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JPH09204436A - 情報空間探索方法及び装置 - Google Patents

情報空間探索方法及び装置

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Publication number
JPH09204436A
JPH09204436A JP8011562A JP1156296A JPH09204436A JP H09204436 A JPH09204436 A JP H09204436A JP 8011562 A JP8011562 A JP 8011562A JP 1156296 A JP1156296 A JP 1156296A JP H09204436 A JPH09204436 A JP H09204436A
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JP
Japan
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search
resource
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Application number
JP8011562A
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English (en)
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JP3282089B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Hayashi
林  良彦
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP01156296A priority Critical patent/JP3282089B2/ja
Publication of JPH09204436A publication Critical patent/JPH09204436A/ja
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Publication of JP3282089B2 publication Critical patent/JP3282089B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、情報資源の探索起点を指定してリン
クされている情報資源群をアクセスするため、ネットワ
ーク構造に関して事前に有している知識を利用すること
がないため、無駄な処理を行う可能性が高い。 【解決手段】 本発明は、予め端末の目的に従って指定
された探索の起点となる情報サーバからの情報資源の論
理的な距離、及び該情報資源の情報サーバにおける配置
位置に関する制約条件を参照して探索制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報空間探索方法及
び装置に係り、特に、コンピュータネットワーク上に分
散的に配置されている複数の情報サーバ同士を論理的リ
ンクにより結合することにより構成されたネットワーク
構造型の情報空間を探索する情報空間探索方法及び装置
に関する。
【0002】詳しくは、ネットワーク構造の情報空間
を、コンピュータネットワークに関する情報を収集す
る、または、探索する等の種々の探索目的に応じて効率
良く探索するための情報空間探索方法及び装置に関す
る。
【0003】
【従来の技術】ネットワーク構造型情報空間の探索方法
に関しては、予め指定する情報資源を探索の起点とし、
その起点からリンクされている情報資源群を順次アクセ
スしていくという過程を繰り返すことにより、網羅的に
ネットワーク構造型の情報空間の探索を行う。この過程
において、各ノードである情報資源に対してインデック
スや検索等の必要な処理を行うことが一般的である。
【0004】この方法によれば、原理的には情報空間全
体を探索し、その過程においてネットワークの構造のノ
ードに位置する全ての情報資源を処理することが可能で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の方法では、情報資源の探索起点を指定してリンク
されている情報資源群をアクセスするため、ネットワー
ク構造に関して事前に有している知識を利用することが
ないため、無駄な処理を行う可能性が高い。
【0006】ネットワーク型空間の顕著な例は、インタ
ーネット上に展開されているWWW(World-Wide Web)
である。WWWのなす情報空間は、大規模かつオープン
なものであるため、上記のような探索方法では、探索目
的に対応する情報資源を容易に指定することが不可能で
あり、目的に合致した情報資源を効率的に探索し、処理
することは困難である。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、上記従来の問題点を解決し、効率的に目的に合致し
たネットワーク型の情報空間を探索するための情報空間
探索方法及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンピュータ
ネットワーク上に分散的に配置されている複数の情報サ
ーバ同士を論理的リンクにより結合することにより構成
されたネットワーク構造型の情報空間を探索する情報空
間探索方法において、予め端末の目的に従って指定され
た探索の起点となる情報サーバからの情報資源の論理的
な距離、及び該情報資源の情報サーバにおける配置位置
に関する制約条件を参照して探索制御を行う。
【0009】図1は、本発明の原理を説明するための図
である。本発明は、予め記述された探索の起点となる情
報資源のアドレスリストで指定された各情報資源を起点
とする探索に関する制御条件を入力し(ステップ1)、
情報資源のアドレスリストの先頭の情報資源にアクセス
することにより該情報資源の内容を獲得し(ステップ
2)、獲得された情報資源の内容を解析し、解析結果に
基づいて必要な処理を行い(ステップ3)、解析結果に
含まれる他の情報資源へのリンクを抽出し(ステップ
4)、抽出された情報資源のリンク中から指定された制
約条件を満たすもののみを情報資源のアドレスリストと
