JPH09224214A - 電子現像型カメラ - Google Patents
電子現像型カメラInfo
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- JPH09224214A JPH09224214A JP8052279A JP5227996A JPH09224214A JP H09224214 A JPH09224214 A JP H09224214A JP 8052279 A JP8052279 A JP 8052279A JP 5227996 A JP5227996 A JP 5227996A JP H09224214 A JPH09224214 A JP H09224214A
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- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 静電情報記録媒体と電荷保持媒体とからなる
電子現像型記録媒体を用いる電子現像型カメラにおい
て、そこから外部のパーソナルコンピュータ等の画像処
理装置への画像信号の転送を可能な限り実行し得るよう
する。 【解決手段】 画像読取り手段は電子現像型記録媒体の
記録画像を画像信号として読み取り、その画像信号は一
フレーム毎に区分されてICメモリカード等の区分格納
領域にそれぞれ格納される。外部の画像処理装置から画
像信号の転送指令を受けた際に所定の区分格納領域から
画像信号を転送すべく指定した際にその指定区分格納領
域に画像信号が格納されていないときに、電子現像型記
録媒体から記録画像を画像信号として読み取って、その
読取り画像信号を外部の画像処理装置に転送する。
電子現像型記録媒体を用いる電子現像型カメラにおい
て、そこから外部のパーソナルコンピュータ等の画像処
理装置への画像信号の転送を可能な限り実行し得るよう
する。 【解決手段】 画像読取り手段は電子現像型記録媒体の
記録画像を画像信号として読み取り、その画像信号は一
フレーム毎に区分されてICメモリカード等の区分格納
領域にそれぞれ格納される。外部の画像処理装置から画
像信号の転送指令を受けた際に所定の区分格納領域から
画像信号を転送すべく指定した際にその指定区分格納領
域に画像信号が格納されていないときに、電子現像型記
録媒体から記録画像を画像信号として読み取って、その
読取り画像信号を外部の画像処理装置に転送する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学系により得ら
れる被写体像を直ちに可視像として現像して記録する電
子現像型記録媒体を使用する電子現像型カメラであっ
て、電子スチルビデオカメラとしての機能を与えた電子
現像型カメラに関する。
れる被写体像を直ちに可視像として現像して記録する電
子現像型記録媒体を使用する電子現像型カメラであっ
て、電子スチルビデオカメラとしての機能を与えた電子
現像型カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学系により得られる被写体像を
記録する材料としては、銀塩写真材料が広く用いられて
いる。銀塩写真材料は光感度および解像度が高く、また
経済性にも優れている等の特徴も備えているが、しかし
現像処理が煩雑であるばかりでなく、可視像を撮影時に
直ちに得ることはできない。現像処理を簡単にするため
に乾式現像法が開発されているが、この乾式現像法にお
いても、即時現像化即ち撮影と同時に可視像を得ること
はできない。
記録する材料としては、銀塩写真材料が広く用いられて
いる。銀塩写真材料は光感度および解像度が高く、また
経済性にも優れている等の特徴も備えているが、しかし
現像処理が煩雑であるばかりでなく、可視像を撮影時に
直ちに得ることはできない。現像処理を簡単にするため
に乾式現像法が開発されているが、この乾式現像法にお
いても、即時現像化即ち撮影と同時に可視像を得ること
はできない。
【0003】一方、非銀塩写真材料としては、電子写真
材料、ジアゾ写真材料、フリーラジカル写真材料等が知
られている。しかしながら、そのような写真材料も銀塩
写真材料のような特徴を備えており、即時現像化は不可
能である。
材料、ジアゾ写真材料、フリーラジカル写真材料等が知
られている。しかしながら、そのような写真材料も銀塩
写真材料のような特徴を備えており、即時現像化は不可
能である。
【0004】以上述べた電子写真技術において、近年、
光学系により得られた光学像を電子的に記録すると同時
に現像することができる写真材料、即ち即時現像可能な
写真材料が開発されており、そのような写真材料につい
ては、例えば特開平5-2280号公報に静電情報記録媒体と
電荷保持媒体とを組み合わせた記録媒体として開示され
ている。本明細書では、かかる記録媒体については電子
現像型記録媒体として言及され、その電子現像型記録媒
体を用いたカメラについては電子現像型カメラとして言
及される。
光学系により得られた光学像を電子的に記録すると同時
に現像することができる写真材料、即ち即時現像可能な
写真材料が開発されており、そのような写真材料につい
ては、例えば特開平5-2280号公報に静電情報記録媒体と
電荷保持媒体とを組み合わせた記録媒体として開示され
ている。本明細書では、かかる記録媒体については電子
現像型記録媒体として言及され、その電子現像型記録媒
体を用いたカメラについては電子現像型カメラとして言
及される。
【0005】上記特許公開公報に記載された電子現像型
記録媒体において、静電情報記録媒体は光導電層および
無機酸化物層からなり、電荷保持媒体は液晶表示素子か
らなる。このような構成の電子現像型記録媒体において
は、静電情報記録媒体と電荷保持媒体との間に電圧が印
加された状態で静電情報記録媒体が露光されると、入射
光量に応じた電荷が静電情報記録媒体に生成される。静
電情報記録媒体に対向して配置された液晶表示素子に印
加された電界の強さは、その生成電荷に応じて変化する
ので、液晶表示素子には光量分布に応じた画像が顕像と
して現れる。要するに、静電情報記録媒体に潜像として
記録された画像が液晶表示素子に可視像として直ちに現
像される訳である。
記録媒体において、静電情報記録媒体は光導電層および
無機酸化物層からなり、電荷保持媒体は液晶表示素子か
らなる。このような構成の電子現像型記録媒体において
は、静電情報記録媒体と電荷保持媒体との間に電圧が印
加された状態で静電情報記録媒体が露光されると、入射
光量に応じた電荷が静電情報記録媒体に生成される。静
電情報記録媒体に対向して配置された液晶表示素子に印
加された電界の強さは、その生成電荷に応じて変化する
ので、液晶表示素子には光量分布に応じた画像が顕像と
して現れる。要するに、静電情報記録媒体に潜像として
記録された画像が液晶表示素子に可視像として直ちに現
像される訳である。
【0006】電子現像型記録媒体の液晶表示素子として
は、メモリ性を有する液晶を用いた液晶表示素子を使用
することが好ましく、この場合には液晶表示素子に電界
を印加して可視像を形成した後にその電界を除去しても
可視像が保持される。したがって、そのような電子現像
型記録媒体は従来のスライドフィルムと同様な態様で保
存しておくことが可能である。
は、メモリ性を有する液晶を用いた液晶表示素子を使用
することが好ましく、この場合には液晶表示素子に電界
を印加して可視像を形成した後にその電界を除去しても
可視像が保持される。したがって、そのような電子現像
型記録媒体は従来のスライドフィルムと同様な態様で保
存しておくことが可能である。
【0007】以上に述べたような電子現像型記録媒体を
用いるカメラを電子現像型カメラとして本明細書では言
及されるが、このような電子現像型カメラに電子スチル
ビデオカメラとしての機能を与えることが可能であり、
この場合には、電子現像型カメラ内には、電子現像型記
録媒体からその記録画像を画像信号として読み取るため
の画像読取り機構と、その画像信号を記憶保持するため
の画像記録装置とが設けられる。画像読取り機構は固体
撮像素子例えばCCDイメージセンサを含み、このCC
Dイメージセンサはラインセンサとして構成され得る。
なお、通常の電子スチルビデオカメラの場合にあって
は、CCDイメージセンサ等の固体撮像素子はエリアイ
メージセンサとして構成されるが、電子現像型カメラの
場合にあっては、電子現像型記録媒体には可視像が記録
されているので、その可視像をラインセンサでもって走
査することにより、一フレーム分の画像信号を得ること
ができる。画像記録装置はICメモリカード、フロッピ
ーディスク、着脱自在のハードディスク等の情報格納手
段即ちメモリ媒体を駆動するためのドライバ装置として
構成される。要するに、電子スチルビデオカメラとして
の機能を与えた電子現像型カメラにおいては、電子現像
型記録媒体に記録した可視像をイメージセンサによって
画像信号に変換し、この画像信号がICメモリカード、
フロッピーディスク、着脱自在のハードディスク等に記
憶保持されるようになっている。
用いるカメラを電子現像型カメラとして本明細書では言
及されるが、このような電子現像型カメラに電子スチル
ビデオカメラとしての機能を与えることが可能であり、
この場合には、電子現像型カメラ内には、電子現像型記
録媒体からその記録画像を画像信号として読み取るため
の画像読取り機構と、その画像信号を記憶保持するため
の画像記録装置とが設けられる。画像読取り機構は固体
撮像素子例えばCCDイメージセンサを含み、このCC
Dイメージセンサはラインセンサとして構成され得る。
なお、通常の電子スチルビデオカメラの場合にあって
は、CCDイメージセンサ等の固体撮像素子はエリアイ
メージセンサとして構成されるが、電子現像型カメラの
場合にあっては、電子現像型記録媒体には可視像が記録
されているので、その可視像をラインセンサでもって走
査することにより、一フレーム分の画像信号を得ること
ができる。画像記録装置はICメモリカード、フロッピ
ーディスク、着脱自在のハードディスク等の情報格納手
段即ちメモリ媒体を駆動するためのドライバ装置として
構成される。要するに、電子スチルビデオカメラとして
の機能を与えた電子現像型カメラにおいては、電子現像
型記録媒体に記録した可視像をイメージセンサによって
画像信号に変換し、この画像信号がICメモリカード、
フロッピーディスク、着脱自在のハードディスク等に記
憶保持されるようになっている。
【0008】従来の通常の電子スチルビデオカメラの場
合と同様に、上述したような電子現像型カメラはパーソ
ナルコンピュータに接続されて、そこに画像信号を転送
するようにしてもよいし、またICメモリカード、フロ
ッピーディスク、ハードディスク等のメモリ媒体を電子
現像型カメラの画像記録装置から取り出して、パーソナ
ルコンピュータのドライバ装置に装填してそこから画像
信号を該パーソナルコンピュータ内に取り込むようにす
ることも可能である。要するに、ICメモリカード、フ
ロッピーディスク、ハードディスク等のメモリ媒体に格
納された画像信号はその映像再現のためにパーソナルコ
ンピュータで処理され得るようになっており、このため
にはかかるメモリ媒体はパーソナルコンピュータのオペ
レーティングシステム(OS)に従って所定の態様でフ
ォーマット化されて複数のファイル(即ち、区分格納領
域)に区分され、個々のファイルには電子現像型記録媒
体の記録画像から得られる一フレーム分の画像信号がそ
れぞれ格納される。
合と同様に、上述したような電子現像型カメラはパーソ
ナルコンピュータに接続されて、そこに画像信号を転送
するようにしてもよいし、またICメモリカード、フロ
ッピーディスク、ハードディスク等のメモリ媒体を電子
現像型カメラの画像記録装置から取り出して、パーソナ
ルコンピュータのドライバ装置に装填してそこから画像
信号を該パーソナルコンピュータ内に取り込むようにす
ることも可能である。要するに、ICメモリカード、フ
ロッピーディスク、ハードディスク等のメモリ媒体に格
納された画像信号はその映像再現のためにパーソナルコ
ンピュータで処理され得るようになっており、このため
にはかかるメモリ媒体はパーソナルコンピュータのオペ
レーティングシステム(OS)に従って所定の態様でフ
ォーマット化されて複数のファイル(即ち、区分格納領
域)に区分され、個々のファイルには電子現像型記録媒
体の記録画像から得られる一フレーム分の画像信号がそ
れぞれ格納される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
ICメモリカード、フロッピーディスク、ハードディス
ク等のメモリ媒体が電子現像型カメラに使用されるだけ
でなく、パーソナルコンピュータのドライバ装置でも使
用されるときには、かかるメモリ媒体の個々のファイル
には電子現像型カメラで得られた画像信号以外の情報デ
ータも格納され得る。パーソナルコンピュータで使用し
ていたICメモリカード、フロッピーディスク、ハード
ディスク等のメモリ媒体を電子現像型カメラの画像記録
装置に装填した場合、あるいは電子現像型カメラの画像
記録装置に装填されいたICメモリカード、フロッピー
ディスク、ハードディスク等のメモリ媒体を新たなメモ
リ媒体に交換した場合などには、そのメモリ媒体に必ず
しも画像信号を格納したファイルがあるとは限らない。
というのは、電子現像型記録媒体への画像記録が完了し
ているにも拘らず、その記録画像からの画像信号の読出
しが未だ行なわれていない場合があるからである。この
ような場合には、パーソナルコンピュータからの画像信
号の転送指令があっとき、転送すべき記録画像情報が電
子現像型記録媒体にあるにも拘らずに、その記録画像情
報が画像信号としてICメモリカード、フロッピーディ
スク、ハードディスク等のメモリ媒体に画像信号として
書き込まれていないために、パーソナルコンピュータか
らの画像信号の転送指令に応えられない場合がある。
ICメモリカード、フロッピーディスク、ハードディス
ク等のメモリ媒体が電子現像型カメラに使用されるだけ
でなく、パーソナルコンピュータのドライバ装置でも使
用されるときには、かかるメモリ媒体の個々のファイル
には電子現像型カメラで得られた画像信号以外の情報デ
ータも格納され得る。パーソナルコンピュータで使用し
ていたICメモリカード、フロッピーディスク、ハード
ディスク等のメモリ媒体を電子現像型カメラの画像記録
装置に装填した場合、あるいは電子現像型カメラの画像
記録装置に装填されいたICメモリカード、フロッピー
ディスク、ハードディスク等のメモリ媒体を新たなメモ
リ媒体に交換した場合などには、そのメモリ媒体に必ず
しも画像信号を格納したファイルがあるとは限らない。
というのは、電子現像型記録媒体への画像記録が完了し
ているにも拘らず、その記録画像からの画像信号の読出
しが未だ行なわれていない場合があるからである。この
ような場合には、パーソナルコンピュータからの画像信
号の転送指令があっとき、転送すべき記録画像情報が電
子現像型記録媒体にあるにも拘らずに、その記録画像情
報が画像信号としてICメモリカード、フロッピーディ
スク、ハードディスク等のメモリ媒体に画像信号として
書き込まれていないために、パーソナルコンピュータか
らの画像信号の転送指令に応えられない場合がある。
【0010】従って、本発明の目的は上述したようなタ
イプの電子現像型カメラであって、そこからパーソナル
コンピュータへの画像信号の転送を可能な限り実行し得
るように構成された電子現像型カメラを提供することで
ある。
イプの電子現像型カメラであって、そこからパーソナル
コンピュータへの画像信号の転送を可能な限り実行し得
るように構成された電子現像型カメラを提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による電子現像型
カメラは静電情報記録媒体と電荷保持媒体とからなる電
子現像型記録媒体を用いるものであって、該電子現像型
記録媒体の記録画像を画像信号として読み取る画像読取
り手段と、この画像読取り手段で読み取られた画像信号
を一フレーム毎に区分して格納するための複数の区分格
納領域を持つ情報格納手段と、この情報格納手段の区分
格納領域のうちの所定の区分格納領域から画像信号を外
部に転送すべく該所定の区分格納領域を指定した際にそ
の指定区分格納領域に画像信号が格納されている場合に
その画像信号を外部に転送する第1の画像信号転送手段
と、指定区分格納領域に画像信号が格納されていない場
合に画像読取り手段によって電子現像型記録媒体の記録
画像から画像信号を読み取って外部に転送するための第
2の転送信号とを具備して成るものである。
カメラは静電情報記録媒体と電荷保持媒体とからなる電
子現像型記録媒体を用いるものであって、該電子現像型
記録媒体の記録画像を画像信号として読み取る画像読取
り手段と、この画像読取り手段で読み取られた画像信号
を一フレーム毎に区分して格納するための複数の区分格
納領域を持つ情報格納手段と、この情報格納手段の区分
格納領域のうちの所定の区分格納領域から画像信号を外
部に転送すべく該所定の区分格納領域を指定した際にそ
の指定区分格納領域に画像信号が格納されている場合に
その画像信号を外部に転送する第1の画像信号転送手段
と、指定区分格納領域に画像信号が格納されていない場
合に画像読取り手段によって電子現像型記録媒体の記録
画像から画像信号を読み取って外部に転送するための第
2の転送信号とを具備して成るものである。
【0012】本発明による電子現像型カメラは、更に、
画像読取り手段によって電子現像型記録媒体の記録画像
から画像信号を読み取る前に電子現像型記録媒体が未記
録であるか記録済みであるかを判別する記録媒体記録済
み判別手段を具備し得る。また、本発明による電子現像
型カメラは、更に、記録媒体記録済み判別手段によって
電子現像型記録媒体が未記録であるか記録済みであるか
を判別する前に電子現像型記録媒体の装填の有無を判別
する記録媒体検出手段を具備してもよい。
画像読取り手段によって電子現像型記録媒体の記録画像
から画像信号を読み取る前に電子現像型記録媒体が未記
録であるか記録済みであるかを判別する記録媒体記録済
み判別手段を具備し得る。また、本発明による電子現像
型カメラは、更に、記録媒体記録済み判別手段によって
電子現像型記録媒体が未記録であるか記録済みであるか
を判別する前に電子現像型記録媒体の装填の有無を判別
