JPH09233873A - Dcサーボモータ制御装置 - Google Patents
Dcサーボモータ制御装置Info
- Publication number
- JPH09233873A JPH09233873A JP8042539A JP4253996A JPH09233873A JP H09233873 A JPH09233873 A JP H09233873A JP 8042539 A JP8042539 A JP 8042539A JP 4253996 A JP4253996 A JP 4253996A JP H09233873 A JPH09233873 A JP H09233873A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- current value
- slit
- time
- cpu
- Prior art date
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- Motor And Converter Starters (AREA)
- Control Of Direct Current Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 DCモータ起動時の電流値を大きめに設定せ
ずに、DCモータを駆動制御する。 【解決手段】 シリアルプリンタ19のDCサーボモー
タ制御装置20はDCモータ1、タイマを内蔵しDCモ
ータ1の回転変位の監視及び速度制御を行うマイクロコ
ンピュータ7(CPU7)、DCモータ1が回転するこ
とにより発生するスリット変化を検出するスリットエン
コーダ4、及びROM12を備えている。ROM12
は、DCモータ起動時に供給される初期電流値(I)、
所定時間(T)、及び所定時間(T)内でDCモータ1
が回転しないとき現在の電流値に加えられる電流値増加
量(X)を格納する。図示せぬプリンタ電源が投入され
ると、CPU7がROM12から初期電流値(I)を読
み出し、DCモータ1に電流を供給する。
ずに、DCモータを駆動制御する。 【解決手段】 シリアルプリンタ19のDCサーボモー
タ制御装置20はDCモータ1、タイマを内蔵しDCモ
ータ1の回転変位の監視及び速度制御を行うマイクロコ
ンピュータ7(CPU7)、DCモータ1が回転するこ
とにより発生するスリット変化を検出するスリットエン
コーダ4、及びROM12を備えている。ROM12
は、DCモータ起動時に供給される初期電流値(I)、
所定時間(T)、及び所定時間(T)内でDCモータ1
が回転しないとき現在の電流値に加えられる電流値増加
量(X)を格納する。図示せぬプリンタ電源が投入され
ると、CPU7がROM12から初期電流値(I)を読
み出し、DCモータ1に電流を供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DCモータを駆動
制御するDCサーボモータ制御装置に関する。
制御するDCサーボモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、DCモータをDCサーボモータ制
御装置により起動する際、予め設定された値の電流を供
給してDCモータを回転させている。そして、起動後、
DCモータの正確な速度を検出した後、速度制御を行っ
て実際の目標速度と一致させている。
御装置により起動する際、予め設定された値の電流を供
給してDCモータを回転させている。そして、起動後、
DCモータの正確な速度を検出した後、速度制御を行っ
て実際の目標速度と一致させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】起動時に設定される電
流値は、DCモータが取り付けられる装置や周囲の環境
温度変化等の要因で駆動系の負荷が増加する可能性を考
慮し、大きめに設定してある。従って、従来のDCモー
タ及びDCサーボモータ制御装置を例えばプリンタに取
り付けて印字ヘッドのスペーシング動作に使用する場
合、DCモータ起動時、印字ヘッドのように重いものを
大きな力でいきなり動かすことになり、この結果、プリ
ンタが大きく振動してしまっていた。
流値は、DCモータが取り付けられる装置や周囲の環境
温度変化等の要因で駆動系の負荷が増加する可能性を考
慮し、大きめに設定してある。従って、従来のDCモー
タ及びDCサーボモータ制御装置を例えばプリンタに取
