JPH09254187A - 射出成形機のスプルーブレイク制御装置 - Google Patents
射出成形機のスプルーブレイク制御装置Info
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- JPH09254187A JPH09254187A JP9305396A JP9305396A JPH09254187A JP H09254187 A JPH09254187 A JP H09254187A JP 9305396 A JP9305396 A JP 9305396A JP 9305396 A JP9305396 A JP 9305396A JP H09254187 A JPH09254187 A JP H09254187A
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スプルーブレイクが本当に必要とされる状況
においてのみこれを実行し、また、ノズルや金型温度等
が安定した状態では無闇にスプルーブレイクを行わずに
成形条件を安定させる。 【解決手段】 連続成形作業開始後のショット数iがス
プルーブレイク終了ショット数SEに達するまでは無条件
にスブルーブレイク動作を行い、金型とノズルとの温度
差によるノズルの温度低下で生じるノズル詰まりを防止
する。一旦ノズルと金型との熱平衡が達成された後は強
制的なスプルーブレイクは停止させるが、その後、射出
圧力Pの上昇により樹脂の粘性の増大が確認された場合
やノズル温度Tの低下が検出された場合は、再びスプル
ーブレイクを行ってノズル温度を上昇させ、粘性の増大
やノズル詰まりによる成形不能状態の発生を防止する。
においてのみこれを実行し、また、ノズルや金型温度等
が安定した状態では無闇にスプルーブレイクを行わずに
成形条件を安定させる。 【解決手段】 連続成形作業開始後のショット数iがス
プルーブレイク終了ショット数SEに達するまでは無条件
にスブルーブレイク動作を行い、金型とノズルとの温度
差によるノズルの温度低下で生じるノズル詰まりを防止
する。一旦ノズルと金型との熱平衡が達成された後は強
制的なスプルーブレイクは停止させるが、その後、射出
圧力Pの上昇により樹脂の粘性の増大が確認された場合
やノズル温度Tの低下が検出された場合は、再びスプル
ーブレイクを行ってノズル温度を上昇させ、粘性の増大
やノズル詰まりによる成形不能状態の発生を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機のスプ
ルーブレイク制御装置に関する。
ルーブレイク制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形作業を開始するための段取り作
業では、射出シリンダを後退させてスプルーブレイクを
行った状態で射出シリンダのヒータとノズルヒータに電
源を投入して昇温を待ち、その後、パージ作業等を行っ
て射出シリンダやノズルおよび溶融樹脂の状態を整え
て、ノズルを金型のスプルーに当接させて射出成形作業
を開始するのが普通である。無論、ノズルを金型に当接
させたまま射出シリンダやノズルを昇温することも可能
ではあるが、昇温所要時間が著しく長くなってパージ作
業の開始が遅くなったり、昇温中に鼻タレが生じて樹脂
が金型に侵入したりする危険があるため、そのような操
作は一般には行われない。
業では、射出シリンダを後退させてスプルーブレイクを
行った状態で射出シリンダのヒータとノズルヒータに電
源を投入して昇温を待ち、その後、パージ作業等を行っ
て射出シリンダやノズルおよび溶融樹脂の状態を整え
て、ノズルを金型のスプルーに当接させて射出成形作業
を開始するのが普通である。無論、ノズルを金型に当接
させたまま射出シリンダやノズルを昇温することも可能
ではあるが、昇温所要時間が著しく長くなってパージ作
業の開始が遅くなったり、昇温中に鼻タレが生じて樹脂
が金型に侵入したりする危険があるため、そのような操
作は一般には行われない。
【0003】この結果、連続成形作業開始の初期段階、
つまり、射出シリンダのノズルを金型にタッチさせたば
かりの段階では、金型のスプルー部分(低温)と射出シ
リンダのノズルとの間に著しい温度差が生じる。
つまり、射出シリンダのノズルを金型にタッチさせたば
かりの段階では、金型のスプルー部分(低温)と射出シ
リンダのノズルとの間に著しい温度差が生じる。
【0004】このまま連続成形作業を続けて行けば金型
がノズルから熱を徐々に吸収し、最終的には、金型のス
プルー部分の温度とノズルの温度とが熱平衡の状態に達
して安定した成形作業を行うことができるようになるの
だが、熱平衡の状態に達するまでの段階ではノズルの熱
が金型によって強力に吸収されるので、特にノズル先端
部の温度が低下し、溶融樹脂が固化してノズル詰まり等
の問題を生じる場合がある。
がノズルから熱を徐々に吸収し、最終的には、金型のス
プルー部分の温度とノズルの温度とが熱平衡の状態に達
して安定した成形作業を行うことができるようになるの
だが、熱平衡の状態に達するまでの段階ではノズルの熱
が金型によって強力に吸収されるので、特にノズル先端
部の温度が低下し、溶融樹脂が固化してノズル詰まり等
の問題を生じる場合がある。
【0005】これを防止するため、連続成形作業の初期
段階では、スプルーブレイク動作を行ってノズルが金型
に接触する時間を短くすることでノズルの放熱を抑制す
るようにしているが、従来のスプルーブレイク制御装置
では、スプルーブレイク動作の実行/非実行を手動操作
で切り替えるようにしていたため、連続成形作業開始
後、ノズル温度の安定状態を確認しながらオペレータが
頃合を見計らってスプルーブレイク動作を停止させなけ
ればならず、ノズル温度が安定するまではオペレータが
射出成形機を離れられなくなるといった問題があった。
段階では、スプルーブレイク動作を行ってノズルが金型
に接触する時間を短くすることでノズルの放熱を抑制す
るようにしているが、従来のスプルーブレイク制御装置
では、スプルーブレイク動作の実行/非実行を手動操作
で切り替えるようにしていたため、連続成形作業開始
後、ノズル温度の安定状態を確認しながらオペレータが
頃合を見計らってスプルーブレイク動作を停止させなけ
ればならず、ノズル温度が安定するまではオペレータが
射出成形機を離れられなくなるといった問題があった。
【0006】また、このような切り替え作業を行わず、
連続成形作業中常にスプルーブレイク動作を行わせるこ
とも可能であるが、連続成形作業の初期段階におけるス
プルーブレイク動作は、飽くまで、極端に成形条件が不
安定な状態、つまり、金型のスプルー部分と射出シリン
ダのノズルとの間に著しい温度差が生じているといった
条件下で、辛うじてノズルの温度を安定させて適正な成
形品を得られるようにするためのものに過ぎず、ノズル
と金型との間の熱平衡が安定した状態でこのようなスプ
ルーブレイク動作を行うと、かえってノズルや金型の温
度が不安定となり、望ましい成形結果が得られなくなる
場合がある。
連続成形作業中常にスプルーブレイク動作を行わせるこ
とも可能であるが、連続成形作業の初期段階におけるス
