JPH09210241A - 電磁弁制御装置 - Google Patents
電磁弁制御装置Info
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- JPH09210241A JPH09210241A JP2134396A JP2134396A JPH09210241A JP H09210241 A JPH09210241 A JP H09210241A JP 2134396 A JP2134396 A JP 2134396A JP 2134396 A JP2134396 A JP 2134396A JP H09210241 A JPH09210241 A JP H09210241A
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Landscapes
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構成が単純で、駆動電源電圧の変動を補償で
きる高精度で安定性に優れた電磁弁制御装置を提供す
る。 【解決手段】 過励磁パルス発生手段5、駆動制御パル
ス発生手段6、チョッピングパルス発生手段7、駆動信
号合成手段8、電圧比較手段9、パルス信号補正手段1
0を備えた制御手段2と、駆動手段3と、電磁弁4とか
らなる電磁弁制御装置1。
きる高精度で安定性に優れた電磁弁制御装置を提供す
る。 【解決手段】 過励磁パルス発生手段5、駆動制御パル
ス発生手段6、チョッピングパルス発生手段7、駆動信
号合成手段8、電圧比較手段9、パルス信号補正手段1
0を備えた制御手段2と、駆動手段3と、電磁弁4とか
らなる電磁弁制御装置1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電磁弁の駆動を制
御する電磁弁制御装置に係り、特に駆動電源電圧が変動
しても電磁弁を安定に駆動する電磁弁制御装置に関す
る。
御する電磁弁制御装置に係り、特に駆動電源電圧が変動
しても電磁弁を安定に駆動する電磁弁制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁弁制御装置は、特開昭63−
203982号公報に開示されているように、電磁弁の
駆動を制御するデューティ制御信号の一周期当りの作動
時間が、電磁弁の起動に必要な動作電流を流す動作時間
と、電磁弁の動作を保持する保持電流を流す保持時間と
の和で構成されている。
203982号公報に開示されているように、電磁弁の
駆動を制御するデューティ制御信号の一周期当りの作動
時間が、電磁弁の起動に必要な動作電流を流す動作時間
と、電磁弁の動作を保持する保持電流を流す保持時間と
の和で構成されている。
【0003】これにより、電磁弁の動作を保持する保持
電流は電磁弁の起動に必要な動作電流よりも小さな値に
設定することができ、デューティ制御信号の一周期間に
電磁弁に流すトータル電流を減少させることができる。
電流は電磁弁の起動に必要な動作電流よりも小さな値に
設定することができ、デューティ制御信号の一周期間に
電磁弁に流すトータル電流を減少させることができる。
【0004】このように、従来の電磁弁制御装置は、デ
ューティ制御信号に電磁弁の動作を保持する保持電流を
流す保持時間を設けたため、デューティ比が100%ま
たはその近傍にあっても電磁弁のコイルに流す電流値を
制限し、消費電力が必要以上に増大することを抑えてコ
イルの発熱に起因する電磁弁の絶縁破壊を防止すること
ができる。
ューティ制御信号に電磁弁の動作を保持する保持電流を
流す保持時間を設けたため、デューティ比が100%ま
たはその近傍にあっても電磁弁のコイルに流す電流値を
制限し、消費電力が必要以上に増大することを抑えてコ
イルの発熱に起因する電磁弁の絶縁破壊を防止すること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁弁制御装置
は、電磁弁の起動に必要な動作電流を流す動作時間と、
電磁弁の動作を保持する保持電流を流す保持時間との和
でデューティ制御信号の一周期当りの作動時間を構成し
たので、デューティ制御信号の一周期間に電磁弁に流す
トータル電流を減少させることができるが、電磁弁を駆
動する駆動電源の電圧がノミナル値から変動した場合に
は、変動した電圧値に対応して動作電流および保持電流
が変動して電磁弁の動作に影響を及ぼす課題がある。
は、電磁弁の起動に必要な動作電流を流す動作時間と、
電磁弁の動作を保持する保持電流を流す保持時間との和
でデューティ制御信号の一周期当りの作動時間を構成し
たので、デューティ制御信号の一周期間に電磁弁に流す
トータル電流を減少させることができるが、電磁弁を駆
動する駆動電源の電圧がノミナル値から変動した場合に
は、変動した電圧値に対応して動作電流および保持電流
が変動して電磁弁の動作に影響を及ぼす課題がある。
【0006】例えば、駆動電源の電圧が変動してノミナ
ル値から増加した場合、電磁弁のコイルに流れる動作電
流および保持電流が増加して電磁弁が発熱する課題があ
る。
ル値から増加した場合、電磁弁のコイルに流れる動作電
流および保持電流が増加して電磁弁が発熱する課題があ
る。
【0007】一方、駆動電源の電圧が変動してノミナル
値から減少した場合、電磁弁のコイルに流れる動作電流
および保持電流が減少して電磁弁が起動しなかったり、
電磁弁の動作を保持できない課題がある。
値から減少した場合、電磁弁のコイルに流れる動作電流
および保持電流が減少して電磁弁が起動しなかったり、
電磁弁の動作を保持できない課題がある。
【0008】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、その目的は電磁弁を駆動する駆動電源
の電圧がノミナル値から変動してもデューティ制御信号
の一周期間の動作電流および保持電流を一定にして電磁
弁を安定に駆動することができる電磁弁制御装置を提供
することにある。
なされたもので、その目的は電磁弁を駆動する駆動電源
の電圧がノミナル値から変動してもデューティ制御信号
の一周期間の動作電流および保持電流を一定にして電磁
弁を安定に駆動することができる電磁弁制御装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係る電磁弁制御装置の制御手段は、電磁弁を
駆動する駆動電源電圧と基準電圧とを比較する電圧比較
手段と、電圧比較手段の比較結果に基づいて駆動制御パ
ルス信号の立上がりパルス幅とチョッピングパルス信号
のパルス幅とを変更するパルス信号補正手段と、を備え
たことを特徴とする。
請求項1に係る電磁弁制御装置の制御手段は、電磁弁を
駆動する駆動電源電圧と基準電圧とを比較する電圧比較
手段と、電圧比較手段の比較結果に基づいて駆動制御パ
ルス信号の立上がりパルス幅とチョッピングパルス信号
のパルス幅とを変更するパルス信号補正手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0010】電磁弁制御装置の制御手段は、電磁弁を駆
動する駆動電源電圧と基準電圧とを比較する電圧比較手
段と、電圧比較手段の比較結果に基づいて駆動制御パル
ス信号の立上がりパルス幅とチョッピングパルス信号の
パルス幅とを変更するパルス信号補正手段とを備えたの
で、電磁弁を駆動する駆動電源電圧がノミナル値から変
動しても駆動制御パルス信号の立上がりパルス幅とチョ
ッピングパルス信号のパルス幅とを変更し、電磁弁の動
作電流および保持電流を駆動電源電圧がノミナル値の場
合の値に補正することができる。
動する駆動電源電圧と基準電圧とを比較する電圧比較手
段と、電圧比較手段の比較結果に基づいて駆動制御パル
ス信号の立上がりパルス幅とチョッピングパルス信号の
パルス幅とを変更するパルス信号補正手段とを備えたの
で、電磁弁を駆動する駆動電源電圧がノミナル値から変
動しても駆動制御パルス信号の立上がりパルス幅とチョ
ッピングパルス信号のパルス幅とを変更し、電磁弁の動