り付けて印字ヘッドのスペーシング動作に使用する場
合、DCモータ起動時、印字ヘッドのように重いものを
大きな力でいきなり動かすことになり、この結果、プリ
ンタが大きく振動してしまっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明が講じた解決手段は、所定時間を計測するタ
イマと、DCモータの回転変位を検出する回転検出部と
を備え、所定時間内でDCモータの回転変位が無いと判
断すると、前記タイマをリセットして所定時間の計測を
再開すると共に、現在供給されている電流値に所定の電
流値を加えるものである。
に、本発明が講じた解決手段は、所定時間を計測するタ
イマと、DCモータの回転変位を検出する回転検出部と
を備え、所定時間内でDCモータの回転変位が無いと判
断すると、前記タイマをリセットして所定時間の計測を
再開すると共に、現在供給されている電流値に所定の電
流値を加えるものである。
【0005】上述の解決手段によれば、タイマにより所
定時間を計測すると共に回転検出部によりDCモータの
回転変位を検出する。そして、所定時間内にDCモータ
の回転変位が無いと判断すると、前記タイマをリセット
して所定時間の計測を再開すると共に現在供給されてい
る電流値に所定の電流値を加える。所定の電流値を加え
た後所定時間内でDCモータの回転変位が無い場合、再
び現在の電流値に所定の電流値を加える。以上の動作
を、DCモータが回転するまで繰り返す。
定時間を計測すると共に回転検出部によりDCモータの
回転変位を検出する。そして、所定時間内にDCモータ
の回転変位が無いと判断すると、前記タイマをリセット
して所定時間の計測を再開すると共に現在供給されてい
る電流値に所定の電流値を加える。所定の電流値を加え
た後所定時間内でDCモータの回転変位が無い場合、再
び現在の電流値に所定の電流値を加える。以上の動作
を、DCモータが回転するまで繰り返す。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態では、
DCモータはシリアルプリンタに設けられ、印字ヘッド
のスペーシング動作に使用されるものである。なお、各
図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は本発
明に係る実施の形態におけるシリアルプリンタのブロッ
ク図、図2は実施の形態におけるタイムチャート、図3
は実施の形態のシリアルプリンタのスリットエンコーダ
の出力パルス説明図、図4は実施の形態のDCサーボモ
ータ制御装置のフィルタリング説明図である。
面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態では、
DCモータはシリアルプリンタに設けられ、印字ヘッド
のスペーシング動作に使用されるものである。なお、各
図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は本発
明に係る実施の形態におけるシリアルプリンタのブロッ
ク図、図2は実施の形態におけるタイムチャート、図3
は実施の形態のシリアルプリンタのスリットエンコーダ
の出力パルス説明図、図4は実施の形態のDCサーボモ
ータ制御装置のフィルタリング説明図である。
【0007】シリアルプリンタ19はDCサーボモータ
制御装置20を有している。DCサーボモータ制御装置
20はDCモータ1、スリットエンコーダ4、エッジ検
出回路5、ディジタルフィルタ6、マイクロコンピュー
タ7(CPU7)、モータ駆動回路8、及びROM12
(或いはRAM12であってもよい)を備えている。ス
リットエンコーダ4は、DCモータ1に設けられたスリ
ット円盤2、及び光センサ3を有している。スリット円
盤2は2相になっており、光センサ3はDCモータ1が
回転することにより発生するスリット変化を検出する。
エッジ検出回路5は、光センサ3により検出されたDC
モータ1のスリット変化(エンコーダ4の出力( 2相)
)を入力して、DCモータ1の回転方向、及びスリッ
トエンコーダ4の出力のエッジを検出し、回転方向別に
アップパルス及びダウンパルスを発生させる(図2(1),
(2) 参照)。
制御装置20を有している。DCサーボモータ制御装置
20はDCモータ1、スリットエンコーダ4、エッジ検
出回路5、ディジタルフィルタ6、マイクロコンピュー
タ7(CPU7)、モータ駆動回路8、及びROM12