プルーブレイク動作は、飽くまで、極端に成形条件が不
安定な状態、つまり、金型のスプルー部分と射出シリン
ダのノズルとの間に著しい温度差が生じているといった
条件下で、辛うじてノズルの温度を安定させて適正な成
形品を得られるようにするためのものに過ぎず、ノズル
と金型との間の熱平衡が安定した状態でこのようなスプ
ルーブレイク動作を行うと、かえってノズルや金型の温
度が不安定となり、望ましい成形結果が得られなくなる
場合がある。
【0007】更に、金型が十分に暖まった状態でスプル
ーブレイク動作を行うとノズル先端部に鼻タレや糸引き
等が発生する場合が多く、この樹脂が固化したり炭化し
たりしてノズル先端部にこびりついたりするとノズル先
端部やスプルー部分に傷が生じ、溶融樹脂のシールに支
承を来す等といった問題が発生する場合があり、金型や
射出成形機の耐久性の面から見てもスプルーブレイク動
作の常時実行は望ましくない。
ーブレイク動作を行うとノズル先端部に鼻タレや糸引き
等が発生する場合が多く、この樹脂が固化したり炭化し
たりしてノズル先端部にこびりついたりするとノズル先
端部やスプルー部分に傷が生じ、溶融樹脂のシールに支
承を来す等といった問題が発生する場合があり、金型や
射出成形機の耐久性の面から見てもスプルーブレイク動
作の常時実行は望ましくない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の欠点を解消し、スプルーブレイク動作が本当
に必要とされる状況においてのみこれを実行し、また、
ノズルや金型温度等が安定した状態では無闇にスプルー
ブレイク動作が行われることなく、これらの切り替え操
作を自動的に行うことのできる射出成形機のスプルーブ
レイク制御装置を提供することにある。
従来技術の欠点を解消し、スプルーブレイク動作が本当
に必要とされる状況においてのみこれを実行し、また、
ノズルや金型温度等が安定した状態では無闇にスプルー
ブレイク動作が行われることなく、これらの切り替え操
作を自動的に行うことのできる射出成形機のスプルーブ
レイク制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による射出成形機
のスプルーブレイク制御装置は、スプルーブレイク動作
を行うべき設定ショット数を記憶する記憶手段とショッ
ト数を計数する計数手段とを設け、連続成形作業開始
後、計数手段が前記設定ショット数を計数し終えるまで
スプルーブレイク動作を行うことを特徴とする構成によ
り前記目的を達成した。
のスプルーブレイク制御装置は、スプルーブレイク動作
を行うべき設定ショット数を記憶する記憶手段とショッ
ト数を計数する計数手段とを設け、連続成形作業開始
後、計数手段が前記設定ショット数を計数し終えるまで
スプルーブレイク動作を行うことを特徴とする構成によ
り前記目的を達成した。
【0010】また、計時手段が設定動作時間を計時し終
えるまでスプルーブレイク動作を行わせる構成により同
様の目的を達成することができる。
えるまでスプルーブレイク動作を行わせる構成により同
様の目的を達成することができる。
【0011】更に、連続成形作業開始後のショット数や
経過時間の代りに、射出開始後設定時間内の最大射出圧
力やノズル温度の現在値と設定許容値とを比較してスプ
ルーブレイクの実行/非実行を決めるようにしてもよ
い。この場合、射出開始後設定時間内の最大射出圧力が
設定許容最小圧力を上回った場合とノズルの温度の検出
値が設定許容最大温度を下回っている場合、つまり、溶
融樹脂の粘性が高くなってノズル詰まりが発生し易くな
る条件が検出された場合に限って、スプルーブレイク動
作を実行させるようにする。
経過時間の代りに、射出開始後設定時間内の最大射出圧
力やノズル温度の現在値と設定許容値とを比較してスプ
ルーブレイクの実行/非実行を決めるようにしてもよ
い。この場合、射出開始後設定時間内の最大射出圧力が
設定許容最小圧力を上回った場合とノズルの温度の検出
値が設定許容最大温度を下回っている場合、つまり、溶
融樹脂の粘性が高くなってノズル詰まりが発生し易くな
る条件が検出された場合に限って、スプルーブレイク動
作を実行させるようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用した一実施形
態の電動式射出成形機30の要部を示すブロック図であ
る。図1において、符号33は固定プラテン,符号32
は可動プラテン,符号39は射出シリンダ,符号38は
スクリューであり、射出シリンダ39にはバンドヒータ
34および温度検出手段としての熱電対37が設けられ
ている。バンドヒータ34および熱電対37は射出シリ
ンダ39の各部を個別に温度制御すべく射出軸方向に複
数組設けられ、射出シリンダ39先端のノズル100に
も同様にしてノズルヒータ102および熱電対103が
設けられている。図1ではノズル100のノズルヒータ
102の温度をPID(比例,積分,微分)制御する温
度調節器43についてのみ示しているが、射出シリンダ
39各部のバンドヒータ34および熱電対37に対して
も同様の温度調節器が個別に配備されている。
態の電動式射出成形機30の要部を示すブロック図であ
る。図1において、符号33は固定プラテン,符号32
は可動プラテン,符号39は射出シリンダ,符号38は
スクリューであり、射出シリンダ39にはバンドヒータ
34および温度検出手段としての熱電対37が設けられ
ている。バンドヒータ34および熱電対37は射出シリ
ンダ39の各部を個別に温度制御すべく射出軸方向に複
数組設けられ、射出シリンダ39先端のノズル100に
も同様にしてノズルヒータ102および熱電対103が
設けられている。図1ではノズル100のノズルヒータ
102の温度をPID(比例,積分,微分)制御する温
度調節器43についてのみ示しているが、射出シリンダ
39各部のバンドヒータ34および熱電対37に対して
も同様の温度調節器が個別に配備されている。
【0013】可動プラテン32は型締用サーボモータM
1の軸出力により、ボールナット&スクリューやトグル
機構等によって構成される駆動変換装置31を介しタイ
バー(図示せず)に沿って移動される。また、スクリュ
ー38はボールナット&スクリューおよびボス&セレー
ション等によって構成される駆動変換装置41や射出用
サーボモータM2により軸方向に移動される一方、歯車
機構42や計量回転用サーボモータM3で構成される駆
動機構により、軸方向の移動と独立して計量混練のため
の回転運動が行われる。なお、符号50は固定プラテン
33および可動プラテン32に装着された金型である。
1の軸出力により、ボールナット&スクリューやトグル
機構等によって構成される駆動変換装置31を介しタイ
バー(図示せず)に沿って移動される。また、スクリュ
ー38はボールナット&スクリューおよびボス&セレー
ション等によって構成される駆動変換装置41や射出用
サーボモータM2により軸方向に移動される一方、歯車
機構42や計量回転用サーボモータM3で構成される駆
動機構により、軸方向の移動と独立して計量混練のため
の回転運動が行われる。なお、符号50は固定プラテン
