JPH09245484A - 半導体メモリ装置 - Google Patents
半導体メモリ装置Info
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- JPH09245484A JPH09245484A JP8047218A JP4721896A JPH09245484A JP H09245484 A JPH09245484 A JP H09245484A JP 8047218 A JP8047218 A JP 8047218A JP 4721896 A JP4721896 A JP 4721896A JP H09245484 A JPH09245484 A JP H09245484A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】チップ面積が増大することなく読みだし動作の
安定化を図ることができる半導体メモリ装置を提供す
る。 【解決手段】強誘電体キャパシタおよびMOSトランジ
スタで構成された複数のメモリセルと、ビット線BL
0,/BL0,BL1,/BL1をデータ線DL0,/
DL0にそれぞれ接続するゲート10,13,14,1
5と、データ線DL0,/DL0にそれぞれ接続された
データ線容量調整用容量Cb0,Cb0Bと、データ線
DL0,/DL0に接続されてデータを増幅するセンス
アンプSAとを備えている。
安定化を図ることができる半導体メモリ装置を提供す
る。 【解決手段】強誘電体キャパシタおよびMOSトランジ
スタで構成された複数のメモリセルと、ビット線BL
0,/BL0,BL1,/BL1をデータ線DL0,/
DL0にそれぞれ接続するゲート10,13,14,1
5と、データ線DL0,/DL0にそれぞれ接続された
データ線容量調整用容量Cb0,Cb0Bと、データ線
DL0,/DL0に接続されてデータを増幅するセンス
アンプSAとを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体メモリ装
置に関するものである。
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリ装置では半導体装置内に形
成されたキャパシタに電荷を蓄積し、その電荷の有無に
よりデータを記憶する方式が主に用いられている(一般
にダイナミック方式メモリ、以下DRAMと呼ぶ)。こ
のキャパシタは、従来、シリコン酸化膜を絶縁膜として
用いている。
成されたキャパシタに電荷を蓄積し、その電荷の有無に
よりデータを記憶する方式が主に用いられている(一般
にダイナミック方式メモリ、以下DRAMと呼ぶ)。こ
のキャパシタは、従来、シリコン酸化膜を絶縁膜として
用いている。
【0003】近年、強誘電体材料をキャパシタの絶縁膜
に用いることにより、記憶データの不揮発性を実現しよ
うとする半導体メモリ装置が発明されている。以下、強
誘電体材料を用いた従来の半導体メモリ装置について説
明する(米国特許第4,873,664 号明細書参照)。図5は
従来の半導体メモリ装置の回路構成図、図6はこの半導
体メモリ装置のセンスアンプ部(SA)90,96を示
す図、図7は従来の半導体メモリ装置の動作タイミング
を示す図、図8は従来の半導体メモリ装置のメモリセル
キャパシタの強誘電体のヒステリシス特性とメモリセル
のデータ読み出しを示す図である。
に用いることにより、記憶データの不揮発性を実現しよ
うとする半導体メモリ装置が発明されている。以下、強
誘電体材料を用いた従来の半導体メモリ装置について説
明する(米国特許第4,873,664 号明細書参照)。図5は
従来の半導体メモリ装置の回路構成図、図6はこの半導
体メモリ装置のセンスアンプ部(SA)90,96を示
す図、図7は従来の半導体メモリ装置の動作タイミング
を示す図、図8は従来の半導体メモリ装置のメモリセル
キャパシタの強誘電体のヒステリシス特性とメモリセル
のデータ読み出しを示す図である。
【0004】図8において、Vr21はメモリセルのデ
ータ読み出し電位差、l1、l2はビット線(BL)の
寄生容量の特性を示す線、A、B、D、E、M21、N
21、O21、P21、Q21はメモリセルのデータ読
み出しを示す図中の点である。図5において、81a〜
81d,81a′〜81d′はメモリセルトランジス
タ、82、84はワード線(WORD)、83a〜83
d,83a′〜83d′は強誘電体膜を用いたメモリセ
ルキャパシタ、86、88、92、94はビット線、9
0、96はセンスアンプ(SA)、98、100はセル
プレート電極(PLATE)、102、104、10
6、108はビット線プリチャージ用トランジスタ、φ
PRECHARGEはビット線プリチャージ制御信号で
ある。
ータ読み出し電位差、l1、l2はビット線(BL)の
寄生容量の特性を示す線、A、B、D、E、M21、N
21、O21、P21、Q21はメモリセルのデータ読
み出しを示す図中の点である。図5において、81a〜
81d,81a′〜81d′はメモリセルトランジス
タ、82、84はワード線(WORD)、83a〜83
d,83a′〜83d′は強誘電体膜を用いたメモリセ
ルキャパシタ、86、88、92、94はビット線、9
0、96はセンスアンプ(SA)、98、100はセル
プレート電極(PLATE)、102、104、10
6、108はビット線プリチャージ用トランジスタ、φ
PRECHARGEはビット線プリチャージ制御信号で
ある。
【0005】図6において、φSENSEはセンスアン
プ制御信号、110、112はPチャネル型MOSトラ
ンジスタ、118、120はNチャネル型MOSトラン
ジスタ、114、116は信号ノードである。図5の従
来の半導体メモリ装置の回路構成は、センスアンプ(S
A)90にビット線(BL)86、88が接続されてい
る。一つのメモリセルを構成する一対の本体メモリセル
キャパシタのうち第1の本体メモリセルキャパシタ83
a′が第1のMOSトランジスタ81a′を介してビッ
ト線86に接続されている。第2の本体メモリセルキャ
パシタ83aが第2のMOSトランジスタ81aを介し
てビット線88に接続されている。第1のMOSトラン