(或いはRAM12であってもよい)を備えている。ス
リットエンコーダ4は、DCモータ1に設けられたスリ
ット円盤2、及び光センサ3を有している。スリット円
盤2は2相になっており、光センサ3はDCモータ1が
回転することにより発生するスリット変化を検出する。
エッジ検出回路5は、光センサ3により検出されたDC
モータ1のスリット変化(エンコーダ4の出力( 2相)
)を入力して、DCモータ1の回転方向、及びスリッ
トエンコーダ4の出力のエッジを検出し、回転方向別に
アップパルス及びダウンパルスを発生させる(図2(1),
(2) 参照)。
【0008】ディジタルフィルタ6は、エッジ検出回路
5より出力されるアップ/ダウンパルス間(スリットエ
ンコーダ4の出力のエッジ間)をベースクロックにてカ
ウントすることにより速度カウントを行い、カウント値
(単位:1/速度)のフィルタリングを行う。詳しく
は、DCモータ1のスリットを検知する2相センサには
センサ自身のバラツキや温度変化によりスレッシュホー
ルド誤差(図3(3) 参照)があったり、センサ取付誤差
等による位相ズレ(図3(2) 参照)がある。従って、速
度カウント値には歪み成分が含まれてしまう。この歪み
成分をできるだけ取り除くため、アップ/ダウンパルス
毎にそのとき(図4に示す時刻A)以前の5回分の速度
カウント値(図4に示すT1 〜T5 )より、以下の式に
示すフィルタリング計算を行い、修正速度データ
(TM )(単位:1/速度)を出力する。TM =(2×
T1 +T2 +T3 +T4 −T5 )/4 ・・・(1)ま
た、ディジタルフィルタ6はスリットエンコーダ4の出
力のエッジ間を2分周したものをスリット割込信号とし
てマイクロコンピュータに出力する(図2(1),(2) 参
照)。
5より出力されるアップ/ダウンパルス間(スリットエ
ンコーダ4の出力のエッジ間)をベースクロックにてカ
ウントすることにより速度カウントを行い、カウント値
(単位:1/速度)のフィルタリングを行う。詳しく
は、DCモータ1のスリットを検知する2相センサには
センサ自身のバラツキや温度変化によりスレッシュホー
ルド誤差(図3(3) 参照)があったり、センサ取付誤差
等による位相ズレ(図3(2) 参照)がある。従って、速
度カウント値には歪み成分が含まれてしまう。この歪み
成分をできるだけ取り除くため、アップ/ダウンパルス
毎にそのとき(図4に示す時刻A)以前の5回分の速度
カウント値(図4に示すT1 〜T5 )より、以下の式に
示すフィルタリング計算を行い、修正速度データ
(TM )(単位:1/速度)を出力する。TM =(2×
T1 +T2 +T3 +T4 −T5 )/4 ・・・(1)ま
た、ディジタルフィルタ6はスリットエンコーダ4の出
力のエッジ間を2分周したものをスリット割込信号とし
てマイクロコンピュータに出力する(図2(1),(2) 参
照)。
【0009】CPU7はスリットエンコーダ4の出力変
化を監視することによりDCモータ1の回転変位の監
視、及びディジタルフィルタ6から出力される修正速度
データ(TM )に基づき速度制御を行っている。詳しく
は、DCモータ1の起動後ディジタルフィルタ6からス
リット割込信号を3回入力するまでは速度制御を行わず
起動時に設定した電流値のままでDCモータ1を動作さ
せ、スリット割込信号を3回入力すると、予め組み込ま
れたファームウエアによりディジタルフィルタ6から出
力される修正速度データ(TM )が後述する目標速度デ
ータ(単位:1/速度)と一致するように、DCモータ
1の速度制御を行う。これはディジタルフィルタ6から
正確な修正速度データ(TM )が出力されるには5回分
(スリット割込信号は2.5回分)の速度カウント値
(T1 〜T5 )が必要となるからである。もし、起動後
すぐに速度制御を行えばディジタルフィルタ6から出力
される修正速度データ(TM )は実際のデータと異なっ
てしまうので、この後正確な速度制御が行えず後述する
印字ヘッドが異常な動作をする可能性があるからであ
る。
化を監視することによりDCモータ1の回転変位の監
視、及びディジタルフィルタ6から出力される修正速度
データ(TM )に基づき速度制御を行っている。詳しく
は、DCモータ1の起動後ディジタルフィルタ6からス
リット割込信号を3回入力するまでは速度制御を行わず
起動時に設定した電流値のままでDCモータ1を動作さ
せ、スリット割込信号を3回入力すると、予め組み込ま
れたファームウエアによりディジタルフィルタ6から出
