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JPH09206652A - 塗布装置および塗布方法並びにカラーフィルタの製造装置および製造方法 - Google Patents

塗布装置および塗布方法並びにカラーフィルタの製造装置および製造方法

Info

Publication number
JPH09206652A
JPH09206652A JP1453896A JP1453896A JPH09206652A JP H09206652 A JPH09206652 A JP H09206652A JP 1453896 A JP1453896 A JP 1453896A JP 1453896 A JP1453896 A JP 1453896A JP H09206652 A JPH09206652 A JP H09206652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
applicator
holder
coating
stage
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1453896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3731616B2 (ja
Inventor
Yoshiyuki Kitamura
義之 北村
Shunei Sekido
俊英 関戸
Hiromitsu Kanamori
浩充 金森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP01453896A priority Critical patent/JP3731616B2/ja
Publication of JPH09206652A publication Critical patent/JPH09206652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3731616B2 publication Critical patent/JP3731616B2/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリットダイが異なっても、その吐出口とガ
ラス基板との間に所望のクリアランスを正確に確保する
ことができる塗布装置および塗布方法並びにこれら装置
および方法を使用したカラーフィルタの製造装置および
製造方法を提供する。 【解決手段】 カラーフィルタを製造するための塗布方
法を実施する塗布装置は、スリットダイ40が取り付け
られる昇降可能なダイホルダ32と、このダイホルダ3
2のレベル位置を検出するリニアスケール86と、スリ
ットダイ40における吐出口68の両端とステージ6と
の間の離間距離を検出する一対の測定器76を備え、検
出された離間距離とその時点でのリニアスケールの出力
とに基づき、スリットダイ40の吐出口がステージ6上
にあるときのダイホルダ32の参照レベルを求め、この
参照レベルを基準点として吐出口68とガラス基板Aと
の間に確保すべきクリアランスが設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、平坦な枚葉部材
などの被塗布部材の表面に塗布液を塗布し、その塗膜を
形成するための塗布装置および塗布方法、並びに、これ
ら塗布装置および塗布方法を用いたカラー液晶ディスプ
レイ用カラーフィルタの製造装置および製造方法に関す
る。
【0002】
【関連する背景技術】カラー液晶ディスプレイ用のカラ
ーフィルタは、被塗布部材としてのガラス基板上に3原
色の細かな格子模様を有しており、このような格子模様
はガラス基板上に黒色の塗膜を形成した後に、赤、青、
緑の塗膜を順次形成していき、これにより、ガラス基板
上を3原色に塗り分けて得られる。
【0003】それゆえ、カラーフィルタの製造には、ガ
ラス基板上に黒、赤、青、緑の塗布液を順次塗布して、
その塗膜を形成していく形成工程が必要不可欠となる。
この種の塗膜の形成工程には従来、塗布装置としてのス
ピナー、バーコータあるいはロールコータなどが使用さ
れていたが、塗布液の消費を削減し、また、塗膜の物性
を向上する上で、近年に至ってはダイコータの使用が検
討されている。
【0004】この種のダイコータ(流体塗布装置)はた
とえば特開平6-339659号公報に開示されており、この公
知のダイコータは水平方向に往復動可能なテーブルと、
このテーブルの上方に塗布アームを介して昇降可能に設
けられた塗布ヘッドとを備えている。塗布ヘッドは塗布
アームとともに、テーブル上に載置されたガラス基板の
板厚に応じて所定の位置まで下降し、塗布ヘッドとガラ
ス基板との間に所定のクリアランスが確保される。この
状態で、テーブルとともにガラス基板を一定の速度で移
動させて、塗布ヘッドの直下を通過させ、そして、同時
に、その塗布ヘッド下面の吐出口から塗布液をガラス基
板上に吐出させることで、ガラス基板上に塗布液の塗膜
が形成されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したタイプのダイ
コータにおいて、その形成すべき塗膜の膜厚を均一にす
るには、塗布ヘッドつまり塗布器の吐出口とガラス基板
の上面との間に規定される前記クリアランスを一定にし
なければならない。しかしながら、公知のダイコータは
前記クリアランスの設定にあたり、ガラス基板の板厚は
考慮しているものの、塗布アームに対する塗布器の取り
付けに関しては何ら考慮されていない。このため、塗布
アームへの塗布器の取り付けに誤差が発生したり、ま
た、塗布器自体の大きさ、つまり、その高さ寸法が異な
る場合には、前記クリアランスを一定に維持することが
できず、その調整に多大な手間と労力を必要とする。
【0006】この発明は、上述の事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、塗布器が交換され
た場合にあっても、塗布器の吐出口と被塗布部材との間
に確保すべきクリアランスを正確に得ることができる塗
布装置および塗布方法、並びに、これら塗布装置および
塗布方法を用いたカラーフィルタの製造装置および製造
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的はこの発明の
塗布装置によって達成され、請求項1の塗布装置は、塗
布液を供給する供給手段と、この供給手段からの塗布液
の供給を受け、一方向に延びる吐出口から塗布液を吐出
可能な塗布器と、被塗布部材が載置可能なステージと、
前記塗布器を前記被塗布部材に近接させる近接手段と、
