JPH09236888A - レンズ付きフイルムユニット及びカウンタ板のリセット方法 - Google Patents
レンズ付きフイルムユニット及びカウンタ板のリセット方法Info
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- JPH09236888A JPH09236888A JP4502496A JP4502496A JPH09236888A JP H09236888 A JPH09236888 A JP H09236888A JP 4502496 A JP4502496 A JP 4502496A JP 4502496 A JP4502496 A JP 4502496A JP H09236888 A JPH09236888 A JP H09236888A
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Abstract
優れたレンズ付きフイルムユニットを提供する。 【解決手段】 露光ユニット17のシャッタ駆動レバー
55と係止レバー59とを付勢するバネを第1バネ5
6,第2バネ58として別々に設け、第1バネ56のバ
ネ付勢力を第2バネ58よりも強くし、シャッタ駆動レ
バー55による係止レバー59の蹴飛ばしによって確実
にフイルム巻止めを解除する。シャッタ駆動レバー55
と係止レバー59との係合を面接触により行い摩擦等に
よる傷や磨滅を防止する。カウンタ板57の外周に、数
個分の歯の存在しない無歯区間を設け、カウンタ板57
のリセット時にカム部材60に無歯区間を対面させるこ
とにより、カウンタ板57のリセット方向への回転を許
容させる。
Description
ムユニットに関し、更に詳しくは、シャッタ機構の改良
とカウンタ板のリセット方法とに関するものである。
未露光の写真フイルムとパトローネとが製造時に装填さ
れ、面倒なフイルム装填と巻戻し操作を不要にしたレン
ズ付きフイルムユニットとして、例えば「写ルンですSu
per800(商品名)」等が本出願人より製造販売されてい
る。このようなレンズ付きフイルムユニットでは、撮影
ごとにパトローネのスプールに係合された巻上げノブを
回転操作して露光済みの写真フイルムをパトローネ内に
収納する巻上げ操作を行なう。
巻上げノブの巻上げ操作に伴って移送される写真フイル
ムのパーフォレーションに噛合し、従動して回転される
スプロケットと、このスプロケットと同軸で回転される
カム部材と、このカム部材の回転を利用してシャッタチ
ャージを行うシャッタ駆動レバー及び係止レバーや、撮
影可能枚数を表示するカウンタ板等が一体化された露光
ユニットが組み込まれている。
リッジと、これらを利用するカメラや各種処理装置等か
ら構成されるAPS(Advanced Photo System)が提案,
発表されている。このAPS対応の写真フイルムは、パ
ーフォレーションの配列フォーマットが新規なものとな
っている。この写真フイルムでは、各コマのフイルム給
送方向の先頭側と後部側とに1個ずつ計2個のパーフォ
レーションがそれぞれ形成されており、予め決められた
位置に撮影が行われる。
た状態で販売されるレンズ付きフイルムユニットも発表
されている。このレンズ付きフイルムユニットでは、隣
合うコマ間の後部側と先頭側との近接したパーフォレー
ションを利用してスプロケットを回転させ、シャッタチ
ャージやカウンタ板の歩進に利用している。
ルムユニットでは、シャッタボタンを僅かに押圧した状
態で巻上げノブを回転操作すると、未露光の写真フイル
ムをパトローネあるいはカートリッジ本体内に巻き上げ
ることができるという問題があった。これは、シャッタ
ボタンの押圧によってシャッタレリーズよりも先に係止
レバーによるカム部材の係合が解除されるためである。
これを解決するために、シャッタボタンの押圧によって
最初にシャッタ駆動レバーによるシャッタレリーズが行
われ、その後にシャッタ駆動レバーが係止レバーを蹴飛
ばしてバネ付勢に抗して回動させ、カム部材との係合を
解除するようにした発明が提案されている。この発明を
より有効なものとするには、シャッタ駆動レバーと係止
レバーとへのバネによる付勢力のバランスが重要であ
る。
際に撮影が行われる撮影領域と、撮影が禁止されている
露光禁止領域とが設けられている。この露光禁止領域
は、撮影領域を挟む両端側に配置されており、現像処理
時に使用されるものなので、レンズ付きフイルムユニッ
トには露光禁止領域への露光を確実に防止できるような
工夫も必要である。これを解決するために、規定枚数の
撮影終了後にカウンタ板に形成された突起を非チャージ
位置の係止レバーに当接させ、カウンタ板の回転を阻止
することにより非チャージ状態で露光禁止領域をフイル
ムカートリッジ内に巻き上げるようにした発明が提案さ
れている。
その際にはカウンタ板をリセットしなくてはならない。
しかしながら、上述のようにカウンタ板と係止レバーと
を当接させてしまうと、カウンタ板をいったん露光ユニ
