JPH09222165A - 変速機操作用倍力装置 - Google Patents
変速機操作用倍力装置Info
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- JPH09222165A JPH09222165A JP2887996A JP2887996A JPH09222165A JP H09222165 A JPH09222165 A JP H09222165A JP 2887996 A JP2887996 A JP 2887996A JP 2887996 A JP2887996 A JP 2887996A JP H09222165 A JPH09222165 A JP H09222165A
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- output rod
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title 1
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/26—Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
- F16H61/28—Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
- F16H61/30—Hydraulic or pneumatic motors or related fluid control means therefor
- F16H2061/301—Hydraulic or pneumatic motors or related fluid control means therefor for power assistance, i.e. servos with follow up action
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 変速ギヤを同期状態にして噛み合わせる際
に、操作力が急に軽くなってレバーが引き込まれ、操作
フィーリングが悪くなるのを防止する。 【解決手段】 出力ロッド5に取付けたストライカ34
には移動方向に所定間隔を置き一対の突起35,36を
設け、ハウジング2には一対の突起35,36に係合し
該突起の移動時に該突起を押圧してストライカ34の移
動を抑制する移動抑制部材41を設け、作動時に変速ギ
ヤを同期状態にして噛み合わせた直後の負荷減少に合わ
せて、移動抑制部材41が一対の突起35,36のうち
の所定の一方に当接し圧縮ばね50の付勢力で押圧し
て、ストライカ34を介して出力ロッド5の動きを抑制
し、出力を減少させて同期後の急加速を緩和する。
に、操作力が急に軽くなってレバーが引き込まれ、操作
フィーリングが悪くなるのを防止する。 【解決手段】 出力ロッド5に取付けたストライカ34
には移動方向に所定間隔を置き一対の突起35,36を
設け、ハウジング2には一対の突起35,36に係合し
該突起の移動時に該突起を押圧してストライカ34の移
動を抑制する移動抑制部材41を設け、作動時に変速ギ
ヤを同期状態にして噛み合わせた直後の負荷減少に合わ
せて、移動抑制部材41が一対の突起35,36のうち
の所定の一方に当接し圧縮ばね50の付勢力で押圧し
て、ストライカ34を介して出力ロッド5の動きを抑制
し、出力を減少させて同期後の急加速を緩和する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変速機操作用倍力
装置に関し、特に変速機のシフト操作時(ギヤ投入時)
における同期機構の同期負荷の急減に合わせてシフト操
作力を急減させることにより、出力ロッドの急加速の防
止を可能とした変速機操作用倍力装置に関するものであ
る。
装置に関し、特に変速機のシフト操作時(ギヤ投入時)
における同期機構の同期負荷の急減に合わせてシフト操
作力を急減させることにより、出力ロッドの急加速の防
止を可能とした変速機操作用倍力装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】変速機操作は一般的にセレクト操作に比
