JPH09226209A - ホストベースプリンタシステムの印刷制御方法とホストベースプリンタシステム - Google Patents
ホストベースプリンタシステムの印刷制御方法とホストベースプリンタシステムInfo
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- JPH09226209A JPH09226209A JP8038369A JP3836996A JPH09226209A JP H09226209 A JPH09226209 A JP H09226209A JP 8038369 A JP8038369 A JP 8038369A JP 3836996 A JP3836996 A JP 3836996A JP H09226209 A JPH09226209 A JP H09226209A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ホストベースプリンタシステムにおいて、印
刷を失敗した場合に、その状態からスムーズに復帰でき
るようにする。 【解決手段】 エラー状態を監視し、データ転送速度よ
りも印刷速度の方が速くて印刷を失敗したプリント・オ
ーバーランでは、十分に長い時間「BUSY」信号を出力す
ると共にリセット処理を行い、その後ホストから送られ
て来るデータをフォームフィードFFまで読み捨てる(S
10〜S30)。プリント・オーバーランでなくペーパージャ
ムの印刷失敗なら、ペーパージャム解除後、エラーリカ
バリオンならリセット後にS10 へ戻る(S40〜S70)。一
方、エラーリカバリオフなら、該当ページのデータ量が
大きくて受信バッファへのデータ書込みと読出しとが同
時進行されるプリンタ・オン・ザ・フライ中であったか
否かにより、S20 へ進む場合とS70 へ進む場合に分かれ
る(S80)。
刷を失敗した場合に、その状態からスムーズに復帰でき
るようにする。 【解決手段】 エラー状態を監視し、データ転送速度よ
りも印刷速度の方が速くて印刷を失敗したプリント・オ
ーバーランでは、十分に長い時間「BUSY」信号を出力す
ると共にリセット処理を行い、その後ホストから送られ
て来るデータをフォームフィードFFまで読み捨てる(S
10〜S30)。プリント・オーバーランでなくペーパージャ
ムの印刷失敗なら、ペーパージャム解除後、エラーリカ
バリオンならリセット後にS10 へ戻る(S40〜S70)。一
方、エラーリカバリオフなら、該当ページのデータ量が
大きくて受信バッファへのデータ書込みと読出しとが同
時進行されるプリンタ・オン・ザ・フライ中であったか
否かにより、S20 へ進む場合とS70 へ進む場合に分かれ
る(S80)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストベースプリ
ンタシステムに関する。
ンタシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ホストコンピュータ側でビットマ
ップデータあるいはビットマップデータを圧縮したデー
タ等の印刷用の画像データを形成し、該画像データをプ
リンタに出力して印刷を行う様にしたホストベースプリ
ンタシステムが提案されるようになってきている。
ップデータあるいはビットマップデータを圧縮したデー
タ等の印刷用の画像データを形成し、該画像データをプ
リンタに出力して印刷を行う様にしたホストベースプリ
ンタシステムが提案されるようになってきている。
【0003】こうしたホストベースプリンタシステムに
おいては、プリンタ側のバッファにホスト側から入力さ
れる画像データを一時格納するようになっている。そし
て、ページプリンタの場合、1ページ分の画像データが
少ないときはページエンドまでデータを格納したところ
で印刷部を起動して当該ページの印刷を行うが、バッフ
ァの容量に対して1ページ分の画像データの量が大きい
ときは、バッファが一杯になったところで印刷部を起動
するようになっている。以下、ページエンドの転送を受
ける前に印刷を開始する場合を「プリンタ・オン・ザ・
フライ」と呼ぶ。
おいては、プリンタ側のバッファにホスト側から入力さ
れる画像データを一時格納するようになっている。そし
て、ページプリンタの場合、1ページ分の画像データが
少ないときはページエンドまでデータを格納したところ
で印刷部を起動して当該ページの印刷を行うが、バッフ
ァの容量に対して1ページ分の画像データの量が大きい
ときは、バッファが一杯になったところで印刷部を起動
するようになっている。以下、ページエンドの転送を受
ける前に印刷を開始する場合を「プリンタ・オン・ザ・
フライ」と呼ぶ。
【0004】ページプリンタにおいて、プリンタ・オン
・ザ・フライにより印刷を行っているとき、ホスト側か
らの画像データの転送速度が遅いとページ途中でバッフ
ァが空になってしまう場合がある。この様な状態になる
と、プリンタ側では印刷ができなくなる。この様な印刷
不能状態を、以下の説明では、「プリント・オーバーラ
ン」と呼ぶ。
・ザ・フライにより印刷を行っているとき、ホスト側か
らの画像データの転送速度が遅いとページ途中でバッフ
ァが空になってしまう場合がある。この様な状態になる
と、プリンタ側では印刷ができなくなる。この様な印刷
不能状態を、以下の説明では、「プリント・オーバーラ
ン」と呼ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】こうした事情におい
て、例えば、プリンタ・オン・ザ・フライ中にペーパー
ジャム等によって印刷に失敗した場合、ホストはページ
途中で画像データの出力を停止することとなる。そし
て、プリンタから詰まった紙を除去してリセットしたと
き、ホストは画像データの続きを出力するのに対して、
プリンタ側はその前半のデータをリセットしてしまって
いるので、後半だけを送られてきても、例えばデータ長
の指定なしにいきなり画像データが受信される状態のよ
うに、データ処理が不可能となってイリーガル・コマン
ド・エラーとなってしまう。
て、例えば、プリンタ・オン・ザ・フライ中にペーパー
ジャム等によって印刷に失敗した場合、ホストはページ
途中で画像データの出力を停止することとなる。そし
て、プリンタから詰まった紙を除去してリセットしたと
き、ホストは画像データの続きを出力するのに対して、
プリンタ側はその前半のデータをリセットしてしまって
いるので、後半だけを送られてきても、例えばデータ長
の指定なしにいきなり画像データが受信される状態のよ
うに、データ処理が不可能となってイリーガル・コマン
ド・エラーとなってしまう。
【0006】また、こうした印刷失敗に対して、印刷に
失敗したページの画像データをホスト側から再度送り直
すようにしたエラーリカバリ機能を備える場合もある
が、プリント・オーバーランの場合、プリンタのバッフ
ァ容量と、1ページ分のデータの大きさと、ホストから
の転送速度との関係で再び印刷失敗となる。このため、
従来のホストベースシステムでは、エラーリカバリ機能
をセットした場合に、プリント・オーバーランを起こす
とそこから印刷失敗を繰り返して実質的に機能が停止し
てしまうという問題がある。
失敗したページの画像データをホスト側から再度送り直
すようにしたエラーリカバリ機能を備える場合もある
が、プリント・オーバーランの場合、プリンタのバッフ
ァ容量と、1ページ分のデータの大きさと、ホストから
の転送速度との関係で再び印刷失敗となる。このため、
従来のホストベースシステムでは、エラーリカバリ機能
をセットした場合に、プリント・オーバーランを起こす
とそこから印刷失敗を繰り返して実質的に機能が停止し
てしまうという問題がある。
【0007】そこで、本発明は、ホストベースプリンタ
システムにおいて、印刷を失敗した場合に、その状態か
らスムーズに復帰できるようにすることを目的とする。
システムにおいて、印刷を失敗した場合に、その状態か
らスムーズに復帰できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段、発明の実施の形態及び発
明の効果】かかる目的を達成するため、本発明は、ホス
トコンピュータ側で印刷用の画像データを形成し、該画
像データをプリンタに出力して印刷を行う様にしたホス
トベースプリンタシステムの印刷制御方法において、プ
リンタ側で印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が生じ
たページを印刷するための画像データをホスト側から出
力完了していない場合には、プリンタが印刷失敗から復
帰した後にホスト側から入力される画像データの内、当
該ページの画像データの末尾までをプリンタ側において
読み捨てるようにしたことを特徴とする。
明の効果】かかる目的を達成するため、本発明は、ホス
トコンピュータ側で印刷用の画像データを形成し、該画
像データをプリンタに出力して印刷を行う様にしたホス
トベースプリンタシステムの印刷制御方法において、プ
リンタ側で印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が生じ
たページを印刷するための画像データをホスト側から出
力完了していない場合には、プリンタが印刷失敗から復
帰した後にホスト側から入力される画像データの内、当
該ページの画像データの末尾までをプリンタ側において
読み捨てるようにしたことを特徴とする。
【0009】この印刷制御方法によれば、例えばプリン
