JPH09234317A - ウィルス除去フィルター - Google Patents
ウィルス除去フィルターInfo
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- JPH09234317A JPH09234317A JP8341199A JP34119996A JPH09234317A JP H09234317 A JPH09234317 A JP H09234317A JP 8341199 A JP8341199 A JP 8341199A JP 34119996 A JP34119996 A JP 34119996A JP H09234317 A JPH09234317 A JP H09234317A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H5/00—Compounds containing saccharide radicals in which the hetero bonds to oxygen have been replaced by the same number of hetero bonds to halogen, nitrogen, sulfur, selenium, or tellurium
- C07H5/04—Compounds containing saccharide radicals in which the hetero bonds to oxygen have been replaced by the same number of hetero bonds to halogen, nitrogen, sulfur, selenium, or tellurium to nitrogen
- C07H5/06—Aminosugars
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L9/00—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
- A61L9/16—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using physical phenomena
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J20/00—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
- B01J20/22—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising organic material
- B01J20/26—Synthetic macromolecular compounds
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】通常の居住空間において使用でき、インフルエ
ンザ等のウィルスを効率良く除去することができるウィ
ルス除去フィルターを提供する。 【解決手段】シアル酸、シアル酸誘導体、これらを含む
糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくとも1種類をフィル
ターのウィルス捕捉体とする。これらは基材に含浸或い
は練り込んだり、共有結合させたり、スチレンやアクリ
ルアミド等の単量体に組み込み重合及び/または共重合
させて高分子体として使用することができる。
ンザ等のウィルスを効率良く除去することができるウィ
ルス除去フィルターを提供する。 【解決手段】シアル酸、シアル酸誘導体、これらを含む
糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくとも1種類をフィル
ターのウィルス捕捉体とする。これらは基材に含浸或い
は練り込んだり、共有結合させたり、スチレンやアクリ
ルアミド等の単量体に組み込み重合及び/または共重合
させて高分子体として使用することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インフルエンザ等
のウィルスを除去することができるウィルス除去フィル
ターに関するものである。
のウィルスを除去することができるウィルス除去フィル
ターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気中に浮遊するウィルスの除去手段と
しては、フィルターにより捕捉したウィルスを紫外線に
より不活性化させるようにしたものが従来から知られて
いる。しかし、紫外線は人体に対して有害であるため、
通常の居住空間では用いることが困難であるうえ、紫外