ジスタ81aおよび第2のMOSトランジスタ81a′
のゲートはワード線(WORD)82に接続され、第1
の本体メモリセルキャパシタ83a′および第1の本体
メモリセルキャパシタ83aの第1のMOSトランジス
タ81a′および第2のMOSトランジスタ81aのソ
ースに接続された第1の電極とは反対の第2の電極はセ
ルプレート電極98に接続されている。また、ビット線
86、88は、ゲートがビット線プリチャージ制御信号
φPRECHARGEを入力するMOSトランジスタ1
02、104を介して接地電圧に接続されている。
プ制御信号、110、112はPチャネル型MOSトラ
ンジスタ、118、120はNチャネル型MOSトラン
ジスタ、114、116は信号ノードである。図5の従
来の半導体メモリ装置の回路構成は、センスアンプ(S
A)90にビット線(BL)86、88が接続されてい
る。一つのメモリセルを構成する一対の本体メモリセル
キャパシタのうち第1の本体メモリセルキャパシタ83
a′が第1のMOSトランジスタ81a′を介してビッ
ト線86に接続されている。第2の本体メモリセルキャ
パシタ83aが第2のMOSトランジスタ81aを介し
てビット線88に接続されている。第1のMOSトラン
ジスタ81aおよび第2のMOSトランジスタ81a′
のゲートはワード線(WORD)82に接続され、第1
の本体メモリセルキャパシタ83a′および第1の本体
メモリセルキャパシタ83aの第1のMOSトランジス
タ81a′および第2のMOSトランジスタ81aのソ
ースに接続された第1の電極とは反対の第2の電極はセ
ルプレート電極98に接続されている。また、ビット線
86、88は、ゲートがビット線プリチャージ制御信号
φPRECHARGEを入力するMOSトランジスタ1
02、104を介して接地電圧に接続されている。
【0006】またセンスアンプ96にビット線92,9
4が接続され、ゲートがビット線プリチャージ制御信号
φPRECHARGEを入力するMOSトランジスタ1
06、108を介してビット線92,94が接地電圧に
接続されている。そして、キャパシタ83b,83b′
およびMOSトランジスタ81b,81b′からなるメ
モリセルは図のように前記と同様な構成によりビット線
86,88およびワード線84に接続され、同様にキャ
パシタ83c,83c′およびMOSトランジスタ81
c,81c′からなるメモリセルはビット線92,94
およびワード線82に接続され、キャパシタ83d,8
3d′およびMOSトランジスタ81d,81d′から
なるメモリセルはビット線92,94およびワード線8
4に接続されている。
4が接続され、ゲートがビット線プリチャージ制御信号
φPRECHARGEを入力するMOSトランジスタ1
06、108を介してビット線92,94が接地電圧に
接続されている。そして、キャパシタ83b,83b′
およびMOSトランジスタ81b,81b′からなるメ
モリセルは図のように前記と同様な構成によりビット線
86,88およびワード線84に接続され、同様にキャ
パシタ83c,83c′およびMOSトランジスタ81
c,81c′からなるメモリセルはビット線92,94
およびワード線82に接続され、キャパシタ83d,8
3d′およびMOSトランジスタ81d,81d′から
なるメモリセルはビット線92,94およびワード線8
4に接続されている。
【0007】また、センスアンプ90,96は図6に示
されているように、Nチャネル型MOSトランジスタ1
18のソースが接地電位に、ゲートが信号ノード116
に、ドレインが信号ノード114にそれぞれ接続されて
いる。またPチャネル型MOSトランジスタ110のソ
ースがセンスアンプ制御信号φSENSEに、ゲートが
信号ノード116に、ドレインが信号ノード114にそ
れぞれ接続され、Nチャネル型MOSトランジスタ12
0のソースが接地電圧に、ゲートが信号ノード114
に、ドレインが信号ノード116にそれぞれ接続され、
Pチャネル型MOSトランジスタ112のソースはセン
スアンプ制御信号φSENSEに、ゲートが信号ノード
114に、ドレインが信号ノード116にそれぞれ接続
されている。
されているように、Nチャネル型MOSトランジスタ1
18のソースが接地電位に、ゲートが信号ノード116
に、ドレインが信号ノード114にそれぞれ接続されて
いる。またPチャネル型MOSトランジスタ110のソ
ースがセンスアンプ制御信号φSENSEに、ゲートが
信号ノード116に、ドレインが信号ノード114にそ
れぞれ接続され、Nチャネル型MOSトランジスタ12
0のソースが接地電圧に、ゲートが信号ノード114
に、ドレインが信号ノード116にそれぞれ接続され、
Pチャネル型MOSトランジスタ112のソースはセン
スアンプ制御信号φSENSEに、ゲートが信号ノード
114に、ドレインが信号ノード116にそれぞれ接続
されている。
【0008】このように、図5の従来の半導体メモリ装
置の回路構成は一つのメモリセルが二つのメモリセルキ
ャパシタと二つのMOSトランジスタで構成されてい
る。この二つのメモリセルキャパシタには逆論理電圧を
書き込み、読み出し時にはこの二つのメモリセルキャパ
シタのそれぞれから読み出された電位差をセンスアンプ
で増幅してデータを読み出す。
置の回路構成は一つのメモリセルが二つのメモリセルキ
ャパシタと二つのMOSトランジスタで構成されてい
る。この二つのメモリセルキャパシタには逆論理電圧を
書き込み、読み出し時にはこの二つのメモリセルキャパ
シタのそれぞれから読み出された電位差をセンスアンプ
で増幅してデータを読み出す。
【0009】この従来の半導体メモリ装置の回路の動作
について、図7の動作タイミング図と、図8のメモリセ
ルキャパシタの強誘電体のヒステリシス特性とメモリセ
ルのデータ読み出しを示す図を参照しながら説明する。
図8の強誘電体のヒステリシス特性図で、横軸がメモリ
セルキャパシタにかかる電界で縦軸がそのときの電荷を
示している。強誘電体のキャパシタでは電界が0のとき
でも、点B、点Eのように残留分極が残る。このよう
に、電源がオフした後にも強誘電体のキャパシタに残っ
た残留分極を不揮発性のデータとして利用し、不揮発性