この近接手段による前記塗布器の移動を介して、前記ス
テージに載置された被塗布部材と前記塗布器の吐出口と
の間に所定のクリアランスを確保するクリアランス設定
手段と、前記塗布器および前記ステージのうち少なくと
も一方を相対的に移動させる移動手段とを備えている。
【0008】そして、請求項1の塗布装置の場合、クリ
アランス設定手段は、塗布器または該塗布器を保持する
ホルダ参照レベル位置を決定するセッティング手段と、
この参照レベルを基準点として被塗布部材の厚みおよび
クリアランスに基づき、塗布器またはホルダの移動目標
レベル位置を演算する演算手段と、移動目標レベル位置
に塗布器またはホルダの実レベル位置を一致させるべ
く、近接手段の作動を制御する制御手段とを含んでい
る。
【0009】上述した請求項1の塗布装置によれば、た
とえば塗布器が交換されると、塗布器または塗布器を保
持するホルダの参照レベル位置が先ず決定され、この
後、その参照レベル位置を基準として、被塗布部材の厚
みや確保すべきクリアランスに基づき演算して求めた塗
布器またはホルダの目標移動レベル位置にその実レベル
位置が一致され、この結果、被塗布部材と塗布器の吐出
口との間に正確なクリアランスが確保される。
【0010】請求項2の塗布装置の場合、参照レベルの
セッティング手段は、ホルダに塗布器が保持されている
状態で、ステージの表面と塗布器の吐出口との間の離間
距離を検出し、その離間距離値を出力する距離測定手段
と、その離間距離検出時のホルダのレベル位置を検出
し、そのレベル位置値を出力するレベル検出手段と、離
間距離値とレベル位置値とに基づき、塗布器の吐出口が
ステージ上にあると仮定したときの前記ホルダのレベル
位置値を参照レベルとして算出する算出手段と含んでい
る。
【0011】請求項2の塗布装置によれば、塗布器が交
換されたとき、先ず、ホルダとともに塗布器が所定の位
置まで移動され、この時点での塗布器の吐出口とステー
ジの表面との間の離間距離およびホルダのレベル位置が
それぞれ検出される。そして、これら検出されたレベル
位置値と離間距離値とに基づき、ホルダの参照レベル、
つまり、塗布器の吐出口がステージの表面に接触するま
で移動した時点でのホルダのレベル位置が参照レベルと
して算出される。
【0012】このようにしてホルダの参照レベルが求め
られると、前述したようにその参照レベルに基準とし
て、ホルダの移動目標レベル位置が決定され、被塗布部
材と塗布器の吐出口との間に正確なクリアランスが確保
される。
【0013】請求項3の塗布装置の場合、その距離測定
手段は、一対の測定器を備えており、これら測定器はス
テージ側に配置され、塗布器における吐出口両端での離
間距離をそれぞれ検出し、そして、その近接手段は、塗
布器の吐出口とほぼ直交する方向に延びる回転軸線を有
し、この回転軸線を中心としてホルダをほぼ垂直面内で
回転自在に支持する支持手段と、各測定器からの出力に
基づいてホルダを回転させ、塗布器の吐出口をステージ
の表面と平行に調整する調整手段とをさらに備えてい
る。
【0014】請求項3の塗布装置によれば、塗布器の吐
出口とステージの表面との間の離間距離がその吐出口両
端にてそれぞれ検出され、その検出の結果、これら左右
の軸間距離値が相違する場合、ホルダが回転されること
により、塗布器の吐出口は被塗布部材と平行に調整さ
れ、そして、この時点での左右の離間距離がホルダの参
照レベルの算出に使用される。
【0015】請求項4の塗布装置の場合、その距離測定
手段の各測定器は、検出精度の粗い第1センサと、この
第1センサよりも検出精度の高い第2センサとからなっ
ている。請求項4の塗布装置によれば、先ず、第1セン
サからの出力に基づき、ホルダの回転角位置が粗調整さ
れ、この後、第2センサからの出力に基づき、ホルダの
回転角位置が微調整される結果、塗布器における吐出口
の平行調整が迅速に行われる。
【0016】請求項5の塗布装置の場合、その距離測定
手段は、各測定器による離間距離の検出を助けるために
被測定面を備えており、これら被測定面は塗布器に形成
され、塗布器の吐出口と同一の面内に位置付けられてい
る。請求項5の塗布装置によれば、離間距離の検出にあ
たり、塗布器の吐出口とステージ表面との間の距離を直
接に測定する必要がなく、また、その被測定面には所望
の面積が確保される。
【0017】請求項6の塗布装置の場合、その制御手段
は近接手段によるホルダの移動速度を10 m/min以下に
制限しており、この場合、ホルダの移動停止時、塗布器
の吐出口から塗布液が不所望にして漏れ出すことはな
い。請求項7のカラーフィルタの製造装置は、上述した
請求項1〜6のいずれかの塗布器を使用してカラーフィ
ルタを製造し、この場合、高品質なカラーフィルタが得
られる。
【0018】請求項8の塗布方法は、ステージに載置さ
れた被塗布部材に対し、塗布器またはホルダにより保持
された塗布器を移動させ、塗布器の一方向に延びる吐出
口と被塗布部材との間に所定のクリアランスを確保する
クリアランス設定工程と、塗布器の吐出口から塗布液を
吐出しながら、塗布器および被塗布部材のうち少なくと
も一方を相対的に移動させることにより、被塗布部材の
表面に塗布液の塗膜を形成する形成工程とを備えてい
る。
【0019】そして、請求項8の塗布方法の場合、その
クリアランス設定工程は、塗布器またはホルダの参照レ
ベル位置を決定するセッティングステップと、参照レベ
ルを基準点として被塗布部材の厚みおよびそのクリアラ
ンスに基づき、塗布器またはホルダの移動目標レベル位
置を演算する演算ステップと、移動目標レベル位置に塗
布器またはホルダの実レベル位置を一致させるべく、塗
布器またはホルダの移動を制御する制御ステップとを含
んでいる。
【0020】この場合、上述した請求項8の塗布方法
は、請求項1の塗布装置と同様な作用を発揮する。請求
項9の塗布方法の場合、そのセッティングステップが、
ホルダに塗布器が保持されている状態で、ステージの表
面と塗布器の吐出口との間の離間距離を検出し、その離
間距離値を出力する距離測定プロセスと、離間距離検出
時にホルダのレベル位置を検出し、そのレベル位置値を
出力するレベル検出プロセスと、検出された離間距離値
とレベル位置値とに基づき、塗布器の吐出口が前記ステ
ージ上にあると仮定したときのホルダのレベル位置値を
参照レベルとして算出する算出プロセスと含んでいる。
【0021】この場合、上述した請求項9の塗布方法
は、請求項2の塗布装置と同様な作用を発揮する。請求
項10の塗布方法の場合、その距離測定プロセスでは、
一対の測定器により塗布器における吐出口の両端にて、
それらの離間距離が検出され、そして、クリアランス設
定工程は、セッティングステップに先立ち、一対の測定
