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JPH09204115A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH09204115A
JPH09204115A JP8010731A JP1073196A JPH09204115A JP H09204115 A JPH09204115 A JP H09204115A JP 8010731 A JP8010731 A JP 8010731A JP 1073196 A JP1073196 A JP 1073196A JP H09204115 A JPH09204115 A JP H09204115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
power
reading
forming apparatus
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8010731A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Miyata
昌彦 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP8010731A priority Critical patent/JPH09204115A/ja
Publication of JPH09204115A publication Critical patent/JPH09204115A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、数百枚の画像を形成する時でも連
続して画像を形成することができ、また、画像形成速度
を向上させることができる画像形成装置を開発すること
を課題とする。 【解決手段】 本発明は、トナー像が形成された被記録
材を加熱して上記被記録上に画像を形成する定着手段4
を有する画像形成装置において、余剰電力を定着手段4
に加熱用エネルギーとして供給する電力供給手段5を設
けた画像形成装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ、
複写機等の電子写真方式の画像形成装置に係り、詳しく
は、トナー像を被記録材に転写した後に当該被記録材を
加熱して熱定着する画像形成装置の改良に関する。
【0002】従来、上記電子写真方式の画像形成装置と
言えば、アナログ方式の画像形成装置を意味していた。
そして、上記アナログ方式の画像形成装置は、例えば、
回転可能に保持された感光体ドラムと、当該感光体ドラ
ムに対向して配置され高電圧が印加される帯電コロトロ
ンと、原稿を光で走査してその反射光で感光体ドラムを
露光する露光手段と、感光体ドラムに対向して回転可能
に配設された現像ロールに現像電圧を印加して上記静電
潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、当該感
光体ドラムに対向して配置されて高電圧が印加されるこ
とでトナー像を被記録材に転写する転写コロトロトン
と、被記録材を加熱加圧して被記録材にトナー像を定着
させる定着手段とを有する。
【0003】また、上記アナログ方式の画像形成装置
は、感光体ドラムを回転させつつ帯電コロトロンに高電
圧を印加して感光体ドラムを一様な電位に帯電し、感光
体ドラムを回転させつつ原稿を光で走査して感光体ドラ
ム上に静電潜像を形成し、感光体ドラム及び現像ロール
を回転させつつ現像電圧を印加して感光体ドラム上にト
ナー像を形成し、感光体ドラムを回転させつつ転写コロ
トロトンに高電圧を印加してトナー像を被記録材に転写
し、更に、定着手段で被記録材を加熱加圧して被記録材
にトナー像を定着させて、被記録材上に画像を形成す
る。
【0004】その為、上記アナログ方式の画像形成装置
では、原稿画像の読み込みから被記録材上に当該画像を
形成するまでの一連の動作は同期させて行う必要があっ
た。
【0005】また、上記画像形成装置において定着手段
は、内部にヒーターが配設された加熱ロールと、当該加
熱ロールに圧接して配設された加圧ロールとを有し、そ
れらの間に被記録材を通過させることで被記録材を加熱
加圧して被記録材にトナー像を定着させるものが一般的
である。そして、上記加熱ロールは、その上限温度と下
限温度とが設定されていて、当該下限温度を下回ったら
ヒーターのスイッチが入って上限温度になるまで加熱さ
れるようになっており、それにより所定の温度範囲内に
設定されるようになっている。
【0006】
