JPH09215231A - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
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- JPH09215231A JPH09215231A JP1600396A JP1600396A JPH09215231A JP H09215231 A JPH09215231 A JP H09215231A JP 1600396 A JP1600396 A JP 1600396A JP 1600396 A JP1600396 A JP 1600396A JP H09215231 A JPH09215231 A JP H09215231A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- stator core
- core plate
- substrate
- rotor
- Prior art date
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- Pending
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スペーサを無くし、部品コストと製造コスト
を抑えたスピンドルモータを得る。 【解決手段】 コイル15が巻回されたステータコア
1、ステータコア1に対向配置された駆動マグネット
2、駆動マグネット2と一体に回転するロータ3、該ロ
ータ3を回転自在に支持する軸受手段4、ステータコア
1を保持する基板5とを備えたスピンドルモータ。ステ
ータコア1は、突極を有する複数枚のコア板1aと、コ
ア板1aと基板5との間に挟設される補助コア板1bと
からなり、コア板1aと補助コア板1bとが一体に積層
かしめされると共に、突極と基板5との間に間隙が形成
されている。
を抑えたスピンドルモータを得る。 【解決手段】 コイル15が巻回されたステータコア
1、ステータコア1に対向配置された駆動マグネット
2、駆動マグネット2と一体に回転するロータ3、該ロ
ータ3を回転自在に支持する軸受手段4、ステータコア
1を保持する基板5とを備えたスピンドルモータ。ステ
ータコア1は、突極を有する複数枚のコア板1aと、コ
ア板1aと基板5との間に挟設される補助コア板1bと
からなり、コア板1aと補助コア板1bとが一体に積層
かしめされると共に、突極と基板5との間に間隙が形成
されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンドルモータ
に関するもので、特に、ステータコアの構成に関する。
に関するもので、特に、ステータコアの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】スピンドルモータは、例えば、フロッピ
ーディスク等の磁気記録媒体を搭載し、かつ、回転駆動
するモータとして、その他各種用途のモータとして用い
られる。従来のスピンドルモータの例を図5に示す。図
5において、基板45は孔を有しており、この孔には軸
受ホルダー42の下部が嵌められている。軸受ホルダー
42の外周にはフランジ42aが形成されており、この
フランジ42aよりも下側の部分が基板45の孔に対し
て挿入されている。また、軸受ホルダー42のフランジ
42aよりも上側には円筒部42bが設けられている、
この円筒部42bの内周面には軸受手段として玉軸受3
4の外輪が嵌合固定されている。
ーディスク等の磁気記録媒体を搭載し、かつ、回転駆動
するモータとして、その他各種用途のモータとして用い
られる。従来のスピンドルモータの例を図5に示す。図
5において、基板45は孔を有しており、この孔には軸
受ホルダー42の下部が嵌められている。軸受ホルダー
42の外周にはフランジ42aが形成されており、この
フランジ42aよりも下側の部分が基板45の孔に対し
て挿入されている。また、軸受ホルダー42のフランジ
42aよりも上側には円筒部42bが設けられている、
この円筒部42bの内周面には軸受手段として玉軸受3
4の外輪が嵌合固定されている。
【0003】基板45上で、かつ、軸受ホルダー42の
フランジ42aの外周にはスペーサ50が設けられてい
る。また、スペーサ50上にはステータコア31が設け
られている、ステータコア31は、磁性板からなるコア
板31aを複数枚積層することによって形成されてお
り、外周には周方向に均等な間隔で複数の突極が形成さ
れている。また、このような突極の腕部にはコイル45
が巻回されている。コア板31aを複数枚積層すること
によって構成されたステータコア31の、スペーサ50
上に配置される一番下側のコア板31aは、内周側の部
分が軸受ホルダー42側に延びており、しかも、この延
びた部分の端部は折り曲げられて折曲部31bとなり、
この折曲部31bがフランジ42a上に載せられてい