較してシフト操作に大きな力を必要とする。このため、
特に大型の変速機を有するバスやトラックなどでは、変
速機操作装置に倍力装置が組み込まれ、軽い力で円滑な
シフト操作をすることができるようになっている。
較してシフト操作に大きな力を必要とする。このため、
特に大型の変速機を有するバスやトラックなどでは、変
速機操作装置に倍力装置が組み込まれ、軽い力で円滑な
シフト操作をすることができるようになっている。
【0003】図7は従来の変速機操作用倍力装置の非作
動状態を示す縦断面図である。この倍力装置1は、ハウ
ジング2に取付けたシリンダ3内で摺動するピストン4
を、出力ロッド5の外周にリテーナリング6a,6bに
よって位置決めして取付け、ピストン4でシリンダ3内
に二つの圧力室7a,7bが画成されている。
動状態を示す縦断面図である。この倍力装置1は、ハウ
ジング2に取付けたシリンダ3内で摺動するピストン4
を、出力ロッド5の外周にリテーナリング6a,6bに
よって位置決めして取付け、ピストン4でシリンダ3内
に二つの圧力室7a,7bが画成されている。
【0004】また、倍力装置1は、出力ロッド5の内周
に一対の案内筒18,19を嵌着してあり、切換弁13
を構成する各一対の固定弁座22,23、弁体24,2
5、及び対応する案内筒18,19の内周に摺動自在に
嵌合するバルブリフタ26,27を備えている。そし
て、右側のバルブリフタ26を押圧するための押圧リン
グ32は操作ロッド28と一体に形成され、左側のバル
ブリフタ27を押圧するための押圧リング33はエアパ
イプ30に取付けられている。
に一対の案内筒18,19を嵌着してあり、切換弁13
を構成する各一対の固定弁座22,23、弁体24,2
5、及び対応する案内筒18,19の内周に摺動自在に
嵌合するバルブリフタ26,27を備えている。そし
て、右側のバルブリフタ26を押圧するための押圧リン
グ32は操作ロッド28と一体に形成され、左側のバル
ブリフタ27を押圧するための押圧リング33はエアパ
イプ30に取付けられている。
【0005】かかる倍力装置1は、図示しないチェンジ
レバーの操作により、操作ロッド28を矢印Pの方向に
移動させると、エアパイプ30が引張られ、左側のバル
ブリフタ27が押圧リング33に押圧されて弁体25を
固定弁座23から離反させる。弁体25が固定弁座23
から離反すると、空気供給口29へ常時供給されている
圧縮空気が、エアパイプ30内及びその通孔31を通っ
て固定弁座23の内側に入る。ここに入った圧縮空気は
弁座筒12の給排気孔12a及び出力ロッド5の一方の
給排気孔9を通じて左側の圧力室7b内に導入され、こ
の圧力によって出力ロッド5がピストン4を介して右方
向に移動する。
レバーの操作により、操作ロッド28を矢印Pの方向に
移動させると、エアパイプ30が引張られ、左側のバル
ブリフタ27が押圧リング33に押圧されて弁体25を
固定弁座23から離反させる。弁体25が固定弁座23
から離反すると、空気供給口29へ常時供給されている
圧縮空気が、エアパイプ30内及びその通孔31を通っ
て固定弁座23の内側に入る。ここに入った圧縮空気は
弁座筒12の給排気孔12a及び出力ロッド5の一方の
給排気孔9を通じて左側の圧力室7b内に導入され、こ
の圧力によって出力ロッド5がピストン4を介して右方
向に移動する。
【0006】ピストン4の右方向への移動と同時に、右
側の圧力室7a内の空気は、出力ロッド5の給排気孔8
及びその内側に嵌着した弁座筒11の給排気孔11a、
バルブリフタ26の外周空間、バルブリフタ26の外周
と固定弁座22の内周との隙間、バルブリフタ26の内
周とエアパイプ30の外周との隙間、バルブリフタ26
のスリット26a及び案内筒18内を順次通って外部に
排出される。
側の圧力室7a内の空気は、出力ロッド5の給排気孔8
及びその内側に嵌着した弁座筒11の給排気孔11a、
バルブリフタ26の外周空間、バルブリフタ26の外周
と固定弁座22の内周との隙間、バルブリフタ26の内
周とエアパイプ30の外周との隙間、バルブリフタ26
のスリット26a及び案内筒18内を順次通って外部に
排出される。
【0007】出力ロッド5が右方向へ移動すると、スト
ライカ34が右方向へ押されて移動し、図示しない入力