【従来の技術】ところで、上記画像形成装置では、画像
を形成するために必要なエネルギーは全て1つの商用電
源から電力として供給されており、その電力で、感光体
ドラムを回転駆動したり、被記録材を搬送したり、帯電
コロトロンや転写コロトロンに高電圧を印加したり、定
着手段に加熱用エネルギーを供給したりする必要があ
る。
【0007】従って、上記アナログ方式の画像形成装置
では、原稿画像の読み込みから被記録材上に当該画像を
形成するまでの動作は同期して行われて、定着手段が動
作するときにはその他の手段や部材も動作させる必要が
あるため、上記商用電源から供給される電力は分割して
割当てを決める必要があり、100V,15Aの商用電
源から定着手段に供給できる加熱用エネルギーとしては
最大でも700〜800W程度であった。
【0008】特に、原稿読取位置に複数の原稿を順次搬
送する自動原稿搬送手段や、画像が形成された被記録材
を仕分したり各部毎にステープル処理したりする後処理
手段等を有する画像形成装置においては、これらの手段
の動作に必要なエネルギーをも商用電源から供給する必
要があり、定着手段に供給できる加熱用エネルギーは更
に少なくならざるを得なかった。
【0009】また、特開昭60−191277号公報に
は、露光手段を有する画像形成装置においては、露光手
段の原稿走査キャリッジを加減速する際に大きな突入電
流が流れ、その突入電流により電力オーバとなる恐れが
あるため、当該原稿走査キャリッジの加減速時には定着
手段に供給する加熱用エネルギーをカットする技術が開
示されているが、この場合にも定着手段に供給できる加
熱用エネルギーは更に少なくならざるを得なかった。
【0010】それ故、上記アナログ方式の画像形成装置
においては、定着手段に700〜800W程度の一定値
以下の加熱用エネルギーしか供給できなかったので、例
えば、環境温度が低い状態で数百枚の画像を連続して形
成する場合、つまり定着手段に搬送される被記録材の温
度が低く、しかも、定着手段に連続して多数の被記録材
が搬送される場合、更に言いかえれば、単位時間当たり
に定着手段から奪われる熱量が極めて大きく、しかも、
長時間に渡って定着手段から熱が連続的に奪われる場合
に、定着手段の温度を所定の温度範囲内に制御するため
に十分な加熱用エネルギーを定着手段に供給することが
できなかった。
【0011】また、上記画像形成装置においては定着手
段に700〜800W程度の一定値以下の加熱用エネル
ギーしか供給できなかったので、単位時間当たりに形成
することができる画像の数を増やして装置の高速化を図
ろうとしても、1分間に20〜30程度までにしか高速
化することができなかった。
【0012】なお、ここ数年の間に、CCDセンサ等を
有する読取手段で原稿画像を読み取ったあと、その画像
を処理して被記録材上にデジタル画像を形成するデジタ
ル方式の画像形成装置が開発されているが、このデジタ
ル方式の画像形成装置でも定着手段には700〜800
W程度の一定値以下の加熱用エネルギーしか供給してい
なかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、数
百枚の画像を形成する時でも連続して画像を形成するこ
とができ、また、画像形成装置の画像形成速度を向上さ
せることができる画像形成装置を開発することを課題と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ト
ナー像が形成された被記録材を加熱して上記被記録上に
画像を形成する定着手段を有する画像形成装置におい
て、余剰電力を定着手段に加熱用エネルギーとして供給
する電力供給手段を設けた画像形成装置である。
【0015】本発明において、上記余剰電力とは、本来
定着手段の加熱用エネルギー以外に使用されるように割
当てられた電力を意味し、具体的には、商用電力が供給
できる電力と実際に画像形成装置が使用している電力と
の差の電力であり、その大きさは画像形成装置の動作状
態に応じて異なる。例えば、原稿を読み取る読取手段を
有する画像形成装置においては、原稿の読取を行ってい
ない状態では当該読取手段に割当てられた電力は使用さ
れておらず余剰電力となる。また、後処理手段を有する
画像形成装置においては、後処理を行っていない状態で
は当該後処理手段に割当てられた電力は使用されておら
ず余剰電力となる。更に、画像形成装置においては、そ
の立ち上げ時では感光体ドラム駆動手段部材等の画像形
成手段に割当てられた電力は使用されておらず余剰電力
となる。なお、装置立上げ時や加熱を中断する省エネモ
ードからの復帰時等の定着手段の加熱立ち上げ時に、上
記読取手段や後処理手段の動作を禁止して、その分の電
