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JPH0925047A - Acf貼着装置 - Google Patents

Acf貼着装置

Info

Publication number
JPH0925047A
JPH0925047A JP19703595A JP19703595A JPH0925047A JP H0925047 A JPH0925047 A JP H0925047A JP 19703595 A JP19703595 A JP 19703595A JP 19703595 A JP19703595 A JP 19703595A JP H0925047 A JPH0925047 A JP H0925047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acf
substrate
roller
tape
separator paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19703595A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriya Wada
憲也 和田
Hideaki Kataho
秀明 片保
Kunio Yuda
国夫 油田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority to JP19703595A priority Critical patent/JPH0925047A/ja
Publication of JPH0925047A publication Critical patent/JPH0925047A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/321Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ACFの貼着と、セパレータ紙の剥離とを一
連の動作で、自動的に行えるようにする。 【構成】 液晶セル1を搬送台50により搬送する間
に、受けローラ52を下基板2の下面に当接させると共
に、加圧ローラによって、ACFテープ11をセパレー
タ紙10側から基板に押圧する。ここで、ACFテープ
11は定寸毎に所定の幅だけACF9を剥離したACF
欠落部49となっており、剥離ピン58がACFテープ
11のセパレータ紙10におけるACF9が剥離されて
いる表面に当接して、加圧ローラによりACFテープ1
1が下基板2に圧着された後に、セパレータ紙10を剥
離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルの製造
工程において、TCP(Tape Carrier Package)を液晶セ
ルの基板にTAB(Tape Automated Bonding)搭載するに
当って、基板にACF(Anisotropic Conductive Film)
を貼着する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイを構成する液晶パネル
は、所定の回路パターンを形成した上下2枚の透明基板
を所定の間隔を持って積層して、その間に液晶が封入さ
れる液晶セルを有するものである。この液晶セルにおけ
る下基板は上基板より大きな形状となっており、下基板
の4辺または3辺に上基板が重なり合わない部位を設け
て、この部位にリードパターンを引き回されている。そ
して、ドライバICを搭載したフィルム基板にインナリ
ードとアウタリードとを設けたTCPを搭載し、このT
CPのアウタリードにコントロール基板が接続される。
そして、TCPの搭載時には、下基板側のリードパター
ンとTCP側のインナリードとが電気的に接続されるよ
うにする。
【0003】下基板に設けられるリード及びTCPのイ
ンナリードのピッチ間隔は極めて微細であり、これら両
部材における各々のリードが確実に電気的に接続される
ようにするために、所謂TAB搭載方式が広く用いられ
ている。このTAB搭載方式は、電気絶縁性を有するバ
インダ樹脂に導電粒子を分散させたACFを下基板に貼
着し、このACF上にTCPを接合させて、熱圧着する
ことによって、下基板側のリードが導電粒子を介してT
CPのインナリードと電気的に導通する状態に接合させ
るものである。
【0004】前述したように、TCPをTAB搭載する
前の段階で、ACFが下基板に貼り付けられるが、AC
Fはその両面が粘着性を有するものであるから、取り扱
いを容易にするために、ACFをセパレータ紙に積層さ
せたACFテープとする。そして、このACFテープを
リールに巻回させておき、このリールからACFテープ
を繰り出して、このACFテープを下基板に押し付ける
ようにして貼り付けられる。そして、ACFテープが所
定の長さにわたって貼り付けられると、その端部が切断
されて、次いでセパレータ紙が剥離され、さらにその上
にTCPが搭載され、然る後に熱圧着される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、TCPは下
基板の各辺につき複数枚搭載されるものであり、しかも
搭載される各TCPの間の部位には所定の間隔が存在し
ている。ACFが下基板の各辺の全長にわたって貼着さ
れていると、TCP間の間隔の部分が無駄になるだけで
なく、粘着性があることから、TCPを所定の位置に載
置した状態で、熱圧着部材を用いてTCPを熱圧着する
際に、熱圧着部材にACFを構成する粘着性のあるバイ
ンダ樹脂が付着する等といった問題点がある。
【0006】以上の点から、各TCPが載置される部位
のみにACFを配するために、ACFテープをTCPの
長さ毎に切断して、所要の個所に貼着するようにするこ
とも可能である。しかしながら、このようにすると、A
CFテープを貼着した後、セパレータ紙を剥離する作業
が極めて面倒になり、剥離に多大の時間を要する等とい
った問題点もある。
【0007】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするとろこは、ACFを基板に貼着
する際に、ACFの貼着と、セパレータ紙の剥離とを一
連の動作で、自動的に行えるようになし、基板に必要な
箇所に必要な長さのACFを容易に貼着できるようにす
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、液晶セルを搬送する搬送部材と、A
CFテープをセパレータ紙側から基板に押圧する加圧ロ
ーラと、基板の加圧ローラの当接部とは反対側の面に当
接する受けローラと、ACFテープの走行経路における
加圧ローラの位置より下流側の位置に配置され、ACF
が剥離されたセパレータ紙の表面側に当接する剥離ピン
と、この剥離ピンの配置部より下流側に配置され、AC
Fを基板に貼着した後のセパレータ紙を搬送する送りロ
ーラとを備える構成としたことをその特徴とするもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】ACFテープは予め定寸毎に所定
の長さ分だけACFの欠落部を設けておく。このACF
の欠落部は、ACFテープの製造段階で行っても良い
が、基板への貼着前の段階で部分的にACFを剥離する
ようにすることもできる。ACFテープにおけるACF
の欠落部からACFが積層されている部位の直前の位置
を加圧ローラと対面させた状態で、この加圧ローラによ
りACFテープの裏面、即ちセパレータ紙に押し付け力
を作用させて、ACFを基板に圧接させる。また、加圧
ローラと対向するように、基板の裏面側に受けローラを
当接させる。これにより、ACFが基板に圧着される。
【0010】基板が載置されている搬送部材を作動させ
ることによって、基板が移動することになり、これと共
に加圧ローラ及び受けローラが基板に沿って転動するこ
とにより回転する。そして、送りローラによりACFテ
ープを引き出すように送るようにする。しかも、このA
CFテープの送り方向における加圧ローラの配設位置よ
り下流側には、剥離ピンが配置されているので、加圧ロ
ーラで基板に押し付けられたACFテープは、加圧ロー
ラより下流側の部位で基板から離間させようとする力が
働く。これにより、加圧ローラによりACFが基板に圧
着された後に、セパレータ紙が剥離ピンにより持ち上げ
られるようにしてACFが剥離される。ここで、ACF
を貼着した後のセパレータ紙を回収するに当っては、張
力が生じたり、また弛んだりすることなく円滑に回収す
る必要がある。このためには、搬送部材による基板の搬
送速度と送りローラによるACFテープの基板の移動を
一致させるようにする。このためには、送りローラに駆
動モータを接続する場合には、このモータによる送り速
度を基板の搬送速度と一致させるか、または受けローラ
から基板の移動量を検出して、この基板の移動量と同じ
速度でセパレータ紙を引き出すようにすれば良い。そし
て、ACFテープにおいて、次のACFの欠落部が加圧
ローラの位置を通過すると、ACFは完全にセパレータ
紙から剥離されて、基板に貼着される。
【0011】前述のようにしてACFが基板に貼着され
るが、基板に所定の間隔を置いて、複数箇所にACFを
貼着する場合がある。この場合には、所定のACF貼着
部位から次の貼着部位に移行するまでの間隔分だけ、A
CFの欠落部を設けておき、加圧ローラ及び受けローラ
を基板に当接させたまま基板を移動させれば良い。ただ
し、ACFの欠落部の間隔が基板におけるACF貼着部
位の間隔より短い場合には、1つの箇所にACFを貼着
した後に、加圧ローラ及び受けローラを基板から離間さ
せて、基板を単独で移動させるようにする。従って、こ
の場合には、加圧ローラ及び受けローラは、基板に接離
可能な構成とする。これによって、基板には、必要な箇
所において、必要な長さのACFを貼着できる。
【0012】剥離ピンはセパレータ紙を持ち上げるよう
にして、それからACFを剥離するものである。セパレ
ータ紙において、ACFの欠落部からACFの積層部に
移行する端部、即ちACFの先端部分は容易に剥離でき
る。しかしながら、ACFの積層部から次のACFの欠
落部に移行する部位、即ち後端部においては、剥離ピン
と加圧ローラとの位置関係等によっては、確実にACF
の剥離を行えないことがある。そこで、ACFの端部を
加圧ローラで圧着させた後、この加圧ローラを基板から
離間させる際に、剥離ピンを持ち上げるようにすれば、
セパレータ紙からのACFの剥離をより確実に行える。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。まず、図1に液晶パネルの外観を、また図2に下
基板へのTCPの搭載部の断面を、さらに図3にはAC
Fテープの構成を示す。
【0014】液晶セル1は、図1から明らかなように、
それぞれ透明板からなる下基板2と上基板3とから構成
され、これら両基板2,3は相互に重ね合わされて、そ
の間に液晶が封入される。そして、下基板2は上基板3
より大きなサイズを有し、下基板2の3辺(または4
辺)の部分は、所定の幅分だけ上基板3が露出してい
る。この下基板2が露出している部位には、リードパタ
ーンが印刷手段等により設けられている。このリードパ
ターンは所定の数だけ群としたリード群4となってお
り、このリード群4は下基板2の各辺において、所定の
間隔を置いて複数群設けられている。
【0015】TCP5はリード群4の部位に搭載され
る。TCP5は、フレキシブル基板5aを有し、このフ
レキシブル基板5aには、ドライバIC6が装着され、
またこのドライバIC6からはインナリード群7及びア
ウタリード群8がそれぞれ引き出されている。TCP5
は、インナリード群7を構成する各リードが下基板2の
リード群4を構成する各リードと接続されるようにして
搭載される。また、TCP5には、図示は省略するが、
さらにそのアウタリード群8側にコントロール基板が接
続される。
【0016】下基板2のリード群4を構成する各リード
に、インナリード群7を構成する各リードを電気的に接
続した状態にしてTCP5を搭載するために、ACF9
が用いられる。このACF9は、図2に示したように、
電気絶縁性を有するバインダ樹脂9a内に導電粒子9b
を均一に分散させたものであって、リード群4を構成す
るリード4aとインナリード群7におけるリード7aと
が導電粒子9bを介して電気的に接続される。従って、
TCP5をTAB搭載するに当っては、まずACF9を
下基板2に貼着しておき、このACF9上にTCP5を
位置合わせした状態で重ね合わせて、熱圧着されること
になる。
【0017】ACF9は、その表裏両面に粘着性がある
ことから、図3に示したように、台紙となるセパレータ
紙10に積層させたACFテープ11となし、このAC
Fテープ11から、各リード群4の上の部位に押し付け
て、セパレータ紙10を剥離させることによって、AC
F9が下基板2の所定の位置に貼着される。そして、こ
のACF9は、下基板2にTCP5が重ね合わされる部
位に限定して貼着されるようになっていなければならな
い。このACF9を貼着するために、図4に示したAC
F貼着装置が用いられる。
【0018】ACF貼着装置は、ACFテープ11を供
給する供給リール20を有し、この供給リール20から
送り出されるACFテープ11は、ハーフカット部21
において、下基板2にTCP5が重ね合わされる長さ毎
に、ACF9の部位が定寸ずつカットされて、液晶セル
1に貼着されるACF貼着部22に送り込まれて、ハー
フカット部21でカットされた長さ分のACF9が下基
板2のリード群4を設けた部位に貼着される。しかも、
このハーフカットされる部分においては、所定の幅のA
CF欠落部を形成して、この部位ではセパレータ紙10
が露出した状態にする。
【0019】そして、ACF貼着部22の下流側には、
駆動ローラ23aとピンチローラ23bとからなる送り
ローラ23が設けられており、この送りローラ23にお
ける駆動ローラ23aを回転駆動することにより、AC
Fテープ11を走行させるようにしている。また、供給
リール20から送りローラ23までの間には、適宜の個
所に複数のガイドローラ24が設けられている。さら
に、送りローラ23の下流側では、ACF9を貼着した
後のセパレータ紙10を回収する回収部25が設けられ
ている。
【0020】そこで、まずACFテープ11を定寸毎に
ハーフカット状態に切断するためのハーフカット部21
の構成について説明する。このハーフカット部21は、
固定ガイド部材30と、カッタユニット31と、剥離機
構32とから構成される。固定ガイド部材30は、AC
Fテープ11をガイドするためのものであって、この固
定ガイド部材30にはACFテープ11のセパレータ紙
10が摺接しながら走行することになる。ここで、固定
ガイド部材30は、ACFテープ11の走行方向に所定
の長さを有し、図5に示したように、中央部にACFテ
ープ11の幅より僅かに広い幅の凹部からなるガイド部
30aが形成されており、このガイド部30aの両側に
はカッタ受け部30bが形成されている。このガイド部
30aとカッタ受け部30bとの間の段差は、ACFテ
ープ11におけるセパレータ紙10の厚みより小さい寸
法となっている。
【0021】カッタユニット31は、図6及び図7に示
したように、ACFテープ11の走行経路において、固
定ガイド部材30に対面する位置に設けたユニット本体
33に上下一対のカッタ34,34を装着してなるもの
である。両カッタ34は、固定ガイド部材30のガイド
部30aの幅より長い寸法を有するものであり、それぞ
れカッタホルダ35に着脱可能に装着されており、これ
らカッタホルダ35にはスライドブロック36に連結さ
れている。スライドブロック36は、ユニット本体33
に設けたガイドレール37に係合しており、このガイド
レール37に沿って往復移動可能となっている。そし
て、スライドブロック36にはばね38が作用してお
り、これによりカッタ34はユニット本体33から突出
して、固定ガイド部材30のカッタ受け部30bに当接
する方向に付勢されている。
【0022】ユニット本体33には、シリンダ39が付
設されており、このシリンダ39のロッド39aの先端
には押動板39bが連結されている。一方、両スライド
ブロック36には作動板片40が連設されており、押動
板39bはこれら作動板片40に当接して、シリンダ3
9のロッド39bを縮小させることによって、両スライ
ドブロック39をばね38の付勢力に抗して固定ガイド
部材30から離間させる方向に変位させるようになって
いる。
【0023】そして、シリンダ39のロッド39aを伸
長させると、両スライドブロック36に対する規制が解
除されることになり、この結果ばね38の付勢力によっ
て両スライドブロック36がACFテープ11をガイド
する固定ガイド部材30に向けて変位して、カッタ34
がACFテープ11に当接して、その刃先34aによっ
て、このACFテープ11がその走行方向前後2箇所カ
ットされる。ここで、図5に仮想線で示したように、カ
ッタ34の刃先34aは固定ガイド部材30のカッタ受
け部30bまでしか前進できず、このカッタ受け部30
bと、セパレータ紙10が摺接しているガイド部30a
との間には、セパレータ紙10の厚みを越えない段差が
あるので、ACFテープ11は、ACF9の部分だけが
切断され、セパレータ紙10は非切断状態のハーフカッ
ト状態になる。
【0024】さらに、剥離機構32としては、表面が粘
着面となった剥離テープ41が用いられる。この剥離テ
ープ41は、図7に示したように、供給リール42から
両カッタ34間の部位に挿通され、モータ43により回
転駆動される巻き取りリール44に巻き取られるが、そ
の間には、複数のガイドローラ45によりガイドされて
いる。そして、両カッタ34間の部位では、剥離テープ
41はその粘着面がACFテープ11に向いており、こ
の剥離テープ41の後方位置にはプッシャ46が配置さ
れている。プッシャ46はユニット本体33のスライド
ガイド部33aを貫通して延び、その端部には連結板4
7が取り付けられており、この連結板47はシリンダ4
8のロッド48aに連結されている。従って、ロッド4
8aを伸長させると、プッシャ46の先端はカッタ34
より奥側に引っ込んだ退避位置に配置され、ロッド48
aを縮小させると、プッシャ46が突出して、剥離テー
プ41をACFテープ11のACFに押し付ける作動位
置に変位する。
【0025】ACFテープ11は、以上のようにして定
寸毎にACF9が前後2箇所ハーフカットされ、かつこ
の2箇所のカットライン間のACF9が剥離されて、A
CF欠落部49が形成される。このような処理を行った
ACFテープ11は、ACF貼着部22に移行して、液
晶セル1の下基板2において、リード群4毎に所定の間
隔を置いた状態でACF9をセパレータ紙10から剥離
して貼着される。そこで、以下において、ACF貼着部
22の構成について説明する。
【0026】図4において、50は液晶セル1を位置決
めした状態に載置されて搬送する搬送手段としての搬送
台であって、この搬送台50は、図示しない駆動手段、
例えばボールねじ送り手段等によって、所定のピッチ毎
に間欠搬送されるようになっている。この搬送台50に
載置された液晶セル1において、その下基板2のリード
群4を設けた部位に上下に対面するように加圧ローラ5
1と受けローラ52とが配置されている。これら加圧ロ
ーラ51及び受けローラ52は、図9に示したように、
それぞれ軸受ブロック53,54に回転自在に支承され
ており、これら軸受ブロック53,54はガイド部材5
5に沿って摺動可能となっており、かつそれぞれシリン
ダ56,57により相互に近接・離間する方向に移動で
きるようになっている。これによって、加圧ローラ51
及び受けローラ52は、それぞれ下基板2の表裏両面に
おける同じ位置に接離できるようになる。
【0027】ACFテープ11の走行方向において、加
圧ローラ51の配設位置より下流側において、下基板2
とACFテープ11の走行経路との間の部位には、剥離
ピン58が設けられており、この剥離ピン58は揺動ア
ーム59に取り付けられている。揺動アーム59はロー
タリアクチュエータ60に揺動可能に連結されている。
これによって、揺動アーム59は鉛直状態に保持されて
いる。そして、ロータリアクチュエータ60を作動させ
ると、揺動アーム59が揺動して、剥離ピン58は上方
に回動変位するようになる。
【0028】送りローラ23を構成する駆動ローラ23
aは2系統の駆動系により回転駆動されるようになって
いる。まず、第1の駆動系は、駆動ローラ23に接続し
たモータ61であり、このモータ61はワンウエイクラ
ッチ(図示せず)を介して駆動ローラ23aと接続され
ている。そして、第2の駆動系は、この駆動ローラ23
aと受けローラ52との間に巻回して設けた伝達手段と
してのタイミングベルト62である。ここで、タイミン
グベルト62によって、下基板2の送り量が駆動ローラ
23に伝達されて、この下基板2の送り量に等しい長さ
だけACFテープ11を送るように送りローラ23が回
転することになる。このためには、受けローラ52と駆
動ローラ23aとの半径を同じにするか、または半径が
異なる場合には、受けローラ52及び駆動ローラ23a
において、それぞれタイミングベルト62が巻回される
プーリの半径の比がローラの半径との逆の比率となるよ
うに設定しておく。なお、この送りローラ23の駆動ロ
ーラ23aをモータのみにより駆動する場合には、この
駆動ローラ23aによるACFテープ11の送り速度
は、搬送台50による下基板2の送り速度と正確に一致
するように調整しておく。
【0029】ACF貼着部22は以上のように構成され
るものであって、このように構成することによって、下
基板2において、TCP5が重ね合わされる部位毎にA
CF9を貼着できるようになる。
【0030】即ち、まず、図4に示したように、ACF
テープ11において、ACF欠落部49が加圧ローラ5
1の部位に位置するようにセットする。この状態では、
加圧ローラ51及び受けローラ52は下基板2から離間
させておく。なお、この図4では、ACFテープ11の
走行経路において、ACF欠落部49から下流側の部位
では、ACF9が完全に剥離されているが、これは前の
段階でACF9の下基板2への貼着が行われたことを示
すものである。そして、ハーフカット部21によりAC
F9のカット及び剥離が行われるのは、ACF貼着部2
1がこの状態の時であり、この状態ではACFテープ1
1の送りは停止されている。
【0031】この状態から、図10に示したように、ま
ずシリンダ57を作動させて、軸受ブロック54を上昇
させることによって、受けローラ51を下基板2の下面
に当接させる。ここで、受けローラ51と送りローラ2
3における駆動ローラ23aとの間にタイミングベルト
62が巻回して設けられており、受けローラ51を直線
的に移動させると、タイミングベルト62の張力が変化
するが、これを防止するには、張力調整用のローラ等の
手段を設けるか、または受けローラ51を駆動ローラ2
3aの回転中心を中心として回動させるように動作させ
れば良い。
【0032】次に、図11に示したように、加圧ローラ
51を下降させることによって、ACFテープ11を下
基板2に押し付けて、シリンダ56により、またはばね
等の付勢手段やウエイト等によって、所定の加圧力を作
用させる。ここで、ACFテープ11におけるACF欠
落部49からACF9の積層部に至る直前の部位に加圧
ローラ51が当接するようにACFテープ11と加圧ロ
ーラ51との位置調整を行っておく。
【0033】この状態で、図12に示したように、搬送
台50を作動させることによって、下基板2を図中の矢
印方向に移動させる。これによって、加圧ローラ51は
ACFテープ11をセパレータ紙10の裏面側から押し
付けることになって、ACF9が下基板2に圧着され
る。なお、加圧ローラ51を加熱状態にしておけば、A
CF9はこの加圧ローラ51の熱により下基板2に熱圧
着される。そして、下基板2の移動と共に加圧ローラ5
1はセパレータ紙10上を転動すると共に、下基板2の
裏面側に当接している受けローラ52も転動するから、
この受けローラ52の回転がタイミングベルト62を介
して送りローラ23の駆動ローラ23aに伝達されて、
ACFテープ11(実際においては、ACF9が剥離さ
れた後のセパレータ紙10)が送られる。そして、タイ
ミングベルト62によって、下基板2の移動量と送りロ
ーラ23によるACFテープ11の送り長さと一致して
いるから、下基板2の移動と同期して、ACF9を剥離
したセパレータ紙10が回収部25に送り出される。こ
の結果、ACF9が剥離された後のセパレータ紙10に
余分な張力が作用したり、また弛んだりするおそれはな
い。
【0034】ここで、加圧ローラ51の下流側におい
て、セパレータ紙10の表面側、即ちACF9が積層さ
れていた側に剥離ピン58が当接し、しかもこの剥離ピ
ン58は下基板2の上方に位置しており、加圧ローラ5
1により下基板2に圧着された直後の位置において、剥
離ピン58によりセパレータ紙10が持ち上げられるよ
うになるから、この剥離ピン58によってセパレータ紙
10がACF10から剥離される。
【0035】加圧ローラ51の押し付け部がACFテー
プ11において、次のACF剥離部49を通過した直後
の位置にまで下基板2が移動すると、図13に示したよ
うに、搬送台50による液晶セル1の搬送を停止し、受
けローラ52を下降させ、加圧ローラ51を上昇させる
ことによって、これら両ローラ51,52を下基板2か
ら離間させる。勿論、下基板2の停止により送りローラ
23も停止するから、ACFテープ11がその位置で停
止した状態に保たれる。これによって、下基板2の所要
の個所に、所要の長さ分だけACF9が貼着される。
【0036】ただし、剥離ピン58は、加圧ローラ51
より下流側に位置しているから、この剥離ピン58によ
るセパレータ紙10の剥離は、ACF欠落部49の手前
の位置までしか行われない。このために、セパレータ紙
10とACF9の端部近傍が非剥離状態となるおそれが
ある。そこで、加圧ローラ51の上昇に連動し、または
加圧ローラ51の上昇後に、ロータリアクチュエータ6
0を作動させて、剥離ピン58を回動させることによ
り、この剥離ピン58が上昇することになって、セパレ
ータ紙10を強制的に持ち上げるようになり、ACF9
が完全に剥離される。
【0037】この後に、ロータリアクチュエータ60を
作動させて、揺動アーム59を鉛直状態に戻すことによ
って、次のACF9の貼着が可能な状態に復帰する。な
お、ACFテープ11が停止されている時に、ハーフカ
ット部21のカッタ34及びプッシャ46が作動して、
ACF欠落部49の形成が行われる。
【0038】ここで、ACF欠落部49は、ACFテー
プ11からACF9を除去するものであるから、ACF
9の無駄をできるだけ少なくする必要がある。加圧ロー
ラ51は、下基板2にACFテープ11を押し付ける際
に、完全な線接触ではなく、ある程度の幅をもって接触
することになる。従って、ACF欠落部49の幅は、少
なくとも加圧ローラ51の押し付け時における接触部の
幅より大きくしなければならない。そこで、この条件を
満たし、かつACF欠落部の幅をできるだけ短くしてお
けば、ACF9の無駄を最小限に抑制できる。
【0039】前述したように、下基板2の所定の位置に
ACF9が貼着されると、搬送台50を変位させて、下
基板2における次のACF貼着部(図13に仮想線で示
した部位の先端)が加圧ローラ51に対面する部位にま
で移動させる。これにより次の位置でのACF9の貼着
が行われる。ただし、ACF欠落部49の幅によって
は、ACFテープ11の位置も調整しなければならない
場合もある。送りローラ23における駆動ローラ23a
には、ワンウエイクラッチを介してモータ61が接続さ
れているから、このモータ61を作動させて、ACFテ
ープ11の位置調整を行うことができる。
【0040】この状態で、再び前述と同様の動作を行わ
せることによって、下基板2にACF9の貼着が行われ
る。従って、下基板2には、必要な個所に、必要な長さ
分だけのACF9を容易に貼着でき、しかもACF9の
貼着とセパレータ紙10の剥離とを一連の動作で確実に
行うことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、液晶セ
ルを搬送部材で搬送させる間に、受けローラにより基板
の下面に当接させ、かつ加圧ローラによりACFテープ
をセパレータ紙側から基板に押圧させると共に、剥離ピ
ンを設けて、ACFが圧着された後のセパレータ紙を剥
離させるように構成したので、ACFを基板に貼着する
際に、ACFの貼着と、セパレータ紙の剥離とを一連の
動作で、自動的に行えるようになし、基板に必要な箇所
に必要な長さのACFを容易に貼着できる等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶パネルの外観図である。
【図2】液晶セルの下基板へのTCPの搭載部の断面図
である。
【図3】ACFテープの断面図である。
【図4】ACF貼着装置の全体構成を示す説明図であ
る。
【図5】カッタの刃先部分と共に示す固定ガイド部材の
断面図である。
【図6】カッタユニットの断面図である。
【図7】カッタとその駆動機構との構成を示す外観図で
ある。
【図8】剥離機構の構成説明図である。
【図9】ACF貼着部における各機構の構成を示す外観
図である。
【図10】ACF貼着部の第1の作動状態を示す説明図
である。
【図11】ACF貼着部の第2の作動状態を示す説明図
である。
【図12】ACF貼着部の第3の作動状態を示す説明図
である。
【図13】ACF貼着部の第4の作動状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 液晶セル 2 下基板 3 上基板 4 リード群 5 TCP 9 ACF 10 セパレータ紙 11 ACFテープ 21 ハーフカット部 22 ACF貼着部 34 カッタ 41 剥離テープ 46 プッシャ 49 ACF剥離部 50 搬送台 51 加圧ローラ 52 受けローラ 55 ガイド部材 56,57 シリンダ 58 剥離ピン 59 揺動アーム 60 ロータリアクチュエータ 61 モータ 62 タイミングベルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セパレータ紙の表面にACFを積層さ
    せ、定寸毎にACFの欠落部を形成したACFテープを
    搬送する間に、加圧ローラにより液晶セルの基板にAC
    Fを貼着するためのものにおいて、液晶セルを搬送する
    搬送部材と、ACFテープをセパレータ紙側から基板に
    押圧する加圧ローラと、基板の加圧ローラの当接部とは
    反対側の面に当接する受けローラと、ACFテープの走
    行経路における加圧ローラの位置より下流側の位置に配
    置され、ACFが剥離されたセパレータ紙の表面側に当
    接する剥離ピンと、この剥離ピンの配置部より下流側に
    配置され、ACFを基板に貼着した後のセパレータ紙を
    搬送する送りローラとを備える構成としたことを特徴と
    するACF貼着装置。
  2. 【請求項2】 前記送りローラは、液晶セルの移動量と
    等しい長さだけセパレータ紙を送り出すように送りロー
    ラを駆動する構成としたことを特徴とする請求項1記載
    のACF貼着装置。
  3. 【請求項3】 前記加圧ローラ及び受けローラは、前記
    基板に接離可能な構成としたことを特徴とする請求項1
    記載のACF貼着装置。
  4. 【請求項4】 前記剥離ピンはACFの貼着端位置で持
    ち上がる方向に変位可能な構成としたことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のACF貼着装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008004884A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Shibaura Mechatronics Corp 粘着性テープの貼着装置及び貼着方法
CN106395485A (zh) * 2016-11-12 2017-02-15 惠州市恒泰科技股份有限公司 一种分散型胶纸自动贴合机

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