33および可動プラテン32に装着された金型である。
【0014】射出成形機を駆動制御する制御装置10
は、数値制御用のマイクロプロセッサであるCNC用C
PU25,プログラマブルマシンコントローラ用のマイ
クロプロセッサであるPMC用CPU18,サーボ制御
用のマイクロプロセッサであるサーボCPU20および
射出保圧圧力やスクリュー背圧のサンプリング処理等を
行うための圧力モニタ用CPU17を有し、バス22を
介して相互の入出力を選択することにより各マイクロプ
ロセッサ間での情報伝達が行えるようになっている。
は、数値制御用のマイクロプロセッサであるCNC用C
PU25,プログラマブルマシンコントローラ用のマイ
クロプロセッサであるPMC用CPU18,サーボ制御
用のマイクロプロセッサであるサーボCPU20および
射出保圧圧力やスクリュー背圧のサンプリング処理等を
行うための圧力モニタ用CPU17を有し、バス22を
介して相互の入出力を選択することにより各マイクロプ
ロセッサ間での情報伝達が行えるようになっている。
【0015】PMC用CPU18には射出成形機のシー
ケンス動作を制御するシーケンスプログラム等を記憶し
たROM13および演算データの一時記憶等に用いられ
るRAM14が接続され、CNC用CPU25には、射
出成形機を全体的に制御するプログラム等を記憶したR
OM27および演算データの一時記憶等に用いられるR
AM28が接続されている。
ケンス動作を制御するシーケンスプログラム等を記憶し
たROM13および演算データの一時記憶等に用いられ
るRAM14が接続され、CNC用CPU25には、射
出成形機を全体的に制御するプログラム等を記憶したR
OM27および演算データの一時記憶等に用いられるR
AM28が接続されている。
【0016】サーボCPU20および圧力モニタ用CP
U17の各々には、サーボ制御専用の制御プログラムを
格納したROM21やデータの一時記憶に用いられるR
AM19、および、成形データのサンプリング処理等に
関する制御プログラムを格納したROM11やデータの
一時記憶に用いられるRAM12が接続されている。
U17の各々には、サーボ制御専用の制御プログラムを
格納したROM21やデータの一時記憶に用いられるR
AM19、および、成形データのサンプリング処理等に
関する制御プログラムを格納したROM11やデータの
一時記憶に用いられるRAM12が接続されている。
【0017】そして、サーボCPU20には、該CPU
20からの指令に基いてエジェクタ用,ノズルタッチ用
(図示せず)および型締用,射出用,スクリュー回転用
等の各軸のサーボモータを駆動するサーボアンプ15が
接続され、型締用サーボモータM1に配備したパルスコ
ーダP1および射出用サーボモータM2に配備したパル
スコーダP2等からの出力の各々がサーボCPU20に
帰還され、パルスコーダP1からのフィードバックパル
スに基いてサーボCPU20により算出された可動プラ
テン32の現在位置やパルスコーダP2からのフィード
バックパルスに基いて算出されたスクリュー38の現在
位置および現在速度等がRAM19の現在位置記憶レジ
スタおよび現在速度記憶レジスタの各々に記憶されるよ
うになっている。
20からの指令に基いてエジェクタ用,ノズルタッチ用
(図示せず)および型締用,射出用,スクリュー回転用
等の各軸のサーボモータを駆動するサーボアンプ15が
接続され、型締用サーボモータM1に配備したパルスコ
ーダP1および射出用サーボモータM2に配備したパル
スコーダP2等からの出力の各々がサーボCPU20に
帰還され、パルスコーダP1からのフィードバックパル
スに基いてサーボCPU20により算出された可動プラ
テン32の現在位置やパルスコーダP2からのフィード
バックパルスに基いて算出されたスクリュー38の現在
位置および現在速度等がRAM19の現在位置記憶レジ
スタおよび現在速度記憶レジスタの各々に記憶されるよ
うになっている。
【0018】圧力モニタ用CPU17は、スクリュー3
8の基部に設けられた圧力検出器40およびA/D変換
器16を介して射出保圧圧力やスクリュー背圧のサンプ
リング処理を行う。
8の基部に設けられた圧力検出器40およびA/D変換
器16を介して射出保圧圧力やスクリュー背圧のサンプ
リング処理を行う。
【0019】不揮発性メモリ24は射出成形作業に関す
る成形条件(射出保圧条件,計量条件,ノズル100や
射出シリンダ39の各部の温度等)と各種設定値,パラ
メータ,マクロ変数等を従来と同様にして記憶する成形
データ保存用のメモリであり、更に、本実施形態におい
ては、スプルーブレイク動作を行うべきショット数SEや
スプルーブレイク動作を行う許容最小圧力Pxおよび許容
最大温度Tx等の設定値がディスプレイ付手動データ入力
装置29からの入力操作によって設定されるようになっ
ている。また、最大射出圧力を検出すべき区間となる設
定時間Jxの値もこの不揮発性メモリ24内に記憶されて
いる。この実施形態において最大射出圧力を検出すべき
区間となるのは射出開始時点から設定時間Jxが経過する
までの時間帯である。
る成形条件(射出保圧条件,計量条件,ノズル100や
射出シリンダ39の各部の温度等)と各種設定値,パラ
メータ,マクロ変数等を従来と同様にして記憶する成形
データ保存用のメモリであり、更に、本実施形態におい
ては、スプルーブレイク動作を行うべきショット数SEや
スプルーブレイク動作を行う許容最小圧力Pxおよび許容
最大温度Tx等の設定値がディスプレイ付手動データ入力
装置29からの入力操作によって設定されるようになっ
ている。また、最大射出圧力を検出すべき区間となる設
定時間Jxの値もこの不揮発性メモリ24内に記憶されて
いる。この実施形態において最大射出圧力を検出すべき
区間となるのは射出開始時点から設定時間Jxが経過する
までの時間帯である。
【0020】ディスプレイ付手動データ入力装置29は
CRT表示回路26を介してバス22に接続され、各種
設定画面の表示やデータの入力操作等が各種ファンクシ
ョンキーやテンキーおよびカーソル移動キー等によって
行われるようになっている。
CRT表示回路26を介してバス22に接続され、各種
設定画面の表示やデータの入力操作等が各種ファンクシ
ョンキーやテンキーおよびカーソル移動キー等によって
行われるようになっている。
【0021】そして、PMC用CPU18が射出成形機
各軸のシーケンス制御を行う一方、CNC用CPU25
がROM27の制御プログラムに基いて各軸のサーボモ
ータに対してパルス分配を行い、サーボCPU20は各
軸に対してパルス分配された移動指令とパルスコーダP
1,P2等の検出器で検出された位置のフィードバック
信号および速度のフィードバック信号に基いて、従来と
同様に位置ループ制御,速度ループ制御さらには電流ル
ープ制御等のサーボ制御を行い、いわゆるディジタルサ
ーボ処理を実行する。また、射出/保圧および計量の各
工程においては、圧力モニタ用CPU17の処理により
射出/保圧圧力および背圧等が所定のサンプリング周期
毎に検出され、時系列に沿ってサンプリングファイルに
格納される。
