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JPH09257497A - 車両用地図表示装置 - Google Patents

車両用地図表示装置

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Publication number
JPH09257497A
JPH09257497A JP7007096A JP7007096A JPH09257497A JP H09257497 A JPH09257497 A JP H09257497A JP 7007096 A JP7007096 A JP 7007096A JP 7007096 A JP7007096 A JP 7007096A JP H09257497 A JPH09257497 A JP H09257497A
Authority
JP
Japan
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scale
display
map
displayed
displaying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7007096A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hayama
孝 端山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maspro Denkoh Corp filed Critical Maspro Denkoh Corp
Priority to JP7007096A priority Critical patent/JPH09257497A/ja
Publication of JPH09257497A publication Critical patent/JPH09257497A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両現在地を含む道路地図を表示する車両用
地図表示装置において、縮尺の異なる道路地図を各々見
やすく表示できるようにする。 【解決手段】 CPU12の動作によって、CD−RO
Mに格納された地図データの中から、外部から指令され
た縮尺の異なる2種の地図データを読み込み、各地図デ
ータに基づき表示装置4に道路地図を表示するための画
像データを各々生成して、各画像データをVRAM30
a,30bに格納する。また、VRAM30a,30b
に格納した画像データは、夫々、ビデオコントローラ3
2a,32bにて映像信号に変換し、その変換後の映像
信号を夫々表示装置4a,4bに出力する。この結果、
2つの表示装置4a,4bに、縮尺の異なる道路地図を
個々に表示でき、走行経路等の確認を容易に行なうこと
ができる。なお、表示地図の縮尺は、表示装置に設定メ
ニューを表示させることにより、各表示装置4a,4b
毎に任意に設定できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両現在地を含む
道路地図を表示装置に表示する車両用地図表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の車両用地図表示装置
では、表示装置に表示する道路地図の縮尺を変更できる
ようにするために、予め、縮尺の異なる地図データを、
CD−ROM等の記憶媒体に記憶しておき、表示装置に
道路地図を表示する際には、この記憶媒体から使用者が
指定した縮尺の地図データを読み出し、その読み出した
地図データを用いて表示用の画像データを生成して、表
示装置に道路地図を表示するようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の車両用
地図表示装置では、例えば、表示装置に現在地付近の詳
細地図を表示させて走行道路を確認しながら車両を走行
させているときに、現在地から目的地までの全体の経路
を確認するには、表示装置に表示させている道路地図の
縮尺の変更指令を入力して、表示装置に広域地図を表示
させなければならず、その経路の確認に時間がかかると
いった問題があった。また、このように表示装置に広域