作電流および保持電流を駆動電源電圧がノミナル値の場
合の値に補正することができる。
【0011】また、請求項2に係る駆動信号合成手段
は、駆動制御パルス信号および過励磁パルス信号の論理
積と、駆動制御パルス信号およびチョッピングパルス信
号の論理積との論理和を駆動信号として形成することを
特徴とする。
は、駆動制御パルス信号および過励磁パルス信号の論理
積と、駆動制御パルス信号およびチョッピングパルス信
号の論理積との論理和を駆動信号として形成することを
特徴とする。
【0012】駆動制御パルス信号および過励磁パルス信
号の論理積と、駆動制御パルス信号およびチョッピング
パルス信号の論理積との論理和を駆動信号として形成す
る駆動信号合成手段を備えたので、チョッピングパルス
信号(PWM信号)を常時出力しても、駆動制御パルス
信号および過励磁パルス信号のタイミングによって駆動
信号出力におけるチョッピングパルス信号(PWM信
号)の出力オン/オフのタイミングを設定することがで
きる。また、チョッピングパルス信号(PWM信号)の
出力タイミングを制御する必要がないため、制御手段2
を構成するマイクロプロセッサの負荷を低減することが
できる。
号の論理積と、駆動制御パルス信号およびチョッピング
パルス信号の論理積との論理和を駆動信号として形成す
る駆動信号合成手段を備えたので、チョッピングパルス
信号(PWM信号)を常時出力しても、駆動制御パルス
信号および過励磁パルス信号のタイミングによって駆動
信号出力におけるチョッピングパルス信号(PWM信
号)の出力オン/オフのタイミングを設定することがで
きる。また、チョッピングパルス信号(PWM信号)の
出力タイミングを制御する必要がないため、制御手段2
を構成するマイクロプロセッサの負荷を低減することが
できる。
【0013】さらに、請求項3に係る電圧比較手段は、
駆動電源電圧と基準電圧との偏差に対応した偏差信号を
出力することを特徴とする。
駆動電源電圧と基準電圧との偏差に対応した偏差信号を
出力することを特徴とする。
【0014】駆動電源電圧と基準電圧との偏差に対応し
た偏差信号を出力する電圧比較手段を備えたので、駆動
電源電圧の変動量の絶対値と極性を一極性の偏差信号と
して正確に検出することができる。
た偏差信号を出力する電圧比較手段を備えたので、駆動
電源電圧の変動量の絶対値と極性を一極性の偏差信号と
して正確に検出することができる。
【0015】また、請求項4に係るパルス信号補正手段
は、偏差信号に対応した駆動制御パルス補正信号を出力
する駆動制御パルス補正手段と、偏差信号に対応したチ
ョッピングパルス補正信号を出力するチョッピングパル
ス補正手段と、を備えたことを特徴とする。
は、偏差信号に対応した駆動制御パルス補正信号を出力
する駆動制御パルス補正手段と、偏差信号に対応したチ
ョッピングパルス補正信号を出力するチョッピングパル
ス補正手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】この発明に係るパルス信号補正手段は、駆
動制御パルス補正手段と、チョッピングパルス補正手段
とを備え、偏差信号に対応してそれぞれ駆動制御パルス
補正信号およびチョッピングパルス補正信号を出力する
ので、駆動電源電圧の変動値に対応してトータルの動作
電流および保持電流を駆動電源電圧がノミナル値の状態
に補償することができる。
動制御パルス補正手段と、チョッピングパルス補正手段
とを備え、偏差信号に対応してそれぞれ駆動制御パルス
補正信号およびチョッピングパルス補正信号を出力する
ので、駆動電源電圧の変動値に対応してトータルの動作
電流および保持電流を駆動電源電圧がノミナル値の状態
に補償することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。なお、この発明の電磁弁制
御装置は、車両の油圧制御を行う電磁弁をバッテリ電圧
で駆動する場合に、例えばバッテリ充電直後のノミナル
値よりも高いバッテリ電圧、またはバッテリ駆動が継続
した後のノミナル値よりも低いバッテリ電圧のいずれの
状態で電磁弁が駆動されても、電磁弁の起動に必要な動
作電流および電磁弁の動作を保持する保持電流の変動を
補償してバッテリ電圧がノミナル値の状態に補正するも
のである。
付図面に基づいて説明する。なお、この発明の電磁弁制
御装置は、車両の油圧制御を行う電磁弁をバッテリ電圧
で駆動する場合に、例えばバッテリ充電直後のノミナル
値よりも高いバッテリ電圧、またはバッテリ駆動が継続
した後のノミナル値よりも低いバッテリ電圧のいずれの
状態で電磁弁が駆動されても、電磁弁の起動に必要な動
作電流および電磁弁の動作を保持する保持電流の変動を
補償してバッテリ電圧がノミナル値の状態に補正するも
のである。
【0018】図1は請求項1に係る電磁弁制御装置の全
体ブロック構成図である。図1において、電磁弁制御装
置1は、制御手段2、駆動手段3、電磁弁4を備える。
なお、駆動手段3および電磁弁4はバッテリ11の駆動
電源電圧VBにより駆動され、制御手段2は駆動電源電
圧VB(例えば、12V)を降圧した安定化電源VA(例
えば、5V)で駆動される。また、駆動電源電圧VBは
バッテリ11の充電状態または使用状態によって高圧側
または低圧側に変動するが、安定化電源VAは駆動電源
電圧VBの変動を吸収して常に一定電圧を制御手段2に
供給する。
体ブロック構成図である。図1において、電磁弁制御装
置1は、制御手段2、駆動手段3、電磁弁4を備える。
なお、駆動手段3および電磁弁4はバッテリ11の駆動
電源電圧VBにより駆動され、制御手段2は駆動電源電
圧VB(例えば、12V)を降圧した安定化電源VA(例
えば、5V)で駆動される。また、駆動電源電圧VBは
バッテリ11の充電状態または使用状態によって高圧側
または低圧側に変動するが、安定化電源VAは駆動電源
電圧VBの変動を吸収して常に一定電圧を制御手段2に
供給する。
【0019】制御手段2はマイクロプロセッサを基本に
各種信号発生手段、演算手段、処理手段、比較手段等か
ら構成し、過励磁パルス発生手段5、駆動制御パルス発
生手段6、チョッピングパルス発生手段7、駆動信号合
成手段8、電圧比較手段9、パルス信号補正手段10を
備える。
各種信号発生手段、演算手段、処理手段、比較手段等か
ら構成し、過励磁パルス発生手段5、駆動制御パルス発
生手段6、チョッピングパルス発生手段7、駆動信号合
成手段8、電圧比較手段9、パルス信号補正手段10を
備える。
【0020】過励磁パルス発生手段5は、例えばパルス
発生器で構成し、電磁弁4の起動に必要な動作電流ID
を流すための過励磁パルス信号POを発生し、過励磁パ
ルス信号POを駆動信号合成手段8に供給する。なお、
過励磁パルス信号POのパルス幅は、バッテリ11の駆
動電源電圧VBが許容される低圧側に最大変動しても、
電磁弁4を起動できるよう予め設定する。
発生器で構成し、電磁弁4の起動に必要な動作電流ID
を流すための過励磁パルス信号POを発生し、過励磁パ
ルス信号POを駆動信号合成手段8に供給する。なお、
過励磁パルス信号POのパルス幅は、バッテリ11の駆
動電源電圧VBが許容される低圧側に最大変動しても、
電磁弁4を起動できるよう予め設定する。
【0021】駆動制御パルス発生手段6は、例えばパル
ス発生器で構成し、所定周期、所定デューティ比の駆動
制御パルス信号PDを発生し、駆動制御パルス信号PDを
駆動信号合成手段8に供給する。また、駆動制御パルス
発生手段6は立上りのパルス幅を可変する可変制御手段
を備え、パルス信号補正手段10から供給される駆動制
御パルス補正信号KDに基づいて駆動制御パルス信号PD
の立上りのパルス幅を変更するよう構成する。
ス発生器で構成し、所定周期、所定デューティ比の駆動
制御パルス信号PDを発生し、駆動制御パルス信号PDを
駆動信号合成手段8に供給する。また、駆動制御パルス
発生手段6は立上りのパルス幅を可変する可変制御手段
を備え、パルス信号補正手段10から供給される駆動制
御パルス補正信号KDに基づいて駆動制御パルス信号PD
の立上りのパルス幅を変更するよう構成する。
