出し)処理、更には振込処理も可能であり、銀
行等の営業時間後の延長時間や土・日曜日でも利用する
ことができるため、極めて便利である。また、振込取引
専用の自動振込装置も使用されている。
【0004】振込取引を行うには、現金を投入する場合
は、その銀行に取引口座がなくても良いが、預金口座が
あれば、預金から引き落として振り込むことができる。
しかし、いずれにしても、振込取引の場合には、入金取
引や出金取引の場合に較べて、入力操作が面倒であり、
時間を要し、入力ミスも出易い。
は、その銀行に取引口座がなくても良いが、預金口座が
あれば、預金から引き落として振り込むことができる。
しかし、いずれにしても、振込取引の場合には、入金取
引や出金取引の場合に較べて、入力操作が面倒であり、
時間を要し、入力ミスも出易い。
【0005】これに対して、同じ振込先へ毎月送金する
といった定期的に繰り返し取引がある場合に、振込情報
を記憶させた「振込カード」を用いる方法があるが、振
込先が複数あれば、複数の振込カードが必要であり、ま
た振込カードを管理しなければならない。そこで、カー
ド管理が不要で、入力操作を簡単にする方法が望まれて
いる。
といった定期的に繰り返し取引がある場合に、振込情報
を記憶させた「振込カード」を用いる方法があるが、振
込先が複数あれば、複数の振込カードが必要であり、ま
た振込カードを管理しなければならない。そこで、カー
ド管理が不要で、入力操作を簡単にする方法が望まれて
いる。
【0006】本発明は、顧客が預金口座を有する場合
に、定期的に繰り返し振込を行う場合に操作を簡単する
ための方法である。
に、定期的に繰り返し振込を行う場合に操作を簡単する
ための方法である。
【0007】
【従来の技術】図11のATMの前面斜視図に示すよう
に、装置前面の下方に表示操作部2、上方に磁気カード
(磁気ストライプMSを有するキャッシュカード)21a
が挿入されるカード挿入口3、通帳1aが挿入される通帳
挿入口4及び現金が投入/送出される入出金口5が設け
られている。
に、装置前面の下方に表示操作部2、上方に磁気カード
(磁気ストライプMSを有するキャッシュカード)21a
が挿入されるカード挿入口3、通帳1aが挿入される通帳
挿入口4及び現金が投入/送出される入出金口5が設け
られている。
【0008】表示操作部2は、後述するCRTの表示面
にタッチパネルが装着され、画面にはガイド表示画面20
aと操作キー20bが表示される。ガイド表示画面20aと
して、顧客の操作案内(ガイダンス)及び顧客への通知
情報が表示される。ガイド表示画面20aと操作キー20b
は同時に表示される場合と個別に表示される場合があ
る。
にタッチパネルが装着され、画面にはガイド表示画面20
aと操作キー20bが表示される。ガイド表示画面20aと
して、顧客の操作案内(ガイダンス)及び顧客への通知
情報が表示される。ガイド表示画面20aと操作キー20b
は同時に表示される場合と個別に表示される場合があ
る。
【0009】操作キー20bとして、入金、出金及び振込
み等の取引指定釦と、暗証番号、取引金額及び振込先口
座番号等を入力するテンキー、振込先名等を入力する文
字キー、及び入力確認キーが表示される。
み等の取引指定釦と、暗証番号、取引金額及び振込先口
座番号等を入力するテンキー、振込先名等を入力する文
字キー、及び入力確認キーが表示される。
【0010】顧客はガイド表示画面20aに表示されるガ
イダンスに従って操作キー20bにタッチして選択指示及
びデータ入力を行う。カード挿入口3の内部には、図示
していないが、磁気カード21aの磁気ストライプ(以下
MSという)からカード発行元、口座番号、暗証番号を
読み取るカードリーダ、及びレシートプリンタが設けら
れている。
イダンスに従って操作キー20bにタッチして選択指示及
びデータ入力を行う。カード挿入口3の内部には、図示
していないが、磁気カード21aの磁気ストライプ(以下
MSという)からカード発行元、口座番号、暗証番号を
読み取るカードリーダ、及びレシートプリンタが設けら
れている。
【0011】通帳挿入口4の内部には、図示していない
が、通帳1aのMSから銀行名、支店名、口座番号、預金
残高等を読み取り、取引終了後に預金残高を記録するリ
ード/ライト部(以下R/Wという)、通帳1aの印字す
べきページ及び印字行を確認する読取センサ、及び通帳
プリンタ部が設けられている。
が、通帳1aのMSから銀行名、支店名、口座番号、預金
残高等を読み取り、取引終了後に預金残高を記録するリ
ード/ライト部(以下R/Wという)、通帳1aの印字す
べきページ及び印字行を確認する読取センサ、及び通帳
プリンタ部が設けられている。
【0012】入出金口5の内部には、図示していない
が、入金時に入出金口5に投入された紙幣を鑑別計数し
て、金種別に収納箱へ収納し、出金時に出金要求金額の
紙幣を収納箱から繰り出し鑑別計数して、入出金口5へ
送出する貨幣取扱装置が設けられている。
が、入金時に入出金口5に投入された紙幣を鑑別計数し
て、金種別に収納箱へ収納し、出金時に出金要求金額の
紙幣を収納箱から繰り出し鑑別計数して、入出金口5へ
送出する貨幣取扱装置が設けられている。
【0013】このような構成を有するので、磁気カード
21a或いは通帳1aの挿入、現金の投入及び確認操作によ
り預金取引が行われ、磁気カード21a (或いは磁気カー
ドと通帳1a) の挿入、暗証番号、払出し金額の入力及び
確認操作により取引可能か否かを判断してから払出し取
引が行われるが、本発明のは振込処理に関するものであ
るので、詳細な説明は省略し、次に振込処理の手順を説
明する。
21a或いは通帳1aの挿入、現金の投入及び確認操作によ
り預金取引が行われ、磁気カード21a (或いは磁気カー
ドと通帳1a) の挿入、暗証番号、払出し金額の入力及び
確認操作により取引可能か否かを判断してから払出し取
引が行われるが、本発明のは振込処理に関するものであ
るので、詳細な説明は省略し、次に振込処理の手順を説
明する。
【0014】まず、顧客が預金口座を有していないで、
振込取引をATMで処理する場合は、顧客がガイド表示
画面20aで振込取引を指定した後、ガイダンスに従って
テンキー及び文字キーにより振込先の銀行番号、支店番
号、口座番号、振込先名、振込金額、振込人氏名の入力
及び確認操作をする。
