JPH09234797A - 密閉容器の成形方法 - Google Patents
密閉容器の成形方法Info
- Publication number
- JPH09234797A JPH09234797A JP4505296A JP4505296A JPH09234797A JP H09234797 A JPH09234797 A JP H09234797A JP 4505296 A JP4505296 A JP 4505296A JP 4505296 A JP4505296 A JP 4505296A JP H09234797 A JPH09234797 A JP H09234797A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- upper member
- molding
- lower member
- molds
- closed container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14467—Joining articles or parts of a single article
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】膨張率や融点等,材質の異なる部材同士でも隙
間なく接合して、高い水密性を長期間安定して保つこと
ができる密閉容器の成形方法を提案するものである。 【解決手段】本体1の下部材2,上部材3を別々に成形
し、外周に張り出した下部材2の鍔部2aと上部材3の
鍔部3aとを当接させる。下部材2と上部材3の外形に
合致し、接合部4を成形するスペースだけを空けた金型
B,Cに、下部材2と上部材3とをセットし、金型B,
Cを閉じる。上記金型B,Cの接合部4用のスペースに
可塑化された合成樹脂Dを射出し、その空間を充填した
後、冷却固化または硬化させる。金型B,Cを開いて、
完成した本体1(成形品)を取り出す。
間なく接合して、高い水密性を長期間安定して保つこと
ができる密閉容器の成形方法を提案するものである。 【解決手段】本体1の下部材2,上部材3を別々に成形
し、外周に張り出した下部材2の鍔部2aと上部材3の
鍔部3aとを当接させる。下部材2と上部材3の外形に
合致し、接合部4を成形するスペースだけを空けた金型
B,Cに、下部材2と上部材3とをセットし、金型B,
Cを閉じる。上記金型B,Cの接合部4用のスペースに
可塑化された合成樹脂Dを射出し、その空間を充填した
後、冷却固化または硬化させる。金型B,Cを開いて、
完成した本体1(成形品)を取り出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密閉容器、特に液体
を入れる容器の成形方法に関するものである。
を入れる容器の成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂で成形された密閉容器
は、中の液体が外に漏れ出ないように、継ぎ目ができな
いブロー成形で作られるものが多かった。ブロー成形法
は、可塑化した樹脂を袋状に膨らませ、金型で挟み付
け、金型の内壁に押しつけて冷却・固化するという成形
方法で、当然継ぎ目はできず、中の液体が漏れる心配が
ないという利点がある。
は、中の液体が外に漏れ出ないように、継ぎ目ができな
いブロー成形で作られるものが多かった。ブロー成形法
は、可塑化した樹脂を袋状に膨らませ、金型で挟み付
け、金型の内壁に押しつけて冷却・固化するという成形
方法で、当然継ぎ目はできず、中の液体が漏れる心配が
ないという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ブロー成
形法は、1種類の樹脂素材だけを膨張させて成形するの
で、単色のものしか作ることができず、フアッション性
に欠けるという問題点があった。これを解決する方法と
して、2つの箱状部材の開口部同士をヒート溶着して密
閉容器を形成する方法もあるが、溶着した部分が歪んだ
り、剥がれたり、割れたりして隙間が空き、中に入れた
液体が漏れ出すことがあった。しかも、溶着する2つの
合成樹脂の材質が異なると、溶着できないこともあっ
た。
形法は、1種類の樹脂素材だけを膨張させて成形するの
で、単色のものしか作ることができず、フアッション性
に欠けるという問題点があった。これを解決する方法と
して、2つの箱状部材の開口部同士をヒート溶着して密
閉容器を形成する方法もあるが、溶着した部分が歪んだ
り、剥がれたり、割れたりして隙間が空き、中に入れた
液体が漏れ出すことがあった。しかも、溶着する2つの
合成樹脂の材質が異なると、溶着できないこともあっ
た。
【0004】本発明は、上記の問題点にかんがみて提案
されたもので、融点等の物理的特性や材質の異なる部材
同士でも隙間なく接合して、高い水密性を長期間安定し
て保つことができる密閉容器の成形方法を提案するもの
である。
されたもので、融点等の物理的特性や材質の異なる部材
同士でも隙間なく接合して、高い水密性を長期間安定し
て保つことができる密閉容器の成形方法を提案するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1においては、同一形状の開口部を有する下
部材と上部材とを、互いに開口部同士を当接させて成形
する密閉容器の成形方法であって、各開口部の外周縁に
鍔部を設けた上部材と下部材とを形成し、開口部同士を
当接した状態で金型に入れ、可塑化した樹脂を供給して