各軸のシーケンス制御を行う一方、CNC用CPU25
がROM27の制御プログラムに基いて各軸のサーボモ
ータに対してパルス分配を行い、サーボCPU20は各
軸に対してパルス分配された移動指令とパルスコーダP
1,P2等の検出器で検出された位置のフィードバック
信号および速度のフィードバック信号に基いて、従来と
同様に位置ループ制御,速度ループ制御さらには電流ル
ープ制御等のサーボ制御を行い、いわゆるディジタルサ
ーボ処理を実行する。また、射出/保圧および計量の各
工程においては、圧力モニタ用CPU17の処理により
射出/保圧圧力および背圧等が所定のサンプリング周期
毎に検出され、時系列に沿ってサンプリングファイルに
格納される。
【0022】バンドヒータ34およびノズルヒータ10
2による射出シリンダ39各部やノズル100の温度制
御は、熱電対37および103でフィードバックされる
各部の実温度とPMC用CPU18により入出力回路2
3を介して温度調節器43毎に設定される不揮発性メモ
リ24の設定目標温度との関係に基き、温度調節器43
がPIDフィードバック制御を行うことにより従来と同
様にして実現され、また、各部の熱電対37および10
3で検出される射出シリンダ39各部およびノズル10
0の実温度は入出力回路23を介してPMC用CPU1
8に読み込まれる。但し、ノズル100を金型50のス
プルーに当接させて連続成形作業を開始したばかりの段
階では、金型50の温度がノズル100の温度に比べて
著しく低く、ノズル100の温度が金型50によって急
激に奪われてゆくので、バンドヒータ102の限界能力
でノズル100を加熱したとしてもその温度を設定目標
温度に保持することは困難である。
2による射出シリンダ39各部やノズル100の温度制
御は、熱電対37および103でフィードバックされる
各部の実温度とPMC用CPU18により入出力回路2
3を介して温度調節器43毎に設定される不揮発性メモ
リ24の設定目標温度との関係に基き、温度調節器43
がPIDフィードバック制御を行うことにより従来と同
様にして実現され、また、各部の熱電対37および10
3で検出される射出シリンダ39各部およびノズル10
0の実温度は入出力回路23を介してPMC用CPU1
8に読み込まれる。但し、ノズル100を金型50のス
プルーに当接させて連続成形作業を開始したばかりの段
階では、金型50の温度がノズル100の温度に比べて
著しく低く、ノズル100の温度が金型50によって急
激に奪われてゆくので、バンドヒータ102の限界能力
でノズル100を加熱したとしてもその温度を設定目標
温度に保持することは困難である。
【0023】図2および図3はPMC用CPU18によ
る1成形サイクル分のシーケンス制御の概略を示すフロ
ーチャートであり、自動運転モード(連続成形作業モー
ド)におけるPMC用CPU18のシーケンス制御と本
実施形態に固有のスプルーブレイク動作に関する判別処
理を含む。なお、この時点で射出成形機のショット数カ
ウンタ(計数手段)の値は零に初期化され、これから、
改めて、次の生産計画の成形品の連続成形作業を開始す
るものとする。
る1成形サイクル分のシーケンス制御の概略を示すフロ
ーチャートであり、自動運転モード(連続成形作業モー
ド)におけるPMC用CPU18のシーケンス制御と本
実施形態に固有のスプルーブレイク動作に関する判別処
理を含む。なお、この時点で射出成形機のショット数カ
ウンタ(計数手段)の値は零に初期化され、これから、
改めて、次の生産計画の成形品の連続成形作業を開始す
るものとする。
【0024】図4は不揮発性メモリ24に保存された生
産計画記憶ファイルの一例であり、この例では、1日毎
に1000ショットの連続成形作業を行い、各々の成形
日の最初の30ショットに対して無条件でスプルーブレ
イク動作を行わせるように設定している。成形日の欄Y,
M,D には時系列に沿って任意の年月日が設定できるよう
になっており、更に、スプルーブレイクを開始するショ
ット数SSとスプルーブレイクを終了するショット数SEの
欄には各行の日付Y,M,D に対応させて任意の数値を設定
できるようになっているので、1日毎に目標ショット数
の値を変えたり、その日の気温等に応じてスプルーブレ
イクの実行回数を変えたりすることもできる。
産計画記憶ファイルの一例であり、この例では、1日毎
に1000ショットの連続成形作業を行い、各々の成形
日の最初の30ショットに対して無条件でスプルーブレ
イク動作を行わせるように設定している。成形日の欄Y,
M,D には時系列に沿って任意の年月日が設定できるよう
になっており、更に、スプルーブレイクを開始するショ
ット数SSとスプルーブレイクを終了するショット数SEの
欄には各行の日付Y,M,D に対応させて任意の数値を設定
できるようになっているので、1日毎に目標ショット数
の値を変えたり、その日の気温等に応じてスプルーブレ
イクの実行回数を変えたりすることもできる。
【0025】その日の自動運転モードの処理を開始した
PMC用CPU18は、まず、スプルーブレイク実行フ
ラグFをセットしてスプルーブレイクの実行を記憶し
(ステップS1)、1成形サイクルの最初の工程である
型閉じ工程の動作をCNC用CPU25の駆動制御の下
で型締用サーボモータM1により実施させる(ステップS
2)。既に述べた通り、各軸の駆動制御はCNC用CP
U25によって行われるものであって、直接シーケンス
制御用のPMC用CPU18によって行われるものでは
ない。
PMC用CPU18は、まず、スプルーブレイク実行フ
ラグFをセットしてスプルーブレイクの実行を記憶し
(ステップS1)、1成形サイクルの最初の工程である
型閉じ工程の動作をCNC用CPU25の駆動制御の下
で型締用サーボモータM1により実施させる(ステップS
2)。既に述べた通り、各軸の駆動制御はCNC用CP
U25によって行われるものであって、直接シーケンス
制御用のPMC用CPU18によって行われるものでは
ない。
【0026】次いで、PMC用CPU18はスプルーブ
レイク実行フラグFがセットされているか否かを判別し
(ステップS3)、スプルーブレイク実行フラグFがセ
ットされていれば、CNC用CPU25によりノズルタ
ッチ用サーボモータを駆動制御させてノズルタッチ動
作、要するに、射出ユニットの前進動作を行わせ(ステ
ップS4)、その後、熱電対103を介してノズル10
0の現在温度Tnを読み込み(ステップS5)、この値を
レジスタTに一時記憶する(ステップS6)。
レイク実行フラグFがセットされているか否かを判別し
(ステップS3)、スプルーブレイク実行フラグFがセ
ットされていれば、CNC用CPU25によりノズルタ
ッチ用サーボモータを駆動制御させてノズルタッチ動
作、要するに、射出ユニットの前進動作を行わせ(ステ
ップS4)、その後、熱電対103を介してノズル10
0の現在温度Tnを読み込み(ステップS5)、この値を
レジスタTに一時記憶する(ステップS6)。
【0027】この実施形態ではノズルタッチ用サーボモ
ータと射出ユニットとの間の動力伝達系にノズルの押圧
力を保持するスプリング等の蓄勢手段を介在させて射出
