JPH09251263A - 固形潤滑剤の塗布装置及び塗布方法、並びに画像形成装置 - Google Patents
固形潤滑剤の塗布装置及び塗布方法、並びに画像形成装置Info
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- JPH09251263A JPH09251263A JP8772996A JP8772996A JPH09251263A JP H09251263 A JPH09251263 A JP H09251263A JP 8772996 A JP8772996 A JP 8772996A JP 8772996 A JP8772996 A JP 8772996A JP H09251263 A JPH09251263 A JP H09251263A
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- Cleaning In Electrography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 固形潤滑剤塗布装置において、固形潤滑剤の
使用寿命を延ばすとともに、塗布ローラへの固形潤滑剤
塗布量を長時間一定に維持する。 【解決手段】 塗布ローラの周面に固形潤滑剤を当接さ
せることにより固形潤滑剤を前記周面に塗布し、該周面
上の潤滑剤を適宜手段を介して適宜部材の表面に塗布す
るようにした固形潤滑剤塗布装置において、固形潤滑剤
4を塗布ローラ5の軸方向と垂直な方向に揺動可能と
し、かつ、固形潤滑剤の幅を塗布ローラの直径よりも大
きくする。これにより、固形潤滑剤の使用寿命が延び
る。この塗布装置では、固形潤滑剤の揺動量を塗布ロー
ラの回転時間に応じて設定するとともに、固形潤滑剤の
揺動を塗布ローラの回転停止時に行う。これにより、塗
布ローラへの固形潤滑剤塗布量を長時間一定に維持する
ことができる。
使用寿命を延ばすとともに、塗布ローラへの固形潤滑剤
塗布量を長時間一定に維持する。 【解決手段】 塗布ローラの周面に固形潤滑剤を当接さ
せることにより固形潤滑剤を前記周面に塗布し、該周面
上の潤滑剤を適宜手段を介して適宜部材の表面に塗布す
るようにした固形潤滑剤塗布装置において、固形潤滑剤
4を塗布ローラ5の軸方向と垂直な方向に揺動可能と
し、かつ、固形潤滑剤の幅を塗布ローラの直径よりも大
きくする。これにより、固形潤滑剤の使用寿命が延び
る。この塗布装置では、固形潤滑剤の揺動量を塗布ロー
ラの回転時間に応じて設定するとともに、固形潤滑剤の
揺動を塗布ローラの回転停止時に行う。これにより、塗
布ローラへの固形潤滑剤塗布量を長時間一定に維持する
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固形潤滑剤の塗布装
置、この塗布装置の使用方法、およびこの塗布装置を備
えた画像形成装置に関し、特に、固形潤滑剤を塗布ロー
ラを介して、電子写真方式の画像形成装置に設けられた
像担持体や中間転写体の表面に塗布する装置に関する。
置、この塗布装置の使用方法、およびこの塗布装置を備
えた画像形成装置に関し、特に、固形潤滑剤を塗布ロー
ラを介して、電子写真方式の画像形成装置に設けられた
像担持体や中間転写体の表面に塗布する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電
子写真方式の画像形成装置に設けられた固形潤滑剤塗布
装置として、例えば図6に示すものが知られている。こ
の装置では、ケース11内に上から順に重り12、ブラ
ケット13および四角柱状の固形潤滑剤14(その軸線
は、図6の紙面に垂直な方向に延びている。)を設け、
重り12、ブラケット13および固形潤滑剤14の合計
重量により固形潤滑剤14の底面を、回転する塗布ロー
ラ15の周面に圧接させている。なお、固形潤滑剤14
と塗布ローラ15との水平方向(図6の左右方向)の相
対位置は固定されており、図6は新しい固形潤滑剤14
をセットした直後の状態を示している。
子写真方式の画像形成装置に設けられた固形潤滑剤塗布