力を積極的に余剰電力として使用してもよい。
【0016】上記電力供給手段は、上記余剰電力を定着
手段に加熱用エネルギーとして供給できるものであれば
よく、例えば、読取手段を有する画像形成装置において
は、原稿の読取を行っていない状態では当該読取手段に
割当てられた電力を定着手段に加熱用エネルギーとして
供給すればよい。
【0017】そして、余剰電力を定着手段に加熱用エネ
ルギーとして供給する具体的な構成としては、例えば、
読取手段に割当てられた電力を定着手段に加熱用エネル
ギーとして供給する場合には、当該読取手段と定着手段
のヒータとのいずれか一方に電力を供給するスイッチン
グ回路を設け、当該スイッチング回路を読取手段の使用
/不使用に応じて切り替えるようにすればよい(当然、
読取手段を使用する場合には読取手段に電力を供給する
ように切り替え、読取手段を使用しない場合には定着手
段のヒータに電力を供給するように切り替える)。
【0018】また、読取手段を有する画像形成装置にお
いては、上記電力供給手段と共に、原稿の画像情報を記
憶する画像情報記憶手段を設けるとよい。
【0019】そして、上記画像形成装置では、原稿の読
取が終了したら、読取手段用の電力を加熱用エネルギー
として定着手段に供給すると共に、上記画像情報記憶手
段の記憶情報に基づいて画像を形成することで、2部目
以降の画像形成の際に高い加熱用エネルギーを定着手段
に供給することができる。
【0020】また、上記画像形成装置では、装置立ち上
げ時や加熱を中断する省エネモードからの復帰時等の定
着手段の加熱立ち上げ時にも原稿の読取を行ってその画
像情報を画像情報記憶手段に記憶させることで、当該原
稿の読取が終了したら、読取手段用の電力を加熱用エネ
ルギーとして定着手段に供給すると共に、上記画像情報
記憶手段の記憶情報に基づいて画像を形成することがで
き、1部目の画像形成の際においても高い加熱用エネル
ギーを定着手段に供給することができる。
【0021】ところで、上記定着手段は、トナー像が形
成された被記録材を加熱して当該被記録材上に画像を形
成できるものであればよく、例えば、内部にヒーターが
配設された加熱ロールと、当該加熱ロールに圧接して配
設された加圧ロールとで構成することができる。また、
上記加熱ロールの温度は所定の温度範囲内に制御されて
いればよく、例えば、上限温度と下限温度とが設定され
ていて、当該加減温度を下回ったらヒーターのスイッチ
が入って上限温度になるまで加熱されるように制御され
ていても、あるいは、環境温度や動作状態に応じて適当
な加熱エネルギー量で加熱するように制御されていても
よい。そして、好ましくは、画像形成枚数等を基に加熱
ロールから被記録材に取られる熱量を計算して、それに
応じた加熱エネルギーをヒータに供給するようにすれ
ば、ヒーターのスイッチング回数が減らせて、当該スイ
ッチングに伴う大きな突入電流の発生を制限でき、画像
形成動作の安定性を高めることができる。なお、上記加
熱エネルギー量の制御方式としては、複数のヒータを設
けて、各ヒータのON/OFFを独立に制御しても、1
本のヒータを設けて、当該ヒータのON時間比率(=O
N時間/(ON時間+OFF時間))を制御してもよ
い。そして、後者の制御を実現する方式としては、ヒー
タに交流電圧を印加すると共に、所定の周期毎に交流電
圧を間引く、いわゆるサイクルスチールにより制御する
方式がある。
【0022】そして、本発明の画像形成装置では、電力
供給手段により余剰電力を定着手段に加熱用エネルギー
として供給するようにしたので、当該加熱用エネルギー
を増加させて、定着手段の温度低下を抑えることができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】
[第一の実施の形態]本発明の第一の実施の形態に係る
画像形成装置を図1に示す。上記画像形成装置は、原稿
画像を読み取る読取手段1と、当該画像情報を基に用紙
(被記録材)上に画像を形成する画像形成手段と、画像
が形成された用紙を部毎にホチキス止めする後処理手段
3とを有する。
【0024】上記読取手段1は、原稿が載置されるプラ
テン1aと、当該プラテン1a上に複数の原稿を順次搬
送する自動原稿送り部材1bと、プラテン1a上の原稿
に光を照射する発光光源1cと、原稿による反射光を読
み取るCCDセンサ1dと、原稿による反射光をCCD
センサ1dに入射させるミラー1eと、上記露光光源1
cとミラー1eとを移動させて原稿を走査させる走査用
駆動モータとを有する。
【0025】上記画像形成手段は、上記CCDセンサ1
aにより読み込まれたデジタル画像情報を記憶する画像
情報記憶メモリ2aと、回転可能に保持された感光体ド
ラム2bと、当該感光体ドラ2bムに対向して配置され
高電圧が印加される帯電コロトロ2cンと、上記画像情
報記憶メモリ2aからの画像情報に応じて感光体ドラム
2bを露光して静電潜像を形成するレーザ露光部材2d
と、感光体ドラ2bムに対向して回転可能に配設された
現像ロールに現像電圧を印加して上記静電潜像を現像し
てトナー像を形成する現像部材2eと、当該感光体ドラ
ム2bに対向して配置されて高電圧が印加されることで
トナー像を用紙に転写する転写コロトロトン2fと、用
紙を加熱加圧して用紙にトナー像を定着させる定着部材
4と、用紙トレイ2hから定着部材2gまで用紙を搬送
する用紙搬送部材2iとを有する。
【0026】なお、以下の説明において、上記定着部材
4を除く画像形成手段の全てをトナー像形成部材2と呼
ぶ。
【0027】上記後処理手段3は、画像形成手段から排
出された用紙を引き込む一対の搬入ローラ3aと、部分
けや部毎にホチキス止めする用紙を収容する複数の後処
理トレイ3bと、部分けやホチキス止めしない用紙を収
容する排出トレイ3cと、搬入ローラ3aからこれらト
レイ3b,3cまで用紙を搬送する後処理用紙搬送部材
3dとを有する。
【0028】上記定着部材4は、図2に示すように、円
筒形状の加熱ロール4aと、当該加熱ロール4aに圧接
して配置された加圧ロール4bと、上記加熱ロール4a
内部に配設された1つのヒータ4cと、上記加熱ロール
4aの温度を検出する温度センサ4dと、当該温度セン
サ4dの出力に応じてヒータ4cに供給する加熱用電力
を制御する温度制御部材4eとからなる。
【0029】そして、これら読取手段1、トナー像形成
部材2、定着部材4並びに後処理手段3は電力供給手段
5によりその電力が供給されている。上記電力供給手段
5は、図2に示すように、100V,15Aの商用電源
に接続され、その電力を上記読取手段、トナー像形成部
材、定着部材並びに後処理手段に分配する電力分配部5
aと、画像形成装置の動作状態に応じて上記電力分配部
材5aによる電力の分配を制御する電力制御部5bとか
らなり、図1に示すように画像形成手段と一体的に配設
されている。上記電力制御部5bは、電源スイッチ6が
ONされた状態において、スタートスイッチ7のON履
歴、及び、読取手段1の読取動作に応じて、ノーマル立
上モード、読取立上モード、スタンバイモード、読取形
成モード及び形成モードの5つのモード状態をとる。
【0030】上記ノーマル立上モードは、図3に示すよ
うに、読取手段1、トナー像形成部材2及び後処理手段
3への電力の供給を禁止し、定着部材4にのみ電力を供
給するモードであり、この場合、電力分配部5aは読取
手段1、トナー像形成部材2及び後処理手段3に割当て
られた電力を定着部材4に供給することができる。そし
て、本発明の実施の形態では、上記ノーマル立上モード
における加熱用最大電力を1100Wに設定し、上記温
度制御部材4eは当該加熱用最大電力の全てをヒータ4
cに供給する。
【0031】上記読取立上モードは、トナー像形成部材
2及び後処理手段3への電力の供給を禁止し、読取手段
1と定着部材4に電力を供給するモードであり、この場
合、電力分配部5aはトナー像形成部材2及び後処理手
段3に割当てられた電力を定着部材4に供給することが
できる。そして、本発明の実施の形態では、上記読取立
上モードにおける加熱用最大電力を1100Wに設定
し、上記温度制御部材4eは当該加熱用最大電力の全て
をヒータ4cに供給する。
【0032】上記スタンバイモードは、読取手段1、ト
ナー像形成部材2及び後処理手段3への電力の供給を禁
止し、定着部材4に電力を供給するモードであり、この
場合、電力分配部5aは読取手段1、トナー像形成部材
2及び後処理手段3に割当てられた電力を定着部材4に
供給することができる。そして、本発明の実施の形態で
は、上記スタンバイモードにおける加熱用最大電力を2
00Wに設定し、上記温度制御部材4eは、温度センサ
4dの検出温度が下限温度TLを下回ったら当該加熱用
最大電力の全てをヒータ4cに供給し、上記検出温度が
上限温度THを上回ったらヒータ4cへの当該加熱用電
力の供給を停止する。
【0033】上記読取形成モードは、読取手段1、トナ
ー像形成部材2、定着部材4及び後処理手段3に電力を
供給するモードであり、加熱用最大電力は800Wに設
定されている。そして、本発明の実施の形態では上記読
取形成モードにおいて、上記温度制御部材4eは、温度
センサ4dの検出温度が下限温度TLを下回ったら当該
加熱用最大電力の全てをヒータ4cに供給し、上記検出
温度が上限温度THを上回ったらヒータ4cへの当該加
熱用電力の供給を停止する。
【0034】上記形成モードは、読取手段1への電力の
供給を禁止し、トナー像形成部材2、定着部材4及び後
処理手段3に電力を供給するモードであり、この場合、
電力分配部5aは読取手段1に割当てられた電力を定着
部材4に供給することができる。そして、本発明の実施
の形態では、上記形成モードにおける加熱用最大電力を
800Wに設定して、上記温度制御部材4eは、本モー
ドが切り替わった時の温度センサ4dの検出温度と下限
温度TLとの差を計算すると共に、本モードにおける画
像形成枚数を基に用紙に奪われる熱量を計算して、全て
の画像の形成が完了した時に加熱ロール4aの検出温度
が下限温度TLになるようにヒータ4cへの当該加熱用
電力を調整する。具体的には、上記温度制御部材4e
は、ヒータ4cに交流電圧を印加すると共に、当該交流
電圧波を所定の時間間隔毎に間引いてON時間比率(=
ON時間/(ON時間+OFF時間))を制御すること
で加熱用電力を制御する。そして、上記制御によりヒー
タ4cのスイッチング回数が減らせて、当該スイッチン
グに伴う大きな突入電流の発生を制限でき、画像形成動
作の安定性を高めることができる。
【0035】そして、上記電力制御部5bは、図4に示
すように、電源スイッチ6がONされると作動して(S
1,S2)、スタートスイッチ7が既に押されたか否か
を判断し(S3)、押されていた場合には読取立上モー
ドを選択する(S5)一方で、押されていない場合には
ノーマル立上モードを選択する(S4)。そして、上記
電力制御部5bは、一定の時間間隔毎に、装置が立ち上
がったか否かを確認して(S6)、立ち上がっていない
場合には、スタートスイッチ7が既に押されたか否かを
判断して上記モード選択を繰り返す(S3)。なお、上
記装置の立ち上りは、加熱ロール4aの温度が下限温度
L以上になったか否かで判断する。
【0036】また、上記電力制御部5bは、装置が立ち
上がったら、スタートスイッチ7が既に押されたか否か
を判断し、押されていた場合には画像を形成するサブル
ーチンに入る一方で、押されていない場合にはスタンバ
イモードを選択する(S8)。
【0037】更に、上記電力制御部5bは、上記サブル
ーチンにおいては、原稿の読取が完了したか否かを判断
し(S9)、読取が完了していない場合には読取形成モ
ードを選択する(S10)一方で、読取が完了している
場合には形成モードを選択する(S11)。そして、上
記電力制御部5bは、一定の時間間隔毎に、画像の形成
が完了したか否かを確認して(S12)、完了していな
い場合には原稿の読取が完了したか否かを判断して上記
モード選択を繰り返す(S9)一方で、完了した場合に
はメインルーチンに戻りスタンバイモードを選択する
(S8)。
【0038】最後に、上記電力制御部5bは、スタンバ
イモード(S8)状態においては、一定の時間間隔毎
に、スタートスイッチ7が既に押されたか否かを確認し
て上記サブルーチンとスタンバイモードとの選択を繰り
返す(S7)。
【0039】そして、本発明の実施の形態では、上記画
像形成装置を用いて2通りのテストを行った。
【0040】第一のテストは、低温状態において上記画
像形成装置を既に立ち上げた上で、50枚の原稿を読取
手段1にセットし、その原稿と同じ画像のものを画像形
成手段で20部形成し、つまり合計1000枚の画像を
形成し、更に、部毎にホチキス止めするものである。そ
の結果、上記画像形成装置では、図5に示すように、ス
タートスイッチ7が押されたら読取形成モードを実行
し、原稿の読取が終了したら形成モードを実行して、且
つ、上記形成モードにおいては画像形成装置の余剰電力
を定着部材4に加熱用電力として供給するようにしたの
で、低温状態において1000枚の画像を連続して形成
しても加熱ロール4aを所定の温度範囲内に保つことが
できた。
【0041】第二のテストは、低温状態において上記画
像形成装置が立ち上げ動作を行っている時に、50枚の
原稿を読取手段1にセットして20部の画像を形成し、
部毎にホチキス止めするものである。その結果、上記画
像形成装置では、図6に示すように、ノーマル立上モー
ドを実行している最中にスタートスイッチ7が押された
ら読取立上モードを実行し、更に、読取形成モード及び
形成モードを順次実行して、且つ、上記形成モードにお
いては画像形成装置の余剰電力を定着部材4に加熱用電
力として供給するようにしたので、低温状態において1
000枚の画像を連続して形成しても加熱ロール4aを
所定の温度範囲内に保つことができた。
【0042】従って、上記画像形成装置では、低温状態
において数百枚の画像を連続して形成することができ、
また、画像形成装置の画像形成速度を向上させることも
できる。