両鍔部を外側から覆い、樹脂を固化して密閉容器を成形
するようにした。
に、請求項1においては、同一形状の開口部を有する下
部材と上部材とを、互いに開口部同士を当接させて成形
する密閉容器の成形方法であって、各開口部の外周縁に
鍔部を設けた上部材と下部材とを形成し、開口部同士を
当接した状態で金型に入れ、可塑化した樹脂を供給して
両鍔部を外側から覆い、樹脂を固化して密閉容器を成形
するようにした。
【0006】また、請求項2においては、請求項1に記
載の密閉容器の上部材と下部材の各鍔部に孔を設け、こ
の孔を合致させた状態で上部材と下部材の鍔部を当接さ
せ、供給した樹脂を両孔に流入させて鍔部同士を接合さ
せるようにした。
載の密閉容器の上部材と下部材の各鍔部に孔を設け、こ
の孔を合致させた状態で上部材と下部材の鍔部を当接さ
せ、供給した樹脂を両孔に流入させて鍔部同士を接合さ
せるようにした。
【0007】なお、上記下部材と上部材は、圧縮成形
法,射出成形法,ブロー成形法等、いずれの方法で成形
したものでも構わない。本発明に係る密閉容器の部材の
材質は、成型の容易さから合成樹脂が好ましいが、それ
に限定されるものではなく、木製部材,陶製部材,金属
製部材、またはそれら部材の組み合わせでもよい。
法,射出成形法,ブロー成形法等、いずれの方法で成形
したものでも構わない。本発明に係る密閉容器の部材の
材質は、成型の容易さから合成樹脂が好ましいが、それ
に限定されるものではなく、木製部材,陶製部材,金属
製部材、またはそれら部材の組み合わせでもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の最良の実施の形態
を、図面に基づいて、詳細に説明する。図1は本発明に
係る成形方法を用いて成形した携帯水容器の斜視図,図
2は図1の携帯水容器の平面図,図3は図2のA−A線
断面図,図4は図1の携帯水容器の成形時の説明図であ
る。
を、図面に基づいて、詳細に説明する。図1は本発明に
係る成形方法を用いて成形した携帯水容器の斜視図,図
2は図1の携帯水容器の平面図,図3は図2のA−A線
断面図,図4は図1の携帯水容器の成形時の説明図であ
る。
【0009】図1に示すように、携帯水容器の本体1
は,3つの部材からできている。すなわち、容器の下部
材2,容器の上部材3,下部材2と上部材3の当接する
鍔部2a・3aを捲くように覆って両者を接合する接合
部4である。この本体1の底面中央に形成された凹部に
は、据え置き時に起こして本体1を高い位置で保持し、
携帯時は邪魔にならないように折り畳むことができる板
状の足5・5が取り付けられている。また、本体上面に
はネジ式の大きな注水用の蓋6,側部の低い位置には水
を取り出す蛇口7,接合部4の所定位置には肩掛け用の
ベルト8がそれぞれ取り付けられている。更に、携帯時
に蛇口7を覆う蓋として使われるコップ9が用意されて
いる。
は,3つの部材からできている。すなわち、容器の下部
材2,容器の上部材3,下部材2と上部材3の当接する
鍔部2a・3aを捲くように覆って両者を接合する接合
部4である。この本体1の底面中央に形成された凹部に
は、据え置き時に起こして本体1を高い位置で保持し、
携帯時は邪魔にならないように折り畳むことができる板
状の足5・5が取り付けられている。また、本体上面に
はネジ式の大きな注水用の蓋6,側部の低い位置には水
を取り出す蛇口7,接合部4の所定位置には肩掛け用の
ベルト8がそれぞれ取り付けられている。更に、携帯時
に蛇口7を覆う蓋として使われるコップ9が用意されて
いる。
【0010】図3の断面図に示すように、接合部4は当
接している下部材2と上部材3の鍔部2a,3aの周縁
を、断面C字形状に覆って、両者を挟み付けるかたちで
接合している(図3右側)。特に、図2に示した鍔部2
a,3aを貫通する孔2b,3bの部分では、接合部4
は閉断面(D字)形状になって、より確実に両者を結合
している(図3左側)。ベルト8が取り付けられる側の
接合部4には、持ち手4aも形成されている。
接している下部材2と上部材3の鍔部2a,3aの周縁
を、断面C字形状に覆って、両者を挟み付けるかたちで
接合している(図3右側)。特に、図2に示した鍔部2
a,3aを貫通する孔2b,3bの部分では、接合部4
は閉断面(D字)形状になって、より確実に両者を結合
している(図3左側)。ベルト8が取り付けられる側の
接合部4には、持ち手4aも形成されている。
【0011】次に、密閉容器1の成形方法について、図
2乃至図4を用いて説明する。 本体1の下部材2,上部材3は別々に成形される。下
部材2の鍔部2aの所定場所には孔2b・・・が、この
鍔部2aが当接する上部材3の鍔部3aには孔3b・・
・が設けられている。 下部材2の孔2b・・・と上部材3の孔3b・・・と
を合致させ、下部材2の鍔部2aと上部材3の鍔部3a
とを当接させる。 下部材2と上部材3の外形に合致し、接合部4を成形
するスペースだけを空けた金型B,Cに、当接させた状
態の下部材2と上部材3とをセットし、金型B,Cを閉
じる。 上記金型B,Cの接合部4用のスペースに可塑化され
た合成樹脂Dを射出し、そのスペースに充填した後、冷
却固化または硬化させる。 金型B,Cを開いて、完成した本体1(成形品)を取
り出す。 本体1の底面の凹部には別に成型した足5,5が,上
面には蓋6が,側部の低い位置には蛇口7が取り付けら
れ、最後に接合部4に形成された取り付け部にはベルト
8が取り付けられる。
2乃至図4を用いて説明する。 本体1の下部材2,上部材3は別々に成形される。下
部材2の鍔部2aの所定場所には孔2b・・・が、この