ト・オーバーランによって印刷に失敗した場合、プリン
タが印刷失敗から復帰した後にホスト側から入力される
画像データの内、当該ページの画像データの末尾までを
プリンタ側において読み捨てるので、仮にエラーリカバ
リ機能がセットされていたとしても、再び同じページを
印刷することがなく、プリント・オーバー・ランを繰り
返すことがない。また、ペーパージャムがプリンタ・オ
ン・ザ・フライ中に生じた場合であって、エラーリカバ
リ機能がオフにされているとき、ホスト側は当該ページ
の続きを出力してくるが、これもページエンドまで読み
捨てるので、イリーガル・コマンド・エラーとならな
い。従って、本発明によれば、印刷失敗によってそのま
まシステムが停止してしまうことがない。
ト・オーバーランによって印刷に失敗した場合、プリン
タが印刷失敗から復帰した後にホスト側から入力される
画像データの内、当該ページの画像データの末尾までを
プリンタ側において読み捨てるので、仮にエラーリカバ
リ機能がセットされていたとしても、再び同じページを
印刷することがなく、プリント・オーバー・ランを繰り
返すことがない。また、ペーパージャムがプリンタ・オ
ン・ザ・フライ中に生じた場合であって、エラーリカバ
リ機能がオフにされているとき、ホスト側は当該ページ
の続きを出力してくるが、これもページエンドまで読み
捨てるので、イリーガル・コマンド・エラーとならな
い。従って、本発明によれば、印刷失敗によってそのま
まシステムが停止してしまうことがない。
【0010】なお、このホストベースプリンタシステム
の印刷制御方法において、前記印刷失敗が繰り返し生じ
ないタイプのものであり、かつ、印刷失敗の際には印刷
失敗ページを再度印刷するエラーリカバリ機能がセット
されているときは、プリンタが印刷失敗から復帰した
後、ホスト側は当該印刷失敗ページの先頭から画像デー
タを送り直すようにし、プリンタは該送り直された画像
データに基づいて印刷を実行する様にしておくとよい。
の印刷制御方法において、前記印刷失敗が繰り返し生じ
ないタイプのものであり、かつ、印刷失敗の際には印刷
失敗ページを再度印刷するエラーリカバリ機能がセット
されているときは、プリンタが印刷失敗から復帰した
後、ホスト側は当該印刷失敗ページの先頭から画像デー
タを送り直すようにし、プリンタは該送り直された画像
データに基づいて印刷を実行する様にしておくとよい。
【0011】これは、エラーリカバリ機能をセットした
場合、ホストは画像データを途中からではなくページの
先頭から送り直すので、これをそのまま印刷することが
できるからである。そして、次に説明する様なプリント
・オーバー・ランではなく、ペーパージャムの様な場合
には、再度同じ失敗を繰り返さないので、エラーリカバ
リによって印刷に失敗したページを補うことができるか
らである。
場合、ホストは画像データを途中からではなくページの
先頭から送り直すので、これをそのまま印刷することが
できるからである。そして、次に説明する様なプリント
・オーバー・ランではなく、ペーパージャムの様な場合
には、再度同じ失敗を繰り返さないので、エラーリカバ
リによって印刷に失敗したページを補うことができるか
らである。
【0012】また、本発明においては、ホストコンピュ
ータ側で印刷用の画像データを形成し、該画像データを
プリンタに出力して印刷を行う様にしたホストベースプ
リンタシステムの印刷制御方法において、プリンタで印
刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が繰り返し生じるタ
イプのものか否かを判別し、繰り返し生じるタイプのも
のである場合には、プリンタが印刷失敗から復帰した後
にホスト側から入力される画像データの内、当該ページ
の画像データの末尾までをプリンタ側において読み捨て
るようにしたことを特徴とするホストベースプリンタシ
ステムの印刷制御方法も完成している。
ータ側で印刷用の画像データを形成し、該画像データを
プリンタに出力して印刷を行う様にしたホストベースプ
リンタシステムの印刷制御方法において、プリンタで印
刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が繰り返し生じるタ
イプのものか否かを判別し、繰り返し生じるタイプのも
のである場合には、プリンタが印刷失敗から復帰した後
にホスト側から入力される画像データの内、当該ページ
の画像データの末尾までをプリンタ側において読み捨て
るようにしたことを特徴とするホストベースプリンタシ
ステムの印刷制御方法も完成している。
【0013】この印刷制御方法によれば、プリンタでプ
リント・オーバー・ラン・エラーが生じた場合には、プ
リンタがリセットされた後にホスト側から続けて入力さ
れる画像データの内、当該ページの画像データの末尾ま
でをプリンタ側において読み捨てる。従って、ホストか
ら当該ページの残りのデータが送られてきてもこれを無
視するのでイリーガル・コマンド・エラーを起こすこと
がない。また、仮にエラーリカバリ機能がセットされて
いてホストが再度同じページのデータを送り直してきて
も、これは無視されるので同じ失敗を繰り返さない。従
って、エラーリカバリ機能がセットされていようといま
いと、いずれの場合も、システムが止まってしまうこと
がない。
リント・オーバー・ラン・エラーが生じた場合には、プ
リンタがリセットされた後にホスト側から続けて入力さ
れる画像データの内、当該ページの画像データの末尾ま
でをプリンタ側において読み捨てる。従って、ホストか
ら当該ページの残りのデータが送られてきてもこれを無
視するのでイリーガル・コマンド・エラーを起こすこと
がない。また、仮にエラーリカバリ機能がセットされて
いてホストが再度同じページのデータを送り直してきて
も、これは無視されるので同じ失敗を繰り返さない。従
って、エラーリカバリ機能がセットされていようといま
いと、いずれの場合も、システムが止まってしまうこと
がない。
【0014】また、本発明は、ホストコンピュータ側で
印刷用の画像データを形成し、該画像データをプリンタ
に出力して印刷を行う様にしたホストベースプリンタシ
ステムの印刷制御方法において、プリンタで印刷失敗が
生じた場合に、該印刷失敗が生じたページを印刷するた
めの画像データをホスト側から出力完了していない場合
には、ホストコンピュータは、プリンタに対してリセッ
ト処理を指令した後に当該ページの先頭から画像データ
を出力するようにしたことを特徴とするホストベースプ
リンタシステムの印刷制御方法も完成している。
印刷用の画像データを形成し、該画像データをプリンタ
に出力して印刷を行う様にしたホストベースプリンタシ
ステムの印刷制御方法において、プリンタで印刷失敗が
生じた場合に、該印刷失敗が生じたページを印刷するた
めの画像データをホスト側から出力完了していない場合
には、ホストコンピュータは、プリンタに対してリセッ
ト処理を指令した後に当該ページの先頭から画像データ
を出力するようにしたことを特徴とするホストベースプ
リンタシステムの印刷制御方法も完成している。
【0015】この印刷制御方法によれば、例えばプリン
タ・オン・ザ・フライ中にプリンタで印刷失敗が生じた
場合、プリンタ復帰によるデータ出力再開時には、続き
のデータではなく、ページの先頭からのデータを出力す
る。従って、例えば、エラーリカバリ機能がオンなら、
当該ページを先頭から再度送り直す。また、エラーリカ
バリ機能がオフなら、出力し残しているページの残りの
データは捨ててしまい、次のページの先頭からデータを
出力する。そして、プリンタに対してはリセットを指示
しているので、イリーガル・コマンド・エラーを生じる
ことはない。
タ・オン・ザ・フライ中にプリンタで印刷失敗が生じた
場合、プリンタ復帰によるデータ出力再開時には、続き
のデータではなく、ページの先頭からのデータを出力す
る。従って、例えば、エラーリカバリ機能がオンなら、
当該ページを先頭から再度送り直す。また、エラーリカ
バリ機能がオフなら、出力し残しているページの残りの
データは捨ててしまい、次のページの先頭からデータを
出力する。そして、プリンタに対してはリセットを指示
しているので、イリーガル・コマンド・エラーを生じる
ことはない。
【0016】また、本発明は、ホストコンピュータ側で
印刷用の画像データを形成し、該画像データをプリンタ
に出力して印刷を行う様にしたホストベースプリンタシ
ステムの印刷制御方法において、プリンタで印刷失敗が
生じた場合に、該印刷失敗が繰り返し生じるタイプのも
のか否かを判別し、繰り返し生じるタイプのものである
場合には、プリンタに対してリセット処理を指令した後
に次のページの先頭から画像データを出力するようにし
たことを特徴とするホストベースプリンタシステムの印
刷制御方法をも完成している。
印刷用の画像データを形成し、該画像データをプリンタ
に出力して印刷を行う様にしたホストベースプリンタシ
ステムの印刷制御方法において、プリンタで印刷失敗が
生じた場合に、該印刷失敗が繰り返し生じるタイプのも
のか否かを判別し、繰り返し生じるタイプのものである
場合には、プリンタに対してリセット処理を指令した後
に次のページの先頭から画像データを出力するようにし
たことを特徴とするホストベースプリンタシステムの印
刷制御方法をも完成している。
【0017】この印刷制御方法によれば、プリント・オ
ーバーラン・エラーが生じた場合は、プリンタをリセッ
トすると共に、次のページの先頭から画像データを出力
する。この結果、エラーリカバリ機能がセットされてい
ても、プリント・オーバーラン・エラーの様な原因の場
合には、当該機能が無視されることとなり、同じ失敗を
繰り返してシステムを停止させてしまうということがな
い。
ーバーラン・エラーが生じた場合は、プリンタをリセッ
トすると共に、次のページの先頭から画像データを出力
する。この結果、エラーリカバリ機能がセットされてい
ても、プリント・オーバーラン・エラーの様な原因の場
合には、当該機能が無視されることとなり、同じ失敗を
繰り返してシステムを停止させてしまうということがな
い。
【0018】この様に、本発明の各方法によれば、いず
れも、ホストベースプリンタシステムにおいて印刷失敗
からの復帰をスムーズにすることができる。これら本発
明の方法は、次の様な構成のホストベースプリンタシス
テムによって実現することができる。
れも、ホストベースプリンタシステムにおいて印刷失敗
からの復帰をスムーズにすることができる。これら本発
明の方法は、次の様な構成のホストベースプリンタシス
テムによって実現することができる。
【0019】即ち、一つは、ホストコンピュータ側で印
刷用の画像データを形成し、該画像データをプリンタに
出力して印刷を行う様にしたホストベースプリンタシス
テムにおいて、印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が
生じたページを印刷するための画像データをホスト側か
ら出力完了しているか否かを判別する出力完了判別手段
と、該出力完了判別手段によって出力未完了と判別され
た場合には、プリンタが印刷失敗から復帰した後にホス
ト側から入力される画像データの内、当該ページの画像
データの末尾までを読み捨てさせる読み捨て手段とを備
えさせたことを特徴とするホストベースプリンタシステ
ムである。ここで、このホストベースプリンタシステム
において、印刷を失敗した後、プリンタが復帰したら再
度同一ページの画像データをホストコンピュータから出
力させるエラーリカバリ機能をセットするエラーリカバ
リ手段と、印刷失敗の原因が、当該印刷失敗を繰り返し
生じるタイプのものか否かを判別する印刷失敗原因判別
手段と、該印刷失敗原因判別手段によって印刷失敗が繰
り返し生じるタイプのものであると判別された場合に
は、前記エラーリカバリ手段によりエラーリカバリ機能
がセットされているときであっても、同一ページについ
ての印刷動作を実行しないようにするエラーリカバリ無
視手段とを備えさせるとよい。
刷用の画像データを形成し、該画像データをプリンタに
出力して印刷を行う様にしたホストベースプリンタシス
テムにおいて、印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が
生じたページを印刷するための画像データをホスト側か
ら出力完了しているか否かを判別する出力完了判別手段
と、該出力完了判別手段によって出力未完了と判別され
た場合には、プリンタが印刷失敗から復帰した後にホス
ト側から入力される画像データの内、当該ページの画像
データの末尾までを読み捨てさせる読み捨て手段とを備
えさせたことを特徴とするホストベースプリンタシステ
ムである。ここで、このホストベースプリンタシステム
において、印刷を失敗した後、プリンタが復帰したら再
度同一ページの画像データをホストコンピュータから出
力させるエラーリカバリ機能をセットするエラーリカバ
リ手段と、印刷失敗の原因が、当該印刷失敗を繰り返し
生じるタイプのものか否かを判別する印刷失敗原因判別
手段と、該印刷失敗原因判別手段によって印刷失敗が繰
り返し生じるタイプのものであると判別された場合に
は、前記エラーリカバリ手段によりエラーリカバリ機能
がセットされているときであっても、同一ページについ
ての印刷動作を実行しないようにするエラーリカバリ無
視手段とを備えさせるとよい。
【0020】また、この他、ホストコンピュータ側で印
刷用の画像データを形成し、該画像データをプリンタに
出力して印刷を行う様にしたホストベースプリンタシス
テムにおいて、印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が
繰り返し生じるタイプのものか否かを判別する失敗原因
判別手段と、該印刷失敗原因判別手段によって印刷失敗
が繰り返し生じるタイプのものであると判別された場合
には、プリンタが印刷失敗から復帰した後にホスト側か
ら入力される画像データの内、当該ページの画像データ
の末尾までを読み捨てさせる読み捨て手段とを備えさせ
たことを特徴とするホストベースプリンタシステムも有
効である。
刷用の画像データを形成し、該画像データをプリンタに
出力して印刷を行う様にしたホストベースプリンタシス
テムにおいて、印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が
繰り返し生じるタイプのものか否かを判別する失敗原因
判別手段と、該印刷失敗原因判別手段によって印刷失敗
が繰り返し生じるタイプのものであると判別された場合
には、プリンタが印刷失敗から復帰した後にホスト側か
ら入力される画像データの内、当該ページの画像データ
の末尾までを読み捨てさせる読み捨て手段とを備えさせ
たことを特徴とするホストベースプリンタシステムも有
効である。
【0021】さらに、ホストコンピュータ側で印刷用の
画像データを形成し、該画像データをプリンタに出力し
て印刷を行う様にしたホストベースプリンタシステムに
おいて、印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が生じた
ページを印刷するための画像データをホスト側から出力
完了しているか否かを判別する出力完了判別手段と、該
出力完了判別手段によって出力未完了と判別された場合
には、プリンタをリセットした後、当該ページの画像デ
ータを先頭から再出力させる再出力手段とを備えること
を特徴とするホストベースプリンタシステムも有効であ
る。
画像データを形成し、該画像データをプリンタに出力し
て印刷を行う様にしたホストベースプリンタシステムに
おいて、印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が生じた
ページを印刷するための画像データをホスト側から出力
完了しているか否かを判別する出力完了判別手段と、該
出力完了判別手段によって出力未完了と判別された場合
には、プリンタをリセットした後、当該ページの画像デ
ータを先頭から再出力させる再出力手段とを備えること
を特徴とするホストベースプリンタシステムも有効であ
る。
【0022】加えて、ホストコンピュータ側で印刷用の
画像データを形成し、該画像データをプリンタに出力し
て印刷を行う様にしたホストベースプリンタシステムに
おいて、印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が繰り返
し生じるタイプのものか否かを判別する失敗原因判別手
段と、該印刷失敗原因判別手段によって印刷失敗が繰り
返し生じるタイプのものであると判別された場合には、
プリンタをリセットした後、当該ページの次のページの
画像データを先頭から出力するページ飛ばし手段とを備
えることを特徴とするホストベースプリンタシステムも
有効である。
画像データを形成し、該画像データをプリンタに出力し
て印刷を行う様にしたホストベースプリンタシステムに
おいて、印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が繰り返
し生じるタイプのものか否かを判別する失敗原因判別手
段と、該印刷失敗原因判別手段によって印刷失敗が繰り
返し生じるタイプのものであると判別された場合には、
プリンタをリセットした後、当該ページの次のページの
画像データを先頭から出力するページ飛ばし手段とを備
えることを特徴とするホストベースプリンタシステムも
有効である。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施の形態を一層分かりやす
くするため、いくつかの実施例を図面と共に説明する。
実施例のホストベースプリンタシステム10は、図1に
示す様に、印刷ホスト20と、レーザプリンタ30とで
構成されている。印刷ホスト20とレーザプリンタ30
とはパラレルデータ送受信用ケーブルを介して電気的に
接続されており、印刷ホスト20側でドットイメージの
画像データを形成し、これをプリンタ30で受信して印
刷を行うように構成されている。印刷ホスト20から送
信されてくる画像データは圧縮されており、プリンタ3
0はこれを伸張しつつ印刷を実行することになる。な
お、パラレルデータ送受信用ケーブルは、IEEE12
84規格に適合するものであり、プリンタ30側からホ
スト20へとデータを送信できるようになっている。
くするため、いくつかの実施例を図面と共に説明する。
実施例のホストベースプリンタシステム10は、図1に
示す様に、印刷ホスト20と、レーザプリンタ30とで
構成されている。印刷ホスト20とレーザプリンタ30
とはパラレルデータ送受信用ケーブルを介して電気的に
接続されており、印刷ホスト20側でドットイメージの
画像データを形成し、これをプリンタ30で受信して印
刷を行うように構成されている。印刷ホスト20から送
信されてくる画像データは圧縮されており、プリンタ3
0はこれを伸張しつつ印刷を実行することになる。な
お、パラレルデータ送受信用ケーブルは、IEEE12
84規格に適合するものであり、プリンタ30側からホ
スト20へとデータを送信できるようになっている。
【0024】印刷ホスト20は、CPU,RAM,RO
M,ハードディスク,入出力インタフェース等を備える
パーソナルコンピュータで構成され、出力データを作成
するための機能的構成要素として、アプリケーション2
1と、プリンタドライバ22とを備えている。アプリケ
ーション21は、例えば、印刷機能を有するワープロソ
フトやCADソフト等である。プリンタドライバ22
は、印刷データをプリンタ30に見合った画像データに
展開し、圧縮する処理を行う。この圧縮された画像デー
タが出力データとなる。
M,ハードディスク,入出力インタフェース等を備える
パーソナルコンピュータで構成され、出力データを作成
するための機能的構成要素として、アプリケーション2
1と、プリンタドライバ22とを備えている。アプリケ
ーション21は、例えば、印刷機能を有するワープロソ
フトやCADソフト等である。プリンタドライバ22
は、印刷データをプリンタ30に見合った画像データに
展開し、圧縮する処理を行う。この圧縮された画像デー
タが出力データとなる。
【0025】印刷ホスト20はまた、出力データリスト
26に出力データを蓄えたり、出力データリスト26の
出力データをプリンタ30へ転送する役目をするスプー
ラ23を備えている。スプーラ23はプリンタドライバ
22の機能の一つと考えてもよいし、独立した機能と考
えてもよい。出力データリスト26は、具体的にはハー
ドディスク等の記憶装置により構成される。
26に出力データを蓄えたり、出力データリスト26の
出力データをプリンタ30へ転送する役目をするスプー
ラ23を備えている。スプーラ23はプリンタドライバ
22の機能の一つと考えてもよいし、独立した機能と考
えてもよい。出力データリスト26は、具体的にはハー
ドディスク等の記憶装置により構成される。
【0026】そして、印刷ホスト20は、出力データリ
スト26を管理するため、格納スタートページ管理カウ
ンタ27、格納エンドページ管理カウンタ28及び出力
完了ページ管理カウンタ29を備えている。格納スター
トページ管理カウンタ27及び格納エンドページ管理カ
ウンタ28は、出力データリスト26に格納されている
データにおいて、それぞれ最初のページと最後のページ
を示す。ただし、格納エンドページ管理カウンタ28
は、ページ単位として完成されている最後のページを示
す。出力完了ページ管理カウンタ29は、プリンタ30
に既に出力した最後のページを示す。各カウンタ27,
28,29は、具体的にはRAMにより構成される。
スト26を管理するため、格納スタートページ管理カウ
ンタ27、格納エンドページ管理カウンタ28及び出力
完了ページ管理カウンタ29を備えている。格納スター
トページ管理カウンタ27及び格納エンドページ管理カ
ウンタ28は、出力データリスト26に格納されている
データにおいて、それぞれ最初のページと最後のページ
を示す。ただし、格納エンドページ管理カウンタ28
は、ページ単位として完成されている最後のページを示
す。出力完了ページ管理カウンタ29は、プリンタ30
に既に出力した最後のページを示す。各カウンタ27,
28,29は、具体的にはRAMにより構成される。
【0027】また、この印刷ホスト20は、プリンタ3
0において印刷失敗を引き起こした場合、当該印刷失敗
ページのデータを再度送り直すエラーリカバリ機能をセ
ットすることができるようになっている。このエラーリ
カバリ機能は、ユーザーの希望により、オン/オフいず
れかをセットしておくことができる。なお、エラーリカ
バリ機能のオン/オフはホスト20のRAMに格納され
る。そして、このエラーリカバリ機能のオン/オフ情報
は、プリンタ30へコマンドと共に送られる様になって
いる。
0において印刷失敗を引き起こした場合、当該印刷失敗
ページのデータを再度送り直すエラーリカバリ機能をセ
ットすることができるようになっている。このエラーリ
カバリ機能は、ユーザーの希望により、オン/オフいず
れかをセットしておくことができる。なお、エラーリカ
バリ機能のオン/オフはホスト20のRAMに格納され
る。そして、このエラーリカバリ機能のオン/オフ情報
は、プリンタ30へコマンドと共に送られる様になって
いる。
【0028】印刷ホスト20は、上述の管理カウンタ2
7〜29に基づいて、出力データリスト26内のデータ
の管理と、出力ページの管理とを行っている。具体的に
は、出力完了ページ管理カウンタ29は、1ページ分の
データを出力するとインクリメントされ、次に出力すべ
きページを特定する。従って、前述のエラーリカバリ機
能がオンの場合に印刷失敗が起こった場合には、出力完
了ページ管理カウンタ29を一つ前に戻し、同一ページ
を再度出力するようにするのである。
7〜29に基づいて、出力データリスト26内のデータ
の管理と、出力ページの管理とを行っている。具体的に
は、出力完了ページ管理カウンタ29は、1ページ分の
データを出力するとインクリメントされ、次に出力すべ
きページを特定する。従って、前述のエラーリカバリ機
能がオンの場合に印刷失敗が起こった場合には、出力完
了ページ管理カウンタ29を一つ前に戻し、同一ページ
を再度出力するようにするのである。
【0029】また、格納エンドページ管理カウンタ28
は、出力データリスト26にデータを1ページ分格納す
る毎にインクリメントされる。この格納エンドページ管
理カウンタ28が出力完了ページ管理カウンタ29より
も大きい値の場合にだけデータ出力が実行される。
は、出力データリスト26にデータを1ページ分格納す
る毎にインクリメントされる。この格納エンドページ管
理カウンタ28が出力完了ページ管理カウンタ29より
も大きい値の場合にだけデータ出力が実行される。
【0030】さらに、格納スタートページ管理カウンタ
27は、後述するプリンタ30側の不揮発性メモリ53
の記憶内容に基づいて印刷完了ページを特定し、印刷完
了ページ+1となるようにセットされる。印刷ホスト2
0は、この格納スタートページ管理カウンタ27により
特定されるページ以前のデータについては出力データリ
スト26から削除し、格納領域の効率利用を図ってい
る。
27は、後述するプリンタ30側の不揮発性メモリ53
の記憶内容に基づいて印刷完了ページを特定し、印刷完
了ページ+1となるようにセットされる。印刷ホスト2
0は、この格納スタートページ管理カウンタ27により
特定されるページ以前のデータについては出力データリ
スト26から削除し、格納領域の効率利用を図ってい
る。
【0031】プリンタ30は、レーザ光方式で印刷する
印刷機構や用紙送り機構等の諸機構を含むプリンタエン
ジン31と、このプリンタエンジン31の諸機構を制御
するコントロールユニット32を有するものであるが、
この種のプリンタエンジン31自体は既存のレーザプリ
ンタと同様であるので、その詳しい説明は省略する。
印刷機構や用紙送り機構等の諸機構を含むプリンタエン
ジン31と、このプリンタエンジン31の諸機構を制御
するコントロールユニット32を有するものであるが、
この種のプリンタエンジン31自体は既存のレーザプリ
ンタと同様であるので、その詳しい説明は省略する。
【0032】次に、コントロールユニット32は、図2
に示す様に、CPU40、このCPU40にクロックパ
ルスを供給する水晶発振器41、印刷制御プログラム等
を内蔵したROM42、種々のワークメモリ等が設けら
れるRAM43、タイマ割り込みのためのタイマ44、
印刷ホスト20との送受信のための送受信回路45、受
信バッファ46、受信バッファ46から圧縮された画像
データを受けて復号する復号化回路47、この復号化回
路47で復号化された画像データを受けて一時的に格納
してシリアル画像データとして出力するラインバッファ
48、受信バッファ46とラインバッファ48とを直接
アクセス可能なDMAコントローラ49、プリンタ駆動
用I/O50、プリンタ駆動回路51及び操作パネル5
2等が設けられている。また、コントロールユニット3
2には、印刷枚数の累積値を記憶する不揮発性メモリ5
3も備えられている。
に示す様に、CPU40、このCPU40にクロックパ
ルスを供給する水晶発振器41、印刷制御プログラム等
を内蔵したROM42、種々のワークメモリ等が設けら
れるRAM43、タイマ割り込みのためのタイマ44、
印刷ホスト20との送受信のための送受信回路45、受
信バッファ46、受信バッファ46から圧縮された画像
データを受けて復号する復号化回路47、この復号化回
路47で復号化された画像データを受けて一時的に格納
してシリアル画像データとして出力するラインバッファ
48、受信バッファ46とラインバッファ48とを直接
アクセス可能なDMAコントローラ49、プリンタ駆動
用I/O50、プリンタ駆動回路51及び操作パネル5
2等が設けられている。また、コントロールユニット3
2には、印刷枚数の累積値を記憶する不揮発性メモリ5
3も備えられている。
【0033】ROM42、RAM43、送受信回路4
5、DMAコントローラ49、プリンタ駆動回路51及
び不揮発性メモリ53は、バス54を介してCPU40
に接続され、また、タイマ44、送受信回路45、プリ
ンタ駆動用I/O50及び復号化回路47は割り込み信
号ライン55を介してCPU40に接続されている。
5、DMAコントローラ49、プリンタ駆動回路51及
び不揮発性メモリ53は、バス54を介してCPU40
に接続され、また、タイマ44、送受信回路45、プリ
ンタ駆動用I/O50及び復号化回路47は割り込み信
号ライン55を介してCPU40に接続されている。
【0034】DMAコントローラ49は、受信バッファ
46とラインバッファ48とに夫々接続されると共に、
復号化回路47にも接続されている。印刷ホスト20か
ら送受信回路45を介して受信されたパラレルの圧縮さ
れた画像データは、DMAコントローラ49により受信
バッファ46に書き込まれ、DMAコントローラ49に
より受信バッファ46から読み出され、DMAコントロ
ーラ49により復号化回路47へ供給されて復号化さ
れ、その復号化されたドットイメージの画像データは、
復号化回路47からラインバッファ48へ供給され、ラ
インバッファ48からシリアルの画像データとしてプリ
ンタ駆動回路51へ供給され、そのドットイメージの画
像データに対応する駆動信号でプリンタエンジン31が
駆動されることになる。
46とラインバッファ48とに夫々接続されると共に、
復号化回路47にも接続されている。印刷ホスト20か
ら送受信回路45を介して受信されたパラレルの圧縮さ
れた画像データは、DMAコントローラ49により受信
バッファ46に書き込まれ、DMAコントローラ49に
より受信バッファ46から読み出され、DMAコントロ
ーラ49により復号化回路47へ供給されて復号化さ
れ、その復号化されたドットイメージの画像データは、
復号化回路47からラインバッファ48へ供給され、ラ
インバッファ48からシリアルの画像データとしてプリ
ンタ駆動回路51へ供給され、そのドットイメージの画
像データに対応する駆動信号でプリンタエンジン31が
駆動されることになる。
【0035】そして、1ページの印刷が完了すると、C
PU40により不揮発性メモリ53の累積値が1インク
リメントされる。また、プリンタエンジン31には、ジ
ャムの発生を検知するための紙詰まりセンサをはじめと
する各種のセンサ類35が備えられており、このセンサ
類の検知した情報はCPU40によって監視されてい
る。
PU40により不揮発性メモリ53の累積値が1インク
リメントされる。また、プリンタエンジン31には、ジ
ャムの発生を検知するための紙詰まりセンサをはじめと
する各種のセンサ類35が備えられており、このセンサ
類の検知した情報はCPU40によって監視されてい
る。
【0036】なお、受信バッファ46は、いわゆるリン
グバッファとして構成され、DMAコントローラ49
は、受信バッファ46内のリードポインタRPとライト
ポインタWPとを操作することでデータの書き込みと読
み出しとを制御している。ここで、模式図を用いてデー
タの読み出しアドレスを示すリードポインタRPとデー
タの書き込みアドレスを示すライトポインタWPとの関
係を説明しておく。
グバッファとして構成され、DMAコントローラ49
は、受信バッファ46内のリードポインタRPとライト
ポインタWPとを操作することでデータの書き込みと読
み出しとを制御している。ここで、模式図を用いてデー
タの読み出しアドレスを示すリードポインタRPとデー
タの書き込みアドレスを示すライトポインタWPとの関
係を説明しておく。
【0037】図3(A)〜(C)に示す様に、受信バッ
ファ46には矢印方向に図の下端からデータが書き込ま
れていくとする。そして、上端に達したら再び下端に戻
って上方へと書き込んでいくとする。データの読み出し
もこれと同様に下端から上端へと読み出し、再び下端へ
戻るようになっている。従って、ライトポインタWP及
びリードポインタRPも図の矢印方向に移動していくこ
とになる。そして、ライトポインタWPはリードポイン
タRPを追い抜くことができない関係にある。これは、
ライトポインタWPがリードポインタRPを追い抜くと
読み出されていないデータに新しいデータが上書きされ
ることとなるからである。また、リードポインタRPも
また、ライトポインタWPを追い抜くことができない関
係にある。これは、リードポインタRPがライトポイン
タWPを追い抜くと、データが書き込まれていない領域
からデータを読み出そうとすることになってしまうから
である。
ファ46には矢印方向に図の下端からデータが書き込ま
れていくとする。そして、上端に達したら再び下端に戻
って上方へと書き込んでいくとする。データの読み出し
もこれと同様に下端から上端へと読み出し、再び下端へ
戻るようになっている。従って、ライトポインタWP及
びリードポインタRPも図の矢印方向に移動していくこ
とになる。そして、ライトポインタWPはリードポイン
タRPを追い抜くことができない関係にある。これは、
ライトポインタWPがリードポインタRPを追い抜くと
読み出されていないデータに新しいデータが上書きされ
ることとなるからである。また、リードポインタRPも
また、ライトポインタWPを追い抜くことができない関
係にある。これは、リードポインタRPがライトポイン
タWPを追い抜くと、データが書き込まれていない領域
からデータを読み出そうとすることになってしまうから
である。
【0038】このため、ライトポインタWPとリードポ
インタRPは、図3(A)〜(C)のいずれかの関係に
しかならない。なお、これらの図において、ハッチング
部分が読み出しを完了していないデータの格納されてい
る領域を意味する。(A)は、1ページ分のデータが受
信バッファ46の容量に比べて小さい場合に相当する。
このような場合には、データエンドに相当するフォーム
フィードコマンドFFまで書き込んでライトポインタW
Pが停止してからリードポインタRPが動き始め、デー
タの読み出しが行われる。
インタRPは、図3(A)〜(C)のいずれかの関係に
しかならない。なお、これらの図において、ハッチング
部分が読み出しを完了していないデータの格納されてい
る領域を意味する。(A)は、1ページ分のデータが受
信バッファ46の容量に比べて小さい場合に相当する。
このような場合には、データエンドに相当するフォーム
フィードコマンドFFまで書き込んでライトポインタW
Pが停止してからリードポインタRPが動き始め、デー
タの読み出しが行われる。
【0039】また、(B)の場合は、1ページ分のデー
タが受信バッファ46の容量に比べて大きく、全部を格
納できないため、受信バッファ46が一杯になったとこ
ろでリードポインタRPを移動させながら読み出しを開
始し、読み出した後に書き込む状態となっているもの
で、プリンタ・オン・ザ・フライと呼ばれる状態に相当
する。この場合は、フォームフィードコマンドFFまで
データを書き込む前に読み出しが開始されるので、リー
ドポインタRPだけでなくライトポインタWPも移動し
続ける状態にある。リードポインタRPとライトポイン
タWPの関係においては、RP−1=WPとなったとき
に「BUSY」にしてデータが来ないようにされている
ので、ライトポインタWPがリードポインタRPを追い
越すことはない。
タが受信バッファ46の容量に比べて大きく、全部を格
納できないため、受信バッファ46が一杯になったとこ
ろでリードポインタRPを移動させながら読み出しを開
始し、読み出した後に書き込む状態となっているもの
で、プリンタ・オン・ザ・フライと呼ばれる状態に相当
する。この場合は、フォームフィードコマンドFFまで
データを書き込む前に読み出しが開始されるので、リー
ドポインタRPだけでなくライトポインタWPも移動し
続ける状態にある。リードポインタRPとライトポイン
タWPの関係においては、RP−1=WPとなったとき
に「BUSY」にしてデータが来ないようにされている
ので、ライトポインタWPがリードポインタRPを追い
越すことはない。
【0040】これら(A),(B)は正常に印刷を行う
ことができる場合であるが、(C)の状態になると正常
な印刷ができなくなる。即ち、プリンタ・オン・ザ・フ
ライにおいてリードポインタRPがライトポインタWP
に追いついてしまった場合、両ポインタの移動速度の関
係から印刷不能状態になってしまうのである。これがプ
リント・オーバーランと呼ばれる状態である。この状態
になると、当該ページのデータが大き過ぎ、受信バッフ
ァ46の容量及びポインタWP,RPの移動速度の関係
から、再度印刷を行おうとしても再び印刷失敗を来すこ
ととなる。
ことができる場合であるが、(C)の状態になると正常
な印刷ができなくなる。即ち、プリンタ・オン・ザ・フ
ライにおいてリードポインタRPがライトポインタWP
に追いついてしまった場合、両ポインタの移動速度の関
係から印刷不能状態になってしまうのである。これがプ
リント・オーバーランと呼ばれる状態である。この状態
になると、当該ページのデータが大き過ぎ、受信バッフ
ァ46の容量及びポインタWP,RPの移動速度の関係
から、再度印刷を行おうとしても再び印刷失敗を来すこ
ととなる。
【0041】以上より、リードポインタRPとライトポ
インタWPの位置関係から、次のことが判明する。 印刷開始時にライトポインタWPがリードポインタ
RPの直後にあるときは、プリンタ・オン・ザ・フライ
の状態にある。
インタWPの位置関係から、次のことが判明する。 印刷開始時にライトポインタWPがリードポインタ
RPの直後にあるときは、プリンタ・オン・ザ・フライ
の状態にある。
【0042】 印刷実行中にリードポインタRPがラ
イトポインタWPの直後にあるときは、プリント・オー
バーランの状態にある。 従って、印刷開始時の両ポインタの位置関係と、印刷実
行中の両ポインタの位置関係をチェックすることで、上
記,を検知することができることとなる。なお、
は、印刷実行中に両ポインタが共に動いているか否かで
チェックしてもよい。
イトポインタWPの直後にあるときは、プリント・オー
バーランの状態にある。 従って、印刷開始時の両ポインタの位置関係と、印刷実
行中の両ポインタの位置関係をチェックすることで、上
記,を検知することができることとなる。なお、
は、印刷実行中に両ポインタが共に動いているか否かで
チェックしてもよい。
【0043】次に、実施例のホストベースプリンタシス
テム10におけるエラー監視制御の内容について説明す
る。本実施例では、プリンタ30側で、このエラー監視
制御処理を行っており、その詳細は図4の様に構成され
ている。以下、この図4の処理を第1実施例と呼ぶ。
テム10におけるエラー監視制御の内容について説明す
る。本実施例では、プリンタ30側で、このエラー監視
制御処理を行っており、その詳細は図4の様に構成され
ている。以下、この図4の処理を第1実施例と呼ぶ。
【0044】第1実施例のエラー監視ルーチンでは、D
MAコントローラ49によるライトポインタWPとリー
ドポインタRPの移動状態をチェックし、の関係にあ
るか否か、即ち、プリント・オーバーランを起こしてい
るか否かを判定する(S10)。プリント・オーバーラ
ンを起こしていると判断された場合は、十分に長い時間
(例えば10秒程度)に渡って「BUSY」信号をホス
ト20側へ出力すると共にリセット処理を行う(S2
0)。そして、「BUSY」信号を停止した後でホスト
から送られて来るデータをフォームフィードFFまで読
み捨てる(S30)。
MAコントローラ49によるライトポインタWPとリー
ドポインタRPの移動状態をチェックし、の関係にあ
るか否か、即ち、プリント・オーバーランを起こしてい
るか否かを判定する(S10)。プリント・オーバーラ
ンを起こしていると判断された場合は、十分に長い時間
(例えば10秒程度)に渡って「BUSY」信号をホス
ト20側へ出力すると共にリセット処理を行う(S2
0)。そして、「BUSY」信号を停止した後でホスト
から送られて来るデータをフォームフィードFFまで読
み捨てる(S30)。
【0045】S20により、ホスト20はデータの送信
を一旦停止することとなる。そして、「BUSY」信号
が消えることによってホスト20は再びデータの送信を
再開する。このとき、エラーリカバリ機能がオフにされ
ていると、エラーを起こしたページの途中から送信が再
開される。これは不完全なデータであるため、当該ペー
ジの末尾までを読み捨ててやり、イリーガル・コマンド
・エラーを起こさない様にするのである。
を一旦停止することとなる。そして、「BUSY」信号
が消えることによってホスト20は再びデータの送信を
再開する。このとき、エラーリカバリ機能がオフにされ
ていると、エラーを起こしたページの途中から送信が再
開される。これは不完全なデータであるため、当該ペー
ジの末尾までを読み捨ててやり、イリーガル・コマンド
・エラーを起こさない様にするのである。
【0046】また、エラーリカバリ機能がオンの場合、
この送信再開において、プリント・オーバーランを起こ
したページのデータが再び送信されることとなる。この
場合はデータは完全なものが送られて来るのであるが、
上述の様に、プリント・オーバー・ランは繰り返し生じ
るエラーである。このため、S30にて最初に受信する
フォームフィードFFまでを読み捨て、プリント・オー
バーランを繰り返さない様にするのである。
この送信再開において、プリント・オーバーランを起こ
したページのデータが再び送信されることとなる。この
場合はデータは完全なものが送られて来るのであるが、
上述の様に、プリント・オーバー・ランは繰り返し生じ
るエラーである。このため、S30にて最初に受信する
フォームフィードFFまでを読み捨て、プリント・オー
バーランを繰り返さない様にするのである。
【0047】一方、S10にてプリント・オーバーラン
は起こしていないと判定された場合には、センサ類35
の内の紙詰まりセンサを確認し、ペーパージャムを起こ
していないかどうか判定する(S40)。ペーパージャ
ムを起こしている場合には、本体カバーを開いて詰まっ
た紙を除去し、ペーパージャム解除が行われるのを待つ
(S50)。
は起こしていないと判定された場合には、センサ類35
の内の紙詰まりセンサを確認し、ペーパージャムを起こ
していないかどうか判定する(S40)。ペーパージャ
ムを起こしている場合には、本体カバーを開いて詰まっ
た紙を除去し、ペーパージャム解除が行われるのを待つ
(S50)。
【0048】そして、ペーパージャムが解除したら、エ
ラーリカバリ機能がオンになっている場合は、リセット
後にS10へ戻る(S60,S70)。エラーリカバリ
機能がオンになっているか否かは、ホスト20からコマ
ンドと共に送られて来る情報により判断される。一方、
エラーリカバリ機能がオフの場合には、印刷開始時のポ
インタWP,RPの位置関係チェック結果等から、プリ
ンタ・オン・ザ・フライによる印刷実行中であったか否
かを判定する(S80)。プリンタ・オン・ザ・フライ
中であるならS20へ移行する。これは、エラーリカバ
リオフでかつプリンタ・オン・ザ・フライ中である場合
には、ホスト20はペーパージャムを起こしたページの
残りのデータを送信して来るので、これを読み捨てるた
めである。
ラーリカバリ機能がオンになっている場合は、リセット
後にS10へ戻る(S60,S70)。エラーリカバリ
機能がオンになっているか否かは、ホスト20からコマ
ンドと共に送られて来る情報により判断される。一方、
エラーリカバリ機能がオフの場合には、印刷開始時のポ
インタWP,RPの位置関係チェック結果等から、プリ
ンタ・オン・ザ・フライによる印刷実行中であったか否
かを判定する(S80)。プリンタ・オン・ザ・フライ
中であるならS20へ移行する。これは、エラーリカバ
リオフでかつプリンタ・オン・ザ・フライ中である場合
には、ホスト20はペーパージャムを起こしたページの
残りのデータを送信して来るので、これを読み捨てるた
めである。
【0049】一方、プリンタ・オン・ザ・フライ中でな
ければS70を経てS10へ戻る。プリンタ・オン・ザ
・フライ中でないので、ホスト20はペーパージャムを
起こしたページの次のページの先頭データから送信して
来るから、これは読み捨てなくてもよいからである。
ければS70を経てS10へ戻る。プリンタ・オン・ザ
・フライ中でないので、ホスト20はペーパージャムを
起こしたページの次のページの先頭データから送信して
来るから、これは読み捨てなくてもよいからである。
【0050】なお、ペーパージャムの場合にはエラーリ
カバリオンのときに読み捨てを行わないようにしたの
は、ペーパージャムはデータ自体に基づくエラーではな
く、繰り返し発生するタイプのエラーでないから、エラ
ーリカバリオンの場合は、再度印刷を行う様にするため
である。
カバリオンのときに読み捨てを行わないようにしたの
は、ペーパージャムはデータ自体に基づくエラーではな
く、繰り返し発生するタイプのエラーでないから、エラ
ーリカバリオンの場合は、再度印刷を行う様にするため
である。
【0051】この様に、本実施例においては、プリント
・オーバーラン及びペーパージャムにより印刷を失敗し
た場合、イリーガル・コマンド・エラーを引き起こした
りせず、また、印刷失敗を繰り返すこともなく、その状
態からスムーズに復帰することができる。
・オーバーラン及びペーパージャムにより印刷を失敗し
た場合、イリーガル・コマンド・エラーを引き起こした
りせず、また、印刷失敗を繰り返すこともなく、その状
態からスムーズに復帰することができる。
【0052】次に、第2実施例について説明する。第2
実施例は、ホスト20側でエラー監視制御を行う場合で
ある。このため、ホスト20側の印刷制御ルーチンにお
いては、図5に示す様に、プリンタ30からのステータ
ス情報の有無をチェックしている(S110)。
実施例は、ホスト20側でエラー監視制御を行う場合で
ある。このため、ホスト20側の印刷制御ルーチンにお
いては、図5に示す様に、プリンタ30からのステータ
ス情報の有無をチェックしている(S110)。
【0053】本実施例では、プリンタ30からは、少な
くとも「ペーパージャム」、「プリント・オーバーラ
ン」及び「プリンタ・オン・ザ・フライ」を判別するこ
とのできる情報がステータス情報としてホスト20へ送
信されるように構成してある。プリンタ30は、ペーパ
ージャム、プリントオーバーラン等の状態を、第1実施
例と同様に、センサ類35の内の紙詰まりセンサの信号
チェックや、ライトポインタWPとリードポインタRP
の関係により検知している。
くとも「ペーパージャム」、「プリント・オーバーラ
ン」及び「プリンタ・オン・ザ・フライ」を判別するこ
とのできる情報がステータス情報としてホスト20へ送
信されるように構成してある。プリンタ30は、ペーパ
ージャム、プリントオーバーラン等の状態を、第1実施
例と同様に、センサ類35の内の紙詰まりセンサの信号
チェックや、ライトポインタWPとリードポインタRP
の関係により検知している。
【0054】プリンタ30からのステータス情報がなけ
れば、出力データリスト26に展開した出力データを送
信する(S120)。しかし、プリンタ30からのステ
ータス情報がある場合には、これがペーパージャムを意
味するものか否かを判別する(S130)。
れば、出力データリスト26に展開した出力データを送
信する(S120)。しかし、プリンタ30からのステ
ータス情報がある場合には、これがペーパージャムを意
味するものか否かを判別する(S130)。
【0055】ペーパージャムを意味するものである場合
には、さらに、プリンタ・オン・ザ・フライ中であるか
否かを判別する(S140)。プリンタ・オン・ザ・フ
ライ中であるなら、さらに、エラーリカバリオンとなっ
ているか否かを確認し(S150)、エラーリカバリオ
ンの場合には、プリンタ20に対してリセットを指令す
るため、インプット・プライム信号(Input Pr
ime;IP)をLowにする(S160)。そして、
ペーパージャムを起こしたページの先頭からデータを再
送する(S170)。これに対し、エラーリカバリオン
でない場合には、IP=0を出力した後(S180)、
現在送信中のデータのページエンドまでのデータを捨て
る(S190)。
には、さらに、プリンタ・オン・ザ・フライ中であるか
否かを判別する(S140)。プリンタ・オン・ザ・フ
ライ中であるなら、さらに、エラーリカバリオンとなっ
ているか否かを確認し(S150)、エラーリカバリオ
ンの場合には、プリンタ20に対してリセットを指令す
るため、インプット・プライム信号(Input Pr
ime;IP)をLowにする(S160)。そして、
ペーパージャムを起こしたページの先頭からデータを再
送する(S170)。これに対し、エラーリカバリオン
でない場合には、IP=0を出力した後(S180)、
現在送信中のデータのページエンドまでのデータを捨て
る(S190)。
【0056】一方、ペーパージャムを起こしているがプ
リンタ・オン・ザ・フライ中でない場合には(S140
=NO)、エラーリカバリオンの場合はプリンタ・オン
・ザ・フライ中と同様にS160,S170を実行する
が、エラーリカバリオンでない場合には、IP=0の出
力のみを行う(S200,S210)。これは、プリン
タ・オン・ザ・フライでないなら、ペーパージャムを起
こしたページのデータは出力し終っているので、ページ
エンドまでを捨てるという処理が不要だからである。
リンタ・オン・ザ・フライ中でない場合には(S140
=NO)、エラーリカバリオンの場合はプリンタ・オン
・ザ・フライ中と同様にS160,S170を実行する
が、エラーリカバリオンでない場合には、IP=0の出
力のみを行う(S200,S210)。これは、プリン
タ・オン・ザ・フライでないなら、ペーパージャムを起
こしたページのデータは出力し終っているので、ページ
エンドまでを捨てるという処理が不要だからである。
【0057】ステータス情報がペーパージャムでない場
合は、プリント・オーバー・ランか否かを確認する(S
130→S220)。そして、プリント・オーバー・ラ
ンである場合には、エラーリカバリ機能のオン/オフに
関係なく、IP=0を出力した後、ページエンドまでの
データを削除する処理を実行する(S220→S180
→S190)。これは、プリント・オーバー・ランは再
発するエラーであるため、エラーリカバリオンであって
もこれを無視するためである。
合は、プリント・オーバー・ランか否かを確認する(S
130→S220)。そして、プリント・オーバー・ラ
ンである場合には、エラーリカバリ機能のオン/オフに
関係なく、IP=0を出力した後、ページエンドまでの
データを削除する処理を実行する(S220→S180
→S190)。これは、プリント・オーバー・ランは再
発するエラーであるため、エラーリカバリオンであって
もこれを無視するためである。
【0058】プリンタ20側では、IP=0を受信する
とリセット処理を行い、受信バッファ46及びラインバ
ッファ48がクリアされる。そして、ペーパージャムの
場合であってエラーリカバリオンなら、ペーパージャム
を起こしたページのデータを再び受信してこれを再印刷
する。エラーリカバリオフの場合には、次のページの先
頭から受信開始する。一方、プリント・オーバーランで
ある場合には、エラーリカバリのオン/オフに関係な
く、次のページの先頭からデータを受信し始め、1ペー
ジ飛ばして印刷を行うことになる。
とリセット処理を行い、受信バッファ46及びラインバ
ッファ48がクリアされる。そして、ペーパージャムの
場合であってエラーリカバリオンなら、ペーパージャム
を起こしたページのデータを再び受信してこれを再印刷
する。エラーリカバリオフの場合には、次のページの先
頭から受信開始する。一方、プリント・オーバーランで
ある場合には、エラーリカバリのオン/オフに関係な
く、次のページの先頭からデータを受信し始め、1ペー
ジ飛ばして印刷を行うことになる。
【0059】この様に、本実施例においても、プリント
・オーバーラン及びペーパージャムにより印刷を失敗し
た場合、イリーガル・コマンド・エラーを引き起こした
りせず、また、印刷失敗を繰り返すこともなく、その状
態からスムーズに復帰することができる。
・オーバーラン及びペーパージャムにより印刷を失敗し
た場合、イリーガル・コマンド・エラーを引き起こした
りせず、また、印刷失敗を繰り返すこともなく、その状
態からスムーズに復帰することができる。
【0060】以上本発明の一実施例について説明してき
たが、本発明は何らこの実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲内で種々なる態様にて実
施できることはもちろんである。
たが、本発明は何らこの実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲内で種々なる態様にて実
施できることはもちろんである。
【図1】 実施例のホストベースプリンタシステムの概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】 実施例のホストベースプリンタシステムの概
略構成図である。
略構成図である。
【図3】 実施例のホストベースプリンタシステムにお
ける受信バッファとライトポインタ、リードポインタと
の関係を示す模式図である。
ける受信バッファとライトポインタ、リードポインタと
の関係を示す模式図である。
【図4】 第1実施例におけるプリンタ側の制御処理内
容を示すフローチャートである。
容を示すフローチャートである。
【図5】 第2実施例におけるホスト側の制御処理内容
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
10・・・ホストベースプリンタシステム、20・・・
印刷ホスト、21・・・アプリケーション、22・・・
プリンタドライバ、23・・・スプーラ、26・・・出
力データリスト、27・・・格納スタートページ管理カ
ウンタ、28・・・格納エンドページ管理カウンタ、2
9・・・出力完了ページ管理カウンタ、30・・・レー
ザプリンタ、31・・・プリンタ本体、32・・・コン
トロールユニット、35・・・センサ類、40・・・C
PU、41・・・水晶発振器、42・・・ROM、43
・・・RAM、44・・・タイマ、45・・・送受信回
路、46・・・受信バッファ、47・・・復号化回路、
48・・・ラインバッファ、49・・・DMAコントロ
ーラ、50・・・プリンタ駆動用I/O、51・・・プ
リンタ駆動回路、52・・・操作パネル、53・・・不
揮発性メモリ、54・・・バス、55・・・信号ライ
ン。
印刷ホスト、21・・・アプリケーション、22・・・
プリンタドライバ、23・・・スプーラ、26・・・出
力データリスト、27・・・格納スタートページ管理カ
ウンタ、28・・・格納エンドページ管理カウンタ、2
9・・・出力完了ページ管理カウンタ、30・・・レー
ザプリンタ、31・・・プリンタ本体、32・・・コン
トロールユニット、35・・・センサ類、40・・・C
PU、41・・・水晶発振器、42・・・ROM、43
・・・RAM、44・・・タイマ、45・・・送受信回
路、46・・・受信バッファ、47・・・復号化回路、
48・・・ラインバッファ、49・・・DMAコントロ
ーラ、50・・・プリンタ駆動用I/O、51・・・プ
リンタ駆動回路、52・・・操作パネル、53・・・不
揮発性メモリ、54・・・バス、55・・・信号ライ
ン。
Claims (10)
- 【請求項1】 ホストコンピュータ側で印刷用の画像デ
ータを形成し、該画像データをプリンタに出力して印刷
を行う様にしたホストベースプリンタシステムの印刷制
御方法において、 プリンタ側で印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が生
じたページを印刷するための画像データをホスト側から
出力完了していない場合には、プリンタが印刷失敗から
復帰した後にホスト側から入力される画像データの内、
当該ページの画像データの末尾までをプリンタ側におい
て読み捨てるようにしたことを特徴とするホストベース
プリンタシステムの印刷制御方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のホストベースプリンタシ
ステムの印刷制御方法において、前記印刷失敗が繰り返
し生じないタイプのものであり、かつ、印刷失敗の際に
は印刷失敗ページを再度印刷するエラーリカバリ機能が
セットされているときは、プリンタが印刷失敗から復帰
した後、ホスト側は当該印刷失敗ページの先頭から画像
データを送り直すようにし、プリンタは該送り直された
画像データに基づいて印刷を実行する様にしたことを特
徴とするホストベースプリンタシステムの印刷制御方
法。 - 【請求項3】 ホストコンピュータ側で印刷用の画像デ
ータを形成し、該画像データをプリンタに出力して印刷
を行う様にしたホストベースプリンタシステムの印刷制
御方法において、 プリンタで印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が繰り
返し生じるタイプのものか否かを判別し、繰り返し生じ
るタイプのものである場合には、プリンタが印刷失敗か
ら復帰した後にホスト側から入力される画像データの
内、当該ページの画像データの末尾までをプリンタ側に
おいて読み捨てるようにしたことを特徴とするホストベ
ースプリンタシステムの印刷制御方法。 - 【請求項4】 ホストコンピュータ側で印刷用の画像デ
ータを形成し、該画像データをプリンタに出力して印刷
を行う様にしたホストベースプリンタシステムの印刷制
御方法において、 プリンタで印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が生じ
たページを印刷するための画像データをホスト側から出
力完了していない場合には、ホストコンピュータは、プ
リンタに対してリセット処理を指令した後に当該ページ
の先頭から画像データを出力するようにしたことを特徴
とするホストベースプリンタシステムの印刷制御方法。 - 【請求項5】 ホストコンピュータ側で印刷用の画像デ
ータを形成し、該画像データをプリンタに出力して印刷
を行う様にしたホストベースプリンタシステムの印刷制
御方法において、 プリンタで印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が繰り
返し生じるタイプのものか否かを判別し、繰り返し生じ
るタイプのものである場合には、プリンタに対してリセ
ット処理を指令した後に次のページの先頭から画像デー
タを出力するようにしたことを特徴とするホストベース
プリンタシステムの印刷制御方法。 - 【請求項6】 ホストコンピュータ側で印刷用の画像デ
ータを形成し、該画像データをプリンタに出力して印刷
を行う様にしたホストベースプリンタシステムにおい
て、 印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が生じたページを
印刷するための画像データをホスト側から出力完了して
いるか否かを判別する出力完了判別手段と、 該出力完了判別手段によって出力未完了と判別された場
合には、プリンタが印刷失敗から復帰した後にホスト側
から入力される画像データの内、当該ページの画像デー
タの末尾までを読み捨てさせる読み捨て手段とを備えさ
せたことを特徴とするホストベースプリンタシステム。 - 【請求項7】 請求項6記載のホストベースプリンタシ
ステムにおいて、 印刷を失敗した後、プリンタが復帰したら再度同一ペー
ジの画像データをホストコンピュータから出力させるエ
ラーリカバリ機能をセットするエラーリカバリ手段と、 印刷失敗の原因が、当該印刷失敗を繰り返し生じるタイ
プのものか否かを判別する印刷失敗原因判別手段と、 該印刷失敗原因判別手段によって印刷失敗が繰り返し生
じるタイプのものであると判別された場合には、前記エ
ラーリカバリ手段によりエラーリカバリ機能がセットさ
れているときであっても、同一ページについての印刷動
作を実行しないようにするエラーリカバリ無視手段とを
備えることを特徴とするホストベースプリンタシステ
ム。 - 【請求項8】 ホストコンピュータ側で印刷用の画像デ
ータを形成し、該画像データをプリンタに出力して印刷
を行う様にしたホストベースプリンタシステムにおい
て、 印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が繰り返し生じる
タイプのものか否かを判別する失敗原因判別手段と、 該印刷失敗原因判別手段によって印刷失敗が繰り返し生
じるタイプのものであると判別された場合には、プリン
タが印刷失敗から復帰した後にホスト側から入力される
画像データの内、当該ページの画像データの末尾までを
読み捨てさせる読み捨て手段とを備えさせたことを特徴
とするホストベースプリンタシステム。 - 【請求項9】 ホストコンピュータ側で印刷用の画像デ
ータを形成し、該画像データをプリンタに出力して印刷
を行う様にしたホストベースプリンタシステムにおい
て、 印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が生じたページを
印刷するための画像データをホスト側から出力完了して
いるか否かを判別する出力完了判別手段と、 該出力完了判別手段によって出力未完了と判別された場
合には、プリンタをリセットした後、当該ページの画像
データを先頭から再出力させる再出力手段とを備えるこ
とを特徴とするホストベースプリンタシステム。 - 【請求項10】 ホストコンピュータ側で印刷用の画像
データを形成し、該画像データをプリンタに出力して印
刷を行う様にしたホストベースプリンタシステムにおい
て、 印刷失敗が生じた場合に、該印刷失敗が繰り返し生じる
タイプのものか否かを判別する失敗原因判別手段と、 該印刷失敗原因判別手段によって印刷失敗が繰り返し生
じるタイプのものであると判別された場合には、プリン
タをリセットした後、当該ページの次のページの画像デ
ータを先頭から出力するページ飛ばし手段とを備えるこ
とを特徴とするホストベースプリンタシステム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8038369A JPH09226209A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | ホストベースプリンタシステムの印刷制御方法とホストベースプリンタシステム |
US08/807,811 US6388760B2 (en) | 1996-02-26 | 1997-02-26 | Host-based printing system and printing control method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8038369A JPH09226209A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | ホストベースプリンタシステムの印刷制御方法とホストベースプリンタシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09226209A true JPH09226209A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12523375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8038369A Pending JPH09226209A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | ホストベースプリンタシステムの印刷制御方法とホストベースプリンタシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09226209A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100322567B1 (ko) * | 1998-04-02 | 2002-04-17 | 윤종용 | 프린터에서의 프린팅 제어방법 |
US7869063B2 (en) | 2005-06-08 | 2011-01-11 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus, printer control method, printer control program, and printing system |
JP2016115147A (ja) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 富士ゼロックス株式会社 | 印刷制御装置、印刷システム及びプログラム |
-
1996
- 1996-02-26 JP JP8038369A patent/JPH09226209A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100322567B1 (ko) * | 1998-04-02 | 2002-04-17 | 윤종용 | 프린터에서의 프린팅 제어방법 |
US7869063B2 (en) | 2005-06-08 | 2011-01-11 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus, printer control method, printer control program, and printing system |
JP2016115147A (ja) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 富士ゼロックス株式会社 | 印刷制御装置、印刷システム及びプログラム |
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