装置として、例えば図6に示すものが知られている。こ
の装置では、ケース11内に上から順に重り12、ブラ
ケット13および四角柱状の固形潤滑剤14(その軸線
は、図6の紙面に垂直な方向に延びている。)を設け、
重り12、ブラケット13および固形潤滑剤14の合計
重量により固形潤滑剤14の底面を、回転する塗布ロー
ラ15の周面に圧接させている。なお、固形潤滑剤14
と塗布ローラ15との水平方向(図6の左右方向)の相
対位置は固定されており、図6は新しい固形潤滑剤14
をセットした直後の状態を示している。
【0003】この装置において固形潤滑剤14は、塗布
ローラ15の周面により切削されて当該周面に塗布さ
れ、塗布された固形潤滑剤は、図示されない適宜の潤滑
剤供給部材を介して像担持体や中間転写体の表面に塗布
される。
ローラ15の周面により切削されて当該周面に塗布さ
れ、塗布された固形潤滑剤は、図示されない適宜の潤滑
剤供給部材を介して像担持体や中間転写体の表面に塗布
される。
【0004】上記固形潤滑剤塗布装置においては、固形
潤滑剤14の使用時間をできるだけ長くすること、およ
び塗布ローラ15への固形潤滑剤塗布量を一定に維持で
きることが重要である。固形潤滑剤14の使用時間を延
ばす手段として、固形潤滑剤14の幅および、塗布ロー
ラの径を拡大すること、または上記像担持体等への潤滑
剤供給時にのみ塗布ローラを回転させることが考えられ
る。
潤滑剤14の使用時間をできるだけ長くすること、およ
び塗布ローラ15への固形潤滑剤塗布量を一定に維持で
きることが重要である。固形潤滑剤14の使用時間を延
ばす手段として、固形潤滑剤14の幅および、塗布ロー
ラの径を拡大すること、または上記像担持体等への潤滑
剤供給時にのみ塗布ローラを回転させることが考えられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6の装置
では、塗布ローラの径を拡大した場合、塗布装置が肥大
化するし、固形潤滑剤14と塗布ローラ15との水平方
向の相対位置が固定されているため、固形潤滑剤の使用
幅は塗布ローラ15の直径以下に限定されるので、固形
潤滑剤の幅を拡大しても、その使用時間を長くする効果
は全くない。
では、塗布ローラの径を拡大した場合、塗布装置が肥大
化するし、固形潤滑剤14と塗布ローラ15との水平方
向の相対位置が固定されているため、固形潤滑剤の使用
幅は塗布ローラ15の直径以下に限定されるので、固形
潤滑剤の幅を拡大しても、その使用時間を長くする効果
は全くない。
【0006】また、固形潤滑剤14の使用開始時点で
は、塗布ローラ15と固形潤滑剤とは線接触状態にある
が、その後固形潤滑剤の消耗により面接触となり、しか
も接触面が次第に拡大するため固形潤滑剤の使用時間の
経過に伴って、その切削量が変動するので、像担持体等
への潤滑剤供給量が変動しやすいという問題もある。さ
らに、像担持体等への潤滑剤供給時にのみ塗布ローラを
回転させる方法は、それなりに効果があるが、固形潤滑
剤の使用時間を大幅に延長することは困難である。
は、塗布ローラ15と固形潤滑剤とは線接触状態にある
が、その後固形潤滑剤の消耗により面接触となり、しか
も接触面が次第に拡大するため固形潤滑剤の使用時間の
経過に伴って、その切削量が変動するので、像担持体等
への潤滑剤供給量が変動しやすいという問題もある。さ
らに、像担持体等への潤滑剤供給時にのみ塗布ローラを
回転させる方法は、それなりに効果があるが、固形潤滑
剤の使用時間を大幅に延長することは困難である。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、第1の目的は、固形潤滑剤塗布装置において、固形
潤滑剤14の使用時間を大幅に延長することにある。本
発明の第2の目的は、塗布ローラ15への、したがって
像担持体等への固形潤滑剤塗布量を長時間一定に維持す
ることにある。
で、第1の目的は、固形潤滑剤塗布装置において、固形
潤滑剤14の使用時間を大幅に延長することにある。本
発明の第2の目的は、塗布ローラ15への、したがって