器からの出力に基づき、ホルダの回転を介して塗布器の
前記吐出口をステージの表面と平行に調整する準備ステ
ップをさらに含んでいる。
【0022】この場合、請求項10の塗布方法は、請求
項3の塗布装置と同様な作用を発揮する。
【0023】請求項11の塗布方法の場合、その距離測
定プロセスでは、検出精度の粗い第1センサと、この第
1センサよりも検出精度の高い第2センサとが使用さ
れ、この場合、その塗布方法は、請求項4の塗布装置と
同様な作用を発揮する。請求項12の塗布方法の場合、
その距離測定プロセスでは、塗布器に設けられ、その吐
出口と同一の面内に位置した被測定面とステージの表面
との間隔が離間距離として検出される。この場合、その
塗布方法は、請求項5の塗布装置と同様な作用を発揮す
る。
【0024】請求項13の塗布方法の場合、その制御ス
テップでは、ホルダの移動速度が10 m/min以下に制限
され、この場合、その塗布方法は、請求項6の塗布装置
と同様な作用を発揮する。請求項14のカラーフィルタ
の製造方法は、請求項8〜13のいずれかの塗布方法を
使用してカラーフィルタを製造し、この場合、高品質な
カラーフィルタが得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、カラー液晶デ
ィスプレイ用カラーフィルタの製造に適用される塗布装
置いわゆるダイコータが示されており、このダイコータ
は基台2を備えている。基台2上には一対のガイド溝レ
ール4が設けられており、これらガイド溝レール4には
ステージ6が配置され、このステージ6の上面はサクシ
ョン面として構成されている。ステージ6は一対のスラ
イド脚8を介してガイド溝レール4上を水平方向に往復
動自在となっている。
【0026】本実施例では、ステージ6が往復動するよ
うにしたが、後述するスリットダイ40がステージ6に
対して往復動する構成であってもよい。要は、ステージ
6およびスリットダイ40のうちの少なくとも一方が往
復動すればよい。
【0027】一対のガイド溝レール4間には送り機構を
内蔵したケーシング12が配置されており、ケーシング
12はガイド溝レール4に沿って延びている。送り機構
は、図2に示されているようにボールねじからなるフィ
ードスクリュー14を有しており、フィードスクリュー
14はステージ6の下面に固定されたナット状のコネク
タ16にねじ込まれ、このコネクタ16を貫通して延び
ている。フィードスクリュー14の両端部は図示しない
軸受に回転自在に支持されており、その一端にはACサ
ーボモータ18が連結されている。なお、ケーシング1
2の上面にはコネクタ16の移動を許容する開口が形成
されているが、図1にはその開口が省略されている。
【0028】基台2の上面にはその一端側に位置してセ
ンサ柱20が配置されている。センサ支柱20は逆L字
形をなし、その先端は一方のガイド溝レール4の上方ま
で延びている。センサ支柱20の先端には電動型の昇降
アクチュエータ21が取り付けられており、この昇降ア
クチュエータ21に厚みセンサ22が下向きして取り付
けられている。
【0029】図3に示されているように厚みセンサ22
はケーシング23を有し、このケーシング23の下面に
はその一部に三角形状の突出部25が形成されている。
ケーシング23にはレーザ光などの測定光の光源27が
内蔵されており、この光源27からの測定光Pはケーシ
ング23の平坦な下面部を通じて、突出部25側かつ斜
め下方に向けて出射されるようになっている。また、ケ
ーシング23の突出部25には受光部29およびこの受
光部29に電気的に接続された測定回路(図示しない)
が内蔵されており、この受光部29はたとえば多数の受
光素子を配列した受光アレイからなっている。
【0030】今、ステージ6上に設置された枚葉部材で
ある被塗布部材としてのガラス基板Aに向けて厚みセン
サ22が降下され、これら厚みセンサ22とガラス基板
Aとの間に所定の間隔が確保されているとする。この状
態で、厚みセンサ22の光源27から測定光Pが出射さ
れると、この測定光はガラス基板Aの上面及び下面にて
それぞれ反射され、これら反射光が厚みセンサ22にお
ける突出部25の外面を通じて受光部29に入射され
る。測定回路では、受光部29に入射した反射光の入射
位置を検出し、これら入射位置の差に基づき、ガラス基
板の厚みを測定し、その厚みに対応した厚み信号を出力
するようになっている。なお、厚みセンサ22としては
上述のタイプに限らず、レーザ変位計、電子マイクロ変
位計、超音波厚さ計などを使用することができる。
【0031】図1を再度参照すると、基台2の上面には
センサ支柱20よりも基台2の中央側に位置してダイ支
柱24が配置されており、このダイ支柱24もまた逆L
字形をなしている。ダイ支柱24の先端には昇降機構2
6が取り付けられており、昇降機構26は図4および図
5から明らかなように昇降ブラケット31を備えてお
り、この昇降ブラケット31は一対のガイドロッド33
に昇降自在に取り付けられている。これらガイドロッド
33の上部はダイ支柱24側に支持されている。ガイド
ロッド33間にはボールねじからなるフィードスクリュ
ー35が配置されており、このフィードスクリュー35
の下端は、昇降ブラケット31内のナット型のコネクタ
(図示しない)にねじ込まれている。このコネクタは昇
降ブラケット31に回転不能にして固定されている。フ
ィードスクリュー35の上端部はガイドロッド33およ
びフィードスクリュー35を収容したケーシング28
(図1参照)に軸受(図示しない)を介して回転自在に
支持されており、その上端にはACサーボモータ30
(図1参照)が連結されている。
【0032】昇降ブラケット31には支持軸37を介し
てダイホルダ32が取り付けられており、このダイホル
ダ32は図1に示すように平面方向矢視でコ字形をな
し、かつ、一対のガイド溝レール4の上方をこれらレー
ル4間に亘って水平に延びている。支持軸37は昇降ブ
ラケット31内にて回転自在に支持されており、これに
より、ダイホルダ32は支持軸37とともに垂直面内で
回転することができる。
【0033】昇降ブラケット31には、ダイホルダ32
の上方に位置して水平バー36が固定されており、この
水平バー36はダイホルダ32に沿って延びている。水
平バー36の両端部には、電磁作動型のリニアアクチュ
エータ38aとばね付きロッド38bとがそれぞれ取り
付けられている。これらリニアアクチュエータ38aお
よびばね付きロッド38bは水平バー36の下面から突
出する伸縮ロッド38cを有しており、これら伸縮ロッ
ド38cがダイホルダ32の両端にそれぞれ当接されて
いる。ばね付きロッド38bの伸縮ロッド38cは、ケ