ットから取り外して組み付けなおさなくてはリセットが
行えないため、作業効率を悪化させるという問題があっ
た。また、カウンタ板を取り外さずに無理にリセット位
置まで回転させると、カウンタ板の外周の歯やカム部材
が潰れてしまい、再使用できなくなるという問題があ
る。
バーとの間では絶えず係合と係合解除とが繰り返される
ため、その際の衝撃や摩擦等によって破損しやすく、露
光ユニットの再利用率を低下させる原因となっていた。
えず逆止爪によって係止されて逆方向への回転が阻止さ
れている。そのため、巻上げノブを無理に巻き上げてし
まうと逆方向に回転できないことから、巻止めがなされ
ている写真フイルムに強いテンションがかかってしまう
ことがある。このような状態でシャッタレリーズが行わ
れると、写真フイルムへのテンションが瞬間的に開放さ
れることから、撮影位置にある写真フイルムに僅かな振
動が発生して画質が劣化するという問題もある。
ンズ付きフイルムユニット及びカウンタ板のリセット方
法を提供することを目的とする。
に、請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットは、シ
ャッタ駆動レバーと係止レバーとを付勢するバネをそれ
ぞれ別個に設け、シャッタ駆動レバー用のバネの付勢力
を、係止レバー用のバネの付勢力よりも強くしたもので
ある。これによれば、シャッタ駆動レバーは係止レバー
のバネ付勢に抗して、確実に係止レバーを蹴飛ばしてカ
ム部材から係合解除させることができ、より微妙なバネ
の付勢力の調節が可能となる。
ユニットは、係止レバーの係合部と、この係合部により
係合されるシャッタ駆動レバーの被係合部とにそれぞれ
平面部を形成し、面接触するようにしたものである。こ
れによれば、係止レバーとシャッタ駆動レバーとの摩擦
等による劣化が遅延され、露光ユニットの再使用率が向
上する。
ユニットは、係止レバーを付勢するバネの一端を延長し
てカム部材に当接させ、シャッタレリーズ時にカム部材
及びスプロケットが従動方向に回動するのを阻止するよ
うにしたものである。これによれば、巻上げノブの無理
な巻上げによる写真フイルムへの振動をスプロケットを
介して減少させることができる。
ユニットは、カウンタ板の外周に、レンズ付きフイルム
ユニットへの組み込み時にカム部材に噛合される初期歯
と、撮影終了後にカム部材に噛合される最終歯との間
に、数目盛り分の歯が形成されていない無歯区間を設け
たものである。
ト方法は、シャッタ駆動レバーを外部からチャージ位置
に向けて回動して係止レバーを係合させることにより突
起との当接を解除し、無歯区間を利用してカウンタ板を
回転させて初期歯をカム部材に噛合させるようにしたも
のである。これによれば、露光ユニットを分解せず、さ
らにカウンタ板やカム部材の歯をいためずにカウンタの
リセットが可能となる。
発明を実施したレンズ付きフイルムユニットの一形態に
ついて説明する。図2に示すように、レンズ付きフイル
ムユニット2は、予めフイルムカートリッジが装填され
各種撮影機構が組み込まれたユニット本体3と、このユ
ニット本体3を部分的に覆う外装紙4とから構成されて
いる。
6,カウンタ窓7が、前面にはファインダ8,撮影レン
ズ9,ストロボ充電スイッチ10,ストロボ発光部11
等が設けられている。また、背面側からは1コマの撮影
毎に回動操作される巻上げノブ12が露呈されている。
外装紙4は、裏面に接着剤が塗布されてユニット本体3
の中央部分に巻かれるように貼付され、撮影レンズ9や
ファインダ8,カウンタ窓7等を外部に露呈させる開口
が形成されている。
イルムカートリッジ14が装填される本体基部16と、
この本体基部16の前面に組み付けられる露光ユニット
17及びストロボユニット18と、本体基部16の前面
側及び背面側を覆うように組み付けられる前カバー19
及び後カバー20とから構成されており、これらは爪係
合によって組み立てられる。
ク製のカートリッジ本体22と、このカートリッジ本体
22内に収納される写真フイルム23とから構成されて
いる。カートリッジ本体22内には、写真フイルム23
の一端が係止されるスプール25が回転自在に組み込ま
れており、更に特開平6−266053号公報で知られ
るようなフイルム送出し機構が内蔵されている。
体22内に出入りするフイルム出入り口(図示せず)に
は、外部から回動されることによりフイルム出入り口を
開閉する棒状の遮光蓋26が、従来のテレンプに代わっ
て組み込まれている。
イルム自由端部23a,撮影領域23b,フイルム係止
部23cから構成されている。撮影領域23bには、一
方の側縁に沿ってサイズの異なった大小2個のパーフォ
レーション28,29が2種類の間隔で交互に配列され
ている。パーフォレーション28,29は、各コマ30
のフイルム給送方向の先頭側と後部側とを設定するもの
で、レンズ付きフイルムユニット2では撮影毎に写真フ
イルム23をカートリッジ本体22内に巻き込んでいく
ことから、大パーフォレーション28がフイルム給送方
向の先頭側を、小パーフォレーション29が後部側を示
