JPH0921577A - 空気調和機の電動膨張弁制御装置 - Google Patents
空気調和機の電動膨張弁制御装置Info
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- JPH0921577A JPH0921577A JP7169620A JP16962095A JPH0921577A JP H0921577 A JPH0921577 A JP H0921577A JP 7169620 A JP7169620 A JP 7169620A JP 16962095 A JP16962095 A JP 16962095A JP H0921577 A JPH0921577 A JP H0921577A
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- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 13
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ホットスタート時の立ち上がりを向上させ
る。 【解決手段】 電動膨張弁制御装置20の相対比算出部
21は、デフロスト運転制御部27からのフロスト時間
Tfnとフロスト情報格納部24からの前回フロスト時間
Tfn-1とに基づいて相対比αを算出する。補正開度設定
部22は、テーブル格納部25の補正開度テーブルを参
照して相対比αに基づいて補正開度Pを設定する。電動
膨張弁開度設定部23は、フロスト情報格納部24から
の前回の電動膨張弁開度Pn-1と補正開度Pとから今回
のホットスタート時の電動膨張弁開度Pnを設定する。
こうして、前回のフロスト時間Tfn-1と今回のフロスト
時間Tfnと今回のデフロスト終了時の吐出管温度Tdnと
を参照して今回のホットスタート時における電動膨張弁
開度Pnを最適に設定して、ホットスタートの立ち上が
りを向上させる。
る。 【解決手段】 電動膨張弁制御装置20の相対比算出部
21は、デフロスト運転制御部27からのフロスト時間
Tfnとフロスト情報格納部24からの前回フロスト時間
Tfn-1とに基づいて相対比αを算出する。補正開度設定
部22は、テーブル格納部25の補正開度テーブルを参
照して相対比αに基づいて補正開度Pを設定する。電動
膨張弁開度設定部23は、フロスト情報格納部24から
の前回の電動膨張弁開度Pn-1と補正開度Pとから今回
のホットスタート時の電動膨張弁開度Pnを設定する。
こうして、前回のフロスト時間Tfn-1と今回のフロスト
時間Tfnと今回のデフロスト終了時の吐出管温度Tdnと
を参照して今回のホットスタート時における電動膨張弁
開度Pnを最適に設定して、ホットスタートの立ち上が
りを向上させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機のホ
ットスタートを最適に行うことができる空気調和機の電
動膨張弁制御装置に関する。
ットスタートを最適に行うことができる空気調和機の電
動膨張弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の暖房運転時に室外熱交換器
が着霜した場合には、暖房運転を一時中断して圧縮機か
らの高圧ガス冷媒を室外熱交換器に供給して融霜するデ
フロスト運転に入る。そして、室外熱交換器に付着した
霜が完全に融けたと判断するか最大デフロスト時間が経
過したと判断するとデフロストを終了して暖房運転を再
開する。その際に、室内熱交換器の温度が所定温度に上
昇するまでは室内ファンを停止する所謂ホットスタート
を行って、ユーザに不快感を与えないようにしている。
尚、その場合におけるホットスタートは、電動膨張弁の
開度を所定開度に固定して実行される。
が着霜した場合には、暖房運転を一時中断して圧縮機か
らの高圧ガス冷媒を室外熱交換器に供給して融霜するデ
フロスト運転に入る。そして、室外熱交換器に付着した
霜が完全に融けたと判断するか最大デフロスト時間が経
過したと判断するとデフロストを終了して暖房運転を再
開する。その際に、室内熱交換器の温度が所定温度に上
昇するまでは室内ファンを停止する所謂ホットスタート
を行って、ユーザに不快感を与えないようにしている。
尚、その場合におけるホットスタートは、電動膨張弁の
開度を所定開度に固定して実行される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の空気調和機におけるホットスタートには次のような
問題がある。すなわち、フロスト時間が長くなればデフ
ロスト時間も長くなり、それに伴って圧縮機の吐出管温
度の上昇が遅れることになる。したがって、ホットスタ
ート時における電動膨張弁の開度を常時所定開度に固定
しておくと、フロスト時間の長短に応じてホットスター
ト時間が変化することになり、ホットスタートの立ち上
がりが悪くなるという問題がある。
来の空気調和機におけるホットスタートには次のような
問題がある。すなわち、フロスト時間が長くなればデフ
ロスト時間も長くなり、それに伴って圧縮機の吐出管温
度の上昇が遅れることになる。したがって、ホットスタ
ート時における電動膨張弁の開度を常時所定開度に固定
しておくと、フロスト時間の長短に応じてホットスター
ト時間が変化することになり、ホットスタートの立ち上
がりが悪くなるという問題がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、ホットスター
ト時の立ち上がりを向上できる空気調和機の電動膨張弁
制御装置を提供することにある。
ト時の立ち上がりを向上できる空気調和機の電動膨張弁
制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の空気調和機の電動膨張弁制御
装置は、空気調和機の暖房運転時におけるフロスト時間
を計時するフロスト時間計時手段と、上記フロスト時間
を含むフロスト情報を記憶するフロスト情報記憶部と、
上記空気調和機のホットスタート運転時において,上記
フロスト情報記憶部に記憶されているフロスト時間に基
づいて,ホットスタート時における立ち上がりを速める
ように上記空気調和機の電動膨張弁の開度を設定する電
動膨張弁開度設定部を備えたことを特徴としている。
め、請求項1に係る発明の空気調和機の電動膨張弁制御
装置は、空気調和機の暖房運転時におけるフロスト時間
を計時するフロスト時間計時手段と、上記フロスト時間
を含むフロスト情報を記憶するフロスト情報記憶部と、
上記空気調和機のホットスタート運転時において,上記
フロスト情報記憶部に記憶されているフロスト時間に基
づいて,ホットスタート時における立ち上がりを速める
ように上記空気調和機の電動膨張弁の開度を設定する電
動膨張弁開度設定部を備えたことを特徴としている。
【0006】このようにすると、上記電動膨張弁開度設
定部によって、上記フロスト時間計時手段で計時されて
上記フロスト情報記憶部に記憶されているフロスト時間
に基づいて、ホットスタート時における立ち上がりを速
めるように空気調和機の電動膨張弁の開度が設定され
る。
定部によって、上記フロスト時間計時手段で計時されて
上記フロスト情報記憶部に記憶されているフロスト時間
に基づいて、ホットスタート時における立ち上がりを速
めるように空気調和機の電動膨張弁の開度が設定され
る。
【0007】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の空気調和機の電動膨張弁制御装置において、
上記電動膨張弁開度設定部は、上記フロスト情報記憶部