線はフィルターの素材や機器の劣化を引き起こし易いと
いう問題もある。また、通常の居住空間ではインフルエ
ンザ等のウィルス対策としてガーゼマスクが広く使用さ
れているが、ガーゼマスクではウィルスを捕捉すること
は不可能である。
しては、フィルターにより捕捉したウィルスを紫外線に
より不活性化させるようにしたものが従来から知られて
いる。しかし、紫外線は人体に対して有害であるため、
通常の居住空間では用いることが困難であるうえ、紫外
線はフィルターの素材や機器の劣化を引き起こし易いと
いう問題もある。また、通常の居住空間ではインフルエ
ンザ等のウィルス対策としてガーゼマスクが広く使用さ
れているが、ガーゼマスクではウィルスを捕捉すること
は不可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、通常の居住空間において使用で
き、インフルエンザ等のウィルスを効率良く除去するこ
とができるウィルス除去フィルターを提供するためにな
されたものである。
の問題点を解決して、通常の居住空間において使用で
き、インフルエンザ等のウィルスを効率良く除去するこ
とができるウィルス除去フィルターを提供するためにな
されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた第1の発明は、シアル酸、シアル酸誘導
体、これらを含む糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくと
も1種類をウィルス捕捉体としたことを特徴とするもの
である。また第2の発明は、シアル酸、シアル酸誘導
体、これらを含む糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくと
も1種類を基材に含浸あるいは練り込んだものをウィル
ス捕捉体としたことを特徴とするものである。また第3
の発明は、シアル酸、シアル酸誘導体、これらを含む
糖、糖タンパク質糖脂質の少なくとも1種類を共有結合
させた物質をウィルス捕捉体としたことを特徴とするも
のである。さらに第4の発明は、シアル酸、シアル酸誘
導体、これらを含む糖、糖タンパク質、糖脂質の少なく
とも1種類を組み込んだスチレンやアクリルアミド等の
単量体を重合及び/または共重合させた高分子体をウィ
ルス捕捉体としたことを特徴とするものである。
めになされた第1の発明は、シアル酸、シアル酸誘導
体、これらを含む糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくと
も1種類をウィルス捕捉体としたことを特徴とするもの
である。また第2の発明は、シアル酸、シアル酸誘導
体、これらを含む糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくと
も1種類を基材に含浸あるいは練り込んだものをウィル
ス捕捉体としたことを特徴とするものである。また第3
の発明は、シアル酸、シアル酸誘導体、これらを含む
糖、糖タンパク質糖脂質の少なくとも1種類を共有結合
させた物質をウィルス捕捉体としたことを特徴とするも
のである。さらに第4の発明は、シアル酸、シアル酸誘
導体、これらを含む糖、糖タンパク質、糖脂質の少なく
とも1種類を組み込んだスチレンやアクリルアミド等の
単量体を重合及び/または共重合させた高分子体をウィ
ルス捕捉体としたことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。 (1)本発明は、その構成要素としてシアル酸、シアル
酸誘導体、これらを含む糖、糖タンパク質、糖脂質、そ
れらの共有結合物質及び/または重合体をウィルスを捕
捉するために用いることを特徴とするものである。シア
ル酸は各種の生物に含まれ、通常細胞表層糖質を構成し
て糖タンパク質や糖脂質(複合糖質)の末端にグリコシ
ド結合して存在する。本発明において用いるシアル酸
は、本出願人の特開平6−263801号公報に記載の
方法により経済的に製造することができる。この方法に
よれば、大腸菌等の菌体により生産されたコロミン酸を
酸により加水分解することにより、シアル酸を遊離して
いる。
明する。 (1)本発明は、その構成要素としてシアル酸、シアル
酸誘導体、これらを含む糖、糖タンパク質、糖脂質、そ
れらの共有結合物質及び/または重合体をウィルスを捕
捉するために用いることを特徴とするものである。シア
ル酸は各種の生物に含まれ、通常細胞表層糖質を構成し
て糖タンパク質や糖脂質(複合糖質)の末端にグリコシ
ド結合して存在する。本発明において用いるシアル酸
は、本出願人の特開平6−263801号公報に記載の
方法により経済的に製造することができる。この方法に
よれば、大腸菌等の菌体により生産されたコロミン酸を
酸により加水分解することにより、シアル酸を遊離して