している。各パーフォレーション28,29は、コマ3
0の数に対応する数だけ設けられている。
5に係止されており、巻上げノブ12の回動操作による
スプール25の回転によって、スプール25に巻き付け
られる。フイルム自由端部23aとフイルム係止部23
cとは撮影に用いられない領域とされており、現像処理
時に使用するための露光禁止領域となっている。そのた
め、フイルム自由端部23aとフイルム係止部23c
は、未露光の状態でカートリッジ本体22内に巻き上げ
られる。
ラに使用される写真フイルムに追加工を施してレンズ付
きフイルムユニット用としたものである。カメラ用の写
真フイルムとレンズ付きフイルムユニット用の写真フイ
ルム23との差異は、大パーフォレーション28の大き
さと、フイルム係止部23cの範囲内に追加された初期
チャージ用の小パーフォレーション31である。カメラ
用の写真フイルムでは全てのパーフォレーションの大き
さが同じ大きさとなっており、フイルム係止部23c内
にパーフォレーションは存在しない。フイルム自由端部
23aのパーフォレーション32は、カメラに装填され
た際に最初のシャッタチャージを行うためのものであ
る。
付けられた露光ユニット17から写真フイルム23まで
の間の撮影光路を遮光する遮光筒34が設けられてい
る。この遮光筒34の背面側には、写真フイルム23へ
の露光範囲を規定するアパーチャーが形成されており、
このアパーチャーに対面するように後カバー20にフイ
ルム支持面20aが形成されている。遮光筒34の前面
側には、撮影レンズ9を透過した被写体光をアパーチャ
ーに導くための開口46が形成されている。また、遮光
筒34の上方には、露光ユニット17に組み込まれたス
プロケットを写真フイルム22に向けて露呈させるため
の開口34aが形成されている。
ートリッジ本体22と、写真フイルム23がロール状に
巻かれたフイルムロール35とがそれぞれ収納される、
カートリッジ室36とフイルムロール室37とが一体に
形成されている。
37は、本体基部16の背面側に後カバー20が組み付
けられ、後カバー20に一体に形成されたカートリッジ
室用の底蓋39と、フイルムロール室用の底蓋40とが
閉じられることにより、適正な遮光能が得られる。な
お、底蓋39,40は、後カバー20に対して屈曲自在
な薄肉部を介して連結されており、底蓋39は使用後の
レンズ付きフイルムユニット2からフイルムカートリッ
ジ14を取り出す際に開放される。
ブ12が回転自在に組み付けられている。この巻上げノ
ブ12は、外周にギヤが形成されており、下面に形成さ
れた駆動軸がカートリッジ本体22のスプール25に係
合される。そして、1コマの撮影ごとに図中反時計方向
に回転操作されることにより、スプール25で写真フイ
ルム22を巻き上げる。また、巻上げノブ12は、カー
トリッジ室36の上面に形成された逆止爪45がギヤに
噛合されることにより、逆方向への回転を阻止されてい
る。
の上面及び側面には、カートリッジ室36からフイルム
カートリッジ14を取り出す際に、底蓋39の開放に連
動して遮光蓋26を閉じる遮光蓋閉鎖機構が組み込まれ
ている。
設けられたプリント基板18aと、これに組み付けられ
たストロボ発光部11とからなり、前カバー19に設け
られたストロボ充電スイッチ10の押圧によって、スイ
ッチ接片42がプリント基板18aの接点部分に接触さ
れることによりストロボ充電が行われ、シャッタレリー
ズにシンクロしてストロボ発光が行われる。また、プリ
ント基板18aにはストロボユニット18の電源となる
乾電池37を接続する金属接片も設けられている。
ット17は、プラスチック成形されたベース部48に各
種部品が組み付けられてユニット化され、遮光筒34の
前面に着脱自在に組み付けられる。ベース部48の上面
には、シャッタ機構を構成する複数の部品が組み付けら
れるとともに、ファインダ8を構成するレンズ49が保
持されている。ベース部48の前面には、撮影レンズ9
を保持するレンズカバー50が組み付けられており、こ
のレンズカバー50とベース部48との間に写真フイル
ム23への露光を行う露光開口が形成され、この露光開
口を開閉するシャッタ羽根が揺動自在に組み付けられて
いる。
軸受け部54が形成されている。軸52には、シャッタ
駆動レバー55,第1バネ56,カウンタ板57が順に
挿入される。軸53には、第2バネ58,係止レバー5
9が順に挿入される。軸受け部54には、カム部材60
が挿入される。その他に、スプロケット61と、ベース
部48の上面に組み付けられる付勢バネ62と、天板6
3とが露光ユニット17を構成している。天板63はベ
ース部48の上部に組み付けられ、穴63aで軸52の
上端を支持し、切欠63bでカム部材60の上端を支持
する。また天板63は全体が透明なプラスチックで形成
されており、符号64はカウンタ板57の上面に記され
た目盛りを拡大表示するレンズとなっている。
ており、挿入されたカム部材60の下端は下方から突出
される。そして、カム部材60の下端にはスプロケット