する記録媒体検出手段を具備してもよい。
【0013】本発明による電子現像型カメラにおいて
は、好ましくは、指定区分格納領域に画像信号が格納さ
れていない場合に区分格納領域の指定を変更するための
指定変更手段が設けられる。
は、好ましくは、指定区分格納領域に画像信号が格納さ
れていない場合に区分格納領域の指定を変更するための
指定変更手段が設けられる。
【0014】また、好ましくは、記録媒体記録済み判別
手段については、電子現像型記録媒体の透過率を測定し
てその測定透過率を基準透過率と比較することによって
該電子現像型記録媒体が未記録であるか記録済みである
かを判別するように構成される。
手段については、電子現像型記録媒体の透過率を測定し
てその測定透過率を基準透過率と比較することによって
該電子現像型記録媒体が未記録であるか記録済みである
かを判別するように構成される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、本発
明による電子現像型カメラの実施形態について以下に説
明する。
明による電子現像型カメラの実施形態について以下に説
明する。
【0016】図1を参照すると,本発明による電子現像
型カメラの第1の実施形態が示され、この電子現像型カ
メラはスチルビデオカメラとしての機能を持つ。電子現
像型カメラのカメラ本体10の側面にはスロット11が
形成され、このスロット11を介して電子現像型記録媒
体RMがその内部の装填位置に挿入されるようになって
いる。
型カメラの第1の実施形態が示され、この電子現像型カ
メラはスチルビデオカメラとしての機能を持つ。電子現
像型カメラのカメラ本体10の側面にはスロット11が
形成され、このスロット11を介して電子現像型記録媒
体RMがその内部の装填位置に挿入されるようになって
いる。
【0017】カメラ本体10を前方から見ると、その前
面の略中央には撮影レンズ等を備えた撮像光学系12が
設けられ、撮像光学系12の右上方にはストロボ14が
配設される。また、ストロボ14の反対側にはレリーズ
スイッチ(RS)16および測光センサ18が設けられ
る。カメラ本体10の上面中央部にはファインダ20が
設けられ、このファインダ20の一方の片側には液晶表
示パネル22およびスキャンスタートスイッチ(SS)
23が設けられ、その他方の片側にはメインスイッチ即
ち電源スイッチ24が設けられる。更に、カメラ本体1
0の側面下部には出力端子コネクタ26が設けられる。
スロット1の下端に隣接してエジェクタ釦27が設けら
れ、このエジェクタ釦27を押圧することにより、電子
現像型記録媒体RMを電子現像型カメラから取り出すこ
とができる。
面の略中央には撮影レンズ等を備えた撮像光学系12が
設けられ、撮像光学系12の右上方にはストロボ14が
配設される。また、ストロボ14の反対側にはレリーズ
スイッチ(RS)16および測光センサ18が設けられ
る。カメラ本体10の上面中央部にはファインダ20が
設けられ、このファインダ20の一方の片側には液晶表
示パネル22およびスキャンスタートスイッチ(SS)
23が設けられ、その他方の片側にはメインスイッチ即
ち電源スイッチ24が設けられる。更に、カメラ本体1
0の側面下部には出力端子コネクタ26が設けられる。
スロット1の下端に隣接してエジェクタ釦27が設けら
れ、このエジェクタ釦27を押圧することにより、電子
現像型記録媒体RMを電子現像型カメラから取り出すこ
とができる。
【0018】図2には図1に示した電子現像型カメラが
ブロック図として示され、同図において、システムコン
トロール回路28はマイクロコンピュータあるいはマイ
クロプロセッサとして構成され、電子現像型カメラの全
体の制御を行う。
ブロック図として示され、同図において、システムコン
トロール回路28はマイクロコンピュータあるいはマイ
クロプロセッサとして構成され、電子現像型カメラの全
体の制御を行う。
【0019】撮像光学系12には複数のレンズ群の他に
絞り30も含まれ、撮像光学系12の後方には、電子現
像型記録媒体RMが配置される。撮像光学系12と電子
現像型記録媒体RMとの間にはクイックリターンミラー
32が設けられ、クイックリターンミラー32と電子現
像型記録媒体RMとの間にはシャッタ34が設けられ
る。ファインダ20内にはファインダ光学系のピント板
36が設けられ、このピント板36はクイックリターン
ミラー32の上方に位置する。
絞り30も含まれ、撮像光学系12の後方には、電子現
像型記録媒体RMが配置される。撮像光学系12と電子
現像型記録媒体RMとの間にはクイックリターンミラー
32が設けられ、クイックリターンミラー32と電子現
像型記録媒体RMとの間にはシャッタ34が設けられ
る。ファインダ20内にはファインダ光学系のピント板
36が設けられ、このピント板36はクイックリターン
ミラー32の上方に位置する。
【0020】絞り30、クイックリターンミラー32お
よびシャッタ34はそれぞれアイリス駆動回路38、ミ
ラー駆動回路40およびシャッタ駆動回路42によって
駆動され、これら駆動回路38、40および42は露出
制御回路44によって制御される。露出制御回路44は
システムコントロール回路28から出力される指令信号
に従って作動させられる。詳述すると、露出制御時、測
光センサ18からの出力信号に基づく露出制御回路44
の制御に従って、絞り30の開度がアイリス駆動回路3
8により調整される。クイックリターンミラー32は、
通常、被写体像を観察するための位置であるダウン位置
(実線で示す傾斜状態)に定められ、これにより撮像光
学系12を通過した光はファインダ20のファインダ光
学系に導かれるが、撮影動作時、クイックリターンミラ
ー32は露出制御回路44の制御に従って、ミラー駆動
回路40により上方に回動させられてアップ位置(破線
で示す水平状態)に定められる。シャッタ34は電子現
像型記録媒体RMへの光路を開閉する。即ち、シャッタ
34は通常は閉鎖しているが、撮影動作時、露出制御回
路44の制御に従って、シャッタ駆動回路42により所
定時間開放され、かくして撮像光学系12を通過した光
が電子現像型記録媒体RMの受光面に届くことになる。
要するに、クイックリターンミラー32をアップ位置に
移動させかつシャッタ34を開放することにより、被写
体像が撮像光学系12によって電子現像型記録媒体RM
の受光面に結像されることになる。
よびシャッタ34はそれぞれアイリス駆動回路38、ミ
ラー駆動回路40およびシャッタ駆動回路42によって
駆動され、これら駆動回路38、40および42は露出
制御回路44によって制御される。露出制御回路44は
システムコントロール回路28から出力される指令信号
に従って作動させられる。詳述すると、露出制御時、測
光センサ18からの出力信号に基づく露出制御回路44
の制御に従って、絞り30の開度がアイリス駆動回路3
8により調整される。クイックリターンミラー32は、
通常、被写体像を観察するための位置であるダウン位置
(実線で示す傾斜状態)に定められ、これにより撮像光
学系12を通過した光はファインダ20のファインダ光
学系に導かれるが、撮影動作時、クイックリターンミラ
ー32は露出制御回路44の制御に従って、ミラー駆動
回路40により上方に回動させられてアップ位置(破線
で示す水平状態)に定められる。シャッタ34は電子現
像型記録媒体RMへの光路を開閉する。即ち、シャッタ
34は通常は閉鎖しているが、撮影動作時、露出制御回
路44の制御に従って、シャッタ駆動回路42により所
定時間開放され、かくして撮像光学系12を通過した光
が電子現像型記録媒体RMの受光面に届くことになる。
要するに、クイックリターンミラー32をアップ位置に
移動させかつシャッタ34を開放することにより、被写
体像が撮像光学系12によって電子現像型記録媒体RM
の受光面に結像されることになる。
【0021】電子現像型記録媒体RMには記録媒体駆動
回路46の制御に基づいて電圧が印加され、記録媒体駆
動回路46はシステムコントロール回路28から出力さ
れる指令信号に従って作動させられる。電子現像型記録
媒体RMに電圧が印加されている間にその受光面が露光
されると、そこには被写体像が顕像として直ちに現れ
る。なお、電子現像型記録媒体RMの構成については後
で詳しく説明する。
回路46の制御に基づいて電圧が印加され、記録媒体駆
動回路46はシステムコントロール回路28から出力さ
れる指令信号に従って作動させられる。電子現像型記録
媒体RMに電圧が印加されている間にその受光面が露光
されると、そこには被写体像が顕像として直ちに現れ
る。なお、電子現像型記録媒体RMの構成については後
で詳しく説明する。
【0022】電子現像型記録媒体RMの記録位置の近傍
には画像読取り機構48が所定位置に配置され、この画
像読取り機構48により電子現像型記録媒体RMからそ
の記録画像が必要に応じて画像信号として読み取られ
る。詳述すると、画像読取り機構48は光源50と、ス
キャナ光学系52と、ラインセンサ54とを保持して、
電子現像型記録媒体RMに沿ってその副走査方向に移動
可能となっている。即ち、図2において、画像読取り機
構48は実線で示す退避位置と破線で示す画像読取り終
了位置との間で移動させられる。光源50は例えば発光
素子(LED)アレイから構成されてシャッタ34の前
面側、即ち電子現像型記録媒体RMの前面側に配置され
る。一方、スキャナ光学系52およびラインセンサ48
は電子現像型記録媒体RMの背面側に配置され、ライン
センサ48は例えば2,000 画素のCCD一次元センサと
して構成される。画像読取り機構48が電子現像型記録
媒体RMに沿って副走査方向に移動させられるとき、シ
ャッタ34は開放状態とされ、かつ光源50は“オン”
状態とされ、このため電子現像型記録媒体RMは光源5
0でもってその副走査方向に沿って順次照明される。電
子現像型記録媒体RMに照明された照明光はそこに記録
された画像濃度に応じて透過させられ、その透過光はス
キャナ光学系52によってラインセンサ48の受光素子
に対して結像される。
には画像読取り機構48が所定位置に配置され、この画
像読取り機構48により電子現像型記録媒体RMからそ
の記録画像が必要に応じて画像信号として読み取られ
る。詳述すると、画像読取り機構48は光源50と、ス
キャナ光学系52と、ラインセンサ54とを保持して、
電子現像型記録媒体RMに沿ってその副走査方向に移動
可能となっている。即ち、図2において、画像読取り機
構48は実線で示す退避位置と破線で示す画像読取り終
了位置との間で移動させられる。光源50は例えば発光
素子(LED)アレイから構成されてシャッタ34の前
面側、即ち電子現像型記録媒体RMの前面側に配置され
る。一方、スキャナ光学系52およびラインセンサ48
は電子現像型記録媒体RMの背面側に配置され、ライン
センサ48は例えば2,000 画素のCCD一次元センサと
して構成される。画像読取り機構48が電子現像型記録
媒体RMに沿って副走査方向に移動させられるとき、シ
ャッタ34は開放状態とされ、かつ光源50は“オン”
状態とされ、このため電子現像型記録媒体RMは光源5
0でもってその副走査方向に沿って順次照明される。電
子現像型記録媒体RMに照明された照明光はそこに記録
された画像濃度に応じて透過させられ、その透過光はス
キャナ光学系52によってラインセンサ48の受光素子
に対して結像される。
【0023】光源50のオン/オフ制御は照明光源駆動
回路56により行われ、また画像読取り機構48の移動
制御はスキャナ系駆動回路58により行われ、これら駆
動回路56および58はシステムコントロール回路28
により制御される。
回路56により行われ、また画像読取り機構48の移動
制御はスキャナ系駆動回路58により行われ、これら駆
動回路56および58はシステムコントロール回路28
により制御される。
【0024】一方、画像読取り機構48の読取り動作
中、ラインセンサ48からは順次画像信号がシステムコ
ントロール回路28の制御に従ってラインセンサ駆動回
路60により読み出され、その画像信号はアンプ62に
より増幅された後にアナログ/デジタル(A/D)変換
器64によってデジタル画像信号に変換される。次い
で、デジタル画素信号はシステムコントロール回路28
の制御に従って画像処理回路66でシェーディング補
正、ガンマ補正等の画像処理を受けた後にメモリ68に
一時的に格納される。なお、メモリ68はラインセンサ
48から出力される一水平走査分の画像信号を格納し得
るような記憶容量を持つものであってもよいし、あるい
は一フレーム分の画像信号を格納し得るようなフレーム
メモリであってもよい。また、メモリ68はシェーディ
ング補正等の補正データを格納するためのE2 PROM
を備えている。
中、ラインセンサ48からは順次画像信号がシステムコ
ントロール回路28の制御に従ってラインセンサ駆動回
路60により読み出され、その画像信号はアンプ62に
より増幅された後にアナログ/デジタル(A/D)変換
器64によってデジタル画像信号に変換される。次い
で、デジタル画素信号はシステムコントロール回路28
の制御に従って画像処理回路66でシェーディング補
正、ガンマ補正等の画像処理を受けた後にメモリ68に
一時的に格納される。なお、メモリ68はラインセンサ
48から出力される一水平走査分の画像信号を格納し得
るような記憶容量を持つものであってもよいし、あるい
は一フレーム分の画像信号を格納し得るようなフレーム
メモリであってもよい。また、メモリ68はシェーディ
ング補正等の補正データを格納するためのE2 PROM
を備えている。
【0025】メモリ68に格納された画像信号は必要に
応じて適宜読み出される。例えば、画像処理回路66に
よってメモリ68から読み出された画像信号はインター
フェイス回路70に入力されてフォーマットの変換等の
処理を受けた後に出力端子コネクタ26を介して外部の
モニタ装置(図示せず)等に出力可能である。また、画
像処理回路66から出力された画像信号は記録装置制御
回路72で画像圧縮あるいはフォーマットの変換等の処
理を受けた後に画像記録装置74でICメモリカード、
フロッピーディスク、着脱自在のハードディスク等のメ
モリ媒体に記録可能である。画像記録装置74はICメ
モリカード、フロッピーディスク、着脱自在のハードデ
ィスク等のメモリ媒体を駆動するドライバ装置であり、
このドライバ装置により、該メモリ媒体への画像信号の
書込みおよびそこからの画像信号の読出しが行なわれ
る。ドライバ装置即ち画像記録装置74によってかかる
メモリ媒体から読み出された画像信号はインターフェイ
ス回路70および出力端子コネクタ26を介して外部の
パーソナルコンピュータ等(図示されない)に転送可能
である。一方、ICメモリカード、フロッピーディス
ク、着脱自在のハードディスク等のメモリ媒体は画像記
録装置74から取り出して、パーソナルコンピュータ等
のドライバ装置に装填することも可能であり、この場合
にはパーソナルコンピュータ等はそのドライバ装置によ
って画像信号を取り込むことができる。なお、インター
フェイス回路70と記録装置制御回路72はシステムコ
ントロール回路28からの指令信号に従って作動させら
れる。
応じて適宜読み出される。例えば、画像処理回路66に
よってメモリ68から読み出された画像信号はインター
フェイス回路70に入力されてフォーマットの変換等の
処理を受けた後に出力端子コネクタ26を介して外部の
モニタ装置(図示せず)等に出力可能である。また、画
像処理回路66から出力された画像信号は記録装置制御
回路72で画像圧縮あるいはフォーマットの変換等の処
理を受けた後に画像記録装置74でICメモリカード、
フロッピーディスク、着脱自在のハードディスク等のメ
モリ媒体に記録可能である。画像記録装置74はICメ
モリカード、フロッピーディスク、着脱自在のハードデ
ィスク等のメモリ媒体を駆動するドライバ装置であり、
このドライバ装置により、該メモリ媒体への画像信号の
書込みおよびそこからの画像信号の読出しが行なわれ
る。ドライバ装置即ち画像記録装置74によってかかる
メモリ媒体から読み出された画像信号はインターフェイ
ス回路70および出力端子コネクタ26を介して外部の
パーソナルコンピュータ等(図示されない)に転送可能
である。一方、ICメモリカード、フロッピーディス
ク、着脱自在のハードディスク等のメモリ媒体は画像記
録装置74から取り出して、パーソナルコンピュータ等
のドライバ装置に装填することも可能であり、この場合
にはパーソナルコンピュータ等はそのドライバ装置によ
って画像信号を取り込むことができる。なお、インター
フェイス回路70と記録装置制御回路72はシステムコ
ントロール回路28からの指令信号に従って作動させら
れる。
【0026】図2に示すように、液晶表示パネル22は
液晶表示パネル駆動回路76を介してシステムコントロ
ール回路28に接続され、ユーザが必要とするような撮
影に伴う種々のデータや情報を表示するために使用され
得る。また、システムコントロール回路28にはレリー
ズスイッチ16、スキャンスタートスイッチ23および
電源スイッチ24等が接続される。後述するように、レ
リーズスイッチ16は撮影動作を実行させるためのスイ
ッチとして機能し、スキャンスタートスイッチ23は記
録済み電子現像型記録媒体RMからの画像信号読取り動
作を実行させるためのスイッチとして機能し、また電源
スイッチ24は電子現像型カメラの主電源のオン/オフ
制御を行う。
液晶表示パネル駆動回路76を介してシステムコントロ
ール回路28に接続され、ユーザが必要とするような撮
影に伴う種々のデータや情報を表示するために使用され
得る。また、システムコントロール回路28にはレリー
ズスイッチ16、スキャンスタートスイッチ23および
電源スイッチ24等が接続される。後述するように、レ
リーズスイッチ16は撮影動作を実行させるためのスイ
ッチとして機能し、スキャンスタートスイッチ23は記
録済み電子現像型記録媒体RMからの画像信号読取り動
作を実行させるためのスイッチとして機能し、また電源
スイッチ24は電子現像型カメラの主電源のオン/オフ
制御を行う。
【0027】図3を参照すると、本発明の第1の実施形
態で用いられる電子現像型記録媒体RMの一例が示さ
れ、この電子現像型記録媒体RMは静電情報記録媒体7
8および電荷保持媒体80から構成される。静電情報記
録媒体78は基板78aと、電極層78bと、無機酸化