レバーが倍力された操作力にて図示しないシフト操作軸
を中心に回動する。これに伴い、シフト操作軸はその軸
線を中心に入力レバーと共にニュートラル位置から所定
角度だけ回動し、これにより所定のシフト操作(ギヤシ
フト)がなされる。
ライカ34が右方向へ押されて移動し、図示しない入力
レバーが倍力された操作力にて図示しないシフト操作軸
を中心に回動する。これに伴い、シフト操作軸はその軸
線を中心に入力レバーと共にニュートラル位置から所定
角度だけ回動し、これにより所定のシフト操作(ギヤシ
フト)がなされる。
【0008】出力ロッド5がシフト移動を完了した状態
において、チェンジレバーから手を離すと、操作ロッド
28及びバルブリフタ27が左方向へ移動し、弁体25
が着座する。また、圧力室7b内の空気はバルブリフタ
27の内周部を通って外部に排出される。
において、チェンジレバーから手を離すと、操作ロッド
28及びバルブリフタ27が左方向へ移動し、弁体25
が着座する。また、圧力室7b内の空気はバルブリフタ
27の内周部を通って外部に排出される。
【0009】この状態から操作ロッド28を矢印Pの反
対方向へ移動させると、バルブリフタ26が押圧リング
32に押圧されて弁体24を固定弁座22から離反さ
せ、前述の作動と逆の作動がなされる。この時、左側の
圧力室7b内の空気は、出力ロッド5の給排気孔9及び
その内側に嵌着した弁座筒12の給排気孔12a、バル
ブリフタ27の外周空間、バルブリフタ27の外周と固
定弁座23の内周との隙間、バルブリフタ27の内周と
エアパイプ30の外周との隙間、バルブリフタ27のス
リット27a及び案内筒19内を順次通り、さらに、排
出孔41及び排出孔42から外部に排出される。
対方向へ移動させると、バルブリフタ26が押圧リング
32に押圧されて弁体24を固定弁座22から離反さ
せ、前述の作動と逆の作動がなされる。この時、左側の
圧力室7b内の空気は、出力ロッド5の給排気孔9及び
その内側に嵌着した弁座筒12の給排気孔12a、バル
ブリフタ27の外周空間、バルブリフタ27の外周と固
定弁座23の内周との隙間、バルブリフタ27の内周と
エアパイプ30の外周との隙間、バルブリフタ27のス
リット27a及び案内筒19内を順次通り、さらに、排
出孔41及び排出孔42から外部に排出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記倍力装置
では、シフト操作時に、同期機構により変速ギヤを同期
状態にして噛み合わせる際に、操作力が急に軽くなって
レバーが引き込まれる引き込み感を受け、操作フィーリ
ングが悪い。また、変速ギヤのドッグ歯等に衝撃力が作
用して該ドッグ歯等の耐久性を損なうという欠点があっ
た。
では、シフト操作時に、同期機構により変速ギヤを同期
状態にして噛み合わせる際に、操作力が急に軽くなって
レバーが引き込まれる引き込み感を受け、操作フィーリ
ングが悪い。また、変速ギヤのドッグ歯等に衝撃力が作
用して該ドッグ歯等の耐久性を損なうという欠点があっ
た。
【0011】本発明は、かかる従来の欠点にかんがみな
されたものであって、その目的は、シフト操作時に、同
期機構により変速ギヤを同期状態にして噛み合わせる際
に、操作力が急に軽くなってレバーが引き込まれる引き
込み感を受けて操作フィーリングが悪くなるのを確実に
防止することができる変速機操作用倍力装置を提供する
ことにある。
されたものであって、その目的は、シフト操作時に、同
期機構により変速ギヤを同期状態にして噛み合わせる際
に、操作力が急に軽くなってレバーが引き込まれる引き
込み感を受けて操作フィーリングが悪くなるのを確実に
防止することができる変速機操作用倍力装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ハウジングに取付けたシリンダ内を二つ
の圧力室に画成するピストンを有しシフト操作軸の入力
レバーに連係させた出力ロッドと、該出力ロッドに取付
けたストライカと、前記圧力室に選択的に圧縮空気を供
給する切換弁を操作するために前記出力ロッドの内周に
摺動自在に嵌合させた操作ロッドとを備え、前記出力ロ
ッドに対して前記操作ロッドを軸方向に相対変位させて
前記切換弁を作動させ、前記圧力室の一方に圧縮空気を