して抽出し(ステップ5)、抽出された情報資源のアド
レスのリストを情報資源のアドレスリストに追加する
(ステップ6)。
【0010】また、本発明は、リンク先の情報資源が情
報探索の起点となった情報資源の存在する情報サーバと
一致する場合には、論理的な距離を「0」として制約条
件を参照する。また、本発明は、情報資源のアドレスリ
ストの先頭の情報資源にアクセスした後に、情報資源の
アドレスリストを先頭のレコードを消去する。
【0011】また、本発明は、獲得された情報資源の内
容を解析した解析結果に応じてインデクシング、また
は、探索要求とのマッチング処理を行う。また、本発明
は、他の資源へのリンクを抽出する際に、リンク情報と
して他の情報資源のアドレスを取得する。
【0012】本発明は、コンピュータネットワーク上に
分散的に配置されている複数のサーバが互いに論理的に
結合されて構成されているネットワーク構造型の情報サ
ーバ網の情報空間を探索する情報空間探索装置であっ
て、予め探索の目的に従って指定された探索の起点とな
っている情報サーバからの情報資源の論理的な距離、該
情報資源の情報サーバにおける配置位置に関する制約条
件に基づいて情報資源を探索する探索制御手段1を有す
る。
【0013】図2は、本発明の原理構成図である。上記
の探索制御手段1は、情報サーバの情報資源を探索する
受け付ける探索目的入力手段11と、検索目的入力手段
により入力された目的に従って探索の起点となる情報サ
ーバ及び情報資源を決定する起点決定手段12と、起点
決定手段により決定された情報サーバから計算した論理
的な距離、または、探索すべき情報サーバ網2内におけ
る配置位置に基づいて次に探索すべき情報サーバ及び情
報資源の探索制御を行う探索実行手段13とを有する。
【0014】また、上記の探索目的入力手段11は、予
め記述された探索の起点となる情報資源のアドレスリス
トと、該アドレスリストで指定された情報資源を起点と
する探索に関する制約条件とを入力する。また、上記の
起点決定手段12は、探索目的入力手段11により入力
された情報に基づいて処理すべき情報資源のアドレスリ
ストを構成する初期情報資源アドレスリスト構成手段を
有する。
【0015】また、上記の探索実行手段13は、情報資
源アドレスリストの先頭の情報資源にアクセスすること
により該情報資源の内容及び、情報資源アドレスリスト
を獲得する情報資源アクセス手段と、情報資源アクセス
手段により獲得された情報資源の内容を解析し、必要な
処理を行う情報資源処理手段と、情報資源アクセス手段
により獲得された情報資源の内容を解析して、該内容に
含まれる他の情報資源へのリンクを抽出し、抽出された
リンクから制約条件を満たす情報資源アドレスリストの
みを抽出する情報資源リンク抽出手段と、情報資源アク
セス手段から取得した情報資源アドレスリストと情報資
源リンク抽出手段から取得した情報資源アドレスリスト
から次にアクセスすべき新たな情報資源アドレスリスト
を生成する情報資源アドレスリスト更新手段とを有す
る。
【0016】また、上記の情報資源アクセス手段は、情
報資源アドレスリストの先頭の情報資源へのアクセス
後、当該アドレスリストを消去する消去手段を含む。ま
た、上記の制約条件は、探索の起点となる情報資源のア
ドレス、レコードの識別番号、該情報資源のアドレスを
起点とした場合の探索の範囲に関する論理的な距離に関
する条件、該情報資源の情報サーバのファイルシステム
におけるパスの段数からなる。
【0017】また、上記の情報資源リンク抽出手段は、
抽出されたリンク先の情報資源が情報探索の起点となっ
た情報資源が存在する情報サーバと一致する場合には、
起点の情報サーバからの論理的な距離を「0」として制
約条件と比較する手段を含む。
【0018】このように、本発明は、例えば、「コンピ
ュータネットワークに関する情報を収集する、検索す
る」等の情報探索の目的に関連する情報資源の所在に関
して、ユーザがある程度の事前知識を有していることが
多いという状況に注目し、このような知識を制約条件と
して利用するものである。例えば、上記の例において
は、「コンピュータネットワーク」に少しなりとも関連
するような情報を提供している情報サーバを1つでも知
っていれば、その情報サーバを情報探索の起点とすれば
よい。
【0019】さらに、通常は、同様のトピックに関する
情報を提供する情報資源は、リンクによって結ばれてい
ることが多いため、起点として採用した情報サーバの論
理的な近傍にある情報サーバに存在する情報資源を探索
の範囲とすればよい。また、情報サーバにおいては、当
該サーバが提供する情報資源は、階層的なファイルシス
テムによって管理されるのが通常であり、ファイルの階
層において上位に位置する情報資源には概略的、あるい
は、案内的な情報が存在し、下位に位置する情報資源に
は詳細的、あるいは、各論理的な情報が存在することが
通常である。従って、このような情報配置の特性も情報
空間探索の制御のための制約条件として利用することが
可能である。
【0020】本発明では、リンク先の情報資源の論理的
な距離及び配置位置を探索された情報資源のリンクから
取得し、制約条件と比較することにより、ユーザの希望
する情報資源のみを探索情報として取得することが可能
となる。
【0021】
【発明の実施の形態】図3は、本発明のネットワーク型
情報空間探索装置の構成を示す。同図に示す情報空間探
索装置は、入力部10、初期情報アドレスリスト構成部
20、情報資源アクセス状況管理テーブル30、情報資
源アクセス部40、情報資源処理部50、情報資源リン
ク抽出部60、情報資源アドレスリスト更新部70、探
索条件記憶部80及び、情報資源アドレスリスト蓄積部
90より構成される。
【0022】入力部10は、予め記述された探索の起点
となる情報資源のアドレスリストを情報資源アドレスリ
スト構成部20に転送すると共に、当該情報資源のアド
レスリストで指定された各情報資源を起点とする探索に
関する制約条件を探索条件記憶部80に格納する。入力
部10は、ユーザが事前に、ある情報サーバがどのよう
な情報を提供しているかを認識しているとき、当該サー
バの情報資源のアドレスリストを入力するものとする。
【0023】初期情報アドレスリスト構成部20は、入
力部10から探索の起点となる情報資源のアドレスリス
トが入力された場合には、当該アドレスリストに基づい
て処理すべき情報資源のアドレスを要素とする集合であ