いる。
【0006】一方、本発明で捕捉しようとするインフル
エンザ等の多くのウィルスは表面にヘマグルチニン(赤
血球凝集素)と呼ばれるタンパク質を持っており、この
ヘマグルチニンが動物細胞の表面のシアル酸と結合する
ことにより、細胞がウィルスに感染することが知られて
いる。すなわち、これらのウィルスは動物細胞の表面の
シアル酸をレセプターとして細胞へ感染する機能を持っ
ている。そこで本発明ではこの性質を利用し、シアル酸
やその誘導体等をウィルス捕捉体としてフィルターに組
み込んでおき、ヘマグルチニンを有するウィルスをウィ
ルス捕捉体に捕捉させることによりウィルスを除去しよ
うとするものである。
エンザ等の多くのウィルスは表面にヘマグルチニン(赤
血球凝集素)と呼ばれるタンパク質を持っており、この
ヘマグルチニンが動物細胞の表面のシアル酸と結合する
ことにより、細胞がウィルスに感染することが知られて
いる。すなわち、これらのウィルスは動物細胞の表面の
シアル酸をレセプターとして細胞へ感染する機能を持っ
ている。そこで本発明ではこの性質を利用し、シアル酸
やその誘導体等をウィルス捕捉体としてフィルターに組
み込んでおき、ヘマグルチニンを有するウィルスをウィ
ルス捕捉体に捕捉させることによりウィルスを除去しよ
うとするものである。
【0007】シアル酸誘導体としては、シアル酸のデオ
キシ体、デヒドロ体等をあげることができる。天然に存
在するシアル酸誘導体のいくつかを図1に示す。シアル
酸またはシアル酸誘導体を含む糖としては、シアリルラ
クトース、シアリルラクトサミン等をあげることができ
る。シアル酸またはシアル酸誘導体を含む糖タンパク質
としては、例えばムチンをあげることができる。シアル
酸またはシアル酸誘導体を含む糖脂質としては、例えば
ガングリオシドをあげることができる。これらはいずれ
もヘマグルチニンを有するウィルスを捕捉するウィルス
捕捉体として使用することができる。
キシ体、デヒドロ体等をあげることができる。天然に存
在するシアル酸誘導体のいくつかを図1に示す。シアル
酸またはシアル酸誘導体を含む糖としては、シアリルラ
クトース、シアリルラクトサミン等をあげることができ
る。シアル酸またはシアル酸誘導体を含む糖タンパク質
としては、例えばムチンをあげることができる。シアル
酸またはシアル酸誘導体を含む糖脂質としては、例えば
ガングリオシドをあげることができる。これらはいずれ
もヘマグルチニンを有するウィルスを捕捉するウィルス
捕捉体として使用することができる。
【0008】(2)シアル酸、シアル酸誘導体、これら
を含む糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくとも1種類を
基材に含浸あるいは練り込んだ形態でウィルス捕捉体と
して使用できる。基材としてガーゼを用いれば、ウィル
ス除去マスクとして使用することができる。
を含む糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくとも1種類を
基材に含浸あるいは練り込んだ形態でウィルス捕捉体と
して使用できる。基材としてガーゼを用いれば、ウィル
ス除去マスクとして使用することができる。
【0009】(3)シアル酸、シアル酸誘導体を含む
糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくとも1種類を共有結
合させた物質をウィルス捕捉体として使用できる。この
共有結合物質をガーゼではさむことにより、ウィルス除
去マスクとして使用することができる。この場合、例え
ば共有結合物質を粉粒体の形態として、通気性のある袋
体に入れガーゼではさむことができる。
糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくとも1種類を共有結
合させた物質をウィルス捕捉体として使用できる。この
共有結合物質をガーゼではさむことにより、ウィルス除
去マスクとして使用することができる。この場合、例え
ば共有結合物質を粉粒体の形態として、通気性のある袋
体に入れガーゼではさむことができる。
【0010】(4)シアル酸、シアル酸誘導体を含む
糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくとも1種類をスチレ
ン単量体やアクリルアミド単量体に組み込んだうえ、重
合及び/または共重合させた高分子をウィルス捕捉体と
して用いることができる。図2はスチレン単量体を用い
た場合の工程を示したもので、1として示すシアル酸と
p−ビニルベンジルアミン2との間で縮合反応を行なわ
せて3のシアル酸置換スチレン単量体としたうえ、これ
を更に重合させて複合糖質高分子体4とする工程を示し
ている。この方法によれば、シアル酸等を合成樹脂に結