物層78c、光導電層78dとからなる積層体構造を有
し、光導電層78dは電荷発生層78d1 および電荷輸
送層78d2 を重合させて構成される。なお、静電情報
記録媒体78の全体は光透過性を有するものである。電
荷保持媒体80は先に述べたように液晶表示素子として
構成され、それは透明支持板80aと透明電極板80b
との間に液晶80cを封入して構成される。静電情報記
録媒体78の電荷輸送層78d2 と電荷保持媒体80の
液晶支持体80aとは微小なギャップをもって対向させ
られる。図3に示すように、静電情報記録媒体78と電
荷保持媒体80との間には電源82によって所定電圧が
印加されることになるが、電源82自体は電子現像型記
録媒体RMの一部を構成するものではなく、記録媒体駆
動回路46(図2)の一部を成すものである。
態で用いられる電子現像型記録媒体RMの一例が示さ
れ、この電子現像型記録媒体RMは静電情報記録媒体7
8および電荷保持媒体80から構成される。静電情報記
録媒体78は基板78aと、電極層78bと、無機酸化
物層78c、光導電層78dとからなる積層体構造を有
し、光導電層78dは電荷発生層78d1 および電荷輸
送層78d2 を重合させて構成される。なお、静電情報
記録媒体78の全体は光透過性を有するものである。電
荷保持媒体80は先に述べたように液晶表示素子として
構成され、それは透明支持板80aと透明電極板80b
との間に液晶80cを封入して構成される。静電情報記
録媒体78の電荷輸送層78d2 と電荷保持媒体80の
液晶支持体80aとは微小なギャップをもって対向させ
られる。図3に示すように、静電情報記録媒体78と電
荷保持媒体80との間には電源82によって所定電圧が
印加されることになるが、電源82自体は電子現像型記
録媒体RMの一部を構成するものではなく、記録媒体駆
動回路46(図2)の一部を成すものである。
【0028】電子現像型記録媒体RMへの給電制御は記
録媒体駆動回路46によって制御され、給電状態のと
き、静電情報記録媒体78の電極層78bと電荷保持媒
体80の透明電極板80bとの間に所定電圧が印加され
る。このような電圧印加状態で静電情報記録媒体RMが
露光されると、静電情報記録媒体78には被写体像の明
度に応じた電荷分布が発生し、電荷保持媒体80の液晶
80cにはその電荷分布に応じた電界強度が作用する。
かくして、電荷保持媒体即ち液晶表示素子80には被写
体像が顕像として現れる。要するに、静電情報記録媒体
78で得られた電子的潜像が液晶表示素子80で直ちに
現像される訳である。なお、電荷保持媒体80がメモリ
性を有する液晶を用いた液晶表示素子として構成された
場合には、そこに記録された可視像は電界を除去しても
保持される。
録媒体駆動回路46によって制御され、給電状態のと
き、静電情報記録媒体78の電極層78bと電荷保持媒
体80の透明電極板80bとの間に所定電圧が印加され
る。このような電圧印加状態で静電情報記録媒体RMが
露光されると、静電情報記録媒体78には被写体像の明
度に応じた電荷分布が発生し、電荷保持媒体80の液晶
80cにはその電荷分布に応じた電界強度が作用する。
かくして、電荷保持媒体即ち液晶表示素子80には被写
体像が顕像として現れる。要するに、静電情報記録媒体
78で得られた電子的潜像が液晶表示素子80で直ちに
現像される訳である。なお、電荷保持媒体80がメモリ
性を有する液晶を用いた液晶表示素子として構成された
場合には、そこに記録された可視像は電界を除去しても
保持される。
【0029】図4のグラフには、白色領域と黒色領域と
からなるチャートを被写体像として静電情報記録媒体7
8に結像した際にそこに形成される明部領域と暗部領域
との透過率変化特性が示される。即ち、同図のグラフに
おいて、特性曲線Aは電圧印加時間に対する明部領域の
透過率変化特性を示し、特性曲線Bは電圧印加時間に対
する暗部領域の透過率変化を示す。詳述すると、静電情
報記録媒体78の電極層78bと電荷保持媒体80の透
明電極板80bとの間に所定の電圧を印加した状態でか
かるチャートの被写体像を静電情報記録媒体78の受光
面に結像させると、黒色領域に対応した暗部領域(遮光
されている領域も含む)では、光導電層78dの電気抵
抗は変化がなく大きいままとなるが、しかし明部領域で
は、光導電層78dの電気抵抗は暗部領域の電気抵抗よ
り小さくなる。このため明部領域での印加電圧は暗部領
域での印加電圧よりも大きくなるので、液晶表示素子8
0での明部領域と暗部領域との透過率変化特性は図4の
グラフに示すようなものとなる。
からなるチャートを被写体像として静電情報記録媒体7
8に結像した際にそこに形成される明部領域と暗部領域
との透過率変化特性が示される。即ち、同図のグラフに
おいて、特性曲線Aは電圧印加時間に対する明部領域の
透過率変化特性を示し、特性曲線Bは電圧印加時間に対
する暗部領域の透過率変化を示す。詳述すると、静電情
報記録媒体78の電極層78bと電荷保持媒体80の透
明電極板80bとの間に所定の電圧を印加した状態でか
かるチャートの被写体像を静電情報記録媒体78の受光
面に結像させると、黒色領域に対応した暗部領域(遮光
されている領域も含む)では、光導電層78dの電気抵
抗は変化がなく大きいままとなるが、しかし明部領域で
は、光導電層78dの電気抵抗は暗部領域の電気抵抗よ
り小さくなる。このため明部領域での印加電圧は暗部領
域での印加電圧よりも大きくなるので、液晶表示素子8
0での明部領域と暗部領域との透過率変化特性は図4の
グラフに示すようなものとなる。
【0030】明部領域と暗部領域とでの透過率の差は液
晶表示素子80に記録された画像のコントラストを示
し、最大コントラストの明瞭な画像を得るためには、電
源82による電圧印加を時間t2 で停止すればよい。こ
のような最適電圧印加時間t2より早めに電圧印加が停
止されると、例えば時間t1 で電圧印加が停止される
と、コントラストの小さな不鮮明な画像となる。一方、
最適電圧印加時間t2 を過ぎると、明部領域と暗部領域
とでの透過率の差が次第に小さくなり、例えば電圧印加
時間t3 で得られるコントラストは電圧印加時間t2 で
得られるコントラストのほぼ半分となる。
晶表示素子80に記録された画像のコントラストを示
し、最大コントラストの明瞭な画像を得るためには、電
源82による電圧印加を時間t2 で停止すればよい。こ
のような最適電圧印加時間t2より早めに電圧印加が停
止されると、例えば時間t1 で電圧印加が停止される
と、コントラストの小さな不鮮明な画像となる。一方、
最適電圧印加時間t2 を過ぎると、明部領域と暗部領域
とでの透過率の差が次第に小さくなり、例えば電圧印加
時間t3 で得られるコントラストは電圧印加時間t2 で
得られるコントラストのほぼ半分となる。
【0031】したがって、以上の記載から明らかなよう
に、画像記録時において必ず露光される領域の透過率変
化を検出すれば、装填された電子現像型記録媒体RMが
記録済みであるか否かを判別することができる。また、
電子現像型記録媒体RMには画像記録の際には必ず電圧
が印加されるので、遮光された領域における液晶の透過
率変化を検出することによっても、装填された電子現像
型記録媒体RMが未記録なものか否かが判別できる。
に、画像記録時において必ず露光される領域の透過率変
化を検出すれば、装填された電子現像型記録媒体RMが
記録済みであるか否かを判別することができる。また、
電子現像型記録媒体RMには画像記録の際には必ず電圧
が印加されるので、遮光された領域における液晶の透過
率変化を検出することによっても、装填された電子現像
型記録媒体RMが未記録なものか否かが判別できる。
【0032】図5を参照すると、本実施形態で用いられ
る電子現像型記録媒体RMの外観が示される。同図から
明らかなように、電子現像型記録媒体RMの周囲縁に沿
うマージン領域は矩形状フレーム84によって覆われ、
この矩形状フレーム84の内側領域が画像記録領域86
とされる。矩形状フレーム84の適当な箇所の両面には
互いに整列された開口部が形成され、マージン領域の一
部が露出させられ、この露出領域が検出領域88とされ
る。即ち、検出領域88の透過率を検出することによ
り、電子現像型記録媒体RMが記録済みであるか否かを
判別する。
る電子現像型記録媒体RMの外観が示される。同図から
明らかなように、電子現像型記録媒体RMの周囲縁に沿
うマージン領域は矩形状フレーム84によって覆われ、
この矩形状フレーム84の内側領域が画像記録領域86
とされる。矩形状フレーム84の適当な箇所の両面には
互いに整列された開口部が形成され、マージン領域の一
部が露出させられ、この露出領域が検出領域88とされ
る。即ち、検出領域88の透過率を検出することによ
り、電子現像型記録媒体RMが記録済みであるか否かを
判別する。
【0033】再び、図2に戻ると、電子現像型記録媒体
RMの装填位置の両側には光源90および光センサ92
が互いに整列して配置され、電子現像型記録媒体RMが
その装填位置に置かれたとき、その検出領域88が光源
90と光センサ92との間に位置されるようになってい
る。なお、光源90と光センサ92との間にはシャッタ
34が介在しているが、そこには孔34aが形成されて
いるので、光源90から射出した光束は孔34aおよび
検出領域88を経て光センサ92に検出され得るように
なっている。光源90は電子現像型記録媒体への露光動
作に伴って、上述の検出領域を露光させるためのもので
あり、例えば発光素子(LED)からなる。光源90は
発光素子駆動回路94によって駆動され、発光素子回路
94はシステムコントロール回路28により、レリーズ
スイッチ16の操作、即ち露光動作の開始に連動して光
源90を所定時間(少なくとも図4におけるt1 より長
い時間)点灯されるように構成されている。
RMの装填位置の両側には光源90および光センサ92
が互いに整列して配置され、電子現像型記録媒体RMが
その装填位置に置かれたとき、その検出領域88が光源
90と光センサ92との間に位置されるようになってい
る。なお、光源90と光センサ92との間にはシャッタ
34が介在しているが、そこには孔34aが形成されて
いるので、光源90から射出した光束は孔34aおよび
検出領域88を経て光センサ92に検出され得るように
なっている。光源90は電子現像型記録媒体への露光動
作に伴って、上述の検出領域を露光させるためのもので
あり、例えば発光素子(LED)からなる。光源90は
発光素子駆動回路94によって駆動され、発光素子回路
94はシステムコントロール回路28により、レリーズ
スイッチ16の操作、即ち露光動作の開始に連動して光
源90を所定時間(少なくとも図4におけるt1 より長
い時間)点灯されるように構成されている。
【0034】また、電子現像型記録媒体RMの装填位置
の近傍には媒体検出センサ98が設けられ、この媒体検
出センサ98はカメラ本体10のスロット11内の適当
な箇所に配置される。媒体検出センサ98はコンタクト
スイッチとして構成され、このコンタクトスイッチ98
は電子現像型記録媒体RMの装填によりオンされ、その
非装填時にはオフとされる。図2に示すように、コンタ
クトスイッチ98からのオン/オフ信号はシステムコン
トロール回路28に出力される。なお、言うまでもない
が、媒体検出センサ98はコンタクトスイッチ以外のも
のでもよく、例えば光学的センサとしても構成され得
る。
の近傍には媒体検出センサ98が設けられ、この媒体検
出センサ98はカメラ本体10のスロット11内の適当
な箇所に配置される。媒体検出センサ98はコンタクト
スイッチとして構成され、このコンタクトスイッチ98
は電子現像型記録媒体RMの装填によりオンされ、その
非装填時にはオフとされる。図2に示すように、コンタ
クトスイッチ98からのオン/オフ信号はシステムコン
トロール回路28に出力される。なお、言うまでもない
が、媒体検出センサ98はコンタクトスイッチ以外のも
のでもよく、例えば光学的センサとしても構成され得
る。
【0035】上述したように、画像記録装置74で用い
られるICメモリカード、フロッピーディスク、ハード
ディスク等のメモリ媒体はパーソナルコンピュータ等で
も使用されるものであるから、そのようなメモリ媒体は
パーソナルコンピュータのオペレーティングシステム
(OS)に従って所定の態様でフォーマット化されて複
数のファイルに区分される。図6には、例えば、OSが
MS−DOS(マイクロソフト社の商品名)である場
合、かかるメモリ媒体のフォーマット化が模式的に示さ
れている。同図に示すように、ICメモリカード、フロ
ッピーディスク、ハードディスク等のメモリ媒体の記憶
領域は多数のファイルに区分され、またその一部はファ
イル管理データを格納するためのファット(FAT)領
域およびディレクトリエントリ領域とされる。また、図
7に示すように、各ファイルはヘッダ領域と、通常は使
用されない未使用領域と、データ領域とに分かれ、デー
タ領域には種々のヘッダ情報データが格納され、またヘ
ッダ領域にはそのファイルに関連した情報データ、例え
ばファイルの属性、ヘッダ領域の長さ、データ領域のオ
フセット量(図7)等が格納される。このようにメモリ
媒体の個々のファイルのヘッダ領域には種々の情報デー
タが格納されており、これら情報データを見ることによ
り個々のファイルに画像信号が格納されているか否か
(すなわち画像ファイルか否か)を判別することが可能
である。
られるICメモリカード、フロッピーディスク、ハード
ディスク等のメモリ媒体はパーソナルコンピュータ等で
も使用されるものであるから、そのようなメモリ媒体は
パーソナルコンピュータのオペレーティングシステム
(OS)に従って所定の態様でフォーマット化されて複
数のファイルに区分される。図6には、例えば、OSが
MS−DOS(マイクロソフト社の商品名)である場
合、かかるメモリ媒体のフォーマット化が模式的に示さ
れている。同図に示すように、ICメモリカード、フロ
ッピーディスク、ハードディスク等のメモリ媒体の記憶
領域は多数のファイルに区分され、またその一部はファ
イル管理データを格納するためのファット(FAT)領
域およびディレクトリエントリ領域とされる。また、図
7に示すように、各ファイルはヘッダ領域と、通常は使
用されない未使用領域と、データ領域とに分かれ、デー
タ領域には種々のヘッダ情報データが格納され、またヘ
ッダ領域にはそのファイルに関連した情報データ、例え
ばファイルの属性、ヘッダ領域の長さ、データ領域のオ
フセット量(図7)等が格納される。このようにメモリ
媒体の個々のファイルのヘッダ領域には種々の情報デー
タが格納されており、これら情報データを見ることによ
り個々のファイルに画像信号が格納されているか否か
(すなわち画像ファイルか否か)を判別することが可能
である。
【0036】本願発明によれば、電子現像型記録媒体R
Mの記録画像から読み出された画像信号をICメモリカ
ード、フロッピーディスク、ハードディスク等のメモリ
媒体のファイルに書き込んだりする場合、その書込みを
どのファイルに行なうかを選択して指定することが可能
であり、このようなファイルの選択指定は図2に示すよ
うなファイル選択スイッチ(FS)75によって行なわ
れ、このとき該ファイルには所定のファイル名が与えら
れる。ファイル選択スイッチ75は例えば一連の通し番
号を指示するようになったロータリスイッチとして構成
され、そのロータリスイッチの回転位置を変えることに
より、該メモリ媒体内のファイルのいずれか1つにはフ
ァイル名(この場合には番号等)が付与される。ファイ
ル選択完了スイッチ(FD)77はファイル選択スイッ
チ75による任意のファイルの選択指定が完了した後に
押下されるものであり、その押下によりファイルの選択
指定が完了したという信号がシステムコントロール回路
28に入力される。また、ファイル選択スイッチ75は
ICメモリカード、フロッピーディスク、ハードディス
ク等のメモリ媒体のファイルから画像信号を外部のパー
ソナルコンピュータに転送する際にどのファイル名のも
のから画像信号を転送するかを選択して指定する場合に
も用いられ、その選択指定の後にファイル選択完了スイ
ッチ77が押下されると、その押下によりファイルの選
択指令が完了したという信号がシステムコントロール回
路28に入力される。
Mの記録画像から読み出された画像信号をICメモリカ
ード、フロッピーディスク、ハードディスク等のメモリ
媒体のファイルに書き込んだりする場合、その書込みを
どのファイルに行なうかを選択して指定することが可能
であり、このようなファイルの選択指定は図2に示すよ
うなファイル選択スイッチ(FS)75によって行なわ
れ、このとき該ファイルには所定のファイル名が与えら
れる。ファイル選択スイッチ75は例えば一連の通し番
号を指示するようになったロータリスイッチとして構成
され、そのロータリスイッチの回転位置を変えることに
より、該メモリ媒体内のファイルのいずれか1つにはフ
ァイル名(この場合には番号等)が付与される。ファイ
ル選択完了スイッチ(FD)77はファイル選択スイッ
チ75による任意のファイルの選択指定が完了した後に
押下されるものであり、その押下によりファイルの選択
指定が完了したという信号がシステムコントロール回路
28に入力される。また、ファイル選択スイッチ75は
ICメモリカード、フロッピーディスク、ハードディス
ク等のメモリ媒体のファイルから画像信号を外部のパー
ソナルコンピュータに転送する際にどのファイル名のも
のから画像信号を転送するかを選択して指定する場合に
も用いられ、その選択指定の後にファイル選択完了スイ
ッチ77が押下されると、その押下によりファイルの選
択指令が完了したという信号がシステムコントロール回
路28に入力される。
【0037】次に、図8、図9および図10に示すフロ
ーチャートを参照して、図1および図2に示した電子現
像型カメラの作動について説明する。図8に示したフロ
ーチャートは電子現像型カメラ内に電子現像型記録媒体
RMが装填されたか否かを検出する記録媒体検出ルーチ
ンであり、この記録媒体検出ルーチンは例えば10ms毎に
実行される割込みルーチンであり、その実行開始は電源
スイッチ24をオンするによって行われる。また、図9
および図10に示したフローチャートは電子現像型カメ
ラのメインルーチンであり、このメインルーチンも電源
スイッチ24のオンによって実行される。
ーチャートを参照して、図1および図2に示した電子現