【0022】チョッピングパルス発生手段7は、PWM
(パルス幅変調)信号発生器で構成し、例えば図示しな
い車両のECU(電子制御ユニット)からの制御信号に
基づいて電磁弁4の動作保持に必要な保持電流IHを流
すための所定デューティ比のチョッピングパルス信号
(PWM信号)PCを発生し、チョッピングパルス信号
PCを駆動信号合成手段8に供給する。また、チョッピ
ングパルス発生手段7はチョッピングパルス信号(PW
M信号)PCのパルス幅を可変する可変制御手段を備
え、パルス信号補正手段10から供給されるチョッピン
グパルス補正信号KCに基づいてチョッピングパルス信
号(PWM信号)PCのパルス幅(デューティ比)を変
更するよう構成する。
(パルス幅変調)信号発生器で構成し、例えば図示しな
い車両のECU(電子制御ユニット)からの制御信号に
基づいて電磁弁4の動作保持に必要な保持電流IHを流
すための所定デューティ比のチョッピングパルス信号
(PWM信号)PCを発生し、チョッピングパルス信号
PCを駆動信号合成手段8に供給する。また、チョッピ
ングパルス発生手段7はチョッピングパルス信号(PW
M信号)PCのパルス幅を可変する可変制御手段を備
え、パルス信号補正手段10から供給されるチョッピン
グパルス補正信号KCに基づいてチョッピングパルス信
号(PWM信号)PCのパルス幅(デューティ比)を変
更するよう構成する。
【0023】駆動信号合成手段8は論理演算回路で構成
し、過励磁パルス信号PO、駆動制御パルス信号PDおよ
びチョッピングパルス信号PCに基づいて所定の論理演
算を行い、駆動制御パルス信号PDの一周期間に電磁弁
4の起動および保持に必要な動作電流IDおよび保持電
流IHを流すよう過励磁パルス信号POおよびチョッピン
グパルス信号PCを合成した駆動信号VHを発生し、駆動
信号VHを駆動手段3に提供する。
し、過励磁パルス信号PO、駆動制御パルス信号PDおよ
びチョッピングパルス信号PCに基づいて所定の論理演
算を行い、駆動制御パルス信号PDの一周期間に電磁弁
4の起動および保持に必要な動作電流IDおよび保持電
流IHを流すよう過励磁パルス信号POおよびチョッピン
グパルス信号PCを合成した駆動信号VHを発生し、駆動
信号VHを駆動手段3に提供する。
【0024】電圧比較手段9は差動増幅器等を用いたコ
ンパレータで構成し、バッテリ11の駆動電源電圧VB
を分圧した電圧VBDと、駆動電源電圧VBのノミナル値
を分圧(分圧比:VBD/VB)した基準電圧VRとを比較
し、電圧VBDと基準電圧VRの偏差ΔV(=VBD−VR)
を演算した後、この偏差ΔV(=VBD−VR)に対応し
た偏差信号VXをパルス信号補正手段10に供給する。
ンパレータで構成し、バッテリ11の駆動電源電圧VB
を分圧した電圧VBDと、駆動電源電圧VBのノミナル値
を分圧(分圧比:VBD/VB)した基準電圧VRとを比較
し、電圧VBDと基準電圧VRの偏差ΔV(=VBD−VR)
を演算した後、この偏差ΔV(=VBD−VR)に対応し
た偏差信号VXをパルス信号補正手段10に供給する。
【0025】パルス信号補正手段10はROM等のメモ
リを備え、予め設計値または実験値に基づいて設定した
偏差信号VXと駆動制御パルス補正信号KDとの対応デー
タ、および偏差信号VXとチョッピングパルス補正信号
KCとの対応データを記憶しておき、電圧比較手段9か
ら供給される偏差信号VXに対応した駆動制御パルス補
正信号KD、チョッピングパルス補正信号KCを選択して
出力し、それぞれ駆動制御パルス発生手段6、チョッピ
ングパルス発生手段7に供給して駆動制御パルス信号P
Dの立上りのパルス幅およびチョッピングパルス信号PC
のパルス幅を変更するよう制御する。
リを備え、予め設計値または実験値に基づいて設定した
偏差信号VXと駆動制御パルス補正信号KDとの対応デー
タ、および偏差信号VXとチョッピングパルス補正信号
KCとの対応データを記憶しておき、電圧比較手段9か
ら供給される偏差信号VXに対応した駆動制御パルス補
正信号KD、チョッピングパルス補正信号KCを選択して
出力し、それぞれ駆動制御パルス発生手段6、チョッピ
ングパルス発生手段7に供給して駆動制御パルス信号P
Dの立上りのパルス幅およびチョッピングパルス信号PC
のパルス幅を変更するよう制御する。
【0026】駆動手段3は、例えばトランジスタやFE
T(電界効果トランジスタ)を用いたスイッチング回路
で構成し、駆動信号合成手段8から供給される過励磁パ
ルス信号POおよびチョッピングパルス信号PCを合成し
た駆動信号VHに基づいてバッテリ11の駆動電源電圧
VBからパルス状の駆動電圧VOを発生し、動作電流ID
を供給して電磁弁4を起動するとともに、保持電流IH
を供給して電磁弁4の動作を保持する。
T(電界効果トランジスタ)を用いたスイッチング回路
で構成し、駆動信号合成手段8から供給される過励磁パ
ルス信号POおよびチョッピングパルス信号PCを合成し
た駆動信号VHに基づいてバッテリ11の駆動電源電圧
VBからパルス状の駆動電圧VOを発生し、動作電流ID
を供給して電磁弁4を起動するとともに、保持電流IH
を供給して電磁弁4の動作を保持する。
【0027】このように、電磁弁制御装置1の制御手段
2は、電磁弁4を駆動する駆動電源電圧と基準電圧とを
比較する電圧比較手段9と、電圧比較手段9の比較結果
に基づいて駆動制御パルス信号PDの立上がりパルス幅
とチョッピングパルス信号PCのパルス幅とを変更する
パルス信号補正手段10とを備えたので、電磁弁4を駆
動する駆動電源電圧VBがノミナル値から変動しても駆
動制御パルス信号PDの立上がりパルス幅とチョッピン
グパルス信号PCのパルス幅とを変更し、電磁弁4の動
作電流IDおよび保持電流IHを駆動電源電圧VBがノミ
ナル値の場合の値に補正することができる。
2は、電磁弁4を駆動する駆動電源電圧と基準電圧とを
比較する電圧比較手段9と、電圧比較手段9の比較結果
に基づいて駆動制御パルス信号PDの立上がりパルス幅
とチョッピングパルス信号PCのパルス幅とを変更する
パルス信号補正手段10とを備えたので、電磁弁4を駆
動する駆動電源電圧VBがノミナル値から変動しても駆
動制御パルス信号PDの立上がりパルス幅とチョッピン
グパルス信号PCのパルス幅とを変更し、電磁弁4の動
作電流IDおよび保持電流IHを駆動電源電圧VBがノミ
ナル値の場合の値に補正することができる。
【0028】図2は請求項2に係る駆動信号合成手段の
一実施の形態回路図である。図2において、駆動信号合
成手段8はNANDゲート8A〜8Cからなる論理演算
回路で構成し、電磁弁4の起動に必要な動作電流IDを
流すための過励磁パルス信号PO、駆動制御パルス信号
PDおよび電磁弁4の動作保持に必要な保持電流IHを流
すための所定デューティ比のチョッピングパルス信号
(PWM信号)PCを合成して駆動信号VH(PO*PD+
PD*PC)を生成し、この駆動信号VHを駆動手段3に
供給する。
一実施の形態回路図である。図2において、駆動信号合
成手段8はNANDゲート8A〜8Cからなる論理演算
回路で構成し、電磁弁4の起動に必要な動作電流IDを
流すための過励磁パルス信号PO、駆動制御パルス信号
PDおよび電磁弁4の動作保持に必要な保持電流IHを流
すための所定デューティ比のチョッピングパルス信号
(PWM信号)PCを合成して駆動信号VH(PO*PD+
PD*PC)を生成し、この駆動信号VHを駆動手段3に
供給する。
【0029】駆動信号合成手段8は、過励磁パルス信号
POおよび駆動制御パルス信号PDの論理積(PO*PD)
と、駆動制御パルス信号PDとチョッピングパルス信号
(PWM信号)PCの論理積(PD*PC)との論理和
(PO*PD+PD*PC)を駆動信号VHとして出力する
ので、チョッピングパルス信号(PWM信号)PCは出
力オン/オフのタイミング制御を実行することなく常時
出力しても、駆動制御パルス信号PDおよび過励磁パル
ス信号POのタイミングによって駆動信号VH出力におけ
るチョッピングパルス信号(PWM信号)PCの出力オ
ン/オフのタイミングを設定することができる。
POおよび駆動制御パルス信号PDの論理積(PO*PD)
と、駆動制御パルス信号PDとチョッピングパルス信号
(PWM信号)PCの論理積(PD*PC)との論理和
(PO*PD+PD*PC)を駆動信号VHとして出力する
ので、チョッピングパルス信号(PWM信号)PCは出
力オン/オフのタイミング制御を実行することなく常時
出力しても、駆動制御パルス信号PDおよび過励磁パル
ス信号POのタイミングによって駆動信号VH出力におけ
るチョッピングパルス信号(PWM信号)PCの出力オ
ン/オフのタイミングを設定することができる。
【0030】図3に駆動信号合成手段の各信号波形図を
示す。図3において、駆動信号VHは過励磁パルス信号
PO、駆動制御パルス信号PDおよびチョッピングパルス
信号(PWM信号)PCの論理演算(PO*PD+PD*P
C)により決定されるので、駆動制御パルス信号PDのオ
ンパルス期間中において、過励磁パルス信号POおよび
チョッピングパルス信号(PWM信号)PCの出力タイ
ミングを設定することができる。
示す。図3において、駆動信号VHは過励磁パルス信号
PO、駆動制御パルス信号PDおよびチョッピングパルス
信号(PWM信号)PCの論理演算(PO*PD+PD*P
C)により決定されるので、駆動制御パルス信号PDのオ
ンパルス期間中において、過励磁パルス信号POおよび
チョッピングパルス信号(PWM信号)PCの出力タイ
ミングを設定することができる。
【0031】駆動手段3は、コンパレータCM、スイッ
チングトランジスタQ1を備え、駆動信号VHの駆動制
御パルス信号PD成分およびチョッピングパルス信号
(PWM信号)PC成分でスイッチング制御され、バッ
テリ11の駆動電源電圧VBからパルス状の駆動電圧VO
を発生し、ソレノイドコイルSOLに供給して電磁弁4
を駆動する。
チングトランジスタQ1を備え、駆動信号VHの駆動制
御パルス信号PD成分およびチョッピングパルス信号
(PWM信号)PC成分でスイッチング制御され、バッ
テリ11の駆動電源電圧VBからパルス状の駆動電圧VO
を発生し、ソレノイドコイルSOLに供給して電磁弁4
を駆動する。
【0032】なお、コンパレータCMは駆動信号合成手
段8を駆動する電圧と駆動手段3を駆動する駆動電源電
圧VBが異なる場合に、駆動信号VHでスイッチングトラ
ンジスタQ1を駆動するためのレベルシフトを行い、基
準レベルVaは、例えば駆動信号合成手段8を駆動する
電圧の1/2に設定する。
段8を駆動する電圧と駆動手段3を駆動する駆動電源電
圧VBが異なる場合に、駆動信号VHでスイッチングトラ
ンジスタQ1を駆動するためのレベルシフトを行い、基
準レベルVaは、例えば駆動信号合成手段8を駆動する
電圧の1/2に設定する。
【0033】このように、駆動制御パルス信号PDおよ
び過励磁パルス信号POの論理積と、駆動制御パルス信
号PDおよびチョッピングパルス信号PCの論理積との論
理和を駆動信号VHとして形成する駆動信号合成手段8
を備えたので、チョッピングパルス信号(PWM信号)
PCは出力オン/オフのタイミング制御を実行すること
なく常時出力しても、駆動制御パルス信号PDおよび過
励磁パルス信号POのタイミングによって駆動信号VH出
力におけるチョッピングパルス信号(PWM信号)PC
の出力オン/オフのタイミングを設定することができ
る。
び過励磁パルス信号POの論理積と、駆動制御パルス信
号PDおよびチョッピングパルス信号PCの論理積との論
理和を駆動信号VHとして形成する駆動信号合成手段8
を備えたので、チョッピングパルス信号(PWM信号)
PCは出力オン/オフのタイミング制御を実行すること
なく常時出力しても、駆動制御パルス信号PDおよび過
励磁パルス信号POのタイミングによって駆動信号VH出
力におけるチョッピングパルス信号(PWM信号)PC
の出力オン/オフのタイミングを設定することができ
る。
【0034】図4は請求項3に係る電圧比較手段の一実
施の形態回路図である。図4において、電圧比較手段9
は、単一電源駆動の差動増幅器OPで構成し、非反転入
力にバッテリ11の駆動電源電圧VBを抵抗Raと抵抗
Rbで分圧した電圧VBD{=VB*Rb/(Ra+R
b)}を入力し、反転入力に差動増幅器OPの駆動電圧
VA(例えば、5V)を同じ2つの抵抗Rで分圧した基
準電圧VA/2(2.5V)を入力する。
施の形態回路図である。図4において、電圧比較手段9
は、単一電源駆動の差動増幅器OPで構成し、非反転入
力にバッテリ11の駆動電源電圧VBを抵抗Raと抵抗
Rbで分圧した電圧VBD{=VB*Rb/(Ra+R
b)}を入力し、反転入力に差動増幅器OPの駆動電圧
VA(例えば、5V)を同じ2つの抵抗Rで分圧した基
準電圧VA/2(2.5V)を入力する。
【0035】基準電圧VA/2は駆動電源電圧VBのノミ
ナル値(例えば、12V)に対応した値なので、抵抗比
Rb/(Ra+Rb)を2.5/12の比に設定するこ
とで、電圧VBDもノミナル値(12V)を基準として高
圧側または低圧側に変動する任意の駆動電源電圧VBに
対応した値として検出することができる。
ナル値(例えば、12V)に対応した値なので、抵抗比
Rb/(Ra+Rb)を2.5/12の比に設定するこ
とで、電圧VBDもノミナル値(12V)を基準として高
圧側または低圧側に変動する任意の駆動電源電圧VBに
対応した値として検出することができる。
【0036】差動増幅器OPは、駆動電圧VAの中点電
位(VA/2)を仮想接地点とした単一電源駆動の演算
増幅器を構成するので、ノミナル値を基準としてプラス
/マイナスの双方に変動する駆動電源電圧VBの変動量
を中点電位(VA/2)を基準とした一極性(例えば、
プラス極性)で検出し、検出した偏差信号VXを図1に
示すパルス信号補正手段10に提供する。
位(VA/2)を仮想接地点とした単一電源駆動の演算
増幅器を構成するので、ノミナル値を基準としてプラス
/マイナスの双方に変動する駆動電源電圧VBの変動量
を中点電位(VA/2)を基準とした一極性(例えば、
プラス極性)で検出し、検出した偏差信号VXを図1に
示すパルス信号補正手段10に提供する。
【0037】例えば、図5の偏差電圧ΔV−偏差信号V
X特性図に示すように、駆動電源電圧VBがノミナル値
(12V)の場合(偏差電圧ΔV=0)には偏差信号V
XをV A/2(=2.5V)、駆動電源電圧VBがノミナル
値(12V)を超えてプラス側に変動した場合(偏差電
圧ΔV>0)には偏差信号VXをVA/2を超える値、駆
動電源電圧VBがノミナル値(12V)を下回ってマイ
ナス側に変動した場合(偏差電圧ΔV<0)には偏差信
号VXをVA/2を下回る値でそれぞれ検出する。したが
って、偏差信号VXが、例えば3.0Vと2.0とでは駆
動電源電圧VBの変動量の絶対値が等しく、ノミナル値
を中心として変動量の極性が互いに異なる。
X特性図に示すように、駆動電源電圧VBがノミナル値
(12V)の場合(偏差電圧ΔV=0)には偏差信号V
XをV A/2(=2.5V)、駆動電源電圧VBがノミナル
値(12V)を超えてプラス側に変動した場合(偏差電
圧ΔV>0)には偏差信号VXをVA/2を超える値、駆
動電源電圧VBがノミナル値(12V)を下回ってマイ
ナス側に変動した場合(偏差電圧ΔV<0)には偏差信
号VXをVA/2を下回る値でそれぞれ検出する。したが
って、偏差信号VXが、例えば3.0Vと2.0とでは駆
動電源電圧VBの変動量の絶対値が等しく、ノミナル値
を中心として変動量の極性が互いに異なる。
【0038】また、ノミナル値を中心として極性が互い
に異なる駆動電源電圧VBの変動量を単一極性の偏差信
号VXで検出するので、この偏差信号VXにA/D変換を
施してディジタル処理をする場合にも、偏差信号VXの
極性処理をする必要がなくディジタル処理が容易にな
る。
に異なる駆動電源電圧VBの変動量を単一極性の偏差信
号VXで検出するので、この偏差信号VXにA/D変換を
施してディジタル処理をする場合にも、偏差信号VXの
極性処理をする必要がなくディジタル処理が容易にな
る。
【0039】このように、駆動電源電圧と基準電圧との
偏差に対応した偏差信号VXを出力する電圧比較手段9
を備えたので、駆動電源電圧の変動量の絶対値と極性を
一極性の偏差信号VXとして正確に検出することができ
る。
偏差に対応した偏差信号VXを出力する電圧比較手段9
を備えたので、駆動電源電圧の変動量の絶対値と極性を
一極性の偏差信号VXとして正確に検出することができ
る。
【0040】図6は請求項4に係るパルス信号補正手段
の要部ブロック構成図である。図6において、パルス信
号補正手段10は、チョッピングパルス補正手段13、
駆動制御パルス補正手段16を備え、チョッピングパル
ス補正手段13はデータアクセス手段14およびVX−
KC変換手段15から構成し、駆動制御パルス補正手段
16はデータアクセス手段17およびVX−KD変換手段
18から構成する。
の要部ブロック構成図である。図6において、パルス信
号補正手段10は、チョッピングパルス補正手段13、
駆動制御パルス補正手段16を備え、チョッピングパル
ス補正手段13はデータアクセス手段14およびVX−
KC変換手段15から構成し、駆動制御パルス補正手段
16はデータアクセス手段17およびVX−KD変換手段
18から構成する。
【0041】データアクセス手段14およびデータアク
セス手段17は、それぞれI/OポートおよびI/Oポ
ート制御機能を有し、電圧比較手段9(図4参照)から
供給されるアナログの偏差信号VXに図示しないA/D
変換器でディジタル変換を施したディジタルの偏差信号
VXを取り込み、ディジタル偏差信号VXをそれぞれV X
−KC変換手段15、VX−KD変換手段18に送り、デ
ィジタル偏差信号VXに対応したチョッピングパルス補
正信号KC、駆動制御パルス補正信号KDをそれぞれチョ
ッピングパルス発生手段7、駆動制御パルス発生手段6
に供給する。
セス手段17は、それぞれI/OポートおよびI/Oポ
ート制御機能を有し、電圧比較手段9(図4参照)から
供給されるアナログの偏差信号VXに図示しないA/D
変換器でディジタル変換を施したディジタルの偏差信号
VXを取り込み、ディジタル偏差信号VXをそれぞれV X
−KC変換手段15、VX−KD変換手段18に送り、デ
ィジタル偏差信号VXに対応したチョッピングパルス補
正信号KC、駆動制御パルス補正信号KDをそれぞれチョ
ッピングパルス発生手段7、駆動制御パルス発生手段6
に供給する。
【0042】VX−KC変換手段15およびVX−KD変換
手段18はROM等のメモリで構成し、予め設計値や実
験値に基づいて偏差信号VXと対応するチョッピングパ
ルス補正信号KC、偏差信号VXと対応する駆動制御パル
ス補正信号KDを設定しておき、データアクセス手段1
4およびデータアクセス手段17から偏差信号VXが提
供された場合には、任意の偏差信号VXに対応したチョ
ッピングパルス補正信号KC、駆動制御パルス補正信号
KDをそれぞれデータアクセス手段14、データアクセ
ス手段17に供給する。
手段18はROM等のメモリで構成し、予め設計値や実
験値に基づいて偏差信号VXと対応するチョッピングパ
ルス補正信号KC、偏差信号VXと対応する駆動制御パル
ス補正信号KDを設定しておき、データアクセス手段1
4およびデータアクセス手段17から偏差信号VXが提
供された場合には、任意の偏差信号VXに対応したチョ
ッピングパルス補正信号KC、駆動制御パルス補正信号
KDをそれぞれデータアクセス手段14、データアクセ
ス手段17に供給する。
【0043】図7に偏差信号(VX)−パルス幅係数
(KC、KD)特性図を示す。図7において、パルス幅係
数KC、KDは、図6に示すチョッピングパルス補正信号
KC、駆動制御パルス補正信号KDの一例とし、偏差信号
VXがVA/2(駆動電源電圧VBの変動0)の場合には
パルス幅係数KC、KDが1、偏差信号VXがVA/2を超
える(駆動電源電圧VBの変動がプラス側)場合にはパ
ルス幅係数KC、KDが1より減少し、偏差信号VXがVA
/2を下回る(駆動電源電圧VBの変動がマイナス側)
場合にはパルス幅係数KC、KDが1より増加するよう設
定する。
(KC、KD)特性図を示す。図7において、パルス幅係
数KC、KDは、図6に示すチョッピングパルス補正信号
KC、駆動制御パルス補正信号KDの一例とし、偏差信号
VXがVA/2(駆動電源電圧VBの変動0)の場合には
パルス幅係数KC、KDが1、偏差信号VXがVA/2を超
える(駆動電源電圧VBの変動がプラス側)場合にはパ
ルス幅係数KC、KDが1より減少し、偏差信号VXがVA
/2を下回る(駆動電源電圧VBの変動がマイナス側)
場合にはパルス幅係数KC、KDが1より増加するよう設
定する。
【0044】なお、図7ではパルス幅係数KC、KDを同
一の値に設定したが、異なる任意の値に設定してもよ
い。また、チョッピングパルス補正信号KCおよび駆動
制御パルス補正信号KDは、係数KC、KDではなく、例
えば2進化符号で形成してもよい。
一の値に設定したが、異なる任意の値に設定してもよ
い。また、チョッピングパルス補正信号KCおよび駆動
制御パルス補正信号KDは、係数KC、KDではなく、例
えば2進化符号で形成してもよい。
【0045】係数または2進化符号等で形成した駆動制
御パルス補正信号KDを駆動制御パルス発生手段6の立
上りのパルス幅を可変する可変制御手段に供給し、駆動
制御パルス信号PDの立上りのパルス幅を変更する。
御パルス補正信号KDを駆動制御パルス発生手段6の立
上りのパルス幅を可変する可変制御手段に供給し、駆動
制御パルス信号PDの立上りのパルス幅を変更する。
【0046】一方、係数または2進化符号等で形成した
チョッピングパルス補正信号KCをチョッピングパルス
発生手段7のパルス幅を可変する可変制御手段に供給
し、チョッピングパルス信号(PWM信号)PCのパル
ス幅(デューティ比)を変更する。
チョッピングパルス補正信号KCをチョッピングパルス
発生手段7のパルス幅を可変する可変制御手段に供給
し、チョッピングパルス信号(PWM信号)PCのパル
ス幅(デューティ比)を変更する。
【0047】図8は駆動制御パルス補正手段による駆動
制御パルス信号(PD)の補正説明図を示す。図8にお
いて、駆動信号VH(−)、VH(N)、VH(+)は、
それぞれ駆動電源電圧VBの変動が−ΔVB、0、+ΔV
Bに伴い発生される駆動制御パルス補正信号KDにより駆
動制御パルス信号PDの立上りのパルス幅を変更した場
合に、駆動信号合成手段8から出力される駆動信号VH
の過励磁パルス信号PO成分の波形を示す。なお、変動
ΔVBは駆動電源電圧VBの30%程度を想定する。
制御パルス信号(PD)の補正説明図を示す。図8にお
いて、駆動信号VH(−)、VH(N)、VH(+)は、
それぞれ駆動電源電圧VBの変動が−ΔVB、0、+ΔV
Bに伴い発生される駆動制御パルス補正信号KDにより駆
動制御パルス信号PDの立上りのパルス幅を変更した場
合に、駆動信号合成手段8から出力される駆動信号VH
の過励磁パルス信号PO成分の波形を示す。なお、変動
ΔVBは駆動電源電圧VBの30%程度を想定する。
【0048】駆動電源電圧VBがマイナス側に変動(VB
−ΔVB)した場合の駆動信号VH(−)を過励磁パルス
信号POと同一のパルス幅とすると、駆動電源電圧VBが
ノミナルの場合の駆動制御パルス信号PDの立上りパル
ス幅は減少し、駆動信号VH(N)は過励磁パルス信号
POの立上がりパルス幅を元のパルス幅より減少させた
ものとなる。一方、駆動電源電圧VBがプラス側に変動
(VB+ΔVB)した場合の駆動制御パルス信号PDの立
上りパルス幅は更に減少し、駆動信号VH(+)は過励
磁パルス信号POの立上がりパルス幅を元のパルス幅よ
り更に減少させたものとなる。
−ΔVB)した場合の駆動信号VH(−)を過励磁パルス
信号POと同一のパルス幅とすると、駆動電源電圧VBが
ノミナルの場合の駆動制御パルス信号PDの立上りパル
ス幅は減少し、駆動信号VH(N)は過励磁パルス信号
POの立上がりパルス幅を元のパルス幅より減少させた
ものとなる。一方、駆動電源電圧VBがプラス側に変動
(VB+ΔVB)した場合の駆動制御パルス信号PDの立
上りパルス幅は更に減少し、駆動信号VH(+)は過励
磁パルス信号POの立上がりパルス幅を元のパルス幅よ
り更に減少させたものとなる。
【0049】したがって、電磁弁4の起動に必要な動作
電流IDは駆動電源電圧VBがマイナス側に変動(VB−
ΔVB)した場合には減少するが、動作電流IDが流れる
時間は長くなるため、変動(VB−ΔVB)の影響を補償
して駆動電源電圧VBがノミナル値と同じ消費電力で電
磁弁4を起動することができる。
電流IDは駆動電源電圧VBがマイナス側に変動(VB−
ΔVB)した場合には減少するが、動作電流IDが流れる
時間は長くなるため、変動(VB−ΔVB)の影響を補償
して駆動電源電圧VBがノミナル値と同じ消費電力で電
磁弁4を起動することができる。
【0050】一方、動作電流IDは駆動電源電圧VBがプ
ラス側に変動(VB+ΔVB)した場合には増加するが、
動作電流IDが流れる時間は短くなるため、変動(VB+
ΔVB)の影響を補償して駆動電源電圧VBがノミナル値
と同じ消費電力で電磁弁4を起動することができる。
ラス側に変動(VB+ΔVB)した場合には増加するが、
動作電流IDが流れる時間は短くなるため、変動(VB+
ΔVB)の影響を補償して駆動電源電圧VBがノミナル値
と同じ消費電力で電磁弁4を起動することができる。
【0051】図9はチョッピングパルス補正手段による
チョッピングパルス(PC)の補正説明図を示す。図9
において、チョッピングパルス信号PC(−)、P
C(N)、PC(+)は、それぞれ駆動電源電圧VBの変
動が−ΔVB、0、+ΔVBに伴い発生されるチョッピン
グパルス補正信号KCによりパルス幅が変更されるチョ
ッピングパルス信号PC波形を示す。
チョッピングパルス(PC)の補正説明図を示す。図9
において、チョッピングパルス信号PC(−)、P
C(N)、PC(+)は、それぞれ駆動電源電圧VBの変
動が−ΔVB、0、+ΔVBに伴い発生されるチョッピン
グパルス補正信号KCによりパルス幅が変更されるチョ
ッピングパルス信号PC波形を示す。
【0052】駆動電源電圧VBの変動が0のチョッピン
グパルス信号PC(N)のパルス幅を基準とし、駆動電
源電圧VBの変動が−ΔVBの場合のチョッピングパルス
信号PC(−)のパルス幅は増加し、一方、駆動電源電
圧VBの変動が+ΔVBの場合のチョッピングパルス信号
PC(+)のパルス幅は減少する。
グパルス信号PC(N)のパルス幅を基準とし、駆動電
源電圧VBの変動が−ΔVBの場合のチョッピングパルス
信号PC(−)のパルス幅は増加し、一方、駆動電源電
圧VBの変動が+ΔVBの場合のチョッピングパルス信号
PC(+)のパルス幅は減少する。
【0053】したがって、電磁弁4の保持に必要な保持
電流IHは駆動電源電圧VBがマイナス側に変動(VB−
ΔVB)した場合には減少するが、保持電流IHが流れる
時間は長くなるため、変動(VB−ΔVB)の影響を補償
して駆動電源電圧VBがノミナル値と同じ消費電力で電
磁弁4の動作を保持することができる。
電流IHは駆動電源電圧VBがマイナス側に変動(VB−
ΔVB)した場合には減少するが、保持電流IHが流れる
時間は長くなるため、変動(VB−ΔVB)の影響を補償
して駆動電源電圧VBがノミナル値と同じ消費電力で電
磁弁4の動作を保持することができる。
【0054】一方、保持電流IHは駆動電源電圧VBがプ
ラス側に変動(VB+ΔVB)した場合には増加するが、
保持電流IHが流れる時間は短くなるため、変動(VB+
ΔVB)の影響を補償して駆動電源電圧VBがノミナル値
と同じ消費電力で電磁弁4の動作を保持することができ
る。
ラス側に変動(VB+ΔVB)した場合には増加するが、
保持電流IHが流れる時間は短くなるため、変動(VB+
ΔVB)の影響を補償して駆動電源電圧VBがノミナル値
と同じ消費電力で電磁弁4の動作を保持することができ
る。
【0055】このように、この発明に係るパルス信号補
正手段10は、駆動制御パルス補正手段16と、チョッ
ピングパルス補正手段13とを備え、偏差信号VXに対
応してそれぞれ駆動制御パルス補正信号KDおよびチョ
ッピングパルス補正信号KCを出力するので、駆動電源
電圧VBの変動値±ΔVBに対応してトータルの動作電流
IDおよび保持電流IHを駆動電源電圧VBがノミナル値
の状態に補償することができる。
正手段10は、駆動制御パルス補正手段16と、チョッ
ピングパルス補正手段13とを備え、偏差信号VXに対
応してそれぞれ駆動制御パルス補正信号KDおよびチョ
ッピングパルス補正信号KCを出力するので、駆動電源
電圧VBの変動値±ΔVBに対応してトータルの動作電流
IDおよび保持電流IHを駆動電源電圧VBがノミナル値
の状態に補償することができる。
【0056】図10はこの発明に係る電磁弁制御装置の
動作フロー図である。最初(スタート)に、制御手段2
のイニシャライズ(初期化)を行う。ステップP1で
は、バッテリ11の駆動電源電圧VBと基準電圧(駆動
電源電圧VBのノミナル値)とを比較し、ステップP2
で駆動電源電圧VBが基準電圧に等しいか否かの判定を
実行して駆動電源電圧VBが基準電圧に等しい(駆動電
源電圧VBがノミナル値)場合にはステップP3に移行
し、駆動電源電圧VBが基準電圧に等しくない(駆動電
源電圧VBに変動有り)場合にはステップP4に移行す
る。
動作フロー図である。最初(スタート)に、制御手段2
のイニシャライズ(初期化)を行う。ステップP1で
は、バッテリ11の駆動電源電圧VBと基準電圧(駆動
電源電圧VBのノミナル値)とを比較し、ステップP2
で駆動電源電圧VBが基準電圧に等しいか否かの判定を
実行して駆動電源電圧VBが基準電圧に等しい(駆動電
源電圧VBがノミナル値)場合にはステップP3に移行
し、駆動電源電圧VBが基準電圧に等しくない(駆動電
源電圧VBに変動有り)場合にはステップP4に移行す
る。
【0057】ステップP3では駆動電源電圧VBの変動
がないと判定し、駆動制御パルス信号PDの立上がりパ
ルス幅およびチョッピングパルス信号(PWM信号)P
Cのパルス幅を補正せずステップP7に移行する。
がないと判定し、駆動制御パルス信号PDの立上がりパ
ルス幅およびチョッピングパルス信号(PWM信号)P
Cのパルス幅を補正せずステップP7に移行する。
【0058】ステップP4では、駆動電源電圧VBが基
準電圧よりも大きいか否かを判定し、駆動電源電圧VB
が基準電圧を超える場合(駆動電源電圧VBの変動がプ
ラス側)にはステップP5に移行し、一方駆動電源電圧
VBが基準電圧を下回る(駆動電源電圧VBの変動がマイ
ナス側)場合にはステップ6に移行する。
準電圧よりも大きいか否かを判定し、駆動電源電圧VB
が基準電圧を超える場合(駆動電源電圧VBの変動がプ
ラス側)にはステップP5に移行し、一方駆動電源電圧
VBが基準電圧を下回る(駆動電源電圧VBの変動がマイ
ナス側)場合にはステップ6に移行する。
【0059】ステップP5では、駆動電源電圧VBの変
動がプラス側と判定し、駆動制御パルス信号PDの立上
がりパルス幅およびチョッピングパルス信号(PWM信
号)PCのパルス幅を減少補正してステップP7に移行
する。
動がプラス側と判定し、駆動制御パルス信号PDの立上
がりパルス幅およびチョッピングパルス信号(PWM信
号)PCのパルス幅を減少補正してステップP7に移行
する。
【0060】一方、ステップP6では、駆動電源電圧V
Bの変動がマイナス側と判定し、駆動制御パルス信号PD
の立上がりパルス幅およびチョッピングパルス信号(P
WM信号)PCのパルス幅を増加補正してステップP7
に移行する。
Bの変動がマイナス側と判定し、駆動制御パルス信号PD
の立上がりパルス幅およびチョッピングパルス信号(P
WM信号)PCのパルス幅を増加補正してステップP7
に移行する。
【0061】ステップP7ではステップP3、ステップ
P5またはステップP6で設定された駆動制御パルス信
号PD、チョッピングパルス信号(PWM信号)PCとと
もに、過励磁パルス信号POを合成して駆動信号VHとし
て出力し、ステップP8で駆動信号VHに基づき、駆動
手段3を介して電磁弁4を駆動する。
P5またはステップP6で設定された駆動制御パルス信
号PD、チョッピングパルス信号(PWM信号)PCとと
もに、過励磁パルス信号POを合成して駆動信号VHとし
て出力し、ステップP8で駆動信号VHに基づき、駆動
手段3を介して電磁弁4を駆動する。
【0062】このように、電磁弁制御装置1の動作フロ
ーにステップP4〜ステップP6を設け、駆動電源電圧
VBのプラス側またはマイナス側の変動を検出するとと
もに、変動量に対応して駆動制御パルス信号PDの立上
がりパルス幅およびチョッピングパルス信号(PWM信
号)PCのパルス幅を補正し、駆動電源電圧VBが変動し
ても駆動電源電圧VBがノミナル値の場合と同じ動作電
流IDおよび保持電流IHを電磁弁4に流すことができる
ので、駆動電源電圧VBの変動に係わらず電磁弁4を安
定に駆動する。
ーにステップP4〜ステップP6を設け、駆動電源電圧
VBのプラス側またはマイナス側の変動を検出するとと
もに、変動量に対応して駆動制御パルス信号PDの立上
がりパルス幅およびチョッピングパルス信号(PWM信
号)PCのパルス幅を補正し、駆動電源電圧VBが変動し
ても駆動電源電圧VBがノミナル値の場合と同じ動作電
流IDおよび保持電流IHを電磁弁4に流すことができる
ので、駆動電源電圧VBの変動に係わらず電磁弁4を安
定に駆動する。
【0063】図11はこの発明に係る電磁弁制御装置を
油圧制御に適用した一例の特性図を示す。図11におい
て、(a)図に駆動電源電圧の変動補償がないものの特
性図、(b)図に本願発明の駆動電源電圧の変動補償が
あるものの特性図を示す。なお、制御油圧P−out
[Kgf/cm2]は制御油圧(間欠流)の平均値である。
油圧制御に適用した一例の特性図を示す。図11におい
て、(a)図に駆動電源電圧の変動補償がないものの特
性図、(b)図に本願発明の駆動電源電圧の変動補償が
あるものの特性図を示す。なお、制御油圧P−out
[Kgf/cm2]は制御油圧(間欠流)の平均値である。
【0064】(a)図において、駆動電源電圧が9Vと
15Vで制御油圧P−out特性が異なるのに対し、
(b)図では駆動電源電圧が9Vと15Vで制御油圧P
−out特性が等しく、駆動電源電圧の変動(例えば、
12V±3V)の影響が補償されることを示す。
15Vで制御油圧P−out特性が異なるのに対し、
(b)図では駆動電源電圧が9Vと15Vで制御油圧P
−out特性が等しく、駆動電源電圧の変動(例えば、
12V±3V)の影響が補償されることを示す。
【0065】図12はこの発明に係る電磁弁制御装置を
複数の電磁弁駆動に適用した例である。3個の駆動信号
合成手段で3個の電磁弁4A〜4Cを駆動する例であ
り、それぞれの駆動信号合成手段に入力する過励磁パル
ス信号PO1、PO2、PO3および駆動制御パルス信号
PD1、PD2、PD3は独立しているが、チョッピングパル
ス信号(PWM信号)PCは共通化するため、チョッピ
ングパルス手段は単一で構成することができ、構成の単
純化ならびにチョッピングパルス手段を駆動するマイク
ロプロセッサの負荷低減を図ることができる。なお、駆
動する電磁弁が3個の場合について説明したが、電磁弁
が4個以上の場合にもチョッピングパルス信号(PWM
信号)PCの共通化を図ることができる。
複数の電磁弁駆動に適用した例である。3個の駆動信号
合成手段で3個の電磁弁4A〜4Cを駆動する例であ
り、それぞれの駆動信号合成手段に入力する過励磁パル
ス信号PO1、PO2、PO3および駆動制御パルス信号
PD1、PD2、PD3は独立しているが、チョッピングパル
ス信号(PWM信号)PCは共通化するため、チョッピ
ングパルス手段は単一で構成することができ、構成の単
純化ならびにチョッピングパルス手段を駆動するマイク
ロプロセッサの負荷低減を図ることができる。なお、駆
動する電磁弁が3個の場合について説明したが、電磁弁
が4個以上の場合にもチョッピングパルス信号(PWM
信号)PCの共通化を図ることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る電
磁弁制御装置の制御手段は、電磁弁を駆動する駆動電源
電圧と基準電圧とを比較する電圧比較手段と、電圧比較
手段の比較結果に基づいて駆動制御パルス信号の立上が
りパルス幅とチョッピングパルス信号のパルス幅とを変
更するパルス信号補正手段とを備え、電磁弁を駆動する
駆動電源電圧がノミナル値から変動しても駆動制御パル
ス信号の立上がりパルス幅とチョッピングパルス信号の
パルス幅とを変更し、電磁弁の動作電流および保持電流
を駆動電源電圧がノミナル値の場合の値に補正すること
ができるので、駆動電源電圧の変動を補償して精度の高
い電磁弁制御を実現することができる。
磁弁制御装置の制御手段は、電磁弁を駆動する駆動電源
電圧と基準電圧とを比較する電圧比較手段と、電圧比較
手段の比較結果に基づいて駆動制御パルス信号の立上が
りパルス幅とチョッピングパルス信号のパルス幅とを変
更するパルス信号補正手段とを備え、電磁弁を駆動する
駆動電源電圧がノミナル値から変動しても駆動制御パル
ス信号の立上がりパルス幅とチョッピングパルス信号の
パルス幅とを変更し、電磁弁の動作電流および保持電流
を駆動電源電圧がノミナル値の場合の値に補正すること
ができるので、駆動電源電圧の変動を補償して精度の高
い電磁弁制御を実現することができる。
【0067】請求項2に係る駆動信号合成手段は、駆動
制御パルス信号および過励磁パルス信号の論理積と、駆
動制御パルス信号およびチョッピングパルス信号の論理
積との論理和を駆動信号として形成する駆動信号合成手
段を備え、チョッピングパルス信号(PWM信号)を常
時出力しても、駆動制御パルス信号および過励磁パルス
信号のタイミングによって駆動信号出力におけるチョッ
ピングパルス信号(PWM信号)の出力オン/オフのタ
イミングを設定することができるので、構成の単純化を
図ることができるとともに、制御手段を構成するマイク
ロプロセッサの負荷を低減することができる。
制御パルス信号および過励磁パルス信号の論理積と、駆
動制御パルス信号およびチョッピングパルス信号の論理
積との論理和を駆動信号として形成する駆動信号合成手
段を備え、チョッピングパルス信号(PWM信号)を常
時出力しても、駆動制御パルス信号および過励磁パルス
信号のタイミングによって駆動信号出力におけるチョッ
ピングパルス信号(PWM信号)の出力オン/オフのタ
イミングを設定することができるので、構成の単純化を
図ることができるとともに、制御手段を構成するマイク
ロプロセッサの負荷を低減することができる。
【0068】請求項3に係る電圧比較手段は、駆動電源
電圧と基準電圧との偏差に対応した偏差信号を出力する
電圧比較手段を備え、駆動電源電圧の変動量の絶対値と
極性を一極性の偏差信号として正確に検出することがで
きるので、駆動電源電圧の変動を高精度に補償すること
ができる。
電圧と基準電圧との偏差に対応した偏差信号を出力する
電圧比較手段を備え、駆動電源電圧の変動量の絶対値と
極性を一極性の偏差信号として正確に検出することがで
きるので、駆動電源電圧の変動を高精度に補償すること
ができる。
【0069】請求項4に係るパルス信号補正手段は、駆
動制御パルス補正手段と、チョッピングパルス補正手段
とを備え、偏差信号に対応してそれぞれ駆動制御パルス
補正信号およびチョッピングパルス補正信号を出力し、
駆動電源電圧の変動値に対応してトータルの動作電流お
よび保持電流を駆動電源電圧がノミナル値の状態に補償
することができるので、駆動電源電圧の依存性のない安
定した電磁弁制御を実現することができる。
動制御パルス補正手段と、チョッピングパルス補正手段
とを備え、偏差信号に対応してそれぞれ駆動制御パルス
補正信号およびチョッピングパルス補正信号を出力し、
駆動電源電圧の変動値に対応してトータルの動作電流お
よび保持電流を駆動電源電圧がノミナル値の状態に補償
することができるので、駆動電源電圧の依存性のない安
定した電磁弁制御を実現することができる。
【0070】よって、構成が単純で、駆動電源電圧の変
動を補償できる高精度で安定性に優れた電磁弁制御装置
を提供することができる。
動を補償できる高精度で安定性に優れた電磁弁制御装置
を提供することができる。
【図1】請求項1に係る電磁弁制御装置の全体ブロック
構成図
構成図
【図2】請求項2に係る駆動信号合成手段の一実施の形
態回路図
態回路図
【図3】駆動信号合成手段の各信号波形図
【図4】請求項3に係る電圧比較手段の一実施の形態回
路図
路図
【図5】偏差電圧ΔV−偏差信号VX特性図
【図6】請求項4に係るパルス信号補正手段の要部ブロ
ック構成図
ック構成図
【図7】偏差信号(VX)−パルス幅係数(KC、KD)
特性図
特性図
【図8】駆動制御パルス補正手段による駆動制御パルス
信号(PD)の補正説明図
信号(PD)の補正説明図
【図9】チョッピングパルス補正手段によるチョッピン
グパルス(PC)の補正説明図
グパルス(PC)の補正説明図
【図10】この発明に係る電磁弁制御装置の動作フロー
図
図
【図11】この発明に係る電磁弁制御装置を油圧制御に
適用した一例の特性図
適用した一例の特性図
【図12】この発明に係る電磁弁制御装置を複数の電磁
弁駆動に適用した例
弁駆動に適用した例
1…電磁弁制御装置、2…制御手段、3…駆動手段、4
…電磁弁、5…過励磁パルス発生手段、6…駆動制御パ
ルス発生手段、7…チョッピングパルス発生手段、8…
駆動信号合成手段、8A〜8C…NANDゲート、9…
電圧比較手段、10…パルス信号補正手段、11…バッ
テリ、13…チョッピングパルス補正手段、14,17
…データアクセス手段、15…VX−KC変換手段、16
…駆動制御パルス補正手段、18…VX−KD変換手段、
CM…コンパレータ、OP…差動増幅器、Q1…スイッ
チングトランジスタ、SOL…ソレノイドコイル、KC
…チョッピングパルス補正信号、KD…駆動制御パルス
補正信号、PC…チョッピングパルス信号(PWM信
号)、PD…駆動制御パルス信号、PO…過励磁パルス信
号、VA…安定化電源、VB…駆動電源電圧、VBD…分圧
した電圧、VH…駆動信号、VO…パルス状の駆動電圧、
VR…基準電圧、VX…偏差信号。
…電磁弁、5…過励磁パルス発生手段、6…駆動制御パ
ルス発生手段、7…チョッピングパルス発生手段、8…
駆動信号合成手段、8A〜8C…NANDゲート、9…
電圧比較手段、10…パルス信号補正手段、11…バッ
テリ、13…チョッピングパルス補正手段、14,17
…データアクセス手段、15…VX−KC変換手段、16
…駆動制御パルス補正手段、18…VX−KD変換手段、
CM…コンパレータ、OP…差動増幅器、Q1…スイッ
チングトランジスタ、SOL…ソレノイドコイル、KC
…チョッピングパルス補正信号、KD…駆動制御パルス
補正信号、PC…チョッピングパルス信号(PWM信
号)、PD…駆動制御パルス信号、PO…過励磁パルス信
号、VA…安定化電源、VB…駆動電源電圧、VBD…分圧
した電圧、VH…駆動信号、VO…パルス状の駆動電圧、
VR…基準電圧、VX…偏差信号。
Claims (4)
- 【請求項1】 一定周期で可変デューティの駆動制御パ
ルス信号を発生する駆動制御パルス発生手段、電磁弁を
起動する過励磁パルス信号を発生する過励磁パルス発生
手段、前記電磁弁の動作を保持するチョッピングパルス
信号を発生するチョッピングパルス発生手段、駆動制御
パルス信号、過励磁パルス信号およびチョッピングパル
ス信号に基づいて駆動信号を合成する駆動信号合成手段
を備えた制御手段と、この制御手段からの駆動信号に基
づいて前記電磁弁を駆動電源で駆動する駆動手段と、か
らなる電磁弁制御装置において、 前記制御手段は、前記電磁弁を駆動する駆動電源電圧と
基準電圧とを比較する電圧比較手段と、この電圧比較手
段の比較結果に基づいて駆動制御パルス信号の立上がり
パルス幅とチョッピングパルス信号のパルス幅とを変更
するパルス信号補正手段と、を備えたことを特徴とする
電磁弁制御装置。 - 【請求項2】 前記駆動信号合成手段は、駆動制御パル
ス信号および過励磁パルス信号の論理積と、駆動制御パ
ルス信号およびチョッピングパルス信号の論理積との論
理和を駆動信号として形成することを特徴とする請求項
1記載の電磁弁制御装置。 - 【請求項3】 前記電圧比較手段は、駆動電源電圧と基
準電圧との偏差に対応した偏差信号を出力することを特
徴とする請求項1記載の電磁弁制御装置。 - 【請求項4】 前記パルス信号補正手段は、偏差信号に
対応した駆動制御パルス補正信号を出力する駆動制御パ
ルス補正手段と、偏差信号に対応したチョッピングパル
ス補正信号を出力するチョッピングパルス補正手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の電磁弁制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2134396A JPH09210241A (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 電磁弁制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2134396A JPH09210241A (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 電磁弁制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09210241A true JPH09210241A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12052463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2134396A Pending JPH09210241A (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 電磁弁制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09210241A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100913912B1 (ko) * | 2007-05-23 | 2009-08-26 | 주식회사 만도 | 차량의 에어 서스펜션 시스템에서의 솔레노이드 밸브의 제어 장치 및 방법 |
CN112134546A (zh) * | 2020-10-12 | 2020-12-25 | 四川英杰电气股份有限公司 | 斩波驱动电路、方法和电子设备 |
CN113250261A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-08-13 | 中铁科工集团装备工程有限公司 | 一种双轮铣槽机工作角度纠偏控制系统 |
-
1996
- 1996-02-07 JP JP2134396A patent/JPH09210241A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100913912B1 (ko) * | 2007-05-23 | 2009-08-26 | 주식회사 만도 | 차량의 에어 서스펜션 시스템에서의 솔레노이드 밸브의 제어 장치 및 방법 |
CN112134546A (zh) * | 2020-10-12 | 2020-12-25 | 四川英杰电气股份有限公司 | 斩波驱动电路、方法和电子设备 |
CN113250261A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-08-13 | 中铁科工集团装备工程有限公司 | 一种双轮铣槽机工作角度纠偏控制系统 |
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