る。このため、基板45側からねじ51を挿入して、ス
ペーサ50を貫通し、最下層のコア板31aにねじ込む
ことにより、ステータコア31の最下層のコア板31a
に設けられた折曲部31bが、フランジ42aを基板3
5側に押さえ付けるため、軸受ホルダー42、スペーサ
50、ステータコア31等からなるステータが、基板3
5上に固定されることになる。
フランジ42aの外周にはスペーサ50が設けられてい
る。また、スペーサ50上にはステータコア31が設け
られている、ステータコア31は、磁性板からなるコア
板31aを複数枚積層することによって形成されてお
り、外周には周方向に均等な間隔で複数の突極が形成さ
れている。また、このような突極の腕部にはコイル45
が巻回されている。コア板31aを複数枚積層すること
によって構成されたステータコア31の、スペーサ50
上に配置される一番下側のコア板31aは、内周側の部
分が軸受ホルダー42側に延びており、しかも、この延
びた部分の端部は折り曲げられて折曲部31bとなり、
この折曲部31bがフランジ42a上に載せられてい
る。このため、基板45側からねじ51を挿入して、ス
ペーサ50を貫通し、最下層のコア板31aにねじ込む
ことにより、ステータコア31の最下層のコア板31a
に設けられた折曲部31bが、フランジ42aを基板3
5側に押さえ付けるため、軸受ホルダー42、スペーサ
50、ステータコア31等からなるステータが、基板3
5上に固定されることになる。
【0004】軸受ホルダー42は中央に孔を有し、この
孔には回転軸43が挿通されている。回転軸43の外周
面は、軸受ホルダー42に取り付けられた玉軸受34の
内輪に固定されている。このため、回転軸42は玉軸受
34によって、ステータである軸受ホルダー42、スペ
ーサ50、ステータコア31等に対して回転自在となっ
ている。
孔には回転軸43が挿通されている。回転軸43の外周
面は、軸受ホルダー42に取り付けられた玉軸受34の
内輪に固定されている。このため、回転軸42は玉軸受
34によって、ステータである軸受ホルダー42、スペ
ーサ50、ステータコア31等に対して回転自在となっ
ている。
【0005】また、回転軸42の上端部の外周面には、
フロッピーディスク等の各種媒体が載置されるハブ台3
9が取り付けられている。ハブ台39は下側に回転軸4
2を囲むようにして突出部を有しており、この突出部の
下端面は、玉軸受34の内輪の上端面と当接している。
また、ハブ台39の外周には、かしめ等によって、カッ
プ状のロータケース38が取り付けられている。ロータ
ケース38の天井部には孔38aが形成されており、孔
38aからは、駆動ピン41が上方に突出している。駆
動ピン41は、ロータケース38のステータコア31側
の面に取り付けられた板ばね52に対して取り付けられ
ており、板ばね52によって駆動ピン41は、孔38a
内で、下方に沈み込んだり、原位置に戻ったりできるよ
うになっている。このような構成の駆動ピン41は、ハ
ブ台39上に載置される図示しないフロッピーディスク
の駆動ピン挿入孔に係合し、ハブ台39の回転に伴いフ
ロッピーディスクを回転駆動させる役割を果たす。
フロッピーディスク等の各種媒体が載置されるハブ台3
9が取り付けられている。ハブ台39は下側に回転軸4
2を囲むようにして突出部を有しており、この突出部の
下端面は、玉軸受34の内輪の上端面と当接している。
また、ハブ台39の外周には、かしめ等によって、カッ
プ状のロータケース38が取り付けられている。ロータ
ケース38の天井部には孔38aが形成されており、孔
38aからは、駆動ピン41が上方に突出している。駆
動ピン41は、ロータケース38のステータコア31側
の面に取り付けられた板ばね52に対して取り付けられ
ており、板ばね52によって駆動ピン41は、孔38a
内で、下方に沈み込んだり、原位置に戻ったりできるよ
うになっている。このような構成の駆動ピン41は、ハ
ブ台39上に載置される図示しないフロッピーディスク
の駆動ピン挿入孔に係合し、ハブ台39の回転に伴いフ
ロッピーディスクを回転駆動させる役割を果たす。
【0006】さらに、ロータケース39の上端面上で、
しかも、ハブ台39と駆動ピン41よりも外周側には、
ハブ台39に載置された図示しないフロッピーディスク
のハブを吸引するために、チャッキングマグネット40
が設けられている。
しかも、ハブ台39と駆動ピン41よりも外周側には、
ハブ台39に載置された図示しないフロッピーディスク
のハブを吸引するために、チャッキングマグネット40
が設けられている。
【0007】さらに、ロータケース38は外周側に周壁
を有しており、周壁の内周面には、リング状の駆動マグ
ネット32が取り付けられている。駆動マグネット32
の内周面は、前述したステータコア31の突極と一定の
間隙をおいて向かい合っている。このため、ステータコ
ア31の突極の腕部に巻回されたコイル45を通電制御