像担持体等への固形潤滑剤塗布量を長時間一定に維持す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の固形潤
滑剤の塗布装置は、回転する塗布ローラの周面に固形潤
滑剤を当接させることにより該固形潤滑剤を前記周面に
塗布し、該周面上の潤滑剤を直接、または適宜の手段を
介して適宜の部材の表面に塗布するようにした固形潤滑
剤の塗布装置において、固形潤滑剤を塗布ローラの軸方
向と垂直な方向に揺動可能とし、かつ、固形潤滑剤の幅
(前記揺動方向の寸法)を塗布ローラの直径よりも大き
くしたことを特徴とする。
滑剤の塗布装置は、回転する塗布ローラの周面に固形潤
滑剤を当接させることにより該固形潤滑剤を前記周面に
塗布し、該周面上の潤滑剤を直接、または適宜の手段を
介して適宜の部材の表面に塗布するようにした固形潤滑
剤の塗布装置において、固形潤滑剤を塗布ローラの軸方
向と垂直な方向に揺動可能とし、かつ、固形潤滑剤の幅
(前記揺動方向の寸法)を塗布ローラの直径よりも大き
くしたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の固形潤滑剤の塗布方法
は、請求項1に記載の固形潤滑剤の塗布装置を使用する
に際し、固形潤滑剤の揺動量を、塗布ローラの回転時間
に応じて設定することを特徴とする。
は、請求項1に記載の固形潤滑剤の塗布装置を使用する
に際し、固形潤滑剤の揺動量を、塗布ローラの回転時間
に応じて設定することを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の固形潤滑剤の塗布方法
は、請求項1に記載の固形潤滑剤の塗布装置を使用する
に際し、固形潤滑剤の揺動を、塗布ローラの回転停止時
に行うことを特徴とする。
は、請求項1に記載の固形潤滑剤の塗布装置を使用する
に際し、固形潤滑剤の揺動を、塗布ローラの回転停止時
に行うことを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の固形潤滑剤の塗布方法
は、請求項1に記載の固形潤滑剤の塗布装置を使用する
に際し、固形潤滑剤の揺動量を塗布ローラの回転時間に
応じて設定するとともに、固形潤滑剤の揺動を塗布ロー
ラの回転停止時に行うことを特徴とする。
は、請求項1に記載の固形潤滑剤の塗布装置を使用する
に際し、固形潤滑剤の揺動量を塗布ローラの回転時間に
応じて設定するとともに、固形潤滑剤の揺動を塗布ロー
ラの回転停止時に行うことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の画像形成装置は、請求項
1に記載の固形潤滑剤の塗布装置を設けた電子写真方式
の画像形成装置であって、塗布ローラの周面に塗布され
た固形潤滑剤を感光体表面に、回転する塗布ブラシを介
して塗布するようにしたことを特徴とするものである。
1に記載の固形潤滑剤の塗布装置を設けた電子写真方式
の画像形成装置であって、塗布ローラの周面に塗布され
た固形潤滑剤を感光体表面に、回転する塗布ブラシを介
して塗布するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】請求項1の塗布装置では、固形潤滑剤を塗
布ローラの軸方向と垂直な方向に揺動させることによ
り、固形潤滑剤のほぼ全幅を塗布ローラの周面に接触さ
せることができると同時に、固形潤滑剤の幅を塗布ロー
ラの直径よりも大きくしたので、固形潤滑剤の使用幅が
拡大される。このため、固形潤滑剤の使用寿命を図6の
固形潤滑剤塗布装置に比べて大幅に延ばすことが可能に
なる。ただし、固形潤滑剤の厚さを適宜に大きくする必
要がある。
布ローラの軸方向と垂直な方向に揺動させることによ
り、固形潤滑剤のほぼ全幅を塗布ローラの周面に接触さ
せることができると同時に、固形潤滑剤の幅を塗布ロー
ラの直径よりも大きくしたので、固形潤滑剤の使用幅が
拡大される。このため、固形潤滑剤の使用寿命を図6の
固形潤滑剤塗布装置に比べて大幅に延ばすことが可能に
なる。ただし、固形潤滑剤の厚さを適宜に大きくする必
要がある。
【0014】請求項2に記載の塗布方法では、塗布ロー