半導体メモリ装置を実現している。メモリセルのデータ
が“1”の場合、第1の本体メモリセルキャパシタ83
a′は図8の点Bの状態であり、第2の本体メモリセル
キャパシタ83aは図8の点Eの状態である。メモリセ
ルのデータが“0”である場合には第1の本体メモリセ
ルキャパシタ83a′は図8の点Eの状態で第2の本体
メモリセルキャパシタ83aは図8の点Bの状態であ
る。
について、図7の動作タイミング図と、図8のメモリセ
ルキャパシタの強誘電体のヒステリシス特性とメモリセ
ルのデータ読み出しを示す図を参照しながら説明する。
図8の強誘電体のヒステリシス特性図で、横軸がメモリ
セルキャパシタにかかる電界で縦軸がそのときの電荷を
示している。強誘電体のキャパシタでは電界が0のとき
でも、点B、点Eのように残留分極が残る。このよう
に、電源がオフした後にも強誘電体のキャパシタに残っ
た残留分極を不揮発性のデータとして利用し、不揮発性
半導体メモリ装置を実現している。メモリセルのデータ
が“1”の場合、第1の本体メモリセルキャパシタ83
a′は図8の点Bの状態であり、第2の本体メモリセル
キャパシタ83aは図8の点Eの状態である。メモリセ
ルのデータが“0”である場合には第1の本体メモリセ
ルキャパシタ83a′は図8の点Eの状態で第2の本体
メモリセルキャパシタ83aは図8の点Bの状態であ
る。
【0010】ここで本体メモリセルのデータを読み出す
ために、初期状態として、ビット線86,88、ワード
線82,84、セルプレート電極98、センスアンプ制
御信号φSENSEは全て論理電圧“L”、ビット線プ
リチャージ制御信号φPRECHARGEは論理電圧
“H”としている。その後図7の時点T1で、ビット線
プリチャージ制御信号φPRECHARGEを論理電圧
“L”とし、ビット線86,88をフローティング状態
とする。次に、図7の時点T2で、ワード線82、セル
プレート電極98を論理電圧“H”とする。ここで、M
OSトランジスタ81a,81a′がオンする。このた
め、本体メモリセルキャパシタ83a,83a′には電
界がかかり、本体メモリセルからビット線86、88に
データが読み出される。
ために、初期状態として、ビット線86,88、ワード
線82,84、セルプレート電極98、センスアンプ制
御信号φSENSEは全て論理電圧“L”、ビット線プ
リチャージ制御信号φPRECHARGEは論理電圧
“H”としている。その後図7の時点T1で、ビット線
プリチャージ制御信号φPRECHARGEを論理電圧
“L”とし、ビット線86,88をフローティング状態
とする。次に、図7の時点T2で、ワード線82、セル
プレート電極98を論理電圧“H”とする。ここで、M
OSトランジスタ81a,81a′がオンする。このた
め、本体メモリセルキャパシタ83a,83a′には電
界がかかり、本体メモリセルからビット線86、88に
データが読み出される。
【0011】このときのビット線86,88に読み出さ
れる電位の電位差について図8を参照しながら説明す
る。図8に示されている線l1、l2はビット線86、
88の寄生容量値で決まる傾きを持つ線である。容量値
が小さくなると傾きの絶対値は小さくなる。読み出され
るデータが“1”のとき、ビット線86には第1の本体
メモリセルキャパシタ83a′からデータが読み出さ
れ、図8の点Bの状態から点O21の状態となる。点O
21はメモリセルキャパシタ83a′に電界をかけた
時、点Bから点Dに向かうヒステリシス曲線と、ワード
線82とセルプレート電極98との論理電圧を“H”と
した時生じる電界の分だけ点Bから横軸に移動した点M
21を通る線l1との交点である。同様に、ビット線8
8には第2の本体メモリセルキャパシタ83aからデー
タが読み出され、図8の点Eの状態から点P21の状態
となる。点P21はメモリセルキャパシタ83aに電界
がかかった時、点Eから点Dに向かうヒステリシス曲線
と、ワード線82とセルプレート電極98との論理電圧
を“H”とした時生じる電界の分だけ点Eから横軸に移
動した点N21を通る線l2との交点である。
れる電位の電位差について図8を参照しながら説明す
る。図8に示されている線l1、l2はビット線86、
88の寄生容量値で決まる傾きを持つ線である。容量値
が小さくなると傾きの絶対値は小さくなる。読み出され
るデータが“1”のとき、ビット線86には第1の本体
メモリセルキャパシタ83a′からデータが読み出さ
れ、図8の点Bの状態から点O21の状態となる。点O
21はメモリセルキャパシタ83a′に電界をかけた
時、点Bから点Dに向かうヒステリシス曲線と、ワード
線82とセルプレート電極98との論理電圧を“H”と
した時生じる電界の分だけ点Bから横軸に移動した点M
21を通る線l1との交点である。同様に、ビット線8
8には第2の本体メモリセルキャパシタ83aからデー
タが読み出され、図8の点Eの状態から点P21の状態
となる。点P21はメモリセルキャパシタ83aに電界
がかかった時、点Eから点Dに向かうヒステリシス曲線
と、ワード線82とセルプレート電極98との論理電圧
を“H”とした時生じる電界の分だけ点Eから横軸に移
動した点N21を通る線l2との交点である。
【0012】ここでビット線86とビット線88に読み
出される電位差は図8の点O21と点P21の電界差で
あるVr21となる。読み出されるデータが“0”のと
きも同様でビット線86とビット線88の状態が逆にな
るだけで読み出される電位差はVr21である。次に図
7の時点T3で、センスアンプ制御信号φSENSEを
論理電圧“H”とし、ビット線86とビット線88に読
み出されたデータをセンスアンプ90で増幅しデータを
読み出す。このセンスアンプ90で増幅すると、ビット
線86の状態は点O21から点Q21になり、ビット線
88の状態は点P21から点Dになる。
出される電位差は図8の点O21と点P21の電界差で
あるVr21となる。読み出されるデータが“0”のと
きも同様でビット線86とビット線88の状態が逆にな
るだけで読み出される電位差はVr21である。次に図
7の時点T3で、センスアンプ制御信号φSENSEを
論理電圧“H”とし、ビット線86とビット線88に読