61が係合され、スプロケット61は遮光筒34の上部
の開口34aから写真フイルム23に向けて露呈され
る。スプロケット61の外周には、隣合うコマ間の後部
側と先頭側との近接した一対の大小パーフォレーション
28,29に順次に噛合する一対の大小の歯66,67
が、180°の回転対称で2対設けられている。そし
て、スプロケット61は、1コマ分の写真フイルム23
がカートリッジ本体22内に巻き上げられる際のフイル
ム移送に従動して、図中反時計方向に半回転される。
駆動軸69,巻止めカム70,チャージカム71,付勢
カム72,軸73が一体に形成されている。軸73は、
軸受け部54に挿入され、下端にスプロケット61が係
合される。
成された一対の突起からなる。写真フイルム23にはパ
ーフォレーションが連続的に設けられていないことか
ら、スプロケット61の歯66,67がパーフォレーシ
ョン28,29の何れとも噛合されない状態が発生して
しまう。この状態のときに、ベース板48に組み付けら
れた付勢バネ62が付勢カム72を押圧し、カム部材6
0を従動方向に回動させるようになっている。これによ
り、スプロケット61の小歯67は、次のパーフォレー
ション29に噛合可能な位置まで移動される。付勢バネ
62は、金属薄板を屈曲させた板バネとなっている。
によって反時計方向(レリーズ位置)に向けて付勢され
ている。第1バネ56は、一端56aがベース部48上
のピン48aに掛けられ、他端56bがシャッタ駆動レ
バー55のバネ掛け部55aに掛けられている。シャッ
タチャージカム71は、180°の回転対称で形成され
た羽根形状の突起からなり、シャッタ駆動レバー55の
突部55bを押圧し、図5に示すように、時計方向(チ
ャージ位置)に向けて回動させる。
48上のピン48bに掛けられ、他端58bがバネ掛け
部59aに掛けられた第2バネ58によって、時計方向
(巻止め位置)に向けて付勢されている。カム部材60
が半回転して、巻止めカム70の溝70aが係止レバー
59の爪部59bに合致する位置に到達すると、図5に
示すように、係止レバー59は第2バネ58の付勢によ
って時計方向に回動され、爪部59bを溝70aに挿入
する。これによりカム部材60の回転が阻止され、フイ
ルム巻止め状態となる。なお、第1バネ56と第2バネ
58とでは、組付け時に巻き絞ることにより、第1バネ
56の方が第2バネ58よりも付勢力が強いものとなっ
ている。
70に係合するために時計方向に回動されると、係止レ
バー59から下方に向けて突出された係合部74が、シ
ャッタ駆動レバー55から上方に向けて突出された被係
合部75の回動軌跡内に入り込んで係合し、シャッタ駆
動レバー55をチャージ位置で保持する。係合部74と
被係合部75との係合は、矢視Aである図7に示すよう
に、係合部74と被係合部75とにそれぞれ形成された
平面部74a,75a同士が当接することにより行われ
る。このように、撮影ごとに係合と係合解除とが行われ
る部分を面接触させるようにすると、係合部74と被係
合部75との当接時の衝撃や、係合解除時の摺接によっ
て両者に傷や磨滅等が発生しにくくなり、回収後の露光
ユニット17の再使用率の向上に効果がある。
シャッタ駆動レバー55とに係合する際には、巻止め爪
59cが巻上げノブ12の外周の歯に噛合させる。これ
により、カム部材60によるフイルム巻止めとともに、
巻上げノブ12の回転禁止によるフイルム巻止めが行わ
れる。なお、スプロケット61は、シャッタチャージが
行われている際には大歯66が写真フイルム23の第パ
ーフォレーション28に噛合している状態で停止され
る。
れた後にシャッタボタン6が押下されると、シャッタボ
タン6の下面に形成された押圧ロッド77(図3参照)
が係止レバー59のバネ掛け部片59aを押圧し、係止
レバー59は第2バネ58の付勢に抗して反時計方向に
回動される。係止レバー59が反時計方向に回動される
と、係合部74と被係合部75との係合が解除され、第
1バネ56の付勢によってシャッタ駆動レバー55は、
図5に示す位置から図6に示す位置まで反時計方向に回
動される。
動されると、被係合部75の下方に形成された蹴飛ばし
アーム55bがシャッタ羽根の一端を蹴飛ばす。これに
より、シャッタ羽根は軸着部を中心にして揺動して露光
開口を開放し、写真フイルム23への露光が行われる。
シャッタ羽根はバネによって露光開口を塞ぐ位置に向け
て付勢されているので、露光開口はすぐに閉じられる。
75の側面に当接することにより、シャッタボタン6の
押圧ロッド77によって回動された状態で保持される。
しかしながら、爪部材59cと巻止めカム70との係合
の解除は、シャッタボタン6の押圧による回転だけでは
行われない。これは、シャッタボタンを僅かに押圧して
巻上げノブを回転することにより発生する、未露光写真
フイルムの巻き上げを防止するためである。
凸部79が一体に形成されている。この凸部79には、
シャッタレリーズ時にシャッタ駆動レバー55が反時計