することによって、駆動マグネット32は周方向に磁気
的に付勢され、ローターケース38、駆動ピン41、ハ
ブ台39、回転軸43が回転駆動される。このような、
回転駆動される、駆動マグネット32、ローターケース
38、駆動ピン41、ハブ台39、回転軸43の各部材
から、ロータ33が構成されている。
を有しており、周壁の内周面には、リング状の駆動マグ
ネット32が取り付けられている。駆動マグネット32
の内周面は、前述したステータコア31の突極と一定の
間隙をおいて向かい合っている。このため、ステータコ
ア31の突極の腕部に巻回されたコイル45を通電制御
することによって、駆動マグネット32は周方向に磁気
的に付勢され、ローターケース38、駆動ピン41、ハ
ブ台39、回転軸43が回転駆動される。このような、
回転駆動される、駆動マグネット32、ローターケース
38、駆動ピン41、ハブ台39、回転軸43の各部材
から、ロータ33が構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のスピンドル
モータでは、ステータコア31は、突極の腕部にコイル
45を巻き回しているので、直接、基板35上に配置で
きない。このため、ステータコア31と基板35の間に
スペーサ50を介在させて、コイル45が巻回されるス
ペースを設けている。
モータでは、ステータコア31は、突極の腕部にコイル
45を巻き回しているので、直接、基板35上に配置で
きない。このため、ステータコア31と基板35の間に
スペーサ50を介在させて、コイル45が巻回されるス
ペースを設けている。
【0009】しかし、スペーサ50は、ステータコア3
1と別部材となっているため、スペーサ50を用いるこ
とにより部品点数が増加するし、加工工程も増えるた
め、部品コストや製造コストが高騰してしまう。
1と別部材となっているため、スペーサ50を用いるこ
とにより部品点数が増加するし、加工工程も増えるた
め、部品コストや製造コストが高騰してしまう。
【0010】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、部品コストと製造コス
トを抑えたスピンドルモータを提供することを目的とす
る。
解消するためになされたもので、部品コストと製造コス
トを抑えたスピンドルモータを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コイルが巻回されたステータコア、ステータコアに対向
配置された駆動マグネット、駆動マグネットと一体に回
転するロータ、ロータを回転自在に支持する軸受手段、
ステータコアを保持する基板とを備えたスピンドルモー
タであって、ステータコアは、突極を有する複数枚のコ
ア板と、コア板と基板との間に挟設される補助コア板と
からなり、コア板と補助コア板とが一体に積層かしめさ
れると共に、突極と基板との間に間隙が形成されている
ことを特徴とする。
コイルが巻回されたステータコア、ステータコアに対向
配置された駆動マグネット、駆動マグネットと一体に回
転するロータ、ロータを回転自在に支持する軸受手段、
ステータコアを保持する基板とを備えたスピンドルモー
タであって、ステータコアは、突極を有する複数枚のコ
ア板と、コア板と基板との間に挟設される補助コア板と
からなり、コア板と補助コア板とが一体に積層かしめさ
れると共に、突極と基板との間に間隙が形成されている
ことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、軸受手段が、ボー
ルと座金とを有して上記ロータのスラスト荷重を支持す
るスラストボールベアリングを備え、補助コア板が、半
径方向内側に突出して上記スラストボールベアリングの
座金を半径方向にガイドするガイド部を備えていること
を特徴とする。
ルと座金とを有して上記ロータのスラスト荷重を支持す
るスラストボールベアリングを備え、補助コア板が、半
径方向内側に突出して上記スラストボールベアリングの
座金を半径方向にガイドするガイド部を備えていること
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるスピンドル
モータの実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。図1において、基板5は孔を有しており、この孔に
は軸受ホルダー12の下端部が嵌められている。軸受ホ
ルダー12は下側にかしめ部を有しており、このかしめ
部を基板5の孔の縁部に対してかしめることにより固定
されている。軸受ホルダー12の外周には、基板5上に
おいて軸受手段であるリング状のスラストボールベアリ
ング4が設けられている。スラストボールベアリング4
は、ボールと、ボール間に挟んで互いに相対回転するこ
とが可能な、上側の座金4aと下側の座金4bとから構
成されており、下側の座金4bが基板5上に取り付けら
れている。このため、座金4bに対して、座金4aが水