合させることができるので、その合成樹脂をそのままあ
るいはガーゼではさむことにより、ウィルス除去フィル
ターやウィルス除去マスクとして使用することができ
る。合成樹脂をそのまま用いる場合には合成樹脂を通気
性として用いれば良く、またガーゼにはさんで用いる場
合には、例えば合成樹脂を粉粒体の形態として通気性の
ある袋体に入れガーゼではさむことができる。
糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくとも1種類をスチレ
ン単量体やアクリルアミド単量体に組み込んだうえ、重
合及び/または共重合させた高分子をウィルス捕捉体と
して用いることができる。図2はスチレン単量体を用い
た場合の工程を示したもので、1として示すシアル酸と
p−ビニルベンジルアミン2との間で縮合反応を行なわ
せて3のシアル酸置換スチレン単量体としたうえ、これ
を更に重合させて複合糖質高分子体4とする工程を示し
ている。この方法によれば、シアル酸等を合成樹脂に結
合させることができるので、その合成樹脂をそのままあ
るいはガーゼではさむことにより、ウィルス除去フィル
ターやウィルス除去マスクとして使用することができ
る。合成樹脂をそのまま用いる場合には合成樹脂を通気
性として用いれば良く、またガーゼにはさんで用いる場
合には、例えば合成樹脂を粉粒体の形態として通気性の
ある袋体に入れガーゼではさむことができる。
【0011】
【実施例1】ストレプトコッカス アガラクチアエ(Str
eptococcus agalactiae)(以下B群連鎖状球菌という)
のI−a型をグルコース2%、リン酸水素二ナトリウム
1.5%を含有し且つpH7.0〜7.2に緩衝された
トッド−ヘウイト氏ブイヨン(Todd-Hewitt broth) 内で
菌を培養した。その培養物から図3に示すI−a型糖鎖
(シアル酸を含む糖)分離抽出成分を純水に溶かし、1
%の水溶液を調製した。この水溶液に従来のフィルター
(市販のガーゼマスク)を浸し、軽く脱水後乾燥して、
抽出成分を付着させ、シアル酸を含む糖を含有するフィ
ルター(以下シアル酸含有フィルター1という)を得
た。このシアル酸含有フィルター1と、従来のフィルタ
ーとを用いてウィルスの除去試験を行った。
eptococcus agalactiae)(以下B群連鎖状球菌という)
のI−a型をグルコース2%、リン酸水素二ナトリウム
1.5%を含有し且つpH7.0〜7.2に緩衝された
トッド−ヘウイト氏ブイヨン(Todd-Hewitt broth) 内で
菌を培養した。その培養物から図3に示すI−a型糖鎖
(シアル酸を含む糖)分離抽出成分を純水に溶かし、1
%の水溶液を調製した。この水溶液に従来のフィルター
(市販のガーゼマスク)を浸し、軽く脱水後乾燥して、
抽出成分を付着させ、シアル酸を含む糖を含有するフィ
ルター(以下シアル酸含有フィルター1という)を得
た。このシアル酸含有フィルター1と、従来のフィルタ
ーとを用いてウィルスの除去試験を行った。
【0012】試験方法は、A型インフルエンザウィルス
A/PR/8/34(H1N1)株を生理食塩水(0.
9%塩化ナトリウム水溶液)中に浮遊させた浮遊液をこ
れらの2種類のフィルターに通過させ、通過した液の力
価(titer) を測定する方法である。力価の測定は、イン
フルエンザウィルスが赤血球に付着すると、赤血球同士
が凝集を起こすことを利用して行なった。すなわち、フ
ィルターを通過した浮遊液を生理食塩水で2倍、4倍、
8倍・・・と2段階希釈した液と、同量の0.4%ニワ
トリ赤血球浮遊液とを混合して、何倍希釈液まで凝集反
応を起こすかによって液の力価を評価した。その結果を
次の表1に示す。なおブランクは原液(希釈前のウィル
ス浮遊液)の力価である。
A/PR/8/34(H1N1)株を生理食塩水(0.
9%塩化ナトリウム水溶液)中に浮遊させた浮遊液をこ
れらの2種類のフィルターに通過させ、通過した液の力
価(titer) を測定する方法である。力価の測定は、イン
フルエンザウィルスが赤血球に付着すると、赤血球同士
が凝集を起こすことを利用して行なった。すなわち、フ
ィルターを通過した浮遊液を生理食塩水で2倍、4倍、
8倍・・・と2段階希釈した液と、同量の0.4%ニワ
トリ赤血球浮遊液とを混合して、何倍希釈液まで凝集反
応を起こすかによって液の力価を評価した。その結果を
次の表1に示す。なおブランクは原液(希釈前のウィル
ス浮遊液)の力価である。
【0013】
【表1】
【0014】表1のデータから明らかなように、従来の
フィルターを通過した液の力価は原液と同一であり、ウ
ィルスを除去する効果は全くないことが分かる。これに
対して本発明のフィルターを透過した液の力価は1/3
2〜1/128にまで低下しており、ウィルスの大部分
は除去されたことが分かる。