像型カメラの作動について説明する。図8に示したフロ
ーチャートは電子現像型カメラ内に電子現像型記録媒体
RMが装填されたか否かを検出する記録媒体検出ルーチ
ンであり、この記録媒体検出ルーチンは例えば10ms毎に
実行される割込みルーチンであり、その実行開始は電源
スイッチ24をオンするによって行われる。また、図9
および図10に示したフローチャートは電子現像型カメ
ラのメインルーチンであり、このメインルーチンも電源
スイッチ24のオンによって実行される。
【0038】先ず、図8に示した記録媒体検出ルーチン
について説明すると、ステップ801では、コンタクト
スイッチ(CS)98がオンであるかオフであるかが判
断される。即ち、電子現像型カメラ内に電子現像型記録
媒体RMが装填されたか否かが判断される。コンタクト
スイッチ98がオンのとき、即ち電子現像型記録媒体R
Mが装填されたとき、ステップ802に進み、そこで記
録媒体検出フラグF1が“1”にセットされる。一方、
コンタクトスイッチ98がオフのとき、即ち電子現像型
カメラ内に電子現像型記録媒体RMが装填さていないと
き、ステップ803に進み、そこで記録媒体検出フラグ
F1は“0”にリセットされる。ステップ802あるい
はステップ803を経た後、記録媒体検出ルーチンは一
旦終了するが、電源スイッチ24がオンされている限
り、このルーチンは10ms毎に繰り返し実行されることに
なる。
について説明すると、ステップ801では、コンタクト
スイッチ(CS)98がオンであるかオフであるかが判
断される。即ち、電子現像型カメラ内に電子現像型記録
媒体RMが装填されたか否かが判断される。コンタクト
スイッチ98がオンのとき、即ち電子現像型記録媒体R
Mが装填されたとき、ステップ802に進み、そこで記
録媒体検出フラグF1が“1”にセットされる。一方、
コンタクトスイッチ98がオフのとき、即ち電子現像型
カメラ内に電子現像型記録媒体RMが装填さていないと
き、ステップ803に進み、そこで記録媒体検出フラグ
F1は“0”にリセットされる。ステップ802あるい
はステップ803を経た後、記録媒体検出ルーチンは一
旦終了するが、電源スイッチ24がオンされている限
り、このルーチンは10ms毎に繰り返し実行されることに
なる。
【0039】次に、図9および図10に示したメインル
ーチンについて説明すると、先ず、ステップ901で
は、記録媒体検出フラグF1が“1”であるか“0”で
あるかが判断される。即ち、電子現像型カメラ内に電子
現像型記録媒体RMが装填されているか否かが判断さ
れ、もし電子現像型記録媒体RMが装填されていない場
合には待機状態となって、ステップ901からは先に進
むことはない。
ーチンについて説明すると、先ず、ステップ901で
は、記録媒体検出フラグF1が“1”であるか“0”で
あるかが判断される。即ち、電子現像型カメラ内に電子
現像型記録媒体RMが装填されているか否かが判断さ
れ、もし電子現像型記録媒体RMが装填されていない場
合には待機状態となって、ステップ901からは先に進
むことはない。
【0040】ステップ901でF1=1となったとき、
即ち電子現像型記録媒体RMが装填されたとき、ステッ
プ902に進み、その電子現像型記録媒体RMが記録済
みであるか否かが判別される。もしステップ902にお
いて、電子現像型記録媒体RMが未記録であると判別さ
れたときには、記録媒体判別フラグF2は“1”にセッ
トされ、また電子現像型記録媒体RMが記録済みである
と判別されたときには、記録媒体判別フラグF2は
“0”にリセットされる。なお、電子現像型記録媒体R
Mが記録済みであるか否かの判別については図11を参
照して後で詳しく説明する。
即ち電子現像型記録媒体RMが装填されたとき、ステッ
プ902に進み、その電子現像型記録媒体RMが記録済
みであるか否かが判別される。もしステップ902にお
いて、電子現像型記録媒体RMが未記録であると判別さ
れたときには、記録媒体判別フラグF2は“1”にセッ
トされ、また電子現像型記録媒体RMが記録済みである
と判別されたときには、記録媒体判別フラグF2は
“0”にリセットされる。なお、電子現像型記録媒体R
Mが記録済みであるか否かの判別については図11を参
照して後で詳しく説明する。
【0041】ステップ903では、記録媒体判別フラグ
F2が“1”であるか“0”であるかが判断される。F
2=1であるとき、即ち電子現像型記録媒体RMが未記
録であるとき、ステップ904に進み、そこで記録媒体
検出フラグF1が“1”であるか“0”であるかが再び
判断される。もしF1=1であれば、即ち当初の電子現
像型記録媒体RM(未記録)が装填された儘にされてい
るならば、ステップ905に進み、そこでレリーズスイ
ッチ(RS)16がオンされたか否かが判断される。も
しレリーズスイッチ16がオフであるならば、ステップ
904に戻される。要するに、ステップ904および9
05では、ユーザが未記録の電子現像型記録媒体RMを
何等かの理由(例えば、撮影を中止するような場合)で
電子現像型カメラから抜き出した場合が想定されてお
り、その場合には、F=0となって、ステップ904か
らステップ901に戻り、このルーチンは次の電子現像
型記録媒体RMの装填に対して備えることになる。
F2が“1”であるか“0”であるかが判断される。F
2=1であるとき、即ち電子現像型記録媒体RMが未記
録であるとき、ステップ904に進み、そこで記録媒体
検出フラグF1が“1”であるか“0”であるかが再び
判断される。もしF1=1であれば、即ち当初の電子現
像型記録媒体RM(未記録)が装填された儘にされてい
るならば、ステップ905に進み、そこでレリーズスイ
ッチ(RS)16がオンされたか否かが判断される。も
しレリーズスイッチ16がオフであるならば、ステップ
904に戻される。要するに、ステップ904および9
05では、ユーザが未記録の電子現像型記録媒体RMを
何等かの理由(例えば、撮影を中止するような場合)で
電子現像型カメラから抜き出した場合が想定されてお
り、その場合には、F=0となって、ステップ904か
らステップ901に戻り、このルーチンは次の電子現像
型記録媒体RMの装填に対して備えることになる。
【0042】ステップ904およびステップ905から
なるルーチンが繰り返されている間に、ユーザが電子現
像型カメラを被写体に向けてレリーズスイッチ16をオ
ンすると、ステップ905からステップ906に進み、
そこで一連の撮影動作が実行され、未記録の電子現像型
記録媒体RMに被写体像の記録が行われる。なお、撮影
動作については図12および図13を参照して後で詳し
く説明する。ステップ906で一連の撮影動作が完了す
ると、ステップ907に進み、そこで記録媒体判別フラ
グF2が“1”から“0”に書き換えられ(この時点で
電子現像型カメラに装填されている電子現像型記録媒体
RMは記録済みのものとなる)、次いでステップ903
に戻される。
なるルーチンが繰り返されている間に、ユーザが電子現
像型カメラを被写体に向けてレリーズスイッチ16をオ
ンすると、ステップ905からステップ906に進み、
そこで一連の撮影動作が実行され、未記録の電子現像型
記録媒体RMに被写体像の記録が行われる。なお、撮影
動作については図12および図13を参照して後で詳し
く説明する。ステップ906で一連の撮影動作が完了す
ると、ステップ907に進み、そこで記録媒体判別フラ
グF2が“1”から“0”に書き換えられ(この時点で
電子現像型カメラに装填されている電子現像型記録媒体
RMは記録済みのものとなる)、次いでステップ903
に戻される。
【0043】一方、ステップ903でF2=0であると
き、即ち電子現像型記録媒体RMが記録済みであると
き、ステップ908に進み、そこで電子現像型記録媒体
RMが記録済みである旨、スキャンスタートスイッチ
(SS)23のオンにより電子現像型記録媒体RMの記
録画像の読取りが可能である旨、およびファイル選択ス
イッチ(FS)75によりファイル名(画像記録装置7
4内のハードディスク等のメモリ媒体)を選択して指示
すべき旨が液晶表示パネル22に順次表示される。次い
で、ステップ909に進み、そこでファイル指定完了ス
イッチ(FD)77がオンされた否かが判断される。即
ち、ステップ909では、ユーザが電子現像型記録媒体
RMの記録画像から読み出される画像信号を格納すべき
ファイルをファイル選択スイッチ75によって選択して
指定し、その後にファイル指定完了スイッチ77が押下
されるまで、待機状態となる。
き、即ち電子現像型記録媒体RMが記録済みであると
き、ステップ908に進み、そこで電子現像型記録媒体
RMが記録済みである旨、スキャンスタートスイッチ
(SS)23のオンにより電子現像型記録媒体RMの記
録画像の読取りが可能である旨、およびファイル選択ス
イッチ(FS)75によりファイル名(画像記録装置7
4内のハードディスク等のメモリ媒体)を選択して指示
すべき旨が液晶表示パネル22に順次表示される。次い
で、ステップ909に進み、そこでファイル指定完了ス
イッチ(FD)77がオンされた否かが判断される。即
ち、ステップ909では、ユーザが電子現像型記録媒体
RMの記録画像から読み出される画像信号を格納すべき
ファイルをファイル選択スイッチ75によって選択して
指定し、その後にファイル指定完了スイッチ77が押下
されるまで、待機状態となる。
【0044】ステップ909でファイル指定完了スイッ
チ77が押下されると(このときファイル選択スイッチ
75によって選択して指定された指定ファイルにはファ
イル名(番号)が付与られている)、ステップ910に
進み、そこで画像記録装置74内のメモリ媒体のディレ
クトリエントリから情報が読み出され、次いでステップ
911で該メモリ媒体に指定ファイル名と同一のファイ
ル名があるか否かが判断される。もし指定ファイル名と
同一のファイル名がある場合には、ステップ912に進
み、そこで該メモリ媒体内には同一のファイル名が既に
あり、指定ファイル名を変更すべきか否かが液晶表示パ
ネル22に表示される。
チ77が押下されると(このときファイル選択スイッチ
75によって選択して指定された指定ファイルにはファ
イル名(番号)が付与られている)、ステップ910に
進み、そこで画像記録装置74内のメモリ媒体のディレ
クトリエントリから情報が読み出され、次いでステップ
911で該メモリ媒体に指定ファイル名と同一のファイ
ル名があるか否かが判断される。もし指定ファイル名と
同一のファイル名がある場合には、ステップ912に進
み、そこで該メモリ媒体内には同一のファイル名が既に
あり、指定ファイル名を変更すべきか否かが液晶表示パ
ネル22に表示される。
【0045】この場合、同一ファイル名のものには何ら
かの情報データ(画像信号を含む)が格納されており、
もし指定ファイル名を変更しない場合にはそこに電子現
像型記録媒体RMから読み出された画像信号が上書きさ
れることになる。このような上書きを望まない場合に
は、指定ファイル名を変更することが必要であり、この
指定ファイル名の変更はファイル選択スイッチ(FS)
75の操作により行なわれる。即ち、ファイル選択スイ
ッチ75によって先に指定したファイル以外のファイル
を選択して指定することにより、ファイル名の変更が行
なわれ、このファイル名変更操作はファイル指定完了ス
イッチ(FD)77を押下してオンすることにより完了
する。また、指定ファイル名を変更しない場合には、フ
ァイル選択スイッチ75を操作することなくファイル指
定完了スイッチ77だけが押下されてオンされる。な
お、ファイル指定完了スイッチ77のオンについてはユ
ーザに予め知識として与えることもできるし、あるいは
以上のような手順を液晶表示パネル22に順次表示する
ようにしてもよい。
かの情報データ(画像信号を含む)が格納されており、
もし指定ファイル名を変更しない場合にはそこに電子現
像型記録媒体RMから読み出された画像信号が上書きさ
れることになる。このような上書きを望まない場合に
は、指定ファイル名を変更することが必要であり、この
指定ファイル名の変更はファイル選択スイッチ(FS)
75の操作により行なわれる。即ち、ファイル選択スイ
ッチ75によって先に指定したファイル以外のファイル
を選択して指定することにより、ファイル名の変更が行
なわれ、このファイル名変更操作はファイル指定完了ス
イッチ(FD)77を押下してオンすることにより完了
する。また、指定ファイル名を変更しない場合には、フ
ァイル選択スイッチ75を操作することなくファイル指
定完了スイッチ77だけが押下されてオンされる。な
お、ファイル指定完了スイッチ77のオンについてはユ
ーザに予め知識として与えることもできるし、あるいは
以上のような手順を液晶表示パネル22に順次表示する
ようにしてもよい。
【0046】以上で述べたように、指定ファイル名を変
更する場合でも、指定ファイル名を変更しない場合で
も、最終的にはファイル指定完了スイッチ(FD)77
が押下され、ステップ913ではそのようなファイル指
定完了スイッチ77の押下即ちオンが監視される。ステ
ップ913でファイル指定完了スイッチ77の押下確認
されると、ステップ914に進み、そこで指定ファイル
名の変更があったか否かが判断される。指定ファイル名
の変更があったとき、ステップ910に戻り、ステップ
910、911、912、913および914からなる
ルーチンが繰り返される。
更する場合でも、指定ファイル名を変更しない場合で
も、最終的にはファイル指定完了スイッチ(FD)77
が押下され、ステップ913ではそのようなファイル指
定完了スイッチ77の押下即ちオンが監視される。ステ
ップ913でファイル指定完了スイッチ77の押下確認
されると、ステップ914に進み、そこで指定ファイル
名の変更があったか否かが判断される。指定ファイル名
の変更があったとき、ステップ910に戻り、ステップ
910、911、912、913および914からなる
ルーチンが繰り返される。
【0047】一方、ステップ911で記録媒体内に指定
ファイル名と同一のファイル名がなかった場合、あるい
はステップ914で指定ファイル名の変更がなかったと
き、ステップ915に進み、そこでスキャンスタートス
イッチ(SS)23のオンにより電子現像型記録媒体R
Mからの記録画像読取りが行なわれる旨が液晶表示パネ
ル22に表示される。次いで、ステップ917に進み、
そこでスキャンスタートスイッチ23がオンされたか否
かが判断され、スキャンスタートスイッチ23がオンさ
れるまで、ステップ915、916および917からな
るルーチンが繰り返される。なお、かかるルーチンが繰
り返し実行されている間に、何らかの理由により電子現
像型記録媒体RMが電子現像型カメラから抜きだされた
場合(例えば、撮影動作を行なうべく新たな未記録電子
現像型記録媒体RMと交換するような場合)には、ステ
ップ916からステップ901に戻される。
ファイル名と同一のファイル名がなかった場合、あるい
はステップ914で指定ファイル名の変更がなかったと
き、ステップ915に進み、そこでスキャンスタートス
イッチ(SS)23のオンにより電子現像型記録媒体R
Mからの記録画像読取りが行なわれる旨が液晶表示パネ
ル22に表示される。次いで、ステップ917に進み、
そこでスキャンスタートスイッチ23がオンされたか否
かが判断され、スキャンスタートスイッチ23がオンさ
れるまで、ステップ915、916および917からな
るルーチンが繰り返される。なお、かかるルーチンが繰
り返し実行されている間に、何らかの理由により電子現
像型記録媒体RMが電子現像型カメラから抜きだされた
場合(例えば、撮影動作を行なうべく新たな未記録電子
現像型記録媒体RMと交換するような場合)には、ステ
ップ916からステップ901に戻される。
【0048】ステップ917でスキャンスタートスイッ
チ23がオンされると、ステップ918に進み、そこで
画像記録装置74内のメモリ媒体の記憶容量が十分であ
るか否かが判断される。もし記憶容量が十分であれば、
ステップ919に進み、そこで該メモリ媒体のディレク
トリエントリおよびFATのファイル管理データが書き
換えられ、次いでステップ920に進み、そこで該指定
ファイルのヘッダ領域に必要なヘッダ情報データ例えば
ファイルの属性、ヘッダ領域の長さ、データ領域のオフ
セット量等が書き込まれる。
チ23がオンされると、ステップ918に進み、そこで
画像記録装置74内のメモリ媒体の記憶容量が十分であ
るか否かが判断される。もし記憶容量が十分であれば、
ステップ919に進み、そこで該メモリ媒体のディレク
トリエントリおよびFATのファイル管理データが書き
換えられ、次いでステップ920に進み、そこで該指定
ファイルのヘッダ領域に必要なヘッダ情報データ例えば
ファイルの属性、ヘッダ領域の長さ、データ領域のオフ
セット量等が書き込まれる。
【0049】続いて、ステップ921に進み、そこで一
連の画像読取り動作が実行され、記録済みの電子現像型
記録媒体RMからその記録画像が画像信号として読み取
られ、この画像信号は順次上述の指定ファイルのデータ
領域に書き込まれる。なお、記録画像の読取り動作につ
いては図14および図15を参照して後で詳しく説明す
る。ステップ921で一連の画像読取り動作が完了する
と、ステップ922に進み、そこで記録媒体検出フラグ
F1が“0”になるまで待機状態となる。即ち、画像読
取りが一旦終了した電子現像型記録媒体RMが電子現像
型カメラから抜き取られるまで待機状態となる。かかる
電子現像型記録媒体RMが抜き取られて、F=0となる
と、ステップ901に戻り、このルーチンは次の電子現
像型記録媒体RMの装填に対して備えることになる。
連の画像読取り動作が実行され、記録済みの電子現像型
記録媒体RMからその記録画像が画像信号として読み取
られ、この画像信号は順次上述の指定ファイルのデータ
領域に書き込まれる。なお、記録画像の読取り動作につ
いては図14および図15を参照して後で詳しく説明す
る。ステップ921で一連の画像読取り動作が完了する
と、ステップ922に進み、そこで記録媒体検出フラグ
F1が“0”になるまで待機状態となる。即ち、画像読
取りが一旦終了した電子現像型記録媒体RMが電子現像
型カメラから抜き取られるまで待機状態となる。かかる
電子現像型記録媒体RMが抜き取られて、F=0となる
と、ステップ901に戻り、このルーチンは次の電子現
像型記録媒体RMの装填に対して備えることになる。
【0050】なお、ステップ918で画像記録装置74