ラの回転時間に応じて固形潤滑剤の揺動量を設定するた
め、固形潤滑剤の塗布ローラとの接触面が均一に切削さ
れる(切削厚さが、当該接触面の全体にわたって均一に
なる)ので、固形潤滑剤を最後まで無駄なく使用するこ
とができる。また、塗布ローラへの固形潤滑剤の供給量
が安定し、像担持体等の部材への潤滑剤供給量が長時間
均一となるので、画像形成装置においては、良質の画像
を安定して得ることができる。
ラの回転時間に応じて固形潤滑剤の揺動量を設定するた
め、固形潤滑剤の塗布ローラとの接触面が均一に切削さ
れる(切削厚さが、当該接触面の全体にわたって均一に
なる)ので、固形潤滑剤を最後まで無駄なく使用するこ
とができる。また、塗布ローラへの固形潤滑剤の供給量
が安定し、像担持体等の部材への潤滑剤供給量が長時間
均一となるので、画像形成装置においては、良質の画像
を安定して得ることができる。
【0015】請求項3に記載の塗布方法では、固形潤滑
剤の揺動を塗布ローラの回転停止時に行うため、請求項
2の塗布方法と同様の作用効果が得られる。
剤の揺動を塗布ローラの回転停止時に行うため、請求項
2の塗布方法と同様の作用効果が得られる。
【0016】請求項4に記載の塗布方法では、固形潤滑
剤の揺動量を塗布ローラの回転時間に応じて設定すると
ともに、固形潤滑剤の揺動を塗布ローラの回転停止時に
行うので、請求項2,3の塗布方法と同様の効果ではあ
るが請求項2,3のいずれよりも優れたものが得られ
る。
剤の揺動量を塗布ローラの回転時間に応じて設定すると
ともに、固形潤滑剤の揺動を塗布ローラの回転停止時に
行うので、請求項2,3の塗布方法と同様の効果ではあ
るが請求項2,3のいずれよりも優れたものが得られ
る。
【0017】請求項5に記載の画像形成装置では、固形
潤滑剤の寿命が延びて、その交換周期が長くなるので、
画像形成装置の使用時間が長くなる。また、請求項2,
3または4に記載の塗布方法を採用することにより、固
形潤滑剤を最後まで無駄なく使用することができるとと
もに、良質な画像を長時間安定して得ることができる。
潤滑剤の寿命が延びて、その交換周期が長くなるので、
画像形成装置の使用時間が長くなる。また、請求項2,
3または4に記載の塗布方法を採用することにより、固
形潤滑剤を最後まで無駄なく使用することができるとと
もに、良質な画像を長時間安定して得ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。 実施例1 図1は、固形潤滑剤塗布装置の要部構造を示す概略断面
図である。この塗布装置は、電子写真方式の画像形成装
置に設けられたものであって、ケース1内に上から順に
重り2、ブラケット3および四角柱状の固形潤滑剤4を
設け、固形潤滑剤4の底面が重り2、ブラケット3およ
び固形潤滑剤4の合計自重により決まる当接圧で、回転
する塗布ローラ5の周面に当接している。重り2および
ブラケット3は、両面接着テープにより固形潤滑剤4に
固定されている。ケース1、重り2、ブラケット3およ
び固形潤滑剤4は、図示されない駆動装置により図面左
右方向(水平方向)に一体的に揺動(往復動)できるよ
うに構成されている。
ら説明する。 実施例1 図1は、固形潤滑剤塗布装置の要部構造を示す概略断面
図である。この塗布装置は、電子写真方式の画像形成装
置に設けられたものであって、ケース1内に上から順に
重り2、ブラケット3および四角柱状の固形潤滑剤4を
設け、固形潤滑剤4の底面が重り2、ブラケット3およ
び固形潤滑剤4の合計自重により決まる当接圧で、回転
する塗布ローラ5の周面に当接している。重り2および
ブラケット3は、両面接着テープにより固形潤滑剤4に
固定されている。ケース1、重り2、ブラケット3およ
び固形潤滑剤4は、図示されない駆動装置により図面左
右方向(水平方向)に一体的に揺動(往復動)できるよ
うに構成されている。
【0019】図1中、6は塗布ローラ5の周面を清掃す
るためのスクレーパ、7は回転可能に設けた塗布ブラ
シ、8は感光体、9はこの感光体の周面を清掃するため
のブレードである。塗布ローラ5の周面は塗布ブラシ7