【0043】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の画像形成装置で
は、電力供給手段により余剰電力を定着手段に加熱用エ
ネルギーとして供給して、定着手段の定着手段の温度低
下を抑えることができるので、数百枚の画像を形成する
場合であっても連続して画像を形成することができ、ま
た、画像形成装置の画像形成速度を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の実施の形態に係る画像形成装置の概略
構成図。
【図2】 図1の画像形成装置の電源系統の説明図。
【図3】 図1の画像形成装置の電力制御部の各モード
の説明図。
【図4】 図1の画像形成装置の電力制御部の動作フロ
チャート。
【図5】 図1の画像形成装置の第一のテストにおける
動作シーケンス。
【図6】 図1の画像形成装置の第二のテストにおける
動作シーケンス。
【符号の説明】
1:読取手段、2a:画像情報記憶メモリ(画像情報記
憶手段)、4:定着部材(定着手段)、4a:加熱ロー
ル、4b:加圧ロール、4c:ヒータ、5:電力供給手
段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像が形成された被記録材を加熱し
    て上記被記録上に画像を形成する定着手段を有する画像
    形成装置において、 余剰電力を定着手段に加熱用エネルギーとして供給する
    電力供給手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿の画像を読み取る読取手段と、当該
    読取手段により読み込まれた画像情報を記憶する画像情
    報記憶手段とを有し、電力供給手段は、原稿の読取が終
    了したら、読取手段用の電力を加熱用エネルギーとして
    定着手段に供給することを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿の画像を読み取る読取手段と、当該
    読取手段により読み込まれた画像情報を記憶する画像情
    報記憶手段とを有し、定着手段の加熱立ち上げ時にも原
    稿の読取を行うと共に、電力供給手段は、原稿の読取が
    終了したら、読取手段用の電力を加熱用エネルギーとし
    て定着手段に供給することを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 定着手段は、内部にヒーターが配設され
    た加熱ロールと、当該加熱ロールに圧接して配設された
    加圧ロールとを有すると共に、画像形成枚数を基に加熱
    ロールから被記録材に取られる熱量を計算して、それに
    応じた加熱エネルギーをヒータに供給することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
JP8010731A 1996-01-25 1996-01-25 画像形成装置 Pending JPH09204115A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8010731A JPH09204115A (ja) 1996-01-25 1996-01-25 画像形成装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006082543A (ja) * 2004-08-05 2006-03-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成システム、画像形成装置および画像形成システムの制御方法
US7346309B2 (en) * 2004-08-05 2008-03-18 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Bookbinding system and image forming system
US7460801B2 (en) * 2005-05-09 2008-12-02 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with control of power distribution to heat fixing device
JP2016075850A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 キヤノン株式会社 画像形成装置及び画像形成システム

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