平方向に自在に回転できるようになっている。
モータの実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。図1において、基板5は孔を有しており、この孔に
は軸受ホルダー12の下端部が嵌められている。軸受ホ
ルダー12は下側にかしめ部を有しており、このかしめ
部を基板5の孔の縁部に対してかしめることにより固定
されている。軸受ホルダー12の外周には、基板5上に
おいて軸受手段であるリング状のスラストボールベアリ
ング4が設けられている。スラストボールベアリング4
は、ボールと、ボール間に挟んで互いに相対回転するこ
とが可能な、上側の座金4aと下側の座金4bとから構
成されており、下側の座金4bが基板5上に取り付けら
れている。このため、座金4bに対して、座金4aが水
平方向に自在に回転できるようになっている。
【0014】基板5上で、かつ、スラストボールベアリ
ング4の外周にはステータコア1が取り付けられてい
る。ステータコア1は、図2に示すように、外周側に均
等な間隔で放射状の突極を有している。突極は、先端部
に形成され周方向両側に広がった傘部1fと、傘部1f
とステータコア1の基部とをつなぐ腕部1eとから構成
されている。また、腕部1eには、図1に示すように、
コイル15が巻回されている。さらに、ステータコア1
は、図1、図3に示すように、磁性板からなるコア板を
複数枚積層することによって形成されている。コア板
は、図2に示すような、複数の突極を有するコア板1a
と、図4に示すような、突極を有さない補助コア板1b
とから構成されている。
ング4の外周にはステータコア1が取り付けられてい
る。ステータコア1は、図2に示すように、外周側に均
等な間隔で放射状の突極を有している。突極は、先端部
に形成され周方向両側に広がった傘部1fと、傘部1f
とステータコア1の基部とをつなぐ腕部1eとから構成
されている。また、腕部1eには、図1に示すように、
コイル15が巻回されている。さらに、ステータコア1
は、図1、図3に示すように、磁性板からなるコア板を
複数枚積層することによって形成されている。コア板
は、図2に示すような、複数の突極を有するコア板1a
と、図4に示すような、突極を有さない補助コア板1b
とから構成されている。
【0015】図4に示すように、補助コア板1bは、E
リング状で、半径方向内周側に突出した3つの舌片1
c、1d、1eを有している。また、3つの舌片1c、
1d、1eは、円弧状の腕部1gで接続されている。腕
部1gの両端部に、舌片1cと舌片1eが設けられてお
り、腕部1gの舌片1cと舌片1eの間の部分に舌片1
dが設けられている。また、舌片1c、1d、1eのう
ち、舌片1cと舌片1eは、同じ形状となっている。
リング状で、半径方向内周側に突出した3つの舌片1
c、1d、1eを有している。また、3つの舌片1c、
1d、1eは、円弧状の腕部1gで接続されている。腕
部1gの両端部に、舌片1cと舌片1eが設けられてお
り、腕部1gの舌片1cと舌片1eの間の部分に舌片1
dが設けられている。また、舌片1c、1d、1eのう
ち、舌片1cと舌片1eは、同じ形状となっている。
【0016】図3に示すように、ステータコア1は、補
助コア板1bの上面に複数枚のコア板1aを積層した
後、積層かしめを施すことによって形成されている。積
層することによって、補助コア板1bの腕部1gは、コ
ア板1aの基部と完全に重なっている。また、補助コア
板1bの舌片1c、1d、1eは、コア板1aよりも半
径方向内周側に突出した形態となっている。
助コア板1bの上面に複数枚のコア板1aを積層した
後、積層かしめを施すことによって形成されている。積
層することによって、補助コア板1bの腕部1gは、コ
ア板1aの基部と完全に重なっている。また、補助コア
板1bの舌片1c、1d、1eは、コア板1aよりも半
径方向内周側に突出した形態となっている。
【0017】ステータコア1の最も下側(最下層)に補
助コア板1bを設けることにより、締結部材等を使用し
てステータコア1を直接基板5に取り付けた場合、ステ
ータコア1の最も下側に位置する補助コア1bがスペー
サの役割を果たすことができる。即ち、突極と基板5の
間にコイル15を巻き回すために必要かつ充分な間隙を
形成し、補助コア1bによって複数枚積層されたコア板
1aの部分が持ち上げられた形態なっている。なお、補
助コア板1bの厚さと、コイル15の巻回し高さの関係
は、補助コア板1bの厚さの方が、コイル15の巻回し
高さよりも大きくなるような設定となっている。
助コア板1bを設けることにより、締結部材等を使用し
てステータコア1を直接基板5に取り付けた場合、ステ
ータコア1の最も下側に位置する補助コア1bがスペー
サの役割を果たすことができる。即ち、突極と基板5の
間にコイル15を巻き回すために必要かつ充分な間隙を
形成し、補助コア1bによって複数枚積層されたコア板