方向に回動する際に、被係合部75の近傍で上方に向か
って突設された蹴飛ばし突起80が突き当てられる。第
1バネ56と第2バネ58とでは、第2バネ58の方が
付勢力が弱いので、凸部79に蹴飛ばし突起80が突き
当たると、係止レバー59は第2バネ58の付勢に抗し
て反時計方向に回動される。
の溝70aから抜け出し、巻止め爪59cが巻上げノブ
12の歯から離れてフイルム巻止めが解除され、続く写
真フイルム22の巻き上げが可能となる。なお、凸部7
9と蹴飛ばし突起80との当接もそれぞれ平面部同士で
行われているので、蹴飛ばし時の衝撃による変形や破損
は発生しにくい。
れて更に湾曲されることにより、付勢カム72に当接
し、カム部材60が従動方向に回転するのを阻止してい
る。巻上げノブ12のフイルム巻き上げにより、写真フ
イルム23にはカートリッジ本体22側に向かって引っ
張られるようなテンションが発生する。このテンション
は、シャッタレリーズによって巻上げノブ12の係止が
解除されると瞬時に開放されるが、その際に露光中の写
真フイルム23に微小な振動が発生してしまうことがあ
った。
2の従動方向への回転を阻止することにより、写真フイ
ルム23のテンション開放時の振動をカム部材60とス
プロケット61とを介して抑える。なお、第2バネ58
は付勢力が弱く、一端58aは緩やかに湾曲されている
ので、写真フイルム23の移送によりスプロケット61
が回転される際には、一端58aは付勢カム72に押圧
されて容易に変位し、付勢カム72の回転を許容する。
には複数の歯82が連なって形成されている。これらの
歯82は、カム部材60の上部に形成された断面がひょ
うたん形の係止カム83に噛合し、後述する駆動ギヤと
歩進ギヤとが噛合していないときに、レンズ付きフイル
ムユニット2に加えられる振動や衝撃によって、カウン
タ板57が不用意に回転するの防止する係止ギヤとなっ
ている。なお、図8,9,10は、図面の煩雑化を防ぐ
ためにシャッタ駆動レバー55の図示を省略しちてい
る。
して点や数字からなる目盛り84が回転方向に沿って記
されており、上方に配置される天板63のレンズ64を
介してユニット本体3のカウンタ窓7から外部表示され
る。なお、このカウンタ板57は、残り撮影可能枚数を
表示するように目盛り84が記されている。
タ板57を一目盛りずつ歩進する小径の歩進ギヤ86が
一体に形成されている。この歩進ギヤ86の外周には、
複数の歯87が形成されており、この歯87はカウンタ
駆動軸69の係止カム83の下部に形成された一対の突
起からなる駆動ギヤ88に噛合され、カム部材60の半
回転によって図中時計方向に一歯分回転される。
の歯82に対して回転方向で僅かに位相がずれて形成さ
れている。これはカム部材60の回転中に、係止カム8
3とカウンタ板57、あるいは駆動ギヤ88と歩進ギヤ
86とのいずれか一方がたえず噛合している状態にする
ためであり、カウンタ板57の回転位置がどの状態にあ
っても振動や衝撃によるカウンタ板57の誤表示を防止
できる。
形成されていない無歯区間90が形成されている。この
無歯区間90は、撮影終了後に回収したレンズ付きフイ
ルムユニット2から露光ユニット17を取り外して再使
用する際に、カウンタ板57をリセットする際に用いら
れる。
枚数の撮影を終了し、全ての写真フイルム23をカート
リッジ本体22に巻き込んだ際に係止カム83に噛合さ
れる最終歯82aと、露光ユニット17を本体基部16
に組み付ける際に係止カム83に噛合される初期歯82
bとの間に形成されている。なお、歩進ギヤ86にもカ
ウンタ板57の最終歯82aと初期歯82bとに対応す
る歯87の間に無歯区間91が設けられている。
に歯87が形成された突条形状となっており、カウンタ
板57の下面の中央にはボス93が形成されている。前
述の係止レバー59には、係合部74の上部に上方に向
かって突出された突出片94が形成されており、この突
出片94は、歩進ギヤ86の内径面86aとボス93と
の間に配置される。
た係止突起96が形成されている。この係止突起96
は、写真フイルム23のフイルム自由端部23a側の最
終コマ30aへの撮影が終了した後のフイルム巻上げ操
作によって、カウンタ板57の最終歯82aが係止カム
83に噛合する際に、巻止めカム70に噛合していな
い、すなわちシャッタチャージ状態にない係止レバー5
9の突出片94に当接する。これによれば、カウンタ板
57の回転が阻止され、これにともない付勢バネ62に
付勢されているカム部材60の回転も阻止され、カム部
材60を介してスプロケット61の回転が阻止される。
写真フイルム23が通過するフイルムレール面97から
大小歯66,67が突出されない状態となるので、何ら
支障なく写真フイルム23のフイルム自由端23aをカ
ートリッジ本体22内に巻き上げることができる。ま
た、スプロケット61が最終コマ30aの小歯29と初
期チャージ用のパーフォレーション32とによって回転
されることはないので、シャッタチャージが行われるこ
とはなく、露光禁止領域であるフイルム自由端部23a