ーシング内の圧縮ばね(図示省略)によって、その動き
が規制されている。すなわち、リニアアクチュエータ3
9aの伸縮ロッド38cが伸縮し、支持軸37を中心に
ダイホルダ32が回転すれば、これに応じてばね付きロ
ッド38bの伸縮ロッド38cがばねの作用によって伸
縮する。ダイホルダ32の傾きが定まれば、ブレーキ
(図示せず)がダイホルダ32を保持する。
【0034】ダイホルダ32内には塗布器としてのスリ
ットダイ40が取り付けられている。このスリットダイ
40からは図2に示されているように塗布液の供給ホー
ス42が延びており、この供給ホース42の先端はシリ
ンジポンプ44、つまり、その電磁切換え弁46の供給
ポートに接続されている。電磁切換え弁46の吸引ポー
トからは吸引ホース48が延びており、この吸引ホース
48の先端部はタンク50内に挿入されている。なお、
タンク50には塗布液が蓄えられている。
【0035】シリンジポンプ44のポンプ本体52は、
電磁切換え弁46の切換え作動により、供給ホース42
および吸引ホース48の一方に選択的に接続可能となっ
ている。そして、これら電磁切換え弁48およびポンプ
本体52はコンピュータ54に電気的に接続されてお
り、このコンピュータ54からの制御信号を受けて、そ
れらの作動が制御されるようになっている。また、コン
ピュータ54は前述した昇降アクチュエータ22および
厚みセンサ22もまた電気的に接続されている。
【0036】さらに、シリンジポンプ44の作動を制御
するため、コンピュータ54にはシーケンサ56もまた
電気的に接続されている。このシーケンサ54は、ステ
ージ6側のフィードスクリュー14のACサーボモータ
18や、昇降機構26側のACサーボモータ30やリニ
アアクチュエータ38の作動をシーケンス制御するもの
であり、そのシーケンス制御のために、シーケンサ56
にはACサーボモータ18,30の作動状態を示す信
号、ステージ6の移動位置を検出する位置センサ58か
らの信号、スリットダイ40の作動状態を検出するセン
サ(図示しない)からの信号などが入力され、一方、シ
ーケンサ56からはシーケンス動作を示す信号がコンピ
ュータ54に出力されるようになっている。なお、位置
センサ58を使用する代わりに、ACサーボモータ18
にエンコーダを組み込み、このエンコーダから出力され
るパルス信号に基づき、シーケンサ56にてステージ6
の位置を検出することも可能である。さらに、シーケン
サ56にコンピュータ54による制御を組み込むことも
可能である。
【0037】図示されていないけれども、ダイコータに
はステージ6上にカラーフィルタのためにガラス基板A
を供給するためのローダや、ステージ6からガラス基板
Aを取り外すためのアンローダが備えられており、これ
らローダ、アンローダにはその主要構成部分にたとえば
円筒座標系産業用ロボットを使用することができる。図
4から明らかなように、前述したスリットダイ40はス
テージ6の往復動方向と直交する方向、つまり、ダイホ
ルダ32の長手方向に水平に延び、その両端にてダイホ
ルダ32に支持されている。
【0038】図5に示されているように、スリットダイ
40は長尺なブロック形状をなすフロントリップ58お
よびリアリップ60を有しており、これらリップはステ
ージ6の往復動方向に配置されており、図示しない複数
の連結ボルトにより相互に一体的に結合されている。両
リップ58,60の結合により、スリットダイ40の下
面にはノズル部62が形成され、このノズル部62は下
方に向けて突出しかつその幅方向に延びている。なお、
フロントリップ58はステージ6の往復動方向でみて往
動側に位置し、これに対し、リアリップ60は複動側に
位置している。
【0039】リアリップ60の内表面にはその中央部分
に位置してマニホールド64が形成されており、このマ
ニホールド64はスリットダイ40の幅方向、すなわ
ち、ステージ6の往復動方向と直交する方向に水平に延
びる溝から構成されている。マニホールド64は前述し
た塗布液の供給ホース42に内部通路(図示しない)を
介して常時接続され、これにより、マニホールド64は
塗布液の供給を受けることができる。
【0040】スリットダイ40の内部には上端がマニホ
ールド64に連通し、下端がノズル部62の下面に開口
したスリット66が形成されており、このスリット66
の下端開口は吐出口68として規定されている。スリッ
ト66は、フロントリップ58とリアリップ60との間
に挟み込まれたシム70によって形成され、これによ
り、吐出口68もまたスリットダイ40の幅方向に延び
ている。
【0041】さらに、フロントリップ58の両端部から
は突起72が下方に向けて一体的に突出しており、これ
ら突起72の下面は被測定面74として形成されてい
る。これら突起72の被測定面74は前述した吐出口6
8と同一の面内、すなわち、水平面内に位置付けられて
いる。そして、ステージ6の前端縁には一対の測定器7
6が設けられており、これら測定器76はステージ6の
前端縁において、その両側部分にそれぞれ配置されてい
る。各測定器76は、ステージ6の往復動方向でみて前
後に位置した第1および第2距離センサ78,80を有
しており、これら距離センサ78,80はブラケット8
2を介してステージ6に取り付けられている。第1距離
センサ78は、たとえば渦電流式の非接触型センサであ
って、ステージ6の上面から測定対象までの距離を検出
し、その検出信号を出力する。第1距離センサ78の検
出範囲は2mmであり、その分解能は10μmである。な
お、第1距離センサ78としては光電センサや超音波セ
ンサなどの非接触型センサをも使用することができる。
一方、第2距離センサ80はたとえば差動トランス式の
接触型センサであり、この第2距離センサ80もまたス
テージ6の上面から測定対象までの距離を検出し、その
検出信号を出力する。第2距離センサ80の検出精度は
第1距離センサ78のものよりも高く、その検出範囲お
よび分解能はそれぞれ1mm、1μmとなっている。な
お、測定器76には脱着自在なカバー84により覆われ
ており、図5中、カバー84は1点鎖線で示されてい
る。
【0042】この実施例の場合、スリットダイ40側の
被測定面74は、測定器76、つまり、第1および第2
距離センサ78,80を同時に十分に覆う大きさ、たと
えば10×10mm程度に設定されている。さらに、図5
および図7に示されているようにスリットダイ40側の
前述した昇降ブラケット31とダイ支柱24との間には
光学式のリニアスケール86が設けられており、このリ
ニアスケール84は昇降ブラケット31つまりダイホル
ダ32のレベル位置を検出し、その検出信号を出力する
ものとなっている。
【0043】上述した一対の測定器76およびリニアス