力される修正速度データ(TM )が後述する目標速度デ
ータ(単位:1/速度)と一致するように、DCモータ
1の速度制御を行う。これはディジタルフィルタ6から
正確な修正速度データ(TM )が出力されるには5回分
(スリット割込信号は2.5回分)の速度カウント値
(T1 〜T5 )が必要となるからである。もし、起動後
すぐに速度制御を行えばディジタルフィルタ6から出力
される修正速度データ(TM )は実際のデータと異なっ
てしまうので、この後正確な速度制御が行えず後述する
印字ヘッドが異常な動作をする可能性があるからであ
る。
【0010】またCPU7はタイマを内蔵している。
【0011】モータ駆動回路8は、PWM(Pulse Widt
h Modulation)制御方式によりDCモータ駆動信号を発
生させDCモータ1を駆動する。
h Modulation)制御方式によりDCモータ駆動信号を発
生させDCモータ1を駆動する。
【0012】ROM12には、印字ヘッドのスペーシン
グ速度となる目標速度データ、DCモータ1を起動時に
供給される初期電流値(I)、後述する所定時間
(T)、及び電流値増加量(X)が格納されている。図
示せぬプリンタ電源が投入(オン)されると、CPU7
がROM12から初期電流値(I)を読み出し、モータ
駆動回路8を介してDCモータ1に電流を供給する。な
お、本実施の形態では初期電流値(I)は、DCモータ
1をシリアルプリンタ19に取り付けたときに駆動系の
負荷が最も小さい場合想定し、この場合においてDCモ
ータ1が駆動される値となっている。従って実際の動作
においては、殆どの場合DCモータ1は駆動系の負荷に
負けて駆動されない。
グ速度となる目標速度データ、DCモータ1を起動時に
供給される初期電流値(I)、後述する所定時間
(T)、及び電流値増加量(X)が格納されている。図
示せぬプリンタ電源が投入(オン)されると、CPU7
がROM12から初期電流値(I)を読み出し、モータ
駆動回路8を介してDCモータ1に電流を供給する。な
お、本実施の形態では初期電流値(I)は、DCモータ
1をシリアルプリンタ19に取り付けたときに駆動系の
負荷が最も小さい場合想定し、この場合においてDCモ
ータ1が駆動される値となっている。従って実際の動作
においては、殆どの場合DCモータ1は駆動系の負荷に
負けて駆動されない。
【0013】またシリアルプリンタ19は、DCサーボ
モータ制御装置20に駆動される印字ヘッド駆動部21
を有している。印字ヘッド駆動部21は印字ヘッド1
1、印字ヘッド11を搭載した図示せぬキャリッジを保
持するベルト10、ベルト10が巻き掛けられたプーリ
9、及びプーリ9にDCモータ1の回転力を伝達するギ
ア12、13を備えている。DCモータ1の回転力は、
ギア12、13及びプーリ9を介してベルト10に伝達
されて、印字ヘッド11の矢印B、C方向の移動に換え
られる。
モータ制御装置20に駆動される印字ヘッド駆動部21
を有している。印字ヘッド駆動部21は印字ヘッド1
1、印字ヘッド11を搭載した図示せぬキャリッジを保
持するベルト10、ベルト10が巻き掛けられたプーリ
9、及びプーリ9にDCモータ1の回転力を伝達するギ
ア12、13を備えている。DCモータ1の回転力は、
ギア12、13及びプーリ9を介してベルト10に伝達
されて、印字ヘッド11の矢印B、C方向の移動に換え
られる。
【0014】次に、DCモータ1の起動から速度制御ま
での動作を図5を加えて説明する。図5は実施の形態に
おけるフローチャートである。
での動作を図5を加えて説明する。図5は実施の形態に
おけるフローチャートである。
【0015】ステップS1でプリンタ電源がオンされる
と、ステップS2に進み、CPU7はROM12から初
期電流値(I)を読み出して設定する。また同時にタイ
マ監視を開始する。この間、CPU7はDCモータ1の
回転変位の監視、即ち、スリットエンコーダ4の出力の
変化を監視している(ステップS4)。DCモータ1の
起動時の初期電流値(I)は、上述したように、DCモ
ータ1が駆動系の負荷に負けて駆動されない値に設定し
てあるので、ステップS4からステップS5に進む。ス
テップS5で、CPU7はタイマが所定時間(T)を計
測したと判断すると、ステップS6に進み、初期電流値
(I)に電流値増加量(X)を加えた電流値(I+X)
を設定し、タイマをリセットし、ステップS4に戻る。
と、ステップS2に進み、CPU7はROM12から初