る情報資源アドレスリストの初期値を情報資源アドレス
リスト蓄積部90の先頭に設定する。
【0024】情報資源アクセス状態管理テーブル30
は、情報資源アクセス部40がアクセスした情報資源毎
にアクセスの成功・失敗等の情報を記録する。情報資源
アクセス部40は、情報資源アドレスリスト記憶部20
に格納されている情報資源アドレスリストの先頭要素で
示される情報資源アドレスに実際にアクセスし、その内
容を獲得し、アクセスが成功した場合には、情報資源処
理部50に転送する。また、アクセスが終了すると、情
報資源アドレスリスト記憶部20からアクセスに使用し
たアドレスリストを削除する。
【0025】情報資源処理部50は、情報資源アクセス
部40から転送された情報資源の内容を解析し、インデ
クシング、検索要求等の必要な処理を行う。情報資源リ
ンク抽出部60は、情報資源アクセス部40により獲得
された情報資源の内容を解析して、その中に含まれる他
の情報資源へのリンク(他の情報資源のアドレス)を抽
出し、抽出された他の情報資源へのリンクの各々が探索
条件記憶部80に登録されている探索制御条件を満たし
ているかをチェックする。この探索制御条件を満たすリ
ンクのみの集合を構成し、情報資源アドレスリスト更新
部70に転送する。満たしていない場合には、次にリン
クする情報資源は存在しないため、処理を終了する。
【0026】情報資源アドレスリスト更新部70は、情
報資源リンク抽出部60から転送された新たに抽出され
た情報資源のアドレスの集合を、情報資源アドレスリス
ト記憶部20に追加書込みを行う。情報資源アドレスリ
スト蓄積部90は、初期情報アドレスリスト構成部20
により最初の起点となる情報資源のアドレス情報を設定
すると共に、情報資源アクセス部40において次にアク
セスするアドレスリストが読み出され、アクセスが終了
すると、読み出された当該アドレスリストは削除され
る。また、情報資源アドレスリスト更新部70により情
報資源リンク抽出部60により抽出されたアドレスリス
トが転送されると、追加書込みを行う。
【0027】次に、上記の構成における一連の動作の概
要を説明する。図4は、本発明のネッワーク型情報空間
探索装置の一連の概要動作を示すフローチャートであ
る。 ステップ101) まず、ユーザが認識している予め記
述された探索の起点となる情報資源のアドレスリストと
制約条件を入力部10より入力する。
【0028】ステップ102) 入力された探索の起点
となる情報資源のアドレスリストを情報資源アドレスリ
スト記録部90の先頭に格納する。 ステップ103) 入力部10から入力された制約条件
を探索条件記憶部80に格納する。
【0029】ステップ104) 情報資源アクセス部4
0は、情報資源アドレスリスト記憶部20を参照し、探
索の起点となる情報資源のアドレスリストに基づいて当
該情報資源にアクセスする。 ステップ105) アクセスが成功した場合には、ステ
ップ106に移行し、失敗した場合には、起点となる情
報資源が存在していないため、当該処理を終了し、再度
ユーザに探索起点となる情報資源のアドレスリストの入
力要求等を行う。なお、ここで、情報資源アクセス部4
0はアクセスした情報資源へのアクセスが成功したか否
かを情報資源アクセス状況管理テーブル30に記憶す
る。
【0030】ステップ106) アクセスが成功した場
合には、アクセスにより取得した情報資源の内容を情報
資源処理部50に転送し、情報資源処理部50は、情報
資源アクセス部40から転送された情報資源の内容を解
析し、インデクシング、検索要求等の必要な処理を行
い、情報資源リンク抽出部60に解析結果を転送する。
【0031】ステップ107) 情報資源リンク抽出部
60は、獲得された情報資源の内容を解析して、その中
に含まれる他の情報資源へのリンク(他の情報資源のア
ドレス)を抽出し、抽出された他の情報資源へのリンク
の各々がユーザにより指定され、探索条件記憶部80に
格納している探索制御条件を満たすかチェックする。
【0032】ステップ108) 1つも探索条件を満た
している情報資源のリンクが存在しない場合には、処理
を終了する。探索条件を満たしている場合にはステップ
109に移行する。 ステップ109) 所定の探索条件を満たすリンクのみ
の集合を構成し、情報資源アドレスリスト更新部70に
転送する。情報資源アドレスリスト更新部70は、当該
情報資源のリンク情報を情報資源アドレスリスト蓄積部
90に追加登録する。
【0033】ステップ110) 情報資源アクセス部4
0は、情報資源アドレス記録リスト記憶部20を参照
し、次にリンクする情報資源にアクセスし、アクセスし
た当該アドレスリストを情報資源アドレスリスト蓄積部
90から削除する。ステップ105に移行する。
【0034】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず、情報探索条件の例とネットワーク型情報空間
の例に対するネットワーク型情報空間探索装置の動作を
説明する。
【0035】図5は、本発明の一実施例のネットワーク
型情報空間の概念図である。同図において、各情報サー
バ内のノードは1つの情報資源を示し、当該ノード間を
結ぶ線で表されるリンクは、論理的な参照関係を示す。
情報資源は必ず1つの情報サーバに帰属しており、その
情報サーバにおけるファイルシステムによって管理され
ている。情報資源のアドレスは、サーバのアドレスとサ
ーバ内のファイルシステムおける配置位置を合わせたも
のとして表現される。本実施例では、図5の下部に明記
されているWWWにおいて実際に用いられているURL
というアドレス表示形式を用いるものとする。
【0036】図5の例では、情報サーバAには情報資源
A1〜A4があり、そのアドレスは、以下の通りであ
る。 A1:htt://www.a.com/index.html A2:htt://www.a.com/user/bob.html A3:htt://www.a.com/user/tom.html A4:htt://www.a.com/map.html 情報サーバBには、情報資源B1があり、そのアドレス
は以下の通りである。
【0037】B1:htt://www.b.edu/home/html 情報サーバCには情報資源C1〜C3があり、そのアド
レスは以下の通りである。 C1:http://www.c.com/index.html C2:http://www.c.com/papers/auto.ps C3:http://www.c.com/papers/research/papers/94-9