ケール86は、図2に示されているように前述したコン
ピュータ54に電気的に接続されており、このコンピュ
ータ54は測定器76およびリニアスケール86から出
力された検出信号を受け取ることができる。次に、カラ
ーフィルタの製造に係わる一工程、つまり、上述したダ
イコータを使用して行われる塗布方法を説明する。
【0044】ダイホルダ32にスリットダイ40が取り
付けられた直後にあっては、まず、各測定器76の第2
距離センサ80に関して、その較正工程が行われる。こ
の較正工程では図6に示されているように検定ブロック
88が使用される。この検定ブロック88はL字形をな
し、水平面上に伏せて置かれたとき、その水平面から既
知の距離L(L<1mm)だけ離間した検定面90を有し
ている。したがって、ステージ6の上面において、その
前端部に検定ブロック88を伏せて載置し、その検定面
90を第2距離センサ80の検出子に接触させると、第
2距離センサ80から検出信号が出力されることになる
が、このときの検出信号が距離Lに対応したものとなる
ように第2距離センサ80の出力調整が行われる。な
お、この較正は各測定器76の第2距離センサ80に対
して行われ、また、このとき、測定器76のカバー84
が取り外されていることは言うまでもない。
【0045】この後、ステージ6上から検定ブロック8
8が取り外されると、ステージ6はスリットダイ40の
直前まで往動されて停止し、この状態で、昇降機構26
のACサーボモータ30が駆動されることにより、スリ
ットダイ40は各測定器76に向けて所定の位置まで降
下される。具体的には、スリットダイ40側の各被測定
面74が第1距離センサ78の検出範囲内にあり、そし
て、図7に示されているように第2距離センサ80、つ
まり、その検出子と接触するまで降下される。それ故、
このとき、スリットダイ40の吐出口68とステージ6
の上面との間には2mm以下の間隔Kが確保されている。
【0046】この状態で、左右の一対の測定器76、つ
まり、その第1および第2距離センサ78,80からコ
ンピュータ54にそれぞれの検出信号が供給されると、
このコンピュータ54では左右の第1距離センサ78か
らの検出信号に基づき、左右の第1間隔K1L,K1Rをそ
れぞれ測定し、また、左右の第2距離センサ80からの
検出信号に基づき、左右の第2間隔K2L,K2Rをそれぞ
れ測定する。
【0047】この測定結果に基づき、第1間隔K1L,K1
R間の差が所定値以上であると、コンピュータ54はシ
ーケンサ56を介して昇降機構26におけるリニアアク
チュエータ38aを駆動し、第1間隔K1L,K1R間の差
が所定値以内に収まるべくダイホルダ32を図4中矢印
Rで示すように回転させる。これにより、ダイホルダ3
2に取り付けられたスリットダイ40の吐出口68はそ
の幅方向でみてほぼ水平となるように粗調整される(準
備ステップ)。
【0048】この後、コンピュータ54は第2間隔K2
L,K2Rの差をたとえば3μm以内に収めるべく、左右の
リニアアクチュエータ38を駆動してダイホルダ32の
回転角位置を微調整し、これにより、スリットダイ40
の吐出口68は水平に調整される。調整が終了すれば、
ブレーキ(図示せず)がダイホルダ32を固定する。こ
のようにしてスリットダイ40における吐出口68の水
平調整が完了すると、コンピュータ54はこの時点での
第2間隔K2を離間距離K3として設定し(距離測定プロ
セス)、同時にリニアスケール86からの検出信号に基
づき、ダイホルダ32のレベル位置Zを読み込む(レベ
ル検出プロセス)。
【0049】そして、コンピュータ54は、離間距離K
3およびレベルZに基づき、参照レベYを次式に基づい
て算出する(算出プロセス)。Y=Z−K3ここで、参
照レベルYは上式から明らかなようにスリットダイ40
の吐出口68がステージ6の上面まで降下したとき、リ
ニアスケール86から出力される検出信号、つまり、ダ
イホルダ32のレベル位置を示している。
【0050】上述したようにして参照レベルYが決定さ
れると(セッティングステップ)、各測定器76はカバ
ー84により覆われ、そして、スリットダイ40および
ステージ6は原点復帰される。つまり、スリットダイ4
0は所定の位置まで上昇され、ステージ6は初期位置ま
で復動される。ダイホルダ32の参照レベルYを設定す
るにあたり、昇降機構26およびステージ6の作動制御
は、前述したシーケンサ56本来のシーケンス制御とは
独立して実施される。
【0051】なお、参照レベルYのセッティング工程を
実施する前に、スリットダイ40にタンク50から吸引
ホース48および供給ホース42を経て塗布液を供給
し、そのマニホールド68およびスリット72内、ま
た、これらに至る塗布液の供給経路内は塗布液を満たし
た状態にしておくのが好ましい。この状態で、ローダ
(図示されていない)からステージ6上にガラス基板A
が供給されると、このガラス基板Aはステージ6上にサ
クション圧を受けて保持される。ここで、ガラス基板A
は、スリットダイ40の幅、つまり、その吐出口68の
吐出幅よりも広い幅寸法を有しているが、同じであって
もよい。
【0052】ガラス基板Aのローディングが完了する
と、厚みセンサ22がステージ6上のガラス基板Aに向
けて所定の位置まで下降され、厚みセンサ22はガラス
基板Aの厚みを検出し、その検出信号をコンピュータ5
4に供給する。この後、厚みセンサ22は元の位置まで
上昇して待機する。上述したガラス基板Aのローディン
グの開始と同時に、シリンジポンプ44の電磁切換え弁
46がポンプ本体52と吸引ホース48とを接続すべく
切換え作動され、そして、ポンプ本体52にタンク50
内の塗布液を吸引ホース48を通じて吸引する吸引動作
を行わせる。シリンジポンプ44内に所定量の塗布液が
吸引されると、シリンジポンプ44の電磁切換弁46は
ポンプ本体52と供給ホース42とを接続すべく切換え
作動される。そして、ステージ6はスリットダイ40に
向けて往動され、ガラス基板Aの上面において、塗膜の
開始すべきスタートラインをスリットダイ40の吐出口
68の直下に位置付け、停止する。
【0053】ステージ6の往動中、コンピュータ54で
は、ダイホルダ32の参照レベルY、厚みセンサ22か
らの検出信号つまりガラス基板Aの厚さT、また、ガラ
ス基板Aとスリットダイ40の吐出口68との間に確保
すべきクリアランスH(たとえば0.1mm)とに基づ
き、ホルダ32の目標レベル位置Xを演算する(演算ス
テップ)。具体的には、目標レベル位置Xは次式により
求められる。
【0054】X=Y+T+H 目標レベル位置Xが演算されると、コンピュータ54は
リニアスケール86から出力に基づき、シーケンサ56
を介して昇降機構26のACサーボモータ30を制御
し、ダイホルダ32の実レベル位置が目標レベル位置X
に一致すべく、ダイホルダ32、すなわち、スリットダ
イ40を下降させる(制御ステップ)。この結果、図8
に示されているようにスリットダイ40の吐出口68と
ガラス基板Aの上面との間にはクリアランスHが正確に
確保され、この時点で、クリアランス設定工程が完了す
る。この場合、クリアランスHの誤差は2μm以内に収
められている。
【0055】スリットダイ40を降下させるとき、コン
ピュータ54はその下降速度を10m/min以下に制限し
ており、これにより、スリットダイ40の下降が停止さ
れても、その吐出口68からの塗布液の液漏れを確実に
防止することができる。クリアランスの設定後、シリン
ジポンプ44に塗布液の吐出動作を開始させ、塗布液を
スリットダイ40に向けて供給する。したがって、スリ
ットダイ40の吐出口68からガラス基板A上に塗布液
が吐出される。ここで、吐出口68の間隙幅はスリット
ダイ40の幅方向、つまり、ステージ6の往復動方向に
沿って一定であり、それゆえ、吐出口68からはガラス
基板Aのスタートラインに沿って一様に塗布液が吐出さ
れ、この結果、スリットダイ40とガラス基板Aとの間
にはビードと称される液溜まりC(図2参照)がスター
トラインに沿って形成される。
【0056】このような液溜まりCの形成と同時に、吐
出口68からの塗布液の吐出を継続しながら、ステージ
6を一定の速度で往動方向に進行させると、図2に示さ
れているようにガイド基板Aの上面に塗布液の塗膜Dが
連続して形成され(形成工程)、この場合、塗膜Dの膜
厚はたとえば20μmである。なお、塗膜Dの形成にあ
たっては、ステージ6の往動を一旦停止することなく、
ガラス基板Aのスタートラインがスリットダイ40の吐
出口68を通過するタイミングにて、その吐出口68か
ら塗布液を吐出するようにしてもよい。
【0057】ステージ6の進行に伴い、ガラス基板A上
にて塗膜Dの形成を終了すべきフィニッシュラインがス
リットダイ40の吐出口68の直前位置に到達すると、
この時点で、シリンジポンプ44の吐出動作が停止され
る。このようにしてスリットダイ40の吐出口68から
の塗布液の吐出が停止されても、ガラス基板A上におい
てはその液溜まりCの塗布液を消費(スキージ)しなが
ら、塗膜Dの形成がフィニッシュラインまで継続され
る。なお、ガラス基板A上のフィニッシュラインがスリ
ットダイ40の吐出口68を通過した時点で、シリンジ
ポンプ44の吐出動作を停止するようにしてもよい。
【0058】ガラス基板A上のフィニッシュラインが吐
出口68を通過する時点または通過した時点で、シリン
ジポンプ44の吸引動作がわずかに行われ、これによ
り、スリットダイ40におけるスリット66内の塗布液
はマニホールド64側に吸引される。この後、スリット
ダイ40は元の位置まで上昇され、スリットダイ40か
らの塗布液の吐出工程が終了する。なお、スリットダイ
40の上昇位置にて、その下端面に付着している塗布液
はクリーナ(図示しない)により拭き取られる。
【0059】一方、ステージ6の往動は、塗布液の吐出
工程が終了しても継続されており、ステージ6がガイド
溝レール4の終端に到達した時点で、その往動が停止さ
れる。この状態で、塗膜Dが形成されたガラス基板Aは
アンローダによりステージ6上から取り外される。この
後、ステージ6は復動され、図1に示す初期位置に戻さ
れて一連の塗布工程が終了する。なお、初期位置にて、
ステージ6は新たなガラス基板がローディングされるま
で待機する。
【0060】上述したガラス基板A上への塗膜Dの形成
に関し、スリットダイ40の吐出口68はその長手方向
に沿って水平であり、しかも、吐出口68とガラス基板
Aとの間のクリアランスHもまた正確に設定されている
ので、ガラス基板A上に形成された塗膜Dはその膜厚が
均一となる。したがって、膜厚のむらによって塗膜Dに
すじが発生することもなく、安定した塗膜Dを得ること
ができる。
【0061】また、ダイホルダ32にスリットダイ40
が取り付けられたときには、左右の測定器76からの検
出信号に基づき、左右のリニアアクチュエータ38を介
してダイホルダ32を回転させるようにしたから、スリ
ットダイ40における吐出口68の水平調整を容易に行
うことができる。しかも、この水平調整はまず、左右の
第1距離センサ78からの検出信号に基づき粗く行った
後、左右の第2距離センサ80からの検出信号に基づき
精密に行われるので、その水平調整を迅速かつ高精度に
行うことができる。
【0062】さらに、スリットダイ40にはその吐出口
68と同一の水平面内に被測定面74を有しているの
で、左右の測定器76はその被測定面74を測定対象と
することにより、吐出口68とステージ6の上面との間
の離間距離K3を正確に検出することができる。つま
り、スリットダイ40の吐出口68、つまり、ノズル部
62の下面は塗布液の特性から非常に狭くすることもあ
り、そのような下面を測定対象として吐出口68とステ
ージ6との間の離間距離K3を検出することは困難であ
るので、スリットダイ40に被測定面74を設けておく
ことで、離間距離K3を簡単かつ正確に検出することが
できる。
【0063】そして、検出した離間距離K3とその時点
でのリニアスケール86からの検出信号に基づき、ダイ
ホルダ32の参照レベルYを求め、このダイホルダ32
の参照レベルYを基準点として目標レベル位置Xを演算
するようにしたから、この目標レベル位置Xにダイホル
ダ32の実レベル位置を一致させるべく、ダイホルダ3
2を下降させれば、スリットダイ40が異なっても、そ
のスリットダイ40の吐出口68とステージ6上のガラ
ス基板Aとの間に所望のクリアランスHを正確に確保で
きる。
【0064】また、ダイホルダ32、つまり、スリット
ダイ40を下降させるとき、その下降速度を10m/min
以下に制限しているので、その下降が停止されたき、ス
リットダイ40の吐出口68からガラス基板A上に塗布
液が垂れ落ちるのを防止でき、ステージ6が塗布液によ
り汚れてしまうこともない。この発明は、上述の実施態
様に制限されるものではなく、以下に述べる実施態様と
することもできる。
【0065】たとえば、測定器76による測定は、スリ
ットダイ40の吐出口68とは別の被測定面74で行っ
ているが、これを直接吐出口68またはスリットダイ4
0の一部分で行ってもよい。また、被測定面74は、各
々1つのセンサを覆う程度の大きさでもよい。このよう
な比較的狭い被測定面や、吐出口68を測定するとき
は、測定する面の下にまず、第1距離センサ78が位置
するようにステージ6を移動させ、前述の手順でダイホ
ルダ32の位置を粗調整し、この完了後、第2距離セン