期電流値(I)を読み出して設定する。また同時にタイ
マ監視を開始する。この間、CPU7はDCモータ1の
回転変位の監視、即ち、スリットエンコーダ4の出力の
変化を監視している(ステップS4)。DCモータ1の
起動時の初期電流値(I)は、上述したように、DCモ
ータ1が駆動系の負荷に負けて駆動されない値に設定し
てあるので、ステップS4からステップS5に進む。ス
テップS5で、CPU7はタイマが所定時間(T)を計
測したと判断すると、ステップS6に進み、初期電流値
(I)に電流値増加量(X)を加えた電流値(I+X)
を設定し、タイマをリセットし、ステップS4に戻る。
【0016】CPU7は起動時よりも大きい値の電流を
DCモータ1に供給すると共に、再び時間の計測を開始
し、所定時間(T)内でのスリットエンコーダ4の出力
の変化を監視する。所定時間(T)内でスリットエンコ
ーダ4の出力変化が無い場合は、上述と同様ステップS
5からステップS6に進み、現在の電流値(I+X)に
さらに電流地増加量(X)を加えた電流値(I+2X)
を設定する。また、所定時間(T)内でスリットエンコ
ーダ4の出力変化があった場合、即ちDCモータ1が動
き始めると、ステップS4からステップS7に進む。ス
テップS7で、エッジ検出回路5はスリットエンコーダ
4の出力エッジ間をベースクロックにてカウントし、カ
ウント値をディジタルフィルタ6に送出する。ディジタ
ルフィルタ6は入力した5回分のカウント値よりフィル
タリング計算を行い、修正速度データ(TM )をCPU
7に出力する。またこの間、ディジタルフィルタ6はス
リット割込信号をCPU7に送出する(ステップS
8)。
DCモータ1に供給すると共に、再び時間の計測を開始
し、所定時間(T)内でのスリットエンコーダ4の出力
の変化を監視する。所定時間(T)内でスリットエンコ
ーダ4の出力変化が無い場合は、上述と同様ステップS
5からステップS6に進み、現在の電流値(I+X)に
さらに電流地増加量(X)を加えた電流値(I+2X)
を設定する。また、所定時間(T)内でスリットエンコ
ーダ4の出力変化があった場合、即ちDCモータ1が動
き始めると、ステップS4からステップS7に進む。ス
テップS7で、エッジ検出回路5はスリットエンコーダ
4の出力エッジ間をベースクロックにてカウントし、カ
ウント値をディジタルフィルタ6に送出する。ディジタ
ルフィルタ6は入力した5回分のカウント値よりフィル
タリング計算を行い、修正速度データ(TM )をCPU
7に出力する。またこの間、ディジタルフィルタ6はス
リット割込信号をCPU7に送出する(ステップS
8)。
【0017】CPU7はスリット割込信号を3回入力す
ると、ステップS9からステップS10に進み、タイマ
監視を終了し、速度制御を開始する。CPU7はモータ
駆動回路8を制御して、ディジタルフィルタ6から出力
される修正速度データ(TM)と目標速度データとを一
致させる。
ると、ステップS9からステップS10に進み、タイマ
監視を終了し、速度制御を開始する。CPU7はモータ
駆動回路8を制御して、ディジタルフィルタ6から出力
される修正速度データ(TM)と目標速度データとを一
致させる。
【0018】本実施の形態では、DCモータ1の起動時
に流す初期電流値(I)を、DCモータ1が駆動系の負
荷に負けて駆動されない値とすることにより、起動時、
大きな力でいきなり印字ヘッドのように重いものを動か
すことがなく、従って、シリアルプリンタ19が大きく
振動してしまうことはない。
に流す初期電流値(I)を、DCモータ1が駆動系の負
荷に負けて駆動されない値とすることにより、起動時、
大きな力でいきなり印字ヘッドのように重いものを動か
すことがなく、従って、シリアルプリンタ19が大きく
振動してしまうことはない。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
所定時間内でのDCモータの回転変位を検出し、回転変
位が無いと判断すると、現在の電流値に所定の電流値を
加え、再び所定時間内でのDCモータの回転変位を検出
することにより、駆動系の負荷等を考慮してDCモータ
起動時の電流値を大きめに設定する必要がなくなった。
従って、DCモータを使用して例えば印字ヘッド等の重
いものを動かす際、起動時に印字ヘッドが大きな力でい
きなり動かされることはなく、この結果、起動時の装置
の振動を防止できる。
所定時間内でのDCモータの回転変位を検出し、回転変