鍔部2aが当接する上部材3の鍔部3aには孔3b・・
・が設けられている。 下部材2の孔2b・・・と上部材3の孔3b・・・と
を合致させ、下部材2の鍔部2aと上部材3の鍔部3a
とを当接させる。 下部材2と上部材3の外形に合致し、接合部4を成形
するスペースだけを空けた金型B,Cに、当接させた状
態の下部材2と上部材3とをセットし、金型B,Cを閉
じる。 上記金型B,Cの接合部4用のスペースに可塑化され
た合成樹脂Dを射出し、そのスペースに充填した後、冷
却固化または硬化させる。 金型B,Cを開いて、完成した本体1(成形品)を取
り出す。 本体1の底面の凹部には別に成型した足5,5が,上
面には蓋6が,側部の低い位置には蛇口7が取り付けら
れ、最後に接合部4に形成された取り付け部にはベルト
8が取り付けられる。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る密閉容器の成形方法によれ
ば、2つの部材の開口部を合わせた鍔部を可塑化した樹
脂で覆って固化するので、材質が異なる部材同士でも隙
間なく接合して、高い水密性を長期間安定して保つこと
ができる。
ば、2つの部材の開口部を合わせた鍔部を可塑化した樹
脂で覆って固化するので、材質が異なる部材同士でも隙
間なく接合して、高い水密性を長期間安定して保つこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形方法を用いて成形した携帯水
容器の斜視図である。
容器の斜視図である。
【図2】図1の携帯水容器の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図1の携帯水容器の成形時の説明図である。
1 本体 2 下部材 3 上部材 2a 3a 鍔部 2b 3b 孔 4 接合部 5 足 6 蓋 7 蛇口 8 ベルト B,C 金型 D 合成樹脂
Claims (2)
- 【請求項1】同一形状の開口部を有する下部材と上部材
とを、互いに開口部同士を当接させて成形する密閉容器
の成形方法であって、各開口部の外周縁に鍔部を設けた
上部材と下部材とを形成し、開口部同士を当接した状態
で金型に入れ、可塑化した樹脂を供給して両鍔部を外側
から覆い、樹脂を固化して密閉容器を成形するようにし
たことを特徴とする密閉容器の成形方法。 - 【請求項2】上部材と下部材の各鍔部に孔を設け、この
孔を合致させた状態で上部材と下部材の鍔部を当接さ
せ、供給した樹脂を両孔に流入させて鍔部同士を接合さ
せることを特徴とする請求項1に記載の密閉容器の成形
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4505296A JPH09234797A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 密閉容器の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4505296A JPH09234797A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 密閉容器の成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09234797A true JPH09234797A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=12708590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4505296A Pending JPH09234797A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 密閉容器の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09234797A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7392179B2 (en) | 2000-11-30 | 2008-06-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | LPC vector quantization apparatus |
JP2010030298A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-02-12 | Taisei Plas Co Ltd | 接合薄板金属構造体 |
-
1996
- 1996-03-01 JP JP4505296A patent/JPH09234797A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7392179B2 (en) | 2000-11-30 | 2008-06-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | LPC vector quantization apparatus |
JP2010030298A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-02-12 | Taisei Plas Co Ltd | 接合薄板金属構造体 |
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