サ80が測定する面の下に位置するようにステージ6を
移動させ、ダイホルダ32の位置を微調整すればよい。
【0066】上記の実施例では、第2距離センサ80を
被測定面74に接触させ、測定しながらダイホルダ32
を移動させていたが、傷つき易い吐出口68を接触式の
センサで測定する場合は、測定とダイホルダ32の移動
を分離させた方が良い。この場合は、ダイホルダ32を
リニアスケール86上のある一定位置レベルに下降停止
させて、第2間隔K2L、K2Rを測定し、これらの測定
後、第2距離センサ80に吐出口68が接触しない位置
までダイホルダ32を上昇させ、第2間隔K2L、K2Rの
偏差分だけダイホルダ32を回転させて調整する。以
降、第2間隔K2L、K2Rの偏差が許容値内の収まるまで
以上の手順を繰り返す。
【0067】この場合、吐出口68の傾き度合いが非常
に大きかったり、スリットダイ40のダイホルダ32の
支持部から吐出口68の長さがスリットダイ40によっ
て大きく異なって、上記の一定の位置レベル値が不適切
である場合には、吐出口68が第2距離センサ80の可
動範囲を越え、両者が衝突することがある。このような
場合に非接触の第1距離センサ78を使用して、粗調整
しておけば、センサが非接触であるので、測定しながら
調整しても吐出口68を傷つけ無いし、第1距離間隔K
1L,K1Rとリニアスケール86からの検出信号から第2
距離センサの使用時に、ダイホルダ32を下降停止する
位置レベルを適正に定めることができる。
【0068】以上の態様では、2種類の距離センサを使
用する例を示したが、これは好ましい態様であって1種
類でも十分に機能することは勿論である。そのときに使
用するセンサは接触式でも非接触式でもよい。ただし、
測定する面が5×5mm以下の場合、スリットダイ40の
材質や測定面の状況が一定しない場合、センサを設置す
るスペースが小さい場合等には、接触式のセンサが精度
上適している。
【0069】測定面が吐出口で、大きさが小さく、しか
も傷つけてはいけない場合は、第1距離センサ78に非
接触センサを、第2距離センサ80に接触式センサを使
用するのが好ましい。接触式センサだけを使用し、ダイ
ホルダ32を下降させ、吐出口68の左右の一方が測定
範囲に収まったら一度ダイホルダ32を停止させて、そ
の時のセンサの測定値とリニアスケール86からの検出
信号から、スリットダイ40の再上昇時のダイホルダ3
2の回転調整量や、参照レベルを算出することも可能で
あるが、吐出口68の傾きがセンサの測定範囲よりも著
しく大きい場合には、多数回にわたって、この動作を行
わなければならない。したがって、非接触式センサを第
1距離センサ78として距離を測定しながら、ダイホル
ダの回転角度を粗調整した後、以上の方法で接触式の第
2距離センサでダイホルダ32の回転角度を微調整した
方が遥かに速く調整できるので好ましい。
【0070】以上の実施態様では、スリットダイ40の
吐出口68の位置制御は、スリットダイ40を保持する
ダイホルダ32を介して行っているが、これは最も好ま
し態様であって、ダイホルダ32に代えて直接にスリッ
トダイ40を制御してもよいことは勿論であり、このよ
うな態様も本発明に含まれる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1,2,8,9の塗布装置および塗布方法によれば、塗
布器または塗布器に対応したホルダの参照レベルを求め
るようにしたから、この参照レベルを基準として演算し
た塗布器またはホルダの移動目標レベル位置に基づき、
塗布器またはホルダを移動させれば、塗布器の吐出口と
ステージ表面の被塗布部材との間に所望のクリアランス
を正確に設定することができる。
【0072】請求項3,10の塗布装置および塗布方法
によれば、ホルダを回転可能にしてあるから、左右一対
の測定器からの検出信号に基づき、塗布器の吐出口を簡
単にして水平に調整できる。請求項4,11の塗布装置
および塗布方法によれば、左右の各測定器がその検出精
度の異なる第1および第2距離センサからなっているの
で、これらの距離センサを分けて使用することにより、
塗布器における吐出口の平行調整を迅速かつ効率的に行
うことができる。
【0073】請求項5,12の塗布装置および塗布方法
によれば、塗布器自体にその吐出口と同一の面内に位置
した一対の被測定面を設けてあるので、その被測定面と
ステージとの間の間隔を離間距離として検出でき、その
離間距離を正確に求めることができる。請求項6,13
の塗布装置および塗布方法によれば、ホルダの移動速度
を制限してあるから、塗布器の移動が停止されたとき、
その吐出口からの塗布液の垂れ落ちを防止することがで
きる。
【0074】請求項7,14のカラーフィルタの製造装
置および製造方法によれば、ガラス基板などの被塗布部
材の表面に均一な塗膜を形成できるから、高品質なカラ
ーフィルタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイコータを示した概略斜視図である。
【図2】図1のダイコータを塗布液の供給系をも含めて
示した概略構成図である。
【図3】図1の厚みセンサを示した拡大図である。
【図4】図1のスリットダイおよびその昇降機構の一部
を示した正面図である。
【図5】図1のスリットダイおよびその昇降機構の一部
を示した側面図である。
【図6】図5に示した第2距離センサの較正工程を説明
するための図である。
【図7】スリットダイの吐出口とステージとの間の離間
距離を検出する工程を示した図である。
【図8】スリットダイの吐出口とステージ上のガラス基
板との間に確保すべきクリアランスが設定された状態を
示す図である。
【符号の説明】
6 ステージ 14 フィードスクリュー 22 厚みセンサ 26 昇降機構 32 ダイホルダ 38 リニアアクチュエータ 40 スリットダイ(塗布器) 44 シリンジポンプ(供給手段) 50 タンク 58 フロントリップ 60 リアリップ 68 吐出口 70 シム 72 突出部 74 被測定面 76 測定器 78 第1距離センサ 80 第2距離センサ 86 リニアスケール A ガラス基板(枚葉部材)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布液を供給する供給手段と、 前記供給手段からの塗布液の供給を受け、一方向に延び
    る吐出口から塗布液を吐出可能な塗布器と、 被塗布部材が載置可能なステージと、前記塗布器を前記
    被塗布部材に近接させる近接手段と、 前記近接手段による前記塗布器の移動を介して、前記ス
    テージに載置された被塗布部材と前記塗布器の吐出口と
    の間に所定のクリアランスを確保するクリアランス設定