ユニットを前後退させるようにしているため、ノズル1
00の現在温度Tnが読み込まれるのは、ノズル100の
先端と金型50との実質的な接触が開始されてから或る
程度時間が経過してからの時点となる。この間にスプリ
ング等の蓄勢手段が圧縮されてノズル100が金型50
に一定の力で押し付けられ、また、ノズル100の温度
と金型50のスプルー部分の温度との間に差があれば、
この間にノズル100の温度が低下することになる。レ
ジスタTに記憶されるのはこの時点の温度、つまり、ノ
ズルタッチ完了後射出開始直前のノズル100の温度Tn
である。
ータと射出ユニットとの間の動力伝達系にノズルの押圧
力を保持するスプリング等の蓄勢手段を介在させて射出
ユニットを前後退させるようにしているため、ノズル1
00の現在温度Tnが読み込まれるのは、ノズル100の
先端と金型50との実質的な接触が開始されてから或る
程度時間が経過してからの時点となる。この間にスプリ
ング等の蓄勢手段が圧縮されてノズル100が金型50
に一定の力で押し付けられ、また、ノズル100の温度
と金型50のスプルー部分の温度との間に差があれば、
この間にノズル100の温度が低下することになる。レ
ジスタTに記憶されるのはこの時点の温度、つまり、ノ
ズルタッチ完了後射出開始直前のノズル100の温度Tn
である。
【0028】次いで、PMC用CPU18は、CNC用
CPU25の制御で射出用サーボモータM2を駆動させて
射出および保圧工程の処理を行わせ(ステップS7)、
更に、スクリュー回転用サーボモータM3を駆動して計量
および混練りの工程を完了させる(ステップS8)。
CPU25の制御で射出用サーボモータM2を駆動させて
射出および保圧工程の処理を行わせ(ステップS7)、
更に、スクリュー回転用サーボモータM3を駆動して計量
および混練りの工程を完了させる(ステップS8)。
【0029】また、射出開始から計量完了までの間に
は、圧力モニタ用CPU17による圧力のサンプリング
処理が行われ、射出開始時点を零時刻とする圧力のサン
プリングデータがサンプリング周期毎にサンプリングフ
ァイルに書き込まれてゆく。
は、圧力モニタ用CPU17による圧力のサンプリング
処理が行われ、射出開始時点を零時刻とする圧力のサン
プリングデータがサンプリング周期毎にサンプリングフ
ァイルに書き込まれてゆく。
【0030】そして、計量工程の処理が完了すると、P
MC用CPU18は圧力データを記憶したサンプリング
ファイルから、射出開始時点から設定時間Jx時までの時
点のサンプリングデータを読み込み、その中で射出圧力
値が最も大きいサンプリングデータPnを求め(ステップ
S9)、射出開始後設定時間内の最大射出圧力としてレ
ジスタPに一時記憶する(ステップS10)。
MC用CPU18は圧力データを記憶したサンプリング
ファイルから、射出開始時点から設定時間Jx時までの時
点のサンプリングデータを読み込み、その中で射出圧力
値が最も大きいサンプリングデータPnを求め(ステップ
S9)、射出開始後設定時間内の最大射出圧力としてレ
ジスタPに一時記憶する(ステップS10)。
【0031】樹脂の充填が完了してオーバーパックぎみ
に保圧動作が行われるようになれば樹脂の粘性が高かろ
うと低かろうと射出圧力が大きくなるのは当然であり、
樹脂の粘性の変化によってノズル100の温度の低下を
検出する際の参考にはならない。当然、設定時間Jxの値
は保圧の時間区間を含まないように樹脂の充填所要時間
に比べて短く設定すべきである。
に保圧動作が行われるようになれば樹脂の粘性が高かろ
うと低かろうと射出圧力が大きくなるのは当然であり、
樹脂の粘性の変化によってノズル100の温度の低下を
検出する際の参考にはならない。当然、設定時間Jxの値
は保圧の時間区間を含まないように樹脂の充填所要時間
に比べて短く設定すべきである。
【0032】次いで、PMC用CPU18はショット数
カウンタiの値を1インクリメントして1ショット分の
射出成形作業が行われたことを更新記憶し(ステップS
11)、不揮発性メモリ24の生産計画記憶ファイルか
ら内部時計のカレントタイムy.m.d に対応するY,M,D の
欄のスプルーブレイク終了ショット数SEを読み込み(ス
テップS12)、ショット数カウンタiの現在値がこの
値SEに達しているか否かを判別する(ステップS1
3)。例えば、内部時計のカレントタイムy.m.d の値が
1日目の日付であれば、これに対応するY,M,D の欄の1
日目の日付に対応して設定された1日目のスプルーブレ
イク終了ショット数SEの値30が読み込まれるというこ
とである。
カウンタiの値を1インクリメントして1ショット分の
射出成形作業が行われたことを更新記憶し(ステップS
11)、不揮発性メモリ24の生産計画記憶ファイルか
ら内部時計のカレントタイムy.m.d に対応するY,M,D の
欄のスプルーブレイク終了ショット数SEを読み込み(ス
テップS12)、ショット数カウンタiの現在値がこの
値SEに達しているか否かを判別する(ステップS1
3)。例えば、内部時計のカレントタイムy.m.d の値が
1日目の日付であれば、これに対応するY,M,D の欄の1
日目の日付に対応して設定された1日目のスプルーブレ
イク終了ショット数SEの値30が読み込まれるというこ
とである。
【0033】ショット数カウンタiの値がSEに達してい
なければ当日の連続成形作業開始後間もない状態にある
ことを意味し、ノズル100の温度と金型50のスプル
ー部分の温度との間に大きな差がある筈なので、金型5
0の側にノズル100の温度を奪われるのを防止する必
要上、無条件にスプルーブレイク実行フラグFをセット
する(ステップS17)。また、ショット数カウンタi
の値が設定値SEを越えていれば、この判別基準から判断
する限り、金型50とノズル100の熱平衡が達成され
ているはずであるから、この段階ではスプルーブレイク
実行フラグFをセットせず、次の判別処理へと移行す
る。
なければ当日の連続成形作業開始後間もない状態にある
ことを意味し、ノズル100の温度と金型50のスプル
ー部分の温度との間に大きな差がある筈なので、金型5
0の側にノズル100の温度を奪われるのを防止する必
要上、無条件にスプルーブレイク実行フラグFをセット
する(ステップS17)。また、ショット数カウンタi
の値が設定値SEを越えていれば、この判別基準から判断
する限り、金型50とノズル100の熱平衡が達成され
ているはずであるから、この段階ではスプルーブレイク
実行フラグFをセットせず、次の判別処理へと移行す
る。
【0034】次いで、PMC用CPU18は、射出開始
直前のノズル100の温度Tが不揮発性メモリ24に記
憶された許容最大温度Tx以下か否かを判別する(ステッ
プS14)。ノズル100の現在温度Tが許容最大温度
Tx以下であれば、ノズル100が許容限度を越えて冷え
て樹脂の粘性が高くなっており、ノズル詰まり等が発生
する徴候があるので、スプルーブレイク動作を行ってノ
ズル100の温度を回復する必要がある。従って、この
場合はスプルーブレイク実行フラグFをセットする(ス
テップS17)。
直前のノズル100の温度Tが不揮発性メモリ24に記