への露光を確実に防止することができる。
る。図2に示すレンズ付きフイルムユニット2を購入し
たユーザーは、始めに巻上げノブ12を回転操作して撮
影準備を行う。巻上げノブ12が回転操作されると、図
3に示すカートリッジ本体22のスプール25が巻上げ
方向に回転され、図4に示すフイルム係止部23cがカ
ートリッジ本体22内に巻き上げられる。
3の移動と付勢バネ62の付勢とにより、スプロケット
61とカム部材60とは第2バネ58の一端58aの付
勢に抗して従動方向に回転され、小歯67が初期チャー
ジ用のパーフォレーション31に噛合可能な位置まで移
動される。さらに写真フイルム23が移送されると、図
5に示すように、スプロケット61の小歯67がパーフ
ォレーション31に噛合し、大歯66が最初のコマ30
bの大パーフォレーション28に順次噛合する。巻上げ
ノブ12の回転操作が開始されてから大歯66が大パー
フォレーション28に噛合するまでの間に、カム部材6
0は反時計方向に半回転される。
ム71がシャッタ駆動レバー55の突部55bを押圧し
て、シャッタ駆動レバー55を第1バネ56の付勢に抗
して時計方向に回動させる。シャッタ駆動レバー55が
チャージ位置に向けて回動されると、シャッタ駆動レバ
ー55の蹴飛ばし突起80による押圧が解除されるの
で、係止レバー59は、第2バネ58の付勢によって時
計方向に回動する。
部59bを巻止めカム70の溝70aに係合させてカム
部材60の回転をロックするとともに、係合部74をシ
ャッタ駆動レバー55の被係合部75の移動軌跡内入り
込ませる。これにより、チャージカム71による押圧が
解除されたシャッタ駆動レバー55は、第1バネ56の
付勢によって反時計方向に回動し、被係合部75と係合
部74とが係合する。この係合部74と被係合部75と
の係合は、図7に示すように、互いに平面部74a,7
5b同士の面接触によって行われるので、両者に傷が発
生したり磨滅することはない。
巻上げノブ12の外周のギヤに噛合させ、回転操作を阻
止する。また、カウンタ板57は係止カム83と、歩進
ギヤ86及び駆動ギヤ88によって時計方向に回転さ
れ、カウンタ窓7からは40枚の残り撮影枚数を示す目
盛り84が表示される。これにより、レンズ付きフイル
ムユニット2の撮影準備が完了する。
し、シャッタボタン6を押下すると、押圧ロッド77が
係止レバー59のバネ掛け部59aを押圧して反時計方
向(巻き止め解除位置)に向けて回動させる。これによ
り、係止レバー59の係合部74とシャッタ駆動レバー
55の被係合部75との係合が解除され、図6に示すよ
うに、シャッタ駆動レバー55は第1バネ56の付勢に
よって反時計方向に回動する。
とレンズカバー50との間に揺動自在に組み付けられた
シャッタ羽根の一端を蹴飛ばしアーム55bで蹴飛ばし
て揺動させる。これにより、露光開口が開放されて写真
フイルム23への露光が行われる。また、シャッタ羽根
はバネの付勢によってすぐに露光開口を閉じる。
いた場合、シャッタレリーズとともに写真フイルム23
にかかっていたテンションが開放されてしまうが、第2
バネ58の一端58aが付勢カム72に当接し、カム部
材60,スプロケット61を介して写真フイルム23の
振動等を抑えるので、画質の劣化等は発生しない。
バー55は、被係合部75の近傍の蹴飛ばし突起80に
よって係止レバー59の凸部79を蹴飛ばす。これによ
り係止レバー59は、第2バネ58の付勢力が第1バネ
56の付勢力よりも弱いので反時計方向に回動され、爪
部59bが巻止めカム70の溝70aから抜け出し、フ
イルム巻止めが解除される。その後、巻上げノブ12を
フイルム巻上げ方向(反時計方向)に回転操作すると、
前述のようにカム部材60が半回転され、シャッタチャ
ージとカウンタ板57の一目盛り分の回動とフイルム巻
止めとが行われる。
り返して最後のコマ30aへの撮影が終了した後に、コ
マ30aとフイルム自由端部23aとを含む、残り全て
の写真フイルム23のカートリッジ本体22内への巻上
げを行う。巻上げノブ12が回転操作されると、写真フ
イルム23がカートリッジ本体22内に向けて移送さ
れ、スプロケット61は大歯66がコマ30aの第パー
フォレーション28に押圧されて回転する。
示すように、スプロケット61の大歯66がフイルムレ
ール面97内に引っ込み、この際のカム部材60の回転
によってカウンタ板57が僅かに時計方向に回転され、
係止突起69が非チャージ状態の係止レバー59の突出
片94に当接する。
クされ、付勢バネ62により従動方向に付勢されている
カム部材60の回転もロックされる。そして、スプロケ
ット61はフイルムレール面97から歯を突出させない
状態で停止されるので、何ら支障なく写真フイルム23
をカートリッジ本体22内に巻き上げることができる。
また、スプロケット61がコマ30aの小パーフォレー
ション29や初期チャージ用のパーフォレーション32
によって回転されないので、フイルム自由端部23aの
巻上げ中にはシャッタチャージが行われず、確実にフイ