    手段と、 前記塗布器および前記ステージのうち少なくとも一方を
    相対的に移動させる移動手段とを具備する塗布装置にお
    いて、前記クリアランス設定手段は、前記塗布器または
    該塗布器を保持するホルダの参照レベル位置を決定する
    セッティング手段と、前記参照レベルを基準点として前
    記被塗布部材の厚みおよび前記クリアランスに基づき、
    前記塗布器または前記ホルダの移動目標レベル位置を演
    算する演算手段と、前記移動目標レベル位置に前記塗布
    器または前記ホルダの実レベル位置を一致させるべく、
    前記近接手段の作動を制御する制御手段とを含むことを
    特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記セッティング手段は、 A. 前記ホルダに塗布器が保持されている状態で、前
    記ステージの表面と前記塗布器の吐出口との間の離間距
    離を検出し、その離間距離値を出力する距離測定手段
    と、 B. 前記離間距離検出時の前記ホルダのレベル位置を
    検出し、そのレベル位置値を出力するレベル検出手段
    と、 C. 前記離間距離値と前記レベル位置値とに基づき、
    前記塗布器の吐出口が前記ステージ上にあると仮定した
    ときの前記ホルダのレベル位置を参照レベルとして算出
    する算出手段とを含むことを特徴とする、請求項1の塗
    布装置。
  3. 【請求項3】 前記距離測定手段は、前記ステージ側に
    配置され、前記吐出口両端での前記離間距離をそれぞれ
    検出する一対の測定器を含み、 前記近接手段は、前記吐出口とほぼ直交する方向に延び
    る回転軸線を有し、この回転軸線を中心として前記ホル
    ダをほぼ垂直面内で回転自在に支持する支持手段と、前
    記各測定器からの出力に基づいて前記ホルダを回転さ
    せ、前記塗布器の吐出口と前記ステージの表面とを平行
    に調整する調整手段とをさらに含むことを特徴とする、
    請求項2に記載の塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記測定器は、検出精度の粗い第1セン
    サと、この第1センサよりも検出精度の高い第2センサ
    とを有することを特徴とする、請求項3に記載の塗布装
    置。
  5. 【請求項5】 前記距離測定手段は、前記塗布器に前記
    吐出口と同一の面内に位置して設けられ、各測定器での
    前記離間距離の検出に使用される被測定面を含むことを
    特徴とする、請求項2〜4のいずれかに記載の塗布装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記近接手段による前
    記ホルダの移動速度を10 m/min以下に制限することを
    特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の塗布装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の塗布装
    置を含むことを特徴とするカラーフィルタの製造装置。
  8. 【請求項8】 ステージに載置された被塗布部材に対
    し、塗布器またはホルダに保持された塗布器を移動さ
    せ、前記塗布器の一方向に延びる吐出口と前記被塗布部
    材との間に所定のクリアランスを確保するクリアランス
    設定工程と、 前記塗布器の吐出口から塗布液を吐出しながら、前記塗
    布器および前記被塗布部材のうち少なくとも一方を相対
    的に移動させることにより、前記被塗布部材の表面に塗
    布液の塗膜を形成する形成工程とを備える塗布方法にお
    いて、 前記クリアランス設定工程は、前記塗布器または前記ホ
    ルダの参照レベル位置を決定するセッティングステップ
    と、前記参照レベルを基準点として前記被塗布部材の厚
    みおよび前記クリアランスに基づき、前記塗布器または
    前記ホルダの移動目標レベル位置を演算する演算ステッ
    プと、前記移動目標レベル位置に前記塗布器または前記
    ホルダの実レベル位置を一致させるべく、前記塗布器ま
    たは前記ホルダの移動を制御する制御ステップとを含む
    ことを特徴とする塗布方法。
  9. 【請求項9】 前記セッティングステップは、 A. 前記ホルダに塗布器が保持されている状態で、前
    記ステージの表面と前記塗布器の吐出口との間の離間距
    離を検出し、その離間距離値を出力する距離測定プロセ
    スと、 B. 前記離間距離の検出時に前記ホルダのレベル位置
    を検出し、そのレベル位置値を出力するレベル検出プロ
    セスと、 C. 前記離間距離値と前記レベル位置値とに基づき、
    前記吐出口が前記ステージ上にあると仮定したときの前
    記ホルダのレベル位置値を参照レベルとして算出する算
    出プロセスと含むことを特徴とする、請求項8の塗布方
    法。
  10. 【請求項10】 前記距離測定プロセスでは、一対の測
    定器により前記吐出口の両端での前記離間距離がそれぞ
    れ検出され、 前記クリアランス設定工程は、前記セッティングステッ
    プに先立ち、前記一対の測定器からの出力に基づき、前
    記ホルダの回転を介して前記塗布器の前記吐出口を前記
    ステージの表面と平行に調整する準備ステップをさらに
    含むことを特徴とする、請求項9に記載の塗布方法。
  11. 【請求項11】 前記距離測定プロセスでは、検出精度
    の粗い第1センサと、この第1センサよりも検出精度の
    高い第2センサとが使用されることを特徴とする、請求
    項9又は10に記載の塗布方法。
  12. 【請求項12】 前記距離測定プロセスでは、前記塗布
    器に前記吐出口と同一の面内に位置して設けられた被測
    定面と前記ステージの表面との間隔を前記離間距離とし
    て検出することを特徴とする、請求項9〜11のいずれ
    かに記載の塗布方法。
  13. 【請求項13】 前記制御ステップは、前記ホルダの移
    動速度を10 m/min以下に制限して実施されることを特
    徴とする、請求項8〜12のいずれかに記載の塗布装
    置。
  14. 【請求項14】 カラーフィルタの製造に適用されるこ
    とを特徴とする、請求項8〜13のいずれかに記載のカ
    ラーフィルタの製造方法。
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