憶された許容最大温度Tx以下か否かを判別する(ステッ
プS14)。ノズル100の現在温度Tが許容最大温度
Tx以下であれば、ノズル100が許容限度を越えて冷え
て樹脂の粘性が高くなっており、ノズル詰まり等が発生
する徴候があるので、スプルーブレイク動作を行ってノ
ズル100の温度を回復する必要がある。従って、この
場合はスプルーブレイク実行フラグFをセットする(ス
テップS17)。
【0035】また、現在温度Tが許容最大温度Txを越え
ていれば、この判別基準から判断する限り、樹脂の粘性
増大(固化)によるノズル詰まりの可能性はないので、
スプルーブレイク実行フラグFはセットせず、次の判別
処理へと移行する。ノズル現在温度の検出タイミングは
必ずしも射出開始直前でなくとも構わないが、射出開始
後または射出完了直後の段階では、ノズル100の内部
を通って噴出される溶融樹脂の熱によってノズル100
の温度が一時的に上昇することがあるので、このような
タイミングでノズル現在温度を測定するのは適当でな
い。
ていれば、この判別基準から判断する限り、樹脂の粘性
増大(固化)によるノズル詰まりの可能性はないので、
スプルーブレイク実行フラグFはセットせず、次の判別
処理へと移行する。ノズル現在温度の検出タイミングは
必ずしも射出開始直前でなくとも構わないが、射出開始
後または射出完了直後の段階では、ノズル100の内部
を通って噴出される溶融樹脂の熱によってノズル100
の温度が一時的に上昇することがあるので、このような
タイミングでノズル現在温度を測定するのは適当でな
い。
【0036】次いで、PMC用CPU18は、サンプリ
ングした射出圧力の最大値Pが不揮発性メモリ24に記
憶された許容最小圧力Px以上か否かを判別する(ステッ
プS15)。サンプリングした射出圧力の最大値Pが許
容最小圧力Px以上であれば、ノズル100の温度低下で
樹脂の粘性が高くなったために射出に必要とされる圧力
が増大しているものと判断でき、ノズル詰まり等が発生
する徴候があるので、スプルーブレイク動作を行ってノ
ズル100の温度を回復する必要がある。従って、この
場合はスプルーブレイク実行フラグFをセットする(ス
テップS17)。
ングした射出圧力の最大値Pが不揮発性メモリ24に記
憶された許容最小圧力Px以上か否かを判別する(ステッ
プS15)。サンプリングした射出圧力の最大値Pが許
容最小圧力Px以上であれば、ノズル100の温度低下で
樹脂の粘性が高くなったために射出に必要とされる圧力
が増大しているものと判断でき、ノズル詰まり等が発生
する徴候があるので、スプルーブレイク動作を行ってノ
ズル100の温度を回復する必要がある。従って、この
場合はスプルーブレイク実行フラグFをセットする(ス
テップS17)。
【0037】また、射出圧力の最大値Pが許容最小圧力
Pxを下回っていれば、この判別基準から判断する限り、
樹脂の粘性増大(固化)によるノズル詰まりの可能性は
ないので、スプルーブレイク実行フラグFはセットしな
い。
Pxを下回っていれば、この判別基準から判断する限り、
樹脂の粘性増大(固化)によるノズル詰まりの可能性は
ないので、スプルーブレイク実行フラグFはセットしな
い。
【0038】結果的に、前述した全ての条件で樹脂の粘
性の増大やノズル100の温度低下なしと判断された場
合、つまり、ステップS13ないしステップS15の判
別結果が全て偽となった場合に限り、スプルーブレイク
実行フラグFがリセットされ(ステップS16)、1つ
でも温度低下や粘性増大を示唆する項目があればスプル
ーブレイク実行フラグFはセットされることになる(ス
テップS17)。
性の増大やノズル100の温度低下なしと判断された場
合、つまり、ステップS13ないしステップS15の判
別結果が全て偽となった場合に限り、スプルーブレイク
実行フラグFがリセットされ(ステップS16)、1つ
でも温度低下や粘性増大を示唆する項目があればスプル
ーブレイク実行フラグFはセットされることになる(ス
テップS17)。
【0039】次いで、PMC用CPU18は、スプルー
ブレイク実行フラグFがセットされているか否かを判別
し(ステップS18)、スプルーブレイク実行フラグF
がセットされていれば、CNC用CPU25によりノズ
ルタッチ用サーボモータを駆動制御させてスプルーブレ
イク動作、要するに、射出ユニットの後退動作を行わせ
(ステップS19)、ノズル100の温度を回復させ
る。つまり、ノズル100を金型50から離間させて接
触を絶つことにより、ノズル周辺の熱容量を少なくし
て、ノズルヒータ102によるノズル100の加熱効果
を高めるのである。当然、スプルーブレイク実行フラグ
Fがセットされていない場合は、ステップS19の処理
は非実行とされる。
ブレイク実行フラグFがセットされているか否かを判別
し(ステップS18)、スプルーブレイク実行フラグF
がセットされていれば、CNC用CPU25によりノズ
ルタッチ用サーボモータを駆動制御させてスプルーブレ
イク動作、要するに、射出ユニットの後退動作を行わせ
(ステップS19)、ノズル100の温度を回復させ
る。つまり、ノズル100を金型50から離間させて接
触を絶つことにより、ノズル周辺の熱容量を少なくし
て、ノズルヒータ102によるノズル100の加熱効果
を高めるのである。当然、スプルーブレイク実行フラグ
Fがセットされていない場合は、ステップS19の処理
は非実行とされる。
【0040】この実施形態は、基本的には、連続成形作
業開始直後のノズル温度の低下を防いでノズル詰まりを
防止するためのものであるが、既に述べた通り、ショッ
ト数カウンタiの値がスプルーブレイク動作を行うべき
設定値SEを越えた場合でも、ステップS14またはステ
ップS15の処理ノズル100の温度低下や樹脂の粘性
増加の徴候が検出されると自動的に実行されるので、定
常的な連続成形作業中の環境温度の変化によるノズル1
00の冷え等にも対処することができる。
業開始直後のノズル温度の低下を防いでノズル詰まりを
防止するためのものであるが、既に述べた通り、ショッ
ト数カウンタiの値がスプルーブレイク動作を行うべき
設定値SEを越えた場合でも、ステップS14またはステ
ップS15の処理ノズル100の温度低下や樹脂の粘性
増加の徴候が検出されると自動的に実行されるので、定
常的な連続成形作業中の環境温度の変化によるノズル1
00の冷え等にも対処することができる。
【0041】次いで、PMC用CPU18は、CNC用
CPU25の駆動制御の下で型締用サーボモータM1を駆
動させて型開き動作を行わせ(ステップS20)、1成
形サイクル分の成形動作を終了させる。無論、型開き動
作の間(もしくは終了後)には、エジェクタ用サーボモ
ータによる製品離型作業が行われることになる。
CPU25の駆動制御の下で型締用サーボモータM1を駆
動させて型開き動作を行わせ(ステップS20)、1成
形サイクル分の成形動作を終了させる。無論、型開き動
作の間(もしくは終了後)には、エジェクタ用サーボモ
ータによる製品離型作業が行われることになる。
【0042】次いで、PMC用CPU18は、不揮発性
メモリ24の生産計画記憶ファイルから内部時計のカレ