み出されたデータをセンスアンプ90で増幅しデータを
読み出す。このセンスアンプ90で増幅すると、ビット
線86の状態は点O21から点Q21になり、ビット線
88の状態は点P21から点Dになる。
【0013】次に、データの再書き込み状態として、図
7の時点T4で、セルプレート電極98を論理電圧
“L”とする。このとき、図8において、ビット線86
の状態は点Q21から点Aとなり、ビット線88の状態
は点Dから点Eとなる。次に時点T5で、ワード線82
とセンスアンプ制御信号φSENSEとを論理電圧
“L”にする。その後時点T6で、ビット線プリチャー
ジ制御信号φPRECHARGEを論理電圧“H”と
し、ビット線86,88を論理電圧“L”として初期状
態とする。
7の時点T4で、セルプレート電極98を論理電圧
“L”とする。このとき、図8において、ビット線86
の状態は点Q21から点Aとなり、ビット線88の状態
は点Dから点Eとなる。次に時点T5で、ワード線82
とセンスアンプ制御信号φSENSEとを論理電圧
“L”にする。その後時点T6で、ビット線プリチャー
ジ制御信号φPRECHARGEを論理電圧“H”と
し、ビット線86,88を論理電圧“L”として初期状
態とする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、従来の
構成の半導体メモリ装置では、図8において、ビット線
86,88の寄生容量値が小さくなると線l1、l2の
傾きの絶対値が小さくなる。たとえばビット線の寄生容
量値がほとんど0になると、点O21の位置は点Bに近
づき、点P21の位置は点Eに近づき、ビット線86と
ビット線88とに生じる読み出し電位差Vr21は0に
近づく。このためこの差電位をセンスアンプ90で正確
に増幅することができなくなるという課題があった。
構成の半導体メモリ装置では、図8において、ビット線
86,88の寄生容量値が小さくなると線l1、l2の
傾きの絶対値が小さくなる。たとえばビット線の寄生容
量値がほとんど0になると、点O21の位置は点Bに近
づき、点P21の位置は点Eに近づき、ビット線86と
ビット線88とに生じる読み出し電位差Vr21は0に
近づく。このためこの差電位をセンスアンプ90で正確
に増幅することができなくなるという課題があった。
【0015】この課題を解決するための案として、容量
を稼ぐためにビット線に容量調整用容量を設けることが
提案されている。しかし、強誘電体キャパシタに匹敵す
る容量をビット線対に確保する必要があるため、チップ
面積が増大するという欠点がある。さらに、ゲート容量
で容量調整する場合、信頼性の点から好ましくない。ま
た、ビット線容量が重くなるため、前記した増幅器では
増幅時間が増え、高速アクセスには問題がある。
を稼ぐためにビット線に容量調整用容量を設けることが
提案されている。しかし、強誘電体キャパシタに匹敵す
る容量をビット線対に確保する必要があるため、チップ
面積が増大するという欠点がある。さらに、ゲート容量
で容量調整する場合、信頼性の点から好ましくない。ま
た、ビット線容量が重くなるため、前記した増幅器では
増幅時間が増え、高速アクセスには問題がある。
【0016】したがって、この発明の目的は、チップ面
積が増大することなく読みだし動作の安定化を図ること
ができる半導体メモリ装置を提供することである。
積が増大することなく読みだし動作の安定化を図ること
ができる半導体メモリ装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体メ
モリ装置は、プレート電極と第1のビット線との間に接
続された第1の強誘電体キャパシタを有し、プレート電
極と第2のビット線との間に接続された第2の強誘電体
キャパシタを有し、第1の強誘電体キャパシタと第1の
ビット線との間および第2の強誘電体キャパシタと第2
のビット線との間にそれぞれ介挿されてワード線により
制御される一対のトランジスタを有するメモリセルと、
第1のビット線を第1のデータ線に、第2のビット線を
第2のデータ線にそれぞれ接続するゲートと、第1のデ
ータ線および第2のデータ線にそれぞれ接続されたデー
タ線容量調整用容量と、第1のデータ線および第2のデ
ータ線に接続されてデータを増幅する増幅器とを備えた
ものである。
モリ装置は、プレート電極と第1のビット線との間に接
続された第1の強誘電体キャパシタを有し、プレート電
極と第2のビット線との間に接続された第2の強誘電体
キャパシタを有し、第1の強誘電体キャパシタと第1の
ビット線との間および第2の強誘電体キャパシタと第2
のビット線との間にそれぞれ介挿されてワード線により
制御される一対のトランジスタを有するメモリセルと、
第1のビット線を第1のデータ線に、第2のビット線を
第2のデータ線にそれぞれ接続するゲートと、第1のデ
ータ線および第2のデータ線にそれぞれ接続されたデー
タ線容量調整用容量と、第1のデータ線および第2のデ
ータ線に接続されてデータを増幅する増幅器とを備えた
ものである。
【0018】請求項1記載の半導体メモリ装置によれ
ば、ビット線にゲートを介して接続されたデータ線にデ
ータ線容量調整用容量を接続したため読みだし動作を安
定化でき、またビット線に容量調整用容量を付加する場
合と比較して、面積的に余裕を持ってデータ線に容量を
付加することができるので面積の増大を抑制することが
可能となる。また、面積的に余裕があるのでゲート容量
以外の容量が採用することも可能となり、信頼性を確保
しやすくなる。
ば、ビット線にゲートを介して接続されたデータ線にデ
ータ線容量調整用容量を接続したため読みだし動作を安
定化でき、またビット線に容量調整用容量を付加する場
合と比較して、面積的に余裕を持ってデータ線に容量を
付加することができるので面積の増大を抑制することが
可能となる。また、面積的に余裕があるのでゲート容量
以外の容量が採用することも可能となり、信頼性を確保
しやすくなる。
【0019】請求項2記載の半導体メモリ装置は、請求
項1において、増幅器が、ソースが接地電圧に接続され
ゲートが第1のデータ線に接続された第1のNチャネル
型MOSトランジスタと、ソースが接地電圧に接続され
ゲートが第2のデータ線に接続された第2のNチャネル
型MOSトランジスタと、ソースが増幅器起動信号に接
続され、ゲートが第2のNチャネル型MOSトランジス
タのドレインに接続され、ドレインが第1のNチャネル
型MOSトランジスタのドレインに接続された第1のP
チャネル型MOSトランジスタと、ソースが増幅器起動
信号に接続され、ゲートが第1のNチャネル型MOSト
ランジスタのドレインに接続され、ドレインが第2のN
チャネル型MOSトランジスタのドレインに接続された
第2のPチャネル型MOSトランジスタとを有するもの
である。
項1において、増幅器が、ソースが接地電圧に接続され
ゲートが第1のデータ線に接続された第1のNチャネル
型MOSトランジスタと、ソースが接地電圧に接続され
ゲートが第2のデータ線に接続された第2のNチャネル
型MOSトランジスタと、ソースが増幅器起動信号に接
続され、ゲートが第2のNチャネル型MOSトランジス
タのドレインに接続され、ドレインが第1のNチャネル
型MOSトランジスタのドレインに接続された第1のP
チャネル型MOSトランジスタと、ソースが増幅器起動
信号に接続され、ゲートが第1のNチャネル型MOSト
ランジスタのドレインに接続され、ドレインが第2のN
チャネル型MOSトランジスタのドレインに接続された
第2のPチャネル型MOSトランジスタとを有するもの
である。
【0020】請求項2記載の半導体メモリ装置によれ
ば、請求項1の効果のほか、Nチャネル型MOSトラン
ジスタのゲートに接続するデータ線とNチャネル型MO
Sトランジスタのドレインに接続する読み出しデータ線
とが分離可能となるため、負荷の重いデータ線を増幅す
る必要がなくなり、アクセスを高速化できる。
ば、請求項1の効果のほか、Nチャネル型MOSトラン
ジスタのゲートに接続するデータ線とNチャネル型MO
Sトランジスタのドレインに接続する読み出しデータ線
とが分離可能となるため、負荷の重いデータ線を増幅す
る必要がなくなり、アクセスを高速化できる。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態の半導体
メモリ装置について図1ないし図4に基づいて説明す
る。図1はこの一実施の形態の半導体メモリ装置の回路
構成を示す図、図2は半導体メモリ装置の動作タイミン
グを示す図、図3は半導体メモリ装置のメモリセルキャ
パシタの強誘電体のヒステリシス特性とメモリセルのデ
ータ読み出しを示す図、図4は半導体メモリ装置の増幅
器であるセンスアンプの回路図である。
メモリ装置について図1ないし図4に基づいて説明す
る。図1はこの一実施の形態の半導体メモリ装置の回路
構成を示す図、図2は半導体メモリ装置の動作タイミン
グを示す図、図3は半導体メモリ装置のメモリセルキャ
パシタの強誘電体のヒステリシス特性とメモリセルのデ
ータ読み出しを示す図、図4は半導体メモリ装置の増幅
器であるセンスアンプの回路図である。
【0022】まず、図1の回路構成図について簡単に説
明する。WL0〜WL7はワード線、BL0、/BL
0、BL1、/BL1はビット線、CP0、CP1はメ
モリセルのプレート電極、EQ101はビット線イコラ
イズおよびデータ線イコライズの制御信号、SAE10
0は増幅器起動信号であるセンスアンプ制御信号(φS
ENSE)、VSSは接地電圧、SAは増幅器であるセ
ンスアンプ、DEQはデータ線イコライザ、Cs00〜
Cs17、Cs00B〜Cs17Bは絶縁膜に強誘電体
を用いた本体メモリセルキャパシタ、Cb0、Cb0B
はデータ線容量調整用容量、10、13、14、15は
カラムセレクトゲート、DL0、/DL0はデータ線、
Y0、Y1はカラムデコード信号、Qn00〜Qn0
7,Qn00B〜Qn07B,Qn10〜Qn17,Q
n10B〜Qn17B,QnはNチャネル型MOSトラ
ンジスタである。RD0,/RD0は読みだしデータ線
である。
明する。WL0〜WL7はワード線、BL0、/BL
0、BL1、/BL1はビット線、CP0、CP1はメ
モリセルのプレート電極、EQ101はビット線イコラ
イズおよびデータ線イコライズの制御信号、SAE10
0は増幅器起動信号であるセンスアンプ制御信号(φS
ENSE)、VSSは接地電圧、SAは増幅器であるセ
ンスアンプ、DEQはデータ線イコライザ、Cs00〜
Cs17、Cs00B〜Cs17Bは絶縁膜に強誘電体
を用いた本体メモリセルキャパシタ、Cb0、Cb0B
はデータ線容量調整用容量、10、13、14、15は
カラムセレクトゲート、DL0、/DL0はデータ線、
Y0、Y1はカラムデコード信号、Qn00〜Qn0
7,Qn00B〜Qn07B,Qn10〜Qn17,Q
n10B〜Qn17B,QnはNチャネル型MOSトラ
ンジスタである。RD0,/RD0は読みだしデータ線
である。
【0023】1つのメモリセルは、たとえばプレート電
極CP0と第1のビット線BL0との間に接続された第
1の強誘電体キャパシタCs00を有し、プレート電極
CP0と第2のビット線/BL0との間に接続された第
2の強誘電体キャパシタCs00Bを有し、第1の強誘
電体キャパシタCs00と第1のビット線BL0との間
および第2の強誘電体キャパシタCs00Bと第2のビ
ット線/BL0との間にそれぞれ介挿されてワード線W
L0により制御される一対のMOSトランジスタQn0
0,Qn00Bを有する。他のメモリセルも同様な構成
であり、図1では6個のメモリセルが図示されている。
極CP0と第1のビット線BL0との間に接続された第
1の強誘電体キャパシタCs00を有し、プレート電極
CP0と第2のビット線/BL0との間に接続された第
2の強誘電体キャパシタCs00Bを有し、第1の強誘
電体キャパシタCs00と第1のビット線BL0との間
および第2の強誘電体キャパシタCs00Bと第2のビ
ット線/BL0との間にそれぞれ介挿されてワード線W
L0により制御される一対のMOSトランジスタQn0
0,Qn00Bを有する。他のメモリセルも同様な構成
であり、図1では6個のメモリセルが図示されている。
【0024】カラムセレクトゲート10、13は、たと
えば第1のビット線BL0を第1のデータ線DL0に、
第2のビット線/BL0を第2のデータ線/DL0にそ
れぞれ接続する。カラムセレクトゲート14,15も同
様である。データ線容量調整用容量Cb0,Cb0B
は、第1のデータ線BL0,BL1および第2のデータ
線/BL0,/BL1にそれぞれ接続されている。
えば第1のビット線BL0を第1のデータ線DL0に、
第2のビット線/BL0を第2のデータ線/DL0にそ
れぞれ接続する。カラムセレクトゲート14,15も同
様である。データ線容量調整用容量Cb0,Cb0B
は、第1のデータ線BL0,BL1および第2のデータ
線/BL0,/BL1にそれぞれ接続されている。
【0025】センスアンプSAは、第1のデータ線DL
0および第2のデータ線/DL0に接続されてデータを
増幅する。この実施の形態の半導体メモリ装置の回路の
動作について、図2の動作タイミング図と、図3のメモ
リセルキャパシタの強誘電体のヒステリシス特性とメモ
リセルのデータ読み出しを示す図、図4のセンスアンプ
SAの回路図を参照しながら説明する。
0および第2のデータ線/DL0に接続されてデータを
増幅する。この実施の形態の半導体メモリ装置の回路の
動作について、図2の動作タイミング図と、図3のメモ
リセルキャパシタの強誘電体のヒステリシス特性とメモ
リセルのデータ読み出しを示す図、図4のセンスアンプ
SAの回路図を参照しながら説明する。
【0026】図3の強誘電体のヒステリシス特性図で、
横軸がメモリセルキャパシタにかかる電界で縦軸がその
ときの電荷を示している。ここで本体メモリセルのデー
タを読み出すために、初期状態として、図2に示すよう
にビット線BL0、/BL0、BL1、/BL1、ワー
ド線WL0〜WL7、セルプレート電極CP0、CP
1、センスアンプ制御信号SAE100は全て論理電圧
“L”、プリチャージ制御信号EQ101は論理電圧
“H”としている。
横軸がメモリセルキャパシタにかかる電界で縦軸がその
ときの電荷を示している。ここで本体メモリセルのデー
タを読み出すために、初期状態として、図2に示すよう
にビット線BL0、/BL0、BL1、/BL1、ワー
ド線WL0〜WL7、セルプレート電極CP0、CP
1、センスアンプ制御信号SAE100は全て論理電圧
“L”、プリチャージ制御信号EQ101は論理電圧
“H”としている。
【0027】その後図2の時点T1で、プリチャージ制
御信号EQ101を論理電圧“L”とし、ビット線BL
0、/BL0、BL1、/BL1、データ線DL0、/
DL0をフローティング状態とする。また、カラムデコ
ード信号Y0を論理電圧“H”とし、カラムセレクトゲ
ート10、13、14、15を導通させる。次に、図2
の時点T2ように、ワード線WL0、セルプレート電極
CP0を論理電圧“H”とする。ここで、本体メモリセ
ルキャパシタCs00、Cs00Bには電界がかかり、
本体メモリセルからビット線BL0、/BL0にデータ
が読み出される。このときのビット線に読み出される電
位差について図3を参照しながら説明する。図3に示さ
れている線l1、l2はビット線BL0、/BL0およ
びデータ線DL0、/DL0の寄生容量値で決まる傾き
を持つ線である。ここで、データ線容量調整用容量Cb
0、Cb0Bにより、寄生容量値が大きくなるため、傾
きの絶対値は大きくなる。このため、センス開始前のデ
ータ線DL0、/DL0の電位差Vr21は従来例より
も大きくなる。
御信号EQ101を論理電圧“L”とし、ビット線BL
0、/BL0、BL1、/BL1、データ線DL0、/
DL0をフローティング状態とする。また、カラムデコ
ード信号Y0を論理電圧“H”とし、カラムセレクトゲ
ート10、13、14、15を導通させる。次に、図2
の時点T2ように、ワード線WL0、セルプレート電極
CP0を論理電圧“H”とする。ここで、本体メモリセ
ルキャパシタCs00、Cs00Bには電界がかかり、
本体メモリセルからビット線BL0、/BL0にデータ
が読み出される。このときのビット線に読み出される電
位差について図3を参照しながら説明する。図3に示さ
れている線l1、l2はビット線BL0、/BL0およ
びデータ線DL0、/DL0の寄生容量値で決まる傾き
を持つ線である。ここで、データ線容量調整用容量Cb
0、Cb0Bにより、寄生容量値が大きくなるため、傾
きの絶対値は大きくなる。このため、センス開始前のデ
ータ線DL0、/DL0の電位差Vr21は従来例より
も大きくなる。
【0028】次に時点T3で、センスアンプ制御信号S
AE100を論理電圧“H”とし、データ線DL0、/
DL0に読み出されたデータをセンスアンプSAで増幅
しデータを読み出す。このセンスアンプSAで増幅する
と、データ線DL0の状態は点O21から点Q21にな
り、データ線/DL0の状態は点P21から点Dにな
る。
AE100を論理電圧“H”とし、データ線DL0、/
DL0に読み出されたデータをセンスアンプSAで増幅
しデータを読み出す。このセンスアンプSAで増幅する
と、データ線DL0の状態は点O21から点Q21にな
り、データ線/DL0の状態は点P21から点Dにな
る。
【0029】次に時点T4で、データの再書き込み状態
としてセルプレート電極CP0を論理電圧“L”とす
る。このとき、図3において、データ線DL0の状態は
点Q21から点Aとなり、データ線/DL0の状態は点
Dから点Eとなる。次に、図4に示すセンスアンプSA
の回路において、データ線114(DL0)、116
(/DL0)は、トランジスタ118、120に入力さ
れ、一方トランジスタ110、112はクロス接続され
る構成となっている。そして、トランジスタ118、1
20のドレインノードが、図1の読み出しデータ線RD
0、/RD0に接続されている。この動作においては、
データ線DL0の電位が/DL0より高いため、RD0
の電位は/RD0より低くなる。
としてセルプレート電極CP0を論理電圧“L”とす
る。このとき、図3において、データ線DL0の状態は
点Q21から点Aとなり、データ線/DL0の状態は点
Dから点Eとなる。次に、図4に示すセンスアンプSA
の回路において、データ線114(DL0)、116
(/DL0)は、トランジスタ118、120に入力さ
れ、一方トランジスタ110、112はクロス接続され
る構成となっている。そして、トランジスタ118、1
20のドレインノードが、図1の読み出しデータ線RD
0、/RD0に接続されている。この動作においては、
データ線DL0の電位が/DL0より高いため、RD0
の電位は/RD0より低くなる。
【0030】従来のセンスアンプ回路の場合、駆動する
ノード(データ線DL0、/DL0)が、容量調整用容
量により大きくなるため増幅に時間を要する。しかし、
この発明の構成のセンスアンプSAを用いることによ
り、データ線DL0、/DL0と駆動するノード(読み
出しデータ線RD0、/RD0)とを分離可能なため、
従来の構成のセンスアンプに比して高速動作する。
ノード(データ線DL0、/DL0)が、容量調整用容
量により大きくなるため増幅に時間を要する。しかし、
この発明の構成のセンスアンプSAを用いることによ
り、データ線DL0、/DL0と駆動するノード(読み
出しデータ線RD0、/RD0)とを分離可能なため、
従来の構成のセンスアンプに比して高速動作する。
【0031】次に図2の時点T5で、ワード線WL0と
センスアンプ制御信号SAE100とを論理電圧“L”
にする。その後時点T6で、プリチャージ制御信号EQ
101を論理電圧“H”とし、ビット線BL0、/BL
0、データ線DL0、/DL0を論理電圧“L”として
初期状態とする。このように、データ線DL0、/DL
0に寄生容量として容量調整用容量Cb0、Cb0Bを
設けることにより、センス開始前の差電位Vr21を大
きくでき、安定増幅動作が可能となる。また、ビット線
BL0,/BL0,BL1,/BL1に寄生容量を付加
する場合と比べて面積余裕の大きいデータ線DL0,/
DL0を用いるため、チップ面積の増大を防ぐことが可
能である。
センスアンプ制御信号SAE100とを論理電圧“L”
にする。その後時点T6で、プリチャージ制御信号EQ
101を論理電圧“H”とし、ビット線BL0、/BL
0、データ線DL0、/DL0を論理電圧“L”として
初期状態とする。このように、データ線DL0、/DL
0に寄生容量として容量調整用容量Cb0、Cb0Bを
設けることにより、センス開始前の差電位Vr21を大
きくでき、安定増幅動作が可能となる。また、ビット線
BL0,/BL0,BL1,/BL1に寄生容量を付加
する場合と比べて面積余裕の大きいデータ線DL0,/
DL0を用いるため、チップ面積の増大を防ぐことが可
能である。
【0032】さらに、この発明の構成のセンスアンプS
Aの回路を使用することにより、データ線DL0,/D
L0と駆動するノード(読み出しデータ線RD0、/R
D0)とを分離可能なため、負荷の重いデータ線を増幅
する必要がなくなり、アクセスを高速化できる。
Aの回路を使用することにより、データ線DL0,/D
L0と駆動するノード(読み出しデータ線RD0、/R
D0)とを分離可能なため、負荷の重いデータ線を増幅
する必要がなくなり、アクセスを高速化できる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の半導体メモリ装置によれ
ば、ビット線にゲートを介して接続されたデータ線にデ
ータ線容量調整用容量を接続したため読みだし動作を安
定化でき、またビット線に容量調整用容量を付加する場
合と比較して、面積的に余裕を持ってデータ線に容量を
付加することができるので面積の増大を抑制することが
可能となる。また、面積的に余裕があるのでゲート容量
以外の容量が採用することも可能となり、信頼性を確保
しやすくなる。
ば、ビット線にゲートを介して接続されたデータ線にデ
ータ線容量調整用容量を接続したため読みだし動作を安
定化でき、またビット線に容量調整用容量を付加する場
合と比較して、面積的に余裕を持ってデータ線に容量を
付加することができるので面積の増大を抑制することが
可能となる。また、面積的に余裕があるのでゲート容量
以外の容量が採用することも可能となり、信頼性を確保
しやすくなる。
【0034】請求項2記載の半導体メモリ装置によれ
ば、請求項1の効果のほか、Nチャネル型MOSトラン
ジスタのゲートに接続するデータ線とNチャネル型MO
Sトランジスタのドレインに接続する読み出しデータ線
とが分離可能となるため、負荷の重いデータ線を増幅す
る必要がなくなり、アクセスを高速化できる。
ば、請求項1の効果のほか、Nチャネル型MOSトラン
ジスタのゲートに接続するデータ線とNチャネル型MO
Sトランジスタのドレインに接続する読み出しデータ線
とが分離可能となるため、負荷の重いデータ線を増幅す
る必要がなくなり、アクセスを高速化できる。
【図1】この発明の一実施の形態の半導体メモリ装置の
回路図である。
回路図である。
【図2】この半導体メモリ装置の動作タイミング図であ
る。
る。
【図3】半導体メモリ装置のメモリセルキャパシタの強
誘電体のヒステリシス特性を示す図である。
誘電体のヒステリシス特性を示す図である。
【図4】半導体メモリ装置の増幅器の回路図である。
【図5】従来の半導体メモリ装置の回路図である。
【図6】従来の半導体メモリ装置の増幅器の回路図であ
る。
る。
【図7】従来の半導体メモリ装置の動作タイミング図で
ある。
ある。
【図8】従来の半導体メモリ装置のメモリセルキャパシ
タの強誘電体のヒステリシス特性を示す図である。
タの強誘電体のヒステリシス特性を示す図である。
WL0〜WL7 ワード線 BL0、/BL0、BL1、/BL1 ビット線 CP0、CP1 プレート電極 EQ101 イコライズ制御信号 SAE100 増幅器起動信号であるセンスアンプ制御
信号(φSENSE) SA 増幅器であるセンスアンプ DEQ データ線イコライザ Cs00〜Cs17 Cs00B〜Cs17B 強誘電
体を有するメモリセルキャパシタ Cb0、Cb0B データ線容量調整用容量 10、13、14、15 カラムセレクトゲート DL0、/DL0 データ線 RD0、/RD0 読みだしデータ線 Y0、Y1 カラムデコード信号 Qn00〜Qn07,Qn00B〜Qn07B メモリ
セルトランジスタ Qn10〜Qn17,Qn10B〜Qn17B メモリ
セルトランジスタ 118,120 Nチャネル型MOSトランジスタ 110,112 Pチャネル型MOSトランジスタ
信号(φSENSE) SA 増幅器であるセンスアンプ DEQ データ線イコライザ Cs00〜Cs17 Cs00B〜Cs17B 強誘電
体を有するメモリセルキャパシタ Cb0、Cb0B データ線容量調整用容量 10、13、14、15 カラムセレクトゲート DL0、/DL0 データ線 RD0、/RD0 読みだしデータ線 Y0、Y1 カラムデコード信号 Qn00〜Qn07,Qn00B〜Qn07B メモリ
セルトランジスタ Qn10〜Qn17,Qn10B〜Qn17B メモリ
セルトランジスタ 118,120 Nチャネル型MOSトランジスタ 110,112 Pチャネル型MOSトランジスタ
Claims (2)
- 【請求項1】 プレート電極と第1のビット線との間に
接続された第1の強誘電体キャパシタを有し、プレート
電極と第2のビット線との間に接続された第2の強誘電
体キャパシタを有し、前記第1の強誘電体キャパシタと
前記第1のビット線との間および前記第2の強誘電体キ
ャパシタと前記第2のビット線との間にそれぞれ介挿さ
れてワード線により制御される一対のトランジスタを有
するメモリセルと、 前記第1のビット線を第1のデータ線に、前記第2のビ
ット線を第2のデータ線にそれぞれ接続するゲートと、 前記第1のデータ線および前記第2のデータ線にそれぞ
れ接続されたデータ線容量調整用容量と、 前記第1のデータ線および前記第2のデータ線に接続さ
れてデータを増幅する増幅器とを備えた半導体メモリ装
置。 - 【請求項2】 増幅器は、ソースが接地電圧に接続され
ゲートが第1のデータ線に接続された第1のNチャネル
型MOSトランジスタと、 ソースが接地電圧に接続されゲートが第2のデータ線に
接続された第2のNチャネル型MOSトランジスタと、 ソースが増幅器起動信号に接続され、ゲートが前記第2
のNチャネル型MOSトランジスタのドレインに接続さ
れ、ドレインが前記第1のNチャネル型MOSトランジ
スタのドレインに接続された第1のPチャネル型MOS
トランジスタと、 ソースが増幅器起動信号に接続され、ゲートが前記第1
のNチャネル型MOSトランジスタのドレインに接続さ
れ、ドレインが前記第2のNチャネル型MOSトランジ
スタのドレインに接続された第2のPチャネル型MOS
トランジスタとを有する請求項1記載の半導体メモリ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8047218A JPH09245484A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 半導体メモリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8047218A JPH09245484A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 半導体メモリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09245484A true JPH09245484A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=12769044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8047218A Pending JPH09245484A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | 半導体メモリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09245484A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0541080A (ja) * | 1991-08-07 | 1993-02-19 | Olympus Optical Co Ltd | 強誘電体メモリ及びその駆動方法 |
JPH06243690A (ja) * | 1992-12-25 | 1994-09-02 | Hitachi Ltd | 半導体メモリ |
JPH07230694A (ja) * | 1994-02-16 | 1995-08-29 | Nkk Corp | 半導体記憶装置 |
WO1997023876A1 (fr) * | 1995-12-25 | 1997-07-03 | Hitachi, Ltd. | Dispositif a memoire remanente |
-
1996
- 1996-03-05 JP JP8047218A patent/JPH09245484A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0541080A (ja) * | 1991-08-07 | 1993-02-19 | Olympus Optical Co Ltd | 強誘電体メモリ及びその駆動方法 |
JPH06243690A (ja) * | 1992-12-25 | 1994-09-02 | Hitachi Ltd | 半導体メモリ |
JPH07230694A (ja) * | 1994-02-16 | 1995-08-29 | Nkk Corp | 半導体記憶装置 |
WO1997023876A1 (fr) * | 1995-12-25 | 1997-07-03 | Hitachi, Ltd. | Dispositif a memoire remanente |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050822 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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|
A02 | Decision of refusal |
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