のブラシ部にも接触し、このブラシ部は感光体8の周面
に接触している。
るためのスクレーパ、7は回転可能に設けた塗布ブラ
シ、8は感光体、9はこの感光体の周面を清掃するため
のブレードである。塗布ローラ5の周面は塗布ブラシ7
のブラシ部にも接触し、このブラシ部は感光体8の周面
に接触している。
【0020】固形潤滑剤4の幅(上記揺動方向の寸法)
は、塗布ローラ5の直径よりも大きい。また、固形潤滑
剤4の長さ(図1の紙面に垂直な方向の長さ)は、塗布
ローラ5の固形潤滑剤塗布面長さ(潤滑剤塗布面の塗布
ローラ軸方向の寸法)とほぼ等しくしてある。塗布ロー
ラ5、塗布ブラシ7および感光体8では、それぞれの中
心軸を水平方向に沿わせてある。
は、塗布ローラ5の直径よりも大きい。また、固形潤滑
剤4の長さ(図1の紙面に垂直な方向の長さ)は、塗布
ローラ5の固形潤滑剤塗布面長さ(潤滑剤塗布面の塗布
ローラ軸方向の寸法)とほぼ等しくしてある。塗布ロー
ラ5、塗布ブラシ7および感光体8では、それぞれの中
心軸を水平方向に沿わせてある。
【0021】上記塗布装置において固形潤滑剤4の底部
が塗布ローラ5の周面により切削されて、当該周面に固
形潤滑剤が塗布され、塗布されたこの固形潤滑剤は感光
体8の周面に、回転する塗布ブラシ7を介して塗布され
る。
が塗布ローラ5の周面により切削されて、当該周面に固
形潤滑剤が塗布され、塗布されたこの固形潤滑剤は感光
体8の周面に、回転する塗布ブラシ7を介して塗布され
る。
【0022】ケース1、重り2、ブラケット3および固
形潤滑剤4を一体的に揺動できるように構成したのは、
固形潤滑剤4の姿勢を常に一定に保つためである。ケー
ス1を不動に設けた場合、図3に示すように、固形潤滑
剤4がその揺動方向に対し傾くため、均一に切削されな
くなる不具合が生じる。
形潤滑剤4を一体的に揺動できるように構成したのは、
固形潤滑剤4の姿勢を常に一定に保つためである。ケー
ス1を不動に設けた場合、図3に示すように、固形潤滑
剤4がその揺動方向に対し傾くため、均一に切削されな
くなる不具合が生じる。
【0023】上記重り2の代わりに、圧縮スプリングや
板バネの弾性力を使用することによっても、塗布ローラ
に対する固形潤滑剤の当接圧を所定の範囲内に設定・維
持することができる。ただし、図2に示すように、固形
潤滑剤の切削量すなわち消費量(この消費量は、感光体
への固形潤滑剤塗布量に比例する)は、上記当接圧によ
り変化し、感光体への固形潤滑剤の塗布量が不足すると
画像に地汚れが発生するし、過剰な場合には画像に地汚
れ、横線かすれ、後端ぬけなどが発生する。
板バネの弾性力を使用することによっても、塗布ローラ
に対する固形潤滑剤の当接圧を所定の範囲内に設定・維
持することができる。ただし、図2に示すように、固形
潤滑剤の切削量すなわち消費量(この消費量は、感光体
への固形潤滑剤塗布量に比例する)は、上記当接圧によ
り変化し、感光体への固形潤滑剤の塗布量が不足すると
画像に地汚れが発生するし、過剰な場合には画像に地汚
れ、横線かすれ、後端ぬけなどが発生する。
【0024】したがって、上記画像形成装置において良
好な品質の画像を得るためには、重り、圧縮スプリング
または板バネによる上記当接圧を適正値に制御して、感
光体への固形潤滑剤塗布量を適切な値に設定・維持する
(図2に示すように、狙いの当接圧により、狙いの固形
潤滑剤切削量を得る)ことが重要である。
好な品質の画像を得るためには、重り、圧縮スプリング
または板バネによる上記当接圧を適正値に制御して、感
光体への固形潤滑剤塗布量を適切な値に設定・維持する
(図2に示すように、狙いの当接圧により、狙いの固形
潤滑剤切削量を得る)ことが重要である。
【0025】この実施例では、塗布ローラ5を所定時間
回転させたら固形潤滑剤4を例えば1mm移動させると
いうように、固形潤滑剤4の揺動量を塗布ローラの回転
時間に応じて設定する。すなわち、塗布ローラ5の回転
数は一定に維持するため、固形潤滑剤4の切削量は塗布
ローラ5の回転時間に比例するので、固形潤滑剤を均一
に切削するためには、塗布ローラ5の回転時間に応じて
固形潤滑剤の揺動を行う必要がある。