ントタイムy,m,d に対応する日付Y,M,D の次の日付、つ
まり、Y,M,(D+1) の欄のスプルーブレイク開始ショット
数SSを読み込み、ショット数カウンタiの現在値がこの
値に達しているか否かを判別する(ステップS21)。
メモリ24の生産計画記憶ファイルから内部時計のカレ
ントタイムy,m,d に対応する日付Y,M,D の次の日付、つ
まり、Y,M,(D+1) の欄のスプルーブレイク開始ショット
数SSを読み込み、ショット数カウンタiの現在値がこの
値に達しているか否かを判別する(ステップS21)。
【0043】そして、達していなければ再びステップS
2の処理へと移行して次の成形サイクルのシーケンス制
御を開始する一方、ショット数カウンタiの現在値が当
日の日付Y,M,D に対応する連続成形作業終了ショット数
に達していれば、この日の分の連続成形作業を終了す
る。
2の処理へと移行して次の成形サイクルのシーケンス制
御を開始する一方、ショット数カウンタiの現在値が当
日の日付Y,M,D に対応する連続成形作業終了ショット数
に達していれば、この日の分の連続成形作業を終了す
る。
【0044】例えば、内部時計のカレントタイムy.m.d
の値が1日目の日付であれば、Y,M,(D+1) の欄のスプル
ーブレイク開始ショット数SSの値1000が、当日、つ
まり第1日目の連続成形作業終了ショット数ということ
になる。
の値が1日目の日付であれば、Y,M,(D+1) の欄のスプル
ーブレイク開始ショット数SSの値1000が、当日、つ
まり第1日目の連続成形作業終了ショット数ということ
になる。
【0045】ショット数カウンタiの値は最終生産目標
数のショット数が達成されるまでリセットされることは
ないので、図4の例においては、第2日目で通算100
1ショットから2000ショット目までの連続成形作業
が行われ、また、第3日目では通算2001ショットか
ら3000ショット目までの連続成形作業が行われるこ
とになる。いずれの場合も連続成形作業開始後の30シ
ョットに対して強制的にスプルーブレイク動作を行わせ
るように設定しているが、既に述べた通り、1日毎に目
標ショット数の値を変えたり、その日の気温等に応じて
スプルーブレイクの強制実行回数を変えたりすることは
自由である。例えば、第2日目に1001ショットから
1500ショット目までの連続成形作業を行い、そのう
ち最初の20ショットに対して強制的なスプルーブレイ
ク動作を行わせるとするなら、第2日目のスプルーブレ
イク開始ショット数SS,第2日目のスプルーブレイク終
了ショット数SE,第3日目のスプルーブレイク開始ショ
ット数SSとして各々1000,1020,1500と設
定すればよい。
数のショット数が達成されるまでリセットされることは
ないので、図4の例においては、第2日目で通算100
1ショットから2000ショット目までの連続成形作業
が行われ、また、第3日目では通算2001ショットか
ら3000ショット目までの連続成形作業が行われるこ
とになる。いずれの場合も連続成形作業開始後の30シ
ョットに対して強制的にスプルーブレイク動作を行わせ
るように設定しているが、既に述べた通り、1日毎に目
標ショット数の値を変えたり、その日の気温等に応じて
スプルーブレイクの強制実行回数を変えたりすることは
自由である。例えば、第2日目に1001ショットから
1500ショット目までの連続成形作業を行い、そのう
ち最初の20ショットに対して強制的なスプルーブレイ
ク動作を行わせるとするなら、第2日目のスプルーブレ
イク開始ショット数SS,第2日目のスプルーブレイク終
了ショット数SE,第3日目のスプルーブレイク開始ショ
ット数SSとして各々1000,1020,1500と設
定すればよい。
【0046】ショット数カウンタiの値に応じてスプル
ーブレイク動作の実行非実行を判別するのは、要する
に、その日の連続成形作業開始後どの程度の時間が経過
したかによってスプルーブレイクの実行非実行を決める
ためである。従って、ショット数カウンタiの値を頼り
に連続成形作業開始後の経過時間を推定する代わりに、
その日の連続成形作業開始時点でタイマを起動させ、こ
のタイマが設定値を計時するまでスプルーブレイク実行
フラグFを常ON、また、それ以降にスプルーブレイク
実行フラグFをOFFとするようにしてもよい。
ーブレイク動作の実行非実行を判別するのは、要する
に、その日の連続成形作業開始後どの程度の時間が経過
したかによってスプルーブレイクの実行非実行を決める
ためである。従って、ショット数カウンタiの値を頼り
に連続成形作業開始後の経過時間を推定する代わりに、
その日の連続成形作業開始時点でタイマを起動させ、こ
のタイマが設定値を計時するまでスプルーブレイク実行
フラグFを常ON、また、それ以降にスプルーブレイク
実行フラグFをOFFとするようにしてもよい。
【0047】より具体的にいえば、ステップS1の処理
でタイマを起動させ、ステップS13の判別処理でタイ
マの計時時間と設定時間とを比較し、計時時間が設定時
間を越えていればステップS14の判別処理に進み、計
時時間が設定時間を越えていなければステップS17の
処理に進むということである。
でタイマを起動させ、ステップS13の判別処理でタイ
マの計時時間と設定時間とを比較し、計時時間が設定時
間を越えていればステップS14の判別処理に進み、計
時時間が設定時間を越えていなければステップS17の
処理に進むということである。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、連続成形作業の初期段
階でノズルと金型のスプルーとの間に大きな温度差があ
る場合、および、ノズル温度の低下や溶融樹脂の粘性の
増大が検出された場合等、スプルーブレイク動作が本当
に必要とされる状況においてのみスプルーブレイクが実
施され、また、ノズル温度と金型のスプルー温度とが熱
平衡の状態に達してノズル温度や樹脂の溶融状態が安定
してからは自動的にスプルーブレイク動作が停止される
ので、連続成形作業開始直後の段階でも最低限安定した
成形条件で射出成形作業を行うことができ、また、スプ
ルー温度やノズル温度の熱平衡が達成されてからは、無
駄なスプルーブレイク動作を行うことなく、高度に安定
した成形条件で連続成形作業を行うことができる。
階でノズルと金型のスプルーとの間に大きな温度差があ
る場合、および、ノズル温度の低下や溶融樹脂の粘性の
増大が検出された場合等、スプルーブレイク動作が本当
に必要とされる状況においてのみスプルーブレイクが実
施され、また、ノズル温度と金型のスプルー温度とが熱
平衡の状態に達してノズル温度や樹脂の溶融状態が安定
してからは自動的にスプルーブレイク動作が停止される
ので、連続成形作業開始直後の段階でも最低限安定した
成形条件で射出成形作業を行うことができ、また、スプ
ルー温度やノズル温度の熱平衡が達成されてからは、無
駄なスプルーブレイク動作を行うことなく、高度に安定
した成形条件で連続成形作業を行うことができる。
【0049】また、スプルーブレイクの実行/非実行の
切り替えに際してオペレータ側の操作は必要とされない