5/conf.html 情報サーバDには情報資源D1、D2があり、そのアド
レスは以下の通りである。
【0038】 D1:http://www.d.com/1995/welcome.html D2:http://www.d.com/1994/result.html 上記の情報資源A1は、同サーバAの情報資源A2,A
3,情報サーバBのB1にリンクしている。上記の情報
資源B1は、情報サーバAの情報資源A4、情報サーバ
Cの情報資源C1及び情報サーバDの情報資源D2にそ
れぞれリンクしている。情報サーバC内において、情報
資源C1は、C2,C3にリンクしている。
【0039】図6は、本発明の一実施例の探索制御条件
を説明するための図である。同図に示す探索条件記憶部
80の探索制御条件は、入力部10より入力され、探索
の起点となる情報資源のアドレスの各情報資源の探索に
関する制約条件の例を示す。これらの制約条件は、通常
は、コンピュータファイルとして記録されており、複数
のレコードから構成される。各レコードには、1つの探
索の起点となる情報資源に関する情報が格納される。各
レコードは、4つのフィールドから構成される。
【0040】第1のフィールド81には、探索の起点と
する情報資源のアドレスが格納される。既に述べたよう
に、WWWのURL形式で記述されている。簡単のた
め、説明で用いるURLは、“http:// サーバアドレス
/ ファイル配置位置”という形式の文字列であるとす
る。また、ファイル配置位置は、パス表現と呼ばれる記
述形式による。パス表現は、ファイルシステムにおける
起点からの配置位置を“/”を区切り記号として示した
ものである。以上から図5の例におけるアドレスが“ww
w.a.com ”である情報サーバAのファイルシステムにお
いて、“/users/ ”というディレクトリに存在する“ht
tp://www.a.com/users/bob.html ”となる。
【0041】第2のフィールド82には、レコードの識
別番号が記述される。識別番号は0から昇順に与えられ
るものとする。第3のフィールド83には、第1のフィ
ールド81で与えられる情報資源を起点とした場合の探
索の範囲に関する論理的な距離に関する条件が記述され
る。起点の情報資源からある情報資源への論理的な距離
は、起点の情報資源の情報サーバからの注目する情報資
源の情報サーバへの最小のリンクの段数を用いる。例え
ば、図5の例において、情報サーバAに存在する情報資
源A1から情報サーバCに存在する情報資源C1への論
理的な距離は2である。
【0042】第4のフィールド84には、情報資源のそ
の情報サーバにおける配置位置に関する制約条件が記述
されている。配置位置は、当該情報サーバのファイルシ
ステムにおけるパスの段数によって表現される。例え
ば、図5の例において、情報サーバAに存在する情報資
源A2の配置位置は2であり、情報サーバCに存在する
情報資源C3の配置位置は5である。
【0043】以下の説明では、図5に示すネットワーク
型情報空間の例と、図6に示す探索制御条件の例に対す
る、本発明の実施例に関わるネットワーク型情報空間探
索装置の動作を説明する。入力部10から入力された図
6に示す探索制御条件を初期情報資源アドレスリスト構
成部20に転送する。
【0044】初期情報資源アドレスリスト構成部20
は、転送された探索制御条件に基づいて、情報資源アド
レスリストの初期値を構成する。情報資源アドレスリス
トにおける各要素は、対象の情報資源アドレス、探索制
御条件の識別番号、起点の情報資源の情報サーバからの
論理的な距離の3つ組によって表現される。
【0045】図7は、本発明の一実施例の情報資源アド
レスリストの初期値を示す図である。同図は、図5に示
す探索制御条件から初期情報資源アドレスリスト構成部
20によって構成される情報資源アドレスリスト蓄積部
90(以下、LAと記す)の初期値である。この段階に
おいては、情報探索の起点の情報資源と各情報資源が同
一であるため、3つ組の最後の要素である起点からの論
理的距離は「0」に設定される。初期情報資源アドレス
リスト構成部20は、図7に示す情報資源アドレスリス
トを情報資源アクセス部4へ転送する。
【0046】図8は、本発明の一実施例の情報資源アク
セス部の動作を示すフローチャートである。 ステップ201) 情報資源アドレスリスト蓄積部90
の先頭に記録されている情報資源のアドレスを取得す
る。図7の例の情報資源アドレスリストの例では、 “http://www.a.com/index.html ” を取得する。
【0047】ステップ202) 情報資源アクセス部4
0は、情報サーバ“www.a.com ”(情報サーバA)に対
して情報資源“index.html”(情報資源A1)のアクセ
ス要求を発行する。 ステップ203) アクセス要求が拒否された場合に
は、処理を終了し、許可された場合には、ステップ20
4に移行する。このとき、アクセス要求が拒否された旨
を情報資源アクセス状況管理テーブル30に記録する。
【0048】ステップ204) 上記のステップ203
において、アクセス要求が許可された場合には、実際に
情報資源 “http://www.a.com/index.html ” (情報資源A)を取得する。このとき、アクセス要求が
成功した旨を情報資源アクセス状況管理テーブル30に
記録する。
【0049】ステップ205) 情報資源アクセス部4
0は、情報資源アドレスリスト蓄積部90の先頭のレコ
ードを消去し、取得した情報資源(A1) “http://www.a.com/index.html ” を情報資源処理部50と情報資源リンク抽出部60へ転
送する。
【0050】ここでは、情報資源(A1) “http://www.a.com/index.html ” へのアクセスが成功し、その内容が情報資源処理部50
及び情報資源リンク抽出部60へ、情報資源アドレスリ
ストが情報資源アドレスリスト更新部70に転送され
る。
【0051】情報資源処理部50は、転送されてきた情
報資源の内容を探索の目的に応じて処理する。探索の目
的としては、例えば、情報資源のインデクシングや別途
与えられている特定の検索要求にマッチするかの判定処
理等があるが、探索の目的及び、それに応じた処理内容
については、本発明では規定しない。
【0052】情報資源リンク抽出部60は、転送されて