フィルターを通過した液の力価は原液と同一であり、ウ
ィルスを除去する効果は全くないことが分かる。これに
対して本発明のフィルターを透過した液の力価は1/3
2〜1/128にまで低下しており、ウィルスの大部分
は除去されたことが分かる。
【0015】
【実施例2】B群鎖状球菌の III型を実施例1と同様の
方法で培養した。その培養物から図3に示す III型糖鎖
(シアル酸を含む糖)分離抽出成分を純水に溶かし、1
%の水溶液を調製した。この水溶液に従来のフィルター
を浸し、軽く脱水後乾燥して、抽出成分を付着させ、シ
アル酸を含む糖を含有するフィルター(以下シアル酸含
有フィルター2という)を得た。このシアル酸含有フィ
ルター2と、従来のフィルターとを用いてウィルスの除
去試験を行った。
方法で培養した。その培養物から図3に示す III型糖鎖
(シアル酸を含む糖)分離抽出成分を純水に溶かし、1
%の水溶液を調製した。この水溶液に従来のフィルター
を浸し、軽く脱水後乾燥して、抽出成分を付着させ、シ
アル酸を含む糖を含有するフィルター(以下シアル酸含
有フィルター2という)を得た。このシアル酸含有フィ
ルター2と、従来のフィルターとを用いてウィルスの除
去試験を行った。
【0016】試験方法は、A型インフルエンザウィルス
A/Aichi /2/68(H3N2)株を生理食塩水中に
浮遊させた浮遊液をこれらの2種類のフィルターに通過
させ、実施例1と同様に通過した液の力価を測定する方
法である。その結果を次の表2に示す。なおブランクは
原液(希釈前のウィルス浮遊液)の力価である。
A/Aichi /2/68(H3N2)株を生理食塩水中に
浮遊させた浮遊液をこれらの2種類のフィルターに通過
させ、実施例1と同様に通過した液の力価を測定する方
法である。その結果を次の表2に示す。なおブランクは
原液(希釈前のウィルス浮遊液)の力価である。
【0017】
【表2】
【0018】表2のデータから明らかなように、従来の
フィルターを通過した液の力価は原液と同一であり、ウ
ィルスを除去する効果は全くないことが分かる。これに
対して本発明のフィルターを透過した液の力価は1/3
2〜1/256にまで低下しており、ウィルスの大部分
は除去されたことが分かる。
フィルターを通過した液の力価は原液と同一であり、ウ
ィルスを除去する効果は全くないことが分かる。これに
対して本発明のフィルターを透過した液の力価は1/3
2〜1/256にまで低下しており、ウィルスの大部分
は除去されたことが分かる。
【0019】
【実施例3】実施例1と実施例2でそれぞれ調製したシ
アル酸糖鎖抽出成分の1%の水溶液を1:1の混合比で
混合した。この水溶液に従来のフィルターを浸し、軽く
脱水後乾燥して、抽出成分を付着させ、シアル酸を含む
糖を含有するフィルター(以下シアル酸含有フィルター
3という)を得た。このシアル酸含有フィルター3と、
従来のフィルターとを用いてウィルスの除去試験を行っ
た。
アル酸糖鎖抽出成分の1%の水溶液を1:1の混合比で
混合した。この水溶液に従来のフィルターを浸し、軽く
脱水後乾燥して、抽出成分を付着させ、シアル酸を含む
糖を含有するフィルター(以下シアル酸含有フィルター
3という)を得た。このシアル酸含有フィルター3と、
従来のフィルターとを用いてウィルスの除去試験を行っ
た。
【0020】試験方法は、A型インフルエンザウィルス
A/PR/8/34(H1N1)株を生理食塩水中に浮
遊させた浮遊液をこれらの2種類のフィルターに通過さ
せ、実施例1、実施例2と同様に通過した液の力価を測
定する方法である。その結果を次の表3に示す。なおブ
ランクは原液(希釈前のウィルス浮遊液)の力価であ
る。
A/PR/8/34(H1N1)株を生理食塩水中に浮
遊させた浮遊液をこれらの2種類のフィルターに通過さ
せ、実施例1、実施例2と同様に通過した液の力価を測
定する方法である。その結果を次の表3に示す。なおブ
ランクは原液(希釈前のウィルス浮遊液)の力価であ
る。
【0021】
【表3】
【0022】表3のデータから明らかなように、従来の
フィルターを通過した液の力価は原液と同一であり、ウ
ィルスを除去する効果は全くないことが分かる。これに
対して本発明のフィルターを透過した液の力価は1/1
6〜1/64にまで低下しており、ウィルスの大部分は
除去されたことが分かる。
フィルターを通過した液の力価は原液と同一であり、ウ
ィルスを除去する効果は全くないことが分かる。これに
対して本発明のフィルターを透過した液の力価は1/1
6〜1/64にまで低下しており、ウィルスの大部分は
除去されたことが分かる。
【0023】
【実施例4】実施例3で得たシアル酸含有フィルター3
と、従来のフィルターとを用いてウィルスの除去試験を
行った。
と、従来のフィルターとを用いてウィルスの除去試験を
行った。