に記憶されている前回のフロスト時間と上記フロスト時
間計時手段で計時された今回のフロスト時間との比や差
等の関係を算出するフロスト時間関係算出手段を有し
て、上記関係に応じて上記電動膨張弁の開度を設定する
ように成っていることを特徴としている。
係る発明の空気調和機の電動膨張弁制御装置において、
上記電動膨張弁開度設定部は、上記フロスト情報記憶部
に記憶されている前回のフロスト時間と上記フロスト時
間計時手段で計時された今回のフロスト時間との比や差
等の関係を算出するフロスト時間関係算出手段を有し
て、上記関係に応じて上記電動膨張弁の開度を設定する
ように成っていることを特徴としている。
【0008】こうすることによって、上記電動膨張弁開
度設定部でホットスタート時における電動膨張弁の開度
を設定する場合には、上記フロスト情報記憶部に記憶さ
れている前回のフロスト時間と上記フロスト時間計時手
段で計時された今回のフロスト時間との関係を上記フロ
スト時間関係算出手段で算出し、この関係に応じて、上
記電動膨張弁の開度が的確に設定される。
度設定部でホットスタート時における電動膨張弁の開度
を設定する場合には、上記フロスト情報記憶部に記憶さ
れている前回のフロスト時間と上記フロスト時間計時手
段で計時された今回のフロスト時間との関係を上記フロ
スト時間関係算出手段で算出し、この関係に応じて、上
記電動膨張弁の開度が的確に設定される。
【0009】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明の空気調和機の電動膨張弁制御装置において、
上記空気調和機における圧縮機の吐出管温度を検出する
吐出管温度検出部を備えると共に、上記電動膨張弁開度
設定部は、上記フロスト情報記憶部に記憶されている前
回のフロスト時間と上記フロスト時間計時手段で計時さ
れた今回のフロスト時間との関係を算出するフロスト時
間関係算出手段を有して、上記吐出管温度検出部で検出
された今回のデフロスト終了時の吐出管温度と上記比と
の組み合わせに応じて上記電動膨張弁の開度を設定する
ように成っていることを特徴としている。
係る発明の空気調和機の電動膨張弁制御装置において、
上記空気調和機における圧縮機の吐出管温度を検出する
吐出管温度検出部を備えると共に、上記電動膨張弁開度
設定部は、上記フロスト情報記憶部に記憶されている前
回のフロスト時間と上記フロスト時間計時手段で計時さ
れた今回のフロスト時間との関係を算出するフロスト時
間関係算出手段を有して、上記吐出管温度検出部で検出
された今回のデフロスト終了時の吐出管温度と上記比と
の組み合わせに応じて上記電動膨張弁の開度を設定する
ように成っていることを特徴としている。
【0010】このようにすると、上記電動膨張弁開度設
定部でホットスタート時における電動膨張弁の開度を設
定する場合には、上記フロスト情報記憶部に記憶されて
いる前回のフロスト時間と上記フロスト時間計時手段で
計時された今回のフロスト時間との関係が上記フロスト
時間関係算出手段で算出され、上記吐出管温度検出部で
検出された今回のデフロスト終了時の吐出管温度と上記
関係との組み合わせに応じて、上記電動膨張弁の開度が
最適に設定される。
定部でホットスタート時における電動膨張弁の開度を設
定する場合には、上記フロスト情報記憶部に記憶されて
いる前回のフロスト時間と上記フロスト時間計時手段で
計時された今回のフロスト時間との関係が上記フロスト
時間関係算出手段で算出され、上記吐出管温度検出部で
検出された今回のデフロスト終了時の吐出管温度と上記
関係との組み合わせに応じて、上記電動膨張弁の開度が
最適に設定される。
【0011】また、請求項4に係る発明は、請求項1に
係る発明の空気調和機の電動膨張弁制御装置において、
上記フロスト情報記憶部は,前回のホットスタート時に
設定した上記電動膨張弁の開度を記憶し、上記電動膨張
弁開度設定部は、上記フロスト情報記憶部に記憶されて
いる前回のフロスト時間に基づいて今回のホットスター
ト時における立ち上がりを速めるように電動膨張弁開度
の補正開度を設定する補正開度設定手段を有して、上記
フロスト情報記憶部から読み出された前回ホットスター
ト時の電動膨張弁開度に対して上記補正開度設定手段で
設定された補正開度による補正を行うように成っている
ことを特徴としている。
係る発明の空気調和機の電動膨張弁制御装置において、
上記フロスト情報記憶部は,前回のホットスタート時に
設定した上記電動膨張弁の開度を記憶し、上記電動膨張
弁開度設定部は、上記フロスト情報記憶部に記憶されて
いる前回のフロスト時間に基づいて今回のホットスター
ト時における立ち上がりを速めるように電動膨張弁開度
の補正開度を設定する補正開度設定手段を有して、上記
フロスト情報記憶部から読み出された前回ホットスター
ト時の電動膨張弁開度に対して上記補正開度設定手段で
設定された補正開度による補正を行うように成っている
ことを特徴としている。
【0012】上記電動膨張弁開度設定部で今回のホット
スタート時における電動膨張弁の開度を設定する場合に
は、上記前回のフロスト時間に基づいて今回のホットス
タート時における立ち上がりを速めるように上記補正開
度設定手段で設定された上記電動膨張弁開度の補正開度
を用いて、上記フロスト情報記憶部から読み出された前
回ホットスタート時の電動膨張弁開度に対する補正が行
われ、ホットスタート時の立ち上がりが更に速められ
る。
スタート時における電動膨張弁の開度を設定する場合に
は、上記前回のフロスト時間に基づいて今回のホットス
タート時における立ち上がりを速めるように上記補正開
度設定手段で設定された上記電動膨張弁開度の補正開度
を用いて、上記フロスト情報記憶部から読み出された前
回ホットスタート時の電動膨張弁開度に対する補正が行
われ、ホットスタート時の立ち上がりが更に速められ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態におけ
る空気調和機の電動膨張弁制御装置のブロック図であ
る。圧縮機1,四路切換弁2,室内熱交換器3,レシーバ
4,電動膨張弁5および室外熱交換器6は順次環状に接
続されて空気調和機を構成し、四路切換弁2を切り換え
ることによって圧縮機1からの高圧ガス冷媒の方向を反
転させて暖房運転あるいは冷房運転が行われる。7はア
キュムレータである。
態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態におけ
る空気調和機の電動膨張弁制御装置のブロック図であ
る。圧縮機1,四路切換弁2,室内熱交換器3,レシーバ
4,電動膨張弁5および室外熱交換器6は順次環状に接
続されて空気調和機を構成し、四路切換弁2を切り換え
ることによって圧縮機1からの高圧ガス冷媒の方向を反
転させて暖房運転あるいは冷房運転が行われる。7はア
キュムレータである。
【0014】ここで、上記レシーバ4および電動膨張弁
5は、上記室内熱交換器3に接続された冷媒管と室外熱
交換器6に接続された冷媒管との間に互いに並列して接
続された2本の分岐管路8,9の中央を連結する環状冷
媒管14に設けられている。そして、レシーバ4の一端
に接続されている分岐管路8には、室内熱交換器3およ
び室外熱交換器6からレシーバ4への冷媒の流れを許可
する2つの逆止弁10,11を設けている。一方、電動
膨張弁5の一端に接続されている分岐管路9には、電動
膨張弁5から室内熱交換器3および室外熱交換器6への
冷媒の流れを許可する2つの逆止弁12,13を設けて
いる。
5は、上記室内熱交換器3に接続された冷媒管と室外熱
交換器6に接続された冷媒管との間に互いに並列して接
続された2本の分岐管路8,9の中央を連結する環状冷
媒管14に設けられている。そして、レシーバ4の一端
に接続されている分岐管路8には、室内熱交換器3およ
び室外熱交換器6からレシーバ4への冷媒の流れを許可
する2つの逆止弁10,11を設けている。一方、電動
膨張弁5の一端に接続されている分岐管路9には、電動
膨張弁5から室内熱交換器3および室外熱交換器6への
冷媒の流れを許可する2つの逆止弁12,13を設けて
いる。
【0015】こうして、暖房運転時に室内熱交換器3か
ら電動膨張弁5へ向かう冷媒およびデフロスト時に室外
熱交換器6から電動膨張弁5へ向かう冷媒を、液溜とし
てのレシーバ4に一旦溜めてから電動膨張弁5に送り出
すのである。
ら電動膨張弁5へ向かう冷媒およびデフロスト時に室外
熱交換器6から電動膨張弁5へ向かう冷媒を、液溜とし
てのレシーバ4に一旦溜めてから電動膨張弁5に送り出
すのである。
【0016】通常、デフロスト時にはユーザに不快感を
与えないように室内ファン19を停止しているので、室
内熱交換器3の熱交換能力は著しく低下している。した
がって、室外熱交換器6で除霜した後の液冷媒をそのま
ま電動膨張弁5に供給すると圧縮機1に対して液バック
が起こる可能性がある。そこで、圧縮機1から遠い位置
にレシーバ4のような液溜を設けて、電動膨張弁5で減
圧される前の液冷媒をレシーバ4に溜めて、室内熱交換
器3の熱交換能力に見合った低圧液冷媒を電動膨張弁5
に供給するのである。
与えないように室内ファン19を停止しているので、室
内熱交換器3の熱交換能力は著しく低下している。した
がって、室外熱交換器6で除霜した後の液冷媒をそのま
ま電動膨張弁5に供給すると圧縮機1に対して液バック
が起こる可能性がある。そこで、圧縮機1から遠い位置
にレシーバ4のような液溜を設けて、電動膨張弁5で減
圧される前の液冷媒をレシーバ4に溜めて、室内熱交換
器3の熱交換能力に見合った低圧液冷媒を電動膨張弁5
に供給するのである。
【0017】電動膨張弁制御装置20は、後に詳述する
ようにして、ホットスタート時に、空気調和機における
電動膨張弁5の開度を最適に設定する。また、デフロス
ト運転制御部27は、デフロスト運転の開始/停止を制
御してデフロスト運転制御を行う。また、デフロスト運
転制御部27は、フロスト時間Tfを計算し、フロスト
時間計時手段の一例を構成している。
ようにして、ホットスタート時に、空気調和機における
電動膨張弁5の開度を最適に設定する。また、デフロス
ト運転制御部27は、デフロスト運転の開始/停止を制
御してデフロスト運転制御を行う。また、デフロスト運
転制御部27は、フロスト時間Tfを計算し、フロスト
時間計時手段の一例を構成している。
【0018】上記電動膨張弁制御装置20は、前回のフ
ロスト時間Tfn-1と今回のフロスト時間Tfnとの相対比
αを算出する相対比算出部21、圧縮機1の吐出管に設
置されたサーミスタ18で検出された吐出管温度Tdと
上記算出された相対比αとに基づいて電動膨張弁開度の
補正値である補正開度Pを設定する補正開度設定部2
2、上記算出された補正開度Pと前回のホットスタート
時における電動膨張弁開度Pn-1とに基づいて今回のホ
ットスタート時における電動膨張弁開度Pnを設定する
電動膨張弁開度設定部23を有している。上記相対比算
出部21は、フロスト時間関係算出手段の一例である。
また、フロスト情報格納部24には、上記前回のフロス
ト時間Tfn-1や前回のホットスタート時における電動膨
張弁開度Pn-1等の前回のフロスト情報を格納してお
く。さらに、テーブル格納部25には、上記補正開度P
の設定の際に用いる補正開度テーブルを格納しておく。
ロスト時間Tfn-1と今回のフロスト時間Tfnとの相対比
αを算出する相対比算出部21、圧縮機1の吐出管に設
置されたサーミスタ18で検出された吐出管温度Tdと
上記算出された相対比αとに基づいて電動膨張弁開度の
補正値である補正開度Pを設定する補正開度設定部2
2、上記算出された補正開度Pと前回のホットスタート
時における電動膨張弁開度Pn-1とに基づいて今回のホ
ットスタート時における電動膨張弁開度Pnを設定する
電動膨張弁開度設定部23を有している。上記相対比算
出部21は、フロスト時間関係算出手段の一例である。
また、フロスト情報格納部24には、上記前回のフロス
ト時間Tfn-1や前回のホットスタート時における電動膨
張弁開度Pn-1等の前回のフロスト情報を格納してお
く。さらに、テーブル格納部25には、上記補正開度P
の設定の際に用いる補正開度テーブルを格納しておく。
【0019】上記構成の空気調和機の電動膨張弁制御装
置は、上記デフロスト運転制御部27によってデフロス
トアウト条件に基づいてデフロストが終了された場合
に、前回のホットスタート時における電動膨張弁開度P
n-1を後に詳述する補正開度Pで補正することによっ
て、ホットスタートを開始する際における電動膨張弁4
の開度Pnを設定するのである。以下、詳細に説明す
る。
置は、上記デフロスト運転制御部27によってデフロス
トアウト条件に基づいてデフロストが終了された場合
に、前回のホットスタート時における電動膨張弁開度P
n-1を後に詳述する補正開度Pで補正することによっ
て、ホットスタートを開始する際における電動膨張弁4
の開度Pnを設定するのである。以下、詳細に説明す
る。
【0020】上記デフロスト運転制御部27は、以下の
ようにしてデフロスト運転を制御する。 (a)次のようなデフロスト突入条件の成立を判定す
る。 フロスト時間(つまり、暖房運転時間)Tfが予め設定
されている最大フロスト時間Tfmaxを越え、且つ、室外
熱交換器6に設置されたサーミスタ17で検出された室
外熱交換器温度Teが−3℃より低くなった場合。 暖房能力Qが低下し、且つ、室外熱交換器温度Teが
−3℃より低くなった場合。ここで、Q=S/(Tf+Td
ef) 但し、 S:凝縮温度Tcと室内熱交換器3の冷媒吸込
温度Trとの温度差 ΔT(=Tc−Tr)の積算値(図2参照) Tf:フロスト時間 Tdef:デフロスト時間
ようにしてデフロスト運転を制御する。 (a)次のようなデフロスト突入条件の成立を判定す
る。 フロスト時間(つまり、暖房運転時間)Tfが予め設定
されている最大フロスト時間Tfmaxを越え、且つ、室外
熱交換器6に設置されたサーミスタ17で検出された室
外熱交換器温度Teが−3℃より低くなった場合。 暖房能力Qが低下し、且つ、室外熱交換器温度Teが
−3℃より低くなった場合。ここで、Q=S/(Tf+Td
ef) 但し、 S:凝縮温度Tcと室内熱交換器3の冷媒吸込
温度Trとの温度差 ΔT(=Tc−Tr)の積算値(図2参照) Tf:フロスト時間 Tdef:デフロスト時間
【0021】(b)次のようなデフロストアウト条件の
成立を判定する。 吐出管温度Tdが110℃以上になった場合。 室外熱交換器温度Teが10℃以上になった場合。 デフロスト時間Tdefが予め設定されている最大デフ
ロスト時間Tdefmax(10分以上)を越えた場合。
成立を判定する。 吐出管温度Tdが110℃以上になった場合。 室外熱交換器温度Teが10℃以上になった場合。 デフロスト時間Tdefが予め設定されている最大デフ
ロスト時間Tdefmax(10分以上)を越えた場合。
【0022】そして、上述のようなデフロスト突入条件
およびデフロストアウト条件が成立すると四路切換弁制
御部に28に制御信号B0を出力し、四路切換弁2を切
り換えてデフロスト運転を実行する。さらに、こうして
デフロスト運転が実行されるに際して求めたフロスト時
間Tfを電動膨張弁制御装置20に送出して、フロスト
情報格納部24におけるフロスト時間格納領域の内容を
更新しておく。上述のようにして、図3に示すようなタ
イムチャートに従って、フロストとデフロストとが繰り
返されるのである。
およびデフロストアウト条件が成立すると四路切換弁制
御部に28に制御信号B0を出力し、四路切換弁2を切
り換えてデフロスト運転を実行する。さらに、こうして
デフロスト運転が実行されるに際して求めたフロスト時
間Tfを電動膨張弁制御装置20に送出して、フロスト
情報格納部24におけるフロスト時間格納領域の内容を
更新しておく。上述のようにして、図3に示すようなタ
イムチャートに従って、フロストとデフロストとが繰り
返されるのである。
【0023】ところで、室内温度および室外温度が同一
条件の場合で考えると、フロスト量は、今回のデフロス
ト突入条件が、の最大フロスト時間Tfmaxを越え且つ
室外熱交換器温度Teが−3℃より低くなった場合であ
るか、の暖房能力Qが低下し且つ室外熱交換器温度T
eが−3℃より低くなった場合であるかによって異な
る。つまり、今回のデフロスト突入条件がの暖房能力
Qが低下した場合のみであればフロスト量は常に略同じ
であり、フロスト量(つまり、デフロスト量)が予測でき
る。ところが、のフロスト時間が最大フロスト時間T
fmaxを越えたためにデフロストに突入した場合には、フ
ロスト量(デフロスト量)がまちまちで予測できない。し
たがって、今回のフロスト時間Tfnのみに基づいてホッ
トスタート時における電動膨張弁5の開度を設定した場
合には、必ずしも最適に設定されるとは限らないのであ
る。
条件の場合で考えると、フロスト量は、今回のデフロス
ト突入条件が、の最大フロスト時間Tfmaxを越え且つ
室外熱交換器温度Teが−3℃より低くなった場合であ
るか、の暖房能力Qが低下し且つ室外熱交換器温度T
eが−3℃より低くなった場合であるかによって異な
る。つまり、今回のデフロスト突入条件がの暖房能力
Qが低下した場合のみであればフロスト量は常に略同じ
であり、フロスト量(つまり、デフロスト量)が予測でき
る。ところが、のフロスト時間が最大フロスト時間T
fmaxを越えたためにデフロストに突入した場合には、フ
ロスト量(デフロスト量)がまちまちで予測できない。し
たがって、今回のフロスト時間Tfnのみに基づいてホッ
トスタート時における電動膨張弁5の開度を設定した場
合には、必ずしも最適に設定されるとは限らないのであ
る。
【0024】ところで、前回のフロスト時間Tfn-1と今
回のフロスト時間Tfnとの関係は、今回のデフロスト終
了時における吐出管温度Tdnと相関がある。つまり、前
回のフロスト時間Tfn-1に対して今回のフロスト時間T
fnが長くなると、フロスト量が多くなるためにデフロス
ト時間Tdefnも長くなる。つまり、今回のデフロスト終
了後における吐出管温度Tdnの上昇が遅れることにな
る。したがって、今回のデフロスト終了時の吐出管温度
Tdnから今回のフロスト状態が予測できるのである。
回のフロスト時間Tfnとの関係は、今回のデフロスト終
了時における吐出管温度Tdnと相関がある。つまり、前
回のフロスト時間Tfn-1に対して今回のフロスト時間T
fnが長くなると、フロスト量が多くなるためにデフロス
ト時間Tdefnも長くなる。つまり、今回のデフロスト終
了後における吐出管温度Tdnの上昇が遅れることにな
る。したがって、今回のデフロスト終了時の吐出管温度
Tdnから今回のフロスト状態が予測できるのである。
【0025】そこで、本実施の形態においては、前回の
フロスト時間Tfn-1と今回のフロスト時間Tfnとから今
回のデフロストアウト時における吐出管温度Tdnを予測
し、この予測結果から今回のホットスタート時の電動膨
張弁開度Pnを設定する場合に、今回のデフロストアウ
ト時における実際の吐出管温度Tdnを参照して、今回の
ホットスタート時の立ち上がりが速まり且つ吐出管温度
Tdが上昇し過ぎないように設定するのである。
フロスト時間Tfn-1と今回のフロスト時間Tfnとから今
回のデフロストアウト時における吐出管温度Tdnを予測
し、この予測結果から今回のホットスタート時の電動膨
張弁開度Pnを設定する場合に、今回のデフロストアウ
ト時における実際の吐出管温度Tdnを参照して、今回の
ホットスタート時の立ち上がりが速まり且つ吐出管温度
Tdが上昇し過ぎないように設定するのである。
【0026】(1)相対比算出 暖房運転中において、デフロスト運転制御部27によっ
て今回のフロスト時間Tfn等に基づいて上記デフロスト
突入条件が成立したと判定されると、デフロスト運転制
御部27からの制御信号B0に基づいて四路切換弁制御
部28によって四路切換弁2が切り換えられてデフロス
ト運転が開始される。そして、デフロスト運転制御部2
7から電動膨張弁制御装置20の相対比算出部21に、
今回のフロスト時間Tfnが送出される。そうすると、上
記相対比算出部21は、フロスト情報格納部24のフロ
スト時間格納領域に格納されている前回のフロスト時間
Tfn-1を読み出して、前回のフロスト時間Tfn-1と今回
のフロスト時間Tfnとの比(相対比α)を算出する。 α=Tfn/Tfn-1 そうした後、上記デフロスト運転制御部27から送出さ
れる今回のフロスト時間Tfnで、フロスト情報格納部2
4におけるフロスト時間格納領域の内容が更新される。
て今回のフロスト時間Tfn等に基づいて上記デフロスト
突入条件が成立したと判定されると、デフロスト運転制
御部27からの制御信号B0に基づいて四路切換弁制御
部28によって四路切換弁2が切り換えられてデフロス
ト運転が開始される。そして、デフロスト運転制御部2
7から電動膨張弁制御装置20の相対比算出部21に、
今回のフロスト時間Tfnが送出される。そうすると、上
記相対比算出部21は、フロスト情報格納部24のフロ
スト時間格納領域に格納されている前回のフロスト時間
Tfn-1を読み出して、前回のフロスト時間Tfn-1と今回
のフロスト時間Tfnとの比(相対比α)を算出する。 α=Tfn/Tfn-1 そうした後、上記デフロスト運転制御部27から送出さ
れる今回のフロスト時間Tfnで、フロスト情報格納部2
4におけるフロスト時間格納領域の内容が更新される。
【0027】ここで、上記相対比αは、次のようなこと
を意味している。 α≒1 → ・今回のデフロストTdefnの終了時における
吐出管温度Tdnは、前回のデフロストTdefn-1の終了時
における吐出管温度Tdn-1と略同じになると予測され
る。つまり、今回のホットスタート時における電動膨張
弁開度Pnは前回のホットスタート時における電動膨張
弁開度Pn-1と略同じでよいと予測される。 α>1 → ・今回のデフロスト終了時の吐出管温度Tdn
は、前回のデフロスト終了時の吐出管温度Tdn-1よりも
下回ると予測される。したがって、今回のホットスター
ト時の電動膨張弁開度Pnを前回のホットスタート時の
電動膨張弁開度Pn-1と略同じにしておくと、液バック
が発生する可能性が大きい。そこで、今回のホットスタ
ート時の電動膨張弁開度Pnは、前回のホットスタート
時の電動膨張弁開度Pn-1よりも小さい方がよいと予測
される。 α<1 → ・今回のデフロスト終了時の吐出管温度Tdn
は、前回のデフロスト終了時の吐出管温度Tdn-1よりも
上回ると予測される。したがって、今回のホットスター
ト時の電動膨張弁開度Pnを前回のホットスタート時の
電動膨張弁開度Pn-1と略同じにしておくと吐出管温度
Tdが上昇し過ぎる可能性が大きい。そこで、今回のホ
ットスタート時の電動膨張弁開度Pnは、前回のホット
スタート時の電動膨張弁開度Pn-1よりも大きい方がよ
いと予測される。
を意味している。 α≒1 → ・今回のデフロストTdefnの終了時における
吐出管温度Tdnは、前回のデフロストTdefn-1の終了時
における吐出管温度Tdn-1と略同じになると予測され
る。つまり、今回のホットスタート時における電動膨張
弁開度Pnは前回のホットスタート時における電動膨張
弁開度Pn-1と略同じでよいと予測される。 α>1 → ・今回のデフロスト終了時の吐出管温度Tdn
は、前回のデフロスト終了時の吐出管温度Tdn-1よりも
下回ると予測される。したがって、今回のホットスター
ト時の電動膨張弁開度Pnを前回のホットスタート時の
電動膨張弁開度Pn-1と略同じにしておくと、液バック
が発生する可能性が大きい。そこで、今回のホットスタ
ート時の電動膨張弁開度Pnは、前回のホットスタート
時の電動膨張弁開度Pn-1よりも小さい方がよいと予測
される。 α<1 → ・今回のデフロスト終了時の吐出管温度Tdn
は、前回のデフロスト終了時の吐出管温度Tdn-1よりも
上回ると予測される。したがって、今回のホットスター
ト時の電動膨張弁開度Pnを前回のホットスタート時の
電動膨張弁開度Pn-1と略同じにしておくと吐出管温度
Tdが上昇し過ぎる可能性が大きい。そこで、今回のホ
ットスタート時の電動膨張弁開度Pnは、前回のホット
スタート時の電動膨張弁開度Pn-1よりも大きい方がよ
いと予測される。
【0028】(2)補正開度Pの設定 上述のように、上記相対比αの値によって今回のホット
スタート時における電動膨張弁開度Pnを予測すること
ができる。ところが、上述したように、のフロスト時
間Tfnが最大フロスト時間Tfmaxを越えたために今回の
デフロストに突入した場合には上記予測は必ずしも正し
いとは言えない。そこで、上記相対比αに加えて今回の
デフロスト終了時における吐出管温度Tdnを参照して、
今回のホットスタート時の立ち上がりが速まるように電
動膨張弁開度Pnを設定するのである。
スタート時における電動膨張弁開度Pnを予測すること
ができる。ところが、上述したように、のフロスト時
間Tfnが最大フロスト時間Tfmaxを越えたために今回の
デフロストに突入した場合には上記予測は必ずしも正し
いとは言えない。そこで、上記相対比αに加えて今回の
デフロスト終了時における吐出管温度Tdnを参照して、
今回のホットスタート時の立ち上がりが速まるように電
動膨張弁開度Pnを設定するのである。
【0029】上記補正開度設定部22は、テーブル格納
部25に格納されている補正開度テーブルを参照して、
相対比算出部21によって算出された相対比αに基づい
て、電動膨張弁開度Pnの補正値である補正開度Pを設
定する。ここで、上記補正開度テーブルは、図4に示す
ような相対比αと今回のデフロスト終了時の吐出管温度
Tdnと補正開度P(電動膨張弁4を開閉するパルスモー
タ(図示せず)の制御パルス数)との関係を表にしたもの
である。
部25に格納されている補正開度テーブルを参照して、
相対比算出部21によって算出された相対比αに基づい
て、電動膨張弁開度Pnの補正値である補正開度Pを設
定する。ここで、上記補正開度テーブルは、図4に示す
ような相対比αと今回のデフロスト終了時の吐出管温度
Tdnと補正開度P(電動膨張弁4を開閉するパルスモー
タ(図示せず)の制御パルス数)との関係を表にしたもの
である。
【0030】尚、上記補正開度テーブルは、次のように
して設定される。 (i) α<1,Tdn≦55℃の場合 上記相対比αの値から、今回のデフロスト終了時の吐出
管温度Tdnは前回のデフロスト終了時の吐出管温度Td
n-1よりも上回ると予測される。ところが、実際の吐出
管温度Tdnは低いので、今回のホットスタート時におけ
る電動膨張弁開度Pnは前回のホットスタート時におけ
る電動膨張弁開度Pn-1と同じでよい。すなわち、補正
開度PをP=0パルスとする。 (ii) α<1,55℃<Tdn<65℃の場合 上記相対比αの値から、今回の吐出管温度Tdnは前回の
吐出管温度Tdn-1よりも上回ると予測される。ところ
が、実際の吐出管温度Tdnは上昇するものの高々65℃
であるので、今回の電動膨張弁開度Pnは前回の電動膨
張弁開度Pn-1よりやや大きい程度でよい。すなわち、
補正開度PをP=+10パルスとする。 (iii) α<1,Tdn≧65℃の場合 上記相対比αの値から、今回の吐出管温度Tdnは前回の
吐出管温度Tdn-1よりも上回ると予測される。そして、
実際の吐出管温度Tdnも高いので、予測通り、今回の電
動膨張弁開度Pnは前回の電動膨張弁開度Pn-1より大き
くする必要がある。すなわち、補正開度PをP=+20
パルスとする。
して設定される。 (i) α<1,Tdn≦55℃の場合 上記相対比αの値から、今回のデフロスト終了時の吐出
管温度Tdnは前回のデフロスト終了時の吐出管温度Td
n-1よりも上回ると予測される。ところが、実際の吐出
管温度Tdnは低いので、今回のホットスタート時におけ
る電動膨張弁開度Pnは前回のホットスタート時におけ
る電動膨張弁開度Pn-1と同じでよい。すなわち、補正
開度PをP=0パルスとする。 (ii) α<1,55℃<Tdn<65℃の場合 上記相対比αの値から、今回の吐出管温度Tdnは前回の
吐出管温度Tdn-1よりも上回ると予測される。ところ
が、実際の吐出管温度Tdnは上昇するものの高々65℃
であるので、今回の電動膨張弁開度Pnは前回の電動膨
張弁開度Pn-1よりやや大きい程度でよい。すなわち、
補正開度PをP=+10パルスとする。 (iii) α<1,Tdn≧65℃の場合 上記相対比αの値から、今回の吐出管温度Tdnは前回の
吐出管温度Tdn-1よりも上回ると予測される。そして、
実際の吐出管温度Tdnも高いので、予測通り、今回の電
動膨張弁開度Pnは前回の電動膨張弁開度Pn-1より大き
くする必要がある。すなわち、補正開度PをP=+20
パルスとする。
【0031】(iv) α≒1,Tdn≦55℃の場合 上記相対比αの値から、今回の吐出管温度Tdnは前回の
吐出管温度Tdn-1と同程度と予測される。ところが、実
際の吐出管温度Tdnは低くなるので、今回の電動膨張弁
開度Pnは前回の電動膨張弁開度Pn-1よりやや小さくし
て過熱度をやや大きくする。すなわち、補正開度PをP
=−10パルスとする。 (v) α≒1,55℃<Tdn<65℃の場合 上記相対比αの値から、今回の吐出管温度Tdnは前回の
吐出管温度Tdn-1と同程度と予測される。そして、実際
の吐出管温度Tdnも中間温度であるので、予測通り、今
回の電動膨張弁開度Pnは前回の電動膨張弁開度Pn-1と
同程度でよい。すなわち、補正開度PをP=0パルスと
する。 (vi) α≒1,Tdn≧65℃の場合 上記相対比αの値から、今回の吐出管温度Tdnは前回の
吐出管温度Tdn-1と同程度と予測される。ところが、実
際の吐出管温度Tdnは高くなるので、今回の電動膨張弁
開度Pnは前回の電動膨張弁開度Pn-1よりやや大きくす
る必要がある。すなわち、補正開度PをP=+10パル
スとする。
吐出管温度Tdn-1と同程度と予測される。ところが、実
際の吐出管温度Tdnは低くなるので、今回の電動膨張弁
開度Pnは前回の電動膨張弁開度Pn-1よりやや小さくし
て過熱度をやや大きくする。すなわち、補正開度PをP
=−10パルスとする。 (v) α≒1,55℃<Tdn<65℃の場合 上記相対比αの値から、今回の吐出管温度Tdnは前回の
吐出管温度Tdn-1と同程度と予測される。そして、実際
の吐出管温度Tdnも中間温度であるので、予測通り、今
回の電動膨張弁開度Pnは前回の電動膨張弁開度Pn-1と
同程度でよい。すなわち、補正開度PをP=0パルスと
する。 (vi) α≒1,Tdn≧65℃の場合 上記相対比αの値から、今回の吐出管温度Tdnは前回の
吐出管温度Tdn-1と同程度と予測される。ところが、実
際の吐出管温度Tdnは高くなるので、今回の電動膨張弁
開度Pnは前回の電動膨張弁開度Pn-1よりやや大きくす
る必要がある。すなわち、補正開度PをP=+10パル
スとする。
【0032】(vii) α>1,Tdn≦55℃の場合 上記相対比αの値から、今回の吐出管温度Tdnは前回の
吐出管温度Tdn-1よりも下回ると予測される。そして、
実際の吐出管温度Tdnも低いので、予測通り、今回の電
動膨張弁開度Pnは前回の電動膨張弁開度Pn-1より小さ
くする必要がある。すなわち、補正開度PをP=−20
パルスとする。 (viii) α>1,55℃<Tdn<65℃の場合 上記相対比αの値から、今回の吐出管温度Tdnは前回の
吐出管温度Tdn-1よりも下回ると予測される。ところ
が、実際の吐出管温度Tdnは下昇するものの高々55℃
であるので、今回の電動膨張弁開度Pnは前回の電動膨
張弁開度Pn-1よりやや小さい程度でよい。すなわち、
補正開度PをP=−10パルスとする。 (ix) α>1,Tdn≧65℃の場合 上記相対比αの値から、今回の吐出管温度Tdnは前回の
吐出管温度Tdn-1よりも下回ると予測される。ところ
が、実際の吐出管温度Tdnは高いので、今回の電動膨張
弁開度Pnは前回の電動膨張弁開度Pn-1と同じでよい。
すなわち、補正開度PをP=0パルスとする。
吐出管温度Tdn-1よりも下回ると予測される。そして、
実際の吐出管温度Tdnも低いので、予測通り、今回の電
動膨張弁開度Pnは前回の電動膨張弁開度Pn-1より小さ
くする必要がある。すなわち、補正開度PをP=−20
パルスとする。 (viii) α>1,55℃<Tdn<65℃の場合 上記相対比αの値から、今回の吐出管温度Tdnは前回の
吐出管温度Tdn-1よりも下回ると予測される。ところ
が、実際の吐出管温度Tdnは下昇するものの高々55℃
であるので、今回の電動膨張弁開度Pnは前回の電動膨
張弁開度Pn-1よりやや小さい程度でよい。すなわち、
補正開度PをP=−10パルスとする。 (ix) α>1,Tdn≧65℃の場合 上記相対比αの値から、今回の吐出管温度Tdnは前回の
吐出管温度Tdn-1よりも下回ると予測される。ところ
が、実際の吐出管温度Tdnは高いので、今回の電動膨張
弁開度Pnは前回の電動膨張弁開度Pn-1と同じでよい。
すなわち、補正開度PをP=0パルスとする。
【0033】(3)電動膨張弁開度Pnの設定 上記電動膨張弁開度設定部23は、フロスト情報格納部
24における電動膨張弁開度格納領域に格納されている
前回ホットスタート時における電動膨張弁開度Pn-1を
読み出し、補正開度設定部22によって設定された補正
開度Pを用いて次の式で今回ホットスタート時における
電動膨張弁開度Pn(電動膨張弁4を開閉する上記パルス
モータの制御パルス数)を算出する。 Pn=Pn-1+P こうして、今回のホットスタート時における電動膨張弁
開度Pnが設定されると、電動膨張弁開度設定部23か
らの制御信号B1に基づいて、膨張弁開閉制御部26に
よって電動膨張弁4の開度が今回のホットスタート時に
おける電動膨張弁開度Pnに設定される。また、デフロ
スト運転制御部27からの制御信号B0に基づいて、四
路切換弁制御部28によって四路切換弁2が暖房運転側
に切り換えられる。そして、室内ファン19の停止が継
続されてホットスタートが開始されるのである。そうし
た後、この電動膨張弁開度Pnによってフロスト情報格
納部24の電動膨張弁開度格納領域の内容が更新され
る。
24における電動膨張弁開度格納領域に格納されている
前回ホットスタート時における電動膨張弁開度Pn-1を
読み出し、補正開度設定部22によって設定された補正
開度Pを用いて次の式で今回ホットスタート時における
電動膨張弁開度Pn(電動膨張弁4を開閉する上記パルス
モータの制御パルス数)を算出する。 Pn=Pn-1+P こうして、今回のホットスタート時における電動膨張弁
開度Pnが設定されると、電動膨張弁開度設定部23か
らの制御信号B1に基づいて、膨張弁開閉制御部26に
よって電動膨張弁4の開度が今回のホットスタート時に
おける電動膨張弁開度Pnに設定される。また、デフロ
スト運転制御部27からの制御信号B0に基づいて、四
路切換弁制御部28によって四路切換弁2が暖房運転側
に切り換えられる。そして、室内ファン19の停止が継
続されてホットスタートが開始されるのである。そうし
た後、この電動膨張弁開度Pnによってフロスト情報格
納部24の電動膨張弁開度格納領域の内容が更新され
る。
【0034】図5に、上記デフロスト運転制御部27お
よび電動膨張弁制御装置20による制御の下に実行され
るデフロスト運転制御およびホットスタート時電動膨張
弁開度制御処理動作のフローチャートを示す。ここで、
ステップS1〜ステップS7はデフロスト運転制御部27
による処理動作であり、特にステップS1〜ステップS3
はデフロスト突入条件判定処理、ステップS5〜ステッ
プS7はデフロストアウト条件判定処理である。また、
ステップS8〜ステップS16は電動膨張弁制御装置20
による処理動作である。
よび電動膨張弁制御装置20による制御の下に実行され
るデフロスト運転制御およびホットスタート時電動膨張
弁開度制御処理動作のフローチャートを示す。ここで、
ステップS1〜ステップS7はデフロスト運転制御部27
による処理動作であり、特にステップS1〜ステップS3
はデフロスト突入条件判定処理、ステップS5〜ステッ
プS7はデフロストアウト条件判定処理である。また、
ステップS8〜ステップS16は電動膨張弁制御装置20
による処理動作である。
【0035】上述のように、本実施の形態においては、
電動膨張弁制御装置20に相対比算出部21,補正開度
設定部22,電動膨張弁開度設定部23およびフロスト
情報格納部24を設け、このフロスト情報格納部24の
フロスト時間格納領域には前回のフロスト時間Tfn-1を
格納し、電動膨張弁開度格納領域には前回ホットスター
ト時における電動膨張弁開度Pn-1を格納している。そ
して、上記デフロスト運転制御部27によってデフロス
トアウト条件が成立したと判定されると、相対比算出部
21によってデフロスト運転制御部27からのフロスト
時間Tfnとフロスト情報格納部24から読み出した前回
のフロスト時間Tfn-1とに基づいて相対比αを算出す
る。そして、補正開度設定部22によって相対比αと今
回のデフロスト終了時の吐出管温度Tdnとに基づいて補
正開度Pを設定し、電動膨張弁開度設定部23によって
今回のホットスタート時における電動膨張弁開度Pnを
設定する。
電動膨張弁制御装置20に相対比算出部21,補正開度
設定部22,電動膨張弁開度設定部23およびフロスト
情報格納部24を設け、このフロスト情報格納部24の
フロスト時間格納領域には前回のフロスト時間Tfn-1を
格納し、電動膨張弁開度格納領域には前回ホットスター
ト時における電動膨張弁開度Pn-1を格納している。そ
して、上記デフロスト運転制御部27によってデフロス
トアウト条件が成立したと判定されると、相対比算出部
21によってデフロスト運転制御部27からのフロスト
時間Tfnとフロスト情報格納部24から読み出した前回
のフロスト時間Tfn-1とに基づいて相対比αを算出す
る。そして、補正開度設定部22によって相対比αと今
回のデフロスト終了時の吐出管温度Tdnとに基づいて補