供給して前記出力ロッドを作動させ、前記ストライカを
介して前記シフト操作軸を回動させる変速機操作用倍力
装置において、前記ストライカには移動方向に所定間隔
を置き一対の突起を設け、前記ハウジングには該一対の
突起に係合し該突起の移動時に該突起を押圧してストラ
イカの移動を抑制する移動抑制部材を設け、作動時に変
速ギヤを同期状態にして噛み合わせた直後の負荷減少に
合わせて、前記移動抑制部材が前記突起に当接し前記ス
トライカを介して前記出力ロッドの動きを抑制し、出力
を減少させることを特徴とする。
に、本発明は、ハウジングに取付けたシリンダ内を二つ
の圧力室に画成するピストンを有しシフト操作軸の入力
レバーに連係させた出力ロッドと、該出力ロッドに取付
けたストライカと、前記圧力室に選択的に圧縮空気を供
給する切換弁を操作するために前記出力ロッドの内周に
摺動自在に嵌合させた操作ロッドとを備え、前記出力ロ
ッドに対して前記操作ロッドを軸方向に相対変位させて
前記切換弁を作動させ、前記圧力室の一方に圧縮空気を
供給して前記出力ロッドを作動させ、前記ストライカを
介して前記シフト操作軸を回動させる変速機操作用倍力
装置において、前記ストライカには移動方向に所定間隔
を置き一対の突起を設け、前記ハウジングには該一対の
突起に係合し該突起の移動時に該突起を押圧してストラ
イカの移動を抑制する移動抑制部材を設け、作動時に変
速ギヤを同期状態にして噛み合わせた直後の負荷減少に
合わせて、前記移動抑制部材が前記突起に当接し前記ス
トライカを介して前記出力ロッドの動きを抑制し、出力
を減少させることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る変速機
操作用倍力装置について、図面を参照しながら詳細に説
明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る変速機
操作用倍力装置の非作動状態における要部を示した縦断
面図、図2は図1の変速機操作用倍力装置全体を示した
縦断面図であり、図7と同一又は対応する部分に同一符
号を付けてそれらの部分の重複説明を可能な限り省略す
る。
操作用倍力装置について、図面を参照しながら詳細に説
明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る変速機
操作用倍力装置の非作動状態における要部を示した縦断
面図、図2は図1の変速機操作用倍力装置全体を示した
縦断面図であり、図7と同一又は対応する部分に同一符
号を付けてそれらの部分の重複説明を可能な限り省略す
る。
【0014】この変速機操作用倍力装置1Aは、ハウジ
ング2に取付けたシリンダ3と、ハウジング2内に二つ
の圧力室7a,7bを画成するピストン4を有する円筒
形の出力ロッド5と、該出力ロッド5内に嵌着した案内
筒18,19と、切換弁13の一対の弁体24,25を
押圧して開成させるためのバルブリフタ26,27及び
両押圧リング32,33とを備えている。出力ロッド5
に係合するストライカ34には一対の突起35,36が
設けられ、ハウジング2には一対の突起35,36に係
合し該突起の移動時に該突起を押圧してストライカ34
の移動を抑制する移動抑制部材41が設けられている。
ング2に取付けたシリンダ3と、ハウジング2内に二つ
の圧力室7a,7bを画成するピストン4を有する円筒
形の出力ロッド5と、該出力ロッド5内に嵌着した案内
筒18,19と、切換弁13の一対の弁体24,25を
押圧して開成させるためのバルブリフタ26,27及び
両押圧リング32,33とを備えている。出力ロッド5
に係合するストライカ34には一対の突起35,36が
設けられ、ハウジング2には一対の突起35,36に係
合し該突起の移動時に該突起を押圧してストライカ34
の移動を抑制する移動抑制部材41が設けられている。
【0015】そして、倍力装置1Aは、作動時に変速ギ
ヤを同期状態にして噛み合わせた直後の負荷減少に合わ
せて、移動抑制部材41が一対の突起35,36のうち
のいずれか所定の一方に当接し、ストライカ34を介し
て出力ロッド5の動きを抑制し、出力を減少させるよう
になっている。
ヤを同期状態にして噛み合わせた直後の負荷減少に合わ
せて、移動抑制部材41が一対の突起35,36のうち