内のメモリ媒体の記憶容量が不十分であると判断される
と、ステップ923に進み、そこで該メモリ媒体の記憶
容量が不足である旨が液晶表示パネル22に表示され、
次いでステップ924に進み、そこでICメモリカー
ド、フロッピーディスク、ハードディスク等のメモリ媒
体が交換されたか否かが判断され、メモリ媒体が交換さ
れると、ステップ923からステップ910に戻され
る。
内のメモリ媒体の記憶容量が不十分であると判断される
と、ステップ923に進み、そこで該メモリ媒体の記憶
容量が不足である旨が液晶表示パネル22に表示され、
次いでステップ924に進み、そこでICメモリカー
ド、フロッピーディスク、ハードディスク等のメモリ媒
体が交換されたか否かが判断され、メモリ媒体が交換さ
れると、ステップ923からステップ910に戻され
る。
【0051】図11には図10のステップ902で実行
される記録媒体記録済み判別ルーチンが示される。
される記録媒体記録済み判別ルーチンが示される。
【0052】ステップ1101では、光源即ち発光素子
90が発光素子駆動回路94によってオンされ、次いで
ステップ1102では光センサ92が作動されてその出
力信号がアンプ96によって増幅された後にシステムコ
ントロール回路28内に取り込まれる。光センサ92に
よって受けられた光は発光素子90から射出されて電子
現像型記録媒体RMの検出領域88を透過して来たもの
であるから、光センサ92からの出力信号は検出領域8
8の透過率情報を持つことになる。
90が発光素子駆動回路94によってオンされ、次いで
ステップ1102では光センサ92が作動されてその出
力信号がアンプ96によって増幅された後にシステムコ
ントロール回路28内に取り込まれる。光センサ92に
よって受けられた光は発光素子90から射出されて電子
現像型記録媒体RMの検出領域88を透過して来たもの
であるから、光センサ92からの出力信号は検出領域8
8の透過率情報を持つことになる。
【0053】ステップ1103では、光センサ102か
らの出力信号に基づいて、透過率測定データMPが算出さ
れ、次いでステップ1104で光源90がオフされる。
続いて、ステップ1105では、透過率測定データMPが
基準透過率測定データRPと比較される。基準透過率測定
データRPはシステムコントロール回路28内の読出し専
用メモリ(ROM)に格納されるものであって、例えば
図4において参照符合RLで示す透過率レベルに対応する
ものである。ここで、測定対象となっている電子現像型
記録媒体RMが未記録のものであるとすると、透過率測
定データMPは最低透過率レベルMLとほぼ同じレベルであ
るために、透過率測定データMPは基準透過率データRPよ
りも小さい筈である。一方、もし測定対象となっている
電子現像型記録媒体が記録済みのものであるならば、透
過率測定データMPは透過率レベルRLよりも大きくなって
いる筈である。
らの出力信号に基づいて、透過率測定データMPが算出さ
れ、次いでステップ1104で光源90がオフされる。
続いて、ステップ1105では、透過率測定データMPが
基準透過率測定データRPと比較される。基準透過率測定
データRPはシステムコントロール回路28内の読出し専
用メモリ(ROM)に格納されるものであって、例えば
図4において参照符合RLで示す透過率レベルに対応する
ものである。ここで、測定対象となっている電子現像型
記録媒体RMが未記録のものであるとすると、透過率測
定データMPは最低透過率レベルMLとほぼ同じレベルであ
るために、透過率測定データMPは基準透過率データRPよ
りも小さい筈である。一方、もし測定対象となっている
電子現像型記録媒体が記録済みのものであるならば、透
過率測定データMPは透過率レベルRLよりも大きくなって
いる筈である。
【0054】ステップ1105で透過率測定データMPが
基準透過率データRPよりも小さいと判断されたとき、即
ち電子現像型記録媒体RMが未記録であると判断された
とき、ステップ1106に進み、そこで記録媒体判別フ
ラグF2は“1”とされ、次いで図9のステップ903
に戻る。一方、ステップ1105で透過率測定データMP
が透過率レベルRLよりも大きいと判断されたとき、即ち
測定対象となっている電子現像型記録媒体RMが記録済
みであると判断された場合には、ステップ1107に進
み、そこで記録媒体判別フラグF2は“0”とされ、次
いで図9のステップ903に戻る。
基準透過率データRPよりも小さいと判断されたとき、即
ち電子現像型記録媒体RMが未記録であると判断された
とき、ステップ1106に進み、そこで記録媒体判別フ
ラグF2は“1”とされ、次いで図9のステップ903
に戻る。一方、ステップ1105で透過率測定データMP
が透過率レベルRLよりも大きいと判断されたとき、即ち
測定対象となっている電子現像型記録媒体RMが記録済
みであると判断された場合には、ステップ1107に進
み、そこで記録媒体判別フラグF2は“0”とされ、次
いで図9のステップ903に戻る。
【0055】図12には図9のステップ906で実行さ
れる撮影動作ルーチンが示され、また図13にはその撮
影動作のタイムチャートが示される。
れる撮影動作ルーチンが示され、また図13にはその撮
影動作のタイムチャートが示される。
【0056】図9のフローチャートにおいて、ステップ
904および905からなるルーチンが繰り返されてい
る間に、ユーザがレリーズスイッチ16をオンすると、
レリーズスイッチ(RS)16からオン信号が出力され
る(図13)。レリーズスイッチ16からオン信号が出
力されると、ステップ1201では、測光センサ18か
ら測光データが検出されてシステムコントロール回路2
8内に取り込まれる。次いで、ステップ1202ではそ
の測光データに基づいて露出演算が実行される(図1
3)。
904および905からなるルーチンが繰り返されてい
る間に、ユーザがレリーズスイッチ16をオンすると、
レリーズスイッチ(RS)16からオン信号が出力され
る(図13)。レリーズスイッチ16からオン信号が出
力されると、ステップ1201では、測光センサ18か
ら測光データが検出されてシステムコントロール回路2
8内に取り込まれる。次いで、ステップ1202ではそ
の測光データに基づいて露出演算が実行される(図1
3)。
【0057】ステップ1203では、露出演算が終了し
たか否かが判断され、露出演算が終了すると、ステップ
1204に進み、そこで絞り30が全開状態から所定の
設定開度まで絞られ、その設定開度は上述の露出演算の
結果に基づいて行われる。続いて、ステップ1205で
は、クイックリターンミラー32がダウン位置からアッ
プ位置に向かって移動させられる。ステップ1206で
は、所定時間が経過したか否かが判断され、その時間は
絞り30の全開状態から設定開度までの移行並びにクイ
ックリターンミラー32のダウン位置からアップ位置へ
の移動に要する時間とされる。
たか否かが判断され、露出演算が終了すると、ステップ
1204に進み、そこで絞り30が全開状態から所定の
設定開度まで絞られ、その設定開度は上述の露出演算の
結果に基づいて行われる。続いて、ステップ1205で
は、クイックリターンミラー32がダウン位置からアッ
プ位置に向かって移動させられる。ステップ1206で
は、所定時間が経過したか否かが判断され、その時間は
絞り30の全開状態から設定開度までの移行並びにクイ
ックリターンミラー32のダウン位置からアップ位置へ
の移動に要する時間とされる。
【0058】ステップ1206で所定時間が経過する
と、ステップ1207に進み、そこで記録媒体活性化信
号が記録媒体駆動回路46から出力され(図13)、こ
れにより静電情報記録媒体78とその電荷保持媒体(液
晶表示素子)80との間に所定電圧が印加され、また発
光素子駆動回路94からはオン信号が出力され、これに
より光源即ち発光素子90がオンされる。次いで、ステ
ップ1208では、シャッタ34が開放され(図1
3)、かくして未記録の電子現像型記録媒体RMは露光
される。即ち、電子現像型記録媒体RMには撮像光学系
12を通して被写体像が結像され、その被写体像は電荷
保持媒体即ち液晶表示素子80に顕像として現れる。
と、ステップ1207に進み、そこで記録媒体活性化信
号が記録媒体駆動回路46から出力され(図13)、こ
れにより静電情報記録媒体78とその電荷保持媒体(液
晶表示素子)80との間に所定電圧が印加され、また発
光素子駆動回路94からはオン信号が出力され、これに
より光源即ち発光素子90がオンされる。次いで、ステ
ップ1208では、シャッタ34が開放され(図1
3)、かくして未記録の電子現像型記録媒体RMは露光
される。即ち、電子現像型記録媒体RMには撮像光学系
12を通して被写体像が結像され、その被写体像は電荷
保持媒体即ち液晶表示素子80に顕像として現れる。
【0059】ステップ1209では、電子現像型記録媒
体RMへの適正な露出時間が経過したか否かが判断さ
れ、その露出時間も上述の露出演算結果に基づいて決め
られる。ステップ1209で露出時間が経過すると、ス
テップ1210に進み、そこでシャッタ34が閉じられ
る。続いて、ステップ1211では、電子現像型記録媒
体RMへの適正な電圧印加時間が経過したか否かが判断
され、適正な電圧印加時間が経過すると、ステップ12
12に進み、そこで記録媒体駆動回路46から電子現像
型記録媒体RMに対して出力された記録媒体活性化信号
がオフされ、また発光素子駆動回路94からはオフ信号
が出力されて、光源即ち発光素子90がオフされる。な
お、図4を参照して説明したように、電子現像型記録媒
体RMに対して適正な電圧印加時間を設定することによ
り、電子現像型記録媒体RMでは最大コントラストで被
写体像を記録することが可能である。
体RMへの適正な露出時間が経過したか否かが判断さ
れ、その露出時間も上述の露出演算結果に基づいて決め
られる。ステップ1209で露出時間が経過すると、ス
テップ1210に進み、そこでシャッタ34が閉じられ
る。続いて、ステップ1211では、電子現像型記録媒
体RMへの適正な電圧印加時間が経過したか否かが判断
され、適正な電圧印加時間が経過すると、ステップ12
12に進み、そこで記録媒体駆動回路46から電子現像
型記録媒体RMに対して出力された記録媒体活性化信号
がオフされ、また発光素子駆動回路94からはオフ信号
が出力されて、光源即ち発光素子90がオフされる。な
お、図4を参照して説明したように、電子現像型記録媒
体RMに対して適正な電圧印加時間を設定することによ
り、電子現像型記録媒体RMでは最大コントラストで被
写体像を記録することが可能である。
【0060】次に、ステップ1213では絞り30が再
び全開状態に移行され、またステップ1214でクイッ
クリターンミラー32がアップ位置からダウン位置に移
動させられ、その後図9のステップ907に戻される。
び全開状態に移行され、またステップ1214でクイッ
クリターンミラー32がアップ位置からダウン位置に移
動させられ、その後図9のステップ907に戻される。
【0061】なお、上述したように、ステップ1207
において、電子現像型記録媒体RMの静電情報記録媒体
78とその電荷保持媒体(液晶表示素子)80との間に
所定電圧が印加されるとき、光源即ち発光素子98が発
光素子駆動回路94によってオンされ、またステップ1
212において、電子現像型記録媒体RMの静電情報記
録媒体78とその電荷保持媒体(液晶表示素子)80と
の間への電圧印加が停止されるとき、光源即ち発光素子
98が発光素子駆動回路94によってオフされる。かく
して、電子現像型記録媒体RMの検出領域88にはそれ
が記録済みであるという情報が書き込まれる。
において、電子現像型記録媒体RMの静電情報記録媒体
78とその電荷保持媒体(液晶表示素子)80との間に
所定電圧が印加されるとき、光源即ち発光素子98が発
光素子駆動回路94によってオンされ、またステップ1
212において、電子現像型記録媒体RMの静電情報記
録媒体78とその電荷保持媒体(液晶表示素子)80と
の間への電圧印加が停止されるとき、光源即ち発光素子
98が発光素子駆動回路94によってオフされる。かく
して、電子現像型記録媒体RMの検出領域88にはそれ
が記録済みであるという情報が書き込まれる。
【0062】図14には図10のステップ921で実行
される画像読取り動作ルーチンが示され、また図15に
はその画像読取り動作のタイムチャートが示される。
される画像読取り動作ルーチンが示され、また図15に
はその画像読取り動作のタイムチャートが示される。
【0063】図9および図10に示すフローチャートに
おいて、ステップ915、916および917からなる
ルーチンが繰り返されている間に、ユーザがスキャンス
タートスイッチ(SS)23をオンすると、スキャンス
タートスイッチ23からオン信号が出力され(図1
5)、これにより先に述べたような一連のルーチンが実
行される。その後、図14のフローチャートのステップ
1401に進み、そこでシャッタ34が開放状態とさ
れ、次いでステップ1402では電源50がオンされ、
続いてステップ1403では画像読取り機構48が順方
向に駆動される。なお、画像読取り機構48が図2の実
線位置から破線位置に向かって移動する場合の移動方向
を順方向として、またその反対を逆方向として定義す
る。
おいて、ステップ915、916および917からなる
ルーチンが繰り返されている間に、ユーザがスキャンス
タートスイッチ(SS)23をオンすると、スキャンス
タートスイッチ23からオン信号が出力され(図1
5)、これにより先に述べたような一連のルーチンが実
行される。その後、図14のフローチャートのステップ
1401に進み、そこでシャッタ34が開放状態とさ
れ、次いでステップ1402では電源50がオンされ、
続いてステップ1403では画像読取り機構48が順方
向に駆動される。なお、画像読取り機構48が図2の実
線位置から破線位置に向かって移動する場合の移動方向
を順方向として、またその反対を逆方向として定義す
る。
【0064】ステップ1405では、画像読取り機構4
8が電子現像型記録媒体RMに対して読取り開始位置に
到達したか否かが判断される。即ち、画像読取り機構4
8のラインセンサ54が電子現像型記録媒体RMの画像
記録領域に対して読取り走査開始位置に到達したか否か
が判断される。ラインセンサ54が読取り走査開始位置
に到達すると、ステップ1406に進み、そこで画像読
取り機構48の駆動が一旦停止される。なお、画像読取
り機構48の駆動源としてはステップモータあるいはサ
ーボモータ等が用いられ、その駆動制御についてはスキ
ャナ系駆動回路58からの駆動パルスをカウントするこ
とにより行うことができる。
8が電子現像型記録媒体RMに対して読取り開始位置に
到達したか否かが判断される。即ち、画像読取り機構4
8のラインセンサ54が電子現像型記録媒体RMの画像
記録領域に対して読取り走査開始位置に到達したか否か
が判断される。ラインセンサ54が読取り走査開始位置
に到達すると、ステップ1406に進み、そこで画像読
取り機構48の駆動が一旦停止される。なお、画像読取
り機構48の駆動源としてはステップモータあるいはサ
ーボモータ等が用いられ、その駆動制御についてはスキ
ャナ系駆動回路58からの駆動パルスをカウントするこ
とにより行うことができる。
【0065】ステップ1407では、ラインセンサ54
に対する露光時間、即ちその撮像素子に対する適正な電
荷蓄積時間(図15)が経過したか否かが判断される。
かかる露光時間が経過すると、ステップ1408に進
み、そこでラインセンサ54から画像信号が読み出さ
れ、これら画像信号は先に述べたようにアンプ62およ
びA/D変換64を経て適宜処理された後にメモリ68
に一時的に格納され、次いで画像記録装置74内のIC
メモリカード、フロッピーディスク、着脱自在のハード
ディスク等のメモリ媒体の指定ファイルのデータ領域に
順次格納される。
に対する露光時間、即ちその撮像素子に対する適正な電
荷蓄積時間(図15)が経過したか否かが判断される。
かかる露光時間が経過すると、ステップ1408に進
み、そこでラインセンサ54から画像信号が読み出さ
れ、これら画像信号は先に述べたようにアンプ62およ
びA/D変換64を経て適宜処理された後にメモリ68
に一時的に格納され、次いで画像記録装置74内のIC
メモリカード、フロッピーディスク、着脱自在のハード
ディスク等のメモリ媒体の指定ファイルのデータ領域に
順次格納される。
【0066】ステップ1409では画像読取り機構48
が順方向に駆動され、次いでステップ1410ではその
画像読取り機構48が次の読取り位置に到達したか否が
判断される。即ち、画像読取り機構48のラインセンサ
48が次の読取り走査ラインまで到達したか否が判断さ
れる。ラインセンサ48が次の読取り走査ラインに到達
すると、ステップ1411に進み、そこで画像読取り機
構48の駆動が停止される。次に、ステップ1412で
は、電子現像型記録媒体RMの記録画像が全て読み取ら
れたが否かが判断され、この段階では、記録画像の読取
りは未だ完了していないので、ステップ1412からス
テップ1407に戻って、同様なルーチンが実行され
る。
が順方向に駆動され、次いでステップ1410ではその
画像読取り機構48が次の読取り位置に到達したか否が
判断される。即ち、画像読取り機構48のラインセンサ
48が次の読取り走査ラインまで到達したか否が判断さ
れる。ラインセンサ48が次の読取り走査ラインに到達
すると、ステップ1411に進み、そこで画像読取り機
構48の駆動が停止される。次に、ステップ1412で
は、電子現像型記録媒体RMの記録画像が全て読み取ら
れたが否かが判断され、この段階では、記録画像の読取
りは未だ完了していないので、ステップ1412からス
テップ1407に戻って、同様なルーチンが実行され
る。
【0067】本実施形態では、例えば電子現像型記録媒
体RMの記録画像に対する全水平方向走査線の数は2,00
0 本とされ、このためステップ1407からステップ1
412までルーチンは2,000 回繰り返される。図12か
ら明らかなように、画像読取り機構48はその画像読取
り期間中に2,000 回にわたって順方向に間欠的に移動さ
せられ、その間欠的移動時にラインセンサ54からの画
像信号の読出が行われる。
体RMの記録画像に対する全水平方向走査線の数は2,00
0 本とされ、このためステップ1407からステップ1
412までルーチンは2,000 回繰り返される。図12か
ら明らかなように、画像読取り機構48はその画像読取
り期間中に2,000 回にわたって順方向に間欠的に移動さ
せられ、その間欠的移動時にラインセンサ54からの画
像信号の読出が行われる。
【0068】電子現像型記録媒体RMの記録画像に対す
る読取りが完了すると、ステップ1412からステップ
1413に進み、そこでラインセンサ54の電源がオフ
され、次いでステップ1414では光源50もオフされ
る。続いて、ステップ1415では、シャッタ34が閉
鎖される。次に、ステップ1416では、画像読取り機
構48が逆方向(即ち、図2において、破線位置から実
線位置に向かって)に駆動させられ、ステップ1417
で画像読取り機構48が初期位置に到達したかが判断さ
れる。画像読取り機構48が初期位置に到達すると、ス
テップ1418に進み、そこで画像読取り機構48の駆
動が停止され、その後図9のステップ901に戻る。
る読取りが完了すると、ステップ1412からステップ
1413に進み、そこでラインセンサ54の電源がオフ
され、次いでステップ1414では光源50もオフされ
る。続いて、ステップ1415では、シャッタ34が閉
鎖される。次に、ステップ1416では、画像読取り機
構48が逆方向(即ち、図2において、破線位置から実
線位置に向かって)に駆動させられ、ステップ1417
で画像読取り機構48が初期位置に到達したかが判断さ
れる。画像読取り機構48が初期位置に到達すると、ス
テップ1418に進み、そこで画像読取り機構48の駆
動が停止され、その後図9のステップ901に戻る。
【0069】以上述べたように、本発明では、電子現像
型記録媒体RMの記録画像から読み出された画像信号が
ICメモリカード、フロッピーディスク、着脱自在のハ
ードディスク等のメモリ媒体のファイルのデータ領域に
書き込まれたとき、そのファイルのヘッダ領域のヘッダ
情報データを書き換えて、そこに格納された情報データ
が画像信号であることが明らかにされている。したがっ
て、かかるメモリ媒体内に多数のファイルが含まれてい
ても、個々のファイルに格納された情報データが画像信
号であるかそれ以外のものであるかはそのヘッダ領域の
ヘッダ情報データにアクセルすることにより判断するこ
とができる。
型記録媒体RMの記録画像から読み出された画像信号が
ICメモリカード、フロッピーディスク、着脱自在のハ
ードディスク等のメモリ媒体のファイルのデータ領域に
書き込まれたとき、そのファイルのヘッダ領域のヘッダ
情報データを書き換えて、そこに格納された情報データ
が画像信号であることが明らかにされている。したがっ
て、かかるメモリ媒体内に多数のファイルが含まれてい
ても、個々のファイルに格納された情報データが画像信
号であるかそれ以外のものであるかはそのヘッダ領域の
ヘッダ情報データにアクセルすることにより判断するこ
とができる。
【0070】図16および図17を参照すると、画像記
録装置74内のICメモリカード、フロッピーディス
ク、着脱自在のハードディスク等のメモリ媒体から画像
信号をインターフェイス回路70および出力端子コネク
タ26を介して外部のパーソナルコンピュータ等に転送
するための画像信号転送ルーチンが示される。この画像
信号転送ルーチンについては、例えば外部のパーソナル
コンピュータから画像信号転送指令信号がインターフェ
イス回路70および出力端子コネクタ26を介して電子
現像型カメラに出力された際に実行される割込みルーチ
ンとして構成され得る。
録装置74内のICメモリカード、フロッピーディス
ク、着脱自在のハードディスク等のメモリ媒体から画像
信号をインターフェイス回路70および出力端子コネク
タ26を介して外部のパーソナルコンピュータ等に転送
するための画像信号転送ルーチンが示される。この画像
信号転送ルーチンについては、例えば外部のパーソナル
コンピュータから画像信号転送指令信号がインターフェ
イス回路70および出力端子コネクタ26を介して電子
現像型カメラに出力された際に実行される割込みルーチ
ンとして構成され得る。
【0071】先ず、ステップ1601では、画像記録装
置74内のメモリ媒体のディレクトリエントリ領域から
ファイル名データが取り込まれ、次いでステップ160
2では、ファイル選択スイッチ75によって指定された
ファイル名がかかるメモリ媒体内にあるか否かが判断さ
れる。もしメモリ媒体内に指定ファイルがある場合に
は、ステップ1603に進み、そこで該指定ファイルの
ヘッダ領域からヘッダ情報データが取り込まれる。次い
で、ステップ1604に進み、そこで該指定ファイルが
画像ファイルであるか否かが、即ちそのデータ領域内に
格納されている情報データが画像信号であるか否かが判
断される。
置74内のメモリ媒体のディレクトリエントリ領域から
ファイル名データが取り込まれ、次いでステップ160
2では、ファイル選択スイッチ75によって指定された
ファイル名がかかるメモリ媒体内にあるか否かが判断さ
れる。もしメモリ媒体内に指定ファイルがある場合に
は、ステップ1603に進み、そこで該指定ファイルの
ヘッダ領域からヘッダ情報データが取り込まれる。次い
で、ステップ1604に進み、そこで該指定ファイルが
画像ファイルであるか否かが、即ちそのデータ領域内に
格納されている情報データが画像信号であるか否かが判
断される。
【0072】もし指定ファイルが画像ファイルであるな
らば、ステップ1604からステップ1605に進み、
そこで画像信号の転送が開始される。即ち、指定ファイ
ルのデータ領域から画像信号が読み出され、その読出し
画像信号がインターフェース回路70および出力端子コ
ネクタ26を介して外部のパーソナルコンピュータに転
送される。次いで、ステップ1606に進み、そこで画
像信号の転送が完了したか否かが判断される。画像信号
の転送が完了すると、この画像信号転送ルーチンは一旦
終了するが、外部のパーソナルコンピュータから画像信
号転送指令信号が更に電子現像型カメラに対して出力さ
れていれば、該画像信号転送ルーチンは再び実行され
る。
らば、ステップ1604からステップ1605に進み、
そこで画像信号の転送が開始される。即ち、指定ファイ
ルのデータ領域から画像信号が読み出され、その読出し
画像信号がインターフェース回路70および出力端子コ
ネクタ26を介して外部のパーソナルコンピュータに転
送される。次いで、ステップ1606に進み、そこで画
像信号の転送が完了したか否かが判断される。画像信号
の転送が完了すると、この画像信号転送ルーチンは一旦
終了するが、外部のパーソナルコンピュータから画像信
号転送指令信号が更に電子現像型カメラに対して出力さ
れていれば、該画像信号転送ルーチンは再び実行され
る。
【0073】ステップ1602において、指定ファイル
名がかかるメモリ媒体内にない場合には、ステップ16
07に進み、そこで記録媒体検出フラグF1が“1”で
あるか“0”であるかが判断される。もしF1=1であ
れば、即ち電子現像型カメラ内に電子現像型記録媒体R
Mが装填されていれば、ステップ1608に進み、そこ
で図11に示した記録媒体記録済み判別ルーチンが実行
される。記録媒体記録済み判別ルーチンが終了すると、
ステップ1609に進み、そこで記録媒体判別フラグF
2が“1”であるか“0”であるかが判断される。
名がかかるメモリ媒体内にない場合には、ステップ16
07に進み、そこで記録媒体検出フラグF1が“1”で
あるか“0”であるかが判断される。もしF1=1であ
れば、即ち電子現像型カメラ内に電子現像型記録媒体R
Mが装填されていれば、ステップ1608に進み、そこ
で図11に示した記録媒体記録済み判別ルーチンが実行
される。記録媒体記録済み判別ルーチンが終了すると、
ステップ1609に進み、そこで記録媒体判別フラグF
2が“1”であるか“0”であるかが判断される。
【0074】F2=0であるとき、即ち電子現像型記録
媒体RMが記録済みであるとき、ステップ1609から
ステップ1610に進み、そこで画像記録装置74内の
メモリ媒体の記憶容量が十分であるか否かが判断され
る。もし記憶容量が十分であれば、ステップ1611に
進み、そこで該メモリ媒体のディレクトリエントリおよ
びFATのファイル管理データが書き換えられ、これに
よりかかるメモリ媒体内の任意のファイルに指定ファイ
ル名が付与される。次いで、ステップ1612に進み、
かかる指定ファイルのヘッダ領域に必要なヘッダ情報デ
ータ例えばファイルの属性、ヘッダ領域の長さ、データ
領域のオフセット量等が書き込まれる。
媒体RMが記録済みであるとき、ステップ1609から
ステップ1610に進み、そこで画像記録装置74内の
メモリ媒体の記憶容量が十分であるか否かが判断され
る。もし記憶容量が十分であれば、ステップ1611に
進み、そこで該メモリ媒体のディレクトリエントリおよ
びFATのファイル管理データが書き換えられ、これに
よりかかるメモリ媒体内の任意のファイルに指定ファイ
ル名が付与される。次いで、ステップ1612に進み、
かかる指定ファイルのヘッダ領域に必要なヘッダ情報デ
ータ例えばファイルの属性、ヘッダ領域の長さ、データ
領域のオフセット量等が書き込まれる。
【0075】続いて、ステップ1613に進み、そこで
図14に示した画像読取り作動ルーチンが実行され、こ
れにより上述の指定ファイルのデータ領域には電子現像
型記録媒体RMから読み取られた画像信号が順次格納さ
れる。画像読取り作動ルーチンが終了すると、ステップ
1605に進み、そこでかかる指定ファイルのデータ領
域からの画像信号の転送が上述したような態様で行なわ
れる。
図14に示した画像読取り作動ルーチンが実行され、こ
れにより上述の指定ファイルのデータ領域には電子現像
型記録媒体RMから読み取られた画像信号が順次格納さ
れる。画像読取り作動ルーチンが終了すると、ステップ
1605に進み、そこでかかる指定ファイルのデータ領
域からの画像信号の転送が上述したような態様で行なわ
れる。
【0076】なお、ステップ1610で画像記録装置7
4内のメモリ媒体の記憶容量が不十分であると判断され
ると、ステップ1614に進み、そこで該メモリ媒体の
記憶容量が不足である旨が液晶表示パネル22に表示さ
れ、次いでステップ1615に進み、そこでICメモリ
カード、フロッピーディスク、ハードディスク等のメモ
リ媒体が交換されたか否かが判断され、メモリ媒体が交
換されると、ステップ1615からステップ1601に
戻される。
4内のメモリ媒体の記憶容量が不十分であると判断され
ると、ステップ1614に進み、そこで該メモリ媒体の
記憶容量が不足である旨が液晶表示パネル22に表示さ
れ、次いでステップ1615に進み、そこでICメモリ
カード、フロッピーディスク、ハードディスク等のメモ
リ媒体が交換されたか否かが判断され、メモリ媒体が交
換されると、ステップ1615からステップ1601に
戻される。
【0077】一方、ステップ1607において、もしF
1=0であれば、即ち電子現像型カメラ内に電子現像型
記録媒体RMが装填されていないとき、ステップ161
6に進み、そこで画像信号の転送作動は禁止され、次い
でステップ1617に進み、そこで転送すべき画像信号
が無い旨が液晶表示パネル22に表示される。また、ス
テップ1609において、もしF2=1であるとも、即
ち電子現像型記録媒体RMが未記録の場合にも、ステッ
プ1616に進み、同様なルーチンが行なわれる。
1=0であれば、即ち電子現像型カメラ内に電子現像型
記録媒体RMが装填されていないとき、ステップ161
6に進み、そこで画像信号の転送作動は禁止され、次い
でステップ1617に進み、そこで転送すべき画像信号
が無い旨が液晶表示パネル22に表示される。また、ス
テップ1609において、もしF2=1であるとも、即
ち電子現像型記録媒体RMが未記録の場合にも、ステッ
プ1616に進み、同様なルーチンが行なわれる。
【0078】ステップ1604において、指定ファイル
が画像ファイルでない場合、即ちそのデータ領域内に格
納されている情報データが画像信号でない場合には、ス
テップ1618に進み、そこで画像記録装置74内のメ
モリ媒体には、指定ファイル名と同じファイル名である
が、しかし画像ファイルでないものがある旨および指定
ファイル名を変更し得る旨が液晶表示パネル22に表示
される。この場合、指定ファイル名と同一ファイル名の
ものには画像信号以外の情報データが格納されており、
これはユーザによるファイル選択スイッチ(FS)75
の誤操作等に起因し得るものである。かくして、電子現
像型カメラ側では、指定ファイル名を変更し得る旨を液
晶表示パネル22に表示することにより、ユーザに正し
い指定を促すことになる。ファイル名の変更はファイル
選択スイッチ75によって先の指定ファイル以外のファ
イルを選択して指定することにより行なわれ、このよう
なファイル名の変更操作はファイル指定完了スイッチ
(FD)77を押下してオンすることにより完了する。
また、指定ファイル名を変更しない場合には、ファイル
選択スイッチ75を操作することなくファイル指定完了
スイッチ77だけが押下されてオンされる。なお、ファ
イル指定完了スイッチ77の操作についてはユーザに予
め知識として与えることもできるし、あるいは以上のよ
うな手順を液晶表示パネル22に順次表示するようにし
てもよい。
が画像ファイルでない場合、即ちそのデータ領域内に格
納されている情報データが画像信号でない場合には、ス
テップ1618に進み、そこで画像記録装置74内のメ
モリ媒体には、指定ファイル名と同じファイル名である
が、しかし画像ファイルでないものがある旨および指定
ファイル名を変更し得る旨が液晶表示パネル22に表示
される。この場合、指定ファイル名と同一ファイル名の
ものには画像信号以外の情報データが格納されており、
これはユーザによるファイル選択スイッチ(FS)75
の誤操作等に起因し得るものである。かくして、電子現
像型カメラ側では、指定ファイル名を変更し得る旨を液
晶表示パネル22に表示することにより、ユーザに正し
い指定を促すことになる。ファイル名の変更はファイル
選択スイッチ75によって先の指定ファイル以外のファ
イルを選択して指定することにより行なわれ、このよう
なファイル名の変更操作はファイル指定完了スイッチ
(FD)77を押下してオンすることにより完了する。
また、指定ファイル名を変更しない場合には、ファイル
選択スイッチ75を操作することなくファイル指定完了
スイッチ77だけが押下されてオンされる。なお、ファ
イル指定完了スイッチ77の操作についてはユーザに予
め知識として与えることもできるし、あるいは以上のよ
うな手順を液晶表示パネル22に順次表示するようにし
てもよい。
【0079】以上で述べたように、指定ファイル名を変
更する場合でも、指定ファイル名を変更しない場合で
も、最終的にはファイル指定完了スイッチ(FD)77
が押下され、ステップ1619ではそのようなファイル
指定完了スイッチ77の押下即ちオンが監視される。ス
テップ1619でファイル指定完了スイッチ77の押下
が確認されると、ステップ1620に進み、そこで指定
ファイル名の変更があったか否かが判断される。指定フ
ァイル名の変更があったとき、ステップ1620からス
テップ1601に戻り、それ以後のルーチンは上述した
通りである。また指定ファイル名の変更がなかったと
き、ステップ1620からステップ1607に進み、そ
れ以後のルーチンも上述した通りである。
更する場合でも、指定ファイル名を変更しない場合で
も、最終的にはファイル指定完了スイッチ(FD)77
が押下され、ステップ1619ではそのようなファイル
指定完了スイッチ77の押下即ちオンが監視される。ス
テップ1619でファイル指定完了スイッチ77の押下
が確認されると、ステップ1620に進み、そこで指定
ファイル名の変更があったか否かが判断される。指定フ
ァイル名の変更があったとき、ステップ1620からス
テップ1601に戻り、それ以後のルーチンは上述した
通りである。また指定ファイル名の変更がなかったと
き、ステップ1620からステップ1607に進み、そ
れ以後のルーチンも上述した通りである。
【0080】以上述べたように、本発明では、パーソナ
ルコンピュータ等から画像信号の転送指令があったと
き、画像記録装置74内のICメモリカード、フロッピ
ーディスク、着脱自在のハードディスク等のメモリ媒体
に指定ファイルが無い場合であっても、あるいは該指定
ファイルに画像信号が格納されていない場合(即ち、そ
のファイルヘッダが画像信号を格納していないことを示
す場合)であっても、電子現像型カメラに装填された電
子現像型記録媒体RMが記録済であれば、そこの記録画
像を画像信号として読み取ってパーソナルコンピュータ
等に画像信号を転送することができる。
ルコンピュータ等から画像信号の転送指令があったと
き、画像記録装置74内のICメモリカード、フロッピ
ーディスク、着脱自在のハードディスク等のメモリ媒体
に指定ファイルが無い場合であっても、あるいは該指定
ファイルに画像信号が格納されていない場合(即ち、そ
のファイルヘッダが画像信号を格納していないことを示
す場合)であっても、電子現像型カメラに装填された電
子現像型記録媒体RMが記録済であれば、そこの記録画
像を画像信号として読み取ってパーソナルコンピュータ
等に画像信号を転送することができる。
【0081】図18には本発明による電子現像型カメラ
の第2の実施形態がブロック図として示され、このブロ
ック図は図2に示した第1の実施形態のブロック図から
光源即ち発光素子90、光センサ92、発光素子駆動回
路94およびアンプ96を省いたものに相当する。な
お、図18では、図2に示した構成要素と同様な構成要
素には同じ参照符号が用いられる。図18に示すよう
に、第2の実施形態では、電子現像型記録媒体RMが電
子現像型カメラのカメラ本体10に装填されたとき、そ
の検出領域88が待機位置の画像読取り機構48の光源
50とスキャナ光学系52との間に介在するようにされ
る。要するに、第2の実施形態では、画像読取り機構4
8における光源50およびCCDラインセンサ54には
図2の光源90および光センサ92の役割も担わせられ
る。
の第2の実施形態がブロック図として示され、このブロ
ック図は図2に示した第1の実施形態のブロック図から
光源即ち発光素子90、光センサ92、発光素子駆動回
路94およびアンプ96を省いたものに相当する。な
お、図18では、図2に示した構成要素と同様な構成要