きた情報資源の内容から他の情報資源へのリンクを抽出
する。以下の説明では、情報資源の内容は、WWWで利
用されているHTMLと呼ばれる記述形式によっている
ものとする。図9は、本発明の一実施例の情報資源をH
TML形式で記述した例を示す。
【0053】同図は、アドレス“http://www.a.com/ind
ex.html ”に存在する情報資源A1のHTML形式で記
述された内容である。HTML形式においては、 <A HREF=リンク先アドレス>リンクの注釈文字
列</A> という形式によって他の情報資源へのリンクが表現され
る。図9は、図5に示した情報空間と対応している。即
ち、情報資源A1は、情報資源A2,A3,B1へのリ
ンクを含んでいる。
【0054】このような形式で記述された情報資源内容
から、リンク下位の情報資源のアドレスを抽出すること
は容易に実現可能であるため、その処理方法の詳細につ
いては規定しない。情報資源リンク抽出部60は、現在
情報資源A1の例に対して、以下の3つの情報資源アド
レスを抽出する。
【0055】 http://www.b.edu/home.html http://www.a.com.users/bob.html http://www.a.com/users/tom/html 情報リンク抽出部60は、抽出したこれらの情報資源ア
ドレスについて、情報資源アドレスリスト蓄積部90内
の情報資源アドレスリストの形式にデータ構造を変換
し、情報資源アドレスリスト更新部70に転送する。
【0056】図10は、本発明の一実施例の情報リンク
抽出部の動作のフローチャートである。 ステップ301) まず、情報リンク抽出部60は、第
1回目の処理において、初期設定を行う。即ち、繰り返
しのカウンタITを1にセットし、新たに抽出した情報
資源に対するアドレスリストLを空集合(φ)にセット
する。
【0057】ステップ302) 現在処理中の情報資源
(そこから情報リンクを抽出した情報資源、以下Xと記
す)が存在する情報サーバをSV1に設定する。 ステップ303) 新たに抽出した情報資源アドレスの
集合のIT番目の要素(以下Yと記す)の情報資源が存
在する情報サーバをSV2にセットする。
【0058】ステップ304) リンク先の情報資源
が、情報探索の起点となった情報資源の存在する情報サ
ーバと一致する場合の処理を行う。このステップの詳細
については後述する。 ステップ305) ステップ304において処理が行わ
れたかをチェックし、処理が行われた場合にはステップ
307に移行する。また、処理が行われなかった場合に
は、ステップ306に移行する。
【0059】ステップ306) SV1とSV2が等し
いかをチェックして、異なる場合には、ステップ308
に移行し、等しい場合には、ステップ307に移行す
る。 ステップ307) 当該処理が行われるのは、情報資源
XとYの存在する情報サーバが等しい場合である。即
ち、情報資源Yに対する論理的な距離は、Xに対する論
理的距離と等しい。従って、情報資源Yに対する情報
L’をL’=(情報資源Yのアドレス、探索の起点とな
った情報資源のサーバの識別番号、情報資源Xの探索起
点の情報サーバからの論理的な距離)とする。
【0060】ステップ308) 当該処理が行われるの
は、情報資源XとYが存在する情報サーバが等しくない
場合である。即ち、情報資源Yに対する論理的な距離
は、情報資源Xに対する論理的な距離に1を加えたもの
となる。従って、情報資源Yに対する情報L’をL’=
(情報資源Yのアドレス、探索の起点となった情報資源
のサーバの識別番号、情報資源Xの探索の起点の情報サ
ーバからの論理的な距離+1)とする。
【0061】ステップ309) L’の情報を用いて指
定された探索制御条件が満足されるかをチェックする。
まず、探索起点の情報サーバの識別条件をキーにして、
探索制御条件を引き出して、L’が探索条件を満たすか
判断する。満たす場合にはステップ310に移行し、満
たさない場合には、ステップ303に移行する。
【0062】ステップ310) 満たした場合には、繰
り返しカウンタITをインクリメントする。 ステップ311) 探索条件を満たした情報L’をアド
レスリストLに追加する。
【0063】ステップ312) 情報資源リンク抽出部
70で抽出された全ての情報資源アドレスを全て処理し
たかをチェックし、まだ、処理していない情報資源アド
レスが存在する場合には、ステップ303に移行し、全
て処理した場合には、処理を終了する。
【0064】上記の図10のフローチャートにおいて、
具体的な例を用いて説明する。 (1) 最初に、初期設定として繰りえ返しカウンタI
T=1とし、探索条件を満たすと判定された新たに抽出
された情報資源に対するアドレスリストLをφとする
(ステップ301)。
【0065】(2) 現在処理中の情報資源X(探索起
点)が存在するサーバSV1を“www.a.com ”とする。
つまり、図5の例では情報サーバAである(ステップ3
02)。 (3) 次に、新たに抽出した情報資源アドレスの集合
のIT番目(1番目)の情報資源Yが存在する情報サー
バSV2を“www.b.edu ”とする。つまり、情報サーバ
Bである(ステップ303)。
【0066】(4) この例においては、SV1=“ww
w.a.com ”SV2=“www.b.edu ”であるため、SV1
とSV2は異なっているため、当該処理は行わない(ス
テップ306)。 (5) この例では、情報資源X,Yが存在する情報サ
ーバが異なるので、情報資源Yに対する情報L’をL’
=(Yのアドレス、探索の起点となった情報資源のサー
バの識別番号、Xの探索起点の情報サーバからの論理的
な距離+1)とする。この例では、 L’=("http://www.b.edu/home.html",0,1) となる(ステップ308)。
【0067】(6) L’の情報を用いて指定された探
索制御条件が満足されるか探索条件記憶部80を参照し
てチェックする。現在の例では、図6に示す探索制御情
報記憶部80の内容は、リンクの論理的距離に関する条
件は“1”で、ファイル配置位置に関する条件は“8”
である。L’における探索条件記憶部80の対応情報が
この制限値より大きい場合には、探索制御条件が満足さ
れると判定する。一方、L’における対応する情報がこ
の制限値より小さい場合には、探索制御条件が満足され
ないと判定する。現在の例では、情報資源リンク抽出部
60は、探索起点の情報資源のアドレス“http:/www.a.