ルム自由端部23aを未露光の状態で巻き上げることが
できる。
ユニット2は、ユーザーによって現像取扱店等に同時プ
リントの依頼の際に渡される。現像取扱店では、レンズ
付きフイルムユニット2からフイルムカートリッジ14
を取り出して、現像処理とプリント処理とを行い、プリ
ント写真とカートリッジ本体22内に収められたネガフ
イルムとをユーザーに返却する。
レンズ付きフイルムユニット2は、メーカーによって回
収され、分解後に検査等を経て再使用する部品と、原材
料として再利用する部品とに分別される。再使用部品で
ある露光ユニット17は、ユニット本体3から取り外さ
れて、検査工程に送られる。
ンズ9とファインダ用レンズ49との汚れや傷の有無が
調べられるとともに、シャッタ機構の動作検査が行われ
る。このシャッタ機構の動作検査に先立って、カウンタ
板57のリセットが行われる。
から治具等によってシャッタ駆動レバー55をチャージ
位置に向けて回動する。すると、図5及び図9に示すよ
うに、係止レバー59はシャッタ駆動レバー55をチャ
ージ位置で保持するために回動する。これにより、カウ
ンタ板57の係止突起96と係止レバー59の突出片9
4との当接が解除される。なお、この状態では、係止レ
バー59を回動させても突出片94が係止突起96の先
端に当接し、それ以上の回動が阻止されるので、係止レ
バー59とシャッタ駆動レバー55との係合は解除され
ずシャッタレリーズは行われない。
行われると、係止カム83と駆動ギヤ88とには、カウ
ンタ板57と歩進ギヤ86との無歯区間90,91が対
面する。その後、図10に示すように、カウンタ板57
を無歯区間90,91を利用して時計方向に回転させる
と、初期歯82bが係止カム83に係合され、カウンタ
板57のリセットが実施される。その後、係止レバー5
9の回動によりシャッタレリーズが可能となるので、レ
リーズ検査に合格した露光ユニット17は新たなレンズ
付きフイルムユニット2に組み付けられる。
ー用のバネの付勢力を係止レバー用のバネよりも強くす
るためにバネの材料の径を太くしたが、例えば材料自体
を弾性の強いものを用いたり、巻絞った状態で組み付け
ることによって付勢力を強くしてもよい。また、歩進ギ
ヤと係止ギヤとが一体化されたカウンタ板を用いたが、
係止ギヤの無いカウンタ板にも用いることができる。更
に、カウンタ板と歩進ギヤとの両方に無歯区間を設けた
が、歩進ギヤのみに無歯区間を設けてもよい。これは、
カウンタ板の歯と係止カムとの噛合量が浅いため、カウ
ンタ板の歯を係止カムを乗り越えさせながら回転させる
ことができるためである。
て説明したが、カメラのシャッタ装置にも用いることが
できる。
きフイルムユニットは、シャッタ駆動レバーと係止レバ
ーとを付勢するバネをそれぞれ別個に設け、シャッタ駆
動レバー用のバネの付勢力を係止レバー用のバネの付勢
力よりも強くしたので、バネ付勢に抗して係止レバーを
蹴飛ばし、確実にフイルム巻止めを解除させることがで
きる。また、より微妙なバネの付勢力の調節が可能とな
る。
より係合されるシャッタ駆動レバーの被係合部とにそれ
ぞれ平面部を形成して面接触するようにしたので、係止
レバーとシャッタ駆動レバーとの摩擦等による劣化が遅
延され、露光ユニットの再使用率が向上する。
延長してカム部材に当接させ、シャッタレリーズ時にカ
ム部材及びスプロケットが従動方向に回動するのを阻止
するようにしたので、レリーズ時の写真フイルムの振動
をスプロケットを介して減少させることができる。
け、シャッタ駆動レバーを強制的なチャージさせ、無歯
区間を利用してカウンタ板を回転させて初期歯をカム部
材に噛合させるようにしたので、露光ユニットを分解せ
ず、さらにカウンタ板やカム部材の歯をいためずにカウ
ンタのリセットが可能となる。また、このための部品点
数の増加はなく、リセットのための作業も簡単なのでロ
ーコストに実施することができる。
ニットの構成を示す分解斜視図である。
図である。
トリッジの正面図である。
示す平面図である。
示す平面図である。
を示すA矢視図である。
である。
光ユニットの状態を示す平面図である。
を示す平面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 写真フイルムのパーフォレーションに噛
合して1コマの撮影ごとに行われる写真フイルムの巻上
げ移送により従動回転するスプロケットと、このスプロ
ケットと同軸で回転するカム部材と、このカム部材の回
転によりバネ付勢に抗してチャージ位置に回動されるシ
ャッタ駆動レバーと、バネ付勢により回動してチャージ
位置にあるシャッタ駆動レバーとカム部材とに係合する
係止レバーとを備え、該シャッタ駆動レバーがバネ付勢
によってレリーズ方向に回動する際に係止レバーをバネ
付勢に抗して蹴飛ばし、係止レバーとカム部材との係合
を解除するレンズ付きフイルムユニットにおいて、 前記シャッタ駆動レバーと係止レバーとを付勢するバネ
をそれぞれ個別に設け、該シャッタ駆動レバー用のバネ
の付勢力を、係止レバー用のバネの付勢力よりも強くし
たことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項2】 前記係止レバーの係合部と、この係合部
により係合されるシャッタ駆動レバーの被係合部とにそ
れぞれ平面部を形成し、面接触するようにしたことを特
徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項3】 前記係止レバーを付勢するバネの一端を
延長してカム部材に当接させ、シャッタレリーズ時にカ
ム部材及びスプロケットが従動方向に回動するのを阻止
することを特徴とする請求項1又は2いずれか記載のレ
ンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項4】 1コマ撮影ごとに行われる写真フイルム
の巻上げ移送に連動して回転するカム部材と、このカム
部材の回転によりシャッタチャージを行う係止レバー
と、一方の面に撮影可能枚数を示す目盛りが記され、外
周にカム部材が噛合される歯が複数形成され、該カム部
材の回転によって一目盛り分ずつ回転される円板状のカ
ウンタ板とからなる露光ユニットを備え、規定枚数の撮
影終了後のフイルム巻上げによって該カウンタ板から突
設された突起が非シャッタチャージ状態の係止レバーに
当接してカウンタ板の回転が阻止されるレンズ付きフイ
ルムユニットにおいて、 前記カウンタ板の外周には、レンズ付きフイルムユニッ
トへの組み込み時にカム部材に噛合される初期歯と、撮
影終了後にカム部材に噛合される最終歯との間に、数目
盛り分の歯が形成されていない無歯区間が設けられてい
ることを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項5】 請求項4記載のレンズ付きフイルムユニ
ットの露光ユニットをリサイクルする際に行われるカウ
ンタ板のリセット方法において、 前記シャッタ駆動レバーを外部からチャージ位置に向け
て回動し、このシャッタ駆動レバーをチャージ位置で係
止するために係止レバーが回動するのを利用して前記突
起との当接を解除させ、前記無歯区間を利用してカウン
タ板を回転させて初期歯をカム部材に噛合させることを
特徴とするカウンタ板のリセット方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04502496A JP3724660B2 (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | レンズ付きフイルムユニット及びカウンタ板のリセット方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04502496A JP3724660B2 (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | レンズ付きフイルムユニット及びカウンタ板のリセット方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09236888A true JPH09236888A (ja) | 1997-09-09 |
JP3724660B2 JP3724660B2 (ja) | 2005-12-07 |
Family
ID=12707775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04502496A Expired - Lifetime JP3724660B2 (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | レンズ付きフイルムユニット及びカウンタ板のリセット方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3724660B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008250151A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Nidec Copal Corp | カメラ用フォーカルプレンシャッタ |
-
1996
- 1996-03-01 JP JP04502496A patent/JP3724660B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008250151A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Nidec Copal Corp | カメラ用フォーカルプレンシャッタ |
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JP3724660B2 (ja) | 2005-12-07 |
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