振込取引をATMで処理する場合は、顧客がガイド表示
画面20aで振込取引を指定した後、ガイダンスに従って
テンキー及び文字キーにより振込先の銀行番号、支店番
号、口座番号、振込先名、振込金額、振込人氏名の入力
及び確認操作をする。
【0015】そして現金を入出金口5へ投入すると、金
額が計数されて表示され、顧客の確認釦の押下で振込処
理が行われる。取引が終了すると、レシートに取引明細
が印字されてカード挿入口3からレシートが送出され
る。
額が計数されて表示され、顧客の確認釦の押下で振込処
理が行われる。取引が終了すると、レシートに取引明細
が印字されてカード挿入口3からレシートが送出され
る。
【0016】顧客が預金口座を有している場合には、振
込取引を指定した後、ガイダンスに従って磁気カード21
aを挿入すると、磁気カード21aから口座番号等を読み
取り、暗証番号を入力すると、顧客情報ファイルを有す
るホストコンピュータ(以下ホストという)から顧客情
報(暗証番号及び預金残高)を受信して、暗証番号を認
証し、顧客が振込金額を入力して表示金額を確認する
と、預金残高から取引可否を判定して、取引可で振込先
等の入力を行うと振込処理が行われる。
込取引を指定した後、ガイダンスに従って磁気カード21
aを挿入すると、磁気カード21aから口座番号等を読み
取り、暗証番号を入力すると、顧客情報ファイルを有す
るホストコンピュータ(以下ホストという)から顧客情
報(暗証番号及び預金残高)を受信して、暗証番号を認
証し、顧客が振込金額を入力して表示金額を確認する
と、預金残高から取引可否を判定して、取引可で振込先
等の入力を行うと振込処理が行われる。
【0017】取引が終了すると、レシートに取引明細が
印字されてカード挿入口3から磁気カード21aとレシー
トが送出される。この振込取引で、磁気カード21aと通
帳1aを挿入した場合には、レシート印字と共に、通帳1a
に取引結果、即ち、振込金額及び預金残高等が印字され
て送出される。
印字されてカード挿入口3から磁気カード21aとレシー
トが送出される。この振込取引で、磁気カード21aと通
帳1aを挿入した場合には、レシート印字と共に、通帳1a
に取引結果、即ち、振込金額及び預金残高等が印字され
て送出される。
【0018】また、特定の振込先へ定期的に繰り返して
振り込む必要がある場合、例えば、月賦支払い、家賃振
込等の場合には、特定の振込先に対する振込に必要な情
報、即ち、振込先の銀行番号、支店番号、振込先口座番
号、振込先名が記憶された「振込カード」をカード挿入
口3に挿入して取引を行う方法が行われている。
振り込む必要がある場合、例えば、月賦支払い、家賃振
込等の場合には、特定の振込先に対する振込に必要な情
報、即ち、振込先の銀行番号、支店番号、振込先口座番
号、振込先名が記憶された「振込カード」をカード挿入
口3に挿入して取引を行う方法が行われている。
【0019】即ち、上記のように振込取引を指定した
後、ガイダンスに従って磁気カード21aを挿入して、暗
証番号を入力して認証されてから、振込金額を入力し表
示金額を確認して、取引可により、(この間に磁気カー
ド21aはレシートプリンタ部へ送られる)振込カードを
挿入すると、振込に必要な情報がカードリード部で読み
取られて、振込カードは送出される。以下上記と同様の
手順で振込処理が行われる。
後、ガイダンスに従って磁気カード21aを挿入して、暗
証番号を入力して認証されてから、振込金額を入力し表
示金額を確認して、取引可により、(この間に磁気カー
ド21aはレシートプリンタ部へ送られる)振込カードを
挿入すると、振込に必要な情報がカードリード部で読み
取られて、振込カードは送出される。以下上記と同様の
手順で振込処理が行われる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、振込取引に必要な入力操作は、預金、払出し取引に
比較して、当然のことながら時間と労力を必要とし、特
に混み合って列を成している場合などでは、他の顧客に
気兼ねして、早く処理を済ませようとして内容が誤った
まま確認釦を押してしまって、やり直し操作をせざるを
得なくなる。このため、他の顧客の待ち時間が長くなり
迷惑を掛ける。或いはATMが混んでいたら振込はまた
空いている時に出直すようにしてしまうことがある。
ば、振込取引に必要な入力操作は、預金、払出し取引に
比較して、当然のことながら時間と労力を必要とし、特
に混み合って列を成している場合などでは、他の顧客に
気兼ねして、早く処理を済ませようとして内容が誤った
まま確認釦を押してしまって、やり直し操作をせざるを
得なくなる。このため、他の顧客の待ち時間が長くなり
迷惑を掛ける。或いはATMが混んでいたら振込はまた
空いている時に出直すようにしてしまうことがある。
【0021】従って、顧客サービスが低下するばかりで
なく、ATMの稼動効率の低下を招いている。また、
「振込カード」を用いる方法は、振込先が複数あればそ
れだけの枚数の「振込カード」が必要であり、カード管
理をしなければならない。という問題点がある。
なく、ATMの稼動効率の低下を招いている。また、
「振込カード」を用いる方法は、振込先が複数あればそ
れだけの枚数の「振込カード」が必要であり、カード管
理をしなければならない。という問題点がある。
【0022】本発明は、振込カードのように管理を必要
とせず、振込に必要な情報の操作入力が容易で、短時間
で取引ができる預金通帳及び自動取引装置を提供するこ
とを目的としている。
とせず、振込に必要な情報の操作入力が容易で、短時間
で取引ができる預金通帳及び自動取引装置を提供するこ
とを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】図1及び図2は本発明の
原理説明図で、図1は請求項1に対応し、図2は請求項
4に対応している。
原理説明図で、図1は請求項1に対応し、図2は請求項
4に対応している。
【0024】図1において、10は振込取引に必要な情報
が機械読み取り可能に記録されるシール、1は預金情報
が記載される通帳である。
が機械読み取り可能に記録されるシール、1は預金情報
が記載される通帳である。
【0025】シール10を通帳1の所定箇所に貼付した構
成とする。従って、シール10に記録された振込取引に必
要な情報が機械読み取りすることができるので、振込に
必要な情報の入力操作が省け、時間も短縮されて振込を
容易に行うことができる。
成とする。従って、シール10に記録された振込取引に必
要な情報が機械読み取りすることができるので、振込に
必要な情報の入力操作が省け、時間も短縮されて振込を
容易に行うことができる。
【0026】請求項2:複数の異なる振込取引に必要な
情報が夫々記録された複数のシール10を通帳1の所定箇
所に並べて貼付した構成とする。従って、通帳1に並べ
て貼付しておくことにより、複数のシール10から複数の
異なる振込先に対する振込に必要な情報を読み取って、
所望の振込先を選択指示することができるので、従来方
法のように振込先別に「振込カード」を準備したり、管
理する必要がなくなる。
情報が夫々記録された複数のシール10を通帳1の所定箇
所に並べて貼付した構成とする。従って、通帳1に並べ
て貼付しておくことにより、複数のシール10から複数の
異なる振込先に対する振込に必要な情報を読み取って、
所望の振込先を選択指示することができるので、従来方
法のように振込先別に「振込カード」を準備したり、管
理する必要がなくなる。
【0027】請求項3:シール10は、通帳1に貼付及び
剥離自在に形成される構成とする。従って、振込の必要
がなくなった振込先用のシール10を剥離して、新たに振
込が必要な振込先用のシール10を貼付することができ
る。
剥離自在に形成される構成とする。従って、振込の必要
がなくなった振込先用のシール10を剥離して、新たに振
込が必要な振込先用のシール10を貼付することができ
る。
【0028】図2において、12は挿入された顧客の識別
コード及び口座番号が記録された記録媒体21から識別コ
ード及び口座番号を読み取る第1の読取手段、13は挿入
された通帳1から該通帳1の発行元及び口座番号を含む
情報を読み取る第2の読取手段、10は通帳1の所定箇所
に貼付された振込取引に必要な情報が記録されたシー
ル、14はシール10から振込取引に必要な情報を読み取る
第3の読取手段、2は振込金額を入力する入力手段、61
は記録媒体21から読み取られた識別コード及び口座番
号、通帳1から読み取られた通帳1の発行元を含む情
報、及び操作入力された振込金額に基づいて、顧客情報
ファイルを有する上位装置19に取引可否を照会、或いは
上位装置19から情報を受信して取引可否を判定し、取引
可の時に、振込金額及び通帳1に貼付されたシール10か
ら読み取られた振込取引に必要な情報に基づいて、振込
処理を遂行する振込処理手段である。
コード及び口座番号が記録された記録媒体21から識別コ
ード及び口座番号を読み取る第1の読取手段、13は挿入
された通帳1から該通帳1の発行元及び口座番号を含む
情報を読み取る第2の読取手段、10は通帳1の所定箇所
に貼付された振込取引に必要な情報が記録されたシー
ル、14はシール10から振込取引に必要な情報を読み取る
第3の読取手段、2は振込金額を入力する入力手段、61
は記録媒体21から読み取られた識別コード及び口座番
号、通帳1から読み取られた通帳1の発行元を含む情
報、及び操作入力された振込金額に基づいて、顧客情報
ファイルを有する上位装置19に取引可否を照会、或いは
上位装置19から情報を受信して取引可否を判定し、取引
可の時に、振込金額及び通帳1に貼付されたシール10か
ら読み取られた振込取引に必要な情報に基づいて、振込
処理を遂行する振込処理手段である。
【0029】従って、通帳1の所定位置に貼付されたシ
ール10から振込取引に必要な情報を読み取ることによ
り、振込に必要な情報の入力操作が省け、時間も短縮さ
れて振込を容易に行うことができる。
ール10から振込取引に必要な情報を読み取ることによ
り、振込に必要な情報の入力操作が省け、時間も短縮さ
れて振込を容易に行うことができる。
【0030】請求項5:シール10から読み取った振込取
引に必要な情報を表示する表示手段を備え、通帳1に複
数のシール10が貼付されている場合は、第3の読取手段
14によって複数のシール10から読み取った振込取引に必
要な情報を表示手段に表示して、顧客所望の振込取引に
必要な情報の選択指示によって取引処理を行うように構
成されている。
引に必要な情報を表示する表示手段を備え、通帳1に複
数のシール10が貼付されている場合は、第3の読取手段
14によって複数のシール10から読み取った振込取引に必
要な情報を表示手段に表示して、顧客所望の振込取引に
必要な情報の選択指示によって取引処理を行うように構
成されている。
【0031】従って、通帳1に貼付した複数のシール10
から読み取った複数の異なる振込先に対する振込に必要
な情報から、所望の振込先を選択指示することができる
ので、従来方法のように振込先別に「振込カード」を準
備したり、管理する必要がなくなる。
から読み取った複数の異なる振込先に対する振込に必要
な情報から、所望の振込先を選択指示することができる
ので、従来方法のように振込先別に「振込カード」を準
備したり、管理する必要がなくなる。
【0032】請求項6:第2の読取手段13は、第3の読
取手段14の機能を有するように構成されている。従っ
て、第2の読取手段13によって通帳1の発行元を含む情
報、及びシール10の振込取引に必要な情報を読み取るこ
とができる。
取手段14の機能を有するように構成されている。従っ
て、第2の読取手段13によって通帳1の発行元を含む情
報、及びシール10の振込取引に必要な情報を読み取るこ
とができる。
【0033】
【発明の実施の形態】図3〜図10によりATMで通帳
に貼付したシールを読み取って振込処理を行う実施例1
及び実施例2を説明する。全図を通じ同一符号は同一対
象物を示す。
に貼付したシールを読み取って振込処理を行う実施例1
及び実施例2を説明する。全図を通じ同一符号は同一対
象物を示す。
【0034】1)実施例1 図3〜図8により実施例1を説明する。図3は実施例1
のシールを貼付した通帳を示す平面図、図4は実施例1
のシールの説明図、図5は通帳プリンタの内部側面図、
図6は通帳挿入の説明図、図7は実施例1のATMを示
すブロック図、図8は実施例1のフローチャートであ
る。
のシールを貼付した通帳を示す平面図、図4は実施例1
のシールの説明図、図5は通帳プリンタの内部側面図、
図6は通帳挿入の説明図、図7は実施例1のATMを示
すブロック図、図8は実施例1のフローチャートであ
る。
【0035】図3に示すように、通帳1bの表表紙を開い
たページの左側に、複数のシール10aが貼付されてい
る。この位置は、預金取引の取引年月日や預金残高等の
データを印字する他のページのページマーク(バーコー
ド)及び印字済み行を読み取る読取センサの読み取り領
域に対応している。(なお、従来、通帳の上表紙を開い
たページに印刷されていた事項は、縮小してページの右
側へ寄せるか、或いは他のページに移動して印刷してお
く。)また、破線で示すように、通帳1bの裏表紙にはM
S100 が貼付されている。MS100 には、発行銀行番
号、支店番号、口座番号等が記録されている。
たページの左側に、複数のシール10aが貼付されてい
る。この位置は、預金取引の取引年月日や預金残高等の
データを印字する他のページのページマーク(バーコー
ド)及び印字済み行を読み取る読取センサの読み取り領
域に対応している。(なお、従来、通帳の上表紙を開い
たページに印刷されていた事項は、縮小してページの右
側へ寄せるか、或いは他のページに移動して印刷してお
く。)また、破線で示すように、通帳1bの裏表紙にはM
S100 が貼付されている。MS100 には、発行銀行番
号、支店番号、口座番号等が記録されている。
【0036】図4に示すように、シール10a,10b の面に
夫々異なる振込先の振込に必要な情報、即ち、銀行名、
支店名、口座番号、及び振込先名がバーコードで記録さ
れ、裏面に粘着剤が塗布されて、通帳1bの上記の面に貼
付/剥離可能に形成されている。
夫々異なる振込先の振込に必要な情報、即ち、銀行名、
支店名、口座番号、及び振込先名がバーコードで記録さ
れ、裏面に粘着剤が塗布されて、通帳1bの上記の面に貼
付/剥離可能に形成されている。
【0037】図5に示すように、通帳プリンタは、通帳
挿入口4aから続く搬送路40、搬送路40の下側に配置さ
れ、通帳1bのMS100(図6(a) 参照)の記録データを読
み取るR/W部 (第2の読取手段)13a、プラテン及び
印字ヘッドを備えた通帳プリンタ部41、通帳1bを搬送す
る送りローラR1〜R3、搬送路40の上側に配置されたセン
サS1及び読取センサ(第3の読取手段)14aで構成され
ている。送りローラR1〜R3は図示していないパルスモー
タに連結されている。
挿入口4aから続く搬送路40、搬送路40の下側に配置さ
れ、通帳1bのMS100(図6(a) 参照)の記録データを読
み取るR/W部 (第2の読取手段)13a、プラテン及び
印字ヘッドを備えた通帳プリンタ部41、通帳1bを搬送す
る送りローラR1〜R3、搬送路40の上側に配置されたセン
サS1及び読取センサ(第3の読取手段)14aで構成され
ている。送りローラR1〜R3は図示していないパルスモー
タに連結されている。
【0038】R/W部13aは、磁気ヘッドにより通帳1a
のMS100 から発行銀行番号、支店番号、顧客の口座番
号、預金残高等を読み取り、取引結果の預金残高を更新
記録する。
のMS100 から発行銀行番号、支店番号、顧客の口座番
号、預金残高等を読み取り、取引結果の預金残高を更新
記録する。
【0039】読取センサ14aは、バーコードリーダによ
り通帳1bに貼付されたシール10a,10b に記録されたバー
コードデータを読み取ると共に、取引データが印字され
るページの左上端のバーコードによるページマーク、及
び印字可能行を見いだすために印字済み行を読み取るよ
うに形成されている。
り通帳1bに貼付されたシール10a,10b に記録されたバー
コードデータを読み取ると共に、取引データが印字され
るページの左上端のバーコードによるページマーク、及
び印字可能行を見いだすために印字済み行を読み取るよ
うに形成されている。
【0040】従って、図6(a) に示すように、通帳1bの
表表紙を開いて通帳挿入口4aから挿入すると、R/W部
13aで通帳1bのMS100 の記録データを読み取り、読取
センサ14aで通帳1bのシール10a〜10cのバーコードを
読み取る。また、(b) に示すように、印字可能ページを
開いて通帳挿入口4から再挿入すると、センサS1の通帳
1bの先端/後端の検出及び読取センサ14aによるページ
マークの読み取り確認及び印字済み行の読み取りによっ
て、印字可能行が通帳プリンタ部41にセットされる。
表表紙を開いて通帳挿入口4aから挿入すると、R/W部
13aで通帳1bのMS100 の記録データを読み取り、読取
センサ14aで通帳1bのシール10a〜10cのバーコードを
読み取る。また、(b) に示すように、印字可能ページを
開いて通帳挿入口4から再挿入すると、センサS1の通帳
1bの先端/後端の検出及び読取センサ14aによるページ
マークの読み取り確認及び印字済み行の読み取りによっ
て、印字可能行が通帳プリンタ部41にセットされる。
【0041】図7において、6は主制御部、7はI/O
制御部、8はデータ制御部、9は画面データ制御部、10
a,10b はシール、11は通信制御部、12aは磁気カードリ
ーダ(第1の読取手段)、15は入出金部、16はプリンタ
部、17はデータメモリ、18は表示画面データメモリ、19
aはホストを示す。
制御部、8はデータ制御部、9は画面データ制御部、10
a,10b はシール、11は通信制御部、12aは磁気カードリ
ーダ(第1の読取手段)、15は入出金部、16はプリンタ
部、17はデータメモリ、18は表示画面データメモリ、19
aはホストを示す。
【0042】主制御部6は、CPU60及び制御プログラ
ム61a(振込処理手段)を有し、CPU60は制御プログ
ラム61aに従って各部を制御する。制御プログラム61a
は、入金、出金及び振込等の取引モードのプログラムを
備え、表示操作部2aからの取引指示により、該当する取
引モードのプログラムが起動する。
ム61a(振込処理手段)を有し、CPU60は制御プログ
ラム61aに従って各部を制御する。制御プログラム61a
は、入金、出金及び振込等の取引モードのプログラムを
備え、表示操作部2aからの取引指示により、該当する取
引モードのプログラムが起動する。
【0043】I/O制御部7は、I/Oを制御するプロ
グラムで、表示操作部2a、磁気カードリーダ12a、R/
W部13a、読取センサ14a、入出金部15及びプリンタ部
16等を制御する。
グラムで、表示操作部2a、磁気カードリーダ12a、R/
W部13a、読取センサ14a、入出金部15及びプリンタ部
16等を制御する。
【0044】データ制御部8は、主制御部6の指令によ
り、操作キー20b、顧客情報ファイル190からのデータ
及びデータメモリ17の制御を行う。即ち、鑑別済み入出
金貨幣の計数/格納/読み出し、投入金額と入金(及び
振込み)との差額の演算/格納/読み出しを制御する。
り、操作キー20b、顧客情報ファイル190からのデータ
及びデータメモリ17の制御を行う。即ち、鑑別済み入出
金貨幣の計数/格納/読み出し、投入金額と入金(及び
振込み)との差額の演算/格納/読み出しを制御する。
【0045】データメモリ17は、例えば、RAMで構成
され、暗証番号、口座番号、鑑別済み紙幣の枚数及び金
額、出金要求金額、顧客ファイル情報(ホスト19aより
受信) を格納する。
され、暗証番号、口座番号、鑑別済み紙幣の枚数及び金
額、出金要求金額、顧客ファイル情報(ホスト19aより
受信) を格納する。
【0046】画面データ制御部9は、表示画面データメ
モリ18に記憶されている画面データの読み出し/表示を
制御する。表示画面データメモリ18は、表示操作部2aに
ガイド表示画面20a及び操作キー20bとして表示される
ガイダンス等の表示データ(即ち、入出金、振込等の取
引画面データ)を記憶する。特に、従来例で説明したA
TMの場合の表示画面データの他に、シール10a〜10c
を貼付した通帳1bを使用して振込取引を行う場合の表示
画面データが付加されている。
モリ18に記憶されている画面データの読み出し/表示を
制御する。表示画面データメモリ18は、表示操作部2aに
ガイド表示画面20a及び操作キー20bとして表示される
ガイダンス等の表示データ(即ち、入出金、振込等の取
引画面データ)を記憶する。特に、従来例で説明したA
TMの場合の表示画面データの他に、シール10a〜10c
を貼付した通帳1bを使用して振込取引を行う場合の表示
画面データが付加されている。
【0047】通信制御部11は、ホスト19aとの通信を行
い、顧客情報ファイル190 の情報(例えば、預金残高
等)の読み込み及び書替えを行う。磁気カードリーダ12
aは、カード挿入口3に挿入された磁気カード21aか
ら、発行銀行番号、支店番号、顧客の口座番号、暗証番
号等を読み取る。
い、顧客情報ファイル190 の情報(例えば、預金残高
等)の読み込み及び書替えを行う。磁気カードリーダ12
aは、カード挿入口3に挿入された磁気カード21aか
ら、発行銀行番号、支店番号、顧客の口座番号、暗証番
号等を読み取る。
【0048】入出金部15は、入出金口5へ投入した紙幣
1aの繰り出し、搬送、鑑別計数、格納箱への格納、及び
収納箱からの紙幣1aの繰り出し、搬送、鑑別計数、入出
金口5への送出に関わる機構を一括して含む。
1aの繰り出し、搬送、鑑別計数、格納箱への格納、及び
収納箱からの紙幣1aの繰り出し、搬送、鑑別計数、入出
金口5への送出に関わる機構を一括して含む。
【0049】プリンタ部16は、取引明細をレシート用紙
に印刷するレシートプリンタ、及び通帳1aに取引結果を
印字する通帳プリンタ41である。表示操作部2aは、CR
T200 及びタッチパネル201 で構成されている。
に印刷するレシートプリンタ、及び通帳1aに取引結果を
印字する通帳プリンタ41である。表示操作部2aは、CR
T200 及びタッチパネル201 で構成されている。
【0050】ホスト19aは、顧客の暗証番号、口座番
号、預金残高、未記帳取引データ等の顧客情報を格納し
た顧客情報ファイル190 を有し、ATMからの照会によ
り顧客情報を応答する。
号、預金残高、未記帳取引データ等の顧客情報を格納し
た顧客情報ファイル190 を有し、ATMからの照会によ
り顧客情報を応答する。
【0051】このような構成及び機能を有するので、次
に図8のフローチャートを参照して通帳1bを用いた振込
取引の作用を説明する。 まず、顧客が表示操作部2aの取引選択画面の操作キー
20bから、「振込」を指定すると、制御プログラム61a
の振込取引のプログラムが起動して、出金有無選択画面
を表示する。
に図8のフローチャートを参照して通帳1bを用いた振込
取引の作用を説明する。 まず、顧客が表示操作部2aの取引選択画面の操作キー
20bから、「振込」を指定すると、制御プログラム61a
の振込取引のプログラムが起動して、出金有無選択画面
を表示する。
【0052】ガイダンスにより購入代金を口座から引
き落すか、現金で振り込むかを選択する。口座から引き
落す場合は、磁気カード21aだけ、或いは磁気カード21
aとシール10a,10b を貼付したページを開いて通帳1bを
挿入し、現金で購入する場合は、「現金」をタッチす
る。以下、磁気カード21aだけの場合及び現金の場合の
処理は従来例で説明したので省略する。
き落すか、現金で振り込むかを選択する。口座から引き
落す場合は、磁気カード21aだけ、或いは磁気カード21
aとシール10a,10b を貼付したページを開いて通帳1bを
挿入し、現金で購入する場合は、「現金」をタッチす
る。以下、磁気カード21aだけの場合及び現金の場合の
処理は従来例で説明したので省略する。
【0053】磁気カード21aと通帳1bの挿入で、磁気
カード21aのMS210 から磁気カードリーダ12aが口座
番号等を読み取り、通帳1bのMS100 からR/W部13a
により口座番号、暗証番号等を読み取り、更に複数のシ
ール10a,10b のバーコードを読取センサ14aが読み取っ
て、複数の振込情報を画面に表示する。顧客が所望の振
込先を選択指示すると、その振込先の情報をデータメモ
リ17に記憶する。通帳1bを一旦送出し、(d) のガイダン
スにより顧客は改めて印字可能ページを開いて再挿入す
る。
カード21aのMS210 から磁気カードリーダ12aが口座
番号等を読み取り、通帳1bのMS100 からR/W部13a
により口座番号、暗証番号等を読み取り、更に複数のシ
ール10a,10b のバーコードを読取センサ14aが読み取っ
て、複数の振込情報を画面に表示する。顧客が所望の振
込先を選択指示すると、その振込先の情報をデータメモ
リ17に記憶する。通帳1bを一旦送出し、(d) のガイダン
スにより顧客は改めて印字可能ページを開いて再挿入す
る。
【0054】通帳1bのページマーク及び印字済み行を
読取センサ14aが読み取って、印字位置にセットする。 暗証番号入力を促すガイダンスにより、顧客が暗証番
号を入力すると、ホスト19aに暗証番号の確認及び預金
残高を照会し、預金残高を受信してデータメモリ17に記
憶する。
読取センサ14aが読み取って、印字位置にセットする。 暗証番号入力を促すガイダンスにより、顧客が暗証番
号を入力すると、ホスト19aに暗証番号の確認及び預金
残高を照会し、預金残高を受信してデータメモリ17に記
憶する。
【0055】ガイダンスに従って振込金額を入力する
と、その金額とデータメモリ17の預金残高を比較して取
引可能か否かを判定し、可能であれば、データメモリ17
に記憶した振込先の情報と振込金額を画面に表示する。
もし、預金残高が振込金額に対して不足の場合には、預
金不足で取引不可の旨を表示し、通帳1b及び磁気カード
21aを送出する。
と、その金額とデータメモリ17の預金残高を比較して取
引可能か否かを判定し、可能であれば、データメモリ17
に記憶した振込先の情報と振込金額を画面に表示する。
もし、預金残高が振込金額に対して不足の場合には、預
金不足で取引不可の旨を表示し、通帳1b及び磁気カード
21aを送出する。
【0056】画面に表示された振込先の情報と振込金
額を確認して、確認釦を押すと、振込処理が行われ、振
込処理情報と共に、振込金額をホスト19aへ送って顧客
情報ファイル190 を更新する。
額を確認して、確認釦を押すと、振込処理が行われ、振
込処理情報と共に、振込金額をホスト19aへ送って顧客
情報ファイル190 を更新する。
【0057】次いで、レシートに取引明細(で確認
された取引内容)を印字して、磁気カード21aとレシー
トをカード挿入口3から一緒に送出し、通帳1bの印字可
能行に取引結果を印字し、MS100 に預金残高を更新記
録して通帳1bを通帳挿入口4から送出する。
された取引内容)を印字して、磁気カード21aとレシー
トをカード挿入口3から一緒に送出し、通帳1bの印字可
能行に取引結果を印字し、MS100 に預金残高を更新記
録して通帳1bを通帳挿入口4から送出する。
【0058】顧客が磁気カード21a、レシート及び通
帳1bを受け取って振込取引が終了する。 2)実施例2 図9及び図10により実施例2を説明する。図9は実施
例2のMSのシールを貼付した通帳を示す平面図、図1
0は実施例2の説明図である。
帳1bを受け取って振込取引が終了する。 2)実施例2 図9及び図10により実施例2を説明する。図9は実施
例2のMSのシールを貼付した通帳を示す平面図、図1
0は実施例2の説明図である。
【0059】実施例2が実施例1は異なるのは、バーコ
ードが印刷されたシールに代えて、振込に必要な情報を
磁気記憶させたMSのシールとし、貼付位置を変えたこ
とである。
ードが印刷されたシールに代えて、振込に必要な情報を
磁気記憶させたMSのシールとし、貼付位置を変えたこ
とである。
【0060】図9に示すように、通帳1cは、裏表紙面に
設けられたMS100 の他に、表表紙面に複数のMS10A,
10B が貼付されている。複数のMS10A,10B は、夫々異
なる振込先への振込に必要な情報が記憶されており、裏
面に粘着剤が塗布されたシールで、通帳1cの上記の面に
貼付/剥離可能に形成されている。
設けられたMS100 の他に、表表紙面に複数のMS10A,
10B が貼付されている。複数のMS10A,10B は、夫々異
なる振込先への振込に必要な情報が記憶されており、裏
面に粘着剤が塗布されたシールで、通帳1cの上記の面に
貼付/剥離可能に形成されている。
【0061】MS10A,10B の位置は、MS100 を読み取
るR/W部13aの読み取り領域に対応している。(な
お、図示の例では、通帳1cの表表紙には、「総合預金通
帳」の通帳名が印刷されており、振込のためのMS10A,
10B を貼付しても、MS10A,10B の幅に相当するその通
帳名の一部が隠れるだけで支障はない。) 図10に示すように、通帳1cの印字可能ページを開いて
ATMの通帳挿入口4から挿入すると、R/W部13aに
よりMS10A,10B が先に読み取られ、次いでMS100 が
読み取られる。
るR/W部13aの読み取り領域に対応している。(な
お、図示の例では、通帳1cの表表紙には、「総合預金通
帳」の通帳名が印刷されており、振込のためのMS10A,
10B を貼付しても、MS10A,10B の幅に相当するその通
帳名の一部が隠れるだけで支障はない。) 図10に示すように、通帳1cの印字可能ページを開いて
ATMの通帳挿入口4から挿入すると、R/W部13aに
よりMS10A,10B が先に読み取られ、次いでMS100 が
読み取られる。
【0062】従って、実施例1の場合のように、通帳1b
をシール10a,10b を読み取るための挿入と、印字可能ペ
ージを開いて再挿入する必要がない。この場合のATM
の制御ブロック図は、実施例1の図5と殆ど同じである
ので省略した。図5と異なるのは、R/W部13aが、通
帳1cのMS100 とMS10A,10B の両方の記憶情報を読み
取るように、主制御部6の指令によりI/O制御部7に
制御されることである。
をシール10a,10b を読み取るための挿入と、印字可能ペ
ージを開いて再挿入する必要がない。この場合のATM
の制御ブロック図は、実施例1の図5と殆ど同じである
ので省略した。図5と異なるのは、R/W部13aが、通
帳1cのMS100 とMS10A,10B の両方の記憶情報を読み
取るように、主制御部6の指令によりI/O制御部7に
制御されることである。
【0063】このような構成を有するので、MS10A,10
B から読み取られた複数の異なる振込先への振込情報が
表示操作部2aに表示されて、顧客が所望の振込先を選択
指示すると、その振込先の振込情報がデータメモリに記
憶され、以後実施例1と同様ににして簡便な操作入力に
よって振込取引を行うことができる。
B から読み取られた複数の異なる振込先への振込情報が
表示操作部2aに表示されて、顧客が所望の振込先を選択
指示すると、その振込先の振込情報がデータメモリに記
憶され、以後実施例1と同様ににして簡便な操作入力に
よって振込取引を行うことができる。
【0064】また、ATMの機構には殆ど変更の必要が
なく、制御プログラムの変更だけで対応することができ
るので、コストの上昇を少なく抑えることができる。以
上、実施例1及び実施例2で説明したように、振込取引
に必要な振込先等の情報を通帳1b,1c に貼付したシール
10a,10b 或いはMS10A,10B に記録しておいて、読取セ
ンサ14a或いはR/W部13aによって読み取ることによ
り、預金や払出し取引と同程度に操作入力を著しく簡便
にすることができ、操作入力のミスも防止できる。しか
も、従来方法の「振込カード」のように、管理を必要と
しない。
なく、制御プログラムの変更だけで対応することができ
るので、コストの上昇を少なく抑えることができる。以
上、実施例1及び実施例2で説明したように、振込取引
に必要な振込先等の情報を通帳1b,1c に貼付したシール
10a,10b 或いはMS10A,10B に記録しておいて、読取セ
ンサ14a或いはR/W部13aによって読み取ることによ
り、預金や払出し取引と同程度に操作入力を著しく簡便
にすることができ、操作入力のミスも防止できる。しか
も、従来方法の「振込カード」のように、管理を必要と
しない。
【0065】従って、振込取引が容易になり、取引処理
時間を短縮することができるので、他の顧客の待ち時間
も減少し、顧客に対するサービスの向上が図れ、ATM
の稼動効率を高めることができる。
時間を短縮することができるので、他の顧客の待ち時間
も減少し、顧客に対するサービスの向上が図れ、ATM
の稼動効率を高めることができる。
【0066】また、シール10a,10b 及びMS10A,10B を
通帳1b,1c の面に貼付/剥離可能としたことにより、シ
ール10a,10b 及びMS10A,10B 中の振込の必要がなくな
ったものを剥離して、新たに振込が必要なシール或いは
MSに貼付換えすることができる。
通帳1b,1c の面に貼付/剥離可能としたことにより、シ
ール10a,10b 及びMS10A,10B 中の振込の必要がなくな
ったものを剥離して、新たに振込が必要なシール或いは
MSに貼付換えすることができる。
【0067】上記実施例1及び実施例2では、いずれも
振込金額を操作入力する場合を説明てたが、定期的に振
り込む金額が同額である場合には、シール10a,10b 或い
はMS10A,10B の記録情報として振込金額も記録してお
くことにより、一層操作入力を簡便化することができ
る。
振込金額を操作入力する場合を説明てたが、定期的に振
り込む金額が同額である場合には、シール10a,10b 或い
はMS10A,10B の記録情報として振込金額も記録してお
くことにより、一層操作入力を簡便化することができ
る。
【0068】実施例1では、シール10a〜10cのバーコ
ードを読取センサ14aで、実施例2では、MS10A,10B
をR/W部13aで読み取る場合を説明した(この方法が
好ましい。)が、シール10a〜10c、MS10A,10B を貼
付する位置を変えて、別に設けた読取手段によって読み
取る方法としても良い。
ードを読取センサ14aで、実施例2では、MS10A,10B
をR/W部13aで読み取る場合を説明した(この方法が
好ましい。)が、シール10a〜10c、MS10A,10B を貼
付する位置を変えて、別に設けた読取手段によって読み
取る方法としても良い。
【0069】また、通帳は各銀行により仕様が異なり、
通帳を縦方向に開いて挿入する形式(開いたページが左
右になり、横方向に両ページに亙って各取引データを印
字する。)のものや、横方向に開いて挿入する形式(開
いたページが前後になり、横方向に印字する。)のもの
があり、また、MS100 の位置や方向も異なるので、実
施例2において、適当な位置が得られない場合には、上
記のようにR/W部13aとは別のMS10A,10B を読み取
る手段を設ける必要がある。
通帳を縦方向に開いて挿入する形式(開いたページが左
右になり、横方向に両ページに亙って各取引データを印
字する。)のものや、横方向に開いて挿入する形式(開
いたページが前後になり、横方向に印字する。)のもの
があり、また、MS100 の位置や方向も異なるので、実
施例2において、適当な位置が得られない場合には、上
記のようにR/W部13aとは別のMS10A,10B を読み取
る手段を設ける必要がある。
【0070】上記実施例1ではシール10a〜10c、実施
例2ではMS10A,10B を使用する場合を説明したが、振
込に必要な情報を記録したシールであれば、他の媒体で
も良く、例えば、光記録媒体のシールを用いても良い。
この場合、光データを読み取る読取手段を別に設ける必
要があることは勿論である。
例2ではMS10A,10B を使用する場合を説明したが、振
込に必要な情報を記録したシールであれば、他の媒体で
も良く、例えば、光記録媒体のシールを用いても良い。
この場合、光データを読み取る読取手段を別に設ける必
要があることは勿論である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、 通帳に貼付したシールに記録された振込取引に必要な
情報を機械読み取りすることができるので、振込に必要
な情報の入力操作が省け、時間も短縮されて振込を容易
に行うことができる。従って、顧客サービスの向上が図
れ、且つ自動取引装置の稼動効率を高めることができ
る。
情報を機械読み取りすることができるので、振込に必要
な情報の入力操作が省け、時間も短縮されて振込を容易
に行うことができる。従って、顧客サービスの向上が図
れ、且つ自動取引装置の稼動効率を高めることができ
る。
【0072】通帳に貼付した複数のシールから読み取
った複数の異なる振込先に対する振込に必要な情報か
ら、所望の振込先を選択指示することができるので、従
来方法のように振込先別に「振込カード」を準備した
り、管理する必要がなくなる。
った複数の異なる振込先に対する振込に必要な情報か
ら、所望の振込先を選択指示することができるので、従
来方法のように振込先別に「振込カード」を準備した
り、管理する必要がなくなる。
【0073】従来の振込取引を処理する自動取引装置
の機構の変更が殆どなく、制御プログラムの変更だけ
で、通帳に貼付した振込に必要な情報が記録されたシー
ルによる振込処理に対応することができる。という効果
がある。
の機構の変更が殆どなく、制御プログラムの変更だけ
で、通帳に貼付した振込に必要な情報が記録されたシー
ルによる振込処理に対応することができる。という効果
がある。
【図1】 本発明の請求項1に対応する原理説明図
【図2】 本発明の請求項4に対応する原理説明図
【図3】 実施例1のシールを貼付した通帳を示す平面
図
図
【図4】 実施例1のシールの説明図
【図5】 通帳プリンタの内部側面図
【図6】 通帳挿入の説明図
【図7】 実施例1のATMを示すブロック図
【図8】 実施例1のフローチャート
【図9】 実施例2のMSのシールを貼付した通帳を示
す平面図
す平面図
【図10】 実施例2の説明図
【図11】 ATMの前面を示す斜視図
1,1a,1bは通帳、 2は入力手段、 2a
は表示操作部、10,10a〜10c はシール、 10A,10B,100,
210 はMS、12は第1の読取手段、12aは磁気カードリ
ーダ、13は第2の読取手段、 13aはR/W部、14は
第3の読取手段、 14aは読取センサ、 19は上
位装置、19aはホスト、 21は記録媒体、
21aは磁気カード、61は振込処理手段、 61
aは制御プログラム、 190 は顧客情報ファイル
は表示操作部、10,10a〜10c はシール、 10A,10B,100,
210 はMS、12は第1の読取手段、12aは磁気カードリ
ーダ、13は第2の読取手段、 13aはR/W部、14は
第3の読取手段、 14aは読取センサ、 19は上
位装置、19aはホスト、 21は記録媒体、
21aは磁気カード、61は振込処理手段、 61
aは制御プログラム、 190 は顧客情報ファイル
Claims (6)
- 【請求項1】 振込取引に必要な情報が機械読み取り可
能に記録されるシールと、 預金情報が記載される通帳とから成り、 シールを通帳の所定箇所に貼付したことを特徴とする預
金通帳。 - 【請求項2】 複数の異なる振込取引に必要な情報が夫
々記録された複数のシールを前記通帳の所定箇所に並べ
て貼付したことを特徴とする請求項1の預金通帳。 - 【請求項3】 前記シールは、前記通帳に貼付及び剥離
自在に形成されることを特徴とする請求項1或いは請求
項2の預金通帳。 - 【請求項4】 挿入された顧客の識別コード及び口座番
号が記録された記録媒体から識別コード及び口座番号を
読み取る第1の読取手段と、 挿入された通帳から該通帳の発行元及び口座番号を含む
情報を読み取る第2の読取手段と、 該通帳の所定箇所に貼付された振込取引に必要な情報が
記録されたシールから、振込取引に必要な情報を読み取
る第3の読取手段と、 振込金額を入力する入力手段と、 第1の読取手段によって記録媒体から読み取られた識別
コード及び口座番号、第2の読取手段によって通帳から
読み取られた通帳の発行元を含む情報、及び入力手段に
よって操作入力された振込金額に基づいて、顧客情報フ
ァイルを有する上位装置に取引可否を照会、或いは上位
装置より情報を受信して取引可否を判定し、取引可の時
に、該振込金額及び第3の読取手段によって通帳に貼付
されたシールから読み取られた振込取引に必要な情報に
基づいて、振込処理を遂行する振込処理手段とを備えた
ことを特徴とする自動取引装置。 - 【請求項5】 前記シールから読み取った振込取引に必
要な情報を表示する表示手段を備え、 前記通帳に複数のシールが貼付されている場合は、第3
の読取手段によってすべてのシールから読み取った振込
取引に必要な情報を表示手段に表示して、顧客所望の振
込取引に必要な情報の選択指示によって取引処理を行う
ことを特徴とする請求項4の自動取引装置。 - 【請求項6】 前記第2の読取手段は前記第3の読取手
段の機能を有することを特徴とする請求項4或いは請求
項5の自動取引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6358196A JPH09259328A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 預金通帳及び自動取引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6358196A JPH09259328A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 預金通帳及び自動取引装置 |
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JPH09259328A true JPH09259328A (ja) | 1997-10-03 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JPH09259328A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005276184A (ja) * | 2004-03-25 | 2005-10-06 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 無線サービス購買システム |
EP3373191A1 (en) * | 2017-03-07 | 2018-09-12 | Toshiba TEC Kabushiki Kaisha | Magnetic information processing apparatus and method |
JP2020101852A (ja) * | 2018-12-19 | 2020-07-02 | 日本電気株式会社 | 共用プリンタシステム、端末装置、処理方法、プログラム |
JP2022059409A (ja) * | 2020-10-01 | 2022-04-13 | 株式会社ジェーシービー | 設定システム及び情報管理サーバー |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP6358196A patent/JPH09259328A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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