com/index.html”をキーにして、図6に示す探索制御情
報記憶部80を検索する。その結果、当該キーに対して
対応する情報が探索制御情報記憶部80内に存在し、か
つ、リンクの論理的距離は0、ファイル配置位置は1で
あるので、条件を満たすものとする(ステップ30
9)。
【0068】(7) 従って、アドレスリストLに、上
記のL’を追加する。従って、この時のLは、 L=(("http://www.b.edu/home.html, 0, 1) となる(ステップ310)。
【0069】(8) 繰り返しのカウンタITをカウン
トアップする。IT=2とする(ステップ311)。 (9) 次に、新しく抽出した情報資源アドレスを全て
処理したかをチェックする。現在は、N=3であり、N
>ITであるので、ステップ303の処理に移行する。
【0070】(10) 以下では、2回目(IT=2)
の繰り返しの処理に入る。ステップ303において、I
T番目(=2)の要素の情報資源が存在するサーバSV
2は、 SV2="http://www.a.com/users/bobh.html" が設定され、以下前回の処理と同様の処理が行われ、 L=( ("http://www.b.edu/home.html", 0, 1),
("http://www.a.com/users/bob.html", 0, 0) ) が得られる(ステップ310)。 (11) 以下、同様にして処理が行われ、最終的に
は、 L=( ("http://www.b.edu/home.html", 0, 1),
("http://www.a.com/users/bob.html", 0, 0),("http:/
/www.a.com/users/tom.html", 0, 0) ) が得られる(ステップ310)。
【0071】(12) 情報資源アドレス更新部70
は、情報資源アクセス部40から転送される情報資源ア
ドレスリストLAに、情報資源リンク抽出部60から転
送される新たに抽出された情報資源のアドレスリストL
を追加する。この例では、 LA=( ("http://www.d.com.1995/welcome.htm
l", 1, 0),("http://www.b.edu/home,html", 0,
1),("http://www.a.com/users/bob.html" ,0,
0),("http://www.a.com/users/tom.html" ,0, 0)
) が得られ、この結果は、情報資源アドレスリスト蓄積部
90に格納される。
【0072】なお、情報資源リンク抽出部60において
何も抽出されない場合には、処理終了する。次に、情報
資源D1"http://www.d.com/1995/welcome.html"を対象
として処理を行う例を示す。
【0073】情報サーバDの情報資源D1は、リンクを
持たないため、D1に対する処理の終了後の情報資源ア
ドレスリストLAは、 LA=( ("http://www.b.edu/home.html", 0,
1),("http://www.a.com/users/bob.html", 0, 0
),("http://www.a.com/users/tom.html" ,0, 0)
) となる。
【0074】次に、情報資源B1"http://www.ba.edu/h
ome.html" を処理対象として説明する。情報資源B1に
は、3つのリンクが存在し、それらは情報資源A4"htt
p://www.a.com/map.html" 、情報資源C1"http://www.
c.com/index.html" 及び情報資源D2"http://www.d.co
m/1994/result.html" を指している。
【0075】以下、この状況を例として図10に示すス
テップ304のサーバ起点チェック処理について説明す
る。ステップ304では、リンク先の情報資源が、情報
探索の起点となった情報資源の存在する情報サーバと一
致する場合の処理を行う。
【0076】まず、情報サーバAの情報資源A4に対す
るステップ304の処理について説明する。情報資源A
4は、情報資源B1からリンクされている。情報資源B
1は、情報資源A1からリンクされており、この情報探
索の起点は、情報資源A1であるから、A1からA4へ
の論理的距離は、単純にカウントすれば、2となる。し
かしながら、A4は、A1の起点である情報サーバ“ww
w.a.com"に存在する。即ち、リンク先の情報資源A4
が、情報探索の起点となった情報資源A1の存在する情
報サーバと一致する。このような場合には、起点の情報
サーバからの論理的な距離を0とする。
【0077】次に、情報資源D2に対するステップ30
4の処理を説明する。情報資源D2は、同様に情報資源
B1からリンクされている。情報資源B1は、情報資源
A1からリンクされており、この情報探索の起点は情報
資源A1であるから、A1からD2への論理的距離も単
純にカウントすれば2となる。しかしながら、D2は、
A1とは別の情報探索の起点である情報資源D1と同じ
情報サーバ“www.d.com"に存在する。即ち、リンク先の
情報資源D2が情報探索の起点となっている情報資源D
1の存在する情報サーバと一致する。このような場合
も、起点の情報サーバからの論理的な距離を0にセット
する。さらに、起点の情報資源の情報サーバ識別番号
を、情報資源D1の存在する情報サーバDの識別番号へ
と変更する。
【0078】最後に、情報資源C1“http://www.c.com
/index.html"に関するステップ309の処理を説明す
る。C1に関する情報資源アドレスリストの情報
は、("http://www.c.com/index.html, 0, 2) となって
いる。即ち、情報サーバ識別番号0のサーバに属する情
報資源A1を起点とした探索において、C1は、A1か
ら論理的距離2の位置に存在する。一方、A1を起点と
する探索制御の条件では、論理的距離が1を越えると条
件を満たさなくなる。よって、情報資源C1は探索の対
象から排除される。
【0079】結局、情報資源B1に対する処理を終了し
た後の情報資源アドレスリストは、以下のようになる。 LA=( ("http://www.a.com/users/bob.html",
0, 0 ),("http://www.a.com/users/tom.html", 0,
0 ),("http://www.a.com/map,html", 0, 0 ),("h
ttp://www.d.com/1994/result.html", 1, 0 ) ) 以下同様にして探索処理が続行される。
【0080】上記のような方法により探索処理を行うこ
とにより、ユーザの意思により決定された制約条件に基
づいて、複数の情報サーバで構成される情報空間におけ
る情報資源のリンク情報を取得することができる。な
お、上記の方法において、探索終了の判定を情報資源リ
ンク抽出部60から情報資源アドレスリスト更新部70
に対して何も転送されない場合を以て処理終了としてい
るが、この例に限定されることなく、情報資源アクセス
部40が情報資源アドレスリスト90の先頭のレコード
を読み出そうとした場合に、読み出すべきレコードが存
在していない時を以て処理を終了するとするように構成
してもよい。
【0081】また、情報資源アドレスリスト蓄積部90
に転送すべきレコードを受領できない場合を処理終了の
タイミングとする終了判定部を設け、当該判定部の判断
により処理を終了するようにしてもよい。次に、上記に
述べたネットワーク型情報空間探索装置をWWW情報探
索サービスに適用した例を説明する。
【0082】図11は、本発明の一実施例の情報空間探
索装置を適用したWWW情報探索サービスシステムの構
成を示す。同図において、インターネット100を介し
てユーザのクライアント端末200と情報探索サーバ装
置300が接続されている。
【0083】情報探索ーバ装置300は、回線制御装置
310、サービス制御部320、ネットワーク型情報空
間探索装置330、情報空間カタログデータベース33
1、データベース検索装置332から構成される。ネッ
トワーク側情報空間探索装置333は、与えられた情報
探索制御条件に従って、WWW情報空間を探索し、各情
報資源のインデクシングを行う。インデクシングの結果
は、情報空間カタログデータベース333に蓄積され
る。情報空間カタログデータベース333は、インデッ
クス語と情報資源アドレスとの対応を管理する。よっ
て、情報空間カタログデータベース333に接続された
データベース検索装置333は、あるインデックス語が
与えられると、当該インデックス語を情報資源内容に含
む情報資源アドレスを回答することができる。
【0084】クライアント端末200を有するユーザが
発信する情報要求は、回線制御装置310、サービス制
御部320を経て、情報探索サーバ装置330へ転送さ
れる。情報探索サーバ装置330は、データベース検索
装置332を介して情報空間カタログデータベース33
1を検索し、ユーザの発信する情報要求に合致する情報
を含む情報資源のアドレスをユーザに案内する。ユーザ
はこのアドレス情報に基づいてクライアント端末200
に通常装置されているWWWブラウザを用いてWWW情
報空間に存在する実際の資源にアクセスすることができ
る。
【0085】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。
【0086】
【発明の効果】上述のように本発明の情報空間探索方法
及び装置によれば、予め探索の目的に従ってユーザによ
り指定された情報資源の探索の起点となる情報サーバか
らの論理的な距離、情報サーバにおける情報資源の配置
位置に関する制約条件に基づいて探索制御を行うことに
より、ユーザの探索目的に従った効率的なネットワーク
型の情報空間の探索が可能となる。
【0087】従って、ネットワーク型情報空間を対象と
する効率のよい情報インクシングシステムや、情報検索
システム等を構築することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明のネットワーク型情報空間探索装置の構
成図である。
【図4】本発明のネットワーク型情報空間探索装置の一
連の概要動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例のネットワーク型情報空間の
概念図である。
【図6】本発明の一実施例の探索制御条件を説明するた
めの図である。
【図7】本発明の一実施例の情報資源アドレスリストの
初期値を示す図である。
【図8】本発明の一実施例の情報資源アクセス部の動作
を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施例の情報資源をHTML形式で
記述した例を示す図である。
【図10】本発明の一実施例の情報資源抽出部の動作の
フローチャートである。
【図11】本発明の一実施例の情報空間探索装置を適用
したWWW情報探索サービスシステムの構成図である。
【符号の説明】
1 探索制御手段 2 情報サーバ網 10 入力部 11 探索目的入力手段 12 起点決定手段 13 探索実行手段 20 初期情報アドレスリスト構成部 30 情報資源アクセス状況管理テーブル 40 情報資源アクセス部 50 情報資源処理部 60 情報資源リンク抽出部 70 情報資源アドレスリスト更新部 80 探索条件記憶部 81 探索の起点とする情報資源のアドレス 82 レコード識別番号 83 探索の範囲に関する論理的な距離に関する条件 84 情報資源の情報サーバにおける配置位置 90 情報資源アドレスリスト蓄積部 100 インターネット 200 クライアント端末 300 情報探索サーバ装置 310 回線制御装置 320 サービス制御部 330 ネットワーク型情報空間探索装置 331 情報空間カタログデータベース 332 データベース検索装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/419 320

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータネットワーク上に分散的に
    配置されている複数の情報サーバ同士を論理的リンクに
    より結合することにより構成されたネットワーク構造型