回転させたら固形潤滑剤4を例えば1mm移動させると
いうように、固形潤滑剤4の揺動量を塗布ローラの回転
時間に応じて設定する。すなわち、塗布ローラ5の回転
数は一定に維持するため、固形潤滑剤4の切削量は塗布
ローラ5の回転時間に比例するので、固形潤滑剤を均一
に切削するためには、塗布ローラ5の回転時間に応じて
固形潤滑剤の揺動を行う必要がある。
【0026】ケース1、重り2、ブラケット3および固
形潤滑剤4からなる組立品には、水平方向に若干の隙間
が設けてある。この隙間がないと重り2、ブラケット3
および固形潤滑剤4がケース1の側面に押さえつけられ
るため、これらが自重により下がることができなくなる
場合がある。
形潤滑剤4からなる組立品には、水平方向に若干の隙間
が設けてある。この隙間がないと重り2、ブラケット3
および固形潤滑剤4がケース1の側面に押さえつけられ
るため、これらが自重により下がることができなくなる
場合がある。
【0027】このため上記組立品は、水平方向に対し若
干傾いており、その結果、図4および図5に示すよう
に、固形潤滑剤4の切削量が、揺動の向きにより相違し
たものとなるので、固形潤滑剤4の揺動は、塗布ローラ
の回転停止時に行う。揺動を塗布ローラ5の回転時に行
うと、揺動による水平方向の押圧力によって固形潤滑剤
4の切削が加速され、固形潤滑剤の切削量が不均一にな
りやすい。
干傾いており、その結果、図4および図5に示すよう
に、固形潤滑剤4の切削量が、揺動の向きにより相違し
たものとなるので、固形潤滑剤4の揺動は、塗布ローラ
の回転停止時に行う。揺動を塗布ローラ5の回転時に行
うと、揺動による水平方向の押圧力によって固形潤滑剤
4の切削が加速され、固形潤滑剤の切削量が不均一にな
りやすい。
【0028】すなわち、図4は固形潤滑剤4が水平方向
に対し多少傾いたまま塗布ローラ5に当接している状態
を示し、図5はこの場合における、塗布ローラ5に対す
る固形潤滑剤4の当接圧(水平方向に沿う揺動押圧力)
を説明するものであり、上記組立品が図4の矢印aの向
きに移動するときには、固形潤滑剤4の切削量は塗布ロ
ーラ5に対する当接圧にのみ依存する。
に対し多少傾いたまま塗布ローラ5に当接している状態
を示し、図5はこの場合における、塗布ローラ5に対す
る固形潤滑剤4の当接圧(水平方向に沿う揺動押圧力)
を説明するものであり、上記組立品が図4の矢印aの向
きに移動するときには、固形潤滑剤4の切削量は塗布ロ
ーラ5に対する当接圧にのみ依存する。
【0029】ところが、固形潤滑剤4の移動が図5の矢
印bの向きに行われるときには、揺動押圧力のy成分
(固形潤滑剤の底面に垂直な方向の成分)が固形潤滑剤
の切削速度加速分となり、固形潤滑剤が矢印aの向きに
移動したときよりも切削量が増大する。なお、図5にお
いてxは、揺動押圧力の固形潤滑剤底面に平行な方向の
成分を示している。固形潤滑剤4の揺動を塗布ローラの
回転停止時に行うのは、このためである。
印bの向きに行われるときには、揺動押圧力のy成分
(固形潤滑剤の底面に垂直な方向の成分)が固形潤滑剤
の切削速度加速分となり、固形潤滑剤が矢印aの向きに
移動したときよりも切削量が増大する。なお、図5にお
いてxは、揺動押圧力の固形潤滑剤底面に平行な方向の
成分を示している。固形潤滑剤4の揺動を塗布ローラの
回転停止時に行うのは、このためである。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
の塗布装置では、固形潤滑剤を塗布ローラの軸方向と垂
直な方向に揺動可能とし、かつ、固形潤滑剤の幅を塗布
ローラの直径よりも大きくしたので、固形潤滑剤の使用
寿命が大幅に延び、その交換頻度が低減される効果があ
る。
の塗布装置では、固形潤滑剤を塗布ローラの軸方向と垂
直な方向に揺動可能とし、かつ、固形潤滑剤の幅を塗布
ローラの直径よりも大きくしたので、固形潤滑剤の使用
寿命が大幅に延び、その交換頻度が低減される効果があ
る。
【0031】請求項2の塗布方法では、塗布ローラの回
転時間に応じて固形潤滑剤の揺動量を設定するため、固