【0024】試験方法は、A型インフルエンザウィルス
A/Aichi /2/68(H3N2)株を生理食塩水中に
浮遊させた浮遊液をこれらの2種類のフィルターに通過
させ、実施例1、実施例2、実施例3と同様に通過した
液の力価を測定する方法である。その結果を次の表4に
示す。なおブランクは原液(希釈前のウィルス浮遊液)
の力価である。
A/Aichi /2/68(H3N2)株を生理食塩水中に
浮遊させた浮遊液をこれらの2種類のフィルターに通過
させ、実施例1、実施例2、実施例3と同様に通過した
液の力価を測定する方法である。その結果を次の表4に
示す。なおブランクは原液(希釈前のウィルス浮遊液)
の力価である。
【0025】
【表4】
【0026】表4のデータから明らかなように、従来の
フィルターを通過した液の力価は原液と同一であり、ウ
ィルスを除去する効果は全くないことが分かる。これに
対して本発明のフィルターを透過した液の力価は1/1
6〜1/128にまで低下しており、ウィスの大部分は
除去されたことが分かる。なお、実施例1〜4の試験は
いずれもウィルスを生理食塩水に浮遊させて行ったが、
空気中に浮遊しているウィルスについても同様の効果を
期待することができるので、本発明のフィルターはその
ままウィルス除去用のマスクとしても利用することがで
きる。
フィルターを通過した液の力価は原液と同一であり、ウ
ィルスを除去する効果は全くないことが分かる。これに
対して本発明のフィルターを透過した液の力価は1/1
6〜1/128にまで低下しており、ウィスの大部分は
除去されたことが分かる。なお、実施例1〜4の試験は
いずれもウィルスを生理食塩水に浮遊させて行ったが、
空気中に浮遊しているウィルスについても同様の効果を
期待することができるので、本発明のフィルターはその
ままウィルス除去用のマスクとしても利用することがで
きる。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
シアル酸、シアル酸誘導体、これらを含む糖、糖タンパ
ク質、糖脂質のいずれか1種類以上をそのままあるいは
化合させてウィルス捕捉体として用いることにより、ウ
ィルスを効率よく除去することができる。しかもシアル
酸は人体の細胞にも含まれる物質であり無害なものであ
るから、通常の居住空間において安全に使用できる利点
がある。
シアル酸、シアル酸誘導体、これらを含む糖、糖タンパ
ク質、糖脂質のいずれか1種類以上をそのままあるいは
化合させてウィルス捕捉体として用いることにより、ウ
ィルスを効率よく除去することができる。しかもシアル
酸は人体の細胞にも含まれる物質であり無害なものであ
るから、通常の居住空間において安全に使用できる利点
がある。
【図1】天然に存在するシアル酸誘導体のいくつかを示
す化学構造式である。
す化学構造式である。
【図2】シアル酸を含む複合糖質高分子体の製造工程を
示す化学反応式である。
示す化学反応式である。
【図3】実施例1におけるI−a型糖鎖(シアル酸含
有)分離抽出成分を示す。
有)分離抽出成分を示す。
1 シアル酸、2 p−ビニルベンジルアミン、3 シ
アル酸置換スチレン単量体、4 複合糖質高分子体
アル酸置換スチレン単量体、4 複合糖質高分子体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 一清 愛知県愛知郡東郷町和合ケ丘3丁目13番10 号 (72)発明者 鈴木 康夫 静岡県静岡市瀬名1丁目8番3−102
Claims (4)
- 【請求項1】シアル酸、シアル酸誘導体、これらを含む
糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくとも1種類をウィル
ス捕捉体としたことを特徴とするウィルス除去フィルタ
ー。 - 【請求項2】シアル酸、シアル酸誘導体、これらを含む
糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくとも1種類を基材に
含浸あるいは練り込んだものをウィルス捕捉体としたこ
とを特徴とするウィルス除去フィルター。 - 【請求項3】シアル酸、シアル酸誘導体、これらを含む
糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくとも1種類を共有結
合させた物質をウィルス捕捉体としたことを特徴とする
ウィルス除去フィルター。 - 【請求項4】シアル酸、シアル酸誘導体、これらを含む
糖、糖タンパク質、糖脂質の少なくとも1種類を組み込
んだスチレンやアクリルアミド等の単量体を重合及び/
または共重合させた高分子体をウィルス捕捉体としたこ
とを特徴とするウィルス除去フィルター。
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