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JPH09243020A - 臭気低減装置 - Google Patents

臭気低減装置

Info

Publication number
JPH09243020A
JPH09243020A JP4991396A JP4991396A JPH09243020A JP H09243020 A JPH09243020 A JP H09243020A JP 4991396 A JP4991396 A JP 4991396A JP 4991396 A JP4991396 A JP 4991396A JP H09243020 A JPH09243020 A JP H09243020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
odor
timer element
odor absorbing
wick
timer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4991396A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Murakami
村上  茂
忠 ▲たか▼嶋
Tadashi Takashima
Kuniaki Uchida
國明 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4991396A priority Critical patent/JPH09243020A/ja
Publication of JPH09243020A publication Critical patent/JPH09243020A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
  • Control Of Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 石油燃焼器の臭気低減装置に関するもので、
吸臭動作を遅延させることにより、吸臭効果を向上させ
る。 【解決手段】 芯上下式石油燃焼器の消火操作により所
定時間、吸臭用ファンモータ12の動作を強制的に停止
し、所定時間経過後、吸臭用ファンモータ12を動作さ
せ、雰囲気温度に応じて動作時間を設定するような構成
としている。すなわち灯芯2の消火位置に配設したスイ
ッチ9と、このスイッチ9が作動することにより動作を
開始する第1タイマー要素16と、第1タイマー要素1
6のタイムアップ信号により動作を開始する第2タイマ
ー要素17と、雰囲気温度を検出する温度検出部14
と、この温度検出部14の信号で前記第2タイマー要素
17のタイマー時間を補正する補正部15を備え、吸臭
用ファンモータ12を第2タイマー要素17の出力に接
続した構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は芯上下式石油燃焼器
の臭気低減装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に上下式石油燃焼器は灯芯を降下さ
せて消火すると、この灯芯から気化し続ける石油蒸気が
灯芯上部に設けられた燃焼筒内に入り、ここで余熱によ
り熱分解されて強い臭気を発生するという問題があっ
た。特に、緊急消火装置を用いて瞬時に消火操作を行っ
た場合は、燃焼筒の温度も高く、急速に灯芯が降下する
ため瞬時に消火して未燃焼ガスの発生量も多くなる。そ
のため、消火後の未燃ガスが燃焼筒内で熱分解される時
間、量も多くなり、さらに強い臭気を発生するものであ
った。
【0003】そこで、最近はこの消火時の臭気を低減す
るため、消火操作と同時にファン等の吸臭装置を設け、
灯芯から気化し続ける石油蒸気を油タンク内に吸い込ん
だ後、油分(臭気)は熱分解されることなく外部へ放出
するものが提案されている。
【0004】図4は、このような装置を有する芯上下式
石油燃焼器である。操作レバー20により灯芯21を降
下させて消火すると、スイッチ22が作動し、タイマー
要素23によりモータ24が作動、ファン25が回転を
始め、灯芯21の上部から気化し続ける石油蒸気を矢印
のように油タンク26内へと吸引し、臭気のない気体が
外部へ放出される。この吸臭装置付きの芯上下式石油燃
焼器によれば、消火後に発生し続ける石油蒸気が高温の
燃焼筒27へと流れ込まずにタンク26を介して大気中
に放出されるので石油蒸気が熱分解されることによって
発生する刺激的な臭気はなくなり、大巾な臭気低減が図
れるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成の吸臭装置は、消火直後に吸臭動作を開
始するため、消火直後の不完全燃焼状態で燃焼筒内に多
量に残留する未燃ガスまで強制的に吸引し、本体外に放
出することになる。このように、消火直後の燃焼筒が非
常に高温な状態で未燃ガスを強制的に吸引した場合、吸
引過程で未燃ガスが燃焼筒の高温雰囲気で熱分解をおこ
し、刺激臭となるアセトアルデヒドを多量に発生するこ
とになる。さらに、消火直後は燃焼筒が高温であるため
石油蒸気はドラフト効果により上層部へ吸引されている
状態となっており、そこで、強制的に吸臭ファンにより
下層部へ吸引しようとすると燃焼筒内で乱流が起こり、
スムーズな吸引作用が働かない。つまり、未燃ガスが燃
焼筒内に滞留する状態となり、石油蒸気が熱分解する時
間も長くなって、アセトアルデヒドの発生量もさらに増
大することになり、刺激臭がきつくなるものであった。
【0006】また、灯芯式石油燃焼器の発熱量は雰囲気
温度や油温度により変化するもので、温度が低いと灯芯
からの気化量が減少するため発熱量は低下し、温度が高
くなると発熱量は増加する傾向にある。これに関連して
消火臭気も発熱量が大きいほどきつく、発熱量が小さく
なると緩やかな傾向を示す。つまり、温度が高いと消火
臭気はきつく、低温になると消火臭気は軽減するもので
ある。
【0007】しかし、従来の吸臭装置の動作は環境条件
の変化に関係なく、消火臭気の最もきつい条件、つまり
使用温度範囲の上限で吸臭効果が得られるように予め設
定した一定時間動作させるため電池寿命に大きく影響を
与えるものであった。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなしたもの
で、消火操作後、所定時間吸臭ファンの動作を強制的に
停止させ、消火直後の未燃ガスを高温の燃焼筒内で燃焼
させるとともに燃焼筒が冷却しドラフト効果が薄らいで
から吸臭ファンを動作させることで効果的な未燃ガスの
吸引作用を行わせ、吸臭効果を向上させる。また、雰囲
気温度に応じて吸臭ファンの動作時間を制御することで
効率的な吸臭動作を行わせるとともに電池寿命の延長を
図ることを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するため、消火操作により所定時間、吸臭ファン
の動作を強制的に停止し、所定時間経過後、吸臭ファン
を動作させ雰囲気温度に応じて動作時間を設定するよう
な構成としている。すなわち、灯芯の消火位置に配設し
たスイッチと、このスイッチが作動することにより動作
を開始する第1タイマー要素と、前記第1タイマー要素
のタイムアップ信号により動作を開始する第2タイマー
要素と、雰囲気温度を検出する温度検出部と、この温度
検出部の信号で前記第2タイマー要素のタイマー時間を
補正する補正部を備え、吸臭用ファンモータを前記第2
タイマー要素の出力に接続した構成としている。
【0010】そして上記構成によって、操作レバーに連
動し、灯芯の消火位置で作動するスイッチにより所定時
間吸臭モータを停止させるための第1タイマー要素を作
動させ、所定時間経過後、第2タイマー要素を作動させ
吸臭モータを動作させる。同時に、この吸臭モータの動
作時間を温度検出部により求めた雰囲気温度に応じて補
正動作を行うことで効率的な吸臭動作ができ、電池寿命
の延長が可能となる。
【0011】つまり、消火直後の未燃ガスを高温の燃焼
筒内で燃やしきり、燃焼筒内のドラフト効果が緩和して
吸引作用が正常に働く状態となってから吸臭動作を開始
させるとともに雰囲気温度に応じて吸臭動作時間を制御
するため不必要な吸臭動作がなくなり、効果的な吸臭作
用と電池寿命の延長を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の灯芯式石油燃焼器の消火
動作時に燃焼筒で発生する不完全燃焼ガスおよび灯芯よ
り発生する気化成分を吸引し、臭気を低減する吸引装置
を設けた芯上下式石油燃焼器の臭気低減装置において、
灯芯の消火位置に配設したスイッチが作動することによ
り動作を開始する第1タイマー要素と前記第1タイマー
要素の信号により動作を開始する第2タイマー要素と、
この第2タイマー要素の出力に吸臭用ファンモータを接
続したものである。
【0013】また第2タイマー要素は室内温度に依存し
て、タイマー時間が変動するような構成としたものであ
る。
【0014】そして上記構成によって、操作レバーに連
動し、灯芯の消火位置で作動するスイッチにより所定時
間吸臭モータを停止させるための第1タイマー要素を作
動させ、所定時間経過後、第2タイマー要素を作動させ
吸臭モータを動作させる。同時に、この吸臭モータの動
作時間を温度検出部により求めた雰囲気温度に応じて補
正動作を行うことで効率的な吸臭動作ができ、電池寿命
の延長が可能となる。
【0015】(実施例1)以下本発明の一実施例につい
て図面に基づいて説明する。
【0016】まず、図1を用いて本発明の吸臭装置の構
成を説明する。1は固定タンク、2は灯芯で、金具(図
示せず)を介して操作レバー8によって灯芯2は上下動
するようになっている。3は芯案内筒で、灯芯2の上下
動をスムーズに行わせる働きを行う。4は内火皿で、消
火性能を良化する目的で設けられ、5は外火皿で、消火
性能を良化するとともに灯芯2の気化用空気の調節も行
っている。6は内炎筒、7は外炎筒で、共に灯芯2の気
化ガスと燃焼用空気を混合して、燃焼が行われる。8は
操作レバーで、金具を介して灯芯2に連動するとともに
最上端に押し上げた消火位置で、スイッチ9のレバーを
押し、接点の切り換えを行う。10は点火ヒータで、操
作レバー8を点火位置にすることにより通電され灯芯2
に点火する。11は吸臭用ファン、12はモータで、消
火後の不完全燃焼ガスや灯芯2の気化ガスを強制的に吸
引し、本体外に排出して燃焼筒内で発生する臭気を低減
する。
【0017】13は温度検知素子、14は温度検出部
で、この13、14で燃焼器の雰囲気温度を検出してい
る。15は補正部で、前記温度検出部14の温度データ
に基づき、吸臭モータ12の動作時間の温度補正を行
う。16は第1タイマー要素で、前記スイッチ9の信号
で作動し、予め設定した時間、吸臭モータ12の動作を
停止しておく。17は第2タイマー要素で、前記第1タ
イマー要素16のタイムアップ信号で作動し、前記補正
部15で補正された動作時間、吸臭モータ12に動作信
号を供給する。18は電池で、前記吸臭装置の電源であ
る。
【0018】上記構成において図2を用いて、その動作
を説明する。カートリッジタンクから一定油面を保つよ
うにタンク1に供給されている灯油は、灯芯2によって
吸い上げられ、上部先端で気化する。まず、操作レバー
8を押し下げると、連動して灯芯2が上方に押し上げら
れ、点火位置にセットされる。同時に、点火ヒータ10
に通電され点火し、円筒状の灯芯2の全周に火回りして
燃焼状態となる。この燃焼により灯芯2の気化は促進さ
れ、内炎筒6、外炎筒7で保炎して正常な燃焼状態に移
行する。
【0019】次に、操作レバー8により消火動作を行う
か、消火ボタンや対震装置の作動で消火動作を行った場
合は、操作レバー8に連動して灯芯2は下降して消火す
る。同時に点火位置に設けているスイッチ9も操作レバ
ー8が消火位置に移動するため、接点の切り換わりがお
こる。接点が切り換わると第1タイマー要素が作動し、
予め設定した時間、第2タイマー要素17の動作を停止
状態にしておく。この第1タイマー要素16がカウント
中に消火により燃焼筒内に滞留している未燃ガスを燃焼
させる。第1タイマー要素16がカウントアップする
と、第2タイマー要素17は動作を開始して、吸臭用モ
ータ12を動作させ、燃焼筒内に残留している未燃ガス
や灯芯2より気化する石油蒸気を吸引して、本体外に排
出する。
【0020】一方、温度検知素子13と温度検出部14
により雰囲気温度の読み込みが行われ、そのデータに基
づいて補正部15で第2タイマー要素17の動作時間の
補正値演算が行われ、動作時間の目標値が更新される。
更新された目標値は第2タイマー要素17に送られ、そ
の目標値に従い吸臭モータ12の動作が制御される。
【0021】また、補正部15による温度補正は、図3
に示すように正特性の補正動作を行わせる構成としてい
る。つまり、温度が高くなると、吸臭モータ12の動作
時間を長くするように補正し、温度が低くなると、動作
時間を短縮するように補正して効率的な吸臭モータの動
作を行うことで消費電力を低減し、電池寿命の延長を図
っている。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の吸臭装置
は、消火後の吸臭動作を所定時間遅延させて行うため、
消火直後の濃度の濃い未燃ガスを高温の燃焼筒で燃焼さ
せることになり、刺激臭となるアセトアルデヒドの発生
量を抑制することができ、かつ燃焼筒内のドラフト効果
が緩和してから、未燃ガスや石油蒸気を吸引することに
なるため効果的な吸引作用が働き、吸臭効果も向上する
ことになる。
【0023】また、吸臭動作の時間を雰囲気温度により
補正して効率的な吸臭モータの動作を行うことがで消費
電力を低減し、電池寿命の延長が図れることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図
【図2】同装置の動作状態を示すフローチャート
【図3】同装置の一特性例を示す図
【図4】従来の吸臭装置の構成図
【符号の説明】
2 灯芯 9 スイッチ 12 吸臭用ファンモータ 13 温度検知素子 14 温度検出部 15 補正部 16 第1タイマー要素 17 第2タイマー要素

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消火動作時に燃焼筒で発生する不完全燃焼
    ガスおよび灯芯より発生する気化成分を吸引し、臭気を
    低減する吸引装置を設けた芯上下式石油燃焼器の臭気低
    減装置において、灯芯の消火位置に配設したスイッチが
    作動することにより動作を開始する第1タイマー要素と
    前記第1タイマー要素の信号により動作を開始する第2
    タイマー要素と、この第2タイマー要素の出力に吸臭用
    ファンモータを接続した構成の芯上下式石油燃焼器の臭
    気低減装置。
  2. 【請求項2】第2タイマー要素は室内温度に依存して、
    タイマー時間が変動するような構成とした請求項1記載
    の芯上下式石油燃焼器の臭気低減装置。
JP4991396A 1996-03-07 1996-03-07 臭気低減装置 Withdrawn JPH09243020A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4991396A JPH09243020A (ja) 1996-03-07 1996-03-07 臭気低減装置

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JP4991396A JPH09243020A (ja) 1996-03-07 1996-03-07 臭気低減装置

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JPH09243020A true JPH09243020A (ja) 1997-09-16

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JP4991396A Withdrawn JPH09243020A (ja) 1996-03-07 1996-03-07 臭気低減装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242400A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Toyotomi Co Ltd 石油燃焼器の制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242400A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Toyotomi Co Ltd 石油燃焼器の制御装置
JP4670394B2 (ja) * 2005-02-28 2011-04-13 株式会社トヨトミ 石油燃焼器の制御装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20040319

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761