形潤滑剤が均一に切削されるので、固形潤滑剤を最後ま
で無駄なく使用することができる。また、塗布ローラへ
の固形潤滑剤供給量が安定し、像担持体等の部材への潤
滑剤供給量が長時間均一となるので、画像形成装置にお
いて良質の画像を安定して得ることができる。
転時間に応じて固形潤滑剤の揺動量を設定するため、固
形潤滑剤が均一に切削されるので、固形潤滑剤を最後ま
で無駄なく使用することができる。また、塗布ローラへ
の固形潤滑剤供給量が安定し、像担持体等の部材への潤
滑剤供給量が長時間均一となるので、画像形成装置にお
いて良質の画像を安定して得ることができる。
【0032】請求項3の塗布方法では、固形潤滑剤の揺
動を塗布ローラの回転停止時に行うため、請求項2の塗
布方法と同様の作用効果が得られる。
動を塗布ローラの回転停止時に行うため、請求項2の塗
布方法と同様の作用効果が得られる。
【0033】請求項4の塗布方法では、固形潤滑剤の揺
動量を塗布ローラの回転時間に応じて設定するととも
に、固形潤滑剤の揺動を塗布ローラの回転停止時に行う
ので、請求項2,3の塗布方法と同様の効果ではあるが
請求項2,3のいずれよりも優れたものが得られる。
動量を塗布ローラの回転時間に応じて設定するととも
に、固形潤滑剤の揺動を塗布ローラの回転停止時に行う
ので、請求項2,3の塗布方法と同様の効果ではあるが
請求項2,3のいずれよりも優れたものが得られる。
【0034】請求項5の画像形成装置では、固形潤滑剤
の寿命が延びて、その交換周期が長くなるので、画像形
成装置の使用時間が長くなる。また、請求項2,3また
は4に記載の塗布方法を採用することにより、固形潤滑
剤を最後まで無駄なく使用することができるとともに、
良質な画像を長時間安定して得ることができる。
の寿命が延びて、その交換周期が長くなるので、画像形
成装置の使用時間が長くなる。また、請求項2,3また
は4に記載の塗布方法を採用することにより、固形潤滑
剤を最後まで無駄なく使用することができるとともに、
良質な画像を長時間安定して得ることができる。
【図1】本発明の実施例に係るもので、固形潤滑剤塗布
装置の要部構造を示す概略断面図である。
装置の要部構造を示す概略断面図である。
【図2】図1の装置において、塗布ローラに対する固形
潤滑剤の当接圧と、固形潤滑剤の切削量との関係を示す
グラフである。
潤滑剤の当接圧と、固形潤滑剤の切削量との関係を示す
グラフである。
【図3】図1の装置において、固形潤滑剤が偏って切削
される状態を示す断面図である。
される状態を示す断面図である。
【図4】図1の装置において、固形潤滑剤の揺動を塗布
ローラの回転時に行った場合の問題点を示す断面図であ
る。
ローラの回転時に行った場合の問題点を示す断面図であ
る。
【図5】図4のA部拡大図であって、塗布ローラに対す
る固形潤滑剤の当接圧(揺動押圧力)を説明するもので
ある。
る固形潤滑剤の当接圧(揺動押圧力)を説明するもので
ある。
【図6】従来の固形潤滑剤塗布装置の要部構造を示す概
略断面図である。
略断面図である。
1,11 ケース 2,12 重り 3,13 ブラケット 4,14 固形潤滑剤 5,15 塗布ローラ 6 スクレーパ 7 塗布ブラシ 8 感光体 9 ブレード
Claims (5)
- 【請求項1】 回転する塗布ローラの周面に固形潤滑剤
を当接させることにより該固形潤滑剤を前記周面に塗布
し、該周面上の潤滑剤を直接、または適宜の手段を介し
て適宜の部材の表面に塗布するようにした固形潤滑剤の
塗布装置において、固形潤滑剤を塗布ローラの軸方向と
垂直な方向に揺動可能とし、かつ、固形潤滑剤の幅(前
記揺動方向の寸法)を塗布ローラの直径よりも大きくし
たことを特徴とする固形潤滑剤の塗布装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の固形潤滑剤の塗布装置
において、固形潤滑剤の揺動量を塗布ローラの回転時間
に応じて設定することを特徴とする固形潤滑剤の塗布方
法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の固形潤滑剤の塗布装置