ので、オペレータは、射出成形機の連続成形作業を立上
げた後、直ちに他の仕事に従事することができる。
切り替えに際してオペレータ側の操作は必要とされない
ので、オペレータは、射出成形機の連続成形作業を立上
げた後、直ちに他の仕事に従事することができる。
【0050】更に、スプルー温度やノズル温度の熱平衡
が一旦達成された後であっても、ノズル温度や樹脂の粘
性に不都合が生じた場合には、再びスプルーブレイク動
作を実施してノズルの温度を回復することができるの
で、外気温の変化等を始めとする環境変化に抗して最低
限安定した連続成形作業を継続することができる。
が一旦達成された後であっても、ノズル温度や樹脂の粘
性に不都合が生じた場合には、再びスプルーブレイク動
作を実施してノズルの温度を回復することができるの
で、外気温の変化等を始めとする環境変化に抗して最低
限安定した連続成形作業を継続することができる。
【図1】本発明を適用した一実施形態の電動式射出成形
機の要部を示すブロック図である。
機の要部を示すブロック図である。
【図2】PMC用CPUによる1成形サイクル分のシー
ケンス制御の概略を示すフローチャートである。
ケンス制御の概略を示すフローチャートである。
【図3】1成形サイクル分のシーケンス制御の概略を示
すフローチャートの続きである。
すフローチャートの続きである。
【図4】不揮発性メモリに保存された生産計画記憶ファ
イルの一例である。
イルの一例である。
【符号の説明】 10 制御装置 11 ROM 12 RAM 13 ROM 14 RAM 15 サーボアンプ 16 A/D変換器 17 圧力モニタ用CPU 18 PMC用CPU 19 RAM 20 サーボCPU 21 ROM 22 バス 23 入出力回路 24 不揮発性メモリ 25 CNC用CPU 26 CRT表示回路 27 ROM 28 RAM 29 ディスプレイ付手動データ入力装置 30 電動式射出成形機 31 駆動変換装置 32 可動プラテン 33 固定プラテン 34 バンドヒータ 37 熱電対 38 スクリュー 39 射出シリンダ 40 圧力検出器 41 駆動変換装置 42 歯車機構 43 温度調節器 50 金型 100 ノズル 102 ノズルヒータ 103 熱電対 M1 型締用サーボモータ M2 射出用サーボモータ M3 計量回転用サーボモータ P1 パルスコーダ P2 パルスコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤岡 修 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 石黒 俊夫 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 川崎 達也 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 ノズルの温度を検出し、該検出温度が設
定温度に一致するようにノズルの温度を制御する射出成
形機において、スプルーブレイク動作を行うべき設定シ
ョット数を記憶する記憶手段とショット数を計数する計
数手段とを設け、連続成形作業開始後、計数手段が前記
設定ショット数を計数し終えるまでスプルーブレイク動
作を行うことを特徴とする射出成形機のスプルーブレイ
ク制御装置。 - 【請求項2】 ノズルの温度を検出し、該検出温度が設
定温度に一致するようにノズルの温度を制御する射出成
形機において、スプルーブレイク動作を行う設定動作時
間を記憶する記憶手段と、連続成形作業開始後、経過時
間を計測する計時手段とを設け、前記計時手段が前記設
定動作時間を計時し終えるまでスプルーブレイク動作を
行うことを特徴とする射出成形機のスプルーブレイク制
御装置。 - 【請求項3】 ノズルの温度を検出し、該検出温度が設
定温度に一致するようにノズルの温度を制御する射出成
形機において、スプルーブレイク動作を行う設定許容最
小圧力を記憶する記憶手段と、射出圧力をサンプリング
する射出圧力サンプリング手段とを設け、前記サンプリ
ング手段で検出された射出開始後設定時間内の最大射出
圧力が前記設定許容最小圧力を越えているとスプルーブ
レイク動作を行うことを特徴とする射出成形機のスプル
ーブレイク制御装置。 - 【請求項4】 ノズルの温度を検出し、該検出温度が設
定温度に一致するようにノズルの温度を制御する射出成
形機において、スプルーブレイク動作を行う設定許容最
大温度を記憶する記憶手段を設け、前記検出温度が前記
設定許容最大温度を下回っているとスプルーブレイク動
作を行うことを特徴とする射出成形機のスプルーブレイ
ク制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9305396A JPH09254187A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 射出成形機のスプルーブレイク制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9305396A JPH09254187A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 射出成形機のスプルーブレイク制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09254187A true JPH09254187A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=14071774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9305396A Withdrawn JPH09254187A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 射出成形機のスプルーブレイク制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09254187A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007090665A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 射出成形設備における射出成形機の運転方法 |
-
1996
- 1996-03-25 JP JP9305396A patent/JPH09254187A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007090665A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 射出成形設備における射出成形機の運転方法 |
JP4716834B2 (ja) * | 2005-09-29 | 2011-07-06 | パナソニック株式会社 | 射出成形設備における射出成形機の運転方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |