JPH09250350A - 内燃機関における吸気装置 - Google Patents
内燃機関における吸気装置Info
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- JPH09250350A JPH09250350A JP5885596A JP5885596A JPH09250350A JP H09250350 A JPH09250350 A JP H09250350A JP 5885596 A JP5885596 A JP 5885596A JP 5885596 A JP5885596 A JP 5885596A JP H09250350 A JPH09250350 A JP H09250350A
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- Japan
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- intake
- body case
- main body
- combustion engine
- internal combustion
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアクリーナからの吸気を多気筒内燃機関1
における各気筒2に分配するための吸気装置を、吸気抵
抗の増大を招来することなく、小型・軽量化すると共
に、この吸気装置に気化器又はスロットルボデーを取付
けた場合の支持機構を簡単化する。 【手段】 シリンダヘッド4の側面4aに、ボックス型
に構成した本体ケース6を、当該本体ケース内に各気筒
における吸気ポート3の各々が開口するように取付け
て、これに吸気導入口8を設ける一方、前記本体ケース
の内部に、各吸気ポート3ごとに対する吸気管路7を、
当該吸気管路の一端が吸気ポートに連通し、他端が本体
ケース内に開口するように設ける。
における各気筒2に分配するための吸気装置を、吸気抵
抗の増大を招来することなく、小型・軽量化すると共
に、この吸気装置に気化器又はスロットルボデーを取付
けた場合の支持機構を簡単化する。 【手段】 シリンダヘッド4の側面4aに、ボックス型
に構成した本体ケース6を、当該本体ケース内に各気筒
における吸気ポート3の各々が開口するように取付け
て、これに吸気導入口8を設ける一方、前記本体ケース
の内部に、各吸気ポート3ごとに対する吸気管路7を、
当該吸気管路の一端が吸気ポートに連通し、他端が本体
ケース内に開口するように設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関におい
て、エアクリーナからの吸気を、各気筒に分配するため
の吸気装置に関するものである。
て、エアクリーナからの吸気を、各気筒に分配するため
の吸気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吸気装置には、従来から
良く知られらているように、内燃機関における各気筒へ
の吸気管路を、気化器が取付く集合管部から分岐するよ
うに構成したもの(例えば、実開昭61−113932
号公報等参照)と、内燃機関における吸気管路を、スロ
ットルボデーが取付くサージタンクから分岐することに
より、吸気脈動の慣性効果にて過給を図るように構成し
たもの(例えば、実開昭63−170569号公報等参
照)とがある。
良く知られらているように、内燃機関における各気筒へ
の吸気管路を、気化器が取付く集合管部から分岐するよ
うに構成したもの(例えば、実開昭61−113932
号公報等参照)と、内燃機関における吸気管路を、スロ
ットルボデーが取付くサージタンクから分岐することに
より、吸気脈動の慣性効果にて過給を図るように構成し
たもの(例えば、実開昭63−170569号公報等参
照)とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
吸気装置は、各吸気管路が湾曲すると言う複雑な形状で
あることのために、そのいずれも鋳造によって製作しな
ければならないから、重量が大幅に嵩むとと共に、大型
化で、且つ、製造コストが大幅にアップするばかりか、
各吸気管路の内部は、中子型による鋳抜きによって形成
することのために、その内面における表面粗さが粗いか
ら、吸気の流れ抵抗が大きいと言う問題があった。
吸気装置は、各吸気管路が湾曲すると言う複雑な形状で
あることのために、そのいずれも鋳造によって製作しな
ければならないから、重量が大幅に嵩むとと共に、大型
化で、且つ、製造コストが大幅にアップするばかりか、
各吸気管路の内部は、中子型による鋳抜きによって形成
することのために、その内面における表面粗さが粗いか
ら、吸気の流れ抵抗が大きいと言う問題があった。
【0004】しかも、これら従来の吸気装置は、各吸気
管路の先端において内燃機関に対して取付ける一方、こ
の各吸気管路が分岐する集合管部又はサージタンクに、
可成りの重量を有する気化器又はスロットルボデーを取
付けると言う構成にしていることにより、前記集合管部
又はサージタンクに取付けた気化器又はスロットルボデ
ーが大きく振動することになるから、例えば、実開平1
−99965号公報等に記載されているように、前記集
合管部及びサージタンクのうちいずれか一方、又は気化
器及びスロットルボデーのうちいずれか一方を、内燃機
関等に対して相当頑丈なステー部材を介して支持するよ
うに構成しなければならない点も問題であった。
管路の先端において内燃機関に対して取付ける一方、こ
の各吸気管路が分岐する集合管部又はサージタンクに、
可成りの重量を有する気化器又はスロットルボデーを取
付けると言う構成にしていることにより、前記集合管部
又はサージタンクに取付けた気化器又はスロットルボデ
ーが大きく振動することになるから、例えば、実開平1
−99965号公報等に記載されているように、前記集
合管部及びサージタンクのうちいずれか一方、又は気化
器及びスロットルボデーのうちいずれか一方を、内燃機
関等に対して相当頑丈なステー部材を介して支持するよ
うに構成しなければならない点も問題であった。
【0005】その上、従来の慣性過給式吸気装置におい
て、その吸気脈動の慣性効果による過給特性は、各吸気
管路における内径寸法及び長さ寸法、並びにサージタン
クの内容積によって決まることにより、内燃機関におい
て必要するエンジントルク特性を前記した慣性過給によ
って得るためには、前記各吸気管路における内径寸法及
び長さ寸法、並びにサージタンクの内容積を、必要とす
るエンジントルク特性に合わせて、その都度設定するよ
うにしなければならず、換言すると、エンジントルク特
性を変更するには、吸気装置における外観の寸法形状を
代えるようにしなればならないから、外観の寸法形状を
一つに設定した吸気装置を、異なった複数のエンジント
ルク特性について共通化を図ることができないのであっ
た。
て、その吸気脈動の慣性効果による過給特性は、各吸気
管路における内径寸法及び長さ寸法、並びにサージタン
クの内容積によって決まることにより、内燃機関におい
て必要するエンジントルク特性を前記した慣性過給によ
って得るためには、前記各吸気管路における内径寸法及
び長さ寸法、並びにサージタンクの内容積を、必要とす
るエンジントルク特性に合わせて、その都度設定するよ
うにしなければならず、換言すると、エンジントルク特
性を変更するには、吸気装置における外観の寸法形状を
代えるようにしなればならないから、外観の寸法形状を
一つに設定した吸気装置を、異なった複数のエンジント
ルク特性について共通化を図ることができないのであっ
た。
【0006】本発明は、これらの問題を解消した吸気装
置を提供することを技術的課題とするものである。
置を提供することを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「多気筒内燃機関のシリンダヘッドに
おける吸気ポート側の側面に、気筒列の方向に延びるよ
うにボックス型に構成した本体ケースを、当該ボックス
型本体ケース内に各気筒における吸気ポートの各々が開
口するように取付けて、この本体ケースに、吸気導入口
を設ける一方、前記本体ケースの内部に、各吸気ポート
ごとに対する吸気管路を、当該吸気管路の一端が吸気ポ
ートに連通し、他端が本体ケース内に開口するように設
ける。」と言う構成にした。
るため本発明は、「多気筒内燃機関のシリンダヘッドに
おける吸気ポート側の側面に、気筒列の方向に延びるよ
うにボックス型に構成した本体ケースを、当該ボックス
型本体ケース内に各気筒における吸気ポートの各々が開
口するように取付けて、この本体ケースに、吸気導入口
を設ける一方、前記本体ケースの内部に、各吸気ポート
ごとに対する吸気管路を、当該吸気管路の一端が吸気ポ
ートに連通し、他端が本体ケース内に開口するように設
ける。」と言う構成にした。
【0008】
【発明の作用・効果】このように構成した吸気装置は、
基本的には、内燃機関のシリンダヘッドにおける長手側
面に、吸気導入口を有するボックス型の本体ケースを取
付け、このボックス型本体ケース内に、各気筒への吸気
管路を設けた構造であるから、前記従来における吸気装
置のように、各吸気管路を集合管部又はサージタンクか
ら分岐したものに比べて、大幅に小型・軽量化できるの
である。
基本的には、内燃機関のシリンダヘッドにおける長手側
面に、吸気導入口を有するボックス型の本体ケースを取
付け、このボックス型本体ケース内に、各気筒への吸気
管路を設けた構造であるから、前記従来における吸気装
置のように、各吸気管路を集合管部又はサージタンクか
ら分岐したものに比べて、大幅に小型・軽量化できるの
である。
【0009】しかも、前記のように構成したことによ
り、ボックス型本体ケースは、その形状が簡単になっ
て、軽合金によるダイキャストにて容易に製作すること
ができる一方、各吸気管路は、金属パイプ製又は合成樹
脂製にすることができて、鋳造製にする必要がないか
ら、製造コストを大幅に低減できると共に、各吸気管路
内における吸気の流れ抵抗を大幅に低減できて各気筒へ
の吸気の充填効率を向上できるのである。
り、ボックス型本体ケースは、その形状が簡単になっ
て、軽合金によるダイキャストにて容易に製作すること
ができる一方、各吸気管路は、金属パイプ製又は合成樹
脂製にすることができて、鋳造製にする必要がないか
ら、製造コストを大幅に低減できると共に、各吸気管路
内における吸気の流れ抵抗を大幅に低減できて各気筒へ
の吸気の充填効率を向上できるのである。
【0010】その上、基本的には、内燃機関のシリンダ
ヘッドにおける長手側面に、吸気導入口を有するボック
ス型の本体ケースを取付けた形態であることにより、こ
のボックス型本体ケースにおける吸気導入口に気化器又
はスロットルボデーを取付けた場合に、この気化器又は
スロットルボデーを、前記ボックス型本体ケースにて強
固に支持することができるから、従来のように、集合管
部及びサージタンクのうちいずれか一方又は気化器及び
スロットルボデーのうちいずれか一方を内燃機関等に対
して支持するためのステー部材を廃止することができる
か、或いは、このステー部材を設けるにしても、当該ス
テー部材を可成り簡単なものに構成することができるの
である。
ヘッドにおける長手側面に、吸気導入口を有するボック
ス型の本体ケースを取付けた形態であることにより、こ
のボックス型本体ケースにおける吸気導入口に気化器又
はスロットルボデーを取付けた場合に、この気化器又は
スロットルボデーを、前記ボックス型本体ケースにて強
固に支持することができるから、従来のように、集合管
部及びサージタンクのうちいずれか一方又は気化器及び
スロットルボデーのうちいずれか一方を内燃機関等に対
して支持するためのステー部材を廃止することができる
か、或いは、このステー部材を設けるにしても、当該ス
テー部材を可成り簡単なものに構成することができるの
である。
【0011】加えて、各気筒への吸気管路を、ボックス
型本体ケース内に設けたことにより、この各吸気管路の
内径寸法及び長さ寸法を、前記本体ケースにおける外形
寸法を変更することなく、任意に変更することができる
から、吸気装置における外観の寸法形状を変更すること
なく、慣性効果の過給にて得ることができるエンジント
ルク特性を変更することができるのである。
型本体ケース内に設けたことにより、この各吸気管路の
内径寸法及び長さ寸法を、前記本体ケースにおける外形
寸法を変更することなく、任意に変更することができる
から、吸気装置における外観の寸法形状を変更すること
なく、慣性効果の過給にて得ることができるエンジント
ルク特性を変更することができるのである。
【0012】特に、「請求項2」に記載したように、各
吸気管路における本体ケース内への開口部を、ラッパ状
の拡大部に形成することにより、吸気が各吸気管路内に
流入するときの流れ抵抗を低減できるから、各気筒への
吸気の充填効率を更に向上できるのである。また、「請
求項3」に記載したように、本体ケース内に、その内部
を前記吸気導入口が連通すると共に前記各吸気管路が開
口する第1室と、これ以外の部分の第2室とを区画する
ための仕切り板を設けることにより、前記第1室をサー
ジタンクにすることができると共に、その内容積を、前
記仕切り板によって任意に設定することができるから、
吸気装置における外観の寸法形状を変更することなく、
慣性効果の過給にて得ることができるエンジントルク特
性を変更することを、より効果的に達成できるのであ
る。
吸気管路における本体ケース内への開口部を、ラッパ状
の拡大部に形成することにより、吸気が各吸気管路内に
流入するときの流れ抵抗を低減できるから、各気筒への
吸気の充填効率を更に向上できるのである。また、「請
求項3」に記載したように、本体ケース内に、その内部
を前記吸気導入口が連通すると共に前記各吸気管路が開
口する第1室と、これ以外の部分の第2室とを区画する
ための仕切り板を設けることにより、前記第1室をサー
ジタンクにすることができると共に、その内容積を、前
記仕切り板によって任意に設定することができるから、
吸気装置における外観の寸法形状を変更することなく、
慣性効果の過給にて得ることができるエンジントルク特
性を変更することを、より効果的に達成できるのであ
る。
【0013】更にまた、「請求項4」に記載したよう
に、前記「請求項3」における仕切り板に、第1室と第
2室とを連通する連通孔を設けることにより、第2室を
第1室に対する吸気脈動の共鳴室にすることができるか
ら、吸気脈動の慣性効果による過給をより向上すること
ができるのである。
に、前記「請求項3」における仕切り板に、第1室と第
2室とを連通する連通孔を設けることにより、第2室を
第1室に対する吸気脈動の共鳴室にすることができるか
ら、吸気脈動の慣性効果による過給をより向上すること
ができるのである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面について説明する。図において符号1は、四つの気筒
2を備えた多気筒内燃機関を示し、この内燃機関1の各
気筒2への吸気ポート3は、当該内燃機関1のシリンダ
ヘッド4における長手側面4aに、一列に並んで開口し
ている。
面について説明する。図において符号1は、四つの気筒
2を備えた多気筒内燃機関を示し、この内燃機関1の各
気筒2への吸気ポート3は、当該内燃機関1のシリンダ
ヘッド4における長手側面4aに、一列に並んで開口し
ている。
【0015】符号5は、前記内燃機関1に対する吸気装
置を示し、この吸気装置5は、前記各吸気ポート3の列
方向に延びるように長いボックス型に構成した本体ケー
ス6を備え、この本体ケース6内に、前記各気筒2にお
ける吸気ポート3の吸気管路7を設けたものに構成され
ている。すなわち、前記ボックス型の本体ケース6は、
アルミ等の軽合金によるダイキャスト製であり、その一
端部の側面に吸気導入口8を一体的に設けて、この吸気
導入口8に、スロットルボデー17又は気化器を取付け
るように構成され、且つ、その外側面には、補強用のリ
ブ9が一体的に設けられている。しかも、この本体ケー
ス6は、前記シリンダヘッド4における長手側面4aに
対して、当該長手側面4aに開口する各吸気ポート3の
全体を覆うように装着したのち、その外周面に一体的に
設けたフランジ部10を複数本のボルト18にて締結す
ることにより取付けるように構成されている。
置を示し、この吸気装置5は、前記各吸気ポート3の列
方向に延びるように長いボックス型に構成した本体ケー
ス6を備え、この本体ケース6内に、前記各気筒2にお
ける吸気ポート3の吸気管路7を設けたものに構成され
ている。すなわち、前記ボックス型の本体ケース6は、
アルミ等の軽合金によるダイキャスト製であり、その一
端部の側面に吸気導入口8を一体的に設けて、この吸気
導入口8に、スロットルボデー17又は気化器を取付け
るように構成され、且つ、その外側面には、補強用のリ
ブ9が一体的に設けられている。しかも、この本体ケー
ス6は、前記シリンダヘッド4における長手側面4aに
対して、当該長手側面4aに開口する各吸気ポート3の
全体を覆うように装着したのち、その外周面に一体的に
設けたフランジ部10を複数本のボルト18にて締結す
ることにより取付けるように構成されている。
【0016】一方、前記各吸気管路7は、耐熱性の合成
樹脂製にて構成され、その一端部は、前記本体ケース6
をシリンダヘッド4における長手側面4aに対して取付
けたときこの長手側面4aに密接するようにした連結板
11にて一体的に連結されると共に、その他端には、ラ
ッパ状の拡大部12を設けて、前記本体ケース6内に開
口するように構成されている。
樹脂製にて構成され、その一端部は、前記本体ケース6
をシリンダヘッド4における長手側面4aに対して取付
けたときこの長手側面4aに密接するようにした連結板
11にて一体的に連結されると共に、その他端には、ラ
ッパ状の拡大部12を設けて、前記本体ケース6内に開
口するように構成されている。
【0017】更に、前記各吸気管路7の中程部には、こ
れらの相互間を連結する仕切り板13を一体的に設け
て、この各吸気管路7を、前記本体ケース6内に挿入し
たとき、前記仕切り板13の周囲が本体ケース6の内周
面に対して、これ以上に奥に入ることがないように接当
することにより、本体ケース6の内部を、前記吸気導入
口8が連通すると共に前記各吸気管路7が開口する第1
室14と、これ以外の部分の第2室15とに区画するよ
うに構成して、この仕切り板13に、前記第1室14と
第2室15とを互いに連通する連通孔16を穿設する。
れらの相互間を連結する仕切り板13を一体的に設け
て、この各吸気管路7を、前記本体ケース6内に挿入し
たとき、前記仕切り板13の周囲が本体ケース6の内周
面に対して、これ以上に奥に入ることがないように接当
することにより、本体ケース6の内部を、前記吸気導入
口8が連通すると共に前記各吸気管路7が開口する第1
室14と、これ以外の部分の第2室15とに区画するよ
うに構成して、この仕切り板13に、前記第1室14と
第2室15とを互いに連通する連通孔16を穿設する。
【0018】なお、前記各吸気管路7は、合成樹脂製に
することに代えて、金属パイプ製にしても良いことは言
うまでもない。このように構成した吸気装置は、基本的
には、内燃機関1のシリンダヘッド4における長手側面
4aに、吸気導入口8を有するボックス型の本体ケース
6を取付け、このボックス型本体ケース6内に、各気筒
2への吸気管路7を設けた構造であるから、前記従来に
おける吸気装置のように、各吸気管路を集合管部又はサ
ージタンクから分岐したものに比べて、大幅に小型・軽
量化できると共に、前記ボックス型本体ケース6におけ
る吸気導入口8に気化器又はスロットルボデー17を取
付けた場合に、この気化器又はスロットルボデー17
を、前記ボックス型本体ケース6を介して内燃機関に対
して強固に支持することができる。
することに代えて、金属パイプ製にしても良いことは言
うまでもない。このように構成した吸気装置は、基本的
には、内燃機関1のシリンダヘッド4における長手側面
4aに、吸気導入口8を有するボックス型の本体ケース
6を取付け、このボックス型本体ケース6内に、各気筒
2への吸気管路7を設けた構造であるから、前記従来に
おける吸気装置のように、各吸気管路を集合管部又はサ
ージタンクから分岐したものに比べて、大幅に小型・軽
量化できると共に、前記ボックス型本体ケース6におけ
る吸気導入口8に気化器又はスロットルボデー17を取
付けた場合に、この気化器又はスロットルボデー17
を、前記ボックス型本体ケース6を介して内燃機関に対
して強固に支持することができる。
【0019】また、前記各吸気管路7を、合成樹脂製又
は金属パイプ製にしたことにより、各吸気管路7内にお
ける吸気の流れ抵抗を大幅に低減できる。更にまた、各
吸気管路7における本体ケース6内への開口部を、ラッ
パ状の拡大部12に形成したことにより、吸気が各吸気
管路7内に流入するときの流れ抵抗を低減できる。
は金属パイプ製にしたことにより、各吸気管路7内にお
ける吸気の流れ抵抗を大幅に低減できる。更にまた、各
吸気管路7における本体ケース6内への開口部を、ラッ
パ状の拡大部12に形成したことにより、吸気が各吸気
管路7内に流入するときの流れ抵抗を低減できる。
【0020】そして、前記本体ケース6の内部を、各吸
気管路7の相互間を連結する仕切り板13にて、第1室
14と、第2室15とに区画したことにより、この第1
室14が、吸気脈動に対するサージタンクとしての作用
を成すのであり、このサージタンクとしての第1室14
における内容積は、前記仕切り板13を設ける位置を吸
気管路7の長手方向に沿って変更することにより、前記
本体ケース6における外観の寸法形状を変更することな
く任意に増減できる。また、前記各吸気管路7における
内径寸法及び長さ寸法も、前記本体ケース6における外
観の寸法形状を変更することなく任意に設定することが
できる。
気管路7の相互間を連結する仕切り板13にて、第1室
14と、第2室15とに区画したことにより、この第1
室14が、吸気脈動に対するサージタンクとしての作用
を成すのであり、このサージタンクとしての第1室14
における内容積は、前記仕切り板13を設ける位置を吸
気管路7の長手方向に沿って変更することにより、前記
本体ケース6における外観の寸法形状を変更することな
く任意に増減できる。また、前記各吸気管路7における
内径寸法及び長さ寸法も、前記本体ケース6における外
観の寸法形状を変更することなく任意に設定することが
できる。
【0021】更に、前記仕切り板13に、連通孔16を
穿設したことにより、前記第2室15を、第1室14に
対する吸気脈動の共鳴室にすることができる。なお、本
体ケース6内に挿入した各吸気管路7の相互間を、本体
ケース6をシリンダヘッド4の長手側面4aに対して取
付けたときこれに密接する連結板11と、本体ケース6
の内周面に対してこれに以上に奥に入ることがないよう
に接当する仕切り板13とによって連結したことによ
り、各吸気管路7を本体ケース6内に挿入するだけで、
各吸気管路7の各々を、吸気ポート3に対して接続でき
ると共に、本体ケース6内に確実に支持することができ
るから、組立容易であると言う利点を有する。
穿設したことにより、前記第2室15を、第1室14に
対する吸気脈動の共鳴室にすることができる。なお、本
体ケース6内に挿入した各吸気管路7の相互間を、本体
ケース6をシリンダヘッド4の長手側面4aに対して取
付けたときこれに密接する連結板11と、本体ケース6
の内周面に対してこれに以上に奥に入ることがないよう
に接当する仕切り板13とによって連結したことによ
り、各吸気管路7を本体ケース6内に挿入するだけで、
各吸気管路7の各々を、吸気ポート3に対して接続でき
ると共に、本体ケース6内に確実に支持することができ
るから、組立容易であると言う利点を有する。
【0022】また、前記各吸気管路7を合成樹脂製にし
たことにより、シリンダヘッド4から各吸気管路7の熱
伝達、ひいては、この各吸気管路7内を流れ吸気への熱
伝達を低減できて、各気筒2に対する吸気の充填効率を
向上できると共に、より軽量化できる利点がある。
たことにより、シリンダヘッド4から各吸気管路7の熱
伝達、ひいては、この各吸気管路7内を流れ吸気への熱
伝達を低減できて、各気筒2に対する吸気の充填効率を
向上できると共に、より軽量化できる利点がある。
【図1】本発明による実施の形態を示す一部切欠平面図
である。
である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】図1のIII −III 視断面図である。
【図4】図1のIV−IV視断面図である。
【図5】吸気管路の斜視図である。
1 内燃機関 2 気筒 3 吸気ポート 4 シリンダヘッド 4a シリンダヘッドの長手側面 5 吸気装置 6 本体ケース 7 吸気管路 8 吸気導入口 11 連結板 12 ラッパ状拡大部 13 仕切り板 14 第1室 15 第2室 16 連通孔 17 スロットルボデー
Claims (4)
- 【請求項1】多気筒内燃機関のシリンダヘッドにおける
吸気ポート側の側面に、気筒列の方向に延びるようにボ
ックス型に形成した本体ケースを、当該ボックス型本体
ケース内に各気筒における吸気ポートの各々が開口する
ように取付けて、この本体ケースに、吸気導入口を設け
る一方、前記本体ケースの内部に、各吸気ポートごとに
対する吸気管路を、当該吸気管路の一端が吸気ポートに
連通し、他端が本体ケース内に開口するように設けたこ
とを特徴とする内燃機関における吸気装置。 - 【請求項2】前記「請求項1」において、前記各吸気管
路における本体ケース内への開口部を、ラッパ状の拡大
部に形成したことを特徴とする内燃機関における吸気装
置。 - 【請求項3】前記「請求項1」において、前記本体ケー
ス内に、その内部を前記吸気導入口が連通すると共に前
記各吸気管路が開口する第1室と、これ以外の部分の第
2室とを区画するための仕切り板を設けたことを特徴と
する内燃機関における吸気装置。 - 【請求項4】前記「請求項3」において、前記仕切り板
に、第1室と第2室とを連通する連通孔を設けたことを
特徴とする内燃機関における吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5885596A JPH09250350A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 内燃機関における吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5885596A JPH09250350A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 内燃機関における吸気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09250350A true JPH09250350A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13096316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5885596A Pending JPH09250350A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 内燃機関における吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09250350A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008108234A1 (ja) | 2007-02-20 | 2008-09-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 内燃機関 |
JP2010084713A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Honda Motor Co Ltd | 多気筒内燃機関の吸気装置 |
JP2010084714A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Honda Motor Co Ltd | 多気筒内燃機関の吸気装置 |
JP2020002919A (ja) * | 2018-06-30 | 2020-01-09 | 株式会社クボタ | エンジンの吸気構造 |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP5885596A patent/JPH09250350A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008108234A1 (ja) | 2007-02-20 | 2008-09-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 内燃機関 |
JP2010084713A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Honda Motor Co Ltd | 多気筒内燃機関の吸気装置 |
JP2010084714A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Honda Motor Co Ltd | 多気筒内燃機関の吸気装置 |
JP2020002919A (ja) * | 2018-06-30 | 2020-01-09 | 株式会社クボタ | エンジンの吸気構造 |
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