において、固形潤滑剤の揺動を塗布ローラの回転停止時
に行うことを特徴とする固形潤滑剤の塗布方法。 - 【請求項4】 固形潤滑剤の揺動を塗布ローラの回転停
止時に行うことを特徴とする請求項2に記載の固形潤滑
剤の塗布方法。 - 【請求項5】 請求項1に記載の固形潤滑剤の塗布装置
を設けた電子写真方式の画像形成装置であって、塗布ロ
ーラの周面に塗布された固形潤滑剤を感光体表面に、回
転する塗布ブラシを介して塗布するようにしたことを特
徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8772996A JPH09251263A (ja) | 1996-03-16 | 1996-03-16 | 固形潤滑剤の塗布装置及び塗布方法、並びに画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8772996A JPH09251263A (ja) | 1996-03-16 | 1996-03-16 | 固形潤滑剤の塗布装置及び塗布方法、並びに画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09251263A true JPH09251263A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13923013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8772996A Pending JPH09251263A (ja) | 1996-03-16 | 1996-03-16 | 固形潤滑剤の塗布装置及び塗布方法、並びに画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09251263A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6778805B2 (en) * | 2000-06-05 | 2004-08-17 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus having a developing device with a magnet brush |
JP2012255998A (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-27 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 潤滑剤塗布装置及び画像形成装置 |
JP2014052400A (ja) * | 2012-09-05 | 2014-03-20 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
-
1996
- 1996-03-16 JP JP8772996A patent/JPH09251263A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6778805B2 (en) * | 2000-06-05 | 2004-08-17 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus having a developing device with a magnet brush |
JP2012255998A (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-27 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 潤滑剤塗布装置及び画像形成装置 |
JP2014052400A (ja) * | 2012-09-05 | 2014-03-20 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
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