JPH09233138A - 情報伝送システムおよび情報受信装置、並びに情報伝送方法 - Google Patents
情報伝送システムおよび情報受信装置、並びに情報伝送方法Info
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- JPH09233138A JPH09233138A JP3453796A JP3453796A JPH09233138A JP H09233138 A JPH09233138 A JP H09233138A JP 3453796 A JP3453796 A JP 3453796A JP 3453796 A JP3453796 A JP 3453796A JP H09233138 A JPH09233138 A JP H09233138A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 22
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims abstract description 27
- 238000005562 fading Methods 0.000 abstract description 4
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 15
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/18—Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
- H04L27/22—Demodulator circuits; Receiver circuits
- H04L27/233—Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation
- H04L27/2332—Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation using a non-coherent carrier
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L1/004—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
- H04L1/0045—Arrangements at the receiver end
- H04L1/0054—Maximum-likelihood or sequential decoding, e.g. Viterbi, Fano, ZJ algorithms
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Artificial Intelligence (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Error Detection And Correction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 誤り訂正能力を向上させ、差動復調回路の回
路規模を縮小することができるようにする。 【解決手段】 複素入力データを(a+jb)および
(c+jd)とすると、実数乗算器31乃至34におい
て、ac,ad,bc,bdが演算され、加算器35に
より(ac+bd)が演算され、減算器36により(b
c−ad)が演算される。これにより、差動復調結果Y
(t)=(ac+bd)−j(bc−ad)を得る。こ
れは、従来の差動復調結果に対して伝送路特性の2乗を
乗じたものに相当し、フェージングや位相雑音等の妨害
に対する耐性を有する。
路規模を縮小することができるようにする。 【解決手段】 複素入力データを(a+jb)および
(c+jd)とすると、実数乗算器31乃至34におい
て、ac,ad,bc,bdが演算され、加算器35に
より(ac+bd)が演算され、減算器36により(b
c−ad)が演算される。これにより、差動復調結果Y
(t)=(ac+bd)−j(bc−ad)を得る。こ
れは、従来の差動復調結果に対して伝送路特性の2乗を
乗じたものに相当し、フェージングや位相雑音等の妨害
に対する耐性を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報伝送システム
および情報受信装置、並びに情報伝送方法に関し、例え
ば、誤り訂正とデジタル変復調を行う情報伝送システム
および情報受信装置、並びに情報伝送方法に関する。
および情報受信装置、並びに情報伝送方法に関し、例え
ば、誤り訂正とデジタル変復調を行う情報伝送システム
および情報受信装置、並びに情報伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電力制限の厳しい通信路においては、一
般的に誤り訂正符号を用いて符号化利得を得て、電力の
低減が図られている。このようなシステムにおいては、
送信側で誤り訂正符号化を行い、受信側で誤り訂正復号
を行うことが一般的である。特に電力制限の厳しい通信
路においては、畳み込み符号が有利であり、ビタビ復号
法を用いることにより、容易に軟判定復号を行うことが
でき、高利得を得ることが可能である。
般的に誤り訂正符号を用いて符号化利得を得て、電力の
低減が図られている。このようなシステムにおいては、
送信側で誤り訂正符号化を行い、受信側で誤り訂正復号
を行うことが一般的である。特に電力制限の厳しい通信
路においては、畳み込み符号が有利であり、ビタビ復号
法を用いることにより、容易に軟判定復号を行うことが
でき、高利得を得ることが可能である。
【0003】さらに、PSK(Phase Shift Keying)等
の変調方式では、誤り訂正符号化器の後段において差動
変調を行うことにより、位相雑音等の妨害に対して耐性
を持つなどの効果を得ることができる。
の変調方式では、誤り訂正符号化器の後段において差動
変調を行うことにより、位相雑音等の妨害に対して耐性
を持つなどの効果を得ることができる。
【0004】図6は、従来の畳み込み符号と差動変調を
組み合わせ、QPSK(QuadraturePSK)による無線伝
送を仮定した情報伝送システムの一実施例の構成を示す
ブロック図である。図6(a)は、送信側の送信装置、
図6(b)は、受信側の受信装置の構成例をそれぞれ示
している。
組み合わせ、QPSK(QuadraturePSK)による無線伝
送を仮定した情報伝送システムの一実施例の構成を示す
ブロック図である。図6(a)は、送信側の送信装置、
図6(b)は、受信側の受信装置の構成例をそれぞれ示
している。
【0005】図6(a)に示した送信装置において、畳
み込み符号化器1は、情報源からのデジタルデータを入
力し、畳み込み符号化を行い、誤り保護されたデータを
出力するようになされている。直並列変換器2は、畳み
込み符号化された1系統のデジタル系列のデータを、2
系統のデジタル系列のデータに変換し、変換結果を出力
するようになされている。
み込み符号化器1は、情報源からのデジタルデータを入
力し、畳み込み符号化を行い、誤り保護されたデータを
出力するようになされている。直並列変換器2は、畳み
込み符号化された1系統のデジタル系列のデータを、2
系統のデジタル系列のデータに変換し、変換結果を出力
するようになされている。
【0006】差動変調器3は、所定の内部情報と入力さ
れたデータから、差動符号化を行い、出力する。直交変
調器4は、入力されたデータに対してそれぞれサイン
(SIN)波およびコサイン(COS)波を乗じ、さら
にそれらを加算することにより、いわゆる直交変調を行
い、出力する。周波数変換器5は、入力された信号の周
波数を実際の伝送周波数に変換するようになされてい
る。帯域制限フィルタ6は、入力された信号に含まれる
不用周波数に対応する成分を除去するようになされてい
る。不用周波数成分が除去された信号は、アンテナ7よ
り電波によって送信される。
れたデータから、差動符号化を行い、出力する。直交変
調器4は、入力されたデータに対してそれぞれサイン
(SIN)波およびコサイン(COS)波を乗じ、さら
にそれらを加算することにより、いわゆる直交変調を行
い、出力する。周波数変換器5は、入力された信号の周
波数を実際の伝送周波数に変換するようになされてい
る。帯域制限フィルタ6は、入力された信号に含まれる
不用周波数に対応する成分を除去するようになされてい
る。不用周波数成分が除去された信号は、アンテナ7よ
り電波によって送信される。
【0007】図6(b)に示した受信装置においては、
帯域制限フィルタ12は、アンテナ11により受信され
た電波に対応する信号から、不用周波数に対応する成分
を取り除くようになされている。周波数変換器13は、
入力された信号を所定の低周波数に周波数変換する。低
域通過フィルタ14は、入力された信号のうち、所定の
周波数より低い周波数の信号だけを通過させ、いわゆる
IF(中間周波数:Intermediate Frequency)信号を出
力するようになされている。
帯域制限フィルタ12は、アンテナ11により受信され
た電波に対応する信号から、不用周波数に対応する成分
を取り除くようになされている。周波数変換器13は、
入力された信号を所定の低周波数に周波数変換する。低
域通過フィルタ14は、入力された信号のうち、所定の
周波数より低い周波数の信号だけを通過させ、いわゆる