地図を表示させて、経路を確認した後、現在地付近の走
行道路を確認しながら車両を走行させるには、表示装置
に表示させている道路地図の縮尺の変更指令を再度入力
して、表示装置に表示されている道路地図を詳細地図に
戻さなければならず、操作が面倒であるといった問題も
ある。
【0004】一方、例えば、特公平5−2814号公報
に開示されているように、海図を表示する船舶用の地図
表示装置として、目標位置付近の詳細地図を表示画面全
体に表示し、その表示した詳細地図上の一部の領域に、
自船位置と目標位置とを含む広域地図を表示するように
した地図表示装置が知られている。つまり、この装置で
は、表示装置の表示画面上に縮尺の異なる2種類の地図
を同時に表示するのである。
【0005】従って、こうした船舶用の技術を車両用地
図表示装置に応用すれば、現在地付近の詳細地図を表示
画面全体に表示し、その詳細地図上の一部の領域に現在
地から目的地までの広域地図を表示させることができ
る。そして、このようにすれば、現在地付近の道路を確
認しながら、目的地までの経路を確認するといったこと
ができ、車両用地図表示装置の使い勝手を向上できる。
【0006】しかし、この場合、詳細地図上の一部の領
域に広域地図が表示されることになるので、広域地図の
表示によって、使用者が確認したい現在地付近の道路が
隠れてしまうとか、広域地図は表示画面上の極めて狭い
領域に表示されることになるので、表示画面上で目的地
までの経路を確認できなくなる、といった問題が考えら
れる。
【0007】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、車両現在地を含む道路地図を表示画面に表示して
車両の走行案内を行う車両用地図表示装置において、縮
尺の異なる道路地図を各々見やすく表示できるようにす
ることにより、車両用地図表示装置の使い勝手を向上す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の車両用地図表示装置で
は、画像データ生成手段が、地図データ記憶手段から、
縮尺指令手段から指令された縮尺で、しかも現在地検出
手段にて検出された車両現在地を含む所定領域の地図デ
ータを読み出し、この地図データに基づき、車両現在地
を含む道路地図を表示手段に表示するための画像データ
を生成し、表示制御手段が、この生成された画像データ
に基づき、表示手段に道路地図を表示する。
【0009】また、本発明では、表示手段に道路地図を
表示するための画像データ生成手段及び表示制御手段
が、当該装置に設けられた表示手段を含む複数の表示手
段への道路地図表示用として、複数対備えられ、更に、
縮尺指令手段が、各画像データ生成手段毎に、表示手段
に表示すべき道路地図の縮尺を指令できるように構成さ
れる。
【0010】このため、本発明の車両用地図表示装置に
よれば、複数の表示手段に、縮尺の異なる道路地図を各
々表示することができるようになり、各表示手段に表示
された道路地図から、車両現在地付近の道路や、現在地
から目的地までの経路等を、各々正確に確認することが
可能になる。また、特に本発明では、複数の表示手段に
道路地図を表示するための画像データを生成する複数の
画像データ生成手段に対して、表示手段に表示すべき道
路地図の縮尺を個々に指定できるので、複数の表示手段
に表示させる道路地図の縮尺を、各々、任意の縮尺に設
定することができ、使い勝手の良い車両用地図表示装置
を提供できる。
【0011】なお、複数の表示手段としては、当該装置
に予め設けられた一つの表示手段と、使用者が必要に応
じて別途用意する後付用の表示手段とにより構成される
ものであってもよいし、予め車両用地図表示装置に複数
の表示手段を設けることにより構成されるものであって
もよい。
【0012】次に、請求項2に記載の車両用地図表示装
置においては、縮尺指令手段が、設定開始指令入力手段
と、選択画像表示手段と、選択指令入力手段と、縮尺更
新手段と、から構成されている。そして、設定開始指令
入力手段を介して、各表示手段に表示すべき縮尺の設定
開始指令を入力すると、選択画像表示手段によって、複
数の表示手段のうちの一つ、又は複数の表示手段の各々
に、各表示手段に対する縮尺の選択画像が表示され、更
に、この状態で、選択指令入力手段を介して、縮尺の選
択指令を選択画像に応じて入力すれば、縮尺更新手段
が、その指令した縮尺を、対応する表示手段に表示すべ
き道路地図の縮尺として更新する。
【0013】このため、本発明(請求項2)の車両用地
図表示装置によれば、複数の表示手段のうちの一つ、又
は複数の表示手段の各々に表示される選択画像を見なが
ら、各表示手段に表示すべき道路地図の縮尺を設定する
ことができ、各表示手段に表示すべき道路地図の縮尺を
極めて簡単に設定できるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。まず図1は本発明が適用された実施例の自
動車用ナビゲーション装置全体の構成を表すブロック図
である。
【0015】図1(a)に示す如く、本実施例のナビゲ
ーション装置は、GPS(Global Positioning Syste
m) 用の人工衛星からの送信電波を受信するGPS用ア
ンテナ2aを備え、その受信信号を周波数変換し、復調
して、受信点の位置(換言すれば車両の現在地)を表す
緯度,経度,高度等からなる位置データを算出すると共
に、受信点の移動速度(つまり車速)を表す速度データ
及び受信点の移動方位(つまり車両の進行方向)を表す
方位データを算出する現在地検出手段としてのGPS受
信ユニット2と、道路地図や走行経路等を表示するため
の液晶ディスプレイ,CRT等からなる表示手段として
の二つの表示装置4a,4bと、各表示装置4a,4b
に道路地図を表示するための地図データが記憶されたC
D−ROMを着脱自在に装着可能で、その装着されたC
D−ROMから地図データを読み出すCD−ROMドラ
イブ6と、各表示装置4a,4bに表示すべき道路地図
の縮尺の設定開始指令や、この設定開始指令入力後に一
方の表示装置4aに表示される選択画像を見ながら各表
示装置4a,4bに表示すべき道路地図の縮尺を選択す
るための選択指令等、使用者が外部操作によって各種指
令を入力するための設定開始指令入力手段及び選択指令
入力手段としてのキーボード(図示せず)を備え、キー
ボードから入力された各種指令を送信信号に変換して送
信するリモコン送信器8と、GPS受信ユニット2,C
D−ROMドライブ6,リモコン送信器8等からの各種
データを読み取り、そのデータに基づき各表示装置4
a,4bに道路地図や走行経路等を表示させる制御装置
10と、から構成されている。
【0016】また次に、制御装置10は、図1(b)に
示す如く、CPU12,ROM14,RAM16,及び
これら各部を接続するバス18を中心とするマイクロコ
ンピュータにて構成されており、予めROM14内に格
納された制御プログラムに従い各表示装置4a,4bに
車両現在地を含む道路地図を表示するための各種演算処
理を実行する。また、バス18には、GPS受信ユニッ
ト2,CD−ROMドライブ6,及びリモコン送信器8
からの送信信号(リモコン信号)を受信する受信部20
に夫々接続されて、これら各部からのデータをCPU1
2に転送すると共に、CPU12からの制御信号をCD
−ROMドライブ6に出力するための入出力インタフェ
ース(I/O)22、及び、後述の処理にてCPU12
で生成され、各表示装置4a,4bに道路地図を表示す
るための2種類の画像データ(例えばビットマップデー
タ)を記憶するビデオRAM(VRAM)30a,30
bが接続されている。
【0017】そして、各VRAM30a,30bには、
これら各VRAM30a,30bから画像データを読み
出し、各表示装置4a,4bに各画像データに対応した
道路地図を夫々表示するための映像信号(例えばRGB
信号)に変換する、表示制御手段としてのビデオコント
ローラ32a,32bが夫々接続されている。なお、上
記各VRAM30a,30bは、夫々、各表示装置4
a,4bに道路地図を表示するための1画面分の画像デ
ータを記憶するためのものである。また、RAM16の
一部は、内蔵電池によって記憶データを常時保持できる
ようにされており、そのバックアップ領域には、各表示
装置4a,4bに表示する道路地図の縮尺が記憶され
る。
【0018】一方、CD−ROMドライブ6に装着され
る地図データ記憶手段としてのCD−ROMには、図2
(a)に示す如く、全国,関東地区,関西地区,…とい
った表示対象となる全領域の地図データが、単位長さ当
たりの地図上の距離を表わす、例えば9種類のスケール
長に対応して(換言すれば道路地図の9種類の縮尺に対
応して)、夫々、記憶されている。またこれら各縮尺毎
の地図データは、図2(b)に示す如く、各表示装置4
a,4bの1画面分の大きさに対応して分割した多数の
単位地図データから構成されている。従って、制御装置
10は、各表示装置4a,4bに道路地図を表示するに
当たって、スケール長が200kmと最も大きい(換言
すれば縮尺率の最も小さい)、広域地図から、スケール
長が100mと最も小さい(換言すれば縮尺率の最も大
きい)、詳細地図まで、表示地図の縮尺を9段階に切り
換えることができる。
【0019】次に、本実施例のナビゲーション装置にお
いて、CPU12が各表示装置4a,4bに道路地図を
表示するために実行する地図表示処理について、図3に
示すフローチャートに沿って説明する。なお、以下の説
明において、表示装置4a,4bをモニタといい、これ
ら表示装置4a,4bを区別する際には、使用者側から
見て左側に配置される表示装置4aを左側モニタ,使用
者側から見て右側に配置される表示装置4bを右側モニ
タという。また、これら各モニタ毎に設定される道路地
図の縮尺については、図2に示したスケール長を用いて
説明し、各モニタに表示すべき道路地図の縮尺として設
定されているスケール長については、表示スケールとい
う。
【0020】図3に示す如く、この処理が開始される
と、まず、S100(S:ステップを表わす)にて、左
右のモニタ4a,4bの表示スケールに初期値を設定す
る初期設定処理を実行する。なお、この初期設定処理で
は、当該ナビゲーション装置が出荷直後であり、RAM
16のバックアップ領域に各モニタ用の表示スケールが
記憶されていない場合には、各モニタの表示スケールと
して予め設定された初期値(例えば、左側モニタ4aの
表示スケール:スケール長5km,右側モニタの表示ス
ケール:スケール長200m)を設定し、RAM16の
バックアップ領域に前回道路地図の表示に使用した各モ
ニタに対する表示スケールが記憶されていれば、その表
示スケールを今回使用する表示スケールの初期値として
設定する。
【0021】次に、S110では、GPS受信ユニット
2にて求められた車両の現在地(詳しくは座標データ)
を読み込む。そして、続くS120にて、CD−ROM
に記憶された各スケール長毎の地図データの内、左側モ
ニタ4aの表示スケールに対応した地図データの中か
ら、図2(b)に示すように、現在地を含む単位地図デ
ータP0 と、その周囲の単位地図データP1 〜P8 と
の、計9画面分の単位地図データP0 〜P8 を読み込
み、この読み込んだ9画面分の単位地図データを左側モ
ニタ4a用の地図データとして、RAM16に一旦記憶
すると共に、この記憶した地図データの内の車両現在地
を中心とする1画面分の領域の地図データに基づき、左
側モニタ4aに道路地図を表示するための画像データ
(ビットマップデータ)を作成する。
【0022】そしてこのように、S120にて、左側モ
ニタ4a用の画像データが作成されると、続くS130
にて、この作成された画像データに基づき、左側モニタ
4aへの道路地図表示用のVRAM30aのデータ内容
を更新する。なお、S120において、既に車両現在地
を中心とする9画面分の単位地図データが表示用の地図
データとしてRAM16に格納されている場合には、単
位地図データの読み込みを行なうことなく、その地図デ
ータに基づき、画像データを作成する。また、車両の走
行に伴いRAM16に格納された地図データP0 内に現
在地が含まれなくなった場合には、CD−ROMから不
足分の単位地図データを読み込み、RAM16に格納
し、不要となった単位地図データをRAM16から削除
する。またS120にて作成される画像データは、単に
左側モニタ4aに道路地図を表示するための画像データ
ではなく、図6(a)に示す如く、左側モニタ4aに表
示した道路地図上(本実施例ではその中心位置となる)
に、車両現在地を表わす自車マークGやスケール長等の
付加情報を付与した画像データとなる。
【0023】次に、続くS140では、CD−ROMに
記憶された各表示スケール毎の地図データの内、右側モ
ニタ4bの表示スケールに対応した地図データの中か
ら、現在地を中心とする9画面分の単位地図データP0
〜P8 を読み込み、上記S120と同様の手順で、右側
モニタ4bに道路地図(図6(b)参照)を表示するた
めの画像データを作成する。そしてS140にて、右側
モニタ4b用の画像データが作成されると、続くS15
0にて、この作成された画像データに基づき、右側モニ
タ4bへの道路地図表示用のVRAM30bのデータ内
容を更新する。
【0024】この結果、本実施例のナビゲーション装置
によれば、例えば、左側モニタ4aには、図6(a)に
示すような車両現在地マークGを含むスケール長200
mの道路地図を表示し、右側モニタ4bには、図6
(b)に示すような車両現在地マークGを含むスケール
長2kmの道路地図を表示する、というように、左右の
モニタ4a,4b毎に、表示スケール(つまり縮尺)の
異なる道路地図を夫々表示することができ、使用者は、
左右のモニタ4a,4bに表示された道路地図から、車
両現在地付近の道路や現在地から目的地までの経路等
を、各々正確に確認することができるようになる。な
お、図6(a)及び(b)において、符号a1,L1,
L2は、左右のモニタ4a,4bに表示された道路地図
上での同一の交差点(a1)及び道路(L1,L2)を
表している。
【0025】そして、本実施例において、上記S12
0,S130及びS140,S150の処理は、夫々、
本発明の画像データ生成手段に相当する。次に、S16
0では、リモコン送信器8の操作によって、各モニタ4
a,4bに対する表示スケールの設定開始指令が入力さ
れたか否か、換言すれば各モニタ4a,4bに対する表
示スケールの設定要求があったか否か、を判断する。そ
して、表示スケールの設定要求があった場合には、続く
S170にてスケール設定処理を実行した後、S110
に移行し、表示スケールの設定要求がなければ、そのま
まS110に移行する。
【0026】ここで、S170のスケール設定処理は、
図4に示す如く実行される。つまり、このスケール設定
処理では、まずS210にて、左側モニタ4aに表示さ
れた道路地図上に、前記選択画像としてのスケール設定
メニューを、図7に示す如く表示する。なお、このスケ
ール設定メニューは、左右のモニタ4a,4bに対する
表示スケールを、表示画面上で簡単に設定できるように
するためのものであり、現在、装置がスケール設定動作
に入っていることを表す動作モード表示枠Maと、左右
のモニタ4a,4bに対して設定可能なスケール長を、
夫々、各モニタ4a,4b毎に表示するスケール選択枠
MC1,MC2と、このスケール選択枠MC1,MC2が左右の
モニタ4a,4bのいずれに対応しているかを表すモニ
タ表示枠Mb1,Mb2とから構成されている。
【0027】そして、続くS220では、表示スケール
の設定対象となる設定モニタを表示するために、上記モ
ニタ表示枠Mb1,Mb2の内の予め設定された表示枠(例
えば、左側モニタ4aの表示枠Mb1)を強調表示すると
共に、左右のモニタ4a,4bに対して現在設定されて
いる表示スケールを表示するために、左右のスケール選
択枠MC1,MC2内の一つのスケール長(左右モニタの表
示スケールに対応する)を強調表示する、選択内容初期
設定処理を実行する。
【0028】なお、図7では、強調表示をハッチングに
て表しており、左右のモニタ4a,4bに対するスケー
ル選択枠MC1,MC2内では、夫々、スケール長200m
及びスケール長2kmが強調表示されているので、現
在、左側モニタ4aの表示スケールにはスケール長20
0mが設定され、右側モニタ4bの表示スケールにはス
ケール長2kmが設定されていることがわかる。
【0029】また、S210及びS220の処理は、本
発明の選択画像表示手段に相当する処理であり、より詳
しくは、図7に示したスケール設定メニューを表示する
ための画像データを生成して、左側モニタ4aに対応し
たVRAM30aにこの画像データを書込むことにより
実行される。
【0030】こうして、左側モニタ4aにスケール設定
メニューが表示され、更に、上記強調表示によって、現
在表示スケールの設定対象となっている設定モニタ及び
各モニタ4a,4bに対して現在設定されている表示ス
ケールが、スケール設定メニュー上に表示されると、続
くS230に移行し、使用者がリモコン送信器8を操作
することによって、表示スケールの選択指令を入力して
くるのを受け付け、この指令に従い、左右のモニタ4
a,4bの表示スケールを更新する、縮尺更新手段とし
てのスケール変更処理を実行する。
【0031】このスケール変更処理は、図5に示す如く
実行される。即ち、まずS310にて、スケール設定メ
ニュー表示後、リモコン送信器8を介して使用者側から
選択指令が入力されない時間を計時するためのタイマを
一旦リセットして、計時を開始(スタート)させる、タ
イマリセット・スタート処理を実行する。そして、続く
S315では、リモコン送信器8を介して使用者側から
モニタの変更指令が入力されたか否かを判断し、モニタ
変更指令が入力されていなければ、S350に移行し、
モニタ変更指令が入力された場合には、S320に移行
する。
【0032】S320では、今回使用者からの指令が入
力されたので、その後の経過時間を新たに計時すべく、
上記S310と同様に、タイマリセット・スタート処理
を実行する。そして、続くS330にて、今まで表示ス
ケールの設定対象となっていた設定モニタ側のスケール
選択枠内で強調表示されているスケール長を、そのモニ
タに対する表示スケールとして確定して、RAM16の
バックアップ領域内の表示スケールを更新する。
【0033】また更に続くS340では、今回入力され
たモニタ変更指令に従い、スケール設定メニュー上に
て、モニタ表示枠の強調表示を、左側から右側或いはそ
の逆へと切り換えることにより、表示スケールの設定対
象となる設定モニタを変更し、S350に移行する。な
お、この処理は、VRAM30a内の画像データの一部
(つまり強調表示部分)を書換えることにより実行され
る。
【0034】次に、S350では、リモコン送信器8を
介して、使用者側から、設定モニタに対する表示スケー
ルを広域側(つまりスケール長が大きくなる側)に変更
する指令が入力されたか否かを判断する。そして、広域
側への変更指令が入力されていれば、S360にて、上
記S310,S320と同様、タイマリセット・スター
ト処理を実行した後、S370にて、設定モニタに対し
て現在設定されている表示スケールは、最も広域側のス
ケール長(本実施例では200kmとなる)であるか否
かを判断する。
【0035】そして、表示スケールが最広域でなけれ
ば、S380にて、現在スケール設定メニュー上にて設
定モニタ表示スケールとして強調表示しているスケール
長を広域側に変更することにより、設定モニタの表示ス
ケールを広域側に変更した後、S390に移行し、逆
に、表示スケールが最広域であれば、表示スケールを広
域側に変更することはできないので、S380の処理を
実行することなく、そのままS390に移行する。な
お、S380の処理は、上記S340と同様、VRAM
30a内の画像データの一部(強調表示部分)を書換え
ることにより実行される。
【0036】一方、S350にて、設定モニタに対する
表示スケールの広域側への変更指令が入力されていない
と判断された場合には、S410に移行し、今度は、リ
モコン送信器8を介して、使用者側から、設定モニタに
対する表示スケールを詳細側(つまりスケール長が小さ
くなる側)に変更する指令が入力されたか否かを判断す
る。そして、詳細側への変更指令が入力されていれば、
S420にて、上記S310,S320,S360と同
様、タイマリセット・スタート処理を実行した後、S4
30にて、設定モニタに対して現在設定されている表示
スケールは、最も詳細側のスケール長(本実施例では1
00mとなる)であるか否かを判断する。
【0037】そして、表示スケールが最詳細でなけれ
ば、S440にて、現在スケール設定メニュー上にて設
定モニタの表示スケールとして強調表示しているスケー
ル長を詳細側に変更することにより、設定モニタの表示
スケールを詳細側に変更した後、S390に移行し、逆
に、表示スケールが最詳細であれば、表示スケールを詳
細側に変更することはできないので、S440の処理を
実行することなく、そのままS390に移行する。な
お、S440の処理は、上記S380,S340と同
様、VRAM30a内の画像データの一部(強調表示部
分)を書換えることにより実行される。
【0038】次に、S390では、リモコン送信器8を
介して、使用者側から、表示スケールの確定指令が入力
されたか否かを判断する。そして、確定指令が入力され
ていなければ、S315に移行して、上記処理を再度実
行し、逆に、確定指令が入力されていれば、現在表示ス
ケールの設定対象となっている設定モニタに対する表示
スケールとして、そのモニタ側のスケール選択枠内で強
調表示されているスケール長を確定して、RAM16の
バックアップ領域内の表示スケールを更新した後、当該
処理を終了する。
【0039】一方、S410にて、表示スケールの詳細
側への変更指令が入力されていないと判断された場合に
は、S450に移行して、使用者側より何らかの指令が
入力される度に、タイマリセット・スタート処理によっ
て計時を開始するタイマによる計時時間が、所定時間に
達したか否か、つまり、使用者側から表示スケール設定
用の選択指令が入力されない状態が所定時間以上継続し
たか否か、を判断する。
【0040】そして、S450にて、選択指令が入力さ
れない状態が所定時間以上継続したと判断されると、S
400にて表示スケールを現在強調表示されているスケ
ール長に確定した後、当該処理を終了し、逆に、選択指
令が入力されない状態が所定時間に達していないと判断
されると、S390に移行する。
【0041】このように、本実施例のナビゲーション装
置では、リモコン送信器8を操作して、表示スケールの
設定開始指令を入力すると、スケール設定処理が開始さ
れて、左側モニタ4aに、左右のモニタ4a,4bに対
する表示スケールを設定するためのスケール設定メニュ
ーが表示される。そして、その状態で、更にリモコン送
信器8を操作して、スケール設定メニュー上にて強調表
示されているモニタ表示枠、及び、スケール選択枠内に
て強調表示されているスケール長を夫々切り換え、最後
に確定指令を入力すれば、左右のモニタ4a,4bに対
する表示スケール(つまり左右のモニタ4a,4bに表
示される道路地図の縮尺)を、夫々、所望のスケール長
(縮尺)に変更することができる。
【0042】従って、本実施例によれば、上記のよう
に、左右のモニタ4a,4bに縮尺の異なる道路地図を
表示できるだけでなく、左右のモニタ4a,4bに表示
される道路地図の縮尺を、極めて簡単に変更することが
可能となる。なお、本実施例では、設定開始指令入力手
段及び選択指令入力手段としての機能を有するキーボー
ドを備えたリモコン送信器8、選択画像表示手段として
のS210及びS220の処理、及び縮尺更新手段とし
てのスケール変更処理(S230)が、本発明の縮尺指
令手段に相当する。
【0043】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様を取ることができる。例えば、上記実施例で
は、左右のモニタ(表示装置)4a,4bに道路地図を
表示するに当たって、各モニタに対応したVRAM30
a,VRAM30bを用いるものとして説明したが、R
AM16の一部の領域を各モニタ用のVRAMとして使
用するようにしてもよい。
【0044】また上記実施例では、CD−ROMドライ
ブ6からの地図データを一旦RAM16に記憶した後、
VRAM30a,30bへ1画面分のデータを切り取る
ようにしているが、RAM16を使用せず、CD−RO
Mドライブ6から読み取った地図データを画像データと
してVRAM30a,30bへ直接記憶し、ビデオコン
トローラ32a,32b側で1画面分の画像データを切
り取って映像信号に変換するようにしてもよい。
【0045】また更に上記実施例では、各モニタ4a,
4bに表示すべき道路地図の縮尺(表示スケール)を変
更するに当たって、左側モニタ4aに、スケール設定メ
ニューを表示し、このメニュー画面上にて、左右のモニ
タ4a,4bに対する表示スケールを同時に設定できる
ように構成したが、各モニタ4a,4b毎に、スケール
設定メニューを表示し、各モニタ4a,4bに対する表
示スケールの変更は、各モニタ4a,4bの表示画面上
にて行なうようにしてもよい。また、上記実施例では、
2つのモニタ4a,4bを備えたナビゲーション装置に
ついて説明したが、こうした道路地図表示用の表示装置
としては、更に増加してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のナビゲーション装置全体の構成を表
すブロック図である。
【図2】 CD−ROMに格納された地図データの構成
を説明する説明図である。
【図3】 CPUにて実行される地図表示処理を表わす
フローチャートである。
【図4】 図3のS170にて実行されるスケール設定
処理を表わすフローチャートである。
【図5】 図4のS230にて実行されるスケール変更
処理を表わすフローチャートである。
【図6】 左右の表示装置(モニタ)への道路地図の表
示状態を例示する説明図である。
【図7】 道路地図の縮尺(表示スケール)を変更する
際に表示されるスケール設定メニューの一例を表わす説
明図である。
【符号の説明】
2…GPS受信ユニット 4a…表示装置(左側モニ
タ) 4b…表示装置(右側モニタ) 6…CD−ROMド
ライブ 8…リモコン送信器 10…制御装置 12…CP
U 14…ROM 16…RAM 22…I/O 30a,30b…V
RAM 32a,32b…ビデオコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路地図を表示するための表示手段と、 該表示手段に道路地図を表示するための地図データが、
    縮尺の異なる道路地図毎に記憶された地図データ記憶手
    段と、 車両の現在地を検出する現在地検出手段と、 前記表示手段に表示する道路地図の縮尺を外部から指令
    するための縮尺指令手段と、 前記地図データ記憶手段から、前記縮尺指令手段から指
    令された縮尺で、しかも前記現在地検出手段にて検出さ
    れた車両現在地を含む所定領域の地図データを読み出
    し、該地図データに基づき、車両現在地を含む道路地図
    を前記表示手段に表示するための画像データを生成する
    画像データ生成手段と、 該画像データ生成手段にて生成された画像データを表示
    用の映像信号に変換して前記表示手段に出力し、前記表
    示手段に前記車両現在地を含む道路地図を表示する表示
    制御手段と、 を備えた車両用地図表示装置において、 前記画像データ生成手段及び表示制御手段を、前記表示
    手段を含む複数の表示手段への道路地図表示用として、
    複数対備え、 更に、前記縮尺指令手段を、前記各画像データ生成手段
    毎に、前記表示手段に表示すべき道路地図の縮尺を指令
    可能に構成してなることを特徴とする車両用地図表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記縮尺指令手段は、 前記複数の表示手段に表示すべき縮尺の設定開始指令を
    外部から入力するための設定開始指令入力手段と、 該設定開始指令入力手段から前記縮尺の設定開始指令が
    入力されると、前記複数の表示手段のうちの一つ、又は
    前記複数の表示手段の各々に、各表示手段に対する縮尺
    の選択画像を表示する選択画像表示手段と、 該選択画像表示手段が前記各表示手段に対する前記縮尺
    の選択画像を表示しているときに、縮尺の選択指令を、
    外部から前記選択画像に対応して入力するための選択指
    令入力手段と、 該選択指令入力手段から前記縮尺の選択指令が入力され
    ると、該選択指令にて指令された縮尺を、対応する表示
    手段に表示すべき道路地図の縮尺として更新する縮尺更
    新手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用地図
    表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008010365A1 (fr) 2006-07-21 2008-01-24 Panasonic Corporation système d'affichage de carte
JP2016057088A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 地図表示システム、方法およびプログラム
CN110941374A (zh) * 2019-10-23 2020-03-31 浩亚信息科技有限公司 一种多显示器显示鹰眼图的方法、设备、介质、装置

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