のいずれか所定の一方に当接し、ストライカ34を介し
て出力ロッド5の動きを抑制し、出力を減少させるよう
になっている。
【0016】ストライカ34は、出力ロッド5の外周に
嵌合させて取付られ、図示しないシフトレバーに連結さ
れていて、出力ロッド5と共に移動し、移動方向に所定
間隔を置き一対の突起35,36を設け、図3に示すよ
うに、該突起35,36間の平行部34a及び両端の平
行部34b,34bを有し、平行部34aと平行部34
b,34bとが面一である。一対の突起35,36は、
山形状の輪郭を有していて、対称配置に移動抑制部材4
1の側へ突出し、裾面Sk、中間傾斜面Mi及び頂点P
eを備えている。
嵌合させて取付られ、図示しないシフトレバーに連結さ
れていて、出力ロッド5と共に移動し、移動方向に所定
間隔を置き一対の突起35,36を設け、図3に示すよ
うに、該突起35,36間の平行部34a及び両端の平
行部34b,34bを有し、平行部34aと平行部34
b,34bとが面一である。一対の突起35,36は、
山形状の輪郭を有していて、対称配置に移動抑制部材4
1の側へ突出し、裾面Sk、中間傾斜面Mi及び頂点P
eを備えている。
【0017】移動抑制部材41は、半球形の押圧部42
と小フランジ43とを一体に有し、ハウジング2に螺着
した筒形の保持部材46の内向きフランジ47の内端面
で抜け止めされ、保持部材46内に配置した圧縮ばね5
0によって押圧部42が突出する方向に付勢され、押圧
部42が出没自在な状態にて保持部材46に保持されて
いる。
と小フランジ43とを一体に有し、ハウジング2に螺着
した筒形の保持部材46の内向きフランジ47の内端面
で抜け止めされ、保持部材46内に配置した圧縮ばね5
0によって押圧部42が突出する方向に付勢され、押圧
部42が出没自在な状態にて保持部材46に保持されて
いる。
【0018】保持部材46は外向きフランジ48を一体
に有し、一端側の雄ねじ46a及び他端側のねじ穴46
bを備え、雄ねじ46aをハウジング2にねじ込んで取
付けられ、ねじ穴46bにばね受ボルト51が螺着され
ている。
に有し、一端側の雄ねじ46a及び他端側のねじ穴46
bを備え、雄ねじ46aをハウジング2にねじ込んで取
付けられ、ねじ穴46bにばね受ボルト51が螺着され
ている。
【0019】圧縮ばね50は、保持部材46内にあっ
て、ばね受ボルト51の端面と小フランジ43との間に
配置され、移動抑制部材41をその押圧部42が突出す
る方向に付勢している。
て、ばね受ボルト51の端面と小フランジ43との間に
配置され、移動抑制部材41をその押圧部42が突出す
る方向に付勢している。
【0020】本発明の上記実施の形態に係る倍力装置の
動作について説明する。ニュートラル、即ち中立状態の
時には、図1及び図2に示すように、切換弁13の両弁
体24,25が閉じていて、シリンダ3内の両圧力室7
a,7bに圧縮空気が入っていない。
動作について説明する。ニュートラル、即ち中立状態の
時には、図1及び図2に示すように、切換弁13の両弁
体24,25が閉じていて、シリンダ3内の両圧力室7
a,7bに圧縮空気が入っていない。
【0021】この中立状態から操作ロッド28を図2に
おいて矢印Q方向に移動させると、バルブリフタ26に
より切換弁13の弁体24が開かれ、それに伴って右側
の圧力室7aに圧縮空気が供給される。この圧縮空気
は、ピストン4を左方向に圧送する。従って、出力ロッ
ド5は、左方向へ移動する。
おいて矢印Q方向に移動させると、バルブリフタ26に
より切換弁13の弁体24が開かれ、それに伴って右側
の圧力室7aに圧縮空気が供給される。この圧縮空気
は、ピストン4を左方向に圧送する。従って、出力ロッ
ド5は、左方向へ移動する。
【0022】出力ロッド5が左方向へ移動すると、スト
ライカ34が左方向へ押されて移動し、図示しない入力
レバーが回動し、この回動によって、シフト操作軸も回
動してシフト操作がなされる。このシフト操作の際に
は、ストライカ34の左方向への移動によって、移動抑
制部材41が右側の突起35に当たってストライカ34
の急激な移動を抑制する。これにより、出力ロッド5の
動きも抑制され、倍力装置1Aの出力を減少させ、同期
後の急加速を緩和する。
ライカ34が左方向へ押されて移動し、図示しない入力
レバーが回動し、この回動によって、シフト操作軸も回
動してシフト操作がなされる。このシフト操作の際に
は、ストライカ34の左方向への移動によって、移動抑
制部材41が右側の突起35に当たってストライカ34
の急激な移動を抑制する。これにより、出力ロッド5の
動きも抑制され、倍力装置1Aの出力を減少させ、同期
後の急加速を緩和する。
【0023】図3はストライカと移動抑制部材の押圧部
との相対的な位置関係の変化を示す動作説明用図であ
る。この図では、図面の煩雑化を回避するために、スト
ライカ34を移動させずに、移動抑制部材41を移動さ
せて両者の相対的位置関係の変化を表してある。中立状
態において押圧部42に箇所P0 が対向するストライカ
34の位置から同期動作開始時において押圧部42に箇
所P1 が対向する位置までのストライカ34の移動で
は、平行部34aが押圧部42に対向しており、同期完
了直後に中間傾斜面Miの所定箇所P2 が押圧部42に
当接する。
との相対的な位置関係の変化を示す動作説明用図であ
る。この図では、図面の煩雑化を回避するために、スト
ライカ34を移動させずに、移動抑制部材41を移動さ
せて両者の相対的位置関係の変化を表してある。中立状
態において押圧部42に箇所P0 が対向するストライカ
34の位置から同期動作開始時において押圧部42に箇
所P1 が対向する位置までのストライカ34の移動で
は、平行部34aが押圧部42に対向しており、同期完
了直後に中間傾斜面Miの所定箇所P2 が押圧部42に
当接する。
【0024】変速機のギヤ投入開始時には、ストライカ
34が矢印Q方向へ動き、この動きに連動して、出力ロ
ッド5及びピストン4が動く。しかし、ギヤ投入時には
中間傾斜面の所定箇所P2 から頂点Peの近傍までの間
において、押圧部42が圧縮ばね50の付勢力によって
突起35を押圧してストライカ34の移動を抑制する。
そして、シフト操作完了時には、ストライカ34の一端
側の裾面Skと平行部34bとの境界箇所P3 が押圧部
42に対向する。
34が矢印Q方向へ動き、この動きに連動して、出力ロ
ッド5及びピストン4が動く。しかし、ギヤ投入時には
中間傾斜面の所定箇所P2 から頂点Peの近傍までの間
において、押圧部42が圧縮ばね50の付勢力によって
突起35を押圧してストライカ34の移動を抑制する。
そして、シフト操作完了時には、ストライカ34の一端
側の裾面Skと平行部34bとの境界箇所P3 が押圧部
42に対向する。
【0025】シフト用操作ロッド28が、図1において
矢印Qとは逆の右方向に移動して出力ロッド5に対して
相対変位すると、バルブリフタ27によって弁体25が
開成され、それに伴い、切換弁13が作動し圧縮空気が
左側の圧力室7bに供給される。この圧縮空気は、ピス
トン4を右方向に圧送する。従って、出力ロッド5は右
方向に移動する。
矢印Qとは逆の右方向に移動して出力ロッド5に対して
相対変位すると、バルブリフタ27によって弁体25が
開成され、それに伴い、切換弁13が作動し圧縮空気が
左側の圧力室7bに供給される。この圧縮空気は、ピス
トン4を右方向に圧送する。従って、出力ロッド5は右
方向に移動する。
【0026】出力ロッド5が右方向へ移動すると、スト
ライカ34が右方向へ押されて移動し、入力レバーが前
述とは逆の方向に倍力された操作力にてシフト操作軸を
中心に回動する。これに伴い、シフト操作軸はその軸線
を中心に入力レバーと共にニュートラル位置から所定角
度だけ回動し、これにより所定のシフト操作(ギヤシフ
ト)がなされる。
ライカ34が右方向へ押されて移動し、入力レバーが前
述とは逆の方向に倍力された操作力にてシフト操作軸を
中心に回動する。これに伴い、シフト操作軸はその軸線
を中心に入力レバーと共にニュートラル位置から所定角
度だけ回動し、これにより所定のシフト操作(ギヤシフ
ト)がなされる。
【0027】次いで、右側の圧力室7aに圧縮空気が入
ると、ピストン4が左方向へ摺動し同時に出力ロッド5
が左方向へ移動して、出力ロッド5から押圧力がストラ
イカ34に伝達される。ストライカ34に対する移動抑
制部材41の作用については、図3に示す上述の場合に
対し、ストライカ34の移動方向が逆になり左側の突起
36を移動抑制部材41の押圧部42が押圧する点が相
違する以外は同様である。
ると、ピストン4が左方向へ摺動し同時に出力ロッド5
が左方向へ移動して、出力ロッド5から押圧力がストラ
イカ34に伝達される。ストライカ34に対する移動抑
制部材41の作用については、図3に示す上述の場合に
対し、ストライカ34の移動方向が逆になり左側の突起
36を移動抑制部材41の押圧部42が押圧する点が相
違する以外は同様である。
【0028】図4は本発明の第2の実施の形態に係る倍
力装置の要部を示した縦断面図である。この倍力装置
は、移動抑制部材41が球形をなしており、保持部材4
6が底部49を一体に有する。その他の点は第1の実施
の形態と同じなので、同一部分に同一符号を付けて示
し、それらについての重複説明を省略する。この倍力装
置によれば、構造が簡単でコスト低減を図ることができ
るという利点がある。
力装置の要部を示した縦断面図である。この倍力装置
は、移動抑制部材41が球形をなしており、保持部材4
6が底部49を一体に有する。その他の点は第1の実施
の形態と同じなので、同一部分に同一符号を付けて示
し、それらについての重複説明を省略する。この倍力装
置によれば、構造が簡単でコスト低減を図ることができ
るという利点がある。
【0029】なお、本発明は、上記実施の形態によって
限定されるものではなく、新規事項を追加しない範囲で
種々の変形が可能である。例えば、ストライカ34は、
図5に示すように、一対の突起の頂点Peと面一に両端
へ平行部34b,34bを設けることもでき、図6に示
すように、両端の平行部34b,34bを一対の突起3
5,36間の平行部34aに対し面一にしなくてもよ
い。
限定されるものではなく、新規事項を追加しない範囲で
種々の変形が可能である。例えば、ストライカ34は、
図5に示すように、一対の突起の頂点Peと面一に両端
へ平行部34b,34bを設けることもでき、図6に示
すように、両端の平行部34b,34bを一対の突起3
5,36間の平行部34aに対し面一にしなくてもよ
い。
【0030】
【発明の効果】本発明は、ストライカの移動方向に所定
間隔を置き一対の突起を設け、該一対の突起に係合し該
突起の移動時に該突起を押圧してストライカの移動を抑
制する移動抑制部材をハウジングに設け、作動時に変速
ギヤを同期状態にして噛み合わせた直後の負荷減少に合
わせて、移動抑制部材が突起に当接してストライカを介
して出力ロッドの動きを抑制して、出力を減少させるこ
とにより、シフト操作時に、同期機構で変速ギヤを同期
状態にして噛み合わせる際に、操作力が急に軽くなって
レバーが引き込まれる引き込み感をなくし、操作フィー
リングが悪くなるのを防止し、ドッグ歯等に衝撃力が作
用するのを確実に回避することができるいう効果を奏す
る。
間隔を置き一対の突起を設け、該一対の突起に係合し該
突起の移動時に該突起を押圧してストライカの移動を抑
制する移動抑制部材をハウジングに設け、作動時に変速
ギヤを同期状態にして噛み合わせた直後の負荷減少に合
わせて、移動抑制部材が突起に当接してストライカを介
して出力ロッドの動きを抑制して、出力を減少させるこ
とにより、シフト操作時に、同期機構で変速ギヤを同期
状態にして噛み合わせる際に、操作力が急に軽くなって
レバーが引き込まれる引き込み感をなくし、操作フィー
リングが悪くなるのを防止し、ドッグ歯等に衝撃力が作
用するのを確実に回避することができるいう効果を奏す
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る変速機操作用
倍力装置の非作動状態における要部を示した縦断面図で
ある。
倍力装置の非作動状態における要部を示した縦断面図で
ある。
【図2】図1の変速機操作用倍力装置全体を示した縦断
面図である。
面図である。
【図3】ストライカと移動抑制部材の押圧部との相対的
な位置関係の変化を示す動作説明用図である。
な位置関係の変化を示す動作説明用図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る変速機操作用
倍力装置の要部を示す縦断面図である。
倍力装置の要部を示す縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るストライカの変形例
を示す部分外観図である。
を示す部分外観図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るストライカの別の変
形例を示す部分外観図である。
形例を示す部分外観図である。
【図7】従来の変速機操作用倍力装置全体の非作動状態
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
1A 変速機操作用倍力装置 2 ハウジング 3 シリンダ 4 ピストン 5 出力ロッド 6a,6b リテーナリング 7a,7b 圧力室 13 切換弁 28 操作ロッド 30 エアパイプ 34 ストライカ 35,36 突起 41 移動抑制部材 42 押圧部 46 保持部材 50 圧縮ばね
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングに取付けたシリンダ内を二つ
の圧力室に画成するピストンを有しシフト操作軸の入力
レバーに連係させた出力ロッドと、該出力ロッドに取付
けたストライカと、前記圧力室に選択的に圧縮空気を供
給する切換弁を操作するために前記出力ロッドの内周に
摺動自在に嵌合させた操作ロッドとを備え、前記出力ロ
ッドに対して前記操作ロッドを軸方向に相対変位させて
前記切換弁を作動させ、前記圧力室の一方に圧縮空気を
供給して前記出力ロッドを作動させ、前記ストライカを
介して前記シフト操作軸を回動させる変速機操作用倍力
装置において、前記ストライカには移動方向に所定間隔
を置き一対の突起を設け、前記ハウジングには該一対の
突起に係合し該突起の移動時に該突起を押圧してストラ
イカの移動を抑制する移動抑制部材を設け、作動時に変
速ギヤを同期状態にして噛み合わせた直後の負荷減少に
合わせて、前記移動抑制部材が前記突起に当接し前記ス
トライカを介して前記出力ロッドの動きを抑制し、出力
を減少させることを特徴とする変速機操作用倍力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2887996A JPH09222165A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 変速機操作用倍力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2887996A JPH09222165A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 変速機操作用倍力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09222165A true JPH09222165A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12260687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2887996A Pending JPH09222165A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 変速機操作用倍力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09222165A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011510245A (ja) * | 2008-01-22 | 2011-03-31 | イートン トラック コンポーネンツ エスピー. ズィー.オー.オー. | 変速システム |
-
1996
- 1996-02-16 JP JP2887996A patent/JPH09222165A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011510245A (ja) * | 2008-01-22 | 2011-03-31 | イートン トラック コンポーネンツ エスピー. ズィー.オー.オー. | 変速システム |
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