    の情報空間を探索する情報空間探索方法において、 予め端末の目的に従って指定された探索の起点となる情
    報サーバからの情報資源の論理的な距離、及び該情報資
    源の情報サーバにおける配置位置に関する制約条件を参
    照して探索制御を行うことを特徴とする情報空間探索方
    法。
  2. 【請求項2】 予め記述された探索の起点となる情報資
    源のアドレスリストで指定された各情報資源を起点とす
    る探索に関する制御条件を入力し、 前記情報資源のアドレスリストの先頭の情報資源にアク
    セスすることにより該情報資源の内容を獲得し、 獲得された前記情報資源の内容を解析し、解析結果に基
    づいて必要な処理を行い、 前記解析結果に含まれる他の情報資源へのリンクを抽出
    し、 抽出された情報資源の中から指定された前記制御条件を
    満たすもののみを抽出し、 抽出された情報資源のアドレスのリストを前記情報資源
    のアドレスリストに追加する請求項1記載の情報空間探
    索方法。
  3. 【請求項3】 リンク先の情報資源が情報探索の起点と
    なった情報資源の存在する情報サーバと一致する場合に
    は、前記論理的な距離を「0」として前記制約条件を参
    照する請求項1記載の情報空間探索方法。
  4. 【請求項4】 前記情報資源のアドレスリストの先頭の
    情報資源にアクセスした後に、前記情報資源のアドレス
    リストを先頭のレコードを消去する請求項2記載の情報
    空間探索方法。
  5. 【請求項5】 前記獲得された前記情報資源の内容を解
    析した前記解析結果に応じてインデクシング、または、
    検索要求とのマッチング処理を行う請求項2記載の情報
    空間探索方法。
  6. 【請求項6】 前記他の情報資源へのリンクを抽出する
    際に、 リンク情報として他の情報資源のアドレスを取得する請
    求項2記載の情報空間探索方法。
  7. 【請求項7】 コンピュータネットワーク上に分散的に
    配置されている複数のサーバが互いに論理的に結合され
    て構成されているネットワーク構造型の情報サーバ網の
    情報空間を探索する情報空間探索装置であって、 予め探索の目的に従って指定された探索の起点となって
    いる情報サーバからの情報資源の論理的な距離、該情報
    資源の情報サーバにおける配置位置に関する制約条件に
    基づいて情報資源を探索する探索制御手段を有すること
    を特徴とする情報空間探索装置。
  8. 【請求項8】 前記探索制御手段は、 前記情報サーバの情報資源を探索する受け付ける探索目
    的入力手段と、 前記検索目的入力手段により入力された前記目的に従っ
    て探索の起点となる情報サーバ及び情報資源を決定する
    起点決定手段と、 前記起点決定手段により決定された前記情報サーバ及び
    情報資源から計算した論理的な距離、または、次に検索
    すべき情報サーバ網内における配置位置に基づいて探索
    すべき情報サーバ及び情報資源の探索制御を行う探索実
    行手段とを有することを特徴とする情報空間探索装置。
  9. 【請求項9】 前記探索目的入力手段は、 予め記述された探索の起点となる情報資源のアドレスリ
    ストと、 該アドレスリストで指定された情報資源を起点とする探
    索に関する制約条件とを入力する請求項8記載の情報空
    間探索装置。
  10. 【請求項10】 前記起点決定手段は、 前記探索目的入力手段により入力された情報に基づいて
    処理すべき情報資源のアドレスリストを構成する初期情
    報資源アドレスリスト構成手段を有する請求項8記載の
    情報空間探索装置。
  11. 【請求項11】 前記探索実行手段は、 情報資源アドレスリストの先頭の情報資源にアクセスす
    ることにより該情報資源の内容及び、情報資源アドレス
    リストを獲得する情報資源アクセス手段と、 前記情報資源アクセス手段により獲得された情報資源の
    内容を解析し、必要な処理を行う情報資源処理手段と、 前記情報資源アクセス手段により獲得された情報資源の
    内容を解析して、該情報資源の内容に含まれる他の情報
    資源へのリンクを抽出し、抽出されたリンクから前記制
    約条件を満たす情報資源アドレスリストのみを抽出する
    情報資源リンク抽出手段と、 前記情報資源アクセス手段から取得した情報資源アドレ
    スリストと前記情報資源リンク抽出手段から取得した情
    報資源アドレスリストから次にアクセスすべき新たな情
    報資源アドレスリストを生成する情報資源アドレスリス
    ト更新手段とを有する請求項8記載の情報空間探索装
    置。
  12. 【請求項12】 前記情報資源アクセス手段は、 前記情報資源アドレスリストの先頭の情報資源へのアク
    セス後、当該アドレスリストを消去する消去手段を含む
    請求項11記載の情報空間探索装置。
  13. 【請求項13】 前記制約条件は、 探索の起点となる情報資源のアドレス、レコードの識別
    番号、該情報資源のアドレスを起点とした場合の探索の
    範囲に関する論理的な距離に関する条件、該情報資源の
    情報サーバのファイルシステムにおけるパスの段数から
    なる請求項11記載の情報空間探索装置。
  14. 【請求項14】 前記情報資源リンク抽出手段は、 前記抽出されたリンク先の情報資源が情報探索の起点と
    なった情報資源が存在する情報サーバと一致する場合に
    は、起点の情報サーバからの論理的な距離を「0」とし
    て前記制約条件と比較する手段を含む請求項11記載の
    情報空間探索装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019022360A1 (ko) * 2017-07-28 2019-01-31 전자부품연구원 위치 정보 기반의 특정 타입 디바이스 데이터 조회 방법

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