1aの部分が持ち上げられた形態なっている。なお、補
助コア板1bの厚さと、コイル15の巻回し高さの関係
は、補助コア板1bの厚さの方が、コイル15の巻回し
高さよりも大きくなるような設定となっている。
【0018】一方、軸受ホルダー12は、中央に孔を有
しており、この孔には回転軸13が挿通されている。回
転軸13の、軸受ホルダー12の孔に挿通された部分よ
りも上側の外周面にはカップ状のロータケース8が圧入
により固着されている。ロータケース8は、中央に軸受
ホルダー12側に突出した円筒部を有しており、この円
筒部の内周面が回転軸13の外周面に対して圧入固着さ
れている。
しており、この孔には回転軸13が挿通されている。回
転軸13の、軸受ホルダー12の孔に挿通された部分よ
りも上側の外周面にはカップ状のロータケース8が圧入
により固着されている。ロータケース8は、中央に軸受
ホルダー12側に突出した円筒部を有しており、この円
筒部の内周面が回転軸13の外周面に対して圧入固着さ
れている。
【0019】ロータケース8の上端面にはフロッピーデ
ィスク等の各種メディアが載置されるハブ台9が設けら
れている。また、ハブ台9の一部には孔が形成されてお
り、この孔が形成された部分のロータケース8の上端面
にも孔が形成されて、駆動ピン11が設けられている。
駆動ピンは11は、ロータケース8の内部側の面、即
ち、スラストボールベアリング4側の面に設けられた図
示しないスイングアームの一端に取り付けられている。
また、駆動ピン11には溝11aが形成されており、こ
の溝11aによって駆動ピン11がロータケース8の一
部を噛んだような形態となっている。このため、駆動ピ
ン11は、スイングアームによって、ロータケース8の
上端面上を、限られた範囲内で移動できるような形態と
なっている。このような構成の駆動ピン11は、ハブ台
9上に載置される図示しないフロッピーディスクの駆動
ピン挿入孔に係合し、フロッピーディスクを回転駆動さ
せる役割を果たす。
ィスク等の各種メディアが載置されるハブ台9が設けら
れている。また、ハブ台9の一部には孔が形成されてお
り、この孔が形成された部分のロータケース8の上端面
にも孔が形成されて、駆動ピン11が設けられている。
駆動ピンは11は、ロータケース8の内部側の面、即
ち、スラストボールベアリング4側の面に設けられた図
示しないスイングアームの一端に取り付けられている。
また、駆動ピン11には溝11aが形成されており、こ
の溝11aによって駆動ピン11がロータケース8の一
部を噛んだような形態となっている。このため、駆動ピ
ン11は、スイングアームによって、ロータケース8の
上端面上を、限られた範囲内で移動できるような形態と
なっている。このような構成の駆動ピン11は、ハブ台
9上に載置される図示しないフロッピーディスクの駆動
ピン挿入孔に係合し、フロッピーディスクを回転駆動さ
せる役割を果たす。
【0020】さらに、ローターケース8は、スラストボ
ールベアリング4の座金4aと向かい合う箇所に円形の
突堤状の突出部8aを有しており、この突出部8aは、
スラストボールベアリング4の座金4aの上端面上に載
置された形態となっている。突出部8aが、スラストボ
ールベアリング4の座金4aの上端面上に載置されるこ
とにより、ロータケース8、及び、ロータケース8と一
体の回転軸13は、スラストボールベアリング4によっ
て、スラスト方向に支持されることになり、この結果、
ロータケース8、及び、回転軸13は、ステータである
基板5、ステータコア1等の部材に対して回転自在とな
っている。
ールベアリング4の座金4aと向かい合う箇所に円形の
突堤状の突出部8aを有しており、この突出部8aは、
スラストボールベアリング4の座金4aの上端面上に載
置された形態となっている。突出部8aが、スラストボ
ールベアリング4の座金4aの上端面上に載置されるこ
とにより、ロータケース8、及び、ロータケース8と一
体の回転軸13は、スラストボールベアリング4によっ
て、スラスト方向に支持されることになり、この結果、
ロータケース8、及び、回転軸13は、ステータである
基板5、ステータコア1等の部材に対して回転自在とな
っている。
【0021】ロータケース8は外周側に周壁を有してお
り、周壁の内面にはヨーク6を介して駆動マグネット2
が取り付けられている。駆動マグネット2はリング状
で、内周面は、基板5に取り付けられたステータコア1
の突極の先端面と一定の間隙をおいて向かい合ってい
る。従って、ステータコア1の突極に巻回されたコイル
15を通電制御することにより、駆動マグネット2は周
方向に磁気的に付勢され、ロータケース8、ハブ台9、
回転軸13は一体に回転駆動される。なお、これら一体
に回転駆動される、駆動マグネット2、ロータケース
8、ハブ台9、回転軸13の部材からロータ3が構成さ
れている。
り、周壁の内面にはヨーク6を介して駆動マグネット2
が取り付けられている。駆動マグネット2はリング状