IF(中間周波数:Intermediate Frequency)信号を出
力するようになされている。
【0008】直交復調器15は、入力された信号に対し
てCOS波、およびSIN波を乗じ、I(In-phase)情
報およびQ(Quadrature-phase)情報を出力するように
なされている。差動復調器16は、入力されたデータに
対して、上記差動変調器3における処理とは逆の処理を
行い、差動復調したデータを出力する。並直列変換器1
7は、2系統のデジタルデータに対して、上記直並列変
換器2の場合とは逆の処理を行い、1系統のデジタルデ
ータに変換するようになされている。ビタビ復号器18
は、入力された信号に対して、いわゆるビタビアルゴリ
ズムに従った誤り訂正処理を行い、その結果得られた復
号データを出力するようになされている。
てCOS波、およびSIN波を乗じ、I(In-phase)情
報およびQ(Quadrature-phase)情報を出力するように
なされている。差動復調器16は、入力されたデータに
対して、上記差動変調器3における処理とは逆の処理を
行い、差動復調したデータを出力する。並直列変換器1
7は、2系統のデジタルデータに対して、上記直並列変
換器2の場合とは逆の処理を行い、1系統のデジタルデ
ータに変換するようになされている。ビタビ復号器18
は、入力された信号に対して、いわゆるビタビアルゴリ
ズムに従った誤り訂正処理を行い、その結果得られた復
号データを出力するようになされている。
【0009】次に、その動作について説明する。畳み込
み符号化器1に入力された所定の情報源からのデジタル
データは、誤り訂正符号化により、誤り保護されたデー
タとされ、直並列変換器2に供給される。このデータ
は、1系列のデジタル系列のデータである。直並列変換
器2に供給されたこの1系統のデジタル系列のデータ
は、2系統のデジタル系列のデータに変換される。この
変換結果は差動変調器3に供給される。差動変調器3
は、内部情報と入力情報(直並列変換器2より供給され
た2系統のデジタル系列のデータ)を用いて差動符号化
を行う。
み符号化器1に入力された所定の情報源からのデジタル
データは、誤り訂正符号化により、誤り保護されたデー
タとされ、直並列変換器2に供給される。このデータ
は、1系列のデジタル系列のデータである。直並列変換
器2に供給されたこの1系統のデジタル系列のデータ
は、2系統のデジタル系列のデータに変換される。この
変換結果は差動変調器3に供給される。差動変調器3
は、内部情報と入力情報(直並列変換器2より供給され
た2系統のデジタル系列のデータ)を用いて差動符号化
を行う。
【0010】図7は、差動変調器3の構成例を示してい
る。複素乗算器21は、入力されたデータの実部(実数
部分)および虚部(虚数部分)に対して、後述する記憶
装置22より供給されるデータの実部および虚部をそれ
ぞれ乗じ、出力するようになされている。記憶装置22
は、複素乗算器21の乗算結果を記憶し、所定のタイミ
ングで複素乗算器21に供給するようになされている。
即ち、複素乗算器21および記憶装置22は、入力され
たデータに対して差動変調を行うようになされている。
る。複素乗算器21は、入力されたデータの実部(実数
部分)および虚部(虚数部分)に対して、後述する記憶
装置22より供給されるデータの実部および虚部をそれ
ぞれ乗じ、出力するようになされている。記憶装置22
は、複素乗算器21の乗算結果を記憶し、所定のタイミ
ングで複素乗算器21に供給するようになされている。
即ち、複素乗算器21および記憶装置22は、入力され
たデータに対して差動変調を行うようになされている。
【0011】ここで、差動変調に際して、記憶装置22
に記憶されているデータは、予め定められた所定の値に
初期化されているものとし、その値は実部と虚部からな
るものとする。例えば、後述する図8における00に対
応する信号点配置に相当する複素表現に対応しているも
のとする。入力データの実部と虚部は、複素乗算器21
によって所定の乗算処理が行われ、その乗算結果の実部
と虚部を得る。
に記憶されているデータは、予め定められた所定の値に
初期化されているものとし、その値は実部と虚部からな
るものとする。例えば、後述する図8における00に対
応する信号点配置に相当する複素表現に対応しているも
のとする。入力データの実部と虚部は、複素乗算器21
によって所定の乗算処理が行われ、その乗算結果の実部
と虚部を得る。
【0012】これらの乗算結果は次段(図6の直交変調
器4)に供給されるとともに、記憶装置22に供給さ
れ、記憶される。記憶装置22に記憶されたこの乗算結
果は、次の入力に対する差動変調を行うために用いられ
る。この差動変調の操作は、次式(1)で表すことがで
きる。
器4)に供給されるとともに、記憶装置22に供給さ
れ、記憶される。記憶装置22に記憶されたこの乗算結
果は、次の入力に対する差動変調を行うために用いられ
る。この差動変調の操作は、次式(1)で表すことがで
きる。
【0013】 Z(t)= Z(t−1)× Y(t) ・・・(式1)
【0014】ここで、Y(t)は、時刻tにおける複素
入力であり、Z(t)は時刻tにおける複素乗算結果で
ある。また、Z(t−1)は時刻(t−1)における複
素乗算結果であり、記憶装置22からの出力データであ
る。
入力であり、Z(t)は時刻tにおける複素乗算結果で
ある。また、Z(t−1)は時刻(t−1)における複
素乗算結果であり、記憶装置22からの出力データであ
る。
【0015】図9は、入力ビットとY(t)との対応を
表す信号点配置図を示している。即ち、入力ビットが0
0のとき、Z(t)はZ(t−1)を0度だけ回転させ
た信号点となり、入力ビットが01のとき、Z(t)は
Z(t−1)を90度だけ回転させた信号点となり、入
力ビットが10のとき、Z(t)はZ(t−1)を27
0度だけ回転させた信号点となり、入力ビットが11の
とき、Z(t)はZ(t−1)を180度だけ回転させ
た信号点となるように差動変調される。
表す信号点配置図を示している。即ち、入力ビットが0
0のとき、Z(t)はZ(t−1)を0度だけ回転させ
た信号点となり、入力ビットが01のとき、Z(t)は
Z(t−1)を90度だけ回転させた信号点となり、入
力ビットが10のとき、Z(t)はZ(t−1)を27
0度だけ回転させた信号点となり、入力ビットが11の
とき、Z(t)はZ(t−1)を180度だけ回転させ
た信号点となるように差動変調される。
【0016】差動変調器3の2つの出力はそれぞれいわ
ゆるI情報およびQ情報となり、直交変調器4に供給さ
れる。図8は、QPSKの信号点配置の例を示してい
る。直交変調器4では、差動変調器3の出力であるI情
報にCOS波、Q情報にSIN波がそれぞれ乗じられ、
それらの演算結果が加算されることによって、いわゆる
直交変調が行われ、直交変調波とされる。この直交変調
波は、次段の周波数変換器5に供給される。周波数変換
器6においては、入力された直交変調波に対して、実際
の伝送周波数となるよう周波数変換処理が施され、帯域
制限フィルタ6において、不用周波数が除去され、アン
テナ7を介して電波によって送信される。
ゆるI情報およびQ情報となり、直交変調器4に供給さ
れる。図8は、QPSKの信号点配置の例を示してい
る。直交変調器4では、差動変調器3の出力であるI情
報にCOS波、Q情報にSIN波がそれぞれ乗じられ、
それらの演算結果が加算されることによって、いわゆる
直交変調が行われ、直交変調波とされる。この直交変調
波は、次段の周波数変換器5に供給される。周波数変換
器6においては、入力された直交変調波に対して、実際
の伝送周波数となるよう周波数変換処理が施され、帯域
制限フィルタ6において、不用周波数が除去され、アン
テナ7を介して電波によって送信される。
【0017】図6(b)に示した受信装置においては、
上述した送信装置の場合とは全く逆の操作が行われる。
即ち、帯域制限フィルタ12により、アンテナ11によ
って受信された電波に対応する信号のうち、不用周波数
に対応する成分が取り除かれ、周波数変換器13に供給
される。周波数変換器13に供給された信号は、低域へ
の周波数変換が行われ、低域通過フィルタ14におい
て、いわゆるIF信号を得る。
上述した送信装置の場合とは全く逆の操作が行われる。
即ち、帯域制限フィルタ12により、アンテナ11によ
って受信された電波に対応する信号のうち、不用周波数
に対応する成分が取り除かれ、周波数変換器13に供給
される。周波数変換器13に供給された信号は、低域へ
の周波数変換が行われ、低域通過フィルタ14におい
て、いわゆるIF信号を得る。
【0018】直交復調器15においては、低域通過フィ
ルタ14より供給された信号に対して、送信側と同一の
周波数のCOS波およびSIN波が乗じられ、I情報と
Q情報を得る。差動復調器16においては、次式(2)
に示すように、上記式(1)の場合とは逆の計算が行わ
れ、差動復調されたデータを得る。
ルタ14より供給された信号に対して、送信側と同一の
周波数のCOS波およびSIN波が乗じられ、I情報と
Q情報を得る。差動復調器16においては、次式(2)
に示すように、上記式(1)の場合とは逆の計算が行わ
れ、差動復調されたデータを得る。
【0019】 Y(t)=Z(t)/Z(t−1) ・・・(式2)
【0020】ここで、式(2)は複素数の除算を含んで
おり、実際には次式(3)のような演算が必要となる。
おり、実際には次式(3)のような演算が必要となる。
【0021】 Y(t)=Z(t)×CMP(Z(t−1))/|Z(t−1)|2 ・・・(式3)
【0022】ここで、CMP(X)は複素数Xの共役を
意味する。即ち、
意味する。即ち、
【0023】X=R+jI ・・・(式4)
【0024】とすると、
【0025】CMP(X)=R−jI ・・・(式5)
【0026】である。また、|X|は複素数Xの大きさ
を表しており、
を表しており、
【0027】|X|2=R2+I2 ・・・(式6)
【0028】である。
【0029】図10は、上記演算を実行する差動復調器
16の構成例を示している。ここで、説明の便宜上、
16の構成例を示している。ここで、説明の便宜上、
【0030】Z(t)=a+jb ・・・(式7)
【0031】 Z(t−1)=c+jd ・・・(式8)
【0032】とすると、
【0033】 CMP(Z(t−1))=c−jd ・・・(式9)
【0034】 |Z(t−1)|2 =c×c+d×d ・・・(式10)
【0035】となる。即ち、式(3)の演算は、次式
(11)に示したようになる。
(11)に示したようになる。
【0036】 Y(t)=(a+jb)×(c−jd)/(c×c+d×d) =((ac+bd)+j(bc−ad))/(c×c+d×d) =(ac+bd)/(c×c+d×d) +j(bc−ad)/(c×c+d×d) ・・・(式11)
【0037】図10において、実数乗算器31は時刻t
における入力データ(Z(t))の実部(a)と後述す
る記憶装置42より供給される時刻(t−1)における
データ(Z(t−1))の実部(c)を乗算し(a×
c)、出力する。実数乗算器32は、入力されたデータ
(Z(t))の実部(a)と記憶装置42より供給され
たデータ(Z(t−1))の虚部(d)を乗算し(a×
d)、出力する。また、実数乗算器33は、入力された
データ(Z(t))の虚部(b)と記憶装置42より供
給されたデータ(Z(t−1))の実部(c)を乗算し
(b×c)、出力する。実数乗算器34は、入力された
データ(Z(t))の虚部(b)と、記憶装置42より
供給されたデータの虚部(d)を乗算し(b×d)、出
力する。
における入力データ(Z(t))の実部(a)と後述す
る記憶装置42より供給される時刻(t−1)における
データ(Z(t−1))の実部(c)を乗算し(a×
c)、出力する。実数乗算器32は、入力されたデータ
(Z(t))の実部(a)と記憶装置42より供給され
たデータ(Z(t−1))の虚部(d)を乗算し(a×
d)、出力する。また、実数乗算器33は、入力された
データ(Z(t))の虚部(b)と記憶装置42より供
給されたデータ(Z(t−1))の実部(c)を乗算し
(b×c)、出力する。実数乗算器34は、入力された
データ(Z(t))の虚部(b)と、記憶装置42より
供給されたデータの虚部(d)を乗算し(b×d)、出
力する。
【0038】加算器35は、実数乗算器31の乗算結果
(a×c)と実数乗算器34の乗算結果(b×d)を加
算し、出力する。減算器36は、実数乗算器33の乗算
結果(b×c)から実数乗算器32の乗算結果(a×
d)を減算し、出力する。
(a×c)と実数乗算器34の乗算結果(b×d)を加
算し、出力する。減算器36は、実数乗算器33の乗算
結果(b×c)から実数乗算器32の乗算結果(a×
d)を減算し、出力する。
【0039】実数乗算器39は、記憶装置42より供給
されたデータ(Z(t−1))の実部同士を乗算し(c
×c)、出力する。実数乗算器40は、記憶装置42よ
り供給されたデータ(Z(t−1))の虚部同士を乗算
し(d×d)、出力する。加算器41は、実数乗算器3
9の乗算結果(c×c)と実数乗算器40の乗算結果
(d×d)を加算し、出力する。
されたデータ(Z(t−1))の実部同士を乗算し(c
×c)、出力する。実数乗算器40は、記憶装置42よ
り供給されたデータ(Z(t−1))の虚部同士を乗算
し(d×d)、出力する。加算器41は、実数乗算器3
9の乗算結果(c×c)と実数乗算器40の乗算結果
(d×d)を加算し、出力する。
【0040】実数除算器37は、加算器35の加算結果
(a×c+b×d)を加算器41の加算結果(c×c+
d×d)で除算し、演算結果Y(t)の実部を出力し、
次段の並直列変換器17に供給するとともに、記憶装置
42にも供給する。また、実数除算器38は、減算器3
6の減算結果(a×d−b×c)を加算器41の加算結
果(c×c+d×d)で除算し、演算結果Y(t)の虚
部を出力し、次段の並直列変換器17に供給するととも
に、記憶装置42にも供給する。
(a×c+b×d)を加算器41の加算結果(c×c+
d×d)で除算し、演算結果Y(t)の実部を出力し、
次段の並直列変換器17に供給するとともに、記憶装置
42にも供給する。また、実数除算器38は、減算器3
6の減算結果(a×d−b×c)を加算器41の加算結
果(c×c+d×d)で除算し、演算結果Y(t)の虚
部を出力し、次段の並直列変換器17に供給するととも
に、記憶装置42にも供給する。
【0041】記憶装置42は、実数除算器37より供給
されるデータ(Y(t))の実部と、実数除算器38よ
り供給されるデータ(Y(t))の虚部を記憶し、所定
のタイミングで出力する。
されるデータ(Y(t))の実部と、実数除算器38よ
り供給されるデータ(Y(t))の虚部を記憶し、所定
のタイミングで出力する。
【0042】このようにして、加算器35において、式
(11)の第1項の分子が演算され、減算器36におい
て、式(11)の第2項の分子が演算される。一方、実
数乗算器39,40において、それぞれ、c×c,d×
dが演算され、加算器41において、式(11)の分母
が演算される。実数除算器37においては、式(11)
の第1項、実数除算器38においては、式(11)の第
2項が演算され、演算結果であるY(t)を得る。
(11)の第1項の分子が演算され、減算器36におい
て、式(11)の第2項の分子が演算される。一方、実
数乗算器39,40において、それぞれ、c×c,d×
dが演算され、加算器41において、式(11)の分母
が演算される。実数除算器37においては、式(11)
の第1項、実数除算器38においては、式(11)の第
2項が演算され、演算結果であるY(t)を得る。
【0043】差動復調器16からの出力データは、並直
列変換器17に供給される。並直列変換器17において
は、2系統のデジタルデータが直並列変換器2の場合と
は逆の要領で1系統のデジタルデータに変換され、ビタ
ビ復号器18に供給される。ビタビ復号器18において
は、いわゆるビタビアルゴリズムに従って誤り訂正が行
われ、復号データを得る。
列変換器17に供給される。並直列変換器17において
は、2系統のデジタルデータが直並列変換器2の場合と
は逆の要領で1系統のデジタルデータに変換され、ビタ
ビ復号器18に供給される。ビタビ復号器18において
は、いわゆるビタビアルゴリズムに従って誤り訂正が行
われ、復号データを得る。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】式(11)を計算する
ために、図10に示したような装置を用いる場合、6つ
の実数乗算器、2つの加算器、1つの減算器、および2
つの実数除算器が必要となる。これらの中で特に実数乗
算器と実数除算器は回路規模が大きく、実現が容易では
ない課題があった。
ために、図10に示したような装置を用いる場合、6つ
の実数乗算器、2つの加算器、1つの減算器、および2
つの実数除算器が必要となる。これらの中で特に実数乗
算器と実数除算器は回路規模が大きく、実現が容易では
ない課題があった。
【0045】また、差動復調を行うために式(2)を用
いると、伝送路特性の変化により、著しく特性が劣化し
てしまう。例えば、伝送路に放出された信号は、フェー
ジングなどの影響を受けて常にそのレベルが変動してい
る。さらに、熱雑音が付加されて信号点の位置がずれる
場合がある。特に、次のような場合には著しく差動復調
結果が劣化することが予想される。
いると、伝送路特性の変化により、著しく特性が劣化し
てしまう。例えば、伝送路に放出された信号は、フェー
ジングなどの影響を受けて常にそのレベルが変動してい
る。さらに、熱雑音が付加されて信号点の位置がずれる
場合がある。特に、次のような場合には著しく差動復調
結果が劣化することが予想される。
【0046】即ち、Z(t−1)の信号の信号レベル
が、フェージングなどの影響を受けて小さくなってしま
った場合、式(2)を用いた差動復調では小さな値で除
算することになり、Z(t)に含まれる熱雑音の影響を
増大させることになる課題があった。
が、フェージングなどの影響を受けて小さくなってしま
った場合、式(2)を用いた差動復調では小さな値で除
算することになり、Z(t)に含まれる熱雑音の影響を
増大させることになる課題があった。
【0047】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、差動復調法において、後段の誤り訂正法を
考慮した上で、誤り率特性を改善するとともに、回路規
模を縮小することができるようにするものである。
ものであり、差動復調法において、後段の誤り訂正法を
考慮した上で、誤り率特性を改善するとともに、回路規
模を縮小することができるようにするものである。
【0048】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報伝
送システムは、現在入力された第1のデータに、所定の
時間だけ前に入力された第2のデータに基づいて差動符
号化された第1の差動符号化データを複素乗算すること
により、第1のデータを差動符号化し、第2の差動符号
化データを求める差動符号化手段と、第1の差動符号化
データおよび第2の差動符号化データを直交変調する変
調手段と、第1の差動符号化データおよび第2の差動符
号化データを直交復調する復調手段と、復調手段により
直交復調された第2の差動符号化データを復調手段によ
り直交復調された第1の差動符号化データによって複素
除算することにより得られる演算結果に対して、第1の
差動符号化データの大きさの2乗を複素乗算することに
より、第2の差動符号化データに対して差動復調を行う
差動復調手段とを備えることを特徴とする。
送システムは、現在入力された第1のデータに、所定の
時間だけ前に入力された第2のデータに基づいて差動符
号化された第1の差動符号化データを複素乗算すること
により、第1のデータを差動符号化し、第2の差動符号
化データを求める差動符号化手段と、第1の差動符号化
データおよび第2の差動符号化データを直交変調する変
調手段と、第1の差動符号化データおよび第2の差動符
号化データを直交復調する復調手段と、復調手段により
直交復調された第2の差動符号化データを復調手段によ
り直交復調された第1の差動符号化データによって複素
除算することにより得られる演算結果に対して、第1の
差動符号化データの大きさの2乗を複素乗算することに
より、第2の差動符号化データに対して差動復調を行う
差動復調手段とを備えることを特徴とする。
【0049】請求項7に記載の情報受信装置は、入力さ
れた差動符号化された第1の差動符号化データおよび所
定の時間だけ前に入力された第2の差動符号化データを
直交復調する復調手段と、復調手段により直交復調され
た第1の差動符号化データを復調手段により直交復調さ
れた第2の差動符号化データによって複素除算すること
により得られる演算結果に対して、第2の差動符号化デ
ータの大きさの2乗を複素乗算することにより、第1の
差動符号化データに対して差動復調を行う差動復調手段
とを備えることを特徴とする。
れた差動符号化された第1の差動符号化データおよび所
定の時間だけ前に入力された第2の差動符号化データを
直交復調する復調手段と、復調手段により直交復調され
た第1の差動符号化データを復調手段により直交復調さ
れた第2の差動符号化データによって複素除算すること
により得られる演算結果に対して、第2の差動符号化デ
ータの大きさの2乗を複素乗算することにより、第1の
差動符号化データに対して差動復調を行う差動復調手段
とを備えることを特徴とする。
【0050】請求項8に記載の情報伝送方法は、現在入
力された第1のデータに、所定の時間だけ前に入力され
た第2のデータに基づいて差動符号化された第1の差動
符号化データを複素乗算することにより、第1のデータ
を差動符号化し、第2の差動符号化データを求め、第1
の差動符号化データおよび第2の差動符号化データを直
交変調し、直交変調された第1の差動符号化データおよ
び第2の差動符号化データを直交復調し、直交復調され
た第2の差動符号化データを直交復調された第1の差動
符号化データによって複素除算することにより得られる
演算結果に対して、第1の差動符号化データの大きさの
2乗を複素乗算することにより、第2の差動符号化デー
タに対して差動復調を行うことを特徴とする。
力された第1のデータに、所定の時間だけ前に入力され
た第2のデータに基づいて差動符号化された第1の差動
符号化データを複素乗算することにより、第1のデータ
を差動符号化し、第2の差動符号化データを求め、第1
の差動符号化データおよび第2の差動符号化データを直
交変調し、直交変調された第1の差動符号化データおよ
び第2の差動符号化データを直交復調し、直交復調され
た第2の差動符号化データを直交復調された第1の差動
符号化データによって複素除算することにより得られる
演算結果に対して、第1の差動符号化データの大きさの
2乗を複素乗算することにより、第2の差動符号化デー
タに対して差動復調を行うことを特徴とする。
【0051】請求項1に記載の情報伝送システムにおい
ては、差動符号化手段により、現在入力された第1のデ
ータに、所定の時間だけ前に入力された第2のデータに
基づいて差動符号化された第1の差動符号化データを複
素乗算することにより、第1のデータが差動符号化さ
れ、第2の差動符号化データが求められ、変調手段によ
り、第1の差動符号化データおよび第2の差動符号化デ
ータが直交変調され、復調手段により、第1の差動符号
化データおよび第2の差動符号化データが直交復調さ
れ、差動復調手段により、直交復調された第2の差動符
号化データを直交復調された第1の差動符号化データに
よって複素除算することにより得られる演算結果に対し
て、第1の差動符号化データの大きさの2乗が複素乗算
されることにより、第2の差動符号化データに対する差
動復調が行われる。従って、第1の差動符号化データの
大きさの2乗に対応した差動復調を行うことができる。
ては、差動符号化手段により、現在入力された第1のデ
ータに、所定の時間だけ前に入力された第2のデータに
基づいて差動符号化された第1の差動符号化データを複
素乗算することにより、第1のデータが差動符号化さ
れ、第2の差動符号化データが求められ、変調手段によ
り、第1の差動符号化データおよび第2の差動符号化デ
ータが直交変調され、復調手段により、第1の差動符号
化データおよび第2の差動符号化データが直交復調さ
れ、差動復調手段により、直交復調された第2の差動符
号化データを直交復調された第1の差動符号化データに
よって複素除算することにより得られる演算結果に対し
て、第1の差動符号化データの大きさの2乗が複素乗算
されることにより、第2の差動符号化データに対する差
動復調が行われる。従って、第1の差動符号化データの
大きさの2乗に対応した差動復調を行うことができる。
【0052】請求項7に記載の情報受信装置において
は、復調手段により、入力された差動符号化された第1
の差動符号化データおよび所定の時間だけ前に入力され
た第2の差動符号化データが直交復調され、差動復調手
段により、直交復調された第1の差動符号化データを直
交復調された第2の差動符号化データによって複素除算
することにより得られる演算結果に対して、第2の差動
符号化データの大きさの2乗が複素乗算されることによ
り、第1の差動符号化データに対して差動復調が行われ
る。従って、第2の差動符号化データの大きさの2乗に
対応した差動復調を行うことができる。
は、復調手段により、入力された差動符号化された第1
の差動符号化データおよび所定の時間だけ前に入力され
た第2の差動符号化データが直交復調され、差動復調手
段により、直交復調された第1の差動符号化データを直
交復調された第2の差動符号化データによって複素除算
することにより得られる演算結果に対して、第2の差動
符号化データの大きさの2乗が複素乗算されることによ
り、第1の差動符号化データに対して差動復調が行われ
る。従って、第2の差動符号化データの大きさの2乗に
対応した差動復調を行うことができる。
【0053】請求項8に記載の情報伝送方法において
は、現在入力された第1のデータに、所定の時間だけ前
に入力された第2のデータに基づいて差動符号化された
第1の差動符号化データが複素乗算されることにより、
第1のデータが差動符号化され、第2の差動符号化デー
タが求められ、第1の差動符号化データおよび第2の差
動符号化データが直交変調され、直交変調された第1の
差動符号化データおよび第2の差動符号化データが直交
復調され、直交復調された第2の差動符号化データを直
交復調された第1の差動符号化データによって複素除算
することにより得られる演算結果に対して、第1の差動
符号化データの大きさの2乗を複素乗算することによ
り、第2の差動符号化データに対して差動復調が行われ
る。従って、第1の差動符号化データの大きさの2乗に
対応した差動復調を行うことができる。
は、現在入力された第1のデータに、所定の時間だけ前
に入力された第2のデータに基づいて差動符号化された
第1の差動符号化データが複素乗算されることにより、
第1のデータが差動符号化され、第2の差動符号化デー
タが求められ、第1の差動符号化データおよび第2の差
動符号化データが直交変調され、直交変調された第1の
差動符号化データおよび第2の差動符号化データが直交
復調され、直交復調された第2の差動符号化データを直
交復調された第1の差動符号化データによって複素除算
することにより得られる演算結果に対して、第1の差動
符号化データの大きさの2乗を複素乗算することによ
り、第2の差動符号化データに対して差動復調が行われ
る。従って、第1の差動符号化データの大きさの2乗に
対応した差動復調を行うことができる。
【0054】
【発明の実施の形態】上記式(2)による差動復調を行
う代わりに、次式(12)を用いて差動復調を行う場合
を考える。
う代わりに、次式(12)を用いて差動復調を行う場合
を考える。
【0055】 Y(t)=Z(t)*CMP(Z(t−1)) ・・・(式12)
【0056】ここで、Z(t)は、現在、入力された差
動符号化されたデータであり、CMP(Z(t−1))
は、所定の時間だけ前に入力されたデータが差動符号化
されたデータ(Z(t−1))の共役複素数である。ま
た、Y(t)は、この演算によって差動復調されたデー
タである。
動符号化されたデータであり、CMP(Z(t−1))
は、所定の時間だけ前に入力されたデータが差動符号化
されたデータ(Z(t−1))の共役複素数である。ま
た、Y(t)は、この演算によって差動復調されたデー
タである。
【0057】Z(t)=a+jb、Z(t−1)=c+
jdとすると、CMP(Z(t−1))=c−jdであ
るから、式(12)を展開すると、次式(13)とな
る。
jdとすると、CMP(Z(t−1))=c−jdであ
るから、式(12)を展開すると、次式(13)とな
る。
【0058】 Y(t)=(a+jb)*(c−jd) =(ac+bd)+j(bc−ad) ・・・(式13)
【0059】式(13)を用いることにより、4つの乗
算器、1つの加算器、および1つの減算器により回路を
構成することができ、図10に示した従来の差動復調器
16と比較して、回路規模を約1/2に縮小することが
できる。
算器、1つの加算器、および1つの減算器により回路を
構成することができ、図10に示した従来の差動復調器
16と比較して、回路規模を約1/2に縮小することが
できる。
【0060】また、式(13)は、式(11)に、次式
(14)を乗じたものと等価である。
(14)を乗じたものと等価である。
【0061】c*c+d*d ・・・(式14)
【0062】式(14)は受信信号の振幅を表してお
り、これを乗じることは、伝送路特性の2乗を乗じるこ
とであり、伝送路特性を用いて差動復調結果に重み付け
を行うことに相当する。
り、これを乗じることは、伝送路特性の2乗を乗じるこ
とであり、伝送路特性を用いて差動復調結果に重み付け
を行うことに相当する。
【0063】即ち、信号レベルが小さく(式(14)の
演算結果の値が小さく)、受信信号点の信頼性が小さい
ときは、差動復調結果もそれに伴って小さくなり、後段
のビタビ復号における尤度計算において、より信頼性の
低いデータとして処理されることにより、誤り訂正に与
える影響を少なくする。また、逆に信号レベルが大きく
(式(14)の演算結果の値が大きく)、受信信号点の
信頼性が大きいときは、差動復調結果は安定した値とな
り、後段のビタビ復号における尤度計算において、より
信頼性の高いデータとして処理されることにより、誤り
訂正に与える影響を大きくする。これにより、誤り訂正
能力を向上させることが可能となる。
演算結果の値が小さく)、受信信号点の信頼性が小さい
ときは、差動復調結果もそれに伴って小さくなり、後段
のビタビ復号における尤度計算において、より信頼性の
低いデータとして処理されることにより、誤り訂正に与
える影響を少なくする。また、逆に信号レベルが大きく
(式(14)の演算結果の値が大きく)、受信信号点の
信頼性が大きいときは、差動復調結果は安定した値とな
り、後段のビタビ復号における尤度計算において、より
信頼性の高いデータとして処理されることにより、誤り
訂正に与える影響を大きくする。これにより、誤り訂正
能力を向上させることが可能となる。
【0064】まず、QPSK(Quadrature Phase Shift
Keying)を用いて伝送する場合を考える。図1は、本
発明の情報伝送システムの一実施例の構成を示すブロッ
ク図である。送信側の送信装置は、図6(a)に示した
ものと基本的に同様の構成とすることができる。また、
図1(b)に示した受信側の受信装置においては、後述
する差動復調器50(差動復調手段)を、図6(b)に
示した受信装置における差動復調器16とは異なる構成
としている。その他の構成および動作については、図6
を参照して上述した場合と基本的に同様であるので、こ
こでは、その動作について簡単に説明する。
Keying)を用いて伝送する場合を考える。図1は、本
発明の情報伝送システムの一実施例の構成を示すブロッ
ク図である。送信側の送信装置は、図6(a)に示した
ものと基本的に同様の構成とすることができる。また、
図1(b)に示した受信側の受信装置においては、後述
する差動復調器50(差動復調手段)を、図6(b)に
示した受信装置における差動復調器16とは異なる構成
としている。その他の構成および動作については、図6
を参照して上述した場合と基本的に同様であるので、こ
こでは、その動作について簡単に説明する。
【0065】図1(a)の送信側の送信装置において
は、畳み込み符号化器1に入力された所定の情報源から
のデジタルデータは、誤り訂正符号化により、誤り保護
されたデータとされ、直並列変換器2に供給される。こ
のデータは、1系列のデジタル系列のデータである。直
並列変換器2に供給されたこの1系統のデジタル系列の
データは、2系統のデジタル系列のデータに変換され
る。この変換結果は差動変調器3(差動符号化手段)に
供給される。差動変調器3は、内部情報と入力情報(直
並列変換器2より供給された2系統のデジタル系列のデ
ータ)を用いて差動符号化を行う。
は、畳み込み符号化器1に入力された所定の情報源から
のデジタルデータは、誤り訂正符号化により、誤り保護
されたデータとされ、直並列変換器2に供給される。こ
のデータは、1系列のデジタル系列のデータである。直
並列変換器2に供給されたこの1系統のデジタル系列の
データは、2系統のデジタル系列のデータに変換され
る。この変換結果は差動変調器3(差動符号化手段)に
供給される。差動変調器3は、内部情報と入力情報(直
並列変換器2より供給された2系統のデジタル系列のデ
ータ)を用いて差動符号化を行う。
【0066】差動変調器3の2つの出力はそれぞれいわ
ゆるI(In−phase)情報およびQ(Quadrature-phas
e)情報となり、直交変調器4(変調手段)に供給され
る。直交変調器4においては、差動変調器3の出力であ
るI情報にCOS波、Q情報にSIN波がそれぞれ乗じ
られ、それらの演算結果が加算されることによって、い
わゆる直交変調が行われ、直交変調波とされる。この直
交変調波は、次段の周波数変換器5に供給される。周波
数変換器5においては、入力された直交変調波に対し
て、実際の伝送周波数となるよう周波数変換処理が施さ
れ、帯域制限フィルタ6において、不用周波数が除去さ
れ、アンテナ7を介して電波によって送信される。
ゆるI(In−phase)情報およびQ(Quadrature-phas
e)情報となり、直交変調器4(変調手段)に供給され
る。直交変調器4においては、差動変調器3の出力であ
るI情報にCOS波、Q情報にSIN波がそれぞれ乗じ
られ、それらの演算結果が加算されることによって、い
わゆる直交変調が行われ、直交変調波とされる。この直
交変調波は、次段の周波数変換器5に供給される。周波
数変換器5においては、入力された直交変調波に対し
て、実際の伝送周波数となるよう周波数変換処理が施さ
れ、帯域制限フィルタ6において、不用周波数が除去さ
れ、アンテナ7を介して電波によって送信される。
【0067】図1(b)に示した受信装置においては、
上述した送信装置の場合とは全く逆の操作が行われる。
即ち、帯域制限フィルタ12により、アンテナ11によ
って受信された電波に対応する信号のうち、不用周波数
に対応する成分が取り除かれ、周波数変換器13に供給
される。周波数変換器13に供給された信号は、低域へ
の周波数変換が行われ、低域通過フィルタ14におい
て、所定の周波数より低い周波数の信号だけが通過さ
れ、いわゆるIF(中間周波数:Intermediate Frequen
cy)信号を得る。
上述した送信装置の場合とは全く逆の操作が行われる。
即ち、帯域制限フィルタ12により、アンテナ11によ
って受信された電波に対応する信号のうち、不用周波数
に対応する成分が取り除かれ、周波数変換器13に供給
される。周波数変換器13に供給された信号は、低域へ
の周波数変換が行われ、低域通過フィルタ14におい
て、所定の周波数より低い周波数の信号だけが通過さ
れ、いわゆるIF(中間周波数:Intermediate Frequen
cy)信号を得る。
【0068】直交復調器15(復調手段)においては、
低域通過フィルタ14より供給された信号に対して、送
信側と同じ周波数のCOS波およびSIN波が乗じら
れ、I情報とQ情報を得る。差動復調器50において
は、後述するように所定の計算が行われ、差動復調され
たデータを得る。差動復調器50からの出力データは、
並直列変換器17に供給される。並直列変換器17にお
いては、2系統のデジタルデータが直並列変換器2の場
合とは逆の要領で1系統のデジタルデータに変換され、
ビタビ復号器18(誤り訂正復号手段)に供給される。
ビタビ復号器18においては、いわゆるビタビアルゴリ
ズムに従って誤り訂正が行われ、復号データを得る。
低域通過フィルタ14より供給された信号に対して、送
信側と同じ周波数のCOS波およびSIN波が乗じら
れ、I情報とQ情報を得る。差動復調器50において
は、後述するように所定の計算が行われ、差動復調され
たデータを得る。差動復調器50からの出力データは、
並直列変換器17に供給される。並直列変換器17にお
いては、2系統のデジタルデータが直並列変換器2の場
合とは逆の要領で1系統のデジタルデータに変換され、
ビタビ復号器18(誤り訂正復号手段)に供給される。
ビタビ復号器18においては、いわゆるビタビアルゴリ
ズムに従って誤り訂正が行われ、復号データを得る。
【0069】図2は、図1(b)に示した差動復調器5
0の詳細な構成を示すブロック図である。図1の直交復
調器15から供給されたI情報とQ情報は、それぞれZ
(t)の実部、および虚部として差動復調器50に入力
される。
0の詳細な構成を示すブロック図である。図1の直交復
調器15から供給されたI情報とQ情報は、それぞれZ
(t)の実部、および虚部として差動復調器50に入力
される。
【0070】図2に示した差動復調器50においては、
図10に示した差動復調器16において、実数除算器3
7,38、実数乗算器39,40、および加算器41を
除いた構成としている。
図10に示した差動復調器16において、実数除算器3
7,38、実数乗算器39,40、および加算器41を
除いた構成としている。
【0071】即ち、実数乗算器31は時刻tにおける入
力データ(Z(t))の実部(a)と後述する記憶装置
42より供給される時刻(t−1)におけるデータ(Z
(t−1))の実部(c)を乗算し(a×c)、出力す
るようになされている。実数乗算器32は、入力された
データ(Z(t))の実部(a)と記憶装置42より供
給されたデータ(Z(t−1))の虚部(d)を乗算し
(a×d)、出力する。また、実数乗算器33は、入力
されたデータ(Z(t))の虚部(b)と記憶装置42
より供給されたデータ(Z(t−1))の実部(c)を
乗算し(b×c)、出力する。実数乗算器34は、入力
されたデータ(Z(t))の虚部(b)と、記憶装置4
2より供給されたデータの虚部(d)を乗算し(b×
d)、出力するようになされている。
力データ(Z(t))の実部(a)と後述する記憶装置
42より供給される時刻(t−1)におけるデータ(Z
(t−1))の実部(c)を乗算し(a×c)、出力す
るようになされている。実数乗算器32は、入力された
データ(Z(t))の実部(a)と記憶装置42より供
給されたデータ(Z(t−1))の虚部(d)を乗算し
(a×d)、出力する。また、実数乗算器33は、入力
されたデータ(Z(t))の虚部(b)と記憶装置42
より供給されたデータ(Z(t−1))の実部(c)を
乗算し(b×c)、出力する。実数乗算器34は、入力
されたデータ(Z(t))の虚部(b)と、記憶装置4
2より供給されたデータの虚部(d)を乗算し(b×
d)、出力するようになされている。
【0072】加算器35は、実数乗算器31の乗算結果
(a×c)と実数乗算器34の乗算結果(b×d)を加
算し、出力するとともに、記憶装置42にも供給するよ
うになされている。減算器36は、実数乗算器33の乗
算結果(b×c)から実数乗算器32の乗算結果(a×
d)を減算し、出力するとともに、記憶装置42にも供
給するようになされている。
(a×c)と実数乗算器34の乗算結果(b×d)を加
算し、出力するとともに、記憶装置42にも供給するよ
うになされている。減算器36は、実数乗算器33の乗
算結果(b×c)から実数乗算器32の乗算結果(a×
d)を減算し、出力するとともに、記憶装置42にも供
給するようになされている。
【0073】記憶装置42は、加算器35より供給され
るデータ(Y(t))の実部と、減算器36より供給さ
れるデータ(Y(t))の虚部を記憶し、所定のタイミ
ングで出力するようになされている。
るデータ(Y(t))の実部と、減算器36より供給さ
れるデータ(Y(t))の虚部を記憶し、所定のタイミ
ングで出力するようになされている。
【0074】図10の場合と同様に、説明の便宜上、
【0075】Z(t)=a+jb ・・・(式7)
【0076】Z(t−1)=c+jd ・・・(式8)
【0077】とすると、実数乗算器31乃至34によっ
て、それぞれac、ad、bc、およびbdが計算さ
れ、加算器35により、式(13)の第1項が計算さ
れ、減算器36により、式(13)の第2項が計算さ
れ、演算結果であるY(t)を得る。
て、それぞれac、ad、bc、およびbdが計算さ
れ、加算器35により、式(13)の第1項が計算さ
れ、減算器36により、式(13)の第2項が計算さ
れ、演算結果であるY(t)を得る。
【0078】図2の差動復調器50からの出力は、図1
(b)の並直列変換器17に供給される。並直列変換器
17では、2系統のデジタルデータが、直並列変換器2
の場合とは逆の要領で、1系統のデジタルデータに変換
され、ビタビ復号器18に供給される。ビタビ復号器1
8においては、いわゆるビタビアルゴリズムに従って誤
り訂正が行われ、復号データを得る。
(b)の並直列変換器17に供給される。並直列変換器
17では、2系統のデジタルデータが、直並列変換器2
の場合とは逆の要領で、1系統のデジタルデータに変換
され、ビタビ復号器18に供給される。ビタビ復号器1
8においては、いわゆるビタビアルゴリズムに従って誤
り訂正が行われ、復号データを得る。
【0079】このように、式13に示した演算を行うこ
とにより、図10に示した従来の差動復調器16の場合
より、回路規模を約1/2に縮小することができる。
とにより、図10に示した従来の差動復調器16の場合
より、回路規模を約1/2に縮小することができる。
【0080】次に、8PSKを用いて伝送する場合を考
える。図3は、8PSKを用いた情報伝送システムの一
実施例の構成を示すブロック図である。
える。図3は、8PSKを用いた情報伝送システムの一
実施例の構成を示すブロック図である。
【0081】図3(a)に示した送信側の送信装置にお
いて、畳み込み符号化器61は、入力されたデジタルデ
ータを誤り訂正符号化し、出力するようになされてい
る。直並列変換器62は、入力された1系統のデジタル
系列のデータを、3系統のデジタル系列のデータに変換
し、出力する。マッピング回路63は、入力されたデー
タと、例えば、後述する図4に示した入力データと信号
点配置の対応に従って、入力データに信号点を割り当て
るようになされている。そして、割り当てた信号点を複
素数で表し、その実部と虚部を出力するようになされて
いる。
いて、畳み込み符号化器61は、入力されたデジタルデ
ータを誤り訂正符号化し、出力するようになされてい
る。直並列変換器62は、入力された1系統のデジタル
系列のデータを、3系統のデジタル系列のデータに変換
し、出力する。マッピング回路63は、入力されたデー
タと、例えば、後述する図4に示した入力データと信号
点配置の対応に従って、入力データに信号点を割り当て
るようになされている。そして、割り当てた信号点を複
素数で表し、その実部と虚部を出力するようになされて
いる。
【0082】差動変調器64(差動符号化手段)は、図
7に示したものと基本的に同様の構成をなしており、入
力されたデータと、前に入力されたデータとから、I情
報とQ情報を演算し、出力するようになされている。直
交変調器65(変調手段)は、入力されたI情報にCO
S波、Q情報にSIN波をそれぞれ乗じ、それらを加算
した結果を出力するようになされている。周波数変換器
66は、入力された信号に対して、実際の伝送周波数と
なるように周波数変換を行い、出力する。帯域制限フィ
ルタ67は、入力された信号から、不用周波数を除去
し、出力するようになされている。帯域制限フィルタ6
7より出力された信号は、アンテナ68より電波によっ
て送信される。
7に示したものと基本的に同様の構成をなしており、入
力されたデータと、前に入力されたデータとから、I情
報とQ情報を演算し、出力するようになされている。直
交変調器65(変調手段)は、入力されたI情報にCO
S波、Q情報にSIN波をそれぞれ乗じ、それらを加算
した結果を出力するようになされている。周波数変換器
66は、入力された信号に対して、実際の伝送周波数と
なるように周波数変換を行い、出力する。帯域制限フィ
ルタ67は、入力された信号から、不用周波数を除去
し、出力するようになされている。帯域制限フィルタ6
7より出力された信号は、アンテナ68より電波によっ
て送信される。
【0083】また、図3(b)に示した受信側の受信装
置において、帯域制限フィルタ72は、アンテナ71に
より受信された電波に対応する信号を入力し、その信号
に含まれる不用周波数の成分を除去し、出力するように
なされている。周波数変換器73は、入力された信号の
周波数を低域に周波数変換し、出力する。低域通過フィ
ルタ74は、入力された信号のうち、所定の周波数より
低い周波数の信号だけを通過させる。これにより、いわ
ゆるIF信号が出力される。
置において、帯域制限フィルタ72は、アンテナ71に
より受信された電波に対応する信号を入力し、その信号
に含まれる不用周波数の成分を除去し、出力するように
なされている。周波数変換器73は、入力された信号の
周波数を低域に周波数変換し、出力する。低域通過フィ
ルタ74は、入力された信号のうち、所定の周波数より
低い周波数の信号だけを通過させる。これにより、いわ
ゆるIF信号が出力される。
【0084】直交復調器75(復調手段)は、入力され
た信号に対して、送信側と同一の周波数のCOS波とS
IN波を乗じ、I情報とQ情報を出力するようになされ
ている。差動復調器76(差動復調手段)は、入力され
た信号に対して、式(13)に示した方法により、差動
復調を行う。そして、差動復調によって得られた差動復
調結果としての複素数の実部と虚部がそれぞれ出力され
るようになされている。並直列変換器77は、入力され
た2系統のデジタルデータを、1系統のデジタルデータ
に変換し、出力する。ビタビ復号器78は、入力された
デジタルデータに対して、いわゆるビタビアルゴリズム
に従って誤り訂正を行い、復号データとして出力するよ
うになされている。
た信号に対して、送信側と同一の周波数のCOS波とS
IN波を乗じ、I情報とQ情報を出力するようになされ
ている。差動復調器76(差動復調手段)は、入力され
た信号に対して、式(13)に示した方法により、差動
復調を行う。そして、差動復調によって得られた差動復
調結果としての複素数の実部と虚部がそれぞれ出力され
るようになされている。並直列変換器77は、入力され
た2系統のデジタルデータを、1系統のデジタルデータ
に変換し、出力する。ビタビ復号器78は、入力された
デジタルデータに対して、いわゆるビタビアルゴリズム
に従って誤り訂正を行い、復号データとして出力するよ
うになされている。
【0085】次に、その動作について説明する。畳み込
み符号化器61に入力されたデジタルデータは、誤り訂
正符号化され、誤り保護されたデータとされ、直並列変
換器62に供給される。直並列変換器62においては、
1系統のデジタル系列が3系統のデジタル系列に変換さ
れ、変換結果はマッピング回路63に供給される。マッ
ピング回路63においては、例えば、図4に示したよう
に、入力データと信号点配置の対応に従って、入力デー
タに信号点が割り当てられる。
み符号化器61に入力されたデジタルデータは、誤り訂
正符号化され、誤り保護されたデータとされ、直並列変
換器62に供給される。直並列変換器62においては、
1系統のデジタル系列が3系統のデジタル系列に変換さ
れ、変換結果はマッピング回路63に供給される。マッ
ピング回路63においては、例えば、図4に示したよう
に、入力データと信号点配置の対応に従って、入力デー
タに信号点が割り当てられる。
【0086】例えば、入力データ”100”は、図4に
おいて、45度の点に割り当てられる。このように割り
当てられた信号点は複素数で表すことができ、入力デー
タが”100”の場合には、1/SQRT(2)+j1
/SQRT(2)と表現され、その実部(1/SQRT
(2))と虚部(1/SQRT(2))が差動変調器6
4に供給される。
おいて、45度の点に割り当てられる。このように割り
当てられた信号点は複素数で表すことができ、入力デー
タが”100”の場合には、1/SQRT(2)+j1
/SQRT(2)と表現され、その実部(1/SQRT
(2))と虚部(1/SQRT(2))が差動変調器6
4に供給される。
【0087】差動変調器64においては、内部情報と入
力情報を用いて差動符号化が行われる。差動変調器64
は、例えば図7に示したものと同様の回路構成で実現す
ることができる。その場合、記憶装置22に記憶される
初期値としては、例えば図5に示した入力データ”00
0”に対応する信号点の複素座標が設定される。差動変
調器64の出力は、それぞれいわゆるI情報およびQ情
報となり、直交変調器65に供給される。
力情報を用いて差動符号化が行われる。差動変調器64
は、例えば図7に示したものと同様の回路構成で実現す
ることができる。その場合、記憶装置22に記憶される
初期値としては、例えば図5に示した入力データ”00
0”に対応する信号点の複素座標が設定される。差動変
調器64の出力は、それぞれいわゆるI情報およびQ情
報となり、直交変調器65に供給される。
【0088】図5は、8PSKの信号点配置の例を示し
ている。直交変調器65においては、I情報に対してC
OS波が、またQ情報に対してSIN波がそれぞれ乗じ
られ、それらの演算結果が加算される。これにより、い
わゆる直交変調がなされ、その結果得られた直交変調波
は、次段の周波数変換器66に供給される。
ている。直交変調器65においては、I情報に対してC
OS波が、またQ情報に対してSIN波がそれぞれ乗じ
られ、それらの演算結果が加算される。これにより、い
わゆる直交変調がなされ、その結果得られた直交変調波
は、次段の周波数変換器66に供給される。
【0089】周波数変換器66においては、直交変換器
65より供給された信号に対して、実際の伝送周波数と
なるように周波数変換が行われ、帯域制限フィルタ67
に供給される。帯域制限フィルタ67においては、入力
された信号から、不用周波数の成分が除去され、残りの
信号がアンテナ68より、電波によって送信される。
65より供給された信号に対して、実際の伝送周波数と
なるように周波数変換が行われ、帯域制限フィルタ67
に供給される。帯域制限フィルタ67においては、入力
された信号から、不用周波数の成分が除去され、残りの
信号がアンテナ68より、電波によって送信される。
【0090】一方、図3(b)に示した受信側の受信装
置においては、送信側とは全く逆の操作が行われる。即
ち、アンテナ71により受信された電波に対応する信号
が帯域制限フィルタ72に入力されると、その信号から
不用周波数の成分が取り除かれ、周波数変換器73に供
給される。周波数変換器73においては、入力された信
号に対して低域への周波数変換が行われる。周波数変換
された信号は、低域通過フィルタ74に供給され、所定
の周波数より低い周波数の信号だけが通過され、いわゆ
るIF信号を得る。そして、このIF信号は、直交復調
器75に供給される。
置においては、送信側とは全く逆の操作が行われる。即
ち、アンテナ71により受信された電波に対応する信号
が帯域制限フィルタ72に入力されると、その信号から
不用周波数の成分が取り除かれ、周波数変換器73に供
給される。周波数変換器73においては、入力された信
号に対して低域への周波数変換が行われる。周波数変換
された信号は、低域通過フィルタ74に供給され、所定
の周波数より低い周波数の信号だけが通過され、いわゆ
るIF信号を得る。そして、このIF信号は、直交復調
器75に供給される。
【0091】直交復調器75においては、低域通過フィ
ルタ74より供給された信号に対して、送信側と同一の
周波数のCOS波およびSIN波が乗じられ、I情報と
Q情報を得る。このI情報およびQ情報は、差動復調器
76に供給される。
ルタ74より供給された信号に対して、送信側と同一の
周波数のCOS波およびSIN波が乗じられ、I情報と
Q情報を得る。このI情報およびQ情報は、差動復調器
76に供給される。
【0092】差動復調器76においては、式(12)に
示した方法に基づいて、そこに供給された信号に対して
差動復調が行われる。差動復調器76は、図2に示した
ものと同様の回路で実現することができる。ここでは、
上記式(13)に示した演算が実行される。
示した方法に基づいて、そこに供給された信号に対して
差動復調が行われる。差動復調器76は、図2に示した
ものと同様の回路で実現することができる。ここでは、
上記式(13)に示した演算が実行される。
【0093】差動復調器76における差動復調結果は、
複素数で得られ、その実部および虚部がそれぞれ出力さ
れる。差動復調器76より出力された差動復調結果(複
素数)の実部および虚部は、それぞれ並直列変換器77
に供給される。
複素数で得られ、その実部および虚部がそれぞれ出力さ
れる。差動復調器76より出力された差動復調結果(複
素数)の実部および虚部は、それぞれ並直列変換器77
に供給される。
【0094】並直列変換器77においては、差動復調器
76より供給された2系統のデジタルデータ(実部およ
び虚部からなる)が、1系統のデジタルデータに変換さ
れ、ビタビ復号器78に供給される。ビタビ復号器78
においては、いわゆるビタビアルゴリズムに従って誤り
訂正が行われ、復号データを得る。上述した8PSKの
場合、信号間のユークリッド距離という多値の尺度に基
づいて復号されるため、軟判定のビタビ復号であるとい
える。
76より供給された2系統のデジタルデータ(実部およ
び虚部からなる)が、1系統のデジタルデータに変換さ
れ、ビタビ復号器78に供給される。ビタビ復号器78
においては、いわゆるビタビアルゴリズムに従って誤り
訂正が行われ、復号データを得る。上述した8PSKの
場合、信号間のユークリッド距離という多値の尺度に基
づいて復号されるため、軟判定のビタビ復号であるとい
える。
【0095】以上のように、式(13)に基づいた差動
復調処理を行うことにより、回路規模を従来のものに比
べて約1/2に縮小することができる。また、上記式
(14)に示した係数(c×c+d×d)を乗じること
により、伝送路特性を用いて重み付けを行うことがで
き、フェージングやノイズ等による伝送路特性の劣化を
補うことができる。
復調処理を行うことにより、回路規模を従来のものに比
べて約1/2に縮小することができる。また、上記式
(14)に示した係数(c×c+d×d)を乗じること
により、伝送路特性を用いて重み付けを行うことがで
き、フェージングやノイズ等による伝送路特性の劣化を
補うことができる。
【0096】なお、上記実施例においては、QPSKや
8PSKなどの変調方式を用いた場合について説明した
が、これに限定されるものではない。
8PSKなどの変調方式を用いた場合について説明した
が、これに限定されるものではない。
【0097】また、上記実施例においては、電波により
情報の送受信を行う場合について説明したが、その他の
伝送媒体を介して情報の送受信を行う場合にも本発明を
適用することができる。
情報の送受信を行う場合について説明したが、その他の
伝送媒体を介して情報の送受信を行う場合にも本発明を
適用することができる。
【0098】
【発明の効果】請求項1に記載の情報伝送システム、お
よび請求項8に記載の情報伝送方法によれば、直交復調
された第2の差動符号化データを直交復調された第1の
差動符号化データによって複素除算することにより得ら
れる演算結果に対して、第1の差動符号化データの大き
さの2乗を複素乗算することにより、第2の差動符号化
データに対して差動復調を行うようにしたので、第1の
差動符号化データの大きさの2乗に対応した差動復調を
行うことができ、誤り訂正能力を改善するとともに、回
路規模を縮小することが可能となる。
よび請求項8に記載の情報伝送方法によれば、直交復調
された第2の差動符号化データを直交復調された第1の
差動符号化データによって複素除算することにより得ら
れる演算結果に対して、第1の差動符号化データの大き
さの2乗を複素乗算することにより、第2の差動符号化
データに対して差動復調を行うようにしたので、第1の
差動符号化データの大きさの2乗に対応した差動復調を
行うことができ、誤り訂正能力を改善するとともに、回
路規模を縮小することが可能となる。
【0099】請求項7に記載の情報受信装置によれば、
差動復調手段により、直交復調された第1の差動符号化
データを直交復調された第2の差動符号化データによっ
て複素除算することにより得られる演算結果に対して、
第2の差動符号化データの大きさの2乗を複素乗算する
ことにより、第1の差動符号化データに対して差動復調
を行うようにしたので、第2の差動符号化データの大き
さの2乗に対応した差動復調を行うことができ、誤り訂
正能力を改善するとともに、回路規模を縮小することが
可能となる。
差動復調手段により、直交復調された第1の差動符号化
データを直交復調された第2の差動符号化データによっ
て複素除算することにより得られる演算結果に対して、
第2の差動符号化データの大きさの2乗を複素乗算する
ことにより、第1の差動符号化データに対して差動復調
を行うようにしたので、第2の差動符号化データの大き
さの2乗に対応した差動復調を行うことができ、誤り訂
正能力を改善するとともに、回路規模を縮小することが
可能となる。
【図1】本発明の情報伝送システムの一実施例の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】図1の差動復調器50の構成例を示すブロック
図である。
図である。
【図3】本発明の情報伝送システムの他の実施例の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図4】8PSKにおける入力データY(t)に対応す
る信号点配置を示す図である。
る信号点配置を示す図である。
【図5】8PSKにおけるZ(t)の例を示す図であ
る。
る。
【図6】従来の情報伝送システムの一例の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図7】図6の差動変調器3の構成例を示すブロック図
である。
である。
【図8】QPSKにおけるZ(t)の例を示す図であ
る。
る。
【図9】QPSKにおける入力データY(t)に対応す
る信号点配置を示す図である。
る信号点配置を示す図である。
【図10】図6の差動復調器16の構成例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
1 畳み込み符号化器,2 直並列変換器,3 差動変
調器,4 直交変調器,5 周波数変換器,6 帯域制
限フィルタ,7,11 アンテナ,12 帯域制限フィ
ルタ,13周波数変換器,14 低域通過フィルタ,1
5 直交復調器,16 差動復調器,17 並直列変換
器,18 ビタビ復号器,21 複素乗算器,22 記
憶装置,31,32,33,34,39,40 実数乗
算器,35,41 加算器,36 減算器,37,38
実数除算器,42 記憶装置,50 差動復調器,6
1 畳み込み符号化器,62 直並列変換器,63マッ
ピング回路,64 差動変調器,65 直交変調器,6
6 周波数変換器,67帯域制限フィルタ,68,71
アンテナ,72 帯域制限フィルタ,73 周波数変
換器,74 低域通過フィルタ,75 直交復調器,7
6 差動復調器,77 並直列変換器,78 ビタビ復
号器
調器,4 直交変調器,5 周波数変換器,6 帯域制
限フィルタ,7,11 アンテナ,12 帯域制限フィ
ルタ,13周波数変換器,14 低域通過フィルタ,1
5 直交復調器,16 差動復調器,17 並直列変換
器,18 ビタビ復号器,21 複素乗算器,22 記
憶装置,31,32,33,34,39,40 実数乗
算器,35,41 加算器,36 減算器,37,38
実数除算器,42 記憶装置,50 差動復調器,6
1 畳み込み符号化器,62 直並列変換器,63マッ
ピング回路,64 差動変調器,65 直交変調器,6
6 周波数変換器,67帯域制限フィルタ,68,71
アンテナ,72 帯域制限フィルタ,73 周波数変
換器,74 低域通過フィルタ,75 直交復調器,7
6 差動復調器,77 並直列変換器,78 ビタビ復
号器
Claims (8)
- 【請求項1】 現在入力された第1のデータに、所定の
時間だけ前に入力された第2のデータに基づいて差動符
号化された第1の差動符号化データを複素乗算すること
により、前記第1のデータを差動符号化し、第2の差動
符号化データを求める差動符号化手段と、 前記第1の差動符号化データおよび前記第2の差動符号
化データを直交変調する変調手段と、 前記第1の差動符号化データおよび前記第2の差動符号
化データを直交復調する復調手段と、 前記復調手段により直交復調された前記第2の差動符号
化データを前記復調手段により直交復調された前記第1
の差動符号化データによって複素除算することにより得
られる演算結果に対して、前記第1の差動符号化データ
の大きさの2乗を複素乗算することにより、前記第2の
差動符号化データに対して差動復調を行う差動復調手段
とを備えることを特徴とする情報伝送システム。 - 【請求項2】 前記第1のデータおよび第2のデータ
は、軟判定が可能な誤り訂正符号であることを特徴とす
る請求項1に記載の情報伝送システム。 - 【請求項3】 前記誤り訂正符号は、畳み込み符号であ
ることを特徴とする請求項2に記載の情報伝送システ
ム。 - 【請求項4】 前記変調手段は、変調方式としてPSK
を用いることを特徴とする請求項1に記載の情報伝送シ
ステム。 - 【請求項5】 差動復調された前記第2の差動符号化デ
ータに対して、誤り訂正復号を行う誤り訂正復号手段を
さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報伝
送システム。 - 【請求項6】 前記誤り訂正復号手段は、前記第2の差
動符号化データに対してビタビ復号を行うことを特徴と
する請求項5に記載の情報伝送システム。 - 【請求項7】 入力された差動符号化された第1の差動
符号化データ、および所定の時間だけ前に入力された第
2の差動符号化データを直交復調する復調手段と、 前記復調手段により直交復調された前記第1の差動符号
化データを前記復調手段により直交復調された前記第2
の差動符号化データによって複素除算することにより得
られる演算結果に対して、前記第2の差動符号化データ
の大きさの2乗を複素乗算することにより、前記第1の
差動符号化データに対して差動復調を行う差動復調手段
とを備えることを特徴とする情報受信装置。 - 【請求項8】 現在入力された第1のデータに、所定の
時間だけ前に入力された第2のデータに基づいて差動符
号化された第1の差動符号化データを複素乗算すること
により、前記第1のデータを差動符号化し、第2の差動
符号化データを求め、 前記第1の差動符号化データおよび前記第2の差動符号
化データを直交変調し、 直交変調された前記第1の差動符号化データおよび前記
第2の差動符号化データを直交復調し、 直交復調された前記第2の差動符号化データを直交復調
された前記第1の差動符号化データによって複素除算す
ることにより得られる演算結果に対して、前記第1の差
動符号化データの大きさの2乗を複素乗算することによ
り、前記第2の差動符号化データに対して差動復調を行
うことを特徴とする情報伝送方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3453796A JPH09233138A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 情報伝送システムおよび情報受信装置、並びに情報伝送方法 |
EP97300862A EP0793371A1 (en) | 1996-02-22 | 1997-02-11 | Differential orthogonal demodulation providing soft input for Viterbi decoding |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3453796A JPH09233138A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 情報伝送システムおよび情報受信装置、並びに情報伝送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09233138A true JPH09233138A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12417044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3453796A Withdrawn JPH09233138A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 情報伝送システムおよび情報受信装置、並びに情報伝送方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
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EP (1) | EP0793371A1 (ja) |
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