素には同じ参照符号が用いられる。図18に示すよう
に、第2の実施形態では、電子現像型記録媒体RMが電
子現像型カメラのカメラ本体10に装填されたとき、そ
の検出領域88が待機位置の画像読取り機構48の光源
50とスキャナ光学系52との間に介在するようにされ
る。要するに、第2の実施形態では、画像読取り機構4
8における光源50およびCCDラインセンサ54には
図2の光源90および光センサ92の役割も担わせられ
る。
【0082】第2の実施形態では、電子現像型カメラの
作動自体は図8、図9および図10に示したフローチャ
ートを参照して説明した場合と実質的に同じであるが、
しかし記録媒体記録済み判定ルーチンおよび撮影作動ル
ーチンが幾分異なる。図19には第2の実施形態におけ
る記録媒体記録済み判別ルーチンが示され、また図20
および図21のそれぞれには第2の実施形態における撮
影作動ルーチンおよびそのタイムチャートが示される。
作動自体は図8、図9および図10に示したフローチャ
ートを参照して説明した場合と実質的に同じであるが、
しかし記録媒体記録済み判定ルーチンおよび撮影作動ル
ーチンが幾分異なる。図19には第2の実施形態におけ
る記録媒体記録済み判別ルーチンが示され、また図20
および図21のそれぞれには第2の実施形態における撮
影作動ルーチンおよびそのタイムチャートが示される。
【0083】図19の記録媒体記録済み判別ルーチンに
おいて、先ず、ステップ1901では、照明光源50が
照明光源駆動回路56によってオンされ、次いでステッ
プ1902ではラインセンサ54が作動されてその出力
信号がシステムコントロール回路28内に取り込まれ
る。ラインセンサ54によって受けられた光は照明光源
50から射出されて電子現像型記録媒体RMの検出領域
88を透過して来たものであるから、ラインセンサ50
からの出力信号は検出領域88の透過率情報を持つこと
になる。
おいて、先ず、ステップ1901では、照明光源50が
照明光源駆動回路56によってオンされ、次いでステッ
プ1902ではラインセンサ54が作動されてその出力
信号がシステムコントロール回路28内に取り込まれ
る。ラインセンサ54によって受けられた光は照明光源
50から射出されて電子現像型記録媒体RMの検出領域
88を透過して来たものであるから、ラインセンサ50
からの出力信号は検出領域88の透過率情報を持つこと
になる。
【0084】ステップ1903では、ラインセンサ54
に蓄積された電荷の総量が演算されて、透過率測定デー
タMPが算出され、次いでステップ1904で照明光源5
0がオフされる。続いて、ステップ1905では、透過
率測定データMPが基準透過率測定データRPと比較され
る。なお、基準透過率測定データRPは図11を参照して
説明した場合と同様にシステムコントロール回路28の
読出し専用メモリ(ROM)に格納されるものであっ
て、例えば図4において参照符合RLで示す透過率レベル
に対応するものである。ステップ1905で透過率測定
データMPが基準透過率データRPよりも小さいと判断され
たとき、即ち電子現像型記録媒体RMが未記録であると
き、ステップ1906に進み、そこで記録媒体判別フラ
グF2は“1”とされる。一方、ステップ1905で透
過率測定データMPが透過率レベルRLよりも大幅に大きい
と判断されたとき、即ち測定対象となっている電子現像
型記録媒体RMが記録済みのものである場合には、ステ
ップ1907に進み、そこで記録媒体判別フラグF2は
“0”とされる。
に蓄積された電荷の総量が演算されて、透過率測定デー
タMPが算出され、次いでステップ1904で照明光源5
0がオフされる。続いて、ステップ1905では、透過
率測定データMPが基準透過率測定データRPと比較され
る。なお、基準透過率測定データRPは図11を参照して
説明した場合と同様にシステムコントロール回路28の
読出し専用メモリ(ROM)に格納されるものであっ
て、例えば図4において参照符合RLで示す透過率レベル
に対応するものである。ステップ1905で透過率測定
データMPが基準透過率データRPよりも小さいと判断され
たとき、即ち電子現像型記録媒体RMが未記録であると
き、ステップ1906に進み、そこで記録媒体判別フラ
グF2は“1”とされる。一方、ステップ1905で透
過率測定データMPが透過率レベルRLよりも大幅に大きい
と判断されたとき、即ち測定対象となっている電子現像
型記録媒体RMが記録済みのものである場合には、ステ
ップ1907に進み、そこで記録媒体判別フラグF2は
“0”とされる。
【0085】図20には第2の実施形態での撮影動作ル
ーチンが示され、また図21にはその撮影動作のタイム
チャートが示される。図20の撮影作動ルーチンはその
ステップ2007および2012を除けば図12に示し
たものと同様である。即ち、ステップ2007では、電
子現像型記録媒体RMの静電情報記録媒体78とその電
荷保持媒体(液晶表示素子)80との間に所定電圧が印
加されるとき、照明光源50が照明光源駆動回路56に
よってオンされ(図21)、またステップ2012で
は、電子現像型記録媒体RMの静電情報記録媒体78と
その電荷保持媒体(液晶表示素子)80との間への電圧
印加が停止されるとき、照明光源50が照明光源駆動回
路56によってオフされる(図21)。要するに、以上
の点を除けば、図20に示したステップ2001ないし
ステップ2014のそれぞれは図12に示したステップ
1201ないし1214に対応する。なお、第2の実施
形態で行われる記録済み電子現像型記録媒体RMからの
画像読取り動作については、図14の画像読取り作動ル
ーチンおよび図15のタイムチャートを参照して説明し
た場合と実質的に同じである。
ーチンが示され、また図21にはその撮影動作のタイム
チャートが示される。図20の撮影作動ルーチンはその
ステップ2007および2012を除けば図12に示し
たものと同様である。即ち、ステップ2007では、電
子現像型記録媒体RMの静電情報記録媒体78とその電
荷保持媒体(液晶表示素子)80との間に所定電圧が印
加されるとき、照明光源50が照明光源駆動回路56に
よってオンされ(図21)、またステップ2012で
は、電子現像型記録媒体RMの静電情報記録媒体78と
その電荷保持媒体(液晶表示素子)80との間への電圧
印加が停止されるとき、照明光源50が照明光源駆動回
路56によってオフされる(図21)。要するに、以上
の点を除けば、図20に示したステップ2001ないし
ステップ2014のそれぞれは図12に示したステップ
1201ないし1214に対応する。なお、第2の実施
形態で行われる記録済み電子現像型記録媒体RMからの
画像読取り動作については、図14の画像読取り作動ル
ーチンおよび図15のタイムチャートを参照して説明し
た場合と実質的に同じである。
【0086】上述した実施形態の説明において、電子現
像型カメラは一眼レフカメラの形式のものとされている
が、しかしその他のタイプのカメラ例えばレンズシャッ
タ式カメラにも本発明を適用し得ることが理解されるべ
きである。なお、レンズシャッタ式カメラの場合には、
上述した実施形態のように、画像読取り機構48の駆動
時にシャッタを開放する必要がないことは言うまでもな
い。
像型カメラは一眼レフカメラの形式のものとされている
が、しかしその他のタイプのカメラ例えばレンズシャッ
タ式カメラにも本発明を適用し得ることが理解されるべ
きである。なお、レンズシャッタ式カメラの場合には、
上述した実施形態のように、画像読取り機構48の駆動
時にシャッタを開放する必要がないことは言うまでもな
い。
【0087】本発明において、電子現像型記録媒体RM
が記録済みであるか否かを判別する方法として、更に別
の方法を採用することも可能である。例えば、電子現像
型記録媒体RMに画像を記録した後にユーザに適当なマ
ークを筆記具等で施すようにすることも可能であり、こ
の場合そのマークの存在を検出することにより、電子現
像型記録媒体RMが記録済みであるか否かが判別され
る。その他の方法として、通常のオーディオカセットテ
ープで再記録を防止するための機械的に除去可能な爪片
がそのカセットに設けられるが、そのような爪片を電子
現像型記録媒体RMに組み込む、該爪片の有無を検出す
ることにより電子現像型記録媒体が未記録であるか記録
済であるかを判別することも可能である。
が記録済みであるか否かを判別する方法として、更に別
の方法を採用することも可能である。例えば、電子現像
型記録媒体RMに画像を記録した後にユーザに適当なマ
ークを筆記具等で施すようにすることも可能であり、こ
の場合そのマークの存在を検出することにより、電子現
像型記録媒体RMが記録済みであるか否かが判別され
る。その他の方法として、通常のオーディオカセットテ
ープで再記録を防止するための機械的に除去可能な爪片
がそのカセットに設けられるが、そのような爪片を電子
現像型記録媒体RMに組み込む、該爪片の有無を検出す
ることにより電子現像型記録媒体が未記録であるか記録
済であるかを判別することも可能である。
【0088】
【発明の効果】以上の記載から明らかように、本発明に
よれば、画像記録装置内のICメモリカード、フロッピ
ーディスク、着脱自在のハードディスク等のメモリ媒体
から画像信号を転送すべき指令が外部のパーソナルコン
ピュータ等によって発せられた場合、それに応じること
ができないという状況を少なくすることができる。
よれば、画像記録装置内のICメモリカード、フロッピ
ーディスク、着脱自在のハードディスク等のメモリ媒体
から画像信号を転送すべき指令が外部のパーソナルコン
ピュータ等によって発せられた場合、それに応じること
ができないという状況を少なくすることができる。
【図1】本発明による電子現像型カメラの第1の実施形
態の外観を概略的に示す斜視図である。
態の外観を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1に示した電子現像型カメラのブロック図で
ある。
ある。
【図3】第1の実施形態で用いる電子現像型記録媒体の
構成を概略的に示す断面図である。
構成を概略的に示す断面図である。
【図4】図3に示した電子現像型記録媒体の透過率特性
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図5】本発明の第1の実施形態で用いられる電子現像
型記録媒体の外観を示す概略図である。
型記録媒体の外観を示す概略図である。
【図6】図1のブロック図の画像記録装置内に装填され
るICメモリカード、フロッピーディスク、着脱自在の
ハードディスク等のメモリ媒体のフォーマット化の一例
を示す模式図である。
るICメモリカード、フロッピーディスク、着脱自在の
ハードディスク等のメモリ媒体のフォーマット化の一例
を示す模式図である。
【図7】図6に示すファイルの1つを更に詳細に示す模
式図である。
式図である。
【図8】図1および図2に図示した電子現像型カメラに
電子現像型記録媒体が装填されているか否かを検出する
ための記録媒体検出ルーチンを示すフローチャートであ
る。
電子現像型記録媒体が装填されているか否かを検出する
ための記録媒体検出ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図9】図1および図2に図示した電子現像型カメラの
作動を説明するためのメインルーチンの一部を示すフロ
ーチャートである。
作動を説明するためのメインルーチンの一部を示すフロ
ーチャートである。
【図10】図1および図2に図示した電子現像型カメラ
の作動を説明するためのメインルーチンのその他の部分
を示すフローチャートである。
の作動を説明するためのメインルーチンのその他の部分
を示すフローチャートである。
【図11】図9および図10に示したメインルーチンの
一部を成す記録媒体記録済み判別ルーチンを示すフロー
チャートである。
一部を成す記録媒体記録済み判別ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図12】図9および図10のメインルーチンの一部を
成す撮影動作ルーチンを示すフローチャートである。
成す撮影動作ルーチンを示すフローチャートである。
【図13】図12の撮影作動ルーチンに関連したタイム
チャートである。
チャートである。
【図14】図9および図10のメインルーチンの一部を
成す画像読取り動作ルーチンを示すフローチャートであ
る。
成す画像読取り動作ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図15】図14の画像読取り作動ルーチンに関連した
タイムチャートである。
タイムチャートである。
【図16】図1に示したブロック図の画像記録装置内の
ICメモリカード、フロッピーディスク、着脱自在のハ
ードディスク等のメモリ媒体から画像信号を外部のパー
ソナルコンピュータ等に転送する際に実行される画像信
号転送ルーチンの一部を示すフローチャートである。
ICメモリカード、フロッピーディスク、着脱自在のハ
ードディスク等のメモリ媒体から画像信号を外部のパー
ソナルコンピュータ等に転送する際に実行される画像信
号転送ルーチンの一部を示すフローチャートである。
【図17】図1に示したブロック図の画像記録装置内の
ICメモリカード、フロッピーディスク、着脱自在のハ
ードディスク等のメモリ媒体から画像信号を外部のパー
ソナルコンピュータ等に転送する際に実行される画像信
号転送ルーチンのその他の部分を示すフローチャートで
ある。
ICメモリカード、フロッピーディスク、着脱自在のハ
ードディスク等のメモリ媒体から画像信号を外部のパー
ソナルコンピュータ等に転送する際に実行される画像信
号転送ルーチンのその他の部分を示すフローチャートで
ある。
【図18】本発明による電子現像型カメラの第2の実施
形態のブロック図である。
形態のブロック図である。
【図19】図18の第2の実施形態におけるメインルー
チンの一部を成す記録媒体記録済み判別ルーチンを示す
フローチャートである。
チンの一部を成す記録媒体記録済み判別ルーチンを示す
フローチャートである。
【図20】図18の第2の実施形態におけるメインルー
チンの一部を成す撮影動作ルーチンを示すフローチャー
トである。
チンの一部を成す撮影動作ルーチンを示すフローチャー
トである。
【図21】図20の撮影動作ルーチンに関連したタイム
チャートである。
チャートである。
10 カメラ本体 12 撮像光学系 16 レリーズスイッチ 18 測光センサ 22 液晶表示パネル 24 メインスイッチ 26 出力端子コネクタ 32 クイックリターンミラー 34 シャッタ 48 画像読取り機構 50 光源 52 スキャナ光学系 54 ラインセンサ 75 ファイル選択スイッチ 76 液晶表示パネル駆動回路 77 ファイル指定完了スイッチ 78 静電情報記録媒体 80 電荷保持媒体 82 電源 84 矩形状フレーム 86 画像記録領域 88 検出領域 90 光源(発光素子) 92 光センサ 94 発光素子駆動回路 96 アンプ 98 媒体検出センサ(コンタクトスイッチ) RM 電子現像型記録媒体
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
ICメモリカード、フロッピーディスク、ハードディス
ク等のメモリ媒体が電子現像型カメラに使用されるだけ
でなく、パーソナルコンピュータのドライバ装置でも使
用されるときには、かかるメモリ媒体の個々のファイル
には電子現像型カメラで得られた画像信号以外の情報デ
ータも格納され得る。パーソナルコンピュータで使用し
ていたICメモリカード、フロッピーディスク、ハード
ディスク等のメモリ媒体を電子現像型カメラの画像記録
装置に装填した場合、あるいは電子現像型カメラの画像
記録装置に装填されていたICメモリカード、フロッピ
ーディスク、ハードディスク等のメモリ媒体を新たなメ
モリ媒体に交換した場合などには、そのメモリ媒体に必
ずしも画像信号を格納したファイルがあるとは限らな
い。というのは、電子現像型記録媒体への画像記録が完
了しているにも拘らず、その記録画像からの画像信号の
読出しが未だ行なわれていない場合があるからである。
このような場合には、パーソナルコンピュータからの画
像信号の転送指令があったとき、転送すべき記録画像情
報が電子現像型記録媒体にあるにも拘らずに、その記録
画像情報が画像信号としてICメモリカード、フロッピ
ーディスク、ハードディスク等のメモリ媒体に画像信号
として書き込まれていないために、パーソナルコンピュ
ータからの画像信号の転送指令に応えられない場合があ
る。
ICメモリカード、フロッピーディスク、ハードディス
ク等のメモリ媒体が電子現像型カメラに使用されるだけ
でなく、パーソナルコンピュータのドライバ装置でも使
用されるときには、かかるメモリ媒体の個々のファイル
には電子現像型カメラで得られた画像信号以外の情報デ
ータも格納され得る。パーソナルコンピュータで使用し
ていたICメモリカード、フロッピーディスク、ハード
ディスク等のメモリ媒体を電子現像型カメラの画像記録
装置に装填した場合、あるいは電子現像型カメラの画像
記録装置に装填されていたICメモリカード、フロッピ
ーディスク、ハードディスク等のメモリ媒体を新たなメ
モリ媒体に交換した場合などには、そのメモリ媒体に必
ずしも画像信号を格納したファイルがあるとは限らな
い。というのは、電子現像型記録媒体への画像記録が完
了しているにも拘らず、その記録画像からの画像信号の
読出しが未だ行なわれていない場合があるからである。
このような場合には、パーソナルコンピュータからの画
像信号の転送指令があったとき、転送すべき記録画像情
報が電子現像型記録媒体にあるにも拘らずに、その記録
画像情報が画像信号としてICメモリカード、フロッピ
ーディスク、ハードディスク等のメモリ媒体に画像信号
として書き込まれていないために、パーソナルコンピュ
ータからの画像信号の転送指令に応えられない場合があ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】上述したように、画像記録装置74で用い
られるICメモリカード、フロッピーディスク、ハード
ディスク等のメモリ媒体はパーソナルコンピュータ等で
も使用されるものであるから、そのようなメモリ媒体は
パーソナルコンピュータのオペレーティングシステム
(OS)に従って所定の態様でフォーマット化されて複