正開度Pを設定し、電動膨張弁開度設定部23によって
今回のホットスタート時における電動膨張弁開度Pnを
設定する。
【0036】こうして、前回のフロスト時間Tfn-1と今
回のフロスト時間Tfnと今回のデフロスト終了時の吐出
管温度Tdnとを参照して、今回のホットスタート時にお
ける電動膨張弁開度Pnを設定するので、毎回のホット
スタート時の電動膨張弁開度を最適に設定してホットス
タートの立ち上がりを向上できる。
回のフロスト時間Tfnと今回のデフロスト終了時の吐出
管温度Tdnとを参照して、今回のホットスタート時にお
ける電動膨張弁開度Pnを設定するので、毎回のホット
スタート時の電動膨張弁開度を最適に設定してホットス
タートの立ち上がりを向上できる。
【0037】尚、上記実施の形態におけるデフロスト突
入条件およびデフロストアウト条件は一例であり、他の
条件であっても何ら差し支えない。また、上記補正開度
テーブルの内容は、図4に限定されるものではない。ま
た、上記デフロスト運転制御およびホットスタート時電
動膨張弁開度制御のアルゴリズムは、図5に示すフロー
チャートに限定されるものではない。また、上記実施の
形態においては、上記相対比αと今回のデフロスト終了
時の吐出管温度Tdnとに基づいて補正開度Pを設定して
いるが、上記相対比αのみに基づいて設定しても構わな
い。また、相対比に代えて、前回のフロスト時間と今回
のフロスト時間との差に基づいて電動膨張弁5の開度を
設定してもよい。また、今回のフロスト時間のみに基づ
いて、ホットスタート時における立ち上がりを速めるよ
うに上記空気調和機の電動膨張弁5の開度を設定しても
よい。これは、図3のフロスト/デフロストタイムチャ
ートにおいて、フロスト時間Tfが大きければその時に
室外熱交換器6に対する着霜量も多くなると想定され、
フロスト時間Tfからデフロスト終了時の吐出管温度Td
を予測してある程度の精度で立ち上がりを速めるように
次回ホットスタート時の電動膨張弁5の開度を設定でき
るからである。
入条件およびデフロストアウト条件は一例であり、他の
条件であっても何ら差し支えない。また、上記補正開度
テーブルの内容は、図4に限定されるものではない。ま
た、上記デフロスト運転制御およびホットスタート時電
動膨張弁開度制御のアルゴリズムは、図5に示すフロー
チャートに限定されるものではない。また、上記実施の
形態においては、上記相対比αと今回のデフロスト終了
時の吐出管温度Tdnとに基づいて補正開度Pを設定して
いるが、上記相対比αのみに基づいて設定しても構わな
い。また、相対比に代えて、前回のフロスト時間と今回
のフロスト時間との差に基づいて電動膨張弁5の開度を
設定してもよい。また、今回のフロスト時間のみに基づ
いて、ホットスタート時における立ち上がりを速めるよ
うに上記空気調和機の電動膨張弁5の開度を設定しても
よい。これは、図3のフロスト/デフロストタイムチャ
ートにおいて、フロスト時間Tfが大きければその時に
室外熱交換器6に対する着霜量も多くなると想定され、
フロスト時間Tfからデフロスト終了時の吐出管温度Td
を予測してある程度の精度で立ち上がりを速めるように
次回ホットスタート時の電動膨張弁5の開度を設定でき
るからである。
【0038】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の空気調和機の電動膨張弁制御装置は、暖房運転
時におけるフロスト時間をフロスト時間計時手段で計時
してフロスト情報記憶部に記憶し、ホットスタート運転
時には、電動膨張弁開度設定部によって、上記フロスト
情報記憶部に記憶されているフロスト時間に基づいて、
ホットスタート時における立ち上がりを速めるように電
動膨張弁の開度を設定するので、ホットスタート時の立
ち上がりを速めることができる。したがって、この発明
によれば、ホットスタート時間を短縮できる。
る発明の空気調和機の電動膨張弁制御装置は、暖房運転
時におけるフロスト時間をフロスト時間計時手段で計時
してフロスト情報記憶部に記憶し、ホットスタート運転
時には、電動膨張弁開度設定部によって、上記フロスト
情報記憶部に記憶されているフロスト時間に基づいて、
ホットスタート時における立ち上がりを速めるように電
動膨張弁の開度を設定するので、ホットスタート時の立
ち上がりを速めることができる。したがって、この発明
によれば、ホットスタート時間を短縮できる。
【0039】また、請求項2に係る発明の空気調和機の
電動膨張弁制御装置は、電動膨張弁開度設定部でホット
スタート時の電動膨張弁の開度を設定する場合に、フロ
スト情報記憶部に記憶されている前回のフロスト時間と
上記計時された今回のフロスト時間の関係をフロスト時
間関係算出手段で算出し、この比に応じて圧縮機の開度
を設定するので、上記電動膨張弁の開度をホットスター
ト時の立ち上がりが速まるように的確に設定できる。
電動膨張弁制御装置は、電動膨張弁開度設定部でホット
スタート時の電動膨張弁の開度を設定する場合に、フロ
スト情報記憶部に記憶されている前回のフロスト時間と
上記計時された今回のフロスト時間の関係をフロスト時
間関係算出手段で算出し、この比に応じて圧縮機の開度
を設定するので、上記電動膨張弁の開度をホットスター
ト時の立ち上がりが速まるように的確に設定できる。
【0040】また、請求項3に係る発明の空気調和機の
電動膨張弁制御装置は、電動膨張弁開度設定部でホット
スタート時の電動膨張弁の開度を設定する場合に、前回
のフロスト時間と今回のフロスト時間の関係をフロスト
時間関係算出手段で算出し、吐出管温度検出部で検出さ
れた今回のデフロスト終了時の吐出管温度と上記関係と
の組み合わせに応じて圧縮機の開度を設定するので、上
記電動膨張弁の開度をホットスタート時の立ち上がりが
速まるように最適に設定できる。
電動膨張弁制御装置は、電動膨張弁開度設定部でホット
スタート時の電動膨張弁の開度を設定する場合に、前回
のフロスト時間と今回のフロスト時間の関係をフロスト
時間関係算出手段で算出し、吐出管温度検出部で検出さ
れた今回のデフロスト終了時の吐出管温度と上記関係と
の組み合わせに応じて圧縮機の開度を設定するので、上
記電動膨張弁の開度をホットスタート時の立ち上がりが
速まるように最適に設定できる。
【0041】また、請求項4に係る発明の空気調和機の
電動膨張弁制御装置は、電動膨張弁開度設定部でホット
スタート時における電動膨張弁開度を設定する場合に、
上記フロスト情報記憶部に記憶されている前回のフロス
ト時間に基づいて今回のホットスタート時における立ち
上がりを速めるように補正開度設定手段で電動膨張弁開
度の補正開度を設定し、上記フロスト情報記憶部に記憶
されている前回ホットスタート時の電動膨張弁開度に対
して上記設定された補正開度による補正を行うので、ホ
ットスタート時における電動膨張弁の開度を容易に設定
できる。したがって、この発明によれば、ホットスター
ト時における電動膨張弁の開度を迅速に設定して、ホッ
トスタート時の立ち上がりをより速めてホットスタート
時間を更に短縮できる。
電動膨張弁制御装置は、電動膨張弁開度設定部でホット
スタート時における電動膨張弁開度を設定する場合に、
上記フロスト情報記憶部に記憶されている前回のフロス
ト時間に基づいて今回のホットスタート時における立ち
上がりを速めるように補正開度設定手段で電動膨張弁開
度の補正開度を設定し、上記フロスト情報記憶部に記憶
されている前回ホットスタート時の電動膨張弁開度に対
して上記設定された補正開度による補正を行うので、ホ
ットスタート時における電動膨張弁の開度を容易に設定
できる。したがって、この発明によれば、ホットスター