で、内周面は、基板5に取り付けられたステータコア1
の突極の先端面と一定の間隙をおいて向かい合ってい
る。従って、ステータコア1の突極に巻回されたコイル
15を通電制御することにより、駆動マグネット2は周
方向に磁気的に付勢され、ロータケース8、ハブ台9、
回転軸13は一体に回転駆動される。なお、これら一体
に回転駆動される、駆動マグネット2、ロータケース
8、ハブ台9、回転軸13の部材からロータ3が構成さ
れている。
【0022】一方、ロータケース8の周壁の外周面には
周波数発電用マグネット7が取り付けられている。基板
5上で、周波数発電用マグネット7の着磁面と向かい合
う位置には、図示しない矩形波状の周波数発電用パター
ンが設けられている。ロータケース8の回転に伴って、
周波数発電用パターンと向かい合う周波数発電用マグネ
ット7が回転することにより、周波数発電用パターンに
よって周波数信号が発電される。周波数信号は、制御装
置等に対して出力され、この制御装置によって上記スピ
ンドルモータの回転速度の制御がなされる。
周波数発電用マグネット7が取り付けられている。基板
5上で、周波数発電用マグネット7の着磁面と向かい合
う位置には、図示しない矩形波状の周波数発電用パター
ンが設けられている。ロータケース8の回転に伴って、
周波数発電用パターンと向かい合う周波数発電用マグネ
ット7が回転することにより、周波数発電用パターンに
よって周波数信号が発電される。周波数信号は、制御装
置等に対して出力され、この制御装置によって上記スピ
ンドルモータの回転速度の制御がなされる。
【0023】以上のような構成のスピンドルモータによ
れば、ステータコア1は、突極を有する複数枚のコア板
1aと、コア板1aと基板5との間に挟設される補助コ
ア板1bとからなり、コア板1aと補助コア板1bとが
一体に積層かしめされると共に、補助コア板1bによっ
て突極と基板5との間にコイル15が巻回される間隙が
形成されているため、従来使用していたスペーサが不要
となり、スペーサの取付けがなくなる分、部品コストと
製造コストを低下することができる。
れば、ステータコア1は、突極を有する複数枚のコア板
1aと、コア板1aと基板5との間に挟設される補助コ
ア板1bとからなり、コア板1aと補助コア板1bとが
一体に積層かしめされると共に、補助コア板1bによっ
て突極と基板5との間にコイル15が巻回される間隙が
形成されているため、従来使用していたスペーサが不要
となり、スペーサの取付けがなくなる分、部品コストと
製造コストを低下することができる。
【0024】また、ステータコア1の補助コア板1bの
舌片1c、1d、1eをガイド部とし、このガイド部を
ガイドとして基板5上にスラストボールベアリング4を
取り付けることができるため、基板5上に高い精度で軸
受手段であるスラストボールベアリング4を取り付ける
ことができる。従って、スピンドルモータの回転精度を
飛躍的に高めることができる。
舌片1c、1d、1eをガイド部とし、このガイド部を
ガイドとして基板5上にスラストボールベアリング4を
取り付けることができるため、基板5上に高い精度で軸
受手段であるスラストボールベアリング4を取り付ける
ことができる。従って、スピンドルモータの回転精度を
飛躍的に高めることができる。
【0025】なお、ステータコア1の一部である補助コ
ア板1bの板厚は、他のコア板1aと同じにしてよい
し、異ならせてもよい。ステータコア1の突極に巻回さ
れるコイル15の量によって適当な板厚に設定すればよ
い。また、補助コア板1bの材質とコア板1aの材質
も、同じにしてよいし、互いに異ならせてよい。
ア板1bの板厚は、他のコア板1aと同じにしてよい
し、異ならせてもよい。ステータコア1の突極に巻回さ
れるコイル15の量によって適当な板厚に設定すればよ
い。また、補助コア板1bの材質とコア板1aの材質
も、同じにしてよいし、互いに異ならせてよい。
【0026】本発明にかかるスピンドルモータは、フロ
ッピーディスクドライブ用モータのほか、ハードディス
クドライブ用モータ、各種ディスクドライブ用モータ、
その他各種用途のモータとして適用可能である。
ッピーディスクドライブ用モータのほか、ハードディス
クドライブ用モータ、各種ディスクドライブ用モータ、
その他各種用途のモータとして適用可能である。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ステータ
コアは、突極を有する複数枚のコア板と、該コア板と上
記基板との間に挟設される補助コア板とからなり、コア
板と補助コア板とが一体に積層かしめされると共に、突
極と基板との間に間隙が形成されているため、基板とコ
ア板との間に巻線用の間隙を形成するためのスペーサが
不要となり、この分、部品コストと製造コストを低下す
ることが可能となる。
コアは、突極を有する複数枚のコア板と、該コア板と上
記基板との間に挟設される補助コア板とからなり、コア
板と補助コア板とが一体に積層かしめされると共に、突
極と基板との間に間隙が形成されているため、基板とコ
ア板との間に巻線用の間隙を形成するためのスペーサが
不要となり、この分、部品コストと製造コストを低下す
ることが可能となる。
【0028】請求項2記載の発明は、軸受手段が、ボー
ルと座金とを有してロータのスラスト荷重を支持するス
ラストボールベアリングを備え、補助コア板は、半径方
向内側に突出してスラストボールベアリングの座金を半
径方向にガイドするガイド部を備えているため、精度よ
くスラストボールベアリングを基板上に配置することが
可能となり、スピンドルモータの回転精度を飛躍的に高
めることが可能となる。
ルと座金とを有してロータのスラスト荷重を支持するス
ラストボールベアリングを備え、補助コア板は、半径方
向内側に突出してスラストボールベアリングの座金を半
径方向にガイドするガイド部を備えているため、精度よ
くスラストボールベアリングを基板上に配置することが
可能となり、スピンドルモータの回転精度を飛躍的に高
めることが可能となる。
【図1】本発明にかかるスピンドルモータの実施の形態
を示す断面図。
を示す断面図。
【図2】同上スピンドルモータに適用されるステータコ
アを示す平面図。
アを示す平面図。
【図3】同上断面図。
【図4】同上スピンドルモータに適用される補助コア板
を示す平面図。
を示す平面図。
【図5】従来のスピンドルモータの例を示す断面図。
1 ステータコア 1a コア板 1b 補助コア板 2 駆動マグネット 3 ロータ 4 軸受手段 5 基板
Claims (2)
- 【請求項1】 コイルが巻回されたステータコア、該ス
テータコアに対向配置された駆動マグネット、該駆動マ
グネットと一体に回転するロータ、該ロータを回転自在
に支持する軸受手段、上記ステータコアを保持する基板
とを備えたスピンドルモータであって、 上記ステータコアは、突極を有する複数枚のコア板と、
該コア板と上記基板との間に挟設される補助コア板とか
らなり、上記コア板と上記補助コア板とが一体に積層か
しめされると共に、上記突極と上記基板との間に間隙が
形成されていることを特徴とするスピンドルモータ。 - 【請求項2】 上記軸受手段は、ボールと座金とを有し
て上記ロータのスラスト荷重を支持するスラストボール
ベアリングを備え、 上記補助コア板は、半径方向内側に突出して上記スラス
トボールベアリングの座金を半径方向にガイドするガイ
ド部を備えていることを特徴とする請求項1記載のスピ
ンドルモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1600396A JPH09215231A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1600396A JPH09215231A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | スピンドルモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09215231A true JPH09215231A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11904448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1600396A Pending JPH09215231A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | スピンドルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09215231A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7923878B2 (en) * | 2006-10-31 | 2011-04-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Axial gap coreless motor and positioning unit |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP1600396A patent/JPH09215231A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7923878B2 (en) * | 2006-10-31 | 2011-04-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Axial gap coreless motor and positioning unit |
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