数のファイルに区分される。図6には、例えば、OSが
MS−DOS(マイクロソフト社の商品名)である場
合、かかるメモリ媒体のフォーマット化が模式的に示さ
れている。同図に示すように、ICメモリカード、フロ
ッピーディスク、ハードディスク等のメモリ媒体の記憶
領域は多数のファイルに区分され、またその一部はファ
イル管理データを格納するためのファット(FAT)領
域およびディレクトリエントリ領域とされる。また、図
7に示すように、各ファイルはヘッダ領域と、通常は使
用されない未使用領域と、データ領域とに分かれ、デー
タ領域には種々の情報データが格納され、またヘッダ領
域にはそのファイルに関連したヘッダ情報データ、例え
ばファイルの属性、ヘッダ領域の長さ、データ領域のオ
フセット量(図7)等が格納される。このようにメモリ
媒体の個々のファイルのヘッダ領域には種々のヘッダ情
報データが格納されており、これらヘッダ情報データを
見ることにより個々のファイルに画像信号が格納されて
いるか否か(すなわち画像ファイルか否か)を判別する
ことが可能である。
られるICメモリカード、フロッピーディスク、ハード
ディスク等のメモリ媒体はパーソナルコンピュータ等で
も使用されるものであるから、そのようなメモリ媒体は
パーソナルコンピュータのオペレーティングシステム
(OS)に従って所定の態様でフォーマット化されて複
数のファイルに区分される。図6には、例えば、OSが
MS−DOS(マイクロソフト社の商品名)である場
合、かかるメモリ媒体のフォーマット化が模式的に示さ
れている。同図に示すように、ICメモリカード、フロ
ッピーディスク、ハードディスク等のメモリ媒体の記憶
領域は多数のファイルに区分され、またその一部はファ
イル管理データを格納するためのファット(FAT)領
域およびディレクトリエントリ領域とされる。また、図
7に示すように、各ファイルはヘッダ領域と、通常は使
用されない未使用領域と、データ領域とに分かれ、デー
タ領域には種々の情報データが格納され、またヘッダ領
域にはそのファイルに関連したヘッダ情報データ、例え
ばファイルの属性、ヘッダ領域の長さ、データ領域のオ
フセット量(図7)等が格納される。このようにメモリ
媒体の個々のファイルのヘッダ領域には種々のヘッダ情
報データが格納されており、これらヘッダ情報データを
見ることにより個々のファイルに画像信号が格納されて
いるか否か(すなわち画像ファイルか否か)を判別する
ことが可能である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】次に、図8、図9および図10に示すフロ
ーチャートを参照して、図1および図2に示した電子現
像型カメラの作動について説明する。図8に示したフロ
ーチャートは電子現像型カメラ内に電子現像型記録媒体
RMが装填されたか否かを検出する記録媒体検出ルーチ
ンであり、この記録媒体検出ルーチンは例えば10ms毎に
実行される割込みルーチンであり、その実行開始は電源
スイッチ24をオンすることによって行われる。また、
図9および図10に示したフローチャートは電子現像型
カメラのメインルーチンであり、このメインルーチンも
電源スイッチ24のオンによって実行される。
ーチャートを参照して、図1および図2に示した電子現
像型カメラの作動について説明する。図8に示したフロ
ーチャートは電子現像型カメラ内に電子現像型記録媒体
RMが装填されたか否かを検出する記録媒体検出ルーチ
ンであり、この記録媒体検出ルーチンは例えば10ms毎に
実行される割込みルーチンであり、その実行開始は電源
スイッチ24をオンすることによって行われる。また、
図9および図10に示したフローチャートは電子現像型
カメラのメインルーチンであり、このメインルーチンも
電源スイッチ24のオンによって実行される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】ステップ909でファイル指定完了スイッ
チ77が押下されると(このときファイル選択スイッチ
75によって選択して指定された指定ファイルにはファ
イル名(番号)が付与されている)、ステップ910に
進み、そこで画像記録装置74内のメモリ媒体のディレ
クトリエントリから情報が読み出され、次いでステップ
911で該メモリ媒体に指定ファイル名と同一のファイ
ル名があるか否かが判断される。もし指定ファイル名と
同一のファイル名がある場合には、ステップ912に進
み、そこで該メモリ媒体内には同一のファイル名が既に
あり、指定ファイル名を変更すべきか否かが液晶表示パ
ネル22に表示される。
チ77が押下されると(このときファイル選択スイッチ
75によって選択して指定された指定ファイルにはファ
イル名(番号)が付与されている)、ステップ910に
進み、そこで画像記録装置74内のメモリ媒体のディレ
クトリエントリから情報が読み出され、次いでステップ
911で該メモリ媒体に指定ファイル名と同一のファイ
ル名があるか否かが判断される。もし指定ファイル名と
同一のファイル名がある場合には、ステップ912に進
み、そこで該メモリ媒体内には同一のファイル名が既に
あり、指定ファイル名を変更すべきか否かが液晶表示パ
ネル22に表示される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】以上で述べたように、指定ファイル名を変
更する場合でも、指定ファイル名を変更しない場合で
も、最終的にはファイル指定完了スイッチ(FD)77
が押下され、ステップ913ではそのようなファイル指
定完了スイッチ77の押下即ちオンが監視される。ステ
ップ913でファイル指定完了スイッチ77の押下が確
認されると、ステップ914に進み、そこで指定ファイ
ル名の変更があったか否かが判断される。指定ファイル
名の変更があったとき、ステップ910に戻り、ステッ
プ910、911、912、913および914からな
るルーチンが繰り返される。
更する場合でも、指定ファイル名を変更しない場合で
も、最終的にはファイル指定完了スイッチ(FD)77
が押下され、ステップ913ではそのようなファイル指
定完了スイッチ77の押下即ちオンが監視される。ステ
ップ913でファイル指定完了スイッチ77の押下が確
認されると、ステップ914に進み、そこで指定ファイ
ル名の変更があったか否かが判断される。指定ファイル
名の変更があったとき、ステップ910に戻り、ステッ
プ910、911、912、913および914からな
るルーチンが繰り返される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】ステップ917でスキャンスタートスイッ
チ23がオンされると、ステップ918に進み、そこで
画像記録装置74内のメモリ媒体の記憶容量が十分であ
るか否かが判断される。もし記憶容量が十分であれば、
ステップ919に進み、そこで該メモリ媒体のディレク
トリエントリ領域およびFAT領域のファイル管理デー
タが書き換えられ、次いでステップ920に進み、そこ
で該指定ファイルのヘッダ領域に必要なヘッダ情報デー
タ例えばファイルの属性、ヘッダ領域の長さ、データ領
域のオフセット量等が書き込まれる。
チ23がオンされると、ステップ918に進み、そこで
画像記録装置74内のメモリ媒体の記憶容量が十分であ
るか否かが判断される。もし記憶容量が十分であれば、
ステップ919に進み、そこで該メモリ媒体のディレク
トリエントリ領域およびFAT領域のファイル管理デー
タが書き換えられ、次いでステップ920に進み、そこ
で該指定ファイルのヘッダ領域に必要なヘッダ情報デー
タ例えばファイルの属性、ヘッダ領域の長さ、データ領
域のオフセット量等が書き込まれる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】一方、ステップ1607において、もしF
1=0であれば、即ち電子現像型カメラ内に電子現像型
記録媒体RMが装填されていないとき、ステップ161
6に進み、そこで画像信号の転送作動は禁止され、次い
でステップ1617に進み、そこで転送すべき画像信号
が無い旨が液晶表示パネル22に表示される。また、ス
テップ1609において、もしF2=1であるときも、
即ち電子現像型記録媒体RMが未記録の場合にも、ステ
ップ1616に進み、同様なルーチンが行なわれる。
1=0であれば、即ち電子現像型カメラ内に電子現像型
記録媒体RMが装填されていないとき、ステップ161
6に進み、そこで画像信号の転送作動は禁止され、次い
でステップ1617に進み、そこで転送すべき画像信号
が無い旨が液晶表示パネル22に表示される。また、ス
テップ1609において、もしF2=1であるときも、
即ち電子現像型記録媒体RMが未記録の場合にも、ステ
ップ1616に進み、同様なルーチンが行なわれる。
Claims (5)
- 【請求項1】 静電情報記録媒体と電荷保持媒体とから
なる電子現像型記録媒体を用いる電子現像型カメラであ
って、 前記電子現像型記録媒体の記録画像を画像信号として読
み取る画像読取り手段と、 前記画像読取り手段で読み取られた画像信号を一フレー
ム毎に区分して格納するための複数の区分格納領域を持
つ情報格納手段と、 前記情報格納手段の区分格納領域のうちの所定の区分格
納領域から画像信号を外部に転送すべく該所定の区分格
納領域を指定した際にその指定区分格納領域に画像信号
が格納されている場合にその画像信号を外部に転送する
第1の画像信号転送手段と、 前記指定区分格納領域に画像信号が格納されていない場
合に前記画像読取り手段によって前記電子現像型記録媒
体の記録画像から画像信号を読み取って外部に転送する
ための第2の転送信号とを具備して成る電子現像型カメ
ラ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電子現像型カメラにお
いて、更に、前記画像読取り手段によって前記電子現像
型記録媒体の記録画像から画像信号を読み取る前に前記
電子現像型記録媒体が未記録であるか記録済みであるか
を判別する記録媒体記録済み判別手段を具備することを
特徴とする電子現像型カメラ。 - 【請求項3】 請求項2に記載の電子現像型カメラにお
いて、更に、前記記録媒体記録済み判別手段によって前
記電子現像型記録媒体が未記録であるか記録済みである
かを判別する前に前記電子現像型記録媒体の装填の有無
を判別するための記録媒体検出手段を具備することを特
徴とする電子現像型カメラ。 - 【請求項4】 請求項1から3までのいずれか1項に記
載の電子現像型カメラにおいて、更に、前記指定区分格
納領域に画像信号が格納されていない場合に区分格納領
域の指定を変更するための指定変更手段を具備すること
を特徴とする電子現像型カメラ。 - 【請求項5】 請求項1から4までのいずれか1項に記
載の電子現像型カメラにおいて、前記記録媒体記録済み
判別手段が前記電子現像型記録媒体の透過率を測定して
その測定透過率を基準透過率と比較することによって該
電子現像型記録媒体が未記録であるか記録済みであるか
を判別することを特徴とする電子現像型カメラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5227996A JP3595406B2 (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 電子現像型カメラ |
US08/802,838 US5943517A (en) | 1996-02-15 | 1997-02-18 | Electro-developing type still video camera using electro-developing recording medium and having memory-medium for storing image data read therefrom |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5227996A JP3595406B2 (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 電子現像型カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09224214A true JPH09224214A (ja) | 1997-08-26 |
JP3595406B2 JP3595406B2 (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=12910363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5227996A Expired - Fee Related JP3595406B2 (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 電子現像型カメラ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5943517A (ja) |
JP (1) | JP3595406B2 (ja) |
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JPH10341402A (ja) | 1997-06-09 | 1998-12-22 | Sony Corp | 画像記録装置及び方法並びに画像再生装置及び方法 |
JPH10341411A (ja) * | 1997-06-09 | 1998-12-22 | Sony Corp | カメラ装置 |
JP2000278577A (ja) * | 1999-03-23 | 2000-10-06 | Canon Inc | 画像処理装置、その制御方法および記憶媒体 |
JP3414674B2 (ja) * | 1999-06-21 | 2003-06-09 | オリンパス光学工業株式会社 | 電子カメラシステム |
JP2001292357A (ja) * | 2000-04-07 | 2001-10-19 | Asahi Optical Co Ltd | 連写画像処理装置 |
JP2006020015A (ja) * | 2004-07-01 | 2006-01-19 | Pentax Corp | 画像処理装置 |
US7443428B2 (en) * | 2004-07-01 | 2008-10-28 | Hoya Corporation | Image processing device |
US8367460B2 (en) | 2010-06-22 | 2013-02-05 | Micron Technology, Inc. | Horizontally oriented and vertically stacked memory cells |
Family Cites Families (9)
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---|---|---|---|---|
US4760526A (en) * | 1985-05-22 | 1988-07-26 | Hitachi, Ltd. | Method for storing data into a file device and for data retrieval |
US4910604A (en) * | 1986-05-21 | 1990-03-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Image transmission apparatus |
JP3046649B2 (ja) * | 1990-07-06 | 2000-05-29 | 大日本印刷株式会社 | 静電情報記録媒体及び静電情報記録再生方法 |
US5424156A (en) * | 1990-07-06 | 1995-06-13 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Electrostatic information recording medium and method of recording and reproducing electrostatic information |
US5291463A (en) * | 1991-11-05 | 1994-03-01 | Olympus Optical Co., Ltd. | Optical card reproducing apparatus for reproducing information with a two-dimensional solid-state imaging device |
JP3210068B2 (ja) * | 1992-04-16 | 2001-09-17 | キヤノン株式会社 | 記録装置 |
US5563396A (en) * | 1993-08-20 | 1996-10-08 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Data communicating device |
JP3483612B2 (ja) * | 1994-04-08 | 2004-01-06 | 株式会社東芝 | 記録方法、記録装置並びに再生装置 |
JP3356537B2 (ja) * | 1994-04-15 | 2002-12-16 | 富士写真フイルム株式会社 | カメラシステムおよび画像ファイルシステム |
-
1996
- 1996-02-15 JP JP5227996A patent/JP3595406B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-02-18 US US08/802,838 patent/US5943517A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5943517A (en) | 1999-08-24 |
JP3595406B2 (ja) | 2004-12-02 |
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Legal Events
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