ト時における電動膨張弁の開度を迅速に設定して、ホッ
トスタート時の立ち上がりをより速めてホットスタート
時間を更に短縮できる。
【図1】この発明の空気調和機の電動膨張弁制御装置に
おけるブロック図である。
おけるブロック図である。
【図2】暖房能力Qの説明図である。
【図3】フロスト動作とデフロスト動作のタイムチャー
トである。
トである。
【図4】補正開度テーブルの説明図である。
【図5】デフロスト運転制御およびホットスタート時電
動膨張弁開度制御処理動作のフローチャートである。
動膨張弁開度制御処理動作のフローチャートである。
2…四路切換弁、 3…室内熱交換
器、5…電動膨張弁、 6…室外熱交
換器、15〜18…サーミスタ、 20…電動
膨張弁制御装置、21…相対比算出部、
22…補正開度設定部、23…電動膨張弁開度設定部、
24…フロスト情報格納部、25…テーブル格納
部、 26…膨張弁開閉制御部、27…デフ
ロスト運転制御部、 28…四路切換弁制御部。
器、5…電動膨張弁、 6…室外熱交
換器、15〜18…サーミスタ、 20…電動
膨張弁制御装置、21…相対比算出部、
22…補正開度設定部、23…電動膨張弁開度設定部、
24…フロスト情報格納部、25…テーブル格納
部、 26…膨張弁開閉制御部、27…デフ
ロスト運転制御部、 28…四路切換弁制御部。
Claims (4)
- 【請求項1】 空気調和機の暖房運転時におけるフロス
ト時間を計時するフロスト時間計時手段(27)と、 上記フロスト時間を含むフロスト情報を記憶するフロス
ト情報記憶部(24)と、 上記空気調和機のホットスタート時において、上記フロ
スト情報記憶部(24)に記憶されているフロスト時間に
基づいて、ホットスタート時における立ち上がりを速め
るように上記空気調和機の電動膨張弁(5)の開度を設定
する電動膨張弁開度設定部(21,22,23)を備えたこ
とを特徴とする空気調和機の電動膨張弁制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機の電動膨張
弁制御装置において、 上記電動膨張弁開度設定部(21,22,23)は、上記フ
ロスト情報記憶部(24)に記憶されている前回のフロス
ト時間と上記フロスト時間計時手段(27)で計時された
今回のフロスト時間との関係を算出するフロスト時間関
係算出手段(21)を有して、上記比に応じて上記電動膨
張弁(5)の開度を設定するように成っていることを特徴
とする空気調和機の電動膨張弁制御装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の空気調和機の電動膨張
弁制御装置において、 上記空気調和機における圧縮機(1)の吐出管温度を検出
する吐出管温度検出部(18)を備えると共に、 上記電動膨張弁開度設定部(21,22,23)は、上記フ
ロスト情報記憶部(24)に記憶されている前回のフロス
ト時間と上記フロスト時間計時手段(27)で計時された
今回のフロスト時間との関係を算出するフロスト時間関
係算出手段(21)を有して、上記吐出管温度検出部(1
8)で検出された今回のデフロスト終了時の吐出管温度
と上記比との組み合わせに応じて上記電動膨張弁(5)の
開度を設定するように成っていることを特徴とする空気
調和機の電動膨張弁制御装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の空気調和機の電動膨張
弁制御装置において、 上記フロスト情報記憶部(24)は、前回のホットスター
ト時に設定した上記電動膨張弁(5)の開度を記憶し、 上記電動膨張弁開度設定部(21,22,23)は、 上記フロスト情報記憶部(24)に記憶されている前回の
フロスト時間に基づいて今回のホットスタート時におけ
る立ち上がりを速めるように電動膨張弁開度の補正開度
を設定する補正開度設定手段(21,22)を有して、 上記フロスト情報記憶部(24)から読み出された前回ホ
ットスタート時の電動膨張弁開度に対して上記補正開度
設定手段(21,22)で設定された補正開度による補正
を行うように成っていることを特徴とする空気調和機の
起動運転制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7169620A JPH0921577A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 空気調和機の電動膨張弁制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7169620A JPH0921577A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 空気調和機の電動膨張弁制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0921577A true JPH0921577A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15889882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7169620A Pending JPH0921577A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 空気調和機の電動膨張弁制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0921577A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006329590A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Daikin Ind Ltd | 調湿装置 |
CN115540211A (zh) * | 2022-08-08 | 2022-12-30 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 空调融霜控制方法、装置、设备和介质 |
-
1995
- 1995-07-05 JP JP7169620A patent/JPH0921577A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006329590A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Daikin Ind Ltd | 調湿装置 |
WO2006129644A1 (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Daikin Industries, Ltd. | 調湿装置 |
AU2006253460B2 (en) * | 2005-05-30 | 2009-12-10 | Daikin Industries, Ltd. | Humidity control system |
KR100958995B1 (ko) * | 2005-05-30 | 2010-05-20 | 다이킨 고교 가부시키가이샤 | 조습 장치 |
CN115540211A (zh) * | 2022-08-08 | 2022-12-30 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 空调融霜控制方法、装置、设备和介质 |
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