位が無いと判断すると、現在の電流値に所定の電流値を
加え、再び所定時間内でのDCモータの回転変位を検出
することにより、駆動系の負荷等を考慮してDCモータ
起動時の電流値を大きめに設定する必要がなくなった。
従って、DCモータを使用して例えば印字ヘッド等の重
いものを動かす際、起動時に印字ヘッドが大きな力でい
きなり動かされることはなく、この結果、起動時の装置
の振動を防止できる。
【図1】本発明に係る実施の形態のシリアルプリンタの
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】実施の形態のタイムチャートである。
【図3】実施の形態のスリットエンコーダの出力パルス
説明図である。
説明図である。
【図4】実施の形態のDCサーボモータ制御装置のフィ
ルタリング説明図である。
ルタリング説明図である。
【図5】実施の形態のフローチャートである。
1 DCモータ 3 光センサ 4 スリットエンコーダ 7 CPU 19 シリアルプリンタ 20 DCサーボモータ制御装置
Claims (2)
- 【請求項1】 DCモータに電流を流して駆動制御する
DCサーボモータ制御装置において、 所定時間を計測するタイマと、 DCモータの回転変位を検出する回転検出部とを備え、 所定時間内でDCモータの回転変位が無いと判断する
と、前記タイマをリセットして所定時間の計測を再開す
ると共に、現在供給されている電流値に所定の電流値を
加えることを特徴とするDCサーボモータ制御装置。 - 【請求項2】 DCモータ起動時、負荷が無いときにD
Cモータを駆動できる値の初期電流を供給する請求項1
記載のDCサーボモータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8042539A JPH09233873A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | Dcサーボモータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8042539A JPH09233873A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | Dcサーボモータ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09233873A true JPH09233873A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12638883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8042539A Withdrawn JPH09233873A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | Dcサーボモータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09233873A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007118282A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 熱転写式プリンタ及び熱転写式プリンタの直流モータ制御方法 |
CN109877647A (zh) * | 2019-04-19 | 2019-06-14 | 华东理工大学 | 一种基于内置编码器的机床伺服轴性能退化评估系统 |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP8042539A patent/JPH09233873A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007118282A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 熱転写式プリンタ及び熱転写式プリンタの直流モータ制御方法 |
CN109877647A (zh) * | 2019-04-19 | 2019-06-14 | 华东理工大学 | 一种基于内置编码器的机床伺服轴性能退化评估系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |