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JPH09210117A - 流体封入式マウント装置 - Google Patents

流体封入式マウント装置

Info

Publication number
JPH09210117A
JPH09210117A JP1535696A JP1535696A JPH09210117A JP H09210117 A JPH09210117 A JP H09210117A JP 1535696 A JP1535696 A JP 1535696A JP 1535696 A JP1535696 A JP 1535696A JP H09210117 A JPH09210117 A JP H09210117A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible
fluid
fitting
orifice passage
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1535696A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Minamino
高伸 南野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP1535696A priority Critical patent/JPH09210117A/ja
Publication of JPH09210117A publication Critical patent/JPH09210117A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 それぞれオリフィス通路を通じて受圧室に連
通されると共に、容積変化を許容する可撓性膜の背後に
密閉空気室が形成された複数の平衡室を、簡単な構造を
もって形成することの出来る流体封入式マウント装置を
提供すること。 【解決手段】 単一の可撓性ゴム膜52を、仕切部材5
0と拘束部材54の間で挟圧して部分的に拘束すること
により、各平衡室90,92を画成する複数の可撓部分
86,88を形成すると共に、各可撓部分86,88と
拘束部材54の間に密閉空気室94,96を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、内部に封入された流体の流動作
用に基づいて発揮される防振効果を利用した流体封入式
マウント装置に係り、特に広い周波数域の振動に対して
有効な防振効果を発揮し得る流体封入式マウント装置に
関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、振動伝達系を構成する部材間に
介装される防振連結体や防振支持体等の一種として、第
一の支持金具と、該第一の支持金具に向かって開口して
対向配置せしめられた有底筒状の第二の支持金具を、本
体ゴム弾性体を介して連結する一方、第二の支持金具に
よって支持された仕切部材を挟んだ両側に、壁部の一部
が本体ゴム弾性体にて構成されて振動が入力される受圧
室と、壁部の一部が可撓性膜にて構成されて容積可変と
された平衡室を形成し、それら受圧室と平衡室に水やア
ルキレングリコール等の非圧縮性流体を封入すると共
に、受圧室と平衡室を相互に連通するオリフィス通路を
形成した流体封入式のマウント装置が知られており、オ
リフィス通路を通じて流動する流体の共振作用等の流動
作用に基づいて有効な防振効果が発揮されることから、
例えば自動車用エンジンマウントやボデーマウント等と
して好適に用いられている。
【0003】また、このような流体封入式マウント装置
においては、可撓性膜と第二の支持金具の底部との間を
外部空間から遮断せしめて、可撓性膜を挟んで平衡室と
は反対側に密閉された空気室を形成することにより、空
気室の空気ばね乃至は空気圧作用等を利用して、マウン
ト静的ばね定数の向上や可撓性膜の変形量制限等の効果
を得ることが可能となり、マウント特性のチューニング
自由度が拡張されると共に、可撓性膜の耐久性を有利に
得ることが出来る。
【0004】ところが、第二の支持金具には、一般に、
第二の支持金具を所定の部材(マウント装置によって防
振連結乃至は支持せしめられる部材)に取り付けるため
のボルトや位置決めピン等の取付部材が、該第二の支持
金具の底壁部を貫通して装着固定されていることから、
可撓性膜の背後に密閉された空気室を形成するために
は、第二の支持金具の底壁部にシール剤を塗布したり、
取付部材の全周を第二の支持金具に溶接したりする特別
な密閉加工が必要となり、製作性およびコスト性が大幅
に悪化するといった問題があった。
【0005】一方、自動車用エンジンマウント等のよう
に、広い周波数域の振動に対して防振効果が要求される
場合には、それに対処する方策として、複数の平衡室を
形成し、各平衡室を受圧室に連通せしめるオリフィス通
路を互いに異なる周波数域にチューニングすることが考
えられるが、このように複数の平衡室を形成しようとす
るとマウント構造が一層複雑化することが避けられず、
それに加えて、低周波数域にチューニングされたオリフ
ィス通路を通じての流体流動量を確保するためにオリフ
ィス通路の切換手段を設ける必要があることから、その
実現が極めて難しかったのである。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、可撓性膜の背後に密閉空気室が形成された
複数の平衡室を、簡単な構造をもって形成することの出
来る流体封入式マウント装置を提供することにある。
【0007】また、本発明は、それら複数の平衡室を受
圧室に連通する複数のオリフィス通路によって、互いに
異なる周波数域の入力振動に対して有効な防振効果が発
揮される流体封入式マウント装置を、簡単な構造をもっ
て実現することをも、解決課題とする。
【0008】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、本発明の特徴とするところは、(a)第一の支持金
具と、(b)第一の支持金具側に向かって開口するよう
にして対向配置せしめられた有底筒状の第二の支持金具
と、(c)第一の支持金具と第二の支持金具の間に介装
されて、それら両支持金具を連結すると共に、第二の支
持金具の開口部を閉塞する本体ゴム弾性体と、(d)第
二の支持金具によって支持されて、本体ゴム弾性体との
間に非圧縮性流体が封入された受圧室を形成する仕切部
材と、(e)仕切部材を挟んで受圧室とは反対側に配設
された可撓性ゴム膜と、(f)第二の支持金具によって
支持されて、第二の支持金具の底部に配設せしめられ、
可撓性ゴム膜を、仕切部材との間で部分的に拘束するこ
とによって、相互に独立した複数の可撓部分に分割し、
それらの可撓部分と仕切部材の間に非圧縮性流体が封入
された複数の平衡室を形成すると共に、可撓部分を挟ん
で平衡室とは反対側にそれぞれ密閉された空気室を形成
する拘束部材と、(g)複数の平衡室を、それぞれ、受
圧室に連通せしめる複数のオリフィス通路とを、有する
流体封入式マウント装置にある。
【0009】このような本発明に従う構造とされた流体
封入式マウント装置においては、単一の可撓性ゴム膜を
用い、該可撓性ゴム膜を拘束部材によって部分的に拘束
することにより、複数の平衡室を画成する複数の可撓部
分が形成されると共に、拘束部材によって可撓性ゴム膜
を部分的に拘束せしめると同時に、各可撓部分と拘束部
材の間に密閉空気室が形成されることとなる。
【0010】それ故、それぞれ可撓性ゴム膜の背後に密
閉された空気室が形成された複数の平衡室を、少ない部
品点数と簡単な構造をもって形成することが出来るので
あり、密閉空気室の空気ばね乃至は空気圧作用等を利用
してマウント特性をチューニングすること等も可能とな
る。
【0011】しかも、本発明に従う構造とされた流体封
入式マウント装置においては、各平衡室を画成する可撓
部分が実質的に相互に独立していると共に、各密閉空気
室も相互に独立していることから、可撓部分のばね剛性
や密閉空気室の空気ばね特性を調節すること等によって
各平衡室における可撓部分の変形許容量を制限すること
ができるのであり、従って、各平衡室における可撓部分
の変形許容量を相互に異ならせることによって、例えば
低周波大振幅の入力振動にチューニングされたオリフィ
ス通路と、高周波小振幅の入力振動にチューニングされ
たオリフィス通路を、特別なオリフィス通路切換手段を
用いることなく、何れも有効に作用せしめて、各オリフ
ィス通路を通じて流動せしめられる流体の流動作用に基
づく所期の防振効果を、簡単な構造をもって何れも有効
に発揮せしめることが出来るのである。
【0012】本発明において、仕切部材や拘束部材の第
二の支持金具による支持構造は、特に限定されるもので
ないが、好ましくは、請求項2に記載されているよう
に、第二の支持金具が、有底筒形状の底金具と、該底金
具の開口周縁部にかしめ固定される筒形状の筒壁金具と
によって構成されて、それら底金具と筒壁金具のかしめ
部位において、仕切部材と可撓性ゴム膜および拘束部材
の各外周縁部が重ね合わされて挟圧支持せしめられる。
このような構成を採用すれば、仕切部材と拘束部材を第
二の支持金具に対して強固に支持せしめることが出来る
と共に、かしめ部位における挟圧支持力を利用して、仕
切部材と拘束部材の間で可撓性ゴム膜を部分的に拘束せ
しめて複数の可撓部分に分割することが出来る。
【0013】また、本発明においては、請求項3に記載
されているように、第二の支持金具を他部材に取り付け
るための取付部材を、該第二の支持金具の底壁部を貫通
して装着固定せしめるようにしても良い。即ち、本発明
に従う構造とされた流体封入式マウント装置において
は、可撓性ゴム膜と拘束部材の間に密閉空気室が形成さ
れることとなり、拘束部材と第二の支持金具の底部との
間の空間が外部空間に開放されていてもマウント特性へ
の影響がないことから、該第二の支持金具において、底
壁部を貫通して装着される取付ボルトの如き取付部材等
の各種の取付構造が採用可能となるのである。
【0014】更にまた、本発明において、仕切部材は、
可撓性ゴム膜を部分的に拘束して密閉空気室を形成し得
るだけの剛性を有するものであれば良く、具体的な材質
や形状等は何等限定されるものでないが、好ましくは、
請求項4に記載されているように、プレス成形品である
仕切部材が採用される。プレス成形された仕切部材を採
用すれば、密閉空気室の形状や大きさ等を容易に設定,
変更することが出来、マウント特性のチューニングが容
易となると共に、優れた量産性とコスト性が発揮される
のである。
【0015】また、本発明において、平衡室の数は二つ
以上であれば良く、マウント要求特性等に応じて適宜に
決定されるものであり、また、拘束部材による可撓性ゴ
ム膜の拘束部形状、換言すれば各可撓部分の形状も何等
限定されるものでないが、例えば、請求項5に記載され
ているように、可撓性ゴム膜を拘束部材によって周方向
に環状に拘束せしめて、中央の可撓部分と外周の可撓部
分とに二分割すると共に、中央の可撓部分によって画成
された平衡室に接続されたオリフィス通路を、外周の可
撓部分によって画成された平衡室に接続されたオリフィ
ス通路よりも高周波数域にチューニングした構造が、本
発明において好適に採用され得る。このような構成を採
用すれば、中央部分に位置せしめられる平衡室に比し
て、外周部分に位置せしめられる平衡室の容積および容
積可変量を十分に大きく確保することが出来ることか
ら、外周部分の平衡室に接続されたオリフィス通路を低
周波大振幅の入力振動に対して有利にチューニングする
ことが出来るのである。
【0016】また、本発明に係る流体封入式マウント装
置においては、例えば、請求項6に記載されているよう
に、複数のオリフィス通路を互いに異なる周波数域にチ
ューニングすると共に、チューニング周波数が最も高い
オリフィス通路に接続された平衡室を画成する可撓部分
を、他の可撓部分よりも厚肉とした構造が、好適に採用
され得る。このような構造を採用すれば、可撓部分のば
ね剛性乃至は変形剛性の相違によって、高周波数域にチ
ューニングされたオリフィス通路を通じて流動せしめら
れる流体流動量が制限されて、大振幅振動の入力時には
低周波数域にチューニングされたオリフィス通路を通じ
ての流体流動量が確保されることから、特別なオリフィ
ス通路の切換手段を必要とすることなく、高周波数域に
チューニングされたオリフィス通路による高周波小振幅
振動に対する防振効果と、低周波数域にチューニングさ
れたオリフィス通路による低周波大振幅振動に対する防
振効果とが、入力振動に応じて何れも有効に発揮される
のである。
【0017】更にまた、本発明に係る流体封入式マウン
ト装置においては、例えば、請求項7に記載されている
ように、複数のオリフィス通路を互いに異なる周波数域
にチューニングすると共に、チューニング周波数が最も
高いオリフィス通路に接続された平衡室を画成する可撓
部分を、展張状態で配設せしめた構造が、好適に採用さ
れ得る。このような構造を採用すれば、展張状態で配設
された可撓部分によって、高周波数域にチューニングさ
れたオリフィス通路を通じて流動せしめられる流体流動
量が制限されて、大振幅振動の入力時には低周波数域に
チューニングされたオリフィス通路を通じての流体流動
量が確保され得るのであり、それ故、特別なオリフィス
通路の切換手段を必要とすることなく、高周波数域にチ
ューニングされたオリフィス通路による高周波小振幅振
動に対する防振効果と、低周波数域にチューニングされ
たオリフィス通路による低周波大振幅振動に対する防振
効果とを、入力振動に応じて何れも有利に得ることがで
きるのである。
【0018】また、本発明に係る流体封入式マウント装
置においては、例えば、請求項8に記載されているよう
に、複数のオリフィス通路を互いに異なる周波数域にチ
ューニングすると共に、チューニング周波数が最も高い
オリフィス通路に接続された平衡室に対して可撓部分を
挟んで反対側に形成された空気室の容積を、他の空気室
よりも小さく設定せしめた構造が、好適に採用され得
る。このような構造を採用すれば、小容積とされた空気
室の空気ばねが可撓部分に及ぼされることにより、高周
波数域にチューニングされたオリフィス通路を通じて流
動せしめられる流体流動量が制限されて、大振幅振動の
入力時には低周波数域にチューニングされたオリフィス
通路を通じての流体流動量が確保され得るのであり、そ
れ故、特別なオリフィス通路の切換手段を必要とするこ
となく、高周波数域にチューニングされたオリフィス通
路による高周波小振幅振動に対する防振効果と、低周波
数域にチューニングされたオリフィス通路による低周波
大振幅振動に対する防振効果とを、入力振動に応じて何
れも有利に得ることができるのである。
【0019】なお、オリフィス通路のチューニングは、
従来から公知の如く、例えば、平衡室の壁部を構成する
可撓部分の拡張ばね等を考慮して、オリフィス通路の流
路長さと断面積の比を調節することによって為され得
る。
【0020】また、受圧室や平衡室に封入される非圧縮
性流体は、マウント要求特性等に応じて適宜に選択され
るものであるが、特に、オリフィス通路を通じて流動せ
しめられる流体の共振作用に基づく防振効果を有効に得
るためには、水やアルキレングリコール,ポリアルキレ
ングリコール,シリコーン油等の粘度が0.1Pa・s
以下の低粘性流体が好適に採用される。
【0021】
【発明の実施の形態・実施例】以下、本発明を更に具体
的に明らかにするために、本発明の実施例について、図
面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0022】先ず、図1には、本発明の第一の実施例と
しての自動車用エンジンマウント10が示されている。
このエンジンマウント10は、第一の支持金具12と第
二の支持金具14が本体ゴム弾性体16によって連結さ
れており、自動車のボデーとパワーユニットの間に介装
されて、第一の支持金具12がボデーに取り付けられる
一方、第二の支持金具14がパワーユニットに取り付け
られることにより、パワーユニットをボデーに対して防
振支持せしめるようになっている。
【0023】より詳細には、第一の支持金具12は、平
板形状を有している。また、第一の支持金具12には、
二つの貫通孔18,20が設けられており、これらの貫
通孔18,20に対して第一の取付ボルト22と位置決
め突起24が、それぞれ挿通されて嵌着されることによ
り、外面(図1中、上面)側に突設されている。そし
て、第一の支持金具12が、図示しない自動車のボデー
に対し、位置決め突起24によって位置決めされた所定
位置において、第一の取付ボルト22によって固定され
るようになっている。なお、第一の支持金具12の内面
(図1中、下面)には、略U字形状の規制金具26が両
脚部で固着されて、突設されている。
【0024】また一方、第二の支持金具14は、略有底
円筒形状の底金具28と、略円筒形状の筒壁金具30に
よって構成されており、底金具28の開口周縁部に設け
られたフランジ状部32に対して、筒壁金具30の軸方
向一方に設けられたかしめ部34がかしめ固定されるこ
とによって、全体として深底の有底円筒形状を有してい
る。なお、筒壁金具26は、開口部側に向かって拡開す
るテーパ形状とされていると共に、その開口部には、径
方向外方に突出するストッパ部36が形成されている。
【0025】また、底金具28の底壁部38には、二つ
の貫通孔40,42が設けられており、これらの貫通孔
40,42に対して第二の取付ボルト44と位置決め突
起46が、それぞれ挿通されて嵌着されることにより、
外面(図1中、下面)側に突設されている。そして、第
二の支持金具14が、図示しない自動車のボデーに対
し、位置決め突起46によって位置決めされた所定位置
において、第二の取付ボルト44によって固定されるよ
うになっている。
【0026】そして、第二の支持金具14の開口部側に
所定距離を隔てて第一の支持金具12が対向位置せしめ
られており、対向面間に介装された本体ゴム弾性体16
によって弾性的に連結されている。本体ゴム弾性体16
は、略円錐台形状を有しており、その小径側端面に第一
の支持金具12が加硫接着されている一方、その大径側
端部外周面に筒壁金具30が加硫接着されており、本体
ゴム弾性体16によって、第二の支持金具14の開口部
が流体密に閉塞されている。なお、本体ゴム弾性体16
の中央部分には、第一の支持金具12に固着された規制
金具26が埋設されて、不規則な変形が制限されてい
る。また、ストッパ部36の表面には、緩衝ゴム層48
が設けられており、第一の支持金具12側に設けられた
図示しない当接部材が緩衝ゴム層48を介してストッパ
部36に当接することによって、第一の支持金具12と
第二の支持金具14の相対的変位量が制限されるように
なっている。
【0027】また、本体ゴム弾性体16によって開口部
が閉塞された第二の支持金具14の中空内部には、仕切
部材50,可撓性ゴム膜52および拘束金具54が互い
に重ね合わされて収容されており、各外周縁部に設けら
れた円環板状部56,58,60において、底金具28
のフランジ状部32と筒壁金具30のかしめ部34のか
しめ部位で挟持されることにより、第二の支持金具14
に固定的に取り付けられて支持せしめられている。
【0028】仕切部材50は、合成樹脂材料によって形
成されて全体として略厚肉の円板形状を有しており、軸
方向下端の外周面には径方向外方に突出する円環板状部
56が一体形成されている。そして、仕切部材50は、
筒壁金具30の下方の開口部から嵌め込まれ、円環板状
部56が第二の支持金具14にかしめ固定されることに
より、筒壁金具30の下方の開口部を覆蓋せしめて、第
二の支持金具14の中空内部を筒壁金具30側と底金具
28側に仕切るようにして配設されている。これによ
り、本体ゴム弾性体16と仕切部材50の対向面間にお
いて、内部に所定の非圧縮性流体が封入されて、振動入
力時に本体ゴム弾性体16の弾性変形に基づいて内圧変
化が生ぜしめられる受圧室61が形成されている。な
お、封入流体として、本実施例では、水やアルキレング
リコール等の低粘性流体が好適に採用される。
【0029】また、仕切部材50の中央部分には、下方
に向かって開口する大径の第一の凹部62と、該第一の
凹部62の底部中央に開口する小径の第二の凹部64が
形成されていると共に、仕切部材50の外周壁部を、そ
れぞれ外周面上に開口して周方向に所定長さで延びる第
一の周溝66と第二の周溝68が、互いに独立して形成
されている。そして、図面上には明示されていないが、
これら第一及び第二の周溝66,68は、それぞれ、周
方向端部が仕切部材50の軸方向両側に開口せしめられ
ており、これら第一及び第二の周溝66,68の外周側
開口が、筒壁金具30で覆蓋されることによって、仕切
部材50を挟んだ両側間で流体流動を許容する第一のオ
リフィス通路70と第二のオリフィス通路72が形成さ
れている。なお、第一のオリフィス通路70は、第一の
凹部62の周壁部に開口せしめられている一方、第二の
オリフィス通路72は、第二の凹部64の周壁部に開口
せしめられている。また、本実施例では、第一のオリフ
ィス通路70における断面積(A)と長さ(L)の比:
A/Lが、第二のオリフィス通路72よりも小さく設定
されている。
【0030】また、仕切部材50の下に重ね合わされた
可撓性ゴム膜52は、中央部分に弛みをもたせた変形容
易な薄肉ゴム膜であって、外周部に形成された円環板状
部58において、仕切部材50の円環板状部56と共
に、第二の支持金具14にかしめ固定されることによ
り、仕切部材50と底金具28の間が、可撓性ゴム膜5
2を挟んだ両側に流体密に仕切られている。なお、可撓
性ゴム膜52の外周縁部には金属リング74が加硫接着
されており、第二の支持金具14によるかしめ力が有効
に及ぼされるようになっている。
【0031】さらに、可撓性ゴム膜52の下に重ね合わ
された拘束金具54は、薄肉の略円板形状を有してお
り、外周部に形成された円環板状部60において、可撓
性ゴム膜52の円環板状部58と共に、第二の支持金具
14にかしめ固定されることにより、可撓性ゴム膜52
と底金具28の間が、拘束金具54を挟んだ両側に気密
に仕切られている。また、拘束金具54の中央部分に
は、軸方向上方に向かって突出する逆カップ状の中央突
部78が形成されている一方、この中央突部78の周囲
が凹陥せしめられて上方に開口する環状凹所80が形成
されていると共に、中央突部78の突出先端面が凹陥せ
しめられて上方に開口する中央凹所82が形成されてい
る。そして、拘束金具54の中央突部78が、中央凹所
82の周りに位置する環状突出部84の先端面におい
て、可撓性ゴム膜52を介して、仕切部材50における
第一の凹部62の底面に圧接されている。なお、かくの
如き拘束金具54は、例えばプレス成形によって有利に
形成され得る。
【0032】これにより、可撓性ゴム膜52が、拘束金
具54の環状突出部84と仕切部材50の間で変形およ
び変位不能に挟持,拘束せしめられて、可撓性ゴム膜5
2の変形可能な部分が、外周部分に位置して環状凹所8
0の開口部を覆蓋する第一の可撓部分86と、中央部分
に位置して中央凹所82の開口部を覆蓋する第二の可撓
部分88とに二分されている。そして、第一の可撓部分
86と仕切部材50の間に、内部に所定の非圧縮性流体
が封入されて、第一のオリフィス通路70を通じて受圧
室61に連通せしめられた第一の平衡室90が形成され
ていると共に、第二の可撓部分88と仕切部材50の間
に、内部に所定の非圧縮性流体が封入されて、第二のオ
リフィス通路72を通じて受圧室61に連通せしめられ
た第二の平衡室92が形成されている。また、第一の可
撓部分86を挟んで、第一の平衡室90と反対側には、
環状凹所80の開口が第一の可撓部分86で閉塞される
ことによって、第一の密閉空気室94が形成されている
と共に、第二の可撓部分88を挟んで、第二の平衡室9
2と反対側には、中央凹所82の開口が第二の可撓部分
88で閉塞されることによって、第二の密閉空気室96
が形成されている。
【0033】これによって、第一の平衡室90および第
二の平衡室92は、第一の可撓部分86および第二の可
撓部分88の変形によって容積変化が許容されるように
なっているのであり、また、第一の可撓部分86および
第二の可撓部分88には、膨出変形せしめられた際に、
第一の密閉空気室94および第二の密閉空気室96によ
る空気ばねが、膨出変形に抵抗する方向に及ぼされるよ
うになっている。特に、本実施例では、第二の密閉空気
室96の容積が、第一の密閉空気室94の容積よりも小
さくされて、第一の可撓部分86よりも第二の可撓部分
88に対し、膨出変形せしめられた際の空気ばね作用に
よる変形抵抗力が大きく作用せしめられるようになって
おり、第一の平衡室90よりも第二の平衡室92の方
が、容積可変量が小さくされている。
【0034】なお、このようなエンジンマウント10で
は、例えば、本体ゴム弾性体16が一体加硫接着された
筒壁金具30のかしめ部34に対する仕切部材50と可
撓性ゴム膜52の挿入組付けを非圧縮性流体中で行うこ
と等によって、受圧室61および平衡室90,92への
流体封入が有利に為され得る。また、その際、可撓性ゴ
ム膜52の外周縁部には金属リング74が固着されてい
ることによって、可撓性ゴム膜52のかしめ部34への
挿入組付けが容易とされている。
【0035】すなわち、上述の如き構造とされたエンジ
ンマウント10においては、第一の支持金具12と第二
の支持金具14の間に振動が入力された際、受圧室61
と第一及び第二の平衡室90,92の間に惹起される内
圧差に基づいて、第一及び第二のオリフィス通路70,
72を通じての流体流動が生ぜしめられるのであり、以
て、これらのオリフィス通路70,72を通じて流動せ
しめられる流体の共振作用に基づいて防振効果が発揮さ
れることとなる。また、第一のオリフィス通路70と第
二のオリフィス通路72は異なる周波数域にチューニン
グされており、第一のオリフィス通路70を通じて流動
せしめられる流体の共振作用に基づいて、シェイク等の
低周波大振幅振動に対する減衰効果が発揮される一方、
第二のオリフィス通路72を通じて流動せしめられる流
体の共振作用に基づいて、アイドリング振動等の高周波
小振幅振動に対する絶縁効果が発揮されるようになって
いる。
【0036】そこにおいて、第二のオリフィス通路72
は、第一のオリフィス通路70よりも、断面積と長さの
比(A/L)が大きくされているために、流体流通抵抗
が小さいが、低周波大振幅振動の入力時には、第二の平
衡室92の容積可変量が制限されて第二のオリフィス通
路72を通じての流体流動量が制限されることから、第
一のオリフィス通路70を通じての流体流動量が有利に
確保されて、該第一のオリフィス通路70を通じて流動
せしめられる流体の共振作用に基づく減衰効果が有効に
発揮されるのであり、一方、高周波小振幅振動の入力時
には、第一のオリフィス通路70の流体流通抵抗が著し
く増大することから、第二のオリフィス通路72を通じ
ての流体流動量が有利に確保されて、該第二のオリフィ
ス通路72を通じて流動せしめられる流体の共振作用に
基づく低動ばね化による振動絶縁効果が有効に発揮され
るのである。
【0037】そして、上述の如き構造とされたエンジン
マウント10においては、第一の平衡室90を画成する
第一の可撓部分86と、第二の平衡室92を画成する第
二の可撓部分88が、単一の可撓性ゴム膜52によって
構成されていることから、二つの平衡室90,92を少
ない部品点数と簡単な構造をもって形成することが出来
るのである。
【0038】また、上述の如き構造とされたエンジンマ
ウント10においては、可撓性ゴム膜52を部分的に拘
束して二つの可撓部分86,88に仕切る拘束金具54
を利用して、各可撓部分86,88の背後に位置する密
閉空気室94,96が、簡単な構造と少ない部品点数を
もって形成され得る。しかも、拘束金具54の形状を変
更すること等によって、可撓部分86,88の大きさや
密閉空気室94,96の容積を変更して、マウント静ば
ね定数や防振特性等を容易にチューニングすることが出
来るのであり、特に本実施例では、密閉空気室94,9
6の空気ばね作用によって、特別なオリフィス切換機構
を必要とすることなく、二つのオリフィス通路70,7
2による防振効果が何れも有効に発揮され得て、広い周
波数域の入力振動に対して有効な防振効果を得ることが
出来るのである。
【0039】さらに、拘束金具54と可撓性ゴム膜52
の間に密閉空気室94,96が形成されることから、第
二の支持金具14に設けられた貫通孔40,42に面倒
なシール処理等を施す必要がなく、優れたマウント製作
性およびコスト性が発揮されるのである。
【0040】次に、図2には、本発明の別の実施例とし
てのエンジンマウント100が、示されている。なお、
本実施例は、前記第一の実施例のエンジンマウントに比
して、第二の平衡室の別の具体的構造例を示すものであ
り、第一の実施例と同様な構造とされた部材および部位
については、それぞれ、図面中に第一の実施例と同一の
符号を付することにより、詳細な説明を省略する。
【0041】すなわち、本実施例のエンジンマウント1
00においては、拘束金具54における中央突部78の
環状突出部84によって周縁部を拘束されて第二の平衡
室92と第二の密閉空気室96の隔壁を構成する第二の
可撓部分88が、第一の可撓部分86よりも厚肉とされ
ていると共に、展張状態で配設されている。なお、展張
状態とは、中央部分が弛みなく平らに張られて外周縁部
を拘束支持された状態をいう。そして、このような第二
の可撓部分88は、それ自体で大きなばね剛性乃至は変
形剛性を発揮し得るのであり、第二の密閉空気室96の
空気ばね作用と相まって、変形許容量が小さくされてい
るのである。
【0042】また、第二の平衡室92は、その全体が仕
切部材50を軸方向に貫通して受圧室61に開口,連通
されており、それによって第二のオリフィス通路72が
形成されている。要するに、本実施例では、第二の平衡
室92の全体が第二のオリフィス通路72としても作用
するようになっているのであり、この第二のオリフィス
通路72を通じて、受圧室61の内圧が第二の可撓部分
88に及ぼされるようになっている。
【0043】このように、本実施例のエンジンマウント
100においては、第二のオリフィス通路72における
流路断面積と長さの比:A/Lが十分に大きく設定され
ていると共に、第二の可撓部分88の変形許容量が十分
に小さく設定されていることから、第二のオリフィス通
路72を通じて流動せしめられる流体の共振作用乃至は
液圧吸収作用が、こもり音等のより高周波数域の小振幅
振動に対して有効に発揮されるのであり、それによっ
て、前記第一の実施例におけるエンジンマウント10に
比して、一層高周波数域の入力振動に対する防振効果が
向上せしめられるのである。
【0044】なお、その他、本実施例のエンジンマウン
ト100においても、第一の実施例のエンジンマウント
10と同様な効果が何れも有効に発揮されることは、勿
論である。
【0045】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、これらは文字通りの例示であって、本発明は、か
かる具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0046】例えば、前記実施例では、可撓性ゴム膜5
2が中央の第一の可撓部分86と、外周環状の第二の可
撓部分88とに、実質的に二分割されていたが、その分
割形態は何等限定されるものでなく、周方向において複
数箇所に分割したりすること等も可能である。
【0047】また、前記実施例では、可撓性ゴム膜52
が二つの可撓部分86,88に二分割されていたが、三
つ以上の可撓部分に分割せしめて三つ以上の平衡室を形
成することにより、三つ以上のオリフィス通路を形成す
ることも可能である。なお、その際には、各オリフィス
通路を、互いに異なる三つ以上の周波数域にチューニン
グすることも、勿論、可能である。
【0048】更にまた、オリフィス通路の構造や形状
は、マウントの要求特性等に応じて適宜に変更されるも
のであって、前記実施例のものに限定されるものではな
い。
【0049】加えて、前記実施例では、本発明を自動車
用エンジンマウントに適用したものの具体例を示した
が、本発明は、その他、自動車用ボデーマウント等、或
いは自動車以外の各種マウント装置に対して、何れも有
利に適用され得ることは、勿論である。
【0050】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた流体封入式マウント装置において
は、単一の可撓性ゴム膜を拘束部材によって部分的に拘
束することにより、複数の平衡室を画成する複数の可撓
部分が形成されると共に、各可撓部分と拘束部材の間に
密閉空気室が形成されることから、可撓性ゴム膜の背後
に密閉空気室が形成された複数の平衡室を、少ない部品
点数と簡単な構造をもって形成することが出来るのであ
り、密閉空気室の空気ばね作用等を利用してマウント特
性をチューニングしたり、互いに異なる周波数域にチュ
ーニングされて各一つの平衡室に接続された複数のオリ
フィス通路を入力振動に応じて作用せしめたりすること
等も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのエンジンマウントを
示す縦断面図である。
【図2】本発明の別の実施例としてのエンジンマウント
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10,100 エンジンマウント 12 第一の支持金具 14 第二の支持金具 16 本体ゴム弾性体 28 底金具 30 筒壁金具 50 仕切部材 52 可撓性ゴム膜 54 拘束金具 61 受圧室 70 第一のオリフィス通路 72 第二のオリフィス通路 86 第一の可撓部分 88 第二の可撓部分 90 第一の平衡室 92 第二の平衡室 94 第一の密閉空気室 96 第二の密閉空気室

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の支持金具と、 該第一の支持金具側に向かって開口するようにして対向
    配置せしめられた有底筒状の第二の支持金具と、 前記第一の支持金具と前記第二の支持金具の間に介装さ
    れて、それら両支持金具を連結すると共に、該第二の支
    持金具の開口部を閉塞する本体ゴム弾性体と、 前記第二の支持金具によって支持されて、前記本体ゴム
    弾性体との間に非圧縮性流体が封入された受圧室を形成
    する仕切部材と、 該仕切部材を挟んで該受圧室とは反対側に配設された可
    撓性ゴム膜と、 前記第二の支持金具によって支持されて、前記可撓性ゴ
    ム膜を、前記仕切部材との間で部分的に拘束することに
    よって、相互に独立した複数の可撓部分に分割し、それ
    らの可撓部分と該仕切部材の間に非圧縮性流体が封入さ
    れた複数の平衡室を形成すると共に、該可撓部分を挟ん
    で該平衡室とは反対側にそれぞれ密閉された空気室を形
    成する拘束部材と、 前記複数の平衡室を、それぞれ、前記受圧室に連通せし
    める複数のオリフィス通路とを、有することを特徴とす
    る流体封入式マウント装置。
  2. 【請求項2】 前記第二の支持金具が、有底筒形状の底
    金具と、該底金具の開口周縁部にかしめ固定される筒形
    状の筒壁金具とによって構成されており、それら底金具
    と筒壁金具のかしめ部位において、前記仕切部材と前記
    可撓性ゴム膜および前記拘束部材の各外周縁部が重ね合
    わされて挟圧支持されている請求項1に記載の流体封入
    式マウント装置。
  3. 【請求項3】 前記第二の支持金具を他部材に取り付け
    るための取付部材が、該第二の支持金具の底壁部を貫通
    して装着固定されている請求項1又は2に記載の流体封
    入式マウント装置。
  4. 【請求項4】 前記拘束部材がプレス成形品である請求
    項1乃至3の何れかに記載の流体封入式マウント装置。
  5. 【請求項5】 前記可撓性ゴム膜が前記拘束部材によっ
    て周方向に環状に拘束されて、中央の可撓部分と外周の
    可撓部分とに二分割されていると共に、該中央の可撓部
    分によって画成された前記平衡室に接続された前記オリ
    フィス通路が、該外周の可撓部分によって画成された前
    記平衡室に接続された前記オリフィス通路よりも高周波
    数域にチューニングされている請求項1乃至4の何れか
    に記載の流体封入式マウント装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のオリフィス通路が互いに異な
    る周波数域にチューニングされていると共に、チューニ
    ング周波数が最も高いオリフィス通路に接続された前記
    平衡室を画成する前記可撓部分が、他の可撓部分よりも
    厚肉とされている請求項1乃至5の何れかに記載の流体
    封入式マウント装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のオリフィス通路が互いに異な
    る周波数域にチューニングされていると共に、チューニ
    ング周波数が最も高いオリフィス通路に接続された前記
    平衡室を画成する前記可撓部分が、展張状態で配設され
    ている請求項1乃至6の何れかに記載の流体封入式マウ
    ント装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のオリフィス通路が互いに異な
    る周波数域にチューニングされていると共に、チューニ
    ング周波数が最も高いオリフィス通路に接続された前記
    平衡室に対して前記可撓部分を挟んで反対側に形成され
    た前記空気室の容積が、他の空気室よりも小さく設定さ
    れている請求項1乃至7の何れかに記載の流体封入式マ
    ウント装置。
JP1535696A 1996-01-31 1996-01-31 流体封入式マウント装置 Pending JPH09210117A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6158724A (en) * 1998-08-31 2000-12-12 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Liquid filled vibration isolating device
US6257562B1 (en) 1998-12-11 2001-07-10 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Liquid filled vibration isolating device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6158724A (en) * 1998-08-31 2000-12-12 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Liquid filled vibration isolating device
US6257562B1 (en) 1998-12-11 2001-07-